WO2004106086A1 - 塗布具用チップの製造方法 - Google Patents

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Norimasa Kurihara
Shoko Matsumoto
Kyoko Sano
Takeshi Omatsu
Shigeki Yoneda
Yasunori Nakatani
Hiroyoshi Yamamoto
Kozaburo Fujita
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Abstract

吐出量を多くすることができる塗布具用チップの製造の際に、製造時の加工性が安定し、製造が容易にすることができる塗布具用チップの製造方法の提供する。 塗布具用チップ本体(11)の外側の形状を略円錐状に加工する外部加工工程と、塗布具用チップ本体(11)の内側に先端側が開口状であるボールハウス(15)を形成する内部加工工程と、ボールハウス(15)にボール(10)を収納するボール収納工程と、塗布具用チップ本体(11)の先端部(43)をボール(10)側に変形させる先端変形工程を有している。そして、外部加工工程の後、塗布具用チップ本体(11)の外側に周状削り部(55)を設ける周状削り工程を有し、先端変形工程において、周状削り部(55)をボール(10)側に変形させる。

Description

明細書 塗布具用チップの製造方法 技術分野
本発明は、 水性ボールペン等に使用する塗布具用チップの製造方法に関するものであ る 背景技術
従来より、 先端にボールを有し、 前記ボールを押しつけて、 ボールに付着した塗布液 を塗布対象に塗布する塗布具が知られている。 そして、 この塗布具の例としては、 塗布 液にインキを用いたボールペンがある。 さらに、 インキとしては、 染料、 顔料等の色材 を水を主溶媒とした水性ィンキがあり、 このィンキを内蔵した水性ボールペンが知られ ている。 また、 'インキとして、 ゲル化した水性ゲルインキも用いられている。 なお、 水 性ゲルインキ等を用いたボ一ルペンには、 吐出量が多いものがある。
ボールペンに採用されるボールペンチヅプは、 チップ本体の中に筆記用ボールが回転 可能に保持されたものである。 そして、 ボールペンの使用時には、 インキ収納部内のィ ンキを筆記用ボールに導き、 筆記用ボールの回転に応じてィンキを紙等に付着させるこ とができる。
図 2 3は、 従来技術のボールペンチップ 1 2 0の先端部分の断面図である。
従来技術のボールペンチップ 1 2 0は、 ボールペンチップ本体 1 0 0とボール 1 0 2 によって構成されている。 先端の構造は図 2 3に示されており、 ボールペンチップ本体 1 0 0の外形は先端側が円錐状をしている。 ボール 1 0 2はボールハウス 1 0 3内に揷 入され、 さらにボール 1 0 2はボールペンチップ本体 1 0 0の先端部 1 0 1で挟持され ている。
図 2 3に示されるように、 ボールペンチップ本体 1 0 0の内部の構造は、 先端側に凹 状のボールハウス 1 0 3があり、 後端側に中心孔 1 1 0が設けられている。 また、 ボー ルハウス 1 0 3には円錐内面状の座面 1 0 5が設けられている。 ボールペンチヅプ本体 1 0 0には、 座面 1 0 5側につながる放射状の溝 1 0 7が設けられている。 この溝 1 0 7は、 ボールペンの使用時に、 塗布液の排出をスムーズにするものであり、 塗布液は中 心孔 1 1 0側から溝 1 0 7を介して、 先端部 1 0 1側に流れる。 したがって、 ボールぺ ンの使用時にボール 1 0 2が座面 1 0 5側に押しつけられても塗布液の流路が確保さ れ、 塗布液をスムーズに塗布することができる。
また、 ボールペンチヅプ 1 2 0を製造する方法は以下のように行われている。 まず、 図 2 0に示されるように、 ボ一ルペンチヅプ本体 1 0 0の内部及び外部を所定の形状に 切削して、 内部にボールハウス 1 0 3、 中心孔 1 1 0、 溝 1 0 7を形成する。 そして、 図 2 1に示されるように、 ボールハウス 1 0 3にボール 1 0 2を収納する。 さらに、 図 2 2に示されるように、 複数のかしめ工具 1 1 4で先端部 1 0 1をボール 1 0 2側に変 形させるようにかしめる。
さらに、座打ちが行われる。座打ちは、ボール 1 0 2を座面 1 0 5側に押し下げる(叩 く) 加工である。 座打ちを行うことにより、 図 2 3に示されるように、 座面 1 0 5とな る部分の表面がボール 1 0 2の形状に合わせて凹変する。 そして、 座打ちを行うと、 筆 記の際に、 ボール 1 0 2は軸方向に移動可能となり、 ボ一ルペンチップ本体 1 0 0の先 端部 1 0 1とボール 1 0 2との間に隙間 S 1が形成される。 隙間 S 1は、 ボール 1 0 2 とチップ本体 1 0 0の開口部との間に形成されるものであり、 座打ちを大きくすること により隙間 S 1が大きくなるので、 塗布液を多く塗布する場合には都合がよい。
そして、 ボ一ルペンチップ 1 2 0を用いたボ一ルペンを用いて筆記 (塗布) する場合 には、ボール 1 0 2を紙などの筆記対象に押しつけて、この状態でボールペンを移動し、 ボール 1 0 2を回転させることにより内部の塗布液を筆記対象に塗布する。
上記のような座打ちを行ったボ一ルペンチップ 1 2 0では、 ボール 1 0 2が軸方向に 移動可能であるので、 筆記時には、 ボール 1 0 2が筆記対象によって押されて軸の後端 側に移動する。 そのため、 ボールペンを用いて筆記対象に筆記する場合に、 ボールペン チップ本体 1 0 0の先端部 1 0 1が内部のボール 1 0 2に対して相対的に前へ移動す る。 その結果、 ボ一ルペンを傾斜して筆記する場合などには、 ボ一ルペンチップ 1 2 0 の先端部 1 0 1が筆記対象に接触しやすく、 ボールペンチップ 1 2 0の先端部 1 0 1が 筆記対象に接触すると、 弓 (つ掛かってスムーズな筆記ができないという問題があった。 ボールペンを傾斜した状態で筆記した場合に、 ボールペンチップ本体 1 0 0の先端部 1 0 1が筆記対象と接触し難くするには、 ボールペンチップ本体 1 0 0の先端部 1 0 1 の厚みを薄くすることが望ましい。
