JPWO2019188778A1 - 不断流工法および装置 - Google Patents
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Abstract
Description
一方、プラグ挿入工法として、前記既設管にケースを装着し、前記ケース内に配置したエンドミルを前記ケースと共に回転し半周にわたって切り開いた切削溝を形成し、前記切削溝からプラグを前記既設管内に挿入する工法は周知である。
バイパス配管を設けるために、本体部41および分岐管部42を有するT字管4の前記本体部41を既設管1に装着し、前記分岐管部42を開閉する第1ゲートG1を開閉してホールソーHで前記既設管1を穿孔する穿孔工程と、
前記既設管1にケース5を装着し、前記ケース5内に配置したエンドミルEを前記ケース5と共に回転し半周にわたって切り開いた切削溝10を形成し、前記切削溝10からプラグを前記既設管1内に挿入するプラグ挿入工程と、
前記穿孔工程に先立って、前記分岐管部42に円周方向Rの半周にわたって切り開かれた半周溝20を有する前記T字管4を用意する工程と、
前記穿孔工程の後に、前記T字管4の前記分岐管部42に配管材6を接続する接続工程と、
前記接続工程の後に、前記半周溝20に挿入した前記第1ゲートG1を前記分岐管部42から抜く工程とを備え、
前記プラグ挿入工程において、前記第1ゲートG1又は前記第1ゲートG1と同一形状および構造を有する別の第1ゲートを前記プラグとして前記切削溝10から前記既設管1内に挿入する。
前記T字管4の前記分岐管部42には円周方向Rの半周にわたって切り開かれた半周溝20が形成され、
前記半周溝20は両端において下方に向って凸の一対の半円形状部21と、前記円周方向Rに延び前記半円形状部21同士を連ねる一定幅の溝部22とを備え、
前記第1ゲートG1は、前記半周溝20から前記分岐管部42内に挿入される円形状部を有する弁体11と、前記弁体11の側方に向かって突出する一対の弁体側部12と、前記弁体側部12から下方に向って延びる一対のガイダ13と、シール用のゴムパッキン14とを備え、
前記ゴムパッキン14は、
前記円形状部の上半部に装着され、前記溝部22を定義する一対の平行な第1端面に接するひも状の一対の上部15と、
前記円形状部の下半部に装着され、前記分岐管部42の内周面に接するひも状の下部16と、
前記弁体11の両サイドに各々装着される一対の中間部17とを備え、
前記各中間部17には各々前記一対の上部15が上方から連なり前記下部16が下方から連なり、
前記各中間部17は前記円形状部に嵌る半円柱状部18を有し、
前記各中間部17は前記弁体側部12の下面に接合される上面F0と、前記弁体11の側面に接合される第1側面F1と、前記ガイダ13に接合される第2側面F2とを有する。
なお、第1ゲートG1はプラグ挿入用のゲートとして用いずに、穿孔工事のための作業弁として用いられてもよい。
本体部41および分岐管部42を有するT字管4と第1ゲートG1とを有し、
前記分岐管部42には円周方向Rの半周にわたって切り開かれた半周溝20が形成され、
前記第1第1ゲートG1は前記半周溝20から前記分岐管部42内に侵入して前記分岐管部42内の流体の流れを止め、
前記半周溝20の真上に向って延び前記第1ゲートG1の第1アクセス通路43を定義する第1筒部44が前記分岐管部42に結合され、
前記分岐管部42の径方向に平行に進退移動して、前記第1アクセス通路43を開閉する第2ゲートG2が設けられ、
前記第2ゲートG2が前記アクセス通路43を開いている際に前記第2ゲートG2を収容する鞘2が設けられ、
前記第1筒部44には前記第2ゲートG2を含む前記鞘2が装着される第1装着フランジ45が設けられ、
前記第1筒部44における前記第1装着フランジ45の内側の部分に小弁体Vの第1収容部46が設けられ、
前記第1収容部46内の前記小弁体Vを前記第1筒部44の外から開閉操作することで前記鞘2の着脱を可能とする操作部31が設けられている。
なお、本穿孔用の不断流装置はプラグ挿入を伴わない穿孔工事のみの場合にも作業弁として用いられてもよい。
前記バタフライ弁が閉弁された状態で、前記第1ゲートG1を前記分岐管部42から抜く工程が実行される。
前記バイパス配管の接続後に、前記第1ゲートG1で前記既設管1内の流体の流れを止める工程を実行する。
前記分岐管部42の径方向に平行に、かつ、水平方向に進退移動して、前記第1アクセス通路43を開閉する第2ゲートG2を前記分岐管部42に設置する工程を更に備え、
前記第2ゲートG2により前記第1アクセス通路43を開閉して前記第1ゲートG1を前記分岐管部42から抜く工程を実行する。
