WO2007086205A1

WO2007086205A1 - 指示計器

Info

Publication number: WO2007086205A1
Application number: PCT/JP2006/324819
Authority: WO
Inventors: Takaki Yoshida
Original assignee: Nippon Seiki Co., Ltd.
Priority date: 2006-01-30
Filing date: 2006-12-13
Publication date: 2007-08-02
Also published as: EP1980825A1; US7743726B2; KR101363197B1; JP4895321B2; EP1980825B1; CN101336363B; US20090056616A1; EP1980825A4; KR20080090509A; JP2007199028A; CN101336363A

Abstract

　照明効率を向上させることが可能な指示計器を提供する。　表示パネル１と、この表示パネル１の外周に沿って指標部２０１が配された表示板２００と、指標部２０１を指示する指針１と、この指針１を駆動する駆動源７と、表示板２００を照明する表示板用光源（光源）７００とを備え、指針１が表示パネル１の後方を迂回して表示板２００の前方に至る指示計器において、表示パネル１と表示板２００と表示板用光源７００とを結合する枠体３００を設け、この枠体３００に表示板用光源７００の光を表示板２００に導く照明室Ｒ１を設けた。

Description

明細書

指示計器

技術分野

[0001] 本発明は、車両等に搭載する指示計器に関するものであって、指針と表示板とでなる指針式表示部の中央で電子式の表示パネルによる情報表示を行うベぐ指針が表示パネルの後方を迂回して表示板の前方に至るタイプの指示計器に関するものである。

背景技術

[0002] この種の指示計器として、例えば下記特許文献 1に記載されているものが知られている。この指示計器は、液晶パネル力もなる表示パネルと、この表示パネルの外周に沿って指標部が配された表示板と、指標部を指示する指針と、この指針を駆動すべく表示パネルの背後に配置された駆動源（回動内機)と、この駆動源を装着すると共に表示パネルとは所定の間隔を明けて配置される回路基板と、この回路基板の前方に配置され表示板と表示パネルとを照明する光源とを備えている。指針はその回転基部が駆動源の駆動軸に連結され、表示パネルの後方を迂回して自由端側が表示板の前方に至るように屈曲して、る。このように屈曲した指針の動作を可能とするため、表示パネルと回路基板との間隔は、指針の作動を許容できる大きさに設定されている。そして回路基板上に位置する光源は前記間隔を隔てて表示板や表示パネルと対向し、光源の点灯により表示板や表示パネルを照明する構造である。

特許文献 1 :特開 2003— 14508号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0003] し力しながら上記特許文献 1では、表示板と表示パネルに対して光源を、指針の作動を許容するための間隔を隔てて対向させる構造に過ぎないため、光源力照明対象である表示板や表示パネルへ至る光路をコントロールするのが難しぐ照明効率の低下を招きやすいという問題がある。また例えば異なる色の光源を用い、表示板と表示パネルとを異なる色で照明する場合に対応できなヽとヽぅ問題もある。本発明はこの点に着目してなされたもので、その主な目的は、照明効率を向上させることが可能な指示計器を提供することにある。

課題を解決するための手段

[0004] 本発明は、前述した課題を解決するため、表示パネルと、この表示パネルの外周に沿って指標部が配された表示板と、前記指標部を指示する指針と、この指針を駆動する駆動源と、少なくとも前記表示板を照明する光源とを備え、前記指針が前記表示パネルの後方を迂回して前記表示板の前方に至る指示計器において、前記表示パネルと前記表示板と前記光源とを結合する枠体を設け、この枠体に前記光源の光を前記表示板に導く照明室を設けたことを特徴とする。

[0005] また本発明は、前記枠体が前記指針の非移動領域において所定の剛体に連結されることを特徴とする。

[0006] また本発明は、前記光源を装着する光源基板を有し、この光源基板を介して前記光源が前記枠体と合体されることを特徴とする。

[0007] また本発明は、前記光源が前記表示板に加えて前記表示パネルも照らす光源か、または前記表示板と前記表示パネルとを別々に照らす光源からなり、前記照明室が前記表示板を照明する照明室と前記表示パネルを照明する照明室とに区画されることを特徴とする。

