JPH055917U - 建造物の吸振構造 - Google Patents
建造物の吸振構造Info
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- JPH055917U JPH055917U JP5203791U JP5203791U JPH055917U JP H055917 U JPH055917 U JP H055917U JP 5203791 U JP5203791 U JP 5203791U JP 5203791 U JP5203791 U JP 5203791U JP H055917 U JPH055917 U JP H055917U
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- wall plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】鉄骨構造体が振動しても、側壁板は振動しない
ようにする。 【構成】側壁板16の内面によりブラケット13を延設
する。梁6に軌道部18を設け、ブラケットに軌道部上
を移動可能な転動体28を設ける。ブラケットと軌道部
とに粘弾性体31を連結する。転動体がブラケットを介
して側壁板の荷重を支持し、かつ側壁板を梁上の一定位
置に保持する。梁と一体に振動する軌道部がブラケッ
ト、つまり、側壁板に対して相対移動し、側壁板の振動
を低減する。さらに、鉄骨構造体2の振動が停止する
と、粘弾性体が鉄骨構造体の振動によって生じた側壁板
の僅かな振動を防振する。
ようにする。 【構成】側壁板16の内面によりブラケット13を延設
する。梁6に軌道部18を設け、ブラケットに軌道部上
を移動可能な転動体28を設ける。ブラケットと軌道部
とに粘弾性体31を連結する。転動体がブラケットを介
して側壁板の荷重を支持し、かつ側壁板を梁上の一定位
置に保持する。梁と一体に振動する軌道部がブラケッ
ト、つまり、側壁板に対して相対移動し、側壁板の振動
を低減する。さらに、鉄骨構造体2の振動が停止する
と、粘弾性体が鉄骨構造体の振動によって生じた側壁板
の僅かな振動を防振する。
Description
【0001】
本考案は、立体駐車設備その他の建造物の吸振構造に関し、とくに外壁の支持
部分の吸振構造に係る。
【0002】
建造物には、例えば、カーテンウォール構造のごとく、ラーメン構造等の鉄骨
構造の側面に外壁を接合したものがあり、その外壁の接合構造には、例えば、図
10および図11に示すように、鉄骨構造体60を構成するH型鋼の梁61に固
定部材62が接合され、外壁63はリップ溝形鋼の外壁支持部材64を介して固
定部材62に接合されたものがある。
【0003】
ここで、建造物は外力により振動し、風や地震のような建造物の外部からの加
振力によって振動する他に、例えば、立体駐車設備を備えた建造物のように、立
体駐車設備の運転時に発生する振動によって、図12に示すように、建造物65
が振動する場合がある。立体駐車設備の場合、内部で循環する駐車装置等の内部
機械が加振源となり、建造物65の鉄骨構造体60がそれ自身がもつ固有振動モ
ードで振動する。そのため、鉄骨構造体60に接合された外壁63もそれに伴な
って振動し、低周波振動が発生する。この低周波振動は、近隣の建造物の窓や建
具等を振動させたり、人に不快感を与えるという問題がある。
【0004】
本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであって、鉄骨構造体が振動しても
、外壁は振動しないようにすることを目的としている。
【0005】
上記目的を達成するために、請求項1に係る考案が講じた手段は、鉄骨構造体
に対して相対移動する側壁板支持部により、梁から側壁板へ入力される振動を低
減するものである。
【0006】
具体的には、複数本の柱と、該隣接する柱の間に配設された上下複数段の梁と
を備えた鉄骨構造体と、該鉄骨構造体の側面に支持された側壁板とを備え、上記
鉄骨構造体が水平に振動する建造物を前提としている。
【0007】
そして、図3および図4に示すように、上記側壁板が複数の支持手段によって
上記鉄骨構造体に支持され、該支持手段は、上記側壁板の内面より延設されたブ
ラケットと、該ブラケットに設けられた移動部材と、上記鉄骨構造体に設けられ
て上記移動部材が水平移動可能に接する軌道部とを有する側壁板支持部を設けて
いる。さらに、水平方向の側壁板の振動を減衰する減衰部材を設けた構成とされ
ている。
【0008】
請求項2に係る考案が講じた手段は、図6および図7に示すように、上記建造
物に加えて、軌道部を凹状に湾曲形成したものである。
【0009】
請求項3に係る考案が講じた手段は、請求項1または2に係る考案において、
図3および図4に示すように、減衰部材をブラケットと軌道部とを弾性的に連結
