JP5733646B2 - エレベータのドア開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベータのかごに設けられたかごドアの開閉を行うエレベータのドア開閉装置に関する。
エレベータは、図12に示す如く、建築物内に昇降路1が設けられ、該昇降路1の所望高さ位置に出入口2が設けられ、該出入口2に臨んで乗場3が設けられると共に、該出入口2に乗場ドア4が設けられ、また、昇降路1内に駆動装置(図示しない)によって昇降自在にかご6が設けられ、該かご6にも出入口7が設けられ、該出入口7にかごドア8が設けられた構造となっている。そして、一般的なエレベータは、乗場ドア4側に突出するようにしてかごドア8に係合部9が設けられる一方、かごドア8側に突出するようにして乗場ドア4に被係合部5が設けられ、かご6が乗場3の位置に到来すると、係合部9と被係合部5とが係合し、かご6側に設けられたドア開閉装置によってかごドア8が開閉されると、これに伴い、乗場ドア4も一緒に開閉する構造となっている。
この種のドア開閉装置は、図13に示す如く、かご6の出入口7の間口方向(図13の左右方向)に沿って延びる上部フレーム10の上面に取り付けられた駆動モータ30と、上部フレーム10の正面の一端側に取り付けられた減速プーリ32であって、駆動モータ30の駆動軸に取り付けられたモータプーリ31よりも径が大きい減速プーリ32と、該減速プーリ32と同軸且つ一体に設けられた駆動プーリ33と、上部フレーム10の正面の他端側に取り付けられた従動プーリ34と、モータプーリ31及び減速プーリ32間に巻き掛けられた無端ベルトからなる減速ベルト35と、駆動プーリ33及び従動プーリ34間に巻き掛けられた無端ベルトからなる駆動ベルト36とを備える。
また、上部フレーム10の正面にドアレール11が取り付けられ、かごドア8は、ドアハンガ12に取り付けられた一対のローラ13,13がドアレール11上に載置されることで、ドアハンガ12を介してドアレール11に吊り下げられており、かかる状態で、かごドア8は、ドアハンガ12及び該ドアハンガ12に取り付けられた連結具37を介して前記ドア開閉装置の駆動ベルト36に連結されている。
従って、駆動モータ30によりモータプーリ31が回転すると、減速ベルト35を介して減速プーリ32に回転が伝達され、減速プーリ32と共に駆動プーリ33が回転し、これに伴い、駆動ベルト36が循環し、連結具37及びドアハンガ12を介してかごドア8がドアレール11に沿って往復動して、かごドア8が開閉される。尚、図13に示すエレベータは、駆動ベルト36の一辺側に一方のかごドア8が連結され、駆動ベルト36の他辺側に他方のかごドア8が連結されているため、一対のかごドア8,8が互いに相反する方向に移動する構成となっている。即ち、図13に示すエレベータは、かご6の出入口7が中央から開く、いわゆるセンターオープンタイプのエレベータである。
日本国特開2002−37574号公報
ところで、上記従来のドア開閉装置では、駆動モータ30が上部フレーム10の上面に取り付けられているため、かご6全体の高さ寸法が大きくなるという問題がある。かかる問題を解決する手段として、駆動モータ30を上部フレーム10の上面から上方にはみ出さないように配置する、具体的には、駆動モータ30を例えばブラケットを介して上部フレーム10の正面に取り付けることにより、駆動モータ30を上部フレーム10の正面側に配置するといった方法が極めて有効である。
しかしながら、かかる方法によって新たな問題が生じることが予測される。それは、上部フレームに対して駆動モータを取り付ける際における問題である。
通常、ブラケットは、上部フレームから正面側に延出される。延出されたブラケットに駆動モータが取り付けられることで、ブラケットは、駆動モータの駆動軸に取り付けられる駆動プーリと上部フレームの正面との間の距離を確保できる。駆動モータは、平板状に形成されるブラケットの一面にボルトを利用して取り付けられることで、上部フレームに取り付けられる。
ここで、駆動ベルトは、出入口の間口方向に平行な方向で回動するように、駆動プーリ及び従動プーリ間に巻き掛けられる。すなわち、駆動モータは、上部フレームの正面からの駆動プーリの距離と、上部フレームの正面からの従動プーリの距離とを等しくする位置に設けられ、その状態で、駆動ベルトが駆動プーリ及び従動プーリ間に巻き掛けられる。そのため、駆動プーリの位置がずれると、駆動ベルトは、駆動プーリ又は従動プーリの一部と不必要に擦れた状態となって回動することになる。そして、駆動プーリと従動プーリとの軸方向における位置ずれは、異音の発生などのドア開閉装置の不具合の一因になる。
従って、駆動モータは、ブラケットに対して精密な位置に取り付けられるべきである。しかしながら、駆動モータはボルトを利用してブラケットに取り付けられるので、ブラケットに形成されたボルト穴の遊びに応じて、駆動モータの取付位置にずれが生じる。そこで、ブラケットへの駆動モータの取り付けには、駆動モータの取付位置の精密な測定が必要とされている。そこで、ブラケットに駆動モータを取り付けるだけで、駆動モータの位置を好適に決定できる構成が切望されている。
