JP2015506524A - ロック解除方法および装置、パスワード設定方法および装置 - Google Patents

ロック解除方法および装置、パスワード設定方法および装置 Download PDF

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Abstract

本開示は、コンピュータの技術分野に関連しているロック解除方法および装置、パスワード設定方法および装置を開示するものである。ロック解除方法は、次のステップを含む。すなわち、スクリーンの作動後、少なくとも1つのパスワードリングを表示する工程と、パスワードリングに対するスライド操作によって生成された記号を、パスワード選択領域内で受け付ける工程と、受け付けた記号が、プリセットされたパスワードにおける対応する記号と同じであるかどうかを判断する工程と、当該受け付けた記号が、プリセットされたパスワードにおける対応する記号と同じである場合には、スクリーンをロック解除する工程とを含む。本開示では、スクリーンをロック解除するために、記号を用いたパスワードリングを導入することにより、スライド操作だけの場合にスクリーン上に痕跡が残るという安全性の問題を解決し、また、パスワードを入力するときの誤操作を低減して、ユーザの利便性を向上させる。

Description

発明の詳細な説明
本出願は、2012年2月15日に中国特許庁に手続され、かつ「ロック解除方法および装置、パスワード設定および装置」と表題が付与された中国特許出願2012100340216号に対して優先権を主張するものであり、その全体を参照することにより、本明細書に組み込まれる。
〔技術分野〕
本開示は、コンピュータの技術分野、特にロック解除方法および装置、パスワード設定方法および装置に関する。
〔背景〕
タッチスクリーン技術の絶え間ない進歩により、タッチスクリーン端末(例えば、タッチスクリーンモバイルフォン、タッチスクリーンパーソナルコンピュータ等)は、様々な製造業者によって、ますます奥深い発展を遂げている。一般に、タッチスクリーン端末には、多くのプライベート情報が記憶されているので、プライベート情報を保護するために、タッチスクリーン端末が使用中ではないときには、ユーザは、たいていの場合、タッチスクリーン端末をロックする。同様に、タッチスクリーン端末内のアプリケーションを動作させる必要があるときには、ユーザは、まず、ロック解除操作により、タッチスクリーン端末のスクリーンをロック解除する必要があり、そのために、タッチスクリーン端末のアプリケーションインターフェースに入る必要がある。
従来技術には、より安全な2つのロック解除法がある。
(第1のロック解除法)
図1に示すように、タッチスクリーン端末のスクリーンがロックされた場合、タッチスクリーン端末のインターフェースの作動後に、タッチスクリーン端末のインターフェースにいくつかの選択可能領域が表示される。ロック解除操作は、上述の選択可能領域を、プリセットされたスライド経路に従って選択することにより実行される。ロック解除操作は、例えば、z形状のスライド経路に従って、第1の行における全ての選択可能領域を左から右へと選択し、その後、第2の行における中間の選択可能領域を選択するように移動し、最後に、第3の行における全ての選択可能領域を左から右へと選択することにより実行される。この技術的な解決手法は、次のような不利な点を有する。すなわち、タッチスクリーン上に痕跡が残る可能性があり、プリセットされたスライド経路が単純すぎ、使用中には常に不変であるため、他者が容易にそのスライド経路を得てしまう可能性がある。したがって、このロック解除法は、安全性が低い。
(第2のロック解除法)
図2に示すように、タッチスクリーン端末のスクリーンがロックされた場合、タッチスクリーン端末のインターフェースの作動後に、タッチスクリーン端末のインターフェースに、ロック解除パスワードを入力するためのプロンプトボックスと、それと同時に、数字、文字、または句読点等のパスワードを形成するための一続きの記号が表示される。タッチスクリーン端末は、パスワードを表示するための固定領域内に、ユーザによって選択された記号(例えば、図中の数字「2」)を組み合わせて入力してもよい。パスワードが正しい場合には、スクリーンはロック解除されてもよい。この技術的な解決手法は、次のような不利な点を有する。すなわち、パスワードを入力することはより安全性が高いが、パスワード入力の誤操作が生じる可能性があり、また、1つずつ上述の記号を選択する必要があるため、パスワード入力処理が複雑になりすぎてしまい、タッチスクリーン端末上の選択操作を実行するのが非常に不便になる。
本開示の実施において、発明者らは、少なくとも従来技術の次の問題点を見出した。すなわち、上記ロック解除法は単純すぎ、上記ロック解除法のそれぞれは、上述のとおり、類似する不利な点を有する。したがって、改良された技術的な解決手法では、上述の問題点を解決することが要求される。
〔要旨〕
本開示の目的は、スクリーンをロック解除するために、スクリーンに表示されたパスワードリングをスライドさせることによりパスワードを入力することにより、スライド操作だけの場合にスクリーン上に痕跡が残るという安全性の問題を解決するとともに、パスワードを入力するときの誤操作を低減して、ユーザの利便性を向上させるロック解除方法およびロック解除装置を提供することである。
本開示の別の目的は、スクリーンに表示されたパスワードシーケンスに従ってタッチスクリーン端末に対してパスワードを設定するパスワード設定方法およびパスワード設定装置を提供することである。各パスワードシーケンスは、上述のロック解除方法およびロック解除装置におけるパスワードリングに対応する。端末に対してパスワードが設定された後、相応じて、設定されたパスワードは、上記ロック解除方法およびロック解除装置によってロック解除される。
本開示の目的を実現するために、本開示の実施形態は、ロック解除方法およびロック解除装置を提供する。その技術的な解決方法を、特に次に示す。
スクリーンの作動後、少なくとも1つのパスワードリングを表示する工程と、上記パスワードリングに対するスライド操作によって生成された記号を、パスワード選択領域内で受け付ける工程と、受け付けた記号が、プリセットされたパスワードにおける対応する記号と同じであるかどうかを判断し、当該受け付けた記号が、プリセットされたパスワードにおける対応する記号と同じである場合には、上記スクリーンをロック解除する工程とを含むロック解除方法。
さらに、上記パスワードリングは、少なくとも1つの記号を用いて設定されており、上記受け付ける工程は、特に、ユーザからのスライド指示に従ったスライド操作を実行するために上記パスワードリングを制御する工程と、上記パスワードリング上の記号が、上記スライド操作により上記パスワード選択領域内にスライドし、スライドを止めたとき、当該記号を受け付ける工程とを含む。
さらに、上記スクリーンをロック解除する工程は、スクリーンに表示されたロックアイコンをロック解除アイコンに変更する工程と、上記ロック解除アイコンが選択されたことを示す信号を受信したときにスクリーンをロック解除する工程とを含む。
さらに、上記パスワードリングは、スライド操作を実行する対象となるコントロールであり、上記記号は、スクリーンが作動するたびに、上記パスワードリング上にランダムに配置される。
スクリーンの作動後、少なくとも1つのパスワードリングを表示するパスワードリング表示モジュールと、上記パスワードリングに対するスライド操作によって生成された記号を、パスワード選択領域内で受け付ける記号受け付けモジュールと、上記記号受け付けモジュールが受け付けた記号が、プリセットされたパスワードにおける対応する記号と同じであるかどうかを判断し、当該受け付けた記号が、プリセットされたパスワードにおける対応する記号と同じである場合には、上記スクリーンをロック解除するロック解除モジュールとを備えるロック解除装置が提供される。
さらに、上記パスワードリングは、複数の記号を用いて設定されており、上記記号受け付けモジュールは、特に、ユーザからのスライド指示に従ったスライド操作を実行するために、上記パスワードリングを制御するスライドユニットと、上記パスワードリング上の記号が、上記スライド操作により上記パスワード選択領域内にスライドし、スライドを止めたとき、当該記号を受け付ける受け付けユニットとを備える。