前記第2ゲートG2を前記第1筒部44から取り外す工程と、
前記ケース5の径方向に平行に、かつ、水平方向に進退して、前記第2アクセス通路53を開閉する前記第2ゲートG2を前記第2筒部54に設置する工程と、
前記第2ゲートG2により前記第2アクセス通路53を開閉して、前記既設管1に挿入した前記第1ゲートG1を前記既設管1から抜く工程とを更に備える。
本例は既設管1がスチールパイプである場合について説明する。
なお、本例では既設管1はスチールパイプである。
前記第2収容部56内の前記第2小弁体V2を前記第2筒部54の外から開閉操作することで、流体の流出を防ぎ、前記鞘2の着脱を不断水下で可能とする第2操作部(図示せず)が設けられている。第2操作部の構造および形状は第1操作部と同様であり、その説明を省略する。
まず、図14に示すように、既設管1の一部を前記ケース5によって気密状態で囲繞する。すなわち、第1分割ケース51と第2分割ケース52とを互いに溶接し、既設管1を上下に挟むように囲繞する。方形フランジ54fを介して前記カッター8を第1分割ケース51に取り付ける。
なお、第2装着フランジ55には第4蓋板58を締結する。
その後、図15の実線および二点鎖線で示すように、カッター8のエンドミルEを既設管1の中心Oに向かって移動させてカッター8のエンドミルEで既設管1の管壁の一部を切削し、カッター8のエンドミルEを回転させながら、図15のミリング装置M全体を既設管1の周方向Rに回転させることで、図15に示すように既設管1の一部を穿孔して半周にわたる切削溝10を形成する。
その後、図15のエンドミルEを退避させ、図17のように、第2ゲートG2を内蔵した鞘2を第2筒部54の第2装着フランジ55に装着し、更に、図18の前記第2ゲートG2で前記第2アクセス通路53を閉塞した後、図14のカッター8およびエンドミルEを方形フランジ54fから取り外す。この取り外し後、図17の前記第1ゲートG1を内蔵した上部タンク7を前記方形フランジ54fに取り付ける。
なお、方形フランジ54fには第3蓋板57が取り付けられ、第2装着フランジ55には第4蓋板58が取り付けられてもよい。
たとえば、第1ゲートは外ネジ式のゲートであってもよい。流体はオイルやガスであってもよい。また、プラグ挿入として挿入された第1ゲートを弁として残すこともできる。また、バタフライ弁を設けることなく、プラグ挿入前にバイパス配管を完成させてもよい。したがって、以上のような変更および修正は、請求の範囲から定まる本発明の範囲内のものと解釈される。
また、本発明の不断流工法は、不断水穿孔後に分岐配管を設ける場合に採用することができる。
11:弁体 11c:円形状部 12:弁体側部 13:ガイダ 14:ゴムパッキン
15:上部 15e:縁 16:下部 16e:縁 17:中間部 18:半円柱状部
2:鞘
20:半周溝 21:半円形状部 21f:端面 22:溝部 22f:端面
31:操作部 32:第2操作部 33:アクセス開口
4:T字管 41:本体部 42:分岐管部 42f:円形フランジ
43:第1アクセス通路 44:第1筒部 44f:方形フランジ
45:第1装着フランジ 46:第1収容部 47:第1蓋板 48:第2蓋板
5:ケース 51:第1分割ケース 52:第2分割ケース 53:第2アクセス通路
54:第2筒部 54f:方形フランジ 55:第2装着フランジ 56:第2収容部
57:第3蓋板 58:第4蓋板
6:配管材 7:上部タンク 8:カッター E:エンドミル
F0:上面 F1:第1側面 F3:第2側面
G1:第1ゲート G2:第2ゲート V:小弁体 V2:第2小弁体
H:ホールソー H0:分岐孔
M:ミリング装置 O:中心 R:円周方向
Claims (8)
- 不断流工法であって、
バイパス配管を設けるために、本体部41および分岐管部42を有するT字管4の前記本体部41を既設管1に装着し、前記分岐管部42を開閉する第1ゲートG1を開閉してホールソーHで前記既設管1を穿孔する穿孔工程と、
前記既設管1にケース5を装着し、前記ケース5内に配置したエンドミルEを前記ケース5と共に回転し半周にわたって切り開いた切削溝10を形成し、前記切削溝10からプラグを前記既設管1内に挿入するプラグ挿入工程と、
前記穿孔工程に先立って、前記分岐管部42に円周方向Rの半周にわたって切り開かれた半周溝20を有する前記T字管4を用意する工程と、
前記穿孔工程の後に、前記T字管4の前記分岐管部42に配管材6を接続する接続工程と、
前記接続工程の後に、前記半周溝20に挿入した前記第1ゲートG1を前記分岐管部42から抜く工程とを備え、
