JP3313293B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents
使い捨ておむつInfo
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- JP3313293B2 JP3313293B2 JP32502796A JP32502796A JP3313293B2 JP 3313293 B2 JP3313293 B2 JP 3313293B2 JP 32502796 A JP32502796 A JP 32502796A JP 32502796 A JP32502796 A JP 32502796A JP 3313293 B2 JP3313293 B2 JP 3313293B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fastening
- area
- edge
- diaper
- side edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F13/00—Bandages or dressings; Absorbent pads
- A61F13/15—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
- A61F13/56—Supporting or fastening means
- A61F13/62—Mechanical fastening means, ; Fabric strip fastener elements, e.g. hook and loop
- A61F13/622—Fabric strip fastener elements, e.g. hook and loop
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F13/00—Bandages or dressings; Absorbent pads
- A61F13/15—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
- A61F13/56—Supporting or fastening means
- A61F13/58—Adhesive tab fastener elements
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、前後胴周り側縁
部が係脱可能な使い捨ておむつに関する。
部が係脱可能な使い捨ておむつに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、前胴周り域と後胴周り域の各側縁
部を互いに重ね合わせ、各側縁部に形成された止着部
（ファスナ）でそれら側縁部を脱離可能に係合させて着
用する使い捨ておむつは、開放型の使い捨ておむつとし
て周知である。例えば、実開平３−１０７９１７号公報
に開示の使い捨ておむつでは、前胴周り域の左右各側縁
部の上部と下部とにそれぞれ１つずつテープファスナが
配設されている。かかるおむつでは、前後胴周り域の側
縁部を上下方向で広く係合させることができるから、フ
ァスナが上下どちらかだけの場合よりも身体に対するお
むつの密着性が向上する。
部を互いに重ね合わせ、各側縁部に形成された止着部
（ファスナ）でそれら側縁部を脱離可能に係合させて着
用する使い捨ておむつは、開放型の使い捨ておむつとし
て周知である。例えば、実開平３−１０７９１７号公報
に開示の使い捨ておむつでは、前胴周り域の左右各側縁
部の上部と下部とにそれぞれ１つずつテープファスナが
配設されている。かかるおむつでは、前後胴周り域の側
縁部を上下方向で広く係合させることができるから、フ
ァスナが上下どちらかだけの場合よりも身体に対するお
むつの密着性が向上する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例のようにフ
