JP2007148658A - パスワード入力装置およびパスワード入力方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 一般の利用者がパスワード入力に戸惑うことなく、ショルダーサーフィンによるパスワードの盗難がされ難いパスワード入力装置およびパスワード入力方法を提供すること。
【解決手段】 入力値一部分表示領域34aおよびスライド用入力操作部34b,34cを表示するパスワード入力画面34と、パスワード入力画面34を表示するパスワード入力画面表示操作部16と、入力値表36の入力値表示部分をスライドさせて表示する入力値表示部分スライド手段C8Bと、入力値を検出する入力値選択検出部材16bと、入力値を検出する選択入力値検出記憶手段C8Cと、選択入力値を一時記憶する選択入力値一時記憶メモリC8C1と、パスワードを記憶するパスワード記憶メモリC8D1と、選択入力値がパスワードとして正しいか否かを判別するパスワード判別手段C8Dと、を有するパスワード入力装置4。
【選択図】 図2

Description

本発明は、銀行や信用金庫、郵政公社等のATM(Automated Teller Machine)等のパスワードを入力要求するパスワード装置およびパスワード入力方法に関し、特にタッチパネルが装着された表示器に表示されるアイコンによりパスワードを入力するパスワード装置およびパスワード入力方法に関する。
銀行や信用金庫、郵政公社等のATM(Automated Teller Machine)等は、不正使用防止のため、暗証番号(パスワード)を入力する操作が要求される。しかし、従来の暗証番号入力方法では、利用者のパスワード入力時にショルダーサーフィン(肩越しに暗証番号やパスワードを盗み見ること)により他者に暗証番号を盗み見られるおそれがある。
前記ショルダーサーフィンを防止するための技術としては、次の特許文献(J01)記載の技術が従来公知である。
(J01)特許文献1(特開2003−330888号公報)記載の技術
特許文献1には、円形に沿って0〜1の数字キーを、数字の順序に規則性を持たせて一方向に配列すると共に、基本となる0の数字キーを他の数字キーと識別できるように色を異ならせたキーパターンを作り、このキーパターンを表示部1に表示して暗証番号を入力させ、1桁数字を入力する毎に、数字の並びに規則性を替えることなく数字の位置をずらすように制御する技術が記載されている。
特開2003−330888号公報(段落番号「0020」〜「0021」、第2図等参照)
(前記(J01)特許文献1記載の技術の問題点)
前記特許文献1記載の技術では、円形に沿って規則性をもたせた数字の入力に伴って、入力者の意思に関係なく自動で数字の位置がずれるので、一般の利用者にとっては不自然に感じるおそれがあり、操作性が低下する問題点がある。
さらに、暗証番号が数字(0〜9)である場合は、円形に沿って全ての数字(0〜9)を表示することもできるが、カナ、英語、記号等の入力値(入力要素)が多数必要なパスワードである場合、円形に沿って表示することが困難という問題もある。
本発明は、前述の事情に鑑み、次の記載内容(O01)を技術的課題とする。
(O01)一般の利用者がパスワード入力に戸惑うことなく、且つショルダーサーフィン等によるパスワードの盗難がされにくいパスワード入力装置およびパスワード入力方法を提供すること。
(本発明)
次に、前記課題を解決した本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施の形態の具体例(実施例)の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。また、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
(第1発明)
前記技術的課題を解決するために、第1発明のパスワード入力装置は、下記の構成要件(A01)〜(A09)を備えたことを特徴とする。
(A01)パスワード入力画面表示操作部(16)が操作された時にパスワード入力画面(34)を表示する表示器(16a)、
(A02)所定の規則性を持って複数の異なる入力値が配置された入力値表36,41〜44,36′,42′,42″)の一部分が所定のスライド方向にスライド可能に表示される入力値一部分表示領域(34a)が表示された前記パスワード入力画面(34)、
(A03)前記入力値一部分表示領域(34a)に表示される前記入力値表の一部分である入力値表示部分をスライドさせるスライド用入力操作部(34b,34c)、
(A04)前記スライド用入力操作部(34b,34c)が操作された時に前記操作に応じて前記入力値一部分表示領域(34a)に表示された前記入力値表(36,41〜44,36′,42′,42″)の一部分である前記入力値表示部分がスライドしたときに前記入力値表(36,41〜44,36′,42′,42″)の前記一部分に隣接して配置された他の部分を前記入力値一部分表示領域(34a)にスライドさせて表示する入力値表示部分スライド手段(C8B)、
(A05)前記入力値一部分表示領域(34a)に表示された前記入力値が選択されたことを検出する入力値選択検出部材(タッチパネル、16b)、
(A06)前記入力値選択検出部材(16b)の検出信号に応じて前記選択された入力値を検出する選択入力値検出記憶手段(C8C)、
(A07)前記選択入力値検出記憶手段(C8C)により検出された選択入力値を選択された順に一時記憶する選択入力値一時記憶メモリ(C8C1)、
(A08)パスワードを記憶するパスワード記憶メモリ(C8D1)、
(A09)前記選択入力値一時記憶メモリ(C8C1)に記憶された選択入力値が前記パスワードとして正しいか否かを判別するパスワード判別手段(C8D)。
(第1発明の作用)
前記構成要件(A01)〜(A08)を備えた第1発明のパスワード入力装置では、パスワード入力画面表示操作部(16)は、操作された時にパスワード入力画面(34)を表示する。
前記パスワード入力画面(34)は、所定の規則性を持って複数の異なる入力値が配置された入力値表(36,41〜44,36′,42′,42″)の一部分が所定のスライド方向にスライド可能に表示される入力値一部分表示領域(34a)と、前記入力値一部分表示領域(34a)に表示される前記入力値表(36,41〜44,36′,42′,42″)の一部分である入力値表示部分をスライドさせるスライド用入力操作部(34b,34c)とが表示される。

表示器(16a)は、パスワード入力画面表示操作部(16)が操作された時にパスワード入力画面(34)を表示する。
前記パスワード入力画面(34)には、所定の規則性を持って複数の異なる入力値が配置された入力値表36,41〜44,36′,42′,42″)の一部分が所定のスライド方向にスライド可能に表示される入力値一部分表示領域(34a)が表示される。
スライド用入力操作部(34b,34c)は、前記入力値一部分表示領域(34a)に表示される前記入力値表の一部分である入力値表示部分をスライドさせる。
入力値表示部分スライド手段(C8B)は、前記スライド用入力操作部(34b,34c)の操作時に前記操作に応じて前記入力値一部分表示領域(34a)に表示された前記入力値表(36,41〜44,36′,42′,42″)の一部分である前記入力値表示部分がスライドしたときに、前記入力値表(36,41〜44,36′,42′,42″)の前記一部分に隣接して配置された他の部分を前記入力値一部分表示領域(34a)にスライドさせて表示する。
入力値選択検出部材(16b)は、前記入力値一部分表示領域(34a)に表示された前記入力値が選択されたことを検出する。
選択入力値検出記憶手段(C8C)は、前記入力値選択検出部材(16b)の検出信号に応じて前記選択された入力値を検出する。
選択入力値一時記憶メモリ(C8C1)は、前記選択入力値検出記憶手段(C8C)により検出された選択入力値を選択された順に一時記憶する。
パスワード記憶メモリ(C8D1)は、パスワードを記憶する。
パスワード判別手段(C8D)は、前記選択入力値一時記憶メモリ(C8C1)に記憶された選択入力値が前記パスワードとして正しいか否かを判別する。
