JP2001312823A - プリピット検出装置、プリピット検出方法、位置及び周波数信号の検出回路 - Google Patents

プリピット検出装置、プリピット検出方法、位置及び周波数信号の検出回路

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JP2001312823A
JP2001312823A JP2000173335A JP2000173335A JP2001312823A JP 2001312823 A JP2001312823 A JP 2001312823A JP 2000173335 A JP2000173335 A JP 2000173335A JP 2000173335 A JP2000173335 A JP 2000173335A JP 2001312823 A JP2001312823 A JP 2001312823A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリピット信号近くにノイズが重畳していた
場合においても、プリピット信号を正確に検出すること
ができるプリピット検出装置およびプリピット検出方法
を提供すること。 【解決手段】 ウォブリング信号抽出部22により抽出
されたウォブリング信号と基準信号とを比較する際に、
プリピット信号の品質に応じて基準信号の信号レベルを
可変制御することにより、プリピット検出信号を的確に
得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に予め記
録されている同期信号或いはウォブリング信号等の記録
媒体の回転制御に用いられる信号を的確に再生するプリ
ピット検出装置およびプリピット検出方法に関し、ま
た、周波数信号とこの周波数信号に重畳した位置信号を
検出する際に、周波数信号を正確に検出する位置及び周
波数信号の検出回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像情報等の記録情報の記録時の
位置検索等に必要なアドレス情報又は同期信号或いはウ
ォブリング信号等の回転制御に用いられる回転制御情報
等(以下、これらを総称してプリレコーディング情報と
いう)が予め記録されており、プリレコーディング情報
に基づいて情報が追記可能な記録媒体としては、CDと
同程度の記録容量を備える光ディスクであるCD−R
(CD-Recordable)が知られている。
【0003】そして、CD−Rにおいては、予めCD−
R製造時のプリフォーマットの段階で、記録情報を記録
する情報トラック(グルーブトラック又はランドトラッ
ク)を、記録すべきプリレコーディング情報を予めFM
変調した信号に対応する周波数で波型にウォブリングさ
せることによりプリレコーディング情報が記録されてい
た。
【0004】また、従来のCD−Rに対して実際に記録
情報を記録する際には、当該ウォブリングされているト
ラックのウォブリング周波数を検出し、これに基づいて
CD−Rを回転制御するための基準クロックを抽出し、
当該抽出した基準クロックに基づいてCD−Rを回転さ
せるスピンドルモータを回転制御するための駆動信号を
生成すると共に、CD−Rの回転に同期したタイミング
情報を含む記録用クロック信号を生成していた。
【0005】記録情報の記録時に必要なCD−R上のア
ドレスを示す前記アドレス情報については、記録情報の
記録時にプリレコーディング情報を再生し、これに基づ
いて記録すべき位置を検出して記録情報を記録してい
た。
【0006】しかし、従来のCD(Compact Disk)等よ
りも記録密度を飛躍的に向上させたDVD(Digital Ve
rsatile Disk)等の高密度記録媒体のうち、追記可能な
WO(Write Once)型の記録媒体(DVD−R)や書換
え可能な記録媒体(DVD−RW)、特に例えば、DV
D−RやDVD−RWにおいては、記録密度が高密度化
して、隣接する情報トラックの間隔がCD−Rに比して
ほぼ半分程度となっているため、従来のようにDVD−
RやDVD−RWにおける情報トラックをウォブリング
してプリレコーディング情報を取得しようとしても、隣
接する情報トラックにおけるウォブリング周波数が干渉
し合って正確にウォブリング周波数を検出できない場合
がある。
【0007】そこで、DVD−RやDVD−RWにおい
ては、その情報トラック(例えば、グルーブトラック)
を前記基準クロックに基づいた周波数でウォブリングさ
せると共に、これに加えて、プリレコーディング情報が
二つの前記情報トラックの間にあるトラック(例えば、
ランドトラック)にプリレコーディング情報に対応する
プリピットを形成することによっても記録されている。
更に、必要に応じて当該プリピットからも前記基準クロ
ックが再生できるようにするために、プリピットはDV
D−Rの全面に渡ってほぼ均等に形成されている。
【0008】従来は、このようなプリピットを検出する
ことによってプリレコーディング情報を取得し、このプ
リレコーディング情報に基づいて正確な回転制御及び記
録制御を行っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のプリピットの検
出は、次のような方法により行われていた。まず、図8
に示すように、前記情報トラックに光ビームを照射する
ことによって得られるウォブリング周波数成分を含む信
号(以下、ウォブリング信号という。)に同期したゲー
ト信号を生成する。また、前記ウォブリング信号と所定
の固定値である閾値信号とを比較することにより、所定
の固定値である閾値信号を超える信号のみを抽出する。
そして、この抽出した信号と前記ゲート信号との論理積
をとることにより、ウォブリング信号に重畳されたプリ
ピット信号を抜き出していた。
【0010】従って、前記ウォブリング信号にノイズ成
分が含まれている場合には、ウォブリング信号上のプリ
ピット部分と他の部分とのレベル差が小さく、ノイズ成
分がプリピット検出信号として誤検出される場合がある
という問題点を有していた。また、特開平10−320
781号公報にはこの誤検出を改善する提案が開示され
ているが、プリピット信号近くに発生するノイズを除去
することはできないという問題点を有していた。また、
前記ウォブリング信号は、記録を行うための記録用のク
ロック信号を生成する基の信号であり、精度の高い周波
数信号である必要性があるが、前記ウォブリング信号中
に重畳されたプリピット信号を正確に除去出来ないと、
前記ウォブリング信号中の周波数信号がに誤差が発生
し、記録用のクロック信号のジッタを少なく出来ず、結
果として高密度な記録が出来ないという問題も発生し
た。これを、改善するためには、前記ウォブリング信号
にQ及び次数の高いバンドパスフィルターを通過させる
方法もあるが、この方法では、記録媒体の回転数が変化
すると正しいウォブリング信号が得られない等の記録再
生動作への影響と、後述する前記ウォブリング信号が隣
接のトラックの干渉等の影響によって振幅が変動するた
めに、プリピット信号の検出をウォブリング信号の振幅
を用いて検出する場合に、基の信号であるプリピット信
号が重畳した前記ウォブリング信号と、Q及び次数の高
いバンドパスフィルターを通過させた前記ウォブリング
信号との位相関係がずれてしまい正確に検出できないと
いう問題も有していた。また、このような記録再生装置
では、省資源化の要求と既に商品化されているミニディ
スク等の記録装置のように携帯機器も市場から要望され
る中にあって、低消費電力化や低い電源電圧で動作可能
な回路構成を実現する必要があるという問題点を有して
いた。
【0011】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
し、ウォブリング信号にノイズ成分が重畳された場合で
も、精度良くプリピット信号を検出することのできるプ
リピット検出装置、プリピット検出方法、および位置及
び周波数信号の検出回路を提供し、また、ウォブリング
信号の信号品質を最良にすることにより記録のためのク
ロック信号の品質を向上し記録密度を上げることを可能
とすると共に記録信号の品質も向上させ、しかも低消費
電力、低い電源電圧で動作可能な回路構成実現すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解決するために、記録媒体の回転制御するための基準ク
ロックに関する周波数で情報トラックがウォブリングし
て記録されていると共に、前記ウォブリングされた情報
トラックと所定の位相関係を有するプリピットが形成さ
れている記録媒体に対して、情報を記録する際に前記プ
リピットを検出するプリピット検出装置であって、前記
情報トラック及び前記情報トラックに隣接する隣接トラ
ックに対して光ビームを同時に照射し、前記光ビームの
前記情報トラック及び前記隣接トラックからの反射光に
基づいて信号を出力するピックアップ手段と、前記ピッ
クアップ手段の出力信号から前記ウォブリング信号成分
を抽出するウォブリング信号抽出手段と、制御信号に応
じて信号レベルを可変制御した基準信号を生成する基準
信号生成手段と、前記ウォブリング信号と前記基準信号
とを比較してプリピット信号成分を抽出するプリピット
信号抽出手段と、前記抽出されたプリピット信号成分の
