WO2011102027A1 - 非水電解質電池、およびその製造方法 - Google Patents

非水電解質電池、およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

正極体と負極体とをそれぞれ別個に作製し、これら電極体を後工程において重ね合わせることで製造する非水電解質電池において、より確実に正・負極層間の短絡を防止できる非水電解質電池を提供する。個別に作製された正極体1と負極体2とが積層されてなる非水電解質電池100である。正極体1は正極活物質層12を有し、負極体2は負極活物質層22と負極側固体電解質層23とを有する。負極側固体電解質層23のピンホールの位置にある負極活物質層22の表面に、負極側固体電解質層23のLiイオン伝導度よりも低いLiイオン伝導度を有する低伝導部が形成されている。

Description

非水電解質電池、およびその製造方法
 本発明は、正極活物質層を備えた正極体と負極活物質層を備えた負極体とをそれぞれ別個に作製し、後工程において両電極体を重ね合わせて作製した非水電解質電池、およびその製造方法に関する。
 充放電を繰り返すことを前提とした電気機器の電源として、正極層と負極層とこれら電極層の間に配される電解質層とを備える非水電解質電池が利用されている。この電池に備わる電極層はさらに、集電機能を有する集電体と、活物質を含む活物質層とを備える。このような非水電解質電池のなかでも特に、正・負極層間のLiイオンの移動により充放電を行うLiイオン電池は、小型でありながら高い放電容量を備える。
 上記Liイオン電池を作製する技術としては、例えば、特許文献1に記載のものが挙げられる。特許文献1では、Liイオン電池の作製にあたり、正極活物質層を備える正極体と、負極活物質層を備える負極体とを別個に作製している。これら正極体と負極体の少なくとも一方には固体電解質層が形成されており、これら正極体と負極体を重ね合わせることでLiイオン電池を作製できる。その重ね合わせの際、特許文献1では、固体電解質層に形成されるピンホールにLiイオン伝導度が高いLi含有塩を含むイオン液体を充填することで、正・負極層間の短絡を防止している。
特開2008-171588号公報
 しかし、特許文献1のLiイオン電池では、Liイオン電池の使用態様によっては、正・負極層間の短絡を防止できない場合があることがわかった。
 上記短絡の主要因は、Liイオン電池の充電時に負極活物質層の表面に生成する針状のLi結晶(デンドライト)が、Liイオン電池の充放電を繰り返すうちに成長し、負極活物質層に到達することである。デンドライトは、特に固体電解質層に形成されるピンホールに露出する負極活物質層の表面に生成し易く、ピンホールの内壁面を伝って成長する。これに対して、特許文献1では、Liイオン電池の放電の際、ピンホールに充填した高Liイオン伝導度の液体によりデンドライトが消失し易いようにしている。しかし、ピンホール中の液体のLiイオン伝導度が高いため、そもそもピンホール中にデンドライトが生成し易いといえるので、例えば、放電を十分に行う前に充電を行うといったLiイオン電池の使用態様を繰り返せば、短絡が生じる虞が高くなる。
 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、正極体と負極体とをそれぞれ別個に作製し、これら電極体を後工程において重ね合わせることで製造する非水電解質電池において、より確実に正・負極層間の短絡を防止できる非水電解質電池、およびその製造方法を提供することにある。
(1)本発明非水電解質電池は、個別に作製された正極体と負極体とが積層されてなる非水電解質電池であって、正極体は正極活物質層を有し、負極体は負極活物質層と負極側固体電解質層とを有する。そして、本発明非水電解質電池は、負極側固体電解質層のピンホールの位置にある負極活物質層の表面に、負極側固体電解質層のLiイオン伝導度よりも低いLiイオン伝導度を有する低伝導部が形成されていることを特徴とする。
 上記構成によれば、非水電解質電池の充電時に生成するデンドライトにより当該電池が短絡することを効果的に防止することができる。短絡を防止できるメカニズムは、後述するように低伝導部が液体からなるか、または固体からなるかによって異なる。
