明細書
光ディ ス ク 再生装置及び光ディ ス ク再生方法 技術分野
本発明は、 書き換え若 し く は追記型の光ディ ス ク を再生可能 な光ディ ス ク再生装置及び光ディ ス ク 再生方法に関する。 背景技術
従来よ り 、 書き換え可能 (rewritable) 型光ディ ス ク と して は、 D V D — R W, D V D + R W, C D — R W等が知 られてお り 、 追記 ( write once) 型光ディ ス ク と しては、 D V D — R, D V D + R , C D — R等が知 られている。 以下、 上記書き換え可能型光 ディ ス ク及ぴ追記型光ディ ス ク を、 記録可能ディ ス ク若し く は単 にディ ス ク と表記する。 これ ら各種の記録可能ディ ス ク を扱 う 光 ディ ス ク記録再生装置は、 一般に、 ディ ス ク を回転させる ための ス ピ ン ドルモータ 、 ス ピン ドルモー タ の回転軸の先端に設け られ たディ ス ク チヤ ッ キング機構、 ディ ス ク面上に レーザ光を照射 し て信号を記録又は再生する ための光へッ ド、 当該光ヘッ ドをディ ス ク 上の所望の ト ラ ッ ク位置若 し く はその近傍ま で移動 さ せる ための光ヘッ ド移動機構、 な どを備えている。
—例 と して、 D V D — R Wと D V D — Rの記録可能ディ ス ク に 対 して記録又は再生を行 う 場合、 光ディ ス ク記録再生装置は、 先 ず、 光へッ ドを初期位置へ移動 させ、 その初期位置でフ ォーカ ス サーボ及ぴ ト ラ ッ キングサーボをかける。 なお、 上記初期位置は、 装置の機械的精度のば らつ きやデ ィ ス ク の寸法精度のば らつき や、 複数のフ ォーマ ツ ト のディ ス ク を再生する こ と な どを考慮 し
て、 リ ー ドイ ン領域よ り も若干外側 (ディ ス ク外周側) と なる位 置に設定されている こ と が多い。 こ こで、 上記ディ ス ク には、 グ ループと ラ ン ドが予め形成されてレ、る。 上記グループは、 ス ピン ドルモー タ の制御用信号やラ ン ドプ リ ピ ッ ト検出用 ゲー ト信号 に応 じた変調信号 (以下、 ゥォブル信号とする) によ り ゥォプ リ ングされている。 ラ ン ドには、 ディ ス ク記録時の高精度位置決め と 記録ァ ド レ スやその他記録に必要な情報のた めのプ リ ピ ッ ト (上記ラ ン ドプ リ ピッ ト) が形成されている。 光ディ ス ク記録再 生装置は、 上記グループの ゥォブル信号及び上記ラ ン ドの ラ ン ド プ リ ピ ッ ト信号からァ ド レス信号を復調する こ と で、 上記初期位 置での光ディ ス ク 上のア ド レス を検出する。 そ して、 光ディ ス ク 記録再生装置は、 上記検出 したア ド レス に基づいて、 記録又は再 生を行 う べき 目標位置まで光へッ ド (若 し く はレーザス ポ ッ ト位 置) を移動 させるための情報を生成し、 その情報に応 じて光へッ ド (若 し く は レーザス ポ ッ ト位置) を移動 させる。 その後、 光デ イ ス ク記録再生装置は、 当該 目標位置で ト ラ ッキングサーボ及び フ ォ ーカ スサーボをロ ッ ク し、 データ の記録又は再生を開始する。 なお、 D V D + R Wや C D — R、 C D — R Wの場合、 ラ ン ドプ リ ピッ ト は存在 しないため、 ア ド レス信号は、 ゥォブル信号から復 , 調される。
と こ ろで、 D V D — Rや D V D — R W等のディ ス ク を扱 う 光デ イ ス ク 記録再生装置は、 例えばいわゆ る ラ ジアルプッ シュ プル ( R a di al Pu sh P ull) 方式に よ り 上記グル一ブに ト ラ ツ キングサ ーボをかける ための専用の信号検出回路と 、 上記ラ ン ドプリ ピ ッ ト信号か ら ァ ド レ ス信号を復調する ための復調回路 と を備えて いる。
一方でヽ 特に D V D - video, D V D - R O M , D V D一 R ,
D V D - R W等に代表される D V D の再生装置 (以下、 光デイ ス ク再生装置と する ) は 、 ディ ス ク 面上に記録された信号ピッ ト列 から なる 卜 ラ ク ク に対して、 例えばいわゆるディ フ ァ レ ン シ ャ ノレ フ ーズテ ィ テク シ 3 ン ^Differential Phase Detection) 方式に よ り 卜 ラ キングサ一ボをかける仕様 (いわゆる ピッ ト ト ラ ツ キ ング方式 ) と な されている。 すなわち、 上記光ディ ス ク再生装置 は 、 上 5しグル一ブに 卜 ラ ッ キングサ一ボをかけるための信号検出 回路ゃァ ド、 レス の復 回路については通常は備えていない 。 した がつて、 該光テ ィ ス ク再生装置は、 上記記録可能ディ ス ク上で テータが記録されている領域 (以下、 ·データ記録領域とする) に 卜 ラ ツ キングサ ボをかける こ と はでき るが、 データが記録され ていない領域 (以下 、 未記録領域と する) に対 しては ト ラ ッ キン
- グサーボをかける と ができ ない。 言い換える と 、 光ディ ス ク 再 生装置は 、 例 光テ ィ ス ク上にデータ記録領域が存在していた と して も、 肓リ記初期位 でデータ記録領域を検出でき なかつ 士嫁县八口 つま り 初期位置に ピ ッ ト ト ラ ッ ク が存在 しないために ト ラ ツ キ ングサーボをかける こ と ができ なかった場合には、 当該ディ ス ク に記録されているデータ を再生でき ないこ と になる。
これに対して、 例えば、 特許文献 1 (特開平 1 0 — 1 7 2 1 4 7 号公報 (第 2 図、 第 6 図)) には、 光ヘッ ドか ら 出力 された R F信号の振幅ホール ド レベルと所定の基準 レベル と を比較 し、 そ の比較結果に基づいて、 記録可能ディ ス ク のデータ記録領域と未 記録領域 ( ミ ラー面) と を判別可能と した光ディ ス ク再生装置が 提案されている。 なお、 以下の説明で、 光ディ ス ク の再生のみ行 う 光ディ ス ク 再生装置の光へ ッ ドは光学 ピ ッ ク ア ッ プと 表記す
る。
よ り 具体的に説明する と 、 特許文献 1 に記載の光ディ ス ク再生 装置は、 光学ピ ッ ク ア ップを所定の検出位置 (以下、 第 1 検出ポ イ ン ト と 呼ぶ) に移動させ、 当該第 1 検出ポイ ン トで光学ピ ッ ク ァ ッ プカゝ ら 出力 さ れた R F信号の振幅ホール ド レベルを所定の 基準レベル と 比較する。 こ こ で、 上記振幅ホール ド レベルが上記 基準レベルを下回っている と き、 つま り 上記第 1 検出ポイ ン ト に 対応したディ ス ク 上の領域が未記録領域である と き、 光ディ ス ク 再生装置は、 光学ピ ッ ク ア ップを所定量 (例えば 5 m m分) だけ ディ ス ク 内周側に移動させ、 その位置 (以下、 第 2検出ポイ ン ト と 呼ぶ) で再度、 光学ピ ッ ク ア ップか らの R F信号の振幅ホール ド レベルを上記所定の基準 レベル と 比較する。 当該第 2 検出ボイ ン 卜 において上記振幅ホール ド レベルが上記基準 レベルを上回 つている と き 、 光ディ ス ク再生装置は、 光学ピッ ク ア ッ プをディ ス ク外周方向へ上記所定量の半分(例えば 2 . 5 m πχ ) だけ戻 し、 その位置を新たな第 1 検出ボイ ン ト と し、 再度上記振幅ホール ド レベル と基準 レベルの比較を行 う 。 光ディ ス ク再生装置は、 上記 振幅ホール ド レベルが基準レベルを超える こ と になるまで、 上記 検出ポイ ン ト の移動 と レベル比較を繰 り 返す。 そ して、 光デイ ス ク再生装置は、 何れかの検出ボイ ン ト で上記振幅ホール ド レベル が基準 レベルを超えた時、 つま り データ記録領域が検出 された時、 その検出ボイ ン ト の位置で直ちにデー タ の再生を開始する。
上記特許文献 1 に記載の光ディ ス ク再生装置は、 上述 した検出 ポイ ン ト の移動 と レベル比較を行 う こ と で、 光学ピッ ク ア ップが データ記録領域上に在るか否かを判断でき、 そ して、 光学ピ ッ ク ァ ッ プが未記録領域上に在る と き にはそ こ か ら脱出 してデータ
記録領域を検出可能 と な されている。
一方 、 最近は、 上記データ記録領域と未記録領域と の境界位置 を 、 よ り 高い精度で検出可能な光ディ ス ク再生装置が望まれてレヽ る 。 すなわち、 上記境界位置を高精度で検出できれば、 光デイ ス ク再生装置は、 目 的 と する再生開始位置を よ り 速く 且つ高精度に
ΗΧ定する こ と が可能になる だけでな く 、 例えば、 記録されてレヽる デ一タ量が非常に少な く てデータ記録領域の幅 (ディ ス ク半径方 向の幅 ) が非常に狭い場合であって も、 そ,の記録データ を再生す る こ と ができ る こ と になる。
と こ ろで、 例えば図 1 0 に示すよ う にディ ス ク 1 0 0 のセ ンタ 一ホ一ル 1 0 1 の中心位置が、 当該ディ ス ク 1 0 0 の回転中心 1
0 2 からずれていた り 、 或いは、 例えば当該ディ ス ク のチャ ツ キ ング中心位置が上記回転中心 1 0 2 からずれていた り する と 、 当 該ディ ス ク 1 0 0 の回転中心 1 0 2 と ス ピ ン ドルモー タ の回転 軸の中心と がずれる こ と になる。 以下、 こ のよ う な状態を 、 ディ ス ク 1 0 0 が偏芯 している と表記する。 また、 上記ディ ス ク 1 0
0 の回転中心 1 0 2 と セ ン タ ー ホール 1 0 1 の 中心位置 と のず 曰.