すると共に、自己変形により振動を吸収する粘弾性体としたものである。
【0010】
請求項4に係る考案が講じた手段は、請求項1または2に係る考案において、
図8に示すように、減衰部材を移動部材内に封入されて振動を吸収する所定量の
流動体よりなる流動体減衰部材としたものである。
【0011】
請求項5に係る考案が講じた手段は、積層免振体が変位することにより、梁か
ら側壁板へ入力される振動を低減するものである。
【0012】
具体的には、図9に示すように、上記建造物に加えて、側壁板の内面より延設
された複数個のブラケットと、該各ブラケットと上記鉄骨構造体との間に介設さ
れ、積層された複数枚の弾性材を有し、水平方向に変位して振動を吸収する積層
免振体を設けた構成とされている。
【0013】
上記の構成により、請求項1に係る考案によれば、鉄骨構造体は内部機械の加
振力によって振動し、振動は梁から側壁板へ入力される。一方、側壁板と一体に
なったブラケットは転動体を介して軌道部と接しているので、この転動体がブラ
ケットを介して側壁板の荷重を支持し、かつ側壁板を梁上の一定位置に保持する
一方、梁と一体に振動する軌道部がブラケット、つまり、側壁板に対して相対移
動することになる。これにより、側壁板の振動が低減される。
【0014】
さらに、鉄骨構造体の振動が停止すると、鉄骨構造体の振動によって生じた側
壁板の僅かな振動は、減衰部材が防振する。
【0015】
請求項2に係る考案によれば、強風時の風圧や地震の横ゆれ等の外部からの大
きな加振力によって転動体がころがり振動を起こした場合には、加振力がなくな
れば転動体を凹状の湾曲形成された曲面の軌道部の底部に静止させて、側壁板を
梁上の一定位置に戻すことになる。
【0016】
請求項3に係る考案によれば、鉄骨構造体の振動が停止したときの側壁板の僅
かな振動を、粘弾性体が、その弾性履歴に基づく減衰作用によって防振する。ま
た、請求項4に係る考案によれば、振動減衰部が、側壁板の僅かな振動流動体を
、流動体と移動部材の内壁との摩擦あるいは流動体の構成粒子間の摩擦によって
振動エネルギを熱エネルギに変換し、防振する。
【0017】
請求項5に係る考案によれば、積層免振体が側壁板を梁に支持する一方、積層
免振体が変位して側壁板の振動を低減する。
【0018】
【考案の効果】
以上のように、請求項1に係る考案によれば、移動部材が軌道部に対して相対
移動してブラケットを軌道部の振動より減衰された振動で振動可能としているの
で、側壁板を振動体である鉄骨構造体から振動絶縁することができ、低周波振動
を防止することができる。しかも、減衰部材により、鉄骨構造体の振動停止後の
側壁板の低周波振動を速やかに停止することができる。
【0019】
請求項2に係る考案によれば、振動減衰部が低周波振動を防止する一方、軌道
部を内側膨出状の曲面形状の形成することにより、ブラケットを軌道部に繋止す
る構造を設けることなく側壁板を梁上の一定位置に保持することができる。
【0020】
請求項3に係る考案によれば、粘弾性体により、請求項4に係る考案によれば
、流動体減衰部材により、鉄骨構造体の振動停止後の側壁板の低周波振動を速や
かに停止することができる。
【0021】
請求項5に係る考案によれば、積層免振体が振動を減衰することにより、少な
い部品点数で側壁板の振動を低減でき、低周波振動を防止することができる。
【0022】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
【0023】
本実施例は、本考案の吸振構造を、独立鉄塔型の垂直循環方式の立体駐車設備
に適用したものである。
【0024】
図1〜図5に請求項1および3に係る第1実施例を示す。図1および図2に、
建造物として、独立鉄塔型の立体駐車設備の構成を示す。該立体駐車設備1は、
鉄骨構造体2と、該鉄骨構造体2の外面を覆う外装体3と、該鉄骨構造体2内に
支持され、駆動装置によって駆動される駐車装置4とを備えている。
【0025】
上記鉄骨構造体2は、基礎から立設された4本の柱5,5……と、上下複数段
にわたり隣接する柱5,5の間に配設された上下複数段の梁6,6……と、上下
の梁6,6の間に三角形状に配設された斜材7,7……とから構成されている。
鉄骨構造体2の下端部には、車両の入出庫口(図示せず)が形成されている。
【0026】
駐車装置3は、上下の前面側と後面側の4箇所に配設されたスプロケット10
,10……が駆動部(図示せず)により回転駆動され、該スプロケット10,1
0,……には前後2系列のチェーン11,11が巻掛けられ、前後2系列のチェ
ーン11,11に車両を収容載置する多数のケージ12,12……の前後端がブ
ラケット13,13……を介して支持された構成となっている。
【0027】
一方、上記外装体3は、鉄骨構造体2の上面を天壁板15が、側面を側壁板1
