WO2006049283A1 - 液体塗布具 - Google Patents

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Tetsuaki Akaishi
Takashi Umeno
Mitsuru Endoh
Nobuyuki Nakajima
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Mitsubishi Pencil Co., Ltd.
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Description

液体塗布具
技術分野
[0001] 本発明は、液体塗布具に関するものであり、特に、皮膚や口腔などの軟質な被塗 布体へ塗布液を塗布するための液体塗布具に関するものである。
背景技術
[0002] 従来、液体塗布具には塗布液を塗布部に適時に供給するために本体内部の塗布 液を加圧するための液押圧機構、又は液押圧手段を有したものがある。
例えば、軸筒の前端部に塗布部材を取り付けると共に塗布部材の後方で軸筒内に 液体を貯蔵するタンクを設け、タンクから吐出する液体を塗布部材に導く導入孔部を 設け、タンク内にピストンを軸方向に摺動自在に嵌着し、該ピストンを前進させて前記 タンク内の液体を前記導入孔部を介して前記塗布部材へ押し出す液押し出し手段( 液押圧機構)を軸筒後端部に設けた液体塗布具が提案されている (特許文献 1を参 照)。
また、液体が収納されたタンク部を有する本体と、本体の先端部に連結され液体を 供給する先端供給体を有する供給機構と、タンク部内の液体を供給機構へと押し出 すための駆動機構を備えた液体容器が提案されて ヽる (特許文献 2を参照)。
このような液体塗布具にあっては、その使用後に毛筆状の塗布体部中に塗布液が 多量に含まれた状態で外気に触れるため、塗布体に含まれた塗布液の経時劣化や 腐敗を起こしやす ヽと ヽぅ課題が見られる。
[0003] また、塗布部に弾性体を用い、塗布液の経時劣化や外気の進入を防止する機構を 有する液体塗布具或いは塗布容器が知られて 、る。
例えば、内部に塗布液を収容する塗布容器本体と、塗布容器本体の前端に設けら れて塗布液を被塗布体に塗布する塗布体とを備え、軟質の被塗布体に塗布体の前 端を接触させて塗布液を被塗布体に塗り付けるようにして使用する塗布容器であり、 塗布体は、前後両端が常時開口した略筒状の弾性体カゝらなり、かつ、前記塗布容器 本体内の塗布液を導入して前端開口より吐出するものが提案されている(例えば、特 許文献 3を参照)。
し力しながら、これらの液体塗布具は、塗布液の滴下には適するものの、塗布液を 広範囲へ簡便に塗布し難いという課題がある。また、容器の構造上高粘度の塗布液 と組み合わせると使用し難 、と 、う欠点も見られる。
特許文献 1 :特開平 9— 322819号公報
特許文献 2:特開 2004— 89592号公報
特許文献 3:特開平 9 192581号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0004] 従って、本発明の課題は、上記従来の問題等に鑑み、これを解消しょうとするもの であり、高粘度の塗布液であっても、簡便に塗布し得るだけでなぐ外気や外部から の微生物汚染等力 内蔵する塗布液を保護することができる液体塗布具を提供する ものである。
課題を解決するための手段
[0005] 本発明者らは、軟質な被塗布体への塗布にはその塗布体が弹性材であることが好 適なことに着目し、本体に設けられる液押圧機構と組み合わせて、塗布体の弾性を 利用して塗布体自身にスリット孔などを形成するだけで容易に弁機構を形成でき、か 力る弁機構の吐出口の先に塗布体の塗布部分を形成することによって、上記目的を 簡単に達成できることを見出し本発明に至ったものである。
即ち、本発明の液体塗布具は、以下の(1)〜(5)の構成或いは手段力もなることを 特徴とするものである。
[0006] (1)本体内部の塗布液を加圧する液押圧手段を具備し、該液押圧手段の押圧によ り塗布液を先端の塗布体へと供給するようにした液体塗布具にお!/ヽて、前記塗布体 は、弾性材カもなり、本体内部と外部に通じる連通路が形成されていて、常態におい て該連通路を弾性によって閉止し、且つ塗布液が液押圧手段によって加圧された際 に、該連通路が弾性変形して開放しうる弁機構を有し、該塗布体の塗布部分には、 弁機構の連通路の吐出口が臨んでいることを特徴とする液体塗布具。
[0007] (2)前記塗布体の塗布部分は、弁機構の連通路の吐出ロカ 更に先端へ突出し て設けられる上記(1)に記載の液体塗布具。
[0008] (3)前記弁機構の吐出口カゝら突出する塗布部分が、塗布液を一時保持する液保 持部である力 又は該液保持部を有してなる上記(2)に記載の液体塗布具。
[0009] (4) 本体内部の塗布液を減圧する液減圧手段を設けており、弁機構は、液押圧 手段によって塗布液に対する加圧を停止した以後に、塗布液を前記液減圧手段で 減圧することによって、連通路の弾性変形を常態に強制的に復帰させて当該連通路 を閉止できる構成になっていることを特徴とする(1)から(3)のうちのいずれか一つに 記載の液体塗布具。