品質を評価する評価手段と、前記評価手段の評価結果に
対応して前記基準信号の信号レベルを可変制御するため
の制御信号を生成して前記基準信号生成手段に供給する
基準信号制御手段とを備えることを特徴とするプリピッ
ト検出装置を提供する。また、本発明は上述の問題点を
解決するために、記録媒体の回転制御するための基準ク
ロックに関する周波数で情報トラックがウォブリングし
て記録されていると共に、前記ウォブリングされた情報
トラックと所定の位相関係を有するプリピットが形成さ
れている記録媒体に対して、情報を記録する際に前記プ
リピットを検出するプリピット検出方法であって、前記
情報トラック及び前記情報トラックに隣接する隣接トラ
ックに対して光ビームを同時に照射し、前記光ビームの
前記情報トラック及び前記隣接トラックからの反射光に
基づいて検出信号を出力するステップと、前記検出信号
から前記ウォブリング信号成分を抽出するウォブリング
信号を抽出するステップと、制御信号に応じて信号レベ
ルを可変制御した基準信号を生成するステップと、前記
ウォブリング信号と前記基準信号とを比較してプリピッ
ト信号成分を抽出するステップと、前記抽出されたプリ
ピット信号成分の品質を評価するステップと、前記評価
結果に対応して前記基準信号の信号レベルを可変制御す
るための制御信号を生成するステップとを備えることを
特徴とするプリピット検出方法を提供する。また、本発
明は上述の問題点を解決するために、周波数信号と周波
数信号に重畳した位置信号を含む位置及び周波数信号と
を検出する回路であって、前記位置及び周波数信号をx
倍に増幅するx倍増幅手段と、前記x倍に増幅された位
置及び周波数信号から周波数信号を抽出する抽出手段
と、前記抽出された周波数信号を1/x倍に増幅する1
/x倍増幅手段と、前記1/x倍に増幅された周波数信
号と前記位置及び周波数信号とを比較し前記位置及び周
波数信号から前記位置信号を抽出する比較手段と有する
ことを特徴とする位置及び周波数信号の検出回路を提供
する。また、本発明は上述の問題点を解決するために、
記録媒体の回転制御するための基準クロックに関する周
波数で情報トラックがウォブリングして記録されている
と共に、前記ウォブリングされた情報トラックと所定の
位相関係を有するプリピットが形成されている記録媒体
に対して、情報を記録する際に前記プリピットを検出す
るプリピット検出装置であって、前記情報トラック及び
前記情報トラックに隣接する隣接トラックに対して光ビ
ームを同時に照射し、前記光ビームの前記情報トラック
及び前記隣接トラックからの反射光に基づいて信号を出
力するピックアップ手段と、前記ピックアップ手段の出
力信号から前記プリピット信号成分を含む前記ウォブリ
ング信号成分を抽出する前記プリピット信号成分及びウ
ォブリング信号生成手段と、前記プリピット信号成分及
びウォブリング信号生成手段の信号をx倍するx倍手段
と、前記x倍した信号からウォブリング信号成分を抽出
するウォブリング信号抽出手段と、前記ウォブリング信
号抽出手段の出力を1/x倍する1/x倍手段と、制御
信号に応じて信号レベルを可変制御した基準信号を生成
する基準信号生成手段と、前記プリピット信号成分を含
む前記ウォブリング信号に対して前記1/x倍したウォ
ブリング信号と前記基準信号とを比較してプリピット信
号成分を抽出するプリピット信号抽出手段とを有するこ
とを特徴とするプリピット検出装置を提供する。さら
に、本発明は上述の問題点を解決するために、記録媒体
の回転制御するための基準クロックに関する周波数で情
報トラックがウォブリングして記録されていると共に、
前記ウォブリングされた情報トラックと所定の位相関係
を有するプリピットが形成されている記録媒体に対し
て、情報を記録する際に前記プリピットを検出するプリ
ピット検出方法であって、前記情報トラック及び前記情
報トラックに隣接する隣接トラックに対して光ビームを
同時に照射し、前記光ビームの前記情報トラック及び前
記隣接トラックからの反射光に基づく検出信号を出力
し、前記検出信号から前記プリピット信号成分を含む前
記ウォブリング信号成分を抽出し、前記プリピット信号
成分及びウォブリング信号生成手段の信号をx倍し、前
記x倍した信号からウォブリング信号成分を抽出し、
前記抽出したウォブリング信号成分を1/x倍し、制御
信号に応じて信号レベルを可変制御した基準信号を生成
し、前記プリピット信号成分を含む前記ウォブリング信
号に対して前記1/x倍したウォブリング信号と前記基
準信号とを比較してプリピット信号成分を抽出すること
を特徴とするプリピット検出方法を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について図面
に基づいて説明する。初めに、記録制御情報としてのア
ドレス位置情報に対応したプリピットを形成すると共に
後述のグルーブトラックを所定の周波数でウォブリング
させて回転制御情報を記録した記録媒体としてのDVD
一R及びDVD一RWの実施例について図1及び図2を
用いて説明する。
【0014】図1を用いて本実施形態のDVD一R及び
DVD一RWの構造について説明する。図1において、
DVD一R1は色素膜5(または相変化膜)を備えた一
回のみ情報の書込みが可能な色素型DVD−R(または
相変化型DVD一RW)であり、情報トラックとしての
グルーブトラック2、およびこのグルーブトラック2に
再生光又は記録光としてのレーザビーム等の光ビームB
を誘導するための隣接トラックとしてのランドトラック
3が形成されている。また、それらを保護するための保
護膜7、および記録された情報を再生する際に光ビーム
Bを反射するための金等の蒸着面6を備えている。そし
て、このランドトラック3にプリレコーディング情報に
対応するプリピット4が形成されている。このプリピッ
ト4はDVD一R1を出荷する前に予め形成されている
ものである。
【0015】更に、DVD一R1においては、グルーブ
トラック2をDVD一Rlの回転速度に対応する周波数
でウォブリングさせている。このグルーブトラック2の
ウォブリングによる回転制御情報の記録は、上記プリピ
ット4と同様に、DVD一Rlを出荷する前に予め実行
されるものである。そして、DVD一R1に記録情報
(プリレコーディング情報及び回転制御情報以外の本来
記録すべき画像情報等の情報をいう。以下同じ。)を記
録する際には、後述の情報記録装置においてグルーブト
ラック2のウォブリングの周波数を検出することにより
回転制御情報を取得してDVD一R1を所定の回転速度
で回転制御すると共に、プリピット4を検出することに
より、予めプリレコーディング情報を取得し、それに基
づいて記録光としての光ビームBの最適出力等が設定さ
れると共に、記録情報を記録すべきDVD−R1上の位
置であるアドレス情報等が取得され、このアドレス情報
に基づいて記録情報が対応する記録位置に記録される。
【0016】ここで、記録情報の記録時には、光ビーム
Bをその中心がグルーブトラック2の中心と一致するよ
うに照射してグルーブトラック2上に記録情報に対応す
る記録情報ピットを形成することにより記録情報を形成
する。この時、光スポットSPの大きさは、図1に示す
ように、その一部がグルーブトラック2だけでなくラン
ドトラック3にも照射されるように設定される。そし
て、このランドトラック3に照射された光スボットSP
の一部の反射光を用いてブッシュプル法(DVD一Rl
の回転方向に平行な分割線により分割された光検出器を
用いたプッシュプル法(以下、ラジアルプッシュプル方
式という。))によりプリピット4からプリレコーディ
ング情報を検出して当該ブリ情報が取得されると共に、
グルーブトラック2に照射されている光スポットSPの
反射光を用いてグルーブトラック2からウォブリング信
号が検出されて回転制御用のクロック信号が取得され
る。
【0017】次に、本実施例のDVD一R1に予め記録
されているプリレコーディング情報及び回転制御情報の
記録フォーマットについて、図2を用いて説明する。な
お、図2において、上段は記録情報における記録フォー
マットを示し、下段の波型波形は当該記録情報を記録す
るグルーブトラック2のウォブリング状態(グルーブト
ラック2の平面図)を示し、記録情報とグルーブトラッ
ク2のウォブリング状態の間の上向き矢印は、プリピッ
ト4が形成される位置を模式的に示すものである。ここ
で、図2においては、グルーブトラック2のウォブリン
グ状態は、理解の容易のため実際の振幅よりも大きい振
幅を用いて示してあり、記録情報は当該グルーブトラッ
ク2の中心線上に記録される。
【0018】図2に示すように、本実施形態においてD
VD一Rlに記録される記録情報は、予め情報単位とし
てのシンクフレーム毎(EVENフレーム/ODDフレ
ーム)に分割されている。そして、26のシンクフレー
ムにより1つのレコーディングセクタが形成され、更
に、16のレコーディングセクタにより一のECC(Er
ror Correcting Code)ブロックが形成される。なお、
1つのシンクフレームは、上述した記録情報を記録する
際の記録フォーマットにより規定されるビット間隔に対
応する単位長さ(以下、Tという。)のl488倍(1
488T)の長さを有しており、更に、1つのシンクフ
レームの先頭の14Tの長さの部分にはシンクフレーム