本発明は、かかる問題を鑑みてなされたもので、上部フレームの正面に対して駆動モータの位置を好適に決定できるエレベータのドア開閉装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係るエレベータのドア開閉装置は、かごの出入口にかごドアが開閉自在に設けられ、該かごドアに伝達機構を介して駆動モータが連結されるエレベータのドア開閉装置において、前記駆動モータは、ハウジングと、該ハウジングから一方に突出した駆動軸であって、駆動プーリが連結される駆動軸とを備え、かごの出入口の上方に設けられた上部フレームとハウジングとの間に駆動プーリが配置されるように上部フレームの正面にブラケットを介して取り付けられ、該ブラケットにおける上部フレームの正面に直交する軸方向に延出して該上部フレームの正面と同じ方向に向いた面ハウジングにおけるブラケットの面と面対向する軸方向位置決定部が当接することで、上部フレームの正面に直交する軸方向における前記駆動モータの位置が決定されることを特徴とする。
かかる構成によれば、駆動モータをブラケットに取り付けるにあたり、ブラケットに駆動モータの軸方向位置決定部が当接することで、上部フレームの正面に対し、該正面に直交する軸方向における駆動モータの位置が規制される。従って、上部フレームの正面に対し、該正面に直交する軸方向における駆動モータの位置を好適に決定できる。
また、駆動プーリが、上部フレームの正面に近付けて設けられるので、かご上部における、エレベータのドア開閉装置の設置スペースを節約できる。
ここで、本発明に係るエレベータのドア開閉装置において、前記ブラケットに駆動モータの上下方向位置決定部が当接することで、かごドアが開閉する方向に直交する方向であって、上部フレームの正面に沿う方向における前記駆動モータの位置を決定する構成とすることが好ましい。
かかる構成によれば、ブラケットに駆動モータの上下方向位置決定部が当接することで、かごドアが開閉する方向に直交する方向であって、上部フレームの正面に沿う方向における駆動モータの位置が規制される。従って、上部フレームの正面に対し、かごドアが開閉する方向に直交する方向であって、上部フレームの正面に沿う方向における駆動モータの位置を好適に決定できる。
また、本発明に係るエレベータのドア開閉装置において、前記軸方向位置決定部は、上部フレームの正面から延出された前記ブラケットの先端に設けられた面に当接することで、上部フレームの正面に直交する軸方向における前記駆動モータの位置を決定するように構成できる。
かかる構成によれば、ブラケットの先端に駆動モータの軸方向位置決定部が当接することで、上部フレームの正面に対し、該正面に直交する軸方向における駆動モータの位置が規制される。従って、上部フレームの正面に対し、該正面に直交する軸方向における駆動モータの位置を好適に決定できる。
また、本発明に係るエレベータのドア開閉装置において、前記軸方向位置決定部は、上部フレームの正面から延出され、且つ、上部フレームの正面に沿う方向に曲折された前記ブラケットの一面に当接することで、上部フレームの正面に直交する軸方向における前記駆動モータの位置を決定してもよい。
かかる構成によれば、上部フレームの正面に沿う方向に曲折されたブラケットの一面に駆動モータの軸方向位置決定部が当接することで、上部フレームの正面に対し、該正面に直交する軸方向における駆動モータの位置が規制される。従って、上部フレームの正面に対し、該正面に直交する軸方向における駆動モータの位置を好適に決定できる。
また、本発明に係るエレベータのドア開閉装置においては、前記上下方向位置決定部は、上部フレームの正面から延出された前記ブラケットの下面に当接することで、かごドアが開閉する方向に直交する方向であって、上部フレームの正面に沿う方向における前記駆動モータの位置を決定してもよい。
かかる構成によれば、上部フレームの正面から延出されたブラケットの下面に駆動モータの上下方向位置決定部が当接することで、上部フレームの正面に対し、かごドアが開閉する方向に直交する方向であって、上部フレームの正面に沿う方向における駆動モータの位置が規制される。従って、上部フレームの正面に対し、かごドアが開閉する方向に直交する方向であって、上部フレームの正面に沿う方向における駆動モータの位置を好適に決定できる。
また、本発明に係るエレベータのドア開閉装置において、前記上下方向位置決定部は、上部フレームの正面から延出され、かつ、上部フレームの正面に沿う方向に曲折された前記ブラケットの先端に当接することで、かごドアが開閉する方向に直交する方向であって、上部フレームの正面に沿う方向における前記駆動モータの位置を決定してもよい。
かかる構成によれば、上部フレームの正面に沿う方向に曲折されたブラケットの先端に駆動モータの上下方向位置決定部が当接することで、上部フレームの正面に対し、かごドアが開閉する方向に直交する方向であって、上部フレームの正面に沿う方向における駆動モータの位置が規制される。従って、上部フレームの正面に対し、かごドアが開閉する方向に直交する方向であって、上部フレームの正面に沿う方向における駆動モータの位置を好適に決定できる。
また、本発明に係るエレベータのドア開閉装置は、かごの出入口にかごドアが開閉自在に設けられ、該かごドアに伝達機構を介して駆動モータが連結されるエレベータのドア開閉装置において、前記駆動モータは、かごの出入口の上方に設けられた上部フレームの正面に該上部フレームの正面に直交する軸周りに傾斜した状態のブラケットを介して取り付けられ、該ブラケットの下面に前記駆動モータの位置決定部が当接することで、上部フレームの正面に直交する軸方向における前記駆動モータの位置が決定されることを特徴とする。
