JP3648237B2 - 使い捨て着用物品 - Google Patents

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    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/56Supporting or fastening means
    • A61F13/5622Supporting or fastening means specially adapted for diapers or the like
    • A61F13/5633Supporting or fastening means specially adapted for diapers or the like open type diaper

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排泄物を吸収、保持する使い捨て着用物品に関する。
【0002】
【従来の技術】
前胴周り域および後胴周り域と、それら胴周り域の間に位置する股下域とを有し、前後胴周り域の両側部に縦方向へ延びる係合部材が取り付けられ、それら係合部材を介して前後胴周り域の両側部が連結された使い捨て着用物品がある(特許文献1参照)。係合部材の一方は、メカニカルファスナのうちのフックであり、前胴周り域の両側部の外面に取り付けられている。係合部材の他方は、メカニカルファスナのうちのループであり、前胴周り域の両側部の内面に取り付けられている。
【0003】
保護者や介護者がこの物品を着用者に装着する手順は、以下のとおりである。保護者や介護者は、前胴周り域の側部外面に後胴周り域の側部内面を重ね合わせ、フックとループとを係合させて前後胴周り域の側部どうしを連結する。前後胴周り域が連結された物品には、胴周り開口と一対の脚周り開口とが形成される。保護者や介護者は、前後胴周り域を連結した後、着用者の両脚を胴周り開口から脚周り開口へ通し、物品を着用者の胴部に引き上げる。
【0004】
【特許文献1】
実開平6−55623号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に開示の物品は、前胴周り域の側部外面に取り付けられたフックと後胴周り域の側部内面に取り付けられたループとの係合位置が横方向へずれ、ループが物品の内側に露出した状態で物品が着用者に装着されると、後胴周り域の側部の縦方向上方部分に位置するループが着用者の腹部に接するとともに、後胴周り域の側部の縦方向下方部分に位置するループが着用者の脚部に接して着用者に不快な刺激を与える。
【0006】
この物品は、排泄物で汚れたそれを廃棄する場合、股下域を前胴周り域の外面に向かって折り曲げ、前胴周り域の側部に取り付けられたフックを股下域の外面に係合させて物品の畳まれた状態を維持し得るにしても、前胴周り域の側部を物品の内側に向かって折り曲げてフックを股下域の外面に対向させなければならず、その分手間を要する。また、前胴周り域の側部を股下域に止着したときに、フックと股下域の外面とにそれらを互いに離間させる剥離力が作用するので、フックと股下域の外面との係合が外れ易く、物品の畳まれた状態が不用意に解除されてしまう場合がある。
【0007】
本発明の目的は、着用中の不快感がなく、廃棄時に手間を要せず畳むことができる使い捨て着用物品を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明の前提は、前胴周り域および後胴周り域と、それら胴周り域の間に位置する股下域とを有し、前記前後胴周り域の両側部に縦方向へ延びる係合部材が取り付けられ、前記係合部材を介して前記前後胴周り域が連結された使い捨て着用物品である。
【0009】
前記前提における本発明の特徴は、前記係合部材が、前記前胴周り域の側部外面に取り付けられて縦方向へ所与寸法離間して並ぶ第1および第2係合部材と、前記後胴周り域の側部内面に取り付けられた第3係合部材とから構成され、前記第1係合部材が前記前胴周り域の側部の縦方向上部分に位置し、前記第2係合部材が前記前胴周り域の側部の縦方向下部分に位置するとともに、前記第3係合部材が前記後胴周り域の側部の縦方向中間部分に位置し、前記第1〜第3係合部材が縦方向へ並んだときのそれら係合部材の縦方向の合計長さ寸法が、前記前後胴周り域の側部の縦方向の長さ寸法とほぼ同一であって、前記第1〜第3係合部材によって前記前後胴周り域の側部の縦方向の長さ寸法のほぼ全体が係合し、前記第1および第2係合部材の外面と前記第3係合部材の内面とにメカニカルファスナのうちのフックが形成されていることにある。
【0010】
本発明の実施態様の一例としては、前記後胴周り域の両側部が、前記第3係合部材を介して前記股下域の所要部位の外面に止着可能である。
【0011】
本発明の実施態様の他の一例としては、前記第3係合部材の縦方向の長さ寸法が、前記第1および第2係合部材の縦方向の離間寸法とほぼ同一または前記第1および第2係合部材の縦方向の離間寸法よりもわずかに大きい。
【0012】
本発明の実施態様の他の一例としては、前記第3係合部材の縦方向の長さ寸法が、前記第1および第2係合部材の縦方向の長さ寸法よりも小さい。
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】
