JP4769676B2 - 紙おむつ - Google Patents

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本発明は、使用に際して腹側の両側部と背側の両側部とを重ね合わせて、背側と腹側とを接合片により接合する、止着式紙おむつに関するものである。
図10は、従来の大人用テープ式紙おむつを示している。この紙おむつは、おむつ外形をなす不透液性裏面シート101と、透液性表面シート102と、これらの間に介在された吸収体103を有すると共に、背側両側縁から側方に突出する上下一対の接合片105,105を有している。そして、使用に際しては、腹側の両側部と背側の両側部とを近接させ、あるいは重ね合わせた状態で、背側の一対の接合片105,105を腹側表面のターゲットテープ106に接合することにより、身体に装着するようになっている(例えば、特許文献1〜3参照)。
一般に、接合片105,105とターゲットテープ5との接合手段109としては、粘着剤又はメカニカルファスナーが使用されているが、後者は接合力を強くでき、また剥離を繰り返しても接合力が低下し難いため汎用されている。
実開平6−31726号公報 特開2002−95693号公報 特開2005−160506号公報
しかしながら、従来の止着式紙おむつでは、装着者の動きによって腹側の両側部と背側の両側部とがずれることにより、前後位置がずれる、装着感が悪化する、紙おむつがずり落ちる、あるいは漏れに繋がるような隙間が発生すること等があった。
そこで、本発明の主たる課題は、腹側の両側部と背側の両側部とのずれを防止し、もって前後位置のずれ等を防止することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
背側及び腹側のうちいずれか一方側部分における両側部の各々に、上下二段の接合片が突出されるとともに、
背側及び腹側のうちいずれか他方側部分における両側部の各々に、接合片が突出されており、
前記一方側部分における上下二段の接合片を、前記他方側部分の外面にそれぞれ止着するとともに、前記他方側部分における接合片を、前記一方側部分における上下二段の接合片の間を通して、前記一方側部分の外面に止着することによって、身体に装着するように構成した、
ことを特徴とする紙おむつ。
(作用効果)
本発明は単に接合片の数を増やしたり、背側および腹側の両方に接合片を設けたりしたものとは異なる。すなわち、背側および腹側の一方側部分における上下二段の接合片を他方側部分の外面に、また他方側部分における接合片を一方側部分の外面にそれぞれ止着するとともに、他方側部分における接合片を一方側部分における上下二段の接合片の間を通して一方側部分の外面に止着することにより、腹側の両側部と背側の両側部とが顕著にずれ難くなるものである。
すなわち、他方側部分における接合片を一方側部分における上下二段の接合片の間を通して一方側部分の外面に止着すると、他方側部分の接合片と一方側部分の側部、ならびに一方側部分の接合片と他方側部分の側部とが互いに厚さ方向に押し付けられ、強い摩擦力が発生することによりズレが防止される。したがって、ずれの原因となるあらゆる方向の力、特に一方側部分の側部が他方側部分の側部に対して上下方向または回動方向にずれるような力が作用しても、これに抗するように強いズレ防止効果が維持される。そして、その結果、予想をはるかに超えるずれ防止効果が発揮されるのである。
また、テープ式の問題点として、パンツのように上げ下げする場合には、腹側の面ファスナーで止着している部分より外側でズレが生じ、ズレ落ちや漏れが発生するおそれがあるが、腹側の両側部と背側の接合片とを止着することによってこれを改善することができる。
<請求項2記載の発明>
前記他方側部分における両側部の各々に、上下二段の接合片が突出されており、
前記他方側部分における上下二段の接合片をそれぞれ一方側部分の外面に止着し、前記一方側部分における上下二段の接合片をそれぞれ他方側部分の外面に止着するとともに、この止着の際、前記他方側部分における上下いずれか一方の接合片を、前記一方側部分における上下二段の接合片の間に通し、かつ前記一方側部分における上下いずれか他方の接合片を、前記他方側部分における上下二段の接合片の間に通すことによって、身体に装着するように構成した、請求項1記載の紙おむつ。
(作用効果)
