JPWO2019171950A1 - ハンドル装置及び穿孔機 - Google Patents

ハンドル装置及び穿孔機 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2019171950A1
JPWO2019171950A1 JP2019536997A JP2019536997A JPWO2019171950A1 JP WO2019171950 A1 JPWO2019171950 A1 JP WO2019171950A1 JP 2019536997 A JP2019536997 A JP 2019536997A JP 2019536997 A JP2019536997 A JP 2019536997A JP WO2019171950 A1 JPWO2019171950 A1 JP WO2019171950A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connection
handle
rotary shaft
recess
handle member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019536997A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6707720B2 (ja
Inventor
聡哉 横山
聡哉 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Kohki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kohki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Kohki Co Ltd filed Critical Nitto Kohki Co Ltd
Publication of JPWO2019171950A1 publication Critical patent/JPWO2019171950A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6707720B2 publication Critical patent/JP6707720B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B45/00Hand-held or like portable drilling machines, e.g. drill guns; Equipment therefor
    • B23B45/06Hand-held or like portable drilling machines, e.g. drill guns; Equipment therefor driven by man-power
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B47/00Constructional features of components specially designed for boring or drilling machines; Accessories therefor
    • B23B47/26Liftable or lowerable drill heads or headstocks; Balancing arrangements therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B45/00Hand-held or like portable drilling machines, e.g. drill guns; Equipment therefor
    • B23B45/001Housing of the drill, e.g. handgrip
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B13/00Spanners; Wrenches
    • B25B13/46Spanners; Wrenches of the ratchet type, for providing a free return stroke of the handle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25FCOMBINATION OR MULTI-PURPOSE TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; DETAILS OR COMPONENTS OF PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS NOT PARTICULARLY RELATED TO THE OPERATIONS PERFORMED AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B25F5/00Details or components of portable power-driven tools not particularly related to the operations performed and not otherwise provided for
    • B25F5/02Construction of casings, bodies or handles
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05GCONTROL DEVICES OR SYSTEMS INSOFAR AS CHARACTERISED BY MECHANICAL FEATURES ONLY
    • G05G1/00Controlling members, e.g. knobs or handles; Assemblies or arrangements thereof; Indicating position of controlling members
    • G05G1/04Controlling members for hand actuation by pivoting movement, e.g. levers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Drilling And Boring (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)
  • Sawing (AREA)

Abstract

【課題】ハンドル部材と回転軸部材との間の接触点での変形が生じにくいハンドル装置を提供する。【解決手段】ハンドル装置20は、保持部材26とハンドル部材22と回転軸部材24とを備える。ハンドル部材22は、第1及び第2連結係合部54a、54b、並びに第1及び第2連結解除部56a、56bが形成された軸部50を有する。回転軸部材24は、軸部50に面する連結端面68に回転軸線Rの放射方向に延びる連結凹部72を有する。ハンドル部材22は連結位置において、第1及び第2連結係合部54a、54bが長手軸線Mの方向での回転軸線Rの両側の位置でそれぞれ連結凹部72と係合し、回転軸部材24に対して回転方向で連結される。ハンドル部材22を長手軸線Mの方向に変位させて連結解除位置とすると、第1及び第2連結係合部54a、54bと連結凹部72との連結が解除されて、ハンドル部材22は回転軸部材24に対して回転可能となる。【選択図】図7

