JP6123890B2 - エレベータードアの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベータードアの制御装置に関するものである。
下記特許文献1には、エレベーター装置が記載されている。このエレベーター装置は、光電センサを備えている。光電センサは、エレベーターの出入口の一側に設けられた発光素子を備えている。また、光電センサは、出入口の他側に設けられた受光素子を備えている。エレベーター装置は、判定部を備えている。判定部は、受光素子による受光量に基づいて、出入口における物体の有無を判定する。
日本特開2009−51615号公報 日本特開2008−169009号公報 日本特開2010−260668号公報
特許文献1に記載の乗客検出用の光電センサでは細い紐状物体を検出できない可能性がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされた。その目的は、エレベーターの出入口において乗客及び紐状物体等を検出可能なエレベータードアの制御装置を提供することである。
本発明に係るエレベータードアの制御装置は、エレベーターのドアにより開閉される出入口を横切るように光を発射する第1の発光手段と、第1の発光手段からの光を受光する第1の受光手段と、出入口を横切るように光を発射する第2の発光手段と、第2の発光手段からの光を受光する第2の受光手段と、第1の受光手段及び第2の受光手段の少なくとも一方からの出力に基づいて、出入口における物体の有無を検出する検出手段と、を備え、第2の受光手段の出力に基づく検出手段の検出感度は、第1の受光手段の出力に基づく検出手段の検出感度よりも高く、検出手段が第1の受光手段からの出力に基づいて出入口における物体の有無を検出せずに第2の受光手段からの出力に基づいて出入口における物体の有無を検出する期間が存在し、検出手段が第2の受光手段からの出力に基づいて出入口における物体の有無を検出せずに第1の受光手段からの出力に基づいて出入口における物体の有無を検出する期間が存在し、検出手段が第1の受光手段からの出力及び第2の受光手段からの出力の双方に基づいて出入口における物体の有無を検出する期間が存在するものである。
本発明によれば、エレベーターの出入口において乗客及び紐状物体等を検出することができる。
本発明の実施の形態1及び2におけるエレベータードアの制御装置を説明するための構成図である。 図1に示すカゴドアパネル21及びカゴドア開閉装置50を乗場30側から見た構成図である。 本発明の実施の形態1における光電装置29の構成図である。 本発明の実施の形態1及び2におけるエレベーターの出入口における物体の有無を検出する方法を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1及び2における第1の受光手段5及び第2の受光手段6の状態の変化を示す概念図である。 本発明の実施の形態1及び2におけるカゴドアパネル21の上下方向における中間部が乗場30の床付近となるまでカゴ20が下降した状態を示す構成図である。 本発明の実施の形態1及び2におけるカゴドアパネル21の下端部が出入口の上端付近となるまでカゴ20が上昇した状態を示す構成図である。 本発明の実施の形態1における光電装置29の別の例を示す構成図である。 本発明の実施の形態2における光電装置29の構成図である。 本発明の実施の形態2における光電装置29の別の例を示す構成図である。
添付の図面を参照して、本発明を詳細に説明する。各図では、同一又は相当する部分に同一の符号を付している。重複する説明は、適宜簡略化あるいは省略する。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態におけるエレベータードアの制御装置を説明するための構成図である。図1は、エレベーターのカゴ20と乗場30との間に形成された出入口周辺の垂直断面を示している。
