JP2007172738A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録層の劣化や面振れによる信号劣化の影響を受けることなく、高速かつ正確に、光ディスクの種類判別を行う光ディスク装置を提供する。
【解決手段】光ピックアップ20が対物レンズ21を介して光ディスクの種類に対応する波長のレーザ光を光ディスク1に照射し、その反射光を受光素子5で受光する一方、制御手段10が光ディスクを回転させ、光ピックアップを光ディスクの径方向に移動させ、さらに、対物レンズを光ディスクのディスク表面と垂直の方向に移動させるようにして、光ディスク判別手段6、8、9、10が、受光素子の出力信号に基づいて生成されるFE信号のS字状のレベル変化の発生回数から光ディスクの種類を判別するとき、制御手段は光ディスクの回転を停止させたまま、光ピックアップを移動させながら、対物レンズが光ディスクに接触することの無い所定の範囲内で対物レンズを移動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、それぞれ光ディスクである赤色系レーザ光を用いるCD(Compact Disc)又はDVD(Digital Versatile Disc)と、青色系レーザ光を用いるBD(Bluray Disc(登録商標)又はBLU-RAY DISC(登録商標))とを選択的に装着して記録及び/又は再生(以下、記録/再生と略記する)を可能に構成された光ディスク装置に関する。
現在実用化されている光ディスクには、大別してCD−ROM、CD−R、CD−RWなどのCDと、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RW、DVD−RAMなどのDVDとがある。また、次世代の超高密度光ディスクとして、従来の赤色系レーザ光よりも波長が短く高密度の記録が可能な青色系レーザ光を用いて記録/再生を行うBDなども実用化され始めている。このうち、DVD及びBDにおいては、情報の記録及び再生、又は再生のみが行われる層である記録層が1層だけでなく複数の層を備えているものがある。これらの光ディスクは、外形々状は同一であるが記録層の物理的な構造が異なり、記録/再生を行うためのレーザ光の波長もそれぞれ異なっている。
このように、記録層の物理的な構造及びレーザ光の波長が異なる複数種類の光ディスクを1台の光ディスク装置(以下、単に装置と記すこともある)に選択的に装着して正常に記録/再生を行うには、それぞれの光ディスクの特性に合ったレーザ及び対物レンズを備える光ピックアップを用いなければならない。したがって、装置が記録/再生を行う前にどの種類の光ディスクがその装置に装着されたかを判別して、その光ディスクに適応する光ピックアップを用意する光ディスク判別は大変重要な処理である。また、装置が起動して実際に記録/再生を開始することができるようになるまでの時間は短い方が利用者にとって好ましい。したがって、この光ディスクの判別処理はできる限り早く終了させることが重要である。
従来の光ディスク判別方法として、各光ディスクの特性に合った光ピックアップの対物レンズをディスク面と垂直方向、すなわち、上下に移動させ(以下、この動作をフォーカスランプと呼ぶ)、そのときのフォーカスエラー信号(以下、FE信号と呼ぶ)、トラッキングエラー信号(以下、TE信号と呼ぶ)、総和信号(以下、RF信号と呼ぶ)などの信号レベルの変化により、光ディスクの表層と記録層との層間距離を計測したり、各信号の最大振幅値を計測したりして光ディスクの判別を行うものが提案されている。以下、従来の主要な2つの判別方法についてその概要を説明する。
下記の特許文献1には、BD/CD/DVDの光ディスクの判別方法が記載されている。BDはBD用光ピックアップの対物レンズと光ディスク表面とのワーキングディスタンスが小さい。したがって、このBDを前提としてワーキングディスタンスが大きいCD/DVDの光ディスク判別を行おうとしてフォーカスランプをさせると、対物レンズが光ディスクの表面に接触してしまう。これを避けるため、先に赤色系レーザを用いて、CD/DVDを前提とした、光ディスク表面と対物レンズのワーキングディスタンスが大きい状態にしておき、この状態でフォーカスランプをさせて光ディスク判別を行う。そしてそのときのFE信号のS字カーブの振幅レベルが所定値より低い場合にはBDと判断し、所定レベル以上の場合にはCD/DVDと判断する。
上述したFE信号のS字カーブとは、フォーカスランプ時に対物レンズと光ディスクの表層及び記録層との距離が焦点距離を境にして変化するとき、FE信号の電圧レベルがS字状に変化する現象のことである。このFE信号のS字カーブの詳細については後述する。