毎の同斯を取るための同期情報SYが記録される。
【0019】一方、本実施形態においてDVD一Rlに
記録されるプリレコーディング情報は、シンクフレーム
毎に記録される。ここで、プリピット4によるプリレコ
ーディング情報の記録においては、記録情報における夫
々のシンクフレームにおける同期情報SYが記録される
領域に隣接するランドトラック3上にプリレコーディン
グ情報における同期信号を示すものとして必ず1つのプ
リピット4が形成されると共に、同期情報SY以外のシ
ンクフレーム内の前半部分に隣接するランドトラック3
上に記録すべきプリレコーディング情報の内容(アドレ
ス情報)を示すものとして2つ、または1つのプリピッ
ト4が形成される(なお、同期情報SY以外の当該シン
クフレーム内の前半部分については、記録すべきブリ情
報の内容によってはプリピット4が形成されない場合も
ある。)。この際、本実施例においては、1つのレコー
ディングセクタにおいては、偶数番目のシンクフレーム
(以下、EVENフレームという。)のみ、または奇数
番目のシンクフレーム(以下、ODDフレームとい
う。)のみにプリピット4が形成されてプリレコーディ
ング情報が記録される。すなわち、図2において、EV
ENフレームにプリピット4が形成された場合には(図
2において実線上向き矢印で示す。)それに隣接するO
DDフレームにはプリピット4は形成されない。
【0020】一方、グルーブトラック2は、全てのシン
クフレームに渡って140kHz(一のシンクフレーム
が8波に相当する周波数)の一定ウォブリング周波数f
0でウォブリングされている。そして、後述の情報記録
装置において、当該一定のウォブリング周波数f0を検
出することでスピンドルモータの回転制御のための信号
が検出される。
【0021】次に、本発明に係る情報記録装置の第1の
実施例について、図3乃至図6に基づいて説明する。な
お、以下の説明は、ホストコンピュータから送信されて
くるディジタル情報をDVD一Rlに対して記録するた
めの情報記録装置について本発明を適用した実施例を説
明するものである。
【0022】始めに、本実施例に係る情報記録装置の全
体構成及び動作について、図3を用いて説明する。な
お、以下の実施例の説明では、DVD一R1には、DV
D−R1上のアドレス情報等を含む上記プリピット4及
びウォブリングするグルーブトラック2が予め形成され
ており、ディジタル情報の記録時には、プリピット4を
予め検出することによりDVD一R1上のアドレス情報
を得、これによりディジタル情報を記録するDVD一R
1上の記録位置を検出して記録するものとする。
【0023】図3に示す情報記録装置Sは、ピックアッ
プ(再生)手段、および記録手段としてのピックアップ
10と、再生増幅器11と、デコーダ12と、プリピッ
ト信号デコーダ13と、回転手段としてのスピンドルモ
ータ14と、移動制御手段としてのサーボ回路15と、
プロセッサ(CPU)16と、エンコーダ17と、パワ
ー制御回路18と、レーザ駆動回路19と、インターフ
ェース20と、情報抽出手段としてのウォブリング信号
抽出部22と、バンドパスフィルタ(BPF)27とに
より構成されている。また、当該情報記録装置Sには、
外部のホストコンピュータ21から記録すべきディジタ
ル情報SRRがインターフェース20を介して入力されて
いる。
【0024】次に、全体の動作を説明する。ピックアッ
プ10は、図示しないレーザダイオード、偏向ビームス
プリッタ、対物レンズ、光検出器等を合み、レーザ駆動
信号SDLに基づいて光ビームBをDVD−Rlの情報記
録面に照射し、その反射光に基づいてラジアルプッシュ
プル方式により上記ブリピット4、およびグルーブトラ
ック2のウォブリング周波数を検出して記録すべきディ
ジタル情報SRRを記録すると共に、既に記録されている
ディジタル情報がある場合には、光ビームBの反射光に
基づいて当該既に記録されているディジタル情報を検出
する。
【0025】そして、再生増幅器11は、ピックアップ
10から出力されたプリピット4、およびグルーブトラ
ック2のウォブリング周波数に対応する情報を合む検出
信号SDTを増幅し、プリピット4、およびグルーブトラ
ック2のウォブリング周波数に対応するプリレコーディ
ング情報信号SPPを出力すると共に、既に記録されてい
るディジタル情報に対応する増幅信号SPを出力する。
【0026】その後、デコーダ12は、増幅信号SPに
対して8−16復調、およびデインターリープを施すこ
とにより増幅信号SPをデコードし、復調信号SDM、お
よびサーボ復調信号SSDを出力する。
【0027】また、再生増幅器11から出力されるプリ
レコーディング情報信号SPPは、BPF(Band Pass F
ilter)27によって高周波成分を除去された後、ウォ
ブリング信号抽出部22に入力される。また、再生増幅
器11から出力されるプリレコーディング情報信号SPP
は、プリピット信号デコーダ13にも入力される。再生
増幅器11は記録済みの再生信号中のRF信号成分を抽
出し、このRF信号レベルを検波するRF ENV検出
部を持ち、再生領域でRF信号がある場合は、これから
得られたRF ENV信号はプロセッサ16に供給され
る。
【0028】プリピット信号デコーダ13は、プリレコ
ーディング情報信号SPP中よりプリピット4を検出する
ことにより得られる信号のみを抽出してプリピット検出
信号SPDTを出力すると共に、これをデコードし、対応
する復調プリピット信号SPDをCPU16に出力する。
【0029】また、ウォブリング信号抽出部22は、プ
リレコーディング情報信号SPPに合まれるグルーブトラ
ック2のウォブリング周波数のみを抽出し、抽出信号S
DTTをサーボ回路15、およびプリピット信号デコーダ
13に出力する。
【0030】サーボ回路15は、プリピット検出信号S
PDT及びサーボ復調信号SSDに基づいて、ピックアップ
10におけるフォーカスサーボ制御及びトラッキングサ
ーボ制御を行うためのピックアップサーボ信号SSPをピ
ックアップ10に出力する。更に、サーボ回路15は、
ウォブリング信号抽出部22から供給される抽出信号S
DTTに含まれているウォブリング周波数f0に対応する情
報を用いてスピンドルサーボ制御信号SSSをスピンドル
モータ14に出力してスピンドルモータ14の回転をサ
ーボ制御する。
【0031】インターフェース20は、プロセッサ(C
PU)16の制御の下、ホストコンピュ一夕21から送
信されてくるディジタル情報SRRに関して、これを情報
記録装置Sに取り込むためのインターフェースに関する
処理を施したディジタル情報SRRをエンコーダ17に出
力する。
【0032】そして、エンコーダ17は、図示しないE
CCジェネレータ、8−16変調部、スクランブラ等を
合み、ディジタル情報SRRに基づいて、再生時のエラー
訂正を行う単位であるECCブロックを構成すると共
に、ECCブロックに対してインターリーブ、8−16
変調、スクランプル処理を所定の順で施し、変調信号S
REを生成して、パワー制御回路18に供給する。
【0033】パワー制御回路18は、変調信号SREに基
づいて、ピックアップI0内の図示しないレーザダイオ
一ドの出力を制御するための記録信号SDをレーザ駆動
回路19に出力する。レーザ駆動回路19は記録信号S
Dに基づいて、実際にレーザダイオードを駆動して光ビ
ームBを出射させるためのレーザ駆動信号SDLを光ピッ
クアップ10に出力する。
【0034】プロセッサ(CPU)16は、入力される
復調プリピット信号SPDを用いてプリレコーディング情
報を取得し、取得したプリレコーディング情報に合まれ
ているアドレス情報に対応するDVD一R1上の位置に
対応するディジタル情報SRRを記録する動作を制御す
る。これらと並行して、プロセッサ16は、復調信号S
DMに基づいて既に記録されていたディジタル情報に対応
する再生信号SOTを外部に出力すると共に、情報記録装
置S全体を主として制御する。
【0035】なお、情報記録装置Sは、DVD一R1に
記録されている情報を再生することも可能であり、その
際には、復調信号SDMに基づいてプロセッサ16を介し
て上記再生信号SOTが外部に出力されることとなる。
【0036】次に、プリピット信号デコーダ13の細部
構成について、図4乃至図7を用いて説明する。図4は
プリピット信号デコーダ13細部構成を示すブロック図
である。なお、図4においては、プリピット信号デコー
ダ13に対する入力信号の説明を行うために、BPF2
7、ウォブリング信号抽出部22、及びサーボ回路15
についても図示している。
【0037】図4に示すようにプリピット信号デコーダ
13は、プロセッサ(CPU)16が設定する所定のレ
ベル(値)のデジタル信号が供給され、これをデジタル
アナログ変換して出力するD/A変換器23と、ウォブ
リング信号抽出部22の信号SDTTをピークホールドす
るピークホールド回路部34からの信号SphとD/A
変換器23からの信号とを加算し閾値Srefを設定する
閾値設定部24と、検出手段としてのコンパレーター2
5と、LPP及びシンク検出部36と、デコーダ26と
を備えている。
【0038】BPF27に入力されるプリレコーディン
グ情報信号SPPは、例えば、図6(A)に示すように、
高周波のノイズ成分を含んだ信号であり、このノイズは
