JP2000347792A

JP2000347792A - 暗証番号入力装置

Info

Publication number: JP2000347792A
Application number: JP15523999A
Authority: JP
Inventors: Eiji Imai; 栄治今井
Original assignee: Nidec Sankyo Corp
Current assignee: Nidec Sankyo Corp
Priority date: 1999-06-02
Filing date: 1999-06-02
Publication date: 2000-12-15

Abstract

(57)【要約】【課題】暗証番号を入力する手の動作に基づいて暗証
番号の見当を付けることを不可能にする。【解決手段】暗証番号の各桁のコードを一桁単位で操
作し入力及び修正可能なボタン２，３と、入力する桁を
選択する桁上げボタン４と桁下げボタン５と、入力され
た全ての桁のコードを同時に表示する暗証番号表示部６
と、入力されたコードをカード処理装置に送信する送信
部８とを具備することで、テンキー等によらずに暗証番
号のセットを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、暗証番号入力装置
に関する。更に詳述すると、本発明は、使用者が手元で
操作する暗証番号入力装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】銀行等に設置されているＡＴＭ（現金自
動預け払い機）などでは、操作メニューの選択ボタンや
入手金の金額表示などを行う操作パネル（タッチパネ
ル）を暗証番号入力装置として兼用しているのが一般的
である。ＡＴＭは通常、ついたて等で仕切られた場所や
小部屋等に設置されると共に、順番待ちの人が並ぶ位置
に対しては一定距離はなれて待つように誘導ロープなど
の目印が設けられており、他人が操作パネルに表示され
た暗証番号や手の動きを盗み見できないように配慮され
ている。

【０００３】一方、近年、銀行のキャッシュカードを使
用して店舗で直接支払いを行う取引（デビットカード取
引）が普及しつつある。この取引では、レジで現金を支
払う代わりに、レジに置かれたカード処理装置のカード
リーダに銀行のキャッシュカードを挿入し、このカード
処理装置に接続された暗証番号入力装置のテンキーを操
作してキャッシュカードの暗証番号を入力する。暗証番
号入力装置は手元での操作が可能なようにカード処理装
置から分離されている。この取引では、買い物代金を銀
行口座から直接引き落とすことが出来るので、現金を持
ち歩く必要が無く、また、クレジットカードとは違って
買い物代金が預金残高で支払い可能な範囲内に限られる
ので、安心して買い物を楽しむことができ、また、便利
である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、店舗に
おいて銀行のキャッシュカードを使用して買い物代金の
支払いを行う場合には、銀行等に設置されたＡＴＭでキ
ャッシュカードを使用する場合に比べて、キャッシュカ
ードの暗証番号を盗まれる可能性が高い。即ち、買い物
代金を支払うレジの周囲には店員や他の買い物客がいる
ので、支払いを行う買い物客は周囲に他人がいる状態で
暗証番号の入力操作を行うことになる。このため、たと
え入力した暗証番号の表示部分を隠して他人に見えない
ようにしても、暗証番号を入力している手の動作までも
見えないようにするのは困難であり、暗証番号入力装置
のテンキーの配置を手がかりにして暗証番号の見当を付
けることが容易である。

【０００５】本発明は、暗証番号を入力する手の動作に
基づいて暗証番号の見当を付けることが不可能な暗証番
号入力装置を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに請求項１記載の発明は、手元で操作する暗証番号入
力装置であって、暗証番号の各桁のコードを一桁単位で
操作し入力及び修正可能なボタンと、入力する桁を選択
する桁上げボタンと桁下げボタンと、入力された全ての
桁のコードを同時に表示する暗証番号表示部と、入力さ
れたコードをカード処理装置に送信する送信部とを具備
したものである。

