JP5704745B2 - 使い捨ておむつ及びファスニング部の製造方法 - Google Patents

使い捨ておむつ及びファスニング部の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、いわゆるテープタイプの使い捨ておむつ及びその関連技術に関する。
大人用のテープタイプの使い捨ておむつでは、上下2つのファスニング部を左右に設ける場合が多い(例えば、特許文献1参照)。このように上下のファスニング部を左右に有する使い捨ておむつでは、おむつを着用者の腰周り及び脚周り(特に、鼠蹊部)にフィットさせるため、上下のファスニング部を互いに近接する交差方向に引き寄せた状態で、被付着部に付着させるのが好ましいと言われている。
しかし、おむつを装着する介護者が不慣れなケースでは、上下のファスニング部を横方向に平行な状態で被付着部に付着させてしまい、おむつと着用者の腰周り又は脚周りとの間に隙間が生じ、尿等の排泄物の漏れが生じることがある。
なお、特許文献1には、左右に設けられた上下のファスニング部等に装着時の引っ張り方向を示す第1及び第2案内テープ(29,35)が付与されたおむつが開示されている(図1等参照)。しかし、このおむつでは、第1及び第2案内テープ(29,35)により引っ張り方向が案内されても、依然として上下のファスニング部が横方向に平行な状態で被付着部に付着されてしまうおそれがある。
特許4229889号公報
そこで、本発明の解決すべき課題は、装着を行う介護者に、左右に設けられた上下のファスニング部を互いに近接する交差方向に引き寄せた状態で被付着部に付着させることを容易かつ高い確実性で認識させることができる使い捨ておむつ及びその関連技術を提供することである。
上記の課題を解決するため、発明使い捨ておむつ、おむつ本体と、基材シート部と、前記基材シート部の肌面側に設けられた付着部とをそれぞれ有し、前記おむつ本体の縦方向の後方側の部分における横方向の両側において前記縦方向に間隔をあけて設けられた上側ファスニング部及び下側ファスニング部と、前記おむつ本体の前方側の部分における外面側に設けられ、前記上側ファスニング部及び前記下側ファスニング部の前記付着部が着脱自在に付着される被付着部とを備え、前記上側ファスニング部の前記基材シート部に、該基材シート部の基端側から先端側に向かって前記横方向に対して斜め上方に傾斜して延びる上側指標ラインが設けられ、前記下側ファスニング部の前記基材シート部に、該基材シート部の基端側から先端側に向かって前記横方向に対して斜め下方に傾斜して延びる下側指標ラインが設けられる。
記上側指標ライン及び前記下側指標ラインは、前記基材シート部に印刷されていることが好ましい
記被付着部に、前記横方向に沿って延びるガイドラインが設けられていることが好ましい
発明使い捨ておむつにおいて、前記上側ファスニング部及び前記下側ファスニング部は、前記おむつ本体の前記縦方向の後方側の部分における前記横方向の両側の縁部に、前記縦方向に間隔をあけて接合されていてもよい
発明使い捨ておむつにおいて、前記上側ファスニング部及び前記下側ファスニング部の前記基材シート部は、前記おむつ本体の前記縦方向の後方側の部分における前記横方向の両側の縁部にそれぞれ接合された左右のファスニング基材の前記横方向の外方側の縁部から、前記縦方向に間隔をあけて前記横方向の外方側に延設されていてもよい
発明のファスニング部の製造方法は、略帯状の形態を有し、その延設方向に対して斜めに延びる指標ラインが設けられた基材シート部と、前記基材シート部の肌面側に設けられ、おむつ本体の外面側における縦方向の前方側に設けられた被付着部に対して着脱自在に付着する付着部とをそれぞれ有し、前記おむつ本体の縦方向の後方側の部分における横方向の両側において前記縦方向に間隔をあけて上側ファスニング部又は下側ファスニング部として付与され、前記上側ファスニング部として付与される場合は、前記指標ラインが前記基材シート部の基端側から先端側に向かって前記横方向に対して斜め上方に傾斜して延びるように前記おむつ本体に付与され、前記下側ファスニング部として付与される場合は、前記指標ラインが前記基材シート部の基端側から先端側に向かって前記横方向に対して斜め下方に傾斜して延びるように前記おむつ本体に付与されるファスニング部の製造方法であって、前記基材シート部が前記延設方向と直角をなす連続方向に沿って連続的に連なってなるとともに、前記延設方向に対して斜めに延びる複数の前記指標ラインが前記連続方向に対して間隔をあけて設けられた基材シート連続体を形成する基材シート連続体形成段階と、前記基材シート連続体に対して前記付着部を前記連続方向に沿って連続的又は間欠的に設ける付着部付与段階と、前記付着部が設けられた前記基材シート連続体を所定間隔ごとに前記延設方向に沿って切断する基材シート切断段階と、を備える。
