JP2003030865A - 記録再生装置及びディスク記録再生方法 - Google Patents
記録再生装置及びディスク記録再生方法Info
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- JP2003030865A JP2003030865A JP2001214485A JP2001214485A JP2003030865A JP 2003030865 A JP2003030865 A JP 2003030865A JP 2001214485 A JP2001214485 A JP 2001214485A JP 2001214485 A JP2001214485 A JP 2001214485A JP 2003030865 A JP2003030865 A JP 2003030865A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録再生装置の構造の複雑化を招来すること
なく、記録再生装置に光ディスクの装填した後の初期動
作を短縮する。 【解決手段】 光ディスクを1回転させるうちにトラッ
キングエラー信号がどのように検出されるかにより、光
学ピックアップ装置の位置を判別し(ステップst
5)、この判別結果に応じて光学ピックアップ装置を移
動操作して、非トラック領域に記録された識別情報を示
す信号を読取る(ステップst7)。
なく、記録再生装置に光ディスクの装填した後の初期動
作を短縮する。 【解決手段】 光ディスクを1回転させるうちにトラッ
キングエラー信号がどのように検出されるかにより、光
学ピックアップ装置の位置を判別し(ステップst
5)、この判別結果に応じて光学ピックアップ装置を移
動操作して、非トラック領域に記録された識別情報を示
す信号を読取る(ステップst7)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクの如き
記録媒体を用いて情報信号の記録再生を行う記録再生装
置及びディスク記録再生方法に関する。
記録媒体を用いて情報信号の記録再生を行う記録再生装
置及びディスク記録再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学記録媒体として光ディスク
(光磁気ディスクを含む。以下において同じ。)が提案
され、この光ディスクに対して情報信号の記録再生を行
う記録再生装置を用いるディスク記録再生方法が提案さ
れている。
(光磁気ディスクを含む。以下において同じ。)が提案
され、この光ディスクに対して情報信号の記録再生を行
う記録再生装置を用いるディスク記録再生方法が提案さ
れている。
【0003】このような光ディスクにおいては、図7に
示すように、信号記録領域102の最内周部分103
に、ディスクごとのスペック等を示したデータがさまざ
まな形態で記録されている。記録再生装置は、光ディス
クが装填されると、必ず最初に、最内周部分103に記
録された情報を読む。
示すように、信号記録領域102の最内周部分103
に、ディスクごとのスペック等を示したデータがさまざ
まな形態で記録されている。記録再生装置は、光ディス
クが装填されると、必ず最初に、最内周部分103に記
録された情報を読む。
【0004】このような動作を実現するため、従来、図
8に示すように、最内周部分103に対して、最初にア
クセスを行っていた。すなわち、ステップst101で
光ディスクが装填されると、ステップst102より調
整プロセスを開始し、まず、光ディスクに対して光束を
照射してこの光ディスクより情報信号を読出す光学ピッ
クアップ装置を、光ディスクの最内周部分に移動させ
る。次に、ステップst103において、規定の回転速
度で光ディスクを回転操作し、ステップst104で光
源となる半導体レーザを点灯させるとともに、ステップ
st105でフォーカスサーボを実行させる。このフォ
ーカスサーボは、光ディスクに照射される光束の集光点
を光ディスクの信号記録面上に位置させる動作である。
そして、ステップst106では、信号記録領域102
の最内周部分103に記録されたデータ、例えば、「ユ
ニークID」を読取る。
8に示すように、最内周部分103に対して、最初にア
クセスを行っていた。すなわち、ステップst101で
光ディスクが装填されると、ステップst102より調
整プロセスを開始し、まず、光ディスクに対して光束を
照射してこの光ディスクより情報信号を読出す光学ピッ
クアップ装置を、光ディスクの最内周部分に移動させ
る。次に、ステップst103において、規定の回転速
度で光ディスクを回転操作し、ステップst104で光
源となる半導体レーザを点灯させるとともに、ステップ
st105でフォーカスサーボを実行させる。このフォ
ーカスサーボは、光ディスクに照射される光束の集光点
を光ディスクの信号記録面上に位置させる動作である。
そして、ステップst106では、信号記録領域102
の最内周部分103に記録されたデータ、例えば、「ユ
ニークID」を読取る。
【0005】このような記録再生装置において、光学ピ
ックアップ装置を光ディスクの最内周部分に到達させる
には、光ディスクの最内周部分において、リミットスイ
ッチを用いて光学ピックアップ装置の存在を検出する方
法や、または、光学ピックアップ装置を移動操作するた
めのスレッドモータを十分な時間に亘って駆動させ、光
学ピックアップ装置を内周側の部材に突き当てることに
よって行っている。
ックアップ装置を光ディスクの最内周部分に到達させる
には、光ディスクの最内周部分において、リミットスイ
ッチを用いて光学ピックアップ装置の存在を検出する方
法や、または、光学ピックアップ装置を移動操作するた
めのスレッドモータを十分な時間に亘って駆動させ、光
学ピックアップ装置を内周側の部材に突き当てることに
よって行っている。
【0006】また、光ディスクの最内周部分に記録され
ているデータとしては、以下の2種類に分ける事ができ
る。
ているデータとしては、以下の2種類に分ける事ができ
る。
【0007】一つは、光ディスクを成型するためのスタ
ンパーごとに、ピット列によって形成されるデータで、
同じスタンパーについては共通する特性等が示されてい
るものである。これは、「PEP(pre embossed pi
t)」と呼ばれたり、「MD(Mini Disc)」(登録商
標)では、「TOC」と呼ばれているものである。した
がって、この形態で記録されている情報は、光ディスク
の一枚ごとに固有な情報ではない。しかも、このような
情報は、光ディスクの製造前に確定していなければなら
ない情報なので、それほど多くの情報量ではなく、光デ
ィスクの装填のたびに読取ったとしても、その読取り時
間が操作性に影響するようなことはない。
ンパーごとに、ピット列によって形成されるデータで、
同じスタンパーについては共通する特性等が示されてい
るものである。これは、「PEP(pre embossed pi