下記の特許文献2には、それぞれ光ディスクの種類に対応する複数種類のレーザ光を光ディスクに照射してフォーカスランプをさせ、各々の場合のFE信号のS字カーブを検出し、その振幅が最も大きいFE信号のS字カーブを発生したレーザ光から対応する光ディスクの種類を判別する光ディスク判別方法が記載されている。
特開2003−217119号公報 特開2003−217135号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法は、BDとCD/DVDとの判別を、まず装着された光ディスクがCD/DVDであるか否かから行っているが、BDが搭載されている装置ではBDを主体に記録/再生が行われる場合が多いことが予想される。したがって、CD/DVDを先に判別するのでは、BDを判別する前には必ずCD/DVDの光ディスク判別処理が必要になる。このため、BDを主体とする装置であるにもかかわらず、装着された光ディスクがBDであると判断するのに要する時間が、装着される光ディスクがCD/DVDであると判断するまでに要する時間に比較して長くなってしまうという課題がある。
さらに、特許文献1に記載の方法では、光ディスクを回転させながら、フォーカスランプをさせることによりFE信号のS字カーブを検出しているが、このとき光ディスクの面振れが大きいとディスク種別の判別ができない場合がある。すなわち、光ディスクの面振れが大きいと、フォーカスランプをさせることによる対物レンズと光ディスクとの間の距離の変化に対して、面振れによって生じる対物レンズと光ディスクとの間の距離の変化の大きさが上回ってしまい、フォーカスランプにより実現させたい変化に対して逆の向きに対物レンズと光ディスクとの間の距離が変化してしまう逆行現象が発生する場合がある。この逆行現象が発生すると、実際に取得したい信号であるフォーカスランプによる真のFE信号のS字カーブ以外に、実際には想定していない逆行現象によるFE信号のS字カーブが発生してしまい、正しくディスクの種類判別ができないという課題もある。
また、特許文献2に記載の方法では、光ディスクの回転を停止した状態でフォーカスランプをさせて、そのときに各記録層において発生するFE信号のS字カーブの数を数えて光ディスクの記録層の数を決定し、光ディスク判別を行っている。しかしながら、光ディスクの回転を停止した状態で記録層にレーザ光を照射した場合、回転状態で照射する場合に比較して非常に大きなエネルギーが記録層に加えられることになる。例えば、光ディスクの中心点から22mm付近に光ピックアップを位置させ、この光ディスクの回転を停止させた状態でレーザ光を照射した場合に記録層に加えられるエネルギーは、同じ位置で光ディスクが2000rpmで回転している状態でレーザ光を照射した場合と比較して数100倍となる。そこで、再生用のパワーの小さいレーザを照射したとしても、記録層が劣化する可能性があるという課題がある。特に、BDの場合、30分間、同じトラックを再生し続けると、再生信号のジッタが劣化するという実験例もある。
また、回転停止状態での光ディスク判別では、レーザを照射した場所にきずやほこりなどがあると、再生信号が劣化して正しく判別できないという課題もある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、記録層を劣化させることなく、しかも面振れによる信号劣化の影響を受けることなく、高速かつ正確に、光ディスクの種類判別を行うことが可能な光ディスク装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、それぞれ光ディスクである赤色系レーザ光を用いるCD又はDVDと、青色系レーザ光を用いるBDとを選択的に装着して記録及び/再生を可能に構成された光ディスク装置において、
前記光ディスクを回転させるモータと、
発光素子から発する前記光ディスクの種別に対応する波長のレーザ光を対物レンズを介して前記光ディスクに照射するとともに、その反射光を受光素子で受光する光ピックアップと、
前記光ピックアップを前記光ディスクの径方向に移動させる第1の駆動手段と、
前記光ディスクのディスク表面と垂直の方向に前記対物レンズを移動させる第2の駆動手段と、
前記モータを制御するとともに、それぞれドライブ信号を生成して前記第1の駆動手段及び前記第2の駆動手段に供給する制御手段と、
前記受光素子の出力信号に基づいてフォーカスエラー信号を生成し、前記フォーカスエラー信号が描くS字状の信号レベルの変化の発生回数から前記光ディスクの種類を判別する光ディスク判別手段とを備え、
前記光ディスク判別手段による前記光ディスクの種類の判別時に、前記制御手段は前記モータによる前記光ディスクの回転を停止させた状態で、前記光ピックアップを前記光ディスクの径方向に移動させながら、前記対物レンズが前記光ディスクに接触することの無い所定の範囲内で前記対物レンズを前記光ディスクのディスク表面と垂直の方向に少なくとも1回移動させることを特徴とする。
