JP4329772B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フォーカシングとトラッキングとのサーボ制御を行った状態においてデフォーカス調整を行う光ディスク装置に係り、より詳細には、デトラック調整を行った後にデフォーカス調整を行う光ディスク装置に関する。
光ディスクに記録されたデータを再生する装置では、トラッキングサーボの精度を高めるとともに、再生信号の信号品質を高めるため、以下に示す技術が提案されている(第1の従来技術とする)。すなわち、この技術では、図4に示したように、フォーカシングのサーボ制御を行うことによってフォーカスオンするとともに、トラッキングのサーボ制御を行うことによって、トラックオンしている(なお、この技術においては開示されていないが、CLVのサーボ制御も併せて行うこともできる)。この状態において、RF信号のジッタ量が最小(RF信号の振幅が最大)となるように、フォーカスエラー信号(以下では、FE信号と称する)にオフセット電圧を加算するデフォーカス調整を行っている。
そして後、トラッキングサーボをオフ状態として、ビームスポットがトラックを横切るときのトラッキングエラー信号(以下では、TE信号と称する)のピーク電圧とボトム電圧とが、基準電圧に対して対称となるように、TE信号のバランス(以下では、TEバランスと称する)の調整(TE信号のオフセットを0にする調整)を行っている。すなわち、ビームスポットの焦点位置が精度良く記録面に位置するジャストフォーカスの状態においてTEバランスの調整を行っている。このため、TEバランスの調整後にデフォーカス調整を行ったときのようなTEバランスのずれが発生しないので、安定したトラッキングサーボが行われることになる(例えば、特許文献1参照)。
また以下に示す技術が提案されている(第2の従来技術とする)。すなわち、この技術では、CDの再生時、フォーカシングのサーボ制御を行うことによってフォーカスオンとし、次いで、RF信号の振幅が最大となるように、フォーカスエラー信号(以下では、FE信号と称する)にオフセット電圧を加算するデフォーカス調整を行っている。そして後、ビームスポットがトラックを横切るときのTE信号のピーク電圧とボトム電圧とが、基準電圧に対して対称となるように、TEバランスの調整を行っている。そして後、トラッキングのサーボ制御を行っている。従って、TEバランスが最良の状態でトラッキングのサーボ制御が行われるので、安定したトラッキングサーボが行われることになる(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−76668号公報 特開平8−339550号公報
しかしながら、第1の従来技術を用いる場合には、以下に示す問題を生じていた。すなわち、DPD方式によってTE信号を生成する装置において、再生対象となる光ディスクがCD−RやCD−RWとなる場合、TEバランスの調整を行ったときであっても、反射光を検出する素子であるPDICの取り付け位置のずれや、PDICの4分割された領域の感度のばらつき等が原因となって、ビームスポットがトラックの中央に位置しないデトラックの状態となることがある。
この状態においてデフォーカス調整を行うと、デトラックの状態にあることが原因となって、TEバランスの崩れが生じる。そして、TEバランスの崩れが生じたときには、FE信号に加算するオフセット電圧の検出精度に悪化が生じ、最適値から離れたオフセット電圧がFE信号に加算されるという事態(デフォーカス調整がうまくいかないという事態)を招くことがあった。
第2の従来技術は、トラッキングのサーボ制御を行わないトラックオフの状態においてデフォーカス調整を行っている。すなわち、データを示す信号を連続して再生することができない状態において、RF信号の振幅が最大となるオフセット電圧を検出している。このため、RF信号の振幅が最大となるオフセット電圧の検出の精度が悪化しやすいので、デフォーカス調整の精度が悪化しやすいという問題があった。
