WO2007123202A1

WO2007123202A1 - 表示装置およびその製造方法、パターン表示方法、ならびにブラインド装置およびブラインド方法

Info

Publication number: WO2007123202A1
Application number: PCT/JP2007/058622
Authority: WO
Inventors: Mitsuru Kamikatano; Takashi Tsumanuma; Takafumi Kashima
Original assignee: Fujikura Ltd.
Priority date: 2006-04-20
Filing date: 2007-04-20
Publication date: 2007-11-01
Also published as: US20090286446A1; EP2009615A4; JPWO2007123202A1; TWI427341B; KR20090007445A; TW200801615A; US8372316B2; EP2009615A1; US20090073721A1; KR101103695B1

Abstract

　この表示装置１０は、導光板１と、導光板１の端面１ａ側に設けられた光源６とを備える。導光板１には、光源６から出射された光を表面１ｂ側に反射する反射面２ａを有するドット状反射部２からなる表示部３が形成されている。表示部３は、ドット状反射部２からの反射光が視認可能とされている。この表示装置１０は、透明性に優れ、かつ表示部が視認しやすく、しかも低コストで容易に製造できる。

Description

明細書

表示装置およびその製造方法、パターン表示方法、ならびにブラインド装置およびブラインド方法

技術分野

[0001] 本発明は、ディスプレイなどに用いられる表示装置およびその製造方法、この表示装置を用いたパターン表示方法、ならびにこの表示装置を用いたブラインド装置およびブラインド方法に関する。

本願 ίま、 2006年 4月 20曰【こ、曰本【こ出願された特願 2006— 117238号および 2 007年 3月 2日に、日本に出願された特願 2007— 052910号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。

背景技術

[0002] 近年、 LED (発光ダイオード）は高効率、長寿命の光源として、様々な用途で使われる機会が多くなつている。

LEDは指向性を持つ点状光源であり、単独ではスポット照明としての使用に制限されるため、透明な榭脂板等の導光板と組み合わせて線状や面状の光源として使用される場合も多い。例として液晶ノックライト、広告用ライトパネル等が挙げられる。また、透明性があり意匠性に優れた表示装置として、レーザー加工やエッチングによって導光板の表面を粗面化し、図形やロゴ等をなす表示部を形成したものがある。この表示装置は、導光板の端面に設けた光源から光を照射して表示部を浮かび上がらせるものであり、ディスプレイ等に用いられて、る。

また、 2枚の透明ガラス板の間に、 LED素子を所定の配置で設けた表示部を有する表示装置も用いられてヽる (特許文献 1を参照)。

特許文献 1 :欧州特許第 0995199号明細書

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0003] 前記粗面化された表示部を有する表示装置では、光は表示部で散乱するため、表示部の単位面積あたりの輝度は低くなり、視認性が不十分になる。視認性を良くするためには表示部の面積を広くする必要がある。

し力しながら、不透明部分である表示部の面積が大きいと、背景を透力見ることができなくなり、この表示装置の特徴である透明性が損われ、その価値を減殺することになる。

LED素子を透明ガラス板の間に設けた表示装置では、透過光を遮るのは LED素子のみであるため透明性は前述のものより良いが、電極配線パターンが複雑となるため製造が難しぐ非常に高価である。

また、光源と導光板とが別体である表示装置と異なり、表示部の意匠を変えるには光源 (LED素子)を含め全体を交換する必要がある。

本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、透明性に優れ、かつ表示部が視認しゃすぐし力も低コストで容易に製造でき、さらに表示部の変更が容易である表示装置およびその製造方法を提供することを目的とする。また、本発明は、この表示装置を用いたパターン表示方法、ならびにこの表示装置を用いたブラインド装置およびブラインド方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

本発明に係る表示装置は、導光板と、この導光板の少なくとも一方の端面側に設けられた少なくとも 1つの光源とを備える。前記導光板には、前記光源から出射されて端面側から入射した光を表面側に反射する反射面を有する 1または複数のドット状反射部からなる表示部が形成され、前記表示部の前記ドット状反射部からの反射光が視認可能とされている。

この表示装置において、前記ドット状反射部は、導光板に形成されたドット状の切欠き力もなることが望ましい。

また、前記ドット状反射部の反射面は、平滑な平面であることが望ましい。

また、この表示装置において、前記表示部は、複数のドット状反射部力もなり、これらドット状反射部からの反射光が所定のパターンをなすことが視認できるように形成されていることが望ましい。

