JP3082134B2 - 動揺２枚皿減震装置 - Google Patents
動揺２枚皿減震装置Info
- Publication number
- JP3082134B2 JP3082134B2 JP08111853A JP11185396A JP3082134B2 JP 3082134 B2 JP3082134 B2 JP 3082134B2 JP 08111853 A JP08111853 A JP 08111853A JP 11185396 A JP11185396 A JP 11185396A JP 3082134 B2 JP3082134 B2 JP 3082134B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil spring
- building
- shaking
- reduction device
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の耐震性を向上
させ頑健な建物構造が不要となり建築費を軽減し安全な
街づくりに貢献するものである。
させ頑健な建物構造が不要となり建築費を軽減し安全な
街づくりに貢献するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の所謂免震装置の主流はアイソレー
タと言うゴムと鉄板を積層した柱状物とオイルダンパー
の組合せで、中高層ビルを対象にしたもので高価で一般
に普及していない。
タと言うゴムと鉄板を積層した柱状物とオイルダンパー
の組合せで、中高層ビルを対象にしたもので高価で一般
に普及していない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】地震予知の為に多大な
費用が掛けられています、予知に成功しても地震を止め
る事は出来ません。その時従来の免震装置の対象から外
れていた木造住宅や低層ビルを地震から守り家具や什器
の破損を防止し人命の安全を確保すると云う課題。
費用が掛けられています、予知に成功しても地震を止め
る事は出来ません。その時従来の免震装置の対象から外
れていた木造住宅や低層ビルを地震から守り家具や什器
の破損を防止し人命の安全を確保すると云う課題。
【０００４】
【課題を解決する為の手段】この課題を解決する為の基
本は、地震の際、地面から伝わる水平振動を遮断して建
築物が振動するのを防止する事である。本発明は振動を
遮断する手段を提供するもので、動揺２枚皿減震装置の
２枚の皿が、相対的に互いに拘束されずに、傾斜動揺す
る事によって振動を遮断するものである。
本は、地震の際、地面から伝わる水平振動を遮断して建
築物が振動するのを防止する事である。本発明は振動を
遮断する手段を提供するもので、動揺２枚皿減震装置の
２枚の皿が、相対的に互いに拘束されずに、傾斜動揺す
る事によって振動を遮断するものである。
【０００５】
【作用】図の地面側の皿を受皿１と言う、建物（以下土
台１０と言う）側の皿を上皿２言う、この２枚の皿は互
いに球面の中心を共有している。図１の状態にあったも
のが、地面３の地震等の為、図２の様に水平に動いたと
き、コイルばね５に支持された受皿１も水平に移動しよ
うとする。そのとき建物の荷重を受けた上皿２は建物の
慣性の為、静止し続けようとするから受皿１に対する上
皿２の着力の中心は、地面３の移動方向とは反対の方向
に移動しようとする。それはコイルばね５への着力点の
移動となる。コイルばね５は着力点が偏心した為、偏心
した側が圧縮され反対側が伸長するから受皿１が傾き上
皿２は静止したまま受皿１に対し移動する。この作用に
よって振動の伝達が遮断される。地面３が逆方向に動い
ても同様である、地面３が元位置に戻った時コイルばね
５の復原力によっていち早く安定する。
台１０と言う）側の皿を上皿２言う、この２枚の皿は互
いに球面の中心を共有している。図１の状態にあったも
のが、地面３の地震等の為、図２の様に水平に動いたと
き、コイルばね５に支持された受皿１も水平に移動しよ
うとする。そのとき建物の荷重を受けた上皿２は建物の
慣性の為、静止し続けようとするから受皿１に対する上
皿２の着力の中心は、地面３の移動方向とは反対の方向
に移動しようとする。それはコイルばね５への着力点の
移動となる。コイルばね５は着力点が偏心した為、偏心
した側が圧縮され反対側が伸長するから受皿１が傾き上
皿２は静止したまま受皿１に対し移動する。この作用に
よって振動の伝達が遮断される。地面３が逆方向に動い
ても同様である、地面３が元位置に戻った時コイルばね
５の復原力によっていち早く安定する。
【０００６】
【実施例】図３は動揺２枚皿減震装置をユニットとして
構成した例である。２枚の皿が高感度に動揺する必要が
ある。固体間の摩擦抵抗を減らす手段としてオイルやグ
リスよる潤滑とボールやローラーを使用するころがり抵
抗に転化する方法の二通りある。ボールの場合抵抗が非
常に小さいと云う特徴はあるが、建築物を何十年となく
支持してゆくことを考えると、ボールの圧痕が生じ振動
の初動時にかなり大きい抵抗が生じる懸念がある。しか
し、本実施例では、一般的にころがり抵抗の方が他の方
法よりも低抗が小さいのでボール９を採用した。本実施
例の建物荷重を受ける上皿２は、支柱４によって土台１
０に結合されている。受皿１はコイルばね５に支持され
動揺し得る構造となっている。コイルばね５は、ＧＬ３
に据えつけられたプレート６に、下部コイルばね留め８
によって留められている。上部コイルばね留め７は受皿
２にコイルばね５を留めるものである。上皿２の直径を
ｄ２許容最大振幅をｆ、受皿１の直径ｄ１とするとこれ
らの関係は、数１でなけねばならない。コイルばね５の
内径をｄ３とすると、許容最大振幅時においても着力点
がコイルばね５の内径ｄ３の内にある為には、ｄ３は数