(2)本発明非水電解質電池の一形態として、正極体は正極活物質層の上にさらに正極側固体電解質層を有することが好ましい。
 正極体と負極体にそれぞれ別個に固体電解質層を設けると、各固体電解質層のピンホールの位置が完全に一致することが殆どなく、負極活物質層から正極活物質層に向かって一続きのピンホールが形成され難い。その結果、ピンホール中の負極活物質層の表面に形成されるデンドライトが正極活物質層に到達することを効果的に抑制することができる。なお、負極側固体電解質層のピンホールに加えて正極側固体電解質層のピンホールにも低伝導部を形成しても良い。
(3)本発明非水電解質電池の一形態として、負極側固体電解質層のピンホール中に形成される低伝導部は、当該ピンホールに充填される液体で構成されていても良い。
 上記構成によれば、ピンホールに充填される低伝導部のLiイオン伝導度が低いため、非水電解質電池の充電時に当該ピンホールの位置にデンドライトが生成し難い。また、たとえピンホールの位置でデンドライトが生成したとしても、生成したデンドライトが電池の放電時に消失し易い。その理由は、生成したデンドライトの近傍におけるLiイオンの伝導路が、負極側固体電解質層に加えて、ピンホール中にも形成されるからであると推察される。仮に、ピンホール中に何も充填されていなければ、デンドライトの近傍におけるLiイオンの伝導路は負極側固体電解質層にしか形成されないことになるので、非水電解質電池の放電時にデンドライトが消失し難い。
(4)本発明非水電解質電池の一形態として、負極側固体電解質層のピンホール中に形成される低伝導部は、固体膜で構成されていても良い。
 上記構成によれば、ピンホールの位置にある負極活物質層の表面にデンドライトが生成し難い。その理由は、ピンホール中に負極活物質層が露出しないように当該活物質層を覆う固体膜がデンドライトの生成を物理的に抑制するからである。
(5)本発明非水電解質電池の一形態として、負極側固体電解質層のピンホール中に形成される低伝導部は、当該ピンホールに充填される有機高分子で構成されていても良い。
 上記構成によれば、ピンホールの位置にある負極活物質層の表面にデンドライトが生成し難い。その理由は、ピンホール中に負極活物質層が露出しないように当該活物質層を覆う有機高分子がデンドライトの生成を物理的に抑制するからである。さらに、この有機高分子にLiイオン伝導性の物質を含有させておけば、仮にデンドライトが生成しても、電池の放電時にそのデンドライトを消失させることができる。
 次に、本発明非水電解質電池を製造する方法を示す。本発明非水電解質電池の製造方法は大別すると3つあり、まず1つ目は以下の通りである。
(6)本発明非水電解質電池の製造方法は、個別に作製された正極体と負極体とを積層して非水電解質電池を製造する非水電解質電池の製造方法であって、以下の工程を備えることを特徴とする。
 正極活物質層を有する正極体を用意する工程。
 負極活物質層と負極側固体電解質層とを有する負極体を用意する工程。
 上記負極側固体電解質層よりもLiイオン伝導度が低い液体状の充填剤を用意する工程。
 用意した充填剤を介在させて正極体と負極体とを積層し、前記負極側固体電解質層のピンホール中に前記充填剤が充填された状態とする工程。
 上記製造方法によれば、負極側固体電解質層のピンホールの位置にある負極活物質層の表面を、当該ピンホール中に充填された液体状の低伝導部で覆った非水電解質電池を製造することができる。
 本発明非水電解質電池の製造方法の2つ目は、以下の通りである。
(7)本発明非水電解質電池の製造方法は、個別に作製された正極体と負極体とを積層して非水電解質電池を製造する非水電解質電池の製造方法であって、以下の工程を備えることを特徴とする。
 正極活物質層を有する正極体を用意する工程。
 負極活物質層と負極側固体電解質層とを有する負極体を用意する工程。
 Liと反応することで、前記負極側固体電解質層よりもLiイオン伝導度が低い化合物を生じる充填剤を用意する工程。