発明に係る使い捨ておむつによれば、上側ファスニング部の基材シート部に、該基材シート部の基端側から先端側に向かって横方向に対して斜め上方に傾斜して延びる上側指標ラインが設けられ、下側ファスニング部の基材シート部に、該基材シート部の基端側から先端側に向かって横方向に対して斜め下方に傾斜して延びる下側指標ラインが設けられている。それ故、上側ファスニング部の上側指標ライン及び下側ファスニング部の下側指標ラインが横方向と略平行になるようにして(あるいは、横方向と平行に近づくようにして)、上側ファスニング部及び下側ファスニング部を被付着部に付着させることにより、自ずと上側ファスニング部及び下側ファスニング部が互いに近接する交差方向に引き寄せられた状態となる。このため、おむつを装着する介護者が不慣れなケースでも、上側ファスニング部及び下側ファスニング部を互いに近接する交差方向に引き寄せた状態で被付着部に付着させることを介護者に容易かつ高い確実性で認識させることができる。また、製品の説明書き又は販売時等の口頭での商品案内などで、上側指標ライン及び下側指標ラインを用いて上側ファスニング部及び下側ファスニング部の装着要領について容易かつ的確に説明することができる。
側指標ライン及び下側指標ラインが基材シート部に印刷されていれば、視認性の高い上側指標ライン及び下側指標ラインを容易に形成できる。
付着部に横方向に沿って延びるガイドラインが設けられていれば、上側ファスニング部及び下側ファスニング部を被付着部に付着させる際に、被付着部に設けられたガイドラインに対する上側ファスニング部及び下側ファスニング部の上側指標ライン及び下側指標ラインの角度等を参考にできる。その結果、上側ファスニング部及び下側ファスニング部を適切な状態で互いに近接する交差方向に引き寄せて被付着部に付着させるのがより容易になる。
発明に係るファスニング部の製造方法によれば、指標ライン及び付着部が設けられた基材シート連続体を所定間隔ごとに延設方向に沿って切断することにより、ファスニング部が作製される。このため、延設方向に対して斜めに延びる指標ラインが設けられたファスニング部を安価に効率よく作製できる。
本発明の一実施形態に係る使い捨ておむつ(以下、単に「おむつ」という)が平面状に展開されたときの要部の構成を外面側から見た平面図である。 図1のおむつの上側ファスニング部及び下側ファスニング部が付着シートに付着された状態を示す図である。 図1のおむつに用いられるファスニング部の製造工程を示す図である。 図1のおむつに用いられるファスニング部の製造工程を示す図である。 図1のおむつに用いられるファスニング部の製造工程を示す図である。 図1のおむつの付着シートに関する変形例を示す図である。 図6の付着シートに上側ファスニング部及び下側ファスニング部が付着された状態を示す図である。 図1のおむつの上側ファスニング部及び下側ファスニング部に関する変形例を示す図である。
図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態に係るおむつ10の構成について説明する。なお、本明細書において、横方向X及び縦方向Yは、おむつ10が図1のように展開された状態を基準としており、横方向Xは着用者の左右方向に対応しており、縦方向Yは着用者の前後方向又は上下方向にそれぞれ対応している。また、本明細書における上側とは着用者の頭側に対応しており、下側とは着用者のつま先側に対応している。
このおむつ10は、図1及び図2に示すように、おむつ本体11と、左右に設けられた上側ファスニング部12及び下側ファスニング部13と、本発明に係る被付着部に相当する付着シート14とを備えて構成されている。
おむつ本体11は、図しなし内側シート材と、外側シート材21と、それらのシート材21の間に挟み込まれる吸収コア22とを備えて構成され、着用者の股部を含む領域にあてがわれる。内側シート材は、少なくとも横方向Xの中央部が透液性を有している。外側シート材21は、不透液性を有し、吸収コア22の外面側に配置されている。吸収コア22は、着用者が排泄した排泄液(例えば、尿又は便に含まれる水分等)を吸収する。より具体的には、吸収コア22は、吸液ポリマー、及び集合された繊維の集合体からなる繊維集合体の少なくともいずれか一方を備えて構成される。
上側ファスニング部12及び下側ファスニング部13は、おむつ本体11の縦方向Yの後方側に位置する後側部分における横方向Xの両側において、縦方向Yに間隔をあけて設けられ、おむつ10の着用者の身体への固定に用いられる。より具体的には、上側ファスニング部12及び下側ファスニング部13は、基材シート部121,131と、基材シート部121,131の肌面側に設けられた付着部としての付着エレメント122,132とをそれぞれ備えている。