ァスナが上下に離間して存在するおむつを介護者らが乳
幼児等に着用させるには、ファスナを一つずつ順に止め
なければならず、その操作が煩わしいという場合があ
る。
ァスナが上下に離間して存在するおむつを介護者らが乳
幼児等に着用させるには、ファスナを一つずつ順に止め
なければならず、その操作が煩わしいという場合があ
る。
【０００４】そこで、この発明は、使い捨ておむつにお
いて、上下に離間して形成された止着部を一回の操作で
同時に、しかも介護者らがその指をファスナの係合面に
触れることなく止着できるようにすることを課題にして
いる。
いて、上下に離間して形成された止着部を一回の操作で
同時に、しかも介護者らがその指をファスナの係合面に
触れることなく止着できるようにすることを課題にして
いる。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明が前提とするのは、透液性表面シートと、
不透液性裏面シートと、これら両シート間に介在する吸
液性コアとによって構成され、前後の長手方向に前胴周
り域と、後胴周り域と、これら両域間に位置する股下域
とを有し、前記前後胴周りそれぞれの側縁部を重ね合わ
せ、互いの側縁部に形成された止着部を脱離可能に係合
させて着用する使い捨ておむつである。
に、この発明が前提とするのは、透液性表面シートと、
不透液性裏面シートと、これら両シート間に介在する吸
液性コアとによって構成され、前後の長手方向に前胴周
り域と、後胴周り域と、これら両域間に位置する股下域
とを有し、前記前後胴周りそれぞれの側縁部を重ね合わ
せ、互いの側縁部に形成された止着部を脱離可能に係合
させて着用する使い捨ておむつである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】かかる前提において、こ
の発明が特徴とするところは、前記止着部のうち、重ね
合わせたときに外側となる前記側縁部の内面に形成され
た止着部が、止着上部と止着下部とから形成され、前記
止着上部と前記止着下部とが、前記おむつを左右に二分
する中心線寄りに位置して該止着部の一部を形成する止
着中間部を介してつながり、前記側縁部の外側縁寄りに
位置する前記止着中間部の外側縁が、前記止着上下部の
外側縁から少なくとも５ｍｍ内方へ湾曲し、上下方向の
最大寸法が１０〜３０ｍｍの範囲にある非止着性の摘持
域が、前記側縁部の外側縁と前記止着中間部の外側縁と
の間に形成され、前記止着部を囲む幅２〜１０ｍｍの範
囲の第１の周辺域と前記摘持域とからなる領域のハンド
ルオメーター法による剛性値が１〜５０ｇであること、
にある。
の発明が特徴とするところは、前記止着部のうち、重ね
合わせたときに外側となる前記側縁部の内面に形成され
た止着部が、止着上部と止着下部とから形成され、前記
止着上部と前記止着下部とが、前記おむつを左右に二分
する中心線寄りに位置して該止着部の一部を形成する止
着中間部を介してつながり、前記側縁部の外側縁寄りに
位置する前記止着中間部の外側縁が、前記止着上下部の
外側縁から少なくとも５ｍｍ内方へ湾曲し、上下方向の
最大寸法が１０〜３０ｍｍの範囲にある非止着性の摘持
域が、前記側縁部の外側縁と前記止着中間部の外側縁と
の間に形成され、前記止着部を囲む幅２〜１０ｍｍの範
囲の第１の周辺域と前記摘持域とからなる領域のハンド
ルオメーター法による剛性値が１〜５０ｇであること、
にある。
【０００７】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照し、この発明に
係る使い捨ておむつの詳細を説明すると、以下のとおり
である。
係る使い捨ておむつの詳細を説明すると、以下のとおり
である。
【０００８】図１に部分破断斜視図で示された使い捨て
おむつは開放型のものであって、透液性表面シート２
と、不透液性裏面シート３と、これら両シート２，３間
に介在する吸液性コア４とによって構成され、前後の長
手方向に前胴周り域６と、後胴周り域７と、これら両域
６，７間に位置する股下域８とを有する。表裏面シート
