WO2004084650A1 - 非糖質成分の粉末化方法及び粉末化基剤 - Google Patents

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Abstract

非糖質成分の粉末化方法、粉末化方法により調製される粉末組成物及び非糖質成分の粉末化基剤を提供することを課題とし、非糖質成分に、α,α-トレハロースの糖質誘導体を含有せしめて粉末化する粉末化方法を提供し、この方法により調製された粉末組成物及びこの糖質誘導体を有効成分として含有する非糖質成分のための粉末化基剤を提供することにより上記課題を解決する。

Description

明 細 非糖質成分の粉末化方法及び粉末化基剤 技術分野
本発明は、 香気、 色調、 混濁、 特にフレーバーの保留性及び安定性に優れ、 嗜好性の高い香味及び外観を有する非糖質成分の粉末組成物を調製するための 粉末化方法に関し、 詳細には、 非糖質成分と、 , 一トレハロースの糖質誘 導体とを含む混合物を粉末化することを特徴とする粉末化方法、 その粉末化方 法により調製された粉末組成物、 及び、 この粉末化方法に使用する非糖質成分 のための粉末化基剤に関する。 背景技術
近年、 液状やペースト状の各種非糖質成分を粉末化し、 その水分の減少を図 ることにより、 運搬や貯蔵時の利便性を改善することが行われている。 また、 特に、 食生活の向上と多様化にともない、 飲食品にあっては、 好ましいフレー パー、 色調、 水への溶解性、 機能等を長期間安定に保持する目的で、 これら飲 食品の粉末化が行われている。 一般に、 これらの非糖質成分の粉末化には、 そ の水溶液に植物性天然ガム質、澱粉、水溶性セルロース誘導体、デキス卜リン、 低 D Eの水飴、 麦芽糖などを粉末化基剤として添加し、 噴霧乾燥する粉末化方 法が用いられてきている (例えば、 特公昭 5 6— 4 4 6 9 5号公報及び特公平 6 - 1 4 8 4 8号公報参照) 。 また、 油溶性の香料や機能性物質の粉末組成物 を調製するために、 これらの成分と、 トレハロース、 乳化剤及び水とを含む混 合物を乾燥する方法も提案されている (例えば、 特開平 9一 1 0 7 9 1 "1号公 報及び特開平 9— 1 8 7 2 4 9号公報参照) 。
しかしながら、 例えば、 これらの方法により噴霧乾燥して得られる粉末組成 物は、その風味や機能の安定性の点で必ずしも満足できるものばかりではない。 また、 粉末デキス卜リンや低 D Eの水飴では、 粘度が高く、 老化しやすいこと や水への溶解性が低いという問題があり、 ガム質なども、 粘度や異臭の発生な どの問題があるものがある (例えば、 特公昭 5 6— 4 4 6 9 5号公報及び特公 平 6—1 4 8 4 8号公報参照) 。 高 D Eの水飴や麦芽糖などを使用した場合に は、 一般に吸湿しやすく、 また、 還元性が高いため、 保存時に褐変が発生する 場合がある。さらに、現代の多様化した食生活に対応するためには、食品の味、 香り、 色、 食感などの低下をもたらすことなく、 しかも、 安全な粉末化基剤の さらなる開発が望まれている。
一方、 本出願人は、 先に、 特開平 7— 1 4 3 8 7 6号公報、 特開平 8— 7 3 5 0 4号公報、 特許登録第 3 1 8 2 6 7 9号公報、 特開 2 0 0 0— 2 2 8 9 8 0号公報などにおいて、 , 一トレハロースの糖質誘導体を含有する組成物 を開示した。 しかしながら、 これらの特許文献には、 , 一トレハロースの 糖質誘導体が非糖質成分の粉末化基剤として好適であることや、 この糖質を使 用した非糖質成分の粉末化方法に関する具体的な記載や示唆はない。 発明の開示
本発明は、 非糖 成分を粉末化して保存する際に、 その組織、 形状、 味、 香 リ、 色、 食感などをよく保持し、 有効成分の失活、 栄養成分の消失などの品質 の劣化や機能の低下を抑制することができる、 粉末化方法を提供することを第 一の課題とし、 この粉末化方法により得られた粉末組成物を提供することを第 二の課題とし、 この粉末化方法で使用する非糖質成分のための粉末化基剤を提 供することを第 Ξの課題とするものである。
本発明者らは、 前記課題を解決する目的で、 糖質の利用に着目し、 非糖質成 分の粉末化方法について長年に渡り研究を進めてきた。 その結果、 , 一卜 レハロースの糖質誘導体を含有させて粉末化した、 飲食品、 化粧品、 医薬部外 品、 医薬品、 日用品、 飼料、 餌料、 雑貨、 農薬、 化学工業品などの粉末組成物 力 保水性に優れ、 しかも、 吸湿性がほとんどなく、 それらの非糖質成分が乾 燥前に有していた組織、 形状、 味、 香り、 色、 食感などの風味の低下、 有効成 分の失活、 栄養成分の消失などの品質の劣化、 或いは、 機能の低下などが抑制 されるという優れた特性を有することを見出し、 非糖質成分に , ートレハ ロースの糖質誘導体を含有せしめ、 これを乾燥、 粉末化する非糖質成分の粉末 化方法を確立するとともに、 この粉末化方法によリ製造した粉末組成物を確立 し、 更に、 α—卜レハロースの糖質誘導体を有効成分として含有する非糖 質成分のための粉末化基剤を確立して、 本発明を完成するに至った。 発明を実施するための最良の形態
本発明でいう非糖質成分の粉末化方法とは、 液状或いはペースト状の非糖質 成分を粉末に加工する方法をいう。 粉末化の方法に特に制限はなく、 液状或い はペースト状の非糖質成分を、 乾燥して、 粉末化する方法であれば、 何れでも よく、 ドラムドライヤー、 乾燥プレート、 オーブン、 圧縮造粒機などで乾燥し たり、 凍結乾燥して調製される固状物や造粒したものを、 パワーミルなどを使 用して粉末化する方法も、 当然、 本発明に含まれる。 また、 上記のような方法 によリ調製した粉末に、 さらにコーティングを行う粉末の製造方法もこれに含 まれる。 なかでも、 噴霧乾燥は、 乾燥と粉末化が同時行えることから、 特に望 ましい。
本発明でいう非糖質成分とは、 糖質のみで構成された成分を除く、 飲食品、 化粧品、 医薬部外品、 医薬品、 日用品、 飼料、 餌料、 雑貨、 農薬、 化学工業品 から選ばれる疎水性或いは親水性の成分であって、これらの製造に利用される、 原料、 中間製品、 或いは、 原料に手を加えて、 製造された製品であれば何れで もよい。また、その形態は、液状、ペースト状、或いは、溶媒を加えて、液状、 ペースト状とすることができるものであればいずれでもよく、 例えば、 畜産、 水産、 或いは農産品加工品、 香料、 油脂、 色素、 乳化剤、 機能性物質、 有機溶 媒、 農薬乳剤などを挙げることができる。 これらの成分が、 精油、 油脂、 脂肪 酸やなどのように水に不溶性乃至難溶性の疎水性の成分からなる場合には、 こ れに、 アルコールや有機溶媒を加えて、 溶液或いはペースト状とするか、 水又 は水と乳化剤を加え、 ホモミキサー、 コロイドミル、 高圧ホモジナイザーなど を使用して予め乳化し、 液状或いはペースト状とし、 これらを粉末化すること も随意である。 この水に不溶性乃至難溶性の疎水性成分には、 香料、 色素、 機 能性物質なども、 当然、 含まれ。 また、 その一部が糖質により構成されている 成分も、 本発明の非糖質成分に含まれる。
本発明でいう畜産、水産、或いは農産品加工品には、特に制限はなく、液状、 ペースト状、 或いは、 溶媒を加えて、 液状、 ペース卜状となるものであれば、 何れでもよく、 例えば、 野菜や果実のジュース、 青汁、 野菜エキス、 豆乳、 ぺ プチド、 ゴマペースト、 ナッツペースト、 生餡、 糊化澱粉ペース卜、 小麦グル テンなどの農産品、ゥニペースト、力キエキス、イワシペース卜などの水産品、 レシチン、 乳清、 生卵、 卵白、 卵黄、 牛乳、生クリーム、 ョーダル卜、 バター、 チーズ、 などの畜産品、 味噌、 醤油、 酢、 みりん、 新みりん、 マヨネーズ、 ド レッシング、 鰹エキス、 ミートエキス、 昆布エキス、 チキンエキス、 ビーフエ キス、 酵母エキス、 きのこエキス、 甘草エキス、 ステビアエキス、 これらの酵 素処理物、 漬物用調味液などの調味料、 各種スープ、 日本酒、 ワイン、 ブラン ディー、 ウイスキー、 薬用酒などの酒類、 緑茶、 抹茶、 紅茶、 コーヒーなどの 嗜好飲料、 ハツ力、 ヮサビ、 ニンニク、 力ラシ、 サンショウ、 シナモン、 セー ジ、 ローレル、 ペッパー、 柑橘類などから抽出される含水香辛料、 燻液、 醱酵 液などの保存料などを挙げることができる。