6,16……が覆っている。各側壁板16,16……は天壁板15に接合されて
おり、これにより、各側壁板16,16……を外方へ倒そうとするモーメントが
打ち消されるようになっており、側壁板16,16……を梁6に支える側壁板支
持部Aが、側壁板16,16……の荷重を支持している。
【0028】
また、梁6,6……は、駐車装置3等の内部機械の加振力によって内外方向に
振動する。この梁6,6……の振動が、側壁板16,16……へ入力されること
になる。
【0029】
本考案の特徴として、上記立体駐車設備1は吸振構造に構成されている。
【0030】
具体的には、図3および図4に示すように、上記各側壁板16は複数の支持手
段Aによって鉄骨構造体2に支持され、該支持手段Aは、側壁板支持部9と減衰
部材としての粘弾性体31とから構成されている。
【0031】
側壁板支持部9は、梁6,6,……に軌道部18が載設され、該軌道部18は
軌道面板19の内外の両端面に支持板20a,20bが側面視コ字状に立設され
ている。一方、側壁板16,16……の内面には、側壁板支持部材22を介して
ブラケット23が内方に向かって延設されている。該ブラケット23は基板24
の両端より側板25,25が延設された平面視コ字状の形状であって、側板25
,25の間には内板26が掛け渡されている。ブラケット23内には内外方向に
転動可能に移動部材としての転動体28が枢支され、このブラケット23の転動
体28は上記軌道部18上を移動可能に配置されている。
【0032】
さらに、基板24と軌道部18の内側の支持板20aおよび内板25と外側の
支持板20bとには、それぞれ梁6から側壁板16へ入力される振動を低減する
、減衰部材としての粘弾性体31,31が連結された構成となっている。
【0033】
粘弾性体31は、加振力を振動絶縁することを目的として弾性作用と減衰作用
を有する振動絶縁材であり、例えば、防振ゴムを用いた場合にはその弾性作用と
弾性履歴に基づく減衰作用とにより振動が減衰される。
【0034】
また、軌道部16の支持板20a,20bには、ストッパ32,32が軌道面
板19上のブラケット23に向かって突設されている。ストッパ32,32は、
強風時の風圧や地震の横ゆれ等の外部からの大きな加振力によって側壁板16,
16……が梁6の振動より大きな振幅で振動した場合において、ブラケット23
が軌道部18上を激しく揺動するのを防止している。
【0035】
また、隣接する側壁板16,16は、図5に示すように、エキスパンション3
4で接合されている。つまり、該エキスパンション34は一対の噛合部材35a
,35bの基端がそれぞれ隣接する側壁板16a,16bの側端縁17a,17
bに接合され、先端部が噛み込合わされ、これにより、側壁板16,16……が
内外方向に揺動できるようになっている。さらに、上記エキスパンション34の
内方には、隣接する側壁板16,16の内面に合成樹脂シートからなる遮蔽部材
36が上下方向に接合され、隣接する側壁板16,16の接合部分を外気から遮
蔽し、雨水の侵入を防止している。
【0036】
次に、支持手段Aの吸振構造の動作について説明する。
【0037】
立体駐車設備1の運転時において、内部の機械の加振力によって鉄骨構造体2
は振動し、振動は梁6から側壁板16へ入力される。一方、側壁板16と一体に
なったブラケット23は転動体28を介して軌道部18と接しているので、この
転動体28がブラケット23を介して側壁板16の荷重を支持し、かつ側壁板1
6を梁6上の一定位置に保持する一方、梁6と一体に振動する軌道部18がブラ
ケット23、つまり、側壁板16に対して相対移動することになる。これにより
、側壁板16の振動が低減される。
【0038】
また、鉄骨構造体2の振動が停止すると、鉄骨構造体2の振動によって生じた
側壁板16の僅かな振動は粘弾性体31によって防振される。
【0039】
第1実施例によれば、転動体28が軌道部18に対して相対移動してブラケッ
ト23を軌道部18の振動より減衰された振動で振動可能としているので、側壁
板16を振動体である鉄骨構造体2から振動絶縁することができ、低周波振動を
防止することができる。
【0040】
また、逆に風や地震等の外部からの加振力が側壁板16に入力された場合にお
いて、振動が鉄骨構造体2へ伝達するのを遮断することができる。
【0041】
さらに、粘弾性体31により、鉄骨構造体2の振動停止後の側壁板16の低周
波振動を速やかに停止することができる。
【0042】
次に、第1実施例の変形例について説明する。この変形例は、移動部材として
、転動体28に代え、摺動部材(図示せず)を用いたものであり、ブラケット2
3の下面に該摺動部材を張着等により装着しておく。他の構成については第1実
施例と同様である。
【0043】
