JP4916226B2 - 塗布具用チップの製造方法、塗布具用チップ、塗布具 - Google Patents

塗布具用チップの製造方法、塗布具用チップ、塗布具 Download PDF

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Description

本発明は、水性ボールペン等に使用する塗布具のチップの製造方法や、塗布具用チップや、塗布具に関するものである。
従来より、先端にボールを有し、前記ボールを押しつけて、ボールに付着した塗布液を塗布対象に塗布する塗布具が知られている。そして、この塗布具の例としては、塗布液にインキを用いたボールペンがある。さらに、インキとしては、染料、顔料等の色材を用い、水を主溶媒とした水性インキがあり、このインキを内蔵した水性ボールペンが知られている。また、インキとして、水を主溶媒として、これをゲル化した水性ゲルインキも用いられている。
ボールペンに採用されるボールペンチップは、チップ本体の中に配置されているボールが回転可能に保持されたものである。そして、ボールペンの使用時には、インキ収納部内のインキを筆記用ボールに導き、筆記用ボールの回転に応じてインキを紙等に付着させることができる。
このような、ボールペンやボールペンチップは特許文献1、2などに記載されている。
特開2005−186308号公報 特開2005−7876号公報
このようなボールペンなどの塗布具用のチップの加工は、通常、円柱形の材料を切削するなどにより、所定の形状に加工して行われるものである。
そして、内側の加工によって、先端開口、ボールハウス、中心孔、バック穴などが形成され、ボールハウスは、先端開口側から切削することにより形成されて、奥側に座面が形成し、塗布の際に、ボールにかかる力を受けることができるようにしている。また、外側の加工によって、先端開口側に向かって先細りとなるような形状にされ、傾斜させても塗布しやすい形状とされる。
このようなチップは、連続生産による加工によって行われているが、切削に用いられる刃は、徐々に消耗して、次第に所望の形状に加工できなくなってしまう。そこで、このように所望の形状に加工できなくなってしまう前に刃を交換している。
近年、ボール径が小さいボールペンが開発されるに伴って、チップのボールハウスも小さくなっている。ボールハウスの大きさが小さくなると、切削の条件が過酷になりやすくなる。また、ボールハウスが小さくなると切削に用いる刃(ツール)も小さくなるが、この刃を作るための加工も難しくなっている。
また、塗布量を多くするため、座角が大きいものが開発されている。このような、座角が大きいボールハウスを持つチップの場合、製作する際に用いる、切削用の刃の形状は、外側の角の部分の角度が小さくなり、切削の条件が過酷になりやすい。
そして、切削の条件が過酷になることによって、切削に用いる刃の交換頻度が高くなるが、刃の交換頻度が高くなると交換のための時間を要することなどにより生産性が低下する。また、同じ数のチップを生産する場合に用いる刃が多くなり、製作しにくい刃を用いている場合には、特に問題となっていた。
一般に、切削でボールハウスを加工する場合、刃の外側部分の消耗が激しくなりやすい。そして、チップを同じ刃で連続して加工を行うと、座面の外側付近や側壁面の座面側付近の切削が不十分となる。このように、かかる部分の切削が不十分となると、削り残し部が形成され、この削り残し部によってボールをボールハウスの所定の位置に配置できなくなったり、ボールを所定の位置に配置することができたとしても、座打ちや座面が摩耗した場合に接触して、使用時のインキの流出を妨げることになるなど、問題がある。
そのため、できるだけ数多くの加工を行うことができる様にすることが望まれている。
そこで、本発明は、生産性に優れる塗布具のチップの製造方法を提供することを課題とするものである。
上記した目的を達成するための請求項1に記載の発明は、先端開口につながるボールハウスを備えた塗布具用チップ本体と、前記ボールハウスに配置されるボールとを有し、前記ボールハウスは座面及び側壁面を有するものである塗布具用チップを製造する塗布具用チップの製造方法であって、塗布具用チップ本体のボールハウスは、切削により形成されるものであり、ボールハウスを形成する第1の工程では、座面が形成される加工底面の傾斜角度に合わせた第1の刃を用いて、加工底面と、側壁面を形成し、ボールハウスを形成する第2の工程では、第2の刃を用いて、加工底面の外周部分を切削して環状溝を形成するように行われるものであることを特徴とする塗布具用チップの製造方法である。
