JP2005166122A - 光ディスク装置及び情報再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録形式が異なる複数種のリードインエリアを持つ再生専用、追記型、及び書き換え型情報記憶媒体について、各リードインエリアを的確及び短時間に識別する。
【解決手段】 情報記憶媒体1は、システムリードインエリア3及びデータリードインエリア4を有し、エリア識別回路28は光ピックアップヘッド8から提供される再生信号30に基づいて、光ピックアップヘッド8の光ビーム照射エリアが、前記システムリードインエリア3もしくはデータリードインエリア4であるか識別する。エリア識別回路28は例えば再生信号30を二値化した信号から得た0クロス回数を用いて各エリアを識別する。情報再生回路50はエリア識別回路28の識別結果に基づいて、前記再生信号から情報を再生する。
【選択図】 図6

Description

本発明は2つのリードインエリアを有する情報記憶媒体の情報再生方法、情報再生装置、及び情報記録再生装置に関する。
従来の再生専用情報記憶媒体(以下、DVD−ROM)では、情報記憶媒体の全てがエンボスエリアで、最内周側には属性情報などを格納するためのリードインエリアが設けられ、その外周側にデータエリアがある。両エリアとも、ピットと呼ばれる情報記憶媒体の記録層に設けられた凹凸により情報が記録される。
従来の追記型情報記憶媒体(以下、DVD−R)においても、情報記憶媒体の最内周側にリードインエリア、その外周側にデータエリアがある。リードインエリアには、ランドプリピットによって属性情報などが記録される。データエリアにはグルーブと呼ばれる案内溝があり、内周側のエリアに試し書きや欠陥管理データを記録する。DVD−Rは一回のみ記録可能で、データエリアのグルーブ上に情報が記録される。
従来の書き換え型情報記憶媒体(以下、DVD−RAM)においても、情報記憶媒体1の最内周側にリードインエリア、その外周側にデータエリアがある。リードインエリアには、ランドプリピットによって属性情報が記録され、データエリアにはグルーブと呼ばれる案内溝があり、その内周側には試し書きエリアや欠陥管理データ記録エリアが設けられる。DVD−RAMは1万回以上の書き換えが可能で、データエリアのグルーブ及びランドの両方に情報が記録される。記録された情報を再生する際、ランドに書かれた情報とグルーブに書かれた情報を交互に再生する。
このように、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RAMの間で、記録される情報の種類の物理的な配置(物理フォーマット)が互いに異なっている。互いに異なる変調方式で記録され、互いに異なる物理フォーマットを有する2つのデータ領域の識別・再生方法に関する技術が下記特許文献1には開示されている。
特開昭63−70984号公報
上記の通り、各種DVDの間で記録される情報の種類の物理フォーマットが異なっており、特にDVD−RAMはDVD−RAMを再生するための特殊な要素を記録再生装置が持たなければ、再生できない問題があった。また、DVD−RはDVD−ROMに比べてエンボスの深さが浅いため、DVD−Rのリードインエリアの記録ピット長やピット間距離をDVD−ROMと同一にすると、DVD−Rの再生信頼性を下げてしまう問題があった。
更に最近では、従来のDVDディスクの記録容量を大幅に上回る次世代DVDの開発がDVD関連企業により行われている。この次世代DVDでは、情報記録形式が異なる2つのリードインエリアをディスク内周側に設けることが提案されている。
上記特許文献1では、2つのデータ領域を識別する前に、識別情報が記録されたそれぞれのリードインエリアをデータ復調を用いて再生することに差異がある。従って、起動動作が遅い欠点というがある。
従って本発明は、記録形式が異なる複数種のリードインエリアを持つ再生専用、追記型、及び書き換え型情報記憶媒体について、各リードインエリアを的確及び短時間に識別することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明の1実施例に係る光ディスク装置は、システムリードインエリアとコネクションエリアとデータリードインエリアを有する光ディスクから情報再生を行う光ディスク装置であって、前記光ディスクに光ビームを照射し、その反射光に対応する再生信号を提供し、前記光ディスクの半径方向に移動可能な光ピックアップヘッドと、前記光ピックアップヘッドから提供される前記再生信号に基づいて、該光ピックアップヘッドの光ビーム照射エリアが、前記システムリードインエリアもしくはデータリードインエリアであるを識別する識別手段と、前記識別手段の識別結果に基づいて、前記再生信号から情報を再生する情報再生手段と、を具備する。
記録形式が異なる複数種のリードインエリアを持つ再生専用、追記型、及び書き換え型情報記憶媒体について、各リードインエリアを的確及び短時間に識別することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本実施形態による情報記録再生装置に適用される再生専用/追記型/書換え型の情報記録媒体1の機械的な寸法を示す図である。この情報記録媒体1は記録層を2層有し、各記録層の情報記録密度が現行のDVDディスクより高い所謂次世代DVDディスクである。図1に示すように情報記憶媒体1は再生専用/追記型/書換え型に依らず機械的な寸法は従来の現行DVDディスクと一致している。従って、ユーザが間違えて情報記憶媒体1を既存のDVDプレーヤーやDVDレコーダに装着したり、従来の現行DVDディスクを本実施形態の情報記録再生装置に装着する危険性がある。
その場合にシステムリードインエリアのエンボスピットのトラックピッチと最短エンボスピット長を従来の現行DVDディスクのリードインエリアのエンボスピット寸法に近い値に設定することで、上記したような場合でも装置内で新旧媒体の識別が可能であり、その媒体種別に応じた動作が可能である。
図2は本実施形態に適用される再生専用情報記憶媒体におけるリードインエリアのデータ構造を説明する図である。このリードインエリアはシステムリードインエリア、コネクションエリア、データリードインエリアを含んでいる。システムリードインエリアは、イニシャルゾーン、バッファゾーン、コントロールデータゾーン、バッファゾーンを含んでいる。コネクションエリアに情報は記録されない。
データリードインエリア内にはリファレンスコードゾーンが配置されている。リファレンスコードは再生回路内での自動回路調整(各タップ係数値等の調整)に使用する。すなわち、データ領域内に記録された情報を安定に再生/検出するために、先に上記リファレンスコードを再生しながら自動回路調整を行う。従って、このリファレンスコードをデータリードインエリア内に配置することで、リファレンスコードでのトラックピッチと最短ピット長をデータ領域内の値に合わせ、再生回路の自動調整精度を向上させることが可能となる。
図3は本実施形態に適用される追記型情報記憶媒体のリードインエリア内のデータ構造を示す図である。追記型情報記憶媒体ではエンボス状のピットが記録されているシステムリードインエリア内に各種媒体に共通なコントロールデータゾーンを持ち、追記型記録マークが記録されるデータリードインエリア内に試し書き用のディスクテストゾーンとドライブテストゾーン及び再生回路調整用の基準信号が記録されたリファレンスコードゾーン及びディスクIDゾーン、R−物理フォーマット情報ゾーンが存在する。