本発明は、上記の問題点を解決するため創案されたものであり、その目的は、デフォーカス調整においてFE信号に加算するオフセット電圧の検出精度の悪化を防止することのでき、且つ、DPD方式によってトラッキングエラー信号を生成するときにも、デトラック調整の精度の低下を防止することのでき、且つ、DVDを装着した後、再生画像がテレビ受像機に表示されるまでの時間を短くすることのできる光ディスク装置を提供することにある。
また本発明の目的は、フォーカシングとトラッキングとのサーボ制御とを行った状態において、デトラック調整を行った後にデフォーカス調整を行うことにより、デフォーカス調整においてFE信号に加算するオフセット電圧の検出精度の悪化を防止することのできる光ディスク装置を提供することにある。
また、上記目的に加え、デトラック調整を行うときの光ディスクの回転速度を、光ディスクを再生するときの回転速度に近似した速度とすることにより、DPD方式によってトラッキングエラー信号を生成するときにも、デトラック調整の精度の低下を防止することのできる光ディスク装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明に係る光ディスク装置は、光ディスクに記録された情報データを光ピックアップで読み出したのちに信号処理してRF信号を生成するとともに、光アップの出力信号からフォーカスエラー信号を生成し、且つトラッキングエラー信号をDPD方式によって生成するデータ再生部と、前記データ再生部から入力するフォーカスエラー信号に基づいて前記光ピックアップのフォーカシングをサーボ制御するとともにトラッキングエラー信号に基づいて前記光ピックアップのトラッキングをサーボ制御するサーボ制御手段と、RF信号から検出したピークレベルとボトムレベルとの差異からRF信号の振幅を示す信号を算出する振幅検出手段と、前記データ再生部およびサーボ制御手段を含む装置の動作全体を制御する制御部とを備え、前記制御部は、装置に光ディスクが装着された初期設定時に、フォーカシングアクチュエータを駆動したときのRF信号のレベル変化に基づきRF信号の中心電圧を所定レベルとするのに必要なオフセット電圧を検出して、そのオフセット電圧を前記サーボ制御手段に出力してRF信号に加算させることによりフォーカスバランス調整を行うフォーカスバランス調整手段と、前記フォーカスバランス調整後に前記サーボ制御手段によるフォーカシングのサーボ制御が開始され、且つ光ディスクが回転されたのちに、前記サーボ制御手段によるトラッキングのサーボ制御のオフ状態において、光ピックアップのビームスポットが光ディスクのトラックを横切るように制御したときのトラッキングエラー信号のレベル変化に基づきトラッキングエラー信号の中心電圧を所定レベルとするのに必要なオフセット電圧を検出して、そのオフセット電圧を前記サーボ制御手段に出力してトラッキングエラー信号に加算させることによりトラッキングバランス調整を行うトラッキングバランス調整手段と、前記トラッキングバランス調整後に前記サーボ制御手段によるトラッキングのサーボ制御を開始させたのちに、装着されている光ディスクがCDまたはDVDの何れであるかを判別する判別手段と、前記判別手段でCDであると判別されたときに、光ディスクを再生時の数倍速の所定の回転速度で回転させるよう制御する回転速度制御手段と、光ディスクが前記所定の回転速度に達したときに、トラッキングエラー信号に加算するオフセット電圧を変化させたときのRF信号の振幅の変化を前記振幅検出手段の出力信号により監視することによりRF信号の振幅が最大となるオフセット電圧を検出して、そのオフセット電圧を前記サーボ制御手段に出力してトラッキングエラー信号に加算させることによりデトラック調整を行うデトラック調整手段と、前記デトラック調整後または前記判別手段がDVDであると判別した後の何れかの時点で、フォーカスエラー信号に加算するオフセット電圧を変化させたときの前記RF信号の振幅の変化を前記振幅検出手段の出力信号により監視することによりRF信号の振幅が最大となるオフセット電圧を検出して、そのオフセット電圧を前記サーボ制御手段に出力してフォーカスエラー信号に加算させることによりデフォーカス調整を行うデフォーカス調整手段とを有している。