【０００７】したがって、暗証番号を入力する場合に
は、先ず、桁上げボタン又は桁下げボタンを操作して入
力を行う桁を選択した後、コードを一桁単位で操作し入
力及び修正可能なボタン（数値変更ボタン）を操作す
る。数値変更ボタンの操作によって暗証番号表示部に表
示されている数値のうち選択されている桁の数値が変化
し、この表示を見ながらコードの入力・修正を行う。こ
の桁についてコード入力・修正が終わると、再び桁上げ
ボタン又は桁下げボタンを操作して次にコード入力・修
正を行う桁を選択し、数値ボタンを操作してコードの入
力・修正を行う。そして、同様の操作を繰り返してすべ
ての桁についてコードの入力・修正を行う。テンキー等
のようなコード一つ一つに対応して設けられたボタン
（キー）を操作して暗証番号入力を行うものではないの
で、たとえ手の動きが他人に見えたとしても暗証番号の
見当をつけることは困難である。また、暗証番号表示部
はすべての桁を同時に表示しており、桁上げボタン及び
桁下げボタンによって任意の桁の入力・修正を行うこと
が出来るので、操作性が向上する。この様にして入力さ
れた暗証番号のコードは、送信部からカード処理装置に
送信される。

【０００８】この場合、請求項２記載の暗証番号入力装
置のように、コードは数値若しくはアルファベットであ
り、桁は４桁としても良い。また、請求項３記載の暗証
番号入力装置のように、カード処理装置にケーブルで接
続しても良く、又は、請求項４記載の暗証番号装置のよ
うに、カード処理装置に無線で接続しても良い。

【０００９】また、請求項５記載の暗証番号入力装置
は、暗証番号表示部が反射角度が制限された液晶パネル
からなっている。したがって、液晶パネルに表示された
暗証番号を読み取ることが出来る角度を狭い範囲に限定
することができる。

【００１０】さらに、請求項６記載の発明は、手元で操
作する暗証番号入力装置であって、押すごとに数値が加
算され押し続けると数値の加算速度が速くなり押し方を
ゆるめると加算速度が遅くなるボタンであって暗証番号
のコード４桁全てを操作し入力及び修正可能なプラスボ
タンと、押すごとに数値が減算され押し続けると数値の
減算速度が速くなり押し方をゆるめると減算速度が遅く
なるボタンであって暗証番号のコード４桁全てを操作し
入力及び修正可能なマイナスボタンと、入力された全て
の桁のコードを同時に表示する暗証番号表示部と、入力
されたコードをカード処理装置に送信する送信部とを具
備している。

【００１１】したがって、プラスボタン又はマイナスボ
タンを操作することで、暗証番号表示部に表示される４
桁のコードを変更することができる。プラスボタン又は
マイナスボタンを１回押すごとに４桁のコードは１つず
つ増加又は減少する。また、プラスボタン又はマイナス
ボタンをある程度押し続けると、４桁のコードの変化速
度が早くなり、短時間で４桁のコードを所望の値にする
ことができる。即ち、プラスボタン又はマイナスボタン
をある程度押し続けることで４桁のコードを大まかに調
整し、その後プラスボタン又はマイナスボタンを細かく
押すことで４桁のコードを所定の番号に一致させて暗証
番号を入力する。テンキー等のようなコード一つ一つに
対応して設けられたボタン（キー）を操作して暗証番号
入力を行うものではないので、たとえ手の動きが他人に
見えたとしても暗証番号の見当をつけることは困難であ
る。また、暗証番号表示部は４桁すべてを同時に表示す
るので、操作性が向上する。この様にして入力された暗
証番号は、送信部からカード処理装置に送信される。

【００１２】この場合、請求項７記載の暗証番号入力装
置のように、コードは数値若しくはアルファベットとし
ても良い。この様にすることで、数値若しくはアルファ
ベットを暗証番号として使用しているものに対応するこ
とが出来る。

【００１３】また、請求項８記載の暗証番号入力装置の
ように、カード処理装置にケーブルで接続しても良く、
請求項９記載の暗証番号入力装置のように、カード処理
装置に無線で接続しても良い。

【００１４】また、請求項１０記載の暗証番号入力装置
は、暗証番号表示部が反射角度が制限された液晶パネル
からなっている。したがって、液晶パネルに表示された
暗証番号を読み取ることが出来る角度を狭い範囲に限定
することができる。

