JPS63304987A - アンギオゲニン類の遺伝子工学産生方法 - Google Patents

アンギオゲニン類の遺伝子工学産生方法

Info

Publication number
JPS63304987A
JPS63304987A JP63122997A JP12299788A JPS63304987A JP S63304987 A JPS63304987 A JP S63304987A JP 63122997 A JP63122997 A JP 63122997A JP 12299788 A JP12299788 A JP 12299788A JP S63304987 A JPS63304987 A JP S63304987A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
galactosidase
gene
angiogenin
fragment
codon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63122997A
Other languages
English (en)
Inventor
ペーター、クラウゼ
フリードリッヒ・ハイン
ハンス、ウィリ、ヤンセン
オイゲン、ウールマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoechst AG filed Critical Hoechst AG
Publication of JPS63304987A publication Critical patent/JPS63304987A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/475Growth factors; Growth regulators
    • C07K14/515Angiogenesic factors; Angiogenin
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/14Hydrolases (3)
    • C12N9/24Hydrolases (3) acting on glycosyl compounds (3.2)
    • C12N9/2402Hydrolases (3) acting on glycosyl compounds (3.2) hydrolysing O- and S- glycosyl compounds (3.2.1)
    • C12N9/2468Hydrolases (3) acting on glycosyl compounds (3.2) hydrolysing O- and S- glycosyl compounds (3.2.1) acting on beta-galactose-glycoside bonds, e.g. carrageenases (3.2.1.83; 3.2.1.157); beta-agarase (3.2.1.81)
    • C12N9/2471Beta-galactosidase (3.2.1.23), i.e. exo-(1-->4)-beta-D-galactanase
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12YENZYMES
    • C12Y302/00Hydrolases acting on glycosyl compounds, i.e. glycosylases (3.2)
    • C12Y302/01Glycosidases, i.e. enzymes hydrolysing O- and S-glycosyl compounds (3.2.1)
    • C12Y302/01023Beta-galactosidase (3.2.1.23), i.e. exo-(1-->4)-beta-D-galactanase
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K2319/00Fusion polypeptide
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K2319/00Fusion polypeptide
    • C07K2319/61Fusion polypeptide containing an enzyme fusion for detection (lacZ, luciferase)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K2319/00Fusion polypeptide
    • C07K2319/70Fusion polypeptide containing domain for protein-protein interaction
    • C07K2319/74Fusion polypeptide containing domain for protein-protein interaction containing a fusion for binding to a cell surface receptor
    • C07K2319/75Fusion polypeptide containing domain for protein-protein interaction containing a fusion for binding to a cell surface receptor containing a fusion for activation of a cell surface receptor, e.g. thrombopoeitin, NPY and other peptide hormones

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 血管新生が大半の充実性腫瘍の増殖のための必須条件で
あるという観察結果は、培養HT29腺癌細胞の上澄か
らアンギオゲニンと称される血管形成因子を単離しかつ
特徴付けることにむすびついた〔フェットら、バイオケ
ミストリー、第24巻、1985年、第5480−54
86頁(Pottat al、、 Biochemis