かかる構成によれば、ブラケットが上部フレームの正面に直交する軸方向に対して傾斜する傾斜部を有し、且つ、駆動モータがブラケットの下側に位置することで、駆動モータ−ブラケット構造体の上部、即ち、ブラケットの上面は傾斜状となる。このようにブラケットの上面が傾斜した状態であっても、ブラケットに駆動モータの位置決定部が当接することで、上部フレームの正面に対し、該正面に直交する軸方向における駆動モータの位置を好適に決定できる。
以上説明したように、本発明によれば、上部フレームの正面に対し、該正面に直交する軸方向における駆動モータの位置を好適に決定できる。
第1の実施形態に係るエレベータのかごの正面図であって、かごドアが閉じた状態を示す。 同かごの正面側の側面図を示す。 同かごの正面図であって、かごドアが開いた状態を示す。 同かごの上部に設けられたドア開閉装置における駆動モータの取り付け状態図を示す。 同ドア開閉装置の要部正面図を示す。 第2の実施形態に係るドア開閉装置における駆動モータの取り付け状態図を示す。 第3の実施形態に係るドア開閉装置における駆動モータの取り付け状態図を示す。 第4の実施形態に係るドア開閉装置における駆動モータの取り付け状態図を示す。 第5の実施形態に係るドア開閉装置における駆動モータであり、図9(A)は、駆動モータの取り付け状態図を示し、図9(B)は、駆動モータのA矢視図を示す。 他実施形態に係る駆動モータの取り付け状態図を示す。 他実施形態に係る駆動モータの取り付け状態図を示す。 従来のエレベータの断面平面図を示す。 同エレベータのかごの正面図を示す。
以下、本発明に係るエレベータのドア開閉装置の第1の実施形態について、図面を参酌しつつ説明する。尚、本実施形態で登場する構成のうち、図12及び図13に示す従来技術と同じあるいは相当する構成については、同じ符号を付すものとする。
まず、本実施形態に係るエレベータの概要について、図1〜図3を参酌しつつ説明する。本実施形態に係るエレベータは、かご6の出入口7が端から開く、いわゆるサイドオープンタイプのエレベータである。即ち、本実施形態に係るエレベータは、一対のかごドア8,8が同じ方向に移動し、但し、一方のかごドア8が他方のかごドア8よりも多く移動する構造となっている。一方のかごドア8は、移動量が多い、即ち、移動速度が速い、ということで、一般的に“ファーストドア”と呼ばれている。他方のかごドア8は、移動量が少ない、即ち、移動速度が遅い、ということで、一般的に“スロードア”と呼ばれている。以下、便宜上、ファーストドアに係る構成には、符号の後に“f”を付し、スロードアに係る構成には、符号の後に“s”を付するものとする。
かごドア8fは、ドアハンガ12fに取り付けられた一対のローラ13f,13fがドアレール11f上に載置されることで、ドアハンガ12fを介してドアレール11fに吊り下げられている。また、かごドア8sは、ドアハンガ12sに取り付けられた一対のローラ13s,13sがドアレール11s上に載置されることで、ドアハンガ12sを介してドアレール11sに吊り下げられている。ドアレール11sは、上部フレーム10の正面に直接取り付けられている。一方、ドアレール11fは、ブラケット14を介して上部フレーム10の正面に取り付けられている。従って、上部フレーム10の正面には、まずドアレール11sが配置され、その次に、ドアレール11fが配置されている。そのため、かごドア8fは、かごドア8sよりも正面側にオフセットした位置に配置される。従って、かごドア8f,8sが開くと、かごドア8fがかごドア8sを覆うようにして両者が重なる。
かごドア8fは、センターオープンタイプと同様、ドアハンガ12f及び該ドアハンガ12fに取り付けられた連結具37を介してドア開閉装置の駆動ベルト36に連結されている。一方、かごドア8sは、減速機構を介してかごドア8fに連結されている。
減速機構は、かご6の出入口7の間口方向に沿って延びるアーム15であって、かごドア8sのドアハンガ12sに取り付けられたアーム15と、該アーム15の一端側及び他端側に取り付けられた一対の減速プーリ16,16と、該一対の減速プーリ16,16間に巻き掛けられた無端ワイヤからなる減速ワイヤ17と、該減速ワイヤ17の一部を上部フレーム10に固定すべく、上部フレーム10の正面に取り付けられたブラケット18とを備える。そして、かごドア8fは、ドアハンガ12f及び該ドアハンガ12fに取り付けられた連結具38を介して減速機構の減速ワイヤ17に連結されている。
従って、駆動モータ30により駆動ベルト36が循環すると、ドアハンガ12fを介してかごドア8fがドアレール11fに沿って移動し、この際、減速ワイヤ17が循環し、これに伴い、アーム15及びドアハンガ12sを介してかごドア8sがドアレール11sに沿って且つかごドア8fの半分の速度で移動して、かごドア8f,8sが開閉される。
尚、いずれのかごドア8f,8sも、その下端にガイドシュー19が設けられている。該ガイドシュー19は、かご敷居(かご床面)20に形成された溝に嵌り込み、かごドア8f,8sの開閉に伴って、溝内をスライドするようになっている。
ここで、本実施形態に係るドア開閉装置は、上部フレーム10の正面の一端側に配置された駆動モータ30と、該駆動モータ30の駆動軸に取り付けられた駆動プーリ33と、上部フレーム10の正面の他端側に取り付けられた従動プーリ34と、駆動プーリ33及び従動プーリ34間に巻き掛けられた無端ベルトからなる駆動ベルト36とを備える。