れ里 、 或いは、 上記回転中心 1 0 2 と チヤ ッ キング中心位置と の ずれ量を、 以下、 ディ ス ク の偏芯量と表記する。
上述のよ う にディ ス ク 1 0 0 が偏芯 してレ、る場合、 回転 してい る状態のディ ス ク 1 0 0 上に照射 された レーザス ポ ッ ト の軌跡 は、 図 1 1 中の ト レース /くター ン T P a に示すよ う に、 その偏芯 量に応 じた分だけ当該ディ ス ク 1 0 0 の外周側及び内周側に周 期的に振れる ( う ねる) こ と になる。 一方、 ディ ス ク 1 0 0 に偏 芯がなかった場合、 レーザス ポ ッ ト の軌跡は、 図 1 1 中の ト レー ス ノ ターン T P b に示すよ う に、 ディ ス ク 内外周方向 と も に振れ
のない (偏芯量 0 ) も の と なる。 なお、 図 1 0 中の各ディ ス ク位 置 A , B , C , D と 図 1 1 中のディ ス ク位置 A, B , C , D と は 対応 している とする。
こ こで、 図 1 0 の例の よ う にセンターホール 1 0 1 がディ ス ク 位置 D方向へずれて配置されている よ う な場合、 ディ ス ク 1 0 0 の回転に伴 う レーザスポ ッ ト の軌跡は、 ディ ス ク位置 A と Cでは 偏芯量 0 と 同 じになるが、 ディ ス ク位置 B では外周側に偏芯量分 だけ振れ、 一方、 ディ ス ク位置 Dでは内周側に偏芯量分だけ振れ る こ と になる。 また、 こ の図 1 0 , 図 1 1 の例の場合、 ディ ス ク 位置 B , Cは、 レーザスポ ッ ト の軌跡がディ ス ク外周方向へ向力、 う 力 、 内周方向へ向カゝ う かの偏芯折 り 返しポイ ン ト になっている。 当該偏芯折 り 返 しポイ ン ト は、 レーザスポ ッ ト と ディ ス ク と の間 の相対速度が加減速する変化点にも なつている。
したがって、 この図 1 0 , 図 1 1 の例のよ う にディ ス ク 1 0 0 が偏芯している場合において、 例えば上記境界位置から上記偏芯 量に相当する幅まで間の領域 (以下、 境界領域と 呼ぶ) 内に、 上 記 レーザスポッ ト が存在 していた と する と 、 当該 レーザスポッ ト は、 ディ ス ク 1 0 0 の回転に伴ってデータ記録領域と未記録領域 を交互に通過 して しま う こ と になる。 特に、 上記ディ ス ク 1 0 0 の偏芯量が大き く なる と 、 上記境界領域の幅も広がる こ と になる ため、 上記レーザス ポ ッ トがデータ記録領域と未記録領域を交互 に通過 して しま う 可能性は高 く なる。
このよ う な場合、 上記光ディ ス ク再生装置は、 上記境界位置を 検出する こ と が困難にあ り 、 最悪の場合、 データ記録領域で ト ラ ッ キングサーボをかける こ と ができず、 サーボを暴走させて しま う 虞がある。 したがって、 例えば上記データ記録領域から上記境
界領域 (偏芯量に相当する幅) を高い精度で分離できれば、 光デ イ スク再生装置は、 当該境界領域を分離した後のデータ記録領域 で、 確実に ト ラ ッキングサーボをかける こ とが可能にな り 、 その 結果と して、 上記境界位置も迅速に検出でき る こ と になる。 また、 データ記録領域から境界領域を高精度に分離できれば、 光デイ ス ク再生装置は、 例えばデータ記録領域が上記境界領域 (偏芯量に 相当する幅) よ り も僅かに広い程度の幅しかないよ う な場合であ つても、 確実に ト ラ ッキングサーポをかける こ と ができ る よ う に な り 、 その結果と して、 当該データ記録領域に記録されているデ ータ を再生可能と なる。
本発明は、 このよ う な課題に鑑みてなされたも のであ り 、 ダル ープゃラ ン ドプ リ ピッ ト か ら復調 したァ ド レ ス信号等を用いる こ と なく 、 データ記録領域と未記録領域と の境界位置を高精度に 検出でき、 また、 ディ ス ク の偏芯量の大小やディ ス に記録され ているデータ量の多少にかかわらずに、 データ記録領域を確実に 検出 し、 その結果と してディ スク に記録されているデータ を確実 且つ迅速に再生可能とする、 光ディ スク再生装置及び光ディ スク 再生方法を提供する こ と を 目的とする。 発明の開示
本発明の光ディ スク再生装置は、 第 1 の領域と第 2 の領域の少 なく と も何れかを有する光ディ スク を回転させるモータ と 、 光デ イ ス ク上に照射されたス ポ ッ ト光の反射光を受光する光へッ ド と 、 光ヘッ ドの出力信号から所定の比較対照信号を生成する信号 生成部と 、 比較対照信号を所定の閾値と比較する こ と によ り 、 上 記第 1 の領域に対応 した第 1 の信号状態と第 2 の領域に対応 し
た第 2 の信号状態の少な く と も何れかを含む比較信号を生成す る比較部 と 、 スポ ッ ト光が光ディ ス ク 上を少な く と も一周する間 比較信号の信号状態を観測 し、 当該観測結果に基づいて、 スホ V 卜光が第 1 の領域 と 第 2 の領域の何れに存在する か判断する制 御部 と を有する。
またヽ 本発明の光ディ ス ク再生方法は、 第 1 の镇域と第 2 の領 域の少な く と も何れかを有する光ディ ス ク を回転させ、 その光 T 口 ィ ス ク 上に照射 されたス ポ ッ ト 光の反射光を受光 して受光信 を生成し 、 その受光信号から所定の比較対照信号を生成 し、 当該 比較対照信号を所定の閾値と 比較する こ と によ り 、 第 1 の領域に 対応 した第 1 の信号状態 と 第 2 の領域に対応 した第 2 の信号状 態の少な く と も何れかを含む比較信号を生成し、 スポッ ト光が光 ディ ス ク 上を少な く と も 一周する 間比較信号の信号状態を観測 してヽ スポッ ト光が第 1 の領域と 第 2 の領域の何れに存在するか 判断する
すなわち、 本発明によれば、 光ディ ス ク の 1 周に渡 り 、 スホ ク 卜 光が第 1 の領域と 第 2 の領域の何れに存在する か判断 してレ、 るためヽ 例えば、 光ディ ス ク が 1 周する間常に光ス ポ ッ トが 1 の領域に存在 したか、 或いは、 光ディ ス ク が 1 周する間に光スポ ク 卜 が ―度でも第 2 の領域を通過 したのかを検出でき る。 こ こで 例 ばヽ 第 1 の領域がデータ記録領域である と した場合、 光丁ィ ス ク が 1 周する 間常にス ポ ッ ト 光が第 1 の領域上に存在 してレ、 たな ら ば 、 例えば、 光ディ ス ク に偏芯が存在 した り 、 デイ ス ク に 記録されているデータ量が少なかった と しても、 ト ラ ツ キングサ 一ボが暴走する こ と はな く なる。 一方、 光ディ ス ク が 1 周する間 にスポク ト光が一度でも第 2 の領域を通過 した場合には、 ト ラ ク
キングサーボが暴走する虞があるため、 本発明では、 スポッ ト光 を光ディ ス ク 半径方向に所定距離だけ移動 させて再度の観測を 行 う こ と で、 第 1 の領域と 第 2 の境界領域を避けて第 1 の領域を 確実に検出可能と している。
こ の よ う に、 本発明によれば、 第 1 の領域 (例えばデータ記録 領域) と 第 2 の領域 (例えば未記録領域) の境界位置を高精度に 検出でき 、 また、 光ディ ス ク が偏芯 している と き には、 その偏芯 量に応 じた境界領域を第 1 の領域 (データ記録領域) から分離で さ る。 図面の簡単な説明
図 1 は、 第 1 の実施の形態の光ディ スク再生装置の概略構成を 示すブロ ッ ク 図である。
図 2 は、 第 1 の実施の形態の光ディ ス ク再生装置が、 ディ ス ク 上のデータ記,録領域と未記録領域と の境界位置を検出 し、 データ 記録領域で再生を開始する ま での処理のフ ロ ーチャー ト であ る。
図 3 は、 I 1 4 H レベルを元に決定される基'準 レベルの説明に 用レヽる 図である。
図 4 は、 第 1 の実施の形態における R F D C信号、 B H信号、 基準レベル、 R f de t信号の関係説明に用いる タイ ミ ングチヤ一 ト である。
図 5 は、 第 1 の実施の形態の光ディ ス ク再生装置が、 光学ピ ッ ク ァ ッ プを順次移動 させてデータ記録領域の再生を開始する ま での動作説明に用いる タイ ミ ングチヤ一ト である。
図 6 は、 本実施の形態の光ディ ス ク再生装置が、 幅の狭いデー タ記録領域から境界領域を分離 し、 データ記録領域で再生を開始
する までの具体的な動作説明に用いる図である。
図 7 は、 第 2 の実施の形態の光ディ ス ク再生装置に設け られる 構成を示すプロ ッ ク 図である。
図 8 は、 第 2 の実施の形態における R F D C信号、 T H信号、 B H信号、 基準レベル、 R fde t信号の関係説明に用いる タイ ミ ン グチヤー ト である。
図 9 は、 第 2 の実施の形態の光ディ ス ク再生装置が、 光学ピ ッ ク ァ ッ プを順次移動 させてデー タ記録領域の再生を開始する ま での動作説明に用いる タイ ミ ングチヤ一 トである。
図 1 0 は、 偏芯ディ ス ク の一例を示す図である。
