JP5060898B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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本発明は、尿、汗、便、経血などの体から排出される体液を吸収するため吸収性物品に関する。
男性器への装着を考慮した体液の吸収性物品はよく知られる。
この種の男性用の吸収性物品は、男性器に被せる筒状のものと、男性器に巻き付けるシート状のものがよく知られる。(例えば、特許文献1〜2)。
筒状のものは男性器を挿入して使用し、高い漏れ防止性を有する。しかし、この使用態様以外に利用することができず、汎用性がないという欠点がある。
他方、シート状のものは、その形状からシート状の展開状態で使用することもでき、汎用性に優れるが、筒状のものと比較して、ずれの発生や漏れ防止の点で劣る。
さらに、これら従来製品は、いずれも男性器をもって装着する必要があり、特に介護者等の第三者による装着がし難い。また、装着者において介護者に男性器を持たれることに抵抗を感じる場合もあり、男性用吸収性物品の問題点の一つとなっている。
特開2005−58272 特開2006−212452
そこで、本発明の課題は、男性器に対して装着しやすい吸収性物品の提供を主たる課題とし、併せて、汎用性と尿漏れ防止性の両立をも課題とする。
<請求項1記載の発明>
透液性トップシートと不透液性バックシートとの間に吸収体が介在された吸収性シートと、
周縁部において前記透液性トップシートに対して接着され、前記吸収性シートとで袋構造を形成する不透液性のカバーシートと、を備え、
前記カバーシートは、長手方向一端部から他端部にかけて延在する裂開用ミシン目線を有し、
その裂開用ミシン目線は、カバーシートのシート中央部で長手方向に沿って直線状に配される直線部と、この直線部の端からシート縁に向かって二股に分かれて延在する二股部とを有し、
前記裂開用ミシン目線のうち二股部のみを裂開して三角形状の挿入口を形成することにより、この挿入口から前記透液性トップシートとカバーシートとの間の空間へ男性器を挿入して利用することが可能であるとともに、前記二股部及び直線部を裂開して形成される自由片を捲り、前記透液性トップシート面を露出することにより、吸収パッドとして利用することも可能であるように構成された、
ことを特徴とする吸収性物品。
(作用効果)
本発明は、裂開用ミシン目線の裂開により男性器の挿入口が形成されて、透液性トップシートとカバーシートとの間のポケット内に男性器を挿入することができるようになる。
そして、その裂開用ミシン目線の形状を直線部と二股部とにより形成されるY字状の部分を有する形状としたため、その二股部のみを裂開することで筒状の袋形状となり、男性器を挿入しやすくまた尿漏れ防止効果も高い形状とすることができる。
また、かかる裂開形態において、吸収性シートの不透液性バックシート側面に一方の手をそえて、透液性シート面を直線部に沿う仮想線が底となるように略V字条に撓ませるとともに、前記二股部の裂開によって形成されるベロ部分を他方の手で摘むようにし、男性器の先端を二股部の裂開により形成された挿入口に位置させ、さらに内部へ挿入するようにすれば、男性器に触れることなく、袋内への男性器の挿入を可能となる。
さらに、二股部の裂開とともに、直線部をも裂開すると吸収性シートの透液性シート面を露出させることができ、吸収パッドとしても利用することができる。
<請求項2記載の発明>
前記カバーシートは、裂開用ミシン目線に沿って、弾性伸縮部材が配されている請求項1記載の吸収性物品。
(作用効果)
弾性伸縮部材の収縮によって、カバーシートと吸収性シートとの間に立体空間が形成されやすくなり、もって男性器の挿入がより容易なものとなる。
<請求項3記載の発明>
裂開用ミシン目線の所定位置に、ミシン目線を構成するカット部よりも幅広のストップ孔が形成されている請求項2記載の吸収性物品。
(作用効果)
裂開用ミシン目線の所定位置に、裂開用ミシン目線を裂開するにあたって、当該所定位置のストップ孔を超えて連続的に裂開し難くなり、所望の裂開形状、裂開長としやすくなる。