駆動モータ30は、図4及び図5に示す如く、ブラケット39を介して上部フレーム10の正面に取り付けられている。そのため、駆動モータ30が上部フレーム10の上面に取り付けられている上記従来のドア開閉装置に比べて、かご6全体の高さ寸法を小さくできる。
また、駆動モータ30は、ハウジングが略円形に形成され、その駆動軸に駆動プーリ33が直結された、いわゆるダイレクトドライブである。従って、上記従来のドア開閉装置におけるモータプーリ31、減速プーリ32及び減速ベルト35の各構成を無くすことができ、メンテナンス性を向上すると共に、部品点数を削減して工数低減やコスト低減を図ることができる。
ブラケット39は、基部39aと、該基部39aに接続され、該基部39aから延出する第1延出部39bとを備える。基部39aは、平板状であり、また、第1延出部39bも平板状である。第1延出部39bは、その基端が基部39aの先端に(直交するように)接続される。即ち、ブラケット39は、断面L字状に形成されている。
基部39aには、適宜箇所に貫通孔が形成されている。そこで、該貫通孔と、上部フレーム10にも形成されている貫通孔とにボルトを通し、ナットを締めることで、ブラケット39は、締結具40によって上部フレーム10の正面に取り付けられる。尚、本実施形態においては、間隔を空けて方状に複数の貫通孔が形成されている。
第1延出部39bにも、適宜箇所に貫通孔が形成されている。本実施形態においては、駆動モータ30の駆動軸方向に間隔を空けて複数の貫通孔が形成されている。
ボルトを利用してブラケット39に駆動モータ30が取り付けられるにあたり、駆動モータ30には、上部フレーム10の正面に対する駆動モータ30の取付位置を決定する位置決定部41が設けられている。位置決定部41は、上部フレーム10の正面に対する駆動モータ30の位置を精密に決定することを目的として設けられる。ここで、位置決定部41は、駆動モータ30のハウジングに一体形成されて提供される。そして、位置決定部41は、上部フレーム10の正面に対し、該正面に直交する軸方向における駆動モータ30の取付位置を決定する軸方向位置決定部41aと、上部フレーム10の正面に対し、該正面に沿う方向、より詳しくは、かごドア8が開閉する方向に直交する方向であって、上部フレーム10の正面に沿う方向における駆動モータ30の取付位置を決定する上下方向位置決定部41bとを有する。
軸方向位置決定部41aは、ブラケット39に取り付けられる駆動モータ30の当接面において、上部フレーム10の正面に沿う方向(即ち、駆動モータ30の駆動軸に直交する方向)に所定の長さで突出して設けられる。そして、軸方向位置決定部41aは、ブラケット39の第1延出部39bの先端に当接する面を有している。本実施形態において、軸方向位置決定部41aは、ブラケット39に取り付けられる駆動モータ30の当接面において、角部の2箇所に合わせて設けられ、且つ、上部フレーム10に沿う方向に方形状に突出して設けられている。そして、本実施形態において、2つの軸方向位置決定部41aのそれぞれは、上部フレーム10の正面に対して平行であり、且つ、上部フレーム10の正面から等距離である、上部フレーム10の正面に対向する面を有している。該面が上部フレーム10の正面に直交する方向で、ブラケット39の第1延出部39bの先端に当接することで、軸方向位置決定部41aは、上部フレーム10の正面に対し、該正面に直交する軸方向における駆動モータ30の位置を規制する。これにより、軸方向位置決定部41aは、上部フレーム10の正面に対し、該正面に直交する軸方向における駆動モータ30の位置、より詳しくは、駆動プーリ33の位置を決定できる。
上下方向位置決定部41bは、ブラケット39に取り付けられる駆動モータ30の当接面として設けられる。即ち、上下方向位置決定部41bは、平板状のブラケット39の第1延出部39bの下面に取り付けられる駆動モータ30の当接面として設けられる。第1延出部39bの下面に上下方向位置決定部41bが当接することで、上下方向位置決定部41bは、上部フレーム10の正面に対し、かごドア8が開閉する方向に直交する方向であって、該正面に沿う方向における駆動モータ30の位置を規制する。これにより、上下方向位置決定部41bは、上部フレーム10の正面に対し、かごドア8が開閉する方向に直交する方向であって、該正面に沿う方向における駆動モータ30の位置、より詳しくは、駆動プーリ33の位置を決定できる。そして、この結果、かごドア8の開閉方向に対し、駆動プーリ33及び従動プーリ34を平行に調整して、駆動ベルト36を平行に調整することができる。
そして、ブラケット39に軸方向位置決定部41aと上下方向位置決定部41bとが当接している状態で、締結具42によって、ブラケット39の下面に駆動モータ30が取り付けられる。具体的には、ブラケット39に軸方向位置決定部41aと上下方向位置決定部41bとが当接している状態で、第1延出部39bに形成された貫通孔と、駆動モータ30のハウジングに形成された雌ねじとにボルトがねじ込まれる。これにより、駆動モータ30は、ブラケット39の下面に取り付けられて固定される。尚、本実施形態においては、駆動モータ30が上部フレーム10の正面に取り付けられることで、駆動プーリ33は、上部フレーム10の正面に対向するように位置される。