本発明においては、モータによる光ディスクの回転を停止させた状態で、光ピックアップを光ディスクの径方向に移動させながら、対物レンズが光ディスクに接触することの無い所定の範囲内で対物レンズを光ディスクのディスク表面と垂直の方向に移動させる1回の操作だけで、記録層を劣化させることなく、しかも面振れによる信号劣化の影響を受けることなく、高速かつ正確に、記録層がN層のBD、CD/DVDの光ディスク判別を行うことができ、これによって、記録/再生を可能とするまでに要する起動時間を短縮することができる。
以下、本発明を図面に示す好適な実施の形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。この図1に示した光ディスク装置は、複数種類の光ディスク(CD/DVD/N層のBDなど)に対して情報の記録/再生が可能な装置である。なお、光ディスクは記録機能及び再生機能の両方を備えていなくてもよく、例えば、各種の光ディスクに記録された情報の再生のみが可能な装置であってもよい。
図1に示した光ディスク装置は、光ディスク1を回転させるスピンドルモータ3と、対物レンズ21、この対物レンズ21を支持する弾性体及び対物レンズ21を駆動するためのコイルを含むアクチュエータ2、レーザダイオード(以下、LDと略記する)4、フォトディテクタ(以下、PDと略記する)5及びビームスプリッタ7などを構成要素とする光ピックアップ20と、PD5の出力信号を用いてFE信号及びTE信号などを生成するアナログ信号処理回路6と、生成されたFE信号の波形を整形するFE信号整形器8と、整形されたFE信号のパルスをカウントするパルスカウント器9と、RAM11及びROM12を付帯し、パルスカウント器9のカウント値と、アナログ信号処理回路6で生成されたFE信号及びTE信号とに基づいて、光ピックアップ20を光ディスク1の径方向に移動(以下、スレッド移動と呼ぶ)させるためのスレッドドライブ信号、対物レンズ21を移動させるためのフォーカスドライブ信号及びスピンドルモータ3の制御信号を生成するコントローラ10と、このコントローラ10で生成されたフォーカスドライブ信号を入力してアクチュエータ2のコイルを駆動する電流を供給するフォーカス駆動手段13と、コントローラ10で生成されたスレッドドライブ信号を入力して光ピックアップ20をスレッド移動させるスレッド駆動手段14とを備えている。なお、光ピックアップ20は、説明の都合上、複数種類の光ディスク(CD/DVD/BD)に対して対応が可能な光ピックアップであることを想定するが、それぞれの光ディスクの種類に対応した複数の光ピックアップを備える構成であってもよい。
次に、図1に示した光ディスク装置の動作について説明する。光ピックアップ20は、LD4が放射するレーザ光を、ビームスプリッタ7及びアクチュエータ2の対物レンズ21を介して、光ディスク1に照射する。このとき、光ディスク1からの反射光はビームスプリッタ7により光路が変更されてPD5に入射される。ここで、ビームスプリッタ7はLD4からのレーザ光を透過させ、光ディスク1からの反射光は透過させずに反射させる素子であるが、その詳細については本発明と直接関係がないので説明を省略する。LD4はCD用の赤外色レーザ光(波長:750nm)、DVD用の赤色レーザ光(波長:650nm)及びBD用の青紫色レーザ光(波長:405nm)のいずれかを放射する。PD5は受光した反射光をその光量に応じた電圧の電気信号に変換してアナログ信号処理回路6に加える。
アナログ信号処理回路6はPD5から供給される電気信号を用いて、光ディスク1と対物レンズ21との位置関係に応じて電圧が変化するFE信号及びTE信号を生成する。なお、光ディスク1と対物レンズ21との位置関係とは、FE信号においては光ディスク1のディスク面に対して垂直な方向における光ディスク1のディスク面と対物レンズ21との位置関係のことであり、TE信号においては光ディスク1に螺旋状又は同心円状に形成されている記録/再生トラックと対物レンズ21の焦点との光ディスク1の径方向における位置関係のことである。すなわち、FE信号は光ディスク1の記録層と対物レンズ21との距離に応じた電圧レベルを有する信号である。このFE信号によれば、対物レンズ21の焦点が記録層上に位置するか、記録層の表層側に位置するか、表層側とは反対(奥)側に位置するかを特定することができる。なお、TE信号に関しては、本発明と直接関係がないので以後の説明を省略する。また、アナログ信号処理回路6はFE信号及びTE信号と同時にRF信号を生成してそれ以降の信号処理回路(図示せず)に加えるが、このRF信号についても本発明と直接関係がないので以降の説明を省略する。アナログ信号処理回路6で生成されたFE信号及びTE信号は図示を省略したA−D変換器によってデジタル信号に変換されてコントローラ10に供給されると同時に、FE信号はFE信号整形器8に供給される。
