JP2004067296A - エレベータのかごドア駆動装置 - Google Patents

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JP2004067296A JP2002227582A JP2002227582A JP2004067296A JP 2004067296 A JP2004067296 A JP 2004067296A JP 2002227582 A JP2002227582 A JP 2002227582A JP 2002227582 A JP2002227582 A JP 2002227582A JP 2004067296 A JP2004067296 A JP 2004067296A
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Kenzo Tonojo
殿城 賢三
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Abstract

【課題】かご室の全体を平面的に見たときにおけるドアモータが占める水平面積を小さく抑えて、かご室の側面と隣接して昇降路内に配設される各種の部材の配設上の制約を緩和することができるエレベータのかごドア駆動装置を提供する。
【解決手段】かご室1の前面の上部に部材取付枠18が設けられ、この部材取付枠18に駆動シーブ10および従動シーブ11が設けられ、これら駆動シーブ10と従動シーブ11とに無端状の駆動条体12が巻き掛けられ、かご室1の前面の出入口2を開閉するかごドア3a,3bが駆動条体12に連結され、駆動シーブ10をドアモータ13で駆動して回転させ、この回転で駆動条体12を循環走行させてかごドア3a,3bを駆動するエレベータのかごドア駆動装置において、前記ドアモータ13を前記部材取付枠18の一端側の端部に、軸方向が垂直となる姿勢で、かつかご室1の側面と隣接するように取り付ける。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エレベータのがご室の出入口を開閉するかごドアを駆動するエレベータのかごドア駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のかごドア駆動装置の従来の構造を図12および図13に示してあり、図12に示すように、エレベータの昇降路内を昇降するかご室1は、前面に出入口2およびこの出入口2を開閉するかごドア3a,3bを備えている。
【0003】
かごドア3a,3bの上端部にはハンガー4a,4bがそれぞれ取り付けられ、これらハンガー4a,4bに回転自在なローラ5がそれぞれ一対ずつ設けられている。
かご室1の前面上部にはハンガーレール6が左右に延びるように水平に設けられ、このハンガーレール6の上に前記ローラ5が転動自在に係合され、これによりかごドア3a,3bがハンガーレール6に沿って左右に移動し、出入口2が開閉されるようになっている。
【0004】
ハンガーレール6の両端部はかご室1の両側面からその外方に突出し、その一方の端部には駆動シーブ10が、他端部には従動シーブ11がそれぞれ設けられ、これら駆動シーブ10と従動シーブ11との間に無端状をなすベルト、チエーン、ロープ等の駆動条体12が掛け渡され、この駆動条体12に前記各かごドア3a,3bのハンガー4a,4bが連結されている。
【0005】
駆動シーブ10はドアモータ13により駆動されて正逆方向に回転し、この回転で駆動条体12が駆動シーブ10と従動シーブ11との間で循環走行し、この循環走行によりかごドア3a,3bがハンガーレール6に沿って左右に往復移動し、かご室1の出入口2が開閉される。
【0006】
前記ドアモータ13は、図13に示すように、ハンガーレール6の端部にブラケット14を介して取り付けられている。さらに詳しく述べると、ドアモータ13は、かご室1の側面1aと隣接し、かつその軸方向が水平となるように、ブラケット14を介してハンガーレール6の端部に取り付けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の構造においては、ドアモータ13がその軸方向が水平となる姿勢でかご室1の側面1aと隣り合うようにハンガーレール6の端部に取り付けられている。
【0008】
