JP2003330888A - 暗証入力装置及び暗証入力方法 - Google Patents

暗証入力装置及び暗証入力方法

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JP2003330888A
JP2003330888A JP2002134808A JP2002134808A JP2003330888A JP 2003330888 A JP2003330888 A JP 2003330888A JP 2002134808 A JP2002134808 A JP 2002134808A JP 2002134808 A JP2002134808 A JP 2002134808A JP 2003330888 A JP2003330888 A JP 2003330888A
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key
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keys
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JP2002134808A
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Susumu Tanaka
進 田中
Shinsuke Takashima
信介 高島
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暗証入力の操作性にすぐれ、入力時間を短縮
できると共に、盗み見による暗証番号の盗用等の危険を
回避できるようにする。 【解決手段】 円形に添って「0」〜「1」の数字キー
を、数字の順序に規則性を持たせて一方向に配列すると
共に、基本となる「0」の数字キーを他の数字キーと識
別できるように色を異ならせたキーパターンを作り、こ
のキーパタンを表示部1に表示して暗証番号を入力さ
せ、1桁数字を入力する毎に、数字の並びの規則性を変
えることなく数字キーの位置をずらすように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、本人確認等に使
用される暗証番号を入力するための暗証番号入力装置及
び入力方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本人確認等に使用される暗証番号を入力
するための暗証入力装置として、金融機関の店舗等に設
置されているATM(自動取引装置)に用いられている
ものが知られている。図8はこの種のATMを示すブロ
ック図である。
【0003】図において1はCRTやLCD等の表示
部、2はこの表示部1上に入力部として配置したタッチ
パネル、3は制御部、4は紙幣入出金機、5は硬貨入出
金機、6は通帳記帳機、7はカードリーダライタプリン
タ(CRP)部、8は取引データ等を記憶するデータフ
ァイル、9はATMにアクセスする係員が操作する係員
操作部である。
【0004】ここで制御部3はATM全体の動作を制御
する制御手段として働くものであるが、このATMにお
いて、暗証入力装置は、表示部1とタッチパネル2及び
制御部3等により構成され、制御部3の制御により表示
部1にテンキーをパターン表示して、このテンキーをタ
ッチパネル2を介して指等で押すことにより暗証番号を
入力するものとなっている。
【0005】図9は従来のテンキーによるキーパターン
の例を示すもので、いずれも一定の大きさの矩形枠の中
に、3列4行の並びで「0」〜「9」の数字キーと訂正
キーを配列している。このうち、同図(a)は最も一般
的なキー配列で、最下位の行に「0」の数字キーと訂正
キー、下から2行目に左から順に「1」,「2」,
「3」の数字キー、下から3行目に左から順に「4」,
「5」,「6」の数字キー、最上位の行に左から順に
「7」,「8」,「9」数字キーが配置されている。
【0006】このような配列としたキーパターンで例え
ば4桁の暗証番号を入力するが、このキー配列は多くの
人が知っているため、例えばATMの取引で顧客が暗証
番号を入力する際、他人には表示部1の画面上のキーが
見えなくても、操作者の腕や肘の位置や動きでどの数字
を押しているか判ってしまい、暗証番号を推測されてし
まうという不都合がある。
【0007】そこで、最近ではキーパターンを図(b)
や(c)のように変化させ、これを図(a)のキーパタ
ーンと併用することが行われている。図(b)では、中
央の列には上から順に「0」,「1」,「2」の数字キ
ー、右の列は上から順に「3」,「4」,「5」の数字
キー、中央の列と右の列の一番下に訂正キー、左の列は
上から順に「6」,「7」,「8」,「9」の数字キー