BPF27を通過した後も完全には除去されないので、
ノイズ成分を含んだ状態でプリピット信号デコーダ13
及びウォブリング信号抽出部22に入力されることにな
る。
【0039】ウォブリング信号抽出部22は、リミッ
タ、BPF、及び2値化器等を備えて構成されており、
プリレコーディング情報信号SPPからノイズ及びプリピ
ット信号成分を除去して図6(B)に示すようなウォブ
リング周波数のみを抽出した抽出信号SDTTをサーボ回
路15に出力する。
【0040】サーボ回路15は、例えば、図5に詳細に
示されているように、VCO(Voltage controlled osc
illator)270、分周器(1/N)28、掛け算器2
9、増幅器30、LPF(Low Pass Filter)31、及
びBPF32によりPLL(Phase Locked Loop)回路
から構成されており、抽出されたウォブリング信号SDT
Tに同期し2値化したPLL信号SPLをBPF32から
出力する。PLL信号SPLは、図6(C)に示すよう
に、抽出されたウォブリング信号SDTTと同一位相及び
同一周波数の信号である。
【0041】なお、プリピット4は、上述したように、
グルーブトラック2に対して予め所定の位相位置に配置
されているため、ウォブリング信号SPP上に重畳される
位置も一定となる。
【0042】従って、上述のようにサーボ回路15から
出力されるPLL信号SPLと、プリレコーディング情報
信号SPPと所定の閾値Srefとを比較して、閾値Sref以
上の信号として得られる信号SPDTとを後述する図4に
示すシンク検出LPP36にて比較することにより、よ
り正確なプリピット検出信号を得ることができる。
【0043】しかしながら、プリレコーディング情報信
号SPPは、図6(A)に示すように、グルーブトラック
2のウォブリング周波数に対応する周波数の成分の他
に、記録済信号の再生信号や記録時には、記録パワーの
違いやライトストラテジー信号によるノイズである高周
波成分が含まれ、また、このノイズ成分がディスクやピ
ックアップのばらつきにより大幅に変動するため、プリ
ピットの部分と他の部分のレベル差が小さくなり、固定
値である所定の閾値と比較する方式では、プリピット信
号を精度良く検出することは困難である。
【0044】図4に示すウォブリング信号抽出部22の
信号SDTTをピークホールドするピークホールド回路部
34からの信号Sph(図6(D))にプロセッサ(C
PU)16によって設定されるD/A変換器23からの
DC値を閾値設定部24において加算した信号が図6
(D)のSrefである。なお、図4にはピークホールド
回路部34を備えた構成を示したが、ピークホールド回
路部34は必須なものではなく、ウォブリング信号抽出
部22の出力信号SDTTを閾値設定部24に直接供給す
ることも可能である。また、ピークホールド回路部34
の出力であるウォブリング信号の振幅値はプロセッサ
(CPU)16のA/D変換器に入力され、この振幅値
をA/D変換した値に基づいてD/A変換器23の出力
を調整できるように構成されている。この場合、ウォブ
ル信号の振幅値やウォブル信号に重畳するノイズ信号に
差があっても容易に調整することが可能である。
【0045】図6(E)に示すように、Sppよりプリピ
ット信号を抽出するためにSrefの信号にて、コンパレ
ーター25にてコンパレートした場合を示した図が図6
(F)であり、Sref1信号にてコンパレーター25に
てコンパレートした場合を示した図が図6(G)であ
り、Sref2信号にてコンパレーター25にてコンパレ
ートした場合を示した図が図6(H)となる。プリピッ
ト信号を正常に抽出した場合を示した図が図6(F)で
あり、この信号に対して、図6(G)および図6(H)
に示すように異常な信号になることが分かる。
【0046】そこで、プリレコーディング情報信号SPP
をコンパレートする閾値を上述したように可変設定でき
るように構成し、この閾値とプリレコーディング情報信
号SPPとをコンパレートして得たプリピット検出の品質
が最適になるように制御することにより、精度の高いプ
リピット検出が可能となる。
【0047】本実施例の振幅変調に用いる同期信号とし
てのPLL信号SPLは、プリレコーディング情報信号S
PPと位相が同一である。
【0048】従って、プリピット信号のシンク信号を検
出し、アドレス信号のゲート及び補間信号を生成するL
PP及びシンク検出部36にて、このようなPLL信号
SPLのH区間で、コンパレートしたSPDTをゲートする
ことにより、より精度の高いプリピット信号を得ること
が出来る。このようにして得られたプリピット信号は、
閾値によって、図6(F)、図6(G)、あるいは図6
(H)に示すいずれかの信号になる可能性がある。従っ
て、LPP及びシンク検出部36では、図7に示すよう
に、ウォブルウィンドウ中(Sph区間)に所定の間隔の
タイミングでプリピット(LPP)信号が得られるかを
検出(ステップ100)して、LPP信号が得られる場
合(Y)は現在の処理が適正と判断して、その判断情報
をプロセッサ(CPU)16を伝送し(ステップ10
1)、得られない場合(N)は、ステップ102へ進
み、ステップ102では所定の位置にLPP信号がある
かどうかを判断し、所定の位置にLPP信号がない場合
(Y)はステップ103に進み、Srefが高い(H)と
判断して、その情報をプロセッサ(CPU)16へ伝送
し、所定位置にLPP信号が存在する場合(N)はステ
ップ104に進み、所定の位置に2個以上の複数回得ら
れる場合(Y)は、ステップ105に進み、Srefが低
い(L)と判断し、その判断情報をプロセッサ16に伝
送する。
【0049】プロセッサ(CPU)16はこれらの情報
を複数回取り込み、傷等の影響で部分的に異常状態にな
っているか、平均的にこのような状態であるかを判断
し、調整が必要と判断した場合、例えば、Hと判断した
場合には、D/A変換器23から出力するDC電圧を低
く、Lと判断した場合には、D/A変換器23から出力
するDC電圧を高くなるように制御し、プリピット信号
の品質を再度評価する。この評価がOKになるまでこの
処理を繰り返す。
【0050】また、本実施例では、プリピットのデコー
ダ26の評価結果を用いることが出来る。つまり、プリ
ピット信号はシンク信号を含む3ビットの信号の集合体
から構成され、記録信号の1つのECCブロックの領域
で、1つのアドレスを示し、プリピット信号をデコード
しアドレス信号とし、かつ、アドレス検出エラー訂正部
にてエラー訂正を行うことにより、より正確なアドレス
信号とすることが出来る。このアドレス信号のエラー状
態を同様に複数回蓄積して傷等のエラーではない範囲で
あると判定して、同様に閾値を制御することが出来る。
しかし、この場合、アドレス信号を得るのに、1ECC
ブロック分の時間が必要であり、調整が終了するのに上
述した方法よりも処理時間が必要になる。
【0051】また、本実施例では、ディスクを挿入した
場合、ディスクの種類を判別しディスクの種類がDVD
−RまたはDVD−RWと判定された場合に、ディスク
毎にこの調整を行うが、特に、閾値をディスクに信号が
記録されている領域と、信号が記録されていない領域と
ではRF信号の漏れ込みによるノイズ成分が大幅に異な
るので、それぞれに対して閾値を切り換えるように、再
生増幅器の中に構成されているRF信号のエンベロープ
信号を検波して得られるRF ENV信号を、プロセッ
サ16にて検出し、この信号がある場合と、信号がない
場合とのそれぞれに対して、閾値をディスクの挿入時に
調整しこの調整値を記憶しておき、その領域で記録を行
う等の場合に、そのアドレス位置に基づいて記憶してお
いた前記閾値を出力して最適値に制御する。これによ
り、精度の良いプリピット検出を行うことができるので
ある。
【0052】また、本実施例では、特に、閾値をディス
クに信号を記録している時と、信号を再生している時と
ではRF信号の漏れ込みによるノイズ成分が大幅に異な
るので、それぞれに対して閾値を切換えるように、記録
と再生の切り換えタイミング信号にて、プロセッサ16
から設定し、この記録時と再生時にそれぞれに対して、
閾値をディスクの挿入時に調整しておき、そのアドレス
位置に基づいて記憶しておいた閾値を出力して最適値に
制御する。これにより、精度の良いプリピット検出を行
うことができるのである。なお、DVD−RWにおいて
記録時は、消去パワーと記録パワーによって、プリピッ
ト信号及びウオブル信号は振幅変調されるが図示しない
サンプルホールド回路によって、消去パワーによってサ
ンプリングされた信号を用いてもよい。また、ディスク
の内周部のLPPの情報としてこのディスクに記録する
ための条件である(DVD−Rでは最適記録パワー、D
VD−RWでは最適記録パワー、消去パワー値等の)記
録条件が記録されている。記録を行う場合、第一段階と
して、このパワー値をディスク挿入時に読み出し、第二
段階として、記録前にその時点での最適パワーを内周の
パワーキャリブレーション領域やDVD−RWの場合は
データの記録領域で試し書きを行い、最適値を検出し、
この最適値の記録パワーまたは消去パワー値に基づい
て、前記の閾値Srefを設定することにより、ディス
クによって記録条件の異なる場合も、より正確なLPP
信号を短時間に検出する事が出来る。