 用意した充填剤を介在させて正極体と負極体とを積層し、前記負極側固体電解質層のピンホールに前記充填剤が充填された状態とすることで、当該ピンホールの位置にある負極活物質層の表面に上記化合物からなる固体膜を形成する工程。
 上記製造方法によれば、負極側固体電解質層のピンホールの位置にある負極活物質層の表面を、固体膜からなる低伝導部で覆った非水電解質電池を製造することができる。
 本発明非水電解質電池の製造方法の3つ目は、以下の通りである。
(8)本発明非水電解質電池の製造方法は、個別に作製された正極体と負極体とを積層して非水電解質電池を製造する非水電解質電池の製造方法であって、以下の工程を備えることを特徴とする。
 正極活物質層を有する正極体を用意する工程。
 負極活物質層と負極側固体電解質層とを有する負極体を用意する工程。
 上記負極側固体電解質層よりもLiイオン伝導度が低い有機高分子ゲルの充填剤を用意する工程。
 用意した充填剤を介在させて正極体と負極体とを積層し、前記充填剤を乾燥させることで、前記負極側固体電解質層のピンホール中に前記有機高分子が充填された状態とする工程。
 上記製造方法によれば、負極側固体電解質層のピンホールの位置にある負極活物質層の表面を、当該ピンホール中に充填された有機高分子の低伝導部で覆った非水電解質電池を製造することができる。
(9)本発明非水電解質電池の製造方法の一形態として、用意する正極体は、正極活物質層の上にさらに正極側固体電解質層を形成したものであることが好ましい。
 上記製造方法によれば、負極活物質層から正極活物質層まで一続きになったピンホールが形成されることを抑制できる。これは、別個に作製した負極側固体電解質層のピンホールの位置と正極側固体電解質層のピンホールの位置とが一致することが殆どないからである。
 本発明非水電解質電池によれば、当該電池の充電時に生成するデンドライトに起因する短絡を効果的に防止することができる。
図1(A)は、実施形態1に記載の非水電解質電池の縦断面図であり、図1(B)は、(A)の電池の組み立て前の状態を示す縦断面図である。 図2(A)は、実施形態2に記載の非水電解質電池の縦断面図であり、図2(B)は、(A)の電池の組み立て前の状態を示す縦断面図である。
<実施形態1>
 ≪Liイオン電池の全体構成≫
 図1(A)に示すLiイオン電池(非水電解質電池)100は、個別に作製された正極体1と負極体2とを積層することで形成される。このLiイオン電池100は、以下の工程に従う本発明非水電解質電池の製造方法により作製される。
(A)正極体1を作製する。
(B)負極体2を作製する。
(C)充填剤を用意する。
(D)充填剤を介在させて、正極体1と負極体2とを積層する。
※工程A~Cの順序は入れ替え可能である。
 上記工程A~Dよりなる本発明非水電解質電池の製造方法の最も特徴とするところは工程C,Dにある。そして、その工程C,Dを経て製造されたことが、Liイオン電池100の固体電解質層(後述するPSE層13とNSE層23で、両者をまとめてSE層ということがある)に反映される。以下、製造方法の各工程を順次説明すると共に、その各工程で形成される構成について詳細に説明する。
 ≪工程A:正極体の作製≫
 正極体1は、正極集電体11上に正極活物質層12と正極側固体電解質層(PSE層)13とを有する。正極体1を作製するには、まず、正極集電体11となる基板を用意し、その基板の上に正極活物質層12とPSE層13を順次形成すれば良い。なお、図面上、正極活物質層12とPSE層13との間には中間層1cが形成されているが、この中間層1cは、後述するようにPSE層13の材質が硫化物である場合に必要なものであり、PSE層13の材質が硫化物でなければ設けなくても良い。
  [正極集電体]
 正極集電体11となる基板は、導電材料のみから構成されていても良いし、絶縁基板上に導電材料の膜を形成したもので構成されていても良い。後者の場合、導電材料の膜が集電体として機能する。導電材料としては、AlやNi、これらの合金、ステンレスから選択される1種が好適に利用できる。
  [正極活物質層]
