JP4579653B2 - 塗布用充填物押出容器 - Google Patents

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本発明は、塗布用充填物を押し出して塗布するための塗布用充填物押出容器に関する。
従来、容器に内蔵された例えば液状充填物を始めとした塗布用充填物を押し出して使用に供する移動体繰出装置として、塗布用充填物が充填される充填領域を内部に備える本体筒と、この本体筒の後端部に相対回転自在に設けられる操作筒と、を備え、本体筒と操作筒が相対回転されると、本体筒及び操作筒内に収容されている移動体が前進し、この移動体の先端に設けられているピストンが前進することで塗布用充填物が先端側に押し出され、本体筒の先端に装着されている吐出蓋の開口を通して塗布用充填物が吐出されこの開口を覆う塗布体を介して被塗布部に塗布することが可能な移動体繰出装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−89687号公報
しかしながら、上記装置にあっては、充填領域に充填された塗布用充填物及び当該塗布用充填物に混入する空気が、温度変化や気圧の変化により膨張し、塗布用充填物が吐出蓋の開口を通り塗布体から自然に漏出してしまう虞がある。
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、塗布用充填物が塗布体から漏出することが防止され、品質が高められた塗布用充填物押出容器を提供することを目的とする。
本発明による塗布用充填物押出容器は、容器内の充填領域に充填された塗布用充填物を、容器内に配設された移動体が前進することで、容器先端の開口に位置する又は開口を覆う塗布体を介して被塗布部に塗布可能とする塗布用充填物押出容器であって、円筒状を成し、開口を先端に備えると共にその内部に塗布用充填物が充填される充填領域を備えた先筒である充填部材と、互いに回転自在に連結された本体筒及び操作筒から成る本体側筒体に、移動体、移動体を移動させるための雄螺子と雌螺子の螺合部及び移動体の回り止め部を内蔵して成る本体側組立体と、を具備し、本体側組立体は、所定の係合部と、この所定の係合部に対して軸線方向に対面配置される凹凸部を有し弾性部により所定の係合部に向けて付勢された回転量規制部材と、を内蔵し、回転量規制部材の凹凸部及び所定の係合部は、充填部材と操作筒との一定量の相対回転に従いクリック係合し、塗布体は、弾性体とされ、中央部付近が盛り上がるように湾曲する湾曲円板状の塗布部を有し、塗布部は、被塗布部に押し当てられると後方へ凹むように弾性変形すると共に被塗布部から離間されると元の位置に弾性復帰することにより塗布体の内側に所定の空間を形成し、この所定の空間により塗布用充填物が塗布体から漏出することを防止することを特徴としている。
このような塗布用充填物押出容器によれば、容器先端の開口に位置し又は開口を覆い、塗布時に被塗布部に押し当てられて後方へ凹むように弾性変形した弾性体の塗布体が、塗布後に被塗布部から離間されると元の位置に弾性復帰するため、塗布後の塗布体の内側に所定の空間が形成される。従って、充填領域に充填された塗布用充填物及び当該塗布用充填物に混入する空気が、温度変化や気圧の変化により膨張しても、上記塗布体の内側に設けられている所定の空間により、塗布用充填物が塗布体から漏出することが防止される。
また、上記作用を効果的に奏する具体的な構成としては、塗布体を、ゴム材又はエラストマー材による弾性体とし、これに塗布用充填物を吐出するための吐出口を設けて成る構成が挙げられる。
また、上記作用を効果的に奏する具体的な他の構成としては、塗布体を、多孔質材による弾性体とした構成が挙げられる。
ここで、充填領域の塗布用充填物は、塗布体を凹ませた状態で充填され、充填後に塗布体が弾性復帰する構成とするのが好ましい。
このような構成を採用した場合、塗布用充填物の充填後から上記所定の空間が形成されているため、この時点すなわち製品組立後から、塗布用充填物が塗布体から漏出することが防止される。
また、上記作用を効果的に奏する具体的な構成としては、塗布体の弾性復帰を、容器内に配設した弾性体により行う構成が挙げられる。
このように本発明による塗布用充填物押出容器によれば、塗布用充填物が塗布体から漏出することが防止されるため、品質が高められた塗布用充填物押出容器を提供することが可能となる。