請求項1に記載の発明によれば、ボールハウスを形成する第1の工程では、座面が形成される加工底面の傾斜角度に合わせた第1の刃を用いて、加工底面と、側壁面を形成し、ボールハウスを形成する第2の工程では、第2の刃を用いて、加工底面の外周部分を切削して環状溝を形成するように行われるものであるので、第1の刃の摩耗によって加工底面の外周部分の切削が不十分となっても、第2の刃によって環状溝を形成するので、精度良く加工することができ、また、環状溝の部分は、精度良く切削しなくても影響が小さいので、第2の刃を用いて数多くの切削が可能となる。
請求項2に記載の発明は、先端開口につながるボールハウスを備えた塗布具用チップ本体と、前記ボールハウスに配置されるボールとを有し、前記ボールハウスは座面及び側壁面を有するものである塗布具用チップを製造する塗布具用チップの製造方法であって、塗布具用チップ本体のボールハウスは、切削により形成されるものであり、ボールハウスを形成する第1の工程では、第2の刃を用いて、加工底面の外周部分を切削して環状溝を形成するように行われ、ボールハウスを形成する第2の工程では、座面が形成される加工底面の傾斜角度に合わせた第1の刃を用いて、加工底面と、側壁面を形成するものであることを特徴とする塗布具用チップの製造方法である。
請求項3に記載の発明は、第1の刃及び第2の刃には、側方辺と先端辺とを有するものであり、第1の刃の側方辺は側壁面を形成する部分であり、第1の刃の先端辺は加工底面を形成する部分であり、第2の刃の側方辺と先端辺との間の角部付近で、第1の工程での側壁面の削り残しを切削しつつ、環状溝を形成するものであることを特徴とする請求項1に記載の塗布具用チップの製造方法である。
請求項3に記載の発明によれば、第1の刃の側方辺により側壁面を形成し、第1の刃の先端辺により加工底面を形成し、第2の刃の側方辺と先端辺との間の角部付近により、第1の工程での側壁面の削り残しを切削しつつ、環状溝を形成するものであるので、第1の刃や第2の刃の加工が容易であり、また、ボールハウスの加工を確実に行うことができる。
請求項4に記載の発明は、第1の刃の側方辺と先端辺とのなす角度β1は、第2の刃の側方辺と先端辺とのなす角度β2に対して大きいものであり、角度β1と角度β2との差は、10°〜50°であることを特徴とする請求項3に記載の塗布具用チップの製造方法である。
請求項4に記載の発明によれば、第1の刃の側方辺と先端辺とのなす角度β1は、第2の刃の側方辺と先端辺とのなす角度β2に対して大きいものであり、角度β1と角度β2との差は、10°〜50°であるので、適度な環状溝を形成することができる。
請求項5に記載の発明は、加工底面の内側の断面の角度である座角αが160°〜200°に形成されることを特徴とする請求項3又は4に記載の塗布具用チップの製造方法である。
請求項5に記載の発明によれば、加工底面の内側の断面の角度である座角αが160°〜200°に形成されるので、第1の刃の側方辺と先端辺との間の角部が小さくなりやすく、第1の刃が摩耗しやすいため、本製造方法による効果が高い。
そして、ボールハウスを形成した後にボールをボールハウスに配置し、その後、先端開口をボール側にかしめ、さらにその後、ボールを奥側に押圧する座打ちを行って加工底面に座面を形成するようにしてもよい(請求項6)。
また、環状溝は、断面がV字状であって、加工底面の外周部分に形成され、さらに、環状溝の外側の面は、側壁面と一連の面を形成する塗布具用チップとすることができる(請求項7、8)。
また、請求項1〜6のいずれかに記載の製造方法によって製造された塗布具用チップ、又は、請求項7又は8に記載された塗布具用チップを用いられる塗布具であり、ボールはボールハウス内を所定の距離だけボールが軸方向に移動可能であって、ボールの後端側に配置されるボール付勢部材によってボールは先端開口側に付勢されるような塗布具とすることができる(請求項9)。
本発明の塗布具用チップの製造方法は、生産性に優れるものであり、効率よく生産することができる。