さらに、上記ロック解除モジュールは、特に、上記記号受け付けモジュールが受け付けた記号が、プリセットされたパスワードにおける対応する記号と同じであるかどうかを判断し、当該受け付けた記号が、プリセットされたパスワードにおける対応する記号と同じである場合には、スクリーンに表示されたロックアイコンをロック解除アイコンに変更し、当該ロック解除アイコンが選択されたことを示す信号を受信したときに上記スクリーンをロック解除する。
さらに、上記パスワードリングは、スライド操作を実行する対象となるコントロールであり、上記記号は、スクリーンが作動するたびに、上記パスワードリング上にランダムに配置される。
本開示の上記実施形態によって提供される技術的な解決方法は、次の優位性を有している。
すなわち、スクリーンに表示されたパスワードリングをスライドさせることによりパスワードを入力し、入力されたパスワードとプリセットされたパスワードとを比較し、最後に、入力されたパスワードとプリセットされたパスワードとが同じ場合、スクリーンのロックをロック解除する。この構成により、スライド操作だけの場合にスクリーンに痕跡が残るという安全性の問題を解決するとともに、パスワードを入力するときの誤操作を低減し、ユーザの利便性を向上させる。
本開示の目的を実現するために、本開示は、さらにパスワード設定方法およびパスワード設定装置を提供する。その技術的な解決方法を、特に次に示す。
単数または複数の記号を用いて設定された少なくとも1つのパスワードシーケンスをスクリーン上に表示する工程と、上記パスワードシーケンスから選択された単数または複数の記号を受け付ける工程と、受け付けた単数または複数の記号に従って、パスワード表示領域内にパスワードを順番に表示する工程と、上記パスワードを設定するために、パスワード確認領域内で、確認情報を受け付ける工程とを含むパスワード設定方法が提供される。
単数または複数の記号を用いて設定された少なくとも1つのパスワードシーケンスをスクリーン上に表示するパスワードシーケンス表示モジュールと、上記パスワードシーケンスから選択された単数または複数の記号を受け付ける記号情報受け付けモジュールと、受け付けた単数または複数の記号に従って、パスワード表示領域内にパスワードを順番に表示するパスワード表示モジュールと、上記パスワードを設定するために、パスワード確認領域内で、確認情報を受け付けるパスワード設定モジュールとを備えるパスワード設定装置が提供される。
本開示の上記実施形態によって提供される技術的な解決方法は、次の優位性を有している。
すなわち、スクリーンに表示されたパスワードシーケンスに従って、タッチスクリーン端末に対してパスワードが設定される。各パスワードシーケンスは、上述のロック解除方法およびロック解除装置におけるパスワードリングに対応する。端末に対してパスワードが設定された後、相応じて、設定されたパスワードは、上記ロック解除方法およびロック解除装置によってロック解除される。
〔図面の簡単な説明〕
本開示の実施形態における技術的な解決方法をより明確に説明するために、実施形態の説明のために使用される添付図面は、以下の通り、簡潔に導入されるだろう。次の説明における添付図面が、本開示のいくつかの実施形態を単に示すものであることは明らかであり、さらに、当業者が、創作活動なしに、これらの添付図面から他の図面を導き出すことは可能であろう。
図1は、従来技術におけるスライド経路に従ったロック解除の概略図である。
図2は、従来技術におけるパスワード入力によるロック解除の概略図である。
図3は、本開示の実施形態1に係るロック解除方法のフローチャートである。
図4は、本開示の実施形態1に係る、タッチスクリーン端末がロック解除されるときの、パスワードリングを含む第1のスクリーンの概略図である。
図5は、本開示の実施形態1に係る、タッチスクリーン端末がロック解除されるときの、パスワードリングを含む第2のスクリーンの概略図である。
図6は、本開示の実施形態1に係る、タッチスクリーン端末がロック解除されるときの、パスワードリングを含む第3のスクリーンの概略図である。
図7は、本開示の実施形態1に係る、タッチスクリーン端末がロック解除されるときの、パスワードリングを含む第4のスクリーンの概略図である。
図8は、本開示の実施形態1に係る、タッチスクリーン端末がロック解除されるときの、パスワードリングを含む第5のスクリーンの概略図である。
図9は、本開示の実施形態1に係る、タッチスクリーン端末がロック解除されるときの、パスワードリングを含む第6のスクリーンの概略図である。
図10は、本開示の実施形態1に係る、タッチスクリーン端末がロック解除されるときの、パスワードリングを含む第7のスクリーンの概略図である。
図11は、本開示の実施形態1に係る、タッチスクリーン端末がロック解除されるときの、パスワードリングを含む第8のスクリーンの概略図である。
図12は、本開示の実施形態2に係るロック解除装置の構成図である。
図13は、本開示の実施形態3に係るパスワード設定方法のフローチャートである。
図14は、本開示の実施形態3に係る、パスワードが設定されるときの第1のスクリーンの概略図である。
図15は、本開示の実施形態3に係る、パスワードが設定されるときの第2のスクリーンの概略図である。
図16は、本開示の実施形態3に係る、パスワードが設定されるときの第3のスクリーンの概略図である。
図17は、本開示の実施形態3に係る、パスワードが設定されるときの第4のスクリーンの概略図である。
図18は、本開示の実施形態4に係るパスワード設定装置の構成図である。
〔詳細な説明〕
本開示の目的、技術的な解決手法および優位性をより明確にするために、本開示の実施法は、さらに、添付図面を参照することにより、以下に示すように詳細に説明されるだろう。本明細書にて使用される「いくつかの」は、1つまたは1つより多いことを言及するものである。また、本明細書にて使用される「複数の」は、1つよりも多いことを言及するものである。また、本明細書にて使用される「少なくとも1つの」は1つまたは1つより多いことを言及するものである。
(実施形態1)
図3は、本開示の実施形態1に係るロック解除方法のフローチャートである。本実施形態によって提供されるロック解除方法は、例えば、タッチスクリーンモバイルフォン、タッチスクリーンパーソナルコンピュータ等のタッチスクリーンを有する端末に適用されてもよい。当該ロック解除方法は、次のステップを含む。
ステップ310:スクリーンの作動後、少なくとも1つのパスワードリングが表示される。
一般に、タッチスクリーン端末がロックされているときには、タッチスクリーン端末のアプリケーションインターフェースに入るために、プリセットされたパスワードを入力することが要求される。たいていの場合、本明細書で述べられるパスワードは記号列でよく、その記号には、句読点、数字、文字等が含まれてよい。ユーザは、パスワードによってスクリーンをロック解除したいとき、まず、スクリーンを作動させるためにスクリーンをタップする必要がある。この時点で、少なくとも1つのパスワードリングが、スクリーン上に表示されるだろう。
好ましくは、スクリーンの作動後、スクリーン上に表示される各パスワードリングが、複数の記号を含んでいてもよく、スクリーン上に表示される各パスワードリング上の記号は、スクリーンが作動するたびに、ランダムに配置されてもよい。
実際には、パスワードリングは、図4〜図11を参照すれば、様々な形状であってよい。図4〜図7に示されるパスワードリングは、同心円状の円形のパスワードリングである。最内部のパスワードリングは、第1のパスワードリングとして規定され、中間のパスワードリングは、第2のパスワードリングとして規定され、最外部のパスワードリングは、第3のパスワードリングとして規定されてもよい。図8〜図11に示されるパスワードリングは、線形のパスワードリングである。最上部のパスワードが第1のパスワードリングとして規定され、中間のパスワードリングが第2のパスワードリングとして規定され、最下部のパスワードリングが第3のパスワードリングとして規定される。
パスワードリングの配置順序または選択順序は、プリセットされたパスワードにおける記号の順序と関連付けられていてもよい。例えば、パスワードリングの配置順序または選択順序は、プリセットされたパスワードにおける記号の順序に対応していてもよい。具体的には、たいていの場合、パスワードの第1の記号が第1のパスワードリング上の記号に対応し、パスワードの第2の記号が第2のパスワードリング上の記号に対応し、パスワードの第3の記号が第3のパスワードリング上の記号に対応する。