Description

本発明は、ハンドル装置及び穿孔機に関する。より詳細には、回転軸部材とハンドル部材との連結を解除してハンドル部材を回転軸部材に対して異なる角度で再連結できるようにしたハンドル装置、及びそのようなハンドル装置を備えた穿孔機に関する。
例えば特許文献1に示す穿孔機においては、ハンドル装置を回転させることにより環状カッターを加工対象物に対して近づけたり遠ざけたりして穿孔作業を行なうようになっている。この穿孔機は比較的に小型なものとなっておりハンドル装置の回転中心から設置面までの距離が短いため、ハンドル装置は回転させていくと設置面にぶつかり、そのままの状態ではそれ以上回転させることができなくなる。そのため、この穿孔機のハンドル装置は、ハンドル部材を回転軸部材に対して異なる角度で再連結できるようになっている。これにより、環状カッターの移動を継続して行なうことが可能となっている。
上記穿孔機におけるハンドル装置の詳細な構造は図1乃至図3に示す通りである。すなわちこのハンドル装置1は、穿孔機に着脱可能に連結されるソケット構造を有する回転軸部材2と、回転軸部材2を回転させるためのハンドル部材3と、回転軸部材2を回転可能に保持し且つハンドル部材3を回転軸部材2の回転軸線rに略直交する長手軸線mの方向で摺動可能に保持する保持部材4とを有する。回転軸部材2は正六角形状を有する連結係合部5を有し、ハンドル部材3は連結係合部5を受け入れる連結孔6を有する。連結孔6は、連結係合部5の対角位置にある2つの角の間の距離(対角距離)よりも僅かに大きい直径を有する円孔部6aと、該対角距離よりも狭く連結係合部5の平行な2つの面の間の距離(二面幅)よりも僅かに広い幅を有する長孔部6bとからなる。図2に示すように連結係合部5が連結孔6の長孔部6bに受け入れられているときには、連結係合部5の2つの面5aが長孔部6bの側面6cにそれぞれ係合してハンドル部材3と回転軸部材2とが回転方向で連結した状態となり、ハンドル部材3を回転させることで回転軸部材2を回転させることができる。連結状態から図3に示すようにハンドル部材3を引いて連結係合部5が連結孔6の円孔部6aに受け入れられた状態とすると、ハンドル部材3と回転軸部材2との連結が解除されて、ハンドル部材3は回転軸部材2に対して自由に回転可能な状態となる。この連結解除状態でハンドル部材3を回転軸部材2に対して回転させて、別の角度で連結係合部5を長孔部6b内に受け入れるようにハンドル部材3を移動させることにより、ハンドル部材3は回転軸部材2に対して別の角度で再連結される。連結係合部5が正六角形であるため、ハンドル部材3は回転軸部材2に対して60度間隔で6つの異なる方向から連結可能となっている。
特許第3963910号公報
環状カッターで穿孔作業を行なう際には回転する環状カッターを加工対象物にある程度の力で押し付ける必要があるが、その力はハンドル部材3を回転方向に押圧することによって加えられる。ハンドル部材3と回転軸部材2との連結は上述のように連結孔6と連結係合部5との間の係合により行なわれるため、ハンドル部材3を押圧する力は連結孔6と連結係合部5との間の接触点で受けることになる。連結孔6の長孔部6bの側面6cの間の幅は、連結係合部5を円滑に受け入れるようにするために、通常は連結係合部5の二面幅よりも僅かに大きくなっている。そのため、連結状態で回転軸部材2に対してハンドル部材3を例えば図で見て時計回りに回転させると、図4に示すように、長孔部6bの側面6cが連結係合部5の係合面5aに対して僅かに傾いた状態となり、連結係合部5は、対角位置にある2つの角部5bにおいて長孔部6bの側面6cに接触することになる。したがって、ハンドル部材3の操作を繰り返し行なううちに、連結係合部5の角部5bおよび該角部5bが接触する長孔部6bの側面6cが摩耗したり凹んだりするなどして、徐々に変形することがある。ここで、接触する角部5bの間の長手軸線mに垂直な方向での距離yは長手軸線mの方向での距離xよりも長くなっており、角部5bが長孔部6bの側面6cに押圧される方向dは、該側面6cに対して比較的に小さい角度αとなる。該押圧される方向dは接触する角部5bを通る対角線nに対して垂直な方向と一致するが、正六角形の連結係合部5を有するこのハンドル部材3においては、その方向dの長手軸線mに対する角度αはおよそ30度となる。この角度αが小さいほど角部5bがより浅い角度で長孔部6bの側面6cに押し付けられることになり、角部5bまたは長孔部6bの側面6cが変形し易くなると共に、変形が生じたときのその変形量に対するハンドル部材3の回転軸部材2に対するガタツキの程度が大きくなる。変形量がある程度以上に大きく成った場合には、連結係合部5が長孔部6bに噛み込んだ状態となりハンドル部材3と回転軸部材2との間の連結をうまく解除できなくなる虞もある。また、ハンドル部材3と回転軸部材2との間の連結角度をより細かい間隔で変更できるようにするために連結係合部5の形状を正八角形や正十角形などのより辺の数が多い正多角形とすると、係合面が小さくなりハンドル部材3と回転軸部材2との連結係合が不安定になるし、連結係合部5の角部5bが長孔部6bの側面6cに押し付けられる方向dはより小さい角度となって上述の不具合がさらに発生しやすくなる。
そこで本発明は、ハンドル部材と回転軸部材との間の接触点での変形が生じにくく、また変形が生じたとしてもハンドル部材と回転軸部材との間のガタツキに与える影響を抑えることが可能となるハンドル装置、及びそのようなハンドル装置を備えた穿孔機を提供することを目的とする。
すなわち本発明は、
保持部材と、
該保持部材に長手軸線の方向で変位可能に保持された軸部を有するハンドル部材と、
該保持部材に該長手軸線に略直交する回転軸線の周りで回転可能に保持され、該ハンドル部材の該軸部に面する連結端面を有し、該連結端面に該回転軸線の放射方向に延びる連結凹部を有する回転軸部材と、
を備え、