 正極活物質層12は、電池反応の主体となる正極活物質を含む層である。正極活物質としては、層状岩塩型の結晶構造を有する物質、例えば、Liαβ(1-X)(αはCo,Ni,Mnから選択される1種、βはFe,Al,Ti,Cr,Zn,Mo,Biから選択される1種、Xは0.5以上)で表される物質を挙げることができる。その具体例としては、LiCoOやLiNiO、LiMnO、LiCo0.5Fe0.5、LiCo1/2Al1/2などを挙げることができる。その他、正極活物質として、スピネル型の結晶構造を有する物質(例えば、LiMnなど)や、オリビン型の結晶構造を有する物質(例えば、LiFePO(0<X<1))を用いることもできる。なお、正極活物質層は、導電助剤や結着剤、固体電解質を含んでいても良い。固体電解質には、後述する正極側固体電解質層13に使用されるものと同じものを使用することが好ましいが、異なっていても良い。
 上述した正極活物質層12の形成方法としては、湿式法や乾式法を利用することができる。湿式法には、ゾルゲル法、コロイド法、キャスティング法等が挙げられる。乾式法には、気相法である真空蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタリング法、レーザアブレーション法等が挙げられる。その他、正極活物質粉末を加圧成形することで、正極活物質層12を形成しても良い。
  [正極側固体電解質層]
 正極側固体電解質層(PSE層)13はLiイオン伝導体であり、Liイオン伝導度(20℃)が10-5S/cm以上であることが好ましい。特に、Liイオン伝導度が10-4S/cm以上であることが好ましい。また、PSE層13は、電子伝導度が10-8S/cm以下であることが好ましい。PSE層13の材質としては、酸化物系の固体電解質や、硫化物系の固体電解質を挙げることができる。酸化物固体電解質としては、例えば、LiPON(Liイオン伝導度:2~3×10-6S/cm)を挙げることができる。硫化物固体電解質としては、例えば、LiS-P-P(Liイオン伝導度:1×10-4~3×10-3S/cm)を挙げることができる。
 PSE層13の形成方法としては、気相法を使用することができる。気相法としては、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、レーザアブレーション法などを利用できる。
  [中間層]
 中間層1cは、PSE層13に硫化物固体電解質を用いた場合に必要となる層である。PSE層13が硫化物固体電解質を含むと、この硫化物固体電解質がPSE層13に隣接する正極活物質層12に含まれる酸化物の正極活物質と反応して、正極活物質層12とPSE層13との界面近傍が高抵抗化し、Liイオン電池100の放電容量を低下させる。これに対して、中間層1cを設けることで、上記高抵抗化を抑制し、充放電に伴う電池100の放電容量の低下を抑制できる。
 上記中間層1cに用いる材料としては、非晶質のLiイオン伝導性酸化物、例えば、LiNbOやLiTaOなどを利用できる。特にLiNbOは、正極活物質層12とPSE層13との界面近傍の高抵抗化を効果的に抑制できる。
 なお、中間層1cを設ける代わりに、正極活物質層12を粉末成形体とし、その粉末成形体を形成する際に使用する正極活物質粉末の各粒子の表面に、上記中間層1cと同じ働きをする被膜を形成しても良い。その被膜は、中間層1cに用いる非晶質のLiイオン伝導性酸化物で構成する。
 ≪工程B:負極体の作製≫
 負極体2は、負極集電体21上に負極活物質層22と負極側固体電解質層(NSE層23)とを有する。負極体2を作製するには、まず負極集電体21となる基板を用意し、その基板の上に負極活物質層22、NSE層23を順次形成すれば良い。
  [負極集電体]
 負極集電体21となる基板は、導電材料のみから構成されていても良いし、絶縁基板上に導電材料の膜を形成したもので構成されていても良い。後者の場合、導電材料の膜が集電体として機能する。導電材料としては、例えば、Cu、Ni、Fe、Cr、及びこれらの合金から選択される1種が好適に利用できる。
  [負極活物質層]
