WO2002092474A1

WO2002092474A1 - Convoyeur a courbe

Info

Publication number: WO2002092474A1
Application number: PCT/JP2002/004440
Authority: WO
Inventors: Naoyuki Saeki
Original assignee: Nitta Corporation
Priority date: 2001-05-11
Filing date: 2002-05-07
Publication date: 2002-11-21
Also published as: TW561126B; JP2002338022A; EP1394076A4; EP1394076B1; JP3994374B2; KR20040014487A; DE60231398D1; US20040129535A1; ATE424359T1; CN1251946C; US6994208B2; KR100573825B1; EP1394076A1; CN1507406A

Description

明細書カーブコンベア技術分野

この発明は、カーブコンベアに関するものである。背景技術

カーブコンベアとしては、例えば、コンベア本体に所定角度で配置された二本のェンドローラ相互間にコンペアベルトを張設し、前記ェンドローラを、コンベア本体に取り付けた金属製の支軸と、前記軸に回転自在に外挿させた複数の樹脂製の短ローラとから構成したものがある。

この力一ブコンベアではコンベアベルトが回転駆動された際には内側に位置する短ローラは低速回転せしめられると共に外側に位置する短ローラは高速回転せしめられ、これによりコンべアベルトと短ローラとの滑りが抑えられる。

ところが、このカーブコンベアでは、上述した如く外側に位置する短口一ラが高速回転せしめられることから、前記短ローラと支軸との間で耳障りな「キュッ ·キュッ」又は「キー ·キー」等の滑り音が発生するという問題がある。

そこで、この発明では、コンベアベルトの回転駆動に伴うエンドローラからの摩擦音を抑制できるカーブコンベアを提供することを課題とする。発明の開示

この発明は、所定角度で配置された二本のェンドローラ相互間にコンペァベルトを張設し、前記エンドローラを、支軸と、前記支軸に回転自在に外挿させた複数の短ローラとから構成してあるカーブコンベアにおいて、少なくともベルト外周部側で隣合う短ローラ相互間に、当該短ローラの外径ょりもアウターレースの外径が大きいベアリングを介在させてある。この発明は、短ローラの外径と同じ外径のアウターレースを有するベアリングを介在させてもよく、支軸と短ローラとの間に小隙間を形成することもできる。

この発明においては、支軸は鋼材、短ローラは樹脂で、それぞれ構成することができ、さらに支軸は、コンベア本体に取り付けることができる。この発明の上記及びその他の目的、効果は、添付図面を参照しながら説明する以下の記載において明らかになる。図面の簡単な説明

図 1は、この発明の実施形態のビード付きコンペァベルトを使用した力ーブコンベアの平面図である。

図 2は、図 1の X— X断面図である。

図 3は、前記カーブコンベアの底面図である。

図 4は、前記カーブコンベアにおいてェンドロ一ラ相互間にビード付きコンベアベルトが張設されている態様を示す説明図である。

図 5は、前記力一ブコンベアに使用されているビード構成体と移動阻止部材との関係を示す断面図である。

図 6は、ベルト本体を形成するためのベルトシートの平面図である。図 7は、前記ビード付きコンペァベルトの斜視図である。

図 8は、前記ベルト本体にビード構成体を取り付けた状態を示す断面図である。

図 9は、前記ベルト本体にビード構成体を取り付ける他の方法を示す断面図である。図 10は、前記ベルト本体にビード構成体を取り付ける他の方法を示す断面図である。

図 11は、前記ベルト本体にビード構成体を取り付ける他の方法を示す断面図である。

図 12は、他の実施形態のビード構成体の平面図である。発明を実施するための好ましい形態

この発明のェンドローラ 15を使用した力一ブコンベア Cの平面図が図 1 に図示されている。図 2は図 1の X— X断面図、図 3は前記カーブコンペァ Cの底面図である。

この力一ブコンベア Cの基本的構成は、図 1〜図 3に示されている。力一ブコンベア Cは、コンベア本体 1 と、前記コンベア本体 1に張設されるビード付きコンペアベルト 2と、前記ビード付きコンペアベルト 2の内側への移動を阻止する移動阻止部材 3と、前記ビード付きコンペァベルト 2 を回転駆動する駆動部 4とから構成されている。さらに、前記駆動部 4の減速機付きモータ 40、上面側の移動阻止部材 3及びビード付きコンペアベルト 2の内外周部を覆うカバ一 5と、前記コンベア本体 1を適正高さに配置させる脚体 6とから構成されている。以下に、このカーブコンベア Cの主要部について詳述する。