該ハンドル部材は、該軸部に該連結凹部と係合する連結係合部を有し、該連結係合部が該長手軸線の方向での該回転軸線の両側の位置で該連結凹部と係合して当該ハンドル部材が該回転軸部材の回転方向で該回転軸部材に連結される連結位置と、該連結位置から該長手軸線の方向で変位して該連結係合部と該連結凹部との連結が解除されて当該ハンドル部材が該回転軸線の周りで該回転軸部材に対して相対的に回転可能となる連結解除位置との間で変位可能とされた、ハンドル装置を提供する。
当該ハンドル装置においては、回転軸部材に連結凹部を設けハンドル部材に連結係合部を設けて、ハンドル部材の連結係合部が回転軸部材の連結凹部に係合するようになっている。このような構成とすることにより、連結係合部を正多角形とする必要がなくなり、連結係合部と連結凹部とを長手軸線の方向に長く延びた形状とすることができる。そうすると、連結係合部と連結凹部とが互いに押し付けられる方向を連結凹部の面に対して比較的に大きな角度となる方向とすることができ、連結係合部と連結凹部との接触点での変形が生じにくくなるとともに、変形が生じたとしてもハンドル部材と回転軸部材との間のガタツキに与える影響を小さくすることが可能となる。また、ハンドル部材を回転軸部材に対してより多くの異なる方向で連結できるようにする際には、同様な形状の連結凹部を複数設けるようにすればよいため、連結可能な方向を増やしても該角度が小さくならないようにすることも可能となる。
具体的には、
該ハンドル部材が、該軸部に該連結凹部と係合しない連結解除部をさらに有し、該連結係合部が該長手軸線の方向で互いに離れて位置する第1及び第2連結係合部を有し、該連結解除部が該第1連結係合部と該第2連結係合部との間に位置する第1連結解除部を有し、
該回転軸部材が連結解除凹部を有し、該連結凹部が該連結解除凹部の両側に位置する一対の連結凹部とされており、
該ハンドル部材が該連結位置にあるときには、該第1連結係合部が該一対の連結凹部のうちの一方の連結凹部と係合し、該第2連結係合部が該一対の連結凹部のうちの他方の連結凹部と係合し、
該ハンドル部材が該連結解除位置に変位したときに、該第2連結係合部が該他方の連結凹部から外れて該連結解除凹部と該回転軸線の方向で整合する位置になるとともに、該第1連結解除部が該一方の連結凹部と該回転軸線の方向で整合する位置になるようにすることができる。
このような構成とすることにより、ハンドル部材を連結位置と連結解除位置との間で変位させるときの変位量が小さくなり、ハンドル部材と回転軸部材との間の連結及び連結解除の操作をより素早く行なうことが可能となる。
具体的には、
該連結解除部が、該第2連結係合部に対して該第1連結解除部の反対側に位置する第2連結解除部をさらに有し、
該軸部は、該長手軸線に沿って順に、該保持部材に摺動可能に保持される第1摺動部、該第1連結係合部、該第1連結解除部、該第2連結係合部、該第2連結解除部、及び該保持部材に摺動可能に保持される第2摺動部、を有し、
該ハンドル部材が該連結解除位置に変位したときに、該第2連結解除部が該他方の連結凹部と該回転軸線の方向で整合する位置となるようにすることができる。
このような構成により、ハンドル部材の軸部が回転軸線の両側で保持部材に支持されるようになり、ハンドル部材をより安定して支持することが可能となる。
具体的には、該第1摺動部と該第1連結係合部とが同一の外径を有し、該第2摺動部と該第2連結解除部とが同一の外径を有しており、該ハンドル部材が該連結位置にあるときには該第2連結解除部が該保持部材に摺動可能に保持され、該ハンドル部材が該連結解除位置にあるときには該第1連結係合部が該保持部材に摺動可能に保持されるようにすることができる。
好ましくは、該ハンドル部材の該第1連結係合部が該第1連結解除部に向かって縮径する傾斜面を有し、該連結凹部が該軸部の該長手軸線の方向からずれている状態で該ハンドル部材を該連結解除位置から該連結位置に向かって変位させたときに、該傾斜面が該連結凹部と摺動係合して該ハンドル部材を該回転軸部材に対して相対的に回転させて、該連結係合部が該連結凹部内に案内されるようにすることができる。
このような構成により、ハンドル部材の軸部と回転軸部材の連結凹部の位置が多少ずれた状態でも、ハンドル部材を連結解除位置から連結位置に向かって変位させることが可能となり、ハンドル部材の操作性が向上する。
具体的には、該ハンドル部材を該連結位置で該回転軸線を中心に回転させたときの、該長手軸線の方向での該回転軸線に対する一方の側での該連結係合部と該連結凹部との接触点と他方の側での接触点とが、各接触点間の該長手軸線に垂直な方向での距離が該長手軸線の方向での距離よりも小さくなる位置であるようにすることができる。
好ましくは、該ハンドル部材を該連結位置に向かって付勢するスプリングをさらに備えるようにすることができる。
スプリングによってハンドル部材が連結位置に保持されるため、ハンドル部材を回転させているときにハンドル部材が誤って連結解除位置に変位してしまうことを抑制することが可能となる。
好ましくは、該連結凹部を複数備え、各連結凹部が該回転軸線に対して互いに異なる放射方向に延びているようにすることができる。
複数の連結凹部を有することにより、より多くの異なる角度でハンドル部材を回転軸部材に対して連結することが可能となり、当該ハンドル装置の操作性を向上させることが可能となる。
具体的には、
該回転軸部材が、該回転軸線の方向に延びる回転軸本体部と、該回転軸本体部から径方向外側に拡径して該連結端面の一部を構成するフランジ部とを有し、
該保持部材が、
該回転軸線の方向で貫通し該回転軸部材を回転可能に保持する回転軸保持孔、及び該長手軸線の方向で該回転軸保持孔を横断して貫通し該ハンドル部材の該軸部を該長手軸線の方向で変位可能に保持するハンドル部材保持孔、を有し、該回転軸保持孔が、該フランジ部を受け入れる大径部、及び該フランジ部よりも小径とされ該回転軸本体部を通す小径部を有する、ハウジング部材と、