以下さらに本発明の具体的実施例について説明する。
本発明の製造方法によって製造されるボールペンチップ(塗布具用チップ)1は、図1(a)、(b)に示されるように、ボールペン(塗布具)18に用いられるものである。そして、ボールペン18には芯7が使用されており、芯7の先端にボールペンチップ1が取り付けられている。また、図1(b)に示されるように、芯7には先栓7a及びインキ筒6が設けられている。そして、先栓7aの先端側に外部に露出するようにボールペンチップ1が取り付けられ、先栓7aの後端側にインキ筒6が取り付けられている。そして、インキ筒6の内部に、水性インキや水性ゲルインキであるインキ5が充填される。
なお、インキ5の種類は他の種類のものを用いることができ、例えば、油性インキや油性ゲルインキなどを用いることができる。
そして、芯7は、図1(b)に示されるように、ボールペン(塗布具)18の軸筒19の内部に装着されて使用される。この軸筒19との装着は、先栓7aと固定することにより行われる。
このボールペン18は、ボールペンチップ1の先端に有するボール10を紙面等で押圧しながらボールペン18を移動させることによってボール10が回転し、塗布液であるインキ5がボールペンチップ1の内部を通って、ボール10に適当量付着しながら流出し、筆記することができる。
なお、芯7のインキ筒6内のインキ5の後端にはインキフォロア8を設けられている。そして、このインキフォロア8は、不揮発性又は難揮発性有機液状物をゲル化したもので構成されるものを用いることができ、インキフォロア8によってインキ5の吐出量が大きい場合にも、安定的に追随させることができる。
ボールペンチップ1は、図2に示されるように、ボールペンチップ本体(塗布具用チップ本体)11と、ボールペンチップ本体のボールハウス15に配置されるボール10を有している。また、ボール10はボール付勢部材12により付勢されている。
ボールペンチップ本体11は、円柱状の材料を切削して製造されるものである。ボールペンチップ本体11の外形形状は先端側が略円錐形状で、後端側が略円柱形状であって、外観全体ではロケットのような形状とされるものであり、また、内側には、ボールハウス15、中心孔16、バック孔17、先端開口14及び溝47が形成されるものであり、全体が貫通している。
ボールペンチップ本体11に用いられる材料は、切削可能な材料であって必要な強度を有するものであれば特に限定されるものではないが、ステンレスなどの金属材料などが用いられる。
そして、ボールペンチップ本体11の先端側には円錐部25を有し、後端側には円筒部26を有している。また、円筒部26の後端側は、やや外径が縮径しているインキ筒結合段部26aを有して、インキ筒結合段部26aはインキ筒6との接続に用いられる。また、ボールペンチップ本体11の内側のボールハウス15、中心孔16、バック孔17、先端開口14が連通し、インキ5の一連の流路(塗布液流路)となっている。さらに、バック孔17の後端側は、後端側開口28を有している。
図3、図4に示されるように、ボールハウス15は、円筒内部の形状をした側壁である側壁面41と、側壁面41の後端側に位置する座面45及び環状溝60を有している。座面45及び環状溝60は、後述するように、加工底面71上に形成されるものである。
座面45は、使用時にボール10が接触する面であり、後述するように、ボール10を先端側から後端側に向けて押圧する座打ちにより形成され、その断面形状は円弧状である。
環状溝60は、断面がほぼV字状である環状の溝であり、側壁面41の後端側であって加工底面71の外周部分に形成されている。また、環状溝60の外側の面は、側壁面41の面と一連の面を形成している。そのため、環状溝60の形成は、側壁面41を形成することが可能なツールを用いて形成したり、また、側壁面41を形成した後に、側壁面41での削り残しを切削しながら形成することができる。
図3(a)に示されるように、ボールペンチップ本体11の加工底面71の形状は平面状であり、加工底面71の内側(先端側)の断面の角度である座角αは180°である。なお、本製造方法によって製造されるボールペンチップ1の座角αは、特に限定されるものでなく、座角αの範囲が、150°〜210°のもの、160°〜200°のもの、さらには170°〜190°のものなど、他のものを適用することができる。