本発明でいう香料は、 特に制限されるものでなく、 天然香料であっても、 合 成香料であっても、 それらの混合物であってもよい。 例えば、 『最新化粧品科 学 改訂増補〖 I』 、 株式会社薬事日報社 (平成 4年 7月 1 0曰発行) 、 『最 新化粧品学』、株式会社南山堂(平成 1 4年 1月 1 8日発行)、 『香料の辞典』、 株式会社朝倉書店 (昭和 5 7年 8月 2 0日発行) などに記載されている香粧品 香料や食品香料などであり、 具体的には、 ライム、 オレンジ、 グレープフルー ッ、 レモンなどの柑橘類精油;ホップ、サルビア、カモミール、マンネンロウ、 ユーカリ、 ペパーミント、 各種スパイス、 スペアミント、 ハーブなどの植物の 花や葉などに由来する精油; コーラナッツエキス卜ラク卜、 コーヒーエキスト ラクト、 紅茶エキストラク ト、 ココアエキストラク卜、 スパイスエキストラク ト、 ヮニラエキストラクトなどの油溶性又これらの水溶性のエキストラク卜、 ォレオレジン、 アブソリユート、 レジノイド、 チンキ又は浸液、 さらには、 香 木、 ジャ香の抽出物などの天然香料、 メン! ^一ル、 シォネール、 ビネン、 リモ ネン、 オイゲノールなどの合成香料化合物、 油性調合香料組成物及びこれらの 任意の混合物などが挙げることができる。
本発明でいう色素は、 特に制限されるものでなく、 天然色素であっても、 合 成色素であっても、 それらの混合物であってもよい。 例えば、 食品衛生法で食 品添加物として認められている色素や 『最新化粧品科学 改訂増補〖 〖』 、 株 式会社薬事日報社 (平成 4年 7月 1 0曰発行) 、 『最新化粧品学』 、 株式会社 南山堂発行 (平成 1 4年 1月 1 8曰発行) 、 『香料の辞典』 、 株式会社朝倉書 店 (昭和 5 7年 8月 2 0曰発行) などに記載されている飲食品、 化粧品、 医薬 部外品、 医薬品原料として使用が認められている色素などが挙げられる。 具体 的には、 カロチノイド系、 アントシァニン系、 アントラキノン系、 フラボノィ ド系、 ポルフィリン系、 ジケトン系、 ベタシァニン系、 フラビン系、 キノン系 の植物色素、 感光素 1 0 1号 (プラトニン) 、感光素 2 0 1号 (ピオニン) 、 感光素 3 0 1号 (タカナ一ル) 、 感光素 4 0 1号、 プルラミン、 ルミンなどの 感光素、 感光色素、 食用色素、 タール色素、 三二酸化鉄、 銅クロロフィリンナ 卜リウム、 さらには、 セィヨウァカネ、 ベニノキ、 ゥコン、 パブリカ、 レッド ビート、 ベニバナ、 クチナシ、 サフラン、 紅麹菌などから抽出される色素など を挙げることができる。
本発明でいう機能性物質は、 アミノ酸、 ペプチド、 蛋白質などのアミノ基を 有する物質、 インターフェロン一 、 — β、 ー 、 ッモア 'ネクロシス 'ファ クタ一一ひ、 - β、 マクロファージ遊走阻止因子、 コロニー刺激因子、 卜ラン スファ一ファクター、 インタ一ロイキン I Iなどのリンホカイン、 インシユリ ン、 成長ホルモン、 プロラクチン、 エリ トロポェチン、 卵細胞刺激ホルモンな どのホルモン、 B C Gワクチン、 日本脳炎ワクチン、 はしかワクチン、 ポリオ 生ワクチン、 痘苗、 破傷風トキソイド、 ハブ抗毒素、 ヒト免疫グロブリンなど の生物学的製剤、 ペニシリン、 エリスロマイシン、 クロラムフエ二コール、 テ トラサイクリン、 ストレプトマイシン、 硫酸カナマイシンなどの抗生物質、 チ ァミン、 リボフラビン、 Lーァスコルビン酸、 肝油、 カロチノイド、 エルゴス テロール、 トコフエロールなどのビタミン、 リパーゼ、 エラスターゼ、 ゥロキ ナーゼ、 プロテアーゼ、 ーアミラーゼ、 イソアミラーゼ、 グルカナーゼ、 ラ クターゼなどの酵素、 高麗人参エキス、 スツボンエキス、 クロレラエキス、 ァ ロェエキス、 プロポリスエキス、 ァガリクス、 レイシ、 メシマコブなどのキノ コエキスなどのエキス、 ウィルス、 乳酸菌、 酵母などの生菌、 ヘスペリジン、 酵素処理ヘスペリジン、 ルチン、 酵素処理ルチン、 ナリンジン、 酵素処理ナリ ンジン、プロアントシァニジンなどのフラボノィドゃカテキン、ェピカテキン、 ェピガロカテキンなどのカテキンなどを含むポリフエノール、 水溶性或いは脂 溶性のビタミン、 ミネラル、 ドコサへキサェン酸 (D H A) 、 エイコサペンタ ェン酸(Ε Ρ Α;) 、 D H A及び E P A含有魚油、 リノール酸、 r—リノレン酸、 一リノレン酸などの脂肪酸、 月見草油、 ポラージ油、 レシチン、 ォクタコサ ノール、 ローズマリー、 セージ、 r—オリザノール、 ーカロチン、 パームカ ロチン、 シソ油、 キチン、 キトサンなどをいう。 また、 前記以外の医薬品の有 効成分や栄養機能食品用の原料、 素材なども、 当然、 これに含まれる。
本発明でいう乳化剤とは、 乳化作用を有する成分であれば何れでもよい。 通 常は、 従来から、 飲食品、 医薬品、 化粧品、 化学工業品等に用いられている各 種の乳化剤から、 粉末化された組成物の用途に合わせて選択される。 例えば、 脂肪酸モノグリセリ ド、 脂肪酸ジグリセリ ド、 脂肪酸トリグリセり ド、 プロピ レングリコール脂肪酸エステル、 ショ糖脂肪酸エステル、 ポリグリセリン脂肪 酸エステル、 レシチン、 ソルビタン脂肪酸エステル、 脂肪酸塩、 アルキル硫酸 エステル、 アルキルアミン塩、 第 4級アンモニゥム塩、 アルキルべタイン、 レ シチン、 キラャ抽出物、 アラビアガム、 トラガン卜ガム、 グァーガム、 カラャ ガム、 キサンタンガム、 ぺクチン、 プルラン、 サイクロデキストリン、 アルギ ン酸及びその塩類、 カラギ一ナン、 ゼラチン、 カゼイン、 でん粉、 澱粉の誘導 体などを挙げることができる。 これら乳化剤の使用量は厳密に制限されるもの ではなく、 用いる乳化剤の種類等に応じて広い範囲にわたリ変えることができ るが、 通常、 粉末化する組成物の 1質量部に対し約 0. 0 1〜約 5 0質量部、 好ましくは約 0. 1〜約 1 0質量部の範囲内が適当である。 なお、 乳化剤その ものを粉末化する場合には、 この乳化剤と本発明の粉末化基剤のみを混合して 粉末化することも随意である。
本発明の非糖質成分の粉末化方法において、 粉末化基剤として使用する α , α—トレハロースの糖質誘導体とは、 分子内に , 一トレハロース構造を有 する 3個以上のグルコースからなる非還元性オリゴ糖から選ばれる 1種又は 2 種以上の糖質であれば、 何れでもよく、 より具体的には、 , 一トレハロー ス分子の少なくとも一方のグルコースに、モノ一グルコース、ジ一グルコース、 卜リーグルコース及びテトラ一グルコースから選ばれる何れかが結合したもの をいう。 例えば、 先に、 本出願人が特開平 7— 1 4 3 8 7 6号公報、 特開平 8 - 7 3 5 0 4号公報、 特許登録第 3 1 8 2 6 7 9号公報、 特開 2 0 0 0— 2 2 8 9 8 0号公報などにおいて開示した、 一マル卜シル 一グルコシド、 一 イソマルトシル 一グルコシドなどのモノーグルコシル , 一トレハロース や、 一マルトシルび, 一トレハロース (別名 一マル卜卜リオシル 一グ ルコシド) 、 一マルトシル ーマルトシド、 一^ Γソマルトシル ーマルト シド、 一イソマルトシル ーイソマルトシドなどのジ一グルコシル , a - トレハロース、 一マルトトリオシルひ, ひ一トレハロース (別名 一マルト テトラオシル α—グルコシド) 、 —マルトシル ーマル卜トリオシド、 一 パノシル ーマル卜シドなどのトリーグルコシル , 一卜レハロース、 一 マルトテトラオシル , 一トレハロース (別名 一マル卜ペンタオシル 一 グルコシド) 、 一マルトトリオシル 一マルトトリオシド、 ーパノシル 一マルト卜リオシドなどのテトラーグルコシルび, 一トレハロースなど、 グ ルコース重合度が 3乃至 6からなる , -トレハロースの糖質誘導体が好ま しい。
