JPH0620867Y2 - 自動扉の振動吸収装置 - Google Patents
自動扉の振動吸収装置Info
- Publication number
- JPH0620867Y2 JPH0620867Y2 JP16119286U JP16119286U JPH0620867Y2 JP H0620867 Y2 JPH0620867 Y2 JP H0620867Y2 JP 16119286 U JP16119286 U JP 16119286U JP 16119286 U JP16119286 U JP 16119286U JP H0620867 Y2 JPH0620867 Y2 JP H0620867Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- door
- mounting
- walls
- parallel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は自動扉の振動を低減するための振動吸収装置
に関するものである。
に関するものである。
自動扉は窓枠の無目等に左右に離隔して一対のプーリを
取付け、このプーリに無端状にベルトを掛け、このベル
トに扉が吊下げられている。一方のプーリをモーターに
よって回転してベルトを移動させ、ベルトに吊下げた扉
を自動的に開閉するものである。このベルトと扉が直接
連結されているとモーターやプーリの回転が扉に直接伝
達されて扉が振動したり、ベルトが停止しても扉の移動
時の貫性がベルトに作用してベルトを引つ張りベルトや
モーターを破損してしまうことがあつた。
取付け、このプーリに無端状にベルトを掛け、このベル
トに扉が吊下げられている。一方のプーリをモーターに
よって回転してベルトを移動させ、ベルトに吊下げた扉
を自動的に開閉するものである。このベルトと扉が直接
連結されているとモーターやプーリの回転が扉に直接伝
達されて扉が振動したり、ベルトが停止しても扉の移動
時の貫性がベルトに作用してベルトを引つ張りベルトや
モーターを破損してしまうことがあつた。
このような問題点を解決するために実開昭59-196669号
に記載された考案が知られている。該考案はベルトの外
周に円筒状の防振弾性体を配設し、該防振弾性体を介し
てベルトの動きを扉の上端に取付けたハンガーに伝達す
るようにしてある。防振弾性体がモーター等の振動や扉
の貫性を吸収するものである。
に記載された考案が知られている。該考案はベルトの外
周に円筒状の防振弾性体を配設し、該防振弾性体を介し
てベルトの動きを扉の上端に取付けたハンガーに伝達す
るようにしてある。防振弾性体がモーター等の振動や扉
の貫性を吸収するものである。
上記のような考案の問題点は、ベルトが防振弾性体とハ
ンガーの中心を通つているため、防振弾性体はベルトの
長手方向、すなわち扉の移動方向の振動は吸収するが上
下方向や扉の見込み方向の振動は吸収できす、扉に上下
方向や扉の見込み方向の振動が伝達されてしまうことで
ある。また扉の停止時の貫性は上下方向の振動ともなり
得るが、この貫性がベルトやモーターに伝達されるとベ
ルトやモーターを破損してしまうことがあつた。
ンガーの中心を通つているため、防振弾性体はベルトの
長手方向、すなわち扉の移動方向の振動は吸収するが上
下方向や扉の見込み方向の振動は吸収できす、扉に上下
方向や扉の見込み方向の振動が伝達されてしまうことで
ある。また扉の停止時の貫性は上下方向の振動ともなり
得るが、この貫性がベルトやモーターに伝達されるとベ
ルトやモーターを破損してしまうことがあつた。
この考案は自動扉において扉の移動方向のみならず、上
下方向や扉の見込み方向の振動も吸収することができる
自動扉の振動吸収装置を提供することを目的とする。
下方向や扉の見込み方向の振動も吸収することができる
自動扉の振動吸収装置を提供することを目的とする。
この考案にかかる自動扉の振動吸収装置は、ベルトの長
手方向の左右に離隔して平行に向き合う一対の取付壁を
有する取付金具をベルトに固定し、扉側には同じくベル
トの長手方向の左右に離隔して平行に向き合う一対の連
結壁を有する連結金具を取付け、取付金具の取付壁と連
結金具の連結壁に両端を固定してベルトの長手方向と平
行に各々弾性体を介在させるものである。
手方向の左右に離隔して平行に向き合う一対の取付壁を
有する取付金具をベルトに固定し、扉側には同じくベル
トの長手方向の左右に離隔して平行に向き合う一対の連
結壁を有する連結金具を取付け、取付金具の取付壁と連
結金具の連結壁に両端を固定してベルトの長手方向と平
行に各々弾性体を介在させるものである。
以下、図に示す一実施例に基づきこの考案を詳細に説明
する。
する。
図においてＡは窓枠であつて、この窓枠Ａの上枠内の左
右端部近くに駆動プーリ１と従動プーリ２が配設されて
いる。駆動プーリ１は駆動源であるモータによつて回動
可能となつている。駆動プーリ１と従動プーリ２には無
端状にベルト３が巻掛けてある。ベルト３には扉４，４
が吊下げられている。
右端部近くに駆動プーリ１と従動プーリ２が配設されて
いる。駆動プーリ１は駆動源であるモータによつて回動