図4は本実施形態に適用される書き換え型情報記録媒体におけるリードインエリアのデータ構造を説明する図である。図4におけるシステムリードインエリアではエンボス状のピットが形成されており、データリードインエリアでは書換え可能な記録マークで形成される。
図4において、イニシャルゾーンはエンボスデータエリアを含む。記録データエリアとしてイニシャルゾーンに記録されたデータフレームのメインデータは“00h”とされる。バッファゾーンは32個のECCブロック(1024セクタ)を含む。物理セクタとしてイニシャルゾーンに記録されたデータフレームのメインデータは“00h”とされる。コントロールデータゾーンはエンボスデータエリアを含む。データエリアはエンボスコントロールデータを含む。
コネクションエリアは物理セクタ番号あるいは物理アドレスが割当てられていないので、物理セクタ番号あるいは物理アドレスを含まない。ガードトラックゾーンのデータセグメントはデータを含まない。ディスクテストゾーンはディスク製造者による品質テストのためである。ドライブテストゾーンはドライブによるテストのためである。情報記録再生装置はこのドライブテストゾーンに試し書きを行い、記録条件の最適化を図る。更にデータリードインエリアはディスクIDゾーン、DMA1&DMA2を含んでいる。
本発明に係る再生専用情報記憶媒体及び追記型情報記憶媒体及び書き換え型情報記憶媒体のリードインエリアは、コネクションエリア5を挟んでシステムリードインエリア3とデータリードインエリア4に分割されている。システムリードインエリア3内のイニシャルゾーン/バッファゾーン/コントロールデータゾーン/バッファゾーンのデータ配置内容及びデータ配置順は再生専用情報記憶媒体及び追記型情報記憶媒体及び書き換え型情報記憶媒体のいずれの情報記憶媒体1においても共通構造となっている。本発明に係る追記型情報記憶媒体は、本発明の方法により再生専用情報記憶媒体及び書き換え型情報記憶媒体との再生互換性をもつことができる。また、本発明の情報再生方法、及び情報記録再生装置を用いることで、本発明に係る各情報記憶媒体1に高速アクセスが可能な上、再生動作の信頼性を向上できる。
本実施形態に適用される記録型情報記憶媒体は、上記したようにエンボスピットで記録されたシステムリードインエリアと追記または書換え可能な記録マークで記録されたデータリードインエリアとの間にコネクションゾーンが配置され、システムリードインエリアとデータリードインエリアとの間で距離を置いて配置されるような構成になっている。この記録型情報記憶媒体1では片面のみからの記録・再生が可能な2記録層を有している。一方の記録層から再生している時に他方の記録層で反射する光が光検出器の中に入り込み、再生信号特性を劣化させる層間クロストークと言う現象がある。特に他方の記録層で反射する光がシステムリードインエリアに照射されているかデータリードインエリアに照射されているかで反射量が大きく異なる。従って、2記録層間の相対的な偏心量の違いにより再生対象としている記録層に沿って1周トレースしている間に他方の記録層で反射する光がシステムリードインエリアとデータリードインエリアに交互に出入りすると、層間クロストークの影響が大きくなる。その問題点を回避するため、記録媒体1ではエンボスピットで記録されたシステムリードインエリアと追記または書換え可能な記録マークで記録されたデータリードインエリアとの間にコネクションゾーンを配置し、システムリードインエリアとデータリードインエリアとの距離を離し、層間クロストークの影響を軽減して安定な再生信号が得られるような配置にしている。
コネクションエリア5にはピットや案内溝 (グルーブ)が存在しないため、トラックエラー信号が発生しない。従って、従来の再生動作を行うと、対物レンズをグルーブに沿って移動させるトラックサーボ制御が暴走し、その後の正常な再生動作を続けることができない。本発明では、システムリードインエリア3からデータリードインエリア4への再生動作を安定して行うことができる。
図5は、本発明の情報記憶媒体1を用いた情報記録再生装置(光ディスク装置)の構成を示すブロック図である。
情報記憶媒体1は、スピンドルモータ7の駆動力によって回転する回転テーブル6上に装着される。光ピックアップヘッド8は、半導体レーザー素子、光検出器、対物レンズから構成されている。半導体レーザー素子から発光するレーザー光は対物レンズにより情報記憶媒体1上に集光される。情報記憶媒体1の光反射膜もしくは光反射性記録膜で反射されたレーザー光は光検出器により光電変換される。
光検出器で得られた検出電流はアンプ9により電流−電圧変換されて検出信号となる。この検出信号はフォーカス・トラックエラー検出回路10で加減算され、フォーカスエラー信号とトラックエラー信号が出力する。フォーカスエラー信号は集光スポットの焦点制御するために必要な信号で、フォーカス・トラックエラー検出回路10が集光スポットの情報記憶媒体1に対する垂直方向のずれ量(フォーカスエラー信号)を検出して出力する。情報記憶媒体1上には、同心円状もしくはスパイラル状のトラックがあり、このトラックに沿って集光スポットをトレースさせて情報を再生する。トラックエラー信号は集光スポットをトラックに沿い安定してトレースするために必要な信号で、フォーカス・トラックエラー検出回路10がトラックと集光スポットの相対的ずれ量(トラックエラー信号)を検出して出力する。
対物レンズアクチュエータ駆動回路11は、光ピックアップヘッド8中の対物レンズを移動させるための駆動回路であり、フォーカス・トラックエラー検出回路10からのトラックエラー信号と制御部14からの命令により駆動電流を発生する。対物レンズの移動方向は、情報記憶媒体1に対する垂直方向(フォーカスエラー信号補正用)と、情報記憶媒体1の半径方向(トラックエラー信号補正用)である。光ピックアップヘッド移動機構(送りモータ)12は、光ピックアップヘッド8を情報記憶媒体1上の任意の位置へ半径方向に移動させるための駆動回路である。光ピックアップヘッド移動機構(送りモータ)12への駆動電流を供給する回路が、送りモータ駆動回路13であり、フォーカス・トラックエラー検出回路10からのトラックエラー信号と制御部14からの命令により駆動電流が発生する。
<フォーカスサーボ及びトラックサーボ制御>
対物レンズアクチュエータ駆動回路11は、再生処理中ではフォーカスエラー信号、及びトラックエラー信号が最小値になるように、光ピックアップヘッド8に駆動電流を供給する。送りモータ駆動回路13は、再生処理中ではトラックエラー信号が最小値になるように、光ピックアップヘッド移動機構(送りモータ)12に駆動電流を供給する。フォーカスエラー信号が最小値となるように焦点制御することを、フォーカスサーボ制御と呼び、制御期間中をフォーカスサーボON、制御停止中をフォーカスサーボOFFと呼ぶ。トラックエラー信号が最小値となるようにトラックトレース制御することを、トラックサーボ制御と呼び、制御期間中をトラックサーボON、制御停止中をトラックサーボOFFと呼ぶ。これらのサーボ制御の開始命令及び停止命令は、制御部14より対物レンズアクチュエータ駆動回路11及び送りモータ駆動回路13に送られる。
情報記憶媒体1の中心位置は、回転テーブル21の中心位置とわずかにずれた偏芯位置を持って装着されている。長時間連続して再生すると、集光スポットの位置が徐々に外周方向もしくは内周方向に移動する。送りモータ駆動回路13のトラックサーボ制御は、情報記憶媒体1の偏芯による影響を打ち消すことに効果的であり、光ピックアップヘッド8を対物レンズの可動距離より大きい単位で移動させる。対物レンズアクチュエータ駆動回路11のトラックサーボ制御は、対物レンズを制御するためのものであり、高速にトラック単位で対物レンズを移動させる。