さらに、図3、図4に示されるように、ボールペンチップ本体11の中心孔16の周りには、放射状に、いわゆる矢溝と呼ばれる溝47が設けられている。そして、溝47はボールハウス15側とつながっており、インキ5は中心孔16から溝47に入って、溝47のボールハウス15側の出口部61(隙間T)を通過して、ボール10と側壁面41との間の隙間S2や、先端変形部43付近の隙間S1を通過して、ボールハウス15側に流出することができる。なお、本実施形態においては、溝47は3ヵ所設けられている。
図2に示されるように、ボール付勢部材12はコイル状のばねである付勢力発生部22と棒状部23が設けられている。そして、ボール付勢部材12は、ボール10の後端側に配置され、ボール付勢部材12の棒状部23の先端23aがボール10に接触し、ボール10を先端開口14側に付勢している。
ボール付勢部材12はボールペンチップ本体11の内部に設けられている。そして、ボール付勢部材12が圧縮状態となっており、ボール付勢部材12によって先端側に向かってボール10を付勢している。このため、ボールペン18が使用されない場合には前記付勢により、ボール10がボールハウス15の先端側を塞いでインキ5の外部の流出を防止し、ボールペン18を使用する際には、筆記圧によりボール10が後端に移動して、ボール10とボールハウス15との間に隙間ができてインキ5の流出を容易とする。
図3に示されるように、ボール10はボールハウス15に収納され、ボールペンチップ本体11のボールハウス15に回転可能に保持されている。すなわち、ボール10の後端側は座面45により、ボール10の側面側は側壁面41により、ボール10の先端側は先端変形部43により保持されている。この先端変形部43は、ボール10の挿入後にボールペンチップ本体11の先端を内側に向かって変形するようにかしめられた部分である。
本実施形態におけるボール10は球状であり、その外径は0.3mmであって0.35mm以下の外径であり、通常のボールペンなどに使用されるものの中では比較的小さなものが用いられている。なお、ボール10の外径は、この範囲に限定されるものではなく、他の外径のものを用いることができ、例えば、外径が0.5mmのものや、0.8mmのものなど、0.35mm以上のものを用いることができる。
次に、ボールペンチップ1の製造方法について、図5〜図13を用いて詳しく説明する。
ボールペンチップ本体11の加工は、姿バイトなどの半月バイトなどのツールを用いて、切削により加工される。本実施形態では、ツールを、円柱形の材料に接触させながら相対回転させて行われる。なお、材料とツールの相対回転は、材料を固定してツールを回転してもよいし、ツールを固定して材料を回転してもよい。
ボールペンチップ本体11の内側の形状は、図2に示されるように、軸方向の両側の大きさが大きい形状であるので、両側から切削することにより形成される。そして、一方側からの切削により、ボールハウス15や先端開口14が形成され、他方側からの切削によりバック孔17などが形成される。そして、これらを貫通して間に位置する中心孔16は、いずれか側から行われる切削により形成される。
一方側からの切削により、ボールハウス15や先端開口14が形成されるが、本実施形態の製造方法では、この切削は半月バイトが用いられ、図5、図6に示される第1の刃51や図7、図8に示される第2の刃52を用いて2段階で加工が行われる。
そして、最初の工程である第1の工程では第1の刃51を用い、第1の工程の後に行われる第2の工程では第2の刃52を用いて加工が行われる。
第1の刃51には、図5、図6に示すように、本体部53と刃部55とを有している。本体部53は、図示しない加工機に固定される部分であり、また、刃部55は先端に設けられる部分である。そして、刃部55が材料に接触して切削が行なわれる。
刃部55の形状は、円柱状を中心軸で半分に切断したような形状であって、先端部分を加工底面71の傾斜に合わせるようにした形状である。すなわち、軸方向に垂直な面の断面がほぼ半円形であり、軸方向に平行であって軸心付近に形成される平面部56が形成されている。
