WO2013140704A1 - 電力変換装置 - Google Patents

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泰仁 田中
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Abstract

 半導体パワーモジュールを効率よく冷却しながら、全体の構成を小型化することができる電力変換装置を提供する。半導体パワーモジュール(4)と、前記半導体パワーモジュールの一方の面側に配置され、当該半導体パワーモジュールを冷却する冷却体(3)と、を備え、前記冷却体(3)は、前記半導体パワーモジュール取付位置に対向して設けられた冷却媒体を通流し相対する長辺及び短辺を有するチャンバー(13)と、該チャンバー(13)の一方の長辺側に冷却媒体を供給する冷却媒体供給部(14)と、前記チャンバーの他方の長辺側から冷却媒体を排出する冷却媒体排出部(15)とを備えている。

Description

電力変換装置
 本発明は、電力変換用の半導体スイッチング素子を内蔵した半導体パワーモジュールを冷却する冷却体を備えた電力変換装置に関する。
 この種の電力変換装置としては、特許文献1に記載された電力変換装置が知られている。この電力変換装置は、筐体内に、水冷ジャケットを配置し、この水冷ジャケット上に電力変換用の半導体スイッチング素子としてのIGBTを内蔵した半導体パワーモジュールを配置して冷却するようにしている。また、筐体内には、半導体パワーモジュールの水冷ジャケットとは反対側に所定距離を保って制御回路基板を配置し、この制御回路基板で発生する熱を、放熱部材を介して制御回路基板を支持する金属ベース板に伝達し、さらに金属ベース板に伝達された熱を、この金属ベース板を支持する筐体の側壁を介して水冷ジャケットに伝達するようにしている。ここで、水冷ジャケットとしては、長方形の一方の短辺側に冷却水入口配管と冷却水出口配管とが設けられ、冷却水入口配管から冷却水が長方形の一方の長辺に沿って流れ、長方形の他方の短辺側で折り返して他方の長辺に沿って流れて冷却水出口配管に達するU字形状の冷却水流路が形成されている。
 また、水冷ジャケットとしては、非特許文献1に記載されたものが知られている。この水冷ジャケットは、半導体パワーモジュールの下面に形成したピン-フィンを挿通するピン-フィン挿通領域の長手方向の一方の端面に給水口及び排水口を設ける場合には、流速が不均一となるとともに、部分的に渦流が発生する。このため、冷却能力が低下する箇所が発生するとともに、圧力損失が大きくなり、冷媒を循環させるポンプに必要以上の能力が要求されるといった問題がある。また、ピン-フィン挿通領域の長手方向の両端面すなわち短辺側における対角線位置に給水口及び排水口を設けた場合には、給水口から給水される冷却水の多くがピン-フィン挿通領域の側壁に沿って進むことになり、この部分の流速は速いが給水口とは反対側の側壁では流速が遅くなるので流速差が大きくなり、半導体パワーモジュール内部に搭載された各IGBTやダイオードの冷却能力にバラツキが生じるといった問題がある。このため、図17に示すように、水冷ジャケット100に、半導体パワーモジュール101の底面側に形成した冷却フィンを挿通するピン-フィン挿通領域102を形成する。このピン-フィン挿通領域102の一方の長辺側の中央位置に給水口103を設けるとともに、他方の長辺側の中央部近くの底面に排水口104を設けることにより、圧力損失を少なくして冷却効果を向上させることが提案されている。また、半導体パワーモジュール101の上面側には半導体パワーモジュール101に内装された半導体スイッチング素子を駆動制御する回路部品を実装したプリント基板105が装着されると共に、平滑用のコンデンサ106が接続される。
特許第4657329号公報
F.Nagaune,H.Gohara,S.Adachi,H.Shibata,A.Morozumi and A.Nishiura:"Small Size and High Thermal Conductivity IGBT Module for Automotive Applications",Proceeding PCIM Europe 2011 conference pp.785-pp.790. 17-19 May 2011 Nuremberg,Germany.
 ところで、上記特許文献1に記載された従来例にあっては、水冷ジャケット内にU字状の冷却水通路を形成するようにしているが、冷却水通路の長さが長くなるので、冷却水入口配管側と冷却水出口配管側とでの冷却水温度差が大きくなり、冷却水入口と冷却水出口とでの冷却効果が異なるという未解決の課題がある。
 また、非特許文献1に記載された従来例にあっては、圧力損失が少ないため必要以上の冷媒循環能力を持つポンプが不要となり,かつ,流速分布が比較的均一化されるため半導体パワーモジュール内部の各々の半導体の冷却効果が均一化されるが、排水口104が水冷ジャケット100の下面側に設けられているで、例えば水冷ジャケット100の下面側に平滑用のコンデンサ106を配置することができず、図18に示すように、水冷ジャケット100の側面側に平滑用コンデンサ106を配置する他はない。このため、電力変換装置の構成が大型化するという未解決の課題がある。
 そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、半導体パワーモジュールを効率よく冷却しながら、全体の構成を小型化することができる電力変換装置を提供することを目的としている。
 上記目的を達成するために、本発明に係る電力変換装置の第1の態様は、半導体パワーモジュールと、前記半導体パワーモジュールの一方の面側に配置され、当該半導体パワーモジュールを冷却する冷却体と、を備えている。そして、前記冷却体は、前記半導体パワーモジュール取付位置に対向して設けられた冷却媒体を通流し相対する長辺及び短辺を有するチャンバーと、該チャンバーの一方の長辺側に冷却媒体を供給する冷却媒体供給部と、前記チャンバーの他方の長辺側から冷却媒体を排出する冷却媒体排出部とを備えている。
 この構成によると、冷却媒体供給部がチャンバーの一方の長辺側に冷却媒体を分散させて供給することができ、冷却媒体供給部から供給される冷却媒体がチャンバーの一方の短辺に沿って直接流れることがなく、チャンバーを短手方向通過した冷却媒体は対角側の冷却媒体排出部に流れる。このため、チャンバー内での冷却媒体の流速差を少なくし、且つ圧力損失を抑制し、半導体パワーモジュールに対して効率のよい冷却を行うことができる。
 また、本発明に係る電力変換装置の第2の態様は、直流電力を平滑化するコンデンサと、該コンデンサの平滑化された直流電力を交流電力に変換する矩形状の半導体パワーモジュールと、一方の冷却面に前記半導体パワーモジュールを配置し、他方の冷却面に前記コンデンサを配置して、前記半導体パワーモジュール及び前記コンデンサを冷却する冷却体と、を備えている。そして、前記半導体パワーモジュールは、前記冷却体とは反対側の矩形面側における一方の長辺側に前記コンデンサとの間の電気的接続部を接続する接続端子を有し、前記冷却体は、前記電気的接続部を挿通する挿通部と、前記半導体パワーモジュールに対向し、且つ一方の長辺が前記挿通部に対向して冷却媒体を通流し、相対する長辺及び短辺を有するチャンバーと、該チャンバーの一方の長辺側に冷却媒体を供給する冷却媒体供給部と、前記チャンバーの他方の長辺側から冷却媒体を排出する冷却媒体排出部とを有する。