カゴ20は、カゴドアパネル21を備えている。カゴドアパネル21の下端には、ガイドシュー24が設けられている。ガイドシュー24は、敷居に沿って水平方向にスライド可能である。カゴドアパネル21の上方には、カゴドア開閉装置50が設けられている。カゴドア開閉装置50は、カゴドアハンガー22、カゴローラ23、カゴレール25、モータプーリ26、ドライブベルト28及びドアモータ27を備えている。カゴドアパネル21の上端には、カゴドアハンガー22が固定されている。カゴドアハンガー22の上部には、カゴローラ23が回転可能に設けられている。カゴドアパネル21は、カゴドアハンガー22及びカゴローラ23を介してカゴレール25に支持されている。カゴローラ23は、カゴレール25上を水平方向に移動可能である。カゴレール25の上方には、モータプーリ26が設けられている。モータプーリ26は、ドアモータ27の軸に取り付けられている。モータプーリ26には、ドライブベルト28が巻き掛けられている。ドライブベルト28は、カゴドアハンガー22と連結されている。
乗場30には、乗場ドアパネル31が設けられている。乗場ドアパネル31の下端には、ガイドシュー34が設けられている。ガイドシュー34は、敷居に沿って水平方向にスライド可能である。乗場ドアパネル31の上端には、乗場ドアハンガー32が固定されている。乗場ドアハンガー32の上部には、乗場ドアローラ33が回転可能に設けられている。乗場ドアパネル31は、乗場ドアハンガー32及び乗場ドアローラ33を介して乗場レール35に支持されている。乗場ドアローラ33は、乗場レール35上を水平方向に移動可能である。
カゴドアパネル21と乗場ドアパネル31との間には、連結装置37が設けられている。連結装置37は、カゴ20が乗場30の高さで停止すると、カゴドアパネル21と乗場ドアパネル31とを機械的に連結する。
カゴ20の上方には、ドアモータ27を制御するドア制御装置38が設けられている。ドア制御装置38は、エレベーター全体を制御する制御盤39と接続されている。制御盤39は、カゴドアパネル21及び乗場ドアパネル31の状態に応じてエレベーターを制御する。また、カゴ20の乗場30側には、光電装置29が設けられている。光電装置29は、出入口における物体の有無を検出するためのセンサとして働く。
図2は、図1に示すカゴドアパネル21及びカゴドア開閉装置50を乗場30側から見た構成図である。以下、図1及び図2を参照して、エレベーターの出入口の開閉動作について説明する。
ドアモータ27が回転すると、モータプーリ26が回転する。モータプーリ26の回転により、ドライブベルト28が移動する。ドライブベルト28の移動により、カゴドアハンガー22を介してカゴドアパネル21が水平方向に移動する。カゴドアパネル21の移動に伴って、連結装置37によりカゴドアパネル21と連結されている乗場ドアパネル31も移動する。このようにして、カゴドアパネル21及び乗場ドアパネル31が移動することにより、エレベーターの出入口が開閉される。
また、図2に示すように、光電装置29は、発光装置29−1及び受光装置29−2を備えている。受光装置29−2は、カゴドアパネル21に設けられている。カゴドアパネル21において、受光装置29−2が設けられている位置は、開閉動作における戸閉方向側の側端部付近である。なお、受光装置29−2は、信号線によりドア制御装置38と接続されている。また、カゴ20は、受光装置29−2と対向する位置に発光装置29−1を備えている。このため、カゴドアパネル21が開くことにより、発光装置29−1及び受光装置29−2は互いに離れる。一方、カゴドアパネル21が閉まることにより、発光装置29−1及び受光装置29−2は互いに接近する。
図3は、本実施の形態における光電装置29の構成図である。以下、図3を参照して、光電装置29の構成を説明する。
発光装置29−1は、第1の発光手段3を備えている。また、発光装置29−1は、第2の発光手段4を備えている。第2の発光手段4は、発光装置29−1の上下方向における中間部及び下端部に設けられている。発光装置29−1の中間部に設けられた第2の発光手段4と下端部に設けられた第2の発光手段4との間には、複数の第1の発光手段3が設けられている。発光装置29−1の中間部に設けられた第2の発光手段4より上側にも、複数の第1の発光手段3が設けられている。