t)」と呼ばれたり、「MD(Mini Disc)」(登録商
標)では、「TOC」と呼ばれているものである。した
がって、この形態で記録されている情報は、光ディスク
の一枚ごとに固有な情報ではない。しかも、このような
情報は、光ディスクの製造前に確定していなければなら
ない情報なので、それほど多くの情報量ではなく、光デ
ィスクの装填のたびに読取ったとしても、その読取り時
間が操作性に影響するようなことはない。
【0008】もう一つは、例えば「ユニークID」と呼
ばれているもので、光ディスクの一枚ごとに固有の番号
などの情報を、紫外線照射等の手段によって、予定され
たエリアをカッティングすることによって記録したもの
である。この情報は、光ディスクの一枚ごとに固有の情
報なので、光ディスクの装填のたびに必ず読取らなけれ
ばならない。
ばれているもので、光ディスクの一枚ごとに固有の番号
などの情報を、紫外線照射等の手段によって、予定され
たエリアをカッティングすることによって記録したもの
である。この情報は、光ディスクの一枚ごとに固有の情
報なので、光ディスクの装填のたびに必ず読取らなけれ
ばならない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な記録再生装置において、光ディスクの装填のたびに光
学ピックアップ装置を光ディスクの最内周部分に移動さ
せているが、リミットスイッチを用いて光学ピックアッ
プ装置の最内周部分における存在を検出する方法を採っ
た場合、リミットスイッチの精度や経時変化、コストが
問題になる。
な記録再生装置において、光ディスクの装填のたびに光
学ピックアップ装置を光ディスクの最内周部分に移動さ
せているが、リミットスイッチを用いて光学ピックアッ
プ装置の最内周部分における存在を検出する方法を採っ
た場合、リミットスイッチの精度や経時変化、コストが
問題になる。
【0010】また、光学ピックアップ装置を最内周部分
の部材に突き当てることとした場合、光学ピックアップ
装置及びこの光学ピックアップ装置が突き当たる部材に
ついて十分な機械的強度が必要となる。また、この場合
には、光学ピックアップ装置が内周側の部材に突き当た
るまでの時間を予測しにくいため、十分な時間に亘って
光学ピックアップ装置を移動操作して突き当てておく必
要があり、光ディスクの装填完了までにかかる時間が長
くなるという問題がある。したがって、この場合には、
光ディスクの装填した後の初期動作にそれだけ長い時間
を要することになる。
の部材に突き当てることとした場合、光学ピックアップ
装置及びこの光学ピックアップ装置が突き当たる部材に
ついて十分な機械的強度が必要となる。また、この場合
には、光学ピックアップ装置が内周側の部材に突き当た
るまでの時間を予測しにくいため、十分な時間に亘って
光学ピックアップ装置を移動操作して突き当てておく必
要があり、光ディスクの装填完了までにかかる時間が長
くなるという問題がある。したがって、この場合には、
光ディスクの装填した後の初期動作にそれだけ長い時間
を要することになる。
【0011】さらに、光ディスクごとに、フォーカスサ
ーボ及びトラッキングサーボについてのサーボゲインや
オフセット量を検出しなければならない場合などは、光
ディスクの装填した後の初期動作に、より長い時間を要
することとなってしまう。
ーボ及びトラッキングサーボについてのサーボゲインや
オフセット量を検出しなければならない場合などは、光
ディスクの装填した後の初期動作に、より長い時間を要
することとなってしまう。
【0012】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、記録再生装置の構造の複雑化等
を招来することなく、記録再生装置に光ディスクの装填
した後の初期動作に要する時間を短縮することができる
記録再生装置及びディスク記録再生方法を提供しようと
するものである。
案されるものであって、記録再生装置の構造の複雑化等
を招来することなく、記録再生装置に光ディスクの装填
した後の初期動作に要する時間を短縮することができる
記録再生装置及びディスク記録再生方法を提供しようと
するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明に係る記録再生装置は、記録媒体の記録領域
に情報を記録するためのおよび/または記録媒体の記録
領域から情報を再生するための光源とこの光源からの光
を記録媒体に合焦させるための対物レンズと対物レンズ
を記録媒体に対し実質的に水平方向および垂直方向の2
方向に移動する2軸機構とを含む光学ピックアップ装置
と、この光学ピックアップ装置を記録媒体に対し実質的
に水平方向に移動する移動手段と、光学ピックアップ装
置および移動手段の中の少なくとも光学ピックアップ装
置を用いて目標の記録領域にフォーカスサーボ及びトラ
ッキングサーボを行う制御手段とを備え、この制御手段
は、記録媒体の記録領域が記録トラックを有するトラッ
ク領域と記録トラックを有しない非トラック領域を有し
ている場合には、トラッキングエラー信号が得られるよ
うにフォーカスサーボを行って、得られたトラッキング
エラー信号に基づいて前記光を非トラック領域に移動さ
せることをさらに行うことを特徴とするものである。
め、本発明に係る記録再生装置は、記録媒体の記録領域
に情報を記録するためのおよび/または記録媒体の記録
領域から情報を再生するための光源とこの光源からの光
を記録媒体に合焦させるための対物レンズと対物レンズ
を記録媒体に対し実質的に水平方向および垂直方向の2
方向に移動する2軸機構とを含む光学ピックアップ装置
と、この光学ピックアップ装置を記録媒体に対し実質的
に水平方向に移動する移動手段と、光学ピックアップ装
置および移動手段の中の少なくとも光学ピックアップ装
置を用いて目標の記録領域にフォーカスサーボ及びトラ
ッキングサーボを行う制御手段とを備え、この制御手段
は、記録媒体の記録領域が記録トラックを有するトラッ
ク領域と記録トラックを有しない非トラック領域を有し
ている場合には、トラッキングエラー信号が得られるよ
うにフォーカスサーボを行って、得られたトラッキング
エラー信号に基づいて前記光を非トラック領域に移動さ
せることをさらに行うことを特徴とするものである。
【0014】また、本発明に係るディスク記録再生方法
は、信号記録領域のうちに非トラック領域を有する光デ
ィスクを回転操作しこの光ディスクに対して光を照射す
る光学ピックアップ装置を用いてこの光ディスクに対す
る情報信号の読み出しを行うにあたって、光学ピックア
ップ装置を用いてトラッキングエラー信号が得られるよ
うにフォーカスサーボを行ってトラッキングエラー信号
を検出し、光ディスクが1回転する間に亘ってトラッキ
ングエラー信号が検出された場合には、記録媒体に記録
されている記録トラックの位置情報を読み取り、読み取
った記録トラックの位置情報に基づいて光を非トラック
領域に移動させ、光ディスクが1回転する間にトラッキ