 この構成によると、前述した第1の態様に加えて、冷却体の一方の冷却面に半導体パワーモジュールを配置し、他方の冷却面に平滑用のコンデンサを配置し、冷却体にコンデンサ及び半導体パワーモジュールの端子間を接続する電気的接続部を挿通する挿通部が形成されているので、全体の構成を小型化することができる。
 また、本発明に係る電力変換装置の第3の態様は、前記冷却体が、前記チャンバー内に複数の冷却ピン及び複数のブレードの一方が冷却媒体の通流方向に配列された構成を有する。
 この第3の態様によると、チャンバー内に複数の冷却ピン及び複数のブレードの一方が配置されているので、冷却媒体との接触面積を広くして効率よく冷却を行うことができる。
 また、本発明に係る電力変換装置の第4の態様は、前記冷却体が、前記チャンバーの前記半導体パワーモジュールとの対向面を開口し、前記半導体パワーモジュールが、前記チャンバーとの対向面に、当該チャンバー内に挿通される複数の冷却ピン及び複数のブレードの一方が冷却媒体の通流方向に配列された構成を有する。
 この第4の態様によると、半導体パワーモジュールの底面に冷却ピン及びブレードの一方が形成され、これが冷却体のチャンバー内に挿通されているので、半導体パワーモジュールをより効率よく冷却することができる。
 また、本発明に係る電力変換装置の第5の態様は、前記冷却体に固定され、前記半導体パワーモジュール及び前記実装基板を囲む第1の筐体を備え、該第1の筐体には、前記半導体パワーモジュールに形成された直流接続端子及び交流接続端子を外部機器に接続する外部接続端子が設けられている。
 この第5の態様によると、前記冷却体に第1の筐体を固定し、この第1の筐体で半導体パワーモジュール及び実装基板を囲むので、半導体パワーモジュール及び実装基板を密閉することができ、防塵および防水効果を発揮することができ、自動車等に搭載することが可能となる。
 また、本発明に係る電力変換装置の第6の態様は、前記第1の筐体は、前記半導体パワーモジュール及び前記実装基板の側面を囲み一方の開放端面が前記冷却体に固定された筒体と、該筒体の前記実装基板側の他方の開放端面を塞ぐ蓋体とで構成されている。
 この第6の態様によると、第1の筐体が筒体と蓋体とで構成されているので、筒体の他端を開放した状態で、筒体を冷却体に固定することにより、半導体パワーモジュールと筒体に形成された外部接続端子との電気的接続を容易に行うことができる。そして、電気的接続が完了した時点で筒体の他端を蓋体で閉じて内部を密封する。
 また、本発明に係る電力変換装置の第7の態様は、前記冷却体の前記第1の筐体とは反対側に連結された前記コンデンサを囲む第2の筐体を備えている。
 この第7の態様によると、コンデンサを第2の筐体で囲むので、第2の筐体を熱伝導率の高い材料で形成することにより、冷却体により第2の筐体を介してコンデンサの側面を冷却することができる。
 また、本発明に係る電力変換装置の第8の態様は、前記冷却媒体供給部が、前記チャンバーの一方の長辺に対向する冷却体端面における当該チャンバーの一方の短辺より外側位置から前記チャンバーの長辺側に冷却媒体を供給する。
 この第8の態様によると、冷却媒体供給部でチャンバーの一方の長辺側に一方のチャンバーの短辺より外側から冷却媒体を供給するので、一方の短辺にのみ沿って冷却媒体が流れることを阻止して冷却媒体をチャンバーの一方の長辺側へ分散供給することができる。
 また、本発明に係る電力変換装置の第9の態様は、前記冷却媒体排出部が、前記チャンバーの他方の長辺に対向する冷却体端面における前記冷却媒体供給部との対角位置に設けられ、当該チャンバーの他方の長辺側から冷却媒体を排出する。
 この第9の態様によると、冷却媒体供給部からチャンバー内に分散されて供給された冷却媒体が他方の長辺側に達したときに、冷却媒体排出部で流路抵抗を変えずに集約して排出することができる。
 また、本発明に係る電力変換装置の第10の態様は、前記チャンバーと前記冷却媒体供給部及び前記冷却媒体排出部との間に冷却媒体供給側液溜まり部及び冷却媒体排出側液溜まり部を形成している。
 この第10の態様によると、冷却媒体供給部から供給される冷却媒体が冷却媒体供給側液溜まり部に一旦溜められるので、チャンバーの長辺側に均一に冷却媒体を供給することができる。同様に、チャンバーの他方の長辺から排出される冷却媒体が冷却媒体排出側液溜まり部に一旦溜められるので、チャンバーの他方の長辺側での流路抵抗に偏りが生じることがなく、チャンバー内で冷却媒体を偏ることなく均一に流すことができる。
 また、本発明に係る電力変換装置の第11の態様は、前記冷却媒体供給部が、前記冷却媒体供給側液溜まり部との間に前記チャンバーの中央部に向かう供給用傾斜通路が設けられた構成を有する。
 この第11の態様によると、供給側傾斜通路によって、冷却媒体を冷却媒体供給側液溜まり部に斜めに供給することができ、圧力損失の大きい折れ曲がり通路部を無くして圧力損失を低減できると共に、チャンバーの長辺に沿う冷却媒体供給側液溜まり部で均一な冷却媒体流を形成することができる。
 また、本発明に係る電力変換装置の第12の態様は、前記冷却媒体排出部が、前記冷却媒体排出側液溜まり部との間に前記チャンバーの中央部から当該冷却媒体排出部に向かう排出側傾斜通路が設けられた構成を有する。
 この第12の態様によると、チャンバーの長辺から排出される冷却媒体が冷却媒体排出側液溜まり部に一旦収容され、その後に排出側傾斜通路を通じて冷却媒体排出部に排出されるので、圧力損失の大きい折れ曲がり流路部がなく圧力損失を低減できると共に、チャンバーの長辺に沿う冷却媒体供給側液溜まり部から均一な冷却媒体流で冷却媒体を排出することができる。
 また、本発明に係る電力変換装置の第13の態様は、前記冷却体の冷却媒体排出部の近傍温度を検出する温度検出部を設けている。
 この第13の態様によると、冷却媒体排出部の近傍に温度検出部を設けるので、この温度検出部で検出した温度から半導体温度を推定し、より確実な半導体の過熱保護が可能となる。
 また、本発明に係る電力変換装置の第14の態様は、前記冷却体の冷却媒体供給部の近傍温度を検出する温度検出部を設けている。
 この第14の態様によると、冷却媒体供給部の近傍に温度検出部を設けるので、この温度検出部で検出した温度から半導体温度を推定し、より確実な半導体の過熱保護が可能となる。
 本発明によれば、冷却媒体供給部によりチャンバーの長辺に対向する冷却体端部におけるチャンバーの一方の長辺側に冷却媒体を分散させて供給するので、冷却媒体供給部から供給される冷却媒体がチャンバーの一方の短辺側に集中して流れることがなく、チャンバーの長辺の全域に亘って分散させて供給することができ、チャンバーを通過した冷却媒体は対角側の冷却媒体排出部に流れる。このため、チャンバー内での冷却媒体の流速差を少なくすると共に、圧力損失を抑制し、半導体パワーモジュールに対して効率のよい冷却を行うことができる。
電力変換装置の電気的構成を示す回路図である。 本発明に係る電力変換装置の主要部を示す側面図である。 図2の分解斜視図である。 半導体パワーモジュールの内部構成を示す透視図である。 半導体パワーモジュールの冷却ピンを示す底面側の斜視図である。 冷却体を示す平面図である。 図6の冷却体に半導体パワーモジュールを装着した状態の冷却ピン配置を仮想線で示す平面図である。 半導体パワーモジュールを装着した状態のチャンバーの部分断面図である。 本発明の第2の実施形態を示す冷却体平面図である。 図9の冷却体に半導体パワーモジュールを装着した状態の冷却ピン配置を仮想線で示す平面図である。 図9の冷却体に半導体パワーモジュールを装着した状態を透視状態で示す平面図である。 本発明に係る電力変換装置の第3の実施形態を示す一部を断面とした側面図である。 図12の分解斜視図である。 図12の変形例を示す分解斜視図である。 本発明に係る電力変換装置の第3の実施形態を示す分解斜視図である。 半導体パワーモジュールの冷却フィンの変形例を示す底面側の斜視図である。 従来例を示す分解斜視図である。 従来例の組立て状態を示す側面図である。