【００１５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
最良の形態に基づいて詳細に説明する。

【００１６】図１及び図２に、本発明の暗証番号入力装
置の実施形態の一例を示す。暗証番号入力装置１は、手
元で操作するものであって、暗証番号の各桁のコードを
一桁単位で操作し入力及び修正可能なボタン（数値変更
ボタン）２，３と、入力する桁を選択する桁上げボタン
４と桁下げボタン５と、入力された全ての桁のコードを
同時に表示する暗証番号表示部６と、入力されたコード
をカード処理装置７に送信する送信部８とを具備してい
る。各桁のコードは数値若しくはアルファベットであ
り、桁は４桁である。また、数値変更ボタンとして、数
値を加算方向に変更する数値増加ボタン２と、数値を減
算方向に変更する数値減少ボタン３を備えている。さら
に、入力取消ボタン（やり直しボタン）９及び入力了解
ボタン１０を備えている。

【００１７】各ボタン２〜５，９，１０、暗証番号表示
部６は、暗証番号入力装置１の操作面１ａに配置されて
いる。暗証番号表示部６の周囲には壁１１が形成されて
おり、暗証番号表示部６が周囲から見えないようになっ
ている。また、暗証番号表示部６は反射角度が制限され
た液晶パネルから成っている。これらのため、暗証番号
表示部６に表示されている暗証番号が周辺にいる他の者
から読みとれないようになっている。

【００１８】この暗証番号入力装置１は、カード処理装
置７にケーブル１２で接続されている。カード処理装置
７は、例えば買い物代金の支払いを行うレジの近くに置
かれており、電話線等を利用したネットワーク１３を通
じて決済センター１４のコンピュータに接続されてい
る。このカード処理装置７は、カードリーダ１５、表示
部１６、プリンタ１７、キーパッド１８等を備えてい
る。

【００１９】次に、暗証番号入力装置１を使用して暗証
番号を入力する手順を図３に示す。

【００２０】先ず最初に、暗証番号入力装置１はカード
処理装置７によって初期化される（ステップＳ２１）。
初期化された状態では、暗証番号表示部６には例えば
「００００」と表示される。ただし、初期化状態で表示
する数値はこれに限るものではなく、任意の数値として
も良い。また、数値を表示せずに「・・・・」等の暗証
番号とは無関係の記号等を表示しても良い。

【００２１】次に、桁上げボタン４又は桁下げボタン５
（入力桁移動ボタン）を操作し、入力桁を選択する（ス
テップＳ２２）。選択されている入力桁にはカーソル１
９が表示される。なお、入力を行いたい桁が既に選択さ
れている場合には、桁上げボタン４又は桁下げボタン５
の操作を行わずにステップＳ２３に進む。ステップＳ２
３では、数値増加ボタン２，数値減少ボタン３を操作し
て数値をセットする。例えば表示されている数値を１だ
け増やす場合には数値増加ボタン２を短く１度押し、表
示されている数値を１だけ減らす場合には数値減少ボタ
ン３を短く１度押せば良い。また、ボタン２，３を押し
続けていると、表示されている数値は速い速度で増加又
は減少する。各桁ごとに表示されている数値を所望の値
にセットし、４桁すべてをセットするまでステップＳ２
４からステップＳ２２に戻り、上述の操作を繰り返し行
う。

【００２２】４桁すべての数値をセットし終えると、ス
テップＳ２５に進んでセットした数値の修正が必要か否
かを判断する。そして、一部の数値の修正が必要な場合
には、ステップＳ２６からステップＳ２２に戻り、修正
が必要な桁を選択して数値をセットし直す（ステップＳ
２２，Ｓ２３）。また、４桁すべての数値の修正が必要
な場合には、入力取消ボタン（やり直しボタン）９を操
作して４桁すべての数値を初期化（ステップＳ２７）し
た後、ステップＳ２２に戻ってセットをし直す。

【００２３】一方、入力した数値の修正が必要ない場合
には、ステップＳ２５からステップＳ２８に進み、入力
了解ボタン１０を操作する。これにより、入力されたコ
ードが送信部８からカード処理装置７に送信されると共
に初期化され、処理が終了する。

【００２４】このようにして暗証番号のコードをセット
するために、テンキー等のようなコード一つ一つに対応
して設けられたボタン（キー）の操作を行う必要がない
ので、たとえ手の動きが他人に見えてしまってもその動
きから暗証番号の見当を付けることは困難である。ま
た、暗証番号表示部６は４桁すべてを同時に表示できる
ので、４桁すべての表示を確認しながらコード入力・修
正を行うことができ、さらには桁上げボタン４と桁下げ
ボタン５によって任意桁の数値の修正を行うことが出来
るので、操作性に優れている。