２，３は、コア４の周縁から延出して重なり合い、互い
に接合して前後胴周り域６，７の端縁部フラップ１１，
１２，側縁部フラップ１３，１４，および股下域８の脚
周りフラップ１６を形成している。後胴周り域７の端縁
部フラップ１２と股下域８の各脚周りフラップ１６とに
おいては、胴周り弾性部材１７と脚周り弾性部材１８と
が表裏面シート２，３間に位置し、少なくとも一方のシ
ートの内面に伸長状態で接合している。前胴周り域６の
側縁部フラップ１３には、裏面シート３の外面に商品名
マジックテープやベルクロで知られるメカニカルファス
ナの雌部材２１（止着部）が取り付けられ、後胴周り域
７の側縁部フラップ１４には、その内面にメカニカルフ
ァスナの雄部材２２（止着部）が取り付けられている。
おむつを着用するときには、後胴周り域７の側縁部フラ
ップ１４を、それが外側となるように矢印Ｙ方向から前
胴周り域６の側縁部フラップ１３に重ね合わせ、雌雄の
部材２１と２２とを係合させる。
おむつは開放型のものであって、透液性表面シート２
と、不透液性裏面シート３と、これら両シート２，３間
に介在する吸液性コア４とによって構成され、前後の長
手方向に前胴周り域６と、後胴周り域７と、これら両域
６，７間に位置する股下域８とを有する。表裏面シート
２，３は、コア４の周縁から延出して重なり合い、互い
に接合して前後胴周り域６，７の端縁部フラップ１１，
１２，側縁部フラップ１３，１４，および股下域８の脚
周りフラップ１６を形成している。後胴周り域７の端縁
部フラップ１２と股下域８の各脚周りフラップ１６とに
おいては、胴周り弾性部材１７と脚周り弾性部材１８と
が表裏面シート２，３間に位置し、少なくとも一方のシ
ートの内面に伸長状態で接合している。前胴周り域６の
側縁部フラップ１３には、裏面シート３の外面に商品名
マジックテープやベルクロで知られるメカニカルファス
ナの雌部材２１（止着部）が取り付けられ、後胴周り域
７の側縁部フラップ１４には、その内面にメカニカルフ
ァスナの雄部材２２（止着部）が取り付けられている。
おむつを着用するときには、後胴周り域７の側縁部フラ
ップ１４を、それが外側となるように矢印Ｙ方向から前
胴周り域６の側縁部フラップ１３に重ね合わせ、雌雄の
部材２１と２２とを係合させる。
【０００９】後胴周り域７の側縁部フラップ１４におい
ては、表面シート２の内面に補強用シート片２３が接合
し、シート片２３の内面には、側縁部フラップ１４の上
下方向に一列に並び、雄部材２２を構成する上部雄部材
２２Ａ（止着上部）と下部雄部材２２Ｂ（止着下部）と
が取り付けられている。上下部雄部材２２Ａと２２Ｂと
は、胴周り方向に５〜５０ｍｍ延びる寸法Ｗと、上下方
向に５〜５０ｍｍ延びる寸法Ｌとで画成される矩形のも
ので、１０〜３０ｍｍの上下方向の離間寸法Ｄを有し、
シート片２３の周縁から２〜１０ｍｍ内側に位置してい
る。寸法ＷとＤとによって画成される上下部雄部材２２
Ａと２２Ｂとの間の部位は、側縁部フラップ１４を摘持
して雄部材２２を雌部材２１に止着するときの摘持域の
一部であって、ここには指先を当接することができる。
図では、左右の側縁部フラップ１４の一方に、側縁部フ
ラップ１４を摘持する、おむつを着用させる介護者らの
三本の指２６，２７，２８が仮想線で示されている。
ては、表面シート２の内面に補強用シート片２３が接合
し、シート片２３の内面には、側縁部フラップ１４の上
下方向に一列に並び、雄部材２２を構成する上部雄部材
２２Ａ（止着上部）と下部雄部材２２Ｂ（止着下部）と
が取り付けられている。上下部雄部材２２Ａと２２Ｂと
は、胴周り方向に５〜５０ｍｍ延びる寸法Ｗと、上下方
向に５〜５０ｍｍ延びる寸法Ｌとで画成される矩形のも
ので、１０〜３０ｍｍの上下方向の離間寸法Ｄを有し、
シート片２３の周縁から２〜１０ｍｍ内側に位置してい
る。寸法ＷとＤとによって画成される上下部雄部材２２
Ａと２２Ｂとの間の部位は、側縁部フラップ１４を摘持
して雄部材２２を雌部材２１に止着するときの摘持域の
一部であって、ここには指先を当接することができる。
図では、左右の側縁部フラップ１４の一方に、側縁部フ
