JP2005338059A - 計器装置 - Google Patents

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Naomichi Shoji
直路 正司
Asumi Ono
亜純 大野
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Abstract

【課題】 計器装置の表示板の構成に工夫を凝らし計器の視認性を良好にしつつ、表示板の表示形態に立体感のある斬新な計器装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 表示板9には、指針4の指示部5より外周側の領域に沿って指針4の指示部5とほぼ同じ高さとなるように表示板9の平坦部より隆起した段差部9Bが設けられ、この段差部9B上に、指標部8の一部を構成する第1の目盛部8Aが設けられ、表示板9の平坦部9Aの領域の所要箇所に指標部8の一部を構成する第2の目盛部8Bが設けられていることを特徴とする計器装置。
【選択図】 図2

Description

本発明は、たとえば建設機械などの特殊車輌や船舶、あるいは自動車などに搭載される計器装置に関するものである。
従来、自動車に装備される計器装置として、計器の見栄えを向上させ高級感を持たせるとともに、計器の視認性をも良好に保つようにために様々な方法が採用されている。たとえば特許文献1等が提案されているように、回転動作する指針を実像とし、この指針に対応する数字、目盛りなどの指標部を虚像としてハーフミラーで合成表示するようにしたものが知られている。このように構成することにより、計器装置の前面側から視認すると実像表示部分と虚像による表示部分とが重なりながら双方を認識することができるため、特に虚像表示箇所が浮き上がって見えるため奥行き感のある計器装置を提供することができ、計器装置の見栄えに斬新性や高級感を与えることができ、しかも指針と指針の指示対象となる目盛との位置ずれが無いために見やすいという効果がある。
特開平8−219814号公報
ところで、上述した特許文献1などの計器装置においては、奥行き感があり高級感のある見栄えを実現できる計器装置を提供することができるという反面、実像表示部分を形成する計器ユニットと、虚像表示部分形成する計器ユニットとをそれぞれ別々に用意し、さらに各ユニット間にハーフミラーを配置する構成であるため、計器ユニットの部品点数が増加するとともに、計器装置全体の奥行き寸法を必要とするため計器装置が大型化してしまいやすいという問題がある。
また、この点を考慮するものとして、前述したようなハーフミラーを用いることなく実像のみによる計器装置を改良することにより、奥行き感と見栄えを高めるようにしたものが提案されている。しかしながら、単に表示板の凹凸によって奥行き感のみが強調され、指針による指示、特に表示板の指標部と指針の指示部とに視差(段差によるずれ)が生じることがあり、これにより視認性に難点があるという問題を有している。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、計器装置の表示板の構成に工夫を凝らし計器の視認性を良好にしつつ、表示板の表示形態に立体感のある斬新な計器装置を提供することを目的とする。
本発明は、前述した課題を解決するため、請求項1では、計器ケース内に収納された計器本体と、この計器本体に設けられた指針軸の先端側に固着された指針と、この指針の回動指示する領域に沿って目盛・数字・文字・記号などの指標部が施された表示板と、からなる計器装置において、前記表示板には、前記指針の指示部より外周側の領域に沿って指針の指示部とほぼ同じ高さとなるように表示板の平坦部より隆起した段差部が設けられ、この段差部上に、前記指標部の一部を構成する第1の目盛部が設けられ、前記表示板の平坦部の領域の所要箇所に前記指標部の一部を構成する第2の目盛部が設けられていることを特徴とする計器装置である。
また請求項2では、請求項1に記載の計器装置において、前記指標部の一部を構成する第1の目盛部と前記指針軸との間を結ぶ前記表示板の平坦部領域の所要箇所に前記第2の目盛部を施してなることを特徴とするものである。
また請求項3では、請求項1または請求項2に記載の計器装置において、前記第2の目盛部を突部状目盛として形成してなることを特徴とするものである。
また請求項4では、請求項1から請求項3のいずれかに記載の計器装置において、前記第2の目盛部の幅寸法を、前記指針の指示部の幅寸法よりも幅広に形成してなることを特徴とするものである。