【００２５】なお、入力されたコードは、装置全体の電
源が投入された場合、入力了解ボタン１０を操作してセ
ットされたコードをカード処理装置７に送信した場合、
入力取消ボタン９を操作してセットされたコードを取り
消した場合、一定時間キー入力が実施されなかった場合
等に初期化される。

【００２６】次に、図４に基づいてカード処理装置７を
使用した処理手順について説明する。買い物客が買い物
代金の決済を銀行のキャッシュカードで行う場合、ま
ず、キャッシュカードを店員に渡し（ステップＳ３
１）、店員は預かったキャッシュカードをカード処理装
置７のカードリーダ１５に挿入する（ステップＳ３
２）。次に、買い物客は暗証番号入力装置１を使用して
上述の手順でキャッシュカードの暗証番号を入力し（ス
テップＳ３３）、店員がカード処理装置７を操作して所
定の処理を行う（ステップＳ３４）。これにより、カー
ド処理装置７は決済センター１４のコンピュータと交信
して買い物代金の決済処理を行う（ステップＳ３５）。
この後、カード処理装置７は決済処理の完了を表示部１
６に表示し、買い物代金の決済が終了したことを店員と
買い物客に知らせる（ステップＳ３６）。店員は処理の
完了したキャッシュカードを買い物客に返却する（ステ
ップＳ３７）。これにより、キャッシュカードを使用し
た代金の支払いが終了する。

【００２７】なお、上述の暗証番号入力装置１では、暗
証番号の各桁ごとにコードセットを別々に行うようにし
ていたが、４桁すべてをまとめてコードセットを行うよ
うにしても良い。このようにした暗証番号入力装置１の
例を図５に基づいて説明する。この暗証番号入力装置１
は、手元で操作するものであって、押すごとに数値が加
算され押し続けると数値の加算速度が速くなり押し方を
ゆるめると加算速度が遅くなるボタンであって暗証番号
のコード４桁全てを操作し入力及び修正可能なプラスボ
タン４０と、押すごとに数値が減算され押し続けると数
値の減算速度が速くなり押し方をゆるめると減算速度が
遅くなるボタンであって暗証番号のコード４桁全てを操
作し入力及び修正可能なマイナスボタン４１と、入力さ
れた全ての桁のコードを同時に表示する暗証番号表示部
６と、入力されたコードをカード処理装置７に送信する
送信部８とを備えている。各桁のコードは数値若しくは
アルファベットである。また、入力取消ボタン９及び入
力確定ボタン４２を備えている。

【００２８】各ボタン４０，４１，９，４２、暗証番号
表示部６は、暗証番号入力装置１の操作面１ａに配置さ
れている。暗証番号表示部６の周囲には壁１１が形成さ
れており、周囲から見えないようになっている。また、
暗証番号表示部６は反射角度が制限された液晶パネルか
ら成っている。これらのため、暗証番号表示部６に表示
されている暗証番号を周囲にいる他の者が見ることが出
来ないようになっている。この暗証番号入力装置１は、
カード処理装置７に例えばケーブル１２で接続されてい
る。

【００２９】この暗証番号入力装置１では、プラスボタ
ン４０を操作することで表示されている４桁の数値が１
ずつ増加し、マイナスボタン４１を操作することで表示
されている４桁の数値が１ずつ減少する。また、これら
のボタン４０，４１をある程度押し続けると数値の加算
速度又は減算速度が速くなり、数値が４桁であっても短
時間で入力を完了することができる。

【００３０】プラスボタン４０，マイナスボタン４１を
操作して４桁のコード入力・修正を行った後、入力確定
ボタン４２を操作する。ただし、入力確定ボタン４２を
１回押した後であっても、次に入力取消ボタン９を押す
ことで入力した数値が初期化され、入力のし直しを行う
ことが出来る。一方、入力確定ボタン４２を２回続けて
押すことで、入力されたコードが送信部８からカード処
理装置７に送信される。そして、送信後に暗証番号表示
部６のコード表示は消え、次に使用する人には暗証番号
が見えないようになっている。なお、数値入力を行った
後に入力確定ボタン４２を押さずに操作を中断した場合
には、例えば操作されない状態が１分間続くと入力され
ている数値は自動的に初期化され、セキュリティ性を向
上させている。