そして、平面部56の先端側の辺である先端辺56aと、側方の辺であって軸方向に平行な側方辺56bとが、ボールハウス15の形状に合わせるような配置となっている。先端辺56aは、側方辺56b側に位置して、側方辺56bと隣接しており、傾斜角度が加工底面71に合わせられている。また、先端辺56aと側方辺56bの交点に角部56cが形成される。
そして、第1の刃51を用いる第1の工程によって、ボールハウス15の大部分が形成される。この第1の工程では先端辺56aと側方辺56bによって切削される。そのため、軸心と側方辺56bとの距離が、ボールハウス15の半径に等しくなっており、また、先端辺56aの軸方向に対する方向と、加工底面71の傾斜とが合致している。
本実施形態においては、先端辺56aの方向は、軸方向に対して90°となるような向きとなっており、側方辺56bが軸方向に平行であるので、角度β1と等しくなっている。そして、第1の刃51の先端部分の軸方向に対する角度は、座角αの半分と等しくなり、座角αが180°となる。したがって、加工底面71が平面状となるように形成される。
第1の刃51の先端辺56aの軸方向に対する角度は90°以外でもよく、特に限定されるものではなく、例えば、80°〜100°の範囲のものを採用することができる。そして、かかる場合には、座角αが160°〜200°となる。
そして、ボールハウス15を形成する第1の工程では、第1の刃51によって切削することによって、ボールハウス15の大部分を形成するものであるが、具体的には、図9に示されるように、側方辺56bによって、ボールハウス15の側壁面41が形成され、先端辺56aによって、加工底面71が形成される。
刃部55の、平面部56の裏側に位置する曲面部57の形状は、図5、図6に示されるように、側方辺56b以外の部分は半径が小さくなっており、周状に逃がし部57aが形成されている。また、刃部55の先端部分に位置する先端面58の、側方辺56bとは反対側の部分には、逃がし部58aが形成されている。そして、逃がし部57a、58aは、第1の刃51を所定の材料に接触させて相対回転させて切削する場合に、先端辺56aや側方辺56bによる切削を確実にし、また、切削時に発生する切削屑などをスムーズに排出させることができる。
また、第2の刃52は、第1の刃51と同様に、本体部63と刃部65とを有している。本体部63は、図示しない加工機に固定される部分であり、刃部65は材料に接触して切削を行う部分である。
第2の刃52の刃部65は、第1の刃51の刃部55と同様に、軸方向に垂直な方向の断面形状がほぼ同じである半円形であり、軸方向に平行であって軸心付近に形成される平面部66が形成され、平面部66の先端側の辺である先端辺66aと、側方の辺であって軸方向に平行な側方辺66bとが形成され、その間に角部66cが形成されているが、先端辺66aの傾きは、刃部55の先端辺56aとは異なるものである。
また、軸心と側方辺66bとの距離は、第1の刃51と同様に、ボールハウス15の半径に等しくなっている。
具体的には、第1の刃51の先端辺56aと側方辺56bとの角度β1と、第2の刃52の先端辺66aと側方辺66bとの角度β2とを比較すると、角度β1の方が角度β2よりも大きくなっている。
また、第2の刃52にも平面部66の裏側に曲面部67が形成され、側方辺66b以外の部分は半径が小さくなっており、周状に逃がし部67aが形成されている。そして、逃がし部67aによって、切削を確実にし、また、切削時に発生する切削屑などをスムーズに排出させることができる。
ボールハウス15を形成する第2の工程では、第2の刃52により、第1の刃51で切削する第1の工程の後に行われる。
そして、角度β1の方が角度β2よりも大きいので、加工底面71の外周部分に、第2の刃52の角部66cを接触させて切削し、環状溝60を形成することができる。
また、このとき、後述するように、側壁面41の削り残し部72を切削することができる。
本実施形態では、第1の刃51の角度β1は、90°であり、第2の刃52の角度β2は、60°であり、その角度差は30°である。この角度差は、特に限定されるものではないが、10°〜50°程度が望ましい。
さらに、座角αが180°のものの場合(角度β1が90°)、角度β2の好ましい角度は、50°〜70°である。