 以下、本発明の実施の形態を図面について説明する。
 図1は電力変換装置の電気的構成を示す回路図、図2は本発明に係る電力変換装置の主要部を示す正面図、図2は図1の分解斜視図である。
 電力変換装置1の電気的構成は、図1に示すように、バッテリ等の直流電源Vbと、この直流電源Vbの直流電力を平滑化する平滑用コンデンサCと、コンデンサCで平滑化された直流電力を3相交流電力に変換するインバータ部INとを備えている。
 インバータ部INは、正極側ラインLp及び負極側ラインLn間に、半導体スイッチング素子としての絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)UT及びXTの直列回路と、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)VT及びYTの直列回路と、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)WT及びZTの直列回路とが並列に接続されている。
 各絶縁ゲートバイポーラトランジスタUT~WT及びXT~ZTのそれぞれと逆並列にフリーホイールダイオードUD~WD及びXD~ZDが接続されている。ここで、絶縁ゲートバイポーラトランジスタUT、VT及びWTとフリーホイールダイオードUD、VD及びWDとで上アーム部UAが構成されている。また、絶縁ゲートバイポーラトランジスタXT、YT及びZTとフリーホイールダイオードXD、YD及びZDとで下アーム部DAが構成されている。
 そして、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)UT及びXTの接続点がU相交流出力端子TUに接続され、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)のVT及びYTの接続点がV相交流出力端子TVに接続され、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)のWT及びZTの接続点がW相交流出力端子TWに接続されている。
 一方、電力変換装置1の主要部の機械的構成は、図2及び図3に示すように、矩形上面を有する扁平な直方体のケース体2aを有する前述した平滑用コンデンサCを構成するコンデンサ2と、このコンデンサ2の上面に配置された冷却体3と、この冷却体3の上面に配置された前述したインバータ部INを構成する半導体パワーモジュール4と、この半導体パワーモジュール4上に載置された実装基板としてのプリント配線基板5とを備えている。
 コンデンサ2は、ケース体2a内に例えばプラスチックフィルムを積層して形成したプラスチックフィルムコンデンサが内装されている。そして、図2に示すように、ケース体2aの上面におけるY方向の両端面にそれぞれ雌ねじを形成した取付フランジ部2b及び2cがY方向に突出形成されていると共に、上面における取付フランジ部2c側のX方向の中央部に、正負極の外部接続端子板P及びNが上方に延長して突出形成されている。
 半導体パワーモジュール4は、図4及び図5に示すように、合成樹脂材で構成されたケース体4aと、このケース体4aの底面に配置された熱伝導率の高いアルミニウム、アルミニウム合金、銅等の熱伝導率の高い金属材料で形成された冷却板部4bとを有する。このケース体4a内には、図4に示すように、前述したインバータ部INの上アーム部UAを構成する絶縁ゲートバイポーラトランジスタUT~WT及びフリーホイールダイオードUD~WDと、下アーム部DAを構成する絶縁ゲートバイポーラトランジスタXT~ZT及びフリーホイールダイオードXD~ZDとを配置している。また、後述する冷却体3の冷却媒体排出部15に対向する位置に温度センサTSが配置されている。
 また、ケース体4aの上面には、一方の長辺にコンデンサ2の外部接続端子板P及びNが接続される直流入力端子TP及びTNが形成されていると共に、他方の長辺に交流出力端子TU、TV及びTWが形成されている。
 ここで、上アーム部UAを構成する絶縁ゲートバイポーラトランジスタXT~WTは交流出力端子TU~TW側に配置され、フリーホイールダイオードUD~WDは直流入力端子TP及びTN側に配置されている。一方、下アーム部DAを構成する絶縁ゲートバイポーラトランジスタXT~ZTは直流入力端子TP及びTN側に配置され、フリーホイールダイオードXD~ZDは交流出力端子TU~TW側に配置されている。
 さらに、冷却板部4b下面には、図4及び図5に示すように、多数の冷却フィンとしての冷却ピン4cが形成されている。これら冷却ピン4cは、図4に示すように、ケース体4aに内装された絶縁ゲートバイポーラトランジスタUT~WT、XT~ZT及びフリーホイールダイオードUD~WD、XD~ZDの配置位置を囲む矩形領域に形成されている。
 また、ケース体4aの上下面の4隅には取付ねじ6を挿通する貫通孔7がそれぞれ形成されている。さらに、ケース体4aの上面には、各貫通孔7の内側に4本の基板支持部8が突出形成されている。
 プリント配線基板5は、半導体パワーモジュール4の基板支持部8の上面に載置し、4隅に形成された貫通孔9内に取付ねじ10を挿通することによって基板支持部8上に固定されている。このプリント配線基板5には、半導体パワーモジュール4に内蔵されている各絶縁ゲートバイポーラトランジスタUT~WT及びXT~ZTのゲートに供給するゲート信号を形成する駆動回路、各絶縁ゲートバイポーラトランジスタUT~WT及びXT~ZTを制御する制御回路、駆動回路及び制御回路に電源を供給する電源回路等が実装されている。
 冷却体3は、図6~図8に示すように、例えばアルミニウム、アルミニウム合金等の熱伝導率の高い金属材料で形成されたケース体11を有する。このケース体11には、上面中央部に、半導体パワーモジュール4の多数の冷却ピン4cを挿通する矩形の開口12が形成されている。また、ケース体11には、開口12の内側に半導体パワーモジュール4の冷却ピン4cが挿通されて冷却媒体が通流される平面から見て相対する長辺LS1,LS2及び短辺SS1,SS2を有する矩形で扁平な直方体状の空間でなるチャンバー13が形成されている。
 さらに、ケース体11には、チャンバー13の一方の長辺LS1に対向する前端におけるチャンバー13の一方の短辺SS2より外側位置にチャンバー13の短辺SS2と平行な冷却媒体供給部14が形成されている。すなわち、チャンバー13の一方の長辺LS1とは直接対向しない短辺SS2の外側のケース体前端に冷却媒体供給部14が形成されている。
 また、ケース体11には、チャンバー13の他方の長辺LS2に対向する後端における他方の短辺SS1より外側位置にチャンバー13の短辺SS1と平行な冷却媒体通路15aを有する冷却媒体排出部15が形成されている。すなわち、チャンバー13の他方の長辺LS2とは直接対向しない短辺SS1の外側のケース体後端に冷却媒体供給部14が形成されている。つまり、冷却媒体供給部14及び冷却媒体排出部15は、チャンバー13の対角位置の外側となる前端及び後端に形成されている。
 ここで、冷却媒体としては、電力変換装置1を自動車に搭載する場合には、冷却媒体供給源としてのラジエータから供給される不凍液等の冷却水でなる液体冷媒が適用され、冷却媒体供給部14及び冷却媒体排出部15がそれぞれラジエータや冷媒循環ポンプ等に接続されている。電力変換装置1を他の装置に搭載する場合には、冷却媒体供給部14及び冷却媒体排出部15を任意の冷却媒体供給源に接続する。