ラップ１４を摘持する、おむつを着用させる介護者らの
三本の指２６，２７，２８が仮想線で示されている。
【００１０】図２は、図１のＩＩ−ＩＩ線矢視端面図で
あるが、側縁部１４は、指２６，２７，２８によって摘
持された状態にあり、併せて雌部材２１が仮想線で示さ
れている。指２６，２７，２８が、例えば親指、人差し
指、中指であるとすると、親指２６の腹を上下部雄部材
２２Ａと２２Ｂとの間において側縁部フラップ１４の内
面に当接し、人差し指２７と中指２８との腹をフラップ
１４の外面に当て、上下部雄部材２２Ａ，２２Ｂをそれ
らの背面側から押圧できるようにする。この状態で上下
部雄部材２２Ａ，２２Ｂを雌部材２１に対して押圧する
と、両雄部材２２Ａ，２２Ｂを同時に雌部材２１に対し
て係合させることができる。両雄部材２２Ａ，２２Ｂ
は、それらを別々に係合させる必要がないから、それだ
けおむつを着用するときの手間を省くことができる。
あるが、側縁部１４は、指２６，２７，２８によって摘
持された状態にあり、併せて雌部材２１が仮想線で示さ
れている。指２６，２７，２８が、例えば親指、人差し
指、中指であるとすると、親指２６の腹を上下部雄部材
２２Ａと２２Ｂとの間において側縁部フラップ１４の内
面に当接し、人差し指２７と中指２８との腹をフラップ
１４の外面に当て、上下部雄部材２２Ａ，２２Ｂをそれ
らの背面側から押圧できるようにする。この状態で上下
部雄部材２２Ａ，２２Ｂを雌部材２１に対して押圧する
と、両雄部材２２Ａ，２２Ｂを同時に雌部材２１に対し
て係合させることができる。両雄部材２２Ａ，２２Ｂ
は、それらを別々に係合させる必要がないから、それだ
けおむつを着用するときの手間を省くことができる。
【００１１】シート片２３は、雌部材２１と雄部材２２
との係脱の反復に耐え得るように側縁部フラップ１４を
補強すると同時に、雄部材２２周辺の剛性を高めるの
で、図２に示されるようなフラップ１４の摘持が容易と
なり、かつ、摘持したときにフラップ１４が上下方向に
ほぼ平らな状態となるか、またはくの字型に僅かに湾曲
した状態となって雌部材２１への当接が容易となる。一
般に、表裏面シート２，３には肌触りのよい、柔軟なシ
ート素材が使用されるから、これらで構成される側縁部
フラップ１４も柔軟であって、そのようなフラップ１４
を図２のように平らな状態で摘持することは時として困
難である。シート片２３は、かかる困難を解消すること
に役立つ。好ましい実施形態においては、シート片２３
がフラップ１４に接合することによって、上下部雄部材
２２Ａ，２２Ｂを囲む幅２〜１０ｍｍの範囲と両部材２
２Ａ，２２Ｂ間に形成された指先当接部位とを含む領域
の剛性が該領域を囲む周辺域のそれよりも高くなり、か
つ上下部雄部材２２Ａ，２２Ｂが位置する領域のそれよ
りも低くなるようにする。そのときに、上下部雄部材２
２Ａ，２２Ｂを囲む範囲と指先当接部位とからなる前記
領域のハンドルオメーター法による剛性値は１〜５０ｇ
であることが好ましい。かかる剛性が比較的高いこの領
域は、低剛性の周辺域で囲まれることによって、着用者
の肌を強く刺激することがない。このシート片２３に
は、不織布や織布、プラスチックフィルム、紙等のシー
ト材料を使用することができる。シート片２３は、裏面
シート３の外面に接合したり、表裏面シート２，３間に
挿入し、少なくとも一方のシートの内面に接合したりす
ることもできる。ハンドルオメーター法による剛性値の
測定は、紙パルプ技術協会発行の「Ｊ．ＴＡＰＰＩ紙パ
ルプ試験方法」に規定されている。
との係脱の反復に耐え得るように側縁部フラップ１４を
補強すると同時に、雄部材２２周辺の剛性を高めるの
で、図２に示されるようなフラップ１４の摘持が容易と
なり、かつ、摘持したときにフラップ１４が上下方向に
ほぼ平らな状態となるか、またはくの字型に僅かに湾曲
した状態となって雌部材２１への当接が容易となる。一
般に、表裏面シート２，３には肌触りのよい、柔軟なシ
ート素材が使用されるから、これらで構成される側縁部
フラップ１４も柔軟であって、そのようなフラップ１４
