JPWO2020170811A1 - 車体側部構造及び仕切部材 - Google Patents

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Abstract

本発明の車体側部構造(C)は、車体前後方向に延びるサイドシル(1)と、前記サイドシル(1)から上方向に延設されたセンタピラーアウタ(7)と、前記センタピラーアウタ(7)の車幅方向の内側に設置されたセンタピラーインナ(6)と、前記センタピラーアウタ(7)と前記センタピラーインナ(6)とで形成される中空部(8)内に設置される仕切部材(3)と、を備え、前記仕切部材(3)は、車幅方向の側方部が上下方向に変位可能な折畳部(11)を有することを特徴とする。仕切部材(3)とサイドシルアウタ(5)の上面(5a)との間に形成された充填室(17)には発泡性樹脂が充填される。

Description

本発明は、車体側部構造及び仕切部材に関する。
従来、車体の防音性を向上させるために、センタピラーの閉断面に仕切部材を設けた車体側部構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この仕切部材は、平板状部とフランジ部を有している。そして、平板状部は、センタピラーの閉断面の形状に合せて矩形に形成されている。また、フランジ部は、平板状部の四辺のうちの一辺から上方に折れ曲がるように立ち上がっている。
このような仕切部材は、フランジ部がセンタピラーの内壁面に溶接されることで、平板状部がセンタピラーの中空部を上下に仕切るように配置される。
特開2003−237624号公報
ところが、昨今のセンタピラーの閉断面の形状は、ピラー強度の向上とともに複雑になっている。特に、センタピラーの下部は、サイドシルとの接合部で幅広に形成されるとともに上方に向かうほど徐々に狭くなっている。そして、このようなセンタピラーの中空部に従来の仕切部材(例えば、特許文献1参照)を配置しようとすると、仕切部材の平板状部やフランジ部が、センタピラーの内壁面のほか、センタピラー内に配置されるスティフナ、バルクヘッド(セパレータ)、その他クリップなどの他の部材にも不測に干渉することがある。
そのため従来の仕切部材(例えば、特許文献1参照)は、センタピラーの中空部への取り付けが煩雑を極めている。
本発明の課題は、従来よりもセンタピラーの中空部への配置が容易な仕切部材を有する車体側部構造及びこの仕切部材を提供することにある。
前記課題を解決した本発明の車体側部構造は、車体前後方向に延びるサイドシルと、前記サイドシルから上方向に延設されたセンタピラーアウタと、前記センタピラーアウタの車幅方向の内側に設置されたセンタピラーインナと、前記センタピラーアウタと前記センタピラーインナとで形成される中空部内に設置される仕切部材と、を備え、前記仕切部材は、車幅方向の側方部が上下方向に変位可能な折畳部を有することを特徴とする。
また、前記課題を解決した本発明の仕切部材は、センタピラーの中空部を上下に仕切る仕切部材であって、車幅方向の側方部が上下方向に変位可能な折畳部を有することを特徴とする。
本発明によれば、従来よりもセンタピラーの中空部への配置が容易な仕切部材を有する車体側部構造及びこの仕切部材を提供することができる。
本発明の実施形態に係る車体側部構造の部分拡大斜視図である。 図1のII−II断面図である。 図1のIII−III断面図である。 本発明の実施形態に係る仕切部材の全体斜視図である。 図1における仕切部材を車体の外側から見た正面図である。 図1における仕切部材の上面図である。 図1における仕切部材の下面図である。 図1における仕切部材を車体の前側から見た側面図である。 図1における仕切部材を車体の後側から見た側面図である。 図1において、センタピラーアウタと仕切部材とを取り除いた様子を示す部分拡大斜視図である。 仕切部材の折畳部を折り畳む、車体側部構造の製造方法における第1工程の説明図である。 仕切部材のベース板を中折れさせる、車体側部構造の製造方法における第2工程の説明図である。 仕切部材をセンタピラーの中空部に挿入する、車体側部構造の製造方法における第3工程の説明図である。 仕切部材をセンタピラーの中空部で展開してサイドシルアウタの上面に取り付ける、車体側部構造の製造方法における第4工程の説明図である。 本発明の実施形態に係る仕切部材によってセンタピラー内に形成された充填室の様子を示す模式図である。 本発明の他の実施形態に係る仕切部材によってセンタピラー内に形成された充填室の様子を示す模式図である。
次に、本発明を実施するための形態(本実施形態)に係る車体側部構造について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、参照する図面の上下前後の矢示方向は、車体の上下前後方向に一致している。また、図面の内外の矢示方向は、車幅方向の車体の内側及び外側に一致している。
