JP2009091046A - エレベータドアの開閉制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ドア制御装置22は、かごの運転を制御する運転制御装置からの開閉指令に基づいて、第1及び第2かごドアパネル1,2の開閉移動を制御する。ドア制御装置22は、第1及び第2かごドアパネル1,2の開閉移動中に、センサマイコン25から物体検出情報を受けると、その物体検出情報に含まれる物体の高さ寸法を確認する。これとともに、ドア制御装置22は、その物体を連続して検出した時間である連続検出時間を測定する。ドア制御装置22は、測定された連続検出時間と物体の寸法の情報とに基づいて、検出された物体が有効検出対象物であるか否かを判断する。
【選択図】図1
Description
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータドアを示す背面図(乗場側からかごを見た図)である。図2は、図1の第1光電センサユニット26による物体の検出状況を説明するための説明図である。
図において、かご出入口(エレベータ出入口)は、第1及び第2かごドアパネル1,2を有する両開き式のかごドア(エレベータドア)によって開閉される。第1及び第2かごドアパネル1,2の乗場側の面には、それぞれかご側係合部材3が取り付けられている。
次に、この発明の実施の形態2について説明する。図4は、実施の形態2によるエレベータドアの開閉制御装置の一部を示す平面図である。なお、図4は、各ドアパネル1,2,4,5の平面図を示す。実施の形態2では、実施の形態1における光電センサユニット26が第1光電センサユニット26として用いられる。この第1光電センサユニット26は、第1及び第2かごドアパネル1,2と第1及び第2乗場ドアパネル4,5との間の物体を検出するように配置されている。即ち、第1光電センサユニット26の第1検出領域26aは、第1及び第2かごドアパネル1,2と第1及び第2乗場ドアパネル4,5との間に設定された領域であり、第1及び第2かごドアパネル1,2の開閉領域に沿う領域となっている。
次に、この発明の実施の形態3について説明する。図6は、実施の形態3によるエレベータドアの開閉制御装置の一部を示す平面図である。実施の形態3のかごには、第1及び第2かごドアパネル1,2と第1及び第2乗場ドアパネル4,5との間の物体を検出するように、第3光電センサユニット28が設けられている。第3光電センサユニット28は、実施の形態1における光電センサユニット26と同様に、投光器、受光器及びセンサマイコンを有している。第3光電センサユニット28は、第3光電センサユニット28の投光器からの検出光によって、第1及び第2乗場ドアパネル4,5の開閉領域に沿う第3検出領域28aが設定されている。第3検出領域28aは、第1検出領域26aに対して、エレベータ出入口の奥行き方向のかご側に位置がずれた領域となっている。第3光電センサユニット28は、第3検出領域28aに進入した物体を検出するとともに、検出した物体の高さ寸法を測定する。
次に、この発明の実施の形態4について説明する。図7は、実施の形態4によるドア制御装置22の通過履歴の記憶動作を説明するための説明図である。図8は、実施の形態4によるドア制御装置22に記憶された通過履歴の一例を示すグラフである。実施の形態4では、ペットEがペットロープFにより乗客Gに繋がれている場合で、ペットE、ペットロープF、乗客Gの順でエレベータ出入口を通過する際のドア制御装置22による通過履歴の記憶動作について説明する。
次に、この発明の実施の形態5について説明する。図9は、実施の形態5によるドア制御装置22に記憶された通過履歴の一例を示すグラフである。実施の形態5のドア制御装置22には、実施の形態1における基準寸法Aが、第1及び第2かごドアパネル1,2の閉鎖移動を継続させるための基準寸法である除外基準サイズとして予め設定されている。また、ドア制御装置22は、光電センサユニット26を介して高さ寸法が基準寸法B未満の高さ寸法の物体を検出した場合、第1及び第2かごドアパネル1,2が全開状態となってからその物体を検出する前の通過履歴を参照し、基準寸法B以上の高さ寸法の物体がエレベータ出入口を通過したかどうかを確認する。
次に、この発明の実施の形態6について説明する。図11は、実施の形態6によるエレベータドアの開閉制御装置の一部を示す背面図である。実施の形態1〜5では、第1〜第3光電センサユニット26〜28をセンサ部として用いたが、実施の形態6では、かごに設けられかつ上下方向に間隔をおいて配置された複数のカメラ29をセンサ部として用いる。実施の形態6のドア制御装置22は、カメラ29からの取得画像を走査し、取得画像の中から物体を抽出する。これとともに、ドア制御装置22は、取得画像の中から抽出した物体の高さ寸法を測定する。他の構成は、実施の形態1と同様である。