try 24(1985) 5480−5486) ;
ストリダム(Strydos)ら、バイオケミストリー
、第24巻、1985年、第5486−5494頁〕。
アンギオゲニンは、分子量14,200Dで等電点〉9
.5の非グリコジル化ポリペプチド鎖である。タンパク
質配列決定に基づきかつ特異的プローブの使用によって
、アンギオゲニンcDNA及びゲノムアンギオゲニンク
ローンを単離することができた〔クラチ(Kurach
l )ら、バイオケミストリー、第24巻、1985年
、第5494−5499頁〕。アンギオゲニンはリボヌ
クレアーゼA (RNアーゼA)と35%相同的であっ
て、RNアーゼAの4つのジスルフィド架橋結合のうち
3つは、RNアーゼAの触媒活性にとって必須のアミノ
酸残基His−12、Lys−41及びHis−119
と正確に同一の位置に留まっている。更にその後の研究
によって、アンギオゲニンもRNアーゼ活性を有するこ
とが示され、だが、この活性はRNアーゼAの場合より
も特異的である〔シャピロ(Shaplro)ら、バイ
オケミストリー。
第25巻、1986年、第3527−2532頁〕。
アンギオゲニンの可能な治療用途は局所的血流障害の排
除であり、考慮中の用途は冠動脈血流障害用、特に骨及
び靭帯損傷の創傷治癒用、並びに皮膚移植用である。第
二の治療原理は、例えばアンギオゲニンに対する抗体に
よる血管形成の阻害である。アンギオゲニンとRNアー
ゼAとの相同性を考えた場合、合成低分子量インヒビタ
ーについて考慮することも可能であろう。この原理は、
充実性腫瘍及びそれらの転移(化学療法との併用)、並
びにリウマチ様関節炎、糖尿病(網膜症)の続発症及び
他の症状に関する診断及び治療に際して利用されるであ
ろう。
しかしながら、これらすべての治療可能性を実現させる
ためには、更に研究を進める上で有利な方法でかつ十分
な量で生物活性アンギオゲニンを単離することが、すべ
ての中でまず第一に必要となる。
細菌中でのポリペプチドの遺伝子工学産生において、望
ましいポリペプチドに関する構造遺伝子。
は細菌に内在するポリペプチドβ−ガラクトシダーゼの
遺伝子に読取枠内でしばしば結合せしめられる。かかる
場合に、細菌は、望ましいポリペプチドがアミノ末端に
おいてβ−ガラクトシダーゼのカルボキシル末端と結合
している融合タンパク質を産生ずる。この方法において
は、完全β−ガラクトシダーゼの遺伝子を用いないこと
も知られている(EP−A第0.001,930号及び
第0.012,494号明細書)。しかしながら、β−
ガラクトシダーゼの極端に短い断片又は実質上完全な配
列のみがこのために用いられていた。
遺伝的にコード可能なポリペプチドの産生方法は既に提
案済であって(未公開西独特許出願節P3.805,1
50.8号明細書、このポリペプチドに関する構造遺伝
子は正しい読取枠でβ−ガラクトシダーゼ又はβ−ガラ
クトシダーゼ断片に関する遺伝子を介してし竹′ニレー
ター領域に結合せしめられており、この遺伝子構造は細
菌中に導入され、不溶性融合タンパク質はその中で発現
され、後者が細胞破壊後に単離され、かつ望ましいポリ
ペプチドが化学的又は酵素的切断によって得られるが、
但しその方法にあっては、β−ガラクトシダーゼ又はβ
−ガラクトシダーゼ断片の遺伝子におけるメチオニン及
び/又はアンギニン及び/又はシスティンに関するコド
ンが他のアミノ酸に関するコドンによって全部又は一部
置換されていることを特徴とする。
アンギオゲニン及びその誘導体はこの方法によって特に
有利に得られることが見出された。本発明の有利な態様
は以下において詳細に説明されている。
まず最初に、融合タンパク質の産生に関する西独特許出
願節P3,805,150.8号の方法の詳細が説明さ
れる: 融合タンパク質におけるβ−ガラクトシダーゼ部分は、
アミノ酸250個以上を有するが完全β−ガラクトシダ
ーゼ配列よりもかなり短かい。好都合にはβ−ガラクト
シダーゼのアミノ末端及び/又はカルボキシル末端部分
を有する約300〜約800個、好ましくは約320〜
約650個のアミノ酸のβ−ガラクトシダーゼ断片が有
用であることが証明された。このβ−ガラクトシダーゼ
遺伝子断片は、正しい読取枠でレギュレーター領域に、
必要であればアダプターを介してアンギオゲニンに関す
る構造遺伝子に融合せしめられる。
適切であれば省略しうろこのアダプターは、アンギオゲ
ニンのアミノ末端の前に位置しかつそれを容易にβ−ガ
ラクトシダーゼ断片から化学的又は酵素的に分離させつ
る1以上のアミノ酸についてコードしていることが有利
である。例えば、所望のアンギオゲニン誘導体がメチオ
ニンを有していないか又はそれがメチオニンを有しない
ような方法で遺伝子工学により修飾された場合には、所
望のポリペプチドのアミノ末端の前にアミノ酸としてメ
チオニンを選択することが有利であって、しかる後に塩
化シアン又は臭化シアンでの切断によりβ−ガラクトシ
ダーゼから所望のポリペプチドを分離することが可能と
なる。
本発明で用いられる方法は、形成される融合タンパク質
が不溶性であってそのため細胞破壊後容易に単離されう
るという利点を有している。他方、好ましい態様におい
ては、比較的小さなβ−ガラクトシダーゼ部分であるが
故に、融合タンパク質は細菌中で比較的大量に蓄積され
ることになる。
しかも細菌に内在するタンパク質部分であることから、
融合タンパク質は細菌により著しい程度までは分解され
ず、その結果これに対応して更に長い誘導期間とひいて
は高収率とが可能になる。
以上のように、アンギオゲニンは本発明に従い、正しい
読取枠でこのポリペプチドに関する構造遺伝子を、必要
であればアダプターを介して、β−ガラクトシダーゼ又
は好ましくはアミノ酸250個以上であるが完全β−ガ
ラクトシダーゼ断片よりもかなり短いβ−ガラクトシダ
ーゼ断片に関する遺伝子と共にレギュレーター領域に結
合させ、この遺伝子構造を細菌中に導入し、その中で不
溶性融合タンパク質を発現させ、細胞破壊後に後者を単
離し、かつ望ましいポリペプチドを化学的又は酵素的切
断で得ることにより入手することができる。
レギュレーター系域は天然、特に細菌に固有であるか、
化学的に合成されるか、又はハイブリッド領域、例えば
融合プロモーターtacである。
レギュレーター領域は、オペレーター、例えばlacオ
