JPWO2018198224A1 - エレベーターの段差点検装置 - Google Patents

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Abstract

容易に多数の建物で運用することができるエレベーターの段差点検装置を提供する。本発明に係るエレベーターの段差点検装置(10)は、持ち運び可能な筐体(11)と、移動機構を動作させることで筐体(11)を移動させる駆動制御部(24)と、を備える。駆動制御部(24)は、筐体(11)に取り付けられた携帯端末(18)の加速度センサ(26)で検出された上下方向における加速度の変化に基づいて筐体(11)の前進を開始させ、携帯端末(18)のカメラ(20)で撮影された筐体(11)の下方の映像に基づいて筐体(11)の前進を終了させる。携帯端末(18)は、筐体(11)の前進が終了した状態で角速度センサ(26)の検出結果に基づいて段差の計測を行う。

Description

本発明は、エレベーターの段差点検装置に関する。
下記特許文献1には、エレベーターのかごと乗場との段差を点検する自走式ロボットが記載されている。このロボットは、かごドアの敷居をまたぐ位置に停止した状態で段差の点検を行う。
日本特開2010−189162号公報
特許文献1に記載されたロボットは、大型であるため、容易に持ち運ぶことができない。このため、保守員が上記ロボットを持ち運び、多数の建物で運用することは困難である。
本発明は、上記の課題を解決するためになされた。本発明の目的は、容易に多数の建物で運用することができるエレベーターの段差点検装置を提供することである。
本発明に係るエレベーターの段差点検装置は、持ち運び可能な筐体と、移動機構を動作させることで筐体を移動させる駆動制御部と、を備え、駆動制御部は、筐体に取り付けられた携帯端末の加速度センサで検出された上下方向における加速度の変化に基づいて筐体の前進を開始させ、携帯端末のカメラで撮影された筐体の下方の映像に基づいて筐体の前進を終了させ、携帯端末は、筐体の前進が終了した状態で角速度センサの検出結果に基づいて段差の計測を行うものである。
本発明に係るエレベーターの段差点検装置は、加速度センサ及び角速度センサが設けられた持ち運び可能な筐体と、移動機構を動作させることで筐体を移動させる駆動制御部と、筐体の下方を撮影する下側カメラと、角速度センサの検出結果に基づいて段差を計測する段差計測部と、を備え、駆動制御部は、加速度センサで検出された上下方向における加速度の変化に基づいて筐体の前進を開始させ、下側カメラで撮影された映像に基づいて筐体の前進を終了させ、段差計測部は、筐体の前進が終了した状態で段差の計測を行うものである。
本発明において、エレベーターの段差点検装置の筐体は持ち運び可能である。このため、本発明によれば、容易に多数の建物で段差点検装置を運用することができる。
エレベーターの構造の一例を示す模式図である。 実施の形態1における段差点検装置の側面図である。 実施の形態1における段差点検装置の上面図である。 実施の形態1における段差点検装置の使用状態を示す第1の上面図である。 実施の形態1における段差点検装置の使用状態を示す第2の上面図である。 実施の形態1における段差点検装置の使用状態を示す第1の側面図である。 実施の形態1における段差点検装置の使用状態を示す第2の側面図である。 実施の形態1における段差点検装置及び携帯端末の機能ブロック図である。 実施の形態1における段差点検装置を用いた点検方法の一例を示すフローチャートである。 段差点検装置のハードウェア構成図である。
添付の図面を参照して、エレベーターの段差点検装置を詳細に説明する。各図では、同一又は相当する部分に同一の符号を付している。重複する説明は、適宜簡略化あるいは省略する。
実施の形態1.