他方側部分においても上下二段の接合片を設け、一方側部分における上下二段の接合片のうちいずれか一方の接合片を、他方側部分における上下二段の接合片の間に通すようにすることで、前述のずれ防止作用がより強力に発揮されるようになる。
<請求項3記載の発明>
身体に装着する際、前記上下二段の接合片に対して、その間に通される接合片の上縁及び下縁がそれぞれ接触するように構成されている、請求項1または2記載の紙おむつ。
(作用効果)
このように構成されていると、上下二段の接合片と、その間に通される接合片とが、互いに移動を拘束するようになるため、前述のずれ防止作用がより強力に発揮されるようになる。
<請求項4記載の発明>
前記上下二段の接合片は、1枚のシートの外側縁における上下2箇所から側方にそれぞれ延在されたものであり、前記接合片間における前記外側縁から内方側までミシン目が形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の紙おむつ。
(作用効果)
このように構成されていると、必要に応じてミシン目の一部または全部を切り離すことで、接合片の長さを調整でき、多種多様な装着者の胴回り寸法に適合させることができる。なお、一部を切り離す場合は、接合片は斜め状態で保持されることになり、胴回りをフィットさせた状態での止着や、足回りをフィットさせた状態での止着が可能となる。
<請求項5記載の発明>
前記接合片は弾性伸縮可能なように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の紙おむつ。
(作用効果)
このように構成されていると、接合片の弾性伸縮によりフィット性を確保しながら装着者の胴回り寸法に合わせてサイズ調整を行うことができるため好ましい。
以上の通り本発明によれば、腹側の両側部と背側の両側部とのずれが効果的に防止され、もって前後位置のずれ等が防止されるようになる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
(第1の実施形態)
図1および図2は、本発明に係る紙おむつの一例を示している。この紙おむつは、不透液性バックシート1と、透液性トップシート2との間に、吸収体3が介在されているものである。
不透液性バックシート1としては、ポリエチレンフィルム等の他、ムレ防止の点から遮水性を損なわずに透湿性を備えたシートも用いることができる。この遮水・透湿性シートは、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートを用いることができる。肌触りを改善するために、不透液性バックシート1の外面に不織布を貼り付けて被覆することもできる。
透液性トップシート2としては、有孔または無孔の不織布や穴あきプラスチックシートなどが用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができる。
吸収体3としては、パルプ繊維の積繊体、セルロースアセテート等のフィラメントの集合体、あるいは不織布を基本とし、必要に応じて高吸収性ポリマーを混合、固着等してなるものを用いることができる。必要に応じて、吸収体3はクレープ紙(図示せず)により包むことができる。また、吸収体3の形状は適宜定めることができるが、図示のような砂時計形状の他、長方形等のように、股間部の前側から後側まで延在する形状が好適である。
不透液性バックシート1は、吸収体3の周囲より外方に延在して略砂時計形状を成しており、その側方延在部の内面にはバリヤシート4が貼り付けられている。この側方延在部は吸収体3の存在しないサイドフラップ部SFを構成している。
透液性トップシート2は、吸収体3より若干大きめの砂時計形状とされ、吸収体3側縁より若干外方に延在する部分がバリヤシート4と不透液性バックシート1との間に介在され不透液性バックシート1側にホットメルト接着剤により固着されている。バリヤシート6の素材としては、プラスチックシートやメルトブローン不織布を使用することもできるが、肌への感触性の点で、不織布にシリコンなどにより撥水処理をしたものが好適に使用される。
不透液性バックシート1の外面を不織布で覆う場合には、不透液性バックシート1に代えて、外装不織布を吸収体3の周囲より外方に延在させてバリヤシート6の側部とともに、吸収体8の存在しないサイドフラップ部SFを構成することもできる。この場合、不透液性バックシート1をサイドフラップ部SFまで延在させず、トップシート2と同様の形状とすることができる。