ペレーター、及びβ−ガラクトシダーゼ断片のメチオン
コドンの前においてヌクレオチド6〜14個のリポソー
ム結合部位を更に含んでいる。
β−ガラクトシダーゼ断片は、アミノ末端及びカルボキ
シル末端部分配列の融合体であることが好ましい。この
場合には、心合タンパク質内のβ−ガラクトシダーゼ部
分をかなり減少させることになる。しかも、この構造で
は特別な苦労もなしに様々なレギュレーター系の代用を
可能にする。
しかしながら、β−ガラクトシダーゼのアミノ末端配列
を独占的に又はカルボキシル末端配列を優勢的に用いる
ことも可能である。これらの末端切除β−ガラクトシダ
ーゼ構造のために天然制限酵素切断部位を用いることが
できる。しかしながら、停止コドンのない正しい読取枠
を確保し、適切であればATG開始コドンを有する化学
的合成リンカ−又はアダプターと共にその構造を用いる
ことも可能である。第1A図は天然制限酵素切断部位を
用いたβ−ガラクトシダーゼ遺伝子断片を示しており、
第1B図はリンカ−が用いられた例について示している
特別の場合には、β−ガラクトシダーゼ断片において更
に単独又は組合せの修飾が有利であると証明されよう。
塩化シアン又は臭化シアンでの切断によりβ−ガラクト
シダーゼ断片から分離されるべきポリペプチドの精製は
、標的インビトロ突然変異誘発が余計なメチオニン残基
に関するコドンの一部又は有利には全部を他のアミノ酸
、好ましくはロイシン又はイソロイシンに関するコドン
で置換するために行なわれた場合には、容易化される。
所望のポリペプチド以外にも、この方法で修飾された融
合タンパク質の切断によってより少数のβ−ガラクトシ
ダーゼ切断断片が得られるが、それらはその大きさ及び
/又は電荷に基づき所望のポリペプチドから容易に分離
されうるように選択することができる。
アスパラギン酸及びプロリン間のペプチド結合の酸開裂
によってβ−ガラクトシダーゼ断片から分離されるべき
ポリペプチドの場合には、酸開裂がこれらの部位でもは
や不可能となるような方法の標的インビトロ突然変異誘
発により、好ましくはアスパラギン酸に関するコドンを
グルタミン酸に関するコドンに変換することによって、
β−ガラクトシダーゼ遺伝子断片における対応コドンを
修飾することが有利であろう。
ジスルフィド架橋結合の形成がそれらの活性のために重
要であるポリペプチドの場合には、β−ガラクトシダー
ゼ断片及びポリペプチド間の不正確なジスルフィド架橋
結合の形成を避けるために、標的インビトロ突然変異誘
発によって、β−ガラクトシダーゼ断片中に存在するシ
スティンのコドンを他のアミノ酸、好ましくはセリンに
関するコドンに変換することが一般に有益である。
好ましい場合には省略可能な、β−ガラクトシダーゼ断
片及び所望のポリペプチドの構造遺伝子間のアダプター
は、所望のポリペプチドのアミノ末端のすぐ直前におい
て、β−ガラクトシダーゼ部分から所望のポリペプチド
を容易に分離させうるアミノ酸又はアミノ酸配列につい
てコードしている。既に記載したように、このアミノ酸
は、所望のポリペプチドがメチオニンを含んでいないか
又は対応コドンが遺伝子工学修飾をうけている限り、簡
単な臭化シアン切断を可能にするメチオニンである。こ
のタイプのアダプターの例は下記ヌクレオチド配列を有
している: 5’     AAT  TAT  GAA  TTC
GCA  ATG(Eco  RI)     TA 
 CTT  AAG  CGT  TAC化学的又は酵
素的な様々な切断方式は、β−ガラクトシダーゼ部分か
らの所望のポリペプチドの立体的分離によって更に容易
化しうる。このためには、ポリ(アミノ酸)に関するコ
ドンが特別な化学的合成アダプターを介してβ−ガラク
トシダーゼ部分及びポリペプチド間に挿入される。一般
に、このポリ(アミノ酸)アーム(arm)の構造を変
えるという観点から、アミノ酸としてすべて遺伝的コー
ド可能なアミノ酸、例えばグリシン、アラニン、セリン
もしくはプロリンのような小非電荷アミノ酸あるいは一
方ではアスパラギン酸及びグルタミン酸、又は他方では
リジン及びアルギニンのような電荷アミノ酸を用いるこ
とができる。
ポリ(アミノ酸)鎖は5〜30、好ましくは10〜24
、特に15〜20個のアミノ酸をHする。
ポリ(アミノ酸)の選択に従い、β−ガラクトシダーゼ
部分と共に所望の遺伝子産物の直接的折り重なりを達成
することができる。
この所望のアンギオゲニンに関する構造遺伝子は、それ
自体公知の方法で化学的に合成することができる。宿主
細胞中での特別なコドン用法に合致した化学的合成遺伝
子、例えば西独特許公開第3.327.007号(成長
ホルモン放出因子の誘導体)、第3,328,793号
(セクレチンの誘導体)、第3,409,966号(ヒ
トr−インターフェロン)、第3.414,831号(
ヒトr−インターフェロンの誘導体)、第3.419,
995号(インターロイキン−2及び誘導体)及び第3
,429,430号(ヒルジン誘導体)明細書に記載さ
れたか又は西独特許出願第P3,632,037.4号
(カルシトニン)明細書に記載されたような遺伝子が有
利である。
この目的のためには、いくつかの利点をもつアンギオゲ
ニンの遺伝子が化学的合成経路で製造される。大腸菌(
Escherlchla coli)の優先性が合成遺
伝子に関して考慮される(第1表)。制限エンドヌクレ
アーゼについてのいくつかの独特な認識配列は構造遺伝
子中に組込まれるが、これらがアンギオゲニンの部分配
列への到達を可能にし、かつ突然変異による遺伝子の修
飾を容易化する。
しかも、天然アンギオゲニン中に含まれるメチオニンの
みのコドンが、生物活性の損失なしに、励合タンパク質
のβ−ガラクトシダーゼ断片から臭化シアンでの切断に
よるアンギオゲニンの有利な分離を可能にするロイシン
、イソロイシン又はバリンコドンに変換された。
適切なベクターのレギュレーター領域、β−ガラクトシ
ダーゼ断片、適切であればアダプター及び構造遺伝子か
らなる遺伝子構造の組込み、この方法で得られるハイブ
リッドベクターの適切な宿主細胞中への導入、宿主細胞
の培養、細胞破壊、融合タンパク質の単離及び切断、並
びに所望のポリペプチドの単離については、一般に公知
である。
このことに関しては、広く用いられるテキスト及びハン
ドブックを参照することができる。
好ましいベクターはプラスミドであり、特にpBR32