以下、本発明による塗布用充填物押出容器の好適な実施形態について図1〜図28を参照しながら説明する。なお、各図において、同一の要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る塗布用充填物押出容器を示す縦断面図、図2は、移動体の最大前進時の塗布用充填物押出容器を示す縦断面図、図3及び図4は、本体筒を示す各縦断面図、図5〜図8は、操作筒を示す各図、図9〜図12は、移動体を示す各図、図13及び図14は、螺子筒を示す各図、図15及び図16は、クリックバネ部材を示す各斜視図、図17は、充填部材を示す縦断斜視図、図18は、塗布用充填物押出容器の組立手順を示す分解斜視図、図19は、塗布用充填物押出容器の使用による塗布体及び塗布用充填物の状態変化を示す各説明図、図20は軸体捩切れ防止機構の他の例を示す縦断斜視図、図21及び図22は、クリックバネ部材に代えて用いられるラチェットバネ部材を示す各斜視図、図23は、塗布体の他の例を示す斜視図、図24は、塗布体のさらに他の例を示す状態変化図、図25は、充填部材及び塗布体のさらに他の例を示す図、図26及び図27は、充填部材及び塗布体のさらに他の例を示す図、図28は、図26及び図27中の容器内の弾性体を示す図であり、本実施形態の塗布用充填物押出容器は、塗布用充填物を収容すると共に適宜使用者の操作により押し出し可能とするものである。
ここでは、塗布用充填物として、特に好適であるとして例えばリップグロスが用いられているが、これに限定されるものではなく、リップ、アイカラー、アイライナー、美容液、洗浄液、ネールエナメル、ネールケア溶液、ネールリムーバー、マスカラ、アンチエイジング、ヘアーカラー、頭髪用化粧料、オーラルケア、マッサージオイル、角栓ゆるめ液、ファンデーション、コンシーラー、スキンクリーム、マーキングペン等の筆記用具等のインク、液状の医薬品、泥状物等を始めとした液状や、ゼリー状、ペースト状を含む練り状等の半固体や、固体等を用いることが可能であり、特に高粘度の塗布用充填物とするのが本発明を実現する上で好ましい。
図1及び図2に示すように、塗布用充填物押出容器100は、塗布用充填物Lが充填される充填領域1xを内部に備えた先筒である充填部材1と、その前半部に充填部材1の後半部を内挿して当該充填部材1を回転不能且つ軸線方向移動不能に連結する本体筒(筒状体)2と、この本体筒2の後端部に相対回転自在且つ軸線方向移動不能に連結された操作筒(筒状体)3と、充填部材1の先端部を構成し塗布用充填物Lを塗布するための塗布体10と、を外形構成として具備し、以下、容器内に、先端部に弾性体9を備え本体筒2又は充填部材1と操作筒3とを相対回転すると軸線方向に前進/後進する移動体6と、この相対回転による移動体6の移動を可能とする螺合機構としての螺子筒4と、正逆方向の相対回転に同期してクリック感を付与するクリック機構11とを概略備えている。
図3及び図4に示すように、本体筒2は、円筒状に構成され、その軸線方向中央部の内周面に、周方向に多数の凹凸状が並設されて当該凹凸状が軸線方向に所定長延びるローレット2aを有している。このローレット2aは、その前半部が充填部材1を回転方向に係合するためのもので、その後半部が螺子筒4を回転方向に係合するためのものである。また、本体筒2の先端部の内周面には、充填部材1を軸線方向に係合するための環状突部2bが設けられている、さらに、本体筒2の後部側の内周面には、周方向に沿って円弧状に延びる二個の突部2cが形成されていると共に、この円弧状突部2cより前側の位置に、周方向に沿って円弧状に延びる二個の突部2dが形成されている。円弧状突部2cは操作筒3を、円弧状突部2dは螺子筒4を、各々軸線方向に係合するためのものであり、これらの円弧状突部2cと円弧状突部2dは、軸線方向に重ならない位置に設けられている。
操作筒3は、図5〜図8に示すように、有底円筒状に構成され、先端側に外径が小径とされる先端筒部3aを備え、この先端筒部3aの外周面に、図5、図7及び図8に示すように、本体筒2の円弧状突部2cに軸線方向に係合するための環状溝部3bを備えている。
この操作筒3には、図5〜図8に示すように、その底部中央に、先端側に向かうように軸体(軸体部)3cが立設されている。この軸体3cは、円柱体の外周面に周方向に沿う六等配の位置に半径方向外方に突出するように配置されて軸線方向に延びる突条3dを備える横断面非円形形状とされ、この突条3dが、移動体6の回り止め機構(回り止め部)の一方を構成する回り止めとされている。
また、操作筒3は、図6〜図8に示すように、その内周面に、底部から先端側に向かって延びる突条3eを周方向に沿って八等配の位置に備えている。この突条3eは、その先端部3fが、クリック機構11を構成する所定の係合部とされている。そして、本実施形態では、この突条3eの先端部3fの先端面は、全て一方向に傾斜する傾斜面とされている。
さらに、操作筒3の底面で軸体3cの周縁には、先端側に短尺に突出し、移動体6の最大後退時において当該移動体6に回転方向に係合するための凸状部としての突部3gが設けられている。この突部3gは、軸体3cに過度の回転力が作用した時の当該軸体3cの捩切れを防止する軸体捩切れ防止機構の一方を構成するもので、軸体3cの各突条3dの後端部に連ねて設けられている。
この操作筒3は、図1及び図2に示すように、その先端筒部3aから本体筒2に内挿され、先端筒部3aとこれより後側の有底部との間の段差面が本体筒2の後端面に突き当てられ、その環状溝部3bが本体筒2の円弧状突部2cに係合することで、本体筒2に回転自在且つ軸線方向移動不能に装着されている。