<請求項4記載の発明>
直線部に沿う方向に延在する弾性伸縮部材が、吸収性物品の両側縁部に配されている請求項1〜3の何れか1項に記載の吸収性物品。
(作用効果)
両側縁部の弾性伸縮部材の収縮によって、物品全体が舟形形状になり、男性器がより挿入しやすい形状に変形される。
<請求項5記載の発明>
直線部の両端に二股部が形成されている請求項1〜4の何れか1項に記載の吸収性物品。
(作用効果)
裂開用ミシン目線をすべて裂開すると、透液性シートが広範な平面として露出され、シート状態の汎用性の高い状態で使用することができるようになる。
<請求項6記載の発明>
二股部を構成する二本の裂開用ミシン目線によって形成される角度が、直線部の両端の二股部で相違している、請求項5記載の吸収性物品。
(作用効果)
男性器挿入口を形成するための二股部と、シート状にするための二股部のそれぞれに適した二股部が形成される。
以上のとおり本発明によれば、男性器に対して装着しやすく、汎用性と尿漏れ防止性の両立がなされた吸収性物品が提供される。
次いで、本発明の実施の形態を図面を参照しながら以下に詳述する。
本発明の吸収性物品X1は、吸収性シート1に対してカバーシート2がその周縁部で接着された四方閉じの袋構造をなしている。全体形状としては、製造が容易であることから図示例の矩形が適するが、これに限定されるわけではない。ただし、後述する男性器の挿入する機能を発揮させるべく、少なくとも長手方向長さは300mm以上であるのがよい。
本形態の吸収性シートX1は、透液性シート11と不透液性バックシート12との間に、吸収体13及びセカンドシート14が介在された層構造を有し、前記透液性シート11及び不透液シート12の前後端部及び両側部が前記吸収体13及びセカンドシート14よりも外方に延出され、さらに透液性シート11は、不透液性バックシート12の側縁を巻き込んで、その巻き込み部分において不透液性バックシート12に対して接合されている。接合の方法は、特に限定されない。既知の方法による。例えば、ホットメルト接着、超音波シール、ヒートシール(熱融着)、ヒートプレス(熱圧着)又はこれらの組み合わせによることができる。
前記透液性シート11は、例えば、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート等の糸を平織り等したネット状のシート素材、多数の透孔を形成したフィルムシート材、ポリエチレンやポリプロピレン等のフィルムシート材、透液性を有する織布、不織布が適し、特に不織布が適する。不織布としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を繊維素材として、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって加工したものを用い得る。
SMS不織布、ポイントボンド不織布あるいは、ポリエチレンフィルム等のプラスチックフィルムや、プラスチックフィルムと不織布とをラミネートしたラミネート不織布など層構造の不織布も用い得る。
不透液性バックシート12は、ポリエチレンやポリプロピレン等の既知の樹脂シート、特には、ポリエチレンやポリプロピレン等の樹脂中に無機充填剤を混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性の樹脂シートが好適に用いられる。不透液性バックシート12は、肌触り性向上のために樹脂性シートの外面に不織布等からなる外装シートを積層したものが特に好適である。外装シートに用いうる不織布シートは、上記透液性表面シート11に用いられるのと同様である。
吸収体13は、積繊パルプ、不織布などの繊維内に吸収性ポリマーを散在させた吸収コアをクレープ紙、不織布シート、孔開きシート等の透液性のシートによって包皮して構成することができる。
