JPWO2019170710A5 - - Google Patents

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JPWO2019170710A5
JPWO2019170710A5 JP2020546359A JP2020546359A JPWO2019170710A5 JP WO2019170710 A5 JPWO2019170710 A5 JP WO2019170710A5 JP 2020546359 A JP2020546359 A JP 2020546359A JP 2020546359 A JP2020546359 A JP 2020546359A JP WO2019170710 A5 JPWO2019170710 A5 JP WO2019170710A5
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[本発明1001]
以下の段階を含む、ホスホノチオレートまたはホスホネートの調製のための方法:
式(I)
Figure 2019170710000076
の化合物を、式(II)
Figure 2019170710000077
のチオール含有分子と反応させて、式(III)
Figure 2019170710000078
の化合物を生成させる段階であって、
式(I)中、
Figure 2019170710000079
は二重結合または三重結合を表し;
Xは、
Figure 2019170710000080
が三重結合である場合、R 3 -Cを表し;
Xは、
Figure 2019170710000081
が二重結合である場合、(R 3 R 4 )Cを表し;
YはSまたはOを表し;
R 1 は置換されていてもよい脂肪族または芳香族残基を表し;
R 3 はHまたはC 1 ~C 8 -アルキルを表し;
R 4 はHまたはC 1 ~C 8 -アルキルを表し;かつ
●は脂肪族または芳香族残基を表し、
式(II)中、
Figure 2019170710000082
はアミノ酸、ペプチド、タンパク質、抗体、ヌクレオチド、オリゴヌクレオチド、糖、多糖、ポリマー、置換されていてもよいC 1 ~C 8 -アルキル、置換されていてもよいフェニル、または置換されていてもよい芳香族5もしくは6員複素環系を表し、
式(III)中、
Figure 2019170710000083
は、式(I)の化合物中の
Figure 2019170710000084
が二重結合を表す場合、結合を表すか;または
Figure 2019170710000085
は、式(I)の化合物中の
Figure 2019170710000086
が三重結合を表す場合、二重結合を表し;かつ
Figure 2019170710000087
、●、R 1 、X、およびYは前記で定義されたとおりである、
該段階。
[本発明1002]
Figure 2019170710000088
が二重結合を表し、Xが(R 3 R 4 )Cを表し、R 3 およびR 4 が独立にHまたはC 1 ~C 8 -アルキルを表し、かつ
Figure 2019170710000089
が結合を表す、本発明1001の方法。
[本発明1003]
Figure 2019170710000090
が三重結合を表し、XがR 3 -Cを表し、R 3 がHまたはC 1 ~C 8 -アルキルを表し、かつ
Figure 2019170710000091
が二重結合を表す、本発明1001の方法。
[本発明1004]
YがSである、前記本発明のいずれかの方法。
[本発明1005]
式(I)の化合物の調製をさらに含み、
該調製が、
式中、R 1 、X、Y、
Figure 2019170710000092
、および●が前記本発明のいずれかにおいて定義されたとおりである、式(IV)
Figure 2019170710000093
の化合物を、tert-ブチルヒドロペルオキシド(tBu-OOH)、メタクロロ過安息香酸(mCPBA)、過酸化水素(H 2 O 2 )、ヨウ素(I 2 )、ペルオキシ一硫酸カリウム、または酸素(O 2 )などの酸化剤と反応させて、式(I)の化合物を生成すること
を含む、
前記本発明のいずれかの方法。
[本発明1006]
式(IV)の化合物の調製をさらに含み、
該調製が、
三ハロゲン化リン(X)、好ましくはPCl 3 を、順番に(i)R 1 -OH(XI)、(ii)R 2 が独立にC 1 ~C 8 -アルキルを表す、
Figure 2019170710000094
、(iii)Halが、Cl、Br、およびIからなる群より選択されるハロゲン、好ましくはBrを表す、
Figure 2019170710000095
、ならびに(iv)
Figure 2019170710000096
と反応させて、式(IV)の化合物を生成すること
を含み、
ここで、R 1 、X、Y、
Figure 2019170710000097
、および●が、前記本発明のいずれかにおいて定義されたとおりである、
本発明1005の方法。
[本発明1007]
式(I)の化合物の調製をさらに含み、
該調製が、
式(V)
Figure 2019170710000098
の化合物を式(VIa)または(VIb)
Figure 2019170710000099
の化合物と反応させて、式(I)の化合物を生成すること
を含み、
式中、EWGは電子吸引基を表し、該電子吸引基は好ましくは、
Figure 2019170710000100
からなる群より選択され、ここで#はSの位置を示し;Halは、Cl、Br、およびIからなる群より選択されるハロゲン、好ましくはClを表し、かつ
ここで、R 1 、X、
Figure 2019170710000101
、および●は前記本発明のいずれかにおいて定義されたとおりである、
本発明1004の方法。
[本発明1008]
Figure 2019170710000102
が二重結合であり、かつXが(R 3 R 4 )Cを表し、ここでR 3 およびR 4 が前記本発明のいずれかにおいて定義されたとおりである、本発明1007の方法。
[本発明1009]
以下の段階を含む、ホスホノチオレートまたはホスホネートの調製のための方法:
式(I *
Figure 2019170710000103
の化合物を、式(II)
Figure 2019170710000104
のチオール含有分子と反応させて、式(III *
Figure 2019170710000105
の化合物を生成させる段階であって、
式(I * )中、
Vは、C 1 ~C 8 -アルキル、好ましくはメチル、エチル、またはプロピル、より好ましくはメチルを表し;
Xは(R 3 R 4 )Cを表し;
ここで●、Y、R 1 、R 3 、およびR 4 は前記本発明のいずれかにおいて定義されたとおりであり、
式(II)中、
Figure 2019170710000106
は前記本発明のいずれかにおいて定義されたとおりであり、
式(III * )中、
Figure 2019170710000107
、●、V、R 1 、X、およびYは前記本発明のいずれかにおいて定義されたとおりである、
該段階。
[本発明1010]
YがSである、本発明1009の方法。
[本発明1011]
式(I * )の化合物の調製をさらに含み、
該調製が、
式中、Xが(R 3 R 4 )Cを表しかつY、R 1 、R 3 、R 4 、V、および●が前記本発明のいずれかにおいて定義されたとおりである、式(IV *
Figure 2019170710000108
の化合物を、例えば、tert-ブチルヒドロペルオキシド(tBu-OOH)、メタクロロ過安息香酸(mCPBA)、過酸化水素(H 2 O 2 )、ヨウ素(I 2 )、ペルオキシ一硫酸カリウム、または酸素(O 2 )などの酸化剤と反応させて、式(I * )の化合物を生成すること
を含む、
本発明1009または1010の方法。
[本発明1012]
式(IV * )の化合物の調製をさらに含み、
該調製が、
三ハロゲン化リン(X)、好ましくはPCl 3 を、順番に(i)R 1 -OH(XI)、(ii)R 2 が独立にC 1 ~C 8 -アルキルを表す、
Figure 2019170710000109
、(iii)Halが、Cl、Br、およびIからなる群より選択されるハロゲン、好ましくはBrを表し、かつXが(R 3 R 4 )Cを表す、
Figure 2019170710000110
、ならびに(iv)
Figure 2019170710000111
と反応させて、式(IV * )の化合物を生成すること
を含み、
ここで、R 1 、R 3 、R 4 、V、Y、および●が前記本発明のいずれかにおいて定義されたとおりである、