 負極活物質層22は、電池反応の主体となる負極活物質を含む層である。負極活物質としては金属Liを使用することが好ましい。負極活物質としては金属Liの他、Liと合金化する元素(例えば、Si)なども利用できるが、その場合、第1サイクル目の充放電サイクルにおいて、充電容量に対して放電容量が大幅に小さくなるという問題(即ち、不可逆容量が生じる問題)がある。この問題を解決するには、Liと合金化する元素の上に金属Liの膜を形成し、電池として組み立てる前から、当該元素とLiとの合金からなる負極活物質層を形成しておけば良い。なお、言うまでもないが負極活物質層22を金属Liで構成すると、この不可逆容量は殆ど生じない。
 上述した負極活物質層22の形成方法は、気相法が好ましい。その他、金属Liの薄膜を負極集電体21上に重ねて、プレスあるいは電気化学的手法により負極集電体21上に負極活物質層22を形成しても良い。
  [負極側固体電解質層]
 負極側固体電解質層(NSE層23)は、上述したPSE層13と同様にLi伝導度が高く、電子伝導度が低いものであることが好ましい。このNSE層23の材質としては硫化物系が良く、特に、LiS-P-P(Liイオン伝導度:1×10-4~3×10-3S/cm)が好ましい。
 ≪工程C:充填剤の用意、工程D:正極体と負極体の積層≫
 次に、PSE層13とNSE層23とが互いに対向するように正極体1と負極体2とを積層してLiイオン電池100を作製する。ここで、PSE層13とNSE層23には、その形成の際にピンホールが生じていることがあり、単に正極体1と負極体2とを積層しただけのLiイオン電池100では、充放電を繰り返すうちに、短絡が生じる可能性がある。Liイオン電池100の充電時に負極活物質層22の表面(正極体1側の面)にLiの針状結晶(デンドライト)が生じ易く、SE層13,23にピンホールがあるとそのピンホールの内壁面に沿ってデンドライトが成長し易いからである。
 そこで、本実施形態では、正極体1と負極体2とを積層するにあたり、以下のいずれかの条件を満たす液体状充填剤、または有機高分子ゲルの充填剤を用意し、その充填剤を少なくともNSE層23のピンホールに充填しておく。ピンホールに充填剤を充填するには、NSE層23の表面に当該充填剤を滴下し、正極体1と負極体2とを重ね合わせれば良い。なお、条件Xおよび条件Yの充填剤を使用する場合、充填剤が揮発しないうちに電極体1,2を重ね合わせることが好ましい。
(条件X)…負極体2のNSE層23のLiイオン伝導度よりも低いLiイオン伝導度を有する液体状充填剤
(条件Y)…Liと反応することで、NSE層23のLiイオン伝導度よりも低いLiイオン伝導度を有する固体状化合物を生じる液体状充填剤
(条件Z)…負極体2のNSE層23のLiイオン伝導度よりも低いLiイオン伝導度を有する有機高分子ゲル
 上記条件Xを満たす充填剤としては、例えば、LiPF/EC-DECやLiPF/EC-DMCなど(但し、LiPF含有量は0.001モル濃度)を挙げることができる。これらの充填剤のLiイオン伝導度は、通常NSE層23に用いられる電解質のLiイオン伝導度よりも1桁から2桁低い。例えば、NSE層23に好適なLiS-P-PのLiイオン伝導度は1×10-4~3×10-3S/cmであるのに対して、LiPF/EC-DECやLiPF/EC-DMCなど(但し、LiPF含有量は0.001モル濃度)のLiイオン伝導度は10-5S/cm程度である。
 条件Xを満たす充填剤をNSE層23のピンホールに充填した状態で正極体1と負極体2とを積層してLiイオン電池100を作製すれば、電池100の充電時にピンホールの位置でデンドライトが生成したとしても、生成したデンドライトが電池100の放電時に消失し易い。その理由は、生成したデンドライトの近傍におけるLiイオンの伝導路が、NSE層23に加えて、ピンホール中に充填される充填剤(低伝導部)にも形成されるからであると推察される。仮に、ピンホールに何も充填されていなければ、生成したデンドライトの近傍におけるLiイオンの伝導路はNSE層23にしか形成されないことになるので、電池100の放電時にデンドライトが消失し難い。なお、特許文献1の構成のように、ピンホールにNSE層23よりも高いLiイオン伝導度の充填剤が充填されていた場合、Liイオン電池100の放電時にデンドライトが消失し易いものの、そもそも電池100の充電時にデンドライトが生成し易い。