受光装置29−2は、第1の受光手段5を備えている。また、受光装置29−2は、第2の受光手段6を備えている。第2の受光手段6は、受光装置29−2の上下方向における中間部及び下端部に設けられている。受光装置29−2の中間部に設けられた第2の受光手段6と下端部に設けられた第2の受光手段6との間には、複数の第1の受光手段5が設けられている。受光装置29−2の中間部に設けられた第2の受光手段6より上側にも、複数の第1の受光手段5が設けられている。
このように、第1の発光手段3及び第1の受光手段5は、同じ高さに配置されている。このため、第1の受光手段5は、第1の発光手段3と対向している。また、第2の発光手段4及び第2の受光手段6は、エレベーターの出入口の上下方向において同じ高さに配置されている。このため、第2の受光手段6は、第2の発光手段4と対向している。
なお、第1の受光手段5及び第2の受光手段6は、例えば、ビーム強度を判別する受光素子で形成される。また、カメラ等を第1の受光手段5及び第2の受光手段6として設けてもよい。この場合、撮影された画像の画素を区切り明度判別を行うことによってビーム強度を判別する機能を実現できる。
以下、主に発光装置29−1及び受光装置29−2の動作について説明する。第1の発光手段3は、エレベーターの出入口を横切るようにビームを発射する。ビームを発射した第1の発光手段3と、それに対向する第1の受光手段5との間にビームを遮る物体が存在しない場合、第1の受光手段5は、ビームを受光する。第1の発光手段3により発射されたビームを遮る物体とは、例えば、エレベーターの乗客である。第1の受光手段5は、第1の発光手段3から発射されたビームを受光しなかった場合は、検出信号を出力する。一方、第1の発光手段3から発射されたビームを受光した場合、第1の受光手段5は、検出信号を出力しない。
第2の発光手段4は、エレベーターの出入口を横切るようにビームを発射する。第2の発光手段4から発射されるビームは、第1の発光手段3から発射されるビームよりも径が小さい。ビームを発射した第2の発光手段4と、それに対向する第2の受光手段6との間にビームを遮る物体が存在しない場合、第2の受光手段6は、ビームを受光する。第2の発光手段4により発射されたビームを遮る物体とは、例えば、細い紐状物体である。第2の受光手段6は、第2の発光手段4から発射されたビームを受光しなかった場合は、検出信号を出力する。一方、第2の発光手段4から発射されたビームを受光した場合、第2の受光手段6は、検出信号を出力しない。
なお、第1の受光手段5及び第2の受光手段6は、有効な状態と無効な状態とを切り替え可能である。第1の受光手段5及び第2の受光手段6は、有効な状態のときに上述した動作を行う。一方、第1の受光手段5及び第2の受光手段6は、無効な状態のときには、ビームを受光したか否かにかかわらず検出信号を出力しない。
受光装置29−2は、第1の受光手段5の出力及び第2の受光手段6の出力に基づいてOR演算を行う。受光装置29−2は、OR演算の結果に基づいて出力された信号をドア制御装置38に送信する。ドア制御装置38は、受光装置29−2から受信した信号に基づいて、出入口において物体が検出されたか否かを判定する。
図4は、本実施の形態におけるエレベーターの出入口における物体の有無を検出する方法を示すフローチャートである。以下、図4を参照して、エレベーターの出入口における物体の有無を検出する方法を説明する。
受光装置29−2は、第1の受光手段5が検出信号を出力したか否かの判定を行う(ステップS101)。ステップS101で、第1の受光手段5が検出信号を出力したと判定された場合、受光装置29−2は、物体が検出されたことを示す信号をドア制御装置38に送信する。この場合、ドア制御装置38は、エレベーターの出入口において物体が検出されたと判定する(ステップS102)。ステップS102の後は、ステップS101に戻る。