添付の図面を参照し、本発明に係る使い捨て着用物品の詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0015】
図1は、一例として示す着用物品1Aの斜視図であり、図3,4は、図1のII−II線端面図と、図1のIII−III線端面図とである。図1では、横方向を矢印L、縦方向を矢印Mで示し、厚み方向を矢印Nで示す。なお、アウターシート2や係合部材11,12,13、表裏面シート23,24の内面とは、着用者の肌に対向する面をいい、それらの外面とは、着用者の肌に非対向の面をいう。
【0016】
物品1Aは、その外観形状を形作る不透液性アウターシート2と、アウターシート2の内面に取り付けられた積層パネル3とから構成されている。物品1Aは、縦方向に前胴周り域4および後胴周り域6と、それら胴周り域4,6の間に位置する股下域5とを備え、前後胴周り域4,6を横方向へ延びる両端部7と、前後胴周り域4,6間を縦方向へ延びる両側部8,9,10とを有する。
【0017】
前後胴周り域4,6の両側部8,10は、縦方向の長さ寸法がほぼ同一である。前胴周り域4の両側部8には、第1および第2係合部材11,12が取り付けられ、後胴周り域6の両側部10には、第3係合部材13が取り付けられている。パネル3は、その平面形状が略矩形を呈し、前後胴周り域4,6間に延びている。
【0018】
アウターシート2は、前後胴周り域4,6と股下域5とを画成するとともに、両端部7と両側部8,9,10とを画成する。アウターシート2は、互いに重なり合う2枚の非伸縮性かつ疎水性繊維不織布14,15を接合した複合不織布から形成されている。不織布14,15は、それらの対向面が接着剤(図示せず)を介して断続的に接合されている。アウターシート2は、股下域5に延びる両側縁が物品1Aの横方向内方へ向かって弧を画き、その平面形状が実質的に砂時計型を呈する。アウターシート2には、複数条の第1および第2胴周り用弾性部材16,17と複数条の脚周り用弾性部材18とが収縮可能に取り付けられている。アウターシート2には、それら弾性部材16,17,18の収縮によって多数のギャザーが形成されている。
【0019】
第1胴周り用弾性部材16は、両端部7に位置して横方向へ延びている。第1胴周り用弾性部材16は、糸状を呈し、その複数条が縦方向へほぼ一定間隔で並んでいる。第2胴周り用弾性部材17は、第1胴周り用弾性部材16と脚周り用弾性部材18との間に位置して前後胴周り域4,6を横方向へ延びている。第2胴周り用弾性部材17は、糸状を呈し、その複数条が縦方向へほぼ一定間隔で並んでいる。脚周り用弾性部材18は、糸状を呈し、両側部8,9,10に位置して股下域5から前後胴周り域4,6に向かって縦方向へ延びている。それら弾性部材16,17,18は、アウターシート2を形成する不織布14,15の間に介在し、それら不織布14,15の対向面に断続的に固着されている。不織布14,15とそれら弾性部材16,17,18との固着時では、弾性部材16,17,18を所定の倍率に伸長させた状態にある。前後胴周り域4,6の両側部8,10は、第1および第2胴周り用弾性部材16,17によって横方向へ伸縮可能である。
【0020】
第1および第2係合部材11,12は、縦長矩形を呈し、縦方向へ所与寸法離間して並んでいる。第1および第2係合部材11,12は、前胴周り域4の側部8外面であって側部8の縦方向中央部分8bを除いた縦方向上方部分8aと縦方向下方部分8cとに取り付けられている。第1係合部材11は、側部8の縦方向上方部分8aであって側部8の側縁19およびその近傍に位置している。第1係合部材11は、その内面がアウターシート2(不織布15)の外面に固着されている。第1係合部材11は、第1および第2胴周り用弾性部材16,17の横方向両端部16a,17aに重なっている。第2係合部材12は、側部8の縦方向下方部分8cであって側部8の側縁19およびその近傍に位置している。第2係合部材12は、その内面がアウターシート2(不織布15)の外面に固着されている。第2係合部材12は、第2胴周り用弾性部材17の横方向両端部17aと脚周り用弾性部材18の縦方向端部18aとに重なっている。第1および第2係合部材11,12は、それらの外側縁11a,12aが着用者の肌に接することによる不快な刺激を防ぐため、外側縁11a,12aが側部8の側縁19の内側に位置している。第1および第2係合部材11,12の外面全体には、メカニカルファスナのうちの多数のフック20が形成されている。フック20は、それら係合部材11,12の外面から物品1Aの厚み方向へ延びている。
【0021】
第3係合部材13は、縦長矩形を呈し、後胴周り域6の側部10内面に取り付けられている。第3係合部材13は、側部10の縦方向上方部分10aと縦方向下方部分10cとを除いた縦方向中央部分10bであって側部10の側縁21およびその近傍に位置している。第3係合部材13は、その外面がアウターシート2(不織布14)の内面に固着されている。第3係合部材13は、第2胴周り用弾性部材17の横方向両端部17aに重なっている。第3係合部材13は、その外側縁13aが着用者の肌に接することによる不快な刺激を防ぐため、外側縁13aが側部10の側縁21の内側に位置している。第3係合部材13の内面全体には、メカニカルファスナのうちの多数のフック22が形成されている。フック22は、係合部材13の内面から物品1Aの厚み方向へ延びている。