【0053】その結果、精度良いプリピット検出信号に
基づいて、アドレス信号を得ることができ、DVD−R
及びDVD−RWの正確な記録再生制御や回転制御を行
うことができる。
【0054】なお、本実施例においては、プリピット信
号のウォブリング信号に重畳される位置が、ウォブリン
グ信号の最大振幅位置である場合について説明したが、
本発明はこれに限られるものではなく、最大振幅位置以
外の位置にプリピット信号が重畳されている場合にも適
用可能である。この場合には、同期信号の最大振幅位置
を、このプリピット信号の重畳位置に設定するようにす
れば良い。具体的には、予め判っているプリピットのウ
ォブリング周波数に対する位相位置に基づいて、同期信
号の位相をずらすようにすれば良い。
【0055】なお、本実施例では、DVD−R及びDV
D−RWについて本発明を適用した場合について説明し
たが、本発明はこれに限られるものではなく、トラック
のウォブリングにより記録制御のめたの情報を記録して
いる記録媒体(例えば、テープ状記録媒体等)に対し
て、所定のディジタル情報を記録する場合に広く適用す
ることができる。
【0056】次に、本発明に係る情報記録装置の第2の
実施例について、図9、図10、および図11に基づい
て説明する。第2の実施例は第1の実施例に対してより
高密度に記録するためにウォブリング信号や、プリピッ
ト信号の再生信号の品質を最良にするためのものであ
り、第1の実施例で説明した図3が図9に相当し、図4
が図10に相当し、図6が図11に相当しているがそれ
以外は、第1の実施例と同様であるので説明を省略す
る。なお、以下の説明は、ホストコンピュータから送信
されてくるディジタル情報をDVD一Rlに対して記録
するための情報記録装置について本発明を適用した実施
例を説明するものである。
【0057】本実施例に係る情報記録装置の全体構成及
び動作について、図9を用いて説明する。なお、以下の
実施例の説明では、DVD−R1には、DVD−R1上
のアドレス情報等を含む上記プリピット4及びウォブリ
ングするグルーブトラック2が予め形成されており、デ
ィジタル情報の記録時には、プリピット4を予め検出す
ることによりDVD−R1上のアドレス情報を得、これ
によりディジタル情報を記録するDVD−R1上の記録
位置を検出して記録するものとする。
【0058】図9に示す情報記録装置Sは、ピックアッ
プ(再生)手段、および記録手段としてのピックアップ
10と、再生増幅器11と、デコーダ12と、プリピッ
ト信号デコーダ13と、回転手段としてのスピンドルモ
ータ14と、移動制御手段としてのサーボ回路15と、
プロセッサ(CPU)16と、エンコーダ17と、パワ
ー制御回路18と、レーザ駆動回路19と、インターフ
ェース20と、情報抽出手段としてのウォブリング信号
抽出部22、BPF27、X倍増幅器33、1/X倍増
幅器35とにより構成されている。また、当該情報記録
装置Sには、外部のホストコンピュータ21から記録す
べきディジタル情報SRRがインターフェース20を介し
て入力されている。
【0059】次に、全体の動作を説明する。ピックアッ
プ10は、図示しないレーザダイオード、偏向ビームス
プリッタ、対物レンズ、光検出器等を合み、レーザ駆動
信号SDLに基づいて光ビームBをDVD−Rlの情報記
録面に照射し、その反射光に基づいてラジアルプッシュ
プル方式により上記ブリピット4、およびグルーブトラ
ック2のウォブリング周波数を検出して記録すべきディ
ジタル情報SRRを記録すると共に、既に記録されている
ディジタル情報がある場合には、光ビームBの反射光に
基づいて当該既に記録されているディジタル情報を検出
する。
【0060】そして、再生増幅器11は、ピックアップ
10から出力されたプリピット4、およびグルーブトラ
ック2のウォブリング周波数に対応する情報を合む検出
信号SDTを増幅し、プリピット4、およびグルーブトラ
ック2のウォブリング周波数に対応するプリレコーディ
ング情報信号SPPを出力すると共に、既に記録されてい
るディジタル情報に対応する増幅信号SPを出力する。
【0061】その後、デコーダ12は、増幅信号SPに
対して8−16復調、およびデインターリープを施すこ
とにより増幅信号SPをデコードし、復調信号SDM、お
よびサーボ復調信号SSDを出力する。
【0062】また、再生増幅器11から出力されるプリ
レコーディング情報信号SPPは、X倍増幅器33によっ
てX倍の増幅が行われた後、ウォブリング信号抽出部2
2に入力される。また、再生増幅器11から出力される
プリレコーディング情報信号SPPは、プリピット信号デ
コーダ13にも入力される。再生増幅器11は記録済み
の再生信号中のRF信号成分を抽出し、このRF信号レ
ベルを検波するRFENV検出部を持ち、再生領域でR
F信号がある場合は、これから得られたRFENV信号
はプロセッサ16に供給される。
【0063】プリピット信号デコーダ13は、プリレコ
ーディング情報信号SPP中よりプリピット4を検出する
ことにより得られる信号のみを抽出してプリピット検出
信号SPDTを出力すると共に、これをデコードし、対応
する復調プリピット信号SPDをCPU16に出力する。
【0064】また、ウォブリング信号抽出部22は、プ
リレコーディング情報信号SPPに合まれるグルーブトラ
ック2のウォブリング周波数のみを抽出し、抽出した抽
出信号SDTTを、BPF(Band Pass Filter)27に供
給して高周波成分を除去した後、サーボ回路15に供給
し、抽出信号SDTTを1/X倍増幅器35にて約1/X
倍に増幅し(X倍増幅器33にてX倍に増幅した信号を
1/X倍増幅器35にて1/X倍に増幅し、従って、X
*1/X=1として元の信号振幅に戻す、Xは正の実
数)、プリピット信号デコーダ13に出力する。図9の
図3に対する相違点はこのX倍増幅器33と1/X倍増
幅器35との追加、およびBPF27がウォブリング信
号抽出部の後段に配置されていることが異なる点であ
る。
【0065】サーボ回路15は、プリピット検出信号S
PDT及びサーボ復調信号SSDに基づいて、ピックアップ
10におけるフォーカスサーボ制御及びトラッキングサ
ーボ制御を行うためのピックアップサーボ信号SSPをピ
ックアップ10に出力する。更に、サーボ回路15は、
ウォブリング信号抽出部22から供給される抽出信号S
DTTに含まれているウォブリング周波数f0に対応する速
度情報を用いてスピンドルサーボ制御信号SSSをスピン
ドルモータ14に出力してスピンドルモータ14の回転
をサーボ制御する。
【0066】インターフェース20は、プロセッサ(C
PU)16の制御の下、ホストコンピュ一夕21から送
信されてくるディジタル情報SRRに関して、これを情報
記録装置Sに取り込むためのインターフェースに関する
処理を施したディジタル情報SRRをエンコーダ17に出
力する。
【0067】そして、エンコーダ17は、図示しないE
CCジェネレータ、8−16変調部、スクランブラ等を
合み、ディジタル情報SRRに基づいて、再生時のエラー
訂正を行う単位であるECCブロックを構成すると共
に、ECCブロックに対してインターリーブ、8−16
変調、スクランプル処理を所定の順で施し、変調信号S
REを生成して、パワー制御回路18に供給する。
【0068】パワー制御回路18は、変調信号SREに基
づいて、ピックアップI0内の図示しないレーザダイオ
一ドの出力を制御するための記録信号SDをレーザ駆動
回路19に出力する。レーザ駆動回路19は記録信号S
Dに基づいて、実際にレーザダイオードを駆動して光ビ
ームBを出射させるためのレーザ駆動信号SDLを光ピッ
クアップ10に出力する。
【0069】プロセッサ(CPU)16は、入力される
復調プリピット信号SPDを用いてプリレコーディング情
報を取得し、取得したプリレコーディング情報に合まれ
ているアドレス情報に対応するDVD一R1上の位置に
対応するディジタル情報SRRを記録する動作を制御す
る。これらと並行して、プロセッサ16は、復調信号S
DMに基づいて既に記録されていたディジタル情報に対応
する再生信号SOTを外部に出力すると共に、情報記録装
置S全体を主として制御する。
【0070】なお、情報記録装置Sは、DVD一R1に
記録されている情報を再生することも可能であり、その
際には、復調信号SDMに基づいてプロセッサ16を介し
て上記再生信号SOTが外部に出力されることとなる。
【0071】次に、プリピット信号デコーダ13の細部
構成について、図5、図7、図10、図11、および図
12を用いて説明する。図10は図9のプリピット信号
デコーダ13細部構成を示すブロック図である。なお、
図10においては、プリピット信号デコーダ13に対す
る入力信号の説明を行うために、BPF27、ウォブリ
ング信号抽出部22、X倍増幅器33、1/X倍増幅器
35及びサーボ回路15についても図示している。
【0072】図10に示すようにプリピット信号デコー
ダ13は、プロセッサ(CPU)16が設定する所定の
レベル(値)のデジタル信号が供給され、これをデジタ
ルアナログ変換して出力するD/A変換器23と、ウォ
ブリング信号抽出部22の信号SDTTを1/X倍増幅器
35にて約1/X倍に増幅してピークホールドするピー
クホールド回路部34からの信号Sphとを加算し閾値