これらの , 一トレハロースの糖質誘導体は、 その由来や製法は問わず、 発酵法、 酵素法、 有機合成法などにより製造されたものでもよい。 例えば、 本 出願人が、 特開平 7— 1 4 3 8 7 6号公報、 特開平 8— 7 3 5 0 4号公報、 特 許登録第 3 1 8 2 6 7 9号公報、 特開 2 0 0 0— 2 2 8 9 8 0号公報などで開 示した酵素法によリ澱粉や澱粉の部分加水分解物から直接製造してもよく、 或 いは、 特開平 7— 1 4 3 8 7 6号公報で開示したマルトテトラオース生成アミ ラーゼ、 特公平 7— "! 4 9 6 2号公報で開示したマルトペンタオースを高率に 生成する 一アミラーゼ或いは特開平 7— 2 3 6 4 7 8号公報で開示したマル 卜へキサオース■マルトへプタオース生成アミラーゼなどを使用して、 マルト テトラオース、 マルトペンタオース、 マルトへキサオース、 マルトへプタオ一 スなどの特定のオリゴ糖の含量を高めた澱粉部分加水分解物とし、 これに特開 平 7— 1 4 3 8 7 6号公報で開示した非還元性糖質生成酵素を作用させて製造 することも随意である。 また、 澱粉、 或いは、 澱粉の部分解物とひ, 一トレ ハロースとを含有する溶液にシクロデキス卜リングルカノ 卜ランスフヱラーゼ などのグリコシル基の転移能を有する酵素を作用させて調製することも随意で ある。 これらの方法により得られる反応液は、 , 一トレハロースの糖質誘 導体を含有する糖質を含む溶液として、 そのまま、 又は、 部分精製して、 或い は、高純度に精製して使用することも随意である。また、これらの製造方法は、 豊富で安価な澱粉質を原料とし、 高効率かつ安価に , 一トレハロースの糖 質誘導体を製造できることから、 工業的に有利に利用できる。
前述の , 一トレハロースの糖質誘導体のうち、とりわけ、グルコシル , 一卜レハロース、 一マルトシル , 一トレハロースなど、 分子の末端に トレハロース構造を持つ糖質力 低 D Eであるにも関わらず、 粘度が低く、 香 気、香味などの保持能をはじめとする、粉末組成物の品質の保持能が特に高く、 また、 加工適正に優れていることから、 本発明に有利に利用できる。 この糖質 の一例としては、 特開平 7— 1 4 3 8 7 6号公報に開示された 一マル卜シル a , 一トレハロース (別名 一マルトトリオシル 一グルコシド) を主成分 として含有し、 他に、 一グルコシル , α—トレハロース (別名 α—マルト シル 一グルコシド) 、 ひ一マルト卜リオシル , 一卜レハロース (別名 一マル卜テ卜ラオシル ーグルコシド) 、 ーグリコシル ατ, 一トレハロー ス (別名 —グリコシル 一グルコシド) 力、ら選ばれる 1種又は 2種以上を含 有する糖質が望ましく、 とりわけ、 —マルトシル α, α—トレハロースを、 無水物換算で約 3 0質量% (以下、本明細書: は特に断らない限り、 「質量%」 を単に 「<½」 と表記する。 ) 以上、 さらに望ましくは 5 0 %以上含有する糖質 が望ましい。 これらの糖質の D Eは、 約 2 0以下、 望ましくは 1 6以下が、 メ 一ラード反応を起こしにくいなどの点から望ましい。 また、 , α—卜レハロ ースの糖質誘導体を含有するシラップの粘度は、 噴霧乾燥などの際の加工適正 やエネルギー効率の点から、濃度 7 0 %で、 2 5 °Cの時、約 1 O O O O m P a ■ s以下であればよく、 好ましくは約 3 0 0 O m P a ■ s以下、 とりわけ、 約 1 5 0 O m P a ■ s以下が望ましい。
また、 本発明の粉末化方法において使用する、 , 一トレハロースの糖質 誘導体を含有する粉末化基剤は、 その形状を問わず、 例えば、 シラップ、 マス キッ卜、ペースト、粉末などの何れの形状であってもよく、そのままで、又は、 必要に応じて、 増量剤、 賦形剤、 結合剤などと混合して使用することも随意で
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また、 本発明の粉末化方法は、 有効成分である α? , 一トレハロースの糖質 誘導体を、 対象とする、 例えば、 液状又はペースト状などの形態の非糖質成分 に含有せしめて乾燥することにより、 所期の効果を発揮することができる。 従 つて、 いずれの分野でも、 本発明の粉末化方法において、 有効成分として非糖 質成分に含有せしめる α, α—トレハロースの糖質誘導体は、 対象とする非糖 質成分の組成や使用目的を勘案して、 原料の段階から乾燥する段階に至るまで の適宜の工程で利用することができる。
本発明の粉末化方法においては、 有効成分の , 一卜レハロースの糖質誘 導体を、 目的の非糖質成分を粉末化するまでの段階で、 含有せしめればよく、 例えば、 混和、 混捏、 溶解、 融解、 分散、 懸濁、 乳化、 被覆 (コーティング) などの公知の方法が適宜に選ばれる。
本発明の有効成分として , ひ一トレハロースの糖質誘導体を、 乾燥前の非 糖質成分に含有せしめる量は、 粉末化基剤としての機能を発揮できる量であれ ばよく、 特に制限はない。 通常、 粉末組成物の総質量に対して、 , 一卜レ ハロースの糖質誘導体として、 無水物換算で、 約 50/0以上、 望ましくは、 約 1 0 %以上を含有せしめるのが好適であり、 約 2 0 %以上が特に望ましい。 通常 約 1。 未満では、 粉末化基剤としての機能を発揮するには不充分である。 α , 一トレハロースの糖質誘導体を含有させる量の上限については、 対象とする 非糖質成分の機能或いは使用目的などの妨げとならない限リ特に制限はない。 本発明の , α—トレハロースの糖質誘導体を有効成分として含有する粉末 化基剤は、 , α—トレハロースの糖質誘導体を、 無水物換算で、 総質量の約 1 0 %以上、 望ましくは、 約 2 0 %以上、 更に望ましくは約 3 0 %以上含有す るものが好適である。 本発明の粉末化基剤は、 有効成分である , 一トレハロースの糖質誘導体 のみで構成されていてもよいし、 例えば、 , α—卜レハロースの糖質誘導体 の製造工程において共存するグルコース、 イソマルトース、 マル! ^一ス、 オリ ゴ糖、 デキストリンなどの澱粉由来のひ, α—卜レハロースの糖質誘導体以外 の糖質を含有していてもよい。 更には、 , 一卜レハロースの糖質誘導体と それ以外の還元性糖質とを含む糖質を水素添加し、 共存する還元性糖質を、 そ の糖アルコールに変換したものであってもよい。
本発明の粉末化基剤の有効成分であるひ, 一トレハロースの糖質誘導体は、 デキストリンゃ水飴などの還元性澱粉部分分解物と比較して、還元性が低く(低 D E ) 、 酸や熱に対して安定であり、 他の素材、 特にアミノ酸やオリゴぺプチ ド、 ポリペプチド、 蛋白質などのアミノ酸やアミノ基を有する物質と混合、 加 ェしても、 着色ゃ褐変することも、 異味ゃ異臭を発生することもなく、 混合し た他の素材の風味を損なうことも少ない。 また、 還元性澱粉部分加水分解物の 場合とは違って、 低粘度で、 しかも、 糊感のない滑らかな粘性を有し、 デキス 卜リンにみられる糊臭もなく、 低吸湿性、 易乾燥性、 ベタ付き抑制、 即溶性な どの優れた機能を有している。 また、 その味質も、 低甘味ながら、 良質で上品 な、 きれのよい後味の甘味を有しており、 そのままで、 粉末化基剤として有利 に使用することができる。 必要ならば、 分散性を高めたり、 増量するなど、 そ の使用目的に応じて、 前記以外の還元性糖質、 非還元性糖質、 糖アルコール、 高甘味度甘味料、水溶性多糖類、有機酸、無機酸、塩類、乳化剤、酸化防止剤、 キレート作用を有する物質から選ばれる 1種又は 2種以上と併用することも随 意である。 更に必要であれば、 公知の着色料、 着香料、 保存料、 酸味料、 旨味 料、 甘味料、 安定剤、 増量剤、 アルコール類、 水溶性高分子などの 1種又は 2 種以上を適量併用することも Ρ道意である。