そして、 先端部 1 0 1の厚みを薄くすると、 ボールペンを傾斜した状態で筆記しても 先端部 1 0 1が筆記対象に接触し難くなるが、 その反面、 先端部 1 0 1のかしめ工程で の加工が難しく、また、かしめによって不必要なところまで変形させるおそれがあった。 そこで、 先端部 1 0 1の厚みが薄い場合であっても、 かしめ加工後の形状がばらつくこ となく、 安定した形状となる製造方法が望まれていた。
特に、 ボール 1 0 2の外径が小さい場合には、 先端部 1 0 1の厚みをより薄くしなけ れぱ、 傾斜して塗布する場合に、 先端部 1 0 1が塗布対象に接触しやすい。 そのため、 ボール 1 0 2の外径が小さいものほど先端部 1 0 1の厚みが薄くなつて、 先端部 1 0 1 の加工が難しい。
また、 座打ちを行ったボ一ルペンチヅプ 1 2 0では、 前記したように、 ボールペンを 使用する際にボール 1 0 2が軸の後端側に移動する。 このとき、 ボール 1 0 2の該後端 側への移動量が同じであっても、 ボールペンチップ本体 1 0 0の先端部 1 0 1の内側面 K (図 2 3 ) の傾きが大きいほど、 ボール 1 0 2との隙間 S 1が大きくなる。 したがつ て、 塗布液の吐出量を多くする場合には、 先端部 1 0 1の内側面 Kの傾きを大きくする 方が好ましい。 そして、 先端部 1 0 1の内側面 Kの傾きを大きくするためには、 図 2 2 に示すように、 傾斜部 1 1 4 aの傾きを大きいかしめ工具 1 1 4を用いて、 先端部 1 0 1のかしめによる変形部分の傾斜角度を大きくする必要がある。 しかし、 この場合、 か しめ工程の際に変形する変形の程度が大きくなるので、 かしめ工具 1 1 4が接触しない 部分も変形するおそれがあった。
そこで、 先端部 1 0 1の加工性が安定し、 製造しやすい塗布具用チップの製造方法を 提供することを課題とする。 発明の開示
本発明の製造方法によつて製造される塗布具用チップは、 先端側が開口状であるボー ルハウスを備えた塗布具用チップ本体と、 ボールハウス内で保持されたボールとを有す している。 そして、 本発明の製造方法では、 外部加工工程と、 内部加工工程と、 ボール 収納工程と、 先端変形工程と、 周状削り工程とを有している。
外部加工工程は塗布具用チップ本体の外側の形状を略円錐状に加工するものであり、 内部加工工程は塗布具用チップ本体の内側にボールハウスを形成するものであり、 ボー ル収納工程はボールハウスにボールを収納するものであり、 先端変形工程は塗布具用チ ップ本体の先端部をボール側に変形させるものである。 そして、 本発明の製造方法の周 状削り工程は、 外部加工工程の後、 塗布具用チップ本体の先端付近の外側を周状に削る ものであり、 先端変形工程は、 前記周状に削った部分をボール側に変形させることを特 徴としている。
本発明によれば、 塗布具用チップ本体の外側の先端付近を周状に削る周状削り工程を 有し、前記先端変形工程において、前記周状に削った部分をボール側に変形させるので、 削つた部分が変形しゃすくなり、 変形を行う場所だけを変形させることが容易となり、 製造時の加工が安定する。
また、 前記周状削り工程では、 円錐台の側面状である第 1の面と、 前記第 1の面とは 異なる円錐台の側面状又は円柱側面状であって先端側に位置する第 2の面とを形成する ように加工するものであり、 前記先端変形工程において塗布具用チップの軸を通る断面 における前記第 1の面と前記第 2の面となす角度を大きくするように加工するようにし てもよい。 ここで、 円錐台とは、 円錐形の先端部分がない形状であって、 軸方向に平行 な断面が台形であるものであり、 台形回転体状である。
この製造方法によれば、 周状に削る作業が容易であり、 先端変形工程での加工も容易 である。
また、 前記先端変形工程において傾斜部を有する加工具を塗布具用チップ本体の軸方 向に、 前記傾斜部が前記第 1の面に接触するまで押しつけることにより、 前記第 2の面 の全部又は一部を前記傾斜部に沿うように変形させるように加工するようにしてもよ い。 ここで、 「傾斜部が第 1の面に接触するまで押しつける」 とは、 傾斜部の一部が第 1の面の一部に接触するまで押しつければよいということを意味するものであり、 第 1 の面の全部に接触するまで押しっけなくてもよい。
この製造方法によれば、 第 1の面が位置決めのための基準として機能し、 かしめ加工 具を第 1の面に接触させるように押しつけることで位置決めが容易となり、 加工が安定 する。
また、 前記先端変形工程において塗布具用チップの軸を通る断面における前記第 1の 面と前記第 2の面となす角度が 1 7 0 ° 〜1 9 0 ° となるように加工してもよく、 好ま しくは、 1 8 0。 となるように加工して、 第 1の面と第 2の面による面がほぼ同一面状 となるように加工しても良い。
ここで、 「塗布具用チップの軸を通る断面における第 1の面と第 2の面となす角度」 は周状に削つた側の角度であり、 塗布具用チップの外側の角度である。 この製造方法によれば、 第 2の面の全域にかしめ加工具を押しつけて位置決めができ るので、 位置決めが容易となり、 加工が安定する。
また、 前記先端変形工程において、 当該工程により形成される塗布具用チップ本体の 先端部の外側の表面であるかしめ表面部は円錐台の側面状であり、 前記第 1の面の後端 側の縁が、 前記かしめ表面部の仮想面上となるように加工してもよい。
この製造方法によれば、 かしめ治具を押しつけて先端変形工程の加工を行う場合に第
1の面の後端側の縁を当てることにより、 位置決めが容易となり、 安定して製造するこ とができる。
周状削り工程において、 第 1の面の形状を外側に向かって突出する曲面状に加工し、 第 1の面の後端側の縁を連続面としてもよい。 かかる場合には、 後端側の縁が引っ掛か ることが無く、 筆記感を悪くすることがない。
また、 塗布具用チップ本体の先端側の内側を、 ボールハウス内部の内径よりも大きい 内径とするように加工する縁部拡径工程を有してもよい。
この製造方法によれば、 塗布具用チップ本体の先端側の内側を、 ボールハウス内部の 内径よりも大きい内径とするように加工する縁部拡径工程を有するので、 先端のかしめ 加工の際の先端部の傾きを大きくすることができ、 先端のかしめ後のボールハウス内部 の空間をより大きくすることができる。
また、 前記縁部拡径工程においては、 姿バイ トを用いて加工してもよく、 かかる場合 には、 縁部拡径工程による加工を容易に行うことができる。
また、 前記ボールハウスの後端側に軸方向に伸びる溝を形成する溝加工工程を有して もよい。 この製造方法によれば、 より多くの塗布液を流出させることができる。