図1は、エレベーターの構造の一例を示す模式図である。
図1に示すように、エレベーター1は、昇降路2、巻上機3、ロープ4、かご5、釣合おもり6及びエレベーター制御装置7を備える。昇降路2は、例えば、建物の各階を貫くように形成されている。巻上機3は、例えば、図示しない機械室等に設けられている。エレベーター制御装置7は、例えば、昇降路2内又は機械室等に設けられている。ロープ4は、巻上機3に巻き掛けられている。かご5及び釣合おもり6は、ロープ4によって昇降路2内に吊り下げられている。かご5及び釣合おもり6は、巻上機3が駆動することにより昇降する。巻上機3は、エレベーター制御装置7によって制御される。
図1に示すように、エレベーター1は、かごドア8及び乗場ドア9を備える。かごドア8及び乗場ドア9は、図示しない戸開閉装置によって開閉される。かごドア8は、図1に図示しないかご敷居に沿って開閉される。乗場ドア9は、図1に図示しない乗場敷居に沿って開閉される。
段差点検装置10は、例えば、図1に示すように、かご5内の床面上で使用される。以下の説明では、図面における右側を前方とし、図面における左側を後方として、前後方向を指定する。
図2は、実施の形態1における段差点検装置の側面図である。図3は、実施の形態1における段差点検装置の上面図である。
図2及び図3に示すように、段差点検装置10は、筐体11、駆動ローラー12、前部ローラー13、後部ローラー14、ベルト15及び支持部16を備える。筐体11には、上下に貫通した点検口17が形成されている。点検口17は、例えば、かご敷居と乗場敷居との間の間隔と同等以上の大きさに形成されている。
駆動ローラー12は、例えば、筐体11の前後方向における中心よりも後側に設けられている。前部ローラー13は、筐体11の前端付近に設けられている。後部ローラー14は、筐体11の後端付近に設けられている。後部ローラー14は、例えば、前部ローラー13と同じ大きさに形成されている。前部ローラー13及び後部ローラー14は、例えば、駆動ローラー12よりも下方に設けられている。駆動ローラー12は、例えば、筐体11内に設けられた電動機によって回転する。
ベルト15は、無端状に形成されている。ベルト15は、筐体11の左右両側で、駆動ローラー12、前部ローラー13及び後部ローラー14に巻き掛けられている。ベルト15は、駆動ローラー12が回転すると、ベルト15が循環移動する。ベルト15が床面に接触している状態で循環移動すると、筐体11が前後に移動する。
このように、段差点検装置10は、移動機構を備える。移動機構は、例えば、駆動ローラー12、前部ローラー13、後部ローラー14、ベルト15及び電動機等を有する。
支持部16は、例えば、筐体11の上面に設けられている。支持部16は、例えば、点検口17よりも後方に設けられている。筐体11には、例えば、携帯端末18を着脱自在に取り付けることが可能である。支持部16は、例えば、筐体11に取り付けられた携帯端末18を固定する。
携帯端末18は、例えば、携帯電話、スマートフォン又はタブレット端末等である。携帯端末18は、例えば、上側カメラ19及び下側カメラ20を有する。上側カメラ19は、例えば、スマートフォンの正面カメラである。下側カメラ20は、例えば、スマートフォンの背面カメラである。支持部16は、例えば、下側カメラ20が点検口17の上側に重なる状態で、携帯端末18を筐体11の上面に固定する。
筐体11は、持ち運び可能な大きさに形成されている。筐体11の高さは、例えば、かごドア8又は乗場ドア9の高さの4分の1以下である。
図4は、実施の形態1における段差点検装置の使用状態を示す第1の上面図である。図5は、実施の形態1における段差点検装置の使用状態を示す第2の上面図である。
図4及び図5は、かご5が停止し、且つ、かごドア8及び乗場ドア9が開いている状態を示している。図4に示す段差点検装置10は、かご5内の床面上に位置している。図4に示す段差点検装置10は、かご敷居21及び乗場敷居22よりも後方に位置している。かご敷居21と乗場敷居22との間には、隙間23が存在する。
かご敷居21及び乗場敷居22は、例えば、アルミニウム等の材質で形成されている。上から見た場合、かご敷居21及び乗場敷居22は、例えば、銀色を呈する。