 一方、条件Yを満たす充填剤としては、テトラヒドロフラン(THF)やアセトニトリル(AN)、あるいはアニオン重合モノマーの溶液などを挙げることができる。本発明におけるアニオン重合モノマーとは、Li金属の存在下で重合するモノマーのことである。これらTHFやAN、あるいはアニオン重合モノマーは、金属Liと反応することで金属Liの表面に、殆どLiイオン伝導性を有さない固体膜を形成する。そのため、NSE層23のピンホールに条件Yの充填剤を充填すれば、ピンホールの奥に露出する金属Liの表面に、Liイオン伝導性が殆どない固体膜(低伝導部)が形成される。その結果、ピンホールの位置で金属Liの表面にデンドライトが生成し難くなる。
 最後に、条件Zを満たす有機高分子ゲルの充填剤としては、THFなどの有機溶媒に、エーテル結合を有する有機高分子であるポリエーテルや、エステル結合を有する有機高分子であるポリエステル、アクリル基を有する有機高分子であるポリアクリレートを溶解させたものを好適に利用できる。この有機高分子ゲルに、さらにLiTFSIなどのLiイオン伝導性の物質を含有させたものを利用しても良い。このような条件Zの充填剤をNSE層23のピンホールに充填し、有機高分子を形成すれば、ピンホールの位置で金属Liの表面にデンドライトが生成し難くなる。また、当該有機高分子中にLiイオン伝導性の物質が含まれていれば、たとえ電池の充電時にデンドライトが生成したとしても、電池の放電時にデンドライトを有機高分子中に溶解させることができる。
 以上説明したように、正極体1と負極体2とを積層するにあたり、上記条件X~Zを満たす充填剤を正極体1と負極体2の間に介在させれば、負極体2のNSE層23の位置にある負極活物質層22の表面に低伝導部が形成される。低伝導部は、上述したようにデンドライトに起因する短絡を防止する機能を持つので、この低伝導部を有するLiイオン電池100は、繰り返しの充放電にも短絡が生じ難い電池となる。
 また、実施形態1のLiイオン電池100では、正極体1と負極体2にそれぞれ別個にSE層を設けているので、各SE層のピンホールの位置が完全に一致することが殆どなく、負極活物質層22から正極活物質層12に向かって一続きのピンホールが形成され難い。その結果、負極活物質層22の表面に形成されるデンドライトが正極活物質層12に到達することを効果的に抑制することができる。
 <実施形態2>
 図2(A)に実施形態1とは異なる構成のLiイオン電池200の縦断面図を示す。この実施形態のLiイオン電池200は、負極活物質層22の上にのみ固体電解質層(NSE層)23を設けた点を除いて、基本的な構成は実施形態1と共通する。つまり、この実施形態の電池200は、正極集電体11上に正極活物質層12、NSE層23、負極活物質層22、負極集電体21が積層された構成である。
 この電池200を作製するには、図2(B)に示すように、負極集電体21上に負極活物質層22を形成し、さらにこの活物質層22の上にNSE層23を形成した負極体2を作製する。また、この負極体2とは別個に、正極集電体11上に正極活物質層12と中間層1cを形成した正極体1を作製する。そして、作製した正極体1と負極体2の少なくとも一方に(同図ではNSE層23に)、実施形態1で示した条件X~Zのいずれかを満たす充填剤を滴下し、両積層体1,2を重ね合わせてLiイオン電池200を作製する。
 この実施の形態の構成によれば、負極体2にのみ固体電解質層を形成するだけで良いので、Liイオン電池200の製造が容易になる。なお、NSE層23として硫化物以外の固体電解質を利用する場合、正極体1の中間層1cを省略しても良い。
 図1を参照して説明した実施形態1のLiイオン電池100を作製し、そのサイクル特性を評価した。また、比較例として、電池における集電体を除く全ての層を気相法により形成したLiイオン電池を作製し、そのサイクル特性も評価した。
<実施例1>
 Liイオン電池100の作製にあたり、以下の構成を備える正極体1、負極体2、および充填剤を用意した。
≪正極体1≫
 正極集電体11…直径15mm、厚さ10μmのステンレス箔