また、 前記ボールを先端側から押圧して、 前記ボールハウスの後端側を変形させる座 面変形工程を有するものでもよい。 この製造方法によれば、 ボールが軸方向に移動可能 となり、 塗布具の使用時に、 先端部の隙間を大きくして、 より多くの塗布液を流出させ ることができる。
さらに、 内部加工工程において、 先端側に突出している座面側加工面を形成するよう に加工し、 座面変形工程において、 前記座面側加工面を変形させて座面を形成すること もできる。 この方法によれば、 座面変形工程による座面の形成を小さい力で行うことが できる。
また、 内部加工工程において、 座面側加工面の内側を先端側に突出させるように加工 することができる。 この方法によれば、 押圧変形表面部を形成する加工を行いやすい。 さらに、 内部加工工程において、 座面側加工面の形状は頂点を先端側とする円錐台の 側面の形状に加工することができ、 かかる場合には、 内部加工工程での加工を行いやす い。
また、 上記の方法により製造された塗布具用チップや、 当該塗布具用チップを用いた 塗布具を用いることができる。 そして、 ボールは先端側に付勢されていてもよい。 さら に、 前記塗布具の塗布液として水性ィンキ又は水性ゲルィンキを用いたボ一ルペンとし てもよい。 図面の簡単な説明
図 1 ( a ) は、 本発明の実施形態におけるボールペンチップを用いた芯の断面図であ る。 図 1 ( b ) は図 1 ( a ) に示した芯を用いたボールペンの正面図である。 図 2は、 本発明の実施形態におけるボ一ルペンチップの断面図である。 図 3は、 図 2のボールべ ンチップの先端付近の断面図である。 図 4は、 図 2のボ一ルペンチップの先端部分を拡 大した断面図である。 図 5は、 本発明の第 1の実施形態の製造方法におけるボールペン チップの加工段階での先端部分の断面図である。 図 6は、 図 5の Aの部分を拡大した図 である。 図 7は、 本発明の第 1の実施形態の製造方法におけるボールペンチップの加工 段階での先端部分の断面図である。 図 8は、 図 7の Bの部分を拡大した図である。 図 9 は、 本発明の第 1の実施形態の製造方法におけるボ一ルペンチップの加工段階での先端 部分の断面図である。 図 1 0は、 図 9の Cの部分を拡大した図である。 図 1 1は、 本発 明のボールペンチヅプの先端部分の断面図である。 図 1 2は、 従来技術のボールペンチ ップの先端部分の断面図である。 図 1 3は、 本発明のボールペンチップの製造方法の第 2の実施形態における加工段階での先端部分の拡大断面図であり、 (a )及び(b )は、 かしめ加工前の断面図、 (c ) は、 かしめ加工後の断面図である。 図 1 4は、 本発明の ボールペンチップの製造方法の第 3の実施形態における加工段階での先端部分の拡大断 面図であり、 (a ) 及び (b ) は、 かしめ加工前の断面図、 (c ) は、 かしめ加工後の断 面図である。 図 1 5は、 本発明のボールペンチップの製造方法の第 4の実施形態におけ る加工段階での先端部分の拡大断面図であり、 (a ) 及び (b ) は、 かしめ加工前の断 面図、 (c ) は、 かしめ加工後の断面図である。 図 1 6は、 本発明の第 5の実施形態の 製造方法におけるボールべンチップの加工段階での先端部分の断面図である。図 1 7は、 本発明の第 5の実施形態の製造方法におけるボールペンチップの加工段階での先端部分 の断面図である。 図 1 8は、 本発明の第 6の実施形態の製造方法におけるボールペンチ ップの加工段階での先端部分の断面図である。 図 1 9は、 本発明の第 6の実施形態の製 造方法におけるボールペンチップの加工段階での先端部分の断面図である。 図 2 0は、 従来技術の製造方法におけるボールペンチップの加工段階での先端部分の断面図であ る。 図 2 1は、 従来技術の製造方法におけるボールペンチップの加工段階での先端部分 の断面図である。 図 2 2は、 従来技術の製造方法におけるボールペンチップの加工段階 での先端部分の断面図である。 図 2 3は、 従来技術のボールペンチップの先端部分の断 面図である。 発明を実施するための最良の形態 本発明の第 1の実施形態のボールペンチップ (塗布具用チップ) 1を用いた芯 7は図 1 ( a ) に示されている。 そして、 芯 7の先端にボールペンチップ 1が、 取り付けられ ている。 また、 図 1 ( b ) に示されるように、 ボールペンチヅプ 1は、 水性ゲルインキ であるインキ 5を内部に有するインキ筒(塗布液収納部) 6と接合されている。そして、 芯 7は、 図 1 ( b ) に示されるように、 ボールペン 1 8の軸筒 1 9の内部に装着されて 使用される。
このボールペン 1 8は、 ボールペンチップ 1の先端に有するボール 1 0を押圧しなが ら移動させることによってボール 1 0が回転し、 塗布液として用いられているインキ 5 がボ一ルペンチップ 1の内部を通って、 ボール 1 0に適当量付着しながら流出し、 筆記 することができる。
ボールペンチップ 1は、 図 2に示されるように、 ボールペンチップ本体 (塗布具用チ ップ本体) 1 1、 ボール 1 0及びボール付勢部材 1 2からなる。
ボールペンチップ本体 1 1は、 先端側の外形が略円錐形状であり、 後端側の外形が略 円柱形状であり、 外観全体はロケットのような形状である。 そして、 ボールペンチップ 本体 1の先端側には円錐部 2 5を有し、 後端側には円筒部 2 6を有している。 また、 円 筒部 2 6の後端側は、 やや外径が縮径しているインキ筒結合段部 2 6 aを有して、 イン キ筒結合段部 2 6 aはインキ筒 6との接続に用いられる。 ボールペンチップ本体 1 1の 内側にはボールハウス 1 5、中心孔 1 6及びバック孔 1 7が設けられてこれらが連通し、 インキ 5の一連の流路となっている。 さらに、 ノ ソク孔 1 7の後端側には、 後端側開口 2 8を有している。
図 4に示されるように、 ボールハウス 1 5は、 円筒内部の形状をした側壁である円筒 壁 4 1と、 円筒壁 4 1の後端側に位置する座面 4 5及び接続面 7 1を有している。 接続 面 7 1は、 円筒壁 4 1と座面 4 5を接続する面である。 座面 4 5は、 後述するように、 ボール 1 0を先端側から後端側に向けて押圧する座打ちにより形成される。 接続面 7 1 の形状は、 円錐台の側面の内側の形状である。