また請求項5では、請求項1から請求項4のいずれかに記載の計器装置において、前記表示板は、透光性材料からなる合成樹脂材料にて一体に成型してなることを特徴とするものである。
また請求項6では、請求項5に記載の計器装置において、前記表示板の背後に光源を設置するとともに、この光源の照明光線によって前記第1の目盛部と前記第2の目盛部とを異なる照明色にて透過照明してなることを特徴とするものである。
また請求項7では、請求項1から請求項4のいずれかに記載の計器装置において、前記表示板は、平板状に金属製材料からなる表示基板と、この表示基板の外郭側に連結されて接続され、前記表示基板の表面より突出した合成樹脂材料からなる段差部材と、この段差部材の表面側に配置され、前記第1の目盛部として切り抜き形成した金属プレートと、からなることを特徴とするものである。
本発明では、表示板には、指針の指示部より外周側の領域に沿って指針の指示部とほぼ同じ高さとなるように表示板の平坦部より隆起した段差部が設けられ、この段差部上に、指標部の一部を構成する第1の目盛部が設けられ、表示板の平坦部の領域の所要箇所に指標部の一部を構成する第2の目盛部が設けられていることを特徴とする計器装置であるため、表示板の外周側に位置して指針の指示部とほぼ同じ高さとなるように、表示板の平坦部より隆起した段差部が設けられるため、立体感のある計器装置が提供することができるとともに、その段差部上に指針の先端部側とほぼ同じ高さに指標部の一部を構成する第1の目盛部が施されることにより、計器装置と正対していない条件にて表示板を覗き込んだとしても、指針の指示方向と第1の目盛部とをほぼ同一平面上にて視差もなく対比判読することができる。また計器装置と正対している条件においては、指針指示部の移動領域に対応する表示板の平坦部箇所に施された指標部の一部を構成する第2の目盛部によって、指針の回動移動とともに指針指示部の真下位置に配置された第2の目盛部と直接重なるようにして判読することができるものであり、これにより所期の目的を達成することができる。
本発明の請求項1では、計器ケース内に収納された計器本体と、この計器本体に設けられた指針軸の先端側に固着された指針と、この指針の回動指示する領域に沿って目盛・数字・文字・記号などの指標部が施された表示板と、からなる計器装置において、前記表示板には、前記指針の指示部より外周側の領域に沿って指針の指示部とほぼ同じ高さとなるように表示板の平坦部より隆起した段差部が設けられ、この段差部上に、前記指標部の一部を構成する第1の目盛部が設けられ、前記表示板の平坦部の領域の所要箇所に前記指標部の一部を構成する第2の目盛部が設けられていることを特徴とする計器装置である。このように構成することによって、表示板の外周側に位置して指針の指示部とほぼ同じ高さとなるように、表示板の平坦部より隆起した段差部が設けられるため、立体感のある計器装置が提供することができるとともに、その段差部上に指針の先端部側とほぼ同じ高さに指標部の一部を構成する第1の目盛部が施されることにより、計器装置と正対していない条件にて表示板を覗き込んだとしても、指針の指示方向と第1の目盛部とをほぼ同一平面上にて視差もなく対比判読することができる。また計器装置と正対している条件においては、指針指示部の移動領域に対応する表示板の平坦部箇所に施された指標部の一部を構成する第2の目盛部によって、指針の回動移動とともに指針指示部の真下位置に配置された第2の目盛部と直接重なるようにして判読することができる。
また、請求項1に記載の計器装置において、前記指標部の一部を構成する第1の目盛部と前記指針軸との間を結ぶ前記表示板の平坦部領域の所要箇所に前記第2の目盛部を施してなることにより、指針の指示部先端側とほぼ同じ高さに設定されて設けられた第1の目盛部との対比判読によって視差無く読み取れ、しかも指針の回動移動とともに指針指示部の真下位置に配置された第2の目盛部と直接重なるようにして判読することができ、見やすく奥行き感のある計器装置を提供することができる。(請求項2)
また、請求項1または請求項2に記載の計器装置において、前記第2の目盛部を突部状目盛として形成してなることにより、表示板の凹凸に加えて第2の目盛部自体を突部状とすることによって、さらなる立体感と重厚感を醸し出すことが可能となる計器装置を提供することができる。(請求項3)