本実施形態に係る車体側部構造は、サイドシルに接合されたセンタピラーの中空部が仕切部材によって上下方向に仕切られて構成されている。
本実施形態の車体側部構造における仕切部材は、車幅方向の側方部(例えば、車幅方向の外側)に上下方向に変位可能な折畳部を有していることを主な特徴とする。
以下に、この仕切部材について、センタピラーの中空部を仕切って発泡性樹脂の充填室を形成するものを例にとって説明する。ちなみに、このセンタピラーにおける発泡性樹脂の充填構造は、自動車の走行時に生じるロードノイズや車体構成部材の風切り音が乗員に伝達することを防止するように機能する。
このような本実施形態に係る車体側部構造は、車体の左右両側に適用される。
ただし、以下では、車体の左側側部に配置されるものについてのみ説明し、これと車幅方向の中心線を挟んで対称構造となる車体の右側側部に配置されるものについてはその説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る車体側部構造Cの部分拡大斜視図である。
なお、図1中、センタピラーアウタ7は、センタピラー2の中空部8内を示す作図の便宜上、仮想線(二点鎖線)で示している。
図1に示すように、車体側部構造Cは、サイドシル1と、センタピラー2と、仕切部材3と、を備えている。
<サイドシル>
図1に示すように、サイドシル1は、車体の側部で前後方向に延びるように配置されている。
このようなサイドシル1は、車幅方向の内側に配置されるサイドシルインナ4と、車幅方向の外側に配置されるサイドシルアウタ5と、を備えている。
サイドシルインナ4は、車体前後方向に交差する断面視で車幅方向の外側に開くハット形状を呈している。また、サイドシルアウタ5は、車体前後方向に交差する断面視で車幅方向の内側に開くハット形状を呈している。
サイドシルインナ4とサイドシルアウタ5とは、互いのハット形状鍔部に相当するフランジ同士がスポット溶接などで接合されている。これにより互いのハット形状山高部に相当する膨出部同士が一体になって、サイドシル1は閉断面を形成している。
また、後記するセンタピラー2を構成するセンタピラーインナ6は、サイドシルインナ4とサイドシルアウタ5とのフランジ同士の間に配置されて、これらと三枚重ねで接合されている。
そして、サイドシルアウタ5の上面5aは、センタピラーインナ6側から車幅方向の外側に向かうほど徐々に下方に変位するように僅かに傾斜している。
このような上面5aには、後記するように、仕切部材3の取付孔となる丸穴30aと長穴30b(図6参照)とが形成されている。
このようなサイドシル1の内側には、図示を省略したが、断面視で略L字形状を呈する複数の補強部材が配置されている。
これらの補強部材は、サイドシルインナ4のハット形状山高部における上方角部及び下方角部で、車体前後方向に延びるように配置されている。また、補強部材は、サイドシルアウタ5のハット形状山高部における上方角部及び下方角部で、車体前後方向に延びるように配置されている。
<センタピラー>
センタピラー2(図1参照)は、車体側部で上下方向に延びる柱状物である。
図1に示すように、センタピラー2の下部は、サイドシル1に接合されている。また、図示を省略するが、センタピラー2の上部は、ルーフサイドレールに接合されている。
なお、本実施形態でのセンタピラー2は、下部側から上部に向かうほど車体後方に徐々に変位するように僅かに傾斜している。
このようなセンタピラー2は、車幅方向の内側に配置されるセンタピラーインナ6と、車幅方向の外側に配置されるサイドシルアウタ5と、を備えている。
(センタピラーインナ)
センタピラーインナ6は、前記のように、サイドシルインナ4とサイドシルアウタ5とのフランジ同士に挟持された下部側から上方に向けて延びる略板体で形成されている。
センタピラーインナ6は、車幅方向の内側からの側面視で、センタピラー2の略外形を形成している。つまり、センタピラーインナ6の下部は、サイドシル1側で幅広に形成されるとともに、上方に向かうほど車体前後方向の幅を徐々に狭めるように延びている。具体的には、センタピラーインナ6の下部における車体前後方向の両縁部は、下方に凹となるようになだらかなカーブを描いている。
なお、本実施形態でのセンタピラー2は、前記のように後方に向けてわずかに傾斜していることから、車体前後方向の前側に形成されるカーブのほうが、後側に形成されるカーブよりも緩やかな円弧を描くように形成されている。
また、センタピラーインナ6の下部には、車体前後方向の略中央に、略矩形の開口部14を有している。