そして、図9に示すように、第1の刃51を用いて、加工底面71を座角αが180°となるように切削して形成し、さらに、図10に示すように、第2の刃52を用いて、加工底面71の外側付近に配置する環状溝60を形成するように加工する。
外側の加工や、先端開口とは反対側の内側の加工などの他の部分の加工についても、切削により行われ、ボールペンチップ本体11は図2に示されるような形状に加工される。
なお、内側の加工と、外側の加工を同時に行うことができ、かかる場合には、ボールペンチップ本体11の外側の形状と、内側の形状の中心の位置を精度良く製作することができる。
さらに、このように加工されたボールペンチップ本体11のボールハウス15にボール10を収納し、先端開口14側の端部をボール10に押し当てるように変形させるようにかしめて、先端変形部43を形成し、その後、ボール10を後端側に押す座打ちを行って、加工底面71に座面45を形成する。
図3に示されるように、座打ちを行う前のボール10の位置は仮想線の位置であり、座打ちによってボール10が後端側に座打ち変形量Lの分だけ移動して、先端変形部43付近に隙間S1が形成され、一方で加工底面71上に座面45が形成される。また、座面45はボール10に押されて形成されるので、形状はボール10の表面に合った形状となっている。
そして、座打ちによってボール10は、座打ち変形量Lの距離だけ軸方向に移動可能となる。この座打ち変形量Lの距離は、本実施形態においては15μmであってボール10の外径(0.3mm)に対して1/20であり、通常、10〜20μmの範囲で行われる。
上記のように製作されたボールペンチップ本体11とボール10にボール付勢部材12を取り付けてボール10を先端側に付勢し、図1(b)に示すように、インキ筒6を取り付け、インキ5を充填して、芯7を完成させ、さらに、図1(b)に示されるように、芯7を軸筒19に入れることにより、ボールペン18を完成させる。
筆記時などの使用の際、筆圧によって先端側から座面45側にボール10を押した場合には、ボール10が座面45に接触して、先端開口14付近に位置する先端変形部43とボール10との間に隙間が形成され、塗布液であるインキ5を塗布することができる状態となる。
また、使用しない場合には、ボール付勢部材12によって、ボール10が先端側に移動し、先端変形部43と接触して、塗布液の漏出を防止することができる。
そして、本発明の製造方法では、同じ第1の刃51や第2の刃52を用いて、ボールペンチップ本体11を連続的に製造する場合に、以下のように、生産性が優れるものである。
第1の工程で、同じ第1の刃51を用いて切削すると、図11に示されるように、先端辺56aや側方辺56bが徐々に摩耗し、交換したばかりの新品の状態の刃を用いた場合に比べて、削り残し部72が発生する。
第1の刃51で切削を行う場合、刃の摩耗のしやすい先端辺56aと側方辺56bとの角部56cの付近に対応する部分に、すなわち、側壁面41や加工底面71の外周部分に削り残しの部72が形成され、加工底面71の内側付近(座面45となる位置付近)には削り残し部72がほとんど発生しない。
そして、図12に示すように、第2の刃52によって切削する第2の工程において、角部66c付近により、第1の工程で発生する側壁面41や加工底面71に形成された削り残し部72を切削しながら、環状溝60を形成する。したがって、側壁面41や座面45となる部分の外側に削り残しがあっても、第2の刃52によって切削される。なお、座面45となる部分(加工底面71の内側付近)は、第1の刃51のみによって切削され、第2の刃52によっては切削されない。
したがって、第1の刃51が少し摩耗していても、第2の工程で側壁面41を精度良く加工でき、また、加工底面71の内側付近である座面45となる部分は、第1の刃51の摩耗が起こりにくい部分で加工を行うことができ、全体の加工を精度良く行うことができる。
また、第2の刃52についても、同じ第2の刃52を用いて複数のものを生産すると、徐々に刃先が減り、図13に示されるように、交換したばかりの新品の状態の刃を用いた場合に比べて、削り残しが発生する。
第2の刃52の摩耗は、先端辺66aと側方辺66bとの間の角部66cの付近に発生しやすいので、第2の刃52による削り残しの部分である削り残し部73は、角部66cの付近に対応する部分である環状溝60に形成される。したがって、数多くの加工を行った後であっても、側壁面41や加工底面71の内側付近の加工を精度良く行うことができる。