また、この表示装置において、前記表示部のドット状反射部は、文字、記号、図形、模様、またはこれらのうち 2以上の組み合わせをなすように配列していることが望ましい。

また、この表示装置において、前記導光板を複数備え、該導光板が積層されていることが望ましい。

また、この表示装置において、前記導光板を複数備え、該導光板が厚さ方向に間隔をお、て配置されて、ることが望まし!/、。

また、この表示装置において、前記導光板を複数備え、該導光板がひとつの面内に並んで配置されて、ることが望まし!/、。

また、この表示装置において、前記導光板のうち少なくとも 1つは、少なくとも一部が湾曲して形成されてヽることが望まし、。

また、この表示装置において、ドット状反射部の反射面は、前記導光板の表面に対する角度が、 45度以上 60度以下であることが望ましい。

また、この表示装置において、前記ドット状反射部は、平面視して略矩形状とされ、その縦横比は 10： 1から 1： 1までの範囲であることが望ましい。

また、この表示装置において、前記ドット状反射部は、平面視して略矩形状、台形状、三角形状、円形状、円の一部を切り取った形状力選択される形状であることが望ましい。

また、この表示装置において、前記光源は、前記複数の導光板にそれぞれ設けられていることが望ましい。

また、この表示装置において、前記複数の導光板に対する光源の相対位置は、前記複数の導光板のうち 1つに光を入射可能な位置から、他の導光板のうち 1つに光を入射可能な位置まで可変とされて、ることが望ま、。

また、この表示装置において、前記光源は、前記導光板の延在方向に沿って延在して形成されてヽることが望ましヽ。

また、この表示装置において、前記光源は、複数の発光ダイオードが所定方向に配列されたものであることが望ま、。

本発明に係る表示装置の製造方法は、上記の表示装置を製造する方法であって、前記ドット状反射部に応じた形状の刃部を有する加工具を用い、前記刃部と前記導光板のうち一方または両方を前記導光板の材料の軟化点以上の温度に加熱し、前記刃部を前記導光板に押し込むことによって前記ドット状反射部を形成する。

また、本発明に係る表示装置の製造法において、前記表示部のドット状反射部に配列された文字、記号、図形、模様、またはこれらのうち 2以上の組み合わせに対応する形状の雄型が形成された金型により、前記ドット状反射部が形成された導光板をプレス成形または射出成形することも可能である。

[0006] 本発明に係るパターン表示方法は、反射面を有する 1または複数のドット状反射部からなるパターンをなす表示部が形成された導光板と、この導光板の少なくとも一方の端面側に設けられた少なくとも 1つの光源とを用い、該光源力の光を前記導光板の端面側から入射させ、前記ドット状反射部で前記表面側に反射させて表面側から出射させることによって、前記パターンの反射光を表示する。

また、このパターン表示方法において、前記光源の発光時間、発光量、発光色のうち 1または 2以上を変動させることにより前記反射光の前記パターンに変化を付与することが望ましい。

[0007] 本発明に係るブラインド装置は、導光板と、この導光板の少なくとも一方の端面側に設けられた少なくとも 1つの光源とを備え、前記導光板には、前記光源から出射されて端面側力入射した光を表面側に反射する反射面を有する 1または複数のドット状反射部からなる表示部が形成され、前記表示部の前記ドット状反射部からの反射光が視認可能とされている。

[0008] 本発明に係るブラインド方法は、反射面を有する 1または複数のドット状反射部からなる表示部が形成された導光板と、この導光板の少なくとも一方の端面側に設けられた少なくとも 1つの光源とを用い、前記光源からの光を前記導光板の端面側から入射させ、前記ドット状反射部で反射させて前記導光板の表面側から出射させることによつて、背景の視認性を低下させる。

発明の効果

[0009] 本発明の表示装置では、導光板に、反射面を有するドット状反射部、例えばドット状の切欠き力なる表示部が形成されて、るので、光源からの光をドット状反射部の反射面に反射させ、表面側から出射させることができる。

光源力の光は、大部分が反射面に反射し、ほぼ一定の方向に出射するため、光の強度は十分に大きくなる。このため、距離をおいて観察する場合でも優れた視認性が得られる。

また、ドット状反射部の反射面が平滑な平面なので、光源力もの光をドット状反射部の反射面に反射させ、表面側から出射させることができる。

また、ドット状反射部はドット状であるため面積が小さいことから、表示装置の透明 '性は損なわれない。

また、構造が単純であるため、製造が容易でコスト面でも有利である。

さらには、導光板と光源とが別体であるため、導光板を、異なる表示部を有する導光板に交換するのが容易である。

また、複数の導光板を厚さ方向に配置する場合には、これら複数の導光板の厚さ方向の位置が互いに異なるため、立体感なパターンを表示できる。このため、デイスプレイ効果や装飾性が非常に優れる。

また、光源からの光をドット状反射部で反射させて前記パターンを表示するにあたつて、光源の発光時間、発光量、発光色のうち 1または 2以上を制御すれば、反射光のパターンに変化を付与することができる。例えば、複数の導光板を用いる場合には、あた力も図柄 (パターン）が動くような表示が可能になり、ディスプレイ効果をさらに向上させることができる。

さらに、ドット状反射部の数を多くし、かつ光源の光量を高くすれば、表示装置として機能だけでなぐ面状の照明装置としての機能を与えることができる。導光板の反射部分は電気的に中性であって感電やショートの問題が無ぐまた発熱もほとんどないため、このような現象が問題となる環境での照明としての使用に適する。