FE信号整形器8では、自身に供給されたFE信号からノイズ成分を除去した後、所定の閾値と比較してFE信号のS字カーブを検出し、検出されたS字カーブ部分をH(高電位)とし、他の部分はL(低電位)となるS字検出信号を生成してパルスカウント器9に加える。パルスカウント器9では、対物レンズ21を上昇させながら光ディスク判別を行う場合、自身に供給されるS字検出信号のHレベルからLレベルへの信号変化を検出してその回数をカウントする。なお、FE信号整形器8で生成されるS字検出信号のH/Lの極性及びパルスカウント器9で検出されるLレベルからHレベルへの信号変化は、逆の関係になってもよい。
コントローラ10は、光ディスク1の種類を判別するために、光ピックアップ20をスレッド移動させるためのスレッドドライブ信号を生成し、スレッド駆動手段14を用いて光ピックアップ20を移動させるとともに、アクチュエータ2の対物レンズ21をフォーカスランプさせるためのフォーカスドライブ信号を生成し、フォーカス駆動手段13を介して、アクチュエータ2のコイル(図示せず)に供給する。また、フォーカスランプが終了すると、パルスカウント器9でカウントした回数データを取得し、この回数データに基づいて、光ディスク1の種類を決定する。なお、コントローラ10は通常動作におけるフォーカス制御、トラッキング制御、スピンドルモータ制御なども行う。フォーカス駆動手段13はアクチュエータ2のコイルを駆動するために電流を増幅する電流増幅器である。アクチュエータ2はフォーカス駆動手段13からのフォーカスドライブ信号によって光ディスク1のディスク面に対して垂直な方向、すなわち、フォーカス方向に対物レンズ21を移動させる。
次に、図1に示した装置で行われる光ディスク判別処理について説明する。装置に光ディスク1が正常に装着されたのを確認した後、光ディスク判別処理を実行する。この光ディスク判別処理によって、装着された光ディスク1の種別をあらかじめ認識しないと光ディスク1の種類に適合した各種設定値を導くキャリブレーションや、光ディスク1の記録層に焦点が合うように対物レンズ21を制御するフォーカシングサーボ、焦点の位置を記録層のトラック上に保つように対物レンズ21を制御するトラッキングサーボなど、一連の通常動作を実行することができない。したがって、この光ディスク判別処理によって正確に光ディスク1の種類を判別することは非常に重要である。
そこで、本装置で記録/再生を可能とする各光ディスクの構造について説明する。図2は光ディスクごとの表層と記録層の位置関係を示した断面図であり、図2(a)はDVD、図2(b)はCD、図2(c)は記録層が1層の1層BD、図2(d)は記録層が2層の2層BDの各断面図である。なお、図2(d)に示した2層BDは図2(c)に示した1層BDの表層から記録層に至る部分を拡大して示した図である。これらの図に示したように、光ディスクの種類に応じて表層(図面の下側)から記録層に至るまでの深さが異なっている。すなわち、ディスク厚はすべて1.2mmであるが、図2(a)に示したDVDは、表層から記録層に至るまでの深さが0.6mmであり、図2(b)に示したCDは、表層から記録層までの深さが1.2mmであり、図2(c)に示した1層BDは、表層から記録層までの深さが0.1mmであり、図2(d)に示した2層BDは、表層から第1記録層までの深さが0.1mmであり、表層から第2記録層までの深さが0.075mmである。したがって、光ディスクにおいて記録/再生を行うには、それぞれの光ディスク構造に対応可能なように複数のレーザや対物レンズを備える共用光ピックアップが、又は、光ディスクごとにそれぞれ専用に使用する複数の光ピックアップが必要になる。
次に、図4を用いて、FE信号について説明する。図4は光ディスク1に対してフォーカスランプを行う対物レンズ21の移動量及びFE信号と時間との関係を示した図であり、図4中、(a)はフォーカスランプを行う際にスレッド駆動手段14からアクチュエータ2に供給されるスレッドドライブ信号に対応してフォーカスランプを行う対物レンズ21の移動量を表し、(b)は上記のフォーカスランプに応じてアナログ信号処理回路6から出力されるFE信号の波形を示している。なお、図4の横軸は時間である。
ここで、図4(a)の対物レンズの移動量と図4(b)のFE信号との関係を説明する。図4(a)に示すように、対物レンズ21が下方から上方へ移動して光ディスク1の表層付近に焦点が近づくと、FE信号の電圧レベルはいったん上昇するが、更に近づくと逆に低下する。そして、対物レンズ21の焦点が表層に合焦すると電圧レベルは0になる。この状態をゼロクロスと呼ぶ。そして更に対物レンズ21が上昇すると電圧レベルは0以下にいったん低下するが、更に上昇すると電圧レベルも上昇して最終的に電圧レベルは0に戻る。更に対物レンズ21が上昇して焦点が記録層を通過すると、図4(b)に示すFE信号は表層で生じるのと同様の変化であるがその振幅が大きい曲線に従って変化する。図4(b)に示すFE信号が描くこのようなS字状の曲線をFE信号のS字カーブと呼ぶ。フォーカスサーボはFE信号がこのようにS字カーブを描く特性を利用して実現しているが、FE信号がこのようにS字カーブを描く技術的根拠、及びフォーカスサーボが実現できる技術的根拠については本発明と直接関係がないのでその説明を省略する。