【0022】
第3係合部材13は、縦方向の長さ寸法S4が第1および第2係合部材11,12の縦方向の長さ寸法S1,S2とほぼ同一であり、長さ寸法S4が第1および第2係合部材11,12の縦方向の離間寸法S3よりもわずかに大きい。第1〜第3係合部材11,12,13は、それら係合部材11,12,13が縦方向へ並んだときの係合部材11,12,13の縦方向の合計長さ寸法S5が前後胴周り域4,6の側部8,10の縦方向の長さ寸法S6とほぼ同一である(図6,7参照)。
【0023】
図4,5は、図1のIV−IV線矢視断面図と、図1のV−V線矢視断面図とである。
【0024】
パネル3は、肌当接側に位置する透液性表面シート23と、肌非当接側に位置する不透液性裏面シート24と、表裏面シート23,24の間に介在する吸液性コア25とから形成されている。パネル3は、物品1Aの着用中に排泄された排泄物を吸収、保持する。パネル3は、前後胴周り域4,6を横方向へ延びる両端部27と、前後胴周り域4,6間を縦方向へ延びる両側部28とを有する。パネル3では、それを形成する裏面シート24の外面がアウターシート2(不織布14)の内面に断続的または連続的に固着されている。パネル3の両側部27には、前後胴周り域4,6間を縦方向へ延びる一対の液抵抗性防漏シート28が取り付けられている。
【0025】
表面シート23は、親水性繊維不織布29から形成され、裏面シート24は、疎水性繊維不織布30から形成されている。コア25は、表裏面シート23,24のうちの少なくとも一方に固着されている。コア25は、粒子状や繊維状の高吸収性ポリマーとフラッフパルプとの混合物、または、粒子状や繊維状の高吸収性ポリマーとフラッフパルプと熱可塑性合成樹脂繊維との混合物であり、所定の厚みに圧縮されている。コア25は、その型崩れやポリマーの脱落を防止するため、全体がティッシュペーパーや親水性繊維不織布等の透液性シートに包被されていることが好ましい。ポリマーには、デンプン系、セルロース系、合成ポリマー系を使用することができる。
【0026】
両端部26は、コア25の端縁25aから縦方向外方へ延びる表裏面シート23,24の端部23a,24aから形成されている。両端部26では、表裏面シート23,24の端部23a,24aが互いに重なり合った状態で、それらシート23,24の内外面が固着されている。両側部27は、コア25の側縁25bから横方向外方へ延びる表裏面シート23,24の側部23b,24bから形成されている。両側部27では、表裏面シート23,24の側部23b,24bが互いに重なり合った状態で、それらシート23,24の内外面が固着されている。
【0027】
防漏シート28は、疎水性繊維不織布31から形成されている。防漏シート28は、パネル3の側部27と並行して縦方向へ延びる固定側部28aと、固定側部28aと並行して縦方向へ延びる可動部28bと、可動部28bの縦方向両側に位置する固定両端部28cとを有する。固定側部28aは、アウターシート2と裏面シート24との間に介在し、アウターシート2(不織布14)の内面と裏面シート24の外面とに固着されている。可動部28bの上方には、縦方向へ延びる伸縮性弾性部材32が収縮可能に取り付けられている。弾性部材32は、糸状を呈し、可動部28bの一部に覆われた状態で、可動部28bに固着されている。固定両端部28cは、パネル3の両端部26に位置し、物品1Aの横方向内方へ倒伏した状態で表面シート23の外面に固着されている。防漏シート28では、物品1Aがパネル3を内側にして縦方向へ湾曲すると、弾性部材32が収縮して可動部28bが表面シート23の上方へ起立し、可動部28bが排泄物に対する障壁を形成する。
【0028】
図6,7は、着用状態で示す図1の物品1Aの斜視図と、図6のVII−VII線端面図とであり、図8は、廃棄するために畳まれた図1の物品1Aの斜視図である。図6では、横方向を矢印L、縦方向を矢印Mで示し、後胴周り域6の両側部10を前胴周り域4の横方向中央の側に移動させた状態を二点鎖線で示す。
【0029】
保護者や介護者が着用者に物品1Aを装着する手順は、以下のとおりである。保護者や介護者は、後胴周り域6の側部10内面を前胴周り域4の側部8外面に重ね合わせ、後胴周り域6の側部10を前胴周り域4の側部8に押し付ける。側部10を側部8に押し付けると、フック20がアウターシート2を形成する不織布14の繊維に引っ掛かかり、第1および第2係合部材11,12が後胴周り域6の側部10内面に係合するとともに、フック22がアウターシート2を形成する不織布15の繊維に引っ掛かかり、第3係合部材13が前胴周り域4の側部8外面に係合し、それら胴周り域4,6の側部8,10どうしを連結することができる。前後胴周り域4,6が連結された物品1Aには、胴周り開口33と一対の脚周り開口34とが形成される。保護者や介護者は、前後胴周り域4,6を連結した後、着用者の両脚を胴周り開口33から脚周り開口34へ通し、物品1Aを着用者の胴部に引き上げる。
【0030】