車幅方向の内側でセンタピラー2の中空部8の内外を連通させるこの開口部14は、後に詳しく説明するように、センタピラー2の中空部8への仕切部材3の配置口となる。また、本実施形態での開口部14は、後に、シートベルトリトラクタ(図示を省略)の車幅方向の外側半体をセンタピラー2の中空部8に配置するための配置口をも兼ねている。
また、センタピラーインナ6の下部には、後記する発泡性樹脂の充填孔15が形成されている。この充填孔15は、車体前後方向の前側に形成される第1充填孔15aと、車体前後方向の後側に形成される第2充填孔15bと、で構成されている。なお、図1中、車体前後方向の前側の充填孔15aは、隠れ線(点線)で描いている。
これらの充填孔15a,15bは、仕切部材3とサイドシルアウタ5の上面5aとの間に形成される後記の充填室17に連通する。
このような充填孔15a,15bのそれぞれは、開口部14の車体前後方向の両角下の近傍に配置される第1及び第2傾斜板12a,12bのそれぞれの下方に一対形成される。
ちなみに、第1及び第2傾斜板12a,12bは、後に詳しく説明するように、仕切部材3を構成する。
(センタピラーアウタ)
次に、センタピラーアウタ7(図1参照)について説明する。
図2は、図1のII−II断面図である。図3は、図1のIII−III断面図である。なお、図2及び図3中、図1と同様の構成要素については同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
図2に示すように、センタピラーアウタ7は、上下方向に交差する断面視で車幅方向の内側に開くハット形状を呈している。
センタピラーアウタ7のハット形状鍔部に相当する両フランジは、センタピラーインナ6の車体前後方向の両縁部にスポット溶接などで接合されている。
これによりセンタピラーアウタ7は、図1に示すように、センタピラーインナ6の形状に合せて、サイドシル1側で幅広に形成されるとともに、上方に向かうほど車体前後方向の幅を徐々に狭めるように延びている。
また、センタピラーアウタ7は、図2に示すように、ハット形状山高部に相当する膨出部が、センタピラーインナ6との間に前記した中空部8を形成している。
なお、図2に示す中空部8は、後記する仕切部材3の上方に形成されている様子を示しており、符号14は、センタピラーインナ6の開口部である。
このような本実施形態での中空部8の形状は、上下方向に交差する図2に示す断面形状で、下底よりも短い上底が車幅方向の外側に位置する略等脚台形形状を呈している。
図2中、符号16は、セパレータ(図示省略)をセンタピラーアウタ7の内壁面に取り付けるクリップである。ちなみに、このクリップ16は、特許請求の範囲にいう「他部材の係止部材」に相当する。このクリップ16は、後記するように、仕切部材3の凹部23に対して上下方向に対応する位置に配置されている。
なお、図2中、センタピラーアウタ7の内壁面に配置されるスティフナの記載は、作図の便宜上、省略している。
図1に示すように、センタピラーアウタ7の車体前後方向の両側面は、上方から下方に向けて末広がりに延びている。そして、センタピラーアウタ7の両側面における下部は、サイドシルアウタ5の上面5aに沿うように延びている。
このようなセンタピラーアウタ7の両側面における下部は、サイドシルアウタ5の上面5aにスポット溶接などで接合されている。
図3に示すように、センタピラーアウタ7の車幅方向の外側面21は、上方から下方に向かうほど車幅方向の外側に変位するように傾斜している。
また、この外側面21の下端部21aは、サイドシルアウタ5の車幅方向の外側面22とオーバーラップするように延びている。
そして、センタピラーアウタ7の下端部21aのオーバーラップ部は、サイドシルアウタ5の外側面22にスポット溶接などで接合されている。
なお、図3中、符号4はサイドシルインナであり、符号14はセンタピラーインナ6の開口部である。符号16は、前記したセパレータ取付用のクリップ(係止部材)であり、符号3は次に説明する仕切部材である。また、図3中、センタピラーアウタ7の内壁面に配置されるスティフナの記載は、作図の便宜上、省略している。
<仕切部材>
次に、仕切部材3(図1参照)について説明する。
図4は、仕切部材3の全体斜視図である。図5Aは図1における仕切部材3を車体の外側から見た正面図、図5Bは図1における仕切部材3の上面図、図5Cは図1における仕切部材3の下面図、図5Dは図1における仕切部材3を車体の前側から見た側面図、図5Eは図1における仕切部材3を車体の後側から見た側面図である。
図4に示すように、仕切部材3は、ベース板9と、傾斜板12と、折畳部11と、固定部18と、リブ13と、を主に備えて構成されている。
本実施形態での仕切部材3は、合成樹脂成形品を想定している。
(ベース板)
ベース板9は、図5Aから図5Cに示すように、車体前後方向に並ぶ第1半体9aと、第2半体9bとがヒンジ部H1を介して接合されて形成されている。