2、pBR325、pUC8及びpUC9のような大腸
菌と和合性のあるプラスミド類、並び他の市販又は通常
人手nJ能なプラスミドである。好ましい細菌宿主は大
腸菌である。
本発明は下記例で詳細に説明される。
例  1 市販プラスミドpUC9(例えば、ビエラら。
ジーン、第19巻、1982年、第259−268頁(
Vlclra at at、、 Gene、 19 (
1982) 259−288)  ;分子生物学カタロ
グ、ファルマシアP−Lバイオケミカルズ、1984年
、補巻、第40頁(Molececular Biol
ogy CaLalogue、 Phara+acia
P−L Blocheslcals、 1984.^p
pendlx、 page 40)320μgを制限エ
ンドヌクレアーゼEcoRI及びPvu Iでの二重消
化に付し、長さ123塩基対(B p)のDNA断片を
ゲル電気泳動により分離する。この断片はβ−ガラクト
シダーゼのアミノ末端コード配列部分を含んでいる。
天然EcoRI切断部位までのβ−ガラクトシダーゼ遺
伝子のカルボキシル末端部分を単離するために、プラス
ミドpUR270(リュザー及びミュラー−ヒル、エン
ボΦジャーナル、第2巻。
1983年、第1791−1794年(Ruthera
nd Miillcr−Hlll、 EMBOJour
nal、 2 (1983)1791−1794 ) 
) 20μgを最初にEcoRIで消化し、しかる後P
vul酵素による部分的消化に付す。
2895BpのDNA断片を分離し、5%ポリアクリル
アミドゲル電気泳動により単離する。
β−ガラクトシダーゼ遺伝子のアミノ末端及びカルボキ
シル末端DNA断片を16℃で6時間かけて互いに結合
させ、結合生成物をエタノールで沈降させる。沈降しか
つ再懸濁されたDNAをEcoRIで切断し、再度5%
ポリアクリルアミドゲル上で分別する。長さ3018B
pのDNA断片を電気溶離によりゲルから単離し、プラ
スミドpBR322のEcoRI切断部位に結合させる
。この方法で得られるハイブリッドプラスミドはpwz
  R1と称される。
上記反応工程は第2図に示されている。個々の測定は公
知の方法で行なわれた〔マニアナイスら。
分子クローニング、コールド・スプリング・ハーバ−,
1982年(Manlatls et at、、 Mo
leculerCloning、  Co1d  Sp
ring  Harbor、  1982  )  )
  。
プラスミドpwz  RIを大腸菌に組込んで形質転換
し、そこで増幅させ、再単離する。短鎖化されたβ−ガ
ラクトシダーゼアミノ及びカルボキシル末端遺伝子断片
を取出して、かつそれを予備的に単離することは、Ec
oRIでの消化によれば可能である。公知の制限酵素切
断部位は更に短い構造とするために用いることができ、
これらは適切な発現プラスミドに挿入しうる。第1A図
は短鎖化された例を示している。
第1B図は化学的合成リンカ−を用いた構造について示
している。
第1A図の構造及び第1B図の構造の双方は、短鎖化β
−ガラクトシダーゼの読取枠が所望のカルボキシル末端
ポリペプチドの読取枠と連続するように選択される。第
1B図の化学的合成リンカ−はいかなる所望の構造であ
ってもよいが、但し停止コドンのない読取枠を保証する
ものでなければならず、しかも適切であればATG開始
コドンを保証しかつ所望の制限酵素切断部位を有してい
なければならない。
例2 EcoRI切断によりpWZRIから入手可能なβ−ガ
ラクトシダーゼ遺伝子断片において有利な短鎖化及び修
飾は、以下のようにして行なうことができるニ プラスミドpWZRI(第2図)10ugを制限酵素E
coRI及びPvulで切断し、7.5%ポリアクリル
アミドゲルによる分別を行なう。
長さが123及び1222BpのDNA断片をj、li
離する。次いで等モル量の2つのDNA断片を10℃で
6時間かけて互いに結合させ、しかる後EcoRIで消
化する。この方法で得られる結合混合物を7.5%ポリ
アクリルアミドゲル上で分別し、長さ1345BpのD
NAバンドを予備的に単離する。このDNA断片を、E
coRIで開環されしかる後脱リン酸化されたベクター
pBR322に結合させる。この方法で得られるプラス
ミドはpWZPRIと称される。
pWZPRI中に含まれるメチオニン(Ml−M8)の
8コドン及びこのプラスミド中に存在するシスティン(
C1−C6)の6コドンを取除くために、pWZPR1
由来DNA  1μgをEcoRIで切断する。大きさ
1345Bpの断片を、EcoRlで開環されしがる後
脱リン酸化されたファージベクターM13mp19am
(パチンスキーら、ジャーナル・オブ・パイロロジー。
第59巻、1986年、第341−353頁(Pats
chlnsky et at、、 Journal o
(’ Virology、59(1186) 341−
353) ]に結合させる。大腸菌JM101のトラン
スフェクション後に得られるファージはMWZPamと
称される。メチオニンのコドンの除去に関する最初の工
程として、標的インビトロ突然変異誘発をギャップ二重
化法(gappeddupdlex l1ethod)
  (クラマーら、ヌクレイツク中アシッズーリサーチ
、第12巻、1984年、第9441−9456頁(K
raa+er et at、、 NucleicAci
ds Re5earch、 12 (1984) 94
41−9456 ) )により行なうが、但しこの方法
の高効率性(平均70%)の故に4つのオリゴヌクレオ
チドdM5−dM8 (第2表)を変異原性ブライマー
(IIlutagc−nlc priIIer)として
用いる。得られる12のファージの5sDNAを配列決
定するが、その際にdM7及びdC5(第2表)を正常
な17瓜体ブライマー以外の配列決定のためのプライマ
ーとして用いる。12のDNAのうちの2つは4つすべ
ての望ましい突然変異を有しており、即ちMS−MSに
関するコドンはイソロイシンに関するコドンに変換され
ていた。これらのファージはMWZP  dM5.8と
称される。残存メチオニンコドンを除去するために、M
WZP  dM5゜8のRF  DNAをEcoRIで
切断し、大きさ1345BpのDNA断片を脱リン酸化
M13mp19amに組込んでクローニングする。
この方法で得られるファージは、MWZP  dM5.