また、請求項1から請求項3のいずれかに記載の計器装置において、前記第2の目盛部の幅寸法を、前記指針の指示部の幅寸法よりも幅広に形成してなることにより、指針の回動移動に連れて指針の指示部が第2の目盛部の真上位置に直接重なって指示されたとしても、第2の目盛部の幅寸法を指示部の幅寸法よりも幅広き形成することによって指針が指し示している箇所を良好に読み取ることができる。(請求項4)
また、請求項1から請求項4のいずれかに記載の計器装置において、前記表示板は、透光性材料からなる合成樹脂材料にて一体に成型してなることにより、コストの低減を図りながら立体的にしかも見やすい計器装置を提供することができる。(請求項5)
また、請求項5に記載の計器装置において、前記表示板の背後に光源を設置するとともに、この光源の照明光線によって前記第1の目盛部と前記第2の目盛部とを異なる照明色にて透過照明してなることにより、表示板の見栄えを良好にすることができる。(請求項6)
また、請求項1から請求項4のいずれかに記載の計器装置において、前記表示板は、平板状に金属製材料からなる表示基板と、この表示基板の外郭側に連結されて接続され、前記表示基板の表面より突出した合成樹脂材料からなる段差部材と、この段差部材の表面側に配置され、前記第1の目盛部として切り抜き形成した金属プレートと、からなることにより、金属製の光沢のある高級感を付与することのできる表示板からなる計器装置を提供することができるとともに、第1の目盛部を切り抜き形成した金属プレートを段差部箇所に対応して設けることにより、立体的でしかも豪華に見せることができる。(請求項7)
以下、添付図面に基づいて、本発明の計器装置を車輌用の指示計器に適用した実施例として説明する。
本発明の第1実施例を図1から図3に示す。この種の計器装置として、図1に示すように中央に速度計からなる指示計器と、左側に回転計からなる指示計器と、右側に燃料計からなる指示計器と、走行距離表示器やギヤポジション表示器や各種検出表示器などの記号やマークなどが配置され、それぞれが計器ケース1内に収容されている。
この場合、図1の中央に位置した速度計からなる指示計器にあっては、図2や図3などに示すように、計器ケース1内に指示計器の計器本体2が収納されており、この計器本体2に設けられた指針軸3の先端側に、指針軸3を軸芯として回転する指針4が圧入固定されている。この実施例における指針構造としては、発光指針を用いており、指針4は指示部5と指針軸3に固定される指針基部6とが透明な合成樹脂たとえばアクリル樹脂にて一体に形成されており、指針基部6は遮光性の合成樹脂からなる指針キャップ7で覆われている。
また前記指針4の背後側には、目盛や数字や記号などからなる指標部8が施された表示板9が配設されている。また前記表示板9の背面側に位置して硬質の回路基板10が設けられ、この回路基板10と前記表示板9との間に合成樹脂製からなるライトケース11が配設されている。なお、前記回路基板10の背後側には前記指針軸3を回動する前記計器本体2が取付固定されている。
また第1実施例では、前記表示板9は透明な合成樹脂からなる基板によって形成されており、その中央側に位置した表示板9の平坦部9A箇所と連続して指針4の指示部5の先端側より外周側の領域に沿って指示部5とほぼ同じ高さとなるように隆起した段差部9Bが一体に設けられている。
また表示板9の表面全体には、指標部8箇所を除いてたとえば黒色による遮光性の地色層12が施されるとともに、表示板9の段差部9Bの表面部分には、前記指標部8の一部を構成する第1の目盛部8Aが形成され、その第1の目盛部8A箇所には透過照明可能とするために、たとえば白色の透過性表示層12Aが施されている。また表示板9の平坦部9A領域の所要箇所には、前記指標部8の一部を構成する第2の目盛部8Bが形成され、その第2の目盛部8B箇所には透過照明可能とするための、たとえばオレンジ色の透過性表示層12Bが施されている。なお、この実施例においては、前記第1の目盛部8Aと指針軸3との間を結ぶ線上に位置した表示板9の平坦部9A領域の所要箇所に前記第2の目盛部8Bが施されており、その第2の目盛部8Bの幅寸法が、指針4の指示部5の幅寸法よりも幅広に形成されている。
また速度計の表示板9である段差部9Bの表面部分には、それぞれ速度目盛に対応する箇所に数字8Cが施され、表示板9の平坦部9Aの表面部分には速度計の単位などを示した文字や記号8Dなどが施されており、この数字8Cや記号8Dなども透過照明可能とするために透過性インク層によって形成されている。なお速度計と同様にして、回転計・燃料計などの指示計器やギヤポジション表示器なども目盛,文字,記号などの指標が施されている。