[0010] (5)液押圧手段および液減圧手段は、本体内部の塗布液収容空間内に前進動, 後退動することによって塗布液を加圧'減圧する圧力作用部と、本体の外部に面する 回転操作部材への使用者による回転操作を圧力作用部の上記前進動'後退動作動 に変換する操作変換部とを有して ヽる上記 (4)に記載の液体塗布具。
[0011] (6)塗布体に使用する弾性体の材質が、ゴムである上記(1)に記載の液体塗布具
[0012] (7)塗布体に使用する弾性体の材質が、エラストマ一である上記(1)に記載の液体 塗布具。
[0013] (8)塗布体に使用する弾性体の材質が、復元性を有する独立気泡体である上記( 1)に記載の液体塗布具。
発明の効果
[0014] 以上のような本発明の構成或いは手段によれば、塗布体が弹性材力 なり、その弹 性材に連通路を形成し、その連通路は常態にぉ ヽてその弾性力により閉止して!/ヽる 概ねスリット状の部分を有する連通路となって 、る。
[0015] そして、本体内の塗布液が液押圧手段によって加圧された際に、閉止していた連 通路は加圧塗布液の圧力により弾性変形して開放され、その吐出口より塗布液が吐 出する。また、塗布液が加圧から開放されると連通路は変形していない常態に戻り、 連通路はその弾性力によって閉止する。
従って、弹性材の塗布体と連通路とは塗布液の弁機構として作用する。 また、塗布体の塗布部分には、弁機構の吐出口が臨んでいることから、塗布液をそ の塗布部分に確実に移すことができる。
また、弁機構が常態において連通路を閉止し菌類などの侵入を防止することから、 従来の液体塗布具のように本体ど塗布体との間に存在する塗布液が腐敗したり、劣 化することを防止できる。
また、使用後、弁体の先端の塗布部は、簡単に拭き取ることができ、外部に付着す る塗布液は存在しなくなる。従って、塗布液が高粘度の塗布液であっても、簡便に塗 布し得るだけでなぐ外部での微生物汚染もなぐ外気や外部からの微生物汚染等 が全く生じることがなく内蔵する塗布液を適切に保護することができる。
[0016] 本発明において、塗布体の塗布部分を、弁機構の連通路の吐出口からさらに先端 へ突出して設けられた形態にすることによって、吐出口から出た塗布液は、その更に 先端に形成した塗布部に確実に移り、軟質な被塗布面に塗布される。
したがって、塗布面に塗布液を塗布しやすぐ塗り広げやすい。また、使用後に塗 布部の塗布部分を容易に拭き取りやすぐより一層外部に付着する塗布液の存在を 確実に無くすことができる。
[0017] また、本発明において、上記のような連通路の吐出口に、吐出した塗布液を一時保 持する液保持部を塗布部に設けること、或いは塗布部自身をそのような形態とするこ とによって、吐出した塗布液を効率良く一時保留することができる。これは、上述の弁 機構において常態への戻りを良くするために、多少連通路の弾性締まりを強くして設 計したとしても吐出ロカもの液飛び出しによるボタ落ちを回避することができる。また 、液押圧手段の加圧操作にも許容性が出てくる。また、使用後において、かかる液保 持部に溜まる塗布液はティッシュペーパーやウェス等で容易に拭き取ることができ、 衛生面に優れる。
[0018] また、本発明にお ヽて、本体内部の塗布液を減圧する液減圧手段を設けて、弁機 構を、液押圧手段によって塗布液に対する加圧を停止した以後に、塗布液を前記液 減圧手段で減圧することによって、連通路の弾性変形を常態に強制的に復帰させて 当該連通路を閉止できる構成にすることによって、塗布液を連通路力 意図的に本 体側に引き込みかつ連通路の閉止を意図的に確実に行うことができるようになる。
[0019] したがって、仮に、収容している塗布液に粘度が有りまたは高ぐ使用後に無加圧 状態になったときに連通路の吐出側に塗布液が残留する程度の粘度の塗布液であ つても、液減圧手段によって塗布液を減圧することによって連通路カゝら塗布液を強制 的に引き込んで連通路の弾性変形を常態に強制的に復帰させて当該連通路を閉止 できる。
よって、液体塗布具の使用後において、塗布液が連通路の吐出口外に存在するこ とがなくなり、かつ、連通路が完全に閉ざすことができる。このため、たとえ塗布液の 粘度の高低によらずに、使用後に外気に触れることを一切無くし、外部での微生物 汚染もなぐ外気や外部からの微生物汚染等が全く生じることがなく内蔵する塗布液 を適切かつ確実に保護することができる。
[0020] また、液押圧手段および液減圧手段は、本体内部の塗布液収容空間内に前進動 · 後退動することによって塗布液を加圧'減圧する圧力作用部と、本体の外部に面する 回転操作部材への使用者による回転操作を圧力作用部の上記前進動'後退動作動 に変換する操作変換部とを有することによって、液押圧手段および液減圧手段を一 体的な構造の単純ィ匕なものにできる。
[0021] また、操作変換部は、互いに回転不能に接合させた外筒キャップと内筒材カもなつ て 、て本体に回転可能に設けられた回転操作部材と、本体内でねじ部材を保持する 保持部材と、本体内で圧力作用部に係合して、かつ前記回転操作部材の内筒材の 回転によって前記圧力作用部を前進動 ·後退動させるねじ部材とを備えて 、るものに することができ、部品を単純な構成のものにできる。
図面の簡単な説明
[0022] [図 1]図 1は、液体塗布具の実施形態に係る側断面図である。