さらに、 図 3、 図 4に示されるように、 ボールペンチップ本体 1 1の中心孔 1 6の周 りには、 放射状に配置された、 いわゆる矢溝と呼ばれる溝 4 7が設けられている。 溝 4 7は、 本実施形態では 3力所設けられている。 そして、 溝 4 7はボールハウス 1 5側と つながつており、 インキ 5は中心孔 1 6から溝 4 7に入って、 さらに、 溝 4 7のボール ハウス 1 5側の出口部 6 1を通過して、 ボールハウス 1 5側に流出することができる。 図 2に示されるように、 ボール付勢部材 1 2はコイル状のばねである付勢力発生部 2 2と棒状部 2 3が設けられている。 そして、 棒状部 2 3の先端 2 3 aがボール 1 0に接 触している。
ボール付勢部材 1 2はボールペンチップ本体 1 1の内部に設けられている。 そして、 ボール付勢部材 1 2が圧縮状態となっており、 ボール付勢部材 1 2によって先端側に向 かってボール 1 0を付勢している。 このため、 ボ一ルペン 1 8が使用されない場合には 前記付勢によりインキ 5の外部の流出を防止し、 ボールペン 1 8を使用する際には、 筆 記圧によりボール 1 0が後端に移動して、 インキ 5の流出が可能となる。
ボール 1 0は球状である。 そして、 ボール 1 0はボールペンチップ本体 1 1のボール ハウス 1 5に回転可能に保持されている。 すなわち、 ボール 1 0の後端側は座面 4 5に より、 側面側は円筒壁 4 1により、 先端側は内側に変形した先端部 4 3により、 ボール 1 0が保持されている。 先端部 4 3は、 後述するように、 ボール 1 0の挿入後にボール ペンチヅプ本体 1 1の先端を内側に向かって変形するようにかしめられる。
次に、 ボールペンチップ 1の製造方法について図 5〜図 1 0を用いて説明する。 まず、 ボールペンチップ本体 1 1を、 円柱状であるステンレスなどの金属材料を用い て形成する。 なお、 この円柱状の材料の材質は切削が可能である金属材料が用いられ、 快削用ステンレス (例えば D S R 6 F (大同特殊鋼製))、 快削洋白、 真ちゆうなどを使 用する。 そして、 後述する外部加工工程、 周状削り工程、 内部加工工程、 溝加工工程で は、 前記円柱材料の外側と内側とを切削して加工する。 加工されるとボールペンチップ 本体 1 1の先端付近は図 5に示された状態となる。
ボールペンチヅプ本体 1 1の外側の加工は以下の通りである。
ボールペンチップ本体 1 1の先端側に仮想的な頂点がある円錐面状の円錐部 2 5を設 け、 また、 図 2に示される円筒部 2 6やインキ筒結合段部 2 6 aなどの他の部分につい ても上記したような形状とする (外部加工工程)。
そして、 前記外部加工工程の加工を行った後、 ボールペンチップ本体 1 1の円錐部 2 5の先端付近の外側の一部を削り取り、 周状削り部 5 5を形成する (周状削り工程)。 周状削り部 5 5は、 全周に形成されて周状となっている。
図 5に示されるように、 周状削り部 5 5を形成することにより、 ボールペンチップ本 体 1 1の表面には第 1の面 5 6と第 2の面 5 7が形成される。
第 1の面 5 6の形状は頂点が先端側である円錐台側面状であり、 円錐部 2 5よりも傾 斜が緩やかな面である。また、第 2の面 5 7は、第 1の面 5 6の先端側に位置しており、 第 2の面 5 7の形状は円柱の側面状である。 したがって、 第 2の面 5 7付近のボールぺ ンチップ本体 1 1の先端部付近の形状は円筒状となり、 全周において、 ほぼ同じ幅の厚 みとなる。
このボ一ルペンチヅプ本体 1 1の先端の厚みは、 周状削り部 5 5を形成したことによ り、 薄くなる。 図 5に示されるように、 第 2の面 5 7付近の厚み T 1は、 3 5〃m〜4 5 mである。 かかる範囲であれば、 加工がしゃすい。 また、 第 2の面 5 7の長さは、 ボール 1 0の外径や、 ボール 1 0とボールハウス 1 5との隙間などのより、 所定の長さ とする。
ボールペンチップ本体 1 1の内側の加工は以下の通りである。
先端側からドリル等で軸方向に削り取り、 ボールハウス 1 5及び中心孔 1 6を形成す る (内部加工工程)。 加工後におけるボールハウス 1 5及び中心孔 1 6の軸方向の垂直 な断面は円形である。 また、 ボールハウス 1 5の先端側は開口状である。 また、 ボール ハウス 1 5には円筒壁 4 1が形成され、 円筒壁 4 1と中心孔 1 6をつなぐように座面側 加工面 4 8が形成される。 また、 図 2に示されるバック孔 1 7は後端側から削って形成 する。
なお、 ボールペンチップ本体 1 1の円錐部 2 5の先端付近の外側の一部を削り取り、 周状削り部 5 5を形成する周状削り工程と、 ボールハウス 1 5の形成を行う内部加工ェ 程とは、 別工程で行っても良く、 同時に行っても良い。 周状削り工程と内部加工工程と を同時に削つて加工を行う場合には、 中心を同一としながら加工を行うことが容易とな るので、 第 2の面 5 7付近の厚みを薄くする加工を行う場合に加工が行いやすい。 また、 溝 4 7を形成する (溝加工工程)。 溝 4 7は、 中心孔 1 6とつながり、 中心孔 1 6の壁面を外側に向かって削ることにより形成される。 図 3に示されるように、 溝 4 7は、 間隔が同じとなるように 3力所設けられている。 また、 図 4に示されるように、 溝 4 7の外側の壁 4 7 aの面と、 前記ボールハウス 1 5の円筒壁 4 1の面とはほぼ同一 面である。
次に、 ボールハウス 1 5にボール 1 0を収納する (ボール収納工程)。 さらに、 図 7、 図 9などに示されるように、 ボールペンチヅプ本体 1 1の先端をボール 1 0側に変形さ せて先端部 4 3を変形させる (先端変形工程)。 この工程は、 図 7、 図 9に示されるよ うに、 傾斜部 4 4 aを有するかしめ工具 4 4を用いて行われる。 具体的には、 ボール 1 0を座面側加工面 4 8に接触させている状態で、 かしめ工具 4 4の傾斜部 4 4 aをボ一 ルペンチップ本体 1 1の先端に接触させ、 かしめ工具 4 4を軸方向に押しつけて行われ る。 なお、 かしめ工具 4 4を用いて加工する場合、 従来技術の説明で用いた図 2 1、 図 2 2に示されるように、 複数のかしめ工具が用いられるが、 本発明の実施形態の説明で 用いる図においては、 1力所のみを示して他を省略する。