ステップS101で、第1の受光手段5が検出信号を出力しなかったと判定された場合、受光装置29−2は、第2の受光手段6が検出信号を出力したか否かの判定を行う(ステップS103)。ステップS103で、第2の受光手段6が検出信号を出力したと判定された場合、ステップS102に進む。
ステップS103で、第2の受光手段6が検出信号を出力しなかったと判定された場合、受光装置29−2は、物体が検出されなかったことを示す信号をドア制御装置38に送信する。この場合、ドア制御装置38は、エレベーターの出入口において物体が検出されていないと判定する(ステップS104)。ステップS104の後は、ステップS101に戻る。
図5は、本実施の形態における第1の受光手段5及び第2の受光手段6の状態の変化を示す概念図である。以下、図5を参照して、第1の受光手段5が有効となる期間及び第2の受光手段6が有効となる期間について説明する。
図5の横軸は、カゴドアパネル21の位置を示している。戸閉動作中は、横軸の右から左へカゴドアパネル21の位置が変化する。なお、横軸の「全閉」より左側は、カゴドアパネル21全閉後にカゴ20が走行している状態を示している。第1の受光手段5は、カゴドアパネル21が全開の位置から全閉近くの位置まで移動する間は有効となっている。一方、第1の受光手段5は、カゴドアパネル21が全閉の状態及びカゴ20が走行している状態では無効となっている。全開から全閉近くまでの範囲を、第1の受光手段5の有効範囲R1と呼ぶ。第2の受光手段6は、戸閉動作の途中からカゴ20の走行の途中までの間は有効となっている。一方、第2の受光手段6は、カゴドアパネル21が全開の位置から戸閉動作の途中の位置まで移動する間は無効となっている。戸閉動作の途中からカゴ20の走行の途中までの範囲を、第2の受光手段6の有効範囲R2と呼ぶ。このため、R1とR2とが重複している範囲では、第1の受光手段5と第2の受光手段6とが同時に有効となっている。第1の受光手段5と第2の受光手段6とが同時に有効な期間をTaと呼ぶ。また、R2のうちR1と重複していない範囲では、カゴドアパネル21全閉後に第2の受光手段6が有効となっている。カゴドアパネル21全閉後に第2の受光手段6が有効な期間をTbと呼ぶ。
図5に示す第1の受光手段5と第2の受光手段6とが同時に有効な期間Taは、カゴドアパネル21の戸閉動作により発光装置29−1と受光装置29−2とが互いに接近する期間である。このため、期間Taは、例えば、カゴドアパネル21が全開の位置から戸閉方向に予め設定された距離移動したときに開始するように設定される。また、期間Taは、カゴドアパネル21が全開の位置から戸閉方向に予め設定された時間移動したときに開始するように設定されてもよい。一方、カゴドアパネル21全閉後に第2の受光手段6が有効な期間Tbは、カゴ20が予め設定された距離走行したときに終了するように設定される。
図6は、カゴドアパネル21の上下方向における中間部が乗場30の床付近となるまでカゴ20が下降した状態を示す構成図である。図7は、カゴドアパネル21の下端部が出入口の上端付近となるまでカゴ20が上昇した状態を示す構成図である。以下、図6及び図7を参照して、カゴドアパネル21全閉後に第2の受光手段6が有効な期間Tbの設定について説明する。
図6及び図7は、カゴドアパネル21により紐状物体91が挟まれた状態でカゴ20が走行開始した状況を示している。紐状物体91とは、例えば、ペットのリード等である。このような紐状物体91は、カゴドアパネル21の中間部より下側で挟まれることが多い。このため、図6に示すように、カゴ20が下降した場合、紐状物体91は、光電装置29の上下方向における中間部を通過する。また、図7に示すように、カゴ20が上昇した場合、紐状物体91は、光電装置29の下端部を通過する。その結果、第2の受光手段6へのビームが遮られることにより、紐状物体91が検出される。