図5は、図4に示す段差点検装置10が前進した状態を示している。図5に示す段差点検装置10の前部は、乗場敷居22の上に乗っている。図5に示す段差点検装置10の後部は、かご敷居21の上に乗っている。つまり、図5に示す段差点検装置10は、隙間23をまたぐ位置で停止している。段差点検装置10は、図5に示す状態で、かご5と乗場との間の段差を計測する。
図6は、実施の形態1における段差点検装置の使用状態を示す第1の側面図である。図7は、実施の形態1における段差点検装置の使用状態を示す第2の側面図である。図6及び図7に示す段差点検装置10は、隙間23をまたぐ位置で停止している。
図6は、かご5と乗場との間に段差が無い場合を例示している。この場合、筐体11は、隙間23をまたぐ位置で前後方向に傾かない。
図7は、かご5と乗場との間に段差がある場合を例示している。この場合、筐体11は、隙間23をまたぐ位置で前方又は後方に傾く。
図8は、実施の形態1における段差点検装置及び携帯端末の機能ブロック図である。
図8に示すように、段差点検装置10は、駆動制御部24を備える。携帯端末18は、上側カメラ19、下側カメラ20、加速度センサ25、角速度センサ26、判定部27、指令部28、段差計測部29、通信部30、報知部31及び報知制御部32を備える。
以下、筐体11に携帯端末18が取り付けられた状態で実施される段差点検を説明する。段差点検装置10は、携帯端末18と通信可能である。段差点検装置10は、例えば、携帯端末18と無線通信を行ってもよい。段差点検装置10は、例えば、携帯端末18と有線接続されてもよい。
駆動制御部24は、移動機構を動作させることで筐体11を前後方向に移動させる。
上側カメラ19は、筐体11の上方を撮影する。下側カメラ20は、点検口17を介して、筐体11の下方を撮影する。
加速度センサ25は、筐体11にかかる加速度を検出する。加速度センサ25は、少なくとも上下方向における加速度を検出可能である。角速度センサ26は、例えば、筐体11の角度及び筐体11にかかる角速度を検出する。
判定部27は、例えば、かご5が停止しているか否かを判定する。判定部27は、例えば、加速度センサ25で検出された上下方向における加速度の変化に基づいて、かご5の移動の開始及びかご5の停止を判定する。
判定部27は、例えば、エレベーター1のドアが開いているか否かを判定する。判定部27は、例えば、上側カメラ19で撮影された映像における筐体11の前方側に相当する範囲の変化に基づいて、かごドア8の開閉を判定する。
指令部28は、段差点検装置10に対して前進指令、停止指令及び後退指令を送信する。
指令部28は、例えば、判定部27によりかご5が停止したと判定され、且つ、判定部27によりエレベーター1のドアが開いたと判定された場合に、前進指令を送信する。駆動制御部24は、前進指令に基づいて筐体11の前進を開始させる。
指令部28は、例えば、判定部27によりかご5が停止したと判定されてから一定時間後に、前進指令を送信してもよい。当該一定時間は、かご5の停止からドアが開くまでに要する時間に基づいて設定されればよい。
判定部27は、例えば、筐体11が隙間23をまたぐ位置に到達したか否かを判定する。判定部27は、例えば、下側カメラ20で撮影された映像の変化に基づいて、筐体11が隙間23の上に位置するか否かを判定する。判定部27は、例えば、かご敷居21、隙間23及び乗場敷居22の3つが同時に或いは順番に当該映像に映った場合に、筐体11が隙間23をまたぐ位置に到達したと判定する。なお、この3つは、例えば、かご敷居21の色、乗場敷居22の色及び隙間23の暗さ等に基づいて当該映像から認識される。
指令部28は、例えば、判定部27により筐体11が隙間23をまたぐ位置に到達したと判定された場合に、停止指令を送信する。駆動制御部24は、停止指令に基づいて筐体11の前進を終了させる。
段差計測部29は、角速度センサ26の検出結果に基づいて段差を計測する。
段差計測部29は、例えば、指令部28から停止指令が送信された場合に、段差の計測を行う。段差の計測とは、例えば、かご5内の床面上での角速度センサ26の検出結果と隙間23上での角速度センサ26の検出結果との差分を算出することである。計測された段差のデータは、例えば、図示しない記憶部に記録される。