以上、本実施形態に係るドア開閉装置によれば、ブラケット39の第1延出部39bに軸方向位置決定部41a及び上下方向位置決定部41bが当接するだけで、位置決定部41は、駆動モータ30の位置を規制できる。即ち、ブラケットの第1延出部39bに位置決定部41が当接するだけで、位置決定部41は、上部フレーム10の正面に対し、該正面に直交する軸方向と、かごドア8が開閉する方向に直交する方向であって、該正面に沿う方向とにおける駆動モータ30の位置を規制できる。従って、ブラケット39への駆動モータ30の取付位置が精密に決定されるので、軸方向位置決定部41a及び上下方向位置決定部41bは、上部フレーム10の正面に対する駆動モータ30の位置を好適に決定できる。これにより、従動プーリ34の位置に合わせて、駆動プーリ33を精密に位置させることができる。
次に、本発明に係るエレベータのドア開閉装置の第2の実施形態について、図6を参照して説明する。尚、本実施形態で登場する構成のうち、図12及び図13に示す従来技術と同じあるいは相当する構成については、同じ符号を付するものとする。また、駆動モータ30の位置決定部41及びブラケット39以外の構成は、第1の実施形態における構成と同じであるので、本実施形態における説明を省略する。
本実施形態におけるブラケット39は、第1の実施形態におけるブラケット39に対して、第1延出部39bから曲折された第2延出部39cをさらに備える点で異なる。第2延出部39cは、その基端が第1延出部39bの先端に(直交するように)接続される。また、第2延出部39cは、その先端がかごドア8の上部方向(図6の紙面上方向)に向かって延出される。これにより、ブラケット39は、断面S字状に形成されている。
第2延出部39cには、駆動モータ30をブラケット39に取り付けることを目的として、適宜箇所に貫通孔が形成されている。尚、本実施形態において、第1延出部39b及び第2延出部39cには、かごドア8の開閉方向に間隔を空けて複数の貫通孔が形成されていてもよい。
本実施形態における駆動モータ30は、第1の実施形態における駆動モータ30に対して、軸方向位置決定部41aの形状と、位置決定部41のブラケット39への当接部分とが異なる。
軸方向位置決定部41aは、上部フレーム10の正面に直交する軸方向において、雌ねじを形成できる程度の厚さを有する。そして、軸方向位置決定部41aは、上部フレーム10の正面に沿う方向において、雌ネジを形成できる程度の幅を有する。そして、軸方向位置決定部41aは、上部フレーム10の正面に平行な第2延出部39cに当接する当接面を有している。該当接面が第2延出部39cの正面に当接することで、軸方向位置決定部41aは、上部フレーム10の正面に対し、該正面に直交する軸方向における駆動モータ30の位置を規制する。従って、軸方向位置決定部41aは、上部フレーム10の正面に対し、該正面に直交する軸方向における駆動モータ30の位置、より詳しくは、駆動プーリ33の位置を決定できる。
そして、ブラケット39に軸方向位置決定部41aと上下方向位置決定部41bとが当接している状態で、駆動モータ30は、第1延出部39bの下面と第2延出部39cの正面とに取り付けられ、固定される。具体的には、ブラケット39に軸方向位置決定部41aと上下方向位置決定部41bとが当接した状態で、第1延出部39b及び第2延出部39cに形成された貫通孔と、駆動モータ30のハウジングに形成された雌ねじとにボルトがねじ込まれる。これにより、駆動モータ30は、締結具42によって、第1延出部39bの下面と第2延出部39cの正面とに取り付けられ、固定される。
以上、本実施形態に係るドア開閉装置によれば、第1実施形態における効果に加え、軸方向位置決定部41aが第2延出部39cに当接していることをより容易に確認できるので、駆動モータ30のブラケット39への取付作業の作業効率を上げることができる。また、第1延出部39bに形成される貫通孔と、第2延出部39cに形成される貫通孔とは、異なる開口方向をもつ。これにより、作業位置に応じて、いずれかの貫通孔を利用して、駆動モータ30をブラケット39に仮に取り付けることができる。従って、作業位置に関わらず、駆動モータ30をブラケット39に容易且つ精密に取り付けることができる。
次に、本発明に係るエレベータのドア開閉装置の第3の実施形態について、図7を参照して説明する。尚、本実施形態に登場する構成のうち、図12及び図13に示す従来技術と同じあるいは相当する構成については、同じ符号を付するものとする。また、位置決定部41及びブラケット39以外の構成は、第2の実施形態における構成と同じであるので、本実施形態における説明を省略する。
本実施形態におけるブラケット39では、第2の実施形態におけるブラケット39に対して、第1延出部39bに貫通孔が形成されていない点で異なる。その他の点は、第2の実施形態におけるブラケット39と同様であるので、説明を省略する。
本実施形態における駆動モータ30では、第2の実施形態における駆動モータ30に対し、上下方向位置決定部41bに雌ねじが設けられていない点で異なる。その他の点は、第2の実施形態における駆動モータ30と同様であるので、説明を省略する。
以上、本実施形態に係るドア開閉装置によれば、第1実施形態における効果に加え、上第2延出部39cに下方向位置決定部41bが当接していることをより容易に確認できる。また、第2実施形態に比べ、締結具42の数を減らすことができるので、よりコストを削減できるとともに、作業効率を高めることができる。
次に、本発明に係るエレベータのドア開閉装置の第4の実施形態について、図8を参照して説明する。尚、本実施形態に登場する構成のうち、図12及び図13に示す従来技術と同じあるいは相当する構成については、同じ符号を付するものとする。また、駆動モータ30の位置決定部41とブラケット39以外の構成とは、第3の実施形態における構成と同じであるので、本実施形態における詳細な説明を省略する。