この種のドアモータ13は高トルクを得る関係からその軸方向が長い形状をなしており、したがってドアモータ13がその軸方向が水平となる姿勢でかご室1の側面1aに隣接して配置していると、かご室1の全体を平面的に見たときに、ドアモータ13が占める水平面積が大きくなる。
【0009】
かご室1が昇降する昇降路内には、かご室1の側面1aと隣接するように各種の部材、例えばテールコードやガバナロープ等が配設されるが、がご室1の側面1aに隣接して配置するドアモータ13の水平面積が大きくなると、その分、そのテールコードやガバナロープ等の部材を配設する上で位置的な制約が加わり、結果的に昇降路の断面積を拡張しなければならなくなる。
【0010】
そして、かごドア3a,3bの重量が大きくなるなどして、大きなトルクが必要となると、ドアモータ13の軸方向長さをより大きくせざるを得なくなり、ドアモータ13が占める水平面積がさらに大きくなり、テールコードやガバナロープ等の部材を配設する上でより一層厳しい制約が加わってしまう。
【0011】
この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、かご室の全体を平面的に見たときにおけるドアモータが占める水平面積を小さく抑えて、かご室の側面と隣接して昇降路内に配設される各種の部材の配設上の制約を緩和することができるエレベータのかごドア駆動装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、かご室の前面の上部に部材取付枠が設けられ、この部材取付枠に駆動シーブおよび従動シーブが設けられ、これら駆動シーブと従動シーブとに無端状の駆動条体が巻き掛けられ、前記かご室の前面の出入口を開閉するかごドアが前記駆動条体に連結され、前記駆動シーブをドアモータで駆動して回転させ、この回転で前記駆動条体を循環走行させて前記かごドアを前記出入口を開閉するように駆動するエレベータのかごドア駆動装置において、前記ドアモータが、前記部材取付枠の一端側の端部に、軸方向が垂直となる姿勢で、かつ前記かご室の側面と隣接して取り付けられていることを特徴としている。
【0013】
請求項2の発明は、前記ドアモータが、かご室の外周に設けられているかご枠構造部材の最外側部よりかご室側の領域内に位置していることを特徴としている。 請求項3の発明は、前記ドアモータが、かご室の天井面より下方に位置していることを特徴としている。
【0014】
請求項4の発明は、前記ドアモータの回転動力を前記駆動シーブに伝達するトルク伝達手段を有し、このトルク伝達手段が前記ドアモータの出力軸に設けられた出力シーブと、前記駆動シーブと一体に回転する連動シーブと、前記出力シーブと連動シーブとの間に掛け渡された無端状の伝達条体とで構成されていることを特徴としている。
【0015】
請求項5の発明は、前記ドアモータの回転動力を前記駆動シーブに伝達するトルク伝達手段を有し、このトルク伝達手段が前記ドアモータの出力軸に設けられた第1の歯車と、前記駆動シーブと一体に回転する軸に設けられて前記第1の歯車と噛合する第2の歯車とで構成されていることを特徴としている。
【0016】
請求項6の発明は、前記駆動条体が、前記駆動シーブと前記従動シーブと前記ドアモータの出力軸に設けられた出力シーブとに渡って巻き掛けられ、前記駆動シーブと従動シーブとの間の区間の駆動条体が平行に並ぶようにそらせシーブにより押し付けられていることを特徴としている。
【0017】
請求項7の発明は、前記駆動シーブの直径と前記ドアモータの出力軸に設けられた出力シーブの直径とが異なっていることを特徴としている。
【0018】
請求項8の発明は、前記ドアモータと前記部材取付枠との間に防振部材が設けられていることを特徴としている。
【0019】
請求項9の発明は、前記ドアモータと前記かご室の側面との間に防音部材が設けられていることを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図1ないし図11を参照して説明する。なお、従来の構成と対応する部分には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
図1には第1の実施形態を示してあり、かご室1の前面上部には部材取付枠18が取り付けられ、この部材取付枠18はその両端部がかご室1の両側面側に突出する長さを有している。
【0021】