図面の簡単な説明

[図 1]本発明の表示装置の第 1の例を模式的に示す斜視図である。

[図 2]図 1に示す表示装置を示す断面図である。

[図 3]図 1に示す表示装置の要部拡大断面図である。

[図 4]図 1に示す表示装置のドット状反射部を示す平面図である。

[図 5A]ドット状反射部の平面視した形状の例を示す平面図である。

[図 5B]図 5Aに示すドット状反射部の斜視図である。 [図 6A]ドット状反射部の平面視した形状の例を示す平面図である。

[図 6B]図 6Aに示すドット状反射部の斜視図である。

[図 7A]ドット状反射部の平面視した形状の例を示す平面図である。

[図 7B]図 7Aに示すドット状反射部の斜視図である。

[図 8A]ドット状反射部の平面視した形状の例を示す平面図である。

[図 8B]図 8Aに示すドット状反射部の斜視図である。

[図 9A]ドット状反射部の平面視した形状の例を示す平面図である。

[図 9B]図 9Aに示すドット状反射部の斜視図である。

圆 10]図 1に示す表示装置の製造方法を示す工程図である。

圆 11]前図に続く工程図である。

[図 12]前図に続く工程図である。

圆 13]ドット状反射部の平面視した形状の例を示す平面図である。

[図 14]ドット状反射部の平面視した形状の例を示す平面図である。

圆 15]本発明の表示装置の第 2の例を模式的に示す斜視図である。

[図 16]図 15に示す表示装置を示す断面図である。

圆 17]図 15に示す表示装置の変形例を示す断面図である。

圆 18]本発明の表示装置の第 3の例を示す断面図である。

圆 19]本発明の表示装置の第 4の例を示す平面図である。

圆 20]本発明の表示装置の第 5の例を示す断面図である。

圆 21]本発明の表示装置の第 6の例を示す断面図である。

圆 22]本発明のブラインド装置の一例を模式的に示す斜視図である。

圆 23]図 22に示すブラインド装置の使用例を模式的に示す説明図である。

圆 24]図 22に示すブラインド装置の使用例を模式的に示す説明図である。

符号の説明

1、 21、 22、 31〜33、 41〜43、 51〜53· ··導光板、 2· ··ドット状反射部、 2a…反射面、 3、 23、 24、 34〜36、 44〜46、 54〜56· ··表示部、 6、 25、 26、 37〜39、 47〜 49、 57· ··光源、 12、 12Α· ··刃部、 13、 13Α· ··カロ工具、 70· ··ブラインド装置、 « ··· 反射面の傾斜角発明を実施するための最良の形態

[0012] 図 1〜図 4は、本発明の表示装置の第 1の例である表示装置 10を示すものである。

図 1は、表示装置 10を模式的に示す斜視図であり、図 2は、表示装置 10の断面図であり、図 3は、表示装置 10の要部拡大断面図であり、図 4は、ドット状反射部 2の平面図である。

[0013] 表示装置 10は、導光板 1と、導光板 1の端面 laに設けられた光源 6とを備えている光源 6としては、 LED、 LD (レーザーダイオード)などを用いることができる。光源 6 は、導光板 1の延在方向に沿って延在して形成するのが好ましい。図示の例では、光源 6は、略矩形状の導光板 1の一辺の端面 laに沿って延在して形成されている。光源 6は、例えば、複数の LEDが端面 laに沿う方向に配列されたものが使用できる。光源 6が発する光の色は、白、赤、緑、青などを例示でき、ドット状反射部 2が構成するパターンに応じて適宜選択できる

なお、光源 6は、導光板 1の一方および他方の端面に設けることもできる。

[0014] 導光板 1は、透明な材料であればよぐアクリル榭脂、ポリカーボネート榭脂、シリコーン榭脂、シクロポリオレフイン榭脂等などの合成樹脂からなる板や、ガラス板などが用いられ、その中でも透明性、加工の容易さなどの点からアクリル板が好ましい。導光板 1の厚さは、例えば 0. 5mn！〜 10mmとすることができる。導光板 1は、背景を透力見ることができる程度の光透過性を有することが好ましい。また、本実施形態の場合、導光板 1の形状は、図示のように、平面視して略矩形状をなす板状をなしているが、導光板 1の形状は、端面 la、表面 lb、および裏面 lcとして機能する面が形成可能であれば、図示の形状に限定されない。

なお、本発明において、透明であるとは、ドット状反射部 2からの反射光が視認できる程度の光透過性をもつことを、う。これらの定義は本発明にお、て共通に用いられる。

[0015] 導光板 1の裏面 lcには、 1または複数のドット状反射部 2からなる表示部 3が形成されている。

図 3および図 4に示すように、ドット状反射部 2は、裏面 lcに形成された切欠きであり、光源 6から出射されて端面 laから入射した光を表面 lb側に反射する反射面 2aを有する。ドット状反射部 2は、光源 6からの光が反射面 2aに当たるような形状とされる図示の例では、ドット状反射部 2の平面視した形状が略矩形とされ (図 4を参照）、ドット状反射部 2の光源 6からの光の入射方向に沿った断面形状が、端面 la側に形成された反射面 2aを斜辺とする三角形をなしてヽる（図 3を参照)。