前述の第1発明のパスワード入力装置(4)は、入力値表(36,41〜44,36′,42′,42″)の複数の入力値が所定の規則性を持って配置されているため、一般の利用者がパスワード入力に戸惑うことがない。前記入力値一部分表示領域(34a)に表示される入力値表示部分は、前記入力値表(36,41〜44,36′,42′,42″)の一部分であるため、カナ、英語、記号等の入力要素(アイコン等)が多数必要なパスワードでも省スペースで実施可能である。
第1発明のパスワード入力装置(4)の利用者は、所望の方向に前記入力値一部分表示領域(34a)に表示された入力値表(36,41〜44,36′,42′,42″)の入力値表示部分をスライドさせることができるので、前記入力値表示部分をスライドさせてもパスワード入力を違和感なく実行することができる。さらに、前記入力値一部分表示領域(34a)の入力値表示部分をスライドさせることにより、特定の位置に固定の入力値がないため、ショルダーサーフィン等によるパスワードの盗難を低減させることができる。
(第1発明の形態1)
第1発明の形態1のパスワード入力装置は、前記第1発明において、下記の構成要件(A010)を備えたことを特徴とする。
(A010)前記パスワード入力画面表示操作部(16)の操作時に表示されるパスワード入力画面(34)において最初に表示される前記入力値表(36,41〜44,36′,42′,42″)の一部分を、ランダムに設定する入力値表初期表示部分設定手段(C8A)。
(第1発明の形態1の作用)
前記構成要件(A010)を備えた第1発明の形態1のパスワード入力装置では、入力値表初期表示部分設定手段(C8A)は、前記パスワード入力画面表示操作部(16)の操作時に表示されるパスワード入力画面(34)において最初に表示される前記入力値表(36,41〜44,36′,42′,42″)の一部分を、ランダムに設定する。
前述の第1発明の形態1のパスワード入力装置(4)は、パスワード入力画面(34)において最初に表示される前記入力値表(36,41〜44,36′,42′,42″)の一部分がランダムに設定されるため、特定の位置に固定の入力値がないので、ショルダーサーフィン等によるパスワードの盗難を低減させることができる。さらに、パスワード入力操作後のパスワード入力画面(34)において、入力跡(パスワード入力画面表示操作部16上の指紋等)によるパスワード推測が困難になるため、パスワード盗難を低減させることができる。
(第1発明の形態2)
第1発明の形態2のパスワード入力装置は、前記第1発明または第1発明の形態1において、下記の構成要件(A011),(A012)を備えたことを特徴とする。
(A011)前記入力値一部分表示領域(34a)に表示される前記入力値表(36,41〜44,36′,42′,42″)の一部分を、左右方向、上下方向、または斜め方向のうちの、少なくとも1つの方向にスライドさせる前記スライド用入力操作部(34b,34c)、
(A012)前記スライド方向が明示されたスライド用入力操作部(34b,34c)。
(第1発明の形態2の作用)
前記構成要件(A011),(A012)を備えた第1発明の形態2のパスワード入力装置では、前記スライド用入力操作部(34b,34c)は、前記入力値一部分表示領域(34a)に表示される前記入力値表(36,41〜44,36′,42′,42″)の一部分を、左右方向、上下方向、または斜め方向のうちの、少なくとも1つの方向にスライドさせる。前記スライド用入力操作部(34b,34c)は、前記スライド方向が明示される。
前述の第1発明の形態2のパスワード入力装置(4)は、左右方向、上下方向、または斜め方向等の種々の方向に操作することができるため、パスワード入力時の操作性が向上する。さらに、カナ、英語、記号等の入力要素(アイコン等)が多数必要なパスワードの場合は、選択したい入力値の検索が容易になる。
(第1発明の形態3)
第1発明の形態3のパスワード入力装置は、前記第1発明または第1発明の形態1もしくは2において、下記の構成要件(A013)を備えたことを特徴とする。
(A013)前記入力値表(36,41〜44,36′,42′,42″)の外端に配置された入力値が前記入力値一部分表示領域(34a)に表示された場合には、表示された入力値が外端に配置された入力値であることを表示する外端入力値表示手段(C8E)。
(第1発明の形態3の作用)
前記構成要件(A013)を備えた第1発明の形態3のパスワード入力装置では、外端入力値表示手段(C8E)は、前記入力値表(36,41〜44,36′,42′,42″)の外端に配置された入力値が前記入力値一部分表示領域(34a)に表示された場合には、表示された入力値が外端に配置された入力値であることを表示する。
前述の第1発明の形態3のパスワード入力装置(4)は、前記入力値表(36,41〜44,36′,42′,42″)の外端が利用者に明示されているため、入力値表示部分をスライドさせる方向を容易に判断することができる。このため、パスワード入力に戸惑うことがない。
(第1発明の形態4)
第1発明の形態4のパスワード入力装置は、前記第1発明または第1発明の形態1ないし3のいずれかにおいて、下記の構成要件(A014)を備えたことを特徴とする。
(A014)前記パスワード入力画面(34)に重ねて配置されたタッチパネル(16b)により構成された前記入力値選択検出部材(16b)。
(第1発明の形態4の作用)
前記構成要件(A014)を備えた第1発明の形態4のパスワード入力装置では、前記入力値選択検出部材(16b)は、前記パスワード入力画面(34)に重ねて配置されたタッチパネル(16b)により構成されている。したがって、前記パスワード入力画面(34)に表示された入力値をユーザの指先などで選択すると、タッチパネル(16b)により、前記入力値が選択されたことを検出することができる。
(第2発明)
第2発明のパスワード入力方法は、下記の工程(B01)〜(B06)を備えたことを特徴とする。
(B01)所定の規則性を持って複数の異なる入力値が配置された入力値表(36,41〜44,36′,42′,42″)の一部分を所定のスライド方向にスライド可能に表示する入力値一部分表示工程、
(B02)前記入力値一部分表示領域(34a)に表示された前記入力値表(36,41〜44,36′,42′,42″)の一部分である入力値表示部分をスライドさせる入力値表示部分スライド工程、
(B03)前記入力値一部分表示領域(34a)に表示された前記入力値が選択されたことを検出する入力値選択検出工程、
(B04)前記入力値選択検出部材(16b)の検出信号に応じて前記選択された入力値を検出する選択入力値検出工程
(B05)前記選択された入力値である選択入力値を選択された順に一時記憶する選択入力値一時記憶工程、
(B06)前記選択入力値一時記憶メモリ(C8C1)に記憶された選択入力値がパスワード記憶メモリ(C8D1)に記憶されたパスワードとして正しいか否かを判別するパスワード判別工程。
(第2発明の作用)
前記工程(B01)〜(B06)を備えた第2発明のパスワード入力方法では、入力値一部分表示工程は、所定の規則性を持って複数の異なる入力値が配置された入力値表(36,41〜44,36′,42′,42″)の一部分を所定のスライド方向にスライド可能に表示する。
入力値表示部分スライド工程は、前記入力値一部分表示領域(34a)に表示された前記入力値表(36,41〜44,36′,42′,42″)の一部分である入力値表示部分をスライドさせる。
入力値選択検出工程は、前記入力値一部分表示領域(34a)に表示された前記入力値が選択されたことを検出する。
選択入力値検出工程は、前記入力値選択検出部材(16b)の検出信号に応じて前記選択された入力値を検出する。
選択入力値一時記憶工程は、前記選択された入力値である選択入力値を選択された順に一時記憶する。
パスワード判別工程は、前記選択入力値一時記憶メモリ(C8C1)に記憶された選択入力値がパスワード記憶メモリ(C8D1)に記憶されたパスワードとして正しいか否かを判別する。
前述の第2発明のパスワード入力方法は、入力値表(36,41〜44,36′,42′,42″)の複数の入力値が所定の規則性を持って配置されているため、一般の利用者がパスワード入力に戸惑うことがない。前記入力値一部分表示領域(34a)に表示される入力値表示部分は、前記入力値表(36,41〜44,36′,42′,42″)の一部分であるため、カナ、英語、記号等の入力要素(アイコン等)が多数必要なパスワードでも省スペースで実施可能である。