本発明1011の方法。
[本発明1013]
式(I * )の化合物の調製をさらに含み、
該調製が、
式(V *
Figure 2019170710000112
の化合物を式(VIa)または(VIb)の化合物
Figure 2019170710000113
と反応させて、式(I * )の化合物を生成すること
を含み、
式中、EWGは電子吸引基を表し、該電子吸引基は好ましくは、
Figure 2019170710000114
からなる群より選択され、ここで#はSの位置を示し;Halは、Cl、Br、およびIからなる群より選択されるハロゲン、好ましくはClを表し;かつ
ここで、Xは(R 3 R 4 )Cを表し;かつR 1 、R 3 、R 4 、V、および●は前記本発明のいずれかにおいて定義されたとおりである、
本発明1010の方法。
[本発明1014]
R 1 が、nが1、2、3、4、5、もしくは6である(C 1 ~C 8 -アルコキシ) n 、F、Cl、Br、I、-NO 2 、-N(C 1 ~C 8 -アルキル)H、-NH 2 、-N 3 、-N(C 1 ~C 8 -アルキル) 2 、=O、C 3 ~C 8 -シクロアルキル、-S-S-(C 1 ~C 8 -アルキル)、nが1、2、3、4、5、もしくは6であるヒドロキシ-(C 1 ~C 8 -アルコキシ) n 、C 2 ~C 8 -アルケニル、またはC 2 ~C 8 -アルキニルのうちの少なくとも1つで置換されていてもよいC 1 ~C 8 -アルキルを表すか;または
R 1 が、C 1 ~C 8 -アルキル、nが1、2、3、4、5、もしくは6である(C 1 ~C 8 -アルコキシ) n 、F、Cl、I、Br、-NO 2 、-N(C 1 ~C 8 -アルキル)H、-NH 2 、または-N(C 1 ~C 8 -アルキル) 2 のうちの少なくとも1つで独立に置換されていてもよいフェニルを表すか;または
R 1 が、ピリジルなどの5もしくは6員ヘテロ芳香族系を表し;
好ましくは、R 1 が、C 1 ~C 8 -アルキル、-S-S-(C 1 ~C 8 -アルキル)で置換されたC 1 ~C 8 -アルキル、nが1、2、3、4、5、もしくは6である(C 1 ~C 8 -アルコキシ) n で置換されたC 1 ~C 8 -アルキル、置換されていてもよいフェニルで置換されたC 1 ~C 8 -アルキル、またはフェニルもしくは-NO 2 で置換されたフェニルを表す、
前記本発明のいずれかの方法。
[本発明1015]
R 1 が、メチル、エチル、プロピル、またはブチル、より好ましくはメチルまたはエチルを表す、前記本発明のいずれかの方法。
[本発明1016]
R 1
Figure 2019170710000115
を表し、ここでR 10 、R 11 、R 12 、およびR 13 がそれぞれ独立に、水素またはC 1 ~C 8 -アルキルを表し;かつ#がOの位置を表す、本発明1001~1013のいずれかの方法。
[本発明1017]
R 1 が、フェニルで置換されたC 1 ~C 8 -アルキルを表し、該フェニルが、
Figure 2019170710000116
でさらに置換されており、ここでZがOまたはNH、好ましくはOであり、かつここで#が該フェニルの位置を表す、本発明1001~1013のいずれかの方法。
[本発明1018]
R 1 が、フェニルで置換されたC 1 ~C 8 -アルキルを表し、該フェニルが、
Figure 2019170710000117
でさらに置換されており、かつここで#が該フェニルの位置を表す、本発明1001~1013のいずれかの方法。
[本発明1019]
R 1 が、n=0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、もしくは10である
Figure 2019170710000118
を表すか;
Figure 2019170710000119
を表すか;またはn=0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、もしくは10である
Figure 2019170710000120
を表し、
ここで#がOの位置を表す、
本発明1001~1013のいずれかの方法。
[本発明1020]
●が、例えば、置換されていてもよいC 1 ~C 8 -アルキル、好ましくはエチル、-CH 2 -フェニル、
Figure 2019170710000121
などの低分子を表し、ここで#がYの位置を示すか;または
●が、置換されていてもよいフェニルを表すか;または
●が、放射性もしくは非放射性核種、ビオチン、レポーター酵素、ヌクレオチド、オリゴヌクレオチド、CY 5 もしくはEDANSなどのフルオロフォア、アミノ酸、ペプチド、または置換されていてもよい5もしくは6員ヘテロ芳香族系を表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、
前記本発明のいずれかの方法。
[本発明1021]
●がビオチンを表すか;または
●がCY 5 もしくはEDANSを表すか;または
●が、フェニルを表し、該フェニルが、C 1 ~C 8 -アルキル、C 1 ~C 8 -アルコキシ、ハロゲン、-CN、-NO 2 、-NH 2 、-N(C 1 ~C 8 -アルキル)、-N(C 1 ~C 8 -アルキル) 2 -COOH、-COO(C 1 ~C 8 -アルキル)、-O-C(O)-(C 1 ~C 8 -アルキル)、-C(O)N-(C 1 ~C 8 -アルキル)、-N(H)-C(O)-(C 1 ~C 8 -アルキル)からなる群より独立に選択される1、2、3、4、もしくは5つの置換基で置換されていてもよく、好ましくは、C 1 ~C 8 -アルコキシ、-COOH、-COO(C 1 ~C 8 -アルキル、およびNO 2 からなる群より選択される1つの置換基で置換されていてもよいか;または
●がC 1 ~C 8 -アルキルを表し、該C 1 ~C 8 -アルキルが、C 3 ~C 8 -シクロアルキル;ヘテロ原子がN、O、Sから選択される、3~8つの環構成員を有するヘテロシクリル;C 1 ~C 8 -アルコキシ;ハロゲン;-CN;-NO 2 ;-NH 2 ;-N(C 1 ~C 8 -アルキル);-N(C 1 ~C 8 -アルキル) 2 ;-COOH;-COO(C 1 ~C 8 -アルキル);-O-C(O)-(C 1 ~C 8 -アルキル);-CONH 2 ;-C(O)N(C 1 ~C 8 -アルキル) 2 ;-C(O)NH-(C 1 ~C 8 -アルキル);-N(H)-C(O)-(C 1 ~C 8 -アルキル)、好ましくは、C 1 ~C 8 -アルコキシ、-COOH、-COO(C 1 ~C 8 -アルキル、およびNO 2 、フェニル、もしくはヘテロ芳香族系、単糖、多糖、ペプチド、タンパク質、抗体、ヌクレオチド、オリゴヌクレオチド、ポリマー、アミノ酸、フルオロフォア、タンパク質タグからなる群より選択される少なくとも1つの置換基(置換基第1世代)で置換されていてもよく、ここで置換基第1世代が、C 3 ~C 8 -シクロアルキル;ヘテロ原子がN、O、Sから選択される、3~8つの環構成員を有するヘテロシクリル;C 1 ~C 8 -アルコキシ;ハロゲン;-CN;-NO 2 ;-NH 2 ;-N(C 1 ~C 8 -アルキル);-N(C 1 ~C 8 -アルキル) 2 ;-COOH;-COO(C 1 ~C 8 -アルキル);-O-C(O)-(C 1 ~C 8 -アルキル);-CONH 2 ;-C(O)N(C 1 ~C 8 -アルキル) 2 ;-C(O)NH-(C 1 ~C 8 -アルキル);-N(H)-C(O)-(C 1 ~C 8 -アルキル)、好ましくは、C 1 ~C 8 -アルコキシ、-COOH、-COO(C 1 ~C 8 -アルキル、およびNO 2 、フェニル、もしくはヘテロ芳香族系(置換基第2世代)で再度置換されていてもよく、かつここで置換基第2世代が、同じ群から選択される少なくとも1つの置換基で再度置換されていてもよく、かつここでそのような置換が、第3、4、5、6、7、8、9、もしくは10世代までいってもよいか;または
●が、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、抗体、ヌクレオチド、オリゴヌクレオチド、糖、多糖、ポリマー、置換されていてもよいC 1 ~C 8 -アルキル、置換されていてもよいフェニル、または置換されていてもよい芳香族5もしくは6員複素環系を表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含むか;または