螺子筒4は、図13及び図14に示すように、外側の円筒状を成す筒状体4aの先端側に、内側の円筒状を成す筒状体4bを連設して成る形状を呈し、内側の筒状体4bの内周面に、螺合機構(螺合部)の一方を構成する雌螺子4cを備えている。この螺子筒4を構成する外側の筒状体4aの外周面には、周方向の複数の位置に、本体筒2のローレット2aに回転方向に係合するための突条4dが先端から後端部に亘って形成されていると共に、後端面寄りの位置に、本体筒2の円弧状突部2dに軸線方向に係合するための環状溝部4eが形成されている。また、外側の筒状体4aの内周面には、周方向に多数の凹凸状が並設されて当該凹凸状が軸線方向に延びるローレット4fが設けられている。このローレット4fは、クリック機構11を構成するクリックバネ部材12を回転方向に係合するためのものである。
この螺子筒4は、図1及び図2に示すように、その後端部から本体筒2に内挿され、その環状溝部4eが本体筒2の円弧状突部2dに係合すると共に、その突条4dが本体筒2のローレット2aに係合することで、本体筒2に回転不能且つ軸線方向移動不能に装着されている。
クリックバネ部材12は、回転量規制部材を構成し、樹脂による射出成形品とされている。このクリックバネ部材12は、図15及び図16に示すように、略円筒状に構成され、その後端面に、周方向に沿って上記操作筒3の突条3eの先端部3fに係合する凹凸部が並設されたクリック歯12aを有すると共に、このクリック歯12aを有する後端部を接続する弾性部としての圧縮バネ部12bを有して一体化されている。クリック歯12aは、周方向に沿って登り傾斜と下り傾斜を有する山型に構成されている。また、圧縮バネ部12bは、その周壁に、略螺旋状のスリット12cを備えるもので、このスリット12cにより、押圧されるクリック歯12aをその押圧力に抗するように付勢する。また、クリックバネ部材12の後端部の外周面には、螺子筒4のローレット4fに回転方向に係合するための突条12dが周方向に沿って複数設けられている。
このクリックバネ部材12は、図1及び図2に示すように、その先端部が、螺子筒4の外側の筒状体4aと内側の筒状体4bとの間に位置するようにして螺子筒4内に収容され、その突条12dが螺子筒4のローレット4fに係合することで、螺子筒4に対して回転不能とされている。この状態で、クリックバネ部材12は、螺子筒4の外側及び内側の筒状体4a,4bを繋ぐ先端部の裏面と操作筒3の突条3eの先端部3fとの間に挟み付けられて配置されている。そして、クリックバネ部材12のクリック歯12aは、圧縮バネ部12bにより後方側へ付勢され、操作筒3の突条3eの先端部3fに対してクリック係合の状態にある。
なお、クリックバネ部材12のクリック歯12a及びこれにクリック係合する操作筒3の突条3eの先端部3fの形状は、上記のものに限定されるものではなく、要は、正逆方向の相対回転によりクリック係合する形状であれば良い。
移動体6は、図9〜図12に示すように、先端側に鍔部6aを有する円筒状に構成され、その鍔部6aより後側から後端部に亘る外周面に、螺合機構(螺合部)の他方を構成する雄螺子6bを備えている。また、移動体6の鍔部6aより前側の外周面には、図9及び図12に示すように、弾性体9を軸線方向に係合するための環状突部6cが形成されている。また、図12に示すように、移動体6の鍔部6a辺りから後端に亘る内周面には、図10及び図12に示すように、周方向に沿って六等配の位置に、放射状に内側に突出するように配置され軸線方向に延びる突条6eが設けられ、この突条6eが、移動体6の回り止め機構(回り止め部)の他方を構成する回り止めとされている。さらに、移動体6の後端面には、図11及び図12に示すように、周方向に沿って六等配の位置に、先端側に短尺にへこみ移動体6の内外を連通する凹状部としての溝6fが設けられている。これらの溝6fは、軸体捩切れ防止機構の他方を構成するもので、移動体6の最大後退時において操作筒3の突部3gに進入し回転方向に係合する。
この移動体6は、図1及び図2に示すように、その後端部から操作筒3の軸体3cに外挿されると共に螺子筒4の内側の筒状体4bに内挿され、その雄螺子6bが螺子筒4の雌螺子4cと螺合した状態で、その突条6eが軸体3cの突条3d、3d間に係合し操作筒3に回転不能且つ軸線方向移動可能に装着されている。
弾性体9は、弾性変形し易い例えばシリコンゴム等の軟質弾性材より成形されている。なお、シリコンゴム以外に、ニトリルゴム(NBR)、エチレンプロピレンゴム(EPR)、ブチルゴム(IIR)等の圧縮成形による熱硬化性素材や、ポリウレタン系エラストマー(TPU)、ポリオレフィン系エラストマー(TPO)、ポリエステル系エラストマー(TPEE)等の射出成形による熱可塑性素材を選択できる。
この弾性体9は、図1に示すように、先端に向けて先細りとされた釣り鐘形状を呈し、後端面から先端側に向けて所定に延びる段付きの凹部9aを備えていると共に、この凹部9aの後部側に、移動体6の環状突部6cに軸線方向に係合するための環状溝部9b及び環状突部9cを軸線方向に有している。また、弾性体9には、その後端部の外周面に、充填部材1の内周面に密着し水密性を確保するための環状突部9gが設けられている。