また、第2発明のパスワード入力方法は、利用者の所望する方向に前記入力値一部分表示領域(34a)の入力値表示部分をスライドさせることができるので、前記利用者がパスワード入力を違和感なく実行することができる。さらに、前記入力値一部分表示領域(34a)の入力値表示部分をスライドさせることにより、特定の位置に固定の入力値がないため、ショルダーサーフィン等によるパスワードの盗難を低減させることができる。
前述の本発明は、下記の効果(E01)を奏する。
(E01)利用者がパスワード入力に戸惑うことなく、且つショルダーサーフィン等によるパスワードの盗難がされにくいパスワード入力装置およびパスワード入力方法を提供することができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
図1は実施例1のパスワード入力装置の説明図である。
図1において、取引履歴情報管理システムSは、金融機関の情報管理センターに設置され、金融機関の顧客情報や金銭情報を管理する従来公知のデータベースサーバ1を有する。前記データベースサーバ1は、専用の通信回線2を介して、コンビニエンスストア3の店舗内に設置されたATM(パスワード入力装置、現金自動預払機)4や、その他の場所(銀行の各支店や施設内のキャッシュコーナー等)に配置されたATM6に接続されている。なお、実施例1の取引履歴情報管理システムSでは、データベースサーバ1と各ATM4,6との間は情報を暗号化して送受信している。
前記データベースサーバ1は、コンピュータ本体H1、ディスプレイH2、キーボード(入力装置)H3、マウス(入力装置)H4、図示しないHDドライブ(ハードディスクドライブ)、CDドライブ(コンパクトディスクドライブ)、およびFDドライブ(フレキシブルディスクドライブ)等により構成されている。
前記ATM4,6は、キャッシュカードが出し入れされるカード出入口11と、利用明細票が出力される利用明細票排出口12と、紙幣を出し入れするための紙幣出入口13と、硬貨を出し入れするための硬貨出入口14と、ユーザの入力を受け付けると共にユーザの入力に応じて所定の画像が表示される表示器16aに重ねて配置されたタッチパネル(入力値選択検出部材)16bと、テンキーや「確認」キー、「訂正」キー等で構成された入力キー17とを有する。また、ATM4,6の内部には、投入された金銭または引き出し用の金銭が収容される金銭収容部や、金銭を計数する金銭計数装置4b(後述の図2参照)、利用明細票の印刷装置4d、カード出入装置4c、金銭出入口13,14を開閉する金銭出入口開閉装置4a等が配置されている。なお、金融機関の各店舗等に設置されたATM6は、従来公知のATMにより構成されており、通帳を出し入れするための通帳出入口18が設けられている。
前記表示器16aおよびタッチパネル16bにより、実施例1の暗証番号入力画面表示操作部(パスワード入力画面表示操作部)16が構成されている。
(ATM4の機能)
図2は前記図1に示すパスワード入力装置としてのATMの機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。
図2において、ATM4のコントローラは、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、ハードディスクやROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびにクロック発振器等を有している。
前記構成のATM4は、前記ハードディスクやROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
前記ATM4のハードディスクドライブ等には、表示器16aの画面表示面に重ねて配置されたタッチパネル16bからの入力に応じて、通信回線2やケーブルを介して情報を送受信したり、表示器16aに画像を表示するATM制御プログラム(取引履歴照会プログラム)Pが記憶されている。前記ATM制御プログラムPは、次の各機能実現手段(プログラムモジュール)を有している。前記ATM制御プログラムPの各種機能を実現する機能実現手段を次に説明する。
(ATM制御プログラムPの機能)
C1:画面表示手段
画面表示手段C1は、取引初期画面表示手段C1Aと、カード挿入要求画面表示手段C1Bと、カード受付不能画面表示手段C1Cと、暗証番号入力画面表示手段C1Dと、暗証番号不一致画面表示手段C1Eとを有し、ユーザの入力や通信回線2を介して受信した情報に応じた画面を表示器16aに表示する。なお、表示器16aの画像表示面には、タッチパネル16bが重ねて配置されている。
図3は実施例1のATMの表示器に表示される画面の説明図であり、図3Aは取引初期画面の説明図、図3Bはカード挿入要求画面の説明図、図3Cはカード受付不能画面の説明図、図3Dは暗証番号不一致画面の説明図である。
図4は実施例1のATMの表示器に表示される画面の説明図であり、図4Aは暗証番号入力画面の説明図、図4Bは入力値表の説明図である。
C1A:取引初期画像表示手段
取引初期画像表示手段C1Aは、取引が開始される前にATM4の表示器16aに取引初期画面31(図3A参照)を表示する。実施例1の取引初期画面31は、金銭の預入処理を開始するための預入アイコン31aと、金銭の引出処理を開始するための引出アイコン31bと、残高照会の処理を開始するための残高照会アイコン31cと、を有する。
C1B:カード挿入要求画面表示手段
カード挿入要求画面表示手段C1Bは、前記取引初期画面31(図3A参照)で各種入力がされて取引が開始された場合にキャッシュカードの挿入を促すカード挿入告知画像32(図3B参照)を表示器16aに表示する。実施例1のカード挿入要求画面32は、取引を中止(キャンセル)するキャンセルアイコン32aを有する。
C1C:カード受付不能画面表示手段
カード受付不能画面表示手段C1Cは、挿入されたカードが未対応の金融機関のカードである場合等でカードを受け付けることができないことを告知するカード受付不能画面33(図3C参照)を表示する。
C1D:暗証番号入力画面表示手段
暗証番号入力画面表示手段C1Dは、引出や残高照会の取引を行う場合に、認証用の暗証番号を入力するための暗証番号入力画面34(図4A参照)を表示する。図4Aにおいて、実施例1の暗証番号入力画面34は、暗証番号の入力値表36(図4B参照)の一部が表示される入力値一部分表示領域34aと、前記入力値一部分表示領域34aに表示される入力値表36の入力値(0〜9,*,♯)の一部分(入力値表示部分)をユーザの入力により上側または下側にスライドさせる上側スライド用アイコン(スライド用入力操作部)34bおよび下側スライド用アイコン(スライド用入力操作部)34cと、入力値が選択された場合に図形または記号等(例えば「Δ」)が表示される暗証番号表示欄34dと、暗証番号入力を中止するためのキャンセルアイコン34eと、ユーザが暗証番号入力を確認したことを入力するための確認アイコン34fと、を有している。
なお、前記入力値一部分表示領域34aには、図4Bに示す入力値表36の入力値(0〜9,*,♯)の一部が表示される。前記入力値表36の入力値は、縦4行、横3列のマトリクスに0〜9,*,♯の入力値が所定の規則性を持って配置されている。
C1E:暗証番号不一致画面表示手段
暗証番号不一致画面表示手段C1Eは、ユーザの入力ミス等により入力した暗証番号が前記データベースサーバ1に記憶(登録)されている暗証番号と一致しなかった場合に暗証番号が不一致であることを告知する暗証番号不一致画面37(図3D参照)を表示する。
C2:金銭出入口開閉制御手段
金銭出入口開閉制御手段C2は、預入や引出時に金銭出入口開閉装置4aを制御して、金銭出入口13,14を開放、閉塞する。
C3:金銭計数装置制御手段
金銭計数装置制御手段C3は、預入や引出時に金銭計数装置4bを制御して、預け入られた紙幣や引き出す紙幣を計数する。
C4:カード出入制御手段