を配置し、また、図(c)では、最下位の行に「0」の
数字キーと訂正キー、下から2行目は右から順に
「1」,「2」,「3」の数字キー、下から3行目は右
から順に「4」,「5」,「6」の数字キー、最上位の
行は右から順に「7」,「8」,「9」の数字キーを配
列している。
【0008】このように数字キーの配列を変化させたパ
ターンを用い、暗証番号入力時に図(a)〜(c)のい
ずれかのキーパターンを表示して暗証番号を入力させる
ことにより、他人にどの数字を押しているか判らないよ
うにし、暗証番号が推測されるのを防止している。ま
た、別の例として図10に示すようなキーパターンも考
えられている。
【0009】図10(a)はテンキーの配列を十字形と
して、縦方向は上から順に「0」,「1」,「2」
「3」,「4」,「5」の数字キー、横方向は左から順
に「6」,「7」,「8」「9」の数字キーを配置し、
同図(b)はテンキーの配列を略X状として、最上位の
行は左から順に「4」,「5」の数字キー、2行目は左
から順に「0」,「1」の数字キー、3行目は左から順
に「2」,「3」の数字キー、4行目は左から順に
「6」,「7」の数字キー、更に最下位の行は左から順
に「8」,「9」の数字キーを配列している。
【0010】このような数字キーの配列を変化させたパ
ターンを用い、暗証番号入力時に図(a)と(b)のい
ずれかのパターンを表示して暗証番号を入力させること
により、他人にどの数字を押しているか判らないように
し、暗証番号が推測されるのを防止している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の技術では、各キーパターンにおける数字キーの配
列方向が一定でなく、暗証番号入力の都度キー配列がラ
ンダムに変化するため、操作者に操作性が悪くなって操
作に時間がかかるだけでなく、入力ミスや、その入力ミ
スに伴う訂正の回数も増加して、入力時間が長くかかる
という問題があった。
【0012】本発明は、このような問題を解決すること
ができる暗証入力装置とその入力方法を提供することを
目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は、表
示部に表示された数字や文字による入力キーを押下して
暗証を入力する暗証入力装置において、入力キーを任意
の図形に沿って数字や文字の規則的な順序に基づいて配
列し、基準となる入力キーを他の入力キーと識別できる
ように表示を変え、表示部に表示すると共に、あるタイ
ミングで入力キーの位置を前記図形に沿って一方向にず
らすことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は暗証入力装置の実施
の形態を示すブロック図で、ここでは一例としてATM
に適用した場合を示している。図において1はCRTや
LCD等の表示部、2はこの表示部1上に入力部として
配置したタッチパネル、3は制御部、4は紙幣入出金
機、5は硬貨入出金機、6は通帳記帳機、7はカードリ
ーダライタプリンタ(CRP)部、8は取引データ等を
記憶するデータファイル、9はATMにアクセスする係
員が操作する係員操作部で、これらは図1のものと同じ
構成要素であるが、制御部3は以下に述べる構成要素も
制御し、暗証番号の入力を実行させる機能を有してい
る。
【0015】10は図形選択部、11はキー配列部、1
2はキーパターン合成部である。ここで、図形選択部1
0は、円、長円、四角形、台形、三角形、五角形、六角
形、八角形などの複数種類の図形を記憶し、暗証番号入
力時にその図形をランダムに選択して出力する機能を有
している。キー配列部11は、例えば0〜9の10個の
数字とその数字の規則的な順序すなわち昇順や降順を記
憶し、暗証番号入力時に数字の配列をその順序で出力す
る機能を有している。
【0016】キーパターン合成部12は、図形選択部1
0から出力される図形とキー配列部11から出力される
キー配列を合成して表示部1にキーパターンを表示させ
る機能を有すると共に、1つの図形を別の図形に変化さ
せたり、あるいは段階的に変化させる機能を有してい
る。図2は第1の実施の形態のキーパターン(表示画
面)を示す図であり、「0」〜「9」の数字キー(入力
キー)を円形に沿って配列し、円の中心部に「訂正」キ
ーを配置している。
【0017】ここで、数字キーは、「0」を基準の数字
として、この「0」の数字キーの色を他の数字キーの色
と異ならせ、これにより基準の数字「0」を容易に識別
できるようにしている。また、数字の並びは、時計回り
方向または反時計回り方向の一方向に規則的に並ぶよう
にしている。例えば、図2の場合、時計回り方向に
「0,1,2・・・8,9」のように数値が小さい数字
から大きい数字に向かって順に並ぶように配列してい