ヒンジ部H1は、ベース板9の一般部よりも薄肉に形成されている。そして、このヒンジ部H1は、第1半体9aと第2半体9b同士を、ベース板9における車幅方向(内外方向)の略中央で部分的に接合している。
ベース板9は、このヒンジ部H1によって第1半体9aと第2半体9b同士が向き合うように中折れする中折れ構造20(図7B参照)を有する構成となる。
本実施形態での第1半体9aは、車体前後方向の前側に配置されている。そして、第1半体9aの平面形状は、図5B及び図5Cに示すように、車体前後方向の前端に斜辺9a1を有する略直角台形形状を呈している。
また、本実施形態での第2半体9bは、車体前後方向の後側に配置されている。そして、第2半体9bの平面形状は、車体前後方向の後端に斜辺9b1を有する略直角台形形状を呈している。
つまり、第1半体9aと第2半体9bとが接合されたベース板9の平面形状は、図5A及び図5Cに示すように、車幅方向の内側に短辺の上底と、車幅方向の外側にこの上底と平行に延びる長辺の下底と、を有する略台形形状となっている。
なお、本実施形態での第1半体9aの斜辺9a1は、第2半体9bの斜辺9b1よりも長くなっている。
(傾斜板)
次に傾斜板12(図4参照)について説明する。
傾斜板12は、図5Aに示すように、第1半体9aの車体前後方向の前側に配置される第1傾斜板12aと、第2半体9bの車体前後方向の後側に配置される第2傾斜板12bとで構成されている。
第1傾斜板12aは、図5Bに示す上面視で、略三角形状を呈している。そして、第1傾斜板12aは、略三角形状の底辺が第1半体9aの斜辺9a1に接続されている。また、第1傾斜板12aは、図5Bに示す上面視で、略三角形状の第1辺26aが略車体前後方向に沿って延びるとともに、略三角形状の第2辺26bが略車幅方向(内外方向)に沿って延びている。
このような第1傾斜板12aは、図5Aに示す正面視で、車体前後方向の前側に向かうほど上方に徐々に変位するように傾斜している。
そして、第1傾斜板12aは、図5A及び図5Bに示すように、上方に凸となるように僅かに湾曲している。
これにより第1傾斜板12aの第1辺26aは、図1に示すように、センタピラーインナ6の内壁面に沿うように配置される。第1傾斜板12aの第2辺26bは、図1に示すように、センタピラーアウタ7の車体前後方向における前側の側部の内壁面に沿うように配置される。
第2傾斜板12bは、図5Bに示す上面視で、略三角形状を呈している。そして、第2傾斜板12bは、略三角形状の底辺が第2半体9bの斜辺9b1に接続されている。また、第2傾斜板12bは、図5Bに示す上面視で、略三角形状の第1辺27aが略車体前後方向に沿って延びるとともに、略三角形状の第2辺27bが略車幅方向(内外方向)に沿って延びている。
このような第2傾斜板12bは、図5Aに示す正面視で、車体前後方向の後側に向かうほど上方に徐々に変位するように傾斜している。
そして、第2傾斜板12bは、図5A及び図5Bに示すように、上方に凸となるように僅かに湾曲している。
これにより第2傾斜板12bの第1辺27aは、センタピラーインナ6(図1参照)の内壁面に沿うように配置される。第2傾斜板12bの第2辺27bは、センタピラーアウタ7(図1参照)の車体前後方向における後側の側部の内壁面に沿うように配置される。
ちなみに、第2傾斜板12bの高さは、後記するリブ13の車体前後方向の位置との関係で、第1傾斜板12aよりも上方に高くなるように設定されている。
(折畳部)
次に、折畳部11(図4参照)について説明する。
折畳部11は、図5B及び図5Cに示すように、第1半体9a側に配置される第1折畳部11aと、第2半体9b側に配置される第2折畳部11bとで構成されている。
第1折畳部11aと第2折畳部11bのそれぞれは、第1半体9aと第2半体9bのそれぞれの車幅方向の外側端縁に沿って長く延びるように形成される細長板体で形成されている。
第1折畳部11aと第2折畳部11bのそれぞれは、第1半体9aと第2半体9bのそれぞれに独立のヒンジ部H2,H2を介して取り付けられている。
これらヒンジ部H2,H2は、図5D及び図5Eに示すように、第1折畳部11aと第2折畳部11bとの一般部よりも薄肉に形成されている。そして、これらヒンジ部H2,H2は、図5Bに示すように、第1折畳部11aと第2折畳部11bのそれぞれにおける車体前後方向の略中央部に部分的に配置されている。
これにより第1折畳部11aと第2折畳部11bのそれぞれは、第1半体9aと第2半体9bのそれぞれの車幅方向の外側端縁で、ヒンジ部H2周りに回動可能になっている。つまり、第1折畳部11aと第2折畳部11bのそれぞれは、第1半体9aと第2半体9bのそれぞれに対して、車幅方向の外側が上下方向に変位可能となって折り畳むことができるようになっている。