[図 2]図 2 (a)、(b)及び (c)は液体塗布具の第 1の実施形態に係る先軸部分の構造 の側断面図、半断面の平面図、及び先端からの軸方向の図である。
[図 3]図 3 (a)、(b)及び (c)は液体塗布具の第 2の実施形態に係る先軸部分の構造 の側断面図、半断面の平面図、及び先端からの軸方向の図である。
[図 4]図 4 (a)、 (b)及び (c)は液体塗布具の第 3の実施形態に係る先軸部分の構造 の側断面図、半断面の平面図、及び先端からの軸方向の図である。
[図 5]図 5 (a)、(b)及び (c)は液体塗布具の第 4の実施形態に係る先軸部分の構造 の側断面図、半断面の平面図、及び先端からの軸方向の図である。
[図 6]図 6 (a)、(b)及び (c)は液体塗布具の第 5の実施形態に係る先軸部分の構造 の側断面図、半断面の平面図、及び先端からの軸方向の図である。
[図 7]図 7 (a)及び (b)は液体塗布具の第 6の実施形態に係る塗布部の構造の側面 図及び平面図である。
[図 8]図 8は液体塗布具の第 7の実施形態に係る縦断面図である。
[図 9]図 9 (a)及び (b)は液体塗布具の第 7の実施形態に係る塗布部の斜視図及び、 縦断面 ·横断面説明図である。
[図 10]図 10 (a)、(b)及び (c)は液体塗布具の第 7の実施形態に係る回転操作部材 の内筒材の縦断面図、斜視図及び図 8の C C線に沿う横断面視図である。
[図 11]図 11は、第 8の実施形態に係る液押圧機構を有する液体塗布具の部分側断 面図である。
符号の説明
1 液体塗布具
2 本体
2a 小径部
2b 塗布液収容空間(貯留タンク)
3 先軸
3a 嵌合凹部
3b 鍔部
3c リブ
4 塗布液
6 液押圧機構 (液押圧手段)
7 キャップ
8 弁機構
10 塗布体
10a 塗布部分
12 パイプ継手 a 貫通孔
塗布液供給パイプ 液体塗布具
テーパ部
肩部
連通路 (スリット)a 吐出口
平面部 (一時液保持部) 粗面部
回転操作部材 ねじ棒
保持部材
a 太径部
b 細径部
ピストン体
外筒キャップ
内筒材
嚙合わせ部
係合部
液保持部
鋭角部
櫛部
連通路
a 吐出口
液保持部
二股爪
液体塗布具
キャップ 52 貯留タンク
54 液減圧機構 (液減圧手段)
55 操作変換部
56 外筒キャップ
57 内筒材
58 弾性構造
58a 突起
59 弾性構造
59a 突起
60 フランジ咅
61 嚙合わせ部
R 右回転方向 (加圧方向)
発明を実施するための最良の形態
[0024] 以下、本発明を液体塗布具の最良の形態に基づいて、添付図面を参照しながら詳 述する。尚、本発明の液体塗布具は、以下の実施形態に限るものではない。
[0025] 図 1は、液体塗布具の第 1の実施形態に係る側断面図である。
図 2 (a)、 (b)及び (c)は液体塗布具の第 1の実施形態に係る先軸部分の構造の側 断面図、半断面の平面図、及び先端からの軸方向の図である。
[0026] 図 3 (a)、 (b)及び (c)は液体塗布具の第 2の実施形態に係る先軸部分の構造の側 断面図、半断面の平面図、及び先端からの軸方向の図である。
[0027] 図 4 (a)、 (b)及び (c)は液体塗布具の第 3の実施形態に係る先軸部分の構造の側 断面図、半断面の平面図、及び先端からの軸方向の図である。
図 5 (a)、 (b)及び (c)は液体塗布具の第 4の実施形態に係る先軸部分の構造の側 断面図、半断面の平面図、及び先端からの軸方向の図である。
[0028] 図 6 (a)、 (b)及び (c)は液体塗布具の第 5の実施形態に係る先軸部分の構造の側 断面図、半断面の平面図、及び先端からの軸方向の図である。
図 7 (a)及び (b)は液体塗布具の第 6の実施形態に係る塗布部の構造の側面図及 び平面図である。 [0029] 図 8は液体塗布具の第 7の実施形態に係る縦断面図である。
図 9 (a)及び (b)は液体塗布具の第 7の実施形態に係る塗布部の斜視図及び、縦 断面 ·横断面説明図である。
[0030] 図 10 (a)、 (b)及び (c)は液体塗布具の第 7の実施形態に係る回転操作部材の内 筒材の縦断面図、斜視図及び図 8の C C線に沿う横断面視図である。
[0031] 図 11は、液体塗布具の第 8の実施形態に係る液押圧機構を有する液体塗布具の 部分側断面図である。
[0032] 図 1及び図 2に示すように、第 1の実施形態に係る液体塗布具 1は、本体 2内部の 塗布液 4を加圧する液押圧機構 (液押圧手段) 6を具備し、液押圧機構 6の押圧によ り塗布液 4を塗布体 10へと供給するようにするものである。
液体塗布具 1の塗布体 10は弹性材カゝらなり、また塗布体 10は、本体 2内と外部に 通じる連通路 24が形成されて常態 (塗布液を加圧して 、な 、状態)にお 、て連通路 24は閉止し、且つ塗布液 4が液押圧機構 6によって加圧された際に、連通路 24が弹 性変形して開放しうる弁機構 8を有し、塗布体 10の塗布部分 10aは弁機構 8の連通 路 24の吐出口 24aから更に先端へ突出して設けられる。
[0033] また、図 1に示すように、液体塗布具 1は主要部材として外筒である本体 2、先軸 3、 塗布液 4、液押圧機構 6、キャップ 7、及び弁機構 8を有してなる。