<光ピックアップヘッド8の目的位置への移動制御>
移動の前に、制御部14は対物レンズアクチュエータ駆動回路11及び送りモータ駆動回路13にトラックサーボをOFFにするように命令する。送りモータ駆動回路13はフォーカス・トラックエラー検出回路10から得られる集光スポットのディスク回転速度及び制御部14からの目標速度情報との差を演算し、演算結果を考慮した駆動電流を光ピックアップヘッド移動機構(送りモータ)12へ供給する。これにより、光ピックアップヘッド移動機構(送りモータ)12は、光ピックアップ8を目標位置へ移動させる。
光ピックアップヘッド8が目標位置へ移動した後、対物レンズアクチュエータ駆動回路11が、より高精度に再生位置を合わせる。制御部14は、対物レンズアクチュエータ駆動回路11及び送りモータ駆動回路13に対し、トラックサーボONを命令して、集光スポットの現在アドレスまたはトラック番号を得る。制御部14は、再生位置と現在位置のトラック誤差を演算して、移動に必要なトラック数を対物レンズアクチュエータ駆動回路11に通知する。対物レンズアクチュエータ駆動回路11は、トラックサーボをOFFし、制御部14から入力されたトラック数を元に対物レンズを現在位置から移動させ、移動後トラックサーボをONにする。最後に、制御部14は集光スポットの現在アドレスもしくはトラック番号を再生して、目標トラックにアクセスしていることを確認する。
<基準クロック発生回路>
アンプ9からの出力されるアナログ信号は、二値化回路15でデジタル信号に変換される。二値化回路15では、入力信号は、ある電位と比較して、それより高いか低いかという二値情報に変換される。比較元となる電位のことをスライスレベルと呼び、スライスレベルと入力信号が一致した点を0クロスと呼ぶ。二値化された信号はPLL回路16に入力し、PLL回路16からは二値化回路15の出力信号と固定が一致している一定周期の信号が出力する。PLL回路16から出力する一定周期の信号は、復調回路21などの再生後の二値化信号を扱うデジタル信号処理回路の基準クロックとして使われる。二値化回路15及び復調回路21を含む再生回路50は、PRML方式に従って再生信号から情報を抽出する情報抽出手段である。
<スピンドルモータ7の回転制御>
情報記憶媒体回転速度検出回路17が情報記憶媒体1の回転数を検出するために、PLL回路16からの基準クロック32をカウントしている。再生あるいは記録/消去する際には、制御部14がその半径位置に対応した情報記憶媒体1の回転数のテーブルがある半導体メモリ19を参照し、ここより得られた情報記憶媒体1の目標回転数を、スピンドルモータ駆動回路18に通知する。スピンドルモータ駆動回路18は、この目標回転数と情報記憶媒体回転速度検出回路17からの情報記憶媒体1の回転数との差を演算し、演算結果を考慮した駆動電流をスピンドルモータ7へ与え、スピンドルモータ7の回転数が一定になるように制御する。
<レーザー光量制御>
情報記憶媒体1上の情報を再生及び記録及び消去の切り替えは、情報記憶媒体1に照射する集光スポットの光量を変化させることで行う。
情報再生時には、情報記憶媒体1上には一定の光量を連続的に照射している。
情報記録する際には、再生時の光量にパルス状の断続的光量を上乗せする。半導体レーザー素子が大きな光量でパルス発光した時に情報記憶媒体1の光反射性記録膜が局所的に光学的変化もしくは形状変化を起こし記録マークが形成される。すでに記録されているエリアの上に重ね書きする場合も、同様に半導体レーザー素子をパルス発光させる。
すでに記録されている情報を消去する場合には、再生時よりも大きな一定光量を連続照射する。連続的に情報を消去する場合にはセクター単位など特定周期ごとに照射光量を再生時に戻し、消去処理と平行して間欠的に情報再生を行い、消去トラックに誤りが無いことをトラック番号やアドレスから確認する。
光ピックアップヘッド8には、半導体レーザー素子の発光量を検出するための光検出回路を内蔵している。半導体レーザー駆動回路19では、その光検出回路出力と記録/再生/消去制御波形発生回路20から与えられる発光基準信号との差を演算した結果を元にして、半導体レーザーへの駆動電流を光ピックアップヘッド8へ供給している。
<情報記憶媒体1からの再生信号及び情報記憶媒体1への記録信号>
記録時では、情報記憶媒体1に記録したい情報が、データ入出力インターフェース部25で前処理をされた後、記録データバッファ26に入力する。ECCエンコーディング回路24は、記録データバッファ26から読み出したデータに、ECC(Error Correction Code)を付加する。ECCとは、データの誤り検出及び訂正のために付加する冗長な符号のことである。ECCを付加されたデータは、変調回路23へ入力される。変調回路23では、再生時の信号の直流成分を除き、情報記憶媒体1に対して高密度に情報を記録するために、信号変調を行う。変調回路23はECCエンコーディング回路24から入力されるデータを変調方式に従ってあるビットごとに区切り、変換テーブルを参照して別データへ変換する。記録/再生/消去制御波形発生回路20では、変調回路23から入力するデータから、記録波形を生成し、半導体レーザー駆動回路19へ入力している。
再生時では、光反射膜もしくは光反射性記録膜からの反射光量変化を光ピックアップヘッド8にて検出し、アンプ9、二値化回路15にて処理され、二値化信号に変換される。復調回路21は、PLL回路16で得られた基準クロック32と変換テーブルを元に信号を復調する。復調回路21がもつ変換テーブルは、変調回路23と対応している。復調された信号は再生データバッファ27に記録される。エラー訂正回路22は、再生データバッファ27からデータを読み出し、エラー検出及びECCデコードを行う。
<情報記録再生装置の起動制御>
1) 制御部14がスピンドルモータ駆動回路18に目標回転数を通知する。スピンドルモータ駆動回路18からスピンドルモータ7に駆動電流が供給されて、スピンドルモータ7の回転が始まる。
2) 制御部14が送りモータ駆動回路13に対して命令を通知し、送りモータ駆動回路13から光ピックアップヘッド移動機構(送りモータ)12に駆動電流が供給され、光ピックアップヘッド移動機構(送りモータ)12が光ピックアップヘッド8を情報記憶媒体1の最内周位置へ移動させる。情報記憶媒体1の情報が記録されているエリアを越えて、バーストカッティングエリア2に光ピックアップヘッド8があることを確認する。
3) スピンドルモータ7が目標回転数に到達すると、その状態は制御部14に通知される。
4) 制御部14が記録/再生/消去制御波形発生回路20に通知した再生光量信号量に基づき、半導体レーザー駆動回路19から光ピックアップヘッド8内の半導体レーザー素子に電流が供給され、レーザー発光を始める。ただし、情報記憶媒体1の種類によって、再生時の最適な照射光量が異なる。従って、照射光量の初期値は最小レベルである。
5) 制御部14が対物レンズアクチュエータ駆動回路11に対して命令を通知し、対物レンズアクチュエータ駆動回路11は光ピックアップヘッド8内の対物レンズを情報記憶媒体1から垂直方向に最も離れた位置へ移動させ、次に低速で対物レンズを情報記憶媒体1に近づけるように制御する。