発明の効果

[0008] 本発明によれば、照明効率を向上させることが可能な指示計器を提供することができる。

図面の簡単な説明

[0009] [図 1]本発明による指示計器の正面図。

[図 2]図 1の A— A断面図。

[図 3]表示ユニットとケースの一部を示す斜視図。

[図 4]図 2の B— B断面図。

[図 5]本発明の第 2の実施形態を示す要部断面図。

符号の説明指針遮蔽部材フロントカバーケース（剛体）回路基板リアカバー駆動源指針用光源第 1の部分第 2の部分a 反射部b ボス咅連結部材取付受部凹部孔部

, 61 貫通孔駆動軸0 表示パネル0 表示板1 指標部2 窓咅0 枠体1 仕切部2 取付部3 孔部0 導光体1 光導入部 402 放射反射部

500 光源基板

600 表示パネル用光源（光源）

700 表示板用光源 (光源）

800 ネジ

900 光源

F 固定部材

MA 移動領域

NMA 非移動領域

PD1〜PD3 指針式表示部

R 照明室

R1 第 1の照明室

R2 第 2の照明室

S 空間部

u 表示ユニット

VC 仮想回転中心

発明を実施するための最良の形態

[0011] 以下、添付図面に基づいて、本発明を適用した指示計器の実施形態を説明する。

[0012] 図 1から図 4は、本発明の第 1の実施形態を示す。図 1は指示計器の正面図、図 2 は、図 1の A— A断面図、図 3は、表示ユニットとケースの一部を示す斜視図、図 4は図 2の B— B断面図である。

[0013] 本実施形態による指示計器は、例えば自動車のダッシュボードに搭載されるコンビネーシヨンメータからなるもので、図 1に示すように、異なる種類の計測値を表示する三つの指針式表示部を横一列に配列してなり、全体の外形形状は略蒲鋅形である。なお図 1では中央に位置する指針式表示部 PD 1のみ詳細に示し、両脇に位置する指針式表示部 PD2, 3は、一点鎖線にて示す。

[0014] 各指針式表示部 PD1〜PD3は、表示するコンテンツ (計測値の種類等）が異なるだけでその機械的構成は基本部分で一致しており、指針式表示部 PD1を代表として図 2に示すように、指針 1と表示ユニット U (共に後に詳述）とにより構成されている。

[0015] これら指針 1と表示ユニット Uの前方には、遮蔽部材 (見返し部材またはマスク部材 ) 2が配置され、この遮蔽部材 2は、例えば遮光性の合成樹脂材料 (例えば黒色)からなり、指針式表示部 PD1〜PD3の所要部を露出し、不要部を隠蔽する開口が形成されている。

[0016] 遮蔽部材 2の前方には、例えば透光性の合成樹脂材料 (例えば無色透明）からなるフロントカバー 3が設けられ、埃等の進入を防!、で、る。

[0017] 一方、表示ユニット Uの後方 (背後）には、ケース（剛体) 4、回路基板 5、リアカバー

6がそれぞれ位置して、る。

[0018] ケース 4は、各指針式表示部 PD1〜PD3を構成する指針 1や表示ユニット U他を収容する、概略形状が有底枠体からなる剛体であって、遮蔽部材 2、フロントカバー 3

、回路基板 5、リアカバー 6を直接的または間接的に装着するコア部品となるものである。

[0019] そして、このケース 4 (の底部）と回路基板 5との間には、指針 1の動作を許容する空間部 Sが形成されている。

[0020] 回路基板 5は、ケース 4 (の底部）の背後に配置される硬質の回路基板であり、その背面には例えばステッピングモータ力なる駆動源 7の本体部が装着され、この駆動源 7の駆動軸 71は回路基板 5を貫通して前方に延び、指針 1に接続されている。また回路基板 5の前面であって駆動軸 71の周りには、指針 1を照明するための例えば発光ダイオードからなる指針用光源 8が配置されている。

[0021] リアカバー 6は、回路基板 5の背面を覆ってこれを保護するものである。

[0022] 以上、リアカバー 6、回路基板 5、ケース 4、指針式表示部 PD1〜PD3を構成する指針 1及び表示ユニット U、遮蔽部材 2、フロントカバー 1によって、コンビネーションメータが構成される。

[0023] 次に指針 1と表示ユニット Uの詳細構造について説明する。

[0024] 指針 1は、観察者によって視認可能な第 1の部分 11と、視認不可能な第 2の部分 1 2と、これら第 1,第 2の部分 11, 12を連結するための連結部材 13とで構成され、第 1 、第 2の部分 11, 12は共に例えば透明な合成樹脂材料力もなり、連結部材 13は例えば遮光性の合成樹脂材料 (例えば黒色)からなる。

[0025] 第 1の部分 11は、表示ユニット Uの前面 (後述する表示板）に沿ってテーパ形状に延びる棒状であり、その背面または前面には、視認色を決定するための図示しないホットスタンプ層力もなる着色層が設けられている。