図 1 1 は、 偏芯ディ ス ク 上を レーザスポ ッ トが通過 した軌跡と ディ ス ク位置と の関係説明に用いる図である。 発明を実施する ための最良の形態
光ディ ス ク 再生装置の主要部の概略構成及び基本動作
図 1 には、 本発明が適用 される第 1 の実施の形態の光ディ ス ク 再生装置の主要部の概略構成を示す。 第 1 の実施の形態の光ディ ス ク再生装置は、 例えば、 ディ ス ク面上の信号ピ ッ ト列から なる ト ラ ッ ク に対 して ト ラ ッ キングサーボをかける仕様と な さ れて お り 、 プ リ グループに ト ラ ッ キングサーボをかけるため構成を備 えていないもの とする。 上記信号ピッ ト列は、 記録膜面を凸若し く は凹形状に変化させて形成された ピ ッ ト列や、 いわゆる磁気光 学効果型或いは相変化型に対応 した ピッ ト列な ど、 何れのも ので あっ ても 良い。
図 1 において、 ディ ス ク 4 0 は、 データ記録領域と未記録領域
( ミ ラー面) を有している記録可能ディ ス ク であ り 、 一例 と して
D V D — R W又は D V D— R を挙げる こ と ができ る。 なお、 当該 ディ ス ク 4 0 は、 D V D規格以外の各種規格のディ スク であって も 良 く 、 また、 再生専用の光ディ ス クや、 何もデータが記録され ていないブラ ンク ディ ス ク 、 多層ディ ス ク 、 或いは、 各ディ ス ク 規格に適合していないサポー ト外ディ ス ク であっても良い。
先ず最初に、 図 1 の光ディ ス ク再生装置が、 上記ディ ス ク 4 0 のデータ記録領域上の ト ラ ッ ク を ト レース できている状態で、 且 つ、 当該ディ ス ク 4 0 からデータ を再生している時の各部の基本 的動作について説明する。
上記ディ ス ク 4 0 は、 ス ピ ン ドルモータ 1 0 の回転軸 3 0 の先 端に設け られたチヤ ッ キング機構 2 9 に よ り チヤ ッ キングされ、 上記ス ピ ン ドルモータ 1 0 によ り 所定の速度で回転駆動 される。
上記ス ピン ドルモータ 1 0 は、 ドライ ノくアンプ 2 5 よ り 供給さ れる駆動信号によ り 駆動される。 ま た、 ス ピン ドルモータ 1 0 は、 例えばホール素子を用いた回転検出機構を備えている。 こ の回転 検出機構によ り 検出 されたモータ回転検出信号 (すなわちデイ ス ク 回転検出信号) は、 ドライ バア ンプ 2 5 を介して F G検出器 2 6 へ ¾られる。
F G検出器 2 6 は、 上記モータ 回転検出信号から、 上記ス ピン ドルモータ 1 0 が回転する周期 (すなわちディ ス ク 回転周期) を 表す回転周期信号を生成 し、 その回転周期信号をサーボ処理マイ ク ロ コ ン ピュータ (以下、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 とする) へ送 る。
光学ピ ッ ク ア ッ プ 1 1 は、 レーザ光を発生する レーザダイ ォ一 ドと 、 所定パターンの受光面に入射 した光の強弱を電圧の強弱に 変換するための分割フ ォ トディ テ ク タ と 、 上記レーザダイ オー ド
か ら 出射 さ れた レーザ光を上記ディ ス ク 4 0 の記録面上に集光 照射 させる と 共に当該記録面か ら の反射光を上記受光面上に導
< ための光学系 と 、 当該光学系に含まれる対物 レ ンズ 1 3 をディ ス ク 4 0 の記録面に対して平行方向 ( ト ラ ッ キング方向) に移動 させた り 、 垂直方向 (フォーカ シング方向) に移動させるための
―軸ァク チユエータ 1 2等によ り 構成されている。
当該光学 ピ ッ ク ア ッ プ 1 1 の分割 フ ォ トディ テ ク タ か ら の出 力信号 (以下、 P D信号とする) は、 R F ア ンプ 1 6 へ送られる。
R F ァンプ 1 6 は、 上記分割フ ォ トディ テク タ の各受光素子に対 応する P D信号の加減算、 レベル補正を行い、 ディ ス ク 力ゝらの反 射信号の 和 と して の R F信号 ( H F信号) を出力する。 なお、
R F信号は 、 直流信号と して検出 された も のであ り 、 グラ ン ド ( G
N D ) レベルを基準と している ため、 以下 R F D C信号と 呼ぶこ と にする また、 R F アンプ 1 6 は、 上記 R F D C信号の周波数 特性を補正 (すなわちィ コ ライ ジング) し、 当該補正後の信号 (以 下、 R F E Q信号と する) を、 信号復調用 D S P ( Digital Signal
Processor) 2 8 へ送る。 また、 R F ア ンプ 1 6 は、 上記 P D信 号から、 フ ォ ーカ スエラー信号と ト ラ ッ キングエラー信号を抽出 し、 それ らエラー信号からなるサーボ信号をサーボ処理 D S P 2 7 へ送る。
サーボ処理 D S P 2 7 は、 上記サーボ信号 う ち、 フォーカ スェ ラー信号に基づいて、 A / D変換、 ディ ジタルフ ィ ルタ を介 して フ ォ ーカ ス サーボを行 う ため の フ ォ ーカ ス サーボ制御信号を生 成する と 共に、 上記 ト ラ ッ キングエラー信号に基づいて、 A Z D 変換、 デイ ジタ ノレ フ イ ノレタ を介 して ト ラ ッ キングサ一ボを行 う た めの ト ラ ッ キングサーボ制御信号を生成 し、 それらサーボ制御信
号を ドライバアンプ 2 5 へ送る。 こ の と きの ドライバアンプ 2 5 は、 上記光学ピッ ク ア ッ プ 1 1 のニ軸ァク チユエータ 1 2 を、 上 記フ ォ ーカ スサーボ制御信号に応 じてフ ォ ーカ ス方向に駆動 さ せるためのフ ォ ーカ ス駆動信号を生成する と 共に、 上記 ト ラ ツ キ ングサーボ制御信号に応 じて ト ラ ッ キング方向 に駆動 させる た めの ト ラ ッ キング駆動信号を生成する。 これら フ ォーカ ス駆動信 号と ト ラ ッ キン グ駆動信号に よ り ニ軸ァ ク チユ エータ 1 2 が駆 動 される こ と に よ り 、 光学ピッ ク ア ップ 1 1 は、 ディ ス ク 4 0 の 記録面上に対物 レ ン ズ 1 3 の焦点を合わせて レーザス ポ ッ ト を 形成する と共に、 その レーザスポ ッ トが ト ラ ッ ク を ト レースでき る よ う に してレ、る。
上記信号復調用 D S P 2 8 は、 上記 R F ア ンプ 1 6 から供給さ れた R F E Q信号を 2値化 し、 さ ら にディ ス ク 4 0 への記録時に 施されている信号変調処理に対応する信号復調処理を行 う 。 そ し て、 信号復調用 D S P 2 8 は、 上記復調信号に誤 り 訂正処理ゃデ コー ド処理等を施 し、 データ を復元する。 当該復元されたデータ は、 図示 しない出力端子から外部へ出力 される。 また、 上記信号 復調用 D S P 2 8 は、 R F E Q信号力ゝらァ ド レス信号も復調する。 当該復調されたァ ド レス信号は、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 へ送ら れる。
また、 当該光ディ ス ク再生装置は、 上記光学ピ ッ ク ア ップ 1 1 をディ ス ク 半径方向に移動 させる ための ピ ッ ク ア ッ プ送 り 機構 を備えている。 当該ピ ッ ク ア ップ送 り 機構は、 一例 と して、 ディ ス ク 4 0 の径方向 に沿つ て延びる送 り ネ ジであ る リ ー ドス ク リ ユ ー 1 4及ぴ図示 しないガイ ド レ一ルと 、 上記 リ ー ドス ク リ ユ ー 1 4 を回転させる送 り モータ (例えばス テ ッ ピ ングモータ) 1 5
な どを備えている。 また、 上記光学ピッ ク ア ップ 1 1 は、 上記 リ ス ク リ ュー 1 4 に対応するナツ ト部材を備えている。 したが つて 、 上記送 り モータ 1 5 によ り リ ー ドス ク リ ュー 1 4 を回転さ せる こ と で、 上記光学ピ ッ ク ア ップ 1 1 はディ ス ク 半径方向に移 動可能と なる。
上記ピ ッ ク ア ッ プ送 り 機構に よ る光学 ピ ッ ク ァ ッ プ 1 1 の移 動可能範囲の う ち、 ディ ス ク最内周側の送 り 限界位置には、 リ ミ ソ 卜 スィ ツチ 3 1 が設け られている。 当該 リ ミ ッ ト スィ ッチ 3 1 はヽ 上記ピッ ク ア ップ送 り 機構によ って光学ピッ ク ア ップ 1 1 が ディ スク最内周側の送 り 限界位置まで到達したと き 、 それを検出 する の リ ミ ッ ト スイ ッチ 3 1 からの検出信号は 、 サーボ処理 マィ コ ン 2 2 に送られる。 サーボ処理マイ コ ン 2 2 は、 上記 リ ミ ッ 卜 スィ ツチ 3 1 の検出信号が供給された場合、 光学ピ ッ ク ア ツ プ 1 1 がディ ス ク 最内周 の送 り 限界位置にま で達 した こ と を検 出する。
また、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 は、 上記ク ロ ッ ク信号と上記回 転周期信号、 及びァ ド レス信号に基づいて、 上記ス ピン ド/レモ一 タ 1 0 を所定の速度で回転させる ための回転制御情報を生成 し、 その回転制御情報をサーボ処理 D S P 2 7 へ送る。 サーボ処理 D