部材取付枠18の前面にはハンガーレール6が設けられ、またかご室1の前面下部にはかご敷居19が水平に設けられている。かご室1の出入口2を開閉するかごドア3a,3bはハンガー4a,4bを有し、これらハンガー4a,4bに一対のローラ5が設けられ、これらローラ5が前記ハンガーレール6に転動自在に係合されてかごドア3a,3bがハンガーレール6の下方に懸架され、また各かごドア3a,3bの下端部がガイドシュー20を介して前記かご敷居19に走行自在に係合され、これにより各かごドア3a,3bがハンガーレール6およびかご敷居19に沿って左右に移動するようになっている。
【0022】
部材取付枠18は、図2に示すように、垂直な側板部18aと水平な天板部18bとを有する断面逆L字状をなし、この部材取付枠18の前面側の両端部に図1に示すように駆動シーブ10および従動シーブ11が設けられている。
【0023】
駆動シーブ10は、図2に示すように、垂直な軸22を介して部材取付枠18の天板部18bに回転自在に取り付けられている。前記軸22には連動シーブ23が駆動シーブ10と同軸的に取り付けられ、この連動シーブ23が駆動シーブ10と一体に回転するようになっている。
【0024】
従動シーブ11は、図3に示すように、垂直な軸25を介して部材取付枠18の天板部18bに回転自在に取り付けられている。そしてこの従動シーブ11と前記駆動シーブ10との間に無端状をなすベルト、チェーン、ロープ等の駆動条体12が掛け渡されている。この駆動条体12はハンガーレール6と一定の距離を隔てるようにその上部側に設けられている。
【0025】
部材取付枠18の一端側の端部、すなわち駆動シーブ10が配設された側の端部における側板部18aの背面には、ドアモータ13が取り付けられている。このドアモータ13はその軸方向が垂直となる姿勢でかご室1の側面と隣り合うように側板部18aに取り付けられている。
【0026】
このドアモータ13はかご室1の天井面より下方の位置で、かつ図4に示すようにかご室1の外周に設けられたかご枠構造部材としての立枠21の外側部つまり隣接する昇降路壁Aと最も接近するかご室1の外周部位より内側の領域に配置されている。
【0027】
このドアモータ13の出力軸13aには出力シーブ26が取り付けられ、この出力シーブ26と前記連動シーブ23との間に無端状をなすベルト、チェーン、ロープ等の伝達条体27が掛け渡され、この伝達条体27を介して出力シーブ26の回転動作が連動シーブ23に伝わり、この連動シーブ23が駆動シーブ10と一体に回転するようになっている。
【0028】
すなわち、前記出力シーブ26と連動シーブ23と伝達条体27とでドアモータ13の回転動力を駆動シーブ10に伝達するトルク伝達手段が構成されている。そして、このトルク伝達手段で伝達される動力で駆動シーブ10が回転することより、駆動シーブ10と従動シーブ11との間に掛け渡された駆動条体12が循環走行する。
【0029】
かごドア3a,3bのハンガー4a,4bには、それぞれ掴み部材28a,28bが取り付けられ、これら掴み部材28a,28bが前記駆動条体12に連結されている。
ドアモータ13は正方向と逆方向とに回転するように制御され、その正逆方向の回転で駆動条体12が正逆方向に循環走行し、この循環走行に応じてかごドア3a,3bが左右に移動し、かご室1の出入口2が開閉される。
【0030】
このような構成においては、ドアモータ13がその軸方向が垂直となる姿勢でかご室1の側面に隣接して設けられているから、かご室1の全体を平面的に見たときに、ドアモータ13が占める水平面積が小さくなり、その分、かご室1の側面側に余裕の空間が確保される。
【0031】
したがって、かご室1の側面と隣接するように昇降路内に配設されるテールコードやガバナロープ等をその余裕の空間内に収めることが可能となり、その各部材の配設上の制約が緩和される。
【0032】
また、かごドア3a,3bの重量が増し、高トルクのドアモータ13が必要となり、ドアモータ13の軸方向寸法が大きくなる場合であっても、その軸方向が垂直方向であるから、ドアモータ13が占める水平面積が増大することがない。
【0033】
建屋に設けるエレベータにおいては、かご室1が昇降路の最上部に上昇したときに、そのかご室1の天井面の上方側に一定の高さの空間が生じるように設定する必要があるが、ドアモータ13はかご室1の天井面より下方の位置に設けられているから、かご室1の天井面の上方側に一定の空間を確保する上での妨げとなるようなことがなく、かご室1を昇降路の天井面近くまで上昇させることが可能となる。