ドット状反射部 2は、導光板内に形成されて光源からの光を表面側に反射する構造であればよぐその構成は図示の例に限定されない。ドット状反射部 2の平面視した形状が、矩形状以外に例えば、台形、三角形、五角形などの多角形、円形、あるいは円の一部を切り取った形状であってもよい。

このような例を図 5Aないし図 9Bに示す。図 5Aおよび図 5Bは、ドット状反射部 2の平面視した形状を正方形とし、光源 6からの光の入射方向に沿った断面形状を、反射面 2aを斜辺とする直角二等辺三角形とした場合の例を示す。図 6Aおよび図 6Bは、ドット状反射部 2の平面視した形状を台形とした場合の例を示す。図 7Aおよび図 7 Bは、ドット状反射部 2の平面視した形状を三角形とした場合の例を示す。図 8Aおよび図 8Bは、ドット状反射部 2の平面視した形状を円形とした場合の例を示す。また、図 9Aおよび図 9Bは、ドット状反射部 2の平面視した形状を半円形とした場合の例を示す。さらに、ドット状反射部 2は、導光板に形成された貫通孔であってもよいし、図示の例のように、導光板内に形成された空間部であってもよい。

平面視したときのドット状反射部 2の縦横比（アスペクト比）（平均値）は、 10 : 1から 1 ： 1の範囲であることが好ましぐ 5： 1から 1： 1の範囲がさらに好ましい。

縦横比とは、平面視でドット状反射部 2が内接する最小面積の長方形の長辺と短辺の比（長辺：短辺）をいう。

縦横比が大きすぎると、ドット状反射部からの光の形状が点状でなく線状と認識されるようになるため、結果的に視認性が低下する。図 4に示すように、縦横比とは、ドット状反射部の平面視した形状が長方形の場合には長方形の長辺と短辺の比 (長辺：短辺）をいう。 |8 1 > |8 2の場合は|8 1 : |8 2、 1く 2の場合は 2 : 1となる。ドット状反射部の平面視した形状が長方形以外の図形の場合には、平面視でドット状反射部 2が内接する最小面積の長方形の長辺と短辺の比 (長辺：短辺）を!、う。

[0017] 導光板 1の表面 lbに対する反射面 2aの傾斜角度（図 3に示す角度ひ）は、小さすぎれば出射光の傾斜角度も大きくなり、表示装置 10を正面から見たときのドット状反射部 2の視認性が低下する。傾斜角度が大きすぎれば、光の入射角度が臨界角を超え、反射面 2aを透過する光の割合が増加するため、光の反射効率が低下し、光の利用効率が低くなる。

このため、反射面 2aの傾斜角度は、 45度以上 60度以下が好ましぐ 50度以上 55 度以下がさらに好ましい。傾斜角度を前記範囲とすることによって、光の反射効率を高くするとともに、反射光を表面 lbに対し垂直に近い角度で出射させ、ドット状反射部 2の視認性を高めることができる。

[0018] 図示の例では、反射面 2aは平坦である力反射面は、少なくとも一部が曲面をなしていてもよい。反射面が曲面であると、反射光の出射角度が広い範囲にわたる場合があるが、この場合には、ドット状反射部 2が広い範囲から視認できるようになる。

[0019] 反射面 2aの表面粗さ（最大高さ Ry) (JIS B 0601-1994)は、 1 m以下、好ましくは 0. 1 m以下が好適である。表面粗さをこの範囲にすることによって、反射面 2aにおける光の反射効率を高めることができる。

[0020] ドット状反射部 2の高さ（図 3に示す高さ γ )は、小さすぎればドット状反射部 2の視認性が低くなり、大きすぎれば表示装置 10の透明性の点で好ましくない。そのため、ドット状反射部 2の高さの平均値は、 0. lmm〜5mmが好ましぐ 0. 5mm〜3mmがさらに好ましい。

また、導光板 1の厚さに対するドット状反射部 2の高さの比（平均値）は、 1Z10〜1 Zlが好ましぐ 1Z5〜2Z3がさらに好ましい。

[0021] 全てのドット状反射部 2の面積を一定とすると、光源 6に近いドット状反射部 2における反射光に比べ、光源 6から遠い位置にあるドット状反射部 2における反射光の強度が低くなる傾向がある。このため、ドット状反射部 2の面積を光源 6からの距離が離れるに応じて大きくすることによって、ドット状反射部 2の反射光の強度を均一化するのが好ましい。

[0022] 図示の例において、表示部 3は、複数のドット状反射部 2が所定のパターンをなすように配列されている。「ドット状反射部 2が所定のパターンをなす」とは、ドット状反射部 2が、所定の規則に従って並んでいることをいう。表示部 3は、ドット状反射部 2が不均一に配置された構成、例えば、ドット状反射部 2が密に配置された部分と、疎に配置された部分とを有する構成とすることができる。図 1に示す例では、ドット状反射部 2 が密に配置された部分 4aと、疎に配置された部分 4bとを有する。密に配置された部分 4aは、複数のドット状反射部 2が一定方向に配列された 5つの直線状配列部 5a〜 5e力もなる。