図3(a)は装着された光ディスク1が1層BDの場合のBD用光ピックアップの対物レンズ21と光ディスク1との合焦時の位置関係を示した図である。また、図3(b)は、装着された光ディスク1がDVDの場合に前述のBD用光ピックアップの対物レンズ21と光ディスク1の記録層までの合焦時の位置関係を示した図である。1層BDの場合、図3(a)に示したように、対物レンズ21から光ディスク1の記録層までの合焦時の距離(焦点距離)は0.4mmであるので、記録層に焦点を合わせても対物レンズ21が光ディスク1に接触することはない。しかしながら、このBD用光ピックアップでDVDの記録層に焦点を合わせようとすれば、図3(b)に示したように、光ディスク1の内部へ対物レンズ21が入ってしまうことになり、その焦点合わせは不可能である。従来の技術ではBD用光ピックアップを用いてCD/DVDの判別はできない。無理に焦点を合わせようとすると、光ディスク1の表層に対物レンズ21が接触してしまうことになる。
本実施の形態では、図3(a)の位置関係において、BD用光ピックアップを用いて光ディスクの判別を行う。このときのフォーカスランプの移動範囲を対物レンズ21が光ディスク1に接触しないように制限し、対物レンズ21が1層BDの記録層へ合焦する位置を中心にして±0.2mmとする。そして、この範囲内で発生するFE信号のS字カーブの数によって光ディスク1の判別を行う。このように構成すると、装着された光ディスク1がCD/DVDの場合は、記録層へは合焦しないが表層へは合焦するのでFE信号のS字カーブが1回発生することになる。また、1層BDの場合は、表層と記録層とでそれぞれ合焦するのでFE信号のS字カーブは2回発生する。そして、2層BDの場合は、表層と第1記録層と第2記録層とで合焦するのでFE信号のS字カーブは3回発生することになる。このように、FE信号のS字カーブの発生回数をカウントすることによって、CD/DVD、1層BD、2層BDの判別をすることが可能となる。
次に、光ディスク1の面振れの影響について説明する。光ディスク1のディスク面は均一な平面になっておらず、面振れが生じている。光ディスクを判別するために、FE信号のS字カーブの発生回数をカウントする場合、光ディスク1が回転を停止している状態では、面振れの影響を受けずに、最も正確にカウントすることができる。しかし、面振れのある光ディスク1を回転させるとディスク面が上下に移動してしまう。大きな面振れのある光ディスク1を回転させて光ディスク1の判別を行うと、上記のディスク面の上下の移動により、フォーカスランプによる対物レンズ21と光ディスク1との間の距離の一定方向への変化に対して逆方向に変化してしまう逆行現象が発生する場合がある。この逆行現象により、実際に取得したい信号であるフォーカスランプによる真のFE信号のS字カーブ以外に、実際には想定していないFE信号のS字カーブが発生してしまう。
図5はこの逆行現象の影響を説明するための説明図である。このうち、図5(a)はフォーカスランプを行う際に、フォーカス移動手段13からアクチュエータ2に供給されるフォーカスドライブ信号に対応してフォーカスランプをさせる対物レンズ21の移動量を表している。図5(b)はフォーカスランプに応じてアナログ信号処理回路6から出力されるFE信号波形である。そして、図5(c)は対物レンズ21の移動量に、光ディスク1の面振れによるディスク面の移動量を加えたものであり、これが実際のディスク面と対物レンズ21との相対距離となる。なお、図5の横軸は時間である。
図5(c)のレンズ−ディスク間距離から明らかなように、面振れがあると実際に実現させたい対物レンズ21の下方から上方への移動の変化だけでなく、上方から下方への距離の変化が発生する。この影響により、図5(b)に示す波線内の真のFE信号のS字カーブの他に、想定しない多数のS字カーブが発生してしまう。このような面振れの影響を回避するには、回転停止状態で光ディスク判別を行うのがよいが、回転停止状態で記録層にレーザを照射すると、エネルギーが記録層の一点に集中してしまい、その記録層を劣化させてしまう。