紙おむつの前後方向両端部では、不透液性バックシート1および透液性トップシート2が吸収体3の前後端よりも前後両側にそれぞれ延在され、吸収体3の存在しないエンドフラップ部EFが形成されており、このうち背側のエンドフラップ部EFにおいては、複数本、図示の例では3本の糸状弾性伸縮部材7が幅方向に沿って伸張状態で固定されている。この糸状弾性伸縮部材9としては、通常使用されるスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等の素材を用いることができる。
そして、背側の胴回り形成部分Bにおいて、両サイドフラップ部SF,SFから上下二段の接合片8a,8aが突出され、腹側Fの胴回り形成部分Fにおいても、両サイドフラップ部SF,SFから上下二段の接合片8a,8aが突出されている。また、背側の胴回り形成部分Bおよび腹側の胴回り形成部分Fの外面に、ターゲットテープ6,6がそれぞれ貼り付けられている。
上下二段の接合片8a,8aは、1枚の基材シート8の外側縁における上下2箇所から側方にそれぞれ延在されてなるものであり、この基材シート8における接合片側と反対側の内側端部がサイドフラップ部SFに固定されている。基材シート8の内側端部は、サイドフラップ部SFの外面または内面に固定しても良いが、図3に示すように、サイドフラップ部SFを構成するシート間(図示例ではバックシート1とバリヤシート4との間)に挟み、ホットメルト接着等により固定するのが好ましい。
各接合片8aの内面には係止部9が設けられている。この係止部9は、表面全体に多数のフック状突起(例えばキノコ状等)を有するメカニカルファスナーの雄材により形成することができる。この場合、ターゲットテープ6は、フック状突起が着脱可能に掛止される表面(例えば多数のループ)を有する雌材で形成できる。
また、不透液性バックシート6の外面を不織布で覆う等により、接合片8aの係止部位が不織布になっている場合、腹側および背側のいずれか一方、または両方において、別途のターゲットテープ6を設けずに、この外装不織布の繊維に雄材のフック状突起を絡ませて係止する構成を採用することもできる。
他の係止部9としては、粘着材層を採用することもでき、この場合におけるターゲットテープ6としては、粘着材が剥離可能に粘着する平滑な表面を有する樹脂フィルムを用いることができる。
基材シート8としては、種々の素材を使用することができるが、好ましくは坪量40〜80g/m2の単層又は複層の不織布を用いる。この場合、加工法は強度特性に優れたスパンボンドが好ましい。また、基材シート8の一部または全部に、ゴム等の弾性素材、あるいはこれを伸張させた状態で不織布等のシート材に固定したものを用いることによって、接合片8aを弾性伸縮可能にすると、フィット性を確保しながら装着者の胴回りに寸法に合わせてサイズ調整を行うことができるため好ましい。
各接合片8a,8aの形状・寸法は適宜定めることができ、全て同じ形状としたり、必要に応じて腹側と背側とで形状・寸法を変えたりすることができる。接合片8aの具体的な形状としては、図示例のように基端側から先端側に向うにつれて上下幅が減少する横向き台形状としたり、先端側から基端側まで等幅の長方形状としたりできる。接合片8aの上下幅wは、例えば胴回り形成部分F,Bの1/8〜1/3程度、具体的には20〜100mmの範囲内とすることができる。
上下二段の接合片8a,8aの間隔dは適宜定めることができ、(a)接合片8aの上下幅wと同じとする、(b)接合片8aの上下幅w未満とする、あるいは(c)接合片8aの上下幅wよりも大きくすることができる。(a)及び(b)の場合、後述する図4に示すように、装着時に上下二段の接合片8a,8aのうち上側の接合片8aの下縁および下側の接合片8aの上縁に対して、その間に通される接合片8aの上縁及び下縁がそれぞれ接触するようになり、互いに移動を拘束することによりずれ防止効果が高まるため好ましい。なお、(b)の場合には、間隔dが無く、上側の接合片8aの下縁および下側の接合片8aの上縁がスリット状をなしている形態も含む。一方、上記(c)の場合、上下二段の接合片8a,8a間に、他の接合片8aを通し易くなる利点があり、ずれ防止効果も十分に発揮されるため好ましい。
各接合片8aの位置は適宜定めれば良いが、背側および腹側が適切な位置関係にある装着状態で、幅方向両側の各々において、背側の接合片8a,8aと腹側の接合片8a,8aとが上下方向に交互に位置するように配置されているのが好ましい。