を図２のように平らな状態で摘持することは時として困
難である。シート片２３は、かかる困難を解消すること
に役立つ。好ましい実施形態においては、シート片２３
がフラップ１４に接合することによって、上下部雄部材
２２Ａ，２２Ｂを囲む幅２〜１０ｍｍの範囲と両部材２
２Ａ，２２Ｂ間に形成された指先当接部位とを含む領域
の剛性が該領域を囲む周辺域のそれよりも高くなり、か
つ上下部雄部材２２Ａ，２２Ｂが位置する領域のそれよ
りも低くなるようにする。そのときに、上下部雄部材２
２Ａ，２２Ｂを囲む範囲と指先当接部位とからなる前記
領域のハンドルオメーター法による剛性値は１〜５０ｇ
であることが好ましい。かかる剛性が比較的高いこの領
域は、低剛性の周辺域で囲まれることによって、着用者
の肌を強く刺激することがない。このシート片２３に
は、不織布や織布、プラスチックフィルム、紙等のシー
ト材料を使用することができる。シート片２３は、裏面
シート３の外面に接合したり、表裏面シート２，３間に
挿入し、少なくとも一方のシートの内面に接合したりす
ることもできる。ハンドルオメーター法による剛性値の
測定は、紙パルプ技術協会発行の「Ｊ．ＴＡＰＰＩ紙パ
ルプ試験方法」に規定されている。
【００１２】重ね合わせた前後胴周り域側縁部１３，１
４の係合には、図示例のメカニカルファスナに代えて粘
着剤を使用することができる。例えば、粘着剤が塗布さ
れたプラスチックフィルム片を上下部雄部材２２Ａ，２
２Ｂに代えてシート片２３に接合する一方、雌部材２１
を剥離剤が塗布されたプラスチックフィルム片に代えれ
ばよい。粘着剤が塗布されたフィルム片は、雄部材２２
Ａ，２２Ｂと同様に当該部位の剛性を高めることができ
るようにその材質と厚みとを選定する必要がある。
４の係合には、図示例のメカニカルファスナに代えて粘
着剤を使用することができる。例えば、粘着剤が塗布さ
れたプラスチックフィルム片を上下部雄部材２２Ａ，２
２Ｂに代えてシート片２３に接合する一方、雌部材２１
を剥離剤が塗布されたプラスチックフィルム片に代えれ
ばよい。粘着剤が塗布されたフィルム片は、雄部材２２
Ａ，２２Ｂと同様に当該部位の剛性を高めることができ
るようにその材質と厚みとを選定する必要がある。
【００１３】図３は、この発明の一実施形態を示すおむ
つ側縁部フラップ１４の拡大平面図である。このおむつ
では、上部雄部材２２Ａ（止着上部）と下部雄部材２２
Ｂ（止着下部）とがおむつを左右に二分する中心線（図
示せず）寄りにおいて雄部材２２の一部を構成する中間
部分３１（止着中間部）を介して連続している。フラッ
プ１４の外側縁１４Ａ寄りでは、部分３１の外側縁３１
Ａが、寸法線Ｂで示されるように上下部雄部材２２Ａ，
２２Ｂの外側縁３２Ａ，３２Ｂのいずれからも５ｍｍ以
上内方へ湾曲している。その湾曲部分が側縁１４Ａに向
かって開口する部位では、両雄部材２２Ａ，２２Ｂが寸
法Ａで示されるように１０〜３０ｍｍ離間している。湾
曲部分の内側は、補強シート３が露出する非止着性の部
位である。側縁部フラップ１４は、該部位を摘持域の一
部として親指を当接することができる。雄部材２２の剛
性が比較的高いときには、このようにすると雄部材２２
の雌部材２１に対する止着が図１，２の場合よりも一層
容易になる。
つ側縁部フラップ１４の拡大平面図である。このおむつ
では、上部雄部材２２Ａ（止着上部）と下部雄部材２２
Ｂ（止着下部）とがおむつを左右に二分する中心線（図
示せず）寄りにおいて雄部材２２の一部を構成する中間
部分３１（止着中間部）を介して連続している。フラッ
プ１４の外側縁１４Ａ寄りでは、部分３１の外側縁３１
Ａが、寸法線Ｂで示されるように上下部雄部材２２Ａ，
２２Ｂの外側縁３２Ａ，３２Ｂのいずれからも５ｍｍ以
上内方へ湾曲している。その湾曲部分が側縁１４Ａに向
かって開口する部位では、両雄部材２２Ａ，２２Ｂが寸
法Ａで示されるように１０〜３０ｍｍ離間している。湾
曲部分の内側は、補強シート３が露出する非止着性の部
位である。側縁部フラップ１４は、該部位を摘持域の一
部として親指を当接することができる。雄部材２２の剛