【0034】
さらに、駆動条体12とハンガーレール6は、一定の距離を隔てるように互いに上下に離間して部材取付枠18の前面側に設けられており、このため駆動条体12の据付保守性が良好となる。
【0035】
図12および図13に示す従来の構造においては、ドアモータ13がハンガーレール6の端部に取り付けられており、したがって駆動シーブ10と従動シーブ11との間に掛け渡される駆動条体12がハンガーレール6に近接し、このため駆動条体12を駆動シーブ10と従動シーブ11との間に掛け渡す据付の作業や保守の作業性が悪化するが、本実施形態においては、駆動条体12とハンガーレール6とが一定の距離を隔てて離間しているから、駆動条体12の据付保守性が良好となる。
【0036】
図5には第2の実施形態を示してあり、この実施形態においては、部材取付枠18に設けられた駆動シーブ10と従動シーブ11とドアモータ13に設けられた出力シーブ26とに亘って1本の無端状の駆動条体12が掛け渡されている。そして駆動シーブ10と従動シーブ11との間の区間の駆動条体12が平行に並ぶように、駆動条体12の途中が回転自在なそらせシーブ30により押し付けられている。他の構成に関しては、前記第1の実施形態と同様である。
【0037】
この場合には、ドアモータ13の起動で出力シーブ26が回転すると、駆動条体12が駆動シーブ10と従動シーブ11と出力シーブ26との間で循環走行し、この循環走行でかごドアが左右に移動する。
【0038】
この構成によると、1本の駆動条体12のみでかごドアを開閉動作させることができ、したがってコスト的に有利となり、また駆動条体12に伸びが生じたときなどの保守点検作業が容易となる。
【0039】
図6には第3の実施形態を示してあり、この実施形態においては、部材取付枠18に設けられた駆動シーブ10と従動シーブ11とドアモータ13に設けられた出力シーブ26とに亘って1本の無端状の駆動条体12が掛け渡されている。そして駆動シーブ10と従動シーブ11との間の区間の駆動条体12が平行でかつ互いに近接して並ぶように、駆動条体12が駆動シーブ10の配置側と従動シーブ11の配置側とにおいて回転自在な一対のシーブ31a,31bによりそれぞれ押し付けられている。他の構成に関しては、前記第1の実施形態と同様である。
【0040】
この場合には、ドアモータ13の起動で出力シーブ26が回転すると、駆動条体12が駆動シーブ10と従動シーブ11と出力シーブ26との間で循環走行し、この循環走行でかごドアが左右に移動する。
【0041】
この構成によると、第2の実施形態の場合と同様に、1本の駆動条体12のみでかごドアを開閉動作させることができ、コスト的に有利で、また駆動条体12に伸びが生じたときなどの保守点検作業が容易となるが、さらに駆動シーブ10および従動シーブ11の直径の大きさに関わらず、平行に並ぶ区間の駆動条体12を互いに近接させることができ、このため部材取付枠18の天板部18bの幅寸法Wを小さくすることができる。
【0042】
部材取付枠18の天板部18bはかご室の前方側に水平に突出し、この天板部18bの下方側にがごドアが配置される。したがってかご室の前面側への部材突出寸法は天板部18bの幅やかごドアの前後方向の厚さの寸法によって左右される。
【0043】
ここで、かごドアの厚さの寸法を小さくしても、天板部18bの幅が大きければ、かご室の前面側への部材突出寸法を小さくすることはできない。ところが、この第3の実施形態においては、上述のように平行に並ぶ駆動条体12を互いに近接させることで天板部18bの幅寸法Wを小さくすることができ、これによりかご室1の前面側への部材突出寸法を小さく抑えることが可能となり、これに応じて昇降路の断面積も小さくすることが可能となる。
【0044】
図7および図8には第4の実施形態を示してあり、この実施形態においては、ドアモータ13の出力軸13aに第1の歯車としてのかさ歯車34が取り付けられ、また部材取付枠18の側板部18aに前記出力軸13aと直交する水平な軸35が回転自在に設けられ、この軸35の一端部に前記かさ歯車34に噛合する第2の歯車としてのかさ歯車36が取り付けられ、他端部に駆動シーブ10がその端面が垂直となる姿勢で取り付けられている。
【0045】