カード出入制御手段C4は、キャッシュカードが挿入されたか否かを判別するカード挿入判別手段C4Aと、挿入されたキャッシュカードが受付可能なカードであるか否かを判別するカード受付判別手段C4Bとを有し、預入、引出等の取引を行う時にカード出入装置4cを制御して、カード出入口11からカードを出入する。
C5:利用明細票印刷制御手段
利用明細票印刷制御手段C5は、預入や引出の取引が終了した場合や残高照会で印刷を指定した場合に、利用明細票印刷装置4dを制御して、取引内容に応じた利用明細票を印刷して利用明細票排出口12(図1参照)から排出する。
C6:ATM側情報送信手段
ATM側情報送信手段C6は、預入情報照会手段C6Aと、引出情報照会手段C6Bと、残高照会手段C6Cと、取引履歴照会手段C6Dと、を有し、ユーザの入力に応じてデータベースサーバ1との間で所定の情報を送受信する。
C6A:預入情報照会手段
預入情報照会手段C6Aは、データベースサーバ1に対して口座番号や暗証番号等の情報を含む前記預入情報を送信し、預入情報の照会(問合せ)を行う。
C6B:引出情報照会手段
引出情報照会手段C6Bは、データベースサーバ1に対して口座番号や暗証番号、引出金額等の情報を含む前記引出情報を送信し、引出情報の照会(問合せ)を行う。
C6C:残高照会手段
残高照会手段C6Cは、データベースサーバ1に対して口座番号や暗証番号等の情報を含む前記残高照会情報を送信し、残高の照会(問合せ)を行う。
C6D:取引履歴照会手段
取引履歴照会情報送信手段C6Dは、データベースサーバ1に対して口座番号や暗証番号等の情報を含む前記取引履歴情報を送信し、取引履歴の照会(問合せ)を行う。
C7:ATM側情報受信手段
ATM側情報受信手段C7は、預入照会結果受信手段C7Aと、引出照会結果受信手段C7Bと、残高照会結果受信手段C7Cと、取引履歴照会結果受信手段C7Dとを有し、データベースサーバ1から送信された各種照会結果を受信し、記憶する。
C7A:預入照会結果受信手段
預入照会結果受信手段C7Aは、データベースサーバ1から送信された前記預入照会結果を受信する。
C7B:引出照会結果受信手段
引出照会結果受信手段C7Bは、データベースサーバ1から送信された前記引出照会結果を受信する。
C7C:残高照会結果受信手段
残高照会結果受信手段C7Cは、データベースサーバ1から送信された前記残高照会結果を受信する。
C7D:取引履歴照会結果受信手段
取引履歴照会結果受信手段C7Dは、データベースサーバ1から送信された前記取引履歴照会結果を受信する。
C8:暗証番号入力手段
暗証番号入力手段C8は、入力値初期表示部分設定手段C8Aと、入力値表示部分スライド手段C8Bと、選択入力値検出記憶手段C8Cと、パスワード判別手段C8Dと、外端入力値表示手段C8Eとを有している。
C8A:入力値初期表示部分設定手段
入力値初期表示部分設定手段C8Aは、暗証番号(パスワード)入力時に表示される暗証番号入力画面(パスワード入力画面)34(図4A参照)において、入力値一部分表示領域34aのa1に表示する初期入力値(1,4,7)をランダムに設定する。
C8B:入力値表示部分スライド手段
入力値表示部分スライド手段C8Bは、前記暗証番号入力画面34において、上側スライド用アイコン34bまたは下側スライド用アイコン34cが入力された場合、その入力に応じて前記入力値一部分表示領域34aに表示された入力値(0〜9,*,♯)を上側または下側にスライドさせて、前記表示された入力値に隣接して配置された他の部分の入力値を前記入力値一部分表示領域34aに表示する。
C8C:選択入力値検出記憶手段
選択入力値検出記憶手段C8Cは、選択入力値一時記憶メモリC8C1を有している。前記選択入力値検出記憶手段C8Cは、前記暗証番号入力画面34において、前記タッチパネル16bの検出信号に応じて選択(入力)された入力値(0〜9,*,♯)を検出する。選択された前記入力値は、前記選択入力値一時記憶メモリC8C1に選択された順に一時記憶される。
C8D:パスワード判別手段
パスワード判別手段C8Dは、パスワードを記憶するパスワード記憶メモリC8D1を有している。前記パスワード判別手段C8Dは、前記選択入力値一時記憶メモリC8C1に一時記憶されたパスワード(入力値)が前記パスワード記憶メモリC8D1に記憶されたパスワードと同一か否かを判別する。
C8E:外端入力値表示手段
外端入力値表示手段C8Eは、前記暗証番号入力画面34において、前記入力値一部分表示領域34aのa1(図4A参照)の入力値が「1」の場合、前記上側スライド用アイコン34bを白抜きにして無効にする。前記入力値一部分表示領域34aのa1の入力値が「7」の場合、前記下側スライド用アイコン34cを白抜きにして無効にする。
したがって、前記外端入力値表示手段C8Eは、前記入力値表36のスライド方向外端(上端または下端)に配置された入力値が前記入力値一部分表示領域34aに表示された場合には、表示された入力値が外端に配置された入力値であることを表示する。
(実施例1のフローチャートの説明)
(ATMのフローチャートの説明)
図5は実施例1のATMのメインフローチャートである。
図5のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記ATM4のROMまたはハードディスク等に記憶されたプログラムに従って行われる。
図5に示すメインフローチャートはATM4の電源オンにより開始される。
図5のST1において、表示器16a(図2参照)に取引初期画面(図3A参照)31を表示する。
ST2において、前記取引初期画面31でアイコン31a〜31cが選択されたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST2を繰り返し実行し、イエス(Y)の場合はST3に移る。
ST3において、前記表示器16aにカード挿入要求画面(図3B参照)32を表示する。
ST4において、カード出入口11にカードが挿入されたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST5に移り、イエス(Y)の場合はST6に移る。
ST5において、前記カード挿入要求画面32のキャンセルアイコン32aが選択されたか否かを判別する。ノー(N)の場合は前記ST4に戻り、イエス(Y)の場合は前記ST1に戻る。
ST6において、前記カード出入口11から挿入されたカードが受付可能なカードか否かを判別する。ノー(N)の場合はST7に移り、イエス(Y)の場合はST8に移る。
ST7において、前記表示器16aにカード受付不能画面(図3C参照)33を表示し、ST10に移る。
ST8において、前記ST2で入力(選択)されたアイコンが取引初期画面31の預入アイコン31aか否かを判別する。ノー(N)の場合はST11に移り、イエス(Y)の場合はST9に移る。
ST9において、預入処理を実行し、前記ST10に移る。なお、前記預入処理は、一般的に使用されているATMの預入処理と同様であるため、詳細な説明については省略する。
ST10において、挿入されたカードを前記カード出入口11から排出し、前記ST1に戻る。
ST11において、暗証番号入力処理を実行する。なお、前記暗証番号入力処理は、後述の図6(ST11のサブルーチン)において説明する。
ST12において、前記ST11で入力された暗証番号が前記パスワード記憶メモリC8D1(図2参照)に記憶された暗証番号(パスワード)と同一か否かを判別する。ノー(N)の場合はST13に移り、イエス(Y)の場合はST14に移る。
ST13において、前記表示器16aに暗証番号不一致画面37(図3D参照)を表示して、前記ST10に移る。
ST14において、前記ST2で入力(選択)されたアイコンが取引初期画面31の引出アイコン31bか否かを判別する。ノー(N)の場合はST16に移り、イエス(Y)の場合はST15に移る。
ST15において、引出処理を実行し、前記ST10に移る。なお、前記引出処理は、一般的に使用されているATMの処理と同様であるため、詳細な説明については省略する。
ST16において、残高照会処理を実行し、前記ST10に移る。なお、前記残高照会処理は、一般的に使用されているATMの処理と同様であるため、詳細な説明については省略する。
(図5のST11の暗証番号入力処理のサブルーチンの説明)