筐体11が隙間23をまたぐ位置に停止している間は、エレベーター1のマルチビームドアセンサによって筐体11が検知されるため、ドアが閉まることはない。筐体11は、例えば、マルチビームドアセンサで検知可能な大きさであれば、可能な限り小さく形成されてもよい。筐体11の高さは、例えば、エレベーター1のドアに沿って照射される複数のビームのうち最も下側のビームから数えて当該ドアが開き続けるために遮られることが必要な最低限の本数のみを遮る高さである。
指令部28は、例えば、段差計測部29による計測が完了した後に、後退指令を送信する。駆動制御部24は、後退指令に基づいて筐体11の後退を開始させる。
指令部28は、例えば、後退指令を送信した一定時間後に、停止指令を送信してもよい。駆動制御部24は、例えば、停止指令を受信したか否かに関係なく、後退指令を受信した一定時間後に、自動的に筐体11の後退を終了させてもよい。
通信部30は、例えば、段差計測部29により計測された段差が基準を超えた場合に、エレベーター1の保守業者に対して通知を行う。通信部30からの通知先は、例えば、保守会社のサーバー等であってもよいし、保守員が所持する情報端末であってもよい。
報知部31は、視覚情報及び音声情報の少なくとも一方を報知する機能を有する。報知部31は、例えば、携帯端末18に設けられたディスプレイ及びスピーカー等である。報知制御部32は、例えば、段差点検が実施されている間に、点検中である旨を示す警告情報を報知部31から報知させる。警告情報の報知は、例えば、一定時間ごとに繰り返される。
図9は、実施の形態1における段差点検装置を用いた点検方法の一例を示すフローチャートである。
保守員は、筐体11に携帯端末18が取り付けられた状態で、段差点検装置10をエレベーター1のかご5内に待機させる(ステップS101)。このとき、筐体11の前部ローラー13は、かごドア8側に向けられている。
保守員は、例えば、かご内操作盤を操作することで、全階床へのかご呼びを発生させる(ステップS102)。これにより、かご5の移動が開始される。
携帯端末18は、かご5が停止したか否かを判定する(ステップS103)。ステップS103で、かご5が停止していないと判定された場合、ステップS103の処理が繰り返される。ステップS103で、かご5が停止したと判定された場合、携帯端末18は、ドアが開いたか否かを判定する(ステップS104)。ステップS104で、ドアが開いていないと判定された場合、ステップS103の処理が行われる。
ステップS104で、ドアが開いたと判定された場合、段差点検装置10が前進する(ステップS105)。携帯端末18は、かご敷居21と乗場敷居22の間の隙間23をまたぐ位置に段差点検装置10が到達したか否かを判定する(ステップS106)。ステップS106で、隙間23をまたぐ位置に到達していないと判定された場合、ステップS105の処理が行われる。
ステップS106で、隙間23をまたぐ位置に到達したと判定された場合、段差点検装置10が停止する(ステップS107)。携帯端末18は、段差点検装置10が停止した状態で、段差の計測及び記録を行う(ステップS108)。その後、段差点検装置10が後退する(ステップS109)。
ステップS109の後は、ステップS103の処理が行われる。つまり、かご呼びに対応する全ての階で段差の計測が行われる。
実施の形態1において、携帯端末18の各機能は、段差点検装置10が有してもよい。この場合であっても、筐体11の移動及び段差の計測を行うことができる。なお、この場合、筐体11に支持部16及び点検口17が設けられていなくともよい。
実施の形態1において、段差点検装置10は、持ち運び可能な筐体11を備える。駆動制御部24は、例えば、筐体11がエレベーター1のかご5内の床面上に位置する状態において、加速度センサ25で検出された上下方向における加速度の変化及び上側カメラ19で撮影された筐体11の前方の映像に基づいて、筐体11の前進を開始させる。駆動制御部24は、例えば、下側カメラ20で撮影された筐体11の下方の映像に基づいて、筐体11の前進を終了させる。段差計測部29は、筐体11の前進が終了した状態で、角速度センサ26の検出結果に基づいて段差の計測を行う。このため、容易に多数の建物で段差点検装置を運用することができる。また、専門知識を有した保守員でなくとも段差点検を行うことが可能となる。