該回転軸保持孔の該大径部内に挿入されて該回転軸保持孔の一方の開口を塞ぐとともに該回転軸部材の該フランジ部を該大径部内に保持するキャップ部材と、を備え、
該キャップ部材が該長手軸線の方向に延びる挿通溝を有し、該ハンドル部材の該軸部が該挿通溝を通って配置されており、該軸部が該挿通溝に該回転軸線の方向で係合することにより該キャップ部材が該回転軸保持孔の該一方の開口側から外れないようにすることができる。
このような構成とすることにより、当該ハンドル装置の組み立て作業を簡易にすることが可能となる。具体的には、まずハウジング部材の回転軸保持孔に回転軸部材を挿入し、次にキャップ部材を回転軸保持孔内に挿入し、続いてハンドル部材をキャップ部材の挿通溝を通るようにハウジング部材に取り付けることにより組み立て作業をおおよそ完了するようにすることが可能となる。
本発明はまた、
穿孔機本体と、
該穿孔機本体に取り付けられた穿孔工具と、
上述のハンドル装置であって、該穿孔機本体に取り付けられ、該ハンドル部材を該連結位置で回転させることにより該穿孔工具を変位させるようにされたハンドル装置と、
を備える穿孔機を提供する。
以下、本発明に係る穿孔機及びハンドル装置の実施形態を添付図面に基づき説明する。
従来の穿孔機におけるハンドル装置の部分断面図である。 図1の従来のハンドル装置の、連結状態における平面図である。 図1の従来のハンドル装置の、連結解除状態における平面図である。なお、回転軸部材に対して回転したハンドル部材を破線で示している。 図1の従来のハンドル装置における、回転軸部材とハンドル部材との連結部分を示す拡大図である。 本発明の一実施形態に係る穿孔機の側面図である。 図5の穿孔機に取り付けられた、本発明の一実施形態に係るハンドル装置の側面図である。 図6のハンドル装置の、連結状態における拡大断面図である。 図7のA−A線における断面図である。 図6のハンドル装置の、連結状態における斜視図であり、保持部材とスプリングとを省略して回転軸部材とハンドル部材の連結部分を示す図である。 ハンドル部材の連結係合部と回転軸部材の連結凹部との係合位置を示す図である。 図6のハンドル装置の、連結解除状態における拡大断面図である。 図6のハンドル装置の、連結解除状態における斜視図であり、保持部材とスプリングとを省略して回転軸部材とハンドル部材の連結部分を示す図である。
本発明の一実施形態に係る穿孔機10は、図5に示すように、穿孔機本体12と、穿孔機本体12のアーバー(図示しない)に取り付けられた環状カッター(穿孔工具)14と、穿孔機本体12に取り付けられたハンドル装置20とを備える。ハンドル装置20は穿孔機本体12に内蔵されたギヤ機構(図示しない)を介してアーバーに駆動連結されている。ハンドル装置を図で見て反時計回りに回転させるとアーバーとともに環状カッター14が加工対象物Wに近づき、ハンドル装置20を時計回りに回転させると環状カッター14が加工対象物Wから遠ざかるようになっている。当該穿孔機10で穿孔加工作業を行なう際には、環状カッター14を穿孔機本体12に内蔵されたモータ(図示しない)で回転駆動させた状態でハンドル装置20を操作して環状カッター14を加工対象物Wに押し付けるようにする。
ハンドル装置20は、図6に示すように、ハンドル部材22と、回転軸部材24と、保持部材26を備える。保持部材26は、ハンドル部材22を長手軸線Mの方向で変位可能に保持するとともに、回転軸部材24を長手軸線Mに略直交する回転軸線Rの周りで回転可能に保持している。ハンドル部材22の一端には、作業者がハンドル部材22を操作する際に把持する球形のグリップ部28が取り付けられている。
回転軸部材24は、図7に示すように、回転軸線Rの方向に延びる回転軸本体部30と、回転軸本体部30の上端において径方向外側に拡径したフランジ部32とを有する。回転軸本体部30の下端部34はソケット構造となっている。具体的には、穿孔機10に設けられた六角柱状の回転駆動軸を受け入れる六角形状のソケット穴36と、ソケット穴36内に突出するように配置された球状施錠子38と、球状施錠子38を外側から保持する環状の板バネ40とを有する構造となっている。球状施錠子38が穿孔機10の回転駆動軸に設けられた施錠溝に係合することにより、当該ハンドル装置20は回転駆動軸に対して連結されるようになっている。回転軸部材24を回転駆動軸から引き抜くようにすると、球状施錠子38が板バネ40の付勢力に抗して外側に変位して回転駆動軸に対する連結が解除され、ハンドル装置20を穿孔機本体12から取り外すことができる。
保持部材26は、図7及び図8に示すように、ハウジング部材42とキャップ部材44とからなる。ハウジング部材42には、回転軸線Rの方向で貫通して回転軸部材24を回転可能に保持するための回転軸保持孔46と、長手軸線Mの方向で貫通してハンドル部材22を長手軸線Mの方向で変位可能に保持するためのハンドル部材保持孔48とが形成されている。回転軸保持孔46は、回転軸部材24のフランジ部32よりも僅かに大きい直径を有する大径部46aと、フランジ部32よりも小さく回転軸本体部30よりも僅かに大きい直径を有する小径部46bとを有する。回転軸部材24は、フランジ部32が回転軸保持孔46の大径部46a内に受け入れられ、回転軸本体部30が小径部46bを通ってハウジング部材42から外側に延在した状態で、保持される。ハンドル部材保持孔48は、回転軸保持孔46の大径部46aを横断して延びている。キャップ部材44は、回転軸保持孔46よりも僅かに小さい直径を有する円柱状の部材であり、ハンドル部材22の軸部50が通る挿通溝52を有する。キャップ部材44は、回転軸保持孔46内に挿入されて回転軸保持孔46の一方の開口46cを塞いでいる。キャップ部材44の下面44aは、回転軸部材24のフランジ部32に係合して回転軸部材24の回転軸線Rの方向でのキャップ部材44の位置を保持している。図8に示すように、キャップ部材44の挿通溝52は、ハンドル部材22の軸部50を半周以上に亘って覆うようになっており、軸部50に対して下方側からも係合するようになっている。キャップ部材44は、軸部50が回転軸線Rの方向で挿通溝52に係合することにより、回転軸線Rの方向での位置が保持され、回転軸保持孔46の一方の開口46cの側から外れないようになっている。