●が、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、抗体、ヌクレオチド、もしくはオリゴヌクレオチドを表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、
本発明1001~1019のいずれかの方法。
[本発明1022]
●が、薬物、タンパク質タグ、またはCY 5 もしくはEDANSなどのフルオロフォア、ビオチン、タンパク質、ペプチド、抗体、またはオリゴヌクレオチドを表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、本発明1001~1019のいずれかの方法。
[本発明1023]
●がリンカーまたはリンカー-薬物コンジュゲートを表す、本発明1001~1019のいずれかの方法。
[本発明1024]
Figure 2019170710000122
が、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、抗体、ヌクレオチド、またはオリゴヌクレオチドを表す、前記本発明のいずれかの方法。
[本発明1025]
Figure 2019170710000123
が、抗体、好ましくはIgG抗体、より好ましくはセツキシマブまたはトラスツズマブまたはブレンツキシマブ;タンパク質、好ましくはGFPタンパク質またはeGFP-タンパク質、アルブミン、トリペプチド、好ましくは式(VIII)
Figure 2019170710000124
または式(IX)
Figure 2019170710000125
のペプチドを表し、
ここで#がSの位置を表す、
前記本発明のいずれかの方法。
[本発明1026]
Figure 2019170710000126
が抗体を表し、かつ
●が、タンパク質タグ、またはCY 5 もしくはEDANSなどのフルオロフォア、ビオチン、ペプチド、タンパク質、オリゴヌクレオチド、または低分子を表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、
本発明1001~1019のいずれかの方法。
[本発明1027]
Figure 2019170710000127
がタンパク質を表し、かつ
●が、タンパク質タグ、またはCY 5 もしくはEDANSなどのフルオロフォア、ビオチン、ペプチド、抗体、タンパク質、オリゴヌクレオチド、または低分子を表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、
本発明1001~1019のいずれかの方法。
[本発明1028]
Figure 2019170710000128
がペプチドを表し、かつ
●が、タンパク質タグ、またはCY 5 もしくはEDANSなどのフルオロフォア、ビオチン、ペプチド、タンパク質、オリゴヌクレオチド、または低分子を表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、
本発明1001~1019のいずれかの方法。
[本発明1029]
Figure 2019170710000129
がアミノ酸を表し、かつ
●が、タンパク質タグ、またはCY 5 もしくはEDANSなどのフルオロフォア、ビオチン、ペプチド、タンパク質、オリゴヌクレオチド、または低分子を表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、
本発明1001~1019のいずれかの方法。
[本発明1030]
Figure 2019170710000130
が抗体を表し、かつ
●がリンカー、薬物、またはリンカー-薬物コンジュゲートを表す、
本発明1001~1019のいずれかの方法。
[本発明1031]
Figure 2019170710000131
がヌクレオチドを表し、かつ
●が、ペプチド、タンパク質、タンパク質タグ、抗体、オリゴヌクレオチド、CY 5 もしくはEDANSなどのフルオロフォア、ビオチン、または低分子を表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、
本発明1001~1019のいずれかの方法。
[本発明1032]
Figure 2019170710000132
がヌクレオチドを表し、かつ
●がリンカーを表す、
本発明1001~1019のいずれかの方法。
[本発明1033]
Figure 2019170710000133
がオリゴヌクレオチドを表し、かつ
●が、ペプチド、タンパク質、タンパク質タグ、抗体、オリゴヌクレオチド、CY 5 もしくはEDANSなどのフルオロフォア、ビオチン、または低分子を表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、
本発明1001~1019のいずれかの方法。
[本発明1034]
Figure 2019170710000134
がオリゴヌクレオチドを表し、かつ
●がリンカーを表す、
本発明1001~1019のいずれかの方法。
[本発明1035]
●が、アミノ酸、ペプチド、ヌクレオチド、またはオリゴヌクレオチドを表し、ここで該アミノ酸、ペプチド、ヌクレオチド、またはオリゴヌクレオチドが、固体支持体に結合されており、ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、本発明1001~1022、1026~1029、1031、および1033のいずれかの方法。
[本発明1036]
Figure 2019170710000135
が、アミノ酸、ペプチド、ヌクレオチド、またはオリゴヌクレオチドを表し、ここで該アミノ酸、ペプチド、ヌクレオチド、またはオリゴヌクレオチドが、固体支持体に結合されている、本発明1001~1025、1028、1029、1031~1034、および1035のいずれかの方法。
[本発明1037]
以下の段階を含む、式(I)または式(I * )の化合物の調製のための方法:
(I)式中、Lがアミノ酸への、ペプチドへの、ヌクレオチドへの、またはオリゴヌクレオチドへの結合に適したリンカーを表し;かつ
Figure 2019170710000136
、X、Y、V、およびR1が前記本発明のいずれかにおいて定義されたとおりである、式(Ia)
Figure 2019170710000137
または式(I * a)
Figure 2019170710000138
の化合物を、固体支持体に結合されているアミノ酸、ペプチド、ヌクレオチド、またはオリゴヌクレオチドと反応させて、式中、Zが、該固体支持体に結合されている該アミノ酸、ペプチド、ヌクレオチド、またはオリゴヌクレオチドを表す、式(Ib)または(I * b)
Figure 2019170710000139
の化合物を生成させる段階;ならびに
(II)式(Ib)または式(I * b)の化合物を該固体支持体から切断して、式(I)または式(I *
Figure 2019170710000140
の化合物を得る段階であって、
式中、●は、リンカーLを通じてYに結合された該アミノ酸、ペプチド、ヌクレオチド、またはオリゴヌクレオチドを表し、かつ
Figure 2019170710000141
、X、Y、V、およびR1は前記で定義されたとおりである、
該段階。
[本発明1038]
前記リンカーLが
Figure 2019170710000142
であり、ここで#がYの位置を示し、かつmおよびnがそれぞれ独立に、0~20、0~15、1~10、1~8、1~6、1~4、1~3、1~2、または1の整数であり、好ましくはmが1でありかつnが1である、本発明1037の方法。
[本発明1039]
式(Ia)または(I * a)の化合物を、固体支持体に結合されたペプチドまたは固体支持体に結合されたオリゴヌクレオチドと、好ましくは固体支持体に結合されたペプチドと反応させる、本発明1037または1038の方法。
[本発明1040]
前記切断を酸性条件下で実施する、本発明1037~1039のいずれかの方法。
[本発明1041]
式(I)または式(I * )の化合物を、前記本発明のいずれかにおいて定義されたとおりである式(II)の化合物と反応させる段階をさらに含む、本発明1037~1040のいずれかの方法。
[本発明1042]
Figure 2019170710000143
および
Figure 2019170710000144
が、同じ分子内に存在する、本発明1001~1036のいずれかの方法。
[本発明1043]
Figure 2019170710000145
および
Figure 2019170710000146
が、同じ分子内に存在する、本発明1001~1036のいずれかの方法。