 また、ケース体11内には、チャンバー13の両長辺に対向する位置に冷却媒体供給側液溜まり部となる供給側マニホールド部16と冷却媒体排出側液溜まり部となる排出側マニホールド部17が形成されている。
 そして、供給側マニホールド部16は、冷却媒体通路18を通じて冷却媒体供給部14に連結されている。この冷却媒体通路18は、冷却媒体供給部14に連結されてケース体11に沿って延長する直線部18aと、この直線部18aの供給側マニホールド部16に対向する端部から直角に折れ曲がって供給側マニホールド部16に達する直線部18bとを有する。
 また、排出側マニホールド部17は、冷却媒体通路19を通じて冷却媒体排出部15に連結されている。冷却媒体通路19は、冷却媒体排出部15に連結されてケース体11に沿って延長する直線部19aと、この直線部19aの排出側マニホールド部17に対向する端部から直角に折れ曲がって排出側マニホールド部17に達する直線部19bとを有する。
 ここで、チャンバー13の深さは、図8に示すように、半導体パワーモジュール4に形成された冷却ピン4cの突出長さより僅かに深いか同程度に形成され、半導体パワーモジュール4を冷却体3に装着した際に、チャンバー13の底部の流路抵抗が小さくなりすぎないようにしている。
 また、供給側マニホールド部16は、図8に示すように、チャンバー13の深さより深く形成され、チャンバー13より下側で冷却媒体通路18と連結されている。排出側マニホールド部17についても図示しないが図8と同様に、チャンバー13の深さより深く形成され、チャンバー13より下側で冷却媒体通路19と連結されている。
 さらに、ケース体11の上面には、図8に示すように、開口12の周囲に環状溝20が形成され、この環状溝20内にOリング21が挿入され、このOリング21によって冷却媒体の開口12からの漏出を防止している。そして、ケース体11の開口12の4隅に対応する環状溝20の外側に雌ねじ部22が形成されている。
 また、ケース体11のチャンバー13の長辺LS2に対向するY方向後端部には、図7に示すように、コンデンサ2の外部接続端子板P及びNを挿通する挿通部としての切欠部23が前方に延長して形成されている。さらに、ケース体11のY方向前端及び後端には、コンデンサ2の取付フランジ部2b及び2cに対向する位置に挿通孔24aを形成した取付フランジ部24b及び24cが形成されている。
 そして、コンデンサ2と冷却体3とを、コンデンサ2の取付フランジ部2b及び2cに冷却体3の取付フランジ部24b及び24cを接触させた状態で、取付ねじ25で固定する。
 また、冷却体3と半導体パワーモジュール4とは、冷却体3の開口12に半導体パワーモジュール4の冷却ピン4cを挿通して冷却体3の上面に半導体パワーモジュール4の下面を接触させた状態で、取付ねじ6を半導体パワーモジュール4の貫通孔7を通じて冷却体3の雌ねじ部22に螺合させて締付けることにより固定される。
 次に、上記第1の実施形態の動作を説明する。
 先ず、電力変換装置1の主要部を組み立てるには、先ず、コンデンサ2上に冷却体3をコンデンサ2の外部接続端子板P及びNが冷却体3の切欠部23を通じて上方に突出するように載置する。そして、コンデンサ2の取付フランジ部2b及び2cに冷却体3の取付フランジ部23b及び23cを重ね合わせた状態で、上方から取付ねじ25を冷却体3の挿通孔23aを通じてコンデンサ2の取付フランジ部2b及び2cに形成された雌ねじ部2dに螺合して締め付ける。これにより、コンデンサ2の上面が冷却体3の下面に密着されて固定される。
 次いで、又はその前に、冷却体3の上面に半導体パワーモジュール4を、その交流出力端子TU~TW側を供給側マニホールド部16側とし、直流入力端子TP及びTN側を排出側マニホールド部17側とし、さらに冷却ピン4cが冷却体3の開口12を通じてチャンバー13内に挿通されるように載置する。この状態で、半導体パワーモジュール4の上方から取付ねじ6を半導体パワーモジュール4の貫通孔7を通じて冷却体3に形成した雌ねじ部22に螺合させて締め付ける。これにより、冷却体3の環状溝20に挿通されたOリング21が半導体パワーモジュール4の下面によって押圧されて変形し、冷却体3の開口12からの冷却媒体の漏出を防止する。
 そして、コンデンサ2の外部接続端子板P及びNを、導電板CPを介して半導体パワーモジュール4の直流入力端子TP及びTNにねじ止めする。
 その後又はその前に、半導体パワーモジュール4の上面に形成した基板支持部8に、半導体パワーモジュール4に内装されたインバータ部INの各絶縁ゲートバイポーラトランジスタUT~WT及びXT~ZTを駆動制御する電源回路、制御回路及び駆動回路を実装したプリント配線基板5を取付ねじ10によって固定する。このとき、半導体パワーモジュール4の各絶縁ゲートバイポーラトランジスタUT~WT及びXT~ZTのゲートとプリント配線基板5に実装された駆動回路とを図示しない接続端子によって電気的に接続する。
 以上によって、図2に示すように、電力変換装置1の主要部が構成される。
 そして、電力変換装置1の収容部の半導体パワーモジュール4の直流入力端子TP及びTNをバッテリ等の直流電源Vbに接続し、半導体パワーモジュール4の交流出力端子TU~TWを例えば自動車を駆動する電動モータに接続する。
 また、冷却体3の冷却媒体供給部14及び冷却媒体排出部15をラジエータや冷媒循環ポンプ等の冷却媒体供給源に接続する。
 この状態で、直流電源Vbの直流電力を平滑用のコンデンサ2で平滑化することができ、この平滑化された直流電力を半導体パワーモジュール4に内装されたインバータ部INに供給する。そして、プリント配線基板5に実装した電源回路、制御回路及び駆動回路によって、半導体パワーモジュール4に内装された絶縁ゲートバイポーラトランジスタUT~WT及びXT~ZTを駆動制御することにより、半導体パワーモジュール4の交流出力端子TU~TWから出力される三相交流電力が電動モータに供給されて、電動モータが回転駆動される。
 また、電動モータを使用して回生制動する場合には、電動モータで発電される交流電力をインバータ部INに供給し、このインバータ部INを制御回路でコンバータとして制御することにより、直流電力に変換して直流電源Vbに回生することができる。
 このように、半導体パワーモジュール4の絶縁ゲートバイポーラトランジスタUT~WT及びXT~ZTを駆動することにより、これら絶縁ゲートバイポーラトランジスタUT~WT及びXT~ZTで発熱することになる。
 しかしながら、半導体パワーモジュール4の底面に形成された冷却ピン4cが冷却体3のチャンバー13内に挿通されている。このチャンバー13は、供給側マニホールド部16及び冷却媒体通路18を介して冷却媒体供給部14に連結されている。
 このため、冷却体3の冷却媒体供給部14に供給される冷却媒体は冷却媒体通路18を通じて供給側マニホールド部16に供給され、この供給側マニホールド部16で冷却媒体を一旦液溜めてからチャンバー13の長辺の全域に冷却媒体が供給される。
 すなわち、チャンバー13内では半導体パワーモジュール4の底面に形成された多数の冷却ピン4cが挿通されているので流路抵抗が大きい。このため、冷却媒体供給部14から冷却媒体通路18を通じて供給側マニホールド部16に供給された冷却媒体は、供給側マニホールド部16の全域に冷却媒体が行き渡って供給側マニホールド部16の全体の圧力が高まってからチャンバー13の長辺側に冷却媒体が供給される。したがって、チャンバー13の長辺の全域で略等しい流量と流速で冷却媒体が供給され、この冷却媒体がチャンバー13の短手方向へ流れる。