物品1Aは、第3係合部材13が後胴周り域6の側部10の縦方向上方部分10aと縦方向下方部分10cとに存在しないので、それら胴周り域4,6の側部8,10の連結位置が横方向へずれたとしても、側部10の縦方向上方部分10aと縦方向下方部分10cとにおいて第3係合部材13が物品1Aの内側に露出することはない。物品1Aは、側部10の縦方向上方部分10aと縦方向下方部分10cとが着用者の腹部と脚部とに接したとしても、そこにフック22が存在せず、そこに位置するアウターシート2が腹部と脚部とに接するだけなので、着用者の肌に不快な刺激を与えることはない。
【0031】
物品1Aは、図6,7に示すように、第1〜第3係合部材11,12,13が縦方向へほぼ直線状に並んだときに、それら係合部材11,12,13どうしの間(縦方向へ直線状に並ぶ第1係合部材11と第3係合部材13との間、縦方向へ直線状に並ぶ第2係合部材12と第3係合部材13との間)に係合部材11,12,13が存在しない非存在部位が生じることはなく、それら係合部材11,12,13の間に非存在部位が生じる場合と比較し、それら胴周り域4,6の側部8,10どうしの連結が解除され難い。
【0032】
物品1Aは、それら係合部材11,12,13の縦方向の合計長さ寸法S5が前後胴周り域4,6の側部8,10の縦方向の長さ寸法S6とほぼ同一であるので、それら係合部材11,12,13を前胴周り域4の外面や後胴周り域6の内面に係合させたときに、前後胴周り域4,6の側部8,10の縦方向の長さ寸法S6のほぼ全体を係合させることができ、それら胴周り域4,6の側部8,10どうしを確実に連結させることができる。
【0033】
保護者や介護者は、前後胴周り域4,6による着用者の胴部の締め付けが不十分である
場合、着用者に物品1Aを装着した状態のまま前後胴周り域4,6の側部8,10どうしの連結を解除し、後胴周り域6の側部10を矢印L1で示す前胴周り域4の横方向中央へ向かって引っ張り、後胴周り域6の側部10内面を前胴周り域4の所要部位外面に重ね合わせ、それら係合部材11,12,13を介して再び前後胴周り域4,6を連結する。
【0034】
物品1Aは、それを着用者に装着した後、図6に二点鎖線で示すように、それら係合部材11,12,13を介して再び前胴周り域4と後胴周り域6とを連結することができるので、着用者の胴周り寸法に合わせて物品1Aの胴周り寸法S7を調節することができ、前後胴周り域4,6による着用者の胴部の締め付け具合を代えることができる。ゆえに、物品1Aは、着用者の胴周り寸法の如何に拘わらず、着用者の胴部を十分に締め付けることができ、着用中における物品1Aのずれ下がりを防ぐことができる。
【0035】
物品1Aは、第1および第2係合部材11,12が第1および第2胴周り用弾性部材16,17の横方向両端部16a,17a上と脚周り用弾性部材18の縦方向端部18a上とに位置し、第3係合部材13が第2胴周り用弾性部材17の横方向両端部17a上に位置しているので、後胴周り域6の側部10を前胴周り域4の横方向中央へ向かって引っ張り、後胴周り域4の側部10内面を前胴周り域4の所要部位外面に連結したときに、弾性部材16,17が横方向へ引っ張られて伸長するとともに、弾性部材18が縦方向へ引っ張られて伸長し、それら弾性部材16,17,18の収縮力を十分に利用して着用者の胴部と脚部とを締め付けることができる。
【0036】
排泄物で汚れた物品1Aを廃棄する一例は、以下のとおりである。保護者や介護者は、前胴周り域4と後胴周り域6との連結を解除し、着用者から物品1Aを脱がせた後、物品1Aの股下域5を前胴周り域4の外面に向かって折り曲げ、後胴周り域6の両側部10を股下域5の横方向中央へ向かって引っ張り、後胴周り域6の側部10を股下域5の外面に押し付ける。側部10を股下域5に押し付けると、フック22がアウターシート2を形成する不織布15の繊維に引っ掛かり、第3係合部材13を介して後胴周り域6の側部10を股下域5の外面に止着することができる。
【0037】
物品1Aは、図8に示すように、第3係合部材13によって物品1Aの畳まれた状態が
維持されるので、物品1Aを畳んだ状態のまま廃棄することができる。物品1Aは、第3係合部材13によって胴周り開口33と脚周り開口34との閉じた状態が維持されるので、排泄物が胴周り開口33や脚周り開口34から物品1Aの外側に漏出したり、排泄物の臭気が胴周り開口33や脚周り開口34から物品1Aの外側に漏れることはない。
【0038】
物品1Aは、後胴周り域6の両側部10を物品1Aの内側に向かって折り曲げる必要はなく、第3係合部材13が股下域5の外面に対向するので、側部10をそのまま股下域5の外面に押し付ければよく、廃棄時に手間を要せずに物品1Aを畳むことができる。物品1Aは、それが畳まれたときに、後胴周り域6の側部10と股下域5の外面とに剥離力が作用することはなく、第3係合部材13が股下域5の外面から外れ難く、物品1Aの畳まれた状態が不用意に解除されてしまうことはない。
【0039】
図9は、他の一例として示す着用物品1Bの斜視図であり、図10,11は、図9のX−X線端面図と、図9のXI−XI線端面図とである。図9では、横方向を矢印L、縦方向を矢印Mで示し、厚み方向を矢印Nで示す。
【0040】
物品1Bは、不透液性アウターシート2と、アウターシート2の内面に取り付けられた積層パネル3とから構成されている。物品1Bは、縦方向に前後胴周り域4,6と、それら胴周り域4,6の間に位置する股下域5とを備え、横方向へ延びる両端部7と、縦方向へ延びる両側部8,9,10とを有する。前後胴周り域4,6の両側部8,10は、縦方向の長さ寸法がほぼ同一である。前胴周り域4の両側部8には、第1および第2係合部材11,12が取り付けられ、後胴周り域6の両側部10には、第3係合部材13が取り付けられている。パネル3は、前後胴周り域4,6間に延びている。