[0034] 本体 2は、概略中空筒状を呈し、その先端部に先細のキャップ 7の内径とほぼ同一 の外径を有する小径部 2aが形成され、その小径部 2aに着脱可能にキャップ 7が着脱 自在に嵌合される。
本体 2の小径部 2aの開口内には、先軸 3の基端が液密に嵌着され、本体 2の後端 には液押圧機構 6が配されて、液押圧機構 6のピストン体 (ガスケット) 35は本体 2の 後端の開口内壁に密着して摺動可能に設けられている。
従って、本体 2内と、先軸 3の後端部と、ピストン体 35とに囲まれる部分は塗布液 4 の塗布液収容空間(貯留タンク) 2bとして形成されて 、る。
[0035] 液押圧機構 6は、主要部材として回転操作部材 31、ねじ棒 32 (押子)、ねじ棒 32の 保持部材 34、及び上述のピストン体 35とからなる。
回転操作部材 31は互いに回転不能に接合させた外筒キャップ 36と内筒材 37とか らなり、回転操作部材 31全体は本体 2に回転可能に設けられる。
保持部材 34は環状部材カもなり、本体 2に回転不能に取り付けられている。保持部 材 34および回転操作部材 31 (内筒材 37先方外周面)同士の嚙合わせ部 38はラチ エツトが形成され、回転操作部材 31は、保持部材 34 (それの固定された本体 2)に対 して一方向のみに回転するように回転規制されている。なおその他、その一方向に 一定以上の回転力が加わった時に、その規制を解除して回転可能にするトルクリミツ タ機能を付与することができる。
[0036] ねじ棒 32の外周には雄ねじが形成され、その雄ねじは保持部材 34の中心部孔内 に形成された雌ねじに螺合される。また、ねじ棒 32の外周面部は、横断面視して異 形のカム形状を呈し (例えば、横断面視で径方向端部に切り欠きが形成されて概略 小判型形状を呈する)、回転操作部材 31の内筒材 37 (嚙合わせ部 38のさらに先方 部)の係合部 39はその中心孔内形状がねじ棒 32外周形状に対応した異形のカム形 状を呈している。上記のねじ棒 32が係合部 39の中心孔に揷通していることによって 、ねじ棒 32が回転操作部材 31 (係合部 39を介して)に軸方向に摺動可能にかつ相 対回転不能に係合して 、る。
ねじ棒 32の先端部はピストン体 35に連結され、回転操作部材 31が所定方向に回 転すると、ねじ棒 32は保持部材 34を介して本体 2の先端方向に向けて前進し、これ によって、ピストン体 35を先端方向へと移動させ、塗布液 4を押圧する。
[0037] 図 2に示すように、先軸 3は先端に向かうに従って縮径する先細り形状の筒体構造 を呈して形成され、その前後に解放した内部空間に塗布体 10をその先端部を突出 させた状態で収容し、かつ、収容状態で本体 2に固定する。塗布体 10は後述するよ うに、先方になるほど平たく細くなる形状を呈して 、る。
[0038] 先軸 3の後方部外周には環状の嵌合凹部 3aが形成されて 、る。嵌合凹部 3aは本 体 2における小径部 2aの内面に形成された環状の嵌合凸部(図示せず)に圧入嵌合 し、先軸 3が本体 2から抜脱することを防止している。
また、先軸 3の外周部には鍔部 3bが形成され、鍔部 3bが小径部 2aの前端面に当 接している。この先軸 3の内面には、軸方向に延出するリブ 3cが内周面の等間隔に 複数本形成され、このリブ 3cの後端面とパイプ継手 12の前端面とによって塗布体 10 後端部の拡径したフランジ状部分を挟み付けて、塗布体 10を先軸 3内で挟持 ·固定 するようになっている。
[0039] 塗布体 10は弾性体カゝらなり、パイプ継手 12及び塗布液供給パイプ 13に支持され る。塗布液供給パイプ 13はパイプ継手 12の中央の貫通孔 12aに嵌揷固定されると 共に、塗布体 10に設けた孔部 10bの後端部から孔部の大径である中間部(先軸 3の 先端部)まで挿入され、液漏れ抑制機構を兼ねる。
[0040] 塗布体 10は両面がテーパ部 21、 22で、偏平な先細り形状となっている。上面のテ ーパ部 21に段差が形成され、その肩部 23には弁機構 8が設けられる。塗布体 10の 塗布部分 10aは弁機構 8から更に先端に向けて形成されている。
[0041] 弁機構 8は、肩部 23にスリット状に形成された連通路 24と、塗布部分 10aの弾性変 形とを利用した簡単な機構となっている。連通路 24は塗布体 10の孔部 10bと連通さ れ、常態にぉ ヽては塗布液 4が外部に流れな 、ようにその弾性力で閉止される一方 、液押圧機構 6によって塗布液 4が加圧された際に、弾性変形により開放される。
[0042] 本発明では、塗布体 10は全体が弾性体であっても良ぐまた、塗布部分 10aのみ が弾性体カゝら構成されていても良い。塗布部分 10aの材質としては弾性材カゝらなり、 ゴム、エラストマ一等の弹性材を上げることができる。また塗布部分 10aの材質は液 密性のある限り、例えば、連続起泡を有しない弾性体であれば何ら問題なく使用する ことができる。
例えば、
(1)ゴムとしては、 NBR、シリコンゴム、 EPDM、フロロシリコンゴム、フッ素ゴム、ウレ タンゴム、天然ゴム、クロロブレンゴム、ブタジエンゴム、プチルゴム等がある。