6) フォーカス・トラックエラー検出回路10でフォーカスずれ量を観測し、焦点があった位置に対物レンズがきたとき、制御部14にその状態を通知する。制御部14がこの通知を受け取ると、対物レンズアクチュエータ駆動回路11に対してフォーカスサーボONの命令を通知する。
7) 制御部14は送りモータ駆動回路13に命令を通知し、送りモータ駆動回路13が光ピックアップヘッド8を情報記憶媒体1の外周方向へ移動させる。
8) 再生された信号をモニターして、光ピックアップヘッド8が情報記憶媒体1上のバーストカッティングエリア2より外周方向へ到達したら、光ピックアップヘッド8の移動を停止する。
9) トラックサーボONにする。
10) 情報記憶媒体1のシステムリードインエリア3及びデータリードインエリア4を再生する。情報記憶媒体1に記録されている例えば「再生時の最適光量」情報及び「記録/消去時の最適光量」情報は、制御部14を経由して半導体メモリ19に書き込まれる。制御部14は、「再生時の最適光量」の情報を記録/再生/消去制御波形発生回路20に通知し、再生時の半導体レーザー素子の発光量を再設定する。
<情報記録再生装置の終了制御>
1) 制御部14が対物レンズアクチュエータ駆動回路11及び送りモータ駆動回路13へトラックサーボOFFの命令を通知し、トラックサーボをOFFする。
2) 制御部14が対物レンズアクチュエータ駆動回路11へフォーカスサーボOFFの命令を通知し、フォーカスサーボをOFFする。
3) 制御部14が記録/再生/消去制御波形発生回路20へ半導体レーザー素子の発光の停止命令を通知し、半導体レーザー素子の発光を停止する。
4) 制御部14がスピンドルモータ駆動回路18へ目標回転数として0を通知する。
情報記憶再生装置の起動制御におけるシステムリードインエリア3及びデータリードインエリア4の再生では、各エリアの識別及びコネクションエリア5の安定した飛び越えが必要である。以下で、システムリードインエリア3及びデータリードインエリア4上から情報を再生するために必要なエリア識別回路28及びコネクションエリア5の飛び越え回路29について説明する。
エリア識別回路28を使ってシステムリードインエリア3から情報を再生する方法について説明する。
図5のエリア識別回路28に入力する信号は、光ピックアップヘッド8で検出され、アンプ9により振幅調整及びノイズ除去された再生信号30である。エリア識別回路28を使ったエリア識別方法として、ここでは以下に示す4種類の方法を提供する。
1)再生信号30を二値化した信号の0クロス回数から識別する方法。
2)再生信号30を基準電位で二値化した信号の0クロス回数と、異なるスライスレベルで二値化した信号の0クロス回数から識別する方法。
3)記憶マーク長から識別する方法。
4)ヒステリシス特性をもつスライスレベルで二値化した信号と、ヒステリシス特性をもたないスライスレベルで二値化した信号の0クロス回数から識別する方法。
図6は再生信号30を二値化した信号から得た0クロス回数を用いてエリア識別する方法(以下、方法1)を使い、システムリードインエリア3から情報を再生するまでを説明しているフローチャートである。以下で、方法1について説明する。
エリアの識別及びシステムリードインエリア3読み出し開始処理(ST1)とは、制御部14がフォーカスサーボONの状態で、バーストカッティングエリア2からシステムリードインエリア3付近に光ピックアップヘッド8を移動する処理を示す。次に制御部14はトラックサーボをONにし(ST2)、スピンドルモータ7の回転数を情報記憶媒体1の半径位置に対応した回転数に設定する(ST3)。次に、エリア識別回路28にて再生信号30の0クロス回数を求める(ST4)。
図7は、方法1で用いられるエリア識別回路28の構成を示す回路図である。ここで、再生信号30は方法1に係る二値化回路31によって二値化信号に変換され、カウンタ43で情報記憶媒体1のN回転あたりの0クロス回数が求められる。情報記憶媒体1の回転数Nは任意に決められる。回転数情報を得るため、スピンドルモータ7から回転パルス33がエリア識別回路28に入力している。回転パルス33はスピンドルモータ7の例えば所定回転角度ごとに1パルス出力される。
ここで、システムリードインエリア、データリードインエリアからの再生信号の違いについて説明する。前述したように、システムリードインエリアのエンボスピットのトラックピッチと最短エンボスピット長は、現行DVDディスクのリードインエリアのエンボスピット寸法に近い値に設定され、従って情報記録密度も同様である。一方、データリードインエリアの情報記録密度は、システムリードインエリアの記録密度より高い。従って、データリードインエリアに記録された情報の再生信号周波数は、システムリードインエリアに記録される情報の再生信号周波数より例えば数倍程度高い。
また、システムリードインエリアからの再生信号には符号間干渉はないが、データリードインエリアからの再生信号は符号間干渉の影響を受ける。図8A及び図8Bはは符号間干渉を説明するための図であり、縦軸は信号強度、横軸は距離または時間を示す。図8Aのように単一の記録マークからの再生信号は集光スポット強度分布の影響で広がりを持つ。図8Bは記録マーク間の距離が集光スポットサイズに比べて小さい場合の再生波形を示している。このように記録マーク間の距離が詰まっている場合、再生信号は符号間干渉の影響を受けた波形となる。データリードインエリアでは、記録マーク間の距離が短いため、符号間干渉の影響を受ける。
図9は上記符号間干渉の発生もしくは低周波成分が重畳した再生信号を、固定スライスレベルで二値化するときの動作を説明するための図である。
低周波成分が重畳している再生信号を、ある電位で固定されたスライスレベルで二値化を行うと、デューティー比(この例では約2:1)が偏ってしまい、安定した二値化を行うことができない。図7に示す二値化回路31は比較器40、積分回路41、差動増幅器42を含み、図9のように低周波成分が重畳している再生信号の二値化に適している。
差動増幅器42は同相成分のノイズ除去のために設けられている。積分器41は、ある時点までに入力された信号を平均化する。二値化回路31は積分器の出力信号(入力信号の平均値)を基準として再生信号30を二値化することにより、再生信号30に含まれる直流成分(低周波成分)の影響を除いて二値化を行う。
図10〜図12は様々な条件における二値化回路31の各ノードA〜Eの波形を示す。説明を簡単化するため、図10、図11では再生信号に低周波成分ノイズが重畳されていないものとする。
図10は初期のスライスレベル(ノードD:積分回路41の出力閾値電圧)が所望のレベル(デューティ比が1:1のレベル)より高い場合の動作を示す図である。初期のスライスレベルがVTH1の場合、ノードCの波形はスライスレベル以上となる期間が少ない。積分器41では、充電期間よりも放電期間のほうが長くなり、ノードDの電圧は徐々に低下する。その結果、スライスレベルはVTH1からVTH2に降下し、所望の値に設定される。
図11は初期のスライスレベルが所望のレベル(デューティ比が1:1のレベル)より低い場合の動作を示す図である。初期のスライスレベルがVTH3の場合、ノードCの波形はスライスレベル以上になる期間が長く、積分器41では充電期間よりも放電期間の方が短くなり、ノードDの電圧は徐々に上昇する。その結果、スライスレベルはVTH3からVTH4に上昇し、所望の値に設定される。所望の値にスライスレベルが設定されると、デューティ比が1:1となり、積分器41での充電期間と放電期間がつりあった状態となる。