る。
【0018】この図を用いて暗証番号の入力について説
明する。まず、ATMの取引において、操作者がCRP
部7にカードを挿入して、暗証番号を必要とする取引を
選択すると、制御部3の指示により図形選択部10が選
択した円の図形と、キー配列部11が決定した数字の配
列をキーパターン合成部12が合成して図2(a)のキ
ーパターンを作成する。
【0019】また、このキーパターンと共に暗証番号入
力を促すガイダンスが表示部1に画面表示される。この
とき暗証番号の入力操作を操作者に促す音声を発生させ
てもよい。これにより操作者がテンキーの1つの数字キ
ーをタッチパネル2を介して指等で押すことにより暗証
番号の最初の数字を入力すると、入力された数字を制御
部3が認識する。
【0020】同時に制御部3の指示によりキーパターン
合成部12は数字の並び順つまり規則性を変えず、各数
字キーの位置を時計回り方向にずらして図2(b)のキ
ーパターンを作成し、表示部1に表示させる。ここで
は、キーパターンは「0」の数字キーから判るように5
個分ずらし、180度位置がずれるようにしているが、
すくなくとも数字キー1個分ずらせばよい。
【0021】このとき、「0」の数字キーの色が他の数
字キーの色と異なっているので、操作者は各数字を容易
に認識することができる。この状態で操作者がテンキー
の1つの数字キーをタッチパネル2を介して指等で押す
ことにより暗証番号の2番目の数字を入力すると、入力
された数字を制御部3が認識し、以後同様に各数字キー
の位置を時計回り方向に少なくとも1個ずらし、次の数
字を入力させるという手順を繰り返して暗証番号を最後
の数字まで入力させる。
【0022】途中で数字キーを押し間違えた場合は、
「訂正」キーを押下することで直前に入力した数字を無
効とし、再入力することが可能であるが、この「訂正」
キーが押下されたときも、キーパターンを変化させるよ
うにしてもよい。逆に変化させないようにすることも可
能であり、また変化させた後に「訂正」キーが押下され
たときは元のキーパターンに戻すことも可能である。
【0023】以上説明した第1の実施の形態によれば、
任意の図形に沿ってテンキーを一定の方向に規則性をも
って配列したキーパターンを表示し、基準の数字キーの
色を他の数字キーの色と異ならせ、これにより基準の数
字キーを容易に識別できるようにしているため、暗証番
号入力の操作性にすぐれたものとなり、入力ミスや訂正
の回数を大幅に減少させて入力時間を短縮できるという
効果が得られる。
【0024】また、暗証番号の数字を入力する毎に、数
字の並びの規則的な順序を変えることなく数字キーの位
置をずらすようにしているため、盗み見に対して指の動
きや位置により暗証番号を推測することが困難になり、
盗み見による暗証番号の盗用等の危険を回避できるとい
う効果も得られる。尚、上述した第1の実施の形態にお
いて、図2(a)のキーパターンで最後まで暗証番号を
入力させることも可能である。つまり、前回の暗証番号
の入力後、今回暗証番号を必要とする取引が選択された
場合、それをトリガーとして、新たなキーパターンを作
成し、その作成されたキーパターンで暗証番号の入力を
行うものである。
【0025】従って、今回暗証番号の入力操作を行う顧
客は、前回の顧客が暗証番号の入力操作に使用したキー
パターンと異なるキーパターンで操作を行うことにな
り、数字キーの位置は前回のキーパターンに対してずれ
ているものとなる。このようにすれば、前回のキーパタ
ーンが他者に盗み見られていた場合でも、今回のキーパ
ターンは数字キーの位置がずれているので、暗証番号が
盗用される危険性は低くなり、しかも数字キーは一定の
方向に規則性をもって配列されているので、優れた操作
性は確保されるものとなる。
【0026】次に、他の実施の形態について説明する。
上述した第1の実施の形態では、1つの図形を選択し
て、その図形に沿って数字キーを配列し、数字を1つ入
力する毎に、数字キーの位置を変化させるように制御す
るものとしたが、図形選択部10で複数の図形を選択さ
せると共に、キー配列部11にも複数のキー配列を決定
させ、これをキーパターン合成部12により一方の図形
によるキーパターンから他方の図形によるキーパターン
へアニメーション的に変化させることも可能である。
【0027】図3は第2の実施の形態のキーパターンを
示す図で、上記のようにキーパターンを変化させる場合
を示す図である。まず、図3(a)では、円の図形に沿
って時計回り方向に「0,1,2,・・・8,9」のよ
うに数値が小さい数字から大きい数字に向かって順に並
ぶように数字キーを配列したキーパタ−ンをキーパター
ン合成部12で作成して表示部1に表示し、このキーパ
タ−ンで暗証番号の最初の数字が入力されるのを待つ。
【0028】そして、最初の数字が入力されると、制御