S P 2 7 は、 上記回転制御情報に基づいて、 ス ピ ン ドルモータ 1
0 の回転サ一ボ制御信号を生成し、 当該制御信号を ドライ ノ ア ン プ 2 5 へ送る。 こ の と き の ドライ ノくア ンプ 2 5 は、 上記回転サー ボ制御信号に基づいて、 上記ス ピン ドルモータ 1 0 を回転させる ためのモータ駆動信号を生成する。 これによ り 、 ス ピン ドノレモ一 タ 1 0 は 、 ディ ス ク 4 0 上の再生位置に応 じた所定の速度で回転 する こ と になる。 また、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 は 、 上記ア ド レ
ス信号を元に、 光学ピ ッ ク ア ッ プ 1 1 をディ ス ク半径方向に移動 させる際の 目標位置情報を生成 し、 その情報をサーボ処理 D S P 2 7 へ送る。 こ の と き のサーボ処理 D S P 2 7 は、 上記 目標位置 情報に基づいて、 上記ピ ッ ク ア ップ送 り 機構の送 り モータ 1 5 を 回転させるためのステ ップ制御信号を生成 し、 当該制御信号を ド ライ バアンプ 2 5 へ送る。 ドライ バアンプ 2 5 は、 上記ステ ップ 制御信号に基づいて、 上記送 り モータ 1 5 を駆動 させるためのス テ ッ プパルス信号を生成する。 これによ り 、 送 り モータ 1 5 は、 上記光学ピ ッ ク ア ッ プ 1 1 をディ ス ク 半径方向の 目 標位置ま で ステ ップ送 り する こ と になる。
境界位置検出のための構成及び動作
次に、 本実施の形態の光ディ ス ク再生装置は、 ディ ス ク 4 0 上 のデータ記録領域と未記録領域と の境界位置を高精度に検出 し 、 ディ ス ク の偏芯量の大小やディ ス ク に記録されているデータ量 の多少にかかわ らずに、 データ記録領域から確実にデータ を再生 可能とするために、 以下に述べる構成を備え、 図 2 に示すフ ロー チヤ一トの処理を実行する。
先ず、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 は、 上記ディ ス ク 4 0 の再生を 開始するのに先立ち、 R F D C信号の ピーク値の レベル ( I 1 4 H レベル) を測定 し、 当該ピーク値の レベルに基づいて、 データ 記録領域の有無を判断するための所定の閾値 (以下、 基準レベル 値と する) を決定する。 こ こ で、 D V D ブッ ク における変調 レべ ルの規格によれば、 R F D C信号の変調 レベルの規格 ( I 1 4 Z I 1 4 H ) は、 I 1 4 H レベルの 6 0 %以上でなければな ら ない こ と が規定されている。 したがって、 本実施の形態の場合、 上記 基準 レベルは当該 I 1 4 H レベルの 6 0 % の範囲内に入る適当
な レベルに SX Atされる。 本実施の形態の場ム
、 サ ボ処理マィ コ ン 2 2 は 、 上記 I 1 4 H レベルの例えば 3 0 % 〜 4 0 % 度の レ ベルを上記基準レべノレと して設定する。 な ヽ I 1 4 H と は 、 D
V Dブ ク ク の規格上の最大マーク長である 1 4 T ( Tは記録ク ク ク周期 ) 分のスペー ス部分 (ピ ッ ト無しの ラ 部) での R F 振幅 レベルであ O o ま 7こ 、 I 1 4 は、 1 4 T分の最大 R F振幅レ ベルである I 1 4 H力 ら 、 1 4 T分の最小 レベル (ピッ 部分で の R F振幅レベル) である I 1 4 L を引いた レベノレである o そ し てヽ ( I 1 4 / 1 1 4 H ) は変調度を表 してレヽ る 。
よ り 巨 体的な動作を説明する と 、 上記サ ボ処理マィ コ ン 2 2 は 、 上記基準レベルを設定するために、 先ずヽ サ ポ処理 D S P
2 7 を介 して ドライ ノくァ ンプ 2 5 を制御する こ と によ り ヽ ステ ク プ S 0 の処理と して、 光学ピ ッ ク ア ップ 1 1 を規定の初期位置に 動 させた 、レ
後、 ステ ップ S 1 の処理と して 、 該光学ピク ク ァ シ プ 1 1 の レ一ザダイ ォ一 ドをオンさせ、 さ らにステ ップ S 2 と し て 、 一軸ァクチユエータ 1 2 を駆動させて対物 レ ンズ 1 3 をフォ 力 ス方向に上下させる ( ステ ツプ S 2 ) 、 の と き 、 上記 R F ア ンプ 1 6 から 出力 される R F D C信号は、 図 3 に示すよ う に、 上記 I 1 4 H レベル ( ミ ラー レベル) の信号 (以下、 R F pk信号 と する) が出力 される こ と になる。
また、 上記ステ ップ S 2 において、 上記 R F pk信号は、 例えば 1 0 0 k H z のカ ツ ト オフ周波数を有する ロ ーパス フ ィ ルタ ( L P F ) 2 0 に送られる。 当該ロ ー ノヽ。ス フ イ ノレタ 2 0 は、 上記 R F pk信号に E F M (Eight to Fourteen Modulation) 信号成分が含 まれている場合にそれを除去するために設け られている。 当該口 一パス フ ィ ルタ 2 0 か ら 出力 された R F pk信号は、 AZ D変換器
2 1 によ り ディ ジタルデ一タ (以下、 R F pkデータ とする) に変 換され、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 内の ピーク レベル検出部 2 4 に 送られる。 そ して、 ピーク レベル検出部 2 4 は、 上記 R F pkデー タ カ、 ら R F D C信号の ピー ク レベル ( R F D C ピー ク レベル) を 表すデータ 、 すなわち I 1 4 H レベルを表すデータ を求め、 その デー タ を基準レベル決定部 2 3 へ送る。 なお、 当該 R F'D C ピー ク レベルの検出時において、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 は、 サーボ 処理 D S P 2 7 を介 して ドライ バア ンプ 2 5 を制御 し、 上記ス ピ ン ドルモータ 1 0 を短時間ずつ回転さ せ、 ディ ス ク 4 0 上の複数 の測定ポィ ン ト につ いて 各 々 ピーク レベルを検出する こ と に よ り ヽ それら各測定ボイ ン ト に よ る ピーク レベルの検出値のば らつ さ を最小化する。
次に、 ステ ップ S 3 と して、 基準レベル決定部 2 3 は、 上記 I
1 4 H レベルデー タ の例えば 3 0 %〜 4 0 % の レベルを基準 レ ベルと して決定する。 こ の よ う に、 サーポ処理マイ コ ン 2 2 は、 ディ ス ク 4 0 の規定の測定ポイ ン ト で R F D C ピーク レベルを 測定 し、 その R F D C ピーク レベルカゝ ら基準レベルを決定する よ ラ に している。 このため、 当該基準 レベルは、 ディ ス ク毎のばら つさやディ ス ク の種類に応 じた最適な値と なる。
なお、 上記サーボ処理マイ コ ン 2 2 は、 ディ ス ク 4 0 の反射率 の ば らつき等のデータ を考慮 して設定さ れた固定値を上記基準 丁 タ と して出力する も のであって も良い。 或いは、 上記サーボ 処理マイ コ ン 2 2 は、 上記基準レベルを固定値と し、 R F ア ンプ
1 6 を制御する こ と で、 上記 I 1 4 Hの ピーク値がある一定の レ ベルになる よ う に R F D C信号のゲイ ンを可変 させても良い。 そ の他 、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 は、 当該光ディ ス ク再生装置に装
填されたディ ス ク の種別を判別 し、 その判別されたディ スクの種 別に応 じた固定値を上記基準 レベル と し て出力する も の であつ て も良い。
上記基準レベルを表すデータは、 D Z A変換器 1 9 に送られる。 当該 D / A変換器 1 9 は、 上記基準レベルを表すデータ をアナ口 グ値であ る基準レベル値 (所定の閾値) に変換する。 こ の基準レ ベル値は、 比較器 1 8 の非反転入力端子に送られる。
上述のよ う に して基準レベルが決定される と 、 次に、 サーボ処 理マイ コン 2 2 は、 ステップ S 4 と して、 ニ軸ァクチユエータ 1 2 の対物レ ンズ 1 3 を駆動させてフ ォーカ スサーボをかけ、 さ ら に、 ステ ップ S 5 と して、 ス ピ ン ドルモータ 1 0 を回転させる。 この と き、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 は、 F G検出器. 2 6 力 らの回 転周期信号に基づいて、 上記ス ピン ドルモータ 1 0 を一定速度で 回転させる よ う にサーボ (ス ピ ン ドル F Gサーボ) をかけるか、 若し く は、 ス ピン ドルモータ 1 0 が規定回転数に達した後に駆動 電圧供給を停止 させて当該モータ 1 0 を惰性で回転させる よ う に、 サーボ処理 D S P 2 7 を制御する。 なお、 ス ピン ドルモータ 1 0 を惰性で回転させる こ と に した場合、 データ記録領域と未記 録領域と の境界位置の検出は、 ス ピン ドルモータ 1 0 の回転速度 が、 境界検出時の限界速度以下に低下して しま う 前に行われる。