具体的には、 例えば、 粉飴、 グルコース、 マルト一ス、 ショ糖 (砂糖) 、 , ラチノース、 , 一トレハロース、 ネオトレハロース、 イソトレハロース、 異性化糖、 蜂蜜、 メ一プルシュガー、 砂糖結合水飴、 イソマルトオリゴ糖、 ガ ラクトオリゴ糖、 フラクトオリゴ糖、 ラクトスクロース、 同じ出願人が国際公 開 WO 0 2 / 2 4 8 3 2号明細書、 国際公開 WO 0 2 / 1 0 3 6 1号明細 書、 国際公開 WO 0 2 / 0 7 2 5 9 4号明細書などにおいて開示した環状四 糖及び 又は環状四糖の糖質誘導体などの還元性或いは非還元性の糖質、 ェリ スリトール、 キシリ I ^一ル、 ソルビ! ル、 マルチ! ^一ル、 ラクチ! ^一ル、 パ 二! ^一ルなどの糖アルコール、 ジヒドロカルコン、 ステビオシド、 ーグリコ シルステビオシド、 レバウディオシド、 グリチルリチン、 Lーァスパルチルー L一フエ二ルァラニンメチルエステル、 アセスルファム K:、 スクラロース、 サ ッカリンなどの高甘味度甘味料やグリシン、ァラニンなどのような他の甘味料、 リン酸、 ポリリン酸、 或いは、 それらの塩類 ど無機塩類の 1種又は 2種以上 の適量と混合して使用してもよく、 又、 必要ならば、 デキス卜リン、 澱粉、 乳 糖などのような増量剤と混合して使用することもできる。 更に、 乳酸、 乳酸ナ トリウム、 クェン酸、 クェン酸ナトリウムなどのような有機酸やそれらの塩、 サポニン、 フラポノイド、 茶カテキン、 ブドウ種子抽出物などのポリフエノー ル類及び Z又はエタノールなどのアルコール類、 レバン、 アルギン酸ナ卜リウ 厶、 寒天、 ゼラチン、 カゼイン、 メチルセルロース、 カルボキシメチルセル口 ース、 ポリビニールアルコール、 ポリビニルピロリドン、 ポリデキストロース などの水溶性高分子の 1種又は 2種以上と組み合わせて使用することも随意で ある。
本発明の方法で得られる粉末組成物は、 これに含まれる , 一トレハロー スの糖質誘導体が、 香気、 香味、 色調などの優れた保持能を有していることに 加えて、 加熱、 乾燥時や保存時の蛋白質の変性、 糊化澱粉の老化、 脂質の酸化 や分解などをはじめとする品質の劣化を抑制するので、 製造直後の風味や機能 が長期間保持される。
本発明の方法で得られた粉末組成物は、その用途や分野により異なるものの、 例えば、 粉末農水畜産品、 粉末油脂、 粉末香料、 粉末着色料、 粉末乳化剤、 粉 末保存料、 粉末生理活性物質及び Z又は粉末機能性物質などは、 粉末醤油、 粉 末味噌、 粉末すし酢、 粉末スープ、 粉末鰹ダシ、 粉末みりん、 粉末新みりんな どの粉末調味料やふりかけとしてそのままで、 或いは粉末調味料やふりかけの 製造用の原料として利用できる。 また、 非糖質成分の用途によっては、 本発明 の粉末化方法の工程の途中で調製される、 乾燥した固状や造粒された非糖質成 分を粉末化することなく、 そのままの形態で利用することも随意である。 また、 これらは、 例えば、 せんべい、 あられ、 おこしなどの米菓類、 求肥、 もなか、餅、 おはぎ、 まんじゅう、かるかん、 ういろう、餡類、羊羹、水羊羹、 錦玉、 きんつば、 スイートポテト、 ゼリー、 ハバロア、 カステラ、 飴玉などの 各種和菓子、 ビスケット、 クッキ一、 クラッカ一、 パイ、 シュークリーム、 ヮ ッフル、 スポンジケーキ、 ドーナツ、 ペストリ一類などの焼き菓子、 プリン、 パタークリーム、 カスタードクリーム、 チョコレート、 チューインガム、 ヌガ 一、ゼリービーンズ、 キャラメル、 マシュマロをはじめとするソフトキャンデ ィ、 ハードキャンディ、 フォンダント、 アイシングなどの洋菓子、 スナック菓 子、 シリアル、 センターリキッド菓子、 メレンゲ菓子、 食パン、 ロールパン、 アンパン、 マフィンなどのパン類、 果実のシロップ漬、 氷蜜などのシロップ、 フラワーペースト、 ピーナッツペースト、 フルーツペースト、 スプレッドなど のペースト類、 ジャム、 マーマレード、 ブレザーブ、 シロップ漬、 糖果、 カツ 卜果実などの果実の加工品類、 もやし、 アルフアルファ、 ブロッコリ一スプラ ゥトなどの発芽野菜、 青汁などの野菜ジュース、 カット野菜、 サラダ、 野菜の 煮物などの野菜の加工食品類、 福神漬、 べつたら漬、 千枚漬、 らつきよう漬、 たくわん漬、 白菜漬ゃそれらのつけものを製造するための浅漬けの素などの漬 物の素類、 白飯、 おにぎり、 おこわ、 おかゆ、 寿司飯、 炊き込みご飯、 α化米 などの米飯類、 豆乳、 豆腐、 高野豆腐、 納豆などの豆の加工品類、 うどん、 和 そば、 ラーメン、 パスタなどの麵類、 お好み焼き、 たこ焼き、 鯛焼き、 コロッ ケ、 餃子、 シユウマイ、 春巻き、 ハムやソーセージなどの畜肉加工品類、 魚肉 ハム、魚肉ソーセージ、かまぼこ、ちくわ、天ぷらなどの魚肉加工品類、ゥニ、 イカの塩辛、 酢こんぶ、 さきするめ、 ふぐのみりん干し、 いくら、 味付け海苔 などの各種珍味類、 焼き肉、 蒲焼き、 団子、 煎餅などの味付けに使用するたれ 類、 海苔、 山菜、 するめ、 小魚、 貝などで製造されるつくだ煮類、 煮豆、 ポテ トサラダ、 こんぶ卷などの惣菜食品、 卵、 オムレツ、 卵焼き、 茶碗蒸しなどの 卵加工品類、 チーズ、 ヨーグルトなどの乳製品類、 魚肉、 畜肉、 果実、 野菜、 あるいは、 これら飲食品の冷凍品、 冷蔵品、 チルド品、 レトルト品、 乾燥品、 凍結乾燥品、 更には、 野菜のビン詰類、 缶詰類、 プリンミックズ、 ホットケー キミックス、 バッタ一ミックスなどのミックス類、 即席しるこ、 即席スープな どの即席食品、 離乳食、 治療食、 ペプチド食品、 清酒、 合成酒、 リキュール、 洋酒、 ビール、発泡酒などの酒類、 お茶、紅茶、 コーヒー、 ココア、 ジュース、 炭酸飲料、 乳酸飲料、 乳酸菌飲料などの清涼飲料水など製造原料、 中間製品と して各種飲食品の製造に有利に利用できる。
さらには、 家畜、 家禽、 ペット、 その他蜜蜂、 蚕、 魚介類、 ェビ、 力二など の甲殻類、 ゥニ、 なまこなどの棘皮動物、 昆虫などの飼育動物の幼虫、 幼体、 成体のための飼料、餌料の製造原料として使用することも随意である。その他、 タノくコ、 錠剤、 卜ローチ、 肝油ドロップ、 口紅、 リップクリーム、 練歯磨、 口 中清涼剤、 口中香剤、 うがい剤などの嗜好品、 化粧品、 医薬部外品、 医薬品、 日用品、 農薬、 化学工業品などの固状、 ペースト状、 液状などの製品の製造原 料、 中間製品としても利用できる。
これら、 飲食品、化粧品、 医薬部外品、 医薬品、 日用品、飼料、'餌料、雑貨、 農薬及び化学工業品などに配合される本発明方法で得られる粉末組成物の使用 量は、 その製品の種類、 形態などにより異なるが、 一般的には、 製品の総質量 に対して、 約 0. 0 0 1 %〜約 1 0 0 %の範囲内で使用することができる。 以下、 実験例に基づいて本発明の非糖質成分の粉末化方法についてよリ詳細 に説明する。 実験例 1
試験標品として、 水 5 6 7質量部に、 後述する実施例 A— 2の方法に基づい て調製した粉末状の , 一トレハロースの糖質誘導体 (無水物換算で、 0?— マルトシル , 一トレハロース 5 2 . 5 %、 一グルコシル , び一トレハ ロース 4 . 1 %を含有) 2 2 5質量部及び 5倍濃縮したレモン果汁 (東京フ 一ドテクノ株式会社販売、プリックス 4 1 %) 1 8 3質量部を加えて溶解した。 この溶液を、 卓上型噴霧乾燥機 (E Y E L A社製 「S D— 1」 ) を使用して、 入口温度約 1 4 0 °C、 出口温度約 7 5 °Cにて噴霧乾燥し、 レモン果汁粉末を調 製した。 対照品として , Of—トレハロースの糖質誘導体に代えてデキストリ ン (株式会社林原商事販売、 商品名 「サンデック # 1 8 0」 ) を同量使用した 他は、 同様に行いレモン果汁粉末を得た。 これらの標品を、 ポリ袋に入れて室 温にて 3ヶ月間保存した。 試験標品又は対照品 3 0質量部を水 1 7 0部に溶解 した溶液を調製した。 それぞれの溶液を、 パネラー 1 1名にて試飲し、 レモン 果汁の香気及び香味の官能評価を行った。 その結果、 パネラーの全員が、 Of , 一トレハロースの糖質誘導体を加えて粉末化したレモン果汁粉末の水溶液は、 保存による劣化臭は認められず良好なレモン果汁の香気及び香味を保持してい ると評価した。 これに対して、 対照品は、 保存による著しい劣化臭が認められ ると評価した。 このことから、 , 一トレハロースの糖質誘導体は、 粉末果 汁の保存安定性に優れた効果を発揮し、 極めて有用であることが判明した。 ま た、 , α—トレハロースの糖質誘導体は、 従来から、 粉末化基剤として使用 されているデキストリンよりも、 粉末組成物の品質の低下を抑制し、 その風味 を保持する機能に優れた粉末化基剤であることが確認された。 実験例 2