実施の形態1において、筐体11には、例えば、上下に貫通した点検口17が形成されている。支持部16は、例えば、下側カメラ20が点検口17の上側に重なる状態で携帯端末18を固定する。このため、携帯端末のカメラを用いて、かご敷居と乗場敷居の間の隙間を認識することができる。
実施の形態1において、駆動制御部24は、段差計測部29により段差の計測が行われた後に筐体11の後退を開始させる。このため、かご呼びを複数発生させておけば、自動的に複数の階で段差点検を行うことができる。
実施の形態1において、筐体11の移動機構は、複数のローラーに巻き掛けられた無端状のベルト15を有する。駆動制御部24は、複数のローラーの少なくとも1つを回転させることでベルト15を循環移動させる。このため、かご敷居と乗場敷居の間に段差がある場合であっても、隙間の上に筐体11を移動させることができる。
実施の形態1において、筐体11は、例えば、エレベーター1のドアに沿って照射される複数のビームのうち最も下側のビームから数えて当該ドアが開き続けるために遮られることが必要な最低限の本数のみを遮る大きさに形成されている。このため、段差点検装置を小型化しつつ、段差の計測中にドアが閉まることを防止できる。
実施の形態1において、通信部30は、例えば、段差計測部29により計測された段差が基準を超えた場合に保守業者に対して通知を行う。このため、エレベーターのメンテナンスが必要であることを迅速に保守業者に対して知らせることができる。
実施の形態1において、報知制御部32は、例えば、筐体11に設けられた報知部31から点検中である旨を示す警告情報を報知させる。このため、段差点検の実施中にエレベーター利用者がかごに乗り込むことを防止できる。
実施の形態1における前後方向の指定は、便宜上のものである。例えば、上述した説明において、前部ローラー13の名称と後部ローラー14の名称とを入れ替えてもよい。上述した説明において、例えば、段差点検装置10の「前進」と「後退」とを入れ替えてもよい。
図10は、段差点検装置のハードウェア構成図である。
段差点検装置10における駆動制御部24の機能は、処理回路により実現される。処理回路は、専用ハードウェア50であってもよい。処理回路は、プロセッサ51及びメモリ52を備えていてもよい。処理回路は、一部が専用ハードウェア50として形成され、更にプロセッサ51及びメモリ52を備えていてもよい。図10は、処理回路が、その一部が専用ハードウェア50として形成され、プロセッサ51及びメモリ52を備えている場合の例を示している。
処理回路の少なくとも一部が、少なくとも1つの専用ハードウェア50である場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらを組み合わせたものが該当する。
処理回路が少なくとも1つのプロセッサ51及び少なくとも1つのメモリ52を備える場合、段差点検装置10の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェア及びファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ52に格納される。プロセッサ51は、メモリ52に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。プロセッサ51は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSPとも呼ぶ。メモリ52は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリー、EPROM、EEPROM等の、不揮発性又は揮発性の半導体メモリ等が該当する。
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせによって、段差点検装置10の各機能を実現することができる。なお、携帯端末18の各機能も、図10に示す処理回路と同様の処理回路により実現される。
以上のように、本発明は、多数の建物で運用されるエレベーターの段差点検装置に利用できる。
1 エレベーター
2 昇降路
3 巻上機
4 ロープ
5 かご
6 釣合おもり
7 エレベーター制御装置
8 かごドア
9 乗場ドア
10 段差点検装置
11 筐体
12 駆動ローラー
13 前部ローラー
14 後部ローラー