性が比較的高いときには、このようにすると雄部材２２
の雌部材２１に対する止着が図１，２の場合よりも一層
容易になる。
【００１４】この発明において、各部材は、ホットメル
ト接着剤等で接着する他に、溶着によって接合すること
ができる。
ト接着剤等で接着する他に、溶着によって接合すること
ができる。
【００１５】
【発明の効果】この発明に係る使い捨ておむつでは、介
護者らが側縁部に形成された上下の止着部を一回の操作
で同時に止着することができるので、おむつの着用に手
間がかからない。特に、介護者らが比較的短時間内に多
数人の乳幼児や寝たきり老人等におむつを着脱させるこ
とが必要な病院、保育所、老人ホーム等においては、介
護者らのおむつ着用に要する労力を著しく軽減すること
ができる。しかも介護者らはその指先をファスナの係合
面に触れなくてよいので、その指先を痛めるようなこと
もない。
護者らが側縁部に形成された上下の止着部を一回の操作
で同時に止着することができるので、おむつの着用に手
間がかからない。特に、介護者らが比較的短時間内に多
数人の乳幼児や寝たきり老人等におむつを着脱させるこ
とが必要な病院、保育所、老人ホーム等においては、介
護者らのおむつ着用に要する労力を著しく軽減すること
ができる。しかも介護者らはその指先をファスナの係合
面に触れなくてよいので、その指先を痛めるようなこと
もない。
【図１】使い捨ておむつの部分破断斜視図。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線端面図。
【図３】おむつの一実施態様を示す側縁部拡大平面図。
２ 表面シート ３ 裏面シート ４ コア ６ 前胴周り域 ７ 後胴周り域 ８ 股下域 １３，１４ 側縁部 ２２，２２Ａ，２２Ｂ 止着部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61F 13/15 - 13/84 A61F 5/44 A44B 18/00
Claims (2)
- 【請求項１】 透液性表面シートと、不透液性裏面シー
トと、これら両シート間に介在する吸液性コアとによっ
て構成され、前後の長手方向に前胴周り域と、後胴周り
域と、これら両域間に位置する股下域とを有し、前記前
後胴周り域それぞれの側縁部を重ね合わせ、互いの側縁
部に形成された止着部を脱離可能に係合させて着用する
使い捨ておむつであって、 前記止着部のうち、重ね合わせたときに外側となる前記
側縁部の内面に形成された止着部が、止着上部と止着下
部とから形成され、前記止着上部と前記止着下部とが、
前記おむつを左右に二分する中心線寄りに位置して該止
着部の一部を形成する止着中間部を介してつながり、前
記側縁部の外側縁寄りに位置する前記止着中間部の外側
縁が、前記止着上下部の外側縁から少なくとも５ｍｍ内
方へ湾曲し、上下方向の最大寸法が１０〜３０ｍｍの範
囲にある非止着性の摘持域が、前記側縁部の外側縁と前
記止着中間部の外側縁との間に形成され、前記止着部を
囲む幅２〜１０ｍｍの範囲の第１の周辺域と前記摘持域
とからなる領域のハンドルオメーター法による剛性値が
１〜５０ｇであることを特徴とする前記使い捨ておむ
つ。 - 【請求項２】 前記止着部、前記止着部を囲む幅２〜１
０ｍｍの範囲の第１の周辺域と前記摘持域とからなる領
域、および前記領域を囲む第２の周辺域の間における相
対的な剛性が、前記止着部、前記領域、前記第２の周辺
域の順に低くなっている請求項１記載のおむつ。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32502796A JP3313293B2 (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 使い捨ておむつ |
| TW089207918U TW465339U (en) | 1996-12-05 | 1997-11-27 | Disposable diaper |
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