図12は低周波成分が重畳している再生信号を二値化する動作を説明するための図である。周波数成分の影響で所望のスライスレベルより高いレベル(VTHS)にある場合も、前述した積分回路の和信号の平均化の効果で、スライスレベルはVTH6、VTH7へと降下する。この結果、常に適切なスライスレベルが設定される。
次に図7のエリア識別回路28のカウンタ43、ホールド回路44周辺動作を説明する。図13はカウンタ43、ホールド回路44周辺の信号波形を示す図である。二値化信号(ノードA上の信号)はカウンタ43にクロック入力として入力する。この二値化信号の立ち上がり及び立ち下がりは、スライスレベル(ノードD電圧)と入力信号(再生信号30)の電圧が一致した点を示し、上記0クロス点である。従って0クロス回数はスピンドルモータ(即ち記録媒体1)の所定回転数あたりの二値化信号パルス数に等しい。つまり0クロス回数とは、記録媒体がN回転する間に発生した二値化信号のパルス数に等しい。
スピンドルモータの回転を示す回転パルス33(ノードH上の信号)が入力すると、ホールド回路44ではホールド信号を、カウンタ43ではカウンタリセット信号を内部で生成する。そして、スピンドルモータからの回転パルスに同期したタイミングでホールド回路44はカウンタ値をホールドし、カウンタ43はリセットする。尚、図13では信号伝播遅延はないものとして各波形が示されている。
制御部14は、半導体メモリ19から0クロス回数の所定閾値を読み出し、その閾値とホールド回路44がホールドしている0クロス回数と比較する(ST5)。方法1で用いられる所定閾値(0クロス回数)は例えば、予め測定されたシステムリードインエリア3における0クロス回数とデータリードインエリア4における再生信号の0クロス回数の中間値とする。このように半導体メモリ14aには本実施形態及び後述される様々な実施形態において参照される閾値が格納され、閾値格納部として機能する。
所定閾値より0クロス回数が小さい場合には、光ピックアップヘッド8の位置(光ビームのディスク上照射位置)システムリードインエリア3であると判断され(ST6)、制御部14は後段の再生回路50(二値化回路15及び復調回路21)における処理の切り替えを行い、システムリードインエリア3から情報を読み取り(ST7)、エリアの識別及びシステムリードインエリア3読み出しを終了する。
閾値より0クロス回数が大きい場合には、データリードインエリア4であると判断する(ST8)。制御部14はトラックサーボをOFFして、光ピックアップヘッド8をディスク最内周側のバーストカッティングエリア2まで移動させる(ST9)。
ここで上記再生回路50について説明する。再生回路50は前述したように図5の二値化回路15及び復調回路21を含み、PRML(Partial Response and Maximum Likelihood)信号処理を行って再生信号30から情報を抽出する。また図8を参照して説明したように、データリードインエリアの再生信号は符号化干渉の影響が大きく、データとして読むためにはPRML信号処理をする必要がある。一方、システムリードインエリアでは、上記したように従来の二値化回路でデータを読み出すことができるが、本実施形態の場合はPRML処理によりシステムリードインエリアの再生信号を読み出す。この場合、システムリードインエリアとデータリードインエリアとは異なる処理パラメータに設定する必要がある。従って、制御部14はエリアの識別をデータの読み出し前に行い、後段の再生回路50における処理の切り替えをする。この”処理の切り替え”とは再生回路50の処理パらメータの設定(または変更)を意味する。
以上説明したように本実施形態によれば、再生回路50を用いたデータ内容の解析をする前に、光ピックアップヘッド8のビーム照射位置がシステムリードインエリア3かデータリードインエリア4かの識別を行い、再生回路50の処理パラメータを各エリアに最適になるように切り替える。従って、各リードインエリアの解読精度を高める事が容易となる。その結果、情報再生装置及び情報記録再生装置の起動からデータエリアの読み出しまでの時間を削減できる。
次に本発明による第2の実施形態を説明する。図14は本発明のエリア識別方法のうち、再生信号30を基準電位で二値化した信号の0クロス回数と、これとは異なるスライスレベルにより二値化した信号の0クロス回数から識別する方法(以下、方法2)を使い、システムリードインエリア3から情報を再生するまでを示すフローチャートである。以下で、方法2について説明する。
エリアの識別及びシステムリードインエリア読み出し開始処理(ST1)とは、制御部14がフォーカスサーボONの状態で、バーストカッティングエリア2からシステムリードインエリア3付近に光ピックアップヘッド8を移動する処理を示す。次に制御部14はトラックサーボをONにし(ST2)、スピンドルモータ7の回転数を情報記憶媒体1の半径位置に対応した回転数にする(ST3)。次に、再生信号30の0クロス回数を観測する(ST4)。次にステップST4とは異なるスライスレベルを使い、0クロス回数を観測する(ST10)。
図15は、方法2で用いられるエリア識別回路28である。再生信号30は基準電位V1による二値化回路37より二値化信号に変換されると同時に、基準電位V1とは異なるスライスレベル(V’+V1)を参照する二値化回路38を使い二値化信号に変換され、カウンタで情報記憶媒体1のN回転数あたりの0クロス回数をそれぞれ求める。情報記憶媒体1の回転数Nは任意に決められる。回転数情報を得るため、スピンドルモータ7より、回転パルス33がエリア識別回路28に入力している。2つのスライスレベルの差分V’は、2つのカウンタでの0クロス回数の差分量を比較した時に、システムリードインエリア3とデータリードインエリア4で有意差があるように、例えば実験により決定される。
データリードインエリア4からの再生信号に重畳している低周波成分は、前述したようにシステムリードインエリア3の場合より大きい。従って、異なるスライスレベルで二値化した場合、その0クロス回数の差はデータリードインエリア4の方がシステムリードインエリア3より大きい。
制御部14は、方法2で用いられるエリア識別回路28の2つのカウンタ43a、43bからホールド回路44a、44bを介して0クロス回数を読み出して、差分量を演算する。次に、半導体メモリ19から0クロス回数の差分量の閾値を読み出して、それと演算結果の差分量を比較する。方法2で用いられる閾値は、システムリードインエリア3とデータリードインエリア4において予め求めた0クロス回数の差分量の中間値とする。
差が小さい場合には、システムリードインエリア3である(ST6)と判断され、システムリードインエリア3から情報を読み取り(ST7)、エリアの識別及びシステムリードインエリア3読み出し終了する。差が大きい場合には、データリードインエリア4であると判断される(ST8)。制御部14はトラックサーボをOFFして、光ピックアップヘッド8をディスク最内周側のバーストカッティングエリア2まで移動させる(ST9)。
図16は本発明のエリア識別方法のうち、記憶マーク長から識別する方法(以下、方法3)を使い、システムリードインエリア3から情報を再生するまでを示すフローチャートである。以下で、方法3について説明する。
