WO2005051276A1 - 使い捨て紙おむつ - Google Patents

Abstract

　【課題】背面側両側部にファスニングシートを備えた使い捨て紙おむつにおいて、通常の止め方以外に、クロス止めにも任意に対応可能とする。 　【解決手段】紙おむつの背面両側部にそれぞれ、１枚のシートの外側縁から延在して上下２段で側方に突出する接合片8a、8aが形成され、該接合片8a、8aの内面側に面ファスナー９が設けられたファスニングシート5、5を備え、前記接合片8a、8aを紙おむつの腹側表面に止着することによって身体に装着するようにした使い捨て紙おむつにおいて、前記接合片8a、8aの間のファスニング基材シート８部分に対し、外側縁から内方側に至るミシン目１０を形成する。前記ミシン目１０は、外側縁から中間点Ｐまでの第１ミシン目区間１０ａは相対的にミシン目間隔を粗くした高引裂強度区間ＳＯとし、前記中間点Ｐから内方端までの第２ミシン目区間１０ｂは相対的にミシン目間隔を細かくした低引裂強度区間ＳＩとする。

Description

明 細 書

使い捨て紙おむつ

技術分野

[0001] 本発明は、紙おむつの背面両側部にそれぞれ、 1枚のシートの外側縁から延在し て上下 2段で側方に突出する接合片が形成されるとともに、該接合片の内面側に粘 着剤層又は面ファスナーが設けられたパネル状ファスユングシートを備えた使い捨て 紙おむつに係り、詳しくは従来よりクロス止めに不適切であった前記パネルファス二 ングシートをクロス止めにも対応可能とした使い捨て紙おむつに関する。

背景技術

[0002] 従来より巿場に提供されている主に大人用テープ式紙おむつにおいては、図 8に 示されるように、不透液性裏面シート 50と透液性表面シート 51との間に吸収体 52が 介在された紙おむつの背面側両側部にそれぞれ、側方に突出して上下一対のファ スユングテープ 53, 53が取り付けられ、この一対のファスユングテープ 53, 53を腹側 表面のフロントターゲットシート 54に止着することによって身体に装着されるようにな つている（例えば、下記特許文献 1, 2等参照)。なお、前記ファスユングテープ 53, 5 3の貼着手段としては、粘着剤又は面ファスナー等が使用されている。

[0003] また、近年は、前記のような細帯状のファスユングテープ 53に代えて、外観デザィ ンを向上するとともに、先端角部が肌を傷める等の問題点を解決するために、図 9に 示されるように、 1枚のシートの外側縁から延在して上下 2段で側方に突出する接合 片 55a、 55aを形成し、この接合片 55a、 55aの内面側に粘着剤層 56を設けるように したファスユングシート 55も知られている（下記特許文献 3等参照)。また、同文献で は、前記ファスユングシート 55の製造方法に関し、図 10に示されるように、所定幅の 連続シート 57を繰出し、前記連続シート 57の中央部に連続的に粘着剤層 56を形成 した後、この粘着剤層 56を交互に横切るとともに、連続シート 57の長さ方向へ連続 する波状周期曲線 58によって切断するとともに、所望のファスユングシート形状とな る所定位置に、外側縁から前記波状周期曲線に至る水平切断線 59によって切断す ることにより個々のファスユングシート 55、 55· · ·を得る製造方法が提案されている。こ の製造方法によれば、シート素材に全く無駄が出ず、効率的にファスユングシート 55 が製造できるようになる。なお、この製造方法は、トリム (余分な廃棄部分)が無である ため「ゼロトリム法」と呼ばれて 、る。

[0004] ところで、図 8に示した大人用テープ式紙おむつの装着に当たり、着用者は体型に よって上下 2段のファスユングテープ 53, 53を略平行状態でターゲットシート 54に貼 着したり（通常止め）、上下 2段のファスユングテープ 53, 53を互いに交差させるよう にしながらターゲットシート 54に貼着させたりしている（以下、クロス止めという）。前者 の装着方法は主に標準的な体型の人力 太った体型の人に多く見られ、後者の装 着方法は主に痩せた体型の人に多く見られる。