可能となつている。駆動プーリ１と従動プーリ２には無
端状にベルト３が巻掛けてある。ベルト３には扉４，４
が吊下げられている。
ベルト３には左右端に平行な取付壁６，６を有するコ字
状の取付金具５が取付けられている。７は断面コ字状の
一側面に溝部８を有する固定金具であつて、この固定金
具７の溝部８内にベルト３の端部を左右から挿入して上
方に位置させ、下方に取付金具５を位置させ、固定金具
７を貫通したボルト９，９を取付金具５に螺合して取付
金具５がベルト３に固定されている。このとき取付金具
５の取付壁６，６がベルト３の長手方向左右に離隔して
平行に向き合うこととなる。
状の取付金具５が取付けられている。７は断面コ字状の
一側面に溝部８を有する固定金具であつて、この固定金
具７の溝部８内にベルト３の端部を左右から挿入して上
方に位置させ、下方に取付金具５を位置させ、固定金具
７を貫通したボルト９，９を取付金具５に螺合して取付
金具５がベルト３に固定されている。このとき取付金具
５の取付壁６，６がベルト３の長手方向左右に離隔して
平行に向き合うこととなる。
扉４上にはハンガー10が取付けられている。ハンガー10
の側面には戸車11が突設されており、戸車11は上枠のレ
ールに引掛けられている。ハンガー10の戸車11が取付け
られた側面の裏面には、連結金具12がビス13,13によつ
て固定された固着板14が固定されている。連結金具12は
左右端に平行な連結壁15,15を有するコ字状を成してい
る。ハンガー10には連結金具12の連結壁15,15が水平方
向左右に平行に向き合うよう固定されている。
の側面には戸車11が突設されており、戸車11は上枠のレ
ールに引掛けられている。ハンガー10の戸車11が取付け
られた側面の裏面には、連結金具12がビス13,13によつ
て固定された固着板14が固定されている。連結金具12は
左右端に平行な連結壁15,15を有するコ字状を成してい
る。ハンガー10には連結金具12の連結壁15,15が水平方
向左右に平行に向き合うよう固定されている。
取付金具５の取付壁６，６間に連結金具12の連結壁15,1
5を位置させて、この取付壁６と連結壁15間に弾性体16
が介在されている。第１図〜第３図において弾性体16は
円柱状のゴム製であつて両端ぶボルト17が突設された金
属製板体18が各々固着されている。この弾性体16両端の
ボルト17,17が連結壁15の挿通孔15aと取付壁６の挿通孔
6aに挿通されてナツト19,19によつて固定されている。
5を位置させて、この取付壁６と連結壁15間に弾性体16
が介在されている。第１図〜第３図において弾性体16は
円柱状のゴム製であつて両端ぶボルト17が突設された金
属製板体18が各々固着されている。この弾性体16両端の
ボルト17,17が連結壁15の挿通孔15aと取付壁６の挿通孔
6aに挿通されてナツト19,19によつて固定されている。
以上のようにして取付金具５と連結金具12がベルト３の
長手方向と平行な弾性体16,16を介してベルト３に扉４
が吊下げられている。
長手方向と平行な弾性体16,16を介してベルト３に扉４
が吊下げられている。
以上のように弾性体16,16は上下左右いずれの方向にも
伸縮可能であつて、ベルト３の長手方向のみならず、上
下方向及び扉４の見込み方向にも自在に屈曲するため、
ベルト停止時の扉４の貫性や、ベルト３やモータの様々
な振動を吸収することができる。
伸縮可能であつて、ベルト３の長手方向のみならず、上
下方向及び扉４の見込み方向にも自在に屈曲するため、
ベルト停止時の扉４の貫性や、ベルト３やモータの様々
な振動を吸収することができる。
また弾性体16は取付壁６と連結壁15の間にベルト３の長
手方向と平行に介在したため、最も大きい振動である扉
４の貫性を有効に吸収することができる。
手方向と平行に介在したため、最も大きい振動である扉
４の貫性を有効に吸収することができる。
更に弾性体16を取付金具５の左右の取付壁15,15と連結
金具12の左右の連結壁15,15間に各々介在させるため、
扉４の左右の動きにつれて生ずる貫性力を、各々圧縮力
として受けて吸収することができ、弾性体16の破損も生
じ難い。
金具12の左右の連結壁15,15間に各々介在させるため、
扉４の左右の動きにつれて生ずる貫性力を、各々圧縮力
として受けて吸収することができ、弾性体16の破損も生
じ難い。
この考案は以上のような構成を有するが、その他弾性体
16として第５図に示すようなコイルバネであつても、第
６図に示すような円筒状で外周に空気抜き孔20が形成さ
れたゴム製部材を使用してもよい。
16として第５図に示すようなコイルバネであつても、第
６図に示すような円筒状で外周に空気抜き孔20が形成さ
れたゴム製部材を使用してもよい。
また以上のような実施例では取付金具５の取付壁６，６
間に連結金具12の連結壁15,15を位置させたが、連結金
具12の連結壁15,15間に取付金具５の取付壁６，６を位
置させて、連結壁15と取付壁６間に弾性体16を介在させ
てもよい。
間に連結金具12の連結壁15,15を位置させたが、連結金
具12の連結壁15,15間に取付金具５の取付壁６，６を位
