JP2008206820A - 塗布材押出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】クリック機構の成形が容易で部品精度が高く、良好なクリック感を安定して実現する。
【解決手段】充填部材4に対し軸線周り回転方向に係合すると共に螺合部9を構成する雌螺子部材5の少なくとも後側に向け開口した円筒部5tと、螺合部9を構成する移動体6に対し軸線周り回転方向に係合し且つ軸線方向に移動可能に係合する回転止め部材16の少なくとも前側に向け開口した円筒部16zとが、軸線方向に重なり合い係合するオーバーラップ区間を有する構成とし、雌螺子部材5の円筒部5tのオーバーラップ区間内に設けられ外側/内側に突設されたクリック歯部5sと、回転止め部材16の円筒部16zのオーバーラップ区間内に設けられ内側/外側に突設されたクリック歯部16fとによりクリック機構を構成し、クリック歯部5s,16f同士が、充填部材4、雌螺子部材5と回転止め部材16、移動体6との相対回転に同期して係合しクリック感を付与する。
【選択図】図1

Description

本発明は、塗布材を押し出して使用するための塗布材押出容器に関する。
従来、塗布用充填物を押し出して使用するための塗布用充填物押出容器として、以下の特許文献1の技術が知られている。この特許文献1に記載の技術は、筒状を成して先端に吐出口を有し塗布用充填物が充填された充填部材と、外面に雄螺子を有し前進することにより塗布用充填物を押し出し吐出口から吐出させるピストン用移動体と、ピストン用移動体の雄螺子と螺合する雌螺子を有し、充填部材と回転方向及び前後方向に係合し一体化された充填部材用移動体と、ピストン用移動体の内部形状と回転方向に係合する外部形状を有し、ピストン用移動体と回り止め部を構成する軸体を備えた本体筒と、を具備し、容器後部を構成する本体筒と容器前部を構成する先筒とが一方向に相対回転されると、上記雄螺子及び上記雌螺子より構成された螺合部(第二の螺合部)が働き充填部材に対してピストン用移動体が前進して充填部材の吐出口から塗布用充填物が吐出され、一方、本体筒と先筒とが一方向の反対方向である他方向に相対回転されると、螺合部(第二の螺合部)が働き充填部材に対してピストン用移動体が後退するものである。
この塗布用充填物押出容器にあっては、ピストン用移動体は、当該ピストン用移動体の雄螺子を前後方向に横切ると共に周方向に並設されるクリック係合溝を備え、充填部材用移動体は、先端からスリットが設けられて周方向に沿って四分割され、対向する一方の分割片の円弧状の内周面に、雌螺子を各々備えると共に、対向する他方の分割片の円弧状の内周面に、クリック係合溝とクリック係合するクリック係合突部を各々備え、これらのクリック係合溝及びクリック係合突部より成るクリック機構によって、相対回転の度合いや移動体の移動具合を使用者に感知させるようにしている。また、このクリック機構に代えて、上記クリック機構と同位置に、ラチェット溝及びラチェット歯より成るラチェット機構を用いる技術も開示されている。
特開2006−305299号公報
ここで、上記押出容器にあっては、螺子を形成する部分の一部に、溝や突部(歯)を設ける構成のため、成形が難しく、良好なクリック感を安定して実現できないという問題があった。
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、クリック機構の成形が容易で部品精度が高く、良好なクリック感を安定して実現できる塗布材押出容器を提供することを目的とする。
本発明による塗布材押出容器は、筒状を成して先端に開口を有し塗布材が充填された充填部材と、外周面に雄螺子を有し前進することにより塗布材を押し出し開口から出現させる移動体と、移動体の雄螺子と螺合する雌螺子を有し、充填部材に対し軸線周り回転方向に係合する雌螺子部材と、移動体に対し軸線周り回転方向に係合し且つ軸線方向に移動可能に係合する形状部分を有する回転止め部材と、を具備し、充填部材及び雌螺子部材と回転止め部材及び移動体とが相対回転することにより、雄螺子及び雌螺子より構成された螺合部が働き充填部材に対して移動体が移動する塗布材押出容器であって、雌螺子部材は、少なくとも後側に向けて開口された円筒部を備え、回転止め部材は、少なくとも前側に向けて開口され、雌螺子部材の円筒部に対し軸線方向に重なり合って係合するオーバーラップ区間を有するように配設された円筒部を備え、オーバーラップ区間内であって雌螺子部材の円筒部から外側又は内側に突設されたクリック歯部が、オーバーラップ区間内であって回転止め部材の円筒部から内側又は外側に突設されて雌螺子部材のクリック歯部に対向するクリック歯部に係合することによって、相対回転に同期してクリック感を付与するクリック機構を有していることを特徴としている。
このような塗布材押出容器によれば、雌螺子部材の少なくとも後側に向けて開口された円筒部と、回転止め部材の少なくとも前側に向けて開口された円筒部とが、軸線方向に重なり合って係合するオーバーラップ区間を有する構成とされて、雌螺子部材の円筒部のオーバーラップ区間内に設けられ外側又は内側に突設されたクリック歯部と、回転止め部材の円筒部のオーバーラップ区間内に設けられ内側又は外側に突設されたクリック歯部とがクリック機構を構成し、これらのクリック歯部同士が、充填部材及び雌螺子部材と回転止め部材及び移動体との相対回転に同期して係合し、クリック感を付与する構成とされる。従って、クリック機構の成形が容易で部品精度が高く、良好なクリック感を安定して実現することができる。
ここで、螺合部とは別の螺合部を備え、容器を構成する容器前部と容器後部との相対回転により、別の螺合部が働き充填部材が移動し、さらなる同方向への相対回転により、螺合部が働き充填部材に対して移動体が移動し、螺合部が働く際にクリック歯部同士が係合する構成とするのが好ましい。
このような構成を採用した場合、充填部材の移動の際にはクリック感が生じること無く、移動体の移動の際のみにクリック感が生じるため、容器前部と容器後部とを充填部材を繰り出す方向に相対回転する場合には、クリック感を伴うこと無く充填部材を素早く前進させることが可能とされると共に、さらなる同方向への相対回転により、移動体が前進しながらクリック感が生じ当該クリック感により塗布材を適度に押し出すことが可能とされ塗布材の出し過ぎが防止され、また、容器前部と容器後部とを充填部材を繰り戻す方向に相対回転する場合には、クリック感を伴うこと無く充填部材を素早く後退させることが可能とされると共に、さらなる同方向への相対回転により、移動体が後退しながらクリック感が生じ当該クリック感により移動体の戻し過ぎが防止される。