この弾性体9は、その後部側から移動体6に外挿され、その後端面が移動体6の鍔部6aの先端面に当接し、その環状溝部9b及び環状突部9cが、移動体6の環状突部6cに係合することで、移動体6に回転自在且つ軸線方向移動不能に装着されている。この状態で、弾性体9内には、凹部9aに進入した移動体6の先端部により、その前半側に、弾性体9の弾性変形を促進するための空間9dが画成されている。この弾性体9は、移動体6が最大に前進すると、充填部材1の先端の塗布体10の後端部に達するように、寸法、配置等の設定が成されている。
そして、移動体6の雄螺子6b及び螺子筒4の雌螺子4cにより螺合機構が構成され、移動体6の突条6e及び軸体3cの突条3dにより回り止め機構が構成され、クリックバネ部材12のクリック歯12a及び圧縮バネ部12bと操作筒3の突条3eの先端部3fによりクリック機構11が構成され、これらにより構成される塗布用充填物Lの押出機構、移動体6及び弾性体9が、本体筒2及び操作筒3から成る本体側筒体に内蔵され本体側組立体40が構成されている(図18参照)。
充填部材1は、内部の充填領域1xに塗布用充填物Lを充填するためのものであると共に、当該塗布用充填物Lを使用者による操作に従って先端部から吐出するためのものである。この充填部材1の材質は、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリプロピレン(PP)等の射出成形されたプラスチックであることが好ましく、塗布用充填物Lの色調や充填状況を確認できるため透明材であることが好ましい。
この充填部材1は、図1、図2及び図17に示すように、円筒状を成し、先端部の外面1aが、所定の方向に傾斜する傾斜面とされている。また、この充填部材1の先端部には、外面1aに対して一定の肉厚を隔てて傾斜面とされる内面1bが形成されていると共に、当該内面1bと外面1aとを連通する開口1cが設けられている。
また、充填部材1の外周面には、軸線方向略中央部に、本体筒2の先端側の開放端に突き当てるべく外径が大径とされた鍔部1dが設けられると共に、この鍔部1d寄りの前側の位置に、充填部材1の鍔部1dより前側を覆うキャップ7(図1参照)を着脱可能に軸線方向に係止するための環状突部1eが設けられている。また、充填部材1の外周面には、鍔部1d寄りの後側の位置に、本体筒2の環状突部2bに軸線方向に係合するための環状溝部1g及び環状突部1fが軸線方向に並設されていると共に、後端部の位置に、軸線方向に延びる突条1hが周方向の四等配の位置に各々形成されている。この突条1hは、本体筒2のローレット2aに回転方向に係合するためのものである。さらに、図17に示すように、充填部材1の後端部の内周面には、後側に開放されて短尺に先端側に向かう空気抜き溝1iが設けられている。
この充填部材1は、その後部側から本体筒2に内挿され、図1及び図2に示すように、鍔部1dの後端面が本体筒2の先端側の開放端に当接し、環状溝部1g及び環状突部1fが、本体筒2の環状突部2bに係合すると共に、突条1hが、本体筒2のローレット2aに係合することで、本体筒2に回転不能且つ軸線方向移動不能に装着され、当該本体筒2と一体化されている。また、この充填部材1に対しては、図1に示すように、キャップ7が装着可能とされている。
充填部材1は、その先端部に、図1、図2及び図17に示すように、塗布用充填物Lを塗布するための塗布体10を備えている。この塗布体10は、ゴム材又はエラストマー材等より成る弾性体であり、図17に示すように、中央部付近が盛り上がるように湾曲する湾曲円板状の塗布部10aと、この塗布部10aの周縁側の裏面に後側に突出するように連設された環状の装着部10bと、を備えている。
塗布部10aには、その内面と外面とを連通し、塗布用充填物Lを吐出するための吐出口10cが設けられ、装着部10bには、塗布部10a側の根元位置の外周面に軸心側へ凹む環状溝部10dが、充填部材1の開口1cを形成する周縁部1jに係合するものとして設けられている。
この塗布体10は、その装着部10bを軸心側に撓ませて充填部材1の開口1cに内挿され、図1及び図2に示すように、当該装着部10bの後端部が充填部材1内に進入し、その環状溝部10dが、充填部材1の開口1cを形成する周縁部1jに係合することで、充填部材1に離脱不能に装着されて開口1cに位置する構成とされている。この塗布体10の塗布部10aは、被塗布部に押し当てられると後方へ凹むように弾性変形し、被塗布部から離間されると元の位置に弾性復帰する。
このような構成を有する塗布用充填物押出容器100を組み立てる場合には、操作筒3にクリックバネ部材12を収容するようにして載置し、一方、移動体6の先端部に螺子筒4を螺子込み、この移動体6の先端に弾性体9を装着し、この弾性体9及び螺子筒4を有する移動体6を、操作筒3の軸体3cに連結し、この組立体に本体筒2を押し込み装着することで、図18に示す本体側組立体40が得られる。