また前記回路基板10上には、前記ライトケース11内に臨んで前記表示板9の段差部9B箇所に施された第1の目盛部8Aと数字8Cとを透過照明するための第1の光源(発光ダイオード13)と、表示板9の平坦部9A領域に施された第2の目盛部8Bや速度計の単位などの記号8Dを透過照明するための第2の光源(発光ダイオード14)と、前記指針4を発光照明するための指針用光源(発光ダイオード15)とが実装されている。この際、前記ライトケース11と一体に円筒形の仕切壁11Aが設けられ、その仕切壁11Aの内部側に指針4を発光照明するための指針照明用光源(発光ダイオード15)が配置され、その仕切壁11Aの外側に位置して表示板9の平坦部9A箇所に対応して仕切られた仕切壁11Bの内部側にて第2の目盛部8Bと記号8Dなどを透過照明するための第2の光源(発光ダイオード14)が配置され、さらに段差部9Bの外周部位置を仕切るようにライトケース11の周壁によって覆われており、この周壁の内部側にて第1の目盛部8Aと数字8Cとを透過照明するための第1の光源(発光ダイオード13)が配置されており、各仕切壁11A、11Bや周壁を介して各発光ダイオード13,14,15の照射光線をそれぞれの指標部8(8A,8B,8C,8D)や指針4へと導いて照明表示するように構成している。
上記構成からなる第1実施例における計器装置においては、表示板9の外周側に位置して指針4の指示部5とほぼ同じ高さとなるように、表示板9の平坦部9Aより隆起した段差部9Bが設けられるため、立体感のある計器装置が提供することができるとともに、その段差部9B上に指針4の先端部側とほぼ同じ高さに指標部8の一部を構成する第1の目盛部8Aが施されることにより、計器装置と正対していない条件(斜め方向)にて表示板9を覗き込んだとしても、指針4の指示方向と第1の目盛部9Aとをほぼ同一平面上にて視差も無く対比判読することができるという効果がある。
また計器装置と正対している条件においては、指針指示部5の移動領域に対応する表示板9の平坦部9A箇所に施された指標部8の一部を構成する第2の目盛部8Bによって、指針4の回動移動とともに指針指示部5の真下位置に配置された第2の目盛部8Bと直接重なるようにして判読することができるものであり、指針4の追従作動時においても良好に対比判読することができる。なおこの効果を助長する手段として、この実施例では第2の目盛部8Bの幅寸法を、指針4の指示部5の幅寸法よりも幅広に形成しているため、指針4の回動移動に連れて指針4の指示部5が第2の目盛部8Bの真上位置に直接重なって指示されたとしても、第2の目盛部8Bの幅寸法を指示部5の幅寸法よりも幅広き形成することによって指針4が指し示している箇所を良好に読み取ることができる。
また、たとえば計器装置の夜間照明時においては、指針発光用としての発光ダイオード15から照射される光線は、指針4に設けられた指針基部6へと入光し、指示部5が発光する。
また前記第1の光源である発光ダイオード13から照射される光線は、直接あるはライトケース7の内面部分によって反射導光されて表示板9の段差部9B側へと導かれ、第1の目盛部8Aが白色の透過性表示層12Aの色合いにて透過照明されるとともに、数字8Cが透過性インク層の色合いにて透過照明される。また第2の光源である発光ダイオード14から照射される光線は、直接あるはライトケース7の内面部分によって反射導光されて表示板9の平坦部9A領域へと導かれ、その平坦部9Aの領域に施された第2の目盛部8Bがオレンジ色の透過性表示層12Bの色合いにて透過照明されるとともに、速度計の単位などの記号8Dなども透過性インク層の色合いにて透過照明されるものであり、第1の目盛部8Aおよび第2の目盛部8Bとをそれぞれ異なる照明色にて透過照明してなることにより、表示板9の見栄えを良好にすることができ、全体の照明効果によって見やすく奥行き感のある計器装置を提供することができる。
また表示板9を合成樹脂材料によって一体に形成することにより、コストの軽減を図りながら立体的にしかも見やすく形成することができるものであり、この際、最初から凹凸状に成形したり、あるいは加熱・加圧などの手段によって凹凸形状に形成することが可能である。
図4および図5は、本発明の第2実施例を示すもので、図4は要部の断面図であり、図5は表示板に設けられる第1の目盛部と第2の目盛部および指針との位置関係を示す概要斜視図である。この場合、前述した第1実施例と同様にして、計器本体2に設けられた指針軸3の先端側には指針4が固着され、この指針4の背後側には、透過照明される目盛や数字や記号などからなる指標部8が施された表示板9が設けられている。この表示板9の背面側に位置して硬質の回路基板10が設けられ、この回路基板10と前記表示板9との間に合成樹脂製からなるライトケース11が配設されている。