また、上記作用を効果的に奏する構成としては、具体的には、雌螺子部材のクリック歯部又は回転止め部材のクリック歯部は、雌螺子部材と回転止め部材とが何れの相対的位置関係にあっても、相手側のクリック歯部に係合し得る軸線方向長寸法を有する構成が挙げられる。
このように本発明による塗布材押出容器によれば、クリック機構の成形が容易で部品精度が高く、良好なクリック感を安定して実現できる。
以下、本発明による塗布材押出容器の好適な実施形態について図1〜図25を参照しながら説明する。なお、各図において、同一の要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1〜図13は、本発明の第一実施形態を、図14〜図25は、本発明の第二実施形態を各々示すもので、図1〜図7は、本発明の第一実施形態に係る塗布材押出容器の各状態を示す縦断面図、図8は、図1のVIII-VIII線に沿う断面斜視図、図9及び図10は回転止め部材を示す各図、図11〜図13は雌螺子部材を示す各図であり、本実施形態の塗布材押出容器は、塗布材を収容すると共に適宜使用者の操作により押し出し可能とするものである。
ここでは、塗布材として、例えば、リップグロス、リップ、アイカラー、アイライナー、美容液、洗浄液、ネールエナメル、ネールケア溶液、ネールリムーバー、マスカラ、アンチエイジング、ヘアーカラー、頭髪用化粧料、オーラルケア、マッサージオイル、角栓ゆるめ液、ファンデーション、コンシーラー、スキンクリーム、マーキングペン等の筆記用具等のインク、液状の医薬品、泥状物等を始めとした液状や、ゼリー状、ゲル状、ペースト状を含む練り状等の半固体や軟固形状等を用いることが可能である。
図1に示すように、塗布材押出容器100は、容器後部を構成する本体筒1と、容器前部を構成し先筒押え部材2を介して本体筒1に相対回転可能に連結された先筒3とを外形構成として具備している。そして、この塗布材押出容器100は、容器内に、充填部材4、雌螺子部材5、回転止め部材16、移動体6、ピストン7、第一の螺合部(別の螺合部)8、第二の螺合部(螺合部)9を概略備えている。
本体筒1は、有底筒状に構成され、底部側の内周面に沿って、図1及び図8に示すように、回転止め部材16を装着するための突条1fを、複数備えている。これらの突条1fは、本体筒1の底面から当該本体筒1の軸線方向中程まで延びると共に本体筒1の内周面から軸心に向かって所定長突出するように設けられている。
回転止め部材16は、図9及び図10に示すように、有底円筒状に構成された本体部16xと、この本体部16xの底部中央に、先端側に向かうように立設された軸体16yと、を備える構成とされている。
本体部16xには、底部に円環状の鍔部16aが設けられ、この鍔部16aの周面には、周方向に沿って凹凸が連続する歯車形状の凹凸部16bが、本体筒1の突条1fに軸線周り回転方向に係合するものとして設けられている。また、本体部16xの周壁である円筒部16zの対向位置には、内外を連通する開口16c,16cが一対設けられ、円筒部16zにおける開口16cの先端側の内縁に沿って、内側(軸心側)に張り出す円弧状の凸部16dが、雌螺子部材5に軸線方向に係止される係止部として設けられている。
そして、この円弧状の凸部16dの内周面には、内側(軸心側)に突出し軸線方向に短尺に延びる突起であるクリック歯部16fが、周方向に沿って複数設けられている。このクリック歯部16fは、雌螺子部材5と軸線周り回転方向にクリック係合するためのものであり、その横断面形状が等脚台形の如き形状とされている。
軸体16yは、円柱体の外周面に、半径方向外方に突出するように配置されて軸線方向に延びる突条16eを周方向に沿って複数備える横断面非円形形状とされている。そして、この突条16eが、回り止め部(回り止め機構)50の一方を構成する回り止めとされる。
そして、回転止め部材16は、図1に示すように、本体筒1に内挿され、図1及び図8に示すように、その凹凸部16bの凹部に本体筒1の突条1fが進入し軸線周り回転方向に係合し、本体筒1に同期回転可能且つ軸線方向移動可能に装着されている。
先筒3は、図1に示すように、後端部に鍔部3aを備える円筒形状とされ、その内周面の軸線方向略中央から後端に亘って、第一の螺合部(螺合機構)8の一方を構成する雌螺子としての螺合溝3bを有する構成とされている。この螺合溝3bの先端3fが、雌螺子部材5の後述の螺合突起5eの前進限とされ、充填部材4の前進限に対応するものとされている。
この先筒3は、その後半部が本体筒1に内挿され、その鍔部3aの後端面が本体筒1の突条1fの先端面に突き当てられている。
先筒押え部材2は、先端側に鍔部2aを備える筒形状とされ、後部側のバネ部2dと、このバネ部2dより前側の本体部2xと、を有する構成とされている。
この先筒押え部材2は、本体筒1に内挿されると共に先筒3に外挿され、鍔部2aの後端面が本体筒1の先端面に突き当てられた状態で、本体筒1に同期回転可能且つ軸線方向離脱不能に装着されている。また、この状態で、先筒3は、その鍔部3aの前側の面が、Oリング99を介して先筒押え部材2の後端面に押し当てられて当該先筒押え部材2のバネ部2dにより後側に付勢され、その鍔部3aが先筒押え部材2、Oリング99と本体筒1の突条1fとの間に挟まれるようにして、本体筒1に対し先筒押え部材2を介して相対回転可能且つ軸線方向離脱不能に装着されている。この先筒押え部材2のバネ部2d及びOリング99により、先筒3と本体筒1には、より良い回転抵抗が発生する。
移動体6は、略円筒形状に構成され、先端側の外面に鍔部6aを有すると共に、この鍔部6aより後側の部分の外面に、第二の螺合部(螺合機構)9の一方を構成する雄螺子6bを軸線方向に沿って有している。
また、移動体6の先端から後端に亘る内周面には、軸線方向に延びる突条6dが、放射状に内側に突出するように複数配置されている。そして、この突条6dが、回り止め部(回り止め機構)50の他方を構成する回り止めとされている。