置させて、連結壁15と取付壁６間に弾性体16を介在させ
てもよい。
この考案は以上のような構成を有するため以下のような
効果を得ることができる。
効果を得ることができる。
イ ベルトに固定した取付金具の取付壁と扉側に固定し
た連結金具の連結壁間に弾性体が介在されており、弾性
体はベルトの長手方向のみならず、上下方向及び扉の見
込み方向に自在に伸縮，屈曲するため、ベルト停止時に
生ずる扉の貫性や、ベルトや駆動源の振動を全て吸収
し、扉のブレや、ベルトや駆動源の破損を防止すること
ができる。
た連結金具の連結壁間に弾性体が介在されており、弾性
体はベルトの長手方向のみならず、上下方向及び扉の見
込み方向に自在に伸縮，屈曲するため、ベルト停止時に
生ずる扉の貫性や、ベルトや駆動源の振動を全て吸収
し、扉のブレや、ベルトや駆動源の破損を防止すること
ができる。
ロ 弾性体は、取付壁と連結壁との間にベルトの長手方
向と平行に介在させたため、最も大きい振動である扉の
貫性を有効に吸収することができる。
向と平行に介在させたため、最も大きい振動である扉の
貫性を有効に吸収することができる。
ハ 取付金具の左右の取付壁と連結金具の左右の連結壁
間に弾性体を各々介在させたため、扉の左右の動きによ
つて生ずる扉の貫切欠部力を各々圧縮力として受けて吸
収するため、弾性体の破損が生じ難い。
間に弾性体を各々介在させたため、扉の左右の動きによ
つて生ずる扉の貫切欠部力を各々圧縮力として受けて吸
収するため、弾性体の破損が生じ難い。
第１図はこの考案にかかる自動扉の振動吸収装置の一実
施例の正面図、第２図はその斜視図、第３図はその縦断
面図、第４図はこの考案を実施した自動扉の正面図、第
５図は弾性体の他の実施例の正面図、第６図は弾性体の
他の実施例の縦断面図である。 Ａ……窓枠 １……駆動プーリ、２……従動プーリ、３……ベルト、
４……扉、５……取付金具、６……取付壁、７……固定
金具、８……溝部、10……ハンガー、12……連結金具、
14……固着板、15……連結壁、16……弾性体、20……空
気抜き孔
施例の正面図、第２図はその斜視図、第３図はその縦断
面図、第４図はこの考案を実施した自動扉の正面図、第
５図は弾性体の他の実施例の正面図、第６図は弾性体の
他の実施例の縦断面図である。 Ａ……窓枠 １……駆動プーリ、２……従動プーリ、３……ベルト、
４……扉、５……取付金具、６……取付壁、７……固定
金具、８……溝部、10……ハンガー、12……連結金具、
14……固着板、15……連結壁、16……弾性体、20……空
気抜き孔
Claims (1)
- 【請求項１】駆動源により回動する駆動プーリ１と従動
プーリ２に無端状にベルト３を掛け、そのベルト３に吊
下げた扉４をベルト３とともに移動可能とした自動扉に
おいて、 ベルト３の長手方向の左右に離隔して平行に向き合う一
対の取付壁６，６を有する取付金具５をベルト３に固定
し、扉４側には同じくベルト３の長手方向の左右に離隔
して平行に向き合う一対の連結壁15,15を有する連結金
具12を取付け、取付金具の取付壁６，６と連結金具12の
連結壁15,15に両端を固定してベルト３の長手方向と平
行に各々弾性体16を介在させたことを特徴とする自動扉
の振動吸収装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16119286U JPH0620867Y2 (ja) | 1986-10-21 | 1986-10-21 | 自動扉の振動吸収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16119286U JPH0620867Y2 (ja) | 1986-10-21 | 1986-10-21 | 自動扉の振動吸収装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6367187U JPS6367187U (ja) | 1988-05-06 |
| JPH0620867Y2 true JPH0620867Y2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=31087276
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16119286U Expired - Lifetime JPH0620867Y2 (ja) | 1986-10-21 | 1986-10-21 | 自動扉の振動吸収装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0620867Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-10-21 JP JP16119286U patent/JPH0620867Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6367187U (ja) | 1988-05-06 |
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