[本発明1044]
●、
Figure 2019170710000147
、R 1 、X、およびYが前記本発明のいずれかにおいて定義されたとおりである、式(I)
Figure 2019170710000148
の化合物。
[本発明1045]
Figure 2019170710000149
が二重結合を表し、Xが(R 3 R 4 )Cを表し、かつR 3 およびR 4 が独立にHまたはC 1 ~C 8 -アルキルを表す、本発明1044の化合物。
[本発明1046]
Figure 2019170710000150
が三重結合を表し、XがR 3 -Cを表し、かつR 3 がHまたはC 1 ~C 8 -アルキルを表す、本発明1044の化合物。
[本発明1047]
式(I *
Figure 2019170710000151
の化合物:
式中、Xは(R 3 R 4 )Cを表し、かつR 1 、R 3 、R 4 、V、Y、および●は前記本発明のいずれかにおいて定義されたとおりである。
[本発明1048]
式(III)
Figure 2019170710000152
の化合物:
式中、
Figure 2019170710000153
は結合を表し、かつXは(R 3 R 4 )Cを表し、ここでR 3 もしくはR 4 は独立にHまたはC 1 ~C 8 -アルキルを表すか;または
Figure 2019170710000154
は二重結合を表し、かつXはR 3 Cを表し、ここでR 3 はHもしくはC 1 ~C 8 -アルキルを表し;かつ
Figure 2019170710000155
、●、R 1 、およびYは前記本発明のいずれかにおいて定義されたとおりである。
[本発明1049]
式(III *
Figure 2019170710000156
の化合物:
式中、Xは(R 3 R 4 )Cを表し、かつ
Figure 2019170710000157
、●、V、Y、R 1 、R 3 、およびR 4 は前記本発明のいずれかにおいて定義されたとおりである。
[本発明1050]
YがSである、本発明1044~1049のいずれかの化合物。
[本発明1051]
R 1 が、nが1、2、3、4、5、もしくは6である(C 1 ~C 8 -アルコキシ) n 、F、Cl、Br、I、-NO 2 、-N(C 1 ~C 8 -アルキル)H、-NH 2 、-N 3 、-N(C 1 ~C 8 -アルキル) 2 、=O、C 3 ~C 8 -シクロアルキル、-S-S-(C 1 ~C 8 -アルキル)、nが1、2、3、4、5、もしくは6であるヒドロキシ-(C 1 ~C 8 -アルコキシ) n 、C 2 ~C 8 -アルケニル、C 2 ~C 8 -アルキニルのうちの少なくとも1つで置換されていてもよいC 1 ~C 8 -アルキルを表すか;または
R 1 が、C 1 ~C 8 -アルキル、nが1、2、3、4、5、もしくは6である(C 1 ~C 8 -アルコキシ) n 、F、Cl、I、Br、-NO 2 、-N(C 1 ~C 8 -アルキル)H、-NH 2 、または-N(C 1 ~C 8 -アルキル) 2 のうちの少なくとも1つで独立に置換されていてもよいフェニルを表すか;または
R 1 が、ピリジルなどの5または6員ヘテロ芳香族系を表し;
好ましくは、R 1 が、C 1 ~C 8 -アルキル、-S-S-(C 1 ~C 8 -アルキル)で置換されたC 1 ~C 8 -アルキル、nが1、2、3、4、5、もしくは6である(C 1 ~C 8 -アルコキシ) n で置換されたC 1 ~C 8 -アルキル、置換されていてもよいフェニルで置換されたC 1 ~C 8 -アルキル、またはフェニルもしくは-NO 2 で置換されたフェニルを表す、
本発明1044~1050のいずれかの化合物。
[本発明1052]
R 1 が、メチル、エチル、プロピル、またはブチル、より好ましくはメチルまたはエチルを表す、本発明1044~1051のいずれかの化合物。
[本発明1053]
R 1
Figure 2019170710000158
を表し、ここでR 10 、R 11 、R 12 、およびR 13 がそれぞれ独立に、水素またはC 1 ~C 8 -アルキルを表し;かつ#がOの位置を表す、本発明1044~1050のいずれかの化合物。
[本発明1054]
R 1 が、フェニルで置換されたC 1 ~C 8 -アルキルを表し、該フェニルが、
Figure 2019170710000159
でさらに置換されており、ここでZがOまたはNH、好ましくはOであり、かつここで#が該フェニルの位置を表す、本発明1044~1050のいずれかの化合物。
[本発明1055]
R 1 がフェニルで置換されたC 1 ~C 8 -アルキルを表し、該フェニルが、
Figure 2019170710000160
でさらに置換されており、かつここで#が、該フェニルの位置を表す、本発明1044~1050のいずれかの化合物。
[本発明1056]
R 1 が、n=0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、もしくは10である
Figure 2019170710000161
を表すか;
Figure 2019170710000162
を表すか;またはn=0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、もしくは10である
Figure 2019170710000163
を表し、
ここで#がOの位置を表す、
本発明1044~1050のいずれかの化合物。
[本発明1057]
●が、例えば、置換されていてもよいC 1 ~C 8 -アルキル、好ましくはエチル、-CH 2 -フェニル、
Figure 2019170710000164
などの低分子を表し、ここで#がYの位置を示すか;または
●が、置換されていてもよいフェニルを表すか;または
●が、放射性もしくは非放射性核種、ビオチン、レポーター酵素、ヌクレオチド、オリゴヌクレオチド、CY 5 もしくはEDANSなどのフルオロフォア、アミノ酸、ペプチド、または置換されていてもよい5もしくは6員ヘテロ芳香族系を表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、
本発明1044~1056のいずれかの化合物。
[本発明1058]
●がビオチンを表すか;または
●がCY 5 もしくはEDANSを表すか;または
●がフェニルを表し、該フェニルが、C 1 ~C 8 -アルキル、C 1 ~C 8 -アルコキシ、ハロゲン、-CN、-NO 2 、-NH 2 、-N(C 1 ~C 8 -アルキル)、-N(C 1 ~C 8 -アルキル) 2 -COOH、-COO(C 1 ~C 8 -アルキル)、-O-C(O)-(C 1 ~C 8 -アルキル)、-C(O)N-(C 1 ~C 8 -アルキル)、-N(H)-C(O)-(C 1 ~C 8 -アルキル)からなる群より独立に選択される1、2、3、4、もしくは5つの置換基で置換されていてもよく、好ましくは、C 1 ~C 8 -アルコキシ、-COOH、-COO(C 1 ~C 8 -アルキル、およびNO 2 からなる群より選択される1つの置換基で置換されていてもよいか;または
●が、C 1 ~C 8 -アルキルを表し、該C 1 ~C 8 -アルキルが、C 3 ~C 8 -シクロアルキル;ヘテロ原子がN、O、Sから選択される、3~8つの環構成員を有するヘテロシクリル;C 1 ~C 8 -アルコキシ;ハロゲン;-CN;-NO 2 ;-NH 2 ;-N(C 1 ~C 8 -アルキル);-N(C 1 ~C 8 -アルキル) 2 ;-COOH;-COO(C 1 ~C 8 -アルキル);-O-C(O)-(C 1 ~C 8 -アルキル);-CONH 2 ;-C(O)N(C 1 ~C 8 -アルキル) 2 ;-C(O)NH-(C 1 ~C 8 -アルキル);-N(H)-C(O)-(C 1 ~C 8 -アルキル)、好ましくは、C 1 ~C 8 -アルコキシ、-COOH、-COO(C 1 ~C 8 -アルキル、およびNO 2 、フェニル、もしくはヘテロ芳香族系、単糖、多糖、ペプチド、タンパク質、抗体、ヌクレオチド、オリゴヌクレオチド、ポリマー、アミノ酸、フルオロフォア、タンパク質タグからなる群より選択される少なくとも1つの置換基(置換基第1世代)で置換されていてもよく、ここで置換基第1世代が、C 3 ~C 8 -シクロアルキル;ヘテロ原子がN、O、Sから選択される、3~8つの環構成員を有するヘテロシクリル;C 1 ~C 8 -アルコキシ;ハロゲン;-CN;-NO 2 ;-NH 2 ;-N(C 1 ~C 8 -アルキル);-N(C 1 ~C 8 -アルキル) 2 ;-COOH;-COO(C 1 ~C 8 -アルキル);-O-C(O)-(C 1 ~C 8 -アルキル);-CONH 2 ;-C(O)N(C 1 ~C 8 -アルキル) 2 ;-C(O)NH-(C 1 ~C 8 -アルキル);-N(H)-C(O)-(C 1 ~C 8 -アルキル)、好ましくは、C 1 ~C 8 -アルコキシ、-COOH、-COO(C 1 ~C 8 -アルキル、およびNO 2 、フェニル、もしくはヘテロ芳香族系(置換基第2世代)で再度置換されていてもよく、かつここで置換基第2世代が、同じ群から選択される少なくとも1つの置換基で再度置換されていてもよく、かつここでそのような置換が、第3、4、5、6、7、8、9、もしくは10世代までいってもよいか;または