試験標品として、 水 1 3 0質量部に、 後述する実施例 A—1の方法に基づい て調製したシラップ状の , 一トレハロースの糖質誘導体 6 0質量部 (無水 物換算で、 α—マルトシル α, 一トレハロース 5 2 . 5 %、 ーグルコシル a , 一トレハロース 4 . 1 %を含有、 濃度 7 θ ο/ο) 及びアラビアガム 5 0 質量部を加えて溶解し、 8 5〜9 0 °Cで 1 5分間加熱した。 これを 4 0 °Cに冷 却し、 ライムオイル 1 0質量部を添加混合した後、 ホモミキサーで乳化した。 この液を実験 1と同様に、 卓上型噴霧乾燥機を使用して、 入口温度 1 4 0 °C、 出口温度 7 5 °Cにて噴霧乾燥し、ライム粉末香料を調製した。対照品として ひ一卜レハロースの糖質誘導体に代えてショ糖を同量使用した以外は、 試験標 品と同様にしてライム粉末香料を調製した。 この試験標品又は対照品の何れか 0. 1質量部を、 グラニュー糖 4 2 . 4質量部、 グルコース 2 4 . 0質量部、 クェン酸 2 . 0質量部、 クェン酸ナトリウム 1 . 0質量部、 ビタミン C O . 5 質量部を混合して粉末飲料を調製した。 調製した粉末飲料の 5 0 gをそれぞれ ポリ袋に入れ、 3 7 °Cにて 3ヶ月間保存した。 この粉末飲料 7質量部を水 1 0 0質量部で希釈し、 パネラー 1 1名にて試飲し、 香気及び香味の官能評価を行 つた。 その結果、 パネラーの全員が、 ひ, 一トレハロースの糖質誘導体を加 えて粉末化したライムオイルを使用して調製した飲料は、 保存による劣化臭は 認められず良好な香気及び香味を保持していると評価した。 これに対して、 対 照品は、保存による著しい劣化臭が認められると評価した。このことから、 一トレハロースの糖質誘導体は、 粉末香料の保存安定性に優れた効果を発揮 し、 香料の粉末化基剤として極めて有用であることが判明した。 以下に、 本発明の有効成分である α, α—トレハロースの糖質誘導体を含有 する粉末化基剤の具体的な例を実施例 Αで、 この粉末化基剤を含有せしめて調 製した粉末組成物の例を実施例 Bで具体的に挙げて説明する。 しかし、 本発明 はこれらの実施例によって限定されるものではない。 実施例 A 粉末化基剤
以下の実施例に示す、 粉末化基剤は、 いずれも、 飲食品、 化粧品、 医薬部外 品、 医薬品、 飼料、 餌料、 日用品、 雑貨、 農薬、 化学工業品をはじめとする非 糖質成分に含有させて、 これを粉末化することにより、 粉末組成物の品質の劣 化を抑制し、 粉末組成物の味、 香り、 色、 食感などの風味や機能を良好に保持 することができる。 実施例 A— 1
濃度 200/0のとうもろこし澱粉乳に最終濃度 0. 1 %となるように炭酸力ル シゥムを加えた後、 p H 6. 5に調整し、これに —アミラーゼ(ノボ社製造、 商品名「ターマミール 60し」) を澱粉グラム当たり 0. 2%になるよう加え、 95°Cで 1 5分間反応させた。 その反応液を、 1 20°Cで 1 0分間ォートクレ ーブした後、 50°Cに冷却し、 p Hを 5. 8に調整後、 澱粉グラム当たリ特開 昭 63— 2407 84号公報に開示されたマルト亍トラオース生成ァミラーゼ (株式会社林原生物化学研究所製造) を 5単位と、 イソアミラーゼ (株式会社 林原生物化学研究所製造)を 500単位となるように加え、 48時間反応させ、 これに 一アミラーゼ(上田化学株式会社製造、商品名「 一アミラーゼ 2 A」) を澱粉グラム当たり 30単位加え、 更に、 65°Cで 4時間反応させた。 その反 応液を、 1 20°Cで 1 0分間オートクレープし、 次いで 45 °Cに冷却し、 特公 昭 56— 44695号公報に開示されたァルスロバクタ一■スピーシーズ Q 36 (FERM BP— 43 1 6) 由来の非還元性糖質生成酵素を澱粉グラム 当たり 2単位の割合になるよう加え、 48時間反応させた。その反応液を 95°C で 1 0分間保った後、 冷却し、 濾過して得られる濾液を、 常法に従って活性炭 で脱色し、 H型及び OH型イオン交換樹脂により脱塩して精製し、 更に濃縮し て濃度 70%のシラップ状の粉末化基剤を、 無水物換算で、 収率約 90%で得 た。 本品は、 DE 1 3. 7で、 無水物換算で、 , 一トレハロースの糖質 誘導体として、 一マルトシルひ, 一トレハロース (別名 一マルトトリオ シル or—グルコース) 52. 5%を含有しており、 他に、 α—グルコシル , 一卜レハロース (別名 一マルトシル ーグルコース) 4. 1 %、 一マ ルトトリオシル , (X-トレハロース(別名 ーテトラオシル ーグルコース) 1. 1 %、 それ以外の ーグリコシル , 一トレハロース 0. 4%を含有し ていた。 本品は、 砂糖の甘味の約 30%の甘味を有する糖質で、 糊感のない滑 らかな粘性の糖質である。 実施例 Α— 2
実施例 1の方法で調製したシラップ状の粉末化基剤を、 常法により噴霧乾燥 して非晶質粉末品を調製した。本品は、吸湿性が低く、且つ、水溶性も良好で、 粉末化基剤として有利に利用できる。 実施例 A— 3
実施例 A— 1の方法で調製した糖化液を、 塩型強酸性カチオン交換樹脂 (ダ ゥケミカル社販売、 商品名 Γダウエックス 50W— X 4J、 Mg++型) を用い たカラム分画を行った。 樹脂を内径 5. 4 cmのジャケット付ステンレス製力 ラム 4本に充填し、 直列につなぎ樹脂層全長 20mとした。 カラム内温度を 5 5°Cに維持しつつ、 糖液を樹脂に対して 5 vZv%加え、 これに 55°Cの温水 を SV0. 1 3で流して分画し、 グルコース及びマル卜ース高含有画分を除去 し、 , 0?—トレハロースの糖質誘導体高含有画分を集め、更に精製、濃縮後、 噴霧乾燥して非晶質粉末状の α, α—トレハロースの糖質誘導体高含有粉末化 基剤を調製した。 本品は、 無水物換算で、 , 一卜レハロースの糖質誘導体 として 一マルトシル , 一トレハロース 70. 2%を含有しており、他に、 ーグルコシル , 一トレハロース 6. 1 %、 一マルトトリオシル , 一トレハロース 2. 1 %、 それ以外の ーグリコシノレ , 一トレハロー ス 4. 1 %を含有していた。 本品は、 吸湿性が低く、 且つ、 水溶性も良好であ る。 実施例 A - 4
馬鈴薯澱粉 1質量部に水 6質量部を加え、 更に、 澱粉当たり 0. 01 «½の割 合になるように 0?—アミラーゼ (ナガセ生化学工業株式会社製造、 商品名 Γネ ォスピターゼ」 ) を加えて撹拌混合し、 ρΗ 6. 0に調整後、 この懸濁液を 8 5乃至 90°Cに保ち、 糊化と液化を同時に起こさせ、 直ちに 1 20°Cに 5分間 加熱して、 DE 1. 0未満にとどめ、 これを 55°Cに急冷し、 pH7. 0に調 整し、 これに株式会社林原生物化学研究所製造、 商品名 「プルラナーゼ」 (E C 3. 2. 1. 41 ) 及び特開昭 63— 240784号公報に開示されたマ ルトテトラオース生成アミラーゼを、 それぞれ澱粉グラム当たり 1 50単位及 び 8単位の割合で加え、 pH7. 0、 50°Cで 36時間反応させた。 この反応 液を、 1 20°Cで 1 0分間オートクレーブし、 次いで、 53°Cまで冷却し、 特 開平 9一 1 87249号公報に開示されたァルスロバクタ一 'スピーシ一ズ S 34 (FERM BP— 6450) 由来の非還元性糖質生成酵素を澱粉グラム 当たり 2単位の割合になるよう加え、 64時間反応させた。この反応液を 95 °C で 1 0分間保った後、 冷却し、 濾過して得られる濾液を、 常法に従って、 活性 炭で脱色し、 H型、 OH型イオン交換樹脂により脱塩して精製し、 更に濃縮し て、 噴霧乾燥して非晶質状粉末状の a, Of —トレハロースの糖質誘導体含有粉 末化基剤を、無水物換算で、収率約 90%で得た。本品は、 DE 1 1. 4で、 無水物換算で、 一マルトシル , Of—卜レハロース 62. 5%を含有して おり、 他に、 α—グルコシル , α?—トレハロース 2. 1 <½、 一マルトト リオシルび, 一トレノヽロース 0. 8%、 それ以外の ーグリコシル , 一トレハロース 0. 5%を含有していた。 本品は、 吸湿性が低く、 且つ、 水溶 性も良好である。 実施例 A - 5