ングエラー信号が検出された場合には、トラッキングエ
ラー信号が検出される期間における光が記録トラックを
横切る数を計数し、この計数結果に基づいて光の記録媒
体上の位置を判別して、この判別結果に基づいて光を非
トラック領域に移動させることを特徴とするものであ
る。
は、信号記録領域のうちに非トラック領域を有する光デ
ィスクを回転操作しこの光ディスクに対して光を照射す
る光学ピックアップ装置を用いてこの光ディスクに対す
る情報信号の読み出しを行うにあたって、光学ピックア
ップ装置を用いてトラッキングエラー信号が得られるよ
うにフォーカスサーボを行ってトラッキングエラー信号
を検出し、光ディスクが1回転する間に亘ってトラッキ
ングエラー信号が検出された場合には、記録媒体に記録
されている記録トラックの位置情報を読み取り、読み取
った記録トラックの位置情報に基づいて光を非トラック
領域に移動させ、光ディスクが1回転する間にトラッキ
ングエラー信号が検出された場合には、トラッキングエ
ラー信号が検出される期間における光が記録トラックを
横切る数を計数し、この計数結果に基づいて光の記録媒
体上の位置を判別して、この判別結果に基づいて光を非
トラック領域に移動させることを特徴とするものであ
る。
【0015】さらに、本発明に係るディスク記録再生方
法は、信号記録領域のうちの内周側領域にディスクごと
に固有の識別情報を示す信号が径方向に同一の信号が配
列されて記録された非トラック領域を有する光ディスク
を回転操作しこの光ディスクに対して光束を照射する光
学ピックアップ装置を用いてこの光ディスクに対する情
報信号の書込みまたは読出しを行うにあたって、光学ピ
ックアップ装置を制御することにより光ディスクに照射
される光束の集光点を光ディスクの信号記録面上に位置
させるフォーカスサーボを実行した状態で光学ピックア
ップ装置により光ディスクに照射される光束の集光点と
信号記録面の記録トラックとの距離に対応するトラッキ
ングエラー信号の検出を行い、光ディスクが1回転する
うちの全周に亘ってトラッキングエラー信号が検出され
た場合には、この光ディスクに照射される光束の集光点
を記録トラック上とするトラッキングサーボを実行し記
録トラックに記録された信号を読取りこの信号に基づい
て光束の集光点の光ディスク上における位置を判別しこ
の判別結果に基づいて光束の集光点を非トラック領域に
移動させ、光ディスクが1回転するうちの一部において
トラッキングエラー信号が検出された場合には、トラッ
キングエラー信号が検出される期間においてこの光ディ
スクに照射される光束の集光点が記録トラックを横切る
回数を計数しこの計数結果に基づいて光束の集光点の光
ディスク上における位置を判別しこの判別結果に基づい
て光束の集光点を非トラック領域に移動させ、光ディス
クが1回転するうちの全周に亘ってトラッキングエラー
信号が検出されなかった場合には、この光ディスクに照
射される光束の集光点が非トラック領域にあると判別
し、光ディスクに照射される光束の集光点が非トラック
領域にあるときに、この非トラック領域に記録された識
別情報を示す信号を読取ることを特徴とするものであ
る。
法は、信号記録領域のうちの内周側領域にディスクごと
に固有の識別情報を示す信号が径方向に同一の信号が配
列されて記録された非トラック領域を有する光ディスク
を回転操作しこの光ディスクに対して光束を照射する光
学ピックアップ装置を用いてこの光ディスクに対する情
報信号の書込みまたは読出しを行うにあたって、光学ピ
ックアップ装置を制御することにより光ディスクに照射
される光束の集光点を光ディスクの信号記録面上に位置
させるフォーカスサーボを実行した状態で光学ピックア
ップ装置により光ディスクに照射される光束の集光点と
信号記録面の記録トラックとの距離に対応するトラッキ
ングエラー信号の検出を行い、光ディスクが1回転する
うちの全周に亘ってトラッキングエラー信号が検出され
た場合には、この光ディスクに照射される光束の集光点
を記録トラック上とするトラッキングサーボを実行し記
録トラックに記録された信号を読取りこの信号に基づい
て光束の集光点の光ディスク上における位置を判別しこ
の判別結果に基づいて光束の集光点を非トラック領域に
移動させ、光ディスクが1回転するうちの一部において
トラッキングエラー信号が検出された場合には、トラッ
キングエラー信号が検出される期間においてこの光ディ
スクに照射される光束の集光点が記録トラックを横切る
回数を計数しこの計数結果に基づいて光束の集光点の光
ディスク上における位置を判別しこの判別結果に基づい
て光束の集光点を非トラック領域に移動させ、光ディス
クが1回転するうちの全周に亘ってトラッキングエラー
信号が検出されなかった場合には、この光ディスクに照
射される光束の集光点が非トラック領域にあると判別
し、光ディスクに照射される光束の集光点が非トラック
領域にあるときに、この非トラック領域に記録された識
別情報を示す信号を読取ることを特徴とするものであ
る。
【0016】また、本発明に係るディスク記録再生方法
は、信号記録領域のうちの内周側領域にディスクごとに
固有の識別情報を示す信号が径方向に同一の信号が配列
されて記録された非トラック領域を有する光ディスクを
回転操作しこの光ディスクに対して光束を照射する光学
ピックアップ装置を用いてこの光ディスクに対する情報
信号の書込みまたは読出しを行うにあたって、識別情報
を読取った後この識別情報に対応された調整値情報がメ
モリに記憶されているかを照合し、識別情報に対応され
た調整値情報がメモリに記憶されていた場合には、メモ
リより調整値情報を読出して光ディスクについての調整
値情報として用いることとし、識別情報に対応された調
整値情報がメモリに記憶されていなかった場合には、光
ディスクについての調整値を求め該識別情報と調整値情
報とを対応付けてメモリに記憶させることを特徴とする
ものである。
は、信号記録領域のうちの内周側領域にディスクごとに
固有の識別情報を示す信号が径方向に同一の信号が配列
されて記録された非トラック領域を有する光ディスクを
回転操作しこの光ディスクに対して光束を照射する光学
ピックアップ装置を用いてこの光ディスクに対する情報
信号の書込みまたは読出しを行うにあたって、識別情報
を読取った後この識別情報に対応された調整値情報がメ
モリに記憶されているかを照合し、識別情報に対応され
た調整値情報がメモリに記憶されていた場合には、メモ
リより調整値情報を読出して光ディスクについての調整
値情報として用いることとし、識別情報に対応された調
整値情報がメモリに記憶されていなかった場合には、光
ディスクについての調整値を求め該識別情報と調整値情
報とを対応付けてメモリに記憶させることを特徴とする
ものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
を参照しながら説明する。
【0018】本発明に係るディスク記録再生方法は、記
録再生装置の動作として実行される。この記録再生装置