そこで、本実施の形態では、光ディスクの回転停止状態において、光ピックアップ20を光ディスク1の径方向に移動させながら対物レンズ21をフォーカスランプさせることによって、光ディスク1の回転による面振れの影響及び記録の劣化を回避しつつ、確実な光ディスク判別を可能にしている。光ピックアップ20をスレッド移動させながら判別する場合、移動開始当初は光ピックアップ20の加速により対物レンズ21が振動するため、100〜200ms程度待ってから、光ディスク判別を開始する。スレッド移動では、対物レンズ21の振動を最小限に抑えるため、等速で移動させる。また、S字カーブの測定を複数回実施することによって、きずやほこりなどによる影響を軽減して判別精度を向上させることもできる。
次に、FE信号整形器8について説明する。FE信号のS字カーブは所定の閾値を設定して検出する。記録層におけるFE信号は記録層の反射率が大きいので十分に大きな電圧レベルが得られる。しかし、表層におけるFE信号は表層の反射率が小さいので電圧レベルも小さく、ノイズの電圧レベルに近いところにある。そこで、表層におけるFE信号の電圧レベルを上げるためにFE信号を増幅しても、増幅に伴ってノイズの電圧レベルも増大するので、閾値によるFE信号のS字カーブの検出は難しい。また、光ディスク表面にきずなどがある場合には、きずなどによる反射をFE信号として認識してしまうこともある。
図1に示したFE信号整形器8は、この問題を解決してFE信号のS字カーブを精度よく検出してS字検出信号を生成する機能を有している。すなわち、アナログ信号処理回路6から、図示していないA−D変換器を介して、デジタル信号として取り込んだFE信号は時系列的に連続する8個のデータの移動平均による平滑化が行われて、ノイズ成分が取り除かれる。さらに、この平滑化が行われたFE信号に対して、図6(b)に示すように、FE信号の中心値(ゼロクロスレベル)の上方に上閾値THUを設定するとともに、FE信号の中心値の下方に下閾値THDを設定して、これらの閾値の間のFE信号はノイズとみなして無効にする。そして、FE信号が上閾値THU以上になった場合、S字カーブが発生したものとみなしてS字検出信号を生成する。具体的には、図6(c)に示すように、FE信号の電圧レベルが下閾値THDと上閾値THUの間にあるときL(低電位)であり、FE信号の電圧レベルが上閾値THUを正方向に超えたときにH(高電位)となり、その後ゼロクロスしてFE信号の電圧レベルが下閾値THDを負方向に超えたときにL(低電位)となるように、S字検出信号を生成する。FE信号を連続データの移動平均として平滑化した後に、上閾値THU及び下閾値THDによるS字検出を行うことによって、ノイズの影響を低減させ、表層及び記録層でのFE信号のS字カーブを精度よく検出し、S字検出信号を生成することができる。
次に、パルスカウント器9について説明する。パルスカウント器9は、FE信号整形器8で生成されたS字検出信号の立ち上がり(電位がLからHへ移行する期間)を検出し、これをカウントする。このカウントした数がS字カーブの発生回数であり、光ディスク1において検出した層数となる。層の数は光ディスク判別データとして用いられ、1層BDでは2個、2層BDでは3個、CD/DVDなどは対物レンズ21の移動範囲がフォーカス駆動手段13によって記録層に達しないようにしているため、表層における1個だけとなる。
次に、コントローラ10の動作について、これと関連する要素と併せて図7のフローチャートに従って説明する。以下の説明は1層BDが装着された場合の例である。コントローラ10はCPUを備え、このCPUはRAM11を演算処理上のワーキングエリア又は入出力のバッファとして用い、ROM12に書き込まれた制御手順及び固定データに従って、スピンドルモータ3の制御信号の生成、フォーカス駆動手段13に対するフォーカスドライブ信号の生成、スレッド駆動手段14に対するスレッドドライブ信号の生成を行い、パルスカウント器9でカウントした値を取得して、装着された光ディスク1の種類判別を行う。
そこで、まず電源が投入されると、最初のステップS1において、スレッド駆動手段14を用いて光ピックアップ20を初期位置に移動させる。初期位置としては、例えば、面振れによるフォーカス位置のずれが少ない内周部とする。次に、ステップS2で光ピックアップ20を初期位置から外周方向、すなわち、径方向の外方へ移動するスレッド移動を開始する。スレッド移動を開始した直後は、加速によりレンズの揺れが発生するので一定時間、例えば100ms程度を経過してレンズの揺れが収まったところで、ステップS3の処理を行う。ステップS3ではアクチュエータ2の対物レンズ21を下端に移動させ、LD4を点灯しフォーカスランプを開始する。そして、ステップS4でS字検出信号をLに設定しておく。
次に、ステップS5において、FE信号整形器8が、自身に供給されたFE信号の加工、すなわち、平滑フィルタ処理と、ノイズキャンセル処理とを施す。次に、ステップS6にて、平滑フィルタ処理及びノイズキャンセル処理が施されたFE信号があらかじめ設定された上閾値THUを正方向に超えているか否かを判定し、続いて、ステップS7にて、このFE信号があらかじめ設定された下閾値THDを負方向に超えているか否かを判定する。この時点ではフォーカスランプを開始した直後であり対物レンズ21が下端の位置にあるため、FE信号は0レベルであるからステップS6の判定結果は上閾値THUをプラス方向に超えていないNOであり、ステップS7の判定結果は下閾値THDを負方向に超えていないNOである。また、このときFE信号整形器8の出力であるS字検出信号はデフォルト値であるLのままである。