基材シート部121,131は、不織布等により形成されたシート状の部材であり、その横方向Xの内方側の端部(基端部)がおむつ本体11の内側シート材と外側シート材21との間に挟み込まれた状態で接着剤等の接合手段によりおむつ本体11と接合される。また、基材シート部121,131は、おむつ本体11の横方向Xの両側の縁部から縦方向Yに互いに間隔をあけて横方向Xと平行に横方向Xの外方側に延設されている。図1に示す構成では、基材シート部121,131は、所定の延設方向Tに沿って延びる略帯状の形態を有している。そして、上側及び下側ファスニング部12,13は、基材シート部121,131の延設方向Tが横方向Xと平行になるようにして、おむつ本体11に取り付けられている。
付着エレメント122,132は、後述する付着シート14に対して着脱自在に付着可能となっており、基材シート部121,131の肌面側に接着剤等の接合手段によりそれぞれ接合されている。
付着エレメント122,132と後述する付着シート14とは、着脱自在に係合するループ材とフック材とによって構成されるいわゆる面ファスナーを構成しており、例えば、付着エレメント122,132にフック材が用いられ、付着シート14にループ材が用いられる。付着シート14の表面には、複数のループ構造が形成されている。付着エレメント122,132の表面には、付着シート14のループ構造に着脱自在に係合する複数のフック構造が形成されている。なお、変形例として、付着エレメント122,132にループ材を用い、付着シート14にフック材を用いてもよい。また、付着エレメント122,132及び付着シート14として、互いに着脱自在に付着できれば面ファスナーに限らず、任意の構成を採用できる。例えば、付着エレメント122,132及び付着シート14として、粘着テープ及びその粘着テープが着脱自在に付着される付着シートを用いてもよい。
付着シート14は、シート状の形態を有し、外側シート材21の外面側における前方側の部分に接合されており、上側ファスニング部12及び下側ファスニング部13に付与された付着エレメント122,132が着脱自在に付着される。
また、本実施形態では、図1に示すように、上側ファスニング部12の基材シート部121に、該基材シート部121の基端側から先端側に向かって延設方向T(横方向X)に対して斜め上方に傾斜して延びる少なくとも1つの上側指標ライン123が設けられている。さらに、下側ファスニング部13の基材シート部131に、該基材シート部131の基端側から先端側に向かって延設方向T(横方向X)に対して斜め下方に傾斜して延びる少なくとも1つの下側指標ライン133が設けられる。なお、図1に示す構成では、上側及び下側ファスニング部12,13の基材シート部121,131に1つの指標ライン123,133を設けたが、後述の図5のように、複数の指標ライン123,133を基材シート部121,131に設けてもよい。
上側指標ライン123及び下側指標ライン133は、基材シート部121,131の外面側に印刷により設けられている。例えば、基材シート部121,131の色が白である場合、上側指標ライン123及び下側指標ライン133の色は白以外の色(例えば、赤等)に設定される。
上側指標ライン123及び下側指標ライン133の横方向Xに対する傾斜角度は、このおむつ10をそのサイズに対応する標準的な体型の着用者に装着したときの理想的な上側ファスニング部12及び下側ファスニング部13の状態に基づいて決定される。すなわち、着用者の腰周り及び脚周り(特に、鼠蹊部)とおむつ10との間に隙間が生じないように、上側ファスニング部12及び下側ファスニング部13を互いに近接する交差方向に引き寄せ、横方向Xに対して理想的な傾斜角度で付着シート14に付着させたときに、上側指標ライン123及び下側指標ライン133が横方向Xと略平行になるようになっている。換言すれば、上側指標ライン123及び下側指標ライン133の横方向Xに対する傾斜角度は、上側ファスニング部12及び下側ファスニング部13を互いに近接する交差方向に引き寄せて横方向Xに対して理想的な傾斜角度で付着シート14に付着させたときに、上側指標ライン123及び下側指標ライン133の横方向Xに対して略平行になる角度に設定されている。なお、上側指標ライン123及び下側指標ライン133の横方向Xに対する傾斜角度の大きさは、互いに異なっていてもよい。