【００３１】なお、上述の形態は本発明の好適な形態の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、上述の各暗証番号入力装置１はカード処理
装置７にケーブル１２によって接続していたが、カード
処理装置７に無線で接続するようにしても良い。

【００３２】また、上述の各暗証番号入力装置１は、表
示されている数値を加算するボタン２，４０と減算する
ボタン３，４１の両方を備えているが、加算するボタン
と減少するボタンのいずれか一方を備えていれば良い。

【００３３】また、暗証番号のコードとしては数値のみ
に限るものではなく、アルファベットでも良く、あるい
は、数値とアルファベットの両方であっても良いことは
勿論である。アルファベットに対応可能とすることで、
暗証番号の組合せを多くすることができる。

【００３４】また、桁上げボタン４と桁下げボタン５を
備えた暗証番号入力装置１では、両方のボタン４，５を
備えている必要はなく、いずれか一方を備えていれば良
い。

【００３５】また、図６に示すように、各ボタン２〜５
を十字ボタン４３にまとめても良い。この場合、十字ボ
タン４３の上下に数値変更ボタン２，３を、左右に入力
桁移動ボタン４，５を配置することが好ましい。また、
十字ボタン４３を短く押せば（例えば２回）入力了解ボ
タン１０の操作、長く押せば（例えば１回）入力取消ボ
タン９の操作を行った場合と同様の機能を持たせても良
い。

【００３６】さらに、各ボタンの機能をダイヤルによっ
て置き換えても良い。例えば、一方向にダイヤルを回し
た場合に数値変更を行い、逆方向にダイヤルを回した場
合に入力桁移動を行うようにし、ダイヤル自体を短く押
し込み操作（例えば２回）することで入力了解、長く押
し込み操作（例えば１回）することで入力取消するよう
にしても良い。

【００３７】

【発明の効果】以上説明したように、請求項１記載の暗
証番号入力装置では、暗証番号の各桁のコードを一桁単
位で操作し入力及び修正可能なボタンと、入力する桁を
選択する桁上げボタンと桁下げボタンと、入力された全
ての桁のコードを同時に表示する暗証番号表示部と、入
力されたコードをカード処理装置に送信する送信部とを
具備しているので、テンキー等のようなコード一つ一つ
に対応して設けられたボタン（キー）を操作しなくても
暗証番号をセットすることができる。このため、暗証番
号をセットしている手の動きに基づいて暗証番号の見当
をつけることが困難であり、暗証番号の盗難に対する安
全性を向上させることができる。また、暗証番号表示部
はすべての桁を同時に表示し、桁上げボタン及び桁下げ
ボタンによって任意の桁の入力・修正を行うことが出来
るので、操作性を向上させることが出来る。さらに、テ
ンキー等を備える場合に比べてボタン数を減らすことが
出来るので、製造コストを安くすることが出来る。

【００３８】この場合、請求項２記載の暗証番号入力装
置のように、コードは数値若しくはアルファベットであ
り、桁は４桁としても良い。また、請求項３記載の暗証
番号入力装置のように、カード処理装置にケーブルで接
続しても良く、又は、請求項４記載の暗証番号装置のよ
うに、カード処理装置に無線で接続しても良い。

【００３９】また、請求項５記載の暗証番号入力装置で
は、暗証番号表示部が反射角度が制限された液晶パネル
からなっているので、液晶パネルに表示された暗証番号
を読み取ることが出来る角度を狭い範囲に限定すること
ができ、暗証番号の盗難に対する安全性を更に高めるこ
とが出来る。

【００４０】さらに、請求項６記載の暗証番号入力装置
では、押すごとに数値が加算され押し続けると数値の加
算速度が速くなり押し方をゆるめると加算速度が遅くな
るボタンであって暗証番号のコード４桁全てを操作し入
力及び修正可能なプラスボタンと、押すごとに数値が減
算され押し続けると数値の減算速度が速くなり押し方を
ゆるめると減算速度が遅くなるボタンであって暗証番号
のコード４桁全てを操作し入力及び修正可能なマイナス
ボタンと、入力された全ての桁のコードを同時に表示す
る暗証番号表示部と、入力されたコードをカード処理装
置に送信する送信部とを具備しているので、テンキー等
のようなコード一つ一つに対応して設けられたボタンを
操作しなくても暗証番号をセットすることができる。こ
のため、暗証番号をセットしている手の動きに基づいて
暗証番号の見当をつけることが困難であり、暗証番号の
盗難に対する安全性を向上させることができる。また、
暗証番号表示部はすべての桁を同時に表示するので、操
作性を向上させることが出来る。さらに、テンキー等を
備える場合に比べてボタン数を減らすことが出来るの
で、製造コストを安くすることが出来る。