摺動部材の素材としては、摩擦係数の小さい、自己潤滑性を有する材料を用い
る。具体的には、摺動部材の素材としては、ポリアセタール樹脂、四フッ化エチ
レン樹脂その他のエンジニアリングプラスチックの単体また2以上からなる材料
、または潤滑油または固体潤滑剤を含む材料(鋳物、合金、焼結金属等に、潤滑
油を含浸させたものや固体潤滑剤を分散または埋め込んだもの等)等を用いる。
【0044】
摺動部材によっても、駆動部4は立体駐車設備1の振幅方向への変位が可能に
なり、第2実施例と同様の効果を発揮することができる。
【0045】
次に、請求項2および4に係る図6〜図8に第2実施例を示す。この実施例は
、粘弾性体31に代え、流動体の減衰作用を利用した流動体減衰部材を用いるも
のであり、この実施例における支持手段Aは以下のような構成となっている。
【0046】
すなわち、支持手段Aのうち、側壁板支持部9は、ブラケット23が2枚の外
板37,37を連結板38で固定されてなり、両外板37,37の間に転動体2
8が収容、枢支された構成となっている。
【0047】
上記転動体28の内部は、図8に示すように、中空に形成されて、所定の振動
を減衰させる量の流動体39が封入され、これにより、減衰部材としての流動体
減衰部材40が構成されている。流動体39としては、水、油等の流体のほか、
砂等の粉粒体が挙げられる。
【0048】
また、軌道部18の軌道面板19は凹状に湾曲形成されている一方、軌道面板
19の内外方向の両端にはストッパ41,41が立設されている。ストッパ41
,41により、外部からの大きな加振力によって転動体28が軌道面板19から
飛び出すのを防止することができる。
【0049】
第2実施例によれば、梁6の振動に伴い、軌道部18から転動体28へ振動が
入力されるが、第1実施例と同様に、転動体28が側壁板16の荷重を支持する
一方、軌道部18がブラケット23に対して相対移動し、側壁板の振動が低減さ
れる。
【0050】
また、強風時の風圧や地震の横ゆれ等の外部からの大きな加振力によって転動
体28がころがり振動を起こした場合に、加振力がなくなれば転動体28を凹状
に湾曲形成された曲面の軌道面板19の底部に静止させて、側壁板16を梁6上
の一定位置に保持される。
【0051】
さらに、流動体減衰部材40が、鉄骨構造体の振動が停止したときの側壁板1
6の僅かな振動を、流動体39と転動体28の内壁との摩擦あるいは流動体39
の構成粒子間の摩擦によって振動エネルギを熱エネルギに変換するので、鉄骨構
造体2の振動停止後の側壁板16の低周波振動を速やかに停止することができる
。
【0052】
次に、図9に請求項5に係る第3実施例を示す。この実施例は、支持手段Aが
ブラケットと積層免振体とを備えたものであって、図中において、積層免振体5
0はブラケット23と梁6との間に介設されている。
【0053】
積層免振体50としては、弾性材としてのゴム板51と金属板52とを積層し
て加硫接着したものであって、ばね定数が水平方向が小さく垂直方向が大きい特
性をもつものを用いる。具体的には、梁6からの加振力により、上部にいくほど
水平方向の変位が大きく、バネ作用で変形して振動が減衰されるようになってい
る標準積層ゴムを用い、望ましくはバネ作用だけでなく減衰作用をもった、高減
衰積層ゴムや鉛の芯材を有する鉛入り積層ゴム等を用いる。
【0054】
したがって、積層免振体50が側壁板16を梁6に支持する一方、積層免振体
50が変位することにより梁6からの加振力を減衰し、側壁板16の振動を低減
する。
【0055】
第3実施例によれば、積層免振体50が振動を減衰することにより、少ない部
品点数で側壁板16の振動を低減でき、低周波振動を防止することができる。
【0056】
なお、本発明は、立体駐車設備以外の建造物にも適用することができる。
【0057】
また、第1実施例における粘弾性体31は、いずれか一方だけであってもよい
。
【0058】
また、第1実施例の軌道部18と第2実施例の流動体減衰部材40とを組み合
わせてもよく、また、第2実施例の軌道部18と第1実施例の粘弾性体31とを
組み合わせてもよい。
【図1】第1実施例を示し、立体駐車設備の縦断面図で
ある。
ある。
【図2】第1実施例を示し、鉄骨構造体の横断面図であ
る
る
【図3】第1実施例を示し、側壁板支持部の平面図であ
る。
る。
【図4】第1実施例を示し、側壁板支持部の側面図であ
る。
る。
【図5】第1実施例を示し、側壁板同士の接合構造を示
す断面図である。
す断面図である。
【図6】第2実施例を示し、側壁板支持部の平面図であ
る。
る。
【図7】第2実施例を示し、側壁板支持部の側面図であ
る。
る。
【図8】第2実施例を示し、振動減衰部の断面図であ
る。
る。
【図9】第3実施例を示し、側壁板支持部の側面図であ
る。
る。
【図10】従来例を示し、外壁の接合構造を示す平面図