このため、期間Tbは、カゴ20が下降する場合は、カゴ20が図6に示す位置に下降するまで継続するように設定される。つまり、第2の受光手段6は、カゴ20の下降によりカゴドアパネル21の上下方向における中間部が乗場30の床付近となるまでは有効となっている。そして、第2の受光手段6は、カゴドアパネル21の上下方向における中間部が乗場30の床付近となるまでカゴ20が下降した後は無効となる。また、期間Tbは、カゴ20が上昇する場合は、カゴ20が図7に示す位置に上昇するまで継続するように設定される。つまり、第2の受光手段6は、カゴ20の上昇によりカゴドアパネル21の下端部が出入口の上端付近となるまでは有効となっている。そして、第2の受光手段6は、カゴドアパネル21の下端部が出入口の上端付近となるまでカゴ20が上昇した後は無効となる。
上述したとおり、本実施の形態では、光電装置29は、第1の発光手段3及び第1の受光手段5を備えている。また、光電装置29は、第2の発光手段4及び第2の受光手段6を備えている。第2の発光手段4は、第1の発光手段3から発射されるビームよりも径が小さいビームを発射する。このため、第2の受光手段6の出力に基づく物体の検出感度は、第1の受光手段5の出力に基づく物体の検出感度よりも高い。これにより、同一筐体の中に感度の異なる2種類のセンサを設けることができる。その結果、省スペース化及びコストダウンを図りつつ、エレベーターの出入口において乗客及び紐状物体等を検出可能なエレベータードアの制御装置を実現できる。
上述したとおり、本実施の形態では、第2の発光手段4及び第2の受光手段6は、光電装置29の上下方向における中間部及び下端部に設けられている。これにより、カゴドアパネル21により挟まれた状態で垂れ下がる可能性の高い紐状物体の検出確率を向上できる。また、カゴドアパネル21により挟まれた状態で、カゴ20の昇降とともに上下方向に動く紐状物体を検出することができる。さらに、第2の発光手段4及び第2の受光手段6を光電装置29の一部の箇所に限定して設けているため、光電装置29の価格を抑えることができる。
上述したとおり、本実施の形態では、受光装置29−2は、第1の受光手段5の出力及び第2の受光手段6の出力に基づいてOR演算を行う。受光装置29−2は、OR演算の結果に基づいて出力された信号をドア制御装置38に送信する。ドア制御装置38は、受光装置29−2から受信した信号に基づいて、出入口において物体が検出されたか否かを判定する。このため、受光装置29−2からドア制御装置38に信号を送信するための信号線を2本設ける必要がない。その結果、配線を少なくすることができる。
上述したとおり、本実施の形態では、第1の受光手段5と第2の受光手段6とが同時に有効な期間Taが存在する。期間Taの間は、2種類の受光手段を有効にすることで、エレベーターの出入口における乗客及び紐状物体等の検出確率を向上させることができる。
上述したとおり、本実施の形態では、第1の受光手段5と第2の受光手段6とが同時に有効な期間Taは、カゴドアパネル21の戸閉動作により発光装置29−1と受光装置29−2とが互いに接近する期間である。この期間には、エレベーターの出入口の通行可能な部分が狭くなっているため、カゴドアパネル21により物体が挟まれる事故が発生しやすい。このため、2種類の受光手段を有効にすることで乗客及び紐状物体等の検出確率を向上させ、事故の発生を防止することができる。また、第2の受光手段6の出力に基づいた検出感度が高いため、第2の受光手段6が有効なときは、埃等の誤検出によりカゴドアパネル21が閉まらなくなる可能性がある。カゴドアパネル21により紐状物体が挟まれた状態でカゴ20が走行することを防止するためには、戸閉動作により発光装置29−1と受光装置29−2とが互いに接近してから第2の受光手段6を有効にすればよい。このため、カゴドアパネル21が全開に近いときは第2の受光手段6を無効にすることで、エレベーターの運行効率を高めることができる。
