WO2002100753A1 - Dispositif de porte de cabine d'ascenseur - Google Patents

Description

明 細 書 エレべ一夕のかごドア装置 技術分野

この発明は、 エレべ一夕のかごに搭載され、 かご出入口を開閉するエレべ一夕 のかごドア装置に関するものである。 背景技術

図 6は例えば特閧平 2— 8 1 8 8 8号公報に示された従来のエレべ一夕のかご を示す正面図、 図 7は図 6のかごドア装置を示す側面図であり、 かご本体 1は断 面で示されている。 図において、 かご本体 1の前面には、 かご出入口 2が設けら れている。 かご出入口 2の間口方向 （図 6の左右方向） に沿って延びるドアフレ ーム 3は、 かご出入口 2の上方でかご本体 1に固定されている。 ドアフレーム 3 上には、 モ一夕プーリ 5を有するドアモー夕 4が搭載されている。

ドアフレーム 3には、 モー夕プーリ 5よりも径が大きい減速用プーリ 6が設け られている。 モ一夕プーリ 5と減速用プーリ 6との間には、 ループ状の減速用べ ルト 7が巻き掛けられている。 ドアフレーム 3には、 減速用プーリ 6よりも径が 小さく、 減速用プーリ 6と同軸で減速用プーリ 6と一体に回転される駆動プーリ 8が設けられている。 また、 ドアフレーム 3には、 従動プーリ 9が設けられてい る。 駆動プーリ 8と従動プーリ 9との間には、 ループ状のベルト 1 0が巻き掛け られている。

ドアフレーム 3には、 かご出入口 2の間口方向に沿って延びるドアレール 1 1 が取り付けられている。 ドアレール 1 1には、 2枚のかごの戸 1 2がそれそれド ァハンガ 1 3を介して吊り下げられている。 各ドアハンガ 1 3は、 ドアレール 1 1に沿って転動される 2個のローラ 1 4を有している。 かごの戸 1 2は、 ドアハ ンガ 1 3及びベルト掴み 1 5 , 1 6を介してベルト 1 0に接続されている。 各かごの戸 1 2の下端部には、 複数のドアシュ一 1 7が取り付けられている。 ドアシュ一 1 7は、 かご出入口 2の下部に設けられたかご敷居 1 8の敷居溝 （図 示せず） 内に挿入されている。 また、 図 7において、 かご本体 1には、 上板 1 9 及び天井板 2 0が設けられている。

次に、 動作について説明する。 ドアモー夕 4によりモー夕プーリ 5が回転され ると、 減速用ペルト 7を介して減速用プーリ 8に回転が伝達され、 減速用プーリ 8とともに駆動プーリ 8が回転される。 駆動プーリ 8が回転されると、 ベルト 1 0が循環されるとともに、 従動プーリ 9が回転される。

ペルト 1 0には、 ドアハンガ 1 3が接続されており、 ベルト 1 0の循環により ドアハンガ 1 3及びかごの戸 1 2がドアレール 1 1に沿って往復動され、 かご出 入口 2は開閉される。 かごの戸 1 2は、 ドアレール 1 1から吊り下げられており、 かごの戸 1 2の開閉時、 かごの戸 1 2の下端部はかご敷居 1 8の敷居溝によって 案内される。

上記のように構成された従来のエレべ一夕のかごドア装置においては、 円筒形 のドアモー夕 4がドアフレーム 3の上部に固定されており、 ドアモ一夕 4のかご 本体 1側の端部は、 かご本体 1の真上に配置されている。 即ち、 ドアモー夕 4は、 天井板 2 0よりも高い位置に配置されており、 従ってかご全体の高さ寸法は、 か ごドア装置により大きくなつていた。 このため、 昇降路頂部の高さ寸法を大きく する必要があった。

また、 天井板 2 0の高さを高くしたい場合、 かご出入口 2の高さが同じであつ ても、 ドアモー夕 4と天井板 2 0との干渉を避けるためにドアモー夕 4の位置も 高くする必要があり、 従ってドアフレーム 3等のかごドア装置の部品の高さ寸法、 又はかごの戸 1 2の高さ寸法を大きくする必要があり、 部品の種類を増加させる 必要があった。 発明の開示

この発明は、 上記のような課題を解決するためになされたものであり、 高さ寸 法を小さくできるとともに、 かごの高さ寸法に影響が及ぶのを防止することがで きるエレべ一夕のかごドア装置を得ることを目的とする。

この発明によるエレべ一夕のかごドァ装置は、 かご出入口の上方でかご本体に 固定され、 かご出入口の間口方向に沿って延びているドアフレーム、 ドアフレー ムの上端部よりも下方に位置するようにドアフレームに取り付けられているドア モー夕、 ドアモー夕により直接駆動される第 1の回転体、 ドアフレームに設けら れている第 2の回転体、 第 1及び第 2の回転体間に巻き掛けられ、 第 1及び第 2 の回転体の回転により循環されるループ状の循環体、 ドアフレームに取り付けら れ、 かご出入口の間口方向に沿って延びているドアレール、 及びドアレールから 吊り下げられているとともに、 循環体に接続されており、 循環体の循環によりド ァレールに沿って移動され、 かご出入口を開閉するかごの戸を備えたものである _c 図面の簡単な説明