特許文献 1：実開平 6-31726号公報

特許文献 2：特開 2002-95693号公報

特許文献 3：特開昭 63— 249704号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0005] し力しながら、図 9に示される前記 1枚のシートの外側縁から延在して上下 2段の接 合片を設けるファスユングシート 55は、ゼロトリム法が適用でき素材の無駄が無い点 で非常に優れて 、るが、クロス止めに対して適さな 、ものとなって!/、る。

[0006] すなわち、クロス止めに対応させるためには、接合片の突出長をある程度確保し、 接合片 55aの基端カゝら粘着剤層或いは面ファスナーまでの距離 Lを確保する必要が あるところ、前記ゼロトリム法の場合には、粘着剤層或いは面ファスナーを設ける位置 力 連続シート 57の中央部に限定されるため、前記粘着剤層或いは面ファスナーを 接合片 55aの先端側に配置することができないという問題点があった。従って、前記 1枚のシートの外側部に上下 2段の接合片を設けたファスユングシート 55をクロス止 めに対応させるためには、図 11に示されるように、粘着剤層又は面ファスナーテープ 56を片側に偏心させるとともに、波状周期曲線 58を片側に偏心させることにより、粘 着剤層或いは面ファスナー 56を接合片 55aの先端側に配置可能とする製造方法が 適していた。しかし、この場合には、トリムとなる斜線部分が廃棄されることとなり、シー ト素材に無駄が生じてしまうことになつていた。 [0007] そこで本発明の主たる課題は、 1枚のシートの外側縁から延在して上下 2段の接合 片を設けたファスユングシートを背面側両側部に備えた使 、捨て紙おむつにぉ 、て 、通常の止め方以外に、クロス止めにも任意に対応可能とすることにある。

課題を解決するための手段

[0008] 前記課題を解決するために請求項 1に係る本発明として、紙おむつの背面両側部 にそれぞれ、 1枚のシートの外側縁から延在して上下 2段で側方に突出する接合片 が形成されるとともに、該接合片の内面側に粘着剤層又は面ファスナーが設けられ たファスユングシートを備え、前記接合片を紙おむつの腹側表面に止着することによ つて身体に装着するようにした使!、捨て紙おむつにお!ヽて、

前記接合片の間のファスユングシート部分に対し、外側縁から内方側に至るミシン 目を形成したことを特徴とする使 ヽ捨て紙おむつが提供される。

[0009] 請求項 2に係る本発明として、前記ミシン目は、外側縁から中間点までの第 1ミシン 目区間は相対的にミシン目間隔を粗くした高引裂強度区間とし、前記中間点から内 方端までの第 2ミシン目区間は相対的にミシン目間隔を細力べした低引裂強度区間と してある請求項 1記載の使い捨て紙おむつが提供される。

[0010] 請求項 3に係る本発明として、前記第 1ミシン目区間の引裂強度は 3— IONであり、 前記第 2ミシン目区間の引裂強度は 0. 01— 6Nである請求項 1一 2いずれかに記載 の使 、捨て紙おむつが提供される。

[0011] 請求項 4に係る本発明として、前記ミシン目の内方端部分に、該内方端からの引裂 きを防止するために引裂止め加工を施してある請求項 1一 3いずれかに記載の使い 捨て紙おむつが提供される。

[0012] 請求項 5に係る本発明として、前記上下 2段の接合片の間に形成された切欠き形 状と、前記接合片形状とは点対称形状を成している請求項 1一 4いずれかに記載の 使 ヽ捨て紙おむつが提供される。

発明の効果

[0013] 上記請求項 1記載の本発明においては、前記接合片の間のファスユングシート部 分に対し、外側縁から内方側に至るミシン目を形成した。従って、前記ミシン目を引き 裂けば、実質的に接合片の基端カゝら粘着剤層又は面ファスナーまでの距離 Lを十分 に確保することが可能となり、クロス止めにも対応可能となる。