図6は実施例1の暗証番号入力処理のサブルーチンであり、前記図5のST11のサブルーチンである。
図6のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記ATM4のROMやハードディスク等に記憶されたプログラムに従って行われる。
図6のST21において、乱数を発生させて値Rを取得する。
ST22において、MOD(R,3)=0か否かを判別する。すなわち、前記MOD(R,3)=0は、前記ST21で取得した値Rを3で割った時の余りが0であることを意味する。ノー(N)の場合はST24に移り、イエス(Y)の場合はST23に移る。
ST23において、入力値「1」を入力値表示領域34aの「a1」に設定して暗証番号入力画面34(図4A参照)を表示器16aに表示して、ST27に移る。
ST24において、MOD(R,3)=1か否かを判別する。すなわち、前記MOD(R,3)=1は、前記ST21で取得した値Rを3で割った時の余りが1であることを意味する。ノー(N)の場合はMOD(R,3)=2であることを意味し、この場合はST26に移り、イエス(Y)の場合はST25に移る。
ST25において、入力値「4」を入力値表示領域34aの「a1」に設定して暗証番号入力画面34を表示器16aに表示して、ST27に移る。
前記MOD(R,3)=2の場合であるST26において、入力値「7」を入力値表示領域34aの「a1」に設定して暗証番号入力画面34を表示器16aに表示して、ST27に移る。
ST27において、前記暗証番号入力画面34の確認アイコン34fが入力されたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST28に移り、イエス(Y)の場合は前記図5のST12に移る。
ST28において、前記暗証番号入力画面34のキャンセルアイコン34eが入力されたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST29に移り、イエス(Y)の場合は前記図5のST1に戻る。
ST29において、前記入力値一部分表示領域34aに表示中の入力値が選択されたか否かをタッチパネル16b(図2参照)の検出信号により判別する。ノー(N)の場合はST31に移り、イエス(Y)の場合はST30に移る。
ST30において、選択された入力値を前記タッチパネル16bの検出信号と前記入力値一部分表示領域34aに表示中の入力値とにより検出して一時記憶メモリC8C1に記憶し、暗証番号表示欄34dに図形「Δ」を表示する。そして、前記ST27に戻る。
ST31において、前記暗証番号入力画面34の上側スライド用アイコン34bが選択(入力)されたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST35に移り、イエス(Y)の場合はST32に移る。
ST32において、次の処理(1),(2)を実行して、ST33に移る。
(1)下側スライド用アイコン34cが無効の場合は有効にする。
(2)前記入力値一部分表示領域34aに表示される前記入力値表36(図4B参照)の表示部分を上側に一行スクロールさせる。
ST33において、入力値一部分表示領域34aの「a1」に表示された入力値が「1」か否かを判別する。ノー(N)の場合は前記ST27に戻り、イエス(Y)の場合はST34に移る。
ST34において、上側スライド用アイコン34bを白抜きにして無効にする。そして、前記ST27に戻る。
ST35において、下側スライド用アイコン34cが選択(入力)されたか否かを判別する。ノー(N)の場合は前記ST27に戻り、イエス(Y)の場合はST36に移る。
ST36において、次の処理(1),(2)を実行して、ST37に移る。
(1)上側スライド用アイコン34bが無効の場合は有効にする。
(2)前記入力値一部分表示領域34aに表示される前記入力値表36(図4B参照)の表示部分を下側に一行スクロールさせる。
ST37において、入力値一部分表示領域34aの「a1」に表示された入力値が「7」か否かを判別する。ノー(N)の場合は前記ST27に戻り、イエス(Y)の場合はST38に移る。
ST38において、下側スライド用アイコン34cを白抜きにして無効にする。そして、前記ST27に戻る。
前記ST21〜26において、前記表示器16aに暗証番号入力画面を表示する際、前記入力値一部分表示領域34aに表示する前記入力値表36の一部分(表示部分)をランダムに設定する入力値表示部分ランダム設定工程が実行される。
前記ST23,25,26において、所定の規則性を持って複数の異なる入力値が配置された入力値表36(図4B参照)の一部分が所定のスライド方向にスライド可能に表示される入力値一部分表示領域34aと、前記入力値一部分表示領域34aに表示される前記入力値表36の一部分である入力値表示部分をスライドさせる上側スライド用アイコン34bおよび下側スライド用アイコン34cと、が表示される実施例1の暗証番号入力画面表示工程(パスワード入力画面表示工程)が実行される。
前記ST31,32,35,36において、前記上側スライド用アイコン34bまたは下側スライド用アイコン34cが操作された時に前記操作に応じて前記入力値一部分表示領域34aに表示された前記入力値表36の一部分である前記入力値表示部分がスライドしたときに前記入力値表36の前記一部分に隣接して配置された他の部分を前記入力値一部分表示領域34aにスライドさせて表示する入力値表示部分スライド工程が実行される。
前記ST29において、前記入力値一部分表示領域34aに表示された前記入力値が選択されたことを検出する入力値選択検出工程と、前記タッチパネル16bの検出信号とそのとき前記入力値一部分表示領域34aに表示中の入力値とに応じて前記選択された入力値を検出する選択入力値検出手工程と、が実行される。
前記ST30において、前記選択された入力値である選択入力値を選択された順に一時記憶する選択入力値一時記憶工程が実行される。
前記図5のST12において、前記選択入力値一時記憶メモリC8C1(図2参照)に記憶された選択入力値がパスワード記憶メモリC8D1に記憶されたパスワードとして正しいか否かを判別するパスワード判別工程が実行される。
実施例1のパスワード入力方法は、前記入力値表示部分ランダム設定工程、暗証番号入力画面表示工程、入力値表示部分スライド工程、入力値選択検出工程、選択入力値検出手工程、選択入力値一時記憶工程およびパスワード判別工程等を有している。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1のATM(パスワード入力装置)4では、入力値表36が所定の入力規則を維持しているため、入力値一部分表示領域34aに表示される入力値が一部分でも、一般の利用者がパスワード入力に戸惑うことがない。
前記ATM4の利用者は、上側スライド用アイコン34bまたは下側スライド用アイコン34cを操作することにより、自分の意志で前記入力値一部分表示領域34aに表示される入力値表36の表示部分をスライドさせることができるので、入力値表示部分をスライドさせてもパスワード入力を戸惑うことなく実行することができる。
前記入力値一部分表示領域34aに表示される入力値表36の表示部分をスライドさせた際、前記入力値表36の外端(すなわち、a1部に表示された入力値が1または7のとき)が前記入力値一部分表示領域34aに表示されると、上側スライド用アイコン34bまたは下側スライド用アイコン34cを白抜きにして操作無効とするので、前記利用者に外端が明示されるのでパスワード入力に戸惑うことがない。
前記暗証番号入力画面34(図4A参照)において、最初に表示される前記入力値表36の表示部分がランダムに設定されるため、特定の位置に固定の入力値がない。さらに、前記入力値一部分表示領域34aの入力値表示部分を利用者がスライドさせることにより、ショルダーサーフィン等によるパスワードの盗難を低減させることができる。また、パスワード入力操作後の前記暗証番号入力画面34において、入力跡(暗証番号入力画面34表面上の指紋等)によるパスワード推測が困難になるため、パスワード盗難を低減させることができる。
(実施例1の変更例1)