この移動体6は、回転止め部材16の軸体16yに外挿され、その突条6dが回転止め部材16の軸体16yの突条16e,16e間に進入し軸線周り回転方向に係合し、回転止め部材16に同期回転可能且つ軸線方向移動可能に装着されている。
ピストン7は、移動体6の鍔部6aより前側の部分である先端部に、軸線方向移動不能に装着されている。
雌螺子部材5は、図11及び図12に示すように、先端の外径小径部5a、この外径小径部5aの後端に続く外径大径部5bを備える段付き円筒形状に構成されている。外径大径部5bの軸線方向中程には鍔部5cが設けられ、この鍔部5cの外周面には、周方向に沿って複数の位置に、第一の螺合部(螺合機構)8の他方を構成する雄螺子としての螺合突起5eが設けられている。
また、雌螺子部材5の外径大径部5bの後端部の外周面には、回転止め部材16の円弧状の凸部16dを軸線方向に係止するための環状突部(係止部)5kが設けられている。
また、雌螺子部材5には、その外径小径部5aの先端から外径大径部5bの先端部まで延び内外を連通するスリット5nが、軸線を挟んだ両側に一対設けられ、外径小径部5aの前半部の内面には、第二の螺合部(螺合機構)9の他方を構成する雌螺子5jが、図12及び図13に示すように、スリット5n,5nにより半円弧状に分けられるようにして設けられている。
また、雌螺子部材5には、図11及び図12に示すように、雌螺子5jの外周側である外径小径部5aにおける先端側の外周面に、図1に示すOリング11を装着するための溝部5mが、スリット5n,5nにより半円弧状に分けられるようにして設けられている。
また、雌螺子部材5の外径大径部5bの鍔部5cより後側は、円筒部5tとされ、この円筒部5tには、側面視において軸線方向に延びる略長方形状を成し内外を連通する開口5pが、周方向に沿って複数設けられている。この開口5pに対しては、略直方体形状のクリック歯部ベース5qが進入するようにして配置され、このクリック歯部ベース5qの表面に、外側に突出し軸線方向に長尺に延びる突起であるクリック歯部5sが設けられている。このクリック歯部5sは、回転止め部材16のクリック歯部16fと軸線周り回転方向にクリック係合するためのものであり、その横断面形状が登り傾斜と下り傾斜を有する山型とされている。そして、当該クリック歯部5sを有するクリック歯部ベース5qは、外径大径部5bの開口5p周面から突出する一対の支持部5rに連結され、支持部5rにより半径方向に可撓性を有するように支持されている。
この雌螺子部材5は、図1に示すように、移動体6に外挿されると共に先筒3の後部に内挿され、さらにその鍔部5cより後側の円筒部5tが回転止め部材16に内挿され、その雌螺子5jが移動体6の雄螺子6bに螺合した状態で、その外径小径部5aの先端面が移動体6の鍔部6aの後端面に突き当てられると共にその鍔部5cの後端面が回転止め部材16の円筒部16z(本体部16x)の先端面に突き当てられ、その螺合突起5eが先筒3の螺合溝3bに螺合し、その環状突部5kが、回転止め部材16の凸部16dに対して軸線方向後方に離間し当該凸部16dに対して非係合の状態とされている。この状態で、図1及び図8に示すように、雌螺子部材5のクリック歯部5sと回転止め部材16のクリック歯部16fとは、軸線周り回転方向にクリック係合可能な状態とされている。すなわち、雌螺子部材5の円筒部5t及び回転止め部材16の円筒部16zは、軸線方向に重なり合ってクリック歯部5s,16f同士がクリック係合するオーバーラップ区間を軸線方向に有する構成とされている。
そして、図1に示すように、雌螺子部材5の溝部5mにはOリング11が嵌着され、このOリング11の弾性力によって、スリット5n,5nにより割られている雌螺子部材5の外径小径部5aが締め付けられ、これにより、雌螺子部材5の雌螺子5j及び移動体6の雄螺子6bより構成された第二の螺合部9の作動抵抗が上げられ、雌螺子部材5の螺合突起5e及び先筒3の螺合溝3bより構成された第一の螺合部8の作動抵抗に比して高くされている。
また、第一の螺合部8、第二の螺合部9にあっては、第二の螺合部9のリードに比して第一の螺合部8のリードが大きくされている。ここで、リードとは、螺子を一回転した時に軸方向に進む距離のことである。
充填部材4は、円筒形状を成すと共に先端が閉じられる形状とされ、内部に塗布材Lが充填されている。この充填部材4の先端部の外面が塗布部とされ、この塗布部に、内外を連通する吐出口(開口)4cが設けられている。
この充填部材4は、先筒3に内挿されると共に、その後部が雌螺子部材5に外挿され、雌螺子部材5に対し軸線周り回転方向に係合し且つ軸線方向に係合し、雌螺子部材5に同期回転可能且つ軸線方向移動不能に装着されて当該雌螺子部材5と一体化され、この状態で、先筒3内に収容されている。そして、キャップ10が先筒押え部材2に着脱可能に係合することで、充填部材4を収容した先筒3が覆われ保護されている。
このような構成を有する塗布材押出容器100は、その初期状態において、図1に示すように、充填部材4、雌螺子部材5、移動体6及び回転止め部材16が後退限に位置し、先筒3内に充填部材4が収容されていると共に、回転止め部材16の後端面が本体筒1の底面に当接した状態にある。
そして、この初期状態の塗布材押出容器100にあっては、使用者によりキャップ10が取り外されて本体筒1と先筒3とが一方向である繰り出し方向に相対回転されると、第二の螺合部9の作動抵抗が第一の螺合部8の作動抵抗に比して高いため、第一の螺合部8の螺合作用が作動し、本体筒1に同期回転可能に係合する回転止め部材16の軸体16yの突条16e及び移動体6の突条6dにより構成される回り止め部50との協働により、雌螺子部材5及び充填部材4と共に移動体6及びピストン7が前進し、充填部材4の先端部が先筒3の先端の開口から出現する。
雌螺子部材5が所定量、具体的には、当該雌螺子部材5の環状突部5kと回転止め部材16の凸部16dとの間の軸線方向の離間長前進すると、雌螺子部材5の環状突部5kが回転止め部材16の凸部16dを軸線方向に係止し、続けて本体筒1と先筒3とが繰り出し方向へ相対回転されると、環状突部5kと凸部16dとの係止により雌螺子部材5が回転止め部材16を伴って前進し、充填部材4の先端部の先筒3からの突出量が増えながら、充填部材4は、図2に示すように、雌螺子部材5の螺合突起5eが先筒3の螺合溝3bの先端3fに位置する前進限まで前進する。このとき、回転止め部材16の凹凸部16bの前側の面は、先筒3の鍔部3aの後端面に接する、又は、鍔部3aの後端面の近傍に位置する状態とされる。