●が、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、抗体、ヌクレオチド、オリゴヌクレオチド、糖、多糖、ポリマー、置換されていてもよいC 1 ~C 8 -アルキル、置換されていてもよいフェニル、または置換されていてもよい芳香族5もしくは6員複素環系を表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含むか;または
●が、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、抗体、ヌクレオチド、もしくはオリゴヌクレオチドを表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、
本発明1044~1056のいずれかの化合物。
[本発明1059]
●が、薬物、タンパク質タグ、またはCY 5 もしくはEDANSなどのフルオロフォア、ビオチン、タンパク質、ペプチド、抗体、またはオリゴヌクレオチドを表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、本発明1044~1056のいずれかの化合物。
[本発明1060]
●がリンカーまたはリンカー-薬物コンジュゲートを表す、本発明1044~1056のいずれかの化合物。
[本発明1061]
Figure 2019170710000165
が、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、抗体、ヌクレオチド、またはオリゴヌクレオチドを表す、本発明1048~1060のいずれかの化合物。
[本発明1062]
Figure 2019170710000166
が、抗体、好ましくはIgG抗体、より好ましくはセツキシマブまたはトラスツズマブまたはブレンツキシマブ;タンパク質、好ましくはGFPタンパク質またはeGFP-タンパク質、アルブミン、トリペプチド、好ましくは式(VIII)
Figure 2019170710000167
または式(IX)
Figure 2019170710000168
のペプチドを表し、
ここで#がSの位置を表す、
本発明1048~1061のいずれかの化合物。
[本発明1063]
Figure 2019170710000169
が抗体を表し、かつ
●が、タンパク質タグ、またはCY 5 もしくはEDANSなどのフルオロフォア、ビオチン、ペプチド、タンパク質、オリゴヌクレオチド、または低分子を表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、
本発明1048~1056のいずれかの化合物。
[本発明1064]
Figure 2019170710000170
がタンパク質を表し、かつ
●が、タンパク質タグ、またはCY 5 もしくはEDANSなどのフルオロフォア、ビオチン、ペプチド、抗体、タンパク質、オリゴヌクレオチド、または低分子を表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、
本発明1048~1056のいずれかの化合物。
[本発明1065]
Figure 2019170710000171
がペプチドを表し、かつ
●が、タンパク質タグ、またはCY 5 もしくはEDANSなどのフルオロフォア、ビオチン、ペプチド、抗体、タンパク質、オリゴヌクレオチド、または低分子を表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、
本発明1048~1056のいずれかの化合物。
[本発明1066]
Figure 2019170710000172
がアミノ酸を表し、かつ
●が、タンパク質タグ、またはCY 5 もしくはEDANSなどのフルオロフォア、ビオチン、ペプチド、タンパク質、オリゴヌクレオチド、または低分子を表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、
本発明1048~1056のいずれかの化合物。
[本発明1067]
Figure 2019170710000173
が抗体を表し、かつ
●がリンカー、薬物、またはリンカー-薬物コンジュゲートを表す、
本発明1048~1056のいずれかの化合物。
[本発明1068]
Figure 2019170710000174
がヌクレオチドを表し、かつ
●が、ペプチド、タンパク質、タンパク質タグ、抗体、オリゴヌクレオチド、CY 5 もしくはEDANSなどのフルオロフォア、ビオチン、または低分子を表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、
本発明1048~1056のいずれかの化合物。
[本発明1069]
Figure 2019170710000175
がヌクレオチドを表し、かつ
●がリンカーを表す、
本発明1048~1056のいずれかの化合物。
[本発明1070]
Figure 2019170710000176
がオリゴヌクレオチドを表し、かつ
●が、ペプチド、タンパク質、タンパク質タグ、抗体、オリゴヌクレオチド、CY 5 もしくはEDANSなどのフルオロフォア、ビオチン、または低分子を表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、
本発明1048~1056のいずれかの化合物。
[本発明1071]
Figure 2019170710000177
がオリゴヌクレオチドを表し、かつ
●がリンカーを表す、
本発明1048~1056のいずれかの化合物。
[本発明1072]
●が、アミノ酸、ペプチド、ヌクレオチド、またはオリゴヌクレオチドを表し、ここで該アミノ酸、ペプチド、ヌクレオチド、またはオリゴヌクレオチドが、固体支持体に結合されており、ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含み、好ましくは前記化合物が式の化合物である、本発明1044~1059、1061~1066、1068、および1070のいずれかの化合物。
[本発明1073]
式(I)または式(I * )の化合物である、本発明1072の化合物。
[本発明1074]
Figure 2019170710000178
が、アミノ酸、ペプチド、ヌクレオチド、またはオリゴヌクレオチドを表し、ここで該アミノ酸、ペプチド、ヌクレオチド、またはオリゴヌクレオチドが固体支持体に結合されている、本発明1048~1062、1065、1066、1068~1071、および1072のいずれかの化合物。
[本発明1075]
固体支持体と、式(Ia)
Figure 2019170710000179
の化合物および/または式(I * a)
Figure 2019170710000180
の化合物とを含み、
式中、Lは、アミノ酸への、ペプチドへの、ヌクレオチドへの、またはオリゴヌクレオチドへの結合に適したリンカーであり;かつ
ここで、
Figure 2019170710000181
、R 1 、X、Y、およびVは前記本発明のいずれかにおいて定義されたとおりである、
キット。
[本発明1076]
前記リンカーLが
Figure 2019170710000182
であり、ここで#がYの位置を示し、かつmおよびnがそれぞれ独立に、0~20、0~15、1~10、1~8、1~6、1~4、1~3、1~2、または1の整数であり、好ましくはmが1でありかつnが1である、本発明1075のキット。
[本発明1077]
1つもしくは複数のアミノ酸、1つもしくは複数のペプチド、1つもしくは複数のヌクレオチド、および/または1つもしくは複数のオリゴヌクレオチドをさらに含む、本発明1075または1076のキット。
[本発明1078]
式(IIIa)
Figure 2019170710000183
の化合物:
式中、
