JPH07100590B2 - エレベータのドア開閉装置 - Google Patents

エレベータのドア開閉装置

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JPH07100590B2
JPH07100590B2 JP62225661A JP22566187A JPH07100590B2 JP H07100590 B2 JPH07100590 B2 JP H07100590B2 JP 62225661 A JP62225661 A JP 62225661A JP 22566187 A JP22566187 A JP 22566187A JP H07100590 B2 JPH07100590 B2 JP H07100590B2
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JP
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勇夫 大久保
正寿 太田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エレベータのドア開閉装置に係り、特にドア
開閉駆動モータに起因する振動、騒音を低減するに好適
な防振技術に関する。
〔従来の技術〕
エレベータのドア開閉装置としてエレベータかごの出入
口を開閉するドアを当該かごの上部に設けられた水平上
枠体に水平方向移動自在に吊持させ、該水平上枠体の両
端部に一対のプーリを取付け、該プーリ間に掛けわたさ
れたベルトに前記ドアを連結し、該プーリの一方をモー
タで回転駆動して前記ドアを開閉する構成のいわゆるベ
ルト駆動方式のものが知られている。
そして、ドア開閉用の駆動モータは、通常、プーリとベ
ルト等のドア駆動機構が収納された水平上枠体に取付け
られる。
ところで、一般にエレベータの内かごは薄板が用いられ
ていることから、ドア開閉時に駆動されるモータの振動
に共振して、大きな騒音を発生する場合があるという問
題がある。
このような振動騒音を低減するため、従来、実開昭58−
151183号公報に記載されたように、ドア駆動機構が収納
された水平上枠体を防振ゴムを介してかごの枠体に取付
け、モータの振動がかごに伝わらないようにしたものが
知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記公報に示されたものは、上枠体自体
がモータにより振動して発生する騒音については配慮さ
れていない。
特に、軽量化の要望から上枠体は薄鉄板などで形成され
ることが多く、モータによる振動を生じやすいという問
題があつた。
例えば、平板状の薄板の側縁部を折り曲げて鍔(フラン
ジ)部を形成し、このフランジ部が水平となるように他
の平板部をかごの垂直枠体に固定してなる水平上枠体の
場合には、モータを上記フランジ部に防振ゴムを介して
取付けても、フランジ部の垂直方向の剛性が小さいため
モータによりフランジ部が振動され、この振動により水
平上枠全体が共振して騒音を発生することがあるという
問題がある。
本発明の目的は、上記従来の問題点を解決すること、言
い換えれば、軽量化の要望を満たしつつ、モータによる
振動騒音の発生を低減することができるエレベータのド
ア開閉装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するため、エレベータかごの
出入口を開閉するドアを当該かごの枠体を形成する水平
上枠体に水平方向移動自在に吊持させ、該水平上枠体の
両端部に一対のプーリを取付け、該プーリ間に掛けわた
されたベルトに前記ドアを連結し、該プーリの一方をモ
ータで回転駆動して前記ドアを開閉させるエレベータの
ドア開閉装置において、前記水平上枠体は薄板を断面L
字型に折り曲げ、一方の辺を垂直面部とし他方の辺を水
平面部として、かごの枠体を形成する垂直枠体に前記水
平面部を上に位置させて水平に固定してなり、厚板を断
面L字型に折り曲げて形成したモータベースの一方の片
部を水平にして他方の片部を前記水平上枠体の垂直面部
に固定し、前記モータベースの水平面部に弾性体を介し
て前記モータを支持させたことを特徴とする。
〔作用〕
このような構成、すなわち、モータを弾性体を介して剛
性の大きい垂直面部を有する部材に支持させることによ
り、モータが交流周波数により振動しても、その振動は
弾性体に吸収され、それにより支持部材が共振するとい
う現象がなくなり、かご内における振動騒音が低減され
ることになる。
〔実施例〕
以下、本発明を第1図と第2図に示した一実施例に基づ
いて説明する。
第1図はエレベータのドア部とドア開閉装置を正面から
みた図であり、第2図は第1図の線II−IIにおける拡大
矢視図である。
それらの図に示すように、ドア1はレール2上を転動す
る吊り車3にドア吊り部材4を介して吊持され、下部は
敷居5の嵌合摺動するドア案内子6により案内されなが
ら、図において左右に開閉よるようになつている。
レール2はレール止め金具7を介して、かごの枠体8の
一部を構成する水平上枠体9に固定されている。水平上
枠体9は第2図に示すように、例えば3.2tの薄鉄板の一
側縁を直角に折り曲げてフランジ部9aとし、このフラン