試薬級のマルトテトラオース(株式会社林原生物化学研究所販売、純度 97. 0 %以上) の 20 %溶液を p H 7. 0に調整後、 特公昭 56— 44695号公 報に開示された非還元性糖質生成酵素を、 無水物換算で、 糖質グラム当たリ 2 単位となるように加えて、 46°Cで、 48時間、 糖化して、 無水物換算で、 7 9. 8%のひ一マルトシルひ, ひ一トレハロースを含有する溶液を得た。 この 溶液を、 p H6, 0に調整後、 無水物換算で、 糖質グラム当たり 1 0単位とな るように ーアミラーゼ (ナガセ生化学工業株式会社製) を加えて、 50°Cで 48時間反応させて、マルト亍トラオースを分解した。この反応液を、 1 20°C で 1 0分間オートクレープし、 冷却した後、 ろ過して得られる溶液を、 アル力 リ金属型強酸性カチオン交換樹脂 (東京有機化学工業株式会社製造、 「χ.τ— 1 01 6」 、 Na+型、 架橋度 4<½) を用いて分画し、 一マル卜シル , a 一トレハ。一ス高含有画分を集め、 精製、 濃縮後、 噴霧乾燥して非晶質状粉末 状のひ一マルトシル , 一トレハロース高含有粉末化基剤を調製した。 本品 は、 一マノレトシル , 一トレハロースを 98. 1 %含有しており、 ソモジ ネルソン法による測定での還元力測定では、 還元力は検出限界以下であった。 本品は、 吸湿性が低く、 且つ、 水溶性も良好である。 また、 本品は還元性がな いため、 ァミノ酸ゃァミノ基を有する化合物のようなメ一ラード反応によリ失 活することが問題となる有効成分を含有する健康食品、 化粧品、 医薬部外品、 医薬品、 飼料、 餌料、 化学工業品等の粉末化基剤として好適である。
この標品を、 再度水に溶解し、 活性炭処理して、 パイ口ジヱンを除去し、 噴 霧乾燥して、 非晶質粉末状の 一マル卜シル , 一トレハロース高含有粉末 化基剤を調製した。本品は、吸湿性が低く、且つ、水溶性も良好である。また、 パイロジェンを除去しているので、 特に医薬品用の粉末化基剤として好適であ る。 実施例 A - 6
実施例 A— 1の方法で調製した , 一トレハロースの糖質誘導体を含有す るシラップに水を加えて、 濃度約 6 0 %に調製して、 オートクレープに入れ、 触媒としてラネ一ニッケルを約 8 . 5 %添加し、 攪拌しながら温度を 1 2 8 °C に上げ、 水素圧を 8 0 k g Z c m2に上げて水素添加して、 0ί, ひ一トレハロ ースの糖質誘導体と共存するゲルコース、 マルトースなどの還元性糖質を、 そ れらの糖アルコールに変換した後、 ラネ一ニッケルを除去し、 次いで、 脱色、 脱塩して精製し、 濃縮してシラップ状の粉末化基剤を調製した。 本品は、 吸湿 性が低く、 且つ、 水溶性も良好である。 また、 本品は還元性がないため、 メー ラード反応によリ失活することが問題となる有効成分を含有する化粧品、 医薬 部外品、 医薬品、 健康食品等の粉末化基剤として好適である。 実施例 Α— 7
実施例 Α— 2の方法で調製した非晶質状態の o , 一トレハロースの糖質誘 導体を含有する粉末を水に溶解し、 濃度約 6 0 <½水溶液にし、 ォ一トクレーブ に入れ、 触媒としてラネーニッケルを約 9 %添加し、 攪拌しながら温度を 1 3 0 °Cに上げ、 水素圧を 7 5 k g Z c m2に上げて水素添加して、 , —トレ ハロースの糖質誘導体と共存するグルコース、マルト一スなどの還元性糖質を、 それらの糖アルコールに変換した後、ラネ一二ッケルを除去し、次いで、脱色、 脱塩して精製し、 濃縮してシラップ状の粉末化基剤を調製した。 更に、 このシ ラップ状の粉末化基剤を、 常法により噴霧乾燥して、 非晶質粉末状の粉末化基 剤を調製した。 本品は、 吸湿性が低く、 且つ、 水溶性も良好である。 また、 本 品は還元性がないため、 メーラード反応によリ失活することが問題となる有効 成分を含有する化粧品、 医薬部外品、 医薬品、 健康食品等の粉末化基剤として 好適である。 実施例 A - 8
水 6 5質量部に、 実施例 A— 2の方法で調製した粉末状の粉末化基剤 6 0質 量部に対して、 市販の無水結晶マルチトール (株式会社林原商事販売、 登録商 標 『マビット』 ) を 4 0質量部を混合溶解し、 これを、 常法により噴霧乾燥し て、 粉末化基剤を調製した。 実施例 A— 9
水 5 0質量部に対して、 実施例 A—1の方法で調製したシラップ状の粉末化 基剤 7 0質量部、 ァスコルビン酸 2—グルコシド (株式会社林原生物化学研究 所販売) 2質量部、 及び、 酵素処理ルチン 2質量部 (東洋精糖株式会社販売、 商品名 「 Gルチン」 ) を混合、 溶解し、 常法により、 これを常法により噴霧 乾燥して、 粉末化基剤を調製した。 実施例 A— 1 0
水 6 0質量部に対して、 実施例 A— 6の方法で調製したシラップ状の粉末化 基剤 1 0 0寳量部、 水溶性多糖類のアラビアガム 2質量部、 水溶性へミセルロ ース 0 . 5質量部を混合、 溶解し、 これを常法により噴霧乾燥して、 粉末化基 剤を調製した。 実施例 A— 1 1
実施例 A— 2の方法で調製した粉末化基剤 5 0質量部と、市販の含水結晶 , 一卜レハロース (株式会社林原商事販売、 登録商標 『卜レハ』 ) 1 0質量部 とを混合し、 粉末化基剤を調製した。 実施例 B 粉末化基剤を含有せしめた粉末組成物 実施例 B— 1 テーブルシュガー
実施例 A— 2の方法で調製した粉末状の粉末化基剤 5 0質量部に対して、 無 水結晶マルチトール 4 6質量部、糖転移ヘスペリジン(東洋精糖株式会社販売、 商品名 「 Gヘスペリジン」 ) 3質量部、 スクラロース (三栄源エフ■エフ■ アイ株式会社販売) 1質量部を 2 0 0質量部の水に溶解し、 常法により、 噴霧 乾燥して粉末甘味料を調製した。 本品は、 本発明の粉末化基剤により、 吸湿が 抑制され、 ケーキングなどの発生しない、 流動性に優れた粉末甘味料である。 また、 この粉末化基剤の有効成分である , 一卜レハロースの糖質誘導体及 び糖転移ヘスペリジンがスクラロースの後味を改善することから、 コーヒー、 紅茶用のテーブルシュガーをはじめ、 各種飲食品、 医薬部外品、 医薬品などの 甘味料として好適である。 実施例 B— 2 粉末鰹節調味エキス
新鮮な本鰹を使用し、 その魚肉を煮熟する際に、 実施例 A— 2の方法で調製 した粉末状の粉末化基剤を 1 8 0/0となるように溶解した水溶液を使用する以外 は、 常法により鰹節を製造した。 鰹節削り器で削り、 その 1 0 0質量部に対し て水 5 0 0質量部を加えて加熱し、 5分間沸騰させた後、 冷却して鰹節エキス を調製した。 この鰹節エキスを 1 0倍に濃縮後、 その 9質量部に対して、 実施 例 A— 1の方法で調製したシラップ状の粉末化基剤 1質量部を添加して撹袢、 溶解したものを、 常法により噴霧乾燥して粉末ダシを調製した。 本品は、 鰹節 の好ましい、 味、 香りを有する、 コクのある粉末ダシであり、 ケーキングする こともなく、製造直後の流動性を保つなど、保存安定性に優れていることから、 単独で、 或いは、 他のエキス類と併用して、 粉末、 液状、 固状、 ペースト状の ダシゃ調味料を製造するための原料として好適である。 実施例 B— 3 粉末醤油
実施例 A— 1の方法で調製したシラップ状の粉末化基剤 1 . 5質量部を醤油 3質量部に溶解し、 常法により噴霧乾燥して、 粉末醤油を調製した。 本品は、 長期保存後も、 吸湿もなく、 醤油の味や香りをよく保持しており、 即席ラーメ ンゃ即席吸物などの調味料として有利に利用できる。 実施例 B— 4 粉末牛乳
生鮮牛乳 1 0 0質量部に対して実施例 A— 1の方法で調製したシラップ状の 粉末化基剤 1 . 5質量部を溶解後、約 5 0 °Cに加温し、牛乳の固形分が約 3 0 % となるまで減圧濃縮し、 常法により噴霧乾燥して、 粉末ミルクを調製した。 本 品は、 長期保存後も、 吸湿もなく、 変色もなく、 ミルクの好ましい味や香りを よく保持しており、 水や湯に速やかに溶解するので、 各種飲食品の原料ゃコー ヒー用の粉末ミルクとして有利に利用できる。 実施例 B— 5 粉末卵黄