第1の刃51は、先端辺56aと側方辺56bとの角部56c付近が他の部分より摩耗が大きくなるが、加工底面71の内側であって座面45が形成される部分付近に対応する部分の摩耗は比較的少ない。したがって、第1の刃51による加工を数多く加工を行っても、精度良く加工することができる。
また、第2の刃52についても角部66c付近の摩耗が大きくなるが、角部66cから遠い部分ほど、摩耗しにくい。したがって、第2の工程での加工によって発生する削り残し部73は、側壁面41には形成されにくい。
したがって、本製造方法では、同じツールを用いて、数多くの加工を精度良く行うことができる。
そして、第2の刃52による加工は、第1の刃51で加工された後に行われるので、第2の刃52の方が第1の刃51に比べて、1個の加工によって切削する量が少なく摩耗しにくい。そのため、第1の刃51と第2の刃52とを同時に交換する方法を採用する場合に、後から加工を行う第2の刃52の寿命を長くすることができ、その結果、より多くのボールペンチップ本体11の加工を行うことができる。
なお、本実施形態の製造方法によって、製造されたボールペンチップ本体11は、ツール(第1の刃51、第2の刃52)の交換時と、数多くの加工を行った後に行われた時とでは、環状溝60の部分の形状などに多少の差が生じる。しかしながら、環状溝60が形成される位置は、ボール10から距離があり、また、仮に、使用時に、ボールペンチップ本体11の座面45が摩耗するなどして、ボール10の位置が後退した場合にも、影響を受けにくい位置であるので、環状溝60の形状の差によって、塗布液であるインキ5の流出性を低下させたりするようなことはほとんどない。
すなわち、ボールハウス15の寸法精度は、座面45となる部分である加工底面71の内周部分や、側壁面41などは、ボール10の配置や先端カシメや座打ちなどの加工を行う関係上、精度が高い加工が求められるが、座面の外側付近である加工底面71の外周付近は、上記のインキ5の流出の妨げがなければあまり影響がない。
上記した実施形態では、ボール10をかしめた後に、座打ちを行うものであったが、座打ちを行わず、加工底面71をそのまま座面45として用いることもできる。
また、本発明は、ボールペン18以外の塗布具に用いられる塗布具用チップに用いることができる。
そして、本実施形態では、第1の刃51及び第2の刃52は、半月バイトを用いたが、他の切削用のツールを用いることができる。
なお、第2の刃52を第1の工程に用いて、第1の刃51を第2の工程に用いて、加工することができる。すなわち、第1の工程で、ボールハウス15の側壁面41と環状溝60となる部分とを形成し、第2の工程で、加工底面71を形成する方法も採用することができる。
(a)は、本発明の実施形態で製造されたボールペンチップを用いた芯の正面図であり、(b)は図1(a)に示した芯を用いたボールペンの断面図である。 図1に使用されるボールペンチップの断面図である。 (a)は、本発明のボールペンチップの先端部分の断面図であり、(b)は、(a)のA−A断面図である。 本発明のボールペンチップの先端部分の断面斜視図である。 本発明のボールペンチップの製造方法に用いられるツールである第1の刃を示した図であり、(a)が正面図、(b)が右側面図、(c)が左側面図、(d)が背面図、(e)が天面図、(f)が斜め45°から見た図である。 図5に示す第1の刃を示した斜視図である。 本発明のボールペンチップの製造方法に用いられるツールである第2の刃を示した図であり、(a)が正面図、(b)が右側面図、(c)が左側面図、(d)が背面図、(e)が天面図、(f)が斜め45°から見た図である。 図7に示す第2の刃を示した斜視図である。 本発明のボールペンチップの製造方法の加工途中を示した説明図である。 本発明のボールペンチップの製造方法の加工途中を示した説明図である。 本発明のボールペンチップの製造方法の加工途中を示した説明図である。 本発明のボールペンチップの製造方法の加工途中を示した説明図である。 本発明のボールペンチップの製造方法の加工途中を示した説明図である。
1 ボールペンチップ(塗布具用チップ)
10 ボール