Figure 2019170710000184
は結合を表し、かつXは(R 3 R 4 )Cを表すか;または
Figure 2019170710000185
は二重結合を表し、かつXはR 3 -Cを表し;かつ
Figure 2019170710000186
、●、R 1 、X、およびYは前記本発明のいずれかにおいて定義されたとおりである。
[本発明1079]
式(III * a)
Figure 2019170710000187
の化合物:
式中、Xは(R 3 R 4 )Cを表し、かつ
Figure 2019170710000188
、●、V、Y、R 1 、R 3 、およびR 4 は前記本発明のいずれかにおいて定義されたとおりである。
方法
本発明は、チオール含有化合物の、アルケンホスホノチオレートまたはアルキンホスホノチオレートおよびアルケンホスホネートまたはアルキンホスホネートとの新しい反応を提供する。スキーム1は、本発明の一般反応を記載し、実例として、エテニルホスホノチオレートおよびエチニルホスホノチオレートならびにエテニルホスホネートおよびエチニルホスホネートを用いる。

Claims (42)

  1. 以下の段階を含む、ホスホノチオレート調製のための方法:
    式(I)
    Figure 2019170710000001
    の化合物を、式(II)
    Figure 2019170710000002
    のチオール含有分子と反応させて、式(III)
    Figure 2019170710000003
    の化合物を生成させる段階であって、
    式(I)中、
    Figure 2019170710000004
    は二重結合または三重結合を表し;
    Xは、
    Figure 2019170710000005
    が三重結合である場合、R3-Cを表し;
    Xは、
    Figure 2019170710000006
    が二重結合である場合、(R3R4)Cを表し;
    YはS表し;
    R1は置換されていてもよい脂肪族または芳香族残基を表し;
    R3はHまたはC1~C8-アルキルを表し;
    R4はHまたはC1~C8-アルキルを表し;かつ
    ●は脂肪族または芳香族残基を表し、
    式(II)中、
    Figure 2019170710000007
    はアミノ酸、ペプチド、タンパク質、抗体、ヌクレオチド、オリゴヌクレオチド、糖、多糖、ポリマー、置換されていてもよいC1~C8-アルキル、置換されていてもよいフェニル、または置換されていてもよい芳香族5もしくは6員複素環系を表し、
    式(III)中、
    Figure 2019170710000008
    は、式(I)の化合物中の
    Figure 2019170710000009
    が二重結合を表す場合、結合を表すか;または
    Figure 2019170710000010
    は、式(I)の化合物中の
    Figure 2019170710000011
    が三重結合を表す場合、二重結合を表し;かつ
    Figure 2019170710000012
    、●、R1、X、およびYは前記で定義されたとおりである、
    該段階。
  2. Figure 2019170710000013
    が二重結合を表し、Xが(R3R4)Cを表し、R3およびR4が独立にHまたはC1~C8-アルキルを表し、かつ
    Figure 2019170710000014
    が結合を表す、請求項1に記載の方法。
  3. Figure 2019170710000015
    が三重結合を表し、XがR3-Cを表し、R3がHまたはC1~C8-アルキルを表し、かつ
    Figure 2019170710000016
    が二重結合を表す、請求項1に記載の方法。
  4. 式(I)の化合物の調製をさらに含み、
    該調製が、
    式中、R1、X、Y、
    Figure 2019170710000017
    、および●が請求項1において定義されたとおりである、式(IV)
    Figure 2019170710000018
    の化合物を、tert-ブチルヒドロペルオキシド(tBu-OOH)、メタクロロ過安息香酸(mCPBA)、過酸化水素(H2O2)、ヨウ素(I2)、ペルオキシ一硫酸カリウム、または酸素(O2)などの酸化剤と反応させて、式(I)の化合物を生成すること
    を含む、
    請求項1に記載の方法。
  5. 式(I)の化合物の調製をさらに含み、
    該調製が、
    式(V)
    Figure 2019170710000019
    の化合物を式(VIa)または(VIb)
    Figure 2019170710000020
    の化合物と反応させて、式(I)の化合物を生成すること
    を含み、
    式中、EWGは電子吸引基を表し、該電子吸引基は好ましくは、
    Figure 2019170710000021
    からなる群より選択され、ここで#はSの位置を示し;Halは、Cl、Br、およびIからなる群より選択されるハロゲン、好ましくはClを表し、かつ
    ここで、R1 は置換されていてもよい脂肪族または芳香族残基を表し
    Figure 2019170710000022
    は二重結合または三重結合を表し
    Figure 2019170710000023
    が二重結合である場合、Xは(R 3 R 4 )Cを表し、
    Figure 2019170710000024
    が三重結合である場合、XはR 3 -Cを表し、および
    ●は脂肪族または芳香族残基を表す
    請求項1に記載の方法。
  6. Figure 2019170710000025
    が二重結合であり、かつXが(R3R4)Cを表し、ここでR3 はHまたはC 1 ~C 8 -アルキルを表し、R4 はHまたはC 1 ~C 8 -アルキルを表す、請求項5に記載の方法。
  7. 以下の段階を含む、ホスホノチオレートまたはホスホネートの調製のための方法:
    式(I*
    Figure 2019170710000026
    の化合物を、式(II)
    Figure 2019170710000027
    のチオール含有分子と反応させて、式(III*
    Figure 2019170710000028
    の化合物を生成させる段階であって、
    式(I*)中、
    Vは、C1~C8-アルキル、好ましくはメチル、エチル、またはプロピル、より好ましくはメチルを表し;
    Xは(R3R4)Cを表し;
    ここで●、Y、R1、R3、およびR4は請求項1において定義されたとおりであり、
    式(II)中、
    Figure 2019170710000029
    は請求項1において定義されたとおりであり、
    式(III*)中、
    Vは、C 1 ~C 8 -アルキル、好ましくはメチル、エチル、またはプロピル、より好ましくはメチルを表し;
    Xは、(R 3 R 4 )Cを表し;
    Figure 2019170710000030
    、●、R1R 3 、R 4 、およびYは請求項1において定義されたとおりである、
    該段階。
  8. R1が、nが1、2、3、4、5、もしくは6である(C1~C8-アルコキシ)n、F、Cl、Br、I、-NO2、-N(C1~C8-アルキル)H、-NH2、-N3、-N(C1~C8-アルキル)2、=O、C3~C8-シクロアルキル、-S-S-(C1~C8-アルキル)、nが1、2、3、4、5、もしくは6であるヒドロキシ-(C1~C8-アルコキシ)n、C2~C8-アルケニル、またはC2~C8-アルキニルのうちの少なくとも1つで置換されていてもよいC1~C8-アルキルを表すか;または
    R1が、C1~C8-アルキル、nが1、2、3、4、5、もしくは6である(C1~C8-アルコキシ)n、F、Cl、I、Br、-NO2、-N(C1~C8-アルキル)H、-NH2、または-N(C1~C8-アルキル)2のうちの少なくとも1つで独立に置換されていてもよいフェニルを表すか;または
    R1が、ピリジルなどの5もしくは6員ヘテロ芳香族系を表すかまたは
    R1が、C1~C8-アルキル、-S-S-(C1~C8-アルキル)で置換されたC1~C8-アルキル、nが1、2、3、4、5、もしくは6である(C1~C8-アルコキシ)nで置換されたC1~C8-アルキル、置換されていてもよいフェニルで置換されたC1~C8-アルキル、またはフェニルもしくは-NO2で置換されたフェニルを表す、