上述したとおり、本実施の形態では、カゴドアパネル21全閉後に第2の受光手段6が有効な期間Tbが存在する。カゴドアパネル21により紐状物体が挟まれた状態でカゴ20が走行すると、紐状物体は上下に移動する可能性が高い。紐状物体は、上下に移動することで、第2の発光手段4と第2の受光手段6との間を通過する。このため、カゴドアパネル21全閉後に第2の受光手段6を有効にすることで、カゴドアパネル21により紐状物体が挟まれた状態でカゴ20が走行開始した場合であっても、紐状物体を検出することができる。カゴ20の走行中に紐状物体が検出された場合は、例えば、カゴ20の走行を停止させる等の動作が可能となる。
上述したとおり、本実施の形態では、カゴドアパネル21全閉後に第2の受光手段6が有効な期間Tbは、カゴ20が下降する場合は、カゴ20が図6に示す位置に下降するまで継続するように設定される。また、期間Tbは、カゴ20が上昇する場合は、カゴ20が図7に示す位置に上昇するまで継続するように設定される。カゴドアパネル21により紐状物体が挟まれた状態でカゴ20が走行開始した場合、カゴ20が図6に示す位置まで下降すれば、紐状物体はカゴドアパネル21の上下方向における中間部を通過する。また、カゴ20が図7に示す位置まで上昇すれば、紐状物体は光電装置29の下端部を通過する。このため、カゴ20が下降する場合、第2の受光手段6がカゴドアパネル21の上下方向における中間部が乗場30の床付近となるまで有効であれば、紐状物体を検出することができる。また、カゴ20が上昇する場合、第2の受光手段6は、カゴドアパネル21の下端部が出入口の上端付近となるまで有効であれば、紐状物体を検出することができる。なお、上述した位置よりも先まで走行したカゴ20は速度が高くなっているため、停止させない方がよい。このため、第2の受光手段6が有効な期間は、上述したように設定されるのが望ましい。
なお、本実施の形態では、図3に示すように、受光装置29−2がカゴドアパネル21に設けられている。しかし、図8に示すように、発光装置29−1をカゴドアパネル21に設けることとしてもよい。本構成によれば、第1の受光手段5及び第2の受光手段6がカゴドアパネル21とともに移動することがない。このため、移動する際の揺れ等による第1の受光手段5及び第2の受光手段6の誤作動及び受光精度の低下を防止することができる。
実施の形態2.
図9は、本実施の形態における光電装置29の構成図である。本実施の形態は、光電装置29の構成を除いて実施の形態1と同様である。以下、実施の形態1との相違点について説明する。
本実施の形態において、第2の発光手段4は、第1の発光手段3と同じものである。つまり、第1の受光手段5及び第2の受光手段6は、同じ径のビームを受光する。ただし、本実施の形態における第2の受光手段6は、第1の受光手段5よりも高い分解能でビームを受光する。
このような構成によれば、第2の受光手段6の出力に基づく物体の検出感度は、第1の受光手段5の出力に基づく物体の検出感度よりも高くなる。これにより、1種類の発光手段を用いて、同一筐体の中に感度の異なる2種類のセンサを設けることができる。その結果、省スペース化及びコストダウンを図りつつ、エレベーターの出入口において乗客及び紐状物体等を検出可能なエレベータードアの制御装置を実現できる。
なお、本実施の形態では、図9に示すように、受光装置29−2がカゴドアパネル21に設けられている。しかし、図10に示すように、発光装置29−1をカゴドアパネル21に設けることとしてもよい。本構成によれば、第1の受光手段5及び第2の受光手段6がカゴドアパネル21とともに移動することがない。このため、移動する際の揺れ等による第1の受光手段5及び第2の受光手段6の誤作動を防止することができる。
上述したとおり、実施の形態1及び2において、第1の受光手段5及び第2の受光手段6は、ビームを受光しなかった場合に検出信号を出力する。また、第1の受光手段5及び第2の受光手段6は、ビームを受光した場合に検出信号を出力しない。しかし、ビームを受光した場合に検出信号を出力し、ビームを受光しなかった場合に検出信号を出力しないこととしてもよい。