一方、充填部材1にあっては、塗布体10の吐出口10cを止栓13で塞ぎ逆さにした状態で、充填領域1xに所定量の塗布用充填物Lを充填し満たして充填部材1の先端内に空間が無い状態とする。そして、この塗布用充填物Lが充填された充填部材1を、本体側組立体40の先端側に挿入し装着する。この時、充填部材1は、その内周面が、弾性体9の水密性を確保するための環状突部9gに摺接しながら初期位置にセットされ、その内周面の空気抜き溝1iが、環状突部9gを軸線方向に横切るようにして位置するため、当該空気抜き溝1iを通して塗布用充填物側の空気が後方側へ良好に抜かれる。そして、最後に、止栓13を取り外す。なお、止栓13に代えて、充填後及び使用者が使用する直前に取り外しができる粘着剤が塗布されたシールを、塗布用充填物Lの充填前に塗布体10の吐出口10cに貼付するようにしても良い。
このように構成された塗布用充填物押出容器100によれば、塗布用充填物Lが充填された充填部材1が、本体側組立体40の先端側に挿入されて装着される構成のため、塗布用充填物Lを充填部材1に充填後の組み立てが容易であると共に、この塗布用充填物Lが、充填部材1の先端部を構成する塗布体10の吐出口10cの内側と、本体側組立体40の移動体6の先端に装着されている弾性体9との間の充填領域1xに、十分に(一杯に)満たされた状態とされている。
次に、このように構成された塗布用充填物押出容器100の使用について説明する。この塗布用充填物押出容器100にあっては、使用者により本体筒2又は充填部材1と操作筒3とが相対回転されると、前述した螺合機構及び回り止め機構により移動体6が前進/後進し、この時、この相対回転に従って、前述したクリック機構11を構成する操作筒3の突条3eの先端部3fと当該先端部3f側に付勢されるクリックバネ部材12のクリック歯12aとがクリック係合を繰り返すため、使用者にはクリック感が与えられ、当該クリック感により移動体6の前進具合、戻し具合が感知される。
そして、上記塗布用充填物押出容器100を購入した後の初回の塗布時にあって、使用者が本体筒2又は充填部材1と操作筒3とをクリック感を伴いながら相対回転し移動体6を前進させると、前述したように、塗布用充填物Lが充填部材1の先端部を構成する塗布体10の吐出口10cの内側と本体側組立体40の移動体6の弾性体9との間の充填領域1xに十分に満たされているため、相対回転を必要以上に繰り返すこと無く迅速に(直ちに)、図19(a)に示すように、塗布用充填物Lが塗布体10の吐出口10cから吐出される。従って、顧客満足度が高められた塗布用充填物押出容器100とされている。
使用者は、この状態で、図19(b)に示すように、塗布体10の塗布部10aを被塗布部Aに押し当てて塗布用充填物Lを被塗布部Aに塗布する。この時、塗布体10の塗布部10aは、被塗布部Aへの押し当てにより後方へ凹むように(潰れるように)弾性変形する。このように塗布体10の塗布部10aが弾性変形するため、肌等の被塗布部Aに当たる感触が柔らかく良好である。また、塗布体10の塗布部10aが押し潰れることにより、内圧が上がり、塗布用充填物Lが適量吐出され、使用量が確保される。
そして、塗布が終わり、塗布体10が被塗布部Aから離間されると、図19(c)に示すように、塗布体10の塗布部10aは、元の位置(図19(a)参照)に弾性復帰する。この時、塗布体10の塗布部10aの吐出口10cを含む内側には、所定の空間Bが形成される。
従って、携行時等の非使用時に、充填部材1の充填領域1xに充填された塗布用充填物L及び当該塗布用充填物Lに混入する空気が、温度変化や気圧の変化により膨張しても、上記所定の空間Bにより、塗布用充填物Lが塗布体10から漏出することが防止されている。このため、品質が高められた塗布用充填物押出容器100とされている。
なお、図18で説明した塗布用充填物押出容器100の組立手順において、充填領域1xの塗布用充填物Lを、塗布体10の塗布部10aを凹ませた状態で充填すると、充填後に塗布体10の塗布部10aが弾性復帰して塗布用充填物Lの充填後から上記所定の空間Bが形成された塗布用充填物押出容器100とされるため、この時点すなわち製品組立後から、塗布用充填物Lの塗布体10からの漏出が防止されるようになる。
また、本実施形態の塗布用充填物押出容器100によれば、図2に示すように、使用者による本体筒2又は充填部材1と操作筒3との相対回転により移動体6が最大に前進すると、弾性体9が、充填部材1の先端部に装着されている塗布部10のその装着部10bの後端部に当接し、この円環状を成して傾斜する後端部に倣って弾性変形する。この時、弾性体9内の空間9dにより当該弾性体9は一層好適に弾性変形する。そして、このような弾性体9の弾性変形により、従来の移動体では押し出せない略ひずめ形(斜円柱状)の空間(容器先端内の傾斜面を含む空間)に残る塗布用充填物Lが、無駄無く十分に押し出されて消費される。このため、使い残しが低減される経済的な塗布用充填物押出容器100とされている。
また、塗布用充填物押出容器100によれば、充填部材1の外周面の係止部である環状溝部1g及び環状突部1fと本体筒2の内周面の係止部である環状突部2b、充填部材1の外周面の係止部である突条1hと本体筒2の内周面の係止部であるローレット2aとが、他の部材を介すること無く直接係止される構成のため、塗布用充填物押出容器100を細くすることが可能とされている。このため、見映え及び使用感が高められた塗布用充填物押出容器100とされている。
