JP4493582B2 - 液体化粧料塗布具 - Google Patents
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Description
本体小径部に着脱自在に嵌合されるキャップと、
本体小径部の開口内に液密に嵌着される先軸と、
先軸によって塗布体後部が覆われて塗布体先端部をこの先軸先方に突出して設けられた塗布体と、
前記本体後端開口から密着して摺動可能に設けられたピストン体とを備えて、前記先軸後方、前記本体内側、およびピストン体によって囲まれる部分で塗布液収容空間が形成されると共に、
前記ピストン体後端に、その先端部が連結され、外周面部が横断面視して異形のカム形状を呈し、外周に雄ねじ部が形成されたねじ棒と、
前記ねじ棒と軸方向に摺動可能にかつ相対回転不能に係合し、前端近傍の少なくとも1箇所に突起が径方向外側方向に設けられた片持ち梁状の弾性構造を表面に持つ内筒材と、
前記内筒材後端と嵌合する外筒キャップと、
前記ねじ棒の外周雄ねじ部に螺合する雌ねじ部、および、前記内筒材前端近傍の片持ち梁状の弾性構造の突起と噛み合う溝部を備えた噛み合わせ部を内周に持つ保持部材とを備えて、
前記外筒キャップを回転させることによってねじ棒が前記保持部材の雌ねじで前進してピストン体を押して、塗布液収容空間内の塗布液を加圧する液押圧手段を構成し、該液押圧手段の加圧により高粘度の塗布液を先端の塗布体へと供給するようにした液体化粧料塗布具であって、
前記塗布液収容空間内に収容している高粘度の塗布液は、塗布体の使用後に無加圧状態になったときに連通路の吐出側に残留する程度の粘度を有し、
塗布体は、その全体がゴム、エラストマー、または復元性を有する独立気泡体から選ばれ、かつ、毛筆状および連続気泡体を除く弾性体からなり、前記塗布体先端部でその幅方向略中央部に常時開口している単一の吐出口と、前記単一の吐出口からさらに先端へ突出して設けられている塗布液を粗面部に保持する液保持部を有する塗布部分とを備え、前記塗布体先端部及び基部が前記先軸部から突出し、前記塗付体先端部及び基部内部には前記塗布液収容空間と前記吐出口に通じる連通路が形成されていることを特徴とする液体化粧料塗布具である。
保持部材の内周面には、前記内筒材前端部近傍に形成された弾性構造の突起が嵌り込む歯状のラチェット溝からなる、噛合わせ部が内面全周に形成されていて、この噛合わせ部の歯は、内周側角部が一方側がなだらかで他方側が切り立っていて、
噛合わせ部では、外筒キャップを一方側に回転させることによって、突起が歯同士間の溝部からなだらかな角部を乗り越えて次の溝に嵌り込み、他方、外筒キャップを他方側に回転させることによって、突起が歯同士間の溝部から切り立った角部を乗り越えて次の溝に嵌り込む構成を有して、
外筒キャップを他方側方向に回転させるのに、一方側方向に回転させるよりも強い回転力を必要にして、規制感を感じさせつつ重く回る液減圧手段を構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の液体化粧料塗布具である。
操作時に一定以上の回転力が付与されていない場合、外筒キャップと内筒材が一体に回転し、一方、一定以上の回転力が付与された場合、弾性構造の突起が外筒キャップの溝から外れて外筒キャップと内筒材が相対回転するクラッチ構造を有していることを特徴とする請求項1から3のうちの1項に記載の液体化粧料塗布具である。
図2(a)、(b)および(c)は液体塗布具の第1の実施形態に係る先軸部分の構造の側断面図、半断面の平面図、および先端から軸方向視した図である。図3(a)、(b)は図2の液体塗布具に設ける塗布体の斜視図、および縦断面図である。
図5(a)、(b)および(c)は液体塗布具の第3の実施形態に係る先軸部分の構造の側断面図、半断面の平面図、および先端から軸方向視した図である。
図7(a)、(b)および(c)は液体塗布具の第5の実施形態に係る先軸部分の構造の側断面図、半断面の平面図、および先端から軸方向視した図である。
図9は液体塗布具の第7の実施形態に係る縦断面図である。図10(a)、(b)および(c)は液体塗布具の第7の実施形態に係る回転操作部材の内筒材の縦断面図、斜視図および図9のC−C線に沿う横断面視図である。
図11は、液体塗布具の第8の実施形態に係る液押圧機構を有する液体塗布具の部分側断面図である。
(1)ゴムとしては、NBR、シリコンゴム、EPDM、フロロシリコンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、天然ゴム、クロロブレンゴム、ブタジエンゴム、プチルゴム等がある。
(2)エラストマーとしては、スチレン系エラストマー、塩化ビニル系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、ウレタン系エラストマー等がある。
(3)独立気泡体としては、ポリエチレンフォーム、塩ビフォーム、ポリスチレンフォーム等ある。
図4に示す液体塗布具は、その塗布体10以外の部分が、図2の先軸の構造とほぼ同様な構造となっているので、同様な部分或いは類似の部分については同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
図5に示す液体塗布具は、その塗布体10以外の部分が、図2の先軸の構造とほぼ同様な構造となっているので、同様な部分或いは類似の部分については同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
図6に示す液体塗布具は、その塗布体10以外の部分が、図2の先軸の構造とほぼ同様な構造となっているので、同様な部分或いは類似の部分については同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