生卵から調製した卵黄を、プレート式加熱殺菌機で 6 0乃至 6 4 °Cで殺菌し、 得られる液状卵黄 1質量部に対して、 実施例 A— "!の方法で調製したシラップ 状の粉末化基剤 4質量部の割合で混合した後、 ドラムドライヤーで乾燥し、 こ れを常法により、 粉末化して粉末卵黄を調製した。 本品は、 プレミックス、 冷 菓、 乳化剤などの製菓用材料としてのみならず、 経口流動食、 経管流動食など の離乳食、 治療用栄養剤などとしても有利に利用できる。 実施例 B— 6 粉末大豆
水に膨潤させた後、 外皮を除去した大豆 1質量部に水 5質量部と実施例 A— 1の方法で調製したシラップ状の粉末化基剤 3質量部を加えて破砕し、 大豆の 懸濁液を調製した。 この懸濁液を、 常法により噴霧乾燥して、 粉末大豆を調製 した。本品は、大豆のビタミンやイソフラボンなどが長期間安定に保持される。 また、プレミックス、冷菓などの製菓用材料としてのみならず、健康補助食品、 経口流動食、 経管流動食などの離乳食、 治療用栄養剤などとして利用すること も随意である。 実施例 B— 7 粉末ヨーグルト
プレーンヨーグルト 2質量部に実施例 A— 2の方法で調製した粉末状の粉末 化基剤 1質量部と実施例 A— 6の方法で調製した粉末状の粉末化基剤 1質量部 とを混合した後、 粉末化して粉末ヨーグルトを調製した。 本品は、 風味良好で あるだけでなく、 乳酸菌を生きたまま長期に安定化し得る。 また、 プレミック ス、 冷菓、 乳化剤などの製菓用材料としてのみならず、 経口流動食、 経管流動 食などの離乳食、 治療用栄養剤などとして、 更には、 例えば、 マーガリン、 ホ イッブクリーム、 スプレッド、 チーズケーキ、 ゼリーなどに含有せしめョーグ ル卜風味の製品にするなどの用途に有利に利用できる。 さらに本粉末を顆粒成 型機、 打錠機などで成型して乳酸菌製剤とし、 整腸剤などとして利用すること も随意である。 実施例 B— 8 粉末野菜ジュース
ケール、 ブロッコリ一、パセリ、 セロリ、 ニンジンのスライスを混合したも のを 9 5 °Cで 2 0分間ブランチングし、 これに実施例 A— 2の方法で調製した 粉末状の粉末化基剤を 3 o/o、 ァスコルビン酸を 0 . 2 %となるように添加した 後、 破碎して野菜汁を調製した。 この野菜汁を 5倍に濃縮後、 その 4質量部に 対して、 実施例 A— 3の方法で調製した粉末状の粉末化基剤 1質量部を更に添 加して溶解し、 クェン酸を加えて p Hを 4 . 2に調製した後、 常法により噴霧 乾燥して粉末野菜ジュースを調製した。 本品を、 密封した容器に入れて室温で 9 0日間保存したところ、 退色、 褐変ゃ吸湿もなく良好な粉末の状態が維持さ れていた。 実施例 B— 9 野菜ジュース入り錠剤
実施例 B— 3で調製した野菜ジュース粉末に、 適量のビタミン B,及びビタ ミン B 2粉末を撹拌混合し、 これを打錠機にて打錠し、 野菜ジュースの錠剤を 調製した。 本品は、 退色や吸湿もなく、 ビタミン B補給用の飲みやすい錠剤で ある。 実施例 B— 1 0 粉末緑茶
常法により、 緑茶葉から緑茶を抽出し、 実施例 A— 2の方法で調製した粉末 状の粉末化基剤を 0. 5 0/0、 ァスコルビン酸を 0 . 2 %となるように添加して 茶飲料を調製した。 これを 2 0倍に濃縮後、 常法により噴霧乾燥して粉末緑茶 を調製した。本品を、密封した容器に入れて室温で 1 2 0日間保存したところ、 吸湿や退色、 褐変もなく、 流動性も良好な粉末の状態が維持されていた。 本品 は、 各種飲食品の原料として有利に利用できる。 実施例 B— 1 1 粉末高麗ニンジンエキス
高麗ニンジンエキス 1質量部を 5倍濃縮したもの 1質量部に対して、 実施例 A— 8の方法で調製した粉末状の粉末化基剤 6質量部を添加して撹拌溶解した ものを、常法により噴霧乾燥して高麗ニンジンエキス粉末を調製した。本品は、 吸湿もなく、 長期間保存可能な粉末であり、 健康補助食品、 化粧品、 医薬部外 品、 医薬品などの原料として好適である。
実施例 A— 1の方法で調製したシラップ状の粉末化基剤 1 0質量部、 含水結 晶 , 一トレハロース (株式会社林原商事販売、 商標『トレハ』) 1 0質量部 に、 水 1 8 0質量部を加えて攪袢し、 コーティング液を調製した。 上記高麗二 ンジンエキス粉末 1質量部に対して、 このコーティング液 0 . 7 5質量部を使 用して、 常法により、 コーティング高麗ニンジン粉末を調製した。 このコーテ イング高麗ニンジン粉末は、 酸化安定性が高く、 吸湿もなく、 長期間保存可能 な粉末であり、 そのままで、 造粒、 或いは、 打錠するなどして健康食品やその 他の飲食品、 化粧品、 医薬部外品、 医薬品などの原料として使用することも随 意である。 実施例 B— 1 2 粉末ローヤルゼリー
ローヤルゼリー (水分含量 6 5 Q/o) 1質量部に対して実施例 A— 2の方法で 調製した粉末状の粉末化基剤 5質量部を添加し撹拌溶解後、 常法により、 噴霧 乾燥してローヤルゼリー粉末を調製した。 本品は、 長期に保存しても、 品質の 劣化が抑制され、 しかも、 ローヤルゼリー特有の刺激臭などの不快味及び 又 は不快臭が低減されており、 又、 水溶解性も高いことから、 そのままで、 或い は、 打錠するなどして健康食品やその他の飲食品、 化粧品、 医薬部外品、 医薬 品などの原料として使用することも P道意である。
この粉末ローヤルゼリーに少量のエタノールを加えて、 混鍊し、 押し出し造 粒法により、 粒状のローヤルゼリーを調製した。 さらに、 プルラン (株式会社 林原商事販売、 商品名 「プルラン P F— 2 0」 ) 1質量部、 実施例 A— 1の方 法で調製したシラップ状の粉末化基剤 1 0質量部、含水結晶 α?, 一トレハロー ス (株式会社林原商事販売、 商標 『トレハ』 ) 9 0質量部に、 水 1 8 0質量部 を加えて攪拌し、 コーティング液を調製した。 上記の顆粒状のローヤルゼリー 1質量部に対して、 このコーティング液 0 . 2 5質量部を使用して、 ワースタ ーコ一ティング方式を用いて、 コーティングローヤルゼリー顆粒を調製した。 このローヤルゼリー顆粒やコーティングローヤルゼリー顆粒は、 酸化安定性が 高く、 吸湿もなく、 長期間保存可能であり、 そのままで、 或いは、 打錠するな どして健康食品やその他の飲食品、 化粧品、 医薬部外品、 医薬品などの原料と して使用することも随意である。 実施例 B— 1 3 粉末ライムオイル
水 9 0質量部に H L B 1 5のショ糖脂肪酸エステル 5質量部、 D E 1 0のデ キス卜リン 4 5質量部及び実施例 A— 1の方法で調製したシラップ状の粉末化 基剤 5 0質量部を加えて溶解し、 8 5〜 9 0 °Cで 1 5分間加熱殺菌した。 この 溶液を約 4 0 °Cに冷却後、 ホモミキサーで撹袢しながらライムオイル 2 0質量 部を添加混合して乳化液を調製した。また、この液を常法により噴霧乾燥して、 保存安定性に優れたライムオイル粉末香料を得た。 この乳化液及び粉末は、 各 種飲食品、 化粧品、 医薬品などの香料として有利に利用できる。 実施例 B— " I 4 粉末香料
アラビアガム (固形分 3 O o/o) 2 8 0質量部、 実施例 A— 1の方法で調製した シラップ状の粉末化基剤 4 0質量部、 メントールフレーバー 8 0質量部を攪拌 混合し、 常法により噴霧乾燥して、 粉末化し、 平均粒径 1 O O jU mのメントー ルフレーバー含有粉末香料を調製した。 酵母細胞壁画分 (キリンビール株式会 社販売、 商品名 「イーストラップ」 ) 1 9 0質量部 (固形分換算) とプルラン (株式会社林原商事販売、 商品名 「プルラン P F— 2 0 J ) 1 0質量部、 実施 例 A— 1の方法で調製したシラップ状の粉末化基剤 2 0質量部に、 水を加えて 1 7 8 0質量部を加えて攪拌し、 コーティング液を調製した。 このコーティン グ溶液を使用して、 常法により、 上記メントールフレーバー含有粉末香料のコ —ティングを行った。 コーティングは、 芯物質であるメントールフレーバー含 有粉末香料 1質量部に対し、 上記コーティング溶液 5質量部を使用して、 また 給気温度を 7 0 °C、 排気温度を 4 0 °Cとする条件で行い、 コーティングされた メントールフレーバー含有粉末香料を製造した。 本品は、 吸湿ゃケーキングす ることもなく、 メントールの香りの保存安定性に優れていた。 なお、 コーティ ングを行う前のメントール含有粉末香料を、 そのまま、 香料として各種飲食品 や、 化粧品、 医薬部外品、 医薬品、 日用品、 雑貨などの香り付けに利用するこ とも随意である。