図7は前記実施例1の図4に対応する図で前記実施例1の変更例1のATM(パスワード入力装置)の説明図であり、図7Aは変更例1の暗証番号入力画面の要部拡大図、図7Bは変更例1の入力値表の説明図である。
なお、この実施例1のATMの変更例1の説明において、前記実施例1のATMの構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例1の変更例1は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
前記実施例1では、暗証番号の入力値として数字を使用したが、変更例1では、入力値としてカナが使用されている。なお、前記カナとしては、平仮名を使用しているが片仮名を使用することが可能である。
図7Aにおいて、変更例1のATMの暗証番号入力画面34には、前記上側スライド用アイコン34bの上側に上側大幅スライド用アイコン34b′が配置されており、前記下側スライド用アイコン34cの下側に下側大幅スライド用アイコン34c′が配置されている。
前記入力値一部分表示領域34aの下側には、入力値表41(図7B参照)の表示部分を左側に1列スライドさせる左側スライド用アイコン34gと、前記入力値表41の表示部分を右側に1列スライドさせるための右側スライド用アイコン34hと、が配置されている。
前記左側スライド用アイコン34gの左側には、左側大幅スライド用アイコン34g′が配置されており、前記右側スライド用アイコン34hの右側には、右側大幅スライド用アイコン34h′が配置されている。
図7Bにおいて、実施例1の変更例1のATMの入力値表41には、入力値としてカナ(平仮名)を使用しており、縦10行、横10列のマトリクスにカナの入力値が所定の規則性を持って配置されている。
前記入力値一部分表示領域34aには、縦5行、横5列のマトリクスに前記入力値表41の一部分が表示される。
(実施例1の変更例1の作用)
実施例1の変更例1のATM(パスワード入力装置)4では、前記暗証番号入力画面34において、前記上側大幅スライド用アイコン34b′、下側大幅スライド用アイコン34c′、左側大幅スライド用アイコン34g′および右側大幅スライド用アイコン34h′のいずれかを利用者が選択(入力)することにより、前記選択に応じて上下左右のいずれかに大幅(例えば5列または5行)にスライドさせることができる。したがって、入力要素(アイコン等)が多数必要なパスワードとしてカナ(平仮名)を採用した場合でも、左側大幅スライド用アイコン34g′および右側大幅スライド用アイコン34h′により、大幅にスライドさせることができるため、選択したい入力値(カナ)を前記入力値一部分表示領域34aに短時間で表示して選択可能となるので、利便性を損なわずにパスワード入力ができる。
さらに、実施例1の変更例1のATM(パスワード入力装置)4では、前記入力値一部分表示領域34aに表示される入力値表示部分は、入力値表41の一部分であるため入力要素(アイコン等)が多数必要なパスワードとしてカナ(平仮名)を採用した場合でも省スペースで実施可能である。
その他、実施例1の変更例1のATM4は、前記実施例1のATM4と同様の作用効果(ショルダーサーフィン等によるパスワードの盗難を低減させる等)を奏する。
(実施例1の変更例2)
図8は実施例1の変更例2〜4のATMの説明図であり、図8Aは実施例1の変更例2のATMの暗証番号入力画面の要部拡大図、図8Bは変更例2のATMの入力値表の説明図、図8Cは変更例3のATMの暗証番号入力画面の要部拡大図、図8Dは変更例4のATMの暗証番号入力画面の要部拡大図である。
なお、この実施例1の変更例2の説明において、前記実施例1の変更例1(図7参照)の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例1の変更例2のATMは、下記の点で前記実施例1の変更例1のATMと相違しているが、他の点では前記実施例1の変更例1と同様に構成されている。
図8Aにおいて、実施例1の変更例2の暗証番号入力画面34には、前記図7Aに示す変更例1の左側スライド用アイコン34g、右側スライド用アイコン34h、左側大幅スライド用アイコン34g′および右側大幅スライド用アイコン34h′が設けられていない。
図8Bにおいて、実施例1の変更例2の入力値表42は、縦15行、横5列のマトリクスにカナ(平仮名)の入力値が所定の規則性を持って配置されている。
図8Aにおいて、前記入力値一部分表示領域34aには、縦3行、横5列のマトリクスに前記入力値表42の一部分が表示される。
その他、実施例1の変更例2のATM4は、前記実施例1の変更例1のATM4と同様の作用効果(ショルダーサーフィン等によるパスワードの盗難を低減させる等)を奏する。
(実施例1の変更例3)
図8Cに示すこの実施例1の変更例3のATMの説明において、前記実施例1の変更例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例1の変更例3は、下記の点で前記実施例1の変更例1と相違しているが、他の点では前記実施例1の変更例1と同様に構成されている。
図8Cにおいて、実施例1の変更例3のATMの入力値一部分表示領域34aには、縦3行、横3列のマトリクスに前記変更例1の入力値表42(図8B参照)と同様の入力値表の一部分が表示される。
その他、実施例1の変更例3のATM4は、前記実施例1の変更例1のATM4と同様の作用効果(ショルダーサーフィン等によるパスワードの盗難を低減させる等)を奏する。
(実施例1の変更例4)
図8Dに示すこの実施例1の変更例4のATMの説明において、前記実施例1の変更例3の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例1の変更例4は、下記の点で前記実施例1の変更例3と相違しているが、他の点では前記実施例1の変更例3と同様に構成されている。
図8Dに示す実施例1の変更例4のATMにおいて、前記左側スライド用アイコン34g、右側スライド用アイコン34h、左側大幅スライド用アイコン34g′および右側大幅スライド用アイコン34h′は、入力値一部分表示領域34aの右側に配置されている。また、前記スライド用アイコン(34b,34b′,34c,34c′,34g,34g′,34h,34h′)は、十字型に配置されている。
その他、実施例1の変更例4のATM4は、前記実施例1の変更例3のATM4と同様の作用効果(ショルダーサーフィン等によるパスワードの盗難を低減させる等)を奏する。
(実施例1の変更例5)
図9は実施例1の変更例5のATMの説明図であり、図9Aは暗証番号入力画面の要部拡大図、図9Bは実施例1の変更例5の入力値表の説明図である。
なお、この実施例1の変更例5の説明において、前記実施例1の変更例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例1の変更例5は、下記の点で前記実施例1の変更例1と相違しているが、他の点では前記実施例1の変更例1と同様に構成されている。
前記実施例1の変更例1では、入力値としてカナを使用したが、実施例1の変更例5では、入力値として英語のアルファベット文字が使用されている。
図9Aにおいて、実施例1の変更例5のATMでは、前記図7Aの変更例1に示す暗証番号表示画面34に上側スライド用アイコン34b、上側大幅スライド用アイコン34b′、下側スライド用アイコン34cおよび下側大幅スライド用アイコン34c′が設けられていない。
図9Bにおいて、実施例1の変更例5のATMの入力値表43は、英語のアルファベット文字の入力値が所定の規則性を持って配置(キーボード状に配置)されている。
図9Aにおいて、前記入力値一部分表示領域34aには、前記図9Bに示す英語のアルファベット文字、数字等の入力値表43の一部分が表示される。
その他、実施例1の変更例5のATM4は、前記実施例1の変更例1のATM4と同様の作用効果(ショルダーサーフィン等によるパスワードの盗難を低減させる等)を奏する。
(実施例1の変更例6)
図10は実施例1の変更例6〜7のATMの説明図であり、図10Aは実施例1の変更例6のATMの暗証番号入力画面の要部拡大図、図10Bは変更例6の入力値表の説明図、図10Cは実施例1の変更例7のATMの暗証番号入力画面の要部拡大図、図10Dは変更例7の入力値表42′の説明図である。