ドット状反射部 2がなす所定のパターンは、文字、記号、図形、模様、またはこれらのうち 2以上の組み合わせをなすように配列させるのが好ましい。

なお、ドット状反射部 2は、導光板 1の全体に均一に配置されていてもよい。

[0023] 表示装置 10では、導光板 1の表面 lb側（または裏面 lc側）には、表示装置 10の透明性を損なうような構成 (例えば光拡散板)は設けられておらず、ドット状反射部 2がドット状の輝点として視認可能となって、る。

なお、導光板 1の表面 lb側（または裏面 lc側）には、ドット状反射部 2がドット状の輝点として観察される限りにおいては、半透明な層を設けてもよい。

[0024] 図 3に示すように、表示装置 10では、光源 6からの光を端面 laから導光板 1に入射させ、ドット状反射部 2の反射面 2aに反射させ、表面 lb側から出射させることができる。表面 lb側から見ると、ドット状反射部 2はドット状の輝点として観察される。

光源 6からの光は、大部分が反射面 2aに反射し、ほぼ一定の方向（図示の例では表面 lbに垂直な方向）に向かうため、光の強度は十分に大きくなる。このため、表示装置 10を距離をおいて観察する場合でも優れた視認性が得られる。

また、ドット状反射部 2は、所定のパターンをなすように配列されているので、表面 1 b側力も観察することによって、このパターンを視認できる。

[0025] この表示装置 10では、ドット状反射部 2はドット状であるため面積が小さぐ表示装置 10の透明'性は損なわれない。

さらには、導光板 1と光源 6とが別体であるため、導光板 1を、異なる表示部を有する導光板に交換するのが容易であるという利点がある。また、ドット状反射部 2の数を多くし、かつ光源 6の光量を高くすれば、表示装置として機能だけでなぐ面状の照明装置としての機能を与えることができる。

[0026] 次に、表示装置 10を製造する方法の一例について、図 10〜図 12を参照して説明する。

図 10に示すように、基部 11の下面に刃部 12が突出して形成されたカ卩工具 13を使用する。刃部 12は、ドット状反射部 2に応じた形状とされ、刃部 12の頂角（図 10に示す頂角 δ )は、 10〜40度が好ましい。

反射面 2aを平滑に形成するには、反射面 2aを形成する面である刃部 12の斜面 12 aも平滑に形成するのが好ましい。斜面 12aの表面粗さ（最大高さ Ry) (JIS B 0601-1 994)は、 1 μ m以下、好ましくは 0. 1 μ m以下が好適である。

[0027] 図 11および図 12に示すように、加工具 13を、刃部 12の形成方向に沿って下降させて刃部 12を導光板 1の裏面 lcに押し込み、加工具 13を上昇させて刃部 12を引き抜く。

この際、刃部 12と導光板 1のうち一方または両方を導光板 1の材料の軟ィ匕点以上の温度に加熱しておくと、ドット状反射部 2の形成が容易となる。

これによつて、導光板 1の裏面 Id 刃部 12に沿う形状のドット状反射部 2が形成される。

そして、加工具 13を水平移動させて、同様の操作を繰り返すことによって、複数のドット状反射部 2からなる表示部 3を形成し、図 1〜図 4に示す表示装置 10を得る。加工具 13を使用する製造方法によれば、正確な形状のドット状反射部 2を形成できる。また、反射面 2aを平滑に形成することができる。

[0028] さらに、例えば図 13に示すような加工具 13Aを用い、複数のドット状反射部 2からなる表示部 3を同時に形成することも可能である。

加工具 13Aは、平板矩形状をなす金属製の基部 11 Aと、基部 11Aの下面に突出して形成された複数の刃部 12Aとを備えている。これら複数の刃部 12Aは、全体として、ドット状反射部 2がなす所定のパターンに対応するよう配置されている。なお、個々の刃部 12Aの構造は図 10に示す刃部 12と同様であるため、その説明を省略する図 14に示すように、加工具 13Aを、刃部 12Aの形成方向に沿って下降させて（図 1 4の工程 (a) )刃部 12Aを導光板 1の裏面 lcに押し込み（図 14の工程 (b) )、加工具 13Aを上昇させて刃部 12を引き抜く。

これによつて、導光板 1の裏面 Id 刃部 12に沿う形状の複数のドット状反射部 2 力複数の刃部 12Aの位置に対応した所定のパターンで、同時に形成され、その結果、所定のドット状反射部 2のパターンを有する表示装置 10を得る（図 14の工程 (c)

) o

[0029] 他の製造方法として、エッチング、切削加工、プレス成型、射出成型等が挙げられる。

これらの方法のうち、切削加工、プレス成型、射出成型は、反射面 2aを比較的平滑に形成できるという利点がある。また、エッチング、プレス成型、射出成型は、小さなドット状反射部 2でも精度よく形成することができる。また、エッチング、切削加工は、金型が不要であるため、製造コストが低減でき、特に大きな面積の導光板に対する加ェゃ、少量生産の場合に有利である。

[0030] 次に、本発明の表示装置の第 2の例を説明する。以下の説明において、図 1に示す第 1の例と共通の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。