8amと称される。このファージの5sDNAを変異原
性ブライマーとしてのdMl−dM4で更にインビトロ
突然変異に付す。得られる12のファージの5sDNA
を配列決定すると、ファージ12のうち3つはすべて望
ましい突然変異を有しており、即ちMl−M3のコドン
がロイシンのコドンに変換されかつM4のコドンがイソ
ロイシンのコドンに変換されていた。これらのファージ
はMWZPdMと称される。これらファージのRF型か
らの1345Bp  EcoRI断片を脱リン酸化ベク
ターpBR322に組込むクローニングにより、プラス
ミドpwzp  dMを得る。システィンに関するコド
ンをセリンに関するコドンで更に変換するために、pW
Z pdMからの1345Bp  EcoRI断片を単
離し、脱リン酸化ファージベクターM13mp19am
に組込んでクローニングする。この方法で得られるファ
ージMWZP  dMamの5sDNAを変異原性ブラ
イマーとしてのdcl−dC6によるインビトロ突然変
異に付す。得られる24のファージの5sDNAを配列
決定すると、MWZP  dMdCと称される4つのフ
ァージクローンは正確であることが判明し、それらにお
いてシスティンに関するすべてのコドンはセリンに関す
るコドンに変換されていた。これらファージのRF  
DNAをEcoR1切断し、1345Bp  EcoR
T断片を脱リン酸化ベクターpBR322に組込んでク
ローニングすると、プラスミドpwzp  dMdCが
得られる。
例3 β−ガラクトシダーゼ遺伝子の短鎖及び/又は修飾体が
組込まれて有利にクローニングされうるプラスミドpL
ZΔは、以下のように得ることができる(第3図)ニ プラスミドpBR32210μgを制限エンドヌクレア
ーゼEcoRI及びPvu■で切断し、1%アガロース
ゲル上で分別を行なう。大きさ2293BpのDNA断
片を精製し、HaeIlで部分的に切断し、1%アガロ
ースゲル上で電気泳動を繰返す。大きさ2017Bpの
DNA断片を単離し、大きさ225BpのDNA断片と
12℃で一夜かけて結合させるが、後者の断片はEc。
R1及びHaeIIによるpUR2(リユーザー。
モレキュラー・アンド・ゼネラル・ゲネティクス。
第178巻、1980年、第475−477頁(Ruc
her、 Mo1ecular and Genera
l Genetics、 178(1980) 475
−477) )の切断後に得られたものであってかつl
acオペロンのプロモーター/オペレーター、リポソー
ム結合部位及びIac  Z遺伝子の最初の5コドン(
開始コドンを含む)を有している。コンピテント(CO
■petenL )大腸菌細胞の形質転換により、プラ
スミドpLZΔを得る。
例4 短鎖化β−ガラクトシダーゼをもつ融合タンパク質とし
てのポリペプチド発現用としては複数のクローニング部
位が存在する故に適切、であるプラスミドを、下記のよ
うにして得る(第4図)ニブラスミドpLZΔ(第3図
) 1agをEc。
R1で開環し、脱リン酸化し、pWZPdMdC(例2
)からの大きさ1345Bpの修飾Ec。
R1断片と12℃で一夜かけて結合させる。コンピテン
ト大腸菌細胞の形質転換、β−ガラクトシダーゼ発現用
としての選択及び様々な制限エンドヌクレアーゼ用の切
断部位の正確な配置の結果、プラスミドpLZP  R
1dMdCを得る(第4図)。
β−ガラクトシダーゼ遺伝子の3′末端におけるEco
R1部位に組込む複数クローニング部位のクローニング
のためには、標的インビトロ突然変異誘発により5′末
端でEcoRI部位を削除することが有利である。この
場合に、大きさ1767BpのPstl−Sacl断片
がM13mp 19amに組込まれてクローニングされ
、かつ変異原性プライマm: 5’ −GCCAGTGAATCCGTAATCATG
G−3’を用いるギャップ二重化法によるインビトロ突
然変異誘発に付すことを要する。配列決定及び制限分析
によると、:A査された4つのファージクローンのうち
2つのDNAが望みどうりにEcoRI用切断部位を欠
いていることを示している。これらファージクローンの
RF  DNAから大きさ1767BpのPstl−5
acl断片を単離し、pLZP  R1dMdCからの
大きさ1820BpのPstl−SacI断片と16℃
で4時間かけて結合させる。コンピテント大腸菌細胞の
形質転換によりプラスミドpLEP  dMdCを得る
(第5図)。
複数クローニング部位の組込みのために、pLZP  
dMdC2u、をEcoRIで開環し、脱リン酸化し、
多数の制限酵素切断部位をもつ下記の化学的合成りNA
配列(MC5)と結合させる: s’、 、    a CTCGAG CGG GCC
car baa AGA TCT CAG cxaPs
t  I          Hlnd  XIX  
  Nru  I     Ava  111    
8gl  11−一二一一一一一一− c’rc   CkG   CCCλ^G   Cr’
!   CGCCAT   (、CA   TC入  
CAT  CTAGAC(TCGGG TrCG豐(5
CTA CGT AGT CTA CATこの方法で、
かつコンピテント大腸菌細胞の形質転換後に、MC5配
列の向きに関して互いに異なるプラスミドpLZPWB
1  clidc及びpLZPWB2  dMdCを得
る(第5図)。
例5 特にロイシン、イソロイシン又はバリンのコドンによる
Met−30のコドンの置換によって正常ヒトアンギオ
ゲニン遺伝子とは異なる合成アンギオゲニン遺伝子(第
1表)を、以下のように前記ベクターpLZPWB2 
 dMdCに組込んでクローニングする: アンギオゲニンの合成遺伝子は、12のオリゴヌクレオ
チド組立てブロックから構成されている(第3表参照)
遺伝子組立てブロックの合成は、ヌクレオチド1−49
のコード鎖を含む遺伝子構造ユニットIaの例によって
説明される。同相合成のために、3′末端に位置するヌ
クレオシド、即ち本ケースではアデノシン(ヌクレオチ
ドNα49)を3′ 〜ヒドロキシル基を介して担体に
共有結合させる。
担体物質は、長鎖アミノアルキル基で官能化されたCP
G (制御された多孔質ガラス)である。
次の合成工程では、基本成分を5′ −〇−ジメトキシ
トリチルヌクレオシド−3′ −リン酸のジアルキルア
ミドのβ−シアノエチルエステルとして用いるが、その
場合においてアデニンはN6−ベンゾイル化合物の形で
あり、シトシンはN4−ベンゾイル化合物の形であり、
グアニンはN2−イソブチリル化合物の形であり、チミ
ンは保護基をもっていない。
N6−ペンゾイルアデノシン0.2μmolを含む重合
担体25mgを下記試薬で連続処理する:A) アセト
ニトリル B) ジクロロメタン中の3%トリクロロ酢酸溶液 C) アセトニトリル D) 無水アセトニトリル0.15m1中の適切なヌク
レオシド−3′ −〇−ホスファイト5mol及びテト
ラゾール25μmol E) アセトニトリル F) 40%ルチジン及び10%ジメチルアミノピリジ
ン含有のテトラヒドロフラン中の20%無水酢酸 G) アセトニトリ H) 容量比10:1:40のルチジン/水/テトラヒ
ドロフラン中の3%ヨウ素 これに関して、“ホスファイト”とは2′ −デオキシ
リボース−3′ −亜リン酸のモノ−β−シアノエチル
エステルと解されるべきであり、第三の結合価はジイソ
プロピルアミノ基で飽和されている。各合成工程におけ
る収率は、分光測定器における波長496nmでのジメ
トキシトリチルカチオンの吸光度測定によって各々の脱
トリチル化反応B)後に調べることができる。
合成終了後、ジメトキシトリチル基をA)〜C)で記載