11 ボールペンチップ本体(塗布具用チップ本体)
12 ボール付勢部材
14 先端開口
15 ボールハウス
16 中心孔
17 バック孔
18 ボールペン(塗布具)
41 側壁面
45 座面
51 第1の刃
52 第2の刃
56a、66a 先端辺
56b、66b 側方辺
56c、66c 角部
60 環状溝
71 加工底面
α 座角
β1、β2 角度

Claims (9)

  1. 先端開口につながるボールハウスを備えた塗布具用チップ本体と、前記ボールハウスに配置されるボールとを有し、前記ボールハウスは座面及び側壁面を有するものである塗布具用チップを製造する塗布具用チップの製造方法であって、
    塗布具用チップ本体のボールハウスは、切削により形成されるものであり、
    ボールハウスを形成する第1の工程では、座面が形成される加工底面の傾斜角度に合わせた第1の刃を用いて、加工底面と、側壁面を形成し、
    ボールハウスを形成する第2の工程では、第2の刃を用いて、加工底面の外周部分を切削して環状溝を形成するように行われるものであることを特徴とする塗布具用チップの製造方法。
  2. 先端開口につながるボールハウスを備えた塗布具用チップ本体と、前記ボールハウスに配置されるボールとを有し、前記ボールハウスは座面及び側壁面を有するものである塗布具用チップを製造する塗布具用チップの製造方法であって、
    塗布具用チップ本体のボールハウスは、切削により形成されるものであり、
    ボールハウスを形成する第1の工程では、第2の刃を用いて、加工底面の外周部分を切削して環状溝を形成するように行われ、
    ボールハウスを形成する第2の工程では、座面が形成される加工底面の傾斜角度に合わせた第1の刃を用いて、加工底面と、側壁面を形成するものであることを特徴とする塗布具用チップの製造方法。
  3. 第1の刃及び第2の刃には、側方辺と先端辺とを有するものであり、
    第1の刃の側方辺は側壁面を形成する部分であり、第1の刃の先端辺は加工底面を形成する部分であり、
    第2の刃の側方辺と先端辺との間の角部付近で、第1の工程での側壁面の削り残しを切削しつつ、環状溝を形成するものであることを特徴とする請求項1に記載の塗布具用チップの製造方法。
  4. 第1の刃の側方辺と先端辺とのなす角度β1は、第2の刃の側方辺と先端辺とのなす角度β2に対して大きいものであり、角度β1と角度β2との差は、10°〜50°であることを特徴とする請求項3に記載の塗布具用チップの製造方法。
  5. 加工底面の内側の断面の角度である座角αが160°〜200°に形成されることを特徴とする請求項3又は4に記載の塗布具用チップの製造方法。
  6. ボールハウスを形成した後にボールをボールハウスに配置し、その後、先端開口をボール側にかしめ、さらにその後、ボールを奥側に押圧する座打ちを行って加工底面に座面を形成するものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の塗布具用チップの製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の製造方法によって製造されるものであり、環状溝は、断面がV字状であって、加工底面の外周部分に形成され、さらに、環状溝の外側の面は、側壁面と一連の面を形成するものであることを特徴とする塗布具用チップ。
  8. 先端開口につながるボールハウスを備えた塗布具用チップ本体と、前記ボールハウスに配置されるボールとを有し、前記ボールハウスは座面、側壁面及び環状溝を有するものであり、
    環状溝は、断面がV字状であって、加工底面の外周部分に形成され、さらに、環状溝の外側の面は、側壁面と一連の面を形成するものであることを特徴とする塗布具用チップ。
  9. 請求項1〜6のいずれかに記載の製造方法によって製造された塗布具用チップ、又は、請求項7又は8に記載された塗布具用チップを用いられる塗布具であり、
    ボールはボールハウス内を所定の距離だけボールが軸方向に移動可能であって、ボールの後端側に配置されるボール付勢部材によってボールは先端開口側に付勢されていることを特徴とする塗布具。
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