そして、 先端変形工程により先端部 4 3を変形させて、 先端部 4 3の内側面 Kを傾斜 させる。 先端変形工程では、 先端部 4 3をかしめ工具 4 4によってボール 1 0側に押さ えるようにしてボ一ルペンチップ本体 1 1の先端を変形させる。 このとき、 先端部 4 3 の内側面 Kの先をボール 1 0に接触するまで押さえるので、 先端変形工程の加工直後の 状態は、 先端部 4 3の内側面 Kの先とボール 1 0との間にはほとんど隙間がない状態で ある。 そのため、 この状態ではボール 1 0は軸方向にほとんど移動しない。
ボ一ルペンチップ本体 1 1の先端付近を拡大した図 6、 図 8、 図 1 0を用いて先端変 形工程について詳しく説明する。
先端変形工程の加工前のボールペンチップ本体 1 1の状態は、 図 6、 図 8に示されて おり、特に、図 8では、かしめ工具 4 4を完全に押しつけた位置との関係を示している。 そして、 本実施形態では、 ボールペンチップ 1の軸を通る断面における、 かしめ工具 4 4の傾斜部 4 4 aの傾斜と、 第 1の面 5 6の傾斜がほぼ等しい。 すなわち、 図 9に示さ れるように、 ボールペンチップ 1の軸に対する傾斜部 4 4 aの傾きひ (図 8 ) と、 ボ一 1の軸に対する第 1の面 5 6の傾き/? (図 6 ) とは同じである。
そのため、 かしめ工具 4 4を押しつけると、 図 1 0に示されるように、 ボールペンチ ップ本体 1 1の先端付近がボール 1 0側に変形し先端部 4 3が変形する。 このとき、 第 2の面 5 7の全体が傾斜部 4 4 aに沿うように変形して、 ボールペンチヅプ 1の軸を通 る断面における第 1の面 5 6と第 2の面 5 7となす角度が大きくなるように変形する。 そして、 傾斜部 4 4 aが第 1の面 5 6に接触する位置まで移動すると、 第 1の面 5 6 と第 2の面 5 7とがほぼ同一面となる。 すなわち、 ボールペンチップ 1の軸を通る断面 における第 1の面 5 6と第 2の面 5 7となす角度はほぼ 1 8 0 ° となって、 第 1の面 5 6と第 2の面 5 7とは円錐台の側面の同一面状となり、先端変形工程が完了する。なお、 この第 1の面 5 6と第 2の面 5 7となす角度は、 1 7 0〜 1 9 0 ° の範囲であっても良 く、 また、 第 1の面 5 6が曲面であってもよい。
次に、 ボール 1 0を先端側から押圧する 「座打ち」 により、 球内面状に変形させて座 面 4 5を形成する。 具体的には、 図 9に示される状態から、 ボール 1 0を先端側から押 しっけて、 ボール 1 0の後端側で接触している座面側加工面 4 8の一部を変形させて座 面 4 5を形成させて、 図 4に示されるような状態に加工する。
ボール 1 0の硬さは 1 5 0 0〜2 0 0 O H vであり、 ボールハウス 1 5の硬さは 2 0 0〜2 8 0 H Vであり、 ボール 1 0の方がボールハウス 1 5よりも硬い材料が用いられ ているので、 ボールハウス 1 5の座面側加工面 4 8がボール 1 0の形状に合う形となる ように変形する。 そのため、 座面 4 5の形状は全体がボール 1 0の曲面に合わせた形状 となる。そして、ボールペンチップ 1は、図 4に示されるような状態となって完成する。 本実施形態のボ一ルペンチップ 1では、 座打ちが行われるので、 図 4に示されるよう に、 ボール 1 0は軸方向に長さ Lだけ移動することが可能である。 また、 図 4に示され るように、 ボール 1 0が後端側に移動した状態では、 ボール 1 0とボールペンチップ本 体 1 1の先端部 4 3との間には隙間 S 1が形成される。 そして、 ボールペン 1 8を筆記 する場合などには、 ボール 1 0が座面 4 5側に押されるので隙間 S 1が形成された状態 となる。
そして、 図 2に示すように、 ボール付勢部材 1 2を取り付けてボール 1 0先端側に付 勢し、 図 1 ( a ) に示すように、 インキ筒 6を取り付け、 インキ 5を充填して、 芯 7が 完成する。 さらに、 図 1 ( b )に示されるように、 芯 7を軸筒 1 9に入れることにより、 ボールペン 1が完成する。 なお、 芯 7のインキ筒 6内の後端にはインキフォロア 8を設 けられている。
このィンキフォロア 8は、 不揮発性又は難揮発性有機液状物をゲル化したもので構成 されるものを用いることができる。 さらに、 前記不揮発性又は難揮発性有機液状物とし て、 シリコーンオイル、 鉱物油及びポリブテンの群から選ばれる 1種又は 2種以上の有 機液状物を用いることができる。 このような成分のインキフォロア 8は、 インキの吐出 量が大きい場合にも、 安定的に追随させることができる。
ボールペン 1 8を用いて筆記する場合には、 ボール 1 0を紙などの筆記対象に押しつ けた状態でボールペン 1 8を移動するが、 筆記対象に押しつけられたボール 1 0は座面 4 5側に移動した状態でボール 1 0が回転する。 そして、 インキ 5は、 中心孑し 1 6から 溝 4 7を経て、 ボールハウス 1 5を経て、 隙間 S 1から外部に流出し、 筆記対象に付着 する。
本実施形態のボールペンチップの製造方法では、 ボールペンチップ本体 1 1に周状削 り部 5 5が設けられているので、 先端部 4 3を変形させる際に、 変形させる位置がずれ にくく、 安定した加工を行うことができる。
そして、 周状削り部 5 5付近のボールペンチヅプ本体 1 1の厚みは他の部分よりも薄 いので、 先端変形工程での加工の際には、 周状削り部 5 5付近は他の部分よりも変形さ せやすい。 そのため、 先端部 4 3を大きく変形させる場合や、 全体の厚みが薄いために 変形させる位置がずれやすい場合にも、先端変形工程の加工を容易に行うことができる。 特に、 本実施形態のボールペンチップ 1では、 先端部 4 3の長さが短く、 先端部 4 3 の内側面 Kの傾斜する角度を大きくし、 インキ 5の流出性を良くしているので、 本実施 形態による方法を用いることにより安定して加工することができる。
このことを、 図 1 1、 図 1 2を用いて説明する。
図 1 1には、本実施形態のボールペンチヅプ 1の隙間 S 1付近の状態が示されている。 そして、 先端部 4 3の径方向の距離 Xに対して、 軸方向の長さ Yが小さく、 先端部 4 3 の内側面 Kがボールペンチヅプ 1の軸に対してより傾斜している。