すなわち、デトラック調整を行うと、ビームスポットがトラックの中央に精度よく位置するサーボ制御が行われる。従って、デフォーカス調整において、FE信号に加算するオフセット電圧を変化させるときにも、ビームスポットのトラック中心からのずれ量は、トラッキングに乱れが生じない範囲に抑制される。つまり、FE信号に加算するオフセット電圧を変化させるときにも、トラッキングに乱れが生じないので、再生品質を最良にするフォーカシング用のオフセット電圧を精度よく検出することができる。また、デトラック調整を行うときの光ディスクの回転速度を、光ディスクを再生するときの回転速度に近似した速度とするときでは、トラッキングエラー信号のレベルが光ディスクの回転速度に依存することから生じる影響を除去したデトラック調整を行うことができる。また、装着された光ディスクがDVDの場合では、デトラック調整が省略されるため、初期設定のために必要な時間が、デトラック調整に要する時間分だけ短縮されることになる。
本発明によれば、デトラック調整を行うことによって、ビームスポットがトラックの中央に精度よく位置するサーボ制御が可能な状態において、デフォーカス調整を行うようになっている。従って、デフォーカス調整のために、FE信号に加算するオフセット電圧を変化させるときにも、ビームスポットのトラック中心からのずれ量は、トラッキングに乱れが生じない範囲に抑制される。つまり、トラッキングに乱れが生じない状態において、再生品質を最良にするフォーカシング用のオフセット電圧が検出される。また、デトラック調整を行うときの光ディスクの回転速度を、光ディスクを再生するときの回転速度に近似した速度としているので、トラッキングエラー信号のレベルが光ディスクの回転速度に依存することから生じる影響を除去したデトラック調整が行われる。また、装着された光ディスクがDVDの場合では、デトラック調整が省略されるため、初期設定のために必要な時間が、デトラック調整に要する時間分だけ短縮される。このため、デフォーカス調整においてFE信号に加算するオフセット電圧の検出精度の悪化を防止することができ、且つ、DPD方式によってトラッキングエラー信号を生成するときにも、デトラック調整の精度の低下を防止することができ、且つ、DVDを装着した後、再生画像がテレビ受像機に表示されるまでの時間を短くすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明に係る光ディスク装置の一実施形態であるDVDプレイヤのフロントエンドの電気的構成を示すブロック線図である。
図において、光ピックアップ3は、スピンドルモータ2によって回転駆動される光ディスク(CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等)1に、光ディスク1に対応した波長のレーザ光を照射するとともに、光ディスク1からの反射光を検出する。
RF信号処理手段4は、光ピックアップ3の出力からトラッキングエラー信号(以下では、TE信号と称する)31とフォーカスエラー信号(以下では、FE信号と称する)32とを生成し、サーボ制御手段8とマイクロコンピュータ(以下では、マイコンと称する)7とに出力する。また、RF信号33を生成し、データ復号手段5と振幅検出手段6とに出力する。
データ復号手段5は、RF信号33から再生用のクロックを生成するとともに、生成したクロック34をサーボ制御手段8に出力する。また、再生用のクロックを用いてデジタルデータを復調するとともに、復調したデジタルデータの復号化とエラー訂正とを行うことによって、光ディスク1に記録されたデータを再生する。そして、再生したデータを、図示されないデータ処理手段(再生したデータがリニアPCM信号であるときにはD/A変換を行い、再生したデータが圧縮された映像音声情報であるときには、伸長処理を行った後にD/A変換を行う)に出力する。
サーボ制御手段8は、TE信号31に基づき、駆動回路9を介して、光ピックアップ3のトラッキングをサーボ制御する。また、FE信号32に基づき、駆動回路9を介して、光ピックアップ3のフォーカシングをサーボ制御する。また、クロック34に基づき、駆動回路9を介して、スピンドルモータ2の回転をサーボ制御する。駆動回路9は、サーボ制御手段8より出力される信号を増幅して、光ピックアップ3内のトラッキングアクチュエータ(図示を省略)やフォーカシングアクチュエータ(図示を省略)に出力する。また、スピンドルモータ2の回転速度を指示する信号を増幅して、スピンドルモータ2を駆動する。