    請求項1に記載の方法。
  9. R1が、メチル、エチル、プロピル、またはブチル、より好ましくはメチルまたはエチルを表す、請求項1に記載の方法。
  10. R1が、n=0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、もしくは10である
    Figure 2019170710000031
    を表すか;
    Figure 2019170710000032
    を表すか;またはn=0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、もしくは10である
    Figure 2019170710000033
    を表し、
    ここで#がOの位置を表す、
    請求項1記載の方法。
  11. ●が、例えば、置換されていてもよいC1~C8-アルキル、好ましくはエチル、-CH2-フェニル、
    Figure 2019170710000034
    などの低分子を表し、ここで#がYの位置を示すか;または
    ●が、置換されていてもよいフェニルを表すか;または
    ●が、放射性もしくは非放射性核種、ビオチン、レポーター酵素、ヌクレオチド、オリゴヌクレオチド、CY5もしくはEDANSなどのフルオロフォア、アミノ酸、ペプチド、または置換されていてもよい5もしくは6員ヘテロ芳香族系を表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、
    請求項1に記載の方法。
  12. ●がビオチンを表すか;または
    ●がCY5もしくはEDANSを表すか;または
    ●が、フェニルを表し、該フェニルが、C1~C8-アルキル、C1~C8-アルコキシ、ハロゲン、-CN、-NO2、-NH2、-N(C1~C8-アルキル)、-N(C1~C8-アルキル)2 -COOH、-COO(C1~C8-アルキル)、-O-C(O)-(C1~C8-アルキル)、-C(O)N-(C1~C8-アルキル)、-N(H)-C(O)-(C1~C8-アルキル)からなる群より独立に選択される1、2、3、4、もしくは5つの置換基で置換されていてもよく、好ましくは、C1~C8-アルコキシ、-COOH、-COO(C1~C8-アルキル、およびNO2からなる群より選択される1つの置換基で置換されていてもよいか;または
    ●がC1~C8-アルキルを表し、該C1~C8-アルキルが、C3~C8-シクロアルキル;ヘテロ原子がN、O、Sから選択される、3~8つの環構成員を有するヘテロシクリル;C1~C8-アルコキシ;ハロゲン;-CN;-NO2;-NH2;-N(C1~C8-アルキル);-N(C1~C8-アルキル)2;-COOH;-COO(C1~C8-アルキル);-O-C(O)-(C1~C8-アルキル);-CONH2;-C(O)N(C1~C8-アルキル)2;-C(O)NH-(C1~C8-アルキル);-N(H)-C(O)-(C1~C8-アルキル)、好ましくは、C1~C8-アルコキシ、-COOH、-COO(C1~C8-アルキル、およびNO2、フェニル、もしくはヘテロ芳香族系、単糖、多糖、ペプチド、タンパク質、抗体、ヌクレオチド、オリゴヌクレオチド、ポリマー、アミノ酸、フルオロフォア、タンパク質タグからなる群より選択される少なくとも1つの置換基(置換基第1世代)で置換されていてもよく、ここで置換基第1世代が、C3~C8-シクロアルキル;ヘテロ原子がN、O、Sから選択される、3~8つの環構成員を有するヘテロシクリル;C1~C8-アルコキシ;ハロゲン;-CN;-NO2;-NH2;-N(C1~C8-アルキル);-N(C1~C8-アルキル)2;-COOH;-COO(C1~C8-アルキル);-O-C(O)-(C1~C8-アルキル);-CONH2;-C(O)N(C1~C8-アルキル)2;-C(O)NH-(C1~C8-アルキル);-N(H)-C(O)-(C1~C8-アルキル)、好ましくは、C1~C8-アルコキシ、-COOH、-COO(C1~C8-アルキル、およびNO2、フェニル、もしくはヘテロ芳香族系(置換基第2世代)で再度置換されていてもよく、かつここで置換基第2世代が、同じ群から選択される少なくとも1つの置換基で再度置換されていてもよく、かつここでそのような置換が、第3、4、5、6、7、8、9、もしくは10世代までいってもよいか;または
    ●が、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、抗体、ヌクレオチド、オリゴヌクレオチド、糖、多糖、ポリマー、置換されていてもよいC1~C8-アルキル、置換されていてもよいフェニル、または置換されていてもよい芳香族5もしくは6員複素環系を表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含むか;または
    ●が、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、抗体、ヌクレオチド、もしくはオリゴヌクレオチドを表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、
    請求項1記載の方法。
  13. ●が、薬物、タンパク質タグ、またはCY5もしくはEDANSなどのフルオロフォア、ビオチン、タンパク質、ペプチド、抗体、またはオリゴヌクレオチドを表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、請求項1記載の方法。
  14. ●がリンカーまたはリンカー-薬物コンジュゲートを表す、請求項1記載の方法。
  15. Figure 2019170710000035
    が、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、抗体、ヌクレオチド、またはオリゴヌクレオチドを表す、請求項1に記載の方法。
  16. Figure 2019170710000036
    が、抗体、好ましくはIgG抗体、より好ましくはセツキシマブまたはトラスツズマブまたはブレンツキシマブ;タンパク質、好ましくはGFPタンパク質またはeGFP-タンパク質、アルブミン、トリペプチド、好ましくは式(VIII)
    Figure 2019170710000037
    または式(IX)
    Figure 2019170710000038
    のペプチドを表し、
    ここで#がSの位置を表す、
    請求項1に記載の方法。
  17. Figure 2019170710000039
    が抗体を表し、かつ
    ●が、タンパク質タグ、またはCY5もしくはEDANSなどのフルオロフォア、ビオチン、ペプチド、タンパク質、オリゴヌクレオチド、または低分子を表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、
    請求項1記載の方法。
  18. Figure 2019170710000040
    が抗体を表し、かつ
    ●がリンカー、薬物、またはリンカー-薬物コンジュゲートを表す、
    請求項1記載の方法。
  19. Figure 2019170710000041
    および
    Figure 2019170710000042
    が、同じ分子内に存在する、請求項1記載の方法。
  20. Figure 2019170710000043
    および
    Figure 2019170710000044
    が、同じ分子内に存在する、請求項7に記載の方法。
  21. ●、
    Figure 2019170710000045
    、R1、X、およびYが請求項1において定義されたとおりである、式(I)
    Figure 2019170710000046
    の化合物。
  22. Figure 2019170710000047
    が二重結合を表し、Xが(R3R4)Cを表し、かつR3およびR4が独立にHまたはC1~C8-アルキルを表す、請求項21に記載の化合物。
  23. Figure 2019170710000048
    が三重結合を表し、XがR3-Cを表し、かつR3がHまたはC1~C8-アルキルを表す、請求項21に記載の化合物。
  24. 式(I*
    Figure 2019170710000049
    の化合物:
    式中、Xは(R3R4)Cを表し、かつR1、R3、R4Y、および●は請求項1において定義されたとおりであり、