【0041】
アウターシート2は、前後胴周り域4,6と股下域5とを画成するとともに、両端部7と両側部8,9,10とを画成する。アウターシート2は、互いに重なり合う2枚の伸縮性かつ疎水性繊維不織布35,36を接合した伸縮性複合不織布から形成されている。不織布35,36は、それらの対向面が接着剤(図示せず)を介して断続的に接合されている。アウターシート2は、股下域5に延びる両側縁が物品1Bの横方向内方へ向かって弧を画き、その平面形状が実質的に砂時計型を呈する。アウターシート2には、胴周り用弾
性部材37と複数条の脚周り用弾性部材18とが収縮可能に取り付けられている。
【0042】
胴周り用弾性部材37は、帯状を呈し、両端部7に位置して横方向へ延びている。脚周り用弾性部材18は、糸状を呈し、両側部8,9,10に位置して縦方向へ延びている。それら弾性部材18,37は、アウターシート2を形成する不織布35,36の間に介在し、それら不織布35,36の対向面に断続的に固着されている。不織布35,36とそれら弾性部材18,37との固着時では、弾性部材18,37を所定の倍率に伸長させた状態にある。前後胴周り域4,6の両側部8,10は、アウターシート2の伸縮性によって縦方向と横方向とのうちの少なくとも横方向へ伸縮可能である。
【0043】
第1および第2係合部材11,12は、縦長矩形を呈し、前胴周り域4の側部8外面に取り付けられて縦方向へ所与寸法離間して並んでいる。第1係合部材11は、側部8の縦方向上方部分8aであって側部8の側縁19およびその近傍に位置し、その内面がアウターシート2(不織布36)の外面に固着されている。第2係合部材12は、側部8の縦方向下方部分8cであって側部8の側縁19およびその近傍に位置し、その内面がアウターシート2(不織布36)の外面に固着されている。第1および第2係合部材11,12は、それらの外側縁11a,12aが側部8の側縁19の内側に位置している。第1および第2係合部材11,12の外面全体には、物品1Bの厚み方向へ延びる多数のフック20が形成されている。
【0044】
第3係合部材13は、縦長矩形を呈し、後胴周り域6の側部10内面に取り付けられている。第3係合部材13は、側部10の縦方向中央部分10bであって側部10の側縁21およびその近傍に位置し、その外面がアウターシート2(不織布35)の内面に固着されている。第3係合部材13は、その外側縁13aが側部10の側縁21の内側に位置している。第3係合部材13の内面全体には、物品1Bの厚み方向へ延びる多数のフック22が形成されている。第3係合部材13は、その縦方向の長さ寸法S4が第1および第2係合部材11,12の縦方向の長さ寸法S1,S2よりも小さく、長さ寸法S4が第1および第2係合部材11,12の縦方向の離間寸法S3とほぼ同一である。第1〜第3係合部材11,12,13は、それら係合部材11,12,13が縦方向へ並んだときの係合部材11,12,13の縦方向の合計長さ寸法S5が前後胴周り域4,6の側部8,10の縦方向の長さ寸法S6とほぼ同一である(図14,15参照)。
【0045】
図12,13は、図8のXII−XII線矢視断面図と、図8のXIII−XIII線矢視断面図とである。
【0046】
パネル3は、透液性表面シート23および不透液性裏面シート24と、表裏面シート23,24の間に介在してそれらシート23,24のうちの少なくとも一方に接合された吸液性コア25とから形成されている。パネル3は、排泄物を吸収、保持する。パネル3は、その平面形状が略矩形を呈し、前後胴周り域4,6間に延びている。パネル3は、横方向へ延びる両端部26と、縦方向へ延びる両側部27とを有する。パネル3では、裏面シート24の外面がアウターシート2(不織布35)の内面に断続的または連続的に固着されている。パネル3の両側部26には、縦方向へ延びる一対の液抵抗性防漏シート28が取り付けられている。表裏面シート23,24は、図1のそれらと同一の親水性繊維不織布29および疎水性繊維不織布30から形成されている。コア25は、図1のそれと同一である。
【0047】
両端部26は、コア25の端縁25aから縦方向外方へ延びる表裏面シート23,24の端部23a,24aから形成されている。両端部26では、表裏面シート23,24の端部23a,24aが互いに重なり合った状態で固着されている。両側部27は、コア25の側縁25bから横方向外方へ延びる表裏面シート23,24の側部23b,24bから形成されている。両側部27では、表裏面シート23,24の側部23b,24bが互いに重なり合った状態で固着されている。
【0048】
防漏シート28は、図1のそれと同一の疎水性繊維不織布31から形成されている。防漏シート28は、縦方向へ延びる固定側部28aと、縦方向へ延びる可動部28bと、可動部28bの縦方向両側に位置する固定両端部28cとを有する。固定側部28aは、アウターシート2と裏面シート24との間に介在し、アウターシート2(不織布35)の内面と裏面シート24の外面とに固着されている。可動部28bには、縦方向へ延びる伸縮性弾性部材32が収縮可能に取り付けられている。可動部28bは、弾性部材32の収縮によって表面シート23の上方へ起立し、排泄物に対する障壁を形成する。固定両端部28cは、パネル3の両端部26に位置し、物品1Bの横方向内方へ倒伏した状態で表面シート23の外面に固着されている。