かくして構成された紙おむつにおいては、身体の所定部位にあてがった状態で、図4に示すように、背側の両サイドフラップSF,SFにおける上下二段の接合片8a,8aをそれぞれ腹側外面のターゲットテープ6に止着し、腹側の両サイドフラップSF,SFにおける上下二段の接合片8a,8aをそれぞれ背側外面のターゲットテープ6に止着するとともに、この止着の際、背側における上下いずれか一方(図示例では上側)の接合片8aを腹側における上下二段の接合片8a,8a間に通すようにし、腹側における上下いずれか他方(図示例では下側)の接合片8aを背側における上下二段の接合片8a,8a間に通すことによって、身体に装着することができる。
この装着状態では、背側の接合片8aと腹側のサイドフラップSF、ならびに腹側の接合片8aと背側のサイドフラップSFとが互いに厚さ方向に押し付けられ、強い摩擦力が発生するとともに、背側の接合片8aに加わる張力と腹側の接合片8aに加わる張力がバランスする。よって、ずれの原因となるあらゆる方向の力に対して、これに抗するように各接合片8aの張力がバランスし、前述の強い摩擦力が維持されるため、優れたずれ防止効果が発揮される。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、背側および腹側の両方において、両サイドフラップ部SF,SFから上下二段の接合片8a,8aがそれぞれ突出されているが、図5に示すように、腹側(背側でも良い)においては接合片を一段とし、この一段の接合片を背側の上下二段の接合片間に通すように構成しても良い。
(第3の実施形態)
図6に示すように、幅方向一方側および他方側で接合片の数を異ならしめることができる。すなわち、幅方向一方側においては、背側の胴回り形成部分Bのサイドフラップ部SFから上下二段の接合片8a,8aが突出され、かつ腹側Fの胴回り形成部分Fのサイドフラップ部SFから一段の接合片8aが突出されており、幅方向他方側においては、背側の胴回り形成部分Bのサイドフラップ部SFから一段の接合片8aが突出され、かつ腹側Fの胴回り形成部分Fのサイドフラップ部SFから上下二段の接合片8a,8aが突出されている形態も可能である。
この場合、幅方向一方側においては、腹側の一段の接合片8aを背側の上下二段の接合片8a,8a間に通し、幅方向他方側においては、背側の一段の接合片8aを腹側Fの上下二段の接合片8a,8a間に通して、それぞれ背側および腹側外面に止着する。
(第4の実施形態)
図7に示すように、接合片8a、8aの間の基材シート8部分に対し、外側縁から内側に向かい、かつ水平方向に沿ってミシン目10を設けるのも好ましい形態である。紙おむつの装着の際、必要とする接合片の長さに応じてミシン目10を引き裂くことにより、装着者の胴回り寸法に合った適切な装着が可能となる。
(第5の実施形態)
ミシン目を形成する場合、ミシン目10は、図7に示されるように、外側縁から中間点Pまでの第1ミシン目区間10aは相対的にミシン目間隔を粗くした高引裂強度区間SOとし、中間点Pから内方端までの第2ミシン目区間10bは相対的にミシン目間隔を細かくした低引裂強度区間SIとすることが望ましい。この場合、意図的に第1ミシン目区間10aのミシン目を引き裂かない限り、不用意にミシン目から裂けることはなく、故意に力を加えて中間点Pまで引き裂いた場合には、残りのミシン目10bは容易に引き裂きできるようになる。具体的には、第1ミシン目区間10aの引裂強度は3〜10N、好ましくは4〜8Nとなるようにミシン目間隔を調整し、第2ミシン目区間10bの引裂強度は0.01〜6N、好ましくは0.01〜2Nとなるようにミシン目間隔を調整することが望ましい。
(第6の実施形態)
ミシン目を形成する場合、ミシン目10の内方端部分には、該内方端からの引き裂きを防止するために、C字状の切込み11を設けるのが好ましい。この切込み11はミシン目10を内方端まで引き裂いた場合に、該内方端に生ずる応力を分散させ、ミシン目10の内方端を更に超えて基材シート8が開裂されないようにするためのものである。したがって、かかる応力を分散させる目的を果たせれば、形状はC字状に拘泥されず、円形状、楕円状、三角形状等任意の形状とすることができる。
(第7の実施形態)