図 15および図 16に示すように、表示装置 20は、第 1および第 2の導光板 21、 22と、第 1および第 2の光源 25、 26とを備えている。表示装置 20は、 2枚の導光板を有する点で図 1に示す表示装置 10と異なる。

第 1および第 2の導光板 21、 22は積層されている。第 1の導光板 21の一方の端面 21aには第 1の光源 25が設けられ、第 2の導光板 22の他方の端面 22aには、第 2の光源 26が設けられている。

第 1の導光板 21の裏面 21cには、複数のドット状反射部 2からなる第 1の表示部 23 が形成されている。ドット状反射部 2は、所定のパターンをなすように形成されており、図示の例では、略円形をなすように配列されて、る。

第 2の導光板 22の裏面 22cには、複数のドット状反射部 2からなる第 2の表示部 24 が形成されている。ドット状反射部 2は、所定のパターンをなすように形成されている

。第 2の表示部 24は、第 1の表示部 23とは異なるパターンをなすことが好ましぐ図示の例では、略三角形をなすように配列されて、る。

[0031] 表示装置 20では、光源 25、 26の両方を点灯することによって、 2つの表示部 23、 2

4を同時に表示してもよいし、光源 25、 26のいずれか一方を点灯することによって表示部 23、 24のいずれか一方を表示してもよい。また、光源 25、 26の操作によって、表示される表示部を、経時的に変更することもできる。

このように、表示装置 20では、 2つの導光板 21、 22を備え、これら導光板 21、 22がそれぞれ表示部 23、 24を備えているので、複数のパターン表示が可能となり、表示されるパターンの意匠性を高めることができる。

[0032] 表示装置 20では、 2枚の導光板 21、 22の厚さ方向の位置が互いに異なるため、表示されるパターンに立体感を与えることができる。このため、ディスプレイ効果や装飾性が非常に優れる。

[0033] 光源 25、 26の発光時間、発光量、発光色は一定としてもよいが、発光時間、発光量、発光色のうち 1または 2以上を、時間経過に従って変化させてもよい。発光量はこの光源への入力パワーを変化させることで変化させることができる。

光源 25、 26の発光時間、発光量、発光色等を変動させることにより、表示されるパターンに変化を付与することができる。

例えば、点灯する光源の順序、時間などを適宜設定することによって、あたかも図柄 (パターン)が動くような表示が可能になり、ディスプレイ効果をさらに向上させることがでさる。

[0034] 図 17に示すように、導光板 21の表面 21bおよび導光板 22の裏面 22cには、それぞれ保護板 27、 28を設けることができる。保護板 27、 28の材料は、透明な材料であればよぐアクリル榭脂、ポリカーボネート榭脂などの合成樹脂、ガラスが好適である。保護板 27、 28によって、表示装置 20の耐久性を高めることができる。

[0035] 次に、本発明の表示装置の第 3の例を説明する。

図 18に示すように、表示装置 30は、第 1〜第 3の導光板 31〜33と、第 1〜第 3の光源 37〜39とを備えて、る。第 1〜第 3の導光板 31〜33の裏面には、それぞれ複数のドット状反射部 2からなる第 1〜第 3の表示部 34〜36が形成されている。

表示装置 30は、第 1〜第 3の導光板 31〜33が厚さ方向に間隔をおいて配置されている点で、図 15に示す表示装置 20と異なる。

第 1〜第 3の光源 37〜39は、それぞれ第 1の導光板 31の端面 31a、第 2の導光板 32の端面 32a、第 3の導光板 33の端面 33aに設けられて!/、る。

[0036] 表示装置 30は、第 1〜第 3の導光板 31〜33が厚さ方向に間隔をおいて配置されているので、表示装置 20に比較して、表示されるパターンに、いっそうの立体感を与えることができる。したがって、表示されるパターンの意匠性を高めることができる。なお、導光板の数は、図 15〜図 18に示す例に限らず、 4以上とすることもできる。

[0037] 次に、本発明の表示装置の第 4の例を説明する。

図 19は、表示装置 40の平面図である。表示装置 40は、第 1〜第 3の導光板 41〜4 3と、第 1〜第 3の光源 47〜49とを備えている。

第 1〜第 3の導光板 41〜43の裏面には、それぞれ複数のドット状反射部 2からなる第 1〜第 3の表示部 44〜46が形成されて、る。

表示装置 40は、第 1〜第 3の導光板 41〜43がひとつの面内に並んで配置されている点で、図 18に示す表示装置 30と異なる。

第 1〜第 3の光源 47〜49は、それぞれ第 1の導光板 41の端面 41a、第 2の導光板 42の端面 42a、第 3の導光板 43の端面 43aに設けられて、る。

導光板 41〜43は、不透明な介在物なしで隙間なく並べられており、実質的に 1枚の導光板として取り扱うことができる。

[0038] 表示装置 40は、導光板 41〜43がひとつの面内に並んで配置されているので、表示部の面積を大きくすることができる。

また、表示装置 40では、光源 47〜49をすベて点灯させて表示部 44〜46を同時に表示してもよいし、光源 47〜49のうち 1つまたは 2つを点灯させて表示部 44〜46 のうち 1つまたは 2つを表示してもよい。また、光源 47〜49の操作によって、表示される表示部を経時的に変更することもできる。