【0049】
図14,15は、着用状態で示す図9の物品1Bの斜視図と、図14のXV−XV線端面図とである。図14では、横方向を矢印L、縦方向を矢印Mで示し、後胴周り域6の両側部10を前胴周り域4の横方向中央の側に移動させた状態を二点鎖線で示す。この物品1Bの装着手順と廃棄手順とは、図1のそれらと同一であり、それらの説明は省略する。
【0050】
物品1Bでは、フック20がアウターシート2を形成する不織布35の繊維に引っ掛かかり、第1および第2係合部材11,12が後胴周り域6の側部10内面に係合するとともに、フック22がアウターシート2を形成する不織布36の繊維に引っ掛かかり、第3係合部材13が前胴周り域4の側部8外面に係合し、それら胴周り域4,6の側部8,10どうしが連結される。
【0051】
物品1Bは、第3係合部材13が後胴周り域6の側部10の縦方向上方部分10aと縦方向下方部分10cとに存在しないので、それら胴周り域4,6の側部8,10の連結位置が横方向へずれたとしても、側部10の縦方向上方部分10aと縦方向下方部分10cとにおいて第3係合部材13が物品1Bの内側に露出することはない。物品1Bは、側部10の縦方向上方部分10aと縦方向下方部分10cとが着用者の腹部と脚部とに接したとしても、そこにフック22が存在せず、そこに位置するアウターシート2が腹部と脚部とに接するだけなので、着用者の肌に不快な刺激を与えることはない。物品1Bは、第3係合部材13の長さ寸法S4が第1および第2係合部材11,12のそれよりも小さく、図1の物品1と比較し、第3係合部材13が着用者の肌に当接することを確実に防ぐことができる。
【0052】
物品1Bは、図14,15に示すように、第1〜第3係合部材11,12,13が縦方向へほぼ直線状に並んだときに、それら係合部材11,12,13の間に係合部材11,12,13が存在しない非存在部位が生じることはなく、それら係合部材11,12,13の間に非存在部位が生じる場合と比較し、それら胴周り域4,6の側部8,10どうしの連結が解除され難い。
【0053】
物品1Bは、第1〜第3係合部材11,12,13の縦方向の合計長さ寸法S5が前後胴周り域4,6の側部8,10の縦方向の長さ寸法S6とほぼ同一であるので、それら係合部材11,12,13を前胴周り域4の外面や後胴周り域6の内面に係合させたときに、前後胴周り域4,6の側部8,10の縦方向の長さ寸法S6のほぼ全体を係合させることができ、前後胴周り域4,6の側部8,10どうしを確実に連結させることができる。
【0054】
物品1Bは、着用者にそれを装着した状態のまま前後胴周り域4,6の側部8,10どうしの連結を解除し、後胴周り域4の側部10を矢印L1で示す前胴周り域4の横方向中央へ向かって引っ張り、後胴周り域6の側部10内面を前胴周り域4の所要部位外面に重ね合わせ、それら係合部材11,12,13を介して再び前後胴周り域4,6を連結することができる。
【0055】
物品1Bは、それを着用者に装着した後、図14に二点鎖線で示すように、それら係合部材11,12,13を介して再び前胴周り域4と後胴周り域6とを連結することができるので、着用者の胴周り寸法に合わせて物品1Bの胴周り寸法S7を調節することができ、物品1Bによる着用者の胴部の締め付け具合を代えることができる。物品1Bは、着用者の胴周り寸法の如何に拘わらず、着用者の胴部を十分に締め付けることができ、着用中における物品1Bのずれ下がりを防ぐことができる。
【0056】
物品1Bは、その股下域5を前胴周り域4の外面に向かって折り曲げ、後胴周り域6の両側部10を股下域5の横方向中央へ向かって引っ張り、後胴周り域6の側部10を股下域5の外面に押し付ける。側部10を股下域5に押し付けると、フック22がアウターシート2を形成する不織布36の繊維に引っ掛かり、第3係合部材13を介して後胴周り域6の側部10を股下域5の外面に止着することができる。
【0057】
物品1Bは、図8のそれと同様に、後胴周り域6の側部10を股下域5の外面に連結してそれを畳むことができ、第3係合部材13によって物品1Bの畳まれた状態が維持されるので、物品1Bを畳んだ状態のまま廃棄することができる。物品1Bは、係合部材13によって胴周り開口33と脚周り開口34との閉じた状態が維持されるので、排泄物が胴周り開口33や脚周り開口34から物品1Bの外側に漏出したり、排泄物の臭気が胴周り開口33や脚周り開口34から物品1Bの外側に漏れることはない。
【0058】
物品1Bは、後胴周り域6の両側部10を物品1Bの内側に向かって折り曲げる必要はなく、第3係合部材13が股下域5の外面に対向するので、側部10をそのまま股下域5に押し付ければよく、廃棄時に手間を要せずに物品1Bを畳むことができる。物品1Bは、それが畳まれたときに、後胴周り域6の側部10と股下域5の外面とに剪断力が作用するので、第3係合部材13が股下域5の外面から外れ難く、物品1Bの畳まれた状態が不用意に解除されてしまうことはない。
【0059】