記号を選択するときの利便性を保証するために、たいていの場合、各パスワードリングは、同じタイプの記号を用いて設定されてもよい。例えば、第1のパスワードリング上の全ての記号が句読点であり、第2のパスワードリング上の全ての記号が数字であり、第3のパスワードリング上の全ての記号が文字である。
実際には、パスワードリングの数は、必ずしも、上述したような3つだけに限られなくてもよい。1つ、2つ、または3つより多くのパスワードリングであってもよい。換言すれば、パスワードリングの数は、プリセットされたパスワードにおける記号の数と同じであってもよい。これは、プリセットされたパスワードが4つの記号からなる場合には、4つのパスワードリングが要求される可能性があるからである。例えば、プリセットされたパスワードが「+1AB」ならば、この場合、4つのパスワードリングが設定されてもよく、第1のパスワードリングは様々な句読点を用いて設定され、第2のパスワードリングは様々な数字を用いて設定され、第3のパスワードリングは様々な文字を用いて設定され、第4のパスワードリングは様々な文字を用いて設定される。当然ながら、各パスワードリングにおける記号は、上述の条件に限られるものではない。例えば、各パスワードリングにおける記号は、句読点、数字、文字、および他の記号を同時に含んでいてもよいが、各パスワードリングが、パスワードにおいて対応する位置の記号と同じ記号を、確実に含んでいることが要求される。
スクリーンの幅または高さによって制限される、図8〜図11に示されるようなパスワードリングでは、パスワードリング上の全ての記号が、1度にスクリーン上に表示されなくてもよいことに留意されるべきである。この場合、パスワードリングは、スライド式のパスワードリングとして設定されてもよい。表示されていないパスワードリング上の記号が、スライド操作により表示されてもよい。当業者は、このスライド式の技術を実施することができるので、本明細書では、当該技術を詳細には説明しない。
パスワードリングの形状が、図4〜図11に示される形状だけに限定されないことに留意されるべきである。パスワードリングはまた、想像することが容易な他の形状において設定されてもよい。上記パスワードリングの形状は、本開示の実施形態の保護範囲への限定とみなされるべきではない。
ステップ320:パスワードリングに対するスライド操作によって生成された記号が、パスワード選択領域内で受け付けられる。
パスワード選択領域のセットアップは、次の2つの条件を含んでもよい。
まず、パスワード選択領域は、例えば図4に示すように、スクリーンの固定領域にプリセットされてもよい。この場合、ユーザは、パスワード選択領域内に、パスワードリング上の所望する記号を回転させるために、各パスワードリングをスライドさせる必要がある。換言すれば、パスワードリングは、ユーザのスライド指示に従ったスライド操作を実行するために制御される。パスワードリング上の記号が、スライド操作により固定されたパスワード選択領域にスライドし、スライドを止めたとき、当該記号が受け付けられる。例えば、プリセットされたパスワードが「+1A」である場合、図5に示すように、ユーザは、パスワード選択領域内に「+」をスライドさせるために、第1のパスワードリングをスライドさせてもよい。その後、図6に示すように、パスワード選択領域内に「1」をスライドさせるために、第2のパスワードリングをスライドさせてもよい。そして最後に、図7に示すように、パスワード選択領域内に「A」をスライドさせるために、第3のパスワードリングをスライドさせてもよい。上述の条件は、パスワードリングをスライドさせる順序が、パスワードにおける記号の順序と関連付けられていることを示唆している。つまり、パスワードリングをスライドさせる順序は、パスワードにおける記号の順序に対応している。パスワードリングをスライドさせる順序は、必ずしも、パスワードにおける記号の順序でなくてもよい。この場合、各パスワードリングにおける記号を回転およびスライドさせ、当該記号が、パスワード選択領域内でパスワードにおける記号に対応することのみ要求される。つまり、順序は、各パスワードリングのために設定されなくてもよい。例えば、パスワードリングの1つが、パスワード選択領域内に、パスワードにおける第1の記号に対応する記号をスライドさせるように任意にスライド可能であり、その後、残りのパスワードリングのいずれか1つが、パスワード選択領域内に、パスワードにおける第2の記号と対応する記号をスライドさせるように任意にスライド可能であり、以下同様であってよい。パスワード選択領域が、スクリーンの固定領域にプリセットされている場合、各パスワードリングが、回転またはスライド可能なパスワードリングとして設定されてもよいことに留意されるべきである。
第2に、パスワード選択領域はまた、例えば図4に示すように、パスワードリングの1つにおける、パスワードの第1の記号に対応する記号が選択された後に設定されてもよい。この場合、第1のパスワードリングは、回転またはスライド不可能な(固定されたパスワードリングと称されてもよい)パスワードリングとして設定されてもよい。一方、第2および第3のパスワードリングは、回転またはスライド可能なパスワードリングとして設定されてもよい(回転またはスライド可能なパスワードリングは、パスワードリング上の全ての記号を用いて設定されるべきコントロールによって実施されてもよい)。ユーザは、パスワードの第1の記号に従って、第1のパスワードリング上における対応する記号を選択してもよい。この時点で、パスワード選択領域は、選択された記号の位置に従って生成される。図5に示されるパスワード選択領域は、第1のパスワードリング上で選択された記号の位置を始点として扱うことにより、第1のパスワードリングの半径に沿って、外側へと放射された形状になる。パスワード選択領域は、最外部のパスワードリング(すなわち、図4〜図7に示す第3のパスワードリング)上の記号をカバーするような長さで、最外部のパスワードリングの円の外側へと延伸される。別例では、図8を参照すれば、第1のパスワードリングは、スライド不可能な(固定されたパスワードリングと称されてもよい)パスワードリングとして設定されてもよい。一方、第2および第3のパスワードリングは、スライド可能なパスワードリングとして設定されてもよい。ユーザは、パスワードの第1の記号に従って、第1のパスワードリング上における対応する記号を選択してもよい。この時点で、パスワード選択領域は、選択された記号の位置に従って生成される。図9に示されるパスワード選択領域は、第1のパスワードリング上で選択された記号の位置を始点として扱うことにより、最下部のパスワードリングまで延伸された領域である。パスワード選択領域は、最下部のパスワードリング(図8〜図11に示す第3のパスワードリング)上の記号をカバーするような長さで、最下部のパスワードリングよりも下まで延伸される。パスワード選択領域が生成された後、操作可能なパスワードリングは、回転領域内に、パスワードにおける対応する記号をスライドさせるために、回転またはスライドする。つまり、パスワードリングは、ユーザのスライド指示に従ったスライド操作を実行するよう制御される。パスワードリング上の記号が、スライド操作によりパスワード選択領域にスライドし、スライドを止めたとき、当該記号が受け付けられる。たいていの場合、固定されたパスワードリングから選択された記号は、プリセットされたパスワードにおける第1の記号であり、残りの操作可能なパスワードリング上の記号は、上述と同様に選択されてもよい。つまり、操作可能なパスワードリングから記号を選択する順序は、パスワードにおける記号の順序に関連付けられていても、そうでなくてもよい。
実際には、ユーザは、2回以上、パスワード選択領域内に、パスワードリング上の複数の記号をスライドさせてもよい。たいていの場合、各パスワードリングにおいて、1つの記号のみが、パスワードにおける対応する記号として選択される。好ましくは、パスワード選択領域内に最後にスライドするパスワードリング上の記号が、選択された記号として用いられてもよい。
ステップ330:受け付けた記号が、プリセットされたパスワードにおける対応する記号と同じであるかどうかが判断され、当該受け付けた記号が、プリセットされたパスワードにおける対応する記号と同じである場合には、スクリーンをロック解除する。