なお、この実施例1の変更例6のATMの説明において、前記実施例1の図4に示す構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例1の変更例6は、下記の点で図4に示す前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図10Aにおいて、実施例1の変更例6のATMの暗証番号入力画面34には、前記図4に示す実施例1の上側スライド用アイコン34bおよび下側スライド用アイコン34cが設けられていない。
前記ATM4の表示器16a(図1参照)の下側には、前記入力値一部分表示領域34aに表示される入力値表の表示部分を左右方向にスライドさせるためのスライドバー19が設けられている。
図10Bに示す変更例6の入力値表36′は、前記実施例1の図4Bに示す入力値表を反時計方向に90°回転させた状態で書く入力値の位置を上下方向に入替えたものに相当する。
前記スライドバー19を利用者が操作することにより、前記入力値一部分表示領域34aに表示される入力値表の表示部分を利用者の望む方向にスライドさせることができる。このため前記利用者は、入力値表示部分を所望の方向にスライドさせながら、パスワード入力を実行することができる。
その他、実施例1の変更例6のATM4は、前記実施例1のATM4と同様の作用効果(ショルダーサーフィン等によるパスワードの盗難を低減させる等)を奏する。
(実施例1の変更例7)
図10Cに示すこの実施例1の変更例7のATMの説明において、前記実施例1の変更例4の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例1の変更例7は、下記の点で前記実施例1の変更例4と相違しているが、他の点では前記実施例1の変更例4(図8B、図8D参照)と同様に構成されている。
図10Cに示す実施例1の変更例7おいて、暗証番号入力画面34には、前記スライド用アイコン(34b,34b′,34c,34c′,34g,34g′,34h,34h′)が設けられていない。前記ATM4の表示器16aの右側には、前記入力値一部分表示領域34aに表示される入力値表の表示部分を八方向にスライド可能なスライドバー19′が設けられている。
図10Dに示す変更例7の入力値表42′は、前記変更例4の図8Bに示す入力値表42を反時計方向に90°回転させた状態で各入力値の位置を上下方向に入替えたものに相当する。
前記スライドバー19′を利用者が操作することにより、前記入力値一部分表示領域34aに表示される入力値表の表示部分を利用者の望む方向にスライドさせることができる。このため前記利用者は、入力値表示部分を所望の方向にスライドさせながら、パスワード入力を違和感なく実行することができる。
その他、実施例1の変更例7のATM4は、前記実施例1の変更例4のATM4と同様の作用効果(ショルダーサーフィン等によるパスワードの盗難を低減させる等)を奏する。
(実施例1の変更例8)
図11は実施例1の変更例8〜10のATMの説明図であり、図11Aは実施例1の変更例8の暗証番号入力画面の要部拡大図、図11Bは実施例1の変更例8の入力値表の説明図、図11Cは実施例1の変更例9の要部拡大図、図11Dは変更例9のATMの入力表の説明図、図11Eは実施例1の変更例10の要部拡大図である。
なお、図11A、図11Bに示すこの実施例1の変更例8の説明において、前記実施例1変更例6(図10A、図10B参照)の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この図11A、図11Bに示す実施例1の変更例8は、下記の点で図10A、図10Bに示す前記実施例1の変更例6と相違しているが、他の点では前記実施例1の変更例6と同様に構成されている。
図11Aにおいて、実施例1の変更例8の表示器16aの右側には、前記入力値一部分表示領域34aに表示される入力値表44(図11B参照)の表示部分を上下方向にスライドさせるためのスライドバー19″が設けられている。
図11Bにおいて、実施例1の変更例8の入力値表44は、縦2行、横5列のマトリクスに数字の入力値が所定の規則性を持って配置されている。
図11Aにおいて、前記入力値一部分表示領域34aには、縦1行、横5列のマトリクスに前記入力値表44の一部分が表示される。前記入力値一部分表示領域34aの上側と下側には、前記表示された入力値表44の一部分に隣接する入力値の一部が表示される。
前記図10A、図10Bに示す実施例1の変更例6では、前記入力値表の外端の入力値が前記入力値一部分表示領域34aに表示されると、前記外端の入力値側にスライドさせることができなかったが、実施例1の変更例8では、前記外端の入力値側にスライドさせると前記入力値表がループして表示される。
前記スライドバー19″を利用者が操作することにより、前記入力値一部分表示領域34aに表示される入力値表の表示部分を利用者の望む方向にスライドさせることができる。その際、前記表示された入力値表44の一部分に隣接する入力値の一部が表示されているため、利用者が前記スライドバー19″を操作することにより次に表示される入力値を知ることができる。このため、一般の利用者がパスワード入力に戸惑うことがない。
その他、実施例1の変更例8のATM4は、前記実施例1の変更例6のATM4と同様の作用効果(ショルダーサーフィン等によるパスワードの盗難を低減させる等)を奏する。
(実施例1の変更例9)
図11Cに示すこの実施例1の変更例9の説明において、前記実施例1の変更例7(図10C、図10D参照)の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例1の変更例9は、下記の点で前記実施例1の変更例7と相違しているが、他の点では前記実施例1の変更例7と同様に構成されている。
図11Dに示すこの変更例9のATMの入力値表42″は、前記図10Dに示す変更例7の入力値表42′の右側5列の文字(濁音、半濁音の文字)を省略したものに相当する。
前記実施例1の変更例7では、前記入力値表の外端の入力値が前記入力値一部分表示領域34aに表示されると、前記外端の入力値側にスライドさせることができなかったが、実施例1の変更例9のATMでは、前記外端の入力値側にスライドさせると前記入力値表42″がループして表示される。
図11Cにおいて、前記外端の入力値とループした入力値とが前記入力値一部分表示領域34aに表示された場合、実施例1の変更例9の外端入力値表示手段C8E(図2参照)により、前記外端の入力値とループした入力値との間に2重線a2が表示される。このため、一般の利用者がパスワード入力に戸惑うことがない。
その他、実施例1の変更例9のATM4は、前記実施例1の変更例7のATM4と同様の作用効果(ショルダーサーフィン等によるパスワードの盗難を低減させる等)を奏する。
(実施例1の変更例10)
この実施例1の変更例10の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図11Eに示すこの実施例1の変更例10は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
実施例1の変更例10の暗証番号表示画面34には、前記入力値一部分表示領域34aの右側に上側スライド用アイコン34bおよび下側スライド用アイコン34cが設けられていない。前記入力値一部分表示領域34aの下側には、入力値表36の表示部分を左右方向にスライドさせるための左側スライド用アイコン34gおよび右側スライド用アイコン34hが設けられている。
また、前記実施例1では、前記入力値表36の外端の入力値が前記入力値一部分表示領域34aに表示されると、前記外端の入力値側にスライドさせることができなかったが、実施例1の変更例10では、前記外端の入力値側にスライドさせると前記入力値表36がループして表示される。
図11Eにおいて、前記入力値一部分表示領域34aには、縦4行、横2列のマトリクスに前記入力値表36の一部分が表示される。前記入力値一部分表示領域34aの左側と右側には、前記表示された入力値表36の一部分に隣接する入力値の一部が表示される。このため、利用者は、前記左側スライド用アイコン34gまたは右側スライド用アイコン34hを選択(入力)する際、次に表示される入力値を知ることができる。