(2)エラストマ一としては、スチレン系エラストマ一、塩化ビュル系エラストマ一、ォレフ イン系エラストマ一、ポリエステル系エラストマ一、ポリアミド系エラストマ一、ウレタン系 エラストマ一等がある。
(3)独立気泡体としては、ポリエチレンフォーム、塩ビフォーム、ポリスチレンフォーム 等ある。
[0043] 図 2に示すように、塗布部分 10aは段差形成された肩部 23から更に延在する部分 であり、平面部 25として形成され、平面部 25には粗面部 26が形成される。連通路 24 の吐出口 24aから吐出した塗布液 4は、ー且、平面部 25の粗面部 26に一時保持さ れる。力かる部分での塗布液の保持量は、その使用する化粧品の種類によるもので ある。
[0044] このように構成された液体塗布具 1にあっては、その常態にお!、て、塗布液 4は、本 体 2内、先軸 3のパイプ継手 12内、塗布液供給パイプ 13内、及び塗布体 10の孔部 1 Obに充填されている。充填塗布液 4は、連通路 24が閉止状態にあるため外気に触 れることがない。また、使用時にあっては、液押圧機構 6の回転操作部材 31が回転さ せられる。回転操作部材 31の回転により、ねじ棒 32は係合部 39の駆動伝達により 先端に向けて前進する。これにより、ピストン体 35が先端に前進し、塗布液 4を加圧 する。塗布液 4の加圧によって弁機構 8の連通路 24が弾性力に杭して開放される。こ れにより、塗布液 4は所定量吐出され、塗布液 4がほぼ大気圧に戻ることにより連通 路 24が閉止する。
[0045] 吐出された塗布液 4は、若干飛び出したとしても、先端に延在する平面部 25の粗 面部 26に一時的に保持され、皮膚などの軟質な被塗布面へと誘導され塗布される。 塗布終了後、平面部 25に溜まる塗布液はティッシュペーパーやウェス等で容易に拭 き取られる。
また、液押圧機構 6はラチヱットを利用しているため、回転操作部材 31の一回の操 作で、回転操作部材 31は決められた量だけ回動し、ピストン体 35を操作毎に所定量 だけ押し出す機構を有する。このため、弾性材の機能及び連通路 24の締め付け状 態を適宜にした弁機構 8と相まって、塗布液を所望の所定量だけ、正確に塗布部分 1 Oaに供給することができる。
[0046] 従って、非使用時にあっては、弁機構 8が常態において菌類などの侵入を防止す る。一方、加圧された際には、閉止していた連通路 24が弾性変形して開放され、そ の吐出口 24aより塗布液 4が吐出してスムースに使用に供することができる。
[0047] また、連通路 24の吐出口 24aに、吐出した塗布液 4を一時保持する平面部 (液保 持部) 25を塗布部分 10aに設けることによって、吐出塗布液 4の急激な飛び出し等に 対してボタ落ちを防止することができる。
以上のことから、使用後に外気に触れる塗布液 4は吐出口 24aからの塗布部分 10a に限られ、これらは容易に除去できることから、高粘度の塗布液 4であっても、簡便に 塗布し得るだけでなぐ外気や外部力 の微生物汚染等力 内蔵する塗布液 4を十 分に保護することができる。
[0048] 図 3は、本発明の液体塗布具の第 2の実施形態に係る塗布部を示す図である。
図 3に示す液体塗布具は、その塗布体 10以外の部分力 図 2の先軸の構造とほぼ 同様な構造となって 、るので、同様な部分或いは類似の部分にっ 、ては同一の符 号を付してその詳 ヽ説明を省略する。
[0049] 図 3に示すように、塗布体 10の肩部 23に存在する連通路 24の吐出口 24aから更 に先端に向けて櫛部 44が形成されている。吐出口 24aから吐出される塗布液 4は一 時的に櫛部 44に付着或いはその液の表面張力などにより保持され、櫛部 44は一時 保持する液保持部となると共に、塗布部分 10aの中心的な役割をしている。
[0050] 図 4は、本発明の液体塗布具の第 3の実施形態に係る塗布部を示す図である。
図 4に示す液体塗布具は、その塗布体 10以外の部分力 図 2の先軸の構造とほぼ 同様な構造となって 、るので、同様な部分或いは類似の部分にっ 、ては同一の符 号を付してその詳 ヽ説明を省略する。
[0051] 図 4に示すように、塗布体 10の肩部 23に存在する連通路 24の吐出口 24aから更 に先端に向けてシャベル、或いはスコップ等の概スコップ状部 44が形成されている。 吐出口 24aから吐出される塗布液 4は一時的に貯留され、概スコップ状部 44は液の 一時保持部として形成されると共に、塗布部分 10aの中心的な役割をしている。
[0052] 図 5は、本発明の液体塗布具の第 4の実施形態に係る塗布部を示す図である。
図 5に示す液体塗布具は、その塗布体 10以外の部分力 図 2の先軸の構造とほぼ 同様な構造となって 、るので、同様な部分或いは類似の部分にっ 、ては同一の符 号を付してその詳 ヽ説明を省略する。
[0053] 図 5に示すように、塗布体 10の肩部 23に存在する連通路 24の吐出口 24aから更 に先端に延在する一時的な液保持部 41は、先端が鋭角部 42に形成されたナイフ状 になっている。かかる形状であれば、一時的液の保持が可能な一方、目、唇等の輪 郭に沿って正確に塗布液 4を塗布することができる。