図 1はこの発明の実施の形態 1によるエレべ一夕のかごを示す正面図、 図 2は図 1のかごドア装置を示す側面図、

図 3は図 1のドァモ一夕の概略の断面図、

図 4は図 2の天井板の位置を高くした場合のかごドア装置を示す側面図、 図 5はこの発明の実施の形態 2によるエレべ一夕のかごドァ装置を示す側面図、 図 6は従来のエレべ一夕のかごの一例を示す正面図、

図 7は図 6のかごドア装置を示す側面図である。 発明を実施するための最良の形態

以下、 この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。

実施の形態 1 .

以下、 この発明の実施の形態を図について説明する。

実施の形態 1 .

図 1はこの発明の実施の形態 1によるエレべ一夕のかごを示す正面図、 図 2は 図 1のかごドア装置を示す側面図であり、 かご本体 1は断面で示されている。 図において、 かご本体 1の前面には、 かご出入口 2が設けられている。 かご出 入口 2の間口方向 （図 1の左右方向） に沿って延びるドアフレーム 2 1は、 かご 出入口 2の上方でかご本体 1に固定されている。 ドアフレーム 2 1は、 略 L字形 の断面を有し、 かご出入口 2の上方のかご本体 1の壁部に対向する垂直部 2 l a と、 この垂直部 2 1 aの上端部から乗場側へ水平に延びる水平部 2 1 bとを有し ている。

水平部 2 1 bの下部には、 複数のポルト 2 3により ドアモー夕 2 2が固定され ている。 ドアモー夕 2 2には、 ドアモー夕 2 2により直接駆動される第 1の回転 体としての駆動プーリ 2 4が接続されている。 ドアフレーム 2 1には、 第 2の回 転体としての従動プーリ 2 5が設けられている。 駆動プーリ 2 4と従動プーリ 2 5との間には、 循環体としてのループ状のペルト 2 6が巻き掛けられている。 ドアフレーム 2 1には、 かご出入口 2の間口方向に沿って延びるドアレール 1 1が取り付けられている。 ドアレール 1 1には、 2枚のかごの戸 1 2がそれそれ ドアハンガ 1 3を介して吊り下げられている。 各ドアハンガ 1 3は、 ドアレール 1 1に沿って転動される 2個のローラ 1 4を有している。 かごの戸 1 2は、 ドア ハンガ 1 3及びベルト掴み 1 5 , 1 6を介してベルト 2 6に接続されている。 各かごの戸 1 2の下端部には、 複数のドアシュ一 1 7が取り付けられている。 ドアシュ一 1 7は、 かご出入口 2の下部に設けられたかご敷居 1 8の敷居溝 1 8 a内に挿入されている。 また、 図 7において、 かご本体 1には、 上板 1 9及び天 井板 2 0が設けられている。

図 3は図 1のドアモータ 2 2の概略の断面図である。 ハウジング 3 1内には、 複数の卷線 3 2を有する固定子 3 3が固定されている。 また、 ハウジング 3 1内 には、 複数のベアリング 3 4を介して回転子 3 5が保持されている。 回転子 3 5 は、 駆動軸 3 6と、 固定子 3 3に対向するように駆動軸 3 6に固定されている複 数の永久磁石 3 7とを有している。

また、 ドアモー夕 2 2は、 図 2に示すように、 全体がドアフレーム 2 1の上端 部よりも下方に位置するように配置されており、 かっかご敷居 1 8の乗場側の垂 直端面 1 8 bを垂直上方へ延長した面 （図 2の面 A) よりもかご本体 1側の領域 に配置されている。

次に、 動作について説明する。 ドアモー夕 2 2により駆動プーリ 2 4が直接回 転されると、 ペルト 2 6が循環されるとともに、 従動プーリ 2 5が回転される。 ベルト 2 6には、 ドアハンガ 1 3が接続されており、 ベルト 2 6の循環によりド ァハンガ 1 3及びかごの戸 1 2がドアレール 1 1に沿って往復動され、 かご出入 口 2は開閉される。 かごの戸 1 2は、 ドアレール 1 1から吊り下げられており、 かごの戸 1 2の開閉時、 かごの戸 1 2の下端部は敷居溝 1 8 aによって案内され る ο

このようなかごドア装置においては、 ドアモー夕 2 2が駆動プーリ 2 4に直結 されているとともに、 ドアモータ 2 2の全体がドアフレーム 2 1の上端部よりも 下方に配置されているため、 かごドア装置の高さ寸法を小さくできるとともに、 かご全体の高さ寸法に影響が及ぶのを防止することができる。 従って、 かご全体 の高さ寸法を小さくすることができ、 昇降路頂部の高さ寸法を小さくすることが できる。