好ましい実施形態では、受け付けた各記号が、プリセットされたパスワードにおける対応する記号と同じであるかどうかを判断することが必要である。受け付けた全ての記号が、プリセットされたパスワードにおける対応する記号と同じである場合には、スクリーン上に表示されたロックアイコンはロック解除アイコンに変更され、ロック解除アイコンが選択されたことを示す信号を受信したときに、スクリーンがロック解除される。
パスワード選択領域にパスワードリングをスライドさせる順序が、パスワードにおける記号の順序に対応しているとき、パスワード選択領域にスライドする記号が、パスワードにおける対応する記号と順番に比較される。パスワード選択領域内に順番にスライドした全ての記号が、パスワードにおける記号と1つずつ一致するとき、スクリーンはロック解除される。たいていの場合、パスワード回転領域内の全ての記号が、パスワードにおける記号と1つずつ同じであることが、比較によって見出されたとき、スクリーンはロック解除されてよい。この時点で、ロック解除するためのロックアイコンが、スクリーン上に表示されてもよい。このアイコンの、ロック解除状態への変更の優先度は、相対的に低い。つまり、ロックアイコンは、受け付けた全ての記号が、パスワードにおける対応する記号と同じであるときのみ、(ロックアイコンをロック解除アイコンに変更するように解釈されてもよい)ロック解除状態に変更されてもよい。ロックアイコンがロック解除状態に変更されたとき、つまり、ロックアイコンがロック解除アイコンに変更されたとき、ユーザがロックアイコンを選択またはクリックした場合に、つまり、ロック解除アイコンが選択されたことを示す信号を受信した場合に、スクリーンはロック解除される。
要するに、本開示の実施形態1によって提供されるロック解除方法は、スクリーン上に表示されたパスワードリングをスライドさせることにより、パスワードを受け付け、当該受け付けたパスワードを、プリセットされたパスワードと比較し、当該受け付けたパスワードがプリセットされたパスワードと同じである場合には、スクリーンをロック解除する。その結果、スライド操作だけの場合にスクリーン上に痕跡が残るという安全性の問題を解決し、また、パスワードを入力するときの誤操作を低減して、ユーザの利便性を向上させる。
(実施形態2)
図12は、本開示の実施形態2に係るロック解除装置の構成図である。本実施形態によって提供されるロック解除装置は、例えば、タッチスクリーンモバイルフォン、タッチスクリーンパーソナルコンピュータ等のタッチスクリーンを有する端末に適用されてもよい。当該ロック解除装置は、パスワードリング表示モジュール610と、記号受け付けモジュール620と、ロック解除モジュール630とを含む。
パスワードリング表示モジュール610は、スクリーンの作動後に、少なくとも1つのパスワードリングを表示するように構成されている。
一般に、タッチスクリーン端末がロックされているときには、タッチスクリーン端末のアプリケーションインターフェースに入るために、プリセットされたパスワードを入力することが要求される。たいていの場合、本明細書で述べられるパスワードは記号列でよく、その記号には、句読点、数字、文字等が含まれてよい。ユーザは、パスワードによってスクリーンをロック解除したいとき、まず、スクリーンを作動させるためにスクリーンをタップする必要がある。この時点で、少なくとも1つのパスワードリングが、スクリーン上に表示されるだろう。
好ましくは、スクリーンの作動後、スクリーン上に表示される各パスワードリングが、複数の記号を含んでいてもよく、スクリーン上に表示される各パスワードリング上の記号は、スクリーンが作動するたびに、ランダムに配置されてもよい。
実際には、パスワードリングは、図4〜図11を参照すれば、様々な形状であってよい。図4〜図7に示されるパスワードリングは、同心円状の円形のパスワードリングである。最内部のパスワードリングは第1のパスワードリングであり、中間のパスワードリングは第2のパスワードリングであり、最外部のパスワードリングは第3のパスワードリングである。図8〜図11に示されるパスワードリングは、線形のパスワードリングである。最上部のパスワードが第1のパスワードリングであり、中間のパスワードリングが第2のパスワードリングであり、最下部のパスワードリングが第3のパスワードリングである。パスワードリングの配置順序または選択順序は、プリセットされたパスワードにおける記号の順序と関連付けられていてもよい。例えば、たいていの場合、パスワードの第1の記号が第1のパスワードリング上の記号に対応し、パスワードの第2の記号が第2のパスワードリング上の記号に対応し、パスワードの第3の記号が第3のパスワードリング上の記号に対応する。
記号を選択するときの利便性を保証するために、たいていの場合、各パスワードリングは、同じタイプの記号を用いて設定されてもよい。例えば、第1のパスワードリング上の全ての記号が句読点であり、第2のパスワードリング上の全ての記号が数字であり、第3のパスワードリング上の全ての記号が文字である。実際には、パスワードリングの数は、必ずしも、上述したような3つだけに限られなくてもよい。2つのパスワードリング、または3つより多くのパスワードリングであってもよい。換言すれば、パスワードリングの数は、プリセットされたパスワードにおける記号の数と同じであってもよい。その理由は、プリセットされたパスワードが4つの記号からなる場合には、4つのパスワードリングが要求される可能性があるからである。例えば、プリセットされたパスワードが「+1AB」ならば、この場合、4つのパスワードリングが設定されてもよく、第1のパスワードリングは様々な句読点を用いて設定され、第2のパスワードリングは様々な数字を用いて設定され、第3のパスワードリングは様々な文字を用いて設定され、第4のパスワードリングは様々な文字を用いて設定される。当然ながら、各パスワードリングにおける記号は、上述の条件だけに限られるものではない。例えば、各パスワードリングにおける記号は、句読点、数字、文字、および他の記号を同時に含んでいてもよいが、各パスワードリングが、パスワードにおいて対応する位置の記号と同じ記号を、確実に含んでいることが要求される。
スクリーンの幅または高さによって制限される、図8〜図11に示されるようなパスワードリングでは、パスワードリング上の全ての記号が、1度にスクリーン上に表示されなくてもよいことに留意されるべきである。この場合、パスワードリングは、スライド式のパスワードリングとして設定されてもよい。表示されていないパスワードリング上の記号が、スライド操作により表示されてもよい。当業者は、このスライド式の技術を実施することができるので、本明細書では、当該技術を詳細には説明しない。
パスワードリングの形状が、図4〜図11に示される形状だけに限定されないことに留意されるべきである。パスワードリングはまた、想像することが容易な他の形状において設定されてもよい。上記パスワードリングの形状は、本開示の保護範囲への限定とみなされるべきではない。
記号受け付けモジュール620は、パスワードリングに対するスライド操作によって生成された記号を、パスワード選択領域内で受け付けるように構成されている。記号受け付けモジュール620は、スライドユニットと受け付けユニットとを含む。スライドユニットは、ユーザからのスライド指示に従ったスライド操作を実行するために、パスワードリングを制御するように構成されている。受け付けモジュールは、パスワードリング上の記号が、スライド操作によりパスワード選択領域内にスライドし、スライドを止めたとき、当該記号を受け付けるように、パスワード選択領域に命令するように構成されている。
パスワード選択領域のセットアップは、次の2つの条件を含んでもよい。