また、 上記ステップ S 5 の と き、 上記 R F アンプ 1 6 力 らは、 図 4 に示すよ う な R F D C信号が出力 される こ と になる。 なお、 図 4 は、 レーザスポッ トが、 ディ スク 4 0上のデータ記録領域と 未記録領域の境界位置近傍に在った場合の例を示している。 こ の 例の場合の R F D C信号は、 上記レーザス ポ ッ トが、 未記録領域 上にある と きには略々一定の高いレベル と な り 、 データ記録領域
上にあ る と き にはグループ上に形成 された記録ピ ッ ト に応 じて その レベルが変動 し、 ディ ス ク上の傷等によ る欠陥区間上にある と き にはグラ ン ド ( G N D ) まで レベルが低下する よ う な信号と なる。 当該 R F D C信号は、 ボ ト ムホール ド回路 1 7 へ送 られる。
ポ ト ムホール ド回路 1 7 は 、 上 5し R F D C信号に含まれる変調 口
成分のボ ト ムホール ド、信 (以下、 適宜 B H信号とする ) を生成 し 、 その B H信号を比較益 1 8 の反転入力 而子へ送る なお、 当 該ボ ト ムホーノレ ド回路 1 7 の時定数 ( C R時定数) はヽ 例えば 1 m s 〜 2 m s 'とする こ こ で 、 当該時定数は、 デイ ス ク 4 0 の偏 心に よ つて レーザスポ V 卜 が 卜 ラ ッ ク を横切る (以下ヽ 卜 ラ ッ ク 卜 ラ ~ ·>- ス とする ) と で上記 R F D C信号の振幅レベルが低下 する こ と に よ る影塑を考慮 して決定されている 。 例えばヽ デイ ス ク 4 0 が 1 回転するのに要する時間を 4 0 m s 、 卜 ラ ッ ク ピ ッチ を 0 . 7 4 m 、 ティ ス ク 4 0 の最大 fe 量を 1 5 0 β と する と α- -H- _曰-,
、 上記取 入偏心 里時の 卜 ラ ッ ク 卜 ラバ ~スによ る変調 レベノレ変 動の平均影響時間は ( 4 0 m s / 2 ) / ( 1 5 0 ^ m / 0 . 7 4 β m ) =約 0 . 1 m s と なる 、 例えば最小偏芯量が 1 0 mである とする と ヽ 当該最小偏 'じヽ &時の ト ラ ッ ク 卜 ラノ S ス によ る変調 レベル変動の平均影響時間は ( 4 0 m s / 2 ) / ( 1 0 m / 0 . 7 4 μ ) =約 1 D m s と なる 。 さ ら に、 詳細につい ては後述する が、 テ ィ ス ク 4 0 の 1 周期が 4 0 m s ヽ Τ タ記録 領域の有無を検出する 際の観測サンプ リ ング周期がディ ス ク 1 回転当た り 例えば 4 0 回であった とする と 、 境界領域内における データ記録領域の有無検出の分解能は、 4 O m s ÷ 4 0 = 1 m s と なる。 また例えば、 観測サンプ リ ング周期がディ ス ク 1 回転当 た り 例えば 2 0 回であった とする と 、 境界領域内におけるデータ
記録領域の有無検出の分解能は、 4 O m s ÷ 2 0 = 2 m s と なる。 これ らのこ と か ら、 本実施の形態に よれば、 上記偏芯量に応 じて レーザス ポ ッ ト が ト ラ ッ ク を横切る 際の変調 レベル低下に よ る 影響と 、 上記境界領域内におけるデータ記録領域の有無検出の分 解能 と を考慮 し、 上述のよ う にボ ト ムホール ド回路 1 7 の時定数 が上記 1 m s〜 2 m s に設定されている。
上記比較器 1 8 の非反転入力端子には、 先にサーボ処理マイ コ ン 2 2 が生成 した上記基準レベル値 (所定の閾値) が入力 されて いる。 当該比較器 1 8 は、 上記 B H信号の レベル値と上記基準レ ベル値と の比較を行い、 上記 B H信号の レベル値が基準レベル値 を超えている時には L (ロー) レベル と な り 、 一方、 B H信号が 基準 レベルを下回った時に H (ハイ ) レベル と なる信号 (以下、 R fde t 信号と する) を出力する。 すなわち、 上記 R fde t 信号は、
H レべノレ の と き には レーザス ポ ッ ト がディ ス ク 4 0 のデ タ記 録領域上に在る こ と を表してお り 、 一方、 L レベルの と さ には レ 一ザス ポ ッ ト が未記録領域上に在る こ と を表 している こ の R fd e t信号は、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 へ送られる。 なお 、 本実施 の形態では、 上記 R F D C信号のボ ト ムホール ド信号と 上記基準 レベル と を比較する こ と に している ため、 例えばディ ス ク 上の傷 等に よ り R F D C信号が グラ ン ド レベルにま で低下 した と して ち 、 その傷等の欠陥区間が上記 R fde t信号の H , L レベルの検出 に影響する こ と はない。 別の方法と して、 図 1 の例によれば 、 R
F de t 信号は 、 B H信号と 基準レベルを D Z A変換した信号と を 比較する こ と で生成されているが、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 に B
H信号を A Z D変換して入力 し、 当該サーボ処理マイ コ ン 2 2 が、 ソ フ ト ウ ェア処理によ り R F det信号を生成 しても 良い ,
またこ の と き のサーボ処理マィ コ ン 2 2 は、 ステ ップ S 6 と し て 、 図 5 に示すよ う に、 F G検 U -eft- 2 6 からの回転周期信号をモ 二タ し 、 ス ピン ドゾレモータ 1 1 の 1 回転 (すなわちディ ス ク 4 0 の 1 回転) 毎のパルス が検出 されたか否か判定する。 当該ステ ツ プ S 6 において、 ディ ス ク 4 0 の 1 回転毎のパルスを検出でき た と さ、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 は次のステ ッ プ S 7 以降の処理に 進む。
ステ ップ S 7 に進む と 、 サ一ボ処理マイ コ ン 2 2 は、 図 5 に示 すよ う に、 所定の観測サンプ リ ング周期毎に、 比較器 1 8 力ゝ ら の
R fde t信号が H レベルになつてレヽるか否か判定する。 同時に、 サ 一ボ処理マイ コ ン 2 2 は、 ステ ッ プ S 8 において、 F G検出器 2
6 から回転周期信号のパルス を兀に 、 ディ ス 4 0 力 S 1 回転した か否かを判断する。 なお、 本実施の形態において、 例えば、 ディ ス ク 回転の 1 周期が 4 O m s であ り 、 上記観測サンプリ ング周期 が 1 m s である とする と 、 上記サーボ処理マイ コ ン 2 2 は、 ディ ス ク 1 回転につき 4 0 回の判定処理を行 う こ と になる。 も ち ろん 上記観測サンプリ ング周期は 、 上記 1 m s に限定されず 、 例えば
2 m s であっ ても良い。 観測サンプリ ング周期が 2 m s である場
□ 、 サーボ処理マイ コ ンは、 テ ィ ス ク 1 回転につき 2 0 回の判定 処理を行 う こ と になる。
当該ステ ップ S 7 及びステ 、ソプ S 8 において、 デイ ス ク 4 0 が
1 回転する 間の各観測サ ンプ リ ング周期の全てで H レベノレ力 S検 出 された場合 ( L レベルが一度も検出 されなかっ た場合)、 サー ボ処理マイ コ ン 2 2 は、 ステ ップ S 9 へ処理を進める。 一方、 上 記ステ ップ S 7 及びステ ップ S 8 において、 ディ スク 4 0 力 S 1 回 転する 間の各観測サ ンプ リ ング周期の全て において H レベルが
検出 されなかっ た場合 (全て L レベルが検出 された場合)、 或レ、 は、 ディ ス ク 4 0 が 1 回転する間の各観測サンプリ ング周期の う ち一度でも H レベルが検出 されないこ と があった場合 ( L レベノレ がー度でも検出 された場合)、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 は 、 ステ ップ S 1 1 以降へ処理を進める。 すなわち、 サーボ処理マィ コ ン
2 2 は 、 ディ ス ク 4 0 が 1 回転する間の各観測サンプリ ング周期 において 、 レーザス ポ ッ ト が常にデータ記録領域上に存在 したか 或いはヽ 一度でも未記録領域を通過 したか否かを判定する
こ こで 、 例えば、 ディ ス ク 4 0 が偏芯してレ、る状態で、 レ一ザ ス ホ ッ 卜が前記偏芯量に相当する幅の領域 (境界領域) 外の 7 タ記録領域上に存在していた場合、 上記 R fde t信号は、 図 5 中 D