ジ部9aを上にし、他の平板部を垂直面部9bとしてその両
端をかごの垂直枠体10に固定した構造となつている。
この水平枠体9の両端部に一対の駆動プーリ11と従動プ
ーリ12が回転自在に取付けられ、それらのプーリ11,12
にはベルト13が巻回されている。このベルト13にはドア
吊り部材4の一部4aが係着されている。
モータ14は防振ゴム15を介してモータベース16に取付け
られ、モータベース16は厚板(例えば9t)を鉤形に曲げ
て形成され、その脚部は水平上枠体9の垂直面部9bに固
定されている。そして、モータ駆動に取付けられたモー
タプーリ17とベルト18を介して駆動プーリ11を回転し、
ドア1を開閉駆動するようになつている。なお、第2図
中の符号19はエレベータかごの室内壁体を示している。
このように、モータ14は厚板で形成された剛性の大きい
モータベース16を介して、水平上枠体9の剛性の大きい
垂直面部9bに固定されていることから、モータ14とモー
タベース16との間に挿入された防振ゴム15による振動吸
収効果が大となり、モータ14の振動が水平上枠体9に伝
達されないことから、水平上枠体9の共振による騒音発
生を著しく低減することができ、静かなドア開閉性能が
得られるという効果がある。
因に、本実施例による場合と、モータ14を水平上枠体9
のフランジ部9aに防振ゴムを介して取付けた場合の騒音
を測定したところ、本実施例によればかご室内で55〜58
dBであつたのに対し、比較例によれば70dB以上であつ
た。なお、騒音の気にならない基準レベルはかご室内で
60dBとされていることから、本実施例によれば十分にク
リアすることができる。
また、振動の点においても、かご底面における基準値70
〜80ガルに対し、本実施例によれば10ガル以下に抑える
ことができた。
なお、上記実施例ではモータ14を水平上枠体9の垂直面
部9bに支持させた例について示したが、これに限らず、
かごの枠体に固定された垂直方向に剛性を有する部材の
垂直面部に支持させれば、上記実施例と同一の効果を奏
することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、モータを弾性体
を介して垂直方向に剛性を有する部材の垂直面部に支持
させたことから、弾性体による振動吸収効果が大きく作
用し、軽量化の要望を満たしつつ、モータによる振動騒
音の発生を大幅に低減することができ、静かなドア開閉
性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の正面図、第2図は第1図の
線II−IIにおける拡大矢視図である。 8……枠体、9……水平上枠体、9a……フランジ部、9b
……垂直面部、10……垂直枠体、11……駆動プーリ、12
……従動プーリ、13……ベルト、14……モータ、15……
防振ゴム、16……モータベース。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータかごの出入口を開閉するドアを
    当該かごの枠体を形成する水平上枠体に水平方向移動自
    在に吊持させ、該水平上枠体の両端部に一対のプーリを
    取付け、該プーリ間に掛けわたされたベルトに前記ドア
    を連結し、該プーリの一方をモータで回転駆動して前記
    ドアを開閉させるエレベータのドア開閉装置において、 前記水平上枠体は薄板を断面L字型に折り曲げ、一方の
    辺を垂直面部とし他方の辺を水平面部として、かごの枠
    体を形成する垂直枠体に前記水平面部を上に位置させて
    水平に固定してなり、 厚板を断面L字型に折り曲げて形成したモータベースの
    一方の片部を水平にして他方の片部を前記水平上枠体の
    垂直面部に固定し、 前記モータベースの水平面部に弾性体を介して前記モー
    タを支持させたことを特徴とするエレベータのドア開閉
    装置。
JP62225661A 1987-09-09 1987-09-09 エレベータのドア開閉装置 Expired - Fee Related JPH07100590B2 (ja)

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JPS6469491A JPS6469491A (en) 1989-03-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4531899B2 (ja) * 2001-06-06 2010-08-25 三菱電機株式会社 エレベータのかごドア装置
WO2012150624A1 (ja) * 2011-05-02 2012-11-08 フジテック株式会社 エレベータのドア開閉装置

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JPS56114264U (ja) * 1980-02-04 1981-09-02
JPS60110377U (ja) * 1983-12-28 1985-07-26 三菱電機株式会社 エレベ−タのドア装置

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