[0054] 図 6は、本発明の液体塗布具の第 5の実施形態に係る塗布部を示す図である。 図 6に示す液体塗布具は、その塗布体 10以外の部分力 図 2の先軸の構造とほぼ 同様な構造となって 、るので、同様な部分或いは類似の部分にっ 、ては同一の符 号を付してその詳 ヽ説明を省略する。
[0055] 図 6に示す塗布体 10は、その連通路 45の吐出口 45aが塗布体 10の軸方向に対し て傾けて形成されるものである。このように本発明においては、連通路 45の吐出口 4 5aにおけるスリット形状の入れ方はその塗布部及び被塗布面の形態に応じて適宜変 更することができる。
[0056] 図 7は、本発明の液体塗布具の第 6の実施形態に係る塗布部を示す図である。
図 7に示す液体塗布具は、その塗布体 10以外の部分力 図 2の塗布部とほぼ同様 な構造となって 、るので、同様な部分或いは類似の部分にっ 、ては同一の符号を付 してその詳しい説明を省略する。
[0057] 図 7に示す塗布部分 10aは、その肩部 23に存在する連通路 24の吐出口 24aから 更に先端へ延在する液保持部 47の両側に、二股爪 48が形成されている。このような 構造にあっては、爪間で塗布液がその表面張力によって容易に保持され、また、特 殊な被塗布面に対して好適に塗布することが可能である。
[0058] 図 8は、本発明の液体塗布具の第 7の実施形態に係る全体を示す縦断面図、図 9 はその塗布部の詳細説明図、図 10は回転操作部材の詳細説明図である。
図 8に示す液体塗布具 20は、その液減圧機構 (液減圧手段) 54の構成以外は、図
1、図 2に示す本発明の液体塗布具の第 1の実施形態とほぼ同様な構造となっている ので、同様な部分或いは類似の部分にっ 、ては同一の符号を付してその詳 ヽ説 明を省略する。
[0059] 図 8に示すように、第 7の実施形態に係る液体塗布具 20は、本体 2内部の塗布液 4 を減圧する液減圧機構 54を設けており、弁機構 8は、液押圧機構 6によって塗布液 4 に対する加圧を停止した以後に、塗布液 4を前記液減圧機構 54で減圧することによ つて、連通路 24の弾性変形を常態に強制的に復帰させて当該連通路 24を閉止でき る構成になっている。
[0060] 液押圧機構 6および液減圧機構 54は、本体 2内部の塗布液収容空間 2b内に前進 動'後退動することによって塗布液 4を加圧'減圧するピストン体 (圧力作用部) 35と、 本体 2の外部に面する回転操作部材 31への使用者による回転操作をピストン体 35 の上記前進動 ·後退動作動に変換する操作変換部 55とを有している。
[0061] 具体的には、第 7の実施形態に係る液体塗布具 20は、図 8〜図 10に示すように、 主要部材として外筒である本体 2、先軸 3、塗布液 4、液押圧機構 6、液減圧機構 54 、操作変換部 55、キャップ 7、及び弁機構 8からなり、これら液減圧機構 54および操 作変換部 55の構成が、図 1に示した第 1の実施形態における液体塗布具 1の液押圧 機構 6のみのものと異なる。
[0062] 塗布体 10は、図 2に示したものと同様構成の図 9に示すものを採用する。つまり、塗 布体 10は、図 9 (a)に斜方向視し、(b)に各部断面視するように、先軸 3先方にから 突出して露出する先端部力 両面テーパ部 21、 22で、偏平な先細り形状となってい る。上面のテーパ部 21に段差が形成され、その肩部 23には孔部 10b先端に繋がる スリット状連通路 24の弁機構 8が設けられており、塗布体 10の塗布部分 10aは弁機 構 8から更に先方に向けて形成されている。塗布体 10には、図 2および図 9に示すも のの他、図 3〜図 7に示したものを採用できることはもちろんである。
[0063] 図 8に示すように、第 7の実施形に係る上記液体塗布具 20においては、本体 2の後 端には一体になつた液押圧機構 6および液減圧機構 54が配されており、液押圧機 構 6および液減圧機構 54のピストン体 35は本体 2の後端の開口内壁に密着して摺 動可能に設けられている。
液押圧機構 6および液減圧機構 54は、主要部材として操作変換部 55、ねじ棒 32 ( 押子)、ねじ棒 32の保持部材 34、及び上述のピストン体 35と力もなる。
[0064] 操作変換部 55は互いに通常は相対回転不能で一定以上の回転力によって相対 回転するように接合させた外筒キャップ 56と内筒材(「繰り出し体」とも称する) 57とか らなり、操作変換部 55全体は本体 2に回転可能に設けられる。
[0065] 詳しくは、図 10に示すように、内筒材 57は、各所に切り欠きを設けた、前部(57f)、 中央部(57c)から後部(57r)に行くにかけて段階的に拡径した概略筒体状のもので ある。
内筒材 57には、その後部の側面部に U字形状の切り欠きによって少なくとも径方 向外側に弾性を付与した片持ち梁状の弾性構造 58が,また、前部の側面図に U字 形状の切り欠きによって少なくとも径方向外側に弾性を付与した片持ち梁状の弾性 構造 59がそれぞれ形成されている。
各片持ち梁状の弾性構造 58および 59のそれぞれの表面部には、軸方向視の断 面が三角屋根状の突起 58aおよび 59aが径方向外側に向けて突出して設けられて いる。