このような構成により、上側ファスニング部12の上側指標ライン123及び下側ファスニング部13の下側指標ライン133が横方向Xと略平行になるようにして(あるいは、横方向Xと平行に近づくようにして)、上側ファスニング部12及び下側ファスニング部13を付着シート14に付着させることにより、自ずと上側ファスニング部12及び下側ファスニング部13が互いに近接する交差方向に引き寄せられた状態となる。このため、おむつ10を装着する介護者が不慣れなケースでも、上側ファスニング部12及び下側ファスニング部13を互いに近接する交差方向に引き寄せた状態で付着シート14に付着させることを介護者に容易かつ高い確実性で認識させることができる。また、製品の説明書き又は販売時等の口頭での商品案内などで、上側指標ライン123及び下側指標ライン133を用いて上側ファスニング部12及び下側ファスニング部13の装着要領について容易かつ的確に説明することができる。
また、上側指標ライン123及び下側指標ライン133が基材シート部121,131に印刷されているため、視認性の高い上側指標ライン123及び下側指標ライン133を容易に形成できる。
なお、上述のおむつ10では、上側指標ライン123及び下側指標ライン133を印刷によって設けたが、この点に関する変形例として以下の構成が採用可能である。例えば、基材シート部121,131の上側指標ライン123又は下側指標ライン133を形成すべき部分に間隔をあけてライン状に並んだ複数のエンボス部を形成し、そのエンボス部によって上側指標ライン123及び下側指標ライン133を形成してもよい。エンボス部は、基材シート部121,131を形成する不織布の一部を加圧しながら熔融(例えば、加熱溶融又は超音波熔融)することにより形成される。
あるいは、基材シート部121,131を形成する不織布の一部に機械的に傷等を設け、その傷等により上側指標ライン123及び下側指標ライン133を形成してもよい。
あるいは、基材シート部121,131の外面側に基材シート部121,131の色(例えば、白)と異なる色(例えば、赤等)を有するホットメルト接着剤を塗布し、そのホットメルト接着剤により上側指標ライン123及び下側指標ライン133を形成してもよい。
次に、図3ないし図5を参照して、本実施形態に係るおむつ10の上側ファスニング部12又は下側ファスニング部13として用いられるファスニング部30の製造方法について説明する。
ファスニング部30の製造方法は、図3ないし図5に示すように、基材シート連続体形成段階S1と、付着部付与段階としての付着エレメント付与段階S2と、基材シート切断段階S3とを備えている。ここで、ファスニング部30は、上述の上側ファスニング部12又は下側ファスニング部13と同じ構成を有しており、基材シート部121又は131に相当する基材シート部31、付着エレメント122又は132に相当する付着エレメント32と、上側指標ライン123又は下側指標ライン133に相当する指標ライン33とを備えている。指標ライン33は、基材シート部31の延設方向Tに対して斜めに傾斜して延びている。
ファスニング部30が上側ファスニング部12として用いられる場合には、指標ライン33が基材シート部30の基端側から先端側に向かって横方向Xに対して斜め上方に傾斜して延びるようにしておむつ本体11に付与される。また、ファスニング部30が下側ファスニング部13として用いられる場合には、指標ライン33が基材シート部30の基端側から先端側に向かって横方向Xに対して斜め下方に傾斜して延びるようにしておむつ本体11に付与される。なお、図2に示す上下左右の4つのファスニング部12,13のうち、図面に向かって左側の上側ファスニング部12と右側の下側ファスニング部13とについては、共通の構成を採用して、同一のファスニング部30を用いることが可能である。また、図面に向かって左側の下側ファスニング部13と右側の上側ファスニング部12とについては、共通の構成を採用して、同一のファスニング部30を用いることが可能である。
基材シート連続体形成段階S1では、図3に示すように、複数の指標ライン33が設けられた基材シート連続体34が形成される。基材シート連続体34は、上述の基材シート部33がその延設方向Tと直角をなす連続方向Uに沿って連続的に連なった帯状の形態を有している。複数の指標ライン33は、そのような基材シート連続体34に、延設方向Tに対して斜めに傾斜して延びるように、連続方向Uに対して間隔をあけて設けられている。図3中の延設方向Tに沿って延びる複数の仮想線35は、後述する基材シート切断段階S3で基材シート連続体34が切断される際の切断位置を示している。なお、指標ライン33の連続方向Uに対する配設ピッチは、仮想線35で示す切断位置の連続方向Uに対するピッチと同一か、それ以下であるのが好ましい。