次に、FE信号整形器8からS字検出信号が出力されたとすれば、このS字検出信号はパルスカウント器9に供給されるが、この時点では信号レベルはLのままであるので、パルスカウント器9は動作しない。ステップS7でFE信号が下閾値THDを負方向に超えていないと判定されたとすればステップS10でS字検出信号によるパルスが発生したか否かの判定が行われるが、この時点ではパルスは発生していないのでステップS10の判定結果はNOで、ステップS11の処理をせずにステップS12の処理に進む。ステップS12では対物レンズ21の位置が上端に達したか否かを判定する。上端とは光ディスク1との接触を避けるために、焦点距離から+0.2mmの位置とする。この時点ではフォーカスランプを開始した直後であるので、対物レンズ21は上端に達していないのでその判定結果はNOである。この場合にはステップS5の処理に戻り、対物レンズ21は上昇を続ける。なお、ステップS5からステップS12までの繰り返しループは、例えば10ms周期といった高速ループとなる。
上記の繰り返しループが継続し、対物レンズ21の上昇が続いて、対物レンズ21の焦点が光ディスク1の表層付近に近づくと、FE信号はS字カーブを描き始め、その電圧レベルが上昇し、0レベル以上となる。FE信号が上閾値THUを正方向に超えたことをFE信号整形器8が検出すると、S字検出信号をHに変化させる。この場合、ステップS6の判定でYESとなり、ステップS9にてS字検出信号をHに変化させることになる。
さらに、ステップS5からステップS12までの繰り返しループが継続して対物レンズ21の上昇が続いて、その焦点が光ディスク1の表層を横切るようになると、FE信号の電圧レベルはS字カーブによって再び低下し始め、ゼロクロスして0レベル以下となる。FE信号が下閾値THDを負方向に超えたことをFE信号整形器8が検出すると、S字検出信号をHからLに変化させる。この場合、ステップS7の判定でYESとなり、ステップS8にてS字検出信号をHからLに変化させることになる。
ステップS8にてS字検出信号がHからLに変化すると、ステップS10の判定結果はYESで、ステップS11でパルスカウント器9はS字検出信号のHからLへの変化を検出して、検出回数データを1カウントアップする。さらに、ステップS5からステップS12までの繰り返しループが継続し、対物レンズ21の上昇が続いて、対物レンズ21の焦点が光ディスク1の表層から遠ざかると、FE信号はS字カーブから元の0レベル付近に収束する。
さらに、ステップS5からステップS12までの繰り返しループが継続し、対物レンズ21の上昇が続いて、対物レンズ21の焦点が光ディスク1の記録層付近に近づくと、表層で行われたと同様な処理となる。そして、最終的にパルスカウント器9によってS字検出信号がHからLへ変化したことを検出し、ステップS11で検出回数データを1カウントアップする。
さらに、ステップS5からステップS12までの繰り返しループが継続し、対物レンズ21の上昇が続いてステップS12にて対物レンズ21が上端に達したと判定された場合には、ステップS13でコントローラ10はパルスカウント器9で保持している検出データ回数を取得し、その回数により光ディスク判別を行い、続いて、ステップS14でフォーカスランプを停止し、その後、ステップS15でスレッド移動を停止する。
上記の説明では、表層で1回、記録層で1回の計2回S字カーブを検出し、検出回数データが2であるので、1層BDであると判定しているが、検出回数データが1の場合はCD/DVDであると判定する。
また、上記の説明では、光ディスク1の内周部を初期位置として、この初期位置から径方向の外方へ光ピックアップ20を移動させながら、対物レンズ21を所定の範囲内で上昇させる場合について説明したが、対物レンズ21の下降時にも同様の判別が可能である。したがって、光ピックアップ20を光ディスク1の最内周部から最外周部まで移動させる間に、対物レンズ21を少なくとも1回上昇又は下降させるだけで光ディスク判別は可能であるが、対物レンズ21の上昇と下降を繰り返して上昇及び下降の両方で光ディスク判別を2回行ったり、上昇と下降を繰り返す間に光ディスク判別を3回以上行うことも可能である。そして、これらの判別処理を繰り返して実行し、検出回数の総和や平均値をとった値によって光ディスク判別を行うことにより、より光ディスク判別の精度を向上させることができる。