[0066] 内筒材 57の後部の中央部側には、その中央部よりも段状に拡径した複数の環状 凸部が外周にあるフランジ部 60が形成される。内筒材 57前部を本体 2内に装着した 際に、このフランジ部 60前端面が本体 2の後端面に当接して、それ以上本体 2内に 潜り込まないようにしており、外筒キャップ 56を内筒材 57後部に外着したときに外筒 キャップ 56の内周の段部が上記のフランジ部 60の外周に回動可能に嵌り込み抜け 止めしている。
[0067] また、外筒キャップ 56の内周面の後部には、軸方向に沿う溝が形成されていて、そ の溝に上記片持ち梁状の弾性構造 58表面の突起 58aが嚙み合って、内筒材 57と 外筒キャップ 56とが操作時に一体に回るようにしており、一定以上の回転力が付与さ れたならば弾性構造 58の突起 58aが外筒キャップ 56の溝からはずれて相対回転す るクラッチ構造をなして ヽる。
[0068] 内筒材 57前部に設けられた係合部 39は、その前部中心孔内がねじ棒 32外周形 状に対応した異形のカム形状を呈した孔である。上記のねじ棒 32が係合部 39の中 心孔に揷通していることによって、ねじ棒 32が操作変換部 55 (係合部 39を介して)に 軸方向に摺動可能にかつ相対回転不能に係合して 、る。
また、この係合部 39に揷通 ·係合するねじ棒 32の切り欠き部分以外の外周面には 、雄ねじが形成され、その雄ねじは保持部材 34の中心部孔内に形成された雌ねじに 螺合される。
実施形態では雄ねじ及び雌ねじは右ねじであり、操作変換部 55の外筒キャップ 56 を本体 4に対して右回転させると、係合部 39を介してねじ棒 32が右回転し、これによ つて、ねじ棒 32の雄ねじが保持部材 34の雌ねじによって前進し、ピストン体 35を押 して、塗布液収容空間 (貯留タンク) 2b内の塗布液を加圧する (液押圧機能)。逆に、 前記外筒キャップ 56を本体 4に対して左回転させると、係合部 39を介してねじ棒 32 が左右回転し、これによつて、ねじ棒 32の雄ねじが保持部材 34の雌ねじによって後 退し、ピストン体 35を引いて、塗布液収容空間 2b内の塗布液を減圧する(液減圧機 能)。
なお、必要に応じて、ねじ棒 32と保持部材 34の各螺合箇所を左ねじとすることがで きる。その場合には、上記と逆に左回転で塗布液 4を加圧し、一方、右回転で塗布液 4を減圧する。
[0069] この保持部材 34は、太径部 34aの内側の先方に細径部 34bを固定した概略二重 筒状を呈した環状部材であり、太径部 34a外周面が本体 2内に嵌められて回転不能 に取り付けられている。そして、保持部材 34の細径部 34b内周面には、右ねじの雌 ねじが形成され、太径部 34aの内周面には、前記弾性構造 58の突起 58aが嵌り込 む歯状のラチヱット溝力もなる、嚙合わせ部 61が内面全周に形成されている。
[0070] 嚙合わせ部 61の歯は、図 10 (c)に示すように、内周側角部が一方側がなだらかで 他方側が切り立つている。前記内筒材 57を保持部材 34後方からはめ込んだ状態で 、嚙合わせ部 61に前記弾性構造 59の突起 59aが嵌り込む。
操作変換部 55を本体 2に対して右回り(図 10中、矢印 R方向)に回転 (一方側回転 )させると外筒キャップ 56を介して内筒材 57が右回りに回転し、係合部 39を介してね じ棒 32が右回転し保持部材 34の雌ねじとの螺合によってねじ棒 32が前進しピストン 体 35を繰り出して本体内の塗布液を加圧状態にする。
[0071] 操作変換部 55、ねじ棒 32および保持部材 34に亘つては、操作変換部 55の内筒 材 57を一方側回転させる際に (R方向回転)、突起 59aは歯同士の間の溝に嵌り込 んだ状態力も上記のなだらかな角部に当たりその角部を乗り越えて次の溝に嵌り込 むので、クリック感を感じさせつつ軽く回る加圧構造を構成する。一方、同様の操作 変換部 55、ねじ棒 32および保持部材 34に亘つては、この内筒材 57を他方側回転さ せる際に (反 R方向回転)、突起 59aは歯同士の間の溝に嵌り込んだ状態から上記の 切り立った角部に当たりその角部を乗り越えて次の溝に嵌り込むので、回転させるに は一方方向よりも強い力(トルク)を加えなければ回転しないので、規制感を感じさせ つつ重く回る減圧構造を構成する。
[0072] このように、嚙合わせ部 61では、保持部材 34と操作変換部 55 (内筒材 57先方外 周面)同士は塗布液 4の吐出を望むときには、一方側にラチヱットして容易に回転し 吐出しやすくする。一方、使用後に塗布液 4を引っ込めるときには強制的にスリットの 弁機構 8を閉じるように他方側に回転可能にするが、その回転がしにくいように規制 して塗布液 4の減圧が緩やかになるようにしている。これによつて、吐出口の弁機構 8 が必要以上に急激に閉まったり、塗布液 4が急激に本体 2内に引き込まれるのにつら れて空気が弓 Iき込まれることを確実に防止できる。
もちろん、減圧時に、操作変換部 55に一定以上の回転力が加わった時に、塗布液 4の急激な引き込みをしないように、上記の外筒キャップ 56の内周面と内筒材 57と弹 性構造 58突起 58aとの係合を外して、トルク伝達を解除して空回転可能にするトルク リミッタ機能を付与する。
[0073] 図 11は、本発明の液体塗布具の第 8の実施形態に係る液押圧機構 (液押圧手段) を示す図である。