のように切除する。オリゴヌクレオチドをアンモニア処
理により担体から切断し、同時にβ−シアノエチル基を
除去する。50℃で16時間にわたる濃アンモニアによ
りオリゴマー処理で、塩基からアミノ保護基を定量的に
切除する。この方法で得られる粗生成物をポリアクリル
アミドゲル電気泳動で精製する。
5′末端におけるオリゴヌクレオチドのホスホリル化の
ために、各々のオリゴヌクレオチド1b〜5a  ln
molを37℃で30分間にわたり50mM)リスHC
I緩衝液(pH7,6)、10mM塩化マグネシウム及
び10mMジチオスレイトール(DTT)の20μg中
のアデノシン三リン酸5nmo 1及びT4ポリヌクレ
オチドキナーゼ4単位で処理する。酵素を95℃で5分
間加熱することにより不活性化させる。DNA配列lに
おいて“突出“一本鎖配列を形成しているオリゴヌクレ
オチド1a及び6bはホスホリン化されない。これによ
り、次の結合において、DNA配列配列対応するよりも
長い遺伝子断片の形成を阻止する。
オリゴヌクレオチド18〜6b(第3表参照)を以下の
ように結合させて、完全遺伝子を得る(第6図): オリゴヌクレオチド1a及び1b〜6a及び6b各1n
molを、それらの各々を50mMトリスHCI緩衝液
(pH7,6) 、10mM塩化マグネシウム及び10
mM  DTTの20μgに溶解し、この溶液を95℃
で5分間加熱し、かつそれを2時間以内に室温まで冷却
することによって、ベアでハイブリッド形成させる。オ
リゴヌクレオチド1b〜6aは、この場合に5′ −リ
ン酸の形で使用する。形成される二重らせんDNA断片
の次の結合のために、その溶液を互いに結合させ、第6
図に示されているような完全遺伝子を得る。
遺伝子を、マーカーとしてHinflで切断された物質
φX174DNA (BRL由来)又はHa emで切
断されたpBR322を用いる6%ポリアクリルアミド
ゲル上でのゲル電気泳動(尿素非添加、40X20XO
,1(J)により精製する。
この方法で得られる5phl−EcoRI断片を、Ec
oRI及び5phIで切断されたベクターpLZPWB
2  dMdCと16℃で一夜かけて結合させる。コン
ピテント大腸菌細胞の形質転換によりアンピシリン耐性
コロニーを得るが、これは期待された大きさの融合タン
パク質の発現に関して調べられる。4つの陽性クローン
がアンギオゲニン部分の配列分析をうけたところ、4つ
のクローンのうち2つの配列が正確であると判断した。
これらのプラスミドはp L Z PWB 2dMdC
Angと称される。
アンギオゲニン1ie−30及びVo l −30に関
する遺伝子は、それぞれオリゴヌクレオチド2Cと2d
及び2eと2fとの結合によって同一方法で得られる(
第4表)。
例6 望ましい光学濃度まで培養される細菌株を、適切な時間
、例えば2時間にわたり、インデューサーとしてのI 
PTGで誘導する。次いで細胞を0.1%クレゾール及
び0.1mMフェニルメチルスルホニルフルオリド(ペ
ンジルスルホニルフルオリド)で殺す。遠心分離又は濾
過後、多量の細胞を適切な装置〔フレンチ・プレス(F
renchpress)又はダイハミューレ(■Dyn
o−Mjhle) )においてpH3,0の酸化水溶液
中で破壊し、しかる後不溶性成分を回転沈降させる。タ
ンパク質を標準的方法で上澄から単離する〔グローら、
アンゲワンテ・ケミ−1第98巻、1986年、第53
0頁(Grau eL al、、 Angevandt
e Chea+le、 9g(198G) 530) 
)。生成物の豊富度及び純度はHPLC分析により調べ
る。
融合タンパク質からアンギオゲニンを遊離させるだめに
、乾燥残渣を70%ギ酸に溶解し、室温(RT)で4時
間臭化シアン20重量%(使用される乾燥重量として)
とインキュベートする。メチルt−ブチルエーテル5倍
容量で沈降させて臭化シアン切断生成物を得るが、そこ
から還元アンギオゲニンの高濃度バッチが還元条件下(
例えば、メルカプトエタノール、ジチオスレイトール等
の添加)での適切な陽イオン交換剤(例えば、pH8の
6〜8M尿素添加S−セファロース(S−8cphar
osc■))によるクロマトグラフィーによって単離す
ることができる。酸化及び還元グルタチオンの適切な混
合物を用いる還元タジバク質の古典的再生方法〔例えば
、カリム・アーメドら。
ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー、第
250巻、1975年、第8477−8482頁(Ka
ris Atved eL al、、 Journal
 ol’r31ological Chemistry
、 250 (1975)8477−8482))を、
アンギオゲニンを屈曲させて3本のジスルフィド架橋結
合が形成された天然三次構造とするために用いる。高純
度アンギオゲニンを、ゲル濾過としかる後イオン交換ク
ロマトグラフィーによって、折り曲げられた生成物から
単離する。
最終生成物の純度は、逆相HPLC及びSDSゲル電気
泳動により調べる。血管形成活性は、CAMアッセイ及
びウサギ角膜アッセイ〔フエット(Fctt)ら、バイ
オケミストリー、第24巻。
1985年、第5480−5486頁〕で検出される。
第2表 メチオニンのコドンをロイシン又はイソロイシンのコド
ンに変え、システィンのコドンをセリンのコドンに変え
るための変異原性プライマー:dMl 5’−AG A
CCGTT CAG ACA GAA CTCGdM2
5’−AG CGCCACCAOCCA GTG CA
G GdM3 S’−CCA AAA ATCCACT
TCGCT C;C;T GdM45’−CGCCAA
T CCA TAT CTG TGA AAdM55’
−CGGT AAτα;CAAT ’17rG ACC
ACdM6 S’−A C(:G CGT ATA C
AT にTCTにA CAdM75’−G CCT G
GTTrCAAT CAGTTG CTdM8 5’−
CACCAAT  CCCTAT  八τC;  GA
A  ACCdcl  5’−に  ACCGTT  
CAに  AにA  GAA  CTG  にCにdC
25’−CACCTCにAT C:IcA AAA A
’rCCAG TTCdC35’−ATCTGCCにT
 GGA CTに CAA CAAdC45’−CC;
CCAに CTG GGk GTT CAG GCCd
cs S”−α:に CTCAAA AにAα;CにC
TCAGτdc6sl−acGCOT CCCccAa
cc CAG ACC
【図面の簡単な説明】
図面は下記のように本発明について説明している: 第1図は、リンカ−のない(A1.−5. )及びある
(B1.−5. )短鎖化β−ガラクトシダーゼ配列の
構築について示している。 第2図は、プラスミドpwz  R1(pUe9及びp
UR270からの、β−ガラクトシダーゼ断片をもつp
BR322誘導体)の構築について示している。 第3図はプラスミドpLZΔの構築について示している
。 第4図は、pWZIP  dMdCからのプラスミドp
LZP  R1dMdCの構築について示している。 第5図は、プラスミドp L Z PWB 1dMdC
及びpLZWPB2  dMdcの構築について示して
いる。 第6図は、合成アンギオゲニンを得る結合反応について
図示しており、図中Rは精製を表わし、Lは結合を表わ
し、丸印は5′ −リン酸基を表わす。 図面は等尺度ではない。 出願人代理人  佐  藤  −雄 5′3・

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、β−ガラクトシダーゼ又はβ−ガラクトシダーゼ断