また、第1折畳部11aと第2折畳部11bのそれぞれは、図5B及び図5Cに示すように、車幅方向の内側に凹む凹部23を有している。
ちなみに、このような凹部23に対応するように設けられた前記のクリップ16(図2参照)は、図3に示すように、凹部23の上方に位置することとなる。
(固定部)
次に、固定部18(図4参照)について説明する。
固定部18は、図5Aに示すように、第1半体9a側に配置される第1固定部18aと、第2半体9b側に配置される第2固定部18bと、で構成されている。
第1固定部18aと第2固定部18bのそれぞれは、第1半体9aと第2半体9bのそれぞれから下方に突出するように形成されている。
そして、第1固定部18aは、図5Bに示すように、第1半体9aの車体前後方向の略中央に配置されている。また、第2固定部18bは、図5Bに示すように、第2半体9bの斜辺9b1寄りに配置されている。
第1固定部18aと第2固定部18bのそれぞれは、図5Aに示すように、基部28a,28bと、係合部29a,29bと、を有している。なお、以下の説明において基部28aと基部28bとを区別しない場合には、単に基部28と称する。
基部28は、第1半体9aと第2半体9bの下面のそれぞれから離れるほど縮径する略円錐台の外形を有している。
そして、これらの基部28は、図5Aから図5Cに示すように、第1半体9aと第2半体9bとを構成するそれぞれの板体が下方に部分的に窪むことで形成されている。つまり、これらの基部28は、上方に開き、下方に閉じた有底の筒体で形成されている。ちなみに、図3中、隠れ線(点線)で示す基部28の軸線Axは、サイドシルアウタ5の上面5aと直交するように延びている。
このような基部28(図5A参照)は、後記するように係合部29a,29b(図5A参照)がサイドシルアウタ5の上面5a(図1参照)に係合した際に、図3に示すように、この上面5aとベース板9とを所定の間隔で離隔させるスペーサとして機能する。
係合部29a,29bは、図5A及び図5Cに示すように、基部28a,28bのそれぞれの下端面に配置されている。
係合部29aは、後記する丸穴30a(図6参照)にスナップフィットする構成となっている。係合部29bは、後記する長穴30b(図6参照)に嵌入するようになっている。本実施形態での係合部29aは、丸穴30aに嵌り込んだ際に、裏側の穴部周縁に引っ掛かるかえしを有する突起を想定しているがこれに限定されるものではない。
次に、係合部29a,29b(図5A参照)が係合する丸穴30a(図6参照)と長穴30b(図6参照)について説明する。
図6は、図1において、センタピラーアウタ7と仕切部材3とを取り除いた様子を示す部分拡大斜視図である。
図6に示すように、サイドシルアウタ5の上面5aには、この上面5aに仕切部材3(図1参照)を配置した際に、仕切部材3の係合部29a,29b(図5A参照)に対応するように、丸穴30aと長穴30bとが形成されている。これらの丸穴30aと長穴30bとは、サイドシルアウタ5を形成する板材を貫通している。
係合部29a(図5A参照)が係合する丸穴30a(図6参照)は、図1に示すように、サイドシルアウタ5の上面5aに対して仕切部材3を位置決めする際の主基準となる。
図6に示すように、長穴30bは、車体前後方向に長く形成されている。この長穴30bは、サイドシルアウタ5の上面5aに対して仕切部材3を位置決めする際の副基準となる。
つまり、後記するように、丸穴30a(図6参照)に対して係合部29a(図5A参照)を係合させてから長穴30b(図6参照)に係合部29b(図5A参照)を係合させる際に、長穴30bは、係合部29bの前後方向の多少のずれを吸収して係合部29bと係合する。
(リブ)
次に、リブ13(図4参照)について説明する。
リブ13は、図5A及び図5Cに示すように、ベース板9の下面に形成されている。具体的には、ヒンジ部H1寄りで第2半体9bの下面から下方に延びるように形成されている。つまり、リブ13は、図3に示すように、仕切部材3がサイドシルアウタ5の上面5aに配置された際に、この上面5aに向けて延びて当接するように形成されている。
そして、リブ13は、図5Cに示すように、第2半体9bの車幅方向の略全体に渡って形成されている。ちなみに、本実施形態でのリブ13は、車体前後方向に対して垂直に交差する方向に延びるものを想定している。しかしながら、リブ13は、後記するように、傾斜させることもできる。
以上のような仕切部材3は、図3に示すように、サイドシルアウタ5の傾斜する上面5aに配置されると、この上面5aに対して直交する軸線Axを有する基部28によって、ベース板9の板面が略水平になる。この際、リブ13の下端縁は、サイドシルアウタ5の上面5aに沿って配置される。
そして、ヒンジ部H2周りに回動自在にベース板9に取り付けられた折畳部11は、その車幅方向の外側縁部が、傾斜するセンタピラーアウタ7の内壁面に当接することで上方への変位が規制される。