ハンドル部材22は、図8及び図9から分かるように、横断面円形とされた軸部50を有する。軸部50には、連結係合部54a、54bと、連結係合部54a、54bよりも小径とされた連結解除部56a、56bが形成されている。より具体的には、連結係合部54a、54bは、長手軸線Mの方向で互いに離れた位置にある第1連結係合部54aと第2連結係合部54bとからなり、連結解除部56a、56bは第1連結係合部54aと第2連結係合部54bとの間に位置する第1連結解除部56aと第2連結係合部54bに対して第1連結解除部56aの反対側に位置する第2連結解除部56bとからなる。また、第1連結係合部54aに続いて第1摺動部58aが設けられ、第2連結解除部56bに続いて第2摺動部58bが設けられている。すなわち軸部50には、長手軸線Mに沿って順に、第1摺動部58a、第1連結係合部54a、第1連結解除部56a、第2連結係合部54b、第2連結解除部56b、及び第2摺動部58bが形成されている。第1摺動部58aと第1連結係合部54aは同一の外径を有し連続的に形成されている。同様に、第2連結解除部56bと第2摺動部58bは同一の外径を有し連続的に形成されている。また、第1連結係合部54aには、第1連結解除部56aに向かって縮径した傾斜面60が形成されている。図7に示すように、ハンドル部材22は、軸部50の第1摺動部58aと第2摺動部58bとが保持部材26のハンドル部材保持孔48に対して摺動可能に保持されることにより、後述するように連結位置(図7、図9)と連結解除位置(図11、図12)との間で長手軸線Mの方向で保持部材26に対して変位可能となっている。ハンドル部材22の先端部にはネジ62によってリング部材64が固定されている。また、リング部材64とハウジング部材42との間にはスプリング66が保持されている。ハンドル部材22は、このスプリング66によって連結位置に向かって先端側(図で見て右側)に付勢されている。
回転軸部材24は、図9及び図10に示すように、フランジ部32が形成された端部においてハンドル部材22の軸部50に面する連結端面68を有する。連結端面68の中心位置には、回転軸線R上に位置する連結解除凹部70が形成されている。したがって、連結端面68は円環状の面となっている。連結端面68には回転軸線Rの放射方向に延びる3つの連結凹部72が形成されている。各連結凹部72は互いに異なる放射方向に延びている。また各連結凹部72は、連結解除凹部70を挟んでその両側に位置する一対の連結凹部72a、72bとして形成されている。連結凹部72は、ハンドル部材22の第1及び第2連結係合部54a、54bに対応した円弧状の面とされている。
ハンドル部材22が図7、図9、及び図10に示す連結位置にあるときには、ハンドル部材22の第1及び第2連結係合部54a、54bが回転軸部材24の連結凹部72に係合する。具体的には、第1連結係合部54aが一対の連結凹部72のうちの一方の連結凹部72aと係合し、第2連結係合部54bが他方の連結凹部72bと係合する。これにより、ハンドル部材22は回転軸部材24に対してその回転方向で連結された状態となる。なお、ハンドル部材22は、スプリング66によって付勢された状態で、その軸部50の後端に設けられた段部74(図9)がハウジング部材42の端面76(図7)に当接することにより、連結位置に保持される。
ハンドル部材22を、リング部材64がハウジング部材42の当接面78に当たる位置まで後方(図で見て左方)に引いて図11及び図12に示す連結解除位置とすると、ハンドル部材22と回転軸部材24との連結が解除される。具体的には、第1連結係合部54aが一方の連結凹部72aから外れて回転軸部材24の径方向外側の位置となり、第2連結係合部54bが他方の連結凹部72bから外れて連結解除凹部70と回転軸線Rの方向で整合する位置となる。また、第1連結解除部56aが一方の連結凹部72aと回転軸線Rの方向で整合する位置となり、第2連結解除部56bが他方の連結凹部72bと回転軸線Rの方向で整合する位置となる。これにより、ハンドル部材22と回転軸部材24との連結が解除される。また、第1連結解除部56aと第2連結解除部56bは、回転軸部材24の連結端面68に係合しない大きさとなっているため、この連結解除状態においては、ハンドル部材22は回転軸線Rの周りで回転軸部材24に対して相対的に回転可能となる。ハンドル部材22をこの連結解除位置に保持したまま回転軸部材24に対して回転させ、軸部50が別の連結凹部72とおよそ整合した位置にしてハンドル部材22を連結位置に戻すと、ハンドル部材22を先程とは別の角度で回転軸部材24に再連結することができる。なお、連結凹部72が軸部50の長手軸線Mの方向からずれている状態でハンドル部材22を連結解除位置から連結位置に変位させると、第1連結係合部54aの傾斜面60がまず回転軸部材24に係合する。ずれ量が小さい場合には、傾斜面60が回転軸部材24のフランジ部32における外周面32aにおいて連結凹部72と摺動係合して、ハンドル部材22が回転軸部材24に対して相対的に回転される。これにより第1連結係合部54aが連結凹部72内に案内されて、ハンドル部材22は連結位置にまで変位可能となる。