まず、パスワード選択領域は、例えば図4に示すように、スクリーンの固定領域にプリセットされてもよい。この場合、ユーザは、パスワード選択領域内に、パスワードリング上の所望する記号を回転させるために、各パスワードリングをスライドさせる必要がある。つまり、パスワードリングは、ユーザのスライド指示に従ったスライド操作を実行するために制御される。パスワードリング上の記号が、スライド操作により固定されたパスワード選択領域にスライドし、スライドを止めたとき、当該記号が受け付けられる。例えば、プリセットされたパスワードが「+1A」である場合、図5に示すように、ユーザは、パスワード選択領域内に「+」をスライドさせるために、第1のパスワードリングをスライドさせてもよい。その後、図6に示すように、パスワード選択領域内に「1」をスライドさせるために、第2のパスワードリングをスライドさせてもよい。そして最後に、図7に示すように、パスワード選択領域内に「A」をスライドさせるために、第3のパスワードリングをスライドさせてもよい。上述の条件は、パスワードリングをスライドさせる順序が、パスワードにおける記号の順序と関連付けられていることを示唆している。当然ながら、パスワードリングをスライドさせる順序は、パスワードにおける記号の順序を表していなくてもよい。この場合、各パスワードリングにおける記号を回転およびスライドさせ、当該記号が、パスワード選択領域内でパスワードにおける記号に対応することのみ要求される。つまり、順序は、各パスワードリングのために設定されなくてもよい。例えば、パスワードリングの1つが、パスワード選択領域内に、パスワードにおける第1の記号に対応する記号をスライドさせるように任意にスライド可能であり、その後、残りのパスワードリングのいずれか1つが、パスワード選択領域内に、パスワードにおける第2の記号に対応する記号をスライドさせるように任意にスライド可能であり、以下同様であってよい。パスワード選択領域が、スクリーンの固定領域にプリセットされている場合、各パスワードリングが、回転またはスライド可能なパスワードリングとして設定されてもよいことに留意されるべきである。
第2に、パスワード選択領域はまた、例えば図4に示すように、パスワードリングの1つにおける、パスワードの第1の記号に対応する記号が選択された後に設定されてもよい。この場合、第1のパスワードリングは、回転またはスライド不可能な(固定されたパスワードリングと称されてもよい)パスワードリングとして設定されてもよい。一方、第2および第3のパスワードリングは、回転またはスライド可能なパスワードリングとして設定されてもよい。ユーザは、パスワードの第1の記号に従って、第1のパスワードリング上における対応する記号を選択してもよい。この時点で、パスワード選択領域は、選択された記号の位置に従って生成される。図5に示されるパスワード選択領域は、第1のパスワードリング上で選択された記号の位置を始点として扱うことにより、第1のパスワードリングの半径に沿って、外側へと放射された形状になる。パスワード選択領域は、最外部のパスワードリング(すなわち、図4〜図7に示す第3のパスワードリング)上の記号をカバーするような長さで、最外部のパスワードリングの円の外側へと延伸される。別例では、図8を参照すれば、第1のパスワードリングは、スライド不可能な(固定されたパスワードリングと称されてもよい)パスワードリングとして設定されてもよい。一方、第2および第3のパスワードリングは、スライド可能なパスワードリングとして設定されてもよい。ユーザは、パスワードの第1の記号に従って、第1のパスワードリング上における対応する記号を選択してもよい。この時点で、パスワード選択領域は、選択された記号の位置に従って生成される。図9に示されるパスワード選択領域は、第1のパスワードリング上で選択された記号の位置を始点として扱うことにより、最下部のパスワードリングまで延伸された領域である。パスワード選択領域は、最下部のパスワードリング(図8〜図11に示す第3のパスワードリング)上の記号をカバーするような長さで、最下部のパスワードリングよりも下まで延伸される。パスワード選択領域が生成された後、操作可能なパスワードリングは、選択領域内に、パスワードにおける対応する記号をスライドさせるために、回転またはスライドする。換言すれば、パスワードリングは、ユーザのスライド指示に従ったスライド操作を実行するよう制御される。パスワードリング上の記号が、スライド操作によりパスワード選択領域にスライドし、スライドを止めたとき、当該記号が受け付けられる。この時点で、固定されたパスワードリングから選択された記号は、プリセットされたパスワードにおける第1の記号であり、残りの操作可能なパスワードリング上の記号は、上述と同様に選択されてもよい。つまり、操作可能なパスワードリングから記号を選択する順序は、パスワードにおける記号の順序に関連付けられていても、そうでなくてもよい。
ロック解除モジュール630は、受け付けた記号が、プリセットされたパスワードにおける対応する記号と同じであるかどうかを判断し、当該受け付けた記号が、プリセットされたパスワードにおける対応する記号と同じである場合には、スクリーンをロック解除する。
好ましい実施形態では、受け付けた各記号が、プリセットされたパスワードにおける対応する記号と同じであるかどうかを判断することが必要である。受け付けた全ての記号が、プリセットされたパスワードにおける対応する記号と同じである場合には、スクリーン上に表示されたロックアイコンはロック解除アイコンに変更され、ロック解除アイコンが選択されたことを示す信号を受信したときに、スクリーンがロック解除される。
パスワード選択領域にパスワードリングをスライドさせる順序が、パスワードにおける記号の順序と関係付けられているとき、パスワード選択領域にスライドする記号が、パスワードにおける対応する記号と順番に比較される。パスワード選択領域内に順番にスライドした全ての記号が、パスワードにおける記号と1つずつ一致するとき、スクリーンはロック解除される。たいていの場合、パスワード回転領域内の全ての記号が、パスワードにおける記号と1つずつ同じであることが、比較によって見出されたとき、スクリーンはロック解除されてよい。この時点で、ロック解除するためのロックアイコンが、スクリーン上に表示されてもよい。このアイコンの、ロック解除状態への変更の優先度は、相対的に低い。換言すれば、ロックアイコンは、受け付けた全ての記号が、パスワードにおける対応する記号と同じであるときのみ、(ロックアイコンをロック解除アイコンに変更するように解釈されてもよい)ロック解除状態に変更されてもよい。ロックアイコンがロック解除状態に変更されたとき、つまり、ロックアイコンがロック解除アイコンに変更されたとき、ユーザがロックアイコンを選択またはクリックした場合に、つまり、ロック解除アイコンが選択されたことを示す信号を受信した場合に、スクリーンはロック解除される。
本実施形態によって提供されるロック解除装置は、本開示の実施形態が説明されるときの一例としてのみ、上述の全ての機能的なモジュールに分割されることにより描かれていることに留意されるべきである。しかしながら、実際には、上述の機能は、実際の必要性に従って、様々な機能的なモジュールで実施されてもよい。つまり、上記装置の内部構成は、上述した機能の全てまたは一部を達成するために、様々な機能的なモジュールに分割されてもよい。加えて、本実施形態によって提供されるロック解除装置と、上記ロック解除方法の実施形態とは、同じ考えに基づいている。具体的な実施処理は、上記方法の実施形態に開示されているので、ここでは繰り返さない。
要するに、本開示の実施形態2によって提供されるロック解除装置は、スクリーン上に表示されたパスワードリングをスライドさせることにより、パスワードを受け付け、当該受け付けたパスワードを、プリセットされたパスワードと比較し、当該受け付けたパスワードがプリセットされたパスワードと同じである場合には、スクリーンをロック解除する。その結果、スライド操作だけの場合にスクリーン上に痕跡が残るという安全性の問題を解決することができ、また、パスワードを入力するときの誤操作を低減して、ユーザの利便性を向上させることができる。
上述のロック解除技術に関しては、ユーザがパスワードを介してスクリーンをロック解除できるように、まず、タッチスクリーン端末上で対応するパスワードを設定することが要求される。タッチスクリーン端末でのパスワードの設定処理は、図13〜図19に関連して与えられる説明を参照してもよい。
(実施形態3)
図13は、本開示の実施形態3に係るパスワード設定方法のフローチャートである。本実施形態によって提供されるパスワード設定方法は、例えば、タッチスクリーンモバイルフォン、タッチスクリーンパーソナルコンピュータ等のタッチスクリーンを有する端末に適用されてもよい。当該パスワード設定方法は、次のステップを含む。
ステップ710:単数または複数の記号を用いて設定された少なくとも1つのパスワードシーケンスが、スクリーン上に表示される。