コンベア本体 1は、図 1に示すように、モータ支持体 laと、前記モータ支持体 1 aにボルト止めされたベルト支持体 1 bとから構成されている。

モータ支持体 laは、図 2や図 3に示すように、モ一夕取付用座板 10と、脚体 6の上端に取り付けられるベース板 11とから成る側面視 L字状のもので、前記ベース板 11の両端部にブラケット部 12を設けると共に前記モ一タ取付用座板 10のベルト支持体 lb側にュニット取付用板 13を設けてある。ベルト支持体 lbは、図 1、 3、 4に示すように、ベルト載置板 14の下面にブラケットを介して二つのベルトガイド板 16, 16を固着して成るもので、図 2に示すようにベルト載置板 14が上記ブラケット部 12にボルト止めされている。前記ベルト載置板 14は、図 1に示すように、平面視五角形状に形成されており、 9 0 ° をなす隣接折曲片 14a， 14a にそれぞれ直径 1 5〜 3 0 mm程度のストレート型のエンドローラ 15 を設けてある。前記ェンドロ一ラ 15 は、図 1や図 3に示すように、上記隣接折曲辺 14 aにボルト止めされたステンレス製の支軸 15 aに複数の樹脂製の短ローラ 15 bを回転自在に外揷させて成るもので、ベルト外周側部分に近いところには短ローラ 15 b， 15 b相互間に、ベアリング 15 c (アウターレースの外径は短ローラ 15 bの外径と同径又は少し大径) を介装させてある。なお、ベアリング 15 cは少なくともベルト外周部側で隣合う短ローラ相互間に介在させればよい。

ビード付きコンペァベルト 2は、図 1や図 7に示すように、ベルト本体 2aと、このベルト本体 2aの外周縁に沿って外面全周に配列された多数の幅狭のビード構成体 2bにより構成されている。

ベルト本体 2aは、ポリエステル帆布を芯体とし、熱可塑性のポリウレ夕ンを搬送面の表面材とした扇形状のシートの端緣相互を接続するようにして図 7に示すようなテーパー筒状に形成したものである。ここで、この種のベルト本体 2aは通常、扇形状の端縁相互をスカイブ継手やステップ継手により接続構成してあるが、コスト高になる、製造工程が多くなる、継手部が厚くなる等の問題が生じるため、この実施形態では、以下の①②に示すようにして製造している。

①. 図 6に示すように、ポリエステル帆布を芯体とし、熱可塑性のポリウレ夕ンを搬送面の表面材としたシート Sを、トムソン刃により扇形状に打ち抜く。この扇形状に打ち抜かれたシート Sは、図 6に示すように、接続されるべき端部はそれぞれ、内周側縁から外周側縁付近まで先端角度が小さい（ベルト周方向ラインの接線 Lに対してフィンガーの切断ライン L 1の角度 α 1が小さい）フィンガー形状に形成されており、駆動ローラ 41とピンチローラ 42 aで挟持される部分及びその近傍から外周側縁までの範囲はベルト周方向ラインの接線 Lに対して大きな角度 α 2の一本の切断ライン L で形成されている。更に、シート Sのベルト本体 2aの外周縁近傍には、図 6や図 8に示すように、多数のビード構成体 2b を取り付けるための多数の貫通孔 h 1， h2が形成されている。

なお、ベルト本体 2aを構成するシート Sの帆布及び表面材は上記のものに限定されることはない。また、上記した切断ライン L 2は曲線であつてもよい。

. 上記シート Sの接続されるべき端部相互を、図 7に示すように嵌め合わせ、フィンガ一接続された熱可塑性のボリウレタン上にウレタンシートを当てて挟圧加熱する。これによりウレタンシートを構成するゥレ夕ンは溶融して接合縁相互の隙間に侵入し、シート Sの接続されるべき端部相互は接続状態となる。

他方、ビード構成体 2bは図 8に示すように、長方形状の板状部 20と、前記板状部 20の長手方向中央部に形成された側面視略台形の厚肉部 21 ( 突出部）とを合成樹脂や焼結合金属により一体的に形成してあり、前記板状部 20には、同図に示すように、その一端側に係止部 20 aを、他端側に係合孔 20 bを、それぞれ設けてある。このビード構成体 2bをベルト本体 2aに取り付ける場合、図 8に示すように、貫通孔 h2に係止部 20 aを嵌め込むと共に、貫通孔 hi及び係合孔 20 bにピン 22を嵌め込むようにしてそれぞれの部分をベルト本体 2aに係止させる。ここで、このビード構成体 2bとしては、例えば板状部 20は、ベルト外周縁側のベルト長さ方向の幅： 8 . 5 mm. ベルト内周縁側のベルト長さ方向の幅： 8 mm、長さ： 3 0 mmに、それぞれ設定し、また、厚肉部 21は、高さ： 4 mm、側面の傾斜角： 7 0 ° に設定することができる。