【００４１】この場合、請求項７記載の暗証番号入力装
置のように、コードは数値若しくはアルファベットとし
ても良い。また、請求項８記載の暗証番号入力装置のよ
うに、カード処理装置にケーブルで接続しても良く、請
求項９記載の暗証番号入力装置のように、カード処理装
置に無線で接続しても良い。

【００４２】また、請求項１０記載の暗証番号入力装置
では、暗証番号表示部が反射角度が制限された液晶パネ
ルからなっているので、液晶パネルに表示された暗証番
号を読み取ることが出来る角度を狭い範囲に限定するこ
とができ、暗証番号の盗難に対する安全性をさらに高め
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の暗証番号入力装置の実施形態の一例を
示す正面図である。

【図２】本発明の暗証番号入力装置が接続されたカード
処理装置を示す正面図である。

【図３】本発明の暗証番号入力装置を使用した暗証番号
入力作業の手順を示す流れ図である。

【図４】買い物代金の決済を銀行のキャッシュカードを
使用して行う手順の例を示す流れ図である。

【図５】本発明の暗証番号入力装置の他の実施形態を示
す正面図である。

【図６】本発明の暗証番号入力装置の更に他の実施形態
を示す正面図である。

【符号の説明】

１暗証番号入力装置２数値増加ボタン３数値減少ボタン４桁上げボタン５桁下げボタン６暗証番号表示部８送信部１２ケーブル４０プラスボタン４１マイナスボタン

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】手元で操作する暗証番号入力装置であっ
て、暗証番号の各桁のコードを一桁単位で操作し入力及
び修正可能なボタンと、入力する桁を選択する桁上げボ
タンと桁下げボタンと、入力された全ての桁のコードを
同時に表示する暗証番号表示部と、入力されたコードを
カード処理装置に送信する送信部とを具備したことを特
徴とする暗証番号入力装置。
【請求項２】上記コードは数値若しくはアルファベッ
トであり、桁は４桁であることを特徴とする請求項１記
載の暗証番号入力装置。
【請求項３】カード処理装置にケーブルで接続したこ
とを特徴とする請求項１又は２記載の暗証番号入力装
置。
【請求項４】カード処理装置に無線で接続したことを
特徴とする請求項１又は２記載の暗証番号入力装置。
【請求項５】暗証番号表示部は反射角度が制限された
液晶パネルからなることを特徴とする請求項１から４の
いずれかに記載の暗証番号入力装置。
【請求項６】手元で操作する暗証番号入力装置であっ
て、押すごとに数値が加算され押し続けると数値の加算
速度が速くなり押し方をゆるめると加算速度が遅くなる
ボタンであって暗証番号のコード４桁全てを操作し入力
及び修正可能なプラスボタンと、押すごとに数値が減算
され押し続けると数値の減算速度が速くなり押し方をゆ
るめると減算速度が遅くなるボタンであって暗証番号の
コード４桁全てを操作し入力及び修正可能なマイナスボ
タンと、入力された全ての桁のコードを同時に表示する
暗証番号表示部と、入力されたコードをカード処理装置
に送信する送信部とを具備したことを特徴とする暗証番
号入力装置。
【請求項７】上記コードは数値若しくはアルファベッ
トであることを特徴とする請求項６記載の暗証番号入力
装置。
【請求項８】カード処理装置にケーブルで接続したこ
とを特徴とする請求項６又は７記載の暗証番号入力装
置。
【請求項９】カード処理装置に無線で接続したことを
特徴とする請求項６又は７記載の暗証番号入力装置。
【請求項１０】暗証番号表示部は反射角度が制限され
た液晶パネルからなることを特徴とする請求項６から９
のいずれかに記載の暗証番号入力装置。