[0026] 第 2の部分 12は、表示ユニット Uの側面力も背面にかけてクランク形状に迂回して延びる棒状体かなり、指針用光源 7から入光した光をその長手方向に向けて反射する反射部 12aと、駆動軸 71に沿って延び駆動軸 71に挿入連結されるボス部 12bとを備え、ボス部 12bとは反対側となる自由端部は、第 1の部分 11に対向している。

[0027] 連結部材 13は、第 1,第 2の部分 11, 12のそれぞれを部分的に収納する概略箱形形状をなしている。

[0028] このように構成される指針 1は、表示ユニット U (後述する表示パネル)の後方を迂回して表示ユニット U (後述する表示板)の前方に至り、駆動源 7の駆動軸 71の回転に伴い、駆動軸 71を基準として表示ユニット Uの外周を回転（回動)移動する。また指針用光源 8の点灯時には、第 2の部分 12を通じて第 1の部分に光が導かれ、第 1 の部分 12が発光する。

[0029] 表示ユニット Uは、表示パネル 100と、表示板 200と、枠体 300と、導光体 400と、光源基板 500と、表示パネル用光源 (光源） 600と、表示板用光源 (光源） 700と、ネジ 800とで構成されている。なお各光源 600, 700は例えば発光ダイオード力もなるものである。

[0030] 表示パネル 100は、例えば STN (Super Twisted Nematic)や TN (Twisted

Nematic)等の液晶表示パネル力もなり、表示ユニット Uの中央に配置され、様々な情報 (例えば外気温情報、走行距離情報、燃費情報からなる車両情報や例えばナビゲーシヨン情報力もなる交通情報）を表示する。なお表示パネル 100自体は、フロント力バー 3側から見て矩形であるが、台形や円形等、任意形状のパネルを用いることができる。

[0031] 表示板 200は、表示パネル 100の外周に沿って配置され、指針 1の支持対象となる指標部 201 (目盛や文字からなるが図 1では目盛だけを示し文字は省略する）と、表示パネル 100の所要部を露出する窓部 202とを有し、この窓部 202から表示パネル 100が視認されることで、表示板 200は、結果として表示パネル 100の外周に位置することになる。なお表示板 200は、表示パネル 100を視認でき、且つ指標部 201が表示パネル 100の外周に位置すればよぐ窓部 202に替えて透明な透視部を設けてもよい。また表示板 100自体は、例えば、指標部 201が透過性、それ以外が遮光性に形成された通常の透過型印刷表示板が採用され、フロントカバー 3側から見た外形形状は、略 D字形である。

[0032] 枠体 300は、例えば光反射性の良好な白色の合成樹脂材料力もなり、フロントカバ一 3側から見た外形形状は、表示板 200の形状に対応する略 D字形である。この枠体 300は壁状の仕切部 301により区画され、表示板 200に対応する第 1の照明室 R1 と、表示パネル 100に対応する第 2の照明室 R2とが形成されている。

[0033] 第 1の照明室 R1は、指標部 201の配列形状に沿った円弧形状に形成され、その前方側には表示板 200が搭載され、また背面側には表示板用光源 700が配置され、さらに表示板 200と表示板用光源 700との間には、導光体 400が配置されている。

[0034] 導光体 400は、この例では第 1の照明室 R1に沿った円弧形状に形成され、表示板用光源 700に対応する位置には、表示板用光源 700に向けて突出する光導入部 40 1と、円錐形状の放射反射部 402が形成されている。

[0035] そして表示板用光源 700が点灯すると、その光は光導入部 401を介して導光体 40 0内に導入され、放射反射部で放射状に反射されることで表示板 200の板面方向に伝播し、これにより点光源を用いて指標部 201の比較的広い範囲を照明できるようにしていると共に、表示板用光源 700から表示板 200に至る照明経路を第 1の照明室 R1 (仕切部 301)で区画することにより、光の漏洩やロスを抑制することができる。

[0036] 一方、第 2の照明室 R2は、この例では、前方側が幅広、その反対側が幅狭の四角錐形状に形成され、幅広となる前方側には表示パネル 100が搭載され、幅狭となる背面側には表示パネル用光源 600が配置されて、る。

[0037] そして表示パネル用光源 600が点灯すると、その光は第 2の照明室 R2内を繰り返し反射し、結果として点光源を用いて表示パネル 100全域を照明できるようにしている戸共に、表示パネル用光源 600から表示パネル 100に至る照明経路を第 2の照明室 R2 (仕切部 301)で区画することにより、光の漏洩やロスを抑制することができる。 [0038] 光源基板 500は、その前面側に表示パネル用光源 600と表示板用光源 700とが装着されており、枠体 300の背後にネジ 800を通じて組み付け固定されることで、表示パネル用光源 600と表示板用光源 700とが各照明室 Rl, R2内に位置するようになつている。