この基材シート連続体34の具体的な作製方法としては、例えば次の第1又は第2の方法が採用可能である。第1の方法では、まず連続方向Uに沿って帯状に連なった連続シート36を作製しておき、その連続シート36を連続方向Uに搬送しながら、図示しないライン形成部を通過させ、そのライン形成部にて連続シート36に対して印刷等により指標ライン33を形成する。第2の方法では、まず図3に示す基材シート連続体34が延設方向Tに連続的に連なった幅広の基材シート連続体を作製しておく。なお、この幅広の基材シート連続体は、指標ライン33を形成するための複数の斜めラインが印刷等により予め形成され、ロール状に巻回されているものとする。続いて、その幅広の基材シート連続体が巻回されてなるロールを、延設方向Tに対して所定間隔で切断することにより、基材シート連続体34が巻回されてなるロールを得る。
続く付着エレメント付与段階S2では、図4に示すように、基材シート連続体34の肌面側に付着エレメント32が連続方向Uに沿って連続的に付与される。なお、付着エレメント32の付与は、例えば、基材シート連続体34を連続方向Uに搬送しながら、図示しない付着エレメント付与部を通過させ、その付着エレメント付与部にて基材シート連続体34に対して付着エレメント32を連続的に付与することにより行われる。また、変形例として、付着エレメント32を連続方向Uに沿って間欠的に付与してもよい。
続く基材シート切断段階S3では、図5に示すように、付着エレメント32が設けられた基材シート連続体34が所定間隔ごとに延設方向Tに沿って切断され、これによってファスニング部30が得られる。この基材シート切断段階S3での切断は、例えば、基材シート連続体34を連続方向Uに搬送しながら、図示しない切断部を通過させ、その切断部にて基材シート連続体34を切断することにより行われる。
上記のようなファスニング部30の製造方法によれば、指標ライン33及び付着エレメント32が設けられた基材シート連続体34を所定間隔ごとに延設方向Tに沿って切断することにより、ファスニング部30が作製される。このため、延設方向Tに対して斜めに延びる指標ライン33が設けられたファスニング部30を安価に効率よく作製できる。
次に、図6及び図7を参照して、上述の実施形態に係るおむつ10の付着シート14に関する変形例について説明する。上述の付着シート14に関する変形例として、図6及び図7に示すように、横方向Xに沿って延びる少なくとも1つのガイドライン37を設けてもよい。図6及び図7に示す例では、付着シート14における左右の上側ファスニング部12が付着される上側の領域に複数(図6の例では、3つ)のガイドライン37が縦方向Yに間隔をあけて設けられている。また、付着シート14における左右の下側ファスニング部13が付着される下側の領域に複数(図6の例では、3つ)のガイドライン37が縦方向Yに間隔をあけて設けられている。図6及び図7に示す構成の他の例として、付着シート14の上側から下側にかけて複数のガイドライン37を縦方向Yに対して均一な配設ピッチで設けてもよい。
ガイドライン37は、付着シート14(例えば、付着シート14の外面側)に印刷等により設けられる。例えば、付着シート14の色が白である場合、ガイドライン37の色は白以外の色(例えば、青等)に設定される。あるいは、付着シート14が透明の素材、又は正面から見たときにその背面側の他の図柄等が透けて見える半透明の素材により形成されている場合、ガイドライン37をおむつ本体11の外側シート材21における付着シート14が貼着される領域に設けてもよい。
このようなガイドライン37を設けたことにより、図7に示すように、上側ファスニング部12及び下側ファスニング部13を付着シート14に付着させる際に、付着シート37に設けられたガイドライン37に対する上側ファスニング部12及び下側ファスニング部13の上側指標ライン123及び下側指標ライン133の角度等を参考にできる。その結果、上側ファスニング部12及び下側ファスニング部13を適切な状態で互いに近接する交差方向に引き寄せて付着シート14に付着させるのがより容易になる。
また、上述のおむつ10では、上側ファスニング部12と下側ファスニング部13とが互いに分離された状態でおむつ本体11の横方向Xの両側の縁部に直接接合されている。この点に関する変形例として、図8に示すように、左右の上側ファスニング部12及び下側ファスニング部13の基材シート部121,131を、おむつ本体11の縦方向Yの後方側の部分における横方向Xの両側の縁部にそれぞれ接合された左右のファスニング基材41の横方向Xの外方側の縁部から、縦方向Yに間隔をあけて横方向Xの外方側に延設してもよい。この場合、ファスニング基材41は、不織布等のシート材により形成され、その横方向Xの内方側の端部がおむつ本体11の内側シート材と外側シート材21との間に挟み込まれた状態で接着剤等の接合手段によりおむつ本体11に接合される。