M 5 , D M 6 , D M 7 に示す区間の よ う に、 ディ ス ク 4 0 が 1 回 転する間に常に H レベルの状態と なる。 なお、 ディ スク 4 0 が偏
,G、 し "L レ、ない状態で レーザス ポ ッ ト がデータ記録領域上に存在 していた場合も 同様に R fd e t信号は、 常に H レベルの状態になる こ のよ う に、 ディ ス ク 4 0 の偏芯の有無に力 かわ らず、 ディ ス ク
4 0 が 1 回転する 間、 常に レーザスポッ ト がデータ記録領域上に 存在していた場合、 本実施の形態の光ディ ス ク再生装置はゝ 丁一 タ記録領域上の信号 ピ ッ ト列カゝ ら な る ト ラ ッ ク に対 して 卜 ラ ッ キングサーボをかける こ と ができ る。
したがつて、 上記ステ ップ S 7 及びステ ップ S 8 において 、 τ イ ス ク 4 0 が 1 回転する 間の各観測サ ンプ リ ン グ周期の全てで
H レベルが検出 された と判定してステ ッ プ S 9 の処理に進む と 、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 は、 サーボ処理 D S P 2 7 を介して ドラ ィバアンプ 2 5 を制御する こ と によ り 、 ト ラ ッ キングサ一ボを才 ンに し、 次いでステ ッ プ S 1 0 の再生処理ルーチンへ進み、 ディ
ス ク 4 0 のデータ記録領域から信号の再生を開始する。
―方で、 例えば、 ディ ス ク 4 0 が偏芯 している状態で、 レーザ スホ ト が前記境界領域外の未記録領域上に存在 していた場合、 上記 R fde t信号は、 図 5 中 D M 1 に示す区間の よ う に、 ディ ス ク
4 0 が 1 回転する間に常に L レベルの状態 と なる。 なお、 デイ ス ク 4 0 が偏芯 していない状態で レーザス ポ ッ ト が未記録領域上 に存在していた場合も 同様に R fde t信号は、 常に L レベルの状態 になる 。 また例えば、 ディ ス ク 4 0 が偏芯している状態で上記境 界領域内に レーザス ポ ッ ト が存在していた場合、 上記 R fde t信号 は 図 5 中 D M 2 , D M 3 , D M 4 に示す区間の よ う に、 デイ ス ク 4 0 が 1 回転する 間に H レベルと L レベル が共存 した状態 と なる これらの よ う に、 ディ ス ク 4 0 力 S 1 回転する間に、 レーザ スポク トが一度でも未記録領域上を通過 して しま う 場合、 光ディ ス ク再生装置は、 ト ラ ッ キングサーボを確実にかける こ と ができ なレ、
- のよ う なこ と 力 ら、 ステ ップ S 7及びステ ップ S 8 において ディ ス ク 4 0 が 1 回転する 間に レーザス ポ ッ ト が一度で も未記 録領域を通過 した と 判定 してステ ッ プ S 1 1 以降の処理へ進ん だ場 Π 、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 は、 サーボ処理 D S P 2 7 を介 して ド、ライ バア ンプ 2 5 を制御 し、 送 り モータ 1 5 を規定ステ ツ プ分だけ回転 させて光学 ピ ッ ク ア ッ プ 1 1 を所定距離だけディ ス ク 内周側へ移動 させ、 そ して、 ディ ス ク 4 0 が 1 回転する間の 各観測サンプ リ ン グ周期の全てで H レベル が検出 れる こ と に なる まで、 ステ ッ プ S 1 1 以降の処理を繰 り 返す。 以下、 具体的 に説明する。
ステ ッ プ S 1 1 の処理に進む と 、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 は
サーボ処理 D S P 2 7 を介 して ドライバアンプ 2 5 を制御 し、 送 り モータ 1 5 を規定ステ ッ プ分だけ駆動させる こ と によ り 、 光学 ピ ッ ク ア ッ プ 1 1 を現在の位置か らディ ス ク 内周側へ所定距離 だけ移動させる。 本実施の形態において、 上記光学ピ ッ ク ア ップ 1 1 を移動させる所定距離は、 例えば 5 0 μ m ( 0 . 0 5 m m ) とする。 なお、 本実施の形態の光ディ ス ク再生装置は、 ステ ップ S 1 1 の処理の際に、 光学ピッ ク ア ップ 1 1 内のニ軸ァク チユエ ー タ に よ り 対物 レ ン ズ 1 3 を ト ラ ッ キ ング方向へ移動 させる こ と と 、 上記送 り モータ 1 5 によ る光学ピッ ク ア ップ 1 1 の移動と を組み合わせて も 良い。 また、 上記ディ ス ク 4 0 の仕様が、 例え ば、 内周側に未記録領域が設け られ外周側からデータが記録され る よ つ なものである場合、 本実施の形態の光ディ ス ク再生装置は、 ステ ッ プ S 1 1 において光学ピ ッ ク ア ッ プをディ ス ク 外周側へ 移動 させる。 さ ら に他の例 と して、 ステ ップ S 0 の初期位置が リ ド、ィ ン領域かそれよ り 内周側のデータ の無い領域に設定され る α サーボ処理マイ コ ン 2 2 は、 ステ ッ プ S 1 1 において、 光学ピク ク ア ップ 1 1 をディ ス ク外周側へ移動させる。
次に サーボ処理マイ コ ン 2 2 は、 ステ ップ S 1 2 と して、 上 記 y ク ト スイ ッチ 3 1 がオンされたか否か観測 している。 当該 ステ プ S 1 2 において、 リ ミ ツ トスイ ッチ 3 1 がオンされてレ、 なレ、 と さ 、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 は、 ステ ップ S 1 3 へ処理を 進める
一方 ステ ップ S 1 2 において、 リ ミ ツ ト スィ ツチ 3 1 がオン された と を検出 した と き 、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 は、 ステ ツ プ s 2 0 へ処理を進め、 当該ディ ス ク 4 0 が最内周まで全く デー タ の さ込まれてレヽないブラ ンク メ ディ ア力 、 若 し く は、 D V D
の規格でサポー ト されていないサポー ト外ディ ス ク であ る と 判 断 し、 当該光ディ ス ク再生装置における再生処理を終了する。
ステ ッ プ S 1 3 の処理に進む と 、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 は、 F G検出器 2 6 からの回転周期信号によ り 、 ス ピン ドルモータ 1 1 の 1 回転毎 (すなわちディ ス ク 4 0 の 1 回転毎) のパルス が検 出 されたか否か判定する。 当該ステ ップ S 1 3 において、 デイ ス ク 4 0 の 1 回転毎のパルス を検出 した と き、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 は、 次のステ ップ S 1 4 以降へ処理を進める。
ステ ップ S 1 4及びその次のステ ップ S 1 5 の と き 、 サーボ処 理マイ コ ン 2 2 は、 上記ステ ップ S 7 及びステ ップ S 8 の場合と 同様に、 光ディ ス ク 4 0 が 1 回転する間、 上記観測サンプ リ ング 周期毎に、 比較器 1 8 からの R fde t信号が H レベルである か否か 判定する。 但し、 こ のステ ッ プ S 1 4及び S 1 5 の と き のサーボ 処理マイ コ ン 2 2 は、 ディ ス ク 4 0 が 1 回転する間に、 各観測サ ンプ リ ン グ周期の う ちの一度でも H レベルでない と 判定 された 場合 (一度でも L レベルが検出 された場合) にはステ ップ S 1 9 へ処理を進め、 一方、 各観測サンプ リ ング周期の全てで H レベル が検出 された場合 (一度も L レベルが検出 されない場合) にはス テ ツプ S 1 6 へ処理を進める。
ステ ッ プ S 1 6 の処理に進む と 、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 は、 ディ ス ク 4 0 が 1 回転する間中、 レーザスポッ トが常にデータ記 録領域上に存在したこ と を表す数 (以下、 R fde t カ ウ ン ト値とす る) に 「 1 」 を加え、 次のステ ップ S 1 7 へ処理を進める。
一方、 ステ ップ S 1 9 の処理に進んだ場合、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 は、 上記 R fde t カ ウ ン ト値を 「 0 」 に リ セ ッ ト した後、 ス テ ツプ S 1 1 へ処理を戻す。 当該ステ ップ S 1 1 の処理へ戻った
と き、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 は、 サーボ処理 D S P 2 7 を介 し て ドライバアンプ 2 5 を制御 し、 送 り モータ 1 5 を規定ステ ッ プ だけ駆動させる こ と によ り 、 光学ピッ ク ア ップ 1 1 をディ ス ク 内 周方向へ現在の位置から さ ら に所定距離だけ移動 させた後、 ステ ップ S 1 2 以降の処理を行 う 。