一般に、パスワードシーケンスの数は、パスワードにおける記号の数に関連付けられている。例えば、パスワードシーケンスの数は、パスワードにおける記号の数と同じである。具体的には、パスワードシーケンスが3つあるとき、パスワードにおいて3つの記号が設定されてもよい。各パスワードシーケンスは、同じタイプの記号からなっていてもよい。図14を参照すれば、第1のパスワードシーケンス(内部リング)は句読点のみからなり、第2のパスワードシーケンス(中間リング)は数字のみからなり、第3のパスワードシーケンス(外部リング)は文字のみからなる。実際には、パスワードが設定されるときのパスワードシーケンスは、パスワードが1つずつロック解除されるときのパスワードリングに対応している。例えば、内部リングは、パスワードがロック解除されるときの、図4〜図7に示す最内部パスワードリングに対応していてもよく、中間リングは、パスワードがロック解除されるときの、図4〜図7に示す中間パスワードに対応していてもよく、外部リングは、パスワードがロック解除されるときの、図4〜図7に示す最外部パスワードリングに対応していてもよい。
一般に、パスワードシーケンスは、スライド可能なコントロールとして設定されてもよく、当該コントロールは、パスワードシーケンス上にいくつかの記号を用いて設定される。同様に、各パスワードシーケンスでは、パスワードシーケンス上の全ての記号が、スライド操作により引き出されてもよい。例えば、パスワードにおける第1の記号が句読点でなければならない場合、この記号を設定するためのパスワードシーケンスは、設定される可能性がある全ての句読点を含んでいる必要があるので、パスワードシーケンス上の全ての句読点は、当該パスワードシーケンスを引き出すことにより引き出されてもよい。あるいは、パスワードシーケンスは、スライド不可能ないくつかのコントロールの組み合わせとして設定されてもよく、当該コントロールのそれぞれは、記号を用いて設定される。同様に、各パスワードシーケンスは、パスワードにおいて設定される可能性がある全ての記号を表示し、含んでいる必要がある。例えば、パスワードにおける第1の記号が句読点である場合、当該パスワードにおける第1の記号を設定するためのパスワードシーケンスは、全ての句読点を一度に表示する必要がある。
加えて、各パスワードシーケンスはまた、句読点、数字および文字を組み合わせることによって形成されてもよい。この場合、設定されたパスワードは、同じ記号を有していてもよい。
ステップ720:パスワードシーケンスから選択された単数または複数の記号が受け付けられる。
ユーザが各パスワードシーケンスから記号を選択するとき、タッチスクリーン端末の内部プロセッサは、各パスワードシーケンスから選択された記号を受け付けてもよい。
ステップ730:パスワードは、受け付けた単数または複数の記号に従って、パスワード表示領域内に順番に表示される。
一般に、ユーザは、パスワードシーケンスの順序に従って、パスワードシーケンス上の記号を選択してもよい。例えば、パスワードにおける第1の記号は、第1のパスワードシーケンスから選択されたときのみ有効であり、パスワードにおける第2の記号は、第2のパスワードシーケンスから選択されたときのみ有効であり、以下同様である。例えば、図14に示されるようなパスワードでは、第1の記号「+」は、図15に示されるように、第1のパスワードシーケンス(内部リング)から選択されたときのみ有効であり、第2の記号「1」は、図16に示されるように、第2のパスワードシーケンス(中間リング)から選択されたときのみ有効であり、第3の記号「A」は、図17に示されるように、第3のパスワードシーケンス(外部リング)から選択されたときのみ有効である。
当然ながら、パスワードの表示はまた、パスワードシーケンスの順序とは独立していてもよい。パスワードシーケンスのうちの1つから選択された第1の記号は、パスワードにおける第1の記号として用いられてもよく、上述のパスワードシーケンス以外のパスワードシーケンスから選択された第2の記号は、パスワードにおける第2の記号として用いられてもよく、以下同様であってよい。例えば、最初に、第2のパスワードシーケンスにおける記号「2」が選択され、2番目に、第1のパスワードシーケンスにおける記号「+」が選択され、3番目に、第3のパスワードシーケンスにおける記号「A」が選択された場合には、結果として得られるプリセットされたパスワードは、「2+A」となる。
たいていの場合、各パスワードリング上の記号が、パスワードシーケンスにおける記号と1つずつ対応することを保証するために、パスワードを形成する記号として、各パスワードシーケンスから1つの記号のみが選択されてもよい。例えば、同じパスワードシーケンスにおける2つの記号が、連続して選択される場合、後の記号のみが、パスワードを形成する記号として用いられる。別例では、同じパスワードシーケンスにおける複数の記号が、連続して選択される場合、最後の記号のみが、パスワードを形成する記号として用いられる。
ステップ740:パスワードを設定するために、パスワード確認領域内で、承認情報が受け付けられる。
パスワード確認領域は、確認操作に用いられる「確認」ボタンであってもよい。パスワード確認領域内に表示されるパスワードが、ユーザによって設定されるパスワードであるとき、ユーザは、上述のパスワードを設定するために、パスワード確認領域を選択またはクリックしてもよい(つまり、パスワード確認領域は、確認情報を受け付ける)。設定後、タッチスクリーン端末がロック解除される必要があるときには、スクリーンをロック解除するために、パスワードを入力することが要求される。
要するに、本開示の実施形態3によって提供されるパスワード設定方法は、様々なパスワードシーケンスに関して、スクリーン上にパスワードを設定してもよく、上述したロック解除技術とともに用いられる。つまり、上述のパスワードシーケンスは、パスワードリングに1つずつマッピングされる。結果として、タッチスクリーン端末は、パスワードによってロック解除される。これは、スライド操作だけの場合にスクリーン上に痕跡が残るという安全性の問題を解決するだけでなく、パスワードを入力するときの誤操作を低減して、ユーザの利便性を向上させる。
(実施形態4)
図18は、本開示の実施形態4に係るパスワード設定装置の構成図である。本実施形態によって提供されるパスワード設定装置は、例えば、タッチスクリーンモバイルフォン、タッチスクリーンパーソナルコンピュータ等のタッチスクリーンを有する端末に適用されてもよい。パスワード設定装置は、パスワードシーケンス表示モジュール910と、記号情報受け付けモジュール920と、パスワード表示モジュール930と、パスワード設定モジュール940とを含む。
パスワードシーケンス表示モジュール910は、少なくとも1つのパスワードシーケンスを、スクリーン上に表示するように構成されている。
一般に、パスワードシーケンスの数は、パスワードにおける記号の数に関連付けられている。例えば、パスワードシーケンスが3つあるとき、パスワードにおいて3つの記号が設定されてもよい。各パスワードシーケンスは、同じタイプの記号からなっていてもよい。図14を参照すれば、第1のパスワードシーケンス(内部リング)は句読点のみからなり、第2のパスワードシーケンス(中間リング)は数字のみからなり、第3のパスワードシーケンス(外部リング)は文字のみからなる。実際には、パスワードが設定されるときのパスワードシーケンスは、パスワードが1つずつロック解除されるときのパスワードリングに対応している。例えば、内部リングは、パスワードがロック解除されるときの、図4〜図7に示す最内部パスワードリングに対応していてもよく、中間リングは、パスワードがロック解除されるときの、図4〜図7に示す中間パスワードに対応していてもよく、外部リングは、パスワードがロック解除されるときの、図4〜図7に示す最外部パスワードリングに対応していてもよい。
別の実施形態では、各パスワードシーケンスはまた、句読点、数字および文字を組み合わせることによって形成されてもよい。
記号情報受け付けモジュール920は、単数または複数の記号を用いて設定されたパスワードシーケンスから選択された単数または複数の記号を受け付けるように構成されている。
パスワード表示モジュール930は、受け付けた記号に従って、パスワード表示領域内にパスワードを順番に表示するように構成されている。