図1に示すように、このような仕切部材3がセンタピラー2の中空部8に配置された車体側部構造Cは、センタピラー2の中空部8が仕切部材3によって上下方向に仕切られる。
そして、センタピラー2の中空部8は、仕切部材3とサイドシルアウタ5の上面5aとの間に、発泡性樹脂の充填室17を形成する。この充填室17は、前記の充填孔15a,15bを介してセンタピラー2の外部と連通する。
<車体側部構造の製造方法>
以下では、主にセンタピラー2の中空部8に対する仕切部材3の取付方法を示しながら本実施形態に係る車体側部構造Cの製造方法について説明する。
図7Aは、仕切部材3の折畳部11を折り畳む、車体側部構造Cの製造方法における第1工程の説明図である。
図7Bは、仕切部材3のベース板9を中折れさせる、車体側部構造Cの製造方法における第2工程の説明図である。
図7Cは、仕切部材3をセンタピラー2の中空部8に挿入する、車体側部構造Cの製造方法における第3工程の説明図である。
図7Dは、仕切部材3をセンタピラー2の中空部8で展開してサイドシルアウタ5の上面5aに取り付ける、車体側部構造Cの製造方法における第4工程の説明図である。
この製造方法の第1工程では、図7Aに示すように、仕切部材3の折畳部11を下方に変位させて折り畳む。
なお、図7A中、符号18bは第2固定部であり、符号12bは、第2傾斜板であり、符号13は、リブである。
次に、この製造方法の第2工程では、図7Bに示すように、仕切部材3のベース板9を、ヒンジ部H1を中心に中折れさせる。これによりベース板9の第1半体9aと第2半体9bとが向き合う。
なお、図7B中、符号12aは第1傾斜板であり、符号12bは第2傾斜板である。符号18aは第1固定部であり、符号18bは第2固定部である。
次に、この製造方法の第3工程では、図7Cに示すように、中折れした仕切部材3が、車内側(図7Cの紙面奥側)からセンタピラーインナ6の開口部14を介してサイドシルアウタ5の上方に配置される。つまり、仕切部材3は、センタピラー2の中空部8に挿入される。
その後、第1固定部18aの係合部29aが丸穴30aに近付けられる。この際、折り畳まれた前側の折畳部11a(図5B参照)は、センタピラー2の内壁面に徐々に近づくように展開する。
図7C中、符号5aはサイドシルアウタ5の上面である。また、符号30bは第2固定部18bの係合部29bが係合する長穴である。
そして、折畳部11a(図5B参照)は、凹部23(図2参照)で前側のクリップ16(図2参照)との干渉を避けながら、図3に示すように、クリップ16の下方でセンタピラー2の内壁面に当接する。
次に、この製造方法の第4工程では、図7Dに示すように、ベース板9の第1半体9aがサイドシルアウタ5の上面5aに沿うように配置される。これとともに、第2半体9bは、第1半体9aに対して展開される。
この際、折り畳まれた後側の折畳部11b(図5B参照)は、センタピラー2の内壁面に徐々に近づくように展開する。
そして、折畳部11b(図5B参照)は、凹部23(図2参照)で後側のクリップ16(図2参照)との干渉を避けながら、図3に示すように、クリップ16の下方でセンタピラー2の内壁面に当接する。
このような展開によって第1半体9aと第2半体9bとが車体前後方向に並んだ後、まず第1固定部18aの係合部29aが、主基準としての丸穴30aに挿入されて係合する。
次いで、第2固定部18bの係合部29bを長穴30bに挿入する際に、第1半体9aと第2半体9bとの展開具合によって、係合部29bの位置は、車体前後方向に多少ずれることがある。
これに対して長穴30bは、車体前後方向に長く形成されている。
これにより長穴30bは、係合部29bの前後方向の多少のずれを吸収して係合部29bと係合する。
そして、係合部29a,29bのそれぞれが、丸穴30aと長穴30bのそれぞれに係合した際に、第1固定部18aの基部28aと、第2固定部18bの基部28bとは、ベース板9(第1半体9a及び第2半体9b)の板面が水平になるようにサイドシルアウタ5の上面5aとの間に距離を開ける。
これにより仕切部材3とサイドシルアウタ5の上面5aとの間には、前記のように発泡性樹脂の充填室17(図1参照)が形成される。
次に、充填室17(図1参照)への発泡性樹脂の充填工程について説明する。
充填室17に対する発泡性樹脂の充填は、図1に示す充填孔15a,15bを介して行われる。
本実施形態での発泡性樹脂の充填工程は、車体前後方向の後側に形成された充填孔15bを介して行われる第1充填工程と、その後に車体前後方向の前側に形成された充填孔15aを介して行われる第2充填工程との2工程に分けて行われる。
図8は、仕切部材3(図1参照)によってセンタピラー2(図1参照)の中空部8に形成された充填室17の様子を示す模式図である。