本実施形態におけるブラケット39では、第3の実施形態におけるブラケット39に対して、第1延出部39bが、上部フレーム10の正面に対し、該正面に直交する軸方向においてより短く構成されている点で異なる。その他の点は、第3の実施形態におけるブラケット39と同様であるので、説明を省略する。
本実施形態における軸方向位置決定部41aでは、第3の実施形態における軸方向位置決定部41aに対し、ハウジングの厚さと同じ厚さである点が異なっている。具体的には、軸方向位置決定部41aは、上部フレーム10の正面に対し、該正面に直交する軸方向におけるハウジングの厚さと同じ厚さである点で異なっている。その他の点は、第3の実施形態における軸方向位置決定部41aと同様であるので、説明を省略する。
本実施形態における上下方向位置決定部41bは、上部フレーム10の正面に対向する軸方向位置決定部41aの面において、上部フレーム10の正面に対し、該正面に直交する軸方向における所定の位置で、所定の長さで突出して設けられる。そして、上下方向位置決定部41bは、ブラケット39の第2延出部39cの、かごドア8の開閉方向に平行な先端に当接する当接面を有している。本実施形態において、上下方向位置決定部41bは、軸方向位置決定部41aの上部フレーム10の正面に対向する面において方形状に突出して設けられている。そして、上下方向位置決定部41bは、ブラケット39に取り付けられる軸方向位置決定部41aの面において、かごドア8の上方向の面に隣接して設けられている。そして、本実施形態においては、第2延出部39cの先端に上下方向位置決定部41bが当接することで、上部フレーム10の正面に対し、かごドア8が開閉する方向に直交する方向であって、該正面に沿う方向における駆動モータ30の位置を規制する。これにより、上下方向位置決定部41bは、上部フレーム10の正面に対し、かごドア8が開閉する方向に直交する方向であって、該正面に沿う方向における駆動モータ30の位置、より詳しくは、駆動プーリ33の位置を決定できる。
以上、本実施形態に係るドア開閉装置によれば、第1の実施形態における効果に加えて、第2延出部39cに軸方向位置決定部41aと上下方向位置決定部41bとが当接していることをより容易に確認することができる。また、第2実施形態に比べ、締結具42の数を減らすことができるので、よりコストを削減できる。さらには、第2延出部39cの先端に上下方向位置決定部41bが重力により当接された状態で取付作業をすることができるので、かかる取付作業における作業効率を高めることができる。
次に、本発明に係るエレベータのドア開閉装置の第5の実施形態について、図9を参照して説明する。尚、本実施形態に登場する構成のうち、図12及び図13に示す従来技術と同じあるいは相当する構成については、同じ符号を付するものとする。また、駆動モータ30の軸方向位置決定部41a及びブラケット39以外の構成は、第1の実施形態における構成と同じであるので、本実施形態における詳細な説明を省略する。
本実施形態におけるブラケット39では、第1の実施形態におけるブラケット39に対して、第1延出部39bが、位置決定部41に係合する貫通孔39dを有する点で異なる。貫通孔39dは、軸方向位置決定部41aの駆動モータ30上面における位置に合わせて設けられる。本実施形態において、貫通孔39dは、2つの軸方向位置決定部41aの位置に合わせて駆動モータ30上面に2つ設けられる。そして、貫通孔39dは、方形状の孔で設けられる。その他の点は、第1の実施形態における第1延出部39bと同様であるので、説明を省略する。
本実施形態における軸方向位置決定部41aは、第1の実施形態における軸方向位置決定部41aに対し、第1延出部39bに設けられる貫通孔39dの位置に合わせて設けられる点で異なる。本実施形態において、軸方向位置決定部41aは、ブラケット39に取り付けられる駆動モータ30の面で、上部フレーム10の正面に対向する駆動モータ30の面に隣接する2つの角部にそれぞれ設けられる。そして、2つの軸方向位置決定部41aのそれぞれは、ブラケット39に当接する駆動モータ30の上面から方形状で突出する。また、2つの軸方向位置決定部41aは、第1延出部39bの貫通孔39dの断面積に対し、同じまたはより小さな断面積を有する。これにより、2つの軸方向位置決定部41aのそれぞれは、ブラケット39への駆動モータ30の上面の当接により、第1延出部39bの貫通孔39dの内部に挿通され、さらに第1延出部39bの上面の開口から突出される。
そして、2つの軸方向位置決定部41aのそれぞれは、上部フレーム10の正面に対して、該正面に直交する軸方向における貫通孔39d内の面のいずれかに当接する。これにより、2つの軸方向位置決定部41aのそれぞれは、上部フレーム10の正面に対し、該正面に直交する軸方向における駆動モータ30の位置を規制する。従って、軸方向位置決定部41aは、上部フレーム10の正面に対し、該正面に直交する軸方向における駆動モータ30の位置、より詳しくは、駆動プーリ33の位置を決定する。
以上、本実施形態に係るドア開閉装置によれば、第1実施形態における効果に加えて、上部フレーム10の正面に対し、該正面に直交する軸方向における貫通孔39d内の面に、軸方向位置決定部41aが当接していることを容易に確認できる。従って、上部フレーム10の正面に対し、該正面に直交する軸方向における駆動モータ30の精密な位置を確認しながら、ブラケット39に駆動モータ30を取り付けることができる。