[0014] 上記請求項 2記載の本発明においては、前記ミシン目は、外側縁から中間点まで の第 1ミシン目区間は相対的にミシン目間隔を粗くした高引裂強度区間とし、前記中 間点から内方端までの第 2ミシン目区間は相対的にミシン目間隔を細力べした低引裂 強度区間とした。従って、敢えて故意に力を加えて引き裂力ない限り、ミシン目が引き 裂かれることはなぐかつ故意に外側縁から前記中間点まで引き裂いたならば、残り のミシン目区間は引裂強度を弱くしてあるため、簡単にミシン目を引き裂くことができ るよつになる。

[0015] 上記請求項 3記載の本発明においては、前記第 1ミシン目区間の引裂強度は 3— 1 ONであり、前記第 2ミシン目区間の引裂強度は 0. 01— 6Nとしてある。前記第 1ミシ ン目区間は好ましくは 4一 8Nであり、第 2ミシン目区間は好ましくは 0. 01— 2Nであ る。それぞれのミシン目区間の引裂強度を上記数値範囲とすることにより所望の効果 を発揮することができる。

[0016] 上記請求項 4記載の本発明においては、前記ミシン目の内方端部分に、該内方端 力もの引裂きを防止するために引裂止め加工を施した。従って、ミシン目の内方端を 超えてファスユングシートが引き裂かれるのを防ぐことができる。

[0017] 上記請求項 5記載の本発明においては、前記上下 2段の接合片の間に形成された 切欠き形状と、前記接合片形状とは点対称形状を成しているため、ゼロトリムによる製 法によって本ファスユングシートを製造し得るものとなる。

発明を実施するための最良の形態

[0018] 以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。図 1は本発明 に係る紙おむつの一部破断展開図である。

[0019] 図 1において紙おむつは、ポリエチレン等からなる不透液性バックシート 1と、不織 布など力もなる透液性トップシート 2との間に、綿状パルプ等力もなる、たとえば長方 形若しくは砂時計形状のある程度の剛性を有する吸収体 3が介在されて ヽる。吸収 体 3は、その形状保持のためにクレープ紙（図示せず）により包み込むことができる。 前記不透液性バックシート 1としては、近年、ムレ防止の点力も透湿性を有するものも 用いられている。この遮水 '透湿性シートは、例えばポリエチレンやポリプロピレン等 のォレフイン榭脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または 二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートである。

[0020] また、前記透液性トップシート 2としては、有孔または無孔の不織布や穴あきプラス チックシートなどが用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンま たはポリプロピレン等のォレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レ 一ヨンゃキュブラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができる。

[0021] 前記不透液性バックシート 1は、吸収体 3の周囲より外方に延在して略砂時計形状 を成しており、その側方延在部はノ リャシート 4の側部とともに、吸収体の存在しない サイドフラップ部 SFを構成している。前記透液性トップシート 2は、吸収体 3より若干 大きめの砂時計形状とされ、吸収体 3側縁より若干外方に延在する部分が前記バリ ャシート 4と不透液性バックシート 1との間に介在され不透液性バックシート 1側にホッ トメルト接着剤により固着されている。前記ノ リャシート 4の形成材料としては、プラス チックシートやメルトブローン不織布を使用することもできる力 肌への感触性の点で 、不織布にシリコンなどにより撥水処理をしたものが好適に使用される。

[0022] 他方、紙おむつの長手方向両端部、すなわち腹側および背側では不透液性バック シート 1および透液性トップシート 2が共に延在し吸収体 3の存在しないエンドフラップ 部 EFが形成され、このうち背側のエンドフラップ部 EFにおいては、複数本、図示の 例では 3本の糸状弾性伸縮部材 7, 7…が幅方向に沿って配設されている。この糸状 弾性伸縮部材 7としては、通常使用されるスチレン系ゴム、ォレフィン系ゴム、ウレタン 系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジェ ン、シリコン、ポリエステル等の素材を用いることができる。

[0023] また、背側のエンドフラップ部 EFの両端部には、それぞれファスユングシート 5, 5 が側方に突出して取り付けられるとともに、紙おむつの腹側表面に幅方向に沿ってフ ロントターゲットテープ 6が貼着されており、このフロントターゲットテープ 6に前記ファ スユングシート 5の接合片 8aを止着することによって紙おむつが身体に装着されるよ うになつている。