エリアの識別及びシステムリードインエリア3読み出し開始処理(ST1)とは、制御部14がフォーカスサーボONの状態で、バーストカッティングエリア2からシステムリードインエリア3付近に光ピックアップヘッド8を移動する処理を示す。次に制御部14はトラックサーボをONにし(ST2)、スピンドルモータ7の回転数を情報記憶媒体1の半径位置に対応した回転数にする(ST3)。次に、記憶マーク間隔を求める(ST21)。
図17は方法3で用いられるエリア識別回路28である。この回路は、記憶マーク間隔の最大値を求めるための積分回路39と再生信号30を二値化してエッジ検出する回路35とA/D変換回路36を含む。方法3での積分回路39は、SWを再生信号30の立ち下がりエッジで短絡し、立ち上がりエッジで開放することで、記憶マーク長に比例した電圧が1段目回路45から出力される。2段目回路46は1段目回路45の最大電位を保持するように働くため、Voは記憶マークの最大値に比例する。
図18は図17に示すエリア識別回路28の各ノードにおける信号波形を示す。記録マークに応じて、図18の再生信号30のような再生信号が得られ、ノードMの二値化信号が生成される。この立下りエッジと立ち上がりエッジがエッジ判別回路35で検出される。立ち下がりエッジでスイッチSWをOFFにし、立ち上がりエッジでSWをONにするように、エッジ判別回路35からスイッチに対して制御信号が出力される。
SWをON,OFFすることにより、ノードLでは、のこぎり波状の充電電圧(点線)が生成される。積分回路39の1段目回路45はボルテージフォロワ回路であるから、ノードLと同じ電位が出力側にも生じる。その出力電流により、コンデンサC1に電荷が蓄えられ、このピーク電位が出力信号Voとして発生する。R1によりC1は放電を行い、例えばコネクションエリアで長時間記録マークがない状態が続くとこのピーク電位は0Vとなる。R1とC1の積が放電時間と比例するので、R1の抵抗値を調節するなどで、ピーク電位保持時間が調整される。
VoはA/D変換器36によりA/D変換されて、制御部14より参照される。制御部14は半導体メモリ19から閾値を読み出し、Voと比較する(ST22)。方法3で用いられる閾値は、システムリードインエリア3及びデータリードインエリア4において予め求めたVoの中間値とする。閾値より大きい場合には、システムリードインエリア3であると判断され(ST6)、システムリードインエリア3から情報を読み取り(ST7)、エリアの識別及びシステムリードインエリア3読み出しを終了する。閾値より小さい場合には、データリードインエリア4であると判断される(ST8)。制御部14はトラックサーボをOFFして、光ピックアップヘッド8をディスク最内周側のバーストカッティングエリア2まで移動させる(ST9)。
図19は本発明のエリア識別方法のうち、ヒステリシス特性をもつスライスレベルで再生信号を二値化した信号と、ヒステリシス特性をもたないスライスレベルで二値化した信号の0クロス回数から識別する方法(以下、方法4)を使い、システムリードインエリア3から情報を再生するまでを示すフローチャートである。以下で、方法4について説明する。
エリアの識別及びシステムリードインエリア3読み出し開始処理(ST1)とは、制御部14がフォーカスサーボONの状態で、バーストカッティングエリア2からシステムリードインエリア3付近に光ピックアップヘッド8を移動する処理を示す。次に制御部14がトラックサーボをONにし(ST2)、スピンドルモータ7の回転数を情報記憶媒体1の半径位置から対応した回転数にする(ST3)。次に、ヒステリシス二値化し、0クロス回数を求める(ST31)。同様に、ヒステリシスをもたないスライスレベルで二値化し、0クロス回数を求める(ST32)。
図20は方法4で用いられるエリア識別回路28である。ヒステリシス二値化回路34は、スライスレベルを2つ持ち、再生信号30の電位が上昇する時と、下降する時とで、異なる2つのスライスレベルを使用する。ヒステリシス二値化回路34を使うと、信号振幅が一定しない再生信号30については、その0クロス回数が減少する特徴をもつ。データリードインエリア4からの再生信号に重畳している低周波成分は、前述したようにシステムリードインエリア3の場合より大きい。従ってデータリードインエリア4では、ヒステリヒスを持たない二値化回路47を用いて再生信号を二値化したときの0クロス回数と、ヒステリシス二値化回路34を用いて二値化したときの0クロス回数との差分は比較的大きい。一方、システムドインエリア4では、ヒステリヒスを持たない二値化回路47を用いての信号を二値化ときの0クロス回数と、ヒステリシス二値化回路34を用いて二値化したときの0クロス回数との差分は比較的小さい。これら差分の違いに基づいて本実施形態ではエリア識別が行われる。
再生信号30はヒステリシス二値化回路34により二値化信号へ変換されると同時に、ヒステリシスをもたない二値化回路47によって二値化信号へ変換され、それぞれのカウンタ43a、43bで情報記憶媒体1のN回転数あたりの0クロス回数が求められる。
情報記憶媒体1の回転数Nは任意に決められる。回転数情報を得るため、スピンドルモータ7より、回転パルス33がエリア識別回路28に入力している。ヒステリシス二値化回路34における2つのスライスレベルの差分は、両エリア間で有意差があるように予め決定される。即ちこのスライスレベルの差分は、方法4のエリア識別回路28における2つのカウンタ43a、43bで計数された0クロス回数の差分量を、システムリードインエリア3とデータリードインエリア4のそれぞれで比較した時に、明確な差が生じるように決定される。
制御部14は、方法4で用いられるエリア識別回路28から2つの0クロス回数を読み出し、その差分量を演算する。次に、半導体メモリ19から0クロス回数の差分量の閾値を読み出して、それと演算結果の差分量を比較する(ST33)。方法4で用いられる閾値は、ヒステリシス二値化回路34による0クロス回数とヒステリシスをもたない二値化回路47による0クロス回数の差分量を、システムリードインエリア3及びデータリードインエリア4のそれぞれで求め、それらの中間値に設定する。差分量が閾値より小さい場合には、システムリードインエリア3である判断され(ST6)、システムリードインエリア3から情報を読み取り(ST7)、エリアの識別及びシステムリードインエリア3読み出し終了する。差分量が閾値より小さい場合には、データリードインエリア4であると判断される(ST8)。制御部14はトラックサーボをOFFして、光ピックアップヘッド8をディスク最内周側のバーストカッティングエリア2まで移動させる(ST9)。
次にコネクションエリア飛び越え回路29を使ったデータリードインエリア4から情報を再生する実施形態について説明する。この実施形態では、トラックサーボをOFFして、システムリードインエリア3、コネクションエリア5、及びデータリードインエリア4からのトラックエラー信号の0クロス回数を順に識別して、光ピックアップヘッド8はコネクションエリア5を飛び越える(高速移動する)。
図5のコネクションエリア飛び越え回路29には、フォーカス・トラックエラー検出回路10から出力するトラックエラー信号が入力する。図21は本実施形態に係るコネクションエリア5の飛び越え方法を示すフローチャート、図22はコネクションエリア飛び越え回路29の構成を示す回路図である。