部3の指示によりキーパターン合成部12は同図
(b)、(c)に示すように図形を段階的に四角に変形
させると共に、数字キーの位置をずらして変化させたキ
ーパターンを作成して順次表示部1に表示させた後、最
後に同図(d)に示すように四角の図形に沿って数字キ
ーの位置を変化させたキーパターンを表示部1に表示さ
せる。
【0029】この(d)のキーパターンで2つ目の数字
を入力させ、以後同様に図形と数字キーを位置をずらし
て変化させたキーパターンを作成して順次最後の数字ま
で暗証番号を入力させる。尚、この実施の形態では、
(a)のキーパターンから(b)のキーパターンへ直接
変化させることも可能である。
【0030】無論、この実施の形態においても、基準の
数字キーの色を他の数字キーの色と異ならせて容易に識
別できるようにする。このようにした第2の実施の形態
においても、暗証番号の数字を入力する毎に、数字の並
びの規則的な順序を変えることなく数字キーの位置をず
らすようにしているため、入力ミスや訂正の回数を大幅
に減少させて入力時間を短縮できるという効果が得られ
ると共に、盗み見に対して指の動きや位置により暗証番
号を推測することが困難になり、盗み見による暗証番号
の盗用等の危険を回避できるという効果が得られる。
【0031】図4は複数の図形と複数のキー配列を合成
した第3の実施の形態のキーパターンを示すもので、四
角形に沿って数字キーを規則的に一方向に配列し、その
内側に三角に沿って数字キーを配列している。この場合
も、基準の数字キーの色を他の数字キーの色と異ならせ
ることにより容易に識別できるようにし、そして数字キ
ーにより数字が1つ入力される毎に、時計回り方向また
反時計回り方向に数字キーの位置をずらしてキーパター
ンを変化するように制御する。
【0032】無論、他の図形の組み合わせ、例えば円と
三角、四角と長円、円同士、四角同士を組み合わせ、そ
れぞれの図形に沿って数字キーを規則的に一方向に配列
することも可能である。このようにした第3の実施の形
態においても、暗証番号の数字を入力する毎に、数字の
並びの規則的な順序を変えることなく数字キーの位置を
ずらすようにしているため、入力ミスや訂正の回数を大
幅に減少させて入力時間を短縮できるという効果が得ら
れると共に、盗み見に対して指の動きや位置により暗証
番号を推測することが困難になり、盗み見による暗証番
号の盗用等の危険を回避できるという効果が得られる。
【0033】図5は直線の図形とキー配列を合成した第
4の実施の形態のキーパターンを示すもので、直線に沿
って数字キーを規則的に一方向に配列している。この場
合も、基準の数字キーの色を他の数字キーの色と異なら
せることにより容易に識別できるようにし、そして数字
キーにより数字が1つ入力される毎に、右または左の一
方向に数字キーの位置をずらしてキーパターンを変化す
るように制御する。
【0034】このようにした第4の実施の形態において
も、暗証番号の数字を入力する毎に、数字の並びの規則
的な順序を変えることなく数字キーの位置をずらすよう
にしているため、入力ミスや訂正の回数を大幅に減少さ
せて入力時間を短縮できるという効果が得られると共
に、盗み見に対して指の動きや位置により暗証番号を推
測することが困難になり、盗み見による暗証番号の盗用
等の危険を回避できるという効果が得られる。
【0035】図6は直線の図形と複数組のテンキーのキ
ー配列を合成した第5の実施の形態のキーパターンを示
すもので、直線に沿って複数組のテンキーを規則的に一
方向に配列している。すなわち「0」から「9」までの
数字をその規則的な順序を保ったまま複数組並べて配列
している。この場合も、基準の数字キーの色を他の数字
キーの色と異ならせることにより容易に識別できるよう
にし、そして数字キーにより数字が1つ入力される毎
に、右または左の一方向に数字キーの位置をずらしてキ
ーパターンを変化するように制御する。
【0036】暗証番号の入力に用いるテンキーは、通常
10個の有限個の数字であるので、表示画面に余裕があ
る場合は複数組のテンキーを数字が循環するように配列
することも可能である。このように複数組のテンキーを
数字が循環するように配列することは、円や四角等の図
形の場合にも適用可能である。
【0037】このようにした場合、同じ数字キーが2か
所以上現れるが、操作者が操作し易い位置にあるキーを
選べるので、操作性はよいものとなる。このようにした
第5の実施の形態においても、入力ミスや訂正の回数を
大幅に減少させて入力時間を短縮できるという効果が得
られると共に、複数組のテンキーが一方向に規則的に並
べて配置されるため、盗み見に対して指の動きや位置に
より暗証番号を推測することが困難になり、盗み見によ
る暗証番号の盗用等の危険を回避できるという効果が得