一般に、ユーザは、パスワードシーケンスの順序に従って、パスワードシーケンス上の記号を選択してもよい。例えば、パスワードにおける第1の記号は、第1のパスワードシーケンスから選択されたときのみ有効であり、パスワードにおける第2の記号は、第2のパスワードシーケンスから選択されたときのみ有効であり、以下同様である。例えば、図14に示されるようなパスワードでは、第1の記号「+」は、図15に示されるように、第1のパスワードシーケンス(内部リング)から選択されたときのみ有効であり、第2の記号「1」は、図16に示されるように、第2のパスワードシーケンス(中間リング)から選択されたときのみ有効であり、第3の記号「A」は、図17に示されるように、第3のパスワードシーケンス(外部リング)から選択されたときのみ有効である。
当然ながら、パスワードの表示はまた、パスワードシーケンスの順序とは独立していてもよい。パスワードシーケンスのうちの1つから選択された第1の記号は、パスワードにおける第1の記号として用いられてもよく、上述のパスワードシーケンス以外のパスワードシーケンスから選択された第2の記号は、パスワードにおける第2の記号として用いられてもよく、以下同様であってよい。例えば、最初に、第2のパスワードシーケンスにおける記号「2」が選択され、2番目に、第1のパスワードシーケンスにおける記号「+」が選択され、3番目に、第3のパスワードシーケンスにおける記号「A」が選択された場合には、結果として得られるプリセットされたパスワードは、「2+A」となる。
たいていの場合、各パスワードリング上の記号が、パスワードシーケンスにおける記号と1つずつ対応することを保証するために、パスワードを形成する記号として、各パスワードシーケンスから1つの記号のみが選択されてもよい。例えば、同じパスワードシーケンスにおける2つの記号が、連続して選択される場合、後の記号のみが、パスワードを形成する記号として用いられる。別例では、同じパスワードシーケンスにおけるいくつかの記号が、連続して選択される場合、最後の記号のみが、パスワードを形成する記号として用いられる。
パスワード設定モジュール940は、パスワードを設定するために、パスワード確認領域内で、確認情報を受け付けるように構成されている。
パスワード確認領域は、確認操作に用いられる「確認」ボタンであってもよい。パスワード確認領域内に表示されるパスワードが、ユーザによって設定されるパスワードであるとき、ユーザは、上述のパスワードを設定するために、パスワード確認領域を選択またはクリックしてもよい。設定後、タッチスクリーン端末がロック解除される必要があるときには、スクリーンをロック解除するために、パスワードを入力することが要求される。
本実施形態によって提供されるパスワード設定装置は、本開示の実施形態が説明されるときの一例としてのみ、上述の全ての機能的なモジュールに分割されることにより描かれていることに留意されるべきである。しかしながら、実際には、上述の機能は、実際の必要性に従って、様々な機能的なモジュールで実施されてもよい。つまり、上記装置の内部構成は、上述した機能の全てまたは一部を達成するために、様々な機能的なモジュールに分割されてもよい。加えて、本実施形態によって提供されるパスワード設定装置と、上記パスワード設定方法の実施形態とは、同じ考えに基づいている。具体的な実施処理は、上記方法の実施形態に開示されているので、ここでは繰り返さない。
要するに、本開示の実施形態4によって提供されるパスワード設定装置は、様々なパスワードシーケンスに関して、スクリーン上にパスワードを設定してもよく、上述したロック解除技術とともに用いられる。つまり、上述のパスワードシーケンスは、パスワードリングに1つずつマッピングされる。結果として、タッチスクリーン端末は、パスワードによってロック解除される。これは、スライド操作だけの場合にスクリーン上に痕跡が残るという安全性の問題を解決し、また、パスワードを入力するときの誤操作を低減して、ユーザの利便性を向上させる。
当業者は、前述の実施形態のステップの全てまたは一部が、ハードウェア、または関連するハードウェアを指示するプログラムによって実施されてもよいことを理解できる。当該プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されていてもよい。記録媒体は、読み取り専用メモリ、磁気ディスク、光ディスク等であってもよい。
前述の説明は、単に、本開示の好ましい実施形態であり、本開示を限定する意図はない。本開示の精神および原理の範囲内でなされる、あらゆる変更、同等の置換、および改良も、本開示の保護範囲内にあるだろう。
図1は、従来技術におけるスライド経路に従ったロック解除の概略図である。 図2は、従来技術におけるパスワード入力によるロック解除の概略図である。 図3は、本開示の実施形態1に係るロック解除方法のフローチャートである。 図4は、本開示の実施形態1に係る、タッチスクリーン端末がロック解除されたときの、パスワードリングを含む第1のスクリーンの概略図である。 図5は、本開示の実施形態1に係る、タッチスクリーン端末がロック解除されたときの、パスワードリングを含む第2のスクリーンの概略図である。 図6は、本開示の実施形態1に係る、タッチスクリーン端末がロック解除されたときの、パスワードリングを含む第3のスクリーンの概略図である。 図7は、本開示の実施形態1に係る、タッチスクリーン端末がロック解除されたときの、パスワードリングを含む第4のスクリーンの概略図である。 図8は、本開示の実施形態1に係る、タッチスクリーン端末がロック解除されたときの、パスワードリングを含む第5のスクリーンの概略図である。 図9は、本開示の実施形態1に係る、タッチスクリーン端末がロック解除されたときの、パスワードリングを含む第6のスクリーンの概略図である。 図10は、本開示の実施形態1に係る、タッチスクリーン端末がロック解除されたときの、パスワードリングを含む第7のスクリーンの概略図である。 図11は、本開示の実施形態1に係る、タッチスクリーン端末がロック解除されたときの、パスワードリングを含む第8のスクリーンの概略図である。 図12は、本開示の実施形態2に係るロック解除装置の構成図である。 図13は、本開示の実施形態3に係るパスワード設定方法のフローチャートである。 図14は、本開示の実施形態3に係る、パスワードが設定されたときの第1のスクリーンの概略図である。 図15は、本開示の実施形態3に係る、パスワードが設定されたときの第2のスクリーンの概略図である。 図16は、本開示の実施形態3に係る、パスワードが設定されたときの第3のスクリーンの概略図である。 図17は、本開示の実施形態3に係る、パスワードが設定されたときの第4のスクリーンの概略図である。 図18は、本開示の実施形態4に係るパスワード設定装置の構成図である。
第2に、パスワード選択領域はまた、例えば図4に示すように、パスワードリングの1つにおける、パスワードの第1の記号に対応する記号が選択された後に設定されてもよい。この場合、第1のパスワードリングは、回転またはスライド不可能な(固定されたパスワードリングと称されてもよい)パスワードリングとして設定されてもよい。一方、第2および第3のパスワードリングは、回転またはスライド可能なパスワードリングとして設定されてもよい(回転またはスライド可能なパスワードリングは、パスワードリング上の全ての記号を用いて設定されるべきコントロールによって実施されてもよい)。ユーザは、パスワードの第1の記号に従って、第1のパスワードリング上における対応する記号を選択してもよい。この時点で、パスワード選択領域は、選択された記号の位置に従って生成される。図5に示されるパスワード選択領域は、第1のパスワードリング上で選択された記号の位置を始点として扱うことにより、第1のパスワードリングの半径に沿って、外側へと放射された形状になる。パスワード選択領域は、最外部のパスワードリング(すなわち、図4〜図7に示す第3のパスワードリング)上の記号をカバーするような長さで、最外部のパスワードリングの円の外側へと延伸される。別例では、図8を参照すれば、第1のパスワードリングは、スライド不可能な(固定されたパスワードリングと称されてもよい)パスワードリングとして設定されてもよい。一方、第2および第3のパスワードリングは、スライド可能なパスワードリングとして設定されてもよい。ユーザは、パスワードの第1の記号に従って、第1のパスワードリング上における対応する記号を選択してもよい。この時点で、パスワード選択領域は、選択された記号の位置に従って生成される。図9に示されるパスワード選択領域は、第1のパスワードリング上で選択された記号の位置を始点として扱うことにより、最下部のパスワードリングまで延伸された領域である。パスワード選択領域は、最下部のパスワードリング(図8〜図11に示す第3のパスワードリング)上の記号をカバーするような長さで、最下部のパスワードリングよりも下まで延伸される。パスワード選択領域が生成された後、操作可能なパスワードリングは、選択領域内に、パスワードにおける対応する記号をスライドさせるために、回転またはスライドする。つまり、パスワードリングは、ユーザのスライド指示に従ったスライド操作を実行するよう制御される。パスワードリング上の記号が、スライド操作によりパスワード選択領域にスライドし、スライドを止めたとき、当該記号が受け付けられる。たいていの場合、固定されたパスワードリングから選択された記号は、プリセットされたパスワードにおける第1の記号であり、残りの操作可能なパスワードリング上の記号は、上述と同様に選択されてもよい。つまり、操作可能なパスワードリングから記号を選択する順序は、パスワードにおける記号の順序に関連付けられていても、そうでなくてもよい。