また表示板9は、平板状の金属製材料からなる表示基板90と、この表示基板90の外郭側に連結接続され、前記表示基板90の表面より突出して配設された透光性の合成樹脂材料からなる段差部材91と、この段差部材91の表面側に配置され、前記第1の目盛部80として切り抜き形成した金属プレート92と、によって構成されており、この第2実施例では、前記表示基板90の表面部分に第2の目盛部となる金属調の突部状目盛部81(表面にメッキや蒸着処理を施した合成樹脂製の突部状目盛部)が接着や熱溶着あるいは加締め手段などによって取り付け固定されている。
また前記金属プレート92には、切り抜き形成した第1の目盛部80と、この第1の目盛部80と隣接して速度を表す数字82が切り抜き形成され、この金属プレート92にて覆われた段差部材91の表面部分には、透過照明のための白色からなる拡散印刷層93が施されている。
この場合、段差部材91の表面側には、第1の目盛部80と速度を表す数字82が切り抜き形成された金属プレート92が配置されているが、その第1の目盛部80とほぼ同じ高さ(同一平面上)に指針4の指示部5位置が配設されるように設定されている。
また前記回路基板10上には、前記ライトケース11内に臨んで前記表示板9の段差部材91箇所に施された第1の目盛部80と数字82とを透過照明するための第1の光源(発光ダイオード13)と、前記指針4を発光照明するための指針用光源(発光ダイオード15)とが実装されている。この際、前記ライトケース11と一体に円筒形の仕切壁11Aが設けられ、その仕切壁11Aの内部側に指針4を発光照明するための指針照明用光源(発光ダイオード15)が配置され、その仕切壁11Aの外側には段差部9Bの外周部位置を仕切るようにライトケース11の周壁によって覆われており、この周壁の内部側にて第1の目盛部80と数字82とを透過照明するための第1の光源(発光ダイオード13)が配置されており、仕切壁11Aや周壁を介して各発光ダイオード13,15の照射光線をそれぞれの指標部8(80,82)や指針4へと導いて照明表示するように構成している。なお、平板状の金属製材料からなる表示基板90およびその表示基板90の表面部分に形成された第2の目盛部となる金属調の突部状目盛部81は、図示はしないがその表示基板の90の前面側に設置した発光ダイオードなどからなる光源によって前面側から直接照明されて照らし出されるように構成されている。
このように構成することにより、金属製の光沢のある高級感を付与することのできる表示板9からなる計器装置を提供することができるとともに、第1の目盛部80を切り抜き形成した金属プレート92を段差部箇所に対応して設けることにより、立体的でしかも豪華に見せることができるものであり、第2の目盛部として金属調の突部状目盛部81によって形成してなることにより、さらなる立体感と重厚感を醸し出すことが可能となる計器装置を提供することができるという効果がある。
また、前記第1の目盛部80を切り抜き形成した金属プレート92の高さ位置を、前記指針4の指示部5の高さ位置に合わせて設定してなることにより、指針4の指示している領域に対応する第1の目盛部80を読み取る際に、たとえば斜め方向から視認した場合においても視差による誤読を抑えることが可能となり、見やすい計器装置を提供することができる。
また、夜間照明時においては、表示基板90の前面側に配置された光源の色合いによって表示基板90の表面部分に形成された第2の目盛部となる金属調の突部状目盛部81がそのまま照明されるとともに、段差状に設けられた金属プレート92箇所に設けられた第1の目盛部80箇所が合成樹脂製の段差部材91の表面に施された白色からなる拡散印刷層93の色合いにて透過照明されるものであり、表示板9の見栄えを良好にすることができるという効果がある。この際、段差部材91自体を着色形成することにより照明時においてその着色した色合いが透過照明され、通常の第1の目盛部80の白色の色合いと異なる色彩にて照明されるため、立体的で豪華なイメージを醸し出すことが可能となる。