Srefを設定する閾値設定部23と、検出手段としての
コンパレーター25と、LPP及びシンク検出部36
と、デコーダ26とを備えている。
【0073】X倍増幅器33に入力されるプリレコーデ
ィング情報信号SPPは、例えば、図11(A)に示すよ
うに、サイン波状のウォブリング信号に対して、ウォブ
リング信号の信号振幅よりも大きなプリピット信号を含
む波形である。しかも、本来必要とするプリピット信号
がウォブリング信号のサイン波状のピーク位置に上方向
に重畳しているのに対して、本来必要としないプリピッ
ト信号がウォブリング信号のサイン波状の下方向に重畳
している。特にこの本来必要としないプリピット信号は
ウォブリング信号に同期しないために、後段にてウォブ
リング信号を中心電圧で2値化しようとした場合に、周
期成分のノイズとなるために、より正確に除去する必要
がある。このために、第1実施例ではBPFで、このプ
リピット信号成分を除去しようとしていたが、このよう
なBPFをこの位置に配置すると、プリピット信号がB
PFを通過するためにウォブリング信号に周期変動が発
生することがあり、また、後述するようにプリピット信
号を抽出ためのウォブリング信号のエンベロープ信号を
生成しプリピット信号と比較する時にもBPFを通過す
る時の遅延から位相がずれてしまうことがあった。そこ
で、BPFを通過させずにウォブリング信号を行う必要
がある。ウォブリング信号抽出部22は例えば、図12
のような振幅制限器で構成される。このLPFはウォブ
リング信号を抽出可能なLPFで、このLPF通過後の
信号と元信号を比較しダイオードの順方向電圧降下分の
0.7V程度の電圧で元信号の両振幅方向を制限する構
成であり、入力信号1と入力信号1より振幅の大きい入
力信号2を入力した場合に、結果としての出力信号1と
2とは明らかにウォブリング信号成分に対してのプリピ
ット信号成分の残留成分は2の方つまり入力信号の振幅
の大きい方が有利である。このようにウォブリング信号
抽出部22に大きな振幅信号を入力するためには、その
前段のSpp信号の振幅を大きくしておく必要がある
が、例えば回路が低消費電力を必要とする構成で電源電
圧が3Vの場合で、信号のダイナミックレンジが2Vと
した場合、図11の(A)のようにウォブリング信号の
振幅に対して、プリピット信号の振幅が1対3程度の場
合、プリピット信号の全振幅をコンパレータ25の方に
通過させるためにはウォブリング信号の振幅は0.5V
となってしまい、ダイオードの効果が低いことが分か
る。そこで、本案はこのSpp信号をX倍(例えば4
倍)し、図11(B)に示すようにウォブリング信号の
振幅を(例えば2V)とした状態で、ウォブリング信号
抽出部22に入力する。そして、図11(C)に示すよ
うにプリピット信号成分を大幅に除去した後に、先ほど
X倍した信号を1/X倍(例えば1/4倍)する事によ
り、図11(E)に示すように元信号同じ振幅にし、コ
ンパレータ25にて比較する構成にしている。
【0074】ウォブリング信号抽出部22は、前記した
ように図12のようなダイオード等からなるリミッタ、
LPF等を備えて構成されており、プリレコーディング
情報信号SPPからノイズ及びプリピット信号成分を除去
して図11(C)に示すような抽出信号SDTTをBPF
27にてさらにウォブリング周波数成分を抽出してサー
ボ回路15に出力する。
【0075】サーボ回路15は、例えば、図5に詳細に
示されているように、VCO(Voltage controlled osc
illator)270、分周器(1/N)28、掛け算器2
9、増幅器30、LPF(Low Pass Filter)31、及
びBPF32によりPLL(Phase Locked Loop)回路
から構成されており、抽出されたウォブリング信号SDT
Tに同期し2値化したPLL信号SPLをBPF32から
出力する。PLL信号SPLは、図11(D)に示すよう
に、抽出されたウォブリング信号SDTTと同一位相及び
同一周波数の信号である。
【0076】なお、正規なプリピット4は、上述したよ
うに、グルーブトラック2に対して予め所定の位相位置
に配置されているため、ウォブリング信号SPP上に重畳
される位置も一定となる。
【0077】従って、上述のようにサーボ回路15から
出力されるPLL信号SPLと、プリレコーディング情報
信号SPPと所定の閾値Srefとを比較して、閾値Sref以
上の信号として得られる信号SPDTとを後述する図4に
示すシンク検出LPP36にて比較することにより、よ
り正確なプリピット検出信号を得ることができる。
【0078】しかしながら、プリレコーディング情報信
号SPPは、図11(A)に示すように、グルーブトラッ
ク2のウォブリング周波数に対応する周波数の成分の他
に隣接トラックとの干渉によりウォブリング信号の振幅
が変動し、記録済信号の再生信号や記録時には、消去パ
ワーや記録パワーの違いやライトストラテジー信号によ
るノイズである高周波成分が含まれ、また、DVD−R
とDVD−RWやこの中でヴァージョン1.0、1.
1、2.0、2.1等の違いや、高周波ノイズ成分がデ
ィスクやピックアップのばらつきにより大幅に変動する
ため、プリピットの部分と他の部分のレベル差が小さく
なり、固定値である所定の閾値と比較する方式では、プ
リピット信号を精度良く検出することは困難である。
【0079】図10に示すウォブリング信号抽出部22
の信号SDTTを1/X倍増幅器35により1/Xに増幅
し(図11(E))、元信号の振幅に戻した後、所定の
放電時定数を持ってピークホールドするピークホールド
回路部34からの信号Sph(図11(F))にプロセ
ッサ(CPU)16によって設定されるD/A変換器2
3からのDC値を加算した信号が図11(F)のSref
である。
【0080】なお、図10にはピークホールド回路部3
4を備えた構成を示したが、ピークホールド回路部34
は必須な構成ではなく、ウォブリング信号抽出部22の
出力信号SDTTを閾値設定部24に直接供給することも
可能である。
【0081】この信号の関係からも分かるように元信号
Sppに対して、比較すべきウォブリング信号は、X倍
増幅器33と1/X倍増幅器35との各回路を通過し
て、プリピット信号の影響を最小限にして、元信号と同
一の振幅になっており、かつ、第1実施例のようにBP
F27を通過していないので、例えばディスクの線速度
が変わっても元信号との間で位相がずれる等の問題も発
生しない。図11(A)では、プリピット信号がウォブ
リング信号の3倍程度の振幅になっているが、この振幅
が得られるのはディスクに記録すべき情報信号が記録さ
れていない場合で、実際には、信号がすでに記録されて
いる場合、あるいは、記録中の場合では、プリピット信
号の振幅は大幅に変動し、実際にコンパレートして有効
な信号が得られるのは図11(G)の信号振幅程度であ
る。この場合にも、本回路構成では、元信号に対して比
較すべきウォブリング信号が、X倍増幅器33と1/X
倍増幅器35との各回路を通過して、プリピット信号の
影響を最小限にして、元信号と同一の振幅になってお
り、かつ、第1実施例のように急峻な通過特性のBPF
27を通過していないので、例えばディスクの線速度が
変わっても元信号との間で位相が大幅にずれる等の問題
も発生しないので、忠実に、元信号のプリピット信号が
無い状態のウォブル信号をピークホールド回路34にて
エンベロープ信号として比較できるので、位置信号であ
りタイミング信号であるプリピット信号を正確に抽出で
きる。また、ウォブリング信号を抽出するためにもX倍
増幅器33の回路を通過して、プリピット信号の影響を
最小限にして、BPF27を通過してウォブリング信号
を生成するので、正確な周波数信号を生成することがで
きる。
【0082】また、ピークホールド回路部34の出力信
号であるウォブリング信号の振幅値はプロセッサ(CP
U)16のA/D変換器に入力され、この振幅値をA/
D変換した値に基づいてD/A変換器23の出力を調整
できるように構成されている。この場合、ウォブル信号
の振幅値やウォブル信号に重畳するノイズ信号にレベル
に差があっても容易に調整することが可能である。
【0083】図11(G)に示すように、プリピット信
号を抽出するためのSrefの信号にて、コンパレーター
25でコンパレートした場合を示した図が図11(H)
であり、Sref1信号にてコンパレーター25でコンパ
レートした場合を示した図が図11(I)であり、Sre
f2信号にてコンパレーター25でコンパレートした場
合を示した図が図11(J)となる。プリピット信号を
正常に抽出した場合を示した図が図11(H)であり、
LPPの振幅が場合によって変動した場合、この信号に
対して、図11(I)および図11(J)に示すように
異常な信号になることが分かる。
【0084】そこで、プリレコーディング情報信号SPP
をコンパレートする閾値を上述したように可変設定でき
るように構成し、この閾値とプリレコーディング情報信
号SPPとをコンパレートして得たプリピット検出の品質
が最適になるように制御することにより、より精度の高
いプリピット検出が可能となる。
【0085】本実施例の振幅変調に用いる同期信号とし
てのPLL信号SPLは、プリレコーディング情報信号S
PPと位相が同一である。
【0086】従って、プリピット信号のシンク信号を検