[0039] ここで、枠体 300は、表示パネル 100、表示板 200、導光体 400、光源基板 500 ( 表示パネル用光源 600、表示板用光源 700)とを結合する中核部品となるものである。なお本例では、枠体 300に表示パネル 100、表示板 200、導光体 400、光源基板 500のそれぞれをフックや両面テープ等により直接、結合したが、他の部材を通じて間接的に結合するものであってもよい。また本例では、光源基板 500と枠体 300との組み付けに際してネジ 800を用いたが、これら部品どうしの結合に限らず、固定部材、固定手段は任意の手段を採用できる。

[0040] 以上のように構成される表示ユニット Uは、図 3,図 4に示すように、枠体 300に形成された取付部 302を通じてケース 4に片持ち状態で取り付け固定される。

[0041] すなわち、枠体 300の背面側であって、指針 1の移動領域 (範囲) MA対応領域から外れた非移動領域 NMA対応領域 (投影領域)に位置する領域 (図 1参照）には、指針 1の動作を妨げないように取付部 302が形成してあり、この例では取付部 302は、ケース 4側に延びる一対の円筒状突出部であって、その内部には例えばセルフタツピングネジカゝらなる固定部材 Fが螺合する孔部 303が形成されている。

[0042] 一方、取付部 302に対応するケース 4位置には、取付受部 41が形成してあり、この例では、取付受部 41は、取付部 302に向けて開口する円筒形状に形成され、その内部には取付部 302を挿入及び位置決め可能な凹部 42が形成され、この凹部 42 の底部には固定部材 Fを揷通可能な孔部 43が形成されている。なおケース 4の背後に位置する回路基板 5とリアカバー 6のそれぞれには、固定部材 Fを挿通する貫通孔 51, 61力設けられている。

[0043] 表示ユニット Uのケース 4に対する組み付けは、表示ユニット Uの取付部 302をケース 4の取付受部 41 (凹部 42)内に挿入して仮止めし、その後、ケース 4の背後に回路基板 5とリアケース 6を重ねてこれらに設けられた各貫通孔 51, 61と、ケース 4及び取付部 302に設けられた各孔部 43, 303とを位置合わせし、その後、背後（リアカバー 6側）から貫通孔 51, 61と孔部 43内に固定部材 Fを挿入して、さらに固定部材 Fの先端側を孔部 303に螺着することにより行われ、これにより、表示ユニット U力指針 1の作動を妨げることなぐ剛体であるケース 4に方持ち状態で安定的に固定される。

[0044] なお表示ユニット Uのケース 4に対する組み付けは、指針 1の非移動領域 NMAにおいてケース 4に連結されるものであれば、上記のごとき取付部 302と取付受部 41のごとき凹凸嵌合に替えて、表示ユニット Uとケース 4との間に専用の取付具を介在させてもよい。

また表示ユニット Uの取り付け対象は、表示ユニット Uを安定的に支持できる剛体であればケース 1に限らず任意であり、例えば回路基板 5やリアカバー 6、遮蔽部材 2、その他の部材であてもょ、。

さらに取付部 302は、仮想回転中心 VCを基点として扇状に広がる指針 1の移動領域 MAを外れた領域であれば、図 1のように非移動領域 NMA対応領域内における指針 1の回動軌道の延長軌道上に設けてもよいし、延長軌道上に対し外側または内側であってもよい。

[0045] 以上の通り、本実施形態では、表示パネル 1と、この表示パネル 1の外周に沿って指標部 201が配された表示板 200と、指標部 201を指示する指針 1と、この指針 1を駆動する駆動源 7と、表示板 200を照明する表示板用光源 (光源) 700とを備え、指針 1が表示パネル 1の後方を迂回して表示板 200の前方に至る指示計器において、表示パネル 1と表示板 200と表示板用光源 700とを結合する枠体 300を設け、この枠体 300に表示板用光源 700の光を表示板 200に導く照明室 R 1を設けたことにより、照明効率を向上させることができる。すなわち、表示板用光源 700から表示板 200 に至る照明経路を第 1の照明室 R1 (仕切部 301)で区画することにより、光の漏洩やロスを抑制すると共に照明室 R1の壁面の反射作用を利用して表示板 200を効率良く照明することができる。