また、 例えば図 4に示すように、 天井板 2 0の高さを高くした場合も、 天井板 2 0はドアモー夕 2 2と干渉しないため、 かご出入口 2の高さが同じであれば、 ドアフレーム 2 1等の部品の高さ寸法もかごの戸 1 2の高さ寸法も大きくする必 要がなく、 かご本体 1の天井高さの異なる複数種類のエレべ一夕間で部品を共通 化することができる。

さらに、 減速機構を用いず、 ドアモ一夕 2 2により駆動プーリ 2 4を直接駆動 するので、 ギヤによる騒音が発生せず、 かごの戸 1 2の開閉を静かに行うことが できる。

さらにまた、 実施の形態 1では、 回転子 3 5に永久磁石 3 7が設けられ、 固定 子 3 3に卷線 3 2が設けられている永久磁石形モ一夕をドァモ一夕 2 2として用 いたので、 必要なトルクを確保しつつドアモー夕 2 2を小形化、 薄形化すること ができ、 ドアモータ 2 2をドアフレーム 2 1の高さの範囲内に容易に配置するこ とができる。

具体的には、 ドアモー夕 2 2は、 直径を約 1 5 0 mm、 厚さを約 8 0 mm程度 に小形ィ匕することができる。 この程度の大きさであれば、 ドアフレーム 2 1を大 きくすることなく、 ドアフレーム 2 1の高さの範囲内で、 しかも面 Aよりもかご 本体 1側のスペースに容易に配置することができる。

また、 実施の形態 1では、 ドアフレーム 2 1に水平部 2 l bを設け、 この水平 部 2 l bの下部にドアモー夕 2 2が吊り下げられているので、 ドアモ一夕 2 2を 安定して支持することができる。

さらに、 ドアフレーム 2 1及びドアモー夕 2 2は、 かご敷居 1 8の乗場側の垂 直端面 1 8 bを垂直上方へ延長した面 Aよりもかご本体 1側に配置されているた め、 かごドア装置の部品が乗場側の機器と干渉するのがより確実に防止される。 実施の形態 2 .

次に、 図 5はこの発明の実施の形態 2によるエレべ一夕のかごドア装置を示す 側面図である。 図において、 ドアフレーム 2 1の水平部 2 1 bとドアモー夕 2 2 との間には、 防振ゴム 2 7が介在されている。 他の構成は、 実施の形態 1と同様 である。

このようなかごドア装置によれば、 ドアモー夕 2 2の振動がドアフレーム 2 1 を介してかご本体 1やかごの戸 1 2に伝わるのを防止することができ、 かごの戸 1 2を安定して開閉することができる。

なお、 かごの戸 1 2の枚数や開閉方式 （中央開き、 片開き等） は、 実施の形態 1 , 2に限定されるものではない。

また、 実施の形態 1 , 2では、 第 1及び第 2の回転体として駆動プーリ 2 4及 び従動プーリ 2 5を用いたが、 スプロケット等を用いてもよい。 さらに、 実施の 形態 1， 2では、 循環体としてペルト 2 6を用いたが、 チェーン又はロープ等を 用いてもよい。

Claims

請求の範囲

1 . かご出入口の上方でかご本体に固定され、 上記かご出入口の間口方向に沿つ て延びているドアフレーム、

上記ドアフレームの上端部よりも下方に位置するように上記ドアフレームに取 り付けられているドアモ一夕、

上記ドァモ一夕により直接駆動される第 1の回転体、

上記ドアフレームに設けられている第 2の回転体、

上記第 1及び第 2の回転体間に巻き掛けられ、 第 1及び第 2の回転体の回転に より循環されるループ状の循環体、

上記ドアフレームに取り付けられ、 上記かご出入口の間口方向に沿って延びて いるドアレール、 及び

上記ドアレールから吊り下げられているとともに、 上記循環体に接続されてお り、 上記循璟体の循環により上記ドアレールに沿って移動され、 上記かご出入口 を開閉するかごの戸

を備えているエレペータのかごドア装置。

2 . 上記ドアモー夕は、 回転子に永久磁石が設けられ、 固定子に卷線が設けられ ている永久磁石形モー夕である請求項 1記載のエレべ一夕のかごドア装置。

3 . 上記ドアフレームは、 上記かご出入口の上方の上記かご本体の壁部に対向す る垂直部と、 上記垂直部から乗場側へ水平に延びる水平部とを有し、 上記ドアモ —夕は、 上記水平部の下部に固定されている請求項 1記載のエレべ一夕のかごド ァ装置。

4 . 上記ドアフレーム及び上記ドアモータは、 上記かごの戸の下端部を案内する かご敷居の乗場側の垂直端面を垂直上方へ延長した面よりも上記かご本体側に配 置されている請求項 1記載のエレべ一夕のかごドア装置。

5 . 上記ドアフレームと上記ドアモー夕との間には、 防振ゴムが介在されている 請求項 1記載のエレべ一夕のかごドア装置。