は、図1に示すように、光ディスクを回転操作する回転
操作手段となるスピンドルモータ1と、光学ピックアッ
プ装置2とを備えている。この光学ピックアップ装置2
は、スピンドルモータ1により支持されて回転操作され
る光ディスク101に対し二軸アクチュエータ3により
支持した対物レンズ4を介して光束を照射することによ
り、この光ディスク101に情報信号の書込みまたは読
出しを行う。
録再生装置の動作として実行される。この記録再生装置
は、図1に示すように、光ディスクを回転操作する回転
操作手段となるスピンドルモータ1と、光学ピックアッ
プ装置2とを備えている。この光学ピックアップ装置2
は、スピンドルモータ1により支持されて回転操作され
る光ディスク101に対し二軸アクチュエータ3により
支持した対物レンズ4を介して光束を照射することによ
り、この光ディスク101に情報信号の書込みまたは読
出しを行う。
【0019】また、この記録再生装置は、二軸アクチュ
エータ3を制御することにより、光学ピックアップ装置
により光ディスクに照射される光束の集光点を光ディス
クの信号記録面の記録トラック上に位置させるフォーカ
スサーボ及びトラッキングサーボを行うサーボ手段とし
て、サーボコントローラ5を備えている。このサーボコ
ントローラ5は、A/Dコンバータ、DSP、PWMを
有して構成され、ドライバ6を介して、二軸アクチュエ
ータ3のトラッキングコイル及びフォーカスコイルへの
供給電流を制御する。また、このサーボコントローラ5
は、光学ピックアップ装置2を光ディスク101の径方
向に移動操作するスレッドモータ7及びスピンドルモー
タ1を駆動するモータドライバ8を制御する。
エータ3を制御することにより、光学ピックアップ装置
により光ディスクに照射される光束の集光点を光ディス
クの信号記録面の記録トラック上に位置させるフォーカ
スサーボ及びトラッキングサーボを行うサーボ手段とし
て、サーボコントローラ5を備えている。このサーボコ
ントローラ5は、A/Dコンバータ、DSP、PWMを
有して構成され、ドライバ6を介して、二軸アクチュエ
ータ3のトラッキングコイル及びフォーカスコイルへの
供給電流を制御する。また、このサーボコントローラ5
は、光学ピックアップ装置2を光ディスク101の径方
向に移動操作するスレッドモータ7及びスピンドルモー
タ1を駆動するモータドライバ8を制御する。
【0020】光学ピックアップ装置2における光検出器
(PDIC)8の出力は、アナログIC9を経て、サー
ボコントローラ5のA/Dコンバータに供給されて、サ
ーボループを構成している。
(PDIC)8の出力は、アナログIC9を経て、サー
ボコントローラ5のA/Dコンバータに供給されて、サ
ーボループを構成している。
【0021】また、この記録再生装置は、サーボコント
ローラ5を制御する制御手段として、制御回路(CP
U)11を備えている。この制御回路11には、メモリ
(フラッシュメモリ)12が接続されている。
ローラ5を制御する制御手段として、制御回路(CP
U)11を備えている。この制御回路11には、メモリ
(フラッシュメモリ)12が接続されている。
【0022】サーボコントローラ5においては、フォー
カスサーボを実行し、トラッキングサーボを実行してい
ないときに、光学ピックアップ装置2により光ディスク
101に照射される光束の集光点と光ディスクの記録ト
ラックとの距離に対応するトラッキングエラー信号TE
が得られる。
カスサーボを実行し、トラッキングサーボを実行してい
ないときに、光学ピックアップ装置2により光ディスク
101に照射される光束の集光点と光ディスクの記録ト
ラックとの距離に対応するトラッキングエラー信号TE
が得られる。
【0023】本発明において用いるディスクは、図7に
示すように、信号記録領域102の最内周部分103に
非トラック領域(以下、「ノントラッキングエリア」と
いう。)があり、それより外側の信号記録領域は、トラ
ック領域(以下、「トラッキングエリア」という。)と
なっている。
示すように、信号記録領域102の最内周部分103に
非トラック領域(以下、「ノントラッキングエリア」と
いう。)があり、それより外側の信号記録領域は、トラ
ック領域(以下、「トラッキングエリア」という。)と
なっている。
【0024】トラッキングエリアは、光ディスクのユー
ザによる記録再生が可能なエリアであり、ノントラッキ
ングエリアには、光ディスクのラジアル方向(径方向)
に同一の情報が配列されてカッティングされた一枚一枚
の光ディスクに固有の識別情報104が変調されて記録
されている。
ザによる記録再生が可能なエリアであり、ノントラッキ
ングエリアには、光ディスクのラジアル方向(径方向)
に同一の情報が配列されてカッティングされた一枚一枚
の光ディスクに固有の識別情報104が変調されて記録
されている。
【0025】このような光ディスクの一枚ごとに異なる
識別情報としては、例えば、「ユニークID」と呼ばれ
る情報がある。このユニークIDは、光ディスクを記録
再生装置に装填するたびに、必ず読まれるようになって
いる。このユニークIDは、トラッキングサーボを作動
させずに、光学ピックアップ装置2の受光部であるPD
IC9からのRF信号をアナログIC10で取り込み、
これをデジタイズした値として制御回路(CPU)11
に取り込み、制御回路(CPU)11にて復調すること
によって求められる。
識別情報としては、例えば、「ユニークID」と呼ばれ
る情報がある。このユニークIDは、光ディスクを記録
再生装置に装填するたびに、必ず読まれるようになって
いる。このユニークIDは、トラッキングサーボを作動
させずに、光学ピックアップ装置2の受光部であるPD
IC9からのRF信号をアナログIC10で取り込み、
これをデジタイズした値として制御回路(CPU)11
に取り込み、制御回路(CPU)11にて復調すること
によって求められる。
【0026】トラッキングエリアには、螺旋状に記録ト
ラックが形成されている。光学ピックアップ装置が光デ
ィスク101に対して照射する光束の集光点がトラッキ
ングエリア内にあるときには、フォーカスサーボを作動
させトラッキングサーボを作動させない状態において、
トラッキングエラー信号TEは、図2に示すように、光
ディスク101の偏心により、集光点が記録トラックを
横切るたびに上下に変動する周期信号となる。
ラックが形成されている。光学ピックアップ装置が光デ
ィスク101に対して照射する光束の集光点がトラッキ
ングエリア内にあるときには、フォーカスサーボを作動
させトラッキングサーボを作動させない状態において、
トラッキングエラー信号TEは、図2に示すように、光
ディスク101の偏心により、集光点が記録トラックを
横切るたびに上下に変動する周期信号となる。
【0027】また、ノントラッキングエリアには、記録
トラックが形成されていない。光学ピックアップ装置が
光ディスク101に対して照射する光束の集光点がノン
トラッキングエリア内にあるときには、フォーカスサー