[0024] 前記ファスユングシート 5は、 1枚のファスユング基材シート 8の内端側を紙おむつ 側に接着して取り付けられ、先端側には外側縁から延在して上下 2段で側方に突出 する接合片 8a、 8aが形成されている。前記ファスニングシート 5としては、種々のシー ト材を使用することができるが、好ましくは坪量 40— 80g/m²の単層又は複層の不織 布を用いるのがよ 、。加工法は強度特性に優れたスパンボンドが好ま 、。

[0025] 前記接合片 8a、 8aの内面側 (透液性表面シート 2側）には、雄側面ファスナー 9, 9 がそれぞれ取り付けられ、雌側面ファスナーを構成する前記フロントターゲットテープ 6へ接合可能となっている。なお、前記面ファスナー 9を雌側とし、前記フロントターゲ ットテープ 6側を雄側としてもょ 、。

[0026] 本発明では、前記接合片 8a、 8aの間のファスユング基材シート 8部分に対し、外側 縁から内側に向力い、かつ水平方向に沿ってミシン目 10が設けられている。したがつ て、本使い捨て紙おむつの装着に当たって、通常の止め方を選択する場合には、図 4に示されるように、前記ミシン目 10を引き裂かず、接合片 8a、 8aをフロントターゲット テープ 6に止着して装着するようにし、クロス止めを選択する場合には、図 5に示され るように、前記ミシン目 10を引き裂いて前記上下の接合片 8a、 8aを互いに交差させ て止着するようにする。

[0027] ところで、前記ミシン目 10は、図 2に示されるように、外側縁から中間点 Pまでの第 1 ミシン目区間 10aは相対的にミシン目間隔を粗くした高引裂強度区間 S とし、前記中 o

間点 Pから内方端までの第 2ミシン目区間 10bは相対的にミシン目間隔を細かくした 低引裂強度区間 Sとすることが望ましい。従って、介護者又は装着者が意図的に前

I

記第 1ミシン目区間 10aのミシン目を引き裂力ない限り、不用意にミシン目力も裂ける ことはなぐ故意に力をカ卩えて中間点 Pまで引き裂いた場合には、残りのミシン目 10b は容易に引き裂きできるようになる。

[0028] 具体的に上記効果を得るためには、前記第 1ミシン目区間 10aの引裂強度は 3— 1 ON、好ましくは 4一 8Nとなるようにミシン目間隔を調整し、前記第 2ミシン目区間 10b の引裂強度は 0. 01— 6N、好ましくは 0. 01— 2Nとなるようにミシン目間隔を調整す ることが望ましい。

[0029] また、前記ミシン目 10の内方端部分には、該内方端力もの引き裂きを防止するため に、 C字状の切込み 11が設けられている。この切込み 11はミシン目 10を内方端まで 引き裂いた場合に、該内方端に生ずる応力を分散させ、ミシン目 10の内方端を更に 超えてファスユング基材シート 8が開裂されないようにするためのものである。したがつ て、かかる応力を分散させる目的を果たせれば、形状は前記 C字状に拘泥されず、 円形状、楕円状、三角形状等任意の形状とすることができる。

[0030] 他方、前記ファスユングシート 5においては、所謂ゼロトリムに対応させるために、前 記上下 2段の接合片 8a、 8aの間に形成された切欠き形状 8bと、前記接合片 8aの形 状とは点対称形状を成すようにするのが良い。従って、前記ファスユングシート 5は、 図 3に示されるように、所謂ゼロトリムによって製造することが可能である。

[0031] 具体的には、所定幅の連続ウェブ状のファスユング基材シート 12を繰出し、中央位 置に連続して面ファスナーテープ 13を接着したならば、前記面ファスナー 13を交互 に横切りかつ前記基材シート 12方向に連続する波状周期曲線 14によって切断する とともに、各ファスユングシート 5, 5毎に分割するための切断線 15, 15· · ·を入れ、か つ各ファスユングシート 5, 5…毎に所定位置に前記ミシン目 10、 10…を入れるように する。