られる。
【0038】尚、直線と他の図形の組み合わせでキーパ
ターンを作ることも可能である。図7は4段の直線の図
形と4組のテンキーのキー配列を合成した第6の実施の
形態のキーパターンを示すもので、各段の直線に沿って
それぞれテンキーを規則的に一方向に配列している。こ
の場合、数字キーの位置そのものは4本とも異なってい
てよいが、数字の並びの規則的な順序はは保つようにす
る。すなわち、一番上の直線の数字キーが右の方向へ数
値が順に大きくなるように並んでいる場合(但し「9」
の次は「0」に戻る)は、他の直線も同様の並び順とす
る。
【0039】このようなキーパターンでは、例えば、4
桁の暗証番号を入力する場合、操作者は上の直線の1桁
目、2番目の直線で2桁目というように、上から順に数
字を1つずつ入力してゆくのが、自然の流れと考えられ
るが、基準となる「0」の数字キーを色等で他のキーと
区別して識別でき、また数字キーの配列も同方向になっ
ているので、基準となる「0」の数字キーを見つけるこ
とで直観的に所望のキーを見つけることができ、操作し
易いものとなる。
【0040】この場合も、基準の数字キーの色を他の数
字キーの色と異ならせることにより容易に識別できるよ
うにし、そして数字キーにより数字が1つ入力される毎
に、右または左の一方向に数字キーの位置をずらしてキ
ーパターンを変化するように制御する。このようにした
第6の実施の形態においても、入力ミスや訂正の回数を
大幅に減少させて入力時間を短縮できるという効果が得
られると共に、数字キーが複数段に配置されるため、盗
み見に対して指の動きや位置により暗証番号を推測する
ことが困難になり、盗み見による暗証番号の盗用等の危
険を回避できるという効果が得られる。
【0041】以上、各実施の形態について説明したが、
本発明はこれに限られるものではなく、種々の変更が可
能である。例えば、上述した各実施の形態では、「0」
を基準の数字として、この「0」の数字キーの色を他の
数字キーの色と異ならせることで、基準の数字「0」を
容易に識別できるようにしたが、文字の太さや色あるい
は輝度を変えることにより容易に識別できるようにして
もよいし、「0」の数字キー点滅させる等の方法を採用
してもよい。
【0042】また、基準の数字は「0」に限らず、
「1」または「9」のように区切りよい数字にしてもよ
い。また、数字の数は「0」〜「9」の10個に限ら
ず、それ以上の数に設定することも可能であり、更に暗
証の入力キーは数字に限らずアルファベット等の文字を
用いることも可能である。
【0043】また、上述した実施の形態では、図形の決
定はATMの図形選択部10がランダムに選択するもの
としたが、ATMと接続したホストコンピュータで決め
てもよい。また、操作者のカードやホストコンピュータ
に顧客情報として顧客が希望する図形を登録したり、前
回表示した図形を履歴として保存して、その図形を表示
するようにしてもよく、また操作の際に操作者に選択さ
せることも可能である。
【0044】操作の際に操作者に選択させるとき、操作
者の操作をタイマーを使って時間監視し、一定時間選択
されない場合、デフォルトの図形を決定してキーパター
ンを表示してもよく、不慣れな操作者として従来のよう
に3列4行の配置で表示するようにしてもよい。また、
上述した実施の形態では、数字キーにより数字が1つ入
力される毎に、一方向に数字キーの位置をずらしてキー
パターンを変化するように制御するものとしたが、操作
者の操作をタイマーを使って時間監視し、一定時間数字
が入力されない場合も、数字キーの位置をずらしてキー
パターンを変化するようにしてもよく、このようにする
ことで盗み見による暗証番号の盗用等の危険の回避をよ
り確実に行うことが可能になる。
【0045】更に、訂正キーと共に、戻るキーを表示し
て、戻るキーが押下された場合、1つ前のキーパターン
に戻して入力をおこなえるようにすることも可能であ
る。尚、本発明は、金融機関に設置されているATMの
本人確認用としての暗証番号入力の利用の他、クレジッ
トやデビットカードによる電子決済システムでの本人確
認、入室時の本人確認等、本人確認のための暗証番号を
入力するすべての装置に適用可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、任意の
図形に沿って入力キーを数字や文字の順序に規則性を持
たせて一方向に配列すると共に、基本となる入力キーを
他の入力キーと識別できるようにしたキーパターンを作
り、このキーパタンを表示部に表示して暗証を入力させ
るため、暗証入力の操作性にすぐれたものとなり、入力
ミスや訂正の回数を大幅に減少させて入力時間を短縮で
きるという効果が得られる。
【0047】また、暗証を1桁を入力する毎に、数字の