ハンドル部材22の第1連結係合部54aは、連結位置においては回転軸部材24の連結凹部72に係合し、連結解除位置においてはハウジング部材42のハンドル部材保持孔48内に位置する。すなわち第1連結係合部54aは、ハンドル部材22が連結位置と連結解除位置との間で変位する際に、第1摺動部58aとともにハウジング部材42に対する摺動部の一部としても機能する。同様に第2連結解除部56bは、連結解除位置においては回転軸部材24の連結端面68に対向した位置となり、連結位置においてはハウジング部材42のハンドル部材保持孔48内に位置する。すなわち第2連結解除部56bは、ハンドル部材22が連結位置と連結解除位置との間で変位する際に、第2摺動部58bとともにハウジング部材42に対する摺動部の一部として機能する。このように、第1連結係合部54a及び第2連結解除部56bをそれぞれ摺動部としても利用することにより、軸部50の短小化を図ることができ、それに伴い保持部材26も小さくすることができる。
ハンドル部材22を連結位置と連結解除位置との間で円滑に変位させられるようにするために、回転軸部材24の連結凹部72は第1及び第2連結係合部54a、54bに対して僅かに大きくなっており、連結凹部72が長手軸線Mの方向に完全に整合した状態でハンドル部材22を連結位置とすると、第1及び第2連結係合部54a、54bと連結凹部72との間には僅かな隙間ができる。そのため、ハンドル部材22を連結位置で回転させると、連結凹部72は長手軸線Mに対して僅かに傾いた方向となり、ハンドル部材22は、第1連結係合部54aにおいて一方の連結凹部72aに対して実質的に点接触すると共に、第2連結係合部54bにおいて他方の連結凹部72bに対して実質的に点接触する。ハンドル部材22を、図10で見て時計回りに回転させたときの接触点P1、P2は、図10に示す通り、各連結凹部72における回転軸部材24の拡径したフランジ部32の外周面32a上の位置となる。接触点P1、P2の間の長手軸線Mに垂直な方向での距離Yは長手軸線Mの方向での距離Xよりも短くなり、接触点P1、P2を結ぶ直線Sと長手軸線Mとの間の回転軸線Rの方向で見たとき夾角βは、およそ20度となっている。従って、接触点P1、P2において第1及び第2連結係合部54a、54bが連結凹部72に押し付けられる方向Dと連結凹部72とのなす角γはおよそ70度となる。当該ハンドル装置20においては、該なす角γが比較的に大きな角度となっているため、接触点P1、P2における変形が生じにくく、また変形が生じたとしても連結状態での連結凹部72の長手軸線Mからの角度方向でのずれ量に与える影響が小さくなる。なお、本実施形態における上述の具体的な角度は単なる例示であり、他の角度とすることもできるが、該夾角βが45度より小さく、従って該なす角γが45度より大きくなっていることが望ましい。また、接触点P1、P2は上述のように回転軸部材24のフランジ部32の外周面32aの位置となっており、回転軸線Rから大きく離れた位置となっているため、ハンドル部材22に加えられる回転モーメント対して各接触点P1、P2に加わる応力の大きさを小さくすることができる。これによっても接触点P1、P2における変形が生じにくくなっている。
当該ハンドル装置においては、上述のように回転軸部材に3つの連結凹部が形成されているが、このように連結凹部を複数設けてより多くの異なる角度からハンドル部材を連結できるようにしても、上述の接触点P1、P2の位置は変わらず、第1及び第2連結係合部54a、54bと連結凹部72とが互いに押し付けられる方向Dも変わらない。従って該なす角γも変わらない。これに対して上記従来のハンドル装置においては、上述のように連結可能な方向を増やすほど該方向dは小さくなっていく。当該ハンドル装置の構造によれば、該なす角γを大きな角度に維持したまま、連結可能な方向を容易に増やすことが可能となる。
当該ハンドル装置20の組立は次のようにして行なわれる。まず、ハウジング部材42の回転軸保持孔46内にその一方の開口46cから回転軸部材24を挿入する。次に、キャップ部材44を、その挿通溝52がハウジング部材42のハンドル部材保持孔48と整合するようにして、回転軸保持孔46内に挿入する。続いて、ハンドル部材22の軸部50をハンドル部材22のハンドル部材保持孔48内に挿入する。このとき軸部50はキャップ部材44の挿通溝52にも挿通される。そして、スプリング66をハウジング部材42のスプリング収容部80に挿入してリング部材64をネジ62によりハンドル部材22に固定する。最後に球状施錠子38と板バネ40を回転軸部材24に取り付ければ組立作業は完了する。当該ハンドル装置20において使用されるネジは1つだけである。特にキャップ部材44がハンドル部材22によって保持されるようになっているため、部品点数が少なくまた組立作業も簡易なものとなっている。また、ハンドル部材22と回転軸部材24との連結係合部分は保持部材26によって覆われて外部に露出しないようになっており、連結係合部分に塵やホコリなどの異物が侵入することを防止するようにもなっている。
以上に本発明の実施形態について説明をしたが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではない。例えば、ハンドル部材の連結係合部を第1連結係合部から第2連結係合部にまで連続する一つの部分とし、連結解除部を第2連結解除部の部分に形成された一つの部分としてもよい。この場合には回転軸部材に連結解除凹部を設ける必要はなくなり連結凹部も放射方向に一続きに延びたものにできる。ただし、連結位置から連結解除位置まで変位させるのに必要な距離がおよそ回転軸部材のフランジ部の直径と等しい大きさとなり、上記実施形態に比べておよそ3倍の距離を変位させる必要がある。また、ハンドル部材の軸部の横断面形状は円形である必要はなく、四角形や六角形などの他の形状としてもよく、連結凹部もそれに合わせて他の形状としても良い。また、本発明のハンドル装置は、穿孔機以外の動力工具や手工具においても利用可能である。
1 ハンドル装置
2 回転軸部材
3 ハンドル部材
4 保持部材
5 連結係合部
5a 係合面
5b 角部
6 連結孔
6a 円孔部
6b 長孔部
6c 側面
d 方向
m 長手軸線
n 対角線
r 回転軸線
x 距離
y 距離
α 角度