また、上記の説明では、光ディスク1の内周部を初期位置として、この初期位置から径方向の外方へ光ピックアップ20を移動させたが、この代わりに光ディスク1の外周部を初期位置として、この初期位置から径方向の内方へ光ピックアップ20を移動させながら、上述した光ディスク判別を行ったとしても、上述したのとほぼ同様な光ディスク判別が可能である。さらに、光ピックアップ20を径方向に1回又は複数回往復移動させる間に対物レンズ21を1回上昇又は下降させても上述したのとほぼ同様な光ディスク判別が可能である。
なお、本実施の形態においては、記録層が1層の1層BDについて説明したが、判別可能なBDは1層BDだけでなく、2層BDや3層以上のBDでもパルスカウント器9で保持している検出データ回数によって判別することが可能である。
また、本実施の形態においては、ディスク判別を停止状態で行っているため、光ディスクのセット時にそれが正しく置かれていないことに起因して、ディスクや装置にきずが付いてしまうことを未然に防止することができる。すなわち、光ディスクのセット時に表と裏を逆にしてそれを回転させた場合、光ディスクの表層が検出できないために、ディスクや装置にきずをつけてしまうことが考えられる。これに対して、本実施の形態においては、停止状態でディスク判別を行っているため、いずれの種類の光ディスクをセットしたとしても、表層が検出できるように正しく置かれていた場合にのみ回転動作に移行することになり、逆に、表層が検出できなければ回転操作に移行することはないため、ディスクや装置にきずをつけてしまうことを防止することができる。このことは、光ディスクが正しく置かれているか否かのチェック、すなわち、チャッキングチェックもできてしまうという利点にもなっている。
本発明に係る光ディスク装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 光ディスクごとの表層と記録層の位置関係を示した断面図である。 装着された光ディスクが1層BDの場合及びDVDの場合に、それぞれBD用光ピックアップの対物レンズと光ディスクとの合焦時の位置関係を示した図である。 光ディスクに対してフォーカスランプを行う対物レンズの移動量及びFE信号と時間との関係を示した図である。 ディスク面の上下の移動により、フォーカスランプによる対物レンズと光ディスクとの間の距離の一定方向への変化に対して逆方向に変化してしまう逆行現象を説明するための図である。 S字検出信号の生成動作を説明するための図である。 本発明に係る光ディスク装置の一実施の形態の動作を説明するために、具体的な処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 光ディスク
2 アクチュエータ
3 スピンドルモータ(モータ)
4 レーザダイオード(LD、発光素子)
5 フォトディテクタ(PD、受光素子)
6 アナログ信号処理回路(光ディスク判別手段)
7 ビームスプリッタ
8 FE信号整形器(光ディスク判別手段)
9 パルスカウント器(光ディスク判別手段)
10 コントローラ(制御手段、光ディスク判別手段)
11 RAM
12 ROM
13 フォーカス駆動手段(第2の駆動手段)
14 スレッド駆動手段(第1の駆動手段)
20 光ピックアップ
21 対物レンズ

Claims (1)

  1. それぞれ光ディスクである赤色系レーザ光を用いるCD又はDVDと、青色系レーザ光を用いるBDとを選択的に装着して記録及び/又は再生を可能に構成された光ディスク装置において、
    前記光ディスクを回転させるモータと、
    発光素子から発する前記光ディスクの種別に対応する波長のレーザ光を対物レンズを介して前記光ディスクに照射するとともに、その反射光を受光素子で受光する光ピックアップと、
    前記光ピックアップを前記光ディスクの径方向に移動させる第1の駆動手段と、
    前記光ディスクのディスク表面と垂直の方向に前記対物レンズを移動させる第2の駆動手段と、
    前記モータを制御するとともに、それぞれドライブ信号を生成して前記第1の駆動手段及び前記第2の駆動手段に供給する制御手段と、
    前記受光素子の出力信号に基づいてフォーカスエラー信号を生成し、前記フォーカスエラー信号が描くS字状の信号レベルの変化の発生回数から前記光ディスクの種類を判別する光ディスク判別手段とを備え、
    前記光ディスク判別手段による前記光ディスクの種類の判別時に、前記制御手段は前記モータによる前記光ディスクの回転を停止させた状態で、前記光ピックアップを前記光ディスクの径方向に移動させながら、前記対物レンズが前記光ディスクに接触することの無い所定の範囲内で前記対物レンズを前記光ディスクのディスク表面と垂直の方向に少なくとも1回移動させることを特徴とする光ディスク装置。
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