ボを作動させトラッキングサーボを作動させない状態に
おいて、トラッキングエラー信号TEは、図3に示すよ
うに、光ディスク101に偏心があっても、変動しない
信号となる。
トラックが形成されていない。光学ピックアップ装置が
光ディスク101に対して照射する光束の集光点がノン
トラッキングエリア内にあるときには、フォーカスサー
ボを作動させトラッキングサーボを作動させない状態に
おいて、トラッキングエラー信号TEは、図3に示すよ
うに、光ディスク101に偏心があっても、変動しない
信号となる。
【0028】さらに、光学ピックアップ装置が光ディス
ク101に対して照射する光束の集光点がトラッキング
エリアとノントラッキングエリアとの境界線近傍にある
ときには、フォーカスサーボを作動させトラッキングサ
ーボを作動させない状態において、トラッキングエラー
信号TEは、図4に示すように、光ディスク101の偏
心により、集光点がトラッキングエリア内に入りこの集
光点が記録トラックを横切るたびに上下に変動する周期
信号となる期間と、集光点がノントラッキングエリア内
に入り変動しない信号となる期間との繰返しとなる。
ク101に対して照射する光束の集光点がトラッキング
エリアとノントラッキングエリアとの境界線近傍にある
ときには、フォーカスサーボを作動させトラッキングサ
ーボを作動させない状態において、トラッキングエラー
信号TEは、図4に示すように、光ディスク101の偏
心により、集光点がトラッキングエリア内に入りこの集
光点が記録トラックを横切るたびに上下に変動する周期
信号となる期間と、集光点がノントラッキングエリア内
に入り変動しない信号となる期間との繰返しとなる。
【0029】そして、本発明に係るディスク記録再生方
法においては、図5のフローチャートに示すように、上
述ようなトラッキングエラー信号TEの状態を判別する
ことにより、光学ピックアップ装置2の光ディスク10
1に対する位置を検出するものである。
法においては、図5のフローチャートに示すように、上
述ようなトラッキングエラー信号TEの状態を判別する
ことにより、光学ピックアップ装置2の光ディスク10
1に対する位置を検出するものである。
【0030】すなわち、ステップst1において、光デ
ィスクが記録再生装置に装填されたならば、ステップs
t2で、一定速度で光ディスクを回転操作し、ステップ
st3では、光学ピックアップ装置の光源となる半導体
レーザを点灯させ、さらに、ステップst4で、フォー
カスサーボを作動させる。
ィスクが記録再生装置に装填されたならば、ステップs
t2で、一定速度で光ディスクを回転操作し、ステップ
st3では、光学ピックアップ装置の光源となる半導体
レーザを点灯させ、さらに、ステップst4で、フォー
カスサーボを作動させる。
【0031】次のステップst5では、トラッキングエ
ラー信号TEを検出し、このトラッキングエラー信号T
Eの状態を判別する。すなわち、トラッキングエラー信
号TEのレベルを光ディスク101が1回転する間につ
いて取込み、図2に示す光ディスクが1回転するうちの
全周に亘ってトラッキングエラー信号が検出される状態
であるか、または、図3に示す光ディスクが1回転する
うちの全周に亘ってトラッキングエラー信号が検出され
ない状態であるか、あるいは、図4に示す光ディスクが
1回転するうちの一部においてトラッキングエラー信号
が検出される状態であるかを判別する。
ラー信号TEを検出し、このトラッキングエラー信号T
Eの状態を判別する。すなわち、トラッキングエラー信
号TEのレベルを光ディスク101が1回転する間につ
いて取込み、図2に示す光ディスクが1回転するうちの
全周に亘ってトラッキングエラー信号が検出される状態
であるか、または、図3に示す光ディスクが1回転する
うちの全周に亘ってトラッキングエラー信号が検出され
ない状態であるか、あるいは、図4に示す光ディスクが
1回転するうちの一部においてトラッキングエラー信号
が検出される状態であるかを判別する。
【0032】ステップst5において、光ディスクが1
回転するうちの全周に亘ってトラッキングエラー信号が
検出される状態であれば、ステップst8に進み、ステ
ップst9において、この光ディスクに照射される光束
の集光点を上記記録トラック上とするトラッキングサー
ボを実行する。さらに、ステップst10に進み、スピ
ンドルサーボ(CLVサーボ)も実行する。そして、ス
テップst11において、記録トラックに記録された信
号を読取り、この信号に基づいて光束の集光点の光ディ
スク上における位置(アドレス)を判別し、この判別結
果に基づいて、ステップst12において、移動ステッ
プ数を計算して、ステップst13において、光束の集
光点をノントラッキングエリアに移動させる。そして、
ステップst14において、光ディスクの回転速度を規
定回転数とし、トラッキングサーボを停止させて、ステ
ップst7に進む。
回転するうちの全周に亘ってトラッキングエラー信号が
検出される状態であれば、ステップst8に進み、ステ
ップst9において、この光ディスクに照射される光束
の集光点を上記記録トラック上とするトラッキングサー
ボを実行する。さらに、ステップst10に進み、スピ
ンドルサーボ(CLVサーボ)も実行する。そして、ス
テップst11において、記録トラックに記録された信
号を読取り、この信号に基づいて光束の集光点の光ディ
スク上における位置(アドレス)を判別し、この判別結
果に基づいて、ステップst12において、移動ステッ
プ数を計算して、ステップst13において、光束の集
光点をノントラッキングエリアに移動させる。そして、
ステップst14において、光ディスクの回転速度を規
定回転数とし、トラッキングサーボを停止させて、ステ
ップst7に進む。
【0033】ステップst5において、光ディスクが1
回転するうちの全周に亘ってトラッキングエラー信号が
検出されない状態であれば、ステップst6に進み、こ
の光ディスクに照射される光束の集光点がノントラッキ
ングエリアにあると判別し、ステップst7に進む。
回転するうちの全周に亘ってトラッキングエラー信号が
検出されない状態であれば、ステップst6に進み、こ
の光ディスクに照射される光束の集光点がノントラッキ
ングエリアにあると判別し、ステップst7に進む。
【0034】ステップst5において、光ディスクが1
回転するうちの一部においてトラッキングエラー信号が
検出される状態であれば、ステップst15に進み、ス
テップst16で、トラッキングエラー信号が検出され
る期間においてこの光ディスクに照射される光束の集光
点が記録トラックを横切る回数を計数する。ステップs
t17では、ステップst16での計数結果に基づい
て、光束の集光点の光ディスク上における位置を判別す
る。すなわち、光束の集光点がトラッキングエリアに入
っている間に横切る記録トラックの数は、トラッキング
エラー信号TEの波数の半分に相当する。そこで、トラ
ッキングエラー信号TEをデジタイズした波形d(T