この充填部材4(雌螺子部材5)の前進時にあっては、第二の螺合部9のリードに比して第一の螺合部8のリードが大きくされているため、充填部材4及び雌螺子部材6は、素早く前進限である使用位置に達する。そして、雌螺子部材5の螺合突起5eは、先筒3の螺合溝3bの先端3fに達すると前進が阻止され、第一の螺合部8の螺合作用が停止する。
この充填部材4の前進時にあっては、第二の螺合部9の螺合作用が作動せず、雌螺子部材5と回転止め部材16は同期回転しているため、クリック感は生じない。従って、クリック感を伴うこと無く充填部材4を素早く前進させることができる。
続けて本体筒1と先筒3とが繰り出し方向へ相対回転されると、第一の螺合部8の螺合作用が停止しているため、第二の螺合部9の螺合作用が働き、回り止め部50との協働により、図3に示すように、移動体6及びピストン7が前進する。このとき、第一の螺合部8のリードに比して第二の螺合部9のリードが小さくされているため、ピストン7はゆっくりと繰り出され塗布材Lが適度に充填部材4の吐出口4cから吐出し出現して使用状態にされる。
この移動体6の前進時(移動体6が充填部材4に対して前進しているとき)にあっては、第一の螺合部8の螺合作用が作動せず、雌螺子部材5と回転止め部材16は繰り出し方向に相対回転しているため、雌螺子部材5のクリック歯部5sと回転止め部材16のクリック歯部16fが回転方向の係止及びその解除を繰り返して、クリック感が生じ、相対回転の度合いや移動体6の前進具合が使用者に感知される。従って、当該クリック感により塗布材Lを適度に押し出すことができ塗布材Lの出し過ぎが防止される。
使用後にあって、本体筒1と先筒3とが一方向の反対方向である繰り戻し方向へ相対回転されると、前述したように、第一の螺合部8の作動抵抗に比して第二の螺合部9の作動抵抗が高くされているため、先に第一の螺合部8の螺合作用が働き、回り止め部50との協働により、図4に示すように、雌螺子部材5及び充填部材4と共に移動体6及びピストン7が後退する。このとき、回転止め部材16は自重により雌螺子部材5と共に後退するようにしても良く、後退する雌螺子部材5の鍔部5cに当接し当該鍔部5cにより後退するようにしても良い。
そして、充填部材4の後退に従い、充填部材4の先端部は、先筒3の先端の開口から没入し(図5参照)、回転止め部材16の後端面が本体筒1の底面に当接すると共に雌螺子部材5の鍔部5cの後端面が回転止め部材16の円筒部16z(本体部16x)の先端面に当接して充填部材4及び雌螺子部材5が後退限に達する。
この充填部材4(雌螺子部材5)の後退時にあっては、第二の螺合部9のリードに比して第一の螺合部8のリードが大きくされているため、充填部材4は、素早く繰り戻される。そして、充填部材4が後退限に達すると、雌螺子部材5の螺合突起5eのそれ以上の後退が阻止され、第一の螺合部8の螺合作用が停止する。
この充填部材4の後退時にあっては、第二の螺合部9の螺合作用が作動せず、雌螺子部材5と回転止め部材16は同期回転しているため、クリック感は生じない。従って、クリック感を伴うこと無く充填部材4を素早く後退させることができる。
ここで、さらに本体筒1と先筒3とが繰り戻し方向へ相対回転されると、第一の螺合部8の螺合作用が停止しているため、第二の螺合部9の螺合作用が働き、回り止め部50との協働により、図5に示すように、移動体6及びピストン7が後退する。このとき、第一の螺合部8のリードに比して第二の螺合部9のリードが小さくされているため、ピストン7はゆっくりと繰り戻される。
そして、このピストン7の後退により、充填部材4の吐出口4cから塗布材Lが充填部材4内に吸引されると共に、充填部材4の吐出口4cより内側に所定の空間Aが形成され、この空間Aにより、塗布材L及び当該塗布材Lに混入する空気が温度変化や気圧の変化により膨張しても、塗布材Lが吐出口4cから漏出することが防止される。
この移動体6の後退時(移動体6が充填部材4に対して後退している時)にあっては、第一の螺合部8の螺合作用が作動せず、雌螺子部材5と回転止め部材16は繰り戻し方向に相対回転しているため、雌螺子部材5のクリック歯部5sと回転止め部材16のクリック歯部16fが回転方向の係止及びその解除を繰り返して、クリック感が生じ、相対回転の度合いや移動体6の後退具合が使用者に感知される。従って、当該クリック感により移動体の戻し過ぎが防止される。
そして、充填部材4内に塗布材Lが残っている場合には、この塗布材Lを使用状態とすべく、使用者により再度本体筒1と先筒3とが繰り出し方向に相対回転され、以降は上記と同様な動作となり、このような動作が繰り返される。
また、本体筒1と先筒3との繰り出し方向への相対回転により、図6に示すように、雌螺子部材5及び移動体6が最大に前進すると、ピストン7が充填部材4の先端部の内面に当接し、塗布材Lが殆ど使い切られる。
そして、本体筒1と先筒3との繰り戻し方向への相対回転により、充填部材4及び雌螺子部材5が後退限に達すると、先筒3内に充填部材4が収容され、図7に示す状態となる。
このように、本実施形態の塗布材押出容器100によれば、雌螺子部材5の円筒部5tと、回転止め部材16の円筒部16zとが、軸線方向に重なり合ってクリック係合するオーバーラップ区間を有する構成とされて、雌螺子部材5の円筒部5tのオーバーラップ区間内に設けられ外側に突設されたクリック歯部5sと、回転止め部材16の円筒部16zのオーバーラップ区間内に設けられ内側に突設されたクリック歯部16fとがクリック機構を構成し、これらのクリック歯部5s,16f同士が、充填部材4及び雌螺子部材5と回転止め部材16及び移動体6との相対回転に同期してクリック係合し、クリック感を付与する構成とされているため、クリック機構の成形が容易で部品精度が高く、良好なクリック感を安定して実現することができる。
また、本実施形態によれば、第一の螺合部8の働きにより充填部材4及び雌螺子部材5が前進/後退し、このとき、第一の螺合部8の働きにより回転止め部材16が前進/後退するため、第一の螺合部8の螺合作用による充填部材4の移動距離や、第二の螺合部9の螺合作用による移動体6の移動距離が、移動体の回り止めが軸線方向に移動しない場合に比して延ばされ、例えば塗布材Lの使用量を増やすこと等が可能とされている。