表面シート23には、親水性繊維不織布の他に、多数の開孔を有する疎水性繊維不織布を使用することができる。アウターシート2や裏面シート24、防漏シート28には、高い耐水性を有するメルトブローン法による繊維不織布の少なくとも片面に、高い強度と良好な柔軟性とを有するスパンボンド法による繊維不織布をラミネートした複合不織布(SM不織布、SMS不織布)を使用することもできる。
【0060】
繊維不織布には、スパンレース、ニードルパンチ、メルトブローン、サーマルボンド、スパンポンド、ケミカルボンドの各製法により製造された不織布を使用することができる。親水性繊維不織布は、親水化処理が施された合成繊維、半合成繊維、再生繊維のうちのいずれか、または、それら繊維を混合した複合繊維から作ることができる。疎水性繊維不織布は、合成繊維から作ることができる。疎水性繊維不織布には、撥水処理が施された半合成繊維や再生繊維が含まれていてもよい。合成繊維には、特に限定はないが、ポリエステル系、ポリアクリロニトリル系、ポリ塩化ビニル系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリスチレン系を使用することができる。合成繊維には、芯鞘型複合繊維、並列型複合繊維、異型中空繊維、微多孔繊維、接合型複合繊維を使用することもできる。
【0061】
図9のアウターシート2を形成する伸縮性繊維不織布35,36には、メルトブローンやスパンボンドの各製法により製造されたものを使用することができる。伸縮性繊維不織布35,36の構成繊維には、熱可塑性エラストマー樹脂を溶融、紡糸した伸縮性繊維を使用することができる。アウターシート2には、熱可塑性エラストマー樹脂繊維からなる伸縮性かつ疎水性繊維不織布の少なくとも片面に、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステルのいずれかの熱可塑性合成樹脂を溶融、紡糸した捲縮繊維からなる疎水性繊維不織布を重ね合わせた複合不織布を使用することもできる。
【0062】
シート2,23,24,28どうしの固着、シート23,24に対するコア25の接合、シート2,28に対する弾性部材16,17,18,32の固着には、接着剤を使用することができる。接着剤は、アウターシート2や表裏面シート23,24、防漏シート28にスパイラル状や波状、ジグザグ状、ドット状、縞状のうちのいずれかの態様で塗布されていることが好ましい。接着剤をそれらの態様でアウターシート2や表裏面シート23,24、防漏シート28に塗布すると、それらシート2,23,24,28どうしが断続的に固着され、コア25がシート23,24に断続的に固着されるとともに、弾性部材16,17,18,32がシート2,28に断続的に固着される。アウターシート2と係合部材11,12,13との固着には、接着剤、または、ソニックシールやヒートシールの熱による融着手段を利用することができる。接着剤には、ホットメルト型接着剤やアクリル系接着剤、ゴム系接着剤のいずれかを使用することができる。
【0063】
アウターシート2と係合部材11,12,13とを接着剤によって固着する場合、アウターシート2を形成する不織布14,15,35,36は、それに含まれる仕上げ用油剤の溶剤抽出法(JIS L 1015 7.22)に準じて測定した含有率が不織布14,15,35,36を構成する繊維重量当たり0.04wt以下であることが好ましい。仕上げ用油剤の含有率が繊維重量当たり0.04wtを超過すると、時間の経過とともに仕上げ用油剤が接着剤の接着力を次第に低下させ、アウターシート2に対する係合部材11,12,13の接着強度が低下して係合部材11,12,13がアウターシート2から剥離してしまう場合がある。仕上げ用油剤の含有率が繊維重量当たり0.04wt以下であると、接着剤の接着力の低下を防ぐことができ、物品1A,1Bを長期間放置したとしても、アウターシート2に対する係合部材11,12,13の接着強度の低下を防ぐことができる。仕上げ用油剤には、アニオン系や非イオン系、カチオン系、両性系のいずれかの界面活性剤、または、それら界面活性剤を混合したものが使用される。アニオン系や非イオン系の界面活性剤では、それらを繊維に付着し易くするため、それら界面活性剤に油脂ろう、脂肪酸、高級アルコール、鉱物油、硬化油のいずれかを混合する場合がある。
【0064】
【発明の効果】
本発明にかかる使い捨て着用物品によれば、第3係合部材が後胴周り域の側部の縦方向上方部分と縦方向下方部分とに存在しないので、それら胴周り域の側部の連結位置が横方向へずれたとしても、第3係合部材が後胴周り域の側部の縦方向上方部分と縦方向下方部分とにおいて物品の内側に露出することはない。この物品は、後胴周り域の側部の縦方向上方部分と縦方向下方部分とが着用者の腹部と脚部とに接したとしても、そこにフックが存在せず、フックが腹部と脚部とに接することがないので、着用者の肌に不快な刺激を与えることはない。
【0065】
この物品は、それを着用者に装着した後、第1〜第3係合部材を介して再び前胴周り域と後胴周り域とを連結することができるので、着用者の胴周り寸法に合わせて物品の胴周り寸法を調節することができ、物品による着用者の胴部の締め付け具合を代えることができる。この物品は、着用者の胴周り寸法の如何に拘わらず、着用者の胴部を十分に締め付けることができ、着用中における物品のずれ下がりを防ぐことができる。
【0066】