高吸収性ポリマーとしては、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸およびその塩類、アクリル酸塩重合体架橋物、澱粉−アクリル酸グラフト共重合体、澱粉−アクリロニトリルグラフト共重合体の加水分解物、ポリオキシエチレン架橋物、カルボキシメチルセルロース架橋物、ポリエチレンオキサイド、ポリアクリルアミド等の水膨欄性ポリマーを部分架橋したもの、あるいはイソブチレンとマレイン酸との共重合体等が好適に用いられる。製品の吸湿によるブロッキング性を抑制するためにブロッキング防止剤が添加されたものも用いることができる。また高吸収性ポリマーとしては、粉体状、粒子状、顆粒状、ペレット状、ゾル状、サスペンジョン状、ゲル状、フィルム状、不織布状等のさまざまな形態をもったものがあるが、これらはいずれも本発明において使用可能であり、特に粒子状のものが好適に使用される。
セカンドシート14は、吸収体13と透液性シート11との間に介在され、前記透液性シート11を介して取り込まれた体液等を分散して吸収体13に移行させたり、吸収体13に吸収された体液の逆もどりを防止するためのものである。このセカンドシートは必ずしも必要ではない。セカンドシート14としては、例えば、クレープ紙が好適に用いられる。
一方、前記カバーシート2は、前記吸収性シート1と同じ大きさか又は若干小さく形成され、前記吸収性シート1の透液性シート11面側に接合されている。接合方法は、特に限定されず、既知の方法による。例えば、ホットメルト接着、超音波シール、ヒートシール(熱融着)、ヒートプレス(熱圧着)又はこれらの組み合わせによることができる。
本形態では、カバーシート2は、親水性不織布シート21と撥水性不織布シート22が積層された構造をなし、全体として不透液性となっている。また、前記撥水性不織布シート22が吸収性シート1の透液性シート11に対面するように位置されている。なお、撥水性不織布シート22に変えて、フィルムシートや前記不透液シートと同様の不織布以外のシート材を用いることもできる。
ここで、前記親水性不織布シート21としては、エアスルー、スパンボンド等の不織布シートが好適であり、撥水性不織布シート22としては、SMMS等の積層不織布が好適である。
また、前記カバーシート2は、シート間に後述する適宜の弾性伸縮部材25,26が配されており、適宜の位置において伸縮性を有するように構成されている。
他方、前記カバーシート2には、特徴的に裂開用ミシン目線30が形成されており、この裂開用ミシン目線30の裂開により、本形態の吸収性物品X1は、吸収性シート1の透液性シート11面への接触が可能となるように構成されている。
本形態では、この裂開用ミシン目線30は、前記カバーシート2の中央部で長手方向に沿って延在する実質的に直線状をなす直線部30Aと、この直線部30Aの端からシート縁に向かって二股に分かれて延在する二股部30Bとを有し、略Y字形状となしている。
従って、前記二股部30Bのみを裂開すると、透液性シート11とカバーシート2との間の空間へ、男性器の挿入を可能とする略三角形状の挿入口が形成される。
さらに、直線部30Aも裂開して形成される自由片を捲りあげれば透液性シート11面が露出され、平板の吸収パッドとしての利用も可能となる。このようにパッドとして利用するならば、直線部の延在方向を使用時の前後方向にすることで、自由片がいわゆる横漏れ防止用のバリアカフスと同様の効果を奏するようにもなる。
ここで、前記直線部30Aは若干の蛇行やジグザグ状をなしてもよいが、全体の長さとの比率との関係で実質的に直線とみなされる程度に一定方向に延在していればよい。この直線部30Aの長さL1は概ね160〜420mm程度であるのが望ましい。
二股部30Bの長さは30〜210mm程度がよく、また、二股間の角度∠αは180°未満であればよいが、好適には30〜150°の範囲とするのがよい。特に好適には90〜120°とするのがよい。二股のなす角度∠αが30°未満又は150°を超えるとミシン目線が意図せずに裂開したり、意図しない部位まで延長して裂開されてしまう事故が生じやすくなる。
また、二股部30Bの終端位置と吸収性物品の長手方向縁との間の距離L2は20〜150mm程度であるのがよい。10mm未満であると男性器挿入に十分な孔径を確保できない。また、150mmを超えると孔が大きくなりすぎてフィット性が低下し、装着後に男性器がはずれやすくなる。