10 穿孔機
12 穿孔機本体
14 環状カッター(穿孔工具)
20 ハンドル装置
22 ハンドル部材
24 回転軸部材
26 保持部材
28 グリップ部
30 回転軸本体部
32 フランジ部
32a 外周面
34 下端部
36 ソケット穴
38 球状施錠子
40 板バネ
42 ハウジング部材
44 キャップ部材
44a 下面
46 回転軸保持孔
46a 大径部
46b 小径部
46c 開口
48 ハンドル部材保持孔
50 軸部
52 挿通溝
54a 第1連結係合部
54b 第2連結係合部
56a 第1連結解除部
56b 第2連結解除部
58a 第1摺動部
58b 第2摺動部
60 傾斜面
62 ネジ
64 リング部材
66 スプリング
68 連結端面
70 連結解除凹部
72 連結凹部
72a 一方の連結凹部
72b 他方の連結凹部
74 段部
76 端面
78 当接面
80 スプリング収容部
D 方向
M 長手軸線
P1 接触点
P2 接触点
R 回転軸線
S 直線
X 距離
Y 距離
W 加工対象物
β 夾角
γ なす角

Claims (10)

  1. 保持部材と、
    該保持部材に長手軸線の方向で変位可能に保持された軸部を有するハンドル部材と、
    該保持部材に該長手軸線に略直交する回転軸線の周りで回転可能に保持され、該ハンドル部材の該軸部に面する連結端面を有し、該連結端面に該回転軸線の放射方向に延びる連結凹部を有する回転軸部材と、
    を備え、
    該ハンドル部材は、該軸部に該連結凹部と係合する連結係合部を有し、該連結係合部が該長手軸線の方向での該回転軸線の両側の位置で該連結凹部と係合して当該ハンドル部材が該回転軸部材の回転方向で該回転軸部材に連結される連結位置と、該連結位置から該長手軸線の方向で変位して該連結係合部と該連結凹部との連結が解除されて当該ハンドル部材が該回転軸線の周りで該回転軸部材に対して相対的に回転可能となる連結解除位置との間で変位可能とされた、ハンドル装置。
  2. 該ハンドル部材が、該軸部に該連結凹部と係合しない連結解除部をさらに有し、該連結係合部が該長手軸線の方向で互いに離れて位置する第1及び第2連結係合部を有し、該連結解除部が該第1連結係合部と該第2連結係合部との間に位置する第1連結解除部を有し、
    該回転軸部材が連結解除凹部を有し、該連結凹部が該連結解除凹部の両側に位置する一対の連結凹部とされており、
    該ハンドル部材が該連結位置にあるときには、該第1連結係合部が該一対の連結凹部のうちの一方の連結凹部と係合し、該第2連結係合部が該一対の連結凹部のうちの他方の連結凹部と係合し、
    該ハンドル部材が該連結解除位置に変位したときに、該第2連結係合部が該他方の連結凹部から外れて該連結解除凹部と該回転軸線の方向で整合する位置になるとともに、該第1連結解除部が該一方の連結凹部と該回転軸線の方向で整合する位置になるようにされた、請求項1に記載のハンドル装置。
  3. 該連結解除部が、該第2連結係合部に対して該第1連結解除部の反対側に位置する第2連結解除部をさらに有し、
    該軸部は、該長手軸線に沿って順に、該保持部材に摺動可能に保持される第1摺動部、該第1連結係合部、該第1連結解除部、該第2連結係合部、該第2連結解除部、及び該保持部材に摺動可能に保持される第2摺動部、を有し、
    該ハンドル部材が該連結解除位置に変位したときに、該第2連結解除部が該他方の連結凹部と該回転軸線の方向で整合する位置となるようにされた、請求項2に記載のハンドル装置。
  4. 該第1摺動部と該第1連結係合部とが同一の外径を有し、該第2摺動部と該第2連結解除部とが同一の外径を有しており、該ハンドル部材が該連結位置にあるときには該第2連結解除部が該保持部材に摺動可能に保持され、該ハンドル部材が該連結解除位置にあるときには該第1連結係合部が該保持部材に摺動可能に保持されるようにされた、請求項3に記載のハンドル装置。
  5. 該ハンドル部材の該第1連結係合部が該第1連結解除部に向かって縮径する傾斜面を有し、該連結凹部が該軸部の該長手軸線の方向からずれている状態で該ハンドル部材を該連結解除位置から該連結位置に向かって変位させたときに、該傾斜面が該連結凹部と摺動係合して該ハンドル部材を該回転軸部材に対して相対的に回転させて、該連結係合部が該連結凹部内に案内されるようにした、請求項2乃至4のいずれか一項に記載のハンドル装置。
  6. 該ハンドル部材を該連結位置で該回転軸線を中心に回転させたときの、該長手軸線の方向での該回転軸線に対する一方の側での該連結係合部と該連結凹部との接触点と他方の側での接触点とが、各接触点間の該長手軸線に垂直な方向での距離が該長手軸線の方向での距離よりも小さくなる位置である、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のハンドル装置。
  7. 該ハンドル部材を該連結位置に向かって付勢するスプリングをさらに備える、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のハンドル装置。
  8. 該連結凹部を複数備え、各連結凹部が該回転軸線に対して互いに異なる放射方向に延びている、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のハンドル装置。
  9. 該回転軸部材が、該回転軸線の方向に延びる回転軸本体部と、該回転軸本体部から径方向外側に拡径して該連結端面の一部を構成するフランジ部とを有し、
    該保持部材が、
    該回転軸線の方向で貫通し該回転軸部材を回転可能に保持する回転軸保持孔、及び該長手軸線の方向で該回転軸保持孔を横断して貫通し該ハンドル部材の該軸部を該長手軸線の方向で変位可能に保持するハンドル部材保持孔、を有し、該回転軸保持孔が、該フランジ部を受け入れる大径部、及び該フランジ部よりも小径とされ該回転軸本体部を通す小径部を有する、ハウジング部材と、
    該回転軸保持孔の該大径部内に挿入されて該回転軸保持孔の一方の開口を塞ぐとともに該回転軸部材の該フランジ部を該大径部内に保持するキャップ部材と、を備え、
    該キャップ部材が該長手軸線の方向に延びる挿通溝を有し、該ハンドル部材の該軸部が該挿通溝を通って配置されており、該軸部が該挿通溝に該回転軸線の方向で係合することにより該キャップ部材が該回転軸保持孔の該一方の開口側から外れないようにされている、請求項1乃至8のいずれか一項に記載のハンドル装置。
  10. 穿孔機本体と、
    該穿孔機本体に取り付けられた穿孔工具と、
    請求項1乃至9のいずれか一項に記載のハンドル装置であって、該穿孔機本体に取り付けられ、該ハンドル部材を該連結位置で回転させることにより該穿孔工具を変位させるようにされたハンドル装置と、
    を備える穿孔機。
JP2019536997A 2018-03-08 2019-02-20 ハンドル装置及び穿孔機 Active JP6707720B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018042375 2018-03-08
JP2018042375 2018-03-08
PCT/JP2019/006270 WO2019171950A1 (ja) 2018-03-08 2019-02-20 ハンドル装置及び穿孔機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019171950A1 true JPWO2019171950A1 (ja) 2020-04-16
JP6707720B2 JP6707720B2 (ja) 2020-06-10