 正極活物質層12…厚さ5μmのLiCoO膜:RFスパッタ法
 中間層1c…厚さ10nmのLiNbO膜:RFスパッタ法
 PSE層13…厚さ1μmのLiS-P-P膜:真空蒸着法
≪負極体2≫
 負極集電体21…直径15mm、厚さ10μmの銅箔
 負極活物質層22…厚さ1μmの金属Li膜:真空蒸着法
 NSE層23…厚さ1μmのLiS-P-P膜:真空蒸着法
≪充填剤≫
 LiPFを0.1モル濃度で溶解させたアセトニトリル
 次に、負極体2のNSE層23の表面に0.01mL(ミリリットル)の充填剤を滴下し、負極体2の上に正極体1を貼り合わせ、Liイオン電池100を完成させた。滴下した充填剤は、NSE層23とPSE層13のピンホールに余すところなく充填されると考えられる。
 上述のようにして作製した10個のLiイオン電池100について、0.1Cで4.2Vまで充電し、0.1Cで3.0Vまで放電する充放電サイクル試験を行った。その結果、試験を行った10個の電池は全て、短絡を起こすことなく、10サイクル以上の充放電を行うことができた。
<実施例2>
 充填剤が異なる以外、上記実施例1と同様の構成、同様の手法により10個のLiイオン電池100を作製した。具体的には、充填剤として、1重量部のポリエーテル-ポリエステル樹脂と0.2重量部のLiTFSIを、1.5重量部のTHFに溶解した有機高分子ゲルを用意した。そして、0.01mLの有機高分子ゲルを間に介在させて正極体1と負極体2とを貼り合せて、ゲルの有機成分を揮発させた。
 上述のようにして作製した10個のLiイオン電池100について、実施例1と同様の条件で充放電サイクル試験を行ったところ、試験を行った10個の電池は全て、短絡を起こすことなく、10サイクル以上の充放電を行うことができた。
<実施例3>
 Cu箔からなる負極集電体21の厚さを異ならせたことと、Li-Si合金からなる負極活物質層22とした以外、実施例1と同様の構成、同様の手法により10個のLiイオン電池を作製した。具体的には、負極体2を作製するにあたって、厚さ20μmのCu箔上にスパッタリング法で厚さ300nmのSi層を設け、さらにそのSi層の上に蒸着法で厚さ200nmのLi層を形成した。Si層上にLi層を形成することにより、LiとSiとが合金化した負極活物質層22が形成される。
 上述のようにして作製した10個のLiイオン電池100について、実施例1と同様の条件で充放電サイクル試験を行ったところ、試験を行った10個の電池は全て、短絡を起こすことなく、10サイクル以上の充放電を行うことができた。
<実施例4>
 正極体1の構成を下記のように変更した以外、実施例1と同様の構成、同様の手法により10個のLiイオン電池を作製した。
 正極集電体11…直径15mm、厚さ20μmのアルミニウム箔
 正極活物質層12…厚さ30μmの粉末成形体
 中間層1c…なし
 PSE層13…実施例1に同じ
 ここで、上記粉末成形体は、LiNbOを表面にコートした平均粒径5μmのLiCoOと、平均粒径1μmのLiS-P-P粒子とを、重量%で7:3の割合で混合し、360MPaで加圧することで得た。LiNbOのコートは、エタノールにエトキシリチウムとペンタエトキシニオブを混合した溶液を、LiCoO粒子に噴霧し、乾燥した後、300℃×30分の熱処理を施すことで行った。
 上述のようにして作製した10個のLiイオン電池100について、実施例1と同様の条件で充放電サイクル試験を行ったところ、試験を行った10個の電池は全て、短絡を起こすことなく、10サイクル以上の充放電を行うことができた。
<比較例>
 実施例と同様の構成を備える正極体と負極体を用意し、これら電極体を重ね合わせてLiイオン電池を完成させた。実施例との相違点は、電極体を重ね合わせる際、両電極体の間に何も介在させなかったことである。
 比較例のLiイオン電池についても実施例のLiイオン電池と同様の条件で充放電サイクル試験を行った。その結果、10個のうち7個のLiイオン電池は、高抵抗の為、電池として駆動するに到らなかった。また、電池として動作した3つの電池も10サイクル以内に短絡した。