２でなけねばならない。
構成した例である。２枚の皿が高感度に動揺する必要が
ある。固体間の摩擦抵抗を減らす手段としてオイルやグ
リスよる潤滑とボールやローラーを使用するころがり抵
抗に転化する方法の二通りある。ボールの場合抵抗が非
常に小さいと云う特徴はあるが、建築物を何十年となく
支持してゆくことを考えると、ボールの圧痕が生じ振動
の初動時にかなり大きい抵抗が生じる懸念がある。しか
し、本実施例では、一般的にころがり抵抗の方が他の方
法よりも低抗が小さいのでボール９を採用した。本実施
例の建物荷重を受ける上皿２は、支柱４によって土台１
０に結合されている。受皿１はコイルばね５に支持され
動揺し得る構造となっている。コイルばね５は、ＧＬ３
に据えつけられたプレート６に、下部コイルばね留め８
によって留められている。上部コイルばね留め７は受皿
２にコイルばね５を留めるものである。上皿２の直径を
ｄ２許容最大振幅をｆ、受皿１の直径ｄ１とするとこれ
らの関係は、数１でなけねばならない。コイルばね５の
内径をｄ３とすると、許容最大振幅時においても着力点
がコイルばね５の内径ｄ３の内にある為には、ｄ３は数
２でなけねばならない。
【数１】ｄ１＞ｄ２＋ｆ
【数２】ｄ３＞ｆ フランジ１１は、実際の振幅が動揺２枚皿減震装置の許
容最大振幅ｆを、を超えたとき、上皿２が受皿１から飛
び出すのを防止する。
容最大振幅ｆを、を超えたとき、上皿２が受皿１から飛
び出すのを防止する。
【０００７】
【発明の効果】動揺２枚皿減震装置は、その主要な構成
要素は、２枚の皿とボール９とコイルばね５である。機
構が単純である為安価に製造できる。また建物本体は激
震を受けないと云う前提で建物構造を簡略化できるの
で、建築費は本装置を採用した方がトータルで安くな
る。さらに、いかに頑丈な耐震構造の建物でも、収容し
ている家具、什器は勿論人間の揺れを防ぐことは出来な
い。ところが本装置を採用すれば、地震の際、建物の振
動を減少し家具や什器の倒壊や転落による損害を防止し
併せて人命の安全を守る効果がある。
要素は、２枚の皿とボール９とコイルばね５である。機
構が単純である為安価に製造できる。また建物本体は激
震を受けないと云う前提で建物構造を簡略化できるの
で、建築費は本装置を採用した方がトータルで安くな
る。さらに、いかに頑丈な耐震構造の建物でも、収容し
ている家具、什器は勿論人間の揺れを防ぐことは出来な
い。ところが本装置を採用すれば、地震の際、建物の振
動を減少し家具や什器の倒壊や転落による損害を防止し
併せて人命の安全を守る効果がある。
【図１】作用の説明図で静止の時の状態
【図２】作用の説明図で許容最大振幅まで振れた時の状
態
態
【図３】本発明の一実施例の側面図である。
１： 受皿 ２： 上皿 ３： 地面 ４： 支柱 ５： コイルばね ６： プレート ７： 上部コイルばね留め ８： 下部コイルばね留め ９： ボール １０： 建物の土台 １１： フランジジ ｄ１： 受皿の直径 ｄ２： 上皿の直径 ｄ３： コイルばねの内径
Claims (1)
- 【請求項１】 ごく浅い球面をもった地面側３の受皿
１と土台１０側の上皿２との２枚の皿で構成され、且つ
受皿１は、地震動によって上皿２との着力点が、水平に
変位するのに応じて傾斜、動揺することが出来る事を特
徴とする装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08111853A JP3082134B2 (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 動揺２枚皿減震装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08111853A JP3082134B2 (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 動揺２枚皿減震装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09268796A JPH09268796A (ja) | 1997-10-14 |
| JP3082134B2 true JP3082134B2 (ja) | 2000-08-28 |
Family
ID=14571806
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08111853A Expired - Fee Related JP3082134B2 (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 動揺２枚皿減震装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3082134B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3973666B2 (ja) * | 2005-05-23 | 2007-09-12 | 福島パルス株式会社 | 免震装置 |
| CN104234490A (zh) * | 2013-06-21 | 2014-12-24 | 武汉蜀泰科技有限公司 | 一种不倒翁式抗震房 |
| CN103334461A (zh) * | 2013-07-24 | 2013-10-02 | 黎宗圣 | 一种用于建筑物的抗震防震装置 |
-
1996
- 1996-03-27 JP JP08111853A patent/JP3082134B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09268796A (ja) | 1997-10-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |