WO2002070991A1

WO2002070991A1 - Dispositif de navigation

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Publication number: WO2002070991A1
Application number: PCT/JP2002/001829
Authority: WO
Inventors: Masahiro Kamiya; Shuu Ishikawa
Original assignee: Fujitsu Ten Limited
Priority date: 2001-03-02
Filing date: 2002-02-28
Publication date: 2002-09-12
Also published as: EP1696211A1; CN1865860A; JP3814154B2; US6862520B2; CN1304820C; KR20030007561A; JP2002257558A; EP1293756A1; EP1696211B1; KR100597576B1; USRE42806E1; CN1865860B; EP1293756B1; CN1865861A; EP1293756A4; CN1457421A; KR100554476B1; KR20060006106A; DE60231685D1; CN100549624C

Description

明細書

ナビゲーション装置

【技術分野】

本発明は、車両に搭載されるナビゲーシヨン装置に関する。

【背景技術】

車両の現在位置とその周辺の道路地図とを表示する以外に、目的地の設定、地図の縮尺、ルートの算出などと言った複数のナビゲーシヨン機能を有する先行技術の車載用ナビゲーシヨン装置が、特開平 1 0— 1 2 2 8 7 6号公報およぴ特開平 1 0— 1 9 7 2 6 3号公報に開示されている。これらの先行技術のナビゲーシヨン装置は、操作デバイスとしてジョイスティックを備え、このジョイステイツクは、複数方向への傾動動作と軸線方向への押圧動作とが可能である。

この 2動作しかできないジョイスティックを有する多機能ナビゲーション装置では、ジョイスティックに多くの操作を割り当てることができないため、表示手段に各機能のアイコンを多数表示するか、操作パネル部に多数のスィツチを必要とする。このような構成のナビゲーシヨン装置では、ユーザが各機能を実行する毎に、アイコンやスィッチの位置を確認する必要があるため不便であった。また

、操作パネルおよびリモートコントローラの部品点数が多くなってしまう。従って本発明の目的は、操作性の良いナビゲーション装置を提供することである。

【発明の開示】

本発明は、車両に搭載されるナビゲーシヨン装置であって、

表示手段と、

予め定める複数の方向に傾動可能であり、予め定める軸線まわりに回転可能であり、かつ前記軸線に沿う方向に押圧可能であるジョイスティックと、

前記ジョイスティックの動作に応じて前記表示手段の表示状態を変化させる制御手段とを含むことを特徴とするナビゲーシヨン装置である。

本発明に従えば、車両に搭載されるナビゲーシヨン装置は、表示手段と、操作パネル部またはリモートコントローラに設けられるジョイスティックと、ジョイスティックの動作に応じて表示手段の表示状態を変化させる制御手段とを含む。このジョイスティックは予め定める複数の方向への傾動動作と、予め定める軸線まわりの回転動作と、軸線方向への押圧動作との 3動作が可能である。これによつて、このジョイスティックに割り当てられるナビゲーシヨン機能の操作数が多くなるので、先行技術よりも表示手段に表示するアイコンの数や操作パネル部のスィツチの数を減少させることができる。

また本発明は、前記表示手段には、地図が表示され、

前記制御手段は、前記ジョイスティックを前記軸線まわりに回転させたとき、前記地図を回転させることを特徴とする。

本発明に従えば、表示手段には、車両の現在位置および車両の周辺の道路地図が表示される。ユーザが、ジョイスティックを軸線まわりに回転させると、表示' 手段に表示された地図が回転する。先行技術では、ジョイスティックが回転可能で無いため、ジョイスティックを傾動させることによって、地図の回転を行っていたため、ユーザには操作の把握が困難であった。これに対して、本発明ではジョイスティックの回転動作と地図の回転とが対応しているので、ユーザにとって操作が容易になる。これによつて、地図の回転操作の感覚的なギャップを無くすことができる。

また本発明は、前記表示手段には、地図が表示され、

前記制御手段は、前記ジョイスティックを、前記軸線方向に押圧した状態で、軸線まわりに回転させたとき、前記地図の縮尺を変更させることを特徴とする。また本発明は、前記制御手段は、前記ジョイスティックを前記軸線方向に押圧した状態で、軸線まわりに一方側に回転させたとき、前記地図を、この表示された状態よりも拡大させ、

前記ジョイスティックを軸線方向に押圧した状態で、軸線まわりに他方側に回転させたとき、前記地図を、この表示された状態よりも縮小させることを特徴とする。

本発明に従えば、ジョイスティックには、地図の縮尺を変化させる操作も割り当てられているので、地図の縮尺の変更時に、ジョイスティック以外の他の操作デバイス、たとえばスィッチなどを触れる必要がなく、また探す必要もない。また本発明は、前記表示手段には、地図が表示され、

前記制御手段は、前記ジョイスティックを傾動させたとき、前記地図をスクロール移動させ、

前記ジョイスティックを傾動させた状態で、軸線方向に押圧したとき、前記地図のスクロール移動速度を変更させることを特徴とする。

本発明に従えば、ユーザはジョイスティックの操作のみで、地図のスクロールと地図のスクロール速度とを変更することができるので、操作性が向上する。また本発明は、複数の予め定めるナビゲーシヨン機能を有し、

前記表示手段には、前ナビゲーシヨン機能に対応する項目と、目的の項目を選択して指定する指定手段とが表示され、

前記制御手段は、前記ジョイスティックを傾動させたとき、前記指定手段を移動させ、前記ジョイスティックを傾動させた状態で軸線方向に押圧したとき、指定手段の移動速度を変更させることを特徴とする。

本発明に従えば、ユーザはジョイスティックの操作のみで、各ナビゲーシヨン機能を示す項目を指定するための指定手段を移動させることができるとともに、指定手段の移動速度を変更することができる。これによつて、操作性が向上するまた本発明は、数データを入力するための数データ入力モードを有し、前記表示手段には、前記数データを入力するためのカーソルが表示され、前記制御手段は、前記ジョイスティックを軸線まわりに回転させたとき、前記カーソル上の数字の增減を行い、

前記ジョイスティックを傾動させたとき、カーソルの桁移動を行い、前記ジョイスティックを軸線方向に押圧したとき、入力した数データを確定させることを特徴とする。

また本発明は、前記数データは、電話番号であることを特徴とする。

また本発明は、前記数データは、郵便番号であることを特徴とする。

また本発明は、前記数データは、緯度および経度情報であることを特徴とするまた本発明は、前記数データは、特定の場所の位置データをコード化した位置情報であることを特徴とする。

また本発明は、前記制御手段は、前記ジョイスティックを前記軸線まわりに一方側に回転させたとき、前記カーソル上の数字を増加させ、

前記ジョイスティックを軸線まわりに他方側に回転させたとき、カーソル上の数字を減少させることを特徴とする。

本発明に従えば、' ナビゲーシヨン装置は、電話番号、郵便番号、緯度および経度情報またはマップコード（登録商標）などの位置情報などの数データを入力するための数データ入力モードを有し、表示手段には数データを入力するための力一ソルが表示されている。この数データ入力モードにおいて、ユーザがジョイスティックを、軸線まわりに一方側、たとえば時計まわりに回転させることによつて、カーソル上の数字を増加させ、軸線まわりに他方側、たとえば反時計まわりに回転させることによって、カーソル上の数字を減少させる。また、ユーザがジョィスティックを、たとえば右に傾動させることによって、カーソルが次の桁に移動し、左に傾動させることによって、カーソルが前の桁に移動する。上記傾動及び回転操作を組み合わせて、数データの入力を終了させた後、ユーザがジョイスティックを軸線方向に押圧することよって、入力された数データが確定される

。このように数字の変更操作と、桁の移動操作と、数データの確定操作とを、 1 つのジョイスティックによって行うことができるので、操作性、特に操作速度が向上する。また、各桁の数字の入力に押圧操作を必要としないので、数字の入力中に誤ってジョイスティックを傾動させて、カーソルが桁移動してしまう操作ミスが防止できる。

【図面の簡単な説明】

本発明とこれらの目的とそれ以外の目的と、特色と利点とは、下記の詳細な説明と図面とから一層明確になるであろう。

図 1は、本発明の実施の一形態のナビゲーション装置のプロック図である。図 2は、ジョイスティックの斜視図である。図 3は、ジョイスティックの平面図である。 .

図 4は、ロータリエンコーダによるジョイスティックの回転方向を検出する構成を簡略化して示す平面図である。

図 5は、ロータリエンコーダからの出力信号を示す図である。

図 6は、ディスプレイの表示画面に道路地図が表示された状態を示す図である図 7は、図 6の道路地図を反時計方向に 9 0 ° 回転させた道路地図を示す図でめる。

図 8は、道路地図の回転動作を説明するためのフローチャートである。

図 9は、図 6の道路地図を縮小した道路地図を示す図である。

図 1 0は、道路地図の縮尺の変更動作を説明するためのフローチヤ一トである図 1 1は、図 6の道路地図をスクロール移動させた道路地図を示す図である。図 1 2は、道路地図のスクロール動作を説明するためのフローチャートである図 1 3は、ナビゲーシヨン機能を選択して実行するときの表示画面を示す図である。

図 1 4は、カーソルの動動作を説明するためのフローチヤ一トである。

図 1 ^は、電話番号入力時の表示画面を示す図である。

図 1 6は、電話番号の入力動作を説明するためのフローチヤ一トである。

【発明を実施するための最良の形態】

以下、添付図面を参照して、本発明に従うナビゲーシヨン装置の好適な実施形態について説明する。

図 1は、本発明の実施の一形態のナビゲーション装置 1のプロック図であり、図 2はジョイスティック 2の斜視図であり、図 3はジョイスティック 2の平面図である。車両に搭載されるナビゲーシヨン装置 1は、ナビゲーシヨン装置本体 5 とディスプレイ 3 (表示手段）とを含んで構成される。

ナビゲーシヨン装置本体 5は、 C D— R O M ( compact disk - read only memory) ドライブ 8と、操作パネル部 4と、制御手段 1 7と、リモートコント口一ラ用受光部 1 6とを含む。制御手段 1 7は、地図描画部 9と、操作検知部 1 0 と、ビデオ R AM I 4と、映像変換部 1 5とを含む。 C D— R O Mドライブ 8には、地図専用ディスク 6が装填されて地図専用ディスク 6の地図データが読み出される。また上記 C D _ R O Mドライブ 8は、 D V D— R O M ( digital versati le disk - read only memory) ドフイブでめっても良い。またリモートコントローラ用受光部 1 6は、ユーザが操作したリモートコントローラ 7からのたとえば赤外線信号である命令信号を受信する。また、操作パネル部 4には、複数個のスィッチ（図示せず）とジョイスティック 2とが設けられている。また、リモートコントローラ 7にもジョイスティック 2が設けられている。リモートコントローラ用受光部 1 6で受信した命令信号は、操作検知部 1 0に入力される。制御手段 1 7は、ジョイスティック 2の動作に応じて、ディスプレイ 3の表示状態を変化させる。

図 2および図 3に示すように、ジョイスティック 2はナビゲーション装置 1の操作パネル部 4の表面、またはリモートコントローラ 7の表面から突出する軸部 1 8と、この軸部 1 8の一端部に固定されるつまみ部 1 9とを有する。このジョィスティック 2は、軸部 1 8の軸線 2 0まわりの回転動作（矢符 2 l a , 2 1 b 方向）と、軸部 1 8の他端側の接続部を中心とする予め定める複数方向への傾動動作（本実施形態では、矢符 2 2 a〜2 2 hに示す 8方向）と、軸線 2 0に沿う方向、すなわち軸部 1 8の軸線 2 0方向一端部から軸線 2 0方向他端部に向かう押圧方向 (矢符 2 3方向であり、図 3の紙面奥側）への押圧動作との 3動作が可能である。

ユーザによる操作パネル部 4またはリモートコントローラ 7の操作は、操作検知部 1 0によって検出される。特にジョイスティック 2の操作は、操作検知部 1 0の回転検出部 1 1、傾動検出部 1 2および押圧検出部 1 3によって検出される回転検出部 1 1は、たとえば回転角度を多段的に検出するロータリーェンコ一ダ 2 4を含んで実現される。ロータリエンコーダ 2 4は、遮光板 2 4 aと、ホト力ブラ 2 4 bとを含む。遮光板 2 4 aは、円板状に形成され、その周縁部に、半径方向に延び、かつ周方向に相互に間隔をあけて設けられる複数のスリット 24 cを有する。ホトカプラ 24 bは、遮光板 2 4 aの周縁部に対応する厚み方向両側に遮光板 24 aと間隔をあけて ί己置され、遮光板 24 aに向かって光を照射する発光素子 24 dと、スリット 2 4 cを通過した発光素子 24 dからの光を受光する受光素子 24 eとを含む。本実施形態において、遮光板 2 4 aは軸部 1 8に対して固定的に装着される。ロータリエンコーダ 24は、軸部 1 8の回転に伴なう遮光板 2 4 aの回転によって、発光素子 24 dからの光の通過または遮断を受光素子 2 4 eによって検出し、光の通過または遮断に対応するパルス信号を出力する。このパルス信号のパルス数を計数することによって、ジョイスティック 2 の軸線 2 0まわりの回転方向および回転角度が検出される。

次にロータリエンコーダによるジョイスティック 2の回転方向の検出について説明する。図 4は、ロータリエンコーダ 2 4によるジョイスティック 2の回転方向を検出する構成を簡略化して示す平面図である。図 5は、ロータリエンコーダ

24からの出力信号を示す図である。図 5 (a ) は第 1ホトカプラ 24 b 1の出力信号を示し、図 5 (b) は第 2ホトカプラ 24 b 2の出力信号を示す。ロータリエンコーダ 24によってジョイスティック 2の回転方向を検出するために、口ータリエンコーダ 24には、第 1ホトカプラ 24 b 1と、第 2ホトカプラ 24 b

2とが設けられる。該 2つのホトカプラ 2 4 b l， 24 b 2は、それらの出力信号の位相が 9 0° ずれるような位置に配置される。

ジョイスティック 2の回転方向の検出は以下のようにしてなされる。まず現在位置における 2つのホトカプラ 2 4 b l， 24 b 2の出力信号レベルを記憶しておき、次いでジョイスティック 2の回転に伴なつて、どちらのホトカプラ 24 b

1， 2 4 b 2の出力信号レベルが先に変化するのかを検出する。これによつてジョィスティック 2の回転方向を特定することができる。具体的には、図 5 (a ) およぴ図 5 (b) を参照して、現在位置における各ホトカプラ 2 4 b 1， 24 b

2の出力信号レベルがともに L o wレベルであると仮定する。現在位置から、ジョイスティック 2が図 4における時計まわりに回転すると、第 2ホトカプラ 2 4 b 2の出力信号レベルが H i レベルに変化した後、第 1ホトカプラ 2 4 b 1の出力信号レベルが H i レベルに変化する。また現在位置から、ジョイスティック 2 が図 4における反時計まわりに回転すると、第 1ホトカブラ 2 4 b 1の出力信号レベルが H i レベルに変化した後、第 2ホトカブラ 2 4 b 2の出力信号レベルが H i レベルに変化する。この場合、第 2ホトカブラ 2 4 b 2の出力信号レベルが第 1ホトカプラ 2 4 b 1の出力信号レベルよりも先に L o wレベルから H i レべルに変化することを検出することによって、ジョイスティック 2が時計まわりに回転されたことを特定することができる。また第 1ホトカブラ 2 4 b 1の出力信号レベルが第 2ホトカプラ 2 4 b 2の出力信号レベルよりも先に L o wレベルから H i レベルに変化することを検出することによって、ジョイスティック 2が反時計まわりに回転されたことを特定することができる。

傾動検出部 1 2は、たとえばジョイスティック 2の傾動方向（矢符 2 2 a〜 2 2 h ) に、軸線 2 0から同一半径距離に配置された複数（本実施形態では 8個）のリミットスィッチ 2 5 a〜2 5 hによつて実現され、各リミットスィッチ 2 5 a〜2 5 hが押圧されることによってジョイスティック 2の傾動方向が検出される。

押圧検出部 1 3は、たとえばバネ復帰式リミットスィツチ 2 6によって実現され、これによつてジョイスティック 2の押圧方向 2 3 (図 2の右方）への押圧動作が検出される。

このように、本実施形態のナビゲーシヨン装置 1は、回転動作と傾動動作と押圧動作との 3動作可能なジョイスティック 2を備えているので、先行技術の 2動作しかできないジョイスティックを有するナビゲーシヨン装置に比較して、さらに多くのナビグーション機能の操作を、ジョイスティック 2に割り当てることが可能になる。従って、操作パネル部 4のスィッチの数を先行技術に比較して、減少させることができる。さらに、ユーザがナビグーション機能の実行時に、スィツチの位置を確認する頻度が少なくなり、煩雑さが解消する。

再び図 1を参照して、地図描画部 9には、 C D— R O Mドライブ 8によって読み出された基本地図データと、操作検出部 1 0よって検出されたユーザによるジョィスティック 2の操作量データとが入力される。地図描画部 9は、入力された各データに基づいて、ユーザの希望する縮尺および回転位置に調整した調整済み地図データを作成し、この作成した調整済み地図データをビデオ R AM I 4に出力する。

ビデオ R AM 1 4は、いわゆるバッファメモリであり、入力された調整済み地図データを一時的に記憶する。映像変換部 1 5は、ビデオ R AM 1 4に記憶された調整済みデータを読み出して、これを画像データに変換してディスプレイ 3に出力する。ディスプレイ 3は、入力された画像データに基づいて、ユーザの希望する縮尺おょぴ回転位置に調整した地図を表示する。

図 6は、ディスプレイ 3の表示画面 3 1に道路地図 2 8が表示された状態を示す図である。図 7は、図 6の道路地図 2 8を反時計方向に 9 0 ° 回転させた道路地図 2 8 aを示す図である。図 8は、道路地図 2 8の回転動作を説明するためのフローチャートである。本実施形態のナビゲーシヨン装置 1は、表示画面 3 1に道路地図 2 8を表示することができる。この表示された道路地図 2 8は、表示画面 3 1に垂直な軸線まわりに回転して表示が可能である。この道路地図 2 8の回転動作はジョイスティック 2の操作のみによって行うことができる。表示画面 3 1には、車両の向きおよび現在位置を示す車両アイコン 4 0と、道路地図 2 8上の方角を示すコンパスアイコン 4 1とがさらに表示される。

表示画面 3 1に道路地図 2 8が表示された状態において、ジョイスティック 2 を軸線 2 0まわりに回転させることによって、表示画面 3 1に表示された道路地図 2 8を回転させることができる。このとき、ユーザから見たジョイスティック 2の回転方向と道路地図 2 8の回転方向とは、一致している。つまり、ユーザがジョイスティック 2を、軸線 2 0まわりに時計まわり（矢符 2 l b ) に回転させることによって、表示画面 3 1の道路地図 2 8は、車両アイコン 4 0との相対的な位置関係を保持した状態で、ユーザから見て時計まわりに回転する。また、ュ一ザがジョイスティック 2を、軸線 2 0まわりに反時計まわり（矢符 2 l a ) に回転させることによって、表示画面 3 1の道路地図 2 8は、 .車両アイコン 4 0との相対的な位置関係を保持した状態で、ユーザから見て反時計まわりに回転する。コンパスアイコン 4 1それ自体はジョイススティック 2の回転動作によっては回転しないが、磁針 4 2が道路地図 2 8の回転に連動して回転する。このような構成することによって、ジョイスティック 2の操作と、表示画面 3 1の道路地図 2 8の回転方向との対応関係が明瞭になるので、先行技術のような違和感がなくなる。

図 8を参照して、道路地図 2 8の回転動作を説明する。ステップ s 1において、動作を開始し、ステップ s 2において、ロータリエンコーダ 2 4によってジョィスティック 2の軸線 2 0まわりの回転が検出されたかどうかが判断される。ジョィスティック 2の軸線 2 0まわりの回転が検出されると、ステップ s 3において、その回転方向が判断される。回転方向が反時計まわりであるときには、ステップ s 4においてジョイスティック 2の回転量が検出される。次いでステップ s 5において、検出された回転量に応じた所定の回転量だけ、道路地図 2 8が表示画面 3 1上で反時計まわりに回転させられ、ステップ s 8において動作を終了する。ステップ s 3において、回転方向が時計まわりであるときには、ステップ s 6においてジョイスティック 2の回転量が検出される。次いでステップ s 7において、検出された回転量に応じた所定の回転量だけ、道路地図 2 8が表示画面 3 1上で時計まわりに回転させられ、ステップ s 8において動作を終了する。ステップ s 2においてジョイスティック 2の軸線 2 0まわりの回転が検出されなければ、ステップ s 8において動作を終了する。

また、表示画面 3 1の道路地図 2 8の回転量は、ジョイスティック 2の回転量に対応している。前述したように、ジョイスティック 2の回転量は回転検出部 1 1によって検出される。たとえば、ロータリーエンコーダ 2 4のパルス数を計測することによって算出される。このジョイスティック 2の回転量に応じて、表示画面 3 1の道路地図 2 8の回転量が決定される。さらに詳しく述べると、回転検出部 1 1によって検出された回転量に地図描画の単位ドットを掛け合わせた量が、表示画面 3 1の道路地図 2 8の回転量となる。道路地図 2 8はこの回転量だけ回転する。たとえば図 6に示す状態で、ジョイスティック 2を、軸線 2 0まわりに反時計まわり（矢符 2 l a ) に 9 0 ° 回転させると、図 7に示す反時計まわりに 9 0 ° 回転した道路地図 2 8 aが表示画面 3 1に表示される。

図 9は、図 6の道路地図を縮小した道路地図を示す図である。図 1 0は、道路地図の縮尺の変更動作を説明するためのフローチヤ一トである。また本実施形態のナビゲーシヨン装置 1では、表示画面 3 1に表示された道路地図 2 8の縮尺を変更することができ、この道路地図 2 8の縮尺の変更を、ジョイスティック 2の操作のみによって行うことができる。

図 1 0を参照して、道路地図 2 8の縮尺の変更動作を説明する。ステップ s 1 1において動作を開始し、ステップ 2においてジョイスティック 2がリミットスイッチ 2 6によって軸線 2 0方向に押圧されたことが検出され、ステップ s 1 3 においてジョイスティック 2がロータリエンコーダ 2 4によって軸線 2 0まわりに回転されたことが検出されると、ステップ s 1 4においてジョイスティック 2 の軸線 2 0まわりの回転方向が判断される。回転方向が反時計まわりであるときには、ステップ s 1 5においてジョイスティック 2の回転量が検出される。次いでステップ s 1 6において、検出された回転量に応じた所定量だけ、表示画面 3 1の道路地図 2 8を縮小するように縮尺量が変更され、ステップ s 1 9において動作を終了する。回転方向が時計まわりであるときには、ステップ s 1 7においてジョイスティック 2の回転量が検出される。次いでステップ s 1 8において、検出された回転量に応じた所定量だけ、表示画面 3 1の道路地図 2 8を拡大するように縮尺量が変更され、ステップ s 1 9において動作を終了する。ステップ s 1 2において、ジョイスティック 2の軸線 2 0方向への押圧が検出されず、ジョイスティック 2の軸線 2 0まわりの回転が検出されなければ、ステップ s 1 9において動作を終了する。

表示画面 3 1に道路地図 2 8が表示された状態において、ジョイスティック 2 を矢符 2 3方向に押圧しながら、軸線 2 0まわりに回転させることよって、表示画面 3 1に表示された道路地図 2 8の縮尺を変更できる。このとき、ユーザがジョィスティック 2を押圧しながら、軸線 2 0まわりに時計まわり（矢符 2 l b ) に回転させることによって、表示画面 3 1の道路地図 2 8は、表示されている状態よりも拡大して表示される。また、ユーザがジョイスティック 2を押圧しながら、軸線 2 0まわりに反時計まわり（矢符 2 l a ) に回転させることによって、表示画面 3 1の道路地図 2 8は、表示されている状態よりも縮小して表示される。また表示画面 3 1の道路地図 2 8の縮尺量は、ジョイスティック 2の回転量に対応している。

たとえば図 6に示す状態で、ジョイスティック 2を押圧しながら、軸線 2 0まわりに反時計まわり（矢符 2 l a ) に回転させると、図 9に示す縮小した道路地図 2 8 bが表示画面 3 1に表示される。

図 1 1は、図 6の道路地図をスクロール移動させた道路地図を示す図である。図 1 2は、道路地図のスクロール動作を説明するためのフローチヤ一トである。本実施形態のナビゲーシヨン装置 1では、表示画面 3 1に表示された道路地図 2 8のスクロール移動が可能であり、この道路地図 2 8のスクロール移動を、ジョィスティック 2の操作のみによって行うことができる。

図 1 2を参照して、道路地図のスクロール動作を説明する。ステップ s 2 1において、動作を開始し、ステップ s 2 2においてジョイスティック 2の傾動がリミットスィッチ 2 5 a〜 2 5 hによって検出され、ステップ s 2 3においてジョイスティック 2の軸線 2 0方向への押圧がリミットスィツチ 2 6によって検出されると、ステップ s 2 4において、道路地図のスクロール移動速度を速くするように、スクロール移動速度が変更される。またステップ s 2 3においてジョイスティック 2の軸線 2 0方向への押圧がリミットスィッチ 2 6によって検出されなければ、'ステップ s 2 5において道路地図のスクロール移動速度は初期設定の遅いままに維持される。次いでステップ s 2 6において、表示画面 3 1の道路地図 2 8が、設定されたスクロール移動速度で、ジョイスティック 2の傾動方向にスクロールされ、ステップ s 2 7において動作を終了する。ステップ s 2 2においてジョイスティック 2の傾動が検出されなければ、ステップ s 2 7において動作を終了する。

表示画面 3 1に道路地図 2 8が表示された状態において、ジョイスティック 2 を傾動させることによって、表示画面 3 1の道路地図 2 8をスクロール移動させることができる。このとき、ユーザから見たジョイスティック 2の傾動方向と、道路地図 2 8のスクロール移動方向とは、一致している。つまり、ユーザがジョイスティック 2を、矢符 2 2 b方向に傾動させると、表示画面 3 1の道路地図 2 8はユーザから見て上方にスクロール移動し、ジョイスティック 2を矢符 2 2 f 方向に傾動させると、表示画面 3 1の道路地図 2 8はユーザから見て下方にスクロール移動する。たとえば、図 6の道路地図 2 8が表示された状態で、ジョイスティック 2を、ユーザから見て左方（矢符 2 2 a ) に傾動させると、図 1 1に示すように、ユーザから見て左方にスクロール移動した道路地図 2 8 cが表示画面 3 1に表示される。

さらにジョイスティック 2を傾動させて、表示画面 3 1の道路地図 2 8がスクロール移動している最中に、ジョイスティック 2を矢符 2 3方向に押圧することによって、道路地図 2 8のスクロール移動速度を変更することができる。ここで、ジョイスティック 2を押圧することによって、道路地図 2 8のスクロール移動速度を遅くしてもよいが、スクロール移動速度を速くすることが好ましい。スクロール移動速度を速くすることによって、目的位置の道路地図 2 8を速く表示させることができ、使い勝手が向上する。

また、本実施形態のナビゲーション装置 1は、複数のナビゲーション機能を有している。図 1 3は、各ナビゲーシヨン機能を選択して実行するときの表示画面 3 1を示す図である。図 1 4は、カーソルの移動動作を説明するためのフローチヤートである。表示画面 3 1には各ナビゲーシヨン機能を実行するための項目を示す複数のアイコン 2 9 a〜2 9 dと、このアイコン 2 9 a〜2 9 dを指定して実行するためのカーソル 3 0またはポインタなどの指定手段とが表示される。表示画面 3 1には、ナビグーション機能のタイトルおよび項目の選択を促す文章 4 3がさらに表示される。この表示されたカーソル 3 0の動作は、ジョイステイツク 2の操作のみによって行うことができる。なお図 1 3において、二点鎖線は便宜上設けただけであり、実際の表示画面 3 1には表示されない。

図 1 4を参照して、カーソル移動動作を説明する。ステップ s 3 1において、動作を開始し、ステップ s 3 2においてジョイスティック 2の傾動がリミットスィッチ 2 5 a〜 2 5 hによって検出され、ステップ s 3 3においてジョイスティック 2の軸線 2 0方向への押圧がリミットスィツチ 2 6によって検出されると、ステップ s 3 4において、カーソル 3 0の移動速度を速くするように、カーソル移動速度が変更される。またステップ s 3 3においてジョイスティック 2の軸線 2 0方向への押圧がリミツトスィツチ 2 6によって検出されなければ、ステツプ s 3 5においてカーソル移動速度は初期設定の遅いままに維持される。次いでステップ s 3 6において、表示画面 3 1のカーソル 3 0が、設定された力 ^"ソル移動速度で、ジョイスティック 2の傾動方向に移動され、ステップ s 3 7において動作を終了する。ステップ s 3 2においてジョイスティック 2の傾動が検出されなければ、ステップ s 3 7において動作を終了する。

表示画面 3 1にカーソル 3 0が表示された状態において、ジョイスティック 2 を傾動させることによって、表示画面 3 1のカーソル 3 0を移動させることができる。このとき、ユーザから見たジョイスティック 2の傾動方向と、カーソル 3 0の移動方向とは一致している。つまり、ユーザがジョイスティック 2を、矢符 2 2 b方向に傾動させると、表示画面 3 1のカーソル 3 0は、ユーザから見て上方に移動する。たとえば図 1 3に示す例では、カーソル 3 0がアイコン 2 9 bの上のアイコン 2 9 aに移動する。またユーザが、ジョイスティック 2を矢符 2 2 f 方向に傾動させると、表示画面 3 1のカーソル 3 0は、ユーザから見て下方に移動する。たとえば、図 1 3に示す例では、カーソル 3 0がアイコン 2 9 bの下方のアイコン 2 9 cに移動する。

さらに、ジョイスティック 2を傾動させて、表示画面 3 1のカーソル 3 0が移動している最中に、ジョイスティック 2を矢符 2 3方向に押圧することによって、カーソル 3 0の移動速度を変更することができる。ここで、ジョイスティック 2を押圧することによって、カーソル 3 0の移動速度を遅くしてもよいが、移動速度を速くすることが好ましい。このようにカーソル 3 0の移動速度を速くすることによって、カーソル 3 0を目的の項目のアイコンまで速く到達させることができ、使い勝手が向上する。

また、本発明のナビゲーシヨン装置 1では、目的地の電話番号、郵便番号、緯度おょぴ経度情報、並びに特定の場所の位置データをコード化した位置情報であるマップコード（登録商標）に基づいて、目的地までの最適ルートの探索機能を有する。これらの電話番号、郵便番号、緯度および経度情報、並びにマップコードなどの数データも、前述の 3動作可能なジョイスティック 2の操作のみによつて、入力することができる。図 1 5は、電話番号の入力時の表示画面 3 1を示す図である。図 1 6は、電話番号の入力動作を説明するためのフローチャートである。

表示画面 3 1には、たとえば電話番号の各桁に対応した複数のプロック 3 2 a 〜3 2 j と、入力可能状態であることを示すカーソル 3 3とが表示される。表示画面 3 1には、図 1 3の表示画面 3 1において選択された項目に対応する数データの入力を促す文章 4 4が表示される。なお図 1 5において、二点鎖線便宜上設けただけであり、実際の表示画面 3 1には表示されない。 ' 図 1 6を参照して、電話番号の入力動作を説明する。ステップ s 4 1において、動作を開始し、ステップ s 4 2においてジョイスティック 2の傾動がリミットスィッチ 2 5 a〜 2 5 hによって検出されると、ステップ s 4 3において左右のいずれかの方向の傾動であるかが、判断される。ジョイスティック 2の傾動が左方向であれば、ステップ s 4 4において表示画面.3 1のカーソル 3 3力現在存在している桁の左側の桁に相当するブロックに移動する。また。ジョイステイツク 2の傾動が右方向であれば、ステップ s 4 5において表示画面 3 1のカーソル 3 3が、現在存在している桁の右側の桁に相当するブロックに移動する。

ステップ s 4 2において、ジョイスティック 2の傾動が検出されないとき、またはステップ s 4 4， s 4 5においてカーソル 3 3が移動した後、ステップ s 4 6において、ジョイスティック 2の軸線 2 0まわりの回転がロータリエンコーダ 2 4によって検出されたかどうかが判断される。ジョイスティック 2の回転が検出されると、ステップ s 4 7においてジョイスティック 2の回転方向が判断される。回転方向が反時計まわりであるときには、ステップ s 4 8において、カーソル 3 3の存在するプロック 3 2に表示される数字を減算する。また回転方向が反時計まわりであるときには、ステップ s 4 9において、カーソル 3 3の存在するプロック 3 2に表示される数学を加算する。ステップ s 4 6においてジョイスティック 4 6の回転が検出されないとき、またはステップ s 4 8 , 4 9において数字の減算または加算がなされた後、ステツプ s 5 0において、ジョイスティック 2の軸線 2 0方向の押圧がリミツトスイツチ 2 6によって検出されると、ステップ s 5 1において、電話番号の入力が確定され、ステップ s 5 2において動作を終了する。

このように各ブロック 3 2とカーソル 3 3とが表示された状態において、ジョィスティック 2を軸線 2 0まわりに回転させることによって、カーソル 3 3上の数字を 0〜9の間で増減させることができる。このとき、ユーザがジョイスティック 2を軸線 2 0まわりに時計まわり（矢符 2 l b ) に、 3 6 ° 回転させる毎に、表示された数字に 1を加算した数字が表示される。また、ユーザがジョイステイツク 2を軸線 2 0まわりに反時計まわり（矢符 2 l a ) に、 3 6 ° 回転させる毎に、表示された数字から 1を減算した数字が表示される。なお、カーソル 3 3 上の数字が「9」であるとき、ジョイスティック 2が軸線 2 0まわりに時計まわりに回転されると、表示された数字に 1を加算する処理は行われず、「9」が表示されたまま力 \ 「0」が表示される。またカーソル 3 3上の数字が「0」であるとき、ジョイスティック 2が軸線 2 0まわりに反時計まわりに回転されると、表示された数字から 1を減算する処理は行われず、「0」が表示されたままか、「 9」が表示される。

また電話番号入力時に、ジョイスティック 2を傾動させることによって、カーソル 3 3の桁移動を行うことができる。このとき、ジョイスティック 2の傾動方向とカーソル 3 3の移動方向とは一致している。たとえば、ジョイスティック 2 を、ユーザから見て右方向（矢符 2 2 h方向）に傾動させると、カーソル 3 3がユーザから見て右側のプロック 3 2 f に移動する。またジョイスティック 2を、ユーザから見て左方向（矢符 2 2 d方向）に傾動させると、カーソル 3 3がユーザから見て左側のプロック 3 2 dに移動する。なおカーソル 3 3が左端のブロック 3 2 aに存在するときに、ジョイスティック 2がさらに左方向に傾動されるとき、カーソル 3 3はプロック 3 2 aに存在しつづけるか、プロック 3 2 jに移動する。またカーソル 3 3が右端のプロック 3 2 jに存在するときに、ジョイスティック 2がさらに右方向に傾動されるとき、カーソル 3 3はプロック 3 2 jに存在しつづけるカブロック 3 2 aに移動する。

上述のジョイスティック 2の傾動おょぴ回転操作を組み合わせて、電話番号の入力を終了すると、ジョイスティック 2を押圧方向 2 3に押圧することによって、入力された電話番号が確定される。このように電話番号が確定されると、この電話番号の目的地までのルートが探索される。

上述したように、電話番号、郵便番号、緯度および経度情報、並びにマップコードなどの数データの各桁における数字の変更操作と、カーソル 3 3の桁移動操作と、入力された数データの確定操作とを、ジョイスティック 2の操作のみによつて行うことができるので、操作速度が向上する。さらに、各桁の数字の入力に、先行技術のような押圧操作を必要としないので、数字の入力中に誤ってジョイスティックを傾動させて、カーソルが桁移動してしまう操作ミスを防止できる。本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。したがって、前述の実施形態は、あらゆる点で単なる例示に過ぎず、本発明の範囲は、請求の範囲に示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。

さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、すべて本発明の範囲内のものである。 .

【産業上の利用可能性】 '

本発明によれば、予め定める複数の方向への傾動と、軸線まわりの回転と、軸線方向への押圧との 3動作が可能なジョイスティックを備えるので、このジョイスティックの操作に多くのナビゲーシヨン機能を割り当てることができ、先行技術に比較して、リモートコントローラおょぴ操作パネル部のスィツチの数を減少できる。

また本発明によれば、ジョイスティックを軸線まわりに回転させることによつて、表示手段に表示された地図が回転するので、地図の回転操作の違和感を無くすことができる。

また本発明によれば、ジョイスティックには、地図の縮尺を変化させる操作も割り当てられているので、ジョイスティック以外の他の操作デバイス、たとえばスィツチなどに触れる必要がない。

また本発明によれば、ジョイスティックの操作のみで、地図のスクロールと、地図のスクロール速度とを変更することができるので、操作性が向上する。また本発明によれば、ユーザはジョイスティックの操作のみで、各ナビゲーション機能を示す項目を指定するための指定手段を移動させることができるとともに、指定手段の移動速度を変更することができる。これによつて、操作性が向上する。

'また本発明によれば、電話番号、郵便番号、緯度および経度情報または位置情報などの数データの各桁の数字の変更操作と、桁の移動操作と、数データの確定操作とを、 1つのジョイスティックによって行うことができるので、操作性、特に入力速度が向上する。また、各桁の数字の入力に押圧操作を必要としないので、数字の入力中に誤ってジョイスティックを傾動させて、カーソルが桁移動してしまうと言った操作ミスを防止できる。

Claims

請求の範囲

1 . 車両に搭載されるナビゲーシヨン装置であって、

表示手段と、

前記ジョイスティックの動作に応じて前記表示手段の表示状態を変化させる制御手段とを含むことを特徴とするナビグ一ション装置。

2 . 前記表示手段には、地図が表示され、

前記制御手段は、前記ジョイスティックを前記軸線まわりに回転させたとき、前記地図を回転させることを特徴とするナビグーション装置。

3 . 前記表示手段には、地図が表示され、

前記制御手段は、前記ジョイスティックを、前記軸線方向に押圧した状態で、軸線まわりに回転させたとき、前記地図の縮尺を変更させることを特徴とする請求項 1記載のナビゲーシヨン装置。

4 . 前記制御手段は、前記ジョイスティックを前記軸線方向に押圧した状態で、軸線まわりに一方側に回転させたとき、前記地図を、この表示された状態よりも拡大させ、

前記ジョイスティックを軸線方向に押圧した状態で、軸線まわりに他方側に回転させたとき、前記地図を、この表示された状態よりも縮小させることを特徴とする請求項 3記載のナビグーション装置。

5 . 前記表示手段には、地図が表示され、

前記ジョイスティックを傾動させた状態で、軸線方向に押圧したとき、前記地図のスクロール移動速度を変更させることを特徴とする請求項 1記載のナビゲーション装置。

6 . 複数の予め定めるナビゲーシヨン機能を有し、

前記表示手段には、前記ナビゲーシヨン機能に対応する項目と、目的の項目を選択して指定する指定手段とが表示され、

前記制御手段は、前記ジョイスティックを傾動させたとき、前記指定手段を移動させ、前記ジョイスティックを傾動させた状態で軸線方向に押圧したとき、指定手段の移動速度を変更させることを特徴とする請求項 1記載のナビゲーション

7 . 数データを入力するための数データ入力モードを有し、

前記表示手段には、前記数データを入力するためのカーソルが表示され、前記制御手段は、前記ジョイスティックを軸線まわりに回転させたとき、前記カーソル上の数字の増減を行い、

前記ジョイスティックを傾動させたとき、カーソルの桁移動を行い、前記ジョイスティックを軸線方向に押圧したとき、入力した数データを確定させることを特徴とする請求項 1記載のナビゲーシヨン装置。

8 . 前記数データは、電話番号であることを特徴とする請求項 7記載のナビゲーション装置。

9 . 前記数データは、郵便番号であることを特徴とする請求項 7記載のナビゲーション装置。

1 0 . 前記数データは、緯度および経度情報であることを特徴とする請求項 7記載のナビゲーション装置。

1 1 . 前記数データは、特定の場所の位置データをコード化した位置情報であることを特徴とする請求項 7記載のナビゲーション装置。

1 2 . 前記制御手段は、前記ジョイスティックを前記軸線まわりに一方側に回転させたとき、前記カーソル上の数字を増加させ、

前記ジョイスティックを軸線まわりに他方側に回転させたとき、カーソル上の数字を減少させることを特徴とする請求項 7記載のナビゲーシヨン装置。