 この結果、チャンバー13内で冷却媒体の流速が偏ることなく、略等しい流速でチャンバー13内を冷却媒体が通過する。このため、半導体パワーモジュール4の冷却ピン4cを効率よく冷却することができ、半導体パワーモジュール4の各絶縁ゲートバイポーラトランジスタUT~WT及びXT~ZTの冷却を効率よく行うことができる。したがって、半導体パワーモジュール4の温度上昇を効率よく抑えることができる。
 これと同時に、コンデンサ2の上面が冷却体3に直接接触されているので、コンデンサ2の発熱も冷却することができる。
 そして、チャンバー13から排出される冷却媒体は一旦排出側マニホールド部17に液溜めされてから冷却媒体通路19を通って冷却媒体排出部15から冷却媒体供給源に戻される。
 このように、上記第1の実施形態によると、冷却体3で、半導体パワーモジュール4の冷却ピン4cを挿通するチャンバー13の一方の長辺側における一方の短辺側より外側に冷却媒体供給部14を配置し、この冷却媒体供給部14に供給される冷却媒体をチャンバー13内に一方の長辺側から供給し、他方の長辺側から排出される冷却媒体を冷却媒体供給部14とはチャンバー13を挟んで対角位置に配置した冷却媒体排出部15から排出する。このため、冷却媒体がチャンバー13の一方の長辺側から他方の長辺側へすなわち短手方向へ流れることになり、チャンバー13内での冷却媒体の流速を長手方向の全域で均一化することができる。したがって、チャンバー13によって半導体スイッチング素子を内装した半導体パワーモジュール4を効率よく冷却することができる。
 しかも、冷却体3は、冷却媒体供給部14及び冷却媒体排出部15が2次元平面上の前端及び後端の対角位置に配置され、冷却体3の上下面に突出部が形成されないので、冷却体3の一方の面に半導体パワーモジュール4を、他方の面に平滑用のコンデンサ2を配置することができ、1つの冷却体3で半導体パワーモジュール4及びコンデンサ2の双方を効率よく冷却することができる。
. さらに、半導体パワーモジュール4の絶縁ゲートバイポーラトランジスタUT~WT、XT~ZT及びフリーホイールダイオードUD~WD、XD~ZDに対向して配置された冷却ピン4cが冷却体3のチャンバー13内に直接浸漬されている。このため、冷却ピン4cを直接冷却媒体で冷却できると共に、冷却部位の表面積を大きくすることができる。したがって、半導体パワーモジュール4をより効率よく冷却することができる。
 また、冷却体3のチャンバー13の一方の長辺側に冷却媒体供給側液溜まり部となる供給側マニホールド部16を配置し、チャンバー13の他方の長辺側に冷却媒体排出側液溜まり部となる排出側マニホールド部17を配置している。このため、供給側マニホールド部16で冷却媒体を一旦貯留することができ、チャンバー13の長辺方向でより均一な流速で冷却媒体を供給することができる。また、チャンバー13の排出側でも排出側マニホールド部17でチャンバー13の長辺方向から流出する冷却媒体を一旦貯留するので、チャンバー13の排出側で部分的に流路抵抗が大きくなることを防止して、冷却媒体の排出を円滑に行うことができる。
 また、コンデンサ2の外部接続端子板P及びNを冷却体3の後端側に形成した切欠部23を通じて上方に突出させ、外部接続端子板P及びNと半導体パワーモジュール4の直流入力端子TP及びTNとを近接させることができ、コンデンサ2と半導体パワーモジュール4との間の電気配線の長さを低減でき、配線インダクタンスの低減が可能になる。これにより、半導体パワーモジュール4に内蔵される絶縁ゲートバイポーラトランジスタUT~WT及びXT~ZTがオフ状態となって電流を遮断する際に、絶縁ゲートバイポーラトランジスタUT~WT及びXT~ZTに生じるスパイク電圧の大きさを低減することができる。したがって、絶縁ゲートバイポーラトランジスタUT~WT及びXT~ZTを過電圧保護するためのスナバー回路の大きさの低減、あるいはスナバー回路を省略することが可能となり、装置全体の小型化に寄与することができる。
 また、冷却媒体による冷却方式を再使用した電力変換装置において、冷却媒体の温度Tw(℃)に対する半導体の温度上昇幅ΔTj-w(K)は、前述した非特許文献1に記載されているように、冷却媒体と半導体との間に存在する部材の熱抵抗Rj-w(K/W)によって決まり、半導体温度Tj(℃)は、半導体の損失をP(W)とすると、以下の数式で表せる。
 Tj(℃)=ΔTj-w(K)+Tw(℃)
      =Rj-w(K/W)×P(W)+Tw(℃)
 この関係を用いて、電力変換装置の破壊を防ぐ目的で、半導体温度Tj(℃)を推定することにより、電力変換装置を構成する半導体の過熱保護を行う手法が知られている。半導体の温度推定手法としては、例えば特許第3075303号公報に記載されているように、予め熱抵抗Rj-wを装置のマイクロコンピュータ等で記憶しておき、マイクロコンピュータで、電力変換装置の運転状況に応じて半導体損失P(W)を計算して、上記式に基づき、半導体の温度上昇幅ΔTj-w(K)を計算する。
 次いで、基準となる冷却媒体の温度Tw(K)を検出し、計算した温度上昇幅ΔTj-w(K)に検出した温度Tw(K)を加算することにより、半導体温度Tj(K)を推定する。この場合、基準となる温度Tw(K)は、温度検出素子であるサーミスタ等で検出した値であるが、その値が推定する温度Tjの基準となるため、冷却媒体の温度の検出は、重要な要素となる。
 さて、前記冷却媒体の冷却方式を採用した電力変換装置では、前記非特許文献1にも記載されているように、冷却媒体の供給口よりも排出口の方が冷却媒体の温度Twが高くなる。しかるに、冷却媒体の温度Tw(K)を検出するサーミスタ等の温度検出素子を冷却媒体の排出口付近に設けて、排出口付近の冷却媒体の温度Tw(K)を検出し、その検出値を基に、上述の式や推定方法で半導体温度を推定することで、より確実な半導体の過熱保護が可能となる。
 なお、サーミスタ等の温度センサTSは、図4に示したように、半導体パワーモジュール内部に備え付けてもよいし、図示しないが、冷却媒体排出口近傍の冷却体3の表面等に備え付けてもよい。冷却媒体方式を用いた半導体電力変換装置では、半導体の発熱は、例えば図7において、半導体パワーモジュール4の短手方向や長手方向の平面的に伝わる熱量よりも、奥行き方向(図では、紙面の表から裏に向かう方向が奥行き方向に相当)に伝わる熱量が圧倒的に大きい。これは冷却媒体と半導体との間の奥行き方向の熱抵抗が平面方向の熱抵抗に比べて十分小さいためである。したがって、半導体パワーモジュール4内部に温度センサを備え付けたとしても、ある程度、半導体から離れていれば、半導体の発熱に影響されずに、冷却媒体の温度を測定することが可能になり、さらには、確実な半導体の温度推定、ひいては、電力変換装置の過熱保護を確実に行うことが可能となる。
 なお、これまでは、冷却媒体排出口近傍に温度検出素子を設けることを前提に説明をしてきた。しかし,前式において,半導体の温度推定に用いる熱抵抗Rj-wが、冷却媒体の供給部の温度に対する熱抵抗として定義される場合もある。この場合は、冷却媒体排出口近傍よりもむしろ供給口付近に温度検出素子を設け、検出した冷媒温度を元に前式を用いて半導体温度を推定しても良い。
 次に、本発明の第2の実施形態を図9~図11について説明する。
 この第2の実施形態は、冷却体のチャンバーへの冷却媒体の流入出を円滑に行うようにしたものである。