図 1 2は、 従来技術のボ一ルペンチップ 1 2 0の隙間 S 1付近を拡大した図である。 そして、 従来技術のボールペンチヅプ 1 2 0は、 図示していないが、 傾斜部 4 4 aの傾 斜角度が同じであるかしめ工具 4 4を用いて加工される。 しかしながら、 従来技術のボ —ルペンチップ 1 2 0には、 図 1 1に示される本実施形態のボールペンチップ 1には設 けられる周状削り部 5 5がなく、 先端部 4 3の変形部分が大きくなる。 この結果、 従来 技術のボールペンチップ 1 2 0では、 内側面 Kの傾斜角度が小さくなり、 内側面 Kの先 端部 4 3の径方向の距離 Xに対して軸方向の長さ Yが大きくなる。 そのため、 ボール 1 0の移動長さ Lが同じ場合に、 隙間 S 1が小さく、 また、 ボールハウス 1 5内の空間が 小さくなつて、 使用時のインキ 5の流出性が悪くなる。
一方、 本実施形態のボールペンチップ 1では、 内側面 Kの傾斜が大きく、 隙間 S 1を 大きくすることができ、 また、 ボールハウス 1 5内の空間 6 6が大きいので、 使用時の インキ 5の流出性が良い。 また、 先端変形工程の加工を、 上記した方法を用いることに より、 安定して加工することができる。
さらに、 本実施形態のボールペンチップ 1では、 ボール 1 0の移動長さ Lが小さくて も隙間 S 1を大きくすることができるので、 図 4に示されるように、 使用時のインキ 5 の流れを、 ボールハウス 1 5の側壁面 4 1とボール 1 0が最も接近する隙間 S 2により 規制することもできる。 この場合には、 精度よく加工できるボール 1 0の径と側壁面 4 1の径により定まる隙間 S 2により流量の調節を行うことができるので、 吐出量の製品 間のばらつきを軽減することができる。
また、 本実施形態では、 先端変形工程により先端部 4 3を形成する際、 かしめ工具 4 4の移動量のばらつきを低減することができる。 すなわち、 かしめ工具 4 4の傾斜部 4 4 aが第 1の面 5 6に接触する位置までかしめ工具 4 4を押しつけて、 かしめ加工を行 うことができるので、 傾斜部 4 4 aが第 1の面 5 6に接触する位置で止めることができ る。
次に、 変形例を説明する。
図 1 3〜図 1 5には、 上記した実施形態のボールペンチップ本体 1 1とは異なるボー ルペンチヅプ本体 7 0、 7 1、 7 2が示されている。
そして、 ボ一ルペンチップ本体 7 0、 7 1を用いる第 2及び第 3の実施形態ボールべ ンチップの製造方法では、 上記した実施形態と比較して、 かしめ工具 4 4の傾斜部 4 4 aの傾きひと、 周状削り部 5 5の第 1の面 5 6の傾き/?との角度を変えて、 ボールペン チヅプ 1を製造するものである。 また、 ボールペンチップ本体 7 2を用いるボ一ルペン チップの製造方法では、 上記した実施形態と比較して、 縁部拡径工程によって内側削り 部 7 9を形成してボールペンチップ 1を製造するものである。 なお、 第 2〜第 4の実施 形態に用いるボールペンチヅプ本体 7 0、 7 1、 7 2の先端部 4 3以外の形状について は、 ボールペンチップ本体 1 1と同様の形状である。 以下、 個別に詳細に説明する。
第 2の実施形態におけるボールペンチップ 1の製造方法は、 図 13 (a) に示される ボールペンチップ本体 70を用いて製造される。 図 13 (b)、 図 13 (c) に示され るように、 先端部 43を変形させる先端変形工程において使用するかしめ加工具 44の 傾斜部 44 aは、 ボールペンチップ本体 70の周状削り部 55の第 1の面 56と傾きが 異なっている。 そして、 ボールペンチップ 1の軸に対する、 傾斜部 44 aの傾斜が、 第 1の面 56の傾斜よりも大きい。 すなわち、 ボ一ルペンチップ 1の軸に対する傾斜部 4 4 aの ί頃きひは、 ボールペンチップ 1の軸に対する第 1の面 56の傾き^より大きい。 そして、 第 2の実施形態におけるボールペンチップ 1の製造方法により、 先端変形ェ 程により先端部 43を変形させると、 図 13 (c) に示されるように、 傾斜部 44aが 第 1の面 56の先端側の縁 80に接触し、 第 2の面 57が傾斜部 44 aに沿うような形 状に変形して、 先端部 43が変形する。
このとき、 第 2の面 57の傾斜は、 第 1の面 56の傾斜よりも大きい。 そして、 ボー ルペンチップ 1の軸を通る断面における第 1の面 56と第 2の面 57となす角度は 18 0° 以上である。
第 3の実施形態におけるボ一ルペンチップ 1の製造方法は、 図 14 (a) に示される ボールペンチヅプ本体 71を用いて製造される。 そして、 図 14 (b)、 図 14 (c) に示されるように、 先端部 43を変形させる先端変形工程において使用するかしめ加工 具 44の傾斜部 44 aは、 ボールペンチップ本体 70の周状削り部 55の第 1の面 56 と傾きが異なっている。 そして、 ボールペンチップ 1の軸に対する傾斜部 44 aの傾斜 が、 第 1の面 56の傾斜よりも小さい。 すなわち、 ボールペンチップ 1の軸に対する傾 斜部 44 aの傾きひは、 ボールペンチップ 1の軸に対する第 1の面 56の傾き/?より小 さい。
そして、 第 3の実施形態におけるボールペンチップ 1の製造方法により、 先端変形ェ 程により先端部 43を変形させると、 図 14 (c) に示されるように、 傾斜面 44aが 第 1の面 56の後端側の縁 Ί 5に接触し、 第 2の面 57が傾斜部 44aに沿うような形 状に先端部 43が変形する。
このとき、 第 2の面 57の一部が傾斜部 44 aに沿うような形状に変形してかしめ表 面部を形成する。 また、 先端部 43の外形形状は円錐台の側面状であり、 第 1の面 56 の後端側の縁 75がこのかしめ表面部の仮想面上に位置している。 そして、 先端変形工程において、 かしめ加工具 4 4の傾斜部 4 4 aに第 1の面 5 6の 後端側の縁 7 5に接触することにより、 かしめ加工具 4 4の位置決めを行うことができ る ο
第 4の実施形態におけるボールペンチップ 1の製造方法は、 図 1 5 ( a ) に示される ボールペンチップ本体 7 2を用いて製造される。 ボールペンチップ本体 7 2は、 第 1の 実施形態におけるボ一ルペンチップ本体 1 1と同様に加工し、 さらに、 縁部拡径工程に より内側削り部 7 9を設けてボ一ルペンチップ本体 7 2の先端側の内径をボールハウス 1 5側の内径よりも大きい内径としている。 縁部拡径工程は、 半月バイ トなどの姿バイ トやその他の切削工具により、 削ることにより形成することができる。