出し、アドレス信号のゲート及び補間信号を生成するL
PP及びシンク検出部36にて、このようなPLL信号
SPLのH区間で、コンパレートしたSPDTをゲートする
ことにより、より精度の高いプリピット信号を得ること
が出来る。このようにして得られたプリピット信号は、
閾値によって、図11(H)、図11(I)、あるいは
図11(J)に示すいずれかの信号になる可能性があ
る。従って、LPP及びシンク検出部36では、図7に
示すように、ウォブルウィンドウ中(Sph区間)に所定
の間隔のタイミングでプリピット(LPP)信号が得ら
れるかを検出(ステップ100)して、LPP信号が得
られる場合(Y)は現在の処理が適正と判断して、その
判断情報をプロセッサ(CPU)16を伝送し(ステッ
プ101)、得られない場合(N)は、ステップ102
へ進み、ステップ102では所定の位置にLPP信号が
あるかどうかを判断し、所定の位置にLPP信号がない
場合(Y)はステップ103に進み、Srefが高い
(H)と判断して、その情報をプロセッサ(CPU)1
6へ伝送し、所定位置にLPP信号が存在する場合
(N)はステップ104に進み、所定の位置に2個以上
の複数回得られる場合(Y)は、ステップ105に進
み、Srefが低い(L)と判断し、その判断情報をプロ
セッサ16に伝送する。ここでは、LPP信号が所定の
時間の中で得られる数をカウントしているが、カウント
をしない場合、例えば、所定の間隔のタイミングでプリ
ピット(LPP)信号が得られるかを検出(ステップ1
00)して、得られればOKとして、得られない場合は
SrefがHまたはLと判断し、D/A変換器23の出
力を少しずつL側またはH側の値に変更しながら、それ
ぞれのD/A変換器23の値にて所定の間隔のタイミン
グでプリピット(LPP)信号が得られるかを検出し、
これをOKになるまで繰り返すことによって、最良のS
ref電圧を得ることが出来る。
【0087】プロセッサ(CPU)16はこれらの情報
を複数回取り込み、平均的にこのような状態であるかを
判断することにより傷等の影響で部分的に異常状態にな
っているかを評価する。
【0088】また、本実施例では、プリピットのデコー
ダ26の評価結果を用いることが出来る。つまり、プリ
ピット信号はシンク信号を含む3ビットの信号の集合体
から構成され、記録信号の1つのECCブロックの領域
で、1つのアドレスを示し、プリピット信号をデコード
しアドレス信号とし、かつ、アドレス検出エラー訂正部
にてエラー訂正を行うことにより、より正確なアドレス
信号とすることが出来る。このアドレス信号のエラー状
態を同様に複数回蓄積して傷等のエラーではない範囲で
あると判定して、同様に閾値を制御することが出来る。
しかし、この場合、アドレス信号を得るのに、1ECC
ブロック分の時間が必要であり、調整が終了するのに上
述した方法よりも処理時間が長く必要になる。
【0089】また、本実施例では、ディスクを挿入した
場合、ディスクの種類を判別しディスクの種類がDVD
−RまたはDVD−RWと判定された場合に、ディスク
の種類によって初期値であるSrefの値を予め不揮発
性メモリーに記憶しておきこの値を読み出して設定す
る。これによって、前記の調整時間を短縮する事ができ
る。また、ディスク毎にこの調整を行うが、特に、閾値
をディスクに信号が記録されている領域と、信号が記録
されていない領域とではRF信号の漏れ込みによるノイ
ズ成分が大幅に異なるので、それぞれに対して閾値を切
り換えるように、再生増幅器の中に構成されているRF
信号のエンベロープ信号を検波して得られるRF EN
V信号を、プロセッサ16にて検出し、この信号がある
場合と、信号がない場合とのそれぞれに対して、閾値を
ディスクの挿入時に調整しこの調整値を記憶しておき、
その領域で記録を行う等の場合に、そのアドレス位置に
基づいて記憶しておいた前記閾値を出力して最適値に制
御する。これにより、精度の良いプリピット検出を行う
ことができるのである。
【0090】また、本実施例では、特に、閾値をディス
クに信号を記録している時と、信号を再生している時と
ではRF信号の漏れ込みによるノイズ成分が大幅に異な
るので、それぞれに対して閾値を切換えるように、記録
と再生の切り換えタイミング信号にて、プロセッサ16
から設定し、この記録時と再生時にそれぞれに対して、
閾値をディスクの挿入時に調整しておき、そのアドレス
位置に基づいて記憶しておいた閾値を出力して最適値に
制御する。
【0091】これにより、精度の良いプリピット検出を
行うことができるのである。なお、DVD−RWにおい
て記録時は、消去パワーと記録パワーによって、プリピ
ット信号及びウオブル信号は振幅変調されるが図示しな
いサンプルホールド回路によって、消去パワーによって
サンプリングされた信号を用いてもよい。また、ディス
クの内周部のLPPの情報としてこのディスクに記録す
るための条件である(DVD−Rでは最適記録パワー、
DVD−RWでは最適記録パワー、消去パワー値等の)
記録条件が記録されている。記録を行う場合、第一段階
として、このパワー値をディスク挿入時に読み出し、第
二段階として、記録前にその時点での最適パワーを内周
のパワーキャリブレーション領域やDVD−RWの場合
はデータの記録領域で試し書きを行い、最適値を検出
し、この最適値の記録パワーまたは消去パワー値に基づ
いて、前記の閾値Srefを設定することにより、ディ
スクによって記録条件の異なる場合も、より正確なLP
P信号を短時間に検出する事が出来る。つまり、記録パ
ワーまたは消去パワー値が異なると、記録中又は消去中
のウォブル及びプリピット信号の振幅が異なるが、これ
にある程度の相関を持って、これらの信号に重畳する信
号の振幅も異なるので、例えばパワーの値に比例した値
を出力電圧に加算してもよい。
【0092】その結果、精度良いプリピット検出信号に
基づいて、アドレス信号を得ることができ、DVD−R
及びDVD−RWの正確な記録再生制御や回転制御を行
うことができる。
【0093】なお、本実施例においては、プリピット信
号のウォブリング信号に重畳される位置が、ウォブリン
グ信号の最大振幅位置である場合について説明したが、
本発明はこれに限られるものではなく、最大振幅位置以
外の位置にプリピット信号が重畳されている場合にも適
用可能である。この場合には、同期信号の最大振幅位置
を、このプリピット信号の重畳位置に設定するようにす
れば良い。具体的には、予め判っているプリピットのウ
ォブリング周波数に対する位相位置に基づいて、同期信
号の位相をずらすようにすれば良い。
【0094】なお、本実施例では、DVD−R及びDV
D−RWについて本発明を適用した場合について説明し
たが、本発明はこれに限られるものではなく、トラック
のウォブリングにより記録制御のめたの情報を記録して
いる記録媒体(例えば、テープ状記録媒体等)に対し
て、所定のディジタル情報を記録する場合に広く適用す
ることができる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は再生信号
から抽出したウォブリング信号と位相及び周波数が同一
で、ウォブリング信号に重畳されたプリピット信号の閾
値を、得られたプリピット信号の品質が最良になるよう
に可変制御するので、再生信号にノイズ成分が重畳され
た場合でも、プリピット信号を精度良く検出することが
できると言う利点を有する。また、プリピット信号が重
畳されたウォブリング信号をX倍して、精度よくウォブ
リング信号を抽出し、再度1/X倍して、プリピット信
号が重畳されたウォブリング信号と比較するので、精度
良くプリピット信号を抽出することが可能である。これ
によって、高い記録密度の記録が可能となり、また、低
い電源電圧で動作可能になるので、低消費電力化を実現
でき、地球環境への負荷を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のDVD一R及びDVD−RWの構成
の一例を示す斜視図である。
【図2】実施例のDVD一R及びDVD−RWにおける
記録フォーマットの一例を示す図である。
【図3】第1実施例の情報記録装置の概要構成を示すブ
ロック図である。
【図4】第1実施例のプリピット信号デコーダの細部構
成等を示すブロック図である。
【図5】図4のプリピット信号デコーダに同期信号を出
力するサーボ回路の細部構成を示すブロック図である。
【図6】第1実施例のプリピット信号デコーダにおける
主要箇所の信号波形を示す図でる。
【図7】実施例におけるLPP及びシンク検出部のフロ
ーチャートである。
【図8】従来のプリピット信号検出方法を説明するため
の再生信号及びゲート信号の波形を示す図である。
【図9】第2実施例の情報記録装置の概要構成を示すブ
ロック図である。
【図10】第2実施例のプリピット信号デコーダの細部
構成等を示すブロック図である。
【図11】第2実施例のプリピット信号デコーダにおけ
る主要箇所の信号波形を示す図でる。
【図12】第2実施例のウォブリング信号抽出部の細部
構成及び信号波形を示す図でる。