E)の波数を数え、その半分にトラックピッチを掛けた
距離分が、ノントラッキングエリアまでの距離である。
回転するうちの一部においてトラッキングエラー信号が
検出される状態であれば、ステップst15に進み、ス
テップst16で、トラッキングエラー信号が検出され
る期間においてこの光ディスクに照射される光束の集光
点が記録トラックを横切る回数を計数する。ステップs
t17では、ステップst16での計数結果に基づい
て、光束の集光点の光ディスク上における位置を判別す
る。すなわち、光束の集光点がトラッキングエリアに入
っている間に横切る記録トラックの数は、トラッキング
エラー信号TEの波数の半分に相当する。そこで、トラ
ッキングエラー信号TEをデジタイズした波形d(T
E)の波数を数え、その半分にトラックピッチを掛けた
距離分が、ノントラッキングエリアまでの距離である。
【0035】〔スレッドモータの移動ステップ数〕=
〔d(TE)の波数/2〕×〔トラックピッチ〕×〔1
/1ステップの移動距離〕 この判別結果に基づいて、スレッドモータを駆動して光
束の集光点をノントラッキングエリアに移動させ、ノン
トラッキングエリアのみのデータを読める状態とし、ス
テップst7に進む。
〔d(TE)の波数/2〕×〔トラックピッチ〕×〔1
/1ステップの移動距離〕 この判別結果に基づいて、スレッドモータを駆動して光
束の集光点をノントラッキングエリアに移動させ、ノン
トラッキングエリアのみのデータを読める状態とし、ス
テップst7に進む。
【0036】ステップst7では、ノントラッキングエ
リアのユニークIDなどの情報を読取る。
リアのユニークIDなどの情報を読取る。
【0037】次に、このディスク記録再生方法において
は、図6のフローチャートに示すように、読取ったユニ
ークIDに基づいて、ステップst18において、メモ
リ12の中を検索し、同じユニークIDに対応する調整
値情報が記憶されているか否かの照合を行う。
は、図6のフローチャートに示すように、読取ったユニ
ークIDに基づいて、ステップst18において、メモ
リ12の中を検索し、同じユニークIDに対応する調整
値情報が記憶されているか否かの照合を行う。
【0038】調整値情報は、例えば、サーボゲイン、デ
ィスクに情報を記録する際における最適なレーザパワー
である最適記録レーザパワー、ディスクから情報を再生
する際における最適なレーザパワーである最適再生レー
ザバワー、ディスクの情報を消去する際における最適な
レーザパワーである最適消去レーザパワー、および、デ
ィスクの反射率などのディスクに情報を記録または再生
する際にディスクごとに調整の必要のあるディスクに固
有な値に関する情報である。ディスク記録再生装置は、
ディスクに情報を記録または再生する際に、ディスクの
種類や製造バラツキなどのために、これらをディスクご
とに調整する初期設定を行う必要が通常ある。
ィスクに情報を記録する際における最適なレーザパワー
である最適記録レーザパワー、ディスクから情報を再生
する際における最適なレーザパワーである最適再生レー
ザバワー、ディスクの情報を消去する際における最適な
レーザパワーである最適消去レーザパワー、および、デ
ィスクの反射率などのディスクに情報を記録または再生
する際にディスクごとに調整の必要のあるディスクに固
有な値に関する情報である。ディスク記録再生装置は、
ディスクに情報を記録または再生する際に、ディスクの
種類や製造バラツキなどのために、これらをディスクご
とに調整する初期設定を行う必要が通常ある。
【0039】ステップst18において、一致するユニ
ークIDがメモリ12に存在した場合には、ステップs
t19に進み、このユニークIDに対応付けられた調整
値情報を読取り、ステップst20において、メモリか
ら読出された調整値情報をその光ディスクの調整値とす
る。この場合には、調整手順を省いて、ステップst2
1にて、その後の通常動作に移行する。
ークIDがメモリ12に存在した場合には、ステップs
t19に進み、このユニークIDに対応付けられた調整
値情報を読取り、ステップst20において、メモリか
ら読出された調整値情報をその光ディスクの調整値とす
る。この場合には、調整手順を省いて、ステップst2
1にて、その後の通常動作に移行する。
【0040】一方、ステップst18において、一致す
るユニークIDがメモリ12に存在しなかった場合に
は、ステップst22に進み、調整を行って、フォーカ
スサーボ及びトラッキングサーボについてのサーボゲイ
ンやオフセット量を検出する。この調整が終了したら、
ステップst23に進み、調整値情報をユニークIDに
対応付けてメモリ12に記憶させ、ステップst21に
て、その後の通常動作に移行する。
るユニークIDがメモリ12に存在しなかった場合に
は、ステップst22に進み、調整を行って、フォーカ
スサーボ及びトラッキングサーボについてのサーボゲイ
ンやオフセット量を検出する。この調整が終了したら、
ステップst23に進み、調整値情報をユニークIDに
対応付けてメモリ12に記憶させ、ステップst21に
て、その後の通常動作に移行する。
【0041】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る記録再生装
置及びディスク記録再生方法においては、光ディスクを
1回転させるうちにトラッキングエラー信号がどのよう
に検出されるかにより、光学ピックアップ装置の位置を
判別し、この判別結果に応じて光学ピックアップ装置を
移動操作して、非トラック領域に記録された識別情報を
示す信号を読取る。
置及びディスク記録再生方法においては、光ディスクを
1回転させるうちにトラッキングエラー信号がどのよう
に検出されるかにより、光学ピックアップ装置の位置を
判別し、この判別結果に応じて光学ピックアップ装置を
移動操作して、非トラック領域に記録された識別情報を
示す信号を読取る。
【0042】したがって、このディスク記録再生方法に
おいては、記録再生装置に対する光ディスクの装填後
に、光学ピックアップ装置の最内周部分の部材への突き
当てを行わないので、起動時間を短縮させることができ
る。また、光学ピックアップ装置が最内周部分に達した
ことを検出するこめのスイッチなどのセンサが不要とな
り、記録再生装置の構成を簡素化することができる。
おいては、記録再生装置に対する光ディスクの装填後
に、光学ピックアップ装置の最内周部分の部材への突き
当てを行わないので、起動時間を短縮させることができ
る。また、光学ピックアップ装置が最内周部分に達した
ことを検出するこめのスイッチなどのセンサが不要とな
り、記録再生装置の構成を簡素化することができる。
【0043】また、本発明に係るディスク記録再生方法
においては、識別情報を読取った後この識別情報に対応
された調整値情報がメモリに記憶されているかを照合
し、識別情報に対応された調整値情報がメモリに記憶さ
れていた場合には、メモリより調整値情報を読出して光