また、従動シーブ11においても、その端面が垂直となる姿勢で水平な軸37を介して部材取付枠18の側板部18aに回転自在に取り付けられている。そしてこれら駆動シーブ10と従動シーブ11との間に駆動条体12が掛け渡され、この駆動条体12にかごドアが連結されている。
【0046】
そして、ドアモータ13の起動に応じてかさ歯車34とかさ歯車36との噛合でその回転動力が駆動シーブ10に伝達され、これにより駆動シーブ10が回転し、駆動条体12が循環走行し、かごドアが左右に移動する。
【0047】
この場合には、駆動シーブ10および従動シーブ11がそれぞれ垂直の状態にあり、このため前記各実施形態の場合のように、駆動シーブ10および従動シーブ11が水平の状態にある場合に比べ、かご室1の前面側への部材突出寸法を小さく抑えることが可能となる。
【0048】
すなわち、駆動シーブ10および従動シーブ11が水平の状態にある場合には、少なくともその駆動シーブ10および従動シーブ11の直径の寸法分がかご室の前面側に突出する。これに対し、本実施形態のように駆動シーブ10および従動シーブ11がそれぞれ垂直の状態にある場合には、その駆動シーブ10および従動シーブ11の厚さの寸法分がかご室1の前面側に突出することとなり、したがって部材取付枠18の天板部18bの幅および各かごドアの厚さを駆動シーブ10および従動シーブ11の厚さの寸法に応じる小さな寸法とすることにより、かご室の前面側への部材突出寸法を小さく抑えることが可能となる。
【0049】
図9には第5の実施形態を示してあり、この実施形態においては、ドアモータ13が部材取付枠18の側板部18aに防振部材としての防振ゴム41を介して取り付けられている。すなわち、ドアモータ13と側板部18aとの間に防振ゴム41が介挿されている。他の構成に関しては、前記第1の実施形態と同様である。
【0050】
この場合には、ドアモータ13の起動により生じる振動が防振ゴム41により吸収される。このためドアモータ13の起動による振動が部材取付枠18を介してかご室やかごドアに伝わるような不都合を抑えることができ、このため振動による乗り心地の低下やかごドアの異常な振動を防止することができる。
【0051】
図10には第6の実施形態を示してあり、この実施形態においては、ドアモータ13とかご室1の側面1aとの間に防音部材42が介挿されている。他の構成に関しては、前記第1の実施形態と同様である。
【0052】
この場合には、ドアモータ13の起動により生じる騒音が防音部材42により吸収される。このためドアモータ13の起動による騒音がかご室1の壁面を通じてかご室1内に伝わるような不都合が抑えられ、したがって騒音による乗り心地の低下を防止することができる。
【0053】
図11には第7の実施形態を示してあり、この実施形態においては、駆動シーブ10と一体に回転する連動シーブ23の外径と、ドアモータの出力軸に設けられた出力シーブ26の外径とが異なる寸法、すなわち連動シーブ23の外径の寸法に対して出力シーブ26の外径の寸法を小さくしてある。なお、連動シーブ23と駆動シーブ10との外径の寸法は同一である。そしてこれら外径寸法の異なる連動シーブ23と出力シーブ26との間に伝達条体27が掛け渡されている。この場合には、出力シーブ26の回転動力を減速して連動シーブ23に伝達し、この連動シーブ23と一体に駆動シーブ10を回転させてかごドアを動作させることができる。
【0054】
また、これとは逆に連動シーブ23の外径の寸法に対して出力シーブ26の外径の寸法を大きくすることも可能で、この場合には、出力シーブ26の回転動力を増速して連動シーブ23に伝達し、この連動シーブ23と一体に駆動シーブ10を回転させてかごドアを動作させることができる。
【0055】
このように連動シーブ23と出力シーブ26との外径の寸法を異ならせることにより、ドアモータの出力種別が変わる場合であっても所定のトルクでかごドアを動作させることができる。
【0056】
なお、以上に述べた各実施形態においては、かごドアとして一対のドアが左右に移動する両開き式のものとしが、片開き式のかごドア、あるいはドアの枚数が2枚以上のかごドアにおいても同様に適用することが可能である。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、かご室の全体を平面的に見たときにおけるドアモータが占める水平面積を小さく抑えることができ、したがってかご室の側面と隣接して昇降路内に配設される各種の部材の配設上の制約を緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す正面図。