このように、表示装置 40では、複数のパターン表示が可能となり、表示されるパターンの意匠性を高めることができる。

[0039] 次に、本発明の表示装置の第 5の例を説明する。

図 20に示すように、表示装置 50は、第 1〜第 3の導光板 51〜53と、光源 57とを備えている。

導光板 51〜53の裏面には、それぞれ複数のドット状反射部 2からなる第 1〜第 3の表示部 54〜56が形成されている。導光板 51〜53は、積層されている。

光源 57は、第 1の導光板 51に光を入射可能な位置 (第 1位置 57a)から、第 2の導光板 52に光を入射可能な位置 (第 2位置 57b)を経て、第 3の導光板 53に光を入射可能な位置 (第 3位置 57c)まで移動できるようになって、る。

第 1〜第 3位置 57a〜57cは、それぞれ導光板 51〜53の端面に面した位置である

[0040] 表示装置 50は、光源 57の移動によって表示される表示部を変化させることができる。例えば、光源 57を、時間経過に従って第 1位置 57aから第 3位置 57cにかけて移動させることによって、表示部を切り替え表示でき、美観に優れた表示が可能である図示の例では、光源 57を導光板 51〜53に対し移動可能としたが、逆に、光源 57 に対し導光板 51〜53を移動可能としてもよい。

[0041] 次に、本発明の表示装置の第 6の例を説明する。

図 21に示すように、表示装置 60は、導光板 1が略円弧状に湾曲している点で図 1 に示す表示装置 10と異なる。

表示装置 60は、導光板 1が湾曲しているため、表示部 3をより広い範囲力視認できる。

図示の例では、導光板 1の全体が湾曲している力本発明の表示装置はこれに限らず、導光板 1の一部が湾曲していてもよい。

[0042] 本発明の表示装置は、光源を点灯させて表示部を表示すると、背景が視認しにくくなるため、ブラインド装置 (遮像装置)としても使用できる。

すなわち、本発明の表示装置では、ドット状反射部 2は、光の反射部分が点状となる。つまり、光の反射部分がドット状となるため、各ドットが表示装置で占める面積が小さい。その結果、ドットからの反射光がない非点灯時には、導光板 1の透明性が損なわれず、表示装置の裏側の背景が透き通って見えるため、背景を容易に視認できる。

一方、点灯時には、ドット状反射部 2が輝度の高い輝点となるため、その近傍では眩しさのために背景の視認性が低下する。したがって、ドット状反射部 2を適度な間隔で必要な領域内に配置することにより、その領域において、点灯時に背景の視認性を低下させることが可能となる。

[0043] 図 22は、本発明のブラインド装置の一例を示すもので、このブラインド装置 70は、導光板 1と光源 6とを備え、導光板 1の裏面 lcに、多数のドット状反射部 2からなる表示部 73が形成されている。

ドット状反射部 2は、導光板 1の所定の領域の全体に均一に形成されていることが好ましい。図示の例では、ドット状反射部 2はほぼ一定の間隔ごとに形成され、導光板 1の全面にほぼ均一に形成されている。

図 23に示すように、光源が点灯していないときは、ブラインド装置 70を通して背景を透力し見ることができる。

図 24に示すように、光源を点灯すると、多数のドット状反射部 2が輝度の高い輝点となるため、背景が見えにくくなる。

[0044] 一般に、ブラインド装置には、背景を見えにくくする遮像効果と、非遮像時における背景の見えやすさ、すなわち背景視認性との両方が要求される。

例えば、レーザ加工等による粗面化により表示部を形成した装置では、表示部の輝度が不足しやすぐ遮像効果の点で劣る。また、透明基材上に LED素子で表示部を形成した装置では、点灯していないときにも、 LED素子により背景が見えにくくなるまた、点灯時に十分な遮像効果を得るためには数多くの LED素子が必要となり、コストがかさむという問題もある。

これに対し、本発明によるブラインド装置 70では、上述のように、十分な透光性が確保されるため、光源が点灯していないときは、背景を良好に視認できる。また、光源を点灯すると、多数のドット状反射部 2が輝度の高い輝点となるため、背景が見えに《なる。従って、プライバシー保護を目的とする利用が可能である。ブラインド装置 70を、例えば食器棚などの家具の扉に適用すれば、来客時などにおいて扉の背後を見えに《することができ、プライバシーの保護に有効である。

[0045] なお、光源の位置と数は図示の例に限定されない。ドット状反射部の反射面の傾斜角度は、高い反射効率が得られるように、光源の位置に応じて最適化するのが好ましい。

[0046] 以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれら実施例に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。本発明は前述した説明によって限定されることはなぐ添付のクレームの範囲によってのみ限定される。

産業上の利用可能性

[0047] 本発明によれば、透明性に優れ、かつ表示部が視認しゃすぐしかも低コストで容易に製造でき、さらに表示部の変更が容易である表示装置およびその製造方法を提供可能である。また、本発明によれば、この表示装置を用いたパターン表示方法、ならびにこの表示装置を用いたブラインド装置およびブラインド方法を提供可能である