前記プラグ挿入工程において、前記第1ゲートG1又は前記第1ゲートG1と同一形状および構造を有する別の第1ゲートを前記プラグとして前記切削溝10から前記既設管1内に挿入することを特徴とする不断流工法。 - 請求項1において、
前記プラグ挿入工程において、前記第1ゲートG1を前記プラグとして前記切削溝10から前記既設管1内に挿入することを特徴とする、不断流工法。 - 請求項1もしくは2において、
前記穿孔工程の後に、前記分岐管部42に前記配管材6としてのバタフライ弁を接続して、前記接続工程が実行され、
前記バタフライ弁が閉弁された状態で、前記第1ゲートG1を前記分岐管部42から抜く工程が実行されることを特徴とする、不断流工法。 - 請求項3において、
前記バタフライ弁にバイパス配管を接続する工程と、
前記バイパス配管の接続後に、前記第1ゲートG1で前記既設管1内の流体の流れを止める工程を実行することを特徴とする、不断流工法。 - 請求項2において、
前記分岐管部42は、前記半周溝20の真上に向って延び前記第1ゲートG1の第1アクセス通路43を定義する第1筒部44を有し、
前記分岐管部42の径方向に平行に、かつ、水平方向に進退移動して、前記第1アクセス通路43を開閉する第2ゲートG2を前記分岐管部42に設置する工程を更に備え、
前記第2ゲートG2により前記第1アクセス通路43を開閉して前記第1ゲートG1を前記分岐管部42から抜く工程を実行する、不断流工法。 - 請求項5において、
前記ケース5は前記切削溝10の真上に向って延び前記第1ゲートG1の第2アクセス通路53を定義する第2筒部54を有し、
前記第2ゲートG2を前記第1筒部44から取り外す工程と、
前記ケース5の径方向に平行に、かつ、水平方向に進退して、前記第2アクセス通路53を開閉する前記第2ゲートG2を前記第2筒部54に設置する工程と、
前記第2ゲートG2により前記第2アクセス通路53を開閉して、前記既設管1に挿入した前記第1ゲートG1を前記既設管1から抜く工程とを更に備える、不断流工法。 - T字管4の分岐管部42に第1ゲートG1を有する穿孔用の不断流装置であって、
前記T字管4の前記分岐管部42には円周方向Rの半周にわたって切り開かれた半周溝20が形成され、
前記半周溝20は両端において下方に向って凸の一対の半円形状部21と、前記円周方向Rに延び前記半円形状部21同士を連ねる一定幅の溝部22とを備え、
前記第1ゲートG1は、前記半周溝20から前記分岐管部42内に挿入される円形状部を有する弁体11と、前記弁体11の側方に向かって突出する一対の弁体側部12と、前記弁体側部12から下方に向って延びる一対のガイダ13と、シール用のゴムパッキン14とを備え、
前記ゴムパッキン14は、
前記円形状部の上半部に装着され、前記溝部22を定義する一対の平行な第1端面に接するひも状の一対の上部15と、
前記円形状部の下半部に装着され、前記分岐管部42の内周面に接するひも状の下部16と、
前記弁体11の両サイドに各々装着される一対の中間部17とを備え、
前記各中間部17には各々前記一対の上部15が上方から連なり前記下部16が下方から連なり、
前記各中間部17は前記円形状部に嵌る半円柱状部18を有し、
前記各中間部17は前記弁体側部12の下面に接合される上面F0と、前記弁体11の側面に接合される第1側面F1と、前記ガイダ13に接合される第2側面F2とを有する、不断流装置。 - 穿孔用の不断流装置であって、
本体部41および分岐管部42を有するT字管4と第1ゲートG1とを有し、
前記分岐管部42には円周方向Rの半周にわたって切り開かれた半周溝20が形成され、
前記第1第1ゲートG1は前記半周溝20から前記分岐管部42内に侵入して前記分岐管部42内の流体の流れを止め、
前記半周溝20の真上に向って延び前記第1ゲートG1の第1アクセス通路43を定義する第1筒部44が前記分岐管部42に結合され、
前記分岐管部42の径方向に平行に進退移動して、前記第1アクセス通路43を開閉する第2ゲートG2が設けられ、
前記第2ゲートG2が前記アクセス通路43を開いている際に前記第2ゲートG2を収容する鞘2が設けられ、
前記第1筒部44には前記第2ゲートG2を含む前記鞘2が装着される第1装着フランジ45が設けられ、
前記第1筒部44における前記第1装着フランジ45の内側の部分に小弁体Vの第1収容部46が設けられ、
前記第1収容部46内の前記小弁体Vを前記第1筒部44の外から開閉操作することで前記鞘2の着脱を可能とする操作部31が設けられている、不断流装置。
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