なお本発明は、前述した実施例に限定されるものではなく本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。たとえば、表示板9上に施される第1の目盛部や第2の目盛部の形状や大きさあるいは配置などは表示板の形状や段差部の奥行き寸法・段差部の高さ寸法などによって適宜設定すればよいものであり、また指標部を透過照明したりあるいは直接的に前面側から照らし出すようにしても良いものであり、また組み合わせにて行うようにしても良いものである。また実施例においては、指針照明用,指標部照明用,段差部の照明用としてそれぞれ独立して光源を設置していたが、個別に光源を設置することなく兼用して設けるようにしてもよい。この際、各目盛部の背後側に着色フィルタなどを介在して照明時において透過照明することにより異なる色合いにて照明表示することができる。
また、照明色を異ならせる手段としては、前述した実施例にて示したように着色印刷や透過性の合成樹脂自体を着色形成したり、指標部となる目盛部位置に対応して着色フィルタを配置したり、あるいは光源自体を着色形成するなどの手段によって照明色を異ならせることができるものである。
また、前述した実施例などにおいて詳述したように、車両用の指示計器を例にして計器装置を説明したが、車両用計器に限らず船舶用計器あるいは農業機械の計器などにおいても適用することが可能である。
図1は、本発明の第1実施例における計器装置を示す正面図である。 図2は、図1の計器装置の要部を示す拡大断面図である。 図3は、表示板に設けられる第1の目盛部と第2の目盛部および指針との位置関係を示す概要斜視図である。 図4は、本発明の第2実施例を示す計器装置の要部拡大断面図である。 図5は、表示板に設けられる第1の目盛部と第2の目盛部および指針との位置関係を示す概要斜視図である。
符号の説明
1 計器ケース
2 計器本体
3 指針軸
4 指針
5 指示部
6 指針基部
7 指針キャップ
8 指標部
8A 第1の目盛部
8B 第2の目盛部
9 表示板
9A 平坦部
9B 段差部
10 回路基板
11 ライトケース
12 地色層
12A、12B 透過性表示層
13 第1の光源(発光ダイオード)
14 第2の光源(発光ダイオード)
15 指針照明用光源(発光ダイオード)
80 第1の目盛部
81 突部状目盛部(第2の目盛部)
90 表示基板
91 段差部材
92 金属プレート
93 拡散印刷層

Claims (7)

  1. 計器ケース内に収納された計器本体と、この計器本体に設けられた指針軸の先端側に固着された指針と、この指針の回動指示する領域に沿って目盛・数字・文字・記号などの指標部が施された表示板と、からなる計器装置において、前記表示板には、前記指針の指示部より外周側の領域に沿って指針の指示部とほぼ同じ高さとなるように表示板の平坦部より隆起した段差部が設けられ、この段差部上に、前記指標部の一部を構成する第1の目盛部が設けられ、前記表示板の平坦部の領域の所要箇所に前記指標部の一部を構成する第2の目盛部が設けられていることを特徴とする計器装置。
  2. 前記指標部の一部を構成する第1の目盛部と前記指針軸との間を結ぶ前記表示板の平坦部領域の所要箇所に前記第2の目盛部を施してなることを特徴とする請求項1に記載の計器装置。
  3. 前記第2の目盛部を突部状目盛として形成してなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の計器装置。
  4. 前記第2の目盛部の幅寸法を、前記指針の指示部の幅寸法よりも幅広に形成してなることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の計器装置。
  5. 前記表示板は、透光性材料からなる合成樹脂材料にて一体に成型してなることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の計器装置。
  6. 前記表示板の背後に光源を設置するとともに、この光源の照明光線によって前記第1の目盛部と前記第2の目盛部とを異なる照明色にて透過照明してなることを特徴とする請求項5に記載の計器装置。
  7. 前記表示板は、平板状に金属製材料からなる表示基板と、この表示基板の外郭側に連結接続され、前記表示基板の表面より突出した合成樹脂材料からなる段差部材と、この段差部材の表面側に配置され、前記第1の目盛部として切り抜き形成した金属プレートと、からなることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の計器装置。
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