Family

ID=67847197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019536997A Active JP6707720B2 (ja) 2018-03-08 2019-02-20 ハンドル装置及び穿孔機

Country Status (7)

Country Link
EP (1) EP3764193B1 (ja)
JP (1) JP6707720B2 (ja)
KR (1) KR102407300B1 (ja)
CN (1) CN111837088B (ja)
AU (1) AU2019230285B2 (ja)
TW (1) TWI697370B (ja)
WO (1) WO2019171950A1 (ja)

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1936352A (en) * 1933-04-11 1933-11-21 George M Gregory Immovable jaw wrench
CH560930A5 (en) * 1972-10-11 1975-04-15 Beguelin Raymond Handle adjustable with respect to a control shaft - has conical seating between sections to avoid backlash
US4037488A (en) * 1976-02-23 1977-07-26 Laney Sr Thomas D Handle mechanism for machine tools
US6089127A (en) * 1998-12-17 2000-07-18 Dominguez; Jesus V. Modified wrench
AU754099B2 (en) * 1999-10-19 2002-11-07 Kabushiki Kaisha Miyanaga Shank installation structure and cutters
JP3421625B2 (ja) * 2000-02-18 2003-06-30 タキゲン製造株式会社 平面ハンドル装置
WO2005100143A1 (en) * 2004-04-08 2005-10-27 John Gilgallon Motorcycle gear shift control
JP4114934B2 (ja) * 2004-08-05 2008-07-09 日東工器株式会社 回転切削装置
JP3963910B2 (ja) 2004-07-16 2007-08-22 日東工器株式会社 回転切削装置
EP1771277B1 (en) * 2004-07-16 2009-09-09 Nitto Kohki Co., Ltd. Rotary cutting machine
JP4057027B2 (ja) * 2005-08-22 2008-03-05 本田技研工業株式会社 パーキングブレーキ装置
CN201035443Y (zh) * 2007-05-28 2008-03-12 林天桥 可调式通用手柄
DE102007047883A1 (de) * 2007-11-28 2009-06-04 Hilti Aktiengesellschaft Handwerkzeugmaschine mit Zusatzhandgriff mit Tiefenanschlag
US20090151503A1 (en) * 2007-12-13 2009-06-18 Stafford Jr Leo D Attachable Lever Arm for Round Doorknobs
CN201210262Y (zh) * 2008-06-04 2009-03-18 厦门灿坤实业股份有限公司 一种煎烤器的旋钮机构
US8468909B2 (en) * 2008-11-21 2013-06-25 Komatsu Ltd. Electric lever device
JP5537055B2 (ja) * 2009-03-24 2014-07-02 株式会社マキタ 電動工具
EP2338644B1 (en) * 2009-12-18 2019-06-26 Techtronic Power Tools Technology Limited Multi-function tool system
US8276242B2 (en) * 2010-04-09 2012-10-02 Girard Mylene Adjustable handle assembly with locking mechanism
KR101516984B1 (ko) * 2013-08-12 2015-05-04 (주)대현하이드로릭스 중장비용 각도조절 핸들
DE102014104141A1 (de) * 2014-03-25 2015-10-01 Hoppe Ag Betätigungshandhabe
CN204680305U (zh) * 2015-06-10 2015-09-30 南昌墨泥软件有限公司 非接触式汽车驾驶模拟器手刹装置
JP6660793B2 (ja) * 2016-04-01 2020-03-11 日野自動車株式会社 操作レバーの安全装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6707720B2 (ja) 2020-06-10
KR20200121848A (ko) 2020-10-26
EP3764193B1 (en) 2023-04-05
TW201940266A (zh) 2019-10-16
AU2019230285A1 (en) 2020-09-17
TWI697370B (zh) 2020-07-01
CN111837088A (zh) 2020-10-27
WO2019171950A1 (ja) 2019-09-12
KR102407300B1 (ko) 2022-06-10
AU2019230285B2 (en) 2021-09-02
CN111837088B (zh) 2022-05-27
EP3764193A4 (en) 2022-01-12
EP3764193A1 (en) 2021-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2949431B1 (en) Power tool
JP4280457B2 (ja) ねじ保持形ドライバービット及びねじとの組合せ
EP1842612B1 (en) Dust collecting cup
US7520704B2 (en) Tool Assembly
JP4520455B2 (ja) 回転工具のための工具カップリング
KR20180055880A (ko) 로킹 장치를 구비한 척
CN101058178B (zh) 钻孔和/或锤击工具
JP6707720B2 (ja) ハンドル装置及び穿孔機
JP6763862B2 (ja) 交換式ダイ、接合工具及び接合方法
JP3169339B2 (ja) 工具着脱装置
JPH07195210A (ja) チャック装置
JPH0890325A (ja) 円筒状孔開け工具の装着構造
JP5790566B2 (ja) 切削ヘッドの締結機構及びこれを用いたヘッド交換式切削工具
JP4955376B2 (ja) パンチング金型
JP5660230B2 (ja) 切削工具及び該切削工具に用いられる切削インサートのクランプ機構のための回転部材
JPH091413A (ja) コアドリル
JPS6119211Y2 (ja)
JP3179212U (ja) ドリル用チャック、およびドリル用研磨機
TW201731613A (zh) 工具用夾頭
JP4287723B2 (ja) 工具連結構造及び工具装着部材
JP3644999B2 (ja) 円筒形状穿孔工具
JP6185972B2 (ja) 工具ホルダ、加工工具、及び工作機械
JPH04101703A (ja) 工具保持機構
JPH0750085Y2 (ja) 加工工具保持装置
JP4006027B2 (ja) シャンク取着構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190705

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200501

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200520

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6707720

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150