他方、本形態の裂開用ミシン目線30には、適宜の位置に、裂開時の連続裂開及びミシン目線非形成部への裂開の連鎖を適当に停止させるためのストップ孔35,35が設けられている。
このストップ孔35,35は、裂開用ミシン目線30を構成するカット部よりも幅広に構成された孔であり、連続して裂開されるミシン目線がストップ孔35,35に差しかかかったところで、次のタイ部が直ちに裂けないようにするクッション的な役割を果たす。
本形態では、ストップ孔35,35は、直線部30Aと二股部30Bとの連接部、二股部30B及び直線部30Aの端部、直線部30Aの適宜の中間部に形成されている。かかる位置にすることで、例えば、二股部30Bのみを裂開したいときに、直線部30Aが意図せず裂開されづらく、また二股部30Bの端部以上にカバーシート2が裂開され難く、もって二股部30Bのみが裂開されやすくなる。また、直線部30Aを裂開させる際には、適当長さの直線部30Aのみを裂開させるといった調整や、直線部30Aの端からミシン目非形成部分へ裂開が連鎖してしまうことが防止されるようになる。
なお、この裂開用ミシン目線30における具体的な裂開強さの調節は、ミシン目線における接続部であるタイ長さと、同分断部であるカット長さとを調節することにより、あるいはこのタイ長さとカット長さとの比であるタイカット比を調節することにより行うことができる。
他方、本形態のカバーシート2は、二層構造としているため、前記裂開用ミシン目線30の裂開に伴って、各シート同士が分離しないように、両シートの裂開用ミシン目線30に沿ってホットメルト接着剤によって接着されている(図中ホットメルト接着剤による接着部は符号40で指す編かけ部分である)。
他方、本形態のカバーシート2は、裂開用ミシン目線近傍で、当該裂開用ミシン目線に沿うように配される第1弾性伸縮部材25と、吸収性物品X1の側縁部において裂開用ミシン目線30の直線部30Aの延在方向に沿って配される第2弾性伸縮部材26とが伸張状態で固定されている。
前記第1弾性伸縮部材25の存在により、前記裂開用ミシン目線30の二股部30Bを裂開したときには、カバーシート2に形成される挿入口縁が吸収性シート1から離間するように浮き上がり、カバーシートと透液性シートとの間に男性器をより挿入しやすい形状に変形される。
第1弾性伸縮部材25は、図示例においては、裂開用ミシン目線30の全長に沿って配されているが、必ずしも全長に渡って配されている必要はない。かかる浮き上がりを達成するためには、二股部30Bの直線部30Aとの連接部から二股部30Bの端及び直線部30Aの端に向かって50〜150mmの範囲に設けられていればよい。
他方、第2弾性伸縮部材26は、吸収性物品X1の全長にわたり設けるのが望ましく、この第2弾性伸縮部材26によって吸収性物品全体が長手方向に湾曲した形状となり、手で保持しやすく、男性器を挿入しやすい形状に変形される。
なお、第1弾性伸縮部材25と第2弾性伸縮部材26の伸縮力は同一である必要はなく、好ましくは、第1弾性伸縮部材26のほうがより伸長されて伸縮力を持った状態で固定されているのがよい。このように第1弾性伸縮部材25のほうがより伸縮するほうが立体的な挿入口が形成されやすくなる。
ここで、第1及び第2の各弾性伸縮部材25,26としては、代表的に糸ゴムが用いられる。糸ゴムとしては、合成ゴム又は天然ゴムからなるもの、天然ゴムを主成分とするものが適する。糸ゴム以外に、一般的によく知られたエラストマー樹脂を含む、糸状、紐状、帯状、網状、フォーム状等に成形(成型)された、ゴム弾性を有する材料を用いることができる。
一方、これら弾性伸縮部材25,26の固定、カバーシートを構成する親水性不織布シート21と撥水性不織布シート22の接合、及びその他の各シートの接合等に用いるホットメルト接着剤は、この種の吸収性物品に用いられている既知のものが使用可能である。例えば、スチレン系ブロック共重合体やポリウレタン系ブロック共重合体、ポリエステル系ブロック共重合体、ポリアミド系ブロック共重合体、共重合体ブレンドのベースポリマーと、ロジン系樹脂、ポリテルペン系樹脂、テルペンフェノール系樹脂、ジシクロペンタジエン系石油樹脂、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、共重合系石油樹脂、脂環族系石油樹脂、キシレン樹脂およびエラストマー等の常温時固体の接着性付与成分と、ワックス類などの可塑剤成分と、酸化防止剤を構成成分として少なくとも含むものが好適である。