 すなわち、第2の実施形態では、冷却体3が前述した第1の実施形態における図6及び図7の構成において、冷却媒体供給部14及び供給側マニホールド部16間のL字状の冷却媒体通路18に代えて冷却媒体供給部14から供給される冷却媒体をチャンバー13の中央部近傍に向けて供給する供給側傾斜通路31が適用されている。
 同様に、冷却媒体排出部15及び排出側マニホールド部17間のL字状の冷却媒体通路19に代えて排出側マニホールド部17から排出される冷却媒体をチャンバー13の中央部近傍から冷却媒体排出部15に向けて排出する排出側傾斜通路32が適用されている。供給側傾斜通路31及び排出側傾斜通路32はチャンバー13の中央位置で点対象に配置されている。
 ここで、供給側傾斜通路31は、内側側壁が冷却媒体供給部14の内側側壁から供給側マニホールド部16に向かう直線状の傾斜側壁31aとして形成されている。また、供給側傾斜通路31の反対側の外側側壁は冷却媒体供給部14の外側側壁からチャンバー13及び供給側マニホールド部16の右端側壁の延長線との交点まで傾斜側壁31aと平行に直線状に延長する傾斜側壁31bと、この交点からチャンバー13の右側短辺に向かう直線状の側壁31cとでくの字状に形成されている。
 したがって、冷却媒体供給部14から供給される冷却媒体が供給側傾斜通路31を通って供給側マニホールド部16に供給されるが、供給側マニホールド部16の近傍で供給側傾斜通路31が幅広となる。このため、冷却媒体を供給側マニホールド部16に広範囲に供給することができると共に、供給側マニホールド部16の右端側にも冷却媒体を確実に供給することができる。
 このとき、供給側傾斜通路31が傾斜しており、前述した第1の実施形態のように冷却媒体通路18がL字状に屈曲している場合のように圧力損失の大きい折れ曲がり流路部を形成する必要がないので、冷却媒体の圧力損失を大幅に軽減して冷却媒体を供給側マニホールド部16へ円滑に供給することができる。
 同様に、排出側傾斜通路32は、内側側壁が排出側マニホールド部17から冷却媒体排出部15の内側側壁に向かう直線状の傾斜側壁32aとして形成されている。また、排出側傾斜通路32の反対側の外側側壁は冷却媒体排出部15の外側側壁からチャンバー13及び供給側マニホールド部16の左端側壁の延長線との交点まで傾斜側壁32aと平行に直線状に延長する傾斜側壁32bと、この交点からチャンバー13の左側短辺に向かう直線状の側壁32cとでくの字状に形成されている。
 したがって、排出側傾斜通路32は排出側マニホールド部17には幅広の開口部で連結しているので、排出側マニホールド部17の左端側で冷却媒体が滞留することなく、排出側マニホールド部17から冷却媒体を冷却媒体排出部15に円滑に排出することができる。
 このとき、排出側傾斜通路32が傾斜しており、前述した第1の実施形態のように冷却媒体通路19がL字状に屈曲している場合のように圧力損失の大きい折れ曲がり流路部を形成する必要がないので、冷却媒体の圧力損失を大幅に軽減して排出側マニホールド部17から冷却媒体排出部15への冷却媒体の排出を円滑に行うことができる。
 このように、上記第2の実施形態によると、前述した第1の実施形態効果に加えて、冷却媒体供給部14及び供給側マニホールド部16間に供給側傾斜通路31が形成されているので、圧力損失が大きい折れ曲がり通路がなく、冷却媒体を供給側マニホールド部16に円滑に供給することができる。
 同様に、排出側マニホールド部17及び冷却媒体排出部15間に排出側傾斜通路32が形成されているので、圧力損失の大きい折れ曲がり流路部がなく圧力損失を低減することができ、排出側マニホールド部17からの冷却媒体の排出を円滑に行うことができる。
 このように、冷却媒体の供給側及び排出側流路の圧力損失を低減することができるので、冷却媒体を供給する冷却媒体供給源の冷媒循環用ポンプの冷媒循環能力を低下させることが可能となる。
 また、前述した図17に記載した従来例のようにピン-フィン挿通領域102の長手方向の中央部に給水口103及び排水口104を設ける場合には、ピン-フィン挿通領域102の長手方向の中央部の流速は速くなり、左右両側の流速は遅くなる傾向となる。これに対し、第2の実施形態では、供給側傾斜通路31及び排出側傾斜通路32を形成しているので、チャンバー13の中央に向かう流速を抑制することができ、チャンバー13内の流速分布をより均一化することができる。
 なお、上記第2の実施形態においては、冷却媒体供給部14と供給側傾斜通路31との間の連結部や外側側壁の傾斜側壁31b及び側壁31cの連結部が角張っている場合について説明したが、各角部にR面取りを行うことにより、より圧力損失を低減することができる。同様に、排出側傾斜通路32と冷却媒体排出部15との間の連結部や外側側壁の傾斜側壁32b及び側壁32cの連結部の各角度部R面取りを行うことにより、より圧力損失を低減することができる。
 また、上記第2の実施形態においては、供給側傾斜通路31及び排出側傾斜通路32が直線状に形成されている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、湾曲形状に形成するようにしてもよい。
 次に、本発明の第3の実施形態を図12及び図13について説明する。
 この第3の実施形態は、半導体パワーモジュール4を第1の筐体で覆うようにしたものである。
 すなわち、第3の実施形態では、図12及び図13に示すように、冷却体3の上面に第1の筐体41が半導体パワーモジュール4及びプリント配線基板5を覆うように配置されている。
 この第1の筐体41は、冷却体3に対向する下端面を開放した箱状に形成されている。第1の筐体41の左右の側板部41a及び41bには、冷却体3の取付フランジ部24b及び24cに対向する下端位置に、貫通孔41cを形成した取付フランジ部41d及び41eが形成されている。また、第1の筐体41の左右の側板部41a及び41bの上下方向の中央位置には交流コネクタ42及び直流コネクタ43が配設されている。
 また、冷却体3には、排出側マニホールド部17の後方側にコンデンサ2の外部接続端子板P及びNを挿通する端子板挿通孔24dがケース体11を貫通して形成されている。そして、コンデンサ2が、冷却体3の端子板挿通孔24d内に外部接続端子板P及びNを挿通してその先端を冷却体3の上面から突出させて半導体パワーモジュール4の直流入力端子TP及びTNと対向させた状態で、コンデンサ2の上面外周部に配置したシール部材を介して冷却体3の下面に密着配置される。
 また、第1の筐体41の交流コネクタ42は、半導体パワーモジュール4の交流出力端子TU、TV及びTWに3本の接続ケーブル44aで接続されている。また、直流コネクタ43は、半導体パワーモジュール4の直流入力端子TP及びTNに個別に導電板CPで接続されたコンデンサ2の外部接続端子板P及びNに2本の接続ケーブル44bで接続されている。
 そして、第1の筐体41を冷却体3の上面に図示しないシール部材を介在させて載置する。この状態で、取付フランジ部41d及び41eの上方から取付ねじ25を貫通孔41cに挿通して冷却体3の挿通孔24aを通じてコンデンサ2の取付フランジ部2b及び2cの雌ねじ部2dに螺合させて締め付けることにより、第1の筐体41をその内部を密封状態で冷却体3に固定すると共に、コンデンサ2をその外周部をシール部材でシールして密封状態で冷却体3に固定する。
 この第3の実施形態によると、半導体パワーモジュール4及びプリント配線基板5が第1の筐体41によって密封状態で覆われているので、防塵及び防水効果を発揮することができ、自動車等に搭載することが可能となる。このとき、冷却体3の下面側にコンデンサ2が外周部にシール材を介して密着配置され、コンデンサ2の外部接続端子板P及びNが冷却体3の端子板挿通孔24dを通って、冷却体3の第1の筐体41内の上面側に突出される。このため、冷却体3の下面側にコンデンサ2をシール部材を介して配置し、冷却体3の上面側に第1の筐体41を、同様にシール部材を介して配置する。そして、第1の筐体41取付ねじ25でコンデンサ2の取付フランジ部2b及び2cに固定することにより、第1の筐体41の内部が密封状態となる。