[0046] また本実施形態では、枠体 300が指針 1の非移動領域 NMAにおいてケース 4に連結されることにより、指針 1の動作に影響を及ぼすことなぐ表示ユニット U (枠体 30 0)を取り付けることができる。また指針 1の動作には直接寄与しな、余剰 (余裕)スぺースを活用して、取り付けることができるので、スペースの有効活用をは力ることができる。

[0047] また本実施形態では、表示板用光源 700を装着する光源基板 500を有し、この光源基板 500を介して光源 1が枠体 300と合体されることにより、表示板用光源 700を枠体 300と合体するにあたり、コードや専用の保持具等が不要となり、必要最小限の部品で表示板用光源 700を枠体 300に装着することができる。

[0048] また本実施形態では、光源が表示板 200を照らす表示板用光源 700と表示パネル 100を照らす表示パネル用光源 600とからなり、照明室が表示板 200を照明する照明室 R1と表示パネル 100を照明する照明室 R2とに区画されることにより、表示板 20 0と表示パネル 100とを別々に照明できることから、表示板 200だけなぐ表示パネル 100も効率良く照明することができる。またこの構造によれば、表示板 200と表示パネル 100とを互いの色干渉を防止しながら別々の光源色で照明することもできる。

[0049] なお本実施形態では、表示パネル 100として、液晶表示パネルを用いた力表示パネルあるいは表示パネルを用いた情報表示手段であれば、任意のものを採用でき、例えば液晶表示パネルに替えて電界発光素子や蛍光表示管のような表示パネルを設けてもよいし (この場合、表示パネル用光源 600は不要）、液晶表示パネルあるいは表示ユニット Uに替えて、表示パネルとして通常の印刷文字板を採用した指針式の表示ユニットを設けてもょ、。

[0050] また本実施形態では、表示ユニット U力表示板 200と表示パネル 100とを有する例を示したが、表示ユニット Uには、これらにカ卩えて、他の表示'報知手段を組み込んでもよい。

[0051] 図 5は、本発明の第 2の実施形態を示す要部断面図であり、本実施形態では一つの照明室尺で、表示板 200と表示パネル 100の双方を照明する例を示している。

[0052] すなわち、枠体 300には、単一の照明室 Rが形成され、その前方には表示板 200と表示パネル 100とが配置されて!、る。

[0053] これら表示板 200及び表示パネル 100と、光源基板 500との間〖こは、導光体 400 が配置され、光源 900からの光を導光体 LGを用いて表示板 200及び表示パネル 10

0に導き、これらを照明するようになっている。

[0054] このように構成された第 2の実施形態によっても、前記第 1の実施形態と同様の効果を期待できる。

[0055] なお前記第 1,第 2の実施形態では、指針 1の第 1の部分 11が表示ユニット Uの外側から中心側に延びる（指針 1が表示ユニット Uに対して「コ」字状に迂回する）例を示したが、表示ユニット U (枠体 300,表示板 200,光源基板 500)に指針 1が通る（作動可能な)スリットを設け、このスリットを介して指針 1が動作するように構成することで、指針 1を「T」字またはクランク形状に設定してもよ!/、。

産業上の利用可能性

[0056] 本発明は、車両等に搭載する指示計器に関するものであって、指針と表示板とでなる指針式表示部の中央で電子式の表示パネルによる情報表示を行うベぐ指針が表示パネルの後方を迂回して表示板の前方に至るタイプの指示計器に関するものである。

Claims

請求の範囲

[1] 表示パネルと、

この表示パネルの外周に沿って指標部が配された表示板と、

前記指標部を指示する指針と、

この指針を駆動する駆動源と、

少なくとも前記表示板を照明する光源とを備え、

前記指針が前記表示パネルの後方を迂回して前記表示板の前方に至る指示計器において、

前記表示パネルと前記表示板と前記光源とを結合する枠体を設け、この枠体に前記光源の光を前記表示板に導く照明室を設けたことを特徴とする指示計器。

[2] 前記枠体が前記指針の非移動領域において所定の剛体に連結されることを特徴とする請求項 1記載の指示計器。

[3] 前記光源を装着する光源基板を有し、この光源基板を介して前記光源が前記枠体と合体されることを特徴とする請求項 1記載の指示計器。

[4] 前記光源が前記表示板に加えて前記表示パネルも照らす光源か、または前記表示板と前記表示パネルとを別々に照らす光源からなり、前記照明室が前記表示板を照明する照明室と前記表示パネルを照明する照明室とに区画されることを特徴とする請求項 1記載の指示計器。