また、雌螺子部材5は、回転止め部材16を軸線方向に係止する環状突部5kを備えているため、第一の螺合部8の螺合作用による移動体6を含む充填部材4の移動に従い、回転止め部材16が確実に移動するようになっている。
なお、雌螺子部材5の係止部5kを無くし例えば使用者が容器を逆さにする等して回転止め部材16を自重により移動させたり、摩擦や螺合等により移動させることも可能である。
また、雌螺子部材5が、回り止めとして機能する回転止め部材16を残した状態で後退限から所定量前進し、その後、回転止め部材16を伴ってさらに前進するようにしているが、例えば係止部同士を予め軸線方向に当接する等して最初から回転止め部材16を伴って前進する構成とすることも可能である。
図14〜図16は、本発明の第二実施形態に係る塗布材押出容器の各状態を示す縦断面図、図17は、塗布材押出容器の破断分解斜視図、図18及び図19は、本体筒、中間部材及び回転止め部材を示す破断斜視図、図20及び図21は、回転止め部材を示す斜視図、図22〜図24は、雌螺子部材を示す各図、図25は、他の雌螺子部材を示す斜視図である。
図14に示すように、第二実施形態の塗布材押出容器200にあっては、螺合部が螺合部109の一個とされ、塗布材Lが内部に充填された充填部材104が軸線方向に移動しない構成とされると共に、先筒3及び先筒押え部材2が無くされ、この一個の螺合部109の螺合作用の働きにより移動体106が前進/後退する構成とされている。
すなわち、塗布材押出容器200は、容器後部を構成する本体筒101と、容器前部を構成する充填部材104とを外形構成として具備し、容器内に、中間部材102、回転止め部材116、雌螺子部材105、移動体106、ピストン107を概略備えている。
具体的には、本体筒101は、図17及び18に示すように、有底筒状に構成され、その底部に、前方に向かって突出する係合爪片101aを備えている。この係合爪片101aは、本体筒101の底部に軸線周り周方向に沿って四等配の位置に設けられ、この係合爪片101aの先端部には、半径方向外側に膨出する爪部101cが回転止め部材116を装着するためのものとして設けられている。係合爪片101aの根元部分の半径方向外側の底部には、半径方向外側に広がると共に軸線方向後方へ向かって凹む凹部101bが設けられ、係合爪片101aは、半径方向に可撓性を有する構成とされている。また、本体筒101は、ここでは透明材より構成され、内部の中間部材102が目視可能とされている。
中間部材102は、有底筒状に構成され、その外形状が本体筒101の内形状にほぼ合致する形状とされている。この中間部材102の底部には、本体筒101の係合爪片101aを軸線方向に通すための開口102aが設けられている。この中間部材102は、ここでは、塗布材Lと同色の紅色とされている。
回転止め部材116は、図20及び図21に示すように、有底筒状に構成された本体部116xと、この本体部116xの底部中央に、先端側に向かうように立設された軸体116yと、を備える構成とされている。
本体部116xの後半部は、円筒部116zとされ、その底部116rには、本体筒101の係合爪片101aの進入を可能とすると共に、係合爪片101aを回転止め部材116の軸線周り回転方向に係合するための開口116aが、係合爪片101aに対応する位置に開口されている。
また、本体部116xには、その底部116rの周縁の位置であって対向する一対の開口116a,116aを両側から挟む位置から、平行状態で内方に延びるスリット116bが四個設けられると共に、隣接するスリット116bに挟まれた底部部分116cを円筒部116zから軸線方向に離隔するように底部部分116cより前側に設けられて当該隣接するスリット116bに連設される切欠状部116dを有している。この底部部分116cは、底部116r周縁における底部部分116c及びスリット116bを除く部分116pによって軸線方向に可撓性を有するように支持された半島部とされる。この半島部116cの後端面の周縁部には、後方に突出する円弧状凸部116sが設けられている。
また、図21に示すように、本体部116xの円筒部116zの軸線方向中程の内周面には、内側(軸心側)に突出し軸線方向に延びる突条であるクリック歯部116fが、周方向に沿って複数設けられている。このクリック歯部116fは、雌螺子部材105と軸線周り回転方向にクリック係合するためのものである。
また、本体部116xの前半部の後部周壁には、その内周面に、前側の円環状段差面116gが設けられると共に、この前側の円環状段差面116gより後方の位置に後側の円環状段差面116hが設けられ、本体部116xの内周面は、円環状段差面116g,116hを介して後方に行くに従い小径とされている。また、本体部116xの前半部の後部周壁には、内外を連通する前側の開口116iが一対対向して設けられると共に、この一対の前側の開口116iの後側に離間する位置に内外を連通する後側の開口116jが一対対向して設けられている。前側の開口116iは、その後端面が前側の円環状段差面116gの一部と面一で繋がるように開口され、後側の開口116jは、その後端面が後側の円環状段差面116hの一部と面一で繋がるように開口されている。
また、前側の開口116iの先端側の内縁に沿う周壁部分には、内側(軸心側)に張り出す前側の円弧状凸部116kが設けられ、後側の開口116jの先端側の内縁に沿う周壁部分には、内側に張り出す後側の円弧状凸部116mが設けられている。前側の円弧状凸部116kは、充填部材104を軸線方向に係合するためのものであり、後側の円弧状凸部116m及び後側の円環状段差面116hは、雌螺子部材105を軸線方向に係合するためのものである。
また、本体部116xの先端側の筒部は、これより後側の筒部に対して、内周段差面116n、外周段差面を介して内外径が拡大された形状とされている。この内周段差面116nは、充填部材104を軸線方向に係合するためのものである。
軸体116yは、第一実施形態の軸体16yと同様な構成とされ、周方向に沿って複数設けられ軸線方向に延びる突条116eが回り止め部(回り止め機構)150の一方を構成する回り止めとされる。