10 おむつ、11 おむつ本体、12 上側ファスニング部、121 基材シート部、122 付着エレメント、123 上側指標ライン、13 下側ファスニング部、131 基材シート部、132 付着エレメント、133 下側指標ライン、14 付着シート、21 外側シート材、30 ファスニング部、31 基材シート部、32 付着エレメント、33 指標ライン、34 基材シート連続体、36 連続シート、37 ガイドライン、41 ファスニング基材、S1 基材シート連続体形成段階、S2 付着エレメント付与段階、S3 基材シート切断段階、T 延設方向、U 連続方向、X 横方向、Y 縦方向。

Claims (7)

  1. 使い捨ておむつであって、
    おむつ本体と、
    基材シート部と、前記基材シート部の肌面側に設けられた付着部とをそれぞれ有し、前記おむつ本体の縦方向の後方側の部分における横方向の両側において前記縦方向に間隔をあけて設けられた上側ファスニング部及び下側ファスニング部と、
    前記おむつ本体の前方側の部分における外面側に設けられ、前記上側ファスニング部及び前記下側ファスニング部の前記付着部が着脱自在に付着される被付着部と、
    を備え、
    前記上側ファスニング部の前記基材シート部に、該基材シート部の基端側から先端側に向かって基材シート部の延設方向に対して斜め上方に傾斜して延びる上側指標ラインが設けられ、
    前記下側ファスニング部の前記基材シート部に、該基材シート部の基端側から先端側に向かって基材シート部の延設方向に対して斜め下方に傾斜して延びる下側指標ラインが設けられることを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. 請求項1に記載の使い捨ておむつにおいて、
    前記上側指標ライン及び前記下側指標ラインは、前記基材シート部に印刷されていることを特徴とする使い捨ておむつ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の使い捨ておむつにおいて、
    前記被付着部に、前記横方向に沿って延びるガイドラインが設けられていることを特徴とする使い捨ておむつ。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の使い捨ておむつにおいて、
    前記上側ファスニング部及び前記下側ファスニング部は、前記おむつ本体の前記縦方向の後方側の部分における前記横方向の両側の縁部に、前記縦方向に間隔をあけて接合されていることを特徴とする使い捨ておむつ。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の使い捨ておむつにおいて、
    前記上側ファスニング部及び前記下側ファスニング部の前記基材シート部は、前記おむつ本体の前記縦方向の後方側の部分における前記横方向の両側の縁部にそれぞれ接合された左右のファスニング基材の前記横方向の外方側の縁部から、前記縦方向に間隔をあけて前記横方向の外方側に延設されていることを特徴とする使い捨ておむつ。
  6. 前記基材シート部の延設方向が前記おむつ本体の前記横方向と平行になっていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
  7. 略帯状の形態を有し、その延設方向に対して斜めに延びる指標ラインが設けられた基材シート部と、前記基材シート部の肌面側に設けられ、おむつ本体の外面側における縦方向の前方側に設けられた被付着部に対して着脱自在に付着する付着部とをそれぞれ有し、前記おむつ本体の縦方向の後方側の部分における横方向の両側において前記縦方向に間隔をあけて上側ファスニング部又は下側ファスニング部として付与され、前記上側ファスニング部として付与される場合は、前記指標ラインが前記基材シート部の基端側から先端側に向かって前記延設方向に対して斜め上方に傾斜して延びるように前記おむつ本体に付与され、前記下側ファスニング部として付与される場合は、前記指標ラインが前記基材シート部の基端側から先端側に向かって前記延設方向に対して斜め下方に傾斜して延びるように前記おむつ本体に付与されるファスニング部の製造方法であって、
    前記基材シート部が前記延設方向と直角をなす連続方向に沿って連続的に連なってなるとともに、前記延設方向に対して斜めに延びる複数の前記指標ラインが前記連続方向に対して間隔をあけて設けられた基材シート連続体を形成する基材シート連続体形成段階と、
    前記基材シート連続体に対して前記付着部を前記連続方向に沿って連続的又は間欠的に設ける付着部付与段階と、
    前記付着部が設けられた前記基材シート連続体を所定間隔ごとに前記延設方向に沿って切断する基材シート切断段階と、
    を備えることを特徴とするファスニング部の製造方法。
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