ステ ップ S 1 7 へ進む と 、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 は、 上記 R fde t 力 ゥ ン ト値が予め決め られている規定数を超えたか否か判 定する。 なお、 上記規定数は、 例えば 「 1 j や 「 3 」 を挙げる こ と ができ る。 図 5 は、 上記規定数が 「 3 」 に設定されている場合 の例を示 している。 すなわち、 本実施の形態の光ディ ス ク再生装 置において、 上記 R fde t カ ウ ン ト値の規定数は、 ディ ス ク 4 0 の 再生を開始するポイ ン ト を、 未記録領域と データ記録領域と の境 界位置か ら どの程度の距離を確保 したいかに よ り 決定さ れる も のであ り 、 送 り モータ 1 5 の 1 ステ ップパルス 当た り の光学ピ ッ ク ア ップ 1 1 の送り 量や、 ト ラ ッ ク ピッチ、 ス ピ ン ドノレモータ 1 0 の回転速度等を考慮 して決定されている。 特に、 上述の例のよ う に、 R fde t 力 ゥ ン ト値の規定数が「 3 」 に設定されてレヽる場合、 光ディ ス ク再生装置は、 データ記録領域の検出マージンを多く と る こ と ができ るため、 よ り 確実にデータ記録領域を検出でき る こ と になる。 一方、 R fdet カ ウ ン ト値の規定数が 「 1 」 に設定され ている場合、 光ディ ス ク再生装置は、 よ り 迅速かつ高い精度でデ ータ記録領域を検出でき る こ と になる。 また、 上記 R fde t カ ウ ン ト値は、 各種 リ ト ライ が発生 した時の再生復帰ポイ ン ト と しても 使用でき る。 すなわち、 光ディ ス ク再生装置は、 上記 R fde t 力 ゥ ン ト値に応 じた位置を再生復帰ポイ ン ト と して記憶 してお く こ と で、 リ ト ライ 時にその再生復帰ポイ ン ト に戻っ て再生を開始す
れば、 素早い復帰が可能と なる。 サーボ処理マイ コ ン 2 2 は、 こ のステ ッ プ S 1 7 にて R fde t 力 ゥ ン ト値が規定数を超えていな い と判定した場合にはステ ップ S 1 1 へ処理を戻す。
当該ステ ップ S 1 1 の処理へ戻った と き、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 は、 サーポ処理 D S P 2 7 を介 して ドライ ノくアンプ 2 5 を制 御 し、 送 り モータ 1 5 を規定ステ ッ プだけ駆動させる こ と によ り 、 光学 ピ ッ ク ア ッ プ 1 をディ ス ク 内周方向へ現在の位置か ら さ ら に所定距離移動 させた後、 ステ ッ プ S 1 2 以降の処理を行 う 。 —方、 ステ ップ S 1 7 において、 R fde t カ ウ ン ト値が規定数(図 5 の例では 「 3 」) を超えた と判定 した場合、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 は、 ステ ップ S 1 8 へ処理を進める。 すなわちこのステ ツ プ S 1 7 力 ら ステ ッ プ S 1 8 へ進む と き のサーボ処理マイ コ ン 2 2 は、 光学ピ ッ ク ア ップ 1 1 を所定距離ずつ規定数分だけ順次 移動させた と き に、 それぞれにおいて上記ディ ス ク 4 0 が, 1 回転 する 間の各観測サンプ リ ング周期の全てで H レベルが検出 され た こ と を検出する。 言い換える と 、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 は、 ディ ス ク 4 0 が偏芯している状態であって も 、 レーザスポ ッ ト が 前記境界領域外のデータ記録領域上に常に存在 していて、 ト ラ ッ キ ングサーボを確実にかけ られる状態にな っ てい る こ と を検出 する。
そ して、 ステ ップ S 1 8 へ進む と 、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 は、 サーボ処理 D S P 2 7 を介 して ドライバアンプ 2 5 を制御 し、 フ オーカスサーボをオフに した後、 ステ ップ S 4 へ処理を戻す。 こ のステ ップ S 4 の処理に戻った場合、 その後のステ ップ S 7 及び ステ ップ S 8 では、 ディ ス ク 4 0 が 1 回転する間、 レーザスポッ ト は必ずデータ記録領域上に存在する こ と になる。 このため、 光
ディ ス ク再生装置は、 ステ ップ S 9 以降において、 ト ラ ッ キング サーボをかける こ と ができ、 ディ ス ク 4 0 のデータ記録領域から 信号の再生を開始でき る こ と になる。
以下、 図 6 を参照 し、 偏芯 しているディ ス ク 4 0 から本実施の 形態の光ディ ス ク 再生装置が境界領域を分離 してデータ記録領 域の再生を開始する までの動作を具体例を挙げて説明する。 なお、 この例において、 光学ピッ ク ア ップ 1 1 の最小移動単位は 5 0 m、 図 2 のステ ップ S 1 7 での R fdet カ ウ ン ト値の規定数は 「 1 」 である と する。 また、 データ記録領域と未記録領域の境界位置の う ちで外周側の境界位置を基準 ( 0 μ m ) と した場合、 データ記 録領域はディ ス ク半径方向に 0 μ πι〜 3 5 0 /z mの幅を有し、 未 記録領域は一 1 5 0 ^ :01〜 0 ^ 111及び 3 5 0 μ πι〜 4 5 0 μ ιη の範囲である とする。 こ こで、 ディ ス ク 4 0 の偏芯量が 7 5 μ πι である とする と 、 当該ディ ス ク 4 0 の回転によ り データ記録領域 内に入 り 込む境界領域は、 O /z m〜 : 1 5 0 m及び 2 0 0 π!〜 3 5 0 mの範囲 と なる。 さ ら に、 データ記録領域の検出不成功 ( N G ) はディ ス ク 1 周期内で R fdet信号が一度でも L レベルに なっ た時と し、 データ記録領域の検出成功はディ ス ク 1 周期内で R fdet信号が全て H レベルになった時と し、 そ して、 データ記録 領域を検出でき た と き にはその位置か ら 再生を開始する も の と する。
図 6 において、 例えば光学ピ ッ ク ア ッ プ 1 1 がー 1 5 0 μ m〜 — 1 0 0 μ πιの位置に存在する と き 、 前記 R fdet信号はディ ス ク 1 周期に渡 り 全て L レベルと なるため、 本実施の形態の光デイ ス ク 再生装置は検出 N G と判定する。 次に、 光学ピッ ク ア ップ 1 1 を内周側に 5 0 μ m移動させる と 、 当該光学ピ ッ ク ア ップ 1 1 の
位置は一 l O O ^i m〜一 5 0 μ πιになる。 この と き、 R fde 信号 はディ ス ク 1 周期間全て L レベル と なるため、 光ディ ス ク再生装 置は検出 N G と判定する。 さ らに、 光学ピッ ク ア ップ 1 1 を内周 側に 5 0 m移動 させる と 、 当該光学ピッ ク ア ップ 1 1 の位置は — 5 0 ^ πι〜 Ο μ πιになる。 この と き、 R fdet信号はディ ス ク 1 周期間全て L レベル と なるため、 光ディ ス ク再生装置は検出 N G と判定する。 次に、 光学ピ ッ ク ア ップ 1 1 を さ ら に内周側に 5 0 μ πι移動 させる と 、 当該光学ピッ ク ア ップ 1 1 の位置は Ο μ πι〜 5 0 mの境界領域内になる。 境界領域の場合、 R fdet信号はデ イ ス ク 1 周期内で H レベル と L レベルが存在する も の と な る た め、 光ディ ス ク再生装置は検出 N G と判定する。 同様に、 光学ピ ッ ク ア ップ 1 1 を さ らに内周側に 5 0 m移動 させる と 、 当該光 学 ピ ッ ク ア ッ プ 1 1 の位置は 5 0 μ π!〜 1 0 0 μ πιの境界領域 内になる。 この場合も、 R fdet信号はディ ス ク 1 周期内で H レべ ルと L レベルが存在する もの と な り 、 したがって、 光ディ ス ク再 生装置は検出 N G と判定する。 さ ら に光学 ピ ッ ク ア ップ 1 1 を内 周側に 5 0 μ πι移動させる と 、 当該光学ピ ッ ク ア ップ 1 1 の位置 は 1 0 0 μ ηι〜 1 5 0 μ πιの境界領域内にな り 、 この場合も、 R fdet信号はディ ス ク 1 周期内で H レベルと L レベルが存在し、 光 ディ ス ク 再生装置は検出 N G と判定する。 次に、 光学ピッ ク ア ツ プ 1 1 を さ ら に内周側に 5 0 μ m移動させる と 、 当該光学ピッ ク ア ップ 1 1 の位置は 1 5 0 μ πι〜 2 0 0 μ ηιになる。 こ の 1 5 0
!〜 2 0 0 μ ιηの領域は、 境界領域外のデータ記録領域である。 このため、 R fdet信号はディ ス ク 1 周期内で全て H レベル と な り 、 したがって、 光ディ ス ク再生装置は検出 O K と判定し、 データ の 再生を開始する。 すなわち、 こ の図 6 の例か らわかる よ う に、 本