    片に関する遺伝子を介して正しい読取枠内でアンギオゲ
    ニンに関する構造遺伝子をレギュレーター領域に結合さ
    せ、この遺伝子構造を細菌中に導入し、その中で不溶性
    融合タンパク質を発現させ、細胞破壊後にそれを単離し
    、かつ望ましいアンギオゲニンを化学的又は酵素的に切
    断することによるアンギオゲニンの産生方法であって、
    β−ガラクトシダーゼ又はβ−ガラクトシダーゼ断片に
    関する遺伝子において、メチオニン及び/又はアルギニ
    ン及び/又はシステインに関するコドンを他のアミノ酸
    のコドンで全部又は一部置換することを特徴とする方法
    。 2、遺伝子構造が、アミノ酸250個以上であるものの
    全β−ガラクトシダーゼ配列よりかなり短かいβ−ガラ
    クトシダーゼ断片についてコードしている、請求項1に
    記載の方法。 3、β−ガラクトシダーゼ断片がアミノ末端及び/又は
    カルボキシル末端部分配列の融合体からなる、請求項2
    に記載の方法。 4、β−ガラクトシダーゼ断片がアミノ酸約300〜約
    800個を有する、請求項1、2又は3に記載の方法。 5、β−ガラクトシダーゼ断片がアミノ酸約320〜約
    650個を有する、請求項1、2又は3に記載の方法。 6、β−ガラクトシダーゼ断片に関する遺伝子が第1図
    で示されているDNA配列に相当する、請求項1〜5の
    いずれか一項に記載の方法。 7、アンギオゲニンに関する構造遺伝子が修飾β−ガラ
    クトシダーゼ断片に関する遺伝子にアダプターを介して
    結合せしめられている、請求項1〜6のいずれか一項に
    記載の方法。 8、アダプターがポリ(アミノ酸)配列についてコード
    している、請求項7に記載の方法。 9、β−ガラクトシダーゼ部分からのアンギオゲニンの
    化学的又は酵素的分離をなしうるアミノ酸に関するコド
    ンが構造遺伝子のアミノ末端のすぐ上流に置かれている
    、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。 10、アンギオゲニンに関する構造遺伝子が第1表又は
    第4表のDNA配列を有する、請求項1〜9のいずれか
    一項に記載の方法。 11、レギュレーター領域、メチオニン及び/又はアル
    ギニン及び/又はシステインに関するコドンが他のアミ
    ノ酸のコドンで全部又は一部置換された修飾β−ガラク
    トシダーゼ又はβ−ガラクトシダーゼ断片に関する遺伝
    子、及びアンギオゲニンに関する構造遺伝子を有する遺
    伝子構造。 12、アンギオゲニンに関する構造遺伝子が正しい読取
    枠を確保させるアダプターを介して修飾β−ガラクトシ
    ダーゼ又はβ−ガラクトシダーゼ断片に関する遺伝子に
    結合せしめられている、請求項11に記載の遺伝子構造
    。 13、請求項11又は12に記載の遺伝子構造を有する
    ベクター。 14、請求項13に記載のベクターを有する細菌。 15、請求項13に記載のベクターを有する大腸菌。 16、請求項1〜9のいずれか一項に記載の修飾β−ガ
    ラクトシダーゼ又はβ−ガラクトシダーゼ断片、及びア
    ンギオゲニンを有する融合タンパク質。 17、アンギオゲニンが第1表又は第4表のアミノ酸配
    列を有する、請求項16に記載の融合タンパク質。 18、第1表又は第4表のアミノ酸配列1〜123を有
    するアンギオゲニン誘導体。
JP63122997A 1987-05-19 1988-05-19 アンギオゲニン類の遺伝子工学産生方法 Pending JPS63304987A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3716722.7 1987-05-19
DE19873716722 DE3716722A1 (de) 1987-05-19 1987-05-19 Gentechnologisches verfahren zur herstellung von angiogeninen

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63304987A true JPS63304987A (ja) 1988-12-13

Family

ID=6327859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63122997A Pending JPS63304987A (ja) 1987-05-19 1988-05-19 アンギオゲニン類の遺伝子工学産生方法

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP0292763A3 (ja)
JP (1) JPS63304987A (ja)
KR (1) KR880014107A (ja)
AU (1) AU617999B2 (ja)
DE (1) DE3716722A1 (ja)
DK (1) DK271588A (ja)
PT (1) PT87501B (ja)
ZA (1) ZA883517B (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4966849A (en) * 1985-09-20 1990-10-30 President And Fellows Of Harvard College CDNA and genes for human angiogenin (angiogenesis factor) and methods of expression
US5019556A (en) * 1987-04-14 1991-05-28 President And Fellows Of Harvard College Inhibitors of angiogenin
DE4012818A1 (de) 1990-04-21 1991-10-24 Hoechst Ag Verfahren zur herstellung von fremdproteinen in streptomyceten
US5426036A (en) * 1987-05-05 1995-06-20 Hoechst Aktiengesellschaft Processes for the preparation of foreign proteins in streptomycetes
US5227293A (en) * 1989-08-29 1993-07-13 The General Hospital Corporation Fusion proteins, their preparation and use
US5358857A (en) * 1989-08-29 1994-10-25 The General Hospital Corp. Method of preparing fusion proteins
EP0423641A3 (en) * 1989-10-18 1992-01-15 Nippon Mining Company Limited Expression vector, transformed microorganism, fusion protein and method for the production of platelet factor 4 or tgfalpha