ちなみに図8は、上方から見た充填室17を模式的に表したものである。
図8に示すように、充填室17は、リブ13を境に、車体前後方向の前側に形成される第1充填室17aと、車体前後方向の後側に形成される第2充填室17bとに2分されている。
なお、本実施形態でのリブ13は、車体前後方向の中央部から後方に向けてシフトしている。そのため第2充填室17bの容積は、第1充填室17aの容積よりも小さくなるところ、本実施形態においては、図5Aに示すように、第2傾斜板12bの高さを第1傾斜板12aの高さよりも高く設定することによって、第1充填室17aと第2充填室17bとの容積差を解消している。つまり、本実施形態での第1充填室17aと第2充填室17bのそれぞれの容積は、略等しくなるように設定されている。
図8に示すように、第1充填工程では、第2充填孔15b(図1参照)から第2充填室17b内に発泡性樹脂Rが充填される。本実施形態での発泡性樹脂Rは、発泡性ウレタン樹脂を想定しているがこれに限定されるものではない。
第2充填室17bの後方で車幅方向の内側から外側に向けて流れ込んだ発泡性樹脂Rは、第2折畳部11b(図5B参照)の先端を、図3に示すセンタピラーアウタ7の内壁面に当接するまで押し上げるとともに、第2折畳部11bの下方に沿って第1充填室17aの一部に流れ込んでいく。この際、発泡性樹脂Rは、基部28bの周囲を満たしていくとともに、第2充填室17bの角部にまでも行き渡る。
そして、第1充填室17aに流れ込む発泡性樹脂Rは、第2折畳部11bの下方に沿って流れる際に、リブ13から離れる車幅方向の外側の方が内側よりも流速が速くなる。そのため第1充填室17aの一部に流れ込んだ発泡性樹脂Rは、図8に示す平面視で、傾斜面Ipを形成する。
図8に示すように、第2充填工程では、第1充填孔15a(図1参照)から第1充填室17a内に発泡性樹脂Rが充填される。
第1充填室17aの前方で車幅方向の内側から外側に向けて流れ込んだ発泡性樹脂Rは、第1折畳部11a(図5B参照)の先端を、図3に示すセンタピラーアウタ7の内壁面に当接するまで押し上げるとともに、第1折畳部11aの下方に沿って傾斜面Ip側に向けて流れ込んでいく。そして、発泡性樹脂Rは、傾斜面Ipに沿って流れながら基部28aの周囲を満たしていくとともに、第1充填室17aの角部にまでも行き渡る。
その後、充填室17に満たされた発泡性樹脂Rの発泡硬化が行われることで、本実施形態に係る車体側部構造Cにおける発泡性樹脂Rの充填工程が終了する。
<作用効果>
次に、本実施形態の車体側部構造Cの奏する作用効果について説明する。
車体側部構造Cの仕切部材3は、車幅方向の側方部が上下方向に変位可能な折畳部11を有している。
このような車体側部構造Cによれば、折畳部11を上下方向に変位させることで、仕切部材3の車幅方向の長さを短く設定することができる。これにより車体側部構造Cは、平板状部とフランジ部とからなる仕切部材を有する従来の車体側部構造(例えば、特許文献1参照)よりも、センタピラー2の中空部8への配置が容易になる。
また、車体側部構造Cにおいては、折畳部11が、仕切部材3のセンタピラーアウタ7側の側方部に設けられている。そして、この折畳部11には、車幅方向の内側に凹む凹部23を有している。
このような車体側部構造Cによれば、センタピラーアウタ7の内壁面にビードや他部材を有する場合であっても、この凹部23によってこれらビードや他部材と折畳部11との干渉が回避される。これにより車体側部構造Cは、センタピラー2の中空部8での折畳部11の変位が妨げられることが免れる。
また、車体側部構造Cにおいては、仕切部材3が中折れ構造20を有している。
このような車体側部構造Cによれば、折畳部11による車幅方向の仕切部材3の短縮化に加えて、中折れ構造20によって車体前後方向の仕切部材3の短縮化を図ることができる。
また、車体側部構造Cにおいては、センタピラーアウタ7が、凹部23の上方にクリップ16(他部材の係止部材)を有している。
このような車体側部構造Cによれば、クリップ16は凹部23の上方にあるので、この凹部23によって折畳部11の変位がクリップ16によって妨げられることが免れる。
また、車体側部構造Cの仕切部材3は、第1固定部18aと第2固定部18bの間に、上下方向に延びるリブ13を有している。
この車体側部構造Cは、仕切部材3がサイドシルアウタ5の上面5aに配置された際に、リブ13がサイドシルアウタ5の上面5aに当接する。このような車体側部構造Cによれば、サイドシルアウタ5の上面5aに当接したリブ13によって、上面5a上で仕切部材3が中折れすることを、より確実に防止することができる。