ガムベース 2 0質量部、 粉糖 6 6質量部および実施例 A— 1の方法で調製し たシラップ状の粉末化基剤 1 4質量部からなるチューインガム生地に対して、 本品を、 チューインガム生地に対しメン! ^一ルの配合量が 1 . 0 %になるよう に添加し、 約 4 0 °Cで 1 0分間混練し、 板ガムを調製した。 この板ガムは、 適 度なメントールの香りが、 チューインガムの糖分溶出に伴いバランス良く発現 する、 美味しいチュ一インガムである。 実施例 B— 1 5 粉末香料
実施例 A— 2の方法により調製した粉末化基剤 3 3 0質量部、 含水結晶 , a —トレハロース (株式会社林原商事販売、 商標 『トレハ』 ) 3 6 0質量部、 加 ェ澱粉 2 0質量部に、 2 0 0質量部の精製水を加えて混合し、 攪袢しながら、 1 3 5 °Cまで加熱して溶融し、 さらに、 これにオレンジオイル 7 5質量部を攪 袢しながら添加し、 2 0分間乳化を行った。 この乳化香料を、 一 2 5 °Cのイソ プロピルアルコールを入れた冷却槽中に加圧射出し、 攪拌しながら粉砕した。 得られた粉砕物を、 ロータリーエバポレーターを用いて減圧乾燥することによ リ、 粒子表面のイソプロピルアルコールを除去した。 乾燥後の粉末組成物を、 2 0メッシュの篩 (目開き 8 4 0 i m) を通過し、 6 0メッシュの篩 (目開き 2 5 0 i m) 上に残る画分を回収して、 オレンジ香料の粉末 4 8 0 gを得た。 本品は、 吸湿やケーキングすることもなく、 オレンジの香りの保存安定性に優 れていた。 また、 粉碎する前の乳化香料は、 そのまま、 香料として各種飲食品 や、 化粧品、 医薬部外品、 医薬品、 日用品、 雑貨などの香り付けに利用するこ とも随意である。 ガムベース 20質量部、 粉糖 66質量部および実施例 A— 1の方法で調製した シラップ状の粉末化基剤 1 4質量部、 本品 0. 4質量部を、 約 40°Cで 1 0分 間混練し、 板ガムを調製した。 この板ガムは、 適度なオレンジの香りが、 チュ ーィンガムの糖分溶出に伴いバランス良く発現する、 美味しいチューィンガム である。 実施例 B— 1 6 粉末 DH A
水 1 00質量部に 化でん粉 20質量部、 デキストリン 50質量部及び実施 例 A— 1 1の方法で調製した粉末状の粉末化基剤 20質量部を加えて溶解し、 85〜90°Cで 1 5分間加熱殺菌する。 これを 40°Cに冷却し、 DHA含有精 製魚油 1 0質量部を添加混合した後、ホモミキサーで乳化し乳化液を調製した。 この乳化液をスプレードライヤーを使用して、 入口温度 1 40°C、 出口温度 7 5°Cにて噴霧乾燥し、 DH A含有精製魚油粉末製剤を調製した。 この乳化液及 ぴ粉末は、 健康補助食品をはじめとする各種飲食品の原料として有利に利用で きる。 実施例 B— 1 7 粉末 r一リノレン酸
水 1 00質量部に1~11_81 5のショ糖脂肪酸エステル 5質量部、 DE 1 0の デキストリン 45質量部及び実施例 A— 6の方法で調製したシラップ状の粉末 化基剤 40質量部を加えて溶解し、 85〜90¾で1 5分間加熱殺菌した。 こ の溶液を約 40°Cに冷却後、 ホモミキサーで撹拌しながら rーリノレン酸 20 質量部を添加混合して乳化液を調製した。 この乳化液を常法によリスプレード ライヤ一を使用して噴霧乾燥して粉末 r—リノレン酸を得た。 この乳化液及び 粉末は、 健康補助食品をはじめとする各種飲食品、 化粧品、 医薬部外品、 医薬 品などの原料として有利に利用できる。 実施例 B— 1 8 粉末油脂
ォリーブオイル 2 5質量部と実施例 A— 2の方法により調製した粉末状の粉 末化基剤 7 5質量部をミキサ一で混合し、圧縮造粒機で板状に圧延したものを、 常法により粉砕して、 粉末オリーブオイルを調製した。 本品は、 吸湿もなく、 ェクストラバージンの香りがよく保持されていた。 また、 脂質の酸化や分解が 抑制されており、 その風味が長期間保持された。 本品は、 飲食品、 化粧品、 医 薬部外品、 医薬品、 飼料、 餌料などの原料として好適である。 実施例 B— 1 9 粉末プロポリス
プロポリスエキス (林原商事販売) 2 5質量部と実施例 A— 1 1の方法によ リ調製した粉末状の粉末化基剤 7 5質量部を混合し、常法によリ噴霧乾燥して、 粉末プロポリスを調製した。 本品は、 吸湿もなく、 プロポリスの不快臭が抑制 されていた。 本品は、 飲食品、 化粧品、 医薬部外品、 医薬品、 飼料、 餌料など の原料として好適である。 産業上の利用可能性
以上説明したとおり、 本発明は、 非糖質成分と、 , 一卜レハロースの糖 質誘導体を有効成分として含有する粉末化基剤とを混合して、 粉末化すること により、 長期保存しても風味や機能の保持された粉末組成物を調製する方法に 関するものである。 しかも、 , ひ一トレハロースの糖質誘導体は、 安全で、 且つ、 非常に安定であることから、 この糖質誘導体を有効成分として含有する 粉末化基剤としても有用であり、 その利用分野は、 飲食品、 化粧品、 医薬部外 品、 医薬品、 日用品、 飼料、 餌料、 雑貨、 化学工業品など多岐に渡る。 本発明 は、 この様に顕著な効果を奏する発明であり、 産業上の貢献は誠に大きく、 意 義のある発明である。

Claims

請 求 の 範 囲
1 . 非糖質成分と α , 一トレハロースの糖質誘導体とを含む混合物を粉末 化することを特徴とする非糖質成分の粉末化方法。
2. 非糖質成分が疎水性物質又は親水性物質であることを特徴とする請求の 範囲第 1項記載の非糖質成分の粉末化方法。
3 . 疎水性物質が、 畜産、 水産、 或いは農産加工品、 香料、 色素、 油脂、 乳 化剤、 機能性物質、 有機溶媒及び農薬乳剤から選ばれる何れかであることを特 徴とする請求の範囲第 2項記載の非糖質成分の粉末化方法。
4. 親水性物質が、 畜産、 水産、 或いは農産加工品、 香料、 色素、 機能性物 質から選ばれる何れかであることを特徴とする請求の範囲第 2項記載の非糖質 成分の粉末化方法。
5 . a , 一トレハロースの糖質誘導体が、 , 一トレハロース分子の少 なくとも一方のグルコースに、 モノーグルコース、 又は、 ジーグルコースから 選ばれる何れかが結合しているものであることを特徴とする請求の範囲第 1項 乃至第 4項の何れかに記載の非糖質成分の粉末化方法。
6 . a , 一トレハロースの糖質誘導体が、 分子の末端にトレハロース構造 を有する糖質であることを特徴とする請求の範囲第 1項乃至第 5項の何れかに 記載の非糖質成分の粉末化方法。
7 . a , ひ一トレハロースの糖質誘導体が、 非晶質状態であることを特徴と する請求の範囲第 1項乃至第 6項の何れかに記載の非糖質成分の粉末化方法。
8 . a , 一トレハロースの糖質誘導体を、 無水物換算で、 粉末組成物の総 質量に対して、 5質量%以上含有せしめることを特徴とする請求の範囲第 1項 乃至第 7項の何れかに記載の非糖質成分の粉末化方法。
9 . 粉末化方法が噴霧乾燥法であることを特徴とする請求の範囲第 1項乃至 第 8項の何れかに記載の非糖質成分の粉末化方法。
1 0 . 非糖質成分と共に、 乳化剤及び水を含む乳化混合物を粉末化すること を特徴とする請求の範囲第 1項乃至第 9項の何れかに記載の非糖質成分の粉末 化方法。
1 1 . 得られる粉末組成物が、 飲食品、 化粧品、 医薬部外品、 医薬品、 日用 品、 飼料、 餌料、 雑貨、 農薬及び化学工業品、 これらの原料及び中間製品から 選ばれる何れかであることを特徴とする請求項 1乃至 1 0の何れかに記載の非 糖質成分の粉末方法。 ,
1 2 . 請求項 1乃至 1 1の何れかに記載の方法によリ製造された非糖質成分 の粉末組成物。
1 3 . 01 , α—トレハロースの糖質誘導体を有効成分として含有することを 特徴とする非糖質成分のための粉末化基剤。
1 4 . 非糖質成分と請求項 1 3記載の粉末化基剤とを含む混合物を粉末化す ることを特徴とする非糖質成分の粉末化方法。
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