この縁部拡径工程を、 上記したボールハウス 1 5を形成する内部加工工程と同時に行 つてもよい。 具体的な方法として、 ボールペンチップ 1内部を加工する加工ツールの先 を円筒壁 4 1の内径に合わせ、 根元側を内側削り部 7 9の内径に合わせたものを用い、 これによつて削ることによって加工される。 この方法を採用することにより、 2つのェ 程を同時に行うことができるので、 工程の簡略化を図ることができる。 さらに、 縁部拡 径工程により形成した内側削り部 7 9の中心車由と、 内部加工工程により形成した円筒壁 4 1の中心軸とを合わせることが容易となり、 精密な加工を行うことができる。
そして、 ボールペンチップ本体 7 2を用いて、 第 1の実施形態の先端変形工程と同様 にかしめ加工具 4 4を用いて先端部 4 3を変形させる。
なお、 図 1 5 ( b )、 図 1 5 ( c ) に示されるように、 ボールペンチップ本体 7 2の ボールペンチップ 1の軸に対する傾斜部 4 4 aの傾き ο:は、 ボールペンチップ 1の軸に 対する第 1の面 5 6の傾き/?と同じとしている。
第 4の実施形態におけるボールペンチップ 1の製造方法により、 先端部 4 3を変形す る先端変形工程により加工すると、 図 1 5 ( c ) に示されるように、 第 2の面 5 7が傾 斜部 4 4 aに沿うような形状に変形して、 先端部 4 3が変形する。
先端変形工程を行う前の状態では、 図 1 5 ( b ) に示されるように、 内側削り部 7 9 によって、 先端部 4 3とボール 1 0との距離をより大きくすることができる。 したがつ て、 図 1 5 ( c ) に示されるように、 先端変形工程により先端部 4 3を変形させる場合 に、 先端部 4 3の内側面 Kの傾斜をより大きくすることができる。
上記した実施形態の周状削り部 5 5により形成される第 1の面 5 6及び第 2の面 5 7 は、 円錐台の側面又は円柱側面であり、 ボールペンチップ 1の軸を含む断面形状は、 直 線状であつたが、 先端変形工程において、 周状に削った部分をボール側に変形させるこ とができればどのような形状でも良く、 ボールペンチップ 1の軸を含む断面形状が曲線 状であってもよい。
また、 第 5の実施形態のボールペンチップ製造方法は、 図 1 6、 図 1 7に示されるよ うに、ボールペンチヅプ本体 8 5を用いてボールペンチヅプ 8 4を製造するものである。 ボールペンチップ本体 8 5には、 上記した実施形態のボールペンチヅプ本体 1 1、 7 0、 7 1、 7 2とは異なる座面側加工面 4 8を内部加工工程によって形成されるもので ある。 そして、 図 1 6に示されるように、 座面側加工面 4 8の形状は頂点を塗布具用チ ップの先端側とする円錐台の側面の形状である。 また、 座面側加工面 4 8の内側端部 4 8 a側が突出している。 なお、 ボールペンチップ本体 8 5の座面側加工面 4 8以外の形 状については、 上記した実施形態のボールペンチップ本体 1 1と同様であり、 周状削り 部 5 5を有している。
そして、 上記した実施形態と同様に、 ボール 1 0をボールハウス 1 5に入れて、 先端 部 4 3を変形させ、 さらに、 ボール 1 0を押圧して座面 4 5を形成して、 図 1 7に示さ れるような状態とする。
座面側加工面 4 8の内側端部 4 8 a側が突出しているボールペンチップ本体 8 5を用 いて、 ボールペンチップ 8 4を製造するので、 座面変形工程を小さい力で行うことがで ぎる。
また、図 1 8、図 1 9に示されるボールペンチップ本体 7 4を用いることができる(第 6の実施形態)。上記した、 第 1〜第 5の実施形態のボールペンチップ本体 1 1、 7 0、 7 1、 7 2、 8 5では、周状削り部 5 5の第 1の面 5 6の形状は円錐台の側面状であり、 図 1 4 ( b ) などに示されるように第 1の面 5 6の後端側の縁 7 5の部分で角が立って いる。そのため、第 1〜第 5の実施形態のボ一ルペンチヅプ 1を用いて筆記する場合に、 後端側の縁 7 5が筆記対象に引っ掛かり、 筆記感を悪くするおそれがある。
第 6の実施形態のボールペンチヅプ本体 7 4では、 周状削り部 5 5の第 1の面 5 6の 形状が、 外側に向かって突出する曲面状である。 そして、 第 1の面 5 6の後端側の縁 7 5には角がなく、 第 1の面 5 6の後端側の縁 7 5はなめらかにつながって、 連続面とな つている。 したがって、 ボールペンチップ本体 7 4により製造されたボールペンチヅプ 1を用いて筆記する場合に、 引っ掛かることはなく、 筆記感を悪くするおそれがない。 また、 上記した実施形態は、 溝加工工程、 座面変形工程及び縁部拡径工程を有するも のであつたが、 これらの全部又は一部の工程を有さない製造方法であってもよい。 上記した実施形態の水性ィンキ及び水性ゲルィンキであるィンキ 5として、 吐出量を 多くすることが適しているインキ 5を用いることが好ましい。 一例として、 以下のよう なィンキ 5を用いることが用いることができる。
1)立体造膜成分としての粘着性合成樹脂エマルシヨン及び水を少なくとも含んでい るインキ。
2)前記インキにおいて、 前記粘着性合成樹脂エマルシヨンがインキ全量に対して少 なくとも 30重量%含まれているインキ。
3)前記ィンキにおいて、 粘度が 5mP a · s以上、 100 mP a · s未満 (E L D 型粘度計、 1° 34 ' コーンロー夕一、 10rpm、 20°C) のインキ。
4)前記インキにおいて、 粘着性合成樹脂エマルシヨンの樹脂粒子が複数の粒度分布 を持つ樹脂粒子群で構成されるインキ。
5)前記インキにおいて、 粘着性合成樹脂エマルシヨンは最低造膜温度 (MFT) 2 5 °C以下の合成樹脂エマルシヨンであるインキ。
6)前記インキにおいて、 最低造膜温度 (MFT) が 5 °C以下の粘着性合成樹脂エマ ルシヨンと、 最低造膜温度 (MFT) が 50°C以上の粘着性合成樹脂エマルシヨンとが 含まれているインキ。
7)前記インキにおいて、 着色剤を有するインキ。
8)前記着色剤として金属を含む顔料が含まれ、 かっさらに増粘剤が含まれているィ ンキ。
9)前記インキにおいて、 粘着性合成樹脂エマルシヨンがアクリル系合成樹脂ェマル ション及びスチレン系合成樹脂エマルションの群から少なくとも選ばれたィンキ。
10)前記インキにおいて、 前記樹脂エマルシヨンの造膜樹脂を可塑化する性質を持 つ物質である造膜助剤を含むィンキ。
11)前記ィンキにおいて、 香料を含むィンキ。 上記した実施形態のィンキ 5として、 水性ィンキや、 油性ィンキゃ修正液などその他 の塗布液を用いることができる。