【符号の説明】 1・・・DVD−R 2・・・グルーブトラック 3・・・ランドトラック 4・・・プリピット 5・・・色素膜 6・・・金蒸着面 7・・・保護層 10・・・ピックアップ 11・・・再生増幅器 12・・・デコーダ 13・・・プリピット信号デコーダ 14・・・スピンドルモータ 15・・・サーボ回路 16・・・プロセッサ 17・・・エンコーダ 18・・・パワー制御回路 19・・・レーザ駆動回路 20・・・インターフェーズ 21・・・ホストコンピュータ 22・・・ウォブリング信号抽出部 23・・・D/A変換器、 24・・・閾値設定部 25・・・コンパレータ 26・・・デコーダ 27・・・BPF 33・・・X倍増幅器 34・・・ピークホールド回路部 35・・・1/X倍増幅器 36・・・LPP及びシンク検出部 B・・・光ビーム S・・・情報記録装置 SP・・・光スボット SPP・・・プリレコーディング情報信号 SPDT・・・プリピット検出信号 SPD・・・復調プリピット検出信号 SDTT・・・抽出信号 SPL・・・PLL信号 Sref・・・基準信号 SRR・・・ディジタル情報 SD・・・記録信号 SDT・・・検出信号 SDL・・・レーザ駆動信号 SOT・・・再生信号 SP・・・増幅信号 SDM・・・復調信号 SSD・・・サーボ復調信号 SPN・・・復調プリピット信号 SSP・・・ピックアップサーボ信号 SSS・・・スピンドルサーボ制御信号 SDD・・・ディブェクト検出信号

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体の回転制御するための基準クロッ
    クに関する周波数で情報トラックがウォブリングして記
    録されていると共に、前記ウォブリングされた情報トラ
    ックと所定の位相関係を有するプリピットが形成されて
    いる記録媒体に対して、情報を記録する際に前記プリピ
    ットを検出するプリピット検出装置であって、 前記情報トラック及び前記情報トラックに隣接する隣接
    トラックに対して光ビームを同時に照射し、前記光ビー
    ムの前記情報トラック及び前記隣接トラックからの反射
    光に基づいて信号を出力するピックアップ手段と、 前記ピックアップ手段の出力信号から前記ウォブリング
    信号成分を抽出するウォブリング信号抽出手段と、 制御信号に応じて信号レベルを可変制御した基準信号を
    生成する基準信号生成手段と、 前記ウォブリング信号と前記基準信号とを比較してプリ
    ピット信号成分を抽出するプリピット信号抽出手段と、 前記抽出されたプリピット信号成分の品質を評価する評
    価手段と、 前記評価手段の評価結果に対応して前記基準信号の信号
    レベルを可変制御するための制御信号を生成して前記基
    準信号生成手段に供給する基準信号制御手段とを備える
    ことを特徴とするプリピット検出装置。
  2. 【請求項2】前記基準信号は、前記抽出されたウォブリ
    ング信号に基づいて所定値の直流電圧を重畳した信号で
    あることを特徴とする請求項1記載のプリピット検出装
    置。
  3. 【請求項3】前記基準信号は、無信号での再生時、記録
    済み領域の再生時及び記録時に切り換えることを特徴と
    する請求項1または請求項2記載のプリピット検出装
    置。
  4. 【請求項4】記録媒体の回転制御するための基準クロッ
    クに関する周波数で情報トラックがウォブリングして記
    録されていると共に、前記ウォブリングされた情報トラ
    ックと所定の位相関係を有するプリピットが形成されて
    いる記録媒体に対して、情報を記録する際に前記プリピ
    ットを検出するプリピット検出方法であって、 前記情報トラック及び前記情報トラックに隣接する隣接
    トラックに対して光ビームを同時に照射し、前記光ビー
    ムの前記情報トラック及び前記隣接トラックからの反射
    光に基づいて検出信号を出力するステップと、 前記検出信号から前記ウォブリング信号成分を抽出する
    ウォブリング信号を抽出するステップと、 制御信号に応じて信号レベルを可変制御した基準信号を
    生成するステップと、 前記ウォブリング信号と前記基準信号とを比較してプリ
    ピット信号成分を抽出するステップと、 前記抽出されたプリピット信号成分の品質を評価するス
    テップと、 前記評価結果に対応して前記基準信号の信号レベルを可
    変制御するための制御信号を生成するステップとを備え
    ることを特徴とするプリピット検出方法。
  5. 【請求項5】前記基準信号は、前記抽出されたウォブリ
    ング信号に基づき所定値の直流電圧を重畳した信号であ
    ることを特徴とする請求項4記載のプリピット検出方
    法。
  6. 【請求項6】前記基準信号は、無信号での再生時、記録
    済み領域の再生時及び記録時に切り換えるステップから
    なることを特徴とする請求項4または請求項5記載のプ
    リピット検出方法。
  7. 【請求項7】前記基準信号は、記録時の記録パワー値ま
    たは消去パワー値によって切り換えることを特徴とする
    請求項1、請求項2、請求項4、または請求項5いずれ
    かに記載のプリピット検出装置。
  8. 【請求項8】周波数信号と周波数信号に重畳した位置信
    号を含む位置及び周波数信号とを検出する回路であっ
    て、 前記位置及び周波数信号をx倍に増幅するx倍増幅手段
    と、 前記x倍に増幅された位置及び周波数信号から周波数信
    号を抽出する抽出手段と、 前記抽出された周波数信号を1/x倍に増幅する1/x
    倍増幅手段と、 前記1/x倍に増幅された周波数信号と前記位置及び周
    波数信号とを比較し前記位置及び周波数信号から前記位
    置信号を抽出する比較手段と有することを特徴とする位
    置及び周波数信号の検出回路。
  9. 【請求項9】前記位置及び周波数信号から周波数信号を
    抽出する抽出手段は、周波数信号に対して振幅方向に振
    幅を制限する振幅制限回路からなることを特徴とする請
    求項9記載の位置及び周波数信号の検出回路。
  10. 【請求項10】記録媒体の回転制御するための基準クロ
    ックに関する周波数で情報トラックがウォブリングして
    記録されていると共に、前記ウォブリングされた情報ト
    ラックと所定の位相関係を有するプリピットが形成され
    ている記録媒体に対して、情報を記録する際に前記プリ
    ピットを検出するプリピット検出装置であって、 前記情報トラック及び前記情報トラックに隣接する隣接
    トラックに対して光ビームを同時に照射し、前記光ビー
    ムの前記情報トラック及び前記隣接トラックからの反射
    光に基づいて信号を出力するピックアップ手段と、 前記ピックアップ手段の出力信号から前記プリピット信
    号成分を含む前記ウォブリング信号成分を抽出する前記
    プリピット信号成分及びウォブリング信号生成手段と、 前記プリピット信号成分及びウォブリング信号生成手段
    の信号をx倍するx倍手段と、前記x倍した信号からウ
    ォブリング信号成分を抽出するウォブリング信号抽出手
    段と、 前記ウォブリング信号抽出手段の出力を1/x倍する1
    /x倍手段と、 制御信号に応じて信号レベルを可変制御した基準信号を
    生成する基準信号生成手段と、 前記プリピット信号成分を含む前記ウォブリング信号に
    対して前記1/x倍したウォブリング信号と前記基準信
    号とを比較してプリピット信号成分を抽出するプリピッ
    ト信号抽出手段とを有することを特徴とするプリピット
    検出装置。
  11. 【請求項11】前記抽出されたプリピット信号成分の品
    質を評価する評価手段と、 前記評価手段の評価結果に対応して前記基準信号の信号
    レベルを可変制御するための制御信号を生成して前記基
    準信号生成手段に供給する基準信号制御手段とを有する
    ことを特徴とする請求項10記載のプリピット検出装
    置。
  12. 【請求項12】記録媒体の回転制御するための基準クロ
    ックに関する周波数で情報トラックがウォブリングして
    記録されていると共に、前記ウォブリングされた情報ト
    ラックと所定の位相関係を有するプリピットが形成され
    ている記録媒体に対して、情報を記録する際に前記プリ
    ピットを検出するプリピット検出方法であって、 前記情報トラック及び前記情報トラックに隣接する隣接
    トラックに対して光ビームを同時に照射し、前記光ビー
    ムの前記情報トラック及び前記隣接トラックからの反射
    光に基づく検出信号を出力し、 前記検出信号から前記プリピット信号成分を含む前記ウ
    ォブリング信号成分を抽出し、 前記プリピット信号成分及びウォブリング信号生成手段
    の信号をx倍し、前記x倍した信号からウォブリング信
    号成分を抽出し、 前記抽出したウォブリング信号成分を1/x倍し、 制御信号に応じて信号レベルを可変制御した基準信号を
    生成し、 前記プリピット信号成分を含む前記ウォブリング信号に
    対して前記1/x倍したウォブリング信号と前記基準信
    号とを比較してプリピット信号成分を抽出することを特
    徴とするプリピット検出方法。
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