[0032] 〔他の形態例〕

(1)上記形態例では、前記接合片 8aとフロントターゲットテープ 6とを機械的ファスナ 一手段たる面ファスナーによって剥離自在に接合するようにした力 前記接合片 8a に直接又はシートを介して間接的に粘着剤層を設け、フロントターゲットテープ 6に剥 離自在に接着可能とすることでもよ!ヽ。

(2)上記形態例では、前記接合片 8a、 8aの間のファスユングシート 8部分に対し、外 側縁から水平方向に沿ってミシン目 10を形成した力 前記ミシン目 10は上下の接合 片 8a、 8aの一方側に偏心して形成されていてもよいし、外側縁に対して傾斜角を持 つて形成されていてもよい。

(3)前記ミシン目 10の他の形成例としては、図 6に示すように、第 1ミシン目区間 10aと 、第 2ミシン目区間 10bとの中間点 P部分に、引き裂き時のクッションとなる丸孔を形 成するようにしてもよい。また、図 7に示されるように、上下の接合片 8a、 8aの自由度 を上げるために、中間点 Pから内方端までの第 2ミシン目区間 10bを横 V字状に分岐 させて形成することもできる。この場合には各々の第 2ミシン目 10bの内方端に C字状 の切込み 11、 11を形成する。 図面の簡単な説明

[0033] [図 1]本発明に係る使い捨て紙おむつの一部破断展開図である。

[図 2]紙おむつのファスユングシート 5部分の要部拡大図である。

[図 3]ゼロトリム法によるファスユングシート 5の製造要領を示す図である。

[図 4]通常の止め方による紙おむつの装着状態を示す図である。

[図 5]クロス止めによる紙おむつの装着状態を示す図である。

[図 6]ミシン目 10の他例を示すファスユングシート 5部分の要部拡大図である。

[図 7]ミシン目 10の他例を示すファスユングシート 5部分の要部拡大図である。

[図 8]従来のテープ式紙おむつの一部破断展開図である。

[図 9]従来のパネル状ファスユングシート 55の例を示す展開図である。

[図 10]前記パネル状ファスユングシート 55のゼロトリム法による製造要領を示す図で める。

[図 11]クロス止めに適したファスユングシート 55の製造要領を示す図である。

符号の説明

[0034] 1…不透液性バックシート、 2…透液性トップシート、 3…吸収体、 4· · ·バリヤシート、 5…ファスユングシート、 6…フロントターゲットテープ、 7…糸状弾性伸縮部材、 8…フ ァスユング基材シート、 8a…接合片、 9…面ファスナー、 10· · ·ミシン目、 10a…第 1ミ シン目区間、 10b…第 2ミシン目区間、 11…引裂止め加工

Claims

請求の範囲

[1] 紙おむつの背面両側部にそれぞれ、 1枚のシートの外側縁から延在して上下 2段 で側方に突出する接合片が形成されるとともに、該接合片の内面側に粘着剤層又は 面ファスナーが設けられたファスニングシートを備え、前記接合片を紙おむつの腹側 表面に止着することによって身体に装着するようにした使!、捨て紙おむつにお!ヽて、 前記接合片の間のファスユングシート部分に対し、外側縁から内方側に至るミシン 目を形成したことを特徴とする使 ヽ捨て紙おむつ。

[2] 前記ミシン目は、外側縁から中間点までの第 1ミシン目区間は相対的にミシン目間 隔を粗くした高引裂強度区間とし、前記中間点から内方端までの第 2ミシン目区間は 相対的にミシン目間隔を細力べした低引裂強度区間としてある請求項 1記載の使い 捨て紙おむつ。

[3] 前記第 1ミシン目区間の引裂強度は 3— IONであり、前記第 2ミシン目区間の引裂 強度は 0. 01— 6Nである請求項 1一 2いずれかに記載の使い捨て紙おむつ。

[4] 前記ミシン目の内方端部分に、該内方端力 の引裂きを防止するために引裂止め 加工を施してある請求項 1一 3いずれかに記載の使い捨て紙おむつ。

[5] 前記上下 2段の接合片の間に形成された切欠き形状と、前記接合片形状とは点対 称形状を成して!/、る請求項 1一 4 、ずれかに記載の使!、捨て紙おむつ。