また、 このボールペン 18を用いて筆記する場合のインキの吐出量 Zを、 少なくとも 10 Omg/10mとすることができる。 さらに、 ボール 10の外径 D (mm)、 筆記によって形成された筆跡の厚み H (〃m) x 10 \ 筆記の際のインキの吐出量 Z (mg/10m) の関係が、 以下の 1 ) 〜3) の 1又は 2以上が成立するボールペン 18も採用することができる。 なお、 インキの吐 出量 Z (mg/1 Om) は、 1 Om筆記したときの吐出量 (mg) を示すものである。
1) ボ一ル径 D (mm) に対して、 筆記によって形成された筆跡の厚み H (μπι) x 103の比である H/Dが 15以上であるボールペン。
2) ボール径 D (mm) に対する前記ペン先からの前記水性インキ組成物の吐出量 Z (mg/1 Om) の比である Z/Dが 125以上であるボールペン。
3) ボール径 D (mm) に対して、 筆記によって形成された筆跡の厚み H (〃m) x 103の比である H/Dが 1 5以上であり、 ボール径 D (mm) に対する吐出量 Z (m g/1 Om) の比である Z/Dが 125以上であるボールペン。
上記の範囲のボールペン 18は、 インキの成分、 粘度等及びボール径等を調整して製 造することができる。
また、 本発明の第 1の実施形態では、 ボール付勢部材 12が設けられているが、 ボー ル付勢部材 12を設けなくともよい。
なお、 本出願には、 特願 2003— 1495 12号、 特願 2003— 14949 1号 及び特願 2003- 149640号それそれの日本国出願に記載の発明内容が全て含ま れる。 産業上の利用可能性
以上説明したように、 塗布具のチップの製造方法に用いることができ、 製造時の加工 性が安定し、 製造しやすい。

Claims

請求の範囲
1 . 先端側が開口状であるボールハウスを備えた塗布具用チップ本体と、 ボールハウ ス内で保持されたボールとを有する塗布具用チップの製造方法において、
塗布具用チップ本体の外側の形状を略円錐状に加工する外部加工工程と、 塗布具用チ ヅプ本体の内側にボールノ、ゥスを形成する内部加工工程と、 前記ボールノ、ウスにボール を収納するボール収納工程と、 塗布具用チップ本体の先端部をボール側に変形させる先 端変形工程を有し、 さらに、 前記外部加工工程の後、 塗布具用チップ本体の先端付近の 外側を周状に削る周状削り工程を有し、 前記先端変形工程において前記周状に削った部 分をボール側に変形させることを特徴とする塗布具用チップの製造方法。
2 . 前記周状削り工程では、 円錐台側面である第 1の面と、 前記第 1の面とは異なる 円錐台側面又は円柱側面であって前記第 1の面よりも先端側に位置する第 2の面とを形 成するように加工するものであり、 前記先端変形工程において塗布具用チップの軸を通 る断面における前記第 1の面と前記第 2の面となす角度を大きくするように加工するこ とを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の塗布具用チップの製造方法。
3 . 前記先端変形工程において傾斜部を有する加工具を塗布具用チップ本体の軸方向 に、 前記傾斜部が前記第 1の面に接触するまで押しつけることにより、 前記第 2の面の 全部又は一部を前記傾斜部に沿うように変形させるように加工することを特徴とする請 求の範囲第 2項に記載の塗布具用チップの製造方法。
4 . 前記先端変形工程において、 塗布具用チップの軸を通る断面における前記第 1の 面と前記第 2の面となす角度が 1 7 0 ° ~ 1 9 0 ° となるように加工することを特徴と する請求の範囲第 2項に記載の塗布具用チップの製造方法。
5 . 前記先端変形工程において、 当該工程により形成される塗布具用チップ本体の先 端部の外側の表面であるかしめ表面部は円錐台の側面状であり、 前記第 1の面の後端側 の縁が、 前記かしめ表面部の仮想面上となるように加工するものであることを特徴とす る請求の範囲第 3項に記載の塗布具用チップの製造方法。
6 .周状削り工程において、第 1の面の形状を外側に向かって突出する曲面状に加工し、 第 1の面の後端側の縁が連続面となっていることを特徴とする請求の範囲第 2項に記載 の塗布具用チップの製造方法。
7 . 塗布具用チップ本体の先端側の内側を、 ボールハウス内部の内径よりも大きい内 径とするように加工する縁部拡径工程を有することを特徴とする請求の範囲第 1項に記 載の塗布具用チップの製造方法。
8 . 前記縁部拡径工程において、 姿バイ トを用いて加工することを特徴とする請求の 範囲第 7項に記載の塗布具用チップの製造方法。
9 . 縁部拡径工程は、 内部加工工程と同時に行うことを特徴とする請求の範囲第 7項 に記載の塗布具用チップの製造方法。
1 0 . 前記ボールハウスの後端側に軸方向に伸びる溝を形成する溝加工工程を有する ことを特徴とする請求項 1に記載の塗布具用チップの製造方法。
1 1 . 前記ボールを先端側から押圧して、 前記ボールハウスの後端側を変形させる座 面変形工程を有することを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の塗布具用チップの製造 方法。
1 2 . 内部加工工程において、 先端側に突出している座面側加工面を形成するように 加工し、 座面変形工程において、 前記座面側加工面を変形させて座面を形成することを 特徴とする請求の範囲第 1 1項に記載の塗布具用チップの製造方法。
1 3 . 内部加工工程において、 座面側加工面の内側を先端側に突出させることを特徴 とする請求の範囲第 1 2項記載の塗布具用チップの製造方法。
1 4 . 内部加工工程において、 座面側加工面の形状は頂点を先端側とする円錐台の側 面の形状に加工することを特徴とする請求の範囲第 1 2項記載の塗布具用チップの製造 方法。
1 5 . 請求の範囲第 1項に記載の塗布具用チップの製造方法を用いて製造された塗布 具用チヅプ。
1 6 . 請求の範囲第 1 5項記載の塗布具用チップを用いたことを特徴とする塗布具。
1 7 . ボールは先端側に付勢されていることを特徴とする請求の範囲第 1 6項記載の 塗布具。
1 8 . 塗布液として水性ィンキ又は水性ゲルィンキを用い、 請求の範囲第 1 5項記載 の塗布具用チップを用いたことを特徴とするボールべン。
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