図7に示す液体塗布具は、その塗布体10以外の部分が、図2の先軸の構造とほぼ同様な構造となっているので、同様な部分或いは類似の部分については同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
図8に示す液体塗布具は、その塗布体10以外の部分が、図2の塗布部とほぼ同様な構造となっているので、同様な部分或いは類似の部分については同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
そして、保持部材34の細径部34b内周面には、右ねじの雌ねじが形成され、太径部34aの内周面には、前記弾性構造59の突起59aが嵌り込む歯状のラチェット溝からなる、噛合わせ部61が内面全周に形成されている。
2 本体
2a 小径部
2b 塗布液収容空間(貯留タンク)
3 先軸
4 塗布液
6 液押圧機構(液押圧手段)
7 キャップ
8 吐出口
10 塗布体
10a 塗布部分
12 パイプ継手
12a 貫通孔
13 塗布液供給パイプ
20 液体塗布具
21 テーパ部
23 肩部
24 連通路
25 平面部(一時液保持部)
26 粗面部
31 回転操作部材
32 ねじ棒
34 保持部材
34a 太径部
34b 細径部
35 ピストン体
36 外筒キャップ
37 内筒材
38 噛合わせ部
39 係合部
41 液保持部
42 鋭角部
43 概スコップ状部
44 櫛部
45 連通路
47 液保持部
48 二股爪
50 液体塗布具
51 キャップ
52 貯留タンク
54 液減圧機構(液減圧手段)
55 操作変換部
56 外筒キャップ
57 内筒材
58 弾性構造
58a 突起
59 弾性構造
59a 突起
60 フランジ部
61 噛合わせ部
R 右回転方向(加圧方向)
Claims (4)
- 概略中空筒状を呈し、その先端部に小径部を有する本体と、
本体小径部に着脱自在に嵌合されるキャップと、
本体小径部の開口内に液密に嵌着される先軸と、
先軸によって塗布体後部が覆われて塗布体先端部をこの先軸先方に突出して設けられた塗布体と、
前記本体後端開口から密着して摺動可能に設けられたピストン体とを備えて、前記先軸後方、前記本体内側、およびピストン体によって囲まれる部分で塗布液収容空間が形成されると共に、
前記ピストン体後端に、その先端部が連結され、外周面部が横断面視して異形のカム形状を呈し、外周に雄ねじ部が形成されたねじ棒と、
前記ねじ棒と軸方向に摺動可能にかつ相対回転不能に係合し、前端近傍の少なくとも1箇所に突起が径方向外側方向に設けられた片持ち梁状の弾性構造を表面に持つ内筒材と、
前記内筒材後端と嵌合する外筒キャップと、
前記ねじ棒の外周雄ねじ部に螺合する雌ねじ部、および、前記内筒材前端近傍の片持ち梁状の弾性構造の突起と噛み合う溝部を備えた噛み合わせ部を内周に持つ保持部材とを備えて、
前記外筒キャップを回転させることによってねじ棒が前記保持部材の雌ねじで前進してピストン体を押して、塗布液収容空間内の塗布液を加圧する液押圧手段を構成し、該液押圧手段の加圧により高粘度の塗布液を先端の塗布体へと供給するようにした液体化粧料塗布具であって、
前記塗布液収容空間内に収容している高粘度の塗布液は、塗布体の使用後に無加圧状態になったときに連通路の吐出側に残留する程度の粘度を有し、
塗布体は、その全体がゴム、エラストマー、または復元性を有する独立気泡体から選ばれ、かつ、毛筆状および連続気泡体を除く弾性体からなり、前記塗布体先端部でその幅方向略中央部に常時開口している単一の吐出口と、前記単一の吐出口からさらに先端へ突出して設けられている塗布液を粗面部に保持する液保持部を有する塗布部分とを備え、前記塗布体先端部及び基部が前記先軸部から突出し、前記塗付体先端部及び基部内部には前記塗布液収容空間と前記吐出口に通じる連通路が形成されていることを特徴とする液体化粧料塗布具。 - 前記内筒材前端近傍に形成された片持ち梁状の弾性構造の突起が、断面三角形屋根状であることを特徴とする請求項1に記載の液体化粧料塗布具。
- 液体化粧料塗布具は、外筒キャップを一方側に回転させることによってねじ棒が前記保持部材の雌ねじで前進してピストン体を押して、塗布液収容空間内の塗布液を加圧する液押圧手段と共に、前記外筒キャップを他方側に回転させることによってねじ棒が前記保持部材の雌ねじで後退してピストン体を引いて、塗布液収容空間内の塗布液を減圧する液減圧手段を構成し、
保持部材の内周面には、前記内筒材前端部近傍に形成された弾性構造の突起が嵌り込む歯状のラチェット溝からなる、噛合わせ部が内面全周に形成されていて、この噛合わせ部の歯は、内周側角部が一方側がなだらかで他方側が切り立っていて、
噛合わせ部では、外筒キャップを一方側に回転させることによって、突起が歯同士間の溝部からなだらかな角部を乗り越えて次の溝に嵌り込み、他方、外筒キャップを他方側に回転させることによって、突起が歯同士間の溝部から切り立った角部を乗り越えて次の溝に嵌り込む構成を有して、
外筒キャップを他方側方向に回転させるのに、一方側方向に回転させるよりも強い回転力を必要にして、規制感を感じさせつつ重く回る液減圧手段を構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の液体化粧料塗布具。 - 液押圧手段において、前記外筒キャップと嵌合する前記内筒材後端の嵌合部には、径方向外側向きの突起を備える片持ち梁状の弾性構造を持ち、前記外筒キャップ内側には内筒材後端の突起が噛み合う溝部を備え、
操作時に一定以上の回転力が付与されていない場合、外筒キャップと内筒材が一体に回転し、一方、一定以上の回転力が付与された場合、弾性構造の突起が外筒キャップの溝から外れて外筒キャップと内筒材が相対回転するクラッチ構造を有していることを特徴とする請求項1から3のうちの1項に記載の液体化粧料塗布具。
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