15 ベルト
16 支持部
17 点検口
18 携帯端末
19 上側カメラ
20 下側カメラ
21 かご敷居
22 乗場敷居
23 隙間
24 駆動制御部
25 加速度センサ
26 角速度センサ
27 判定部
28 指令部
29 段差計測部
30 通信部
31 報知部
32 報知制御部
50 専用ハードウェア
51 プロセッサ
52 メモリ
本発明に係るエレベーターの段差点検装置は、加速度センサ、角速度センサおよびカメラを有する携帯端末が取り付けられる持ち運び可能な筐体と、移動機構を動作させることで筐体を移動させる駆動制御部と、を備え、駆動制御部は、携帯端末の加速度センサで検出された上下方向における加速度の変化に基づいて筐体の前進を開始させ、携帯端末のカメラで撮影された筐体の下方の映像に基づいて筐体の前進を終了させものである。

Claims (11)

  1. 持ち運び可能な筐体と、
    移動機構を動作させることで前記筐体を移動させる駆動制御部と、
    を備え、
    前記駆動制御部は、前記筐体に取り付けられた携帯端末の加速度センサで検出された上下方向における加速度の変化に基づいて前記筐体の前進を開始させ、前記携帯端末のカメラで撮影された前記筐体の下方の映像に基づいて前記筐体の前進を終了させ、
    前記携帯端末は、前記筐体の前進が終了した状態で角速度センサの検出結果に基づいて段差の計測を行うエレベーターの段差点検装置。
  2. 前記筐体には、上下に貫通した点検口が形成され、
    前記筐体は、前記カメラが前記点検口に重なる状態で前記携帯端末を固定する支持部を有する請求項1に記載のエレベーターの段差点検装置。
  3. 前記駆動制御部は、前記携帯端末により段差の計測が行われた後に前記筐体の後退を開始させる請求項1又は2に記載のエレベーターの段差点検装置。
  4. 前記移動機構は、複数のローラーに巻き掛けられた無端状のベルトを有し、
    前記駆動制御部は、前記複数のローラーの少なくとも1つを回転させることで前記ベルトを循環移動させる請求項1から3のいずれか1項に記載のエレベーターの段差点検装置。
  5. 前記筐体は、エレベーターのドアに沿って照射される複数のビームのうち最も下側のビームから数えて当該ドアが開き続けるために遮られることが必要な最低限の本数のみを遮る大きさに形成された請求項1から4のいずれか1項に記載のエレベーターの段差点検装置。
  6. 加速度センサ及び角速度センサが設けられた持ち運び可能な筐体と、
    移動機構を動作させることで前記筐体を移動させる駆動制御部と、
    前記筐体の下方を撮影する下側カメラと、
    前記角速度センサの検出結果に基づいて段差を計測する段差計測部と、
    を備え、
    前記駆動制御部は、前記加速度センサで検出された上下方向における加速度の変化に基づいて前記筐体の前進を開始させ、前記下側カメラで撮影された映像に基づいて前記筐体の前進を終了させ、
    前記段差計測部は、前記筐体の前進が終了した状態で段差の計測を行うエレベーターの段差点検装置。
  7. 前記駆動制御部は、前記段差計測部により段差の計測が行われた後に前記筐体の後退を開始させる請求項6に記載のエレベーターの段差点検装置。
  8. 前記移動機構は、複数のローラーに巻き掛けられた無端状のベルトを有し、
    前記駆動制御部は、前記複数のローラーの少なくとも1つを回転させることで前記ベルトを循環移動させる請求項6又は7に記載のエレベーターの段差点検装置。
  9. 前記筐体は、エレベーターのドアに沿って照射される複数のビームのうち最も下側のビームから数えて当該ドアが開き続けるために遮られることが必要な最低限の本数のみを遮る大きさに形成された請求項6から8のいずれか1項に記載のエレベーターの段差点検装置。
  10. 前記段差計測部により計測された段差が基準を超えた場合に保守業者に対して通知を行う通信部を備えた請求項6から9のいずれか1項に記載のエレベーターの段差点検装置。
  11. 前記筐体に設けられた報知部から点検中である旨を示す警告情報を報知させる報知制御部を備えた請求項6から10のいずれか1項に記載のエレベーターの段差点検装置。
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