また、塗布用充填物押出容器100によれば、クリック機構11により使用者に与えられるクリック感によって、移動体6の前進具合、戻し具合が使用者に感知される。このため、使い勝手の良い塗布用充填物押出容器100とされている。
ここで、本実施形態では、移動体6が後進可能であるため、最大後退位置にある移動体6にそれ以上後退させようとする相対回転力が使用者により付与されると、この移動体6に係合する軸体3cが操作筒3の底面において捩切れる虞がある。しかしながら、本実施形態にあっては、移動体6の最大後退時において操作筒3の底面の複数の突部3gと移動体6の後端面の複数の溝6fとが回転方向に係合するため、軸体3cに作用するそれ以上移動体6を後退させようとする回転力は、移動体6の溝6fを介して操作筒3の突部3gにも与えられて分散され、軸体3cの捩切れが防止されている。このため、品質が一層高められた塗布用充填物押出容器100とされている。
なお、軸体3cの捩切れを防止するための移動体6の溝6fに代えて凹状部である凹部を設け、当該凹部が操作筒3の突部3gに回転方向に係合する構成としても良い。
また、軸体捩切れ防止機構の他の例として、上記の軸体捩切れ防止機構とは逆に、図20に示すように、移動体6の後端面に、後方に突出する凸状部6hを周方向に沿って複数箇所設け、操作筒3の底面で軸体3cの周縁に、移動体6の最大後退時において当該移動体6の凸状部6hが進入し回転方向に係合する凹状部3hを複数設けるようにしても良い。
また、図15及び図16に示すクリックバネ部材12に代えて図21及び図22に示すラチェットバネ部材14を用いても良い。このラチェットバネ部材14が、クリックバネ部材12と違う点は、山型のクリック歯12aを、周方向に沿って垂直面と下り傾斜面を有し一方向のみの回転(移動体6が前進する回転)を許容するように操作筒3の突条3eの先端部3f(図6〜図8参照)に噛み合う所謂ラチェット歯14aに代えた点である。そして、操作筒3の突条3eの先端部3f、ラチェット歯14a及びこのラチェット歯14aを先端部3f側に付勢する圧縮バネ部12bによりラチェット機構が構成されている。
このようなラチェット機構を有する塗布用充填物押出容器によれば、本体筒2又は充填部材1と操作筒3との一方向の相対回転のみが許容され、使用者には、相対回転によりラチェット歯が噛合する際の抵抗感が与えられながら、移動体6が前進のみを行い、塗布用充填物Lが吐出されて塗布に供される。なお、他の作用・効果に関しては、前述した塗布用充填物押出容器100と同様である。因みに、このようにラチェットバネ部材14を用いた場合には、移動体6が後進しないため、移動体6の凹状部6f及び操作筒3の凸状部3g、又は、移動体6の凸状部6h及び操作筒3の凹状部3hは無くても良い。
また、図17に示す塗布体10に代えて、図23に示すように、塗布用充填物Lを吐出するための吐出口15cを複数有する塗布体15を用いても良い。
また、図17に示す塗布体10に代えて図24に示す塗布体21を用いても良い。この塗布体21は、図24(b)に示すように、略円柱体を成すと共にその先端面の中央部付近が盛り上がるように湾曲する構成とされ、その中央に、塗布用充填物Lを吐出するための吐出口21cが軸線方向に貫通するように設けられている。また、塗布体21の後端面の周縁部には、後端面から先端側に所定長凹設された環状溝部21eが設けられている。この環状溝部21eは、塗布体21を充填部材1の開口1cに圧入する際に、当該環状溝部21eより外側部分を軸心側に撓ませて圧入し易くするためのものである。また、塗布体21の外周面には、軸心側へ凹む環状溝部21dが、充填部材1の開口1cを形成する周縁部1jに係合するものとして設けられている。
そして、塗布体21は、充填部材1の開口1cに圧入され、その環状溝部21dが、充填部材1の開口1cを形成する周縁部1jに係合することで、充填部材1に離脱不能に装着され、充填部材1の開口1cに位置する構成とされている。
この塗布体21は、図24(a)に示すように、塗布時に被塗布部Aに押し当てられると後方へ凹むように弾性変形し、被塗布部Aから離間されると元の位置に弾性復帰し、図24(b)に示すように、塗布後において塗布体21の内側(後方)に所定の空間Bが形成される。このため、前述した塗布用充填物押出容器100と同様な効果を得ることができる。なお、図24に示す例にあっては、充填部材1の開口1cを有する先端面は、軸線方向に対して垂直を成す面とされている。
また、図25に示す充填部材16及び塗布体17を用いても良い。この充填部材16が充填部材1と違う点は、塗布用充填物Lを吐出するための開口16cを形成する周縁部が、外側に折り返す環状の折り返し部16dを有する構成とされ、この環状の折り返し部16dにより、塗布体17を係合するための袋状の環状溝部16eが形成されている点である。また、塗布体17が塗布体10と違う点は、吐出口17cを有し外側に湾曲する湾曲円板状の塗布部17aの周縁部に、軸心側且つ後側に突出する環状の装着部17bを備えている点である。