    Vは、C 1 ~C 8 -アルキル、好ましくはメチル、エチル、またはプロピル、より好ましくはメチルを表す
  25. 式(III)
    Figure 2019170710000050
    の化合物:
    式中、
    Figure 2019170710000051
    は結合を表し、かつXは(R3R4)Cを表し、ここでR3もしくはR4は独立にHまたはC1~C8-アルキルを表すか;または
    Figure 2019170710000052
    は二重結合を表し、かつXはR3Cを表し、ここでR3はHもしくはC1~C8-アルキルを表し;かつ
    Figure 2019170710000053
    、●、R1、およびYは請求項1において定義されたとおりである。
  26. 式(III*
    Figure 2019170710000054
    の化合物:
    式中、Xは(R3R4)Cを表し、かつ
    Figure 2019170710000055
    、●、Y、R1、R3、およびR4は請求項1において定義されたとおりであり、
    Vは、C 1 ~C 8 -アルキル、好ましくはメチル、エチル、またはプロピル、より好ましくはメチルを表す
  27. R1が、nが1、2、3、4、5、もしくは6である(C1~C8-アルコキシ)n、F、Cl、Br、I、-NO2、-N(C1~C8-アルキル)H、-NH2、-N3、-N(C1~C8-アルキル)2、=O、C3~C8-シクロアルキル、-S-S-(C1~C8-アルキル)、nが1、2、3、4、5、もしくは6であるヒドロキシ-(C1~C8-アルコキシ)n、C2~C8-アルケニル、C2~C8-アルキニルのうちの少なくとも1つで置換されていてもよいC1~C8-アルキルを表すか;または
    R1が、C1~C8-アルキル、nが1、2、3、4、5、もしくは6である(C1~C8-アルコキシ)n、F、Cl、I、Br、-NO2、-N(C1~C8-アルキル)H、-NH2、または-N(C1~C8-アルキル)2のうちの少なくとも1つで独立に置換されていてもよいフェニルを表すか;または
    R1が、ピリジルなどの5または6員ヘテロ芳香族系を表すかまたは
    R 1が、C1~C8-アルキル、-S-S-(C1~C8-アルキル)で置換されたC1~C8-アルキル、nが1、2、3、4、5、もしくは6である(C1~C8-アルコキシ)nで置換されたC1~C8-アルキル、置換されていてもよいフェニルで置換されたC1~C8-アルキル、またはフェニルもしくは-NO2で置換されたフェニルを表す、
    請求項25に記載の化合物。
  28. R1が、メチル、エチル、プロピル、またはブチル、より好ましくはメチルまたはエチルを表す、請求項25に記載の化合物。
  29. R1が、n=0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、もしくは10である
    Figure 2019170710000056
    を表すか;
    Figure 2019170710000057
    を表すか;またはn=0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、もしくは10である
    Figure 2019170710000058
    を表し、
    ここで#がOの位置を表す、
    請求項25に記載の化合物。
  30. ●が、薬物、タンパク質タグ、またはCY5もしくはEDANSなどのフルオロフォア、ビオチン、タンパク質、ペプチド、抗体、またはオリゴヌクレオチドを表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、請求項25に記載の化合物。
  31. ●がリンカーまたはリンカー-薬物コンジュゲートを表す、請求項25に記載の化合物。
  32. Figure 2019170710000059
    が、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、抗体、ヌクレオチド、またはオリゴヌクレオチドを表す、請求項25に記載の化合物。
  33. Figure 2019170710000060
    が、抗体、好ましくはIgG抗体、より好ましくはセツキシマブまたはトラスツズマブまたはブレンツキシマブ;タンパク質、好ましくはGFPタンパク質またはeGFP-タンパク質、アルブミン、トリペプチド、好ましくは式(VIII)
    Figure 2019170710000061
    または式(IX)
    Figure 2019170710000062
    のペプチドを表し、
    ここで#がSの位置を表す、
    請求項25に記載の化合物。
  34. Figure 2019170710000063
    が抗体を表し、かつ
    ●が、タンパク質タグ、またはCY5もしくはEDANSなどのフルオロフォア、ビオチン、ペプチド、タンパク質、オリゴヌクレオチド、または低分子を表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、
    請求項25に記載の化合物。
  35. Figure 2019170710000064
    がタンパク質を表し、かつ
    ●が、タンパク質タグ、またはCY5もしくはEDANSなどのフルオロフォア、ビオチン、ペプチド、抗体、タンパク質、オリゴヌクレオチド、または低分子を表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、
    請求項25に記載の化合物。
  36. Figure 2019170710000065
    がペプチドを表し、かつ
    ●が、タンパク質タグ、またはCY5もしくはEDANSなどのフルオロフォア、ビオチン、ペプチド、抗体、タンパク質、オリゴヌクレオチド、または低分子を表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、
    請求項25に記載の化合物。
  37. Figure 2019170710000066
    がアミノ酸を表し、かつ
    ●が、タンパク質タグ、またはCY5もしくはEDANSなどのフルオロフォア、ビオチン、ペプチド、タンパク質、オリゴヌクレオチド、または低分子を表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、
    請求項25に記載の化合物。
  38. Figure 2019170710000067
    が抗体を表し、かつ
    ●がリンカー、薬物、またはリンカー-薬物コンジュゲートを表す、
    請求項25に記載の化合物。
  39. Figure 2019170710000068
    がヌクレオチドまたはオリゴヌクレオチドを表し、かつ
    ●が、ペプチド、タンパク質、タンパク質タグ、抗体、オリゴヌクレオチド、CY5もしくはEDANSなどのフルオロフォア、ビオチン、または低分子を表し;ここで任意で●が、Yに結合されているリンカーをさらに含む、
    請求項25に記載の化合物。
  40. Figure 2019170710000069
    がヌクレオチドまたはオリゴヌクレオチドを表し、かつ
    ●がリンカーを表す、
    請求項25に記載の化合物。
  41. 式(IIIa)
    Figure 2019170710000070
    の化合物:
    式中、
    Figure 2019170710000071
    は結合を表し、かつXは(R3R4)Cを表すか;または
    Figure 2019170710000072
    は二重結合を表し、かつXはR3-Cを表し;かつ
    Figure 2019170710000073
    、●、R1、X、およびYは請求項1において定義されたとおりである。
  42. 式(III*a)
    Figure 2019170710000074
    の化合物:
    式中、Xは(R3R4)Cを表し、かつ
    Figure 2019170710000075
    、●、V、R 1、R3、およびR4は請求項1において定義されたとおりであり、
    Vは、C 1 ~C 8 -アルキル、好ましくはメチル、エチル、またはプロピル、より好ましくはメチルを表す
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