パスワード選択領域にパスワードリングをスライドさせる順序が、パスワードにおける記号の順序に対応しているとき、パスワード選択領域にスライドする記号が、パスワードにおける対応する記号と順番に比較される。パスワード選択領域内に順番にスライドした全ての記号が、パスワードにおける記号と1つずつ一致するとき、スクリーンはロック解除される。たいていの場合、パスワード選択領域内の全ての記号が、パスワードにおける記号と1つずつ同じであることが、比較によって見出されたとき、スクリーンはロック解除されてよい。この時点で、ロック解除するためのロックアイコンが、スクリーン上に表示されてもよい。このアイコンの、ロック解除状態への変更の優先度は、相対的に低い。つまり、ロックアイコンは、受け付けた全ての記号が、パスワードにおける対応する記号と同じであるときのみ、(ロックアイコンをロック解除アイコンに変更するように解釈されてもよい)ロック解除状態に変更されてもよい。ロックアイコンがロック解除状態に変更されたとき、つまり、ロックアイコンがロック解除アイコンに変更されたとき、ユーザがロックアイコンを選択またはクリックした場合に、つまり、ロック解除アイコンが選択されたことを示す信号を受信した場合に、スクリーンはロック解除される。
パスワード選択領域にパスワードリングをスライドさせる順序が、パスワードにおける記号の順序と関係付けられているとき、パスワード選択領域にスライドする記号が、パスワードにおける対応する記号と順番に比較される。パスワード選択領域内に順番にスライドした全ての記号が、パスワードにおける記号と1つずつ一致するとき、スクリーンはロック解除される。たいていの場合、パスワード選択領域内の全ての記号が、パスワードにおける記号と1つずつ同じであることが、比較によって見出されたとき、スクリーンはロック解除されてよい。この時点で、ロック解除するためのロックアイコンが、スクリーン上に表示されてもよい。このアイコンの、ロック解除状態への変更の優先度は、相対的に低い。換言すれば、ロックアイコンは、受け付けた全ての記号が、パスワードにおける対応する記号と同じであるときのみ、(ロックアイコンをロック解除アイコンに変更するように解釈されてもよい)ロック解除状態に変更されてもよい。ロックアイコンがロック解除状態に変更されたとき、つまり、ロックアイコンがロック解除アイコンに変更されたとき、ユーザがロックアイコンを選択またはクリックした場合に、つまり、ロック解除アイコンが選択されたことを示す信号を受信した場合に、スクリーンはロック解除される。

Claims (10)

  1. スクリーンの作動後、少なくとも1つのパスワードリングを表示する工程と、
    上記パスワードリングに対するスライド操作によって生成された記号を、パスワード選択領域内で受け付ける工程と、
    受け付けた記号が、プリセットされたパスワードにおける対応する記号と同じであるかどうかを判断し、当該受け付けた記号が、プリセットされたパスワードにおける対応する記号と同じである場合には、上記スクリーンをロック解除する工程とを含むロック解除方法。
  2. 上記パスワードリングは、少なくとも1つの記号を用いて設定されており、
    上記受け付ける工程は、特に、
    ユーザからのスライド指示に従ったスライド操作を実行するために、上記パスワードリングを制御する工程と、
    上記パスワードリング上の記号が、上記スライド操作により上記パスワード選択領域内にスライドし、スライドを止めたとき、当該記号を受け付ける工程とを含む請求項1に記載のロック解除方法。
  3. 上記スクリーンをロック解除する工程は、
    スクリーンに表示されたロックアイコンをロック解除アイコンに変更する工程と、
    上記ロック解除アイコンが選択されたことを示す信号を受信したときに上記スクリーンをロック解除する工程とを含む請求項1に記載のロック解除方法。
  4. 上記パスワードリングは、スライド操作を実行する対象となるコントロールであり、
    上記記号は、スクリーンが作動するたびに、上記パスワードリング上にランダムに配置される請求項1〜3のいずれか1項に記載のロック解除方法。
  5. スクリーンの作動後、少なくとも1つのパスワードリングを表示するパスワードリング表示モジュールと、
    上記パスワードリングに対するスライド操作によって生成された記号を、パスワード選択領域内で受け付ける記号受け付けモジュールと、
    上記記号受け付けモジュールが受け付けた記号が、プリセットされたパスワードにおける対応する記号と同じであるかどうかを判断し、当該受け付けた記号が、プリセットされたパスワードにおける対応する記号と同じである場合には、上記スクリーンをロック解除するロック解除モジュールとを備えるロック解除装置。
  6. 上記パスワードリングは、少なくとも1つの記号を用いて設定されており、
    上記記号受け付けモジュールは、特に、
    ユーザからのスライド指示に従ったスライド操作を実行するために、上記パスワードリングを制御するスライドユニットと、
    上記パスワードリング上の記号が、上記スライド操作により上記パスワード選択領域内にスライドし、スライドを止めたとき、当該記号を受け付ける受け付けユニットとを備える請求項5に記載のロック解除装置。
  7. 上記ロック解除モジュールは、特に、
    上記記号受け付けモジュールが受け付けた記号が、プリセットされたパスワードにおける対応する記号と同じであるかどうかを判断し、当該受け付けた記号が、プリセットされたパスワードにおける対応する記号と同じである場合には、スクリーンに表示されたロックアイコンをロック解除アイコンに変更し、当該ロック解除アイコンが選択されたことを示す信号を受信したときに上記スクリーンをロック解除する請求項5に記載のロック解除装置。
  8. 上記パスワードリングは、スライド操作を実行する対象となるコントロールであり、
    上記記号は、スクリーンが作動するたびに、上記パスワードリング上にランダムに配置される請求項5〜7のいずれか1項に記載のロック解除装置。
  9. 単数または複数の記号を用いて設定された少なくとも1つのパスワードシーケンスをスクリーン上に表示する工程と、
    上記パスワードシーケンスから選択された単数または複数の記号を受け付ける工程と、
    受け付けた単数または複数の記号に従って、パスワード表示領域内にパスワードを順番に表示する工程と、
    上記パスワードを設定するために、パスワード確認領域内で、確認情報を受け付ける工程とを含むパスワード設定方法。
  10. 単数または複数の記号を用いて設定された少なくとも1つのパスワードシーケンスをスクリーン上に表示するパスワードシーケンス表示モジュールと、
    上記パスワードシーケンスから選択された単数または複数の記号を受け付ける記号情報受け付けモジュールと、
    受け付けた単数または複数の記号に従って、パスワード表示領域内にパスワードを順番に表示するパスワード表示モジュールと、
    上記パスワードを設定するために、パスワード確認領域内で、確認情報を受け付けるパスワード設定モジュールとを備えるパスワード設定装置。
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