上記ステップST7のように、エリアの識別及びシステムリードインエリア3を読み出した後、制御部14はコネクションエリア5の飛び越え処理を行う。まず、制御部14がトラックサーボをOFFにする(ST41)。飛び越え回路29は、トラックエラー信号を比較器51により二値化し、カウンタ52でカウントし、ホールド回路53により情報記憶媒体1のN回転あたりの0クロス回数が保持される(ST42)。情報記憶媒体1の回転数Nは任意に決められる。回転数情報を得るため、スピンドルモータ7より、回転パルス33がコネクションエリア飛び越え回路29に入力している。
制御部14は、光ピックアップヘッド8を情報記憶媒体1の外周方向へ移動させ(ST43)、コネクションエリア飛び越え回路29のホールド回路53が保持しているトラックエラー信号の0クロス回数を参照する(ST44)。参照の結果、0クロス回数が1回以上であれば、光ピックアップヘッド8のビームスポットがシステムリードインエリア3にあることが分かるため、制御部14はさらに光ピックアップヘッド8を情報記憶媒体1の外周方向へ移動させるために、送りモータ駆動回路13に移動命令を通知する(ST43)。0クロス回数が0回であれば、光ピックアップヘッド8がコネクションエリア5にあることが分かる(ST46)。
光ピックアップヘッド8がコネクションエリア5に到達したら、さらにピックアップヘッド5を情報記憶媒体1の外周方向へ移動させる(ST47)。次に、制御部14はコネクションエリア飛び越え回路29がもつトラックエラー信号の0クロス回数を参照する(ST48)。参照の結果、0クロス回数が0回であれば、光ピックアップヘッド8がコネクションエリア5にあることが分かるため、制御部14はさらに光ピックアップヘッド8を情報記憶媒体1の外周方向へさらに移動させるために、送りモータ駆動回路13に移動命令を通知する(ST47)。0クロス回数が1回以上であれば、光ピックアップヘッド8がデータリードインエリア4にある可能性がある(ST49)。
次に、制御部14は、ステップST42で得られた0クロス回数とステップST48で得られた0クロス回数を参照し、ステップST48での0クロス回数がステップST42での0クロス回数の1.5倍以上であるか判断する(ST50)。この”1.5倍”は、システムリードインエリア3とデータリードインエリア4からの再生信号の平均的な周波数の違いから求められる値である。1.5倍以下である場合には、光ピックアップヘッド8がシステムリードインエリア3にあるか、異常状態であると判断し、ステップST1へ戻り、再びエリアの識別及びシステムリードインエリア3読み出し動作を開始する。1.5倍以上である場合には、光ピックアップヘッド8がデータリードインエリア4にあると判断し(ST51)、コネクションエリア5の飛び越え処理を終了し、データリードインエリア4上にある情報の再生処理などの処理へ進む。システムリードインエリア3で得られる0クロス回数に対するデータリードインエリア4で得られる0クロス回数の比率の閾値は、1.5以外の値も取れるものとする。
図23はコネクションエリア5の飛び越え終了後の処理を示すフローチャートである。
先ず制御部14はトラックサーボをONにして(ST61)、エリア識別回路28を用いて、前述した方法1〜4の1つ又は複数の方法に従って、光ビーム照射エリアがデータリードインエリアであるか確認する(ST62)。データリードインエリアであった場合(ST63でYesの場合)、制御部14は再生回路50のパラメータの切り替え等の処理を行い、データリードインエリアに記録された情報を読み出し(ST64)、必要な情報を読み出すと、データリードインエリア読出し終了となる。ST63においてデータリードインエリアではないと判断されると、制御部14は光ピックアップヘッド8がシステムリードインエリア3にあるか、異常状態であると判断し、ステップST1へ戻り、エリアの識別及びシステムリードインエリア3読み出し動作を開始する。ここで制御部14はトラックサーボをOFFし、最内周から外周側にピックアップヘッドを移動させ、ステップST45のようにトラックエラー信号の0クロス回数を基にしてトラックを探し、トラックを検出したら前記方法1〜4を用いて再びエリアの識別を行っても良い。
このように本実施形態によれば、トラックサーボOFFの状態で光ピックアップヘッド8を移動させるため、光ピックアップヘッド8がコネクションエリア5に到達し、トラックエラー信号を検出できない状態でも、安定した制御でコネクションエリア5を飛び越えることができる。
また、各エリアに記録されているデータを読み出し、データ内容の解析することなく、コネクションエリア5を飛び越えることができるため、情報再生装置及び情報記録再生装置の起動からデータエリアの読み出し開始までの時間を削減できる。
以上の説明はこの発明の実施の形態であって、この発明の装置及び方法を限定するものではない。又、各実施形態における構成要素、機能、特徴あるいは方法ステップを適宜組み合わせて構成される装置又は方法も本発明に含まれるものである。
情報記憶媒体1を構成する各エリアの寸法図。 再生専用情報記憶媒体におけるリードインエリアのデータ構造説明図。 追記型情報記憶媒体におけるリードインエリアのデータ構造説明図。 書き換え型情報記憶媒体におけるリードインエリアのデータ構造説明図。 本発明の情報記憶媒体1を用いた情報記録再生装置の構成を示すブロック図 方法1を用いてシステムリードインエリア3から情報を再生する処理を示すフローチャート。 方法1で用いられるエリア識別回路28の構成を示す図。 符号間干渉を説明するための図。 符号間干渉を説明するための図。 符号間干渉または他の原因で低周波成分が重畳した再生信号を、固定スライスレベルで二値化するときの動作を説明するための図。 二値化回路31の各ノードA〜Eの波形を示す図。 二値化回路31の各ノードA〜Eの他の波形を示す図。 二値化回路31の各ノードA〜Eの他の波形を示す図。 カウンタ43、ホールド回路44周辺の信号波形を示す図。 本発明の方法2を用いてシステムリードインエリア3から情報を再生する処理を示すフローチャート。 方法2で用いられるエリア識別回路28の構成を示す図。 方法3を用いてシステムリードインエリア3から情報を再生する処理示すフローチャート。 方法3で用いられるエリア識別回路28構成を示す図。 図17に示すエリア識別回路28の各ノードにおける信号波形を示す図。 方法4を用いてシステムリードインエリア3から情報を再生する処理を示すフローチャート。 方法4で用いられるエリア識別回路28の構成を示す図。 コネクションエリア5の飛び越え方法を示すフローチャート。 コネクションエリア飛び越え回路29の構成を示す図。 コネクションエリア5の飛び越え終了後の処理を示すフローチャート。
符号の説明
35…エッジ判別回路、36…A/D変換器、40…比較器、41…積分回路、42…差動増幅器、43…カウンタ、44…ホールド回路。

Claims (12)

  1. システムリードインエリアとコネクションエリアとデータリードインエリアを有する光ディスクから情報再生を行う光ディスク装置であって、
    前記光ディスクに光ビームを照射し、その反射光に対応する再生信号を提供し、前記光ディスクの半径方向に移動可能な光ピックアップヘッドと、
    前記光ピックアップヘッドから提供される前記再生信号に基づいて、該光ピックアップヘッドの光ビーム照射エリアが、前記システムリードインエリアもしくはデータリードインエリアであるを識別する識別手段と、
    前記識別手段の識別結果に基づいて、前記再生信号から情報を再生する情報再生手段と、
    を具備することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記識別手段は、