【図2】その実施形態の要部の断面図。
【図3】その実施形態の要部の平面図。
【図4】その実施形態の要部と昇降路壁との関係を示す平面図。
【図5】この発明の第2の実施形態を示す要部の平面図。
【図6】この発明の第3の実施形態を示す要部の平面図。
【図7】この発明の第4の実施形態を示す要部の断面図。
【図8】その実施形態の要部の正面図。
【図9】この発明の第5の実施形態を示す要部の断面図。
【図10】この発明の第6の実施形態を示す要部の平面図。
【図11】この発明の第7の実施形態を示す要部の平面図。
【図12】従来のかごドア駆動装置の正面図。
【図13】そのかごドア駆動装置の一部を拡大して示す平面図。
【符号の説明】
1…かご室
2…出入口
3a,3b…かごドア
4a,4b…ハンガー
5…ローラ
6…ハンガーレール
10…駆動シーブ
11…従動シーブ
12…駆動条体
13…駆動モータ
18…部材取付枠
21…立枠
23…連動シーブ
26…出力シーブ
27…伝達条体
30…そらせシーブ
31a,31b…そらせシーブ
34,36…かさ歯車
41…防止ゴム
42…防音部材

Claims (9)

  1. かご室の前面の上部に部材取付枠が設けられ、この部材取付枠に駆動シーブおよび従動シーブが設けられ、これら駆動シーブと従動シーブとに無端状の駆動条体が巻き掛けられ、前記かご室の前面の出入口を開閉するかごドアが前記駆動条体に連結され、前記駆動シーブをドアモータで駆動して回転させ、この回転で前記駆動条体を循環走行させて前記かごドアを前記出入口を開閉するように駆動するエレベータのかごドア駆動装置において、
    前記ドアモータは、前記部材取付枠の一端側の端部に、軸方向が垂直となる姿勢で、かつ前記かご室の側面と隣接して取り付けられていることを特徴とするエレベータのかごドア駆動装置。
  2. 前記ドアモータは、かご室の外周に設けられているかご枠構造部材の最外側部よりかご室側の領域内に位置していることを特徴とする請求項1に記載のエレベータのかごドア駆動装置。
  3. 前記ドアモータは、かご室の天井面より下方に位置していることを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータのかごドア駆動装置。
  4. 前記ドアモータの回転動力を前記駆動シーブに伝達するトルク伝達手段を有し、このトルク伝達手段が前記ドアモータの出力軸に設けられた出力シーブと、前記駆動シーブと一体に回転する連動シーブと、前記出力シーブと連動シーブとの間に掛け渡された無端状の伝達条体とで構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のエレベータのかごドア駆動装置。
  5. 前記ドアモータの回転動力を前記駆動シーブに伝達するトルク伝達手段を有し、このトルク伝達手段が前記ドアモータの出力軸に設けられた第1の歯車と、前記駆動シーブと一体に回転する軸に設けられて前記第1の歯車と噛合する第2の歯車とで構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のエレベータのかごドア駆動装置。
  6. 前記駆動条体は、前記駆動シーブと前記従動シーブと前記ドアモータの出力軸に設けられた出力シーブとに渡って巻き掛けられ、前記駆動シーブと従動シーブとの間の区間の駆動条体が平行に並ぶようにそらせシーブにより駆動条体が押し付けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のエレベータのかごドア駆動装置。
  7. 前記駆動シーブの直径と前記ドアモータの出力軸に設けられた出力シーブの直径とが異なっていることを特徴とする請求項4に記載のエレベータのかごドア駆動装置。
  8. 前記ドアモータと前記部材取付枠との間に防振部材が設けられていることを特徴とする請求項1ないし7に記載のエレベータのかごドア駆動装置。
  9. 前記ドアモータと前記かご室の側面との間に防音部材が設けられていることを特徴とする請求項1ないし7に記載のエレベータのかごドア駆動装置。
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