 なお、本発明は上述の実施の形態に何ら限定されることはない。即ち、上述した実施形態に記載の非水電解質電池の構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
 本発明非水電解質電池は、充放電を繰り返すことを前提した電気機器の電源として好適に利用可能である。
100,200 Liイオン電池(非水電解質電池)
 1 正極体
  11 正極集電体
  12 正極活物質層
  13 正極側固体電解質層(PSE層)
  1c 中間層
 2 負極体
  21 負極集電体
  22 負極活物質層
  23 負極側固体電解質層(NSE層)

Claims (9)

  1.  個別に作製された正極体と負極体とが積層されてなる非水電解質電池であって、
     正極体は、正極活物質層を有し、
     負極体は、負極活物質層と負極側固体電解質層とを有し、
     負極側固体電解質層のピンホールの位置にある負極活物質層の表面に、負極側固体電解質層のLiイオン伝導度よりも低いLiイオン伝導度を有する低伝導部が形成されていることを特徴とする非水電解質電池。
  2.  正極体は、正極活物質層の上にさらに正極側固体電解質層を有することを特徴とする請求項1に記載の非水電解質電池。
  3.  前記低伝導部は、負極側固体電解質層のピンホールに充填される液体で構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の非水電解質電池。
  4.  前記低伝導部は、固体膜で構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の非水電解質電池。
  5.  前記低伝導部は、負極側固体電解質層のピンホールに充填される有機高分子であることを特徴とする請求項1または2に記載の非水電解質電池。
  6.  個別に作製された正極体と負極体とを積層して非水電解質電池を製造する非水電解質電池の製造方法であって、
     正極活物質層を有する正極体を用意する工程と、
     負極活物質層と負極側固体電解質層とを有する負極体を用意する工程と、
     前記負極側固体電解質層よりもLiイオン伝導度が低い液体状の充填剤を用意する工程と、
     前記充填剤を介在させて正極体と負極体とを積層し、前記負極側固体電解質層のピンホールに前記充填剤が充填された状態とする工程と、
     を備えることを特徴とする非水電解質電池の製造方法。
  7.  個別に作製された正極体と負極体とを積層して非水電解質電池を製造する非水電解質電池の製造方法であって、
     正極活物質層を有する正極体を用意する工程と、
     負極活物質層と負極側固体電解質層とを有する負極体を用意する工程と、
     Liと反応することで、前記負極側固体電解質層よりもLiイオン伝導度が低い化合物を生じる充填剤を用意する工程と、
     前記充填剤を介在させて正極体と負極体とを積層し、前記負極側固体電解質層のピンホールに前記充填剤が充填された状態とすることで、当該ピンホールの位置にある負極活物質層の表面に上記化合物からなる固体膜を形成する工程と、
     を備えることを特徴とする非水電解質電池の製造方法。
  8.  個別に作製された正極体と負極体とを積層して非水電解質電池を製造する非水電解質電池の製造方法であって、
     正極活物質層を有する正極体を用意する工程と、
     負極活物質層と負極側固体電解質層とを有する負極体を用意する工程と、
     前記負極側固体電解質層よりもLiイオン伝導度が低い有機高分子ゲルの充填剤を用意する工程と、
     前記充填剤を介在させて正極体と負極体とを積層し、前記充填剤を乾燥させることで、前記負極側固体電解質層のピンホールに前記有機高分子が充填された状態とする工程と、
     を備えることを特徴とする非水電解質電池の製造方法。
  9.  用意する正極体は、正極活物質層の上にさらに正極側固体電解質層を形成したものであることを特徴とする請求項6~8のいずれか一項に記載の非水電解質電池の製造方法。
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