また、前記外端の入力値とループした入力値とが前記入力値一部分表示領域34aに表示された場合、実施例1の変更例10の外端入力値表示手段C8E(図2参照)により、前記外端の入力値とループした入力値との間に隙間a2が表示される。このため、一般の利用者がパスワード入力に戸惑うことがない。
その他、実施例1の変更例10のATM4は、前記実施例1のATM4と同様の作用効果(ショルダーサーフィン等によるパスワードの盗難を低減させる等)を奏する。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01),(H02)を下記に例示する。
(H01)前記実施例1および実施例の変更例1〜10において、パスワード入力装置のパスワード入力画面表示操作部16を表示器16aに隣接して配置されたキーやボタンにより構成することも可能である。
(H02)前記実施例1および実施例の変更例1〜10において、パスワード入力方法およびパスワード入力装置をATMに適用させたがこれに限定されず、マンションの出入口の扉、画像形成装置およびPC(パーソナルコンピュータ)等の暗証番号を入力するパスワード入力装置に適用することが可能である。なお、前記パスワード入力装置としてPC(パーソナルコンピュータ)の場合には、キーボード、マウス、タブレット等がパスワード入力画面表示操作部として使用される。
図1は実施例1のパスワード入力装置の説明図である。 図2は前記図1に示すパスワード入力装置としてのATMの機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。 図3は実施例1のATMの表示器に表示される画面の説明図であり、図3Aは取引初期画面の説明図、図3Bはカード挿入要求画面の説明図、図3Cはカード受付不能画面の説明図、図3Dは暗証番号不一致画面の説明図である。 図4は実施例1のATMの表示器に表示される画面の説明図であり、図4Aは暗証番号入力画面の説明図、図4Bは入力値表の説明図である。 図5は実施例1のATMのメインフローチャートである。 図6は実施例1の暗証番号入力処理のサブルーチンであり、前記図5のST11のサブルーチンである。 図7は前記実施例1の図4に対応する図で前記実施例1の変更例1のATM(パスワード入力装置)の説明図であり、図7Aは変更例1の暗証番号入力画面の要部拡大図、図7Bは変更例1の入力値表の説明図である。 図8は実施例1の変更例2〜4のATMの説明図であり、図8Aは実施例1の変更例2のATMの暗証番号入力画面の要部拡大図、図8Bは変更例2のATMの入力値表の説明図、図8Cは変更例3のATMの暗証番号入力画面の要部拡大図、図8Dは変更例4のATMの暗証番号入力画面の要部拡大図である。 図9は実施例1の変更例5のATMの説明図であり、図9Aは暗証番号入力画面の要部拡大図、図9Bは実施例1の変更例5の入力値表の説明図である。 図10は実施例1の変更例6のATMの説明図であり、図10Aは実施例1の変更例6のATMの暗証番号入力画面の要部拡大図、図10Bは変更例6の入力値表の説明図、図10Cは実施例1の変更例7のATMの暗証番号入力画面の要部拡大図、図10Dは変更例7の入力値表42′の説明図である。 図11は実施例1の変更例8〜10のATMの説明図であり、図11Aは実施例1の変更例8の暗証番号入力画面の要部拡大図、図11Bは実施例1の変更例8の入力値表の説明図、図11Cは実施例1の変更例9の要部拡大図、図11Dは変更例9のATMの入力表の説明図、図11Eは実施例1の変更例10の要部拡大図である。
符号の説明
16…パスワード入力画面表示操作部、
16b…入力値選択検出部材、タッチパネル、
34…パスワード入力画面、
34a…入力値一部分表示領域、
34b,34c…スライド用入力操作部、
36,41〜44,36′,42′,42″…入力値表、
4…パスワード入力装置、
C8A…入力値表初期表示部分設定手段、
C8B…入力値表示部分スライド手段、
C8C…選択入力値検出記憶手段、
C8C1…選択入力値一時記憶メモリ、
C8D…パスワード判別手段、
C8D1…パスワード記憶メモリ、
C8E…外端入力値表示手段、

Claims (6)

  1. 次の構成要件(A01)〜(A09)を備えたパスワード入力装置
    (A01)パスワード入力画面表示操作部が操作された時にパスワード入力画面を表示する表示器、
    (A02)所定の規則性を持って複数の異なる入力値が配置された入力値表の一部分が所定のスライド方向にスライド可能に表示される入力値一部分表示領域が表示された前記パスワード入力画面、
    (A03)前記入力値一部分表示領域に表示される前記入力値表の一部分である入力値表示部分をスライドさせるスライド用入力操作部、
    (A04)前記スライド用入力操作部が操作された時に前記操作に応じて前記入力値一部分表示領域に表示された前記入力値表の一部分である前記入力値表示部分がスライドしたときに前記入力値表の前記一部分に隣接して配置された他の部分を前記入力値一部分表示領域にスライドさせて表示する入力値表示部分スライド手段、
    (A05)前記入力値一部分表示領域に表示された前記入力値が選択されたことを検出する入力値選択検出部材、
    (A06)前記入力値選択検出部材の検出信号に応じて前記選択された入力値を検出する選択入力値検出記憶手段、
    (A07)前記選択入力値検出記憶手段により検出された選択入力値を選択された順に一時記憶する選択入力値一時記憶メモリ、
    (A08)パスワードを記憶するパスワード記憶メモリ、
    (A09)前記選択入力値一時記憶メモリに記憶された選択入力値が前記パスワードとして正しいか否かを判別するパスワード判別手段。
  2. 次の構成要件(A010)を備えた請求項1記載のパスワード入力装置、
    (A010)前記パスワード入力画面表示操作部の操作時に表示されるパスワード入力画面において最初に表示される前記入力値表の一部分を、ランダムに設定する入力値表初期表示部分設定手段。
  3. 次の構成要件(A011),(A012)を備えた請求項1または2記載のパスワード入力装置、
    (A011)前記入力値一部分表示領域に表示される前記入力値表の一部分を、左右方向、上下方向、または斜め方向のうちの、少なくとも1つの方向にスライドさせる前記スライド用入力操作部、
    (A012)前記スライド方向が明示されたスライド用入力操作部。
  4. 次の構成要件(A013)を備えた請求項1ないし3のいずれか記載のパスワード入力装置、
    (A013)前記入力値表の外端に配置された入力値が前記入力値一部分表示領域に表示された場合には、表示された入力値が外端に配置された入力値であることを表示する外端入力値表示手段。
  5. 次の構成要件(A014)を備えた請求項1ないし4のいずれか記載のパスワード入力装置、
    (A014)前記パスワード入力画面に重ねて配置されたタッチパネルにより構成された前記入力値選択検出部材。
  6. 次の工程(B01)〜(B06)を備えたパスワード入力方法、
    (B01)所定の規則性を持って複数の異なる入力値が配置された入力値表の一部分を所定のスライド方向にスライド可能に表示する入力値一部分表示工程、
    (B02)前記入力値一部分表示領域に表示された前記入力値表の一部分である入力値表示部分をスライドさせる入力値表示部分スライド工程、
    (B03)前記入力値一部分表示領域に表示された前記入力値が選択されたことを検出する入力値選択検出工程、
    (B04)前記入力値選択検出部材の検出信号に応じて前記選択された入力値を検出する選択入力値検出工程
    (B05)前記選択された入力値である選択入力値を選択された順に一時記憶する選択入力値一時記憶工程、
    (B06)前記選択入力値一時記憶メモリに記憶された選択入力値がパスワード記憶メモリに記憶されたパスワードとして正しいか否かを判別するパスワード判別工程。
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