振幅検出手段6は、RF信号33のピークレベルとボトムレベルとを検出するとともに、検出したピークレベルとボトムレベルとの差異を算出し、算出結果を、RF信号33の振幅を示す信号として、マイコン7に出力する。波形整形回路10は、スピンドルモータ2に設けられ、スピンドルモータ2が1回転する毎に6つのパルス(その他のパルス数とすることができる)を出力するFG発生部(図示を省略)の出力を波形整形し、マイコン7に出力する。
マイコン7は、フロントエンドとしての主要動作を制御する。すなわち、光ディスク1が装着されたときには、装着された光ディスク1の種類を判別する。また、フォーカシングやトラッキングのサーボ制御の開始と停止、スピンドルモータ2の回転の開始と停止等の制御を行う。また、TEバランスの調整、デフォーカス調整、デトラック調整、等を行う。このため、その機能の一部によって、フォーカスバランス調整手段21、TEバランス調整手段22、デトラック調整手段23、および、デフォーカス調整手段24を構成する。
フォーカスバランス調整手段21は、フォーカシングアクチュエータを駆動したときのFE信号32のレベル変化から、FE信号32の中心電圧を所定レベル(例えば、電源電圧である3.3Vの1/2の1.65V等)とするために必要となるオフセット電圧を検出する。そして、検出したオフセット電圧321をサーボ制御手段8に出力する(オフセット電圧321は、サーボ制御手段8においてFE信号32に加算される)。
なお、このときのオフセット電圧321は、フォーカシングのサーボ制御を最も安定して行うことのできるオフセット電圧とはなっているが、光ピックアップ3の特性にはばらつきがあるため、ビームスポットの焦点位置をトラックの記録面に精度よく位置させるのに必要となるオフセット電圧に一致しないことがある。
TEバランス調整手段22は、ビームスポットがトラックを横切るときのTE信号31のレベル変化から、TE信号31の中心電圧を所定レベルとするために必要となるオフセット電圧(TEバランスを0にするオフセット電圧)を検出する。そして、検出したオフセット電圧311をサーボ制御手段8に出力する(オフセット電圧311は、サーボ制御手段8においてTE信号31に加算される)。
なお、このときのオフセット電圧311は、トラッキングのサーボ制御を最も安定して行うことのできるオフセット電圧とはなっているが、光ピックアップ3の特性にはばらつきがあるため、ビームスポットをトラックの中央に精度よく位置させるのに必要となるオフセット電圧とは一致しないことがある。
デトラック調整手段23は、TE信号31に加算するオフセット電圧311を変化させたときのRF信号33の振幅の変化から、振幅が最大となるオフセット電圧を検出する。そして、検出したオフセット電圧311をサーボ制御手段8に出力する(オフセット電圧311は、サーボ制御手段8においてTE信号31に加算される)。なお、このときのオフセット電圧311は、トラッキングのサーボ制御において、ビームスポットをトラックの中央に精度よく位置させるのに必要となるオフセット電圧(光ピックアップ3の出力の信号品質が最良となるオフセット電圧)となっている。
また、デトラック調整手段23は、デトラック調整を行うときには、波形整形回路10の出力を監視することによって、光ディスク1の回転速度(再生倍速)が再生時の回転速度に近似した速度となるまで、光ディスク1の回転速度が速くなるのを待つ。そして、再生時の回転速度に近似した速度となったとき、光ピックアップ3の出力の信号品質が最良となるオフセット電圧の検出を行う。
その理由は、DPD(Differential Phase Detection)方式で生成されたTE信号31のレベルは、光ディスク1の回転速度に依存する性質がある。従って、再生時の回転速度から隔たった回転速度において、光ピックアップ3の出力の信号品質が最良となるオフセット電圧の検出を行うと、検出されたオフセット電圧は精度の低い値となるためである。