そして、塗布体17は、その装着部17bが充填部材16の環状溝部16eに進入することで係合し、充填部材16に離脱不能に装着され、その塗布部17aが、充填部材16の開口16cを覆う構成とされている。このような充填部材16及び塗布体17を用いても、前述した塗布用充填物押出容器100と同様な作用・効果を奏する。
また、図26〜図28に示すように、容器を構成する充填部材18内の弾性体19により、塗布体20を弾性復帰する構成としても良い。
この充填部材18は、本体筒2に回転不能且つ軸線方向移動不能に連結された充填部材本体18aと、この充填部材本体18aの先端部に装着された充填部材先端部18bと、この充填部材先端部18bに装着されて塗布体20を保持する塗布体保持部18cと、を備え、全体が略円筒形状を呈している。
充填部材本体18aは、充填される塗布用充填物Lの大部分を収容するものである。充填部材先端部18bは、塗布用充填物Lを吐出するための開口18dを有する先端面が、軸線方向に対して垂直を成す面とされていると共に、この先端面の開口18dから後端面まで連通する吐出通路18eを備えている。この吐出通路18eは、軸線方向略中央部が小径の狭路18fとされていると共に、この狭路18fの前側と後側が大径の拡径路18g,18hとされている。
塗布体20は、例えば発泡ウレタンや微細なネット状材等の多孔質材による弾性体であり、外側に湾曲する湾曲円板状を成している。この塗布体20は、後方側に折曲された周縁部が、充填部材先端部18bの先端部に係合すると共に塗布体保持部18cの先端部に押えられるようにして係合することで充填部材18に装着され、この充填部材18の上記開口18dを覆う構成とされている。
また、充填部材先端部18bの前側拡径路18gには、上記弾性体である圧縮バネ19が配設されている。この圧縮バネ19は、塗布体20の裏面と充填部材先端部18bの狭路18fの周縁部との間に挟み付けられて配置され、塗布体20を常時外側に付勢する構成とされている。
そして、このような構成を有する塗布用充填物押出容器にあっても、塗布用充填物Lが充填された充填部材18が、本体側組立体40の先端側に挿入されて装着される構成のため、塗布用充填物Lを充填部材18に充填後の組み立てが容易であると共に、この塗布用充填物Lが、充填部材18の先端部を構成する塗布体20の内側と、本体側組立体40の移動体6の先端に装着されている弾性体9との間の充填領域18xに、十分に満たされた状態とされている。
従って、この塗布用充填物押出容器にあっても、塗布用充填物押出容器を購入した後の初回の塗布時にあって、使用者が本体筒2又は充填部材18と操作筒3とをクリック感を伴いながら相対回転し移動体6を前進させると、塗布用充填物Lが充填領域18xに十分に満たされていることから、相対回転を必要以上に繰り返すこと無く迅速に、塗布用充填物Lが塗布体20の吐出口として機能する多孔質部分から吐出される。
また、このように塗布用充填物Lを吐出した状態で、図19(b)で説明したのと同様に、塗布体20を被塗布部Aに押し当てて塗布用充填物Lを被塗布部Aに塗布すると、塗布体20は、被塗布部Aへの押し当てにより圧縮バネ19の付勢力に抗して後方へ凹むように弾性変形し、塗布が終わり塗布体20が被塗布部Aから離間されると、塗布体20は、圧縮バネ19の付勢力により図27に示す元の位置に弾性復帰する。この時、塗布体20の内側には、所定の空間Bが形成されるため、携行時等の非使用時に、充填部材18に充填された塗布用充填物L及び当該塗布用充填物Lに混入する空気が、温度変化や気圧の変化により膨張しても、上記所定の空間Bにより、塗布用充填物Lが塗布体20から漏出することが防止されている。
なお、前述した塗布用充填物押出容器100の場合と同様に、塗布用充填物Lを、塗布体20を凹ませた状態で充填すると、充填後に塗布体20が圧縮バネ19の付勢力により弾性復帰して塗布用充填物Lの充填後から上記所定の空間Bが形成された塗布用充填物押出容器とされるため、この時点すなわち製品組立後から、塗布用充填物Lの塗布体20からの漏出が防止されるようになる。
また、図27に示すように、使用者による本体筒2又は充填部材18と操作筒3との相対回転により移動体6が最大に前進すると、弾性体9が、後側拡径路18hの先端側の傾斜面に当接して弾性変形し、当該弾性体9の先端部が、狭路18fを通して前側拡径路18gに進出するように膨出するため、塗布用充填物Lが良好に押し出されて消費される。なお、他の作用・効果に関しては、前述した塗布用充填物押出容器100と同様である。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、塗布体10,15,17,20,21の外面に、細毛等が植設してあっても良く、また、先細のテーパー加工されたポリエステル繊維を束ねて成るブラシを取り付けても良い。
なお、上記雄螺子6bには、間欠的に配される突起群又は螺旋状且つ間欠的に配される突起群であって、螺子山と同様な働きをするものを含み、また、上記雌螺子4cには、間欠的に配される突起群又は螺旋状且つ間欠的に配される突起群であって、螺子山と同様な働きをするものを含む。