並びの規則性を変えることなく入力キーの位置をずらす
ようにしているため、盗み見に対して指の動きや位置に
より暗証番号を推測することが困難になり、盗み見によ
る暗証番号の盗用等の危険を回避できるという効果も得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態を示すブロック図
【図2】第1の実施の形態のキーパターンを示す図
【図3】第2の実施の形態のキーパターンを示す図
【図4】第3の実施の形態のキーパターンを示す図
【図5】第4の実施の形態のキーパターンを示す図
【図6】第5の実施の形態のキーパターンを示す図
【図7】第6の実施の形態のキーパターンを示す図
【図8】従来例を示すブロック図
【図9】従来例のキーパターンを示す図
【図10】従来例の別のキーパターンを示す図
【符号の説明】
1 表示部 2 タッチパネル 3 制御部 4 紙幣入出金機 5 硬貨入出金機 6 通帳記帳機 7 CRP部 10 図形選択部 11 キー配列部 12 キーパターン合成部 .
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E040 BA07 DA03 FJ05 5B020 DD11 5B085 AE03 BE07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示部に表示された数字や文字による入
    力キーを押下して暗証を入力する暗証入力装置におい
    て、 入力キーを任意の図形に沿って数字や文字の規則的な順
    序に基づいて配列し、基準となる入力キーを他の入力キ
    ーと識別できるように表示を変え、表示部に表示すると
    共に、あるタイミングで入力キーの位置を前記図形に沿
    って一方向にずらすことを特徴とする暗証入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 入力キーの位置をずらすタイミングのトリガーを、入力
    キーが押下された時とすることを特徴とする暗証入力装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 入力キーの位置をずらすタイミングのトリガーを、暗証
    入力操作の開始時とすることを特徴とする暗証入力装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2、または請求項3に
    おいて、 図形を循環形状としたことを特徴とする暗証入力装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、請求項2、または請求項3に
    おいて、 図形を線状としたことを特徴とする暗証入力装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、請求項2、または請求項3に
    おいて、 入力キーの位置をずらすとき、図形を変えることを特徴
    とする暗証入力装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 図形を変えるとき、段階的に変化させることを特徴とす
    る暗証入力装置。
  8. 【請求項8】 請求項1、請求項2、または請求項3に
    おいて、 図形を複数とし、各々の図形に沿って入力キーを数字や
    文字の規則的な順序に基づいて配列し、基準となる入力
    キーを他の入力キーと識別できるように表示を変え、表
    示部に表示すると共に、あるタイミングで入力キーの位
    置を前記図形に沿って一方向にずらすことを特徴とする
    暗証入力装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 複数の図形はそれぞれ循環形状とし、内側と外側の関係
    になるように図形を配置することを特徴とする暗証入力
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項8において、 複数の図形はそれぞれ線状とし、各図形を並行に配置す
    ることを特徴とする暗証入力装置。
  11. 【請求項11】 表示部に表示された数字や文字による
    入力キーを押下して暗証を入力する暗証入力方法におい
    て、 入力キーを任意の図形に沿って数字や文字の規則的な順
    序に基づいて配列し、基準となる入力キーを他の入力キ
    ーと識別できるように表示を変え、表示部に表示すると
    共に、あるタイミングで入力キーの位置を前記図形に沿
    って一方向にずらすことを特徴とする暗証入力方法。
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