そして、図18に示すように、本体筒101に対して、中間部材102、回転止め部材116が内挿され、図19に示すように、本体筒101の底部に対して中間部材102の底部が当接し、中間部材102の底部に回転止め部材116の円弧状凸部116sが当接した状態で、本体筒101の係合爪片101aが、中間部材102の開口102aを通過し、係合爪片101aが内側(軸心側)に撓みながら爪部101cが回転止め部材116の開口116aに進入し当該爪部101cが回転止め部材116の開口116aを通過すると係合爪片101aはその可撓性に応じて元の位置に戻り、爪部101cが中間部材102の前側の面に密着して中間部材102を軸線方向に係合すると共に係合爪片101aが回転止め部材116の開口116aに軸線周り回転方向に係合し、これにより、回転止め部材116及び中間部材102は、本体筒101に同期回転可能且つ軸線方向離脱不能に装着される。
ここで、回転止め部材116の半島部116cは、回転止め部材116に切欠状部116d及びスリット116bを設けることで、軸線方向に可撓性を有する構成であるため、本体筒101の爪部101cにより本体筒101側にガタツキ無く押えられている。
移動体106は、図14及び図17に示すように、略円筒形状に構成され、第一実施形態の移動体6と同様に、先端側の外周面に鍔部106aを備えると共に、この鍔部106aより後側の外周面に、螺合部(螺合機構)109の一方を構成する雄螺子106bを軸線方向に沿って有し、且つ、内周面に、放射状に内側に突出するように複数配置されて軸線方向に延びる突条106dを、回り止め部(回り止め機構)150の他方を構成する回り止めとして有している。
この移動体106は、図14に示すように、回転止め部材116の軸体116yに外挿され、その突条106dが回転止め部材116の軸体116yの突条116e,116e間に進入して軸線周り回転方向に係合し、回転止め部材116に同期回転可能且つ軸線方向移動可能に装着されている。
ピストン107は、移動体106の先端部にピストン支持部材108を介して軸線方向移動不能に装着されている。
雌螺子部材105は、図22〜図24に示すように、略円筒形状に構成される外筒部105aと、図24に示すように、外筒部105aの先端側に連設されて外筒部105aより小径を成す内筒部105bを備えている。
図22及び図23に示すように、雌螺子部材105の外筒部105aの先端部の外周面には、軸線方向に延びる突条105fが、充填部材104を軸線周り回転方向に係合するためのものとして周方向に沿って複数設けられている。
また、図24に示すように、雌螺子部材105の内筒部105bには、軸線方向に延びて内外を連通し内筒部105bを二分割するスリット105nが、軸線を挟んだ両側に一対設けられている。このスリット105n,105nより二分割された内筒部105bの前半部の内周面には、螺合部(螺合機構)109の他方を構成する雌螺子105jが、スリット105n,105nにより半円弧状に分けられるようにして設けられている。
また、図22〜図24に示すように、雌螺子部材105の外筒部105aの軸線方向中程の外周面には、回転止め部材116の後側の円弧状凸部116m及び後側の円環状段差面116hに軸線方向に係合するための鍔部105cが設けられ、この鍔部105cより後側の外周面には、図14に示すOリング111を装着するための溝部105mが設けられている。
また、雌螺子部材105の外筒部105aの溝部105mより後側は、クリック歯部105sを有する円筒部105tとされている。具体的には、第一実施形態とほぼ同様に、軸線方向に延びその横断面形状が登り傾斜と下り傾斜を有する山型とされたクリック歯部105sを有するクリック歯部ベース105qが、円筒部105tの周方向に沿って複数設けられた開口105pにそれぞれ配置されて、開口105p周面から突出する支持部105rにより半径方向に可撓性を有するように支持される構成とされている。
そして、この雌螺子部材105は、図14に示すように、移動体106に外挿されると共に回転止め部材116に内挿され、その内筒部105bの雌螺子105jが移動体106の雄螺子106bに螺合した状態で、その内筒部105bの先端面が移動体106の鍔部106aの後端面に突き当てられ、その外筒部105aの鍔部105cが回転止め部材116の後側の円弧状凸部116m及び後側の円環状段差面116hとの間に進入し回転止め部材116に軸線方向に係合することで、回転止め部材116に相対回転可能且つ軸線方向移動不能に装着されている。この状態で、雌螺子部材105のクリック歯部105sと回転止め部材116のクリック歯部116fとは、軸線周り回転方向にクリック係合可能な状態とされている。すなわち、雌螺子部材105の円筒部105t及び回転止め部材116の円筒部116zは、軸線方向に重なり合ってクリック歯部105s,116f同士がクリック係合するオーバーラップ区間を軸線方向に有する構成とされている。なお、ここでは、雌螺子部材105のクリック歯部105sを円周等分4箇所に設け、回転止め部材116のクリック歯部116fを円周等分16箇所に設けて、1回転のクリック回数を16回としているが、1クリックでの塗布材Lの吐出量を調整すべく種々のクリック歯部を適宜選択することができる。
そして、雌螺子部材105の溝部105mにはOリング111が嵌着され、このOリング111により、雌螺子部材105に連結される充填部材104と回転止め部材116に連結された本体筒101には、より良い回転抵抗が発生する。
充填部材104は、図14及び図17に示すように、後端部及び軸線方向の中間部以外は、第一実施形態の充填部材4と同様に構成され、先端部の塗布部に内外を連通する吐出口(開口)104cを備えている。
この充填部材104の後端部には、回転止め部材116の前側の円弧状凸部116kに軸線方向に係合するための環状突部104aが設けられている。また、充填部材104の中間部には、その外周面に、回転止め部材116の内周段差面116nに軸線方向に係合するための環状突部104bが設けられている。
また、充填部材104の後端部の内周面には、軸線方向先端側へ所定長に亘って延び周方向に沿って凹凸が密に並設されるローレット104eが、雌螺子部材105の突条105fに軸線周り回転方向に係合するものとして設けられている。