図 11に示す液体塗布具 50は、図 2の液体塗布具 1とほぼ同様な構造となって 、る ので、同様な部分或いは類似の部分にっ 、ては同一の符号を付してその詳 ヽ説 明を省略する。
[0074] 図 11に示すように、液体塗布具 50のキャップ 51は二重キャップで形成され、より気 密に先軸 3の構造部を保護している。また、塗布体 10の弁機構 8は図 2で示した弁機 構と同様な構造となっている。
[0075] 図 11に示す液押圧機構は、本体 2がフレキシブルな可撓性の塗布液の貯留タンク
(塗布液収容空間) 52となっている。このような手動式の液押圧機構では、本体 2を 指などで軽く押圧することによって、塗布液 4が本体 2内で加圧され、塗布液 4はスリ ット状の連通路 24を変形させて平面部(一時液保持部) 25に吐出される。また、本体 2を多少過剰に押圧しても平面部 25が在ることにより、液が一時保持されるのでボタ 落ちなどが回避される。また、押圧後に押圧を解除することによって塗布液が減圧す る液減圧機構を構成し、連通路 2の弁機構 8を強制的に閉止するようになっている。
[0076] また、このような液押圧機構及び弁機構 8を構成するに当たっては、以下の設計、 又は設定を行うことが好まし 、。
[0077] 1.連通路 24を開放するために、液押圧機構によって生じる塗布液への加圧は、大 気圧より 1. 0倍を超え、 5倍以下の範囲、特に、 1. 001〜3. 000倍の範囲であること が好ましい。上記の範囲を超えると、押圧したとき、連通路 24から塗布液が急激に噴 出するおそれがある。上記範囲未満では、常態において液体塗布具 1に一般的な振 動等を与えたときに、連通路 24の締まりが悪く液漏れが生じるおそれがある。
[0078] 2.塗布部分 10aの弾性素材及び被塗布面の形態による力 通常、連通路 24とし てのスリット幅は、塗布体部の幅の 10〜90%の範囲、特に 20〜80%の範囲にある ことが好ましい。上記範囲を超えると、常態において液体塗布具 1に一般的な振動等 を与えたときに、連通路 24の締まりが悪くなり液漏れが生じるおそれがある。
[0079] 3.また、連通路 24としてのスリット長さは、少なくとも 0. Olmm以上、特に 0. 05〜 5. Ommの範囲にあることが好ましい。力かる範囲であれば、上記範囲内の加圧によ つて、弁の機能を発揮するのに好ましい。上記範囲未満では、常態において液体塗 布具 1に一般的な振動等を与えたときに、連通路 24の締まりが悪くなり液漏れが生じ るおそれがある。
[0080] 4.塗布体 10に使用される弾性材の弹性係数は、 10〜: LOOの範囲、特に 10乃至 9 0の範囲にあることが好ましい。上記範囲未満では、連通路 24がその弾性力によって 十分に閉止されなくなるおそれがある。上記範囲を超える場合には、塗布液 4の必要 加圧が過大となり、吐出ロカ 急激な噴出を生じるおそれがある。
産業上の利用可能性
[0081] 本発明の液体塗布具は、塗布部に弁機構を備えるため、常態において本体内へ の菌類の侵入を防止し、塗布液が腐敗したり、劣化したりすることのないので、皮膚、 口腔等の軟質な被塗布面に安全に塗布できる産業上の利用可能性の高い液体塗 布部である。

Claims

請求の範囲
[1] 本体内部の塗布液を加圧する液押圧手段を具備し、該液押圧手段の押圧により塗 布液を先端の塗布体へと供給するようにした液体塗布具にお 、て、
前記塗布体は、弾性材力 なり、本体内部と外部に通じる連通路が形成されていて 、常態において該連通路を弾性によって閉止し、且つ塗布液が液押圧手段によって 加圧された際に、該連通路が弾性変形して開放しうる弁機構を有し、
該塗布体の塗布部分には、弁機構の連通路の吐出口が臨んでいることを特徴とす る液体塗布具。
[2] 前記塗布体の塗布部分は、弁機構の連通路の吐出口から更に先端へ突出して設 けられることを特徴とする請求項 1に記載の液体塗布具。
[3] 前記弁機構の吐出口カゝら突出する塗布部分が、塗布液を一時保持する液保持部 であるか、又は該液保持部を有してなる請求項 2に記載の液体塗布具。
[4] 本体内部の塗布液を減圧する液減圧手段を設けており、
弁機構は、液押圧手段によって塗布液に対する加圧を停止した以後に、塗布液を 前記液減圧手段で減圧することによって、連通路の弾性変形を常態に強制的に復 帰させて当該連通路を閉止できる構成になっていることを特徴とする請求項 1から 3 のうちの 1項に記載の液体塗布具。
[5] 液押圧手段および液減圧手段は、本体内部の塗布液収容空間内に前進動,後退 動することによって塗布液を加圧 ·減圧する圧力作用部と、本体の外部に面する回転 操作部材への使用者による回転操作を圧力作用部の上記前進動'後退動作動に変 換する操作変換部とを有していることを特徴とする請求項 4に記載の液体塗布具。
[6] 塗布体に使用する弾性体の材質が、ゴムである請求項 1に記載の液体塗布具。
[7] 塗布体に使用する弾性体の材質が、エラストマ一である請求項 1に記載の液体塗 布具。
[8] 塗布体に使用する弾性体の材質が、復元性を有する独立気泡体である請求項 1に 記載の液体塗布具。
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