ディスクについての調整値情報として用いることとし、
識別情報に対応された調整値情報がメモリに記憶されて
いなかった場合には、光ディスクについての調整値を求
め該識別情報と調整値情報とを対応付けてメモリに記憶
させる。
においては、識別情報を読取った後この識別情報に対応
された調整値情報がメモリに記憶されているかを照合
し、識別情報に対応された調整値情報がメモリに記憶さ
れていた場合には、メモリより調整値情報を読出して光
ディスクについての調整値情報として用いることとし、
識別情報に対応された調整値情報がメモリに記憶されて
いなかった場合には、光ディスクについての調整値を求
め該識別情報と調整値情報とを対応付けてメモリに記憶
させる。
【0044】そのため、このディスク記録再生方法にお
いては、同じ光ディスクが再度装填されたときに、調整
プロセスが削減され、初期動作に要する時間を短縮する
ことができる。特に、民生用に使用する場合は、同じ光
ディスクを同じ記録再生装置にて複数回記録再生するこ
とが多いので、調整プロセスの削減による効果が大き
い。すなわち、本発明は、記録再生装置の構造の複雑化
等を招来することなく、記録再生装置に光ディスクの装
填した後の初期動作に要する時間を短縮することができ
る記録再生装置及びディスク記録再生方法を提供するこ
とができるものである。
いては、同じ光ディスクが再度装填されたときに、調整
プロセスが削減され、初期動作に要する時間を短縮する
ことができる。特に、民生用に使用する場合は、同じ光
ディスクを同じ記録再生装置にて複数回記録再生するこ
とが多いので、調整プロセスの削減による効果が大き
い。すなわち、本発明は、記録再生装置の構造の複雑化
等を招来することなく、記録再生装置に光ディスクの装
填した後の初期動作に要する時間を短縮することができ
る記録再生装置及びディスク記録再生方法を提供するこ
とができるものである。
【図1】本発明に係るディスク記録再生方法を実行する
本発明に係る記録再生装置の構成を示すブロック図であ
る。
本発明に係る記録再生装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】トラッキングエリアにおいて、光ディスクの偏
心による現れるトラッキングエラー信号を示すグラフで
ある。
心による現れるトラッキングエラー信号を示すグラフで
ある。
【図3】ノントラッキングエリアにおいて、光ディスク
の偏心による現れるトラッキングエラー信号を示すグラ
フである。
の偏心による現れるトラッキングエラー信号を示すグラ
フである。
【図4】トラッキングエリアとノントラッキングエリア
とに跨る場合において、光ディスクの偏心による現れる
トラッキングエラー信号を示すグラフである。
とに跨る場合において、光ディスクの偏心による現れる
トラッキングエラー信号を示すグラフである。
【図5】本発明に係るディスク記録再生方法の手順(光
の装着からユニークIDの読取りまで)を示すフローチ
ャートである。
の装着からユニークIDの読取りまで)を示すフローチ
ャートである。
【図6】上記ディスク記録再生方法の手順(ユニークI
Dの読取り後)を示すフローチャートである。
Dの読取り後)を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係るディスク記録再生方法において使
用される光ディスクの構成を示す平面図である。
用される光ディスクの構成を示す平面図である。
【図8】従来のディスク記録再生方法における手順を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
1 スピンドルモータ、2 光学ピックアップ装置、3
二軸アクチュエータ、4 対物レンズ、5 サーボコ
ントローラ、11 制御回路、101 光ディスク、1
02 信号記録領域、103 最内周部分、TE トラ
ッキングエラー信号
二軸アクチュエータ、4 対物レンズ、5 サーボコ
ントローラ、11 制御回路、101 光ディスク、1
02 信号記録領域、103 最内周部分、TE トラ
ッキングエラー信号
Claims (11)
- 【請求項1】 記録媒体の記録領域に情報を記録するた
めの、および/または、前記記録媒体の記録領域から情
報を再生するための光源と、前記光源からの光を前記記
録媒体に合焦させるための対物レンズと、前記対物レン
ズを前記記録媒体に対し実質的に水平方向および垂直方
向の2方向に移動する2軸機構とを含む光学ピックアッ
プ装置と、 上記光学ピックアップ装置を上記記録媒体に対し実質的
に水平方向に移動する移動手段と、 前記光学ピックアップ装置および前記移動手段の中の少
なくとも前記光学ピックアップ装置を用いて目標の記録
領域にフォーカスサーボ及びトラッキングサーボを行う
制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記記録媒体の記録領域が記録トラッ
クを有するトラック領域と記録トラックを有しない非ト
ラック領域を有している場合には、トラッキングエラー
信号が得られるようにフォーカスサーボを行って、得ら
れたトラッキングエラー信号に基づいて前記光を非トラ
ック領域に移動させることをさらに行うことを特徴とす
る記録再生装置。 - 【請求項2】 前記制御手段の前記光を非トラック領域
に移動させることは、前記記録媒体が1回転する間にト
ラッキングエラー信号が検出された場合には、トラッキ
ングエラー信号が検出される期間における前記光が記録
トラックを横切る数を計数し、該計数結果に基づいて前
記光の前記記録媒体上の位置を判別して、該判別結果に
基づいて、前記光を非トラック領域に移動させることで
行うことを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。 - 【請求項3】 前記非トラック領域には、記録媒体毎に
固有な識別情報が記録されることを特徴とする請求項1
記載の記録再生装置。 - 【請求項4】 前記記録媒体は、ディスク状記録媒体で
あって、前記非トラック領域には、径方向に複数の溝を
刻み該複数の溝の周方向の間隔を変えることで情報を記
録することを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。 - 【請求項5】 前記非トラック領域に記録されている情
報と対応付けて、記録媒体に情報を記録または再生する
際に調整する必要がある記録媒体に固有な調整値に関す
る情報を蓄積する記憶手段をさらに備えることを特徴と
する請求項1記載の記録再生装置。 - 【請求項6】 前記非トラック領域には、記録媒体毎に
固有な識別情報が記録され、 前記制御手段は、記録媒体の非トラック領域に記録され
ている情報を読み取り、該読み取った情報によって前記
記憶手段の蓄積情報を検索して得られた調整値に基づい
て調整することを特徴とする請求項5記載の記録再生装
置。 - 【請求項7】 信号記録領域のうちに非トラック領域を