この充填部材104は、図14に示すように、その後部が、回転止め部材116に内挿されると共に雌螺子部材105の先端部に外挿され、そのローレット104eに雌螺子部材105の突条105fが軸線周り回転方向に係合することで、雌螺子部材105に対し同期回転可能に装着されると共に、その環状突部104aの前側面が回転止め部材116の前側の円弧状凸部116kの後端面に対し軸線方向に係合し、その環状突部104bの後端面が回転止め部材116の内周段差面116nに対し軸線方向に係合することで、回転止め部材116に相対回転可能且つ軸線方向移動不能に装着されている。すなわち、充填部材104及び雌螺子部材105は、本体筒101に対し相対回転可能且つ軸線方向移動不能とされている。そして、回転止め部材116の先端には、キャップ110が着脱可能に装着され、このキャップ110により充填部材104が覆われ保護されている。
このような構成を有する塗布材押出容器200は、その初期状態において、図14に示すように、移動体106が後退限に位置した状態にあり、透明材より成る本体筒101を通して中間部材102の有色が目視可能とされている。
そして、この初期状態の塗布材押出容器200にあっては、使用者によりキャップ110が取り外されて本体筒101と充填部材104とが繰り出し方向に相対回転されると、螺合部109の螺合作用が作動し、本体筒101に同期回転可能に係合する回転止め部材116の軸体116yの突条116e及び移動体106の突条106dにより構成される回り止め部150との協働により、図15に示すように、移動体106及びピストン107が前進し、充填部材104の吐出口104cから塗布材Lが吐出し出現して使用状態にされる。
この移動体106の前進時にあっては、雌螺子部材105のクリック歯部105sと回転止め部材116のクリック歯部116fが回転方向の係止及びその解除を繰り返して、クリック感が生じ、相対回転の度合いや移動体106の前進具合が使用者に感知され、当該クリック感により塗布材Lを適度に押し出すことができ塗布材Lの出し過ぎが防止される。
使用後にあって、本体筒101と充填部材104とが繰り戻し方向へ相対回転されると、螺合部109の螺合作用が働き、回り止め部150との協働により、移動体106及びピストン107が後退する。
この移動体106の後退時にあっては、雌螺子部材105のクリック歯部105sと回転止め部材116のクリック歯部116fが回転方向の係止及びその解除を繰り返して、クリック感が生じ、相対回転の度合いや移動体6の後退具合が使用者に感知され、当該クリック感により移動体106の戻し過ぎが防止される。なお、この移動体106の後退により、第一実施形態と同様に、充填部材104の吐出口104cより内側に所定の空間Aが形成される。
そして、充填部材104内に塗布材Lが残っている場合には、この塗布材Lを使用状態とすべく、使用者により再度本体筒101と充填部材104とが繰り出し方向に相対回転され、以降は上記と同様な動作となり、このような動作が繰り返される。
また、本体筒101と充填部材104との繰り出し方向への相対回転により、図16に示すように、移動体106及びピストン107が最大に前進すると、ピストン107が充填部材104の先端部の内面に当接し、塗布材Lが殆ど使い切られる。
このように、第二実施形態の塗布材押出容器200によれば、第一実施形態と同様に、雌螺子部材105の円筒部105tと、回転止め部材116の円筒部116zとが、軸線方向に重なり合ってクリック係合するオーバーラップ区間を有する構成とされて、雌螺子部材105の円筒部105tのオーバーラップ区間内に設けられ外側に突設されたクリック歯部105sと、回転止め部材116の円筒部116zのオーバーラップ区間内に設けられ内側に突設されたクリック歯部116fとがクリック機構を構成し、これらのクリック歯部105s,116f同士が、充填部材104及び雌螺子部材105と回転止め部材116及び移動体106との相対回転に同期してクリック係合し、クリック感を付与する構成とされているため、クリック機構の成形が容易で部品精度が高く、良好なクリック感を安定して実現することができる。
なお、図22に示すクリック歯部ベース105qを根元側に延在し支持部105rと兼用としたクリック歯部ベース205q(図25参照)を用い、これによりクリック歯部105sを半径方向に可撓性を有するように支持する構成の雌螺子部材205を用いても、同様な作用・効果を奏するというのはいうまでもない。
因みに、第二実施形態においては、回転止め部材116、中間部材102、本体筒101を別体としているが、本体筒101と中間部材102を一体として回転止め部材116を組み立てたり、本体筒101、中間部材102、回転止め部材116を一体としても良い。また、二色射出成形により一部品として、中間部材102を着色、本体筒101を透明又は本体筒101を軟らかい素材として質感を高めることができる。また、第一実施形態にあっても、回転止め部材16を本体筒1に軸線方向に移動不能に装着し、又は、回転止め部材16及び本体筒1を一体とし、本体筒を回転止め部材と兼用としても良い。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、上記実施形態においては、雌螺子部材5,105,205のクリック歯部5s,105sを半径方向に可撓性を有するように支持する構成としているが、雌螺子部材5,105,205のクリック歯部5s,105sと回転止め部材16,116のクリック歯部16f,116fの構成を逆とし、回転止め部材のクリック歯部を半径方向に可撓性を有するように支持する構成としても良い。以上のことから、第一実施形態にあっては、雌螺子部材5のクリック歯部5s又は回転止め部材16のクリック歯部16fは、雌螺子部材5と回転止め部材16とが何れの相対的位置関係にあっても、相手側のクリック歯部に係合し得る軸線方向長寸法を有する構成が採用されることになる。また、上記実施形態においては、回転止め部材16,116の円筒部16z,116zを雌螺子部材5,105,205の円筒部5t,105tの外側に位置する構成としているが、回転止め部材16,116の円筒部16z,116zを雌螺子部材5,105,205の円筒部5t,105tの内側に位置する構成としても良く、この場合には、回転止め部材のクリック歯部は外側に突設され、雌螺子部材のクリック歯部は内側に突設される。