デフォーカス調整手段24は、FE信号32に加算するオフセット電圧321を変化させたときのRF信号33の振幅の変化から、振幅が最大となるオフセット電圧を検出する。そして、検出したオフセット電圧321をサーボ制御手段8に出力する(オフセット電圧321は、サーボ制御手段8においてFE信号32に加算される)。なお、このときのオフセット電圧321は、フォーカシングのサーボ制御において、ビームスポットの焦点位置をトラックの記録面に精度よく位置させるのに必要となるオフセット電圧(光ピックアップ3の出力の信号品質が最良となるオフセット電圧)となっている。
図2は、RF信号処理手段4の詳細な電気的構成を示すブロック線図である。
加算器41は、光ピックアップ3に設けられた受光素子40のA領域の出力(以下では、単にAと称する)とC領域の出力(以下では、単にCと称する)とを加算する。加算器42は、受光素子40のB領域の出力(以下では、単にBと称する)とD領域の出力(以下では、単にDと称する)とを加算する。
加算器43は、加算器41の出力(A+C)と加算器42の出力(B+D)とを加算することによって、RF信号33(A+B+C+D)を生成する。減算器44は、加算器41の出力(A+C)から加算器42の出力(B+D)を減算することによって、FE信号((A+C)−(B+D))を生成する。ローパスフィルタ49は、減算器44から出力されるFE信号から不要な高周波成分を除去したFE信号32を出力する。
2値化回路45は、加算器41の出力を所定レベルと比較することにより、加算器41の出力を2値化する。2値化回路46は、加算器42の出力を所定レベルと比較することにより、加算器42の出力を2値化する。位相比較回路47は、2値化回路45の出力の位相と2値化回路46の出力の位相との比較を行うことによって、DPD方式のTE信号を生成する。ローパスフィルタ48は、位相比較回路47より出力されるTE信号から、不要な高周波成分を除去したTE信号31を出力する。
図3は、光ディスク1が交換されたときの初期設定時の実施形態の主要動作を示すフローチャートである。必要に応じて同図を参照しつつ、実施形態の動作を説明する。
光ディスク1が装着されると、フォーカスバランス調整手段21は、フォーカシングアクチュエータを駆動したときのFE信号32のレベル変化から、FE信号32の中心電圧を所定レベルとするために必要となるオフセット電圧を検出する。そして、検出したオフセット電圧321をFE信号32に加算する(フォーカシングのサーボ制御が最も安定する)。そして後、サーボ制御手段8によるフォーカシングのサーボ制御を開始する(ステップS1,S2)。次いで、光ディスク1の回転を開始する(ステップS3)。
TEバランス調整手段22は、トラッキングのサーボ制御のオフ状態において、ビームスポットがトラックを横切るように制御したときのTE信号31のレベルから、TE信号31の中心電圧を所定レベルとするために必要となるオフセット電圧を検出し、検出したオフセット電圧311をTE信号31に加算するTEバランス調整を行う(トラッキングのサーボ制御が最も安定する)。そして後、サーボ制御手段8によるトラッキングのサーボ制御を開始する(ステップS4,S5)。また、サーボ制御手段8によるCLV制御を開始する(ステップS6)。
次いで、現在装着されている光ディスク1が、CDであるのか、DVDであるのかを調べる(ステップS7)。そして、装着された光ディスク1がCDである場合、デトラック調整手段23は、波形整形回路10の出力を監視することによって、光ディスク1の回転速度(倍速)が、再生時の倍速である4倍速に近似した速度(本実施形態では3倍速としているが、2.5倍速や3.5倍速等のように、その他の倍速とすることができる)となるまで待つ(ステップS9)。
光ディスク1が3倍速の回転速度に達したときにはデトラック調整が行われる。すなわち、TE信号31に加算するオフセット電圧311を変化させたときのRF信号33の振幅の変化から、振幅が最大となるオフセット電圧が検出される。そして、検出されたオフセット電圧311がTE信号31に加算される(ステップS10)。このため、トラッキングのサーボ制御においては、ビームスポットがトラックの中央に精度よく位置するように(光ピックアップ3の出力の信号品質が最良となるように)制御が行われることとなる。