<第2の実施の形態>
本実施の形態X2は、裂開用ミシン目線30のパターンが第1の実施の形態と相違している。その他の構成については、第1の実施の形態と同様である。
第1の実施の形態における裂開用ミシン目線30は、直線部30Aの一端側のみから二股部30Bが形成されているが、本形態における裂開用ミシン線30は、直線部30Aの両端からそれぞれ二股部30B,30Cが延在している。
本形態においては、二つの二股部30B,30Cにおけるそれぞれに角度∠α、∠βは同一である必要はなく、それぞれ適宜の角度にすることができる。
本形態では、汎用性の高い吸収パッドとして利用する際に、すべての裂開用ミシン目線を裂開すると、広範な透液性シート面を露出させることができる。
すなわち、裂開によって直線部30A及び二つの二股部30B,30Cの裂開によって得られるカバーシート2の自由片を、直線部30Aと直行する方向に捲りあげることで、広範な透液性シート11面が露出される。さらに、その捲りあげた自由片は、カフス様の効果を発揮し、いわゆる横漏れ防止として機能する。
もちろん、男性器を挿入して使用する男性用の吸収性物品として利用する場合には、いずれかの二股部のみを裂開して使用すればよい。
本発明は、体液吸収物品に利用可能である。
第1の実施の形態の吸収性物品の平面図である。 そのII−II断面図である。 第2の実施の形態の吸収性物品の平面図である。
1…吸収性シート、2…カバーシート、11…透液性シート、12…不透液性バックシート、13…吸収体、14…セカンドシート、21…親水性不織布シート、22…撥水性不織布シート、25…第1弾性伸縮部材、26…第2弾性伸縮部材、30…裂開様ミシン目線、30A…直線部、30B,30C…二股部、35…ストップ孔、L1…直線部の長さ、L2…二股部の端と吸収性物品の長手方向縁との間の距離、40…ホットメルト接着剤による接着部分。

Claims (6)

  1. 透液性トップシートと不透液性バックシートとの間に吸収体が介在された吸収性シートと、
    周縁部において前記透液性トップシートに対して接着され、前記吸収性シートとで袋構造を形成する不透液性のカバーシートと、を備え、
    前記カバーシートは、長手方向一端部から他端部にかけて延在する裂開用ミシン目線を有し、
    その裂開用ミシン目線は、カバーシートのシート中央部で長手方向に沿って直線状に配される直線部と、この直線部の端からシート縁に向かって二股に分かれて延在する二股部とを有し、
    前記裂開用ミシン目線のうち二股部のみを裂開して三角形状の挿入口を形成することにより、この挿入口から前記透液性トップシートとカバーシートとの間の空間へ男性器を挿入して利用することが可能であるとともに、前記二股部及び直線部を裂開して形成される自由片を捲り、前記透液性トップシート面を露出することにより、吸収パッドとして利用することも可能であるように構成された、
    ことを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記カバーシートは、裂開用ミシン目線に沿って、弾性伸縮部材が配されている請求項1記載の吸収性物品。
  3. 裂開用ミシン目線の所定位置に、ミシン目線を構成するカット部よりも幅広のストップ孔が形成されている、請求項2記載の吸収性物品。
  4. 直線部に沿う方向に延在する弾性伸縮部材が、吸収性物品の両側縁部に配されている請求項1〜3の何れか1項に記載の吸収性物品。
  5. 直線部の両端に二股部が形成されている請求項1〜4の何れか1項に記載の吸収性物品。
  6. 二股部を構成する二本の裂開用ミシン目線によって形成される角度が、直線部の両端の二股部で相違している、請求項5記載の吸収性物品。
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