上記ミシン目を形成する形態では、接合片8a、8aの間のファスニングシート8部分に対し、外側縁から水平方向に沿ってミシン目10を形成したが、ミシン目10は上下の接合片8a、8aの一方側に偏心して形成してもよいし、外側縁に対して傾斜角を持って形成してもよい。
(第8の実施形態)
ミシン目を形成する場合、図8に示すように、第1ミシン目区間10aと、第2ミシン目区間10bとの中間点P部分に、引き裂き時のクッションとなる丸孔を形成するようにしてもよい。
(第9の実施形態)
ミシン目を形成する他の例としては、図9に示されるように、上下の接合片8a、8aの自由度を上げるために、中間点Pから内方端までの第2ミシン目区間10bを横V字状に分岐させて形成することもできる。この場合には各々の第2ミシン目10bの内方端にC字状の切込み11、11を形成する。このように、ミシン目を複数本形成することもできる。
(第10の実施形態)
上記形態では、接合片8aはサイドフラップSFの側縁から突出されているが、これに限られず、サイドフラップSFもしくはエンドフラップの外面もしくは内面から突出されていても良い。
(第11の実施形態)
本発明では、接合片の段数は3以上とすることもできる。しかし、あまり接合片の数を増やすと装着作業が煩雑となるため、上記各実施形態に示されるように、2段以下であるのが好ましい。
(第12の実施形態)
接合片8aの段数を2段以上とする場合、上記各形態のように1枚の基材シート8の一部として、つまり一体的に形成しても良いが、図10の従来例における接合片と同様に、各接合片を個別の基材シートで別体の部材として形成しても良い。
本発明は、紙おむつに適用できるものである。
第1の実施形態の展開状態内面側を示す平面図である。 第1の実施形態の展開状態外面側を示す平面図である。 図1のA−A断面図である。 第1の実施形態の装着状態を示す側面図である。 第2の実施形態の展開状態内面側を示す平面図である。 第3の実施形態の展開状態内面側を示す平面図である。 第4の実施形態の要部拡大平面図である。 第5の実施形態の要部拡大平面図である。 第6の実施形態の要部拡大平面図である。 従来のテープ式紙おむつの展開状態内面側を示す平面図である。
符号の説明
1…不透液性バックシート、2…透液性トップシート、3…吸収体、4…バリヤシート、6…ターゲットテープ、7…糸状弾性伸縮部材、8…基材シート、8a…接合片、9…面ファスナー、10…ミシン目、10a…第1ミシン目区間、10b…第2ミシン目区間、11…引裂止め加工。

Claims (5)

  1. 背側及び腹側のうちいずれか一方側部分における両側部の各々に、上下二段の接合片が突出されるとともに、
    背側及び腹側のうちいずれか他方側部分における両側部の各々に、接合片が突出されており、
    前記一方側部分における上下二段の接合片を、前記他方側部分の外面にそれぞれ止着するとともに、前記他方側部分における接合片を、前記一方側部分における上下二段の接合片の間を通して、前記一方側部分の外面に止着することによって、身体に装着するように構成した、
    ことを特徴とする紙おむつ。
  2. 前記他方側部分における両側部の各々に、上下二段の接合片が突出されており、
    前記他方側部分における上下二段の接合片をそれぞれ一方側部分の外面に止着し、前記一方側部分における上下二段の接合片をそれぞれ他方側部分の外面に止着するとともに、この止着の際、前記他方側部分における上下いずれか一方の接合片を、前記一方側部分における上下二段の接合片の間に通し、かつ前記一方側部分における上下いずれか他方の接合片を、前記他方側部分における上下二段の接合片の間に通すことによって、身体に装着するように構成した、請求項1記載の紙おむつ。
  3. 身体に装着する際、前記上下二段の接合片に対して、その間に通される接合片の上縁及び下縁がそれぞれ接触するように構成されている、請求項1または2記載の紙おむつ。
  4. 前記上下二段の接合片は、1枚のシートの外側縁における上下2箇所から側方にそれぞれ延在されたものであり、前記接合片間における前記外側縁から内方側までミシン目が形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の紙おむつ。
  5. 前記接合片は弾性伸縮可能なように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の紙おむつ。
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