である。
である。
【図11】従来例を示し、外壁の接合構造を示す側面図
である。
である。
【図12】建造物の振動に伴う低周波数振動の発生状況
を示す説明図である。
を示す説明図である。
2 鉄骨構造体
5 柱
6 梁
9 側壁板支持部
16 側壁板
18 軌道部
23 ブラケット
28 転動体
(移動部材)
31 粘弾性体
(減衰部材)
40 流動体減衰部材
(減衰部材)
50 積層免振体
51 ゴム板
(弾性材)
A 支持手段
Claims (5)
- 【請求項1】 複数本の柱と、該隣接する柱の間に配設
された上下複数段の梁とを備えた鉄骨構造体と、 該鉄骨構造体の側面に支持された側壁板とを備え、 上記鉄骨構造体が水平に振動する建造物において、 上記側壁板が複数の支持手段によって上記鉄骨構造体に
支持され、該支持手段は、 上記側壁板の内面より延設されたブラケットと、該ブラ
ケットに設けられた移動部材と、上記鉄骨構造体に設け
られて上記移動部材が水平移動可能に接する軌道部とを
有する側壁板支持部と、 水平方向の側壁板の振動を減衰する減衰部材とを備えて
構成されていることを特徴とする建造物の吸振構造。 - 【請求項2】 複数本の柱と、該隣接する柱の間に配設
された上下複数段の梁とを備えた鉄骨構造体と、 該鉄骨構造体の側面に支持された側壁板とを備え、 上記鉄骨構造体が水平に振動する建造物において、 上記側壁板が複数の支持手段によって上記鉄骨構造体に
支持され、該支持手段は、 上記側壁板の内面より延設されたブラケットと、該ブラ
ケットに設けられた移動部材と、上記鉄骨構造体に設け
られて上記移動部材が水平移動可能に接し、凹状に湾曲
形成された軌道部とを有する側壁板支持部と、 水平方向の側壁板の振動を減衰する減衰部材とを備えて
構成されていることを特徴とする建造物の吸振構造。 - 【請求項3】 減衰部材は、ブラケットと軌道部とを弾
性的に連結すると共に、自己変形により振動を吸収する
粘弾性体であることを特徴とする請求項1または2記載
の建造物の吸振構造。 - 【請求項4】 減衰部材は、移動部材内に封入されて振
動を吸収する所定量の流動体よりなる流動体減衰部材で
あることを特徴とする請求項1または2記載の建造物の
吸振構造。 - 【請求項5】 複数本の柱と、該隣接する柱の間に配設
された上下複数段の梁とを備えた鉄骨構造体と、 該鉄骨構造体の側面に支持された側壁板とを備え、 上記鉄骨構造体が水平に振動する建造物において、 上記側壁板が複数の支持手段によって上記鉄骨構造体に
支持され、該支持手段は、 上記側壁板の内面より延設されたブラケットと、 該ブラケットと上記鉄骨構造体との間に介設され、積層
された複数枚の弾性材を有し、水平方向に変位して振動
を吸収する積層免振体とを備えて構成されていることを
特徴とする建造物の吸振構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5203791U JPH055917U (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 建造物の吸振構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5203791U JPH055917U (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 建造物の吸振構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH055917U true JPH055917U (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=12903626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5203791U Withdrawn JPH055917U (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 建造物の吸振構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH055917U (ja) |
Cited By (5)
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---|---|---|---|---|
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1991
- 1991-07-05 JP JP5203791U patent/JPH055917U/ja not_active Withdrawn
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