IL96519A0 (en) * 1990-02-15 1991-08-16 Harvard College Covalent angiogenin/rnase hybrids
US5270204A (en) * 1990-02-15 1993-12-14 The President And Fellows Of Harvard College Covalent angiogenin/RNase hybrids
AU4608296A (en) * 1994-12-30 1996-07-31 Chiron Corporation Methods and compositions for treatment of solid tumors in vivo
EP1199355B1 (en) * 1999-06-29 2007-03-14 National Institute of Advanced Industrial Science and Technology Sulfur atom-free enzyme proteins

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NZ199391A (en) * 1981-01-02 1985-12-13 Genentech Inc Chimeric polypeptides comprising a proinsulin sequence,and preparation by recombinant dna technique;production of human insulin
US4987070A (en) * 1987-03-04 1991-01-22 Suntory Limited Use of a 97 amino acid leader sequence from the E. coli B-galactosidase gene for the production of hanp and hptc as fusion proteins
DE3805150A1 (de) * 1987-04-11 1988-10-20 Hoechst Ag Gentechnologisches verfahren zur herstellung von polypeptiden
US5019556A (en) * 1987-04-14 1991-05-28 President And Fellows Of Harvard College Inhibitors of angiogenin
FR2623509B1 (fr) * 1987-11-19 1990-04-20 Centre Nat Rech Scient Proteine de 17 kd a action angiogenique, son procede d'isolement a partir de lait de mammiferes, compositions therapeutiques la contenant, procede de detection et/ou de dosage et reactifs immunologiques de detection et de dosage des angiogenines de mammiferes, de leurs homologues et de leurs fragments

Also Published As

Publication number Publication date
DK271588D0 (da) 1988-05-18
DK271588A (da) 1988-11-20
AU617999B2 (en) 1991-12-12
AU1637988A (en) 1988-11-24
PT87501A (pt) 1989-05-31
PT87501B (pt) 1992-09-30
EP0292763A3 (de) 1990-05-23
EP0292763A2 (de) 1988-11-30
DE3716722A1 (de) 1988-12-01
KR880014107A (ko) 1988-12-22
ZA883517B (en) 1988-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1340872C (en) Microbial expression of interleukin ii
FI91883B (fi) Menetelmä hirudiinin vaikutusta omaavan polypeptidin valmistamiseksi
EP0282042B1 (de) Neue Fusionsproteine und deren Reinigung
KR950000299B1 (ko) 융합 단백질의 제조방법
KR0139629B1 (ko) 미니-프로인슐린, 이의 제조방법 및 용도
KR920009505B1 (ko) 인체 γ-인터페론 활성을 갖는 폴리펩타이드의 제조방법
JPH0321151B2 (ja)
HU197349B (en) Process for producing cloning vectors usable for the expression of growth hormones
KR940005585B1 (ko) 과립구 대식세포 콜로니 촉진 인자(gm-csf)단백질의 제조방법
JPS63304987A (ja) アンギオゲニン類の遺伝子工学産生方法
KR920009543B1 (ko) β-유로가스트론 유전자, 상응하는 재조합 플라스미드, 상응하는 형질전환체 및 그의 제조방법, 및 β-유로가스트론의 제조방법
DK166681B1 (da) Dna-sekvenser, dna-sekvenser og dna-oligonucleotider til brug ved fremstilling af de foerstnaevnte dna-sekvenser, hybridplasmider indeholdende dna-sekvens, vaertsceller indeholdende hybridplasmiderne samt genteknologisk fremgangsmaade til fremstilling af il-2
JPH05214000A (ja) 成熟ポリペプチド
Wilson Gene regulation and structure-function studies of mammalian DNA polymerase ß
IE57664B1 (en) The preparation of polypeptides having an amide carboxyl terminal end
JPS63304989A (ja) 二本鎖dnaの製造法
JPS6069098A (ja) セクレチンの調製法
JPS61132191A (ja) ハイブリツドリンパ芽球様細胞−白血球ヒトインタ−フエロン
JPH0479880A (ja) ポリペプチド
KR910000457B1 (ko) 인간성장호르몬 발현 벡터 ptrp322H-HGH
JPH01206994A (ja) 組換えベクター
JPS6312298A (ja) β−ウロガストロン誘導体及びその製造、該誘導体をコ−ドするDNA塩基配列、これを含む発現ベクタ−及び該ベクタ−を保有する微生物
JPH02447A (ja) ヒトリンホトキシン合成遺伝子
JPS59501095A (ja) カルシトニンおよびその類似体のための遺伝子の製造と発現
JPS61271989A (ja) ウナギカルシトニン誘導体遺伝子