本発明の実施形態に係る塗布用充填物押出容器を示す縦断面図である。 本発明の実施形態に係る塗布用充填物押出容器のキャップを外した縦断面図であり、移動体の最大前進時の状態図である。 図1及び図2中の本体筒を示す縦断面図である。 図3に示す本体筒の直交縦断面図である。 図1及び図2中の操作筒を示す側面図である。 図5に示す操作筒の左側面図である。 図6のVII-VII矢視図である。 図6のVIII-VIII線に沿う斜視図である。 図1及び図2中の移動体を示す側面図である。 図9のX-X矢視図である。 図9に示す移動体の斜視図である。 図11に示す移動体の縦断斜視図である。 図1及び図2中の螺子筒を示す斜視図である。 図13に示す螺子筒の縦断斜視図である。 図1及び図2中のクリックバネ部材を後方側から見た斜視図である。 図15に示すクリックバネ部材を側方側から見た斜視図である。 図1及び図2中の充填部材を示す縦断斜視図である。 図1に示した塗布用充填物押出容器の組立手順を示す分解斜視図である。 図1及び図2に示した塗布用充填物押出容器の使用による塗布体及び塗布用充填物の状態変化を示す各説明図である。 図1及び図2中の軸体捩切れ防止機構の他の例を示す塗布用充填物押出容器の後端部の縦断斜視図である。 図15及び図16に示すクリックバネ部材に代えて用いられるラチェットバネ部材を後方側から見た斜視図である。 図21に示すラチェットバネ部材を側方側から見た斜視図である。 図17中の塗布体の他の例を示す斜視図である。 図17中の塗布体のさらに他の例を示す図であり、使用による塗布体及び塗布用充填物の状態変化を示す各説明図である。 図17に示した充填部材及び塗布体のさらに他の例を示す塗布用充填物押出容器の縦断面図である。 図17に示した充填部材及び塗布体のさらに他の例を示す塗布用充填物押出容器の縦断面図である。 図26に示した塗布用充填物押出容器の移動体の最大前進時の状態図である。 図26及び図27中の容器内の弾性体を示す斜視図である。
符号の説明
1,16,18…充填部材、1c,16c,18d…開口、1x,18x…充填領域、2…本体筒(筒状体)、3…操作筒(筒状体)、3d…回り止め(回り止め部)、4c…雌螺子(螺合部)、6…移動体、6b…雄螺子(螺合部)、6e…回り止め(回り止め部)、10,15,17,20,21…塗布体、10a,17a…塗布部、10c,15c,17c,21c…吐出口、19…圧縮バネ(容器内の弾性体)、100…塗布用充填物押出容器、A…被塗布部、B…所定の空間、L…塗布用充填物。

Claims (5)

  1. 容器内の充填領域に充填された塗布用充填物を、前記容器内に配設された移動体が前進することで、容器先端の開口に位置する又は前記開口を覆う塗布体を介して被塗布部に塗布可能とする塗布用充填物押出容器であって、
    円筒状を成し、前記開口を先端に備えると共にその内部に前記塗布用充填物が充填される前記充填領域を備えた先筒である充填部材と、
    互いに回転自在に連結された本体筒及び操作筒から成る本体側筒体に、前記移動体、前記移動体を移動させるための雄螺子と雌螺子の螺合部及び前記移動体の回り止め部を内蔵して成る本体側組立体と、を具備し、
    前記本体側組立体は、所定の係合部と、
    この所定の係合部に対して軸線方向に対面配置される凹凸部を有し弾性部により前記所定の係合部に向けて付勢された回転量規制部材と、を内蔵し、
    前記回転量規制部材の前記凹凸部及び前記所定の係合部は、前記充填部材と前記操作筒との一定量の相対回転に従いクリック係合し、
    前記塗布体は、弾性体とされ、中央部付近が盛り上がるように湾曲する湾曲円板状の塗布部を有し、
    前記塗布部は、前記被塗布部に押し当てられると後方へ凹むように弾性変形すると共に前記被塗布部から離間されると元の位置に弾性復帰することにより前記塗布体の内側に所定の空間を形成し、この所定の空間により前記塗布用充填物が前記塗布体から漏出することを防止することを特徴とする塗布用充填物押出容器。
  2. 前記塗布体を、ゴム材又はエラストマー材による弾性体とし、
    これに前記塗布用充填物を吐出するための吐出口を設けて成る請求項1記載の塗布用充填物押出容器。
  3. 前記塗布体を、多孔質材による弾性体としたことを特徴とする請求項1記載の塗布用充填物押出容器。
  4. 前記充填領域の前記塗布用充填物は、前記塗布体を凹ませた状態で充填され、
    充填後に前記塗布体が弾性復帰することを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の塗布用充填物押出容器。
  5. 前記塗布体の弾性復帰を、容器内に配設した弾性体により行うことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の塗布用充填物押出容器。
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