 このため、第1の筐体41内部の空気も冷却体3によって冷却され、半導体パワーモジュール4及びプリント配線基板5を第1の筐体41内で外部からも冷却することができ、冷却効率をより向上させることができる。
 このとき、プリント配線基板5と冷却体3とを結ぶアルミニウム、アルミニウム合金、銅等の熱伝導率の高い材料で形成された連結部材を配置することにより、プリント配線基板5に配置された発熱回路部品を冷却することができる。このため、プリント配線基板5をより効率良く冷却することができる。
 なお、上記第3の実施形態においては、半導体パワーモジュール4及びプリント配線基板5を囲む第1の筐体41を設ける場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図14に示すように、コンデンサ2の側面及び底面に密着して覆う第2の筐体51を設けるようにしてもよい。
 この場合、第2の筐体51は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅等の熱伝導率の高い金属材料で、コンデンサ2に対向する上面を開放した箱状に形成されている。この第2の筐体51は、左右の側板部51a及び51bに、コンデンサ2の取付フランジ部2b及び2cを格納するフランジ格納部51c及び51dが形成されている。これらフランジ格納部51c及び51dには底部に雌ねじ部51eが形成されている。また、第2の筐体51は、前後の側板部51f及び51gの外面における下部側に取付フランジ部51h及び51iが形成されている。
 そして、第2の筐体51の開放上面からコンデンサ2を挿入し、フランジ格納部51c及び51dにコンデンサ2の取付フランジ部2b及び2cを格納する。この状態で、コンデンサ2の上面に冷却体3を載置する。その後又はその前に、この冷却体3の開口12内に冷却ピン4cを挿通して半導体パワーモジュール4を載置し、その後又はその前に半導体パワーモジュール4の上面側にプリント配線基板5を載置する。
 最後に、冷却体3の上面に第1の筐体41を半導体パワーモジュール4及びプリント配線基板5を覆い且つシール部材を介して配置して、第1の筐体41の取付フランジ部41d及び41eの貫通孔41cに上面から取付ねじ25を挿通する。この取付ねじ25を冷却体3の取付フランジ部24b及び24cの挿通孔24aを通り、コンデンサ2の取付フランジ部2b及び2cの貫通孔2dを通って第2の筐体51のフランジ格納部51c及び51dの雌ねじ部51eに螺合させて締め付けることにより、第2の筐体51、コンデンサ2、冷却体3及び第1の筐体41を一体に固定して電力変換装置1を構成する。
 この構成によると、コンデンサ2を冷却体に固定した熱伝導率の高い金属材料で形成された第2の筐体51内に密着状態で配置するので、コンデンサ2の上面だけでなく、側面及び底面を第2の筐体51で冷却することができ、コンデンサ2をより効率よく冷却することができる。
 次に、本発明の第4の実施形態を図15について説明する。
 この第4の実施形態は、冷却体と第1の筐体の一部とを一体化するようにしたものである。
 すなわち、第4の実施形態では、冷却体3に、前述した第1の筐体41の一部を構成する角筒体45を例えばアルミダイキャストや鋳造等によって一体に形成している。この角筒体45の左右側面の上端部に取付フランジ部45a及び45bが突出形成されている。これら取付フランジ部45a及び45bにはそれぞれ雌ねじ部45cが形成されている。
 また、角筒体45の上端を閉塞するように蓋体46が着脱可能に設けられている。この蓋体46は、左右端部における角筒体45の取付フランジ部45a及び45bに対向する位置に取付フランジ部46a及び46bが形成されている。これら取付フランジ部46a及び46bには、それぞれ上下に貫通する貫通孔46cが形成されている。
 そして、角筒体45の上面に図示しないシール部材を介して蓋体46を載置する。この状態で、蓋体46の取付フランジ部46a及び46bの上方から取付ねじ47を貫通孔46cを通じて角筒体45の取付フランジ部45a及び45bの雌ねじ部45cに螺合させて締め付けて蓋体46を角筒体45に固定する。
 この第4の実施形態によると、冷却体3に直接設けた角筒体45の上端を開放した状態で、冷却体3の下端側にコンデンサ2をその側面を密着させて収納した第2の筐体51を装着する。この第2の筐体51の装着は、コンデンサ2の外部接続端子板P及びNを冷却体3の角孔26内に挿通して先端を冷却体3の上面に突出させた状態で、取付ねじ25によって冷却体3及び第2の筐体51を固定する。
 そして、冷却体3の上面に半導体パワーモジュール4をその冷却ピン4cを冷却体3の開口12を介してチャンバー13内に挿通して載置し、この半導体パワーモジュール4を冷却体3に取付ねじ6によって固定する。その後又はその前に半導体パワーモジュール4上にプリント配線基板5を取付ねじ10によって固定する。
 次いで、コンデンサ2の外部接続端子板P及びNと、半導体パワーモジュール4の直流入力端子TP及びTN及び角筒体45に設けた直流コネクタ43とを電気的に接続すると共に、半導体パワーモジュール4の交流出力端子TU、TV及びTWと角筒体45に設けた交流コネクタ42とを電気的に接続する。
 最後に、角筒体45の上端に図示しないシール部材を介して蓋体46を載置し、取付ねじ47によって固定する。
 この第4の実施形態によると、冷却体3に角筒体45が一体に形成されているので、この角筒体45がヒートシンクとして作用することになり、この角筒体45及び蓋体46で構成される第1の筐体41内に密封される空気を効率よく冷却することができ、発熱回路部品を実装したプリント配線基板5を冷却することができる。
 また、冷却体3に第1の筐体41の一部を構成する角筒体45を一体に形成したので、第1の筐体41を単独で構成する場合に比較して、第1の筐体41を容易に構成することができる。
 なお、上記第1~第4の実施形態においては、半導体パワーモジュール4に冷却ピン4cを形成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図16に示すように、チャンバー13の一方の長辺側から他方の長辺側に向かう冷却ブレード61を平行に配置するようにしてもよい。
 また、上記第1~第4の実施形態においては、半導体パワーモジュール4上に配置するプリント配線基板5が1枚である場合について説明したが、これに限定されるものではなく、実装する回路部品数が多い場合には、2枚或いは3枚以上のプリント配線基板を所定間隔を保って配置するようにしてもよい。この場合、例えば駆動回路を構成する回路部品を実装した駆動回路基板、制御回路を構成する回路部品を実装した制御回路基板及び電源回路を構成する回路部品を実装した電源回路基板の3枚を、所定間隔を保って配置する。そして、発熱回路部品を実装する制御回路基板及び電源回路基板については冷却体3に固定したアルミニウム、アルミニウム合金、銅等の熱伝導率の高い金属材料で形成した伝熱支持板部で伝熱部材を介して支持する。そして、伝熱支持板部を、冷却体3の上面に固定した伝熱支持側板部で支持することにより、伝熱部材、伝熱支持板部及び伝熱支持板部を経由する放熱経路を構成することが好ましい。