後胴周り域の両側部が第3係合部材を介して股下域の所要部位の外面に止着可能な物品は、第3係合部材を介して後胴周り域の両側部を股下域の所要部位に止着することで、物品の畳まれた状態が維持されるので、物品を畳んだ状態のまま廃棄することができる。この物品は、後胴周り域の両側部を物品の内側に向かって折り曲げる必要はなく、側部をそのまま股下域に押し付ければよいので、廃棄時に手間を要することなく物品を畳むことができる。この物品は、それが畳まれたときに、後胴周り域の側部と股下域の外面とに剥離力が作用することはなく、物品の畳まれた状態が不用意に解除されてしまうことはない。
【0067】
第3係合部材の縦方向の長さ寸法が第1および第2係合部材の縦方向の離間寸法とほぼ同一または第1および第2係合部材の縦方向の離間寸法よりもわずかに大きい物品では、それら係合部材どうしの間に係合部材が存在しない非存在部位が生じることはなく、それら胴周り域の側部どうしの連結が解除され難い。
【0068】
第3係合部材の縦方向の長さ寸法が第1および第2係合部材の縦方向の長さ寸法よりも小さい物品では、第3係合部材が着用者の肌に当接することを確実に防ぐことができる。
【0069】
第1〜第3係合部材を縦方向へ並べたときのそれら係合部材の縦方向の合計長さ寸法が前後胴周り域の側部の縦方向の長さ寸法とほぼ同一である物品では、それら係合部材を後胴周り域の内面や前胴周り域の外面に係合させたときに、前後胴周り域の側部の縦方向の長さ寸法のほぼ全体を係合させることができ、前後胴周り域の側部どうしを確実に連結させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一例として示す着用物品の斜視図。
【図2】 図1のII−II線端面図。
【図3】 図1のIII−III線端面図。
【図4】 図1のIV−IV線矢視断面図。
【図5】 図1のV−V線矢視断面図。
【図6】 着用状態で示す図1の物品の斜視図。
【図7】 図6のVII−VI線端面図。
【図8】 廃棄するために畳まれた図1の物品の斜視図。
【図9】 他の一例として示す着用物品の斜視図。
【図10】 図9のX−X線端面図。
【図11】 図9のXI−XI線端面図。
【図12】 図9のXII−XII線矢視断面図。
【図13】 図9のXIII−XIII線矢視断面図。
【図14】 着用状態で示す図9の物品の斜視図。
【図15】 図14のXV−XV線端面図。
【符号の説明】
1A 使い捨て着用物品
1B 使い捨て着用物品
2 不透液性アウターシート
3 積層パネル
4 前胴周り域
5 股下域
6 後胴周り域
7 両端部
8 両側部
8a 縦方向上方部分
8b 縦方向中央部分
8c 縦方向下方部分
9 両側部
10 両側部
10a 縦方向上方部分
10b 縦方向中央部分
10c 縦方向下方部分
11 第1係合部材
11a 外側縁
12 第2係合部材
12a 外側縁
13 第3係合部材
13a 外側縁
14 疎水性繊維不織布
15 疎水性繊維不織布
16 第1胴周り用弾性部材
16a 横方向両端部
17 第2胴周り用弾性部材
17a 横方向両端部
18 脚周り用弾性部材
18a 縦方向端部
19 側縁
20 フック
21 側縁
22 フック
23 透液性表面シート
24 不透液性裏面シート
25 吸液性コア
28 液抵抗性防漏シート
29 親水性繊維不織布
30 疎水性繊維不織布
35 伸縮性繊維不織布
36 伸縮性繊維不織布
S1 長さ寸法
S2 長さ寸法
S3 離間寸法
S4 長さ寸法
S5 合計長さ寸法
S6 長さ寸法

Claims (4)

  1. 前胴周り域および後胴周り域と、それら胴周り域の間に位置する股下域とを有し、前記前後胴周り域の両側部に縦方向へ延びる係合部材が取り付けられ、前記係合部材を介して前記前後胴周り域が連結された使い捨て着用物品において、
    前記係合部材が、前記前胴周り域の側部外面に取り付けられて縦方向へ所与寸法離間して並ぶ第1および第2係合部材と、前記後胴周り域の側部内面に取り付けられた第3係合部材とから構成され
    記第1係合部材が前記前胴周り域の側部の縦方向上方部分に位置し、前記第2係合部材が前記前胴周り域の側部の縦方向下方部分に位置するとともに、前記第3係合部材が前記後胴周り域の側部の縦方向中央部分に位置し、前記第1〜第3係合部材が縦方向へ並んだときのそれら係合部材の縦方向の合計長さ寸法が、前記前後胴周り域の側部の縦方向の長さ寸法とほぼ同一であって、前記第1〜第3係合部材によって前記前後胴周り域の側部の縦方向の長さ寸法のほぼ全体が係合し、前記第1および第2係合部材の外面と前記第3係合部材の内面とにメカニカルファスナのうちのフックが形成されていることを特徴とする前記物品。
  2. 前記後胴周り域の両側部が、前記第3係合部材を介して前記股下域の所要部位の外面に止着可能である請求項1記載の物品。
  3. 前記第3係合部材の縦方向の長さ寸法が、前記第1および第2係合部材の縦方向の離間寸法とほぼ同一または前記第1および第2係合部材の縦方向の離間寸法よりもわずかに大きい請求項1または請求項2に記載の物品。
  4. 前記第3係合部材の縦方向の長さ寸法が、前記第1および第2係合部材の縦方向の長さ寸法よりも小さい請求項1ないし請求項3いずれかに記載の物品。
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