なお、ベルト本体 2aへのビード構成体 2bの取り付けとしては上記のものに限定されず、例えば図 9、図 10に示したようにビ一ド構成体 2b に形成した孔 23を使用して糸 Kで縫って取り付けるようにしてもよい。更に、ビード構成体 2bとしては図 11に示すような板金プレス構造のものを使用してもよく、このビード構成体 2b では鋼板を折り曲げて案内部材 30, 31, 31と接触する傾斜面 25を形成している。なお、この板金プレス構造の形態ではベルト本体 2aへの取り付けは、当該ベルト本体 2aに爪 26 を差し込むようにして行われている。

また、ビード構成体 2bは、ベルト長さ方向の幅が小径のストレート型エンドローラの直径の 2 0〜6 0 %程度に設定してある幅狭のものであればよい。

さらに、隣合うビード構成体 2b， 2b相互が、図 12に示すように弾性屈曲可能な薄肉片 20 cで連結（一体成型）されたものでもよい。

そして、ビード構成体 2bは、ベルト本体 2aに対して上記のように着脱可能であってもよいし、固着したものでもよい。

移動阻止部材 3は、図 1や図 3に示すように、上側案内部材 30と、下側案内部材 31， 31 と、前記上側案内部材 30及び下側案内部材 31, 31 を上記ビード構成体の厚肉部 21の傾斜面に押し付ける押さえ部材 32と、前記押さえ部材 32をベルト載置板 14の上面側及びベルトガイド板 16， 16 の下面側にネジ止めするための手回しネジ 33とから構成されている。

上側案内部材 30は、図 1や図 5に示すように、ベルト載置板 14の上面側に配置されてベルトの内側への移動を阻止するものであり、端部の短い範囲のみをテ一パ状に形成した丸棒により構成されていると共に、厚肉部 21 の内側の傾斜面に当接する曲率半径で円弧状に形成してある。

下側案内部材 31, 31 は、図 3に示すように、ベルトガイド板 16の下面側に配置されてベルトの内側への移動を阻止するものであり、端部の短い範囲のみをテーパ状に形成した丸棒により構成されていると共に、上記厚肉部 21 の内側の傾斜面に当接する曲率半径で円弧状に形成してある。なお、この下側案内部材 31， 31 が二つに分割されているのは、これの配置場所に図 3に示すように、駆動ローラ 41とピンチローラ 42 aが存在しているためである。

なお、これら上側案内部材 30及び下側案内部材 31， 31 の材質は、ビ一ド構成体 2bの材質との関係により決定されるが、これらの一方が合成樹脂である場合には他方が金属でなければならず、また、これらの一方が焼結金属である場合には他方は金属としてもよい。

押さえ部材 32は、図 5 (上側案内部材 30側のみ図示しているが、下側案内部材 31, 31 側も同様に構成されている。）に示すように、上側 -下側案内部材 30, 31, 31 の上部 ·下部が嵌め込まれる断面円弧状の溝 32 a を有しており、上側 ·下側案内部材 30, 31， 31 が厚肉部 21の内側の傾斜面に当接した状態において移動しないように位置決めしている。

手回しネジ 33 は、雄ネジの一端に大径の手回し部を固着して成るもので、工具を使用することなく手回し部を掴んで回すことにより簡単に上側 '下側案内部材 30, 31, 31 やビード付きコンペァベルト 2を取り外すことができるようにしてある。

駆動部 4は、図 1〜図 3に示すように、上記モ一タ支持体 laのモ一夕取付用座板 10にボルト止めされた減速機付きモータ 40と、前記減速機付きモ一夕 40の出力軸に取り付けられた駆動ローラ 41と、上記ュニット取付用板 13に取り付けられたピンチローラュニット 42と、前記減速機付きモータ 40 の出力軸の回転を周波数変化させることにより変化させる図示しないコン卜ローラとから構成されている。

ピンチローラユニット 42は、図 2や図 4に示すように、これに具備させたピンチローラ 42 aと上記駆動ローラ 41とによりビード付きコンペアベルト 2を挟み込み、摩擦係合によりビード付きコンペァベルト 2を確実に回転駆動をさせるようにするものである。このピンチローラユニット 42 では、ピンチローラ 42 aと上記駆動ローラ 41 によるビード付きコンペアベルト 2を挟み込む力は調整できるようになつており、また、ピンチローラ 42 aを駆動ローラ 41から引き離すことによりビード付きコンペアベルト 1 の挟み込みを解除できるようにしてある。