尚、本発明に係るエレベータのドア開閉装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることができる。
例えば、本発明の実施形態においては、図10に示すように、ブラケット39は、上部フレーム10の正面に直交する軸回りに傾斜した状態で上部フレーム10の正面に取り付けられてもよい。より詳しくは、ブラケット39は、上部フレーム10の正面への取付部がかご6の出入口7の間口幅を規定するオープニングラインLよりも内側(出入口7寄り)に配置されるようにして、上部フレーム10の正面に取り付けられてもよい。具体的には、ブラケット39は、ブラケット39を上部フレーム10の正面に固定するための複数の締結具40,…の全てがオープニングラインLよりも内側(出入口7寄り)に配置されるようにして、上部フレーム10の正面に取り付けられてもよい。
また、ブラケット39がそのように傾斜した状態で取り付けられる結果、駆動モータ30の取付部もオープニングラインLよりも内側(出入口7寄り)に配置されてもよい。具体的には、駆動モータ30をブラケット39に固定するための複数の締結具42,…の全てがオープニングラインLよりも内側(出入口7寄り)に配置されてもよい。
かかる構成によれば、ブラケット39は、上部フレーム10の正面への取付部(締結具40による取付部)及び駆動モータ30の取付部(締結具42による取付部)がオープニングラインLよりも内側に配置されるようにして、上部フレーム10の正面に取り付けられることで、駆動モータ30をブラケット39から取り外す作業、あるいはそれに続く、駆動モータ30が取り外されたブラケット39を上部フレーム10の正面から取り外す作業は、乗場ドア4を開いた状態で乗場3から可能となる。そのため、かかる作業の作業効率を高めることができる。
しかも、エレベータの保守点検にあたり、保守員がかご6の上に乗り込む際、ブラケット39の上面に足をかけようとしても、うまく足をかけることができない。保守員はそのような状態を忌避するため、ブラケット39が足場として利用されるのを好適に防止することができる。
また、上記実施形態においては、図11に示す如く、ブラケット39の第1延出部39bの上面に駆動モータ30が取り付けられるようにしてもよい。
かかる構成によっても、第1の実施形態と同様に、ブラケット39に対して軸方向位置決定部41a及び上下方向位置決定部41bが当接するだけで、ブラケット39への駆動モータ30の取付位置が精密に決定される。また、第1延出部39bの上面に駆動モータ30を乗せ、駆動モータ30の位置決定をした状態でブラケット39への駆動モータ30の取り付け作業ができるので、かかる作業の作業効率を高めることができる。しかも、駆動モータ30の外形(ハウジングの外形)が円形であるため、エレベータの保守点検にあたり、保守員がかご6の上に乗り込む際、ブラケット39の上面に足をかけようとしても、うまく足をかけることができない。保守員はそのような状態を忌避するため、ブラケット39が足場として利用されるのを好適に防止することができる。
また、上記実施形態において、駆動モータ30は、第1延出部39b又は第2延出部39cの先端を収納可能なスリットを有しており、該スリットが位置決定部41として機能してもよい。例えば、図4における駆動モータ30において、位置決定部41は、第1延出部39bの延出方向に第1延出部39bの先端を収納可能なスリットを有していてもよい。位置決定部41は、第1延出部39bの先端をスリット内に収納するとともに、スリットの底で第1延出部39bの先端に当接することで、上部フレーム10の正面に対し、該正面に直交する軸方向における駆動モータ30の位置を精密に決定できる。また、スリットに収納された第1延出部39bの上面と、スリットの内面とで、決定された位置に駆動モータ30が維持されるので、ブラケット39に駆動モータ30を取り付ける作業の作業効率を高めることができる。同様に、図8における駆動モータ30において、位置決定部41が第2延出部39cの延出方向に第2延出部39cの先端を収納可能なスリットを有していることで、ブラケット39に駆動モータ30を取り付ける作業の作業効率を高めることができる。
また、上記実施形態において、第2延出部39cの基端部が、第1延出部39bの先端から、かごドア8方向に(直交するように)接続されることで、断面略コ字状に形成されてよい。そして、駆動モータ30は、その上面に、第2延出部39cの先端を収納するスリットを有し、該スリットを軸方向位置決定部41aとしてもよい。スリットは、駆動モータ30の上面から、上部フレーム10の正面に沿う方向に設けられてよい。かかる構成によれば、スリットが第2延出部39cの先端部を収納するだけで、上部フレーム10の正面に対する、該正面に直交する軸方向における駆動モータ30の位置を精密に決定できる。
尚、駆動モータ30の上面にスリットを設ける代わりに、第2延出部39cの上部フレーム10の正面に対向する面に駆動モータ30の正面が当接されてもよい。かかる構成でも、上部フレーム10の正面に対し、該正面に直交する軸方向における駆動モータ30の位置を精密に決定できる。