    前記再生信号をスライスレベルに基づいて二値化する二値化手段と、
    前記二値化手段から得られる二値化信号の前記光ディスク単位回転数あたりの0クロス回数を計数する計数手段と、
    前記システムリードインエリア及びデータリードインエリアの両エリアについて予め求めた前記二値化信号の0クロス回数から算出される閾値を格納する手段と、
    前記計数手段により計数された前記0クロス回数と前記閾値を比較する比較手段を具備し、
    前記比較手段の比較結果に基づいて、前記光ピックアップヘッドの前記光ビーム照射エリアを識別することを特徴とする請求項1項記載の光ディスク装置。
  3. 前記二値化手段のスライスレベルは、前記再生信号の直流成分に応じて変動することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  4. 前記識別手段は、前記再生信号を第1スライスレベルを用いて二値化する第1二値化手段と、
    前記第1二値化手段から得られる二値化信号の前記0クロス回数を計数する第1計数手段と、
    前記再生信号を前記第1スライスレベルとは所定レベルだけ異なる第2スライスレベルを用いて二値化する第2二値化手段と、
    前記第2二値化手段から得られる二値化信号の前記0クロス回数を計数する第2計数手段と、
    前記第1及び第2計数手段により計数された前記二値化信号の前記0クロス回数を互いに比較する手段を具備し、
    前記比較手段の比較結果に基づいて、前記光ピックアップヘッドの前記光ビーム照射エリアを識別することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  5. 第1及び第2スライスレベルは、前記再生信号の直流成分に応じて変動することを特徴とする請求項3記載の光ディスク装置。
  6. 前記識別手段は、
    再生信号から前記ディスクに記録された記録マーク長の最大値を計測する手段と、
    前記システムリードインエリア及びデータリードインエリアの両エリアについて予め求めた最大記録マーク長の閾値と、前記計測手段により計測された前記記録マーク長の最大値を比較する比較手段とを具備し、
    前記比較手段の比較結果に基づいて光ピックアップヘッドの前記光ビーム照射エリアを識別することを特徴とする請求項1項記載の光ディスク装置。
  7. 前記識別手段は、
    前記再生信号をヒステリシスを有する二値化回路を用いて二値化する第1二値化手段と、
    前記第1二値化手段から得られる二値化信号の前記0クロス回数を計数する第1計数手段と、
    前記再生信号をヒステリシスを有さない二値化回路を用いて二値化する第2二値化手段と、
    前記第2二値化手段から得られる二値化信号の前記0クロス回数を計数する第2計数手段と、
    前記第1及び第2計数手段により計数された前記二値化信号の前記0クロス回数を互いに比較する手段を具備し、
    前記比較手段の比較結果に基づいて、前記光ピックアップヘッドの前記光ビーム照射エリアを識別することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  8. 前記光ピックアップヘッドから提供される前記再生信号を基に、トラックエラー信号を生成する生成手段と、
    前記光ビームがディスク上のトラックをトレースするように、前記トラックエラー信号に基づいてトラックサーボを行い、前記光ピックアップヘッドの移動を制御するトラックサーボ手段と、
    前記トラックエラー信号を二値化する二値化手段と、
    ディスク内周側から外周側へ前記トラックサーボをOFFして前記光ピックアップヘッドを移動する移動手段と、
    前記移動手段により前記光ピックアップヘッドが移動している際に、前記トラックエラー信号の前記所定単位回転あたりの0クロス回数を計数する計数手段と、
    計数手段の計数結果に応じて、前記光ビーム照射エリアを識別する手段を具備することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  9. 前記光ピックアップヘッドから提供される前記再生信号を基に、トラックエラー信号を生成する生成手段と、
    前記光ビームがディスク上のトラックをトレースするように、前記トラックエラー信号に基づいてトラックサーボを行い、前記光ピックアップヘッドの移動を制御するトラックサーボ手段と、
    前記識別手段により識別された前記システムリードインから、外周側へ前記トラックサーボをOFFして前記光ピックアップヘッドを移動する移動手段と、
    前記移動手段により前記光ピックアップヘッドが移動している際に、前記トラックエラー信号の単位時間当りの0クロス回数を計数する計数手段と、
    前記クロス回数が0のとき、前記光ビーム照射エリアを前記コネクションエリアと判断し、更に前記光ピックアップヘッドを外周側へ移動し、クロス回数が1以上となったときにトラックサーボをONし、前記エリア識別手段を用いてエリア識別を行う制御手段と、
    を具備することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  10. システムリードインエリアとコネクションエリアとデータリードインエリアを有する光ディスクから情報を再生する方法であって、
    前記光ディスクに光ビームを照射し、その反射光に対応する再生信号に基づいて、該光ピックアップヘッドの光ビーム照射エリアが、前記システムリードインエリアもしくはデータリードインエリアであるかを識別するステップと、
    前記識別手段の識別結果に基づいて、前記再生信号から情報を再生するステップと、
    を具備することを特徴とする情報再生方法。
  11. 前記認識するステップは、
    前記再生信号をスライスレベルに基づいて二値化するステップと、
    前記二値化により得られる二値化信号の前記光ディスク単位回転数あたりの0クロス回数を計数するステップと、
    前記システムリードインエリア及びデータリードインエリアの両エリアについて予め求めた前記二値化信号の0クロス回数から算出される閾値と、前記計数ステップにより計数された前記0クロス回数とを比較するステップと、
    前記比較ステップの比較結果に基づいて、前記光ピックアップヘッドの前記光ビーム照射エリアを識別するステップを具備することを特徴とする請求項10項記載の情報再生方法。
  12. 前記光ピックアップヘッドから提供される前記再生信号を基に、トラックエラー信号を生成するステップと、
    前記光ビームがディスク上のトラックをトレースするように、前記トラックエラー信号に基づいてトラックサーボを行い、前記光ピックアップヘッドの移動を制御するステップと、
    前記トラックエラー信号を二値化するステップと、
    ディスク内周側から外周側へ前記トラックサーボをOFFして前記光ピックアップヘッドを移動するステップと、
    前記移動ステップにより前記光ピックアップヘッドが移動している際に、前記トラックエラー信号の前記所定単位回転あたりの0クロス回数を計数するステップと、
    計数ステップの計数結果に応じて、前記光ビーム照射エリアを識別するステップを具備することを特徴とする請求項10記載の情報再生方法。
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