また、回転止め部材16,116の円筒部16z,116zは、少なくとも前側に開口されていれば良く、また、雌螺子部材5,105,205の円筒部5t,105tは、少なくとも後側に開口されていれば良い。
また、上記実施形態においては、塗布材Lを、例えば、液状や、ゼリー状、ゲル状、ペースト状を含む練り状等の半固体や軟固形状等とした場合に、特に好適な塗布材押出容器100,200について述べているが、塗布材を、例えば、アイライナー、アイブロー、リップライナー、リップスティック等を始めとした種々の棒状化粧料、筆記用具等の棒状の芯等の棒状体とした場合に対しても適用可能である。この場合、充填部材の先端の開口は、棒状体の大きさとほぼ同程度の大きさの開口とされる。
また、雄螺子、雌螺子は、間欠的に配される突起群又は螺旋状且つ間欠的に配される突起群のように螺子山と同様な働きをするものであっても良く、また、螺合突起は、連続する螺子山であっても良い。
なお、本発明のクリック機構は、クリック歯部の形状を鈍角と鋭角を組み合わせて一方向のみの回転を許容するラチェット機構とすることもできる。この場合も、一方向の回転時に、歯部同士が回転方向の係止及びその解除を繰り返し、クリック感が生じることになる。
本発明の第一実施形態に係る塗布材押出容器の初期状態を示す縦断面図である。 図1に示す状態から使用者の操作により充填部材が最大に前進した時の縦断面図である。 図2に示す状態から使用者の操作により移動体が前進し使用状態とした時の縦断面図である。 図3に示す状態から使用者の操作により充填部材が後退した時の縦断面図である。 図4に示す状態から使用者の操作により充填部材が最大に後退し続いて移動体が最大に後退した時の縦断面図である。 図1に示す状態から使用者の操作により充填部材が最大に前進し続いて移動体が最大に前進した時の縦断面図である。 図6に示す状態から使用者の操作により充填部材が最大に後退した時の縦断面図である。 図1のVIII-VIII線に沿う断面斜視図である。 図1〜図7中の回転止め部材を示す斜視図である。 図9に示す回転止め部材の縦断面図である。 図1〜図7中の雌螺子部材を示す斜視図である。 図11に示す雌螺子部材の縦断面図である。 図12に示す雌螺子部材の左側面図である。 本発明の第二実施形態に係る塗布材押出容器の初期状態を示す縦断面図である。 図14に示す状態から使用者の操作により移動体が前進し使用状態とした時の縦断面図である。 図15に示す状態から使用者の操作により移動体が最大に前進した時の縦断面図である。 図14に示す塗布材押出容器の破断分解斜視図である。 図14に示す塗布材押出容器の本体筒、中間部材及び回転止め部材の破断分解斜視図である。 図14に示す塗布材押出容器の本体筒、中間部材及び回転止め部材の破断斜視図である。 図14〜図16中の回転止め部材を示す斜視図である。 図20に示す回転止め部材の破断斜視図である。 図14〜図16中の雌螺子部材を示す斜視図である。 図22に示す雌螺子部材の正面図である。 図23のXXIV-XXIV矢視図である。 他の雌螺子部材を示す斜視図である。
符号の説明
1,101…本体筒(容器後部)、3…先筒(容器前部)、4,104…充填部材、4c,104c…開口、5,105,205…雌螺子部材、5j,105j…雌螺子、5s,105s…雌螺子部材のクリック歯部、5t,105t…雌螺子部材の円筒部、6,106…移動体、6b,106b…雄螺子、6d,106d…移動体の回り止め、8…第一の螺合部(別の螺合部)、9…第二の螺合部(螺合部)、16,116…回転止め部材、16e,116e…回転止め部材の回り止め(形状部分)、16f,116f…回転止め部材のクリック歯部、16z,116z…回転止め部材の円筒部、50,150…回り止め部、100,200…塗布材押出容器、109…螺合部、L…塗布材。

Claims (3)

  1. 筒状を成して先端に開口を有し塗布材が充填された充填部材と、
    外周面に雄螺子を有し前進することにより前記塗布材を押し出し前記開口から出現させる移動体と、
    前記移動体の前記雄螺子と螺合する雌螺子を有し、前記充填部材に対し軸線周り回転方向に係合する雌螺子部材と、
    前記移動体に対し軸線周り回転方向に係合し且つ軸線方向に移動可能に係合する形状部分を有する回転止め部材と、を具備し、
    前記充填部材及び前記雌螺子部材と前記回転止め部材及び前記移動体とが相対回転することにより、前記雄螺子及び前記雌螺子より構成された螺合部が働き前記充填部材に対して前記移動体が移動する塗布材押出容器であって、
    前記雌螺子部材は、少なくとも後側に向けて開口された円筒部を備え、
    前記回転止め部材は、少なくとも前側に向けて開口され、前記雌螺子部材の前記円筒部に対し軸線方向に重なり合って係合するオーバーラップ区間を有するように配設された円筒部を備え、
    前記オーバーラップ区間内であって前記雌螺子部材の前記円筒部から外側又は内側に突設されたクリック歯部が、前記オーバーラップ区間内であって前記回転止め部材の前記円筒部から内側又は外側に突設されて前記雌螺子部材の前記クリック歯部に対向するクリック歯部に係合することによって、前記相対回転に同期してクリック感を付与するクリック機構を有していることを特徴とする塗布材押出容器。
  2. 前記螺合部とは別の螺合部を備え、
    容器を構成する容器前部と容器後部との相対回転により、前記別の螺合部が働き前記充填部材が移動し、
    さらなる同方向への相対回転により、前記螺合部が働き前記充填部材に対して前記移動体が移動し、
    前記螺合部が働く際に前記クリック歯部同士が係合することを特徴とする請求項1記載の塗布材押出容器。
  3. 前記雌螺子部材の前記クリック歯部又は前記回転止め部材の前記クリック歯部は、前記雌螺子部材と前記回転止め部材とが何れの相対的位置関係にあっても、相手側のクリック歯部に係合し得る軸線方向長寸法を有していることを特徴とする請求項2記載の塗布材押出容器。
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