Claims

請求の範囲

[I] 導光板と、この導光板の少なくとも一方の端面側に設けられた少なくとも 1つの光源とを備え、

前記導光板には、前記光源力出射されて端面側から入射した光を表面側に反射する反射面を有する 1または複数のドット状反射部からなる表示部が形成され、前記表示部の前記ドット状反射部力の反射光が視認可能とされている表示装置

[2] 前記ドット状反射部は、導光板に形成されたドット状の切欠き力なる請求項 1に記載の表示装置。

[3] 前記ドット状反射部の反射面は、平滑な平面である請求項 1に記載の表示装置。

[4] 前記表示部は、複数のドット状反射部からなり、これらドット状反射部からの反射光が所定のパターンをなすことが視認できるように形成されている請求項 1または 2に記載の表示装置。

[5] 前記表示部のドット状反射部は、文字、記号、図形、模様、またはこれらのうち 2以上の組み合わせをなすように配列して、る請求項 4に記載の表示装置。

[6] 前記導光板を複数備え、該導光板が積層されている請求項 1〜5のうちいずれか 1 項に記載の表示装置。

[7] 前記導光板を複数備え、該導光板が厚さ方向に間隔をお、て配置されて!、る請求項 1〜5のうちいずれか 1項に記載の表示装置。

[8] 前記導光板を複数備え、該導光板がひとつの面内に並んで配置されている請求項

1〜5のうちいずれか 1項に記載の表示装置。

[9] 前記導光板のうち少なくとも 1つは、少なくとも一部が湾曲して形成されている請求項 1〜8のうちいずれか 1項に記載の表示装置。

[10] ドット状反射部の反射面は、前記導光板の表面に対する角度が、 45度以上 60度以下である請求項 1〜9のうちいずれか 1項に記載の表示装置。

[II] 前記ドット状反射部は、平面視して略矩形状とされ、その縦横比は 10 : 1から 1： 1までの範囲である請求項 1〜10のうちいずれか 1項に記載の表示装置。

[12] 前記ドット状反射部は、平面視して略矩形状か、台形状か、三角形状か、円形状か、円の一部を切り取った形状力選択される形状である請求項 1〜10のうちいずれか

1項に記載の表示装置。

[13] 前記光源は、前記複数の導光板にそれぞれ設けられている請求項 6〜8のうちいずれか 1項に記載の表示装置。

[14] 前記複数の導光板に対する光源の相対位置は、前記複数の導光板のうち 1つに光を入射可能な位置から、他の導光板のうち 1つに光を入射可能な位置まで可変とされて、る請求項 6〜8のうち、ずれか 1項に記載の表示装置。

[15] 前記光源は、前記導光板の延在方向に沿って延在して形成されている請求項 1〜

13のうちいずれか 1項に記載の表示装置。

[16] 前記光源は、複数の発光ダイオードが所定方向に配列されたものである請求項 14 に記載の表示装置。

[17] 請求項 1〜15のうちいずれか 1項に記載の表示装置を製造する方法であって、前記ドット状反射部に応じた形状の刃部を有する加工具を用い、前記刃部と前記導光板のうち一方または両方を前記導光板の材料の軟化点以上の温度に加熱し、前記刃部を前記導光板に押し込むことによって前記ドット状反射部を形成する表示装置の製造方法。

[18] 請求項 5に記載の表示装置を製造する方法であって、

請求項 5に記載の文字、記号、図形、模様、またはこれらのうち 2以上の組み合わせに対応する前記ドット状反射部に応じた形状の雄型が形成された金型により、前記ドット状反射部が形成された導光板をプレス成形または射出成形する表示装置の製造方法。

[19] 反射面を有する 1または複数のドット状反射部からなるパターンをなす表示部が形成された導光板と、この導光板の少なくとも一方の端面側に設けられた少なくとも 1つの光源とを用い、

前記光源からの光を前記導光板の端面側から入射させ、前記ドット状反射部で前記表面側に反射させて表面側から出射させることによって、前記パターンの反射光を表示するパターン表示方法。

[20] 前記光源の発光時間、発光量、発光色のうち 1または 2以上を変動させることにより前記反射光の前記パターンに変化を付与する請求項 19記載のパターン表示方法。

[21] 導光板と、この導光板の少なくとも一方の端面側に設けられた少なくとも 1つの光源とを備え、

前記導光板には、前記光源力出射されて端面側から入射した光を表面側に反射する反射面を有する 1または複数のドット状反射部からなる表示部が形成され、前記表示部の前記ドット状反射部力の反射光が視認可能とされているブラインド装置。

[22] 反射面を有する 1または複数のドット状反射部からなる表示部が形成された導光板と、この導光板の少なくとも一方の端面側に設けられた少なくとも 1つの光源とを用い前記光源からの光を前記導光板の端面側から入射させ、前記ドット状反射部で反射させて前記導光板の表面側力出射させることによって、背景視認性を低下させるブラインド方法。