 また、上記第1~第4の実施形態においては、冷却体3の左端側に冷却媒体供給部14を設け、右端側に冷却媒体排出部15を設けた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、冷却媒体供給部14を冷却媒体排出部15とし、冷却媒体排出部15を冷却媒体供給部14として逆関係に配置するようにしてもよい。さらには、冷却媒体供給部14及び冷却媒体排出部15をチャンバー13の中心を通るY軸に平行な線に対して線対称に配置するようにしてもよい。要は、冷却媒体供給部14及び冷却媒体排出部15がチャンバー13に対して対角位置に配置されていればよいものである。
 また、上記第1~第4の実施形態においては、半導体パワーモジュール4に冷却ピン4c又は冷却ブレード61を設ける場合について説明したが、これに限定されるものではなく、冷却ピン又は冷却ブレードを省略すると共に、冷却体3の開口12を省略して、半導体パワーモジュール4のケース体4aを直接冷却体3に接触させるようにしてもよい。さらには、チャンバー13内に冷却ピン又は冷却ブレードを開口12の上面と等しいか又はこれより僅かに突出させて設置し、これら冷却ピン又は冷却ブレードに半導体パワーモジュール4の底面を接触させるようにしてもよい。
 また、上記第1~第4の実施形態においては、冷却体3に形成したチャンバー13が平面から見て矩形である場合について説明したが、これに限定されるものではなく、長辺LS1,LS2及び短辺SS1,SS2は必ずしも直線とする必要はなく円弧状、三角波状や波形状等の任意形状を適用することができる。また、平面形状も矩形以外に平行四辺形、菱形等に形成することができる。
 また、上記第1~第4の実施形態においては、冷却冷媒として、液体冷媒を適用した場合について説明したが、気体冷媒を適用するようにしてもよい。
 本発明によれば、冷却媒体供給部によりチャンバーの長辺に対向する冷却体端部におけるチャンバーの一方の長辺側に冷却媒体を分散させて供給するので、チャンバー内での冷却媒体の流速差を少なくすると共に、圧力損失を抑制し、半導体パワーモジュールに対して効率のよい冷却を行うことができ、小型化された電力変換装置を提供することができる。
 1…電力変換装置、2…コンデンサ、3…冷却体、4…半導体パワーモジュール、4c…冷却ピン、5…プリント配線基板、11…ケース体、12…開口、13…チャンバー、14…冷却媒体供給部、15…冷却媒体排出部、16…供給側マニホールド部(冷却媒体供給側液溜まり部)、17…排出側マニホールド部(冷却媒体排出側液溜まり部)、18,19…流体通路、31…供給側傾斜通路、32…排出側傾斜通路、41…第1の筐体、42…交流コネクタ、43…直流コネクタ、45…角筒体、45…蓋体、51…第2の筐体、61…冷却ブレード

Claims (14)

  1.  半導体パワーモジュールと、
     前記半導体パワーモジュールの一方の面側に配置され、当該半導体パワーモジュールを冷却する冷却体と、を備え、
     前記冷却体は、前記半導体パワーモジュール取付位置に対向して設けられた冷却媒体を通流し相対する長辺及び短辺を有するチャンバーと、該チャンバーの一方の長辺側に冷却媒体を供給する冷却媒体供給部と、前記チャンバーの他方の長辺側から冷却媒体を排出する冷却媒体排出部とを備えている
     ことを特徴とする電力変換装置。
  2.  直流電力を平滑化するコンデンサと、
     該コンデンサの平滑化された直流電力を交流電力に変換する矩形状の半導体パワーモジュールと、
     一方の冷却面に前記半導体パワーモジュールを配置し、他方の冷却面に前記コンデンサを配置して、前記半導体パワーモジュール及び前記コンデンサを冷却する冷却体と、を備え、
     前記半導体パワーモジュールは、前記冷却体とは反対側の矩形面側における一方の長辺側に前記コンデンサとの間の電気的接続部を接続する接続端子を有し、
     前記冷却体は、前記電気的接続部を挿通する挿通部と、前記半導体パワーモジュールに対向し、且つ一方の長辺が前記挿通部に対向して冷却媒体を通流し、相対する長辺及び短辺を有するチャンバーと、該チャンバーの一方の長辺側に冷却媒体を供給する冷却媒体供給部と、前記チャンバーの他方の長辺側から冷却媒体を排出する冷却媒体排出部とを有する
     ことを特徴とする電力変換装置。
  3.  前記冷却体は、前記チャンバー内に複数の冷却ピン及び複数のブレードの一方が冷却媒体の通流方向に配列されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  4.  前記冷却体は、前記チャンバーの前記半導体パワーモジュールとの対向面を開口し、前記半導体パワーモジュールは、前記チャンバーとの対向面に、当該チャンバー内に挿通される複数の冷却ピン及び複数のブレードの一方が冷却媒体の通流方向に配列されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  5.  前記冷却体に固定され、前記半導体パワーモジュール及び前記実装基板を囲む第1の筐体を備え、該第1の筐体には、前記半導体パワーモジュールに形成された直流接続端子及び交流接続端子を外部機器に接続する外部接続端子が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  6.  前記第1の筐体は、前記半導体パワーモジュール及び前記実装基板の側面を囲み一方の開放端面が前記冷却体に固定された筒体と、該筒体の前記実装基板側の他方の開放端面を塞ぐ蓋体とで構成されていることを特徴とする請求項5に記載の電力変換装置。
  7.  前記冷却体の前記第1の筐体とは反対側に連結された前記コンデンサを囲む第2の筐体を備えていることを特徴とする請求項5に記載の電力変換装置。
  8.  前記冷却媒体供給部は、前記チャンバーの一方の長辺に対向する冷却体端面における当該チャンバーの一方の短辺より外側位置から前記チャンバーの長辺側に冷却媒体を供給することを特徴とする請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  9.  前記冷却媒体排出部は、前記チャンバーの他方の長辺に対向する冷却体端面における前記冷却媒体供給部との対角位置に設けられ、当該チャンバーの他方の長辺側から冷却媒体を排出することを特徴とする請求項8に記載の電力変換装置。
  10.  前記チャンバーと前記冷却媒体供給部及び前記冷却媒体排出部との間に冷却媒体供給側液溜まり部及び冷却媒体排出側液溜まり部を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  11.  前記冷却媒体供給部は、前記冷却媒体供給側液溜まり部との間に前記チャンバーの中央部に向かう供給用傾斜通路が設けられていることを特徴とする請求項10に記載の電力変換装置。
  12.  前記冷却媒体排出部は、前記冷却媒体排出側液溜まり部との間に前記チャンバーの中央部から当該冷却媒体排出部に向かう排出側傾斜通路が設けられていることを特徴とする請求項10に記載の電力変換装置。
  13.  前記冷却体の冷却媒体排出部の近傍温度を検出する温度検出部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  14.  前記冷却体の冷却媒体供給部の近傍温度を検出する温度検出部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電力変換装置。
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