また、上記実施形態においては、サイドオープンタイプが採用されるが、上記従来のエレベータのように、センターオープンタイプであってもよい。また、サイドオープンタイプも、2枚のかごドア8,8ではなく、3枚あるいはそれ以上のかごドア8,…が取り付けられたエレベータであってもよく、また、センターオープンも、それぞれ片側が2枚のかごドア8,8が設けられるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、駆動ベルト36を回転させる駆動プーリ33に駆動モータ30の駆動軸が直結されるようにしているが、このようなダイレクトドライブ方式ではなく、駆動モータ30が駆動プーリ33から離れた位置に配置され、駆動モータ30の駆動軸にモータプーリが取り付けられ、駆動プーリ33に減速プーリが同軸且つ一体的に取り付けられ、モータプーリ及び減速プーリ間に減速ベルトが巻き掛けられるといった、従来のドア開閉装置のような機構であってもよい。
また、上記実施形態においては、駆動モータ30の駆動力をかごドア8に伝達する伝達機構として、駆動プーリ33、従動プーリ34、駆動ベルト36及び連結具37の組合せが採用されるが、その他、リンク機構等、公知の伝達機構が採用可能である。
また、上記実施形態においては、駆動モータ30のハウジングが円形に形成されているが、厳密に円形でなく、楕円、六角形、八角形等の多角形を含む。
また、上記実施形態においては、上部フレーム10は、垂直部10aと、該垂直部10aの上端から背面側に延出する水平部10bとで構成されているが、水平部10bはなくてもよい。
なお、上記実施形態において、第1延出部39bが上部フレーム10から延出される方向は、上部フレーム10の正面に直交する方向に限定されず、かごドア8方向であれば、いずれの方向であってもよい。
1…昇降路、2…出入口、3…乗場、4…乗場ドア、5…被係合部、6…かご、7…出入口、8…かごドア、9…係合部、10…上部フレーム、10a…垂直部、10b…水平部、11…ドアレール、12…ドアハンガ、13…ローラ、14…ブラケット、15…アーム、16…減速プーリ、17…減速ベルト、18…ブラケット、19…ガイドシュー、20…かご敷居、30…駆動モータ、33…駆動プーリ、34…従動プーリ、36…駆動ベルト、37,38…連結具、39…ブラケット、39a…基部、39b…第1延出部、39c…第2延出部、39d…貫通孔、40…締結具、41…位置決定部、41a…軸方向位置決定部、41b…上下方向位置決定部、42…締結具、L…オープニングライン

Claims (7)

  1. かごの出入口にかごドアが開閉自在に設けられ、該かごドアに伝達機構を介して駆動モータが連結されるエレベータのドア開閉装置において、
    前記駆動モータは、ハウジングと、該ハウジングから一方に突出した駆動軸であって、駆動プーリが連結される駆動軸とを備え、かごの出入口の上方に設けられた上部フレームとハウジングとの間に駆動プーリが配置されるように上部フレームの正面にブラケットを介して取り付けられ、該ブラケットにおける上部フレームの正面に直交する軸方向に延出して該上部フレームの正面と同じ方向に向いた面ハウジングにおけるブラケットの面と面対向する軸方向位置決定部が当接することで、上部フレームの正面に直交する軸方向における前記駆動モータの位置が決定されることを特徴とするエレベータのドア開閉装置。
  2. 記ブラケットに駆動モータの上下方向位置決定部が当接することで、かごドアが開閉する方向に直交する方向であって、上部フレームの正面に沿う方向における前記駆動モータの位置を決定することを特徴とする請求項1に記載のエレベータのドア開閉装置。
  3. 前記軸方向位置決定部は、上部フレームの正面から延出された前記ブラケットの先端に設けられた面に当接することで、上部フレームの正面に直交する軸方向における前記駆動モータの位置を決定することを特徴とする請求項1に記載のエレベータのドア開閉装置。
  4. 前記軸方向位置決定部は、上部フレームの正面から延出され、且つ、上部フレームの正面に沿う方向に曲折された前記ブラケットの一面に当接することで、上部フレームの正面に直交する軸方向における前記駆動モータの位置を決定することを特徴とする請求項1に記載のエレベータのドア開閉装置。
  5. 前記上下方向位置決定部は、上部フレームの正面から延出された前記ブラケットの下面に当接することで、かごドアが開閉する方向に直交する方向であって、上部フレームの正面に沿う方向における前記駆動モータの位置を決定することを特徴とする請求項に記載のエレベータのドア開閉装置。
  6. 前記上下方向位置決定部は、上部フレームの正面から延出され、かつ、上部フレームの正面に沿う方向に曲折された前記ブラケットの先端に当接することで、かごドアが開閉する方向に直交する方向であって、上部フレームの正面に沿う方向における前記駆動モータの位置を決定することを特徴とする請求項に記載のエレベータのドア開閉装置。
  7. かごの出入口にかごドアが開閉自在に設けられ、該かごドアに伝達機構を介して駆動モータが連結されるエレベータのドア開閉装置において、
    前記駆動モータは、かごの出入口の上方に設けられた上部フレームの正面に該上部フレームの正面に直交する軸周りに傾斜した状態のブラケットを介して取り付けられ、該ブラケットの下面に前記駆動モータの位置決定部が当接することで、上部フレームの正面に直交する軸方向における前記駆動モータの位置が決定されることを特徴とするエレベータのドア開閉装置。
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