デトラック調整が完了するとデフォーカス調整が行われる。すなわち、FE信号32に加算するオフセット電圧321を変化させたときのRF信号33の振幅の変化から、振幅が最大となるオフセット電圧が検出される。そして、検出されたオフセット電圧321がFE信号32に加算される(ステップS11)。このため、フォーカシングのサーボ制御においては、ビームスポットの焦点位置がトラックの記録面に精度よく位置するように(光ピックアップ3の出力の信号品質が最良となるように)制御が行われる。
なお、上記したデフォーカス調整時には、FE信号32に加算するオフセット電圧を変化させる制御が行われる。一方、FE信号32に加算されるオフセット電圧を変化させると、ビームスポットがトラックの中央位置からずれるという影響が生じる。しかし、FE信号32に加算するオフセット電圧を変化させる制御が行われるときでは、それより前にデトラック調整が行われているので、ビームスポットがトラックの中央に精度よく位置するようにサーボ制御が行われる。このため、FE信号32に加算するオフセット電圧を変化させるときにも、ビームスポットがトラックの中心位置からずれる量は、トラッキングに乱れが生じない範囲に抑制される。つまり、デフォーカス調整のためFE信号32に加算するオフセット電圧を変化させた場合にも、トラッキングには乱れが生じないので、再生品質を最良にするフォーカシング用のオフセット電圧が、精度よく検出されることとなる。
上記したデフォーカス調整が終了すると、デフォーカス調整により生じたTEバランスのずれを修正するため、トラッキングのサーボ制御がオフに設定され、ビームスポットがトラックを横切るように制御が行われる(ステップS12)。そして、このときのTE信号31のレベル変化から、TEバランスを0にするオフセット電圧が検出され、検出されたオフセット電圧がTE信号31に加算される(ステップS13)。そして後、トラッキングのサーボ制御が再開される(ステップS14)。次いで、その他の初期設定のための項目の調整が行われる(ステップS15)。
一方、ステップS7の判定において、装着された光ディスク1がDVDであることが判明した場合、デトラック調整が行われることなく、デフォーカス調整が行われる。これは、DVDの場合では、FE信号32に加算するオフセット電圧を変化させるときにも、オフセット電圧の変化がトラッキングのサーボ制御に与える影響が少なく、デトラック調整をすることなく、デフォーカス調整を行うときにも、RF信号33のレベルを最大にするフォーカシング用のオフセット電圧を、精度よく検出することができるためである。
そして、このときでは、デトラック調整が省略されるので、初期設定のために必要な時間が、デトラック調整に要する時間分だけ短縮されることになる。従って、光ディスク1がDVDである場合には、光ディスク1を装着した後、再生画像がテレビ受像機に表示されるまでの時間が、デトラック調整に要する時間分だけ短縮される。つまり、DVDを装着したときでは、使い勝手が悪化するという事態の発生を防止することができる。
以上説明したように、本実施形態では、デフォーカス調整を行った後に、再度TEバランスの調整を行っている。従って、再生動作となるときには、最良のTEバランスでもってトラッキングのサーボ制御が行われる。つまり、再生時では、最も安定したトラッキングが行われることになるため、光ディスク1に傷があるような場合でも、トラッキングはずれが極めて生じにくくなるという効果が得られることになる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、DVDプレイヤに適用した場合について説明したが、CD−RやCD−RWの再生機能を含むその他の装置(例えば、DVDレコーダ、ハードディスクドライブ一体型DVDレコーダ等)の場合にも、同様に適用することができる。
また、再生時の倍速については4倍速とした場合について説明したが、その他の倍速(例えば、2倍速、あるいは、8倍速等)の場合にも、同様に適用することができる。
また、RF信号の振幅に基づいて、光ピックアップの出力の信号品質が最良であるかどうかを判定する構成とした場合について説明したが、ジッタ量に基づいて、光ピックアップの出力の信号品質が最良であるかどうかを判定する構成とすることもできる。