なお、減速機付きモー夕 40、駆動ローラ 41及びコントローラについては公知のものであるので詳述しない。

カバー 5は、図 1や図 2に示すように、内周側カバー 5aと、外周側カバ一 5bとから構成されている。

内周側カバ一 5aは、図 1に示すように、ビード付きコンペァベルト 2の内周縁及びその近傍を覆うような扇形状に形成されており、手回し可能なカバー取付用ネジ 50で図 2に示す如く脚部 61の上部 61 aにネジ止めしてある。

外周側カバー 5bは、図 1に示すように、ビード付きコンペアベルト 1の外周縁及びその近傍、即ち、ビード構成体 2b、上側案内部材 30、押さえ部材 32、手回しネジ 33、減速機付きモータ 40及びコントローラ等を覆うような形状に形成されており、手回し可能なカバー取付用ネジ 50でベルト載置板 14の垂下板部 14 bに取り付けられている。

脚体 6は、図 2や図 3に示すように、横梁 60 bの中央に支柱 60 aを固定してなる逆 T字状の脚部 60と、一本の支柱より成る脚部 61と、前記脚部 61 と支柱 60 aとを繋ぐ横梁 62と、前記横梁 60 bの両端部及び脚部 61の下部に取り付けられた高さ調整ネジ付きの足部 63， 63， 63 とから構成されている。前記脚部 60 により減速機付きモータ 40等があるベルト外側部分が支持され、脚部 61によりベルト載置板 14のベルト内側部分が支持されている _c ここで、この実施形態では、カバ一取付用ネジ 50 を取り外したときには、脚部 61の上部 61 aを蝶番 Tを介して回動できるようにしてある。

ビ一ド付きコンベアベルト 2は、図 4に示すように、ベルト載置板 14、二つのベルトガイド板 16, 16、駆動ローラ 41及びピンチローラ 42 aにより回転軌跡が一定に保たれるようにして、エンドローラ 15， 15相互間に張設されている。

また、上記の如くビード付きコンペァベルト 2はエンドローラ 15， 15 相互間に張設された状態において図 1、図 3、図 5に示すように、ビ一ドとして機能する多数のビード構成体 ¾における厚肉部 21の内側傾斜面と、上側 ·下側案内部材 30， 31, 31 とは、当接している。

したがって、減速機付きモータ 40を駆動状態すると、ビード付きコンペアベルト Iは駆動ローラ 41とピンチローラ 42 aとにより挟み込まれながら回転することとなるが、ビード構成体 2b は上側 ·下側案内部材 30， 31, 31 との上記当接状態を維持しながら上側 ·下側案内部材 30, 31, 31 に対して滑動し、これによりビ一ド付きコンペアベルト 2は内側への移動が阻止される。つまり、多数のビード構成体 2bにより構成されたビ一ドは、従来の連続するビ一ドと同様の機能を発揮する。

ビード付きコンペアベルト 2をコンベア本体 1から取り外す場合、以下の①〜⑤の作業すればよい。

① . 手回し可能なカバー取付用ネジ 50を解いて、内周側カバー 5a及び外周側カバ一 5bを取り外す。

② . 脚部 61の上部 61 aを図 2の実線の状態から二点鎖線の状態に示す如く蝶番 Tを介して回動させる。

③ . 手回しネジ 33を緩めて押さえ部材 32から溝 32 aに嵌まり込んでいる上側 ·下側案内部材 30, 31, 31 を取り外す。

④ . ピンチローラ 42 aを駆動ローラ 41から引き離してビード付きコンベアベル卜 1の挟み込みを解除する。

⑤ . 上記①〜④の作業終了後、ビード付きコンペァベルト 2をベルト外周側からベルト内周側方向に移動させると、ビード付きコンペアベルト 2 はコンベア本体 1から取り外すことができる。

⑥ . ビード付きコンペアベルト 2をコンベア本体 1に取り付ける場合には- 逆の作業をすればよい。

このビード付きコンペァベルト 2では、上述した如く、 ①ベルト本体 2a の外周縁に沿って外面全周に多数配置されたビード構成体 2bによりビードを形成してあり、 ②ビード構成体 2bはベルト長さ方向の幅が小径のストレ —ト型エンドローラ 15の直径の 2 0〜6 0 %程度に設定してある幅狭のものであり、 ③隣合うビ一ド構成体 2b， 2b 相互が分離しているか又は薄肉片 20 cで連結されたものである。