実施の形態の光ディ ス ク再生装置は、 ディ スク 4 0 の偏芯量が 7 5 mもあ り 、 その一方で、 データ記録領域の幅が 3 5 0 μ πι し かないよ う な場合であっても、 境界領域外の僅か 1 5 0 μ π!〜 2 0 Ο μ πιの範囲のデータ記録領域を検出でき るため、 当該データ '記録領域に記録されているデータ を再生する こ と が可能である。
以上説明 したよ う に、 本実施の形態の光ディ スク再生装置は、 ディ スク 4 0 の偏芯の有無や偏芯量の大小にかかわらず、 上記デ ータ記録領域から上記境界領域を高い精度で分離でき、 且つ、 当 該境界領域を分離した後のデータ記録領域で、 確実に ト ラ ツキン ダサーボをかける こ と が可能と な り 、 その結果と して、 上記境界 位置を迅速且つ高精度に検出でき る こ と になる。 なお、 境界領域 を分離した後のデータ記録領域上の再生開始位置は、 上記 R fde t 力 ゥン ト値の規定数が前記 「 1 」 の場合には上記境界領域から 0 . 0 5 m mと な り 、 上記規定数が前記 「 3」 の場合には上記境界領 域から 0 . 1 5 m mと なる。 また、 本実施の形態の光ディ スク再 生装置は、 上述のよ う にデータ記録領域から境界領域を高精度に 分離できるため、 再生を開始する場所も高精度に設定可能であ り 、 例えばデータ記録領域が上記境界領域 (偏芯量に相当する幅) よ り も僅かに広い程度の幅しかないよ う な場合であっても、 確実に ト ラ ッキングサーボをかけるこ とができ、 その結果と して、 当該 データ記録領域に記録されているデータを再生可能である。 さ ら に、 本実施の形態の光ディ スク再生装置は、 従来の光ディ スク再 生装置のよ う に、 境界領域で ト ラ ッキングサーボが誤動作する こ と なく 、 また、 例えばー且ディ スク 内周側に移動ざせた光学ピッ ク ア ップをディ ス ク外周側に戻すと レヽ ぅ よ う な無駄な動作も無 レヽ
第 2 の実施の形態
以下、 本発明の第 2 の実施の形態と して、 R F D C信号のボ ト ム ホール ド信号 ( B H信号) と ト ップホール ド信号 (以下、 T H 信号とする) を生成 し、 それら B H信号と T H信号の差分(以下、 R F p p信号とする) を、 基準レベル値と比較する例を挙げる。
当該 2 の実施の形態の光ディ ス ク再生装置はヽ 図 1 のボ ト ム ホーノレ K回路 1 7 及び比較器 1 8 に代えて 、 図 7 に示す構成 BX ける。 なお、 第 2 の実施の形態の光ティ ス ク 再生装置は、 図 7 に 示す構成以外の部分は図 1 と 同様であ り 、 それらの 明は省略す る。
こ の図 7 の構成の端子 5 0 には、 R F アンプ 1 6 力 ら、 前述の 図 4 の例と 同様の、 図 8 に示す R F D C信号が供給される o 当該
R F D C信号は、 ト ップホール ド回路 5 1 と ボ ト ムホ一ル ド回路
5 2 送られる。
ボ 卜ムホーノレ ド回路 5 2 は、 図 8 に示すよ う に、 上記 R F D C 信 に含まれる変調成分のボ ト ムホール ド信号 ( B H信号) を生 成 し 、 その B H信号を差動アンプ 5 3 の反転入力端子へ送る 。 卜 クプホ一ル ド回路 5 1 は、 図 8 に示すよ う に、 上記 R F D C /·≤- 口
15 "75" に含まれる変調成分の ト ップホール ド信号 (以下、 T H信号とす る ) を生成 し、 その T H信号を差動アンプ 5 3 の非反転入力端子 へ送る 。 なお、 これ らホール ド回路のホーノレ ド時定数は、 レ一ザ ス ポ 卜 がディ ス ク 4 0 上の傷等の欠陥部分や複数 卜 ラ ッ ク を 横切る際の振幅変動に影響 される こ と の無い時定数に 疋 さ れ ている o
動アンプ 5 3 は 、 上記 T H信号と B H信号の差分を と る こ と で 、 図 8 に示すよ う に、 上記変調成分の振幅信号 (以下、 R F P P
信号と する) を生成する。 こ の差動アンプ 5 3 か ら 出力 された、 R F p p信号は、 比較器 5 4 の非反転入力端子へ送られる。
また、 上記比較器 5 4 の反転入力端子には、 前述同様にサーボ 処理マイ コ ン 2 2 が生成 した基準レベル値 (閾値) が端子 5 5 を 介 して入力 されている。 したがって、 当該比較器 5 4 は、 上記 R F p p信号の レベル値と 上記基準レベル値と の比較を行い、図 8 に 示すよ う に、上記 R F p p信号の レベル値が基準レベル値を下回つ てレ、る時には L レベル と な り 、 一方、 R F p p 信号が基準レベルを 超えた時には H レベル と なる信号 ( R fde t信号) を出力する。 当 該第 2 の実施の形態では、 上記 B H信号と T H信号と の差分であ る R F p p 信号と 上記基準レベルを比較する こ と に しているため、 例えばディ ス ク 上の傷等に よ り R F D C信号が グラ ン ド レベル にまで低下 した と して も、 その傷等の欠陥区間が上記 R fde t信号 の H , L レベルの検出に影響する こ と はない。 なお、 当該第 2 の 実施の形態の場合の基準レベルは、 第 1 の実施の形態の.基準レべ ルと は異なる値であっ て も良い。
そ して、 上記 R fde t信号は、 前述の図 4 と例と 同様に、 H レべ ルの と き には レーザス ポ ッ ト がディ ス ク 4 0 のデータ記録領域 上に在る こ と を表 してお り 、 一方、 L レベルの と き には レーザス ポ ッ ト が未記録領域上に在る こ と を表している。 こ の R fde t信号 は、 サーボ処理マイ コ ン 2 2 へ送られる。 これ以降の処理は前述 同様である。 なお、 図 9 は、 当該第 2 の実施の形態の光ディ ス ク 再生装置における各部の信号波形を、 前述の図 5 と 同様に して示 している。 図 9 の例 と 前記図 5 の例 と の違いは、 基準レベル と の 比較対照が図 5 の例では B H信号であつたのに対 して、 図 9 の例 では R F p p信号になってレヽる こ と である。
.当該第 2 の実施の形態の光ディ スク再生装置は、 基本的に前述 の第 1 の実施の形態と 同様の効果を有し、 ディ スク 4 0 の偏芯の 有無や偏芯量の大小にかかわ らず境界領域を高精度で分離でき、 且つ、 確実に ト ラ ッキングサーボをかける こ と ができ、 境界位置 を迅速且つ高精度に検出でき る。 また、 こ の光ディ スク再生装置 は、 データ記録領域が境界領域よ り も僅かに広い程度の幅しかな いよ う な場合であっても、 確実に ト ラ ッキングサーボをかける こ と ができ、 データ記録領域に記録されているデータ を再生可能で ある。
なお、 上述した第 1 , 第 2 の実施の形態によれば、 データ記録 領域と境界領域を分離して確実にデータ記録領域を見つけるた めの検出時間は、 必ずしもディ ス ク 4 0 の 1 周期に合わせる必要 はな く 、 上記ディ スク 4 0 の 1 周期に相当する時間であれば良い。 特に、 1 周期に相当する時間にした場合、 F G検出器 2 6 力ゝらの 回転周期信号を用いる場合よ り もサーボ処理マイ コ ン 2 2 の処 理は軽減される。
また、 上述した説明は、 本発明の一例である。 このため、 本発 明は上述した例に限定される こ と なく 、 本発明に係る技術的思想 を逸脱しない範囲であれば、 設計等に応じて種々 の変更が可能で ある こ と はもちろんである。 例えば、 本発明は、 プリ グループに ト ラ ッ キングサーボをかけるための構成を元 々備えている光デ イ スク記録再生装置において、 特に再生開始前に未記録領域とデ ータ記録領域の境界位置を検出する際にも適用可能である。
本発明によれば、 光ディ スクの 1 周に渡り 、 ス ポ ッ ト光が第 1 の領域と第 2 の領域の何れに存在するか判断しているため、 例え ばデータ記録領域である第 1 の領域を確実に検出でき 、 また例え
ば、 光テイ スクが 1 周する間常にスポッ ト光が第 1 の 域 (例 L ばァ一タ記録領域) 上に存在している時に ト ラ ッキングサーボを かければ 、 光ディ スクの偏芯量の大小ゃデイ スク に記録されてレ、 るテ タ量の多少にかかわらずに、 当該光ディ スク に記録されて レ、るテ一タ を確実且つ迅速に再生可能となる。
また 、 本発明によれば、 光ディ スクが 1 周する間にスポッ 卜光 が ―度でも第 2 の領域を通過した場合、 ス ポ ッ ト光を光ディ スク 半径方向に所定距離だけ移動 させて再度の観;則を行 う こ と によ り 第 1 の領域 (例えばデータ記録領域) と第 2 の領域 (例えば 未記録領域) の境界位置を高精度に検出でき、 また、 光ディ スク が偏心 している と き にはそ の偏芯量に応 じた境界領域を第 1 の 領域 (丁ータ記録領域) から分離できる。 産業上の利用の可能性
本発明は、 D V D — R Wや D V D — R等の各種規格のディ スクの 再生処理に適用するこ とができる。