有する光ディスクを回転操作し、この光ディスクに対し
て光を照射する光学ピックアップ装置を用いてこの光デ
ィスクに対する情報信号の読み出しを行うにあたって、 前記光学ピックアップ装置を用いて、トラッキングエラ
ー信号が得られるようにフォーカスサーボを行ってトラ
ッキングエラー信号を検出し、 前記光ディスクが1回転する間に亘ってトラッキングエ
ラー信号が検出された場合には、前記記録媒体に記録さ
れている記録トラックの位置情報を読み取り、該読み取
った記録トラックの位置情報に基づいて、前記光を前記
非トラック領域に移動させ、 前記光ディスクが1回転する間にトラッキングエラー信
号が検出された場合には、トラッキングエラー信号が検
出される期間における前記光が記録トラックを横切る数
を計数し、該計数結果に基づいて前記光の前記記録媒体
上の位置を判別して、該判別結果に基づいて、前記光を
前記非トラック領域に移動させることを特徴とするディ
スク記録再生方法。 - 【請求項8】 前記光が非トラック領域に移動した後
に、該非トラック領域に記録されている記録媒体ごとに
固有な識別情報を読み取ることを特徴とする請求項7記
載のディスク記録再生方法。 - 【請求項9】 前記固有な識別情報は、径方向に複数の
溝を刻み該複数の溝の周方向の間隔を変えることで記録
されることを特徴とする請求項8記載のディスク記録再
生方法。 - 【請求項10】 信号記録領域のうちの内周側領域にデ
ィスクごとに固有の識別情報を示す信号が径方向に同一
の信号が配列されて記録された非トラック領域を有する
光ディスクを回転操作し、この光ディスクに対して光束
を照射する光学ピックアップ装置を用いてこの光ディス
クに対する情報信号の書込みまたは読出しを行うにあた
って、 上記光学ピックアップ装置を制御することにより上記光
ディスクに照射される光束の集光点を該光ディスクの信
号記録面上に位置させるフォーカスサーボを実行した状
態で、上記光学ピックアップ装置により上記光ディスク
に照射される光束の集光点と上記信号記録面の記録トラ
ックとの距離に対応するトラッキングエラー信号の検出
を行い、 上記光ディスクが1回転するうちの全周に亘ってトラッ
キングエラー信号が検出された場合には、この光ディス
クに照射される光束の集光点を上記記録トラック上とす
るトラッキングサーボを実行し、記録トラックに記録さ
れた信号を読取り、この信号に基づいて光束の集光点の
光ディスク上における位置を判別し、この判別結果に基
づいて、光束の集光点を上記非トラック領域に移動さ
せ、 上記光ディスクが1回転するうちの一部においてトラッ
キングエラー信号が検出された場合には、トラッキング
エラー信号が検出される期間においてこの光ディスクに
照射される光束の集光点が上記記録トラックを横切る回
数を計数し、この計数結果に基づいて光束の集光点の光
ディスク上における位置を判別し、この判別結果に基づ
いて、光束の集光点を上記非トラック領域に移動させ、 上記光ディスクが1回転するうちの全周に亘ってトラッ
キングエラー信号が検出されなかった場合には、この光
ディスクに照射される光束の集光点が上記非トラック領
域にあると判別し、 上記光ディスクに照射される光束の集光点が上記非トラ
ック領域にあるときに、この非トラック領域に記録され
た識別情報を示す信号を読取ることを特徴とするディス
ク記録再生方法。 - 【請求項11】 信号記録領域のうちの内周側領域にデ
ィスクごとに固有の識別情報を示す信号が径方向に同一
の信号が配列されて記録された非トラック領域を有する
光ディスクを回転操作し、この光ディスクに対して光束
を照射する光学ピックアップ装置を用いてこの光ディス
クに対する情報信号の書込みまたは読出しを行うにあた
って、 上記識別情報を読取った後、この識別情報に対応された
調整値情報がメモリに記憶されているかを照合し、 上記識別情報に対応された調整値情報が上記メモリに記
憶されていた場合には、該メモリより該調整値情報を読
出して上記光ディスクについての調整値情報として用い
ることとし、 上記識別情報に対応された調整値情報が上記メモリに記
憶されていなかった場合には、上記光ディスクについて
の調整値を求め、該識別情報と調整値情報とを対応付け
て該メモリに記憶させることを特徴とするディスク記録
再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001214485A JP2003030865A (ja) | 2001-07-13 | 2001-07-13 | 記録再生装置及びディスク記録再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001214485A JP2003030865A (ja) | 2001-07-13 | 2001-07-13 | 記録再生装置及びディスク記録再生方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003030865A true JP2003030865A (ja) | 2003-01-31 |
Family
ID=19049290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001214485A Withdrawn JP2003030865A (ja) | 2001-07-13 | 2001-07-13 | 記録再生装置及びディスク記録再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003030865A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004036563A1 (ja) * | 2002-10-21 | 2004-04-29 | Sony Computer Entertainment Inc. | 光ディスク再生装置及び光ディスク再生方法 |
-
2001
- 2001-07-13 JP JP2001214485A patent/JP2003030865A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004036563A1 (ja) * | 2002-10-21 | 2004-04-29 | Sony Computer Entertainment Inc. | 光ディスク再生装置及び光ディスク再生方法 |
US7230896B2 (en) | 2002-10-21 | 2007-06-12 | Sony Computer Entertainment Inc. | Optical disk reproducing device and optical disk reproducing method |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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