したがって、このビード付きコンペァベルト 2は、背景技術の欄で示したビード付きコンべアベルトと比較してビードを形成するビード構成体 21 にクラックや破断が発生する危険性が非常に少なく、よって、長期間の使用に耐える。

ビード構成体 2bをベルト本体 2aにピン止めや縫着等により取り付けた場合は、一部のビード構成体 2bが損傷してもその部分のビード構成体 2bを簡単に交換できる。つまり、一部のビード構成体 2bが損傷しても交換により再び使用できる。

このベルト本体 2aでは扇形状のシートの端部である継手部がトムソン刃による一回の押圧切断により形成されるから、製造工程が少なく安価に製造できる。 ' また、このベルト本体 2aでは、内周縁から外周縁付近までフィンガー継手であり、駆動ローラ 41とピンチローラ 42 aで挟持される部分及びその近傍から外周縁までの範囲はベルト周方向ラインの接線 Lに対して大きな角度ひの一本の切断ライン L 2相互を接続したものであるから、駆動口一ラ 41、ベルト本体 2a 、ピンチローラ 42 aでの周速度差によるひねり荷重や、ベルト本体 2aが内側へ移動しょうとする力を移動阻止部材 3で抑制することでベルト本体 2aの幅方向に引張力が作用しても図 2に示したベルト本体 2aの符号 27において剥離や破断が発生しにくい。

扇形状のシートの端部相互を接続する方式は、実質的にはフィンガー継手であるから、継手部の厚みがスカイブ継手ゃステツプ継手のように大きくなることがない。

エンドローラ 15は、図 1に示すように、支軸 15 aに複数の樹脂製の短口ーラ 15 bを回転自在に外揷させて成るもので、ベルト外周側部分に近いところでは短ローラ 15b， 15b 相互間に、ベアリング 15 c (短口一ラ 15 bの外径と同径又は少し大径 ) を介装させてあるから、ベルト本体 2aの周速が大きいベルト外周側部分ではベルト本体 2aはベアリング 15 cのァウタ一レースの回転に伴って移動し、ベルト本体 2aの周速が小さいベルト内周側部分ではベルト本体 2a は短ローラ 15 bの回転に伴って移動する。したがつて、ベルト本体 2aの周速が大きいベルト外周側部分において、ベアリング 15 cを具備させていないェンドローラを使用した場合と比較すると「キュッ -キュッ」又は「キー ·キー」といった耳障りな摩擦音の発生は非常に抑制（摩擦音の発生が無くなる場合も含む）される。

なお、支軸 15 aに対して短ローラ 15 bが回転できるように当然にこれら相互間には小隙間が設けられているため、ベルト張力が作用する方向に短ローラ 15 bの外径位置はベアリング 15 cの外径位置よりも沈み込むことになり、その結果、コンベアベルトとの接触はベアリング 15 cとなることから耳障りな摩擦音の発生は非常に抑制される。

上記したビード構成体 2bの厚肉部 21は側面視台形にしてあるが、側面視長方形、正方形、三角形等でもよい。この発明は上記構成を有するものであるから、コンベアベルトの回転駆動に伴うエンドローラからの摩擦音を抑制できるカーブコンベアを提供できた。

Claims

請求の範囲 . 所定角度で配置された二本のェンドローラ相互間にコンベアベルトを張設し、前記エンドローラを、支軸と、前記支軸に回転自在に外挿させた複数の短ローラとから構成してある力一ブコンベアにおいて、少なくともベルト外周部側で隣合う短ローラ相互間に、当該短ローラの外径よりもアウターレースの外径が大きいベアリングを介在させてあることを特徴とするカーブコンベア。

. 所定角度で配置された二本のエンドローラ相互間にコンベアベルトを張設し、前記エンドローラを、支軸と、前記支軸に回転自在に外挿させた複数の短ローラとから構成してあるカーブコンベアにおいて、少なくともベルト外周部側で隣合う短ローラ相互間に、当該短ローラの外径と同じ外径のアウターレースを有するベアリングを介在させてあることを特徴とするカーブコンベア。

. 支軸と短ローラとの間には小隙間が形成されていることを特徴とする請求項 2記載のカーブコンベア。

. 支軸は鋼材で、短ローラは樹脂で、それぞれ構成されていることを特徴とする請求項 1乃至 3のいずれかに記載のカーブコンベア。

. 支軸は、コンベア本体に取り付けられていることを特徴とする請求項 1乃至 3のいずれかに記載のカーブコンベア。

. 支軸は、コンベア本体に取り付けられていることを特徴とする請求項 4記載のカーブコンベア。