また、このような車体側部構造Cによれば、リブ13によって発泡性樹脂Rの充填室17を第1充填室17aと第2充填室17bとに2分することができる。これにより充填室17に対する発泡性樹脂Rの充填工程を2回に分けることができる。つまり、一回の充填工程当たりの発泡性樹脂Rの充填量を低減することができるので、発泡性樹脂Rの取り扱いが容易となる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、種々の形態で実施することができる。
前記実施形態では、折畳部11をベース板9の車幅方向の外側に有するものについて説明したが、折畳部11は、ベース板9の車幅方向の内側に有する構成とすることもできる。
また、前記実施形態では、仕切部材3にリブ13を有し、発泡性樹脂Rの充填室17を2分した車体側部構造Cについて説明したが、仕切部材3のリブ13を省略した構成とすることもできる。
また、このような車体側部構造Cにおいては、少なくとも1つの充填孔15を有すればよい。したがって、このような車体側部構造Cにおいては、充填孔15の数、及びその位置に制限はない。
また、前記実施形態でのリブ13(図5A及び図5C参照)は、車体前後方向に対して垂直に交差する方向に延びるものを想定している。しかしながら、リブ13は、次に説明するように傾斜させることもできる。
図9は、傾斜したリブ13が配置された充填室17の様子を示す模式図である。
図9に示すように、このリブ13は、充填室17の上面視で、車幅方向の内側から外側に向かうほど徐々に車体前後方向の前側に変位するように傾斜している。
このようなリブ13によれば、車体前後方向の後側に形成された充填孔15b(図1参照)を介して第2充填室17bに発泡性樹脂Rが充填される第1充填工程において、より確実に傾斜面Ipが形成される。
これにより第2充填工程においては、発泡性樹脂Rが第1充填室17a内に満遍なく行き渡る。
ちなみに、図示は省略したが、リブ13が図9に示すリブ13とは反対側に傾くと、第1充填工程で第1充填室17a内に傾斜面Ipが形成されない。したがって、第2充填工程において発泡性樹脂Rが第1充填室17a内に満遍なく行き渡らない。
1 サイドシル
2 センタピラー
3 仕切部材
4 サイドシルインナ
5 サイドシルアウタ
5a サイドシルアウタの上面
6 センタピラーインナ
7 センタピラーアウタ
8 センタピラーの中空部
9 ベース板
9a 第1半体
9b 第2半体
11 折畳部
11a 第1折畳部
11b 第2折畳部
12 傾斜板
12a 第1傾斜板
12b 第2傾斜板
13 リブ
14 センタピラーインナの開口部
15 発泡性樹脂の充填孔
15a 第1充填孔
15b 第2充填孔
16 クリップ(他部材の係止部材)
17 発泡性樹脂の充填室
17a 第1充填室
17b 第2充填室
18 固定部
18a 第1固定部
18b 第2固定部
20 中折れ構造
23 折畳部の凹部
28 固定部の基部
28a 第1固定部の基部
28b 第2固定部の基部
29a 第1固定部の係合部
29b 第2固定部の係合部
30a 丸穴
30b 長穴
Ax 基部の軸線
C 車体側部構造
H1 中折れ構造のヒンジ部
H2 折畳部のヒンジ部
Ip 傾斜面
R 発泡性樹脂

Claims (6)

  1. 車体前後方向に延びるサイドシルと、
    前記サイドシルから上方向に延設されたセンタピラーアウタと、
    前記センタピラーアウタの車幅方向の内側に設置されたセンタピラーインナと、
    前記センタピラーアウタと前記センタピラーインナとで形成される中空部内に設置される仕切部材と、
    を備え、
    前記仕切部材は、車幅方向の側方部が上下方向に変位可能な折畳部を有することを特徴とする車体側部構造。
  2. 前記折畳部は、前記センタピラーアウタ側の前記側方部に設けられ、前記折畳部には、車幅方向に凹む凹部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の車体側部構造。
  3. 前記仕切部材は、車体前後方向に復元可能に中折れする中折れ構造を有していることを特徴とする請求項1に記載の車体側部構造。
  4. 前記センタピラーアウタは、前記凹部の上方に他部材の係止部材を有していることを特徴とする請求項2に記載の車体側部構造。
  5. 前記仕切部材は、前記サイドシルの上面に固定される少なくとも2つの固定部を車体前後方向に並ぶように有するとともに、前記サイドシルの上面に向けて延びるように立設されるリブを前記固定部同士の間に有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車体側部構造。
  6. センタピラーの中空部を上下に仕切る仕切部材であって、
    車幅方向の側方部が上下方向に変位可能な折畳部を有することを特徴とする仕切部材。
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