本発明に係る光ディスク装置の一実施形態であるDVDプレイヤのフロントエンドの電気的構成を示すブロック線図である。 RF信号処理手段の詳細な電気的構成を示すブロック線図である。 光ディスクが交換されたときの初期設定時の実施形態の主要動作を示すフローチャートである。 光ディスクが交換されたときの初期設定時の従来技術の主要動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 光ディスク
3 光ピックアップ
8 サーボ制御手段
22 TEバランス調整手段
23 デトラック調整手段
24 デフォーカス調整手段
31 トラッキングエラー信号
32 フォーカスエラー信号
33 RF信号

Claims (1)

  1. 光ディスクに記録された情報データを光ピックアップで読み出したのちに信号処理してRF信号を生成するとともに、光アップの出力信号からフォーカスエラー信号を生成し、且つトラッキングエラー信号をDPD方式によって生成するデータ再生部と、
    前記データ再生部から入力するフォーカスエラー信号に基づいて前記光ピックアップのフォーカシングをサーボ制御するとともにトラッキングエラー信号に基づいて前記光ピックアップのトラッキングをサーボ制御するサーボ制御手段と、
    RF信号から検出したピークレベルとボトムレベルとの差異からRF信号の振幅を示す信号を算出する振幅検出手段と、
    前記データ再生部およびサーボ制御手段を含む装置の動作全体を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    装置に光ディスクが装着された初期設定時に、フォーカシングアクチュエータを駆動したときのRF信号のレベル変化に基づきRF信号の中心電圧を所定レベルとするのに必要なオフセット電圧を検出して、そのオフセット電圧を前記サーボ制御手段に出力してRF信号に加算させることによりフォーカスバランス調整を行うフォーカスバランス調整手段と、
    前記フォーカスバランス調整後に前記サーボ制御手段によるフォーカシングのサーボ制御が開始され、且つ光ディスクが回転されたのちに、前記サーボ制御手段によるトラッキングのサーボ制御のオフ状態において、光ピックアップのビームスポットが光ディスクのトラックを横切るように制御したときのトラッキングエラー信号のレベル変化に基づきトラッキングエラー信号の中心電圧を所定レベルとするのに必要なオフセット電圧を検出して、そのオフセット電圧を前記サーボ制御手段に出力してトラッキングエラー信号に加算させることによりトラッキングバランス調整を行うトラッキングバランス調整手段と、
    前記トラッキングバランス調整後に前記サーボ制御手段によるトラッキングのサーボ制御を開始させたのちに、装着されている光ディスクがCDまたはDVDの何れであるかを判別する判別手段と、
    前記判別手段でCDであると判別されたときに、光ディスクを再生時の数倍速の所定の回転速度で回転させるよう制御する回転速度制御手段と、
    光ディスクが前記所定の回転速度に達したときに、トラッキングエラー信号に加算するオフセット電圧を変化させたときのRF信号の振幅の変化を前記振幅検出手段の出力信号により監視することによりRF信号の振幅が最大となるオフセット電圧を検出して、そのオフセット電圧を前記サーボ制御手段に出力してトラッキングエラー信号に加算させることによりデトラック調整を行うデトラック調整手段と、
    前記デトラック調整後または前記判別手段がDVDであると判別した後の何れかの時点で、フォーカスエラー信号に加算するオフセット電圧を変化させたときの前記RF信号の振幅の変化を前記振幅検出手段の出力信号により監視することによりRF信号の振幅が最大となるオフセット電圧を検出して、そのオフセット電圧を前記サーボ制御手段に出力してフォーカスエラー信号に加算させることによりデフォーカス調整を行うデフォーカス調整手段とを有していることを特徴とする光ディスク装置。
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