Claims (9)
- エレベータドアの開閉領域に沿う領域である検出領域が設定され、上記検出領域に進入した物体の大きさに応じた検出信号を生成する非接触式のセンサ部、及び
上記センサ部に接続され、上記エレベータドアの開閉移動を制御するとともに、上記エレベータドアの移動中に上記センサ部から検出信号を受けると、その物体を連続して検出した時間である連続検出時間を測定し、測定された連続検出時間と上記センサ部からの検出信号に含まれる物体の大きさとに基づいて、その物体が上記エレベータドアの移動を中断すべき有効検出対象物であるか否かを判断し、有効検出対象物であると判断すれば上記エレベータドアの移動を中断させるドア開閉制御部
を備えていることを特徴とするエレベータドアの開閉制御装置。 - 上記ドア開閉制御部には、複数の基準時間の情報が物体の大きさの情報に対応付けて予め登録されており、
上記ドア開閉制御部は、検出された物体の大きさに対応する基準時間を抽出して、連続検出時間が基準時間を超えたときに、検出された物体が有効検出対象物であると判断することを特徴とする請求項1記載のエレベータドアの開閉制御装置。 - エレベータ出入口の奥行き方向に互いに位置をずらした領域であってエレベータドアの開閉領域に沿う領域である複数の検出領域がそれぞれ設定され、それぞれ対応する上記検出領域に物体が進入したことに応じて検出信号を生成する非接触式の複数のセンサ部、及び
上記センサ部に接続され、上記エレベータドアの開閉移動を制御するとともに、上記エレベータドアの閉鎖移動中に、上記複数のセンサ部のうちの少なくとも1つから検出信号を受けると、検出信号を生成している上記センサ部の個数を計数し、その個数に基づいて、上記検出領域に進入した物体が上記エレベータドアの移動を中断すべき有効検出対象物であるか否かを判断し、有効検出対象物であると判断すれば上記エレベータドアの閉鎖移動を中断させるドア開閉制御部
を備えていることを特徴とするエレベータドアの開閉制御装置。 - 上記ドア開閉制御部は、上記エレベータドアの閉鎖移動中に、上記複数のセンサ部のうちの少なくとも1つから検出信号を受けて、検出信号を生成している上記センサ部の個数を計数したときに、そのセンサ部の個数が全数のうちの過半数である場合に、上記検出領域に進入した物体が有効検出対象物であると判断することを特徴とする請求項3記載のエレベータドアの開閉制御装置。
- 上記センサ部は、対応する上記検出領域に進入した物体の大きさに応じた検出信号を生成し、
上記ドア開閉制御部は、上記エレベータドアの閉鎖移動中に、上記複数のセンサ部のうちの少なくとも1つから検出信号を受けて、検出信号を生成している上記センサ部の個数を計数したときに、そのセンサ部の個数が全数のうちの半数以下である場合に、上記センサ部からの検出信号に含まれる物体の大きさに基づいて、上記検出領域に進入した物体が有効検出対象物であるか否かを判断することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のエレベータドアの開閉制御装置。 - 上記ドア開閉制御部は、上記エレベータドアが全開状態となってから全閉状態となるまでの間で、上記エレベータ出入口を通過する物体の大きさの情報を時系列的に通過履歴として記憶することを特徴とする請求項1、請求項2及び請求項5のいずれか1項に記載のエレベータドアの開閉制御装置。
- 上記ドア開閉制御部には、上記エレベータドアの閉鎖移動を継続させるための除外基準サイズが予め設定されており、
上記ドア開閉制御部は、上記エレベータドアの閉鎖移動中に上記除外基準サイズよりも小さな物体を検出すると、その物体を検出する前の通過履歴を参照し、上記除外基準サイズ以上の大きさの物体が上記エレベータ出入口を通過していたことを確認すると、上記エレベータドアの閉鎖移動中に検出した上記除外基準サイズよりも小さな物体を有効検出対象物であると判断することを特徴とする請求項6記載のエレベータドアの開閉制御装置。 - 上記センサ部は、上記エレベータ出入口の一側部に配置され検出光を出射する投光器と、上記エレベータ出入口の他側部に配置され上記投光器からの検出光を受ける受光器とを有する光電センサユニットであることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のエレベータドアの開閉制御装置。
- 上記センサ部は、上記エレベータ出入口の側部に配置され上記エレベータ出入口を通過する物体を連続的に撮影するためのカメラであることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のエレベータドアの開閉制御装置。
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