上述したとおり、実施の形態1及び2において、第1の受光手段5及び第2の受光手段6は、ビームを受光しなかった場合に検出信号を出力する。また、第1の受光手段5及び第2の受光手段6は、ビームを受光した場合に検出信号を出力しない。しかし、第1の受光手段5及び第2の受光手段6が、ビームを受光した場合に検出信号とは異なる信号を出力することとしてもよい。
上述したとおり、実施の形態1及び2において、第1の受光手段5及び第2の受光手段6は、無効な状態のときには検出信号を出力しない。しかし、第1の受光手段5及び第2の受光手段6は検出信号を出力するが、受光装置29−2は検出信号に基づいた信号の出力を行わないこととしても同様の効果を得られる。また、受光装置29−2は検出信号に基づいた信号の出力を行うが、ドア制御装置38は受光装置29−2から受信した信号に基づいた判定を行わないこととしてもよい。
上述したとおり、実施の形態1及び2では、カゴ20に光電装置29が設けられている。しかし、乗場30側に光電装置29を設けることとしても、エレベーターの出入口において物体の有無を検出することは可能である。ただし、その場合は、建物の各階に光電装置29を設ける必要がある。このため、省スペース化及びコストダウンを図るには、カゴ20に光電装置29を設ける方がよい。
上述したとおり、実施の形態1及び2では、片開き方式のドアを備えたエレベーターについて説明している。しかし、本発明は、両開き方式のドアを備えたエレベーターにも適用できる。その場合は、一方のカゴドアパネルに発光装置29−1を設け、他方のカゴドアパネルに受光装置29−2を設ければよい。
以上のように、本発明に係るエレベータードアの制御装置は、出入口における物体の有無を検出するエレベーターに利用できる。
3 第1の発光手段、4 第2の発光手段、5 第1の受光手段、6 第2の受光手段、20 カゴ、21 カゴドアパネル、22 カゴドアハンガー、23 カゴローラ、24 ガイドシュー、25 カゴレール、26 モータプーリ、27 ドアモータ、28 ドライブベルト、29 光電装置、29−1 発光装置、29−2 受光装置、30 乗場、31 乗場ドアパネル、32 乗場ドアハンガー、33 乗場ドアローラ、34 ガイドシュー、35 乗場レール、37 連結装置、38 ドア制御装置、39 制御盤、50 カゴドア開閉装置、91 紐状物体

Claims (16)

  1. エレベーターのドアにより開閉される出入口を横切るように光を発射する第1の発光手段と、
    前記第1の発光手段からの光を受光する第1の受光手段と、
    前記出入口を横切るように光を発射する第2の発光手段と、
    前記第2の発光手段からの光を受光する第2の受光手段と、
    前記第1の受光手段及び前記第2の受光手段の少なくとも一方からの出力に基づいて、前記出入口における物体の有無を検出する検出手段と、
    を備え、
    前記第2の受光手段の出力に基づく前記検出手段の検出感度は、前記第1の受光手段の出力に基づく前記検出手段の検出感度よりも高く、
    前記検出手段が前記第1の受光手段からの出力に基づいて前記出入口における物体の有無を検出せずに前記第2の受光手段からの出力に基づいて前記出入口における物体の有無を検出する期間が存在し、
    前記検出手段が前記第2の受光手段からの出力に基づいて前記出入口における物体の有無を検出せずに前記第1の受光手段からの出力に基づいて前記出入口における物体の有無を検出する期間が存在し、
    前記検出手段が前記第1の受光手段からの出力及び前記第2の受光手段からの出力の双方に基づいて前記出入口における物体の有無を検出する期間が存在するエレベータードアの制御装置。
  2. 前記第2の発光手段は、前記第1の発光手段から発射される光よりも径の小さい光を発射する請求項1に記載のエレベータードアの制御装置。
  3. 前記第2の発光手段は、前記第1の発光手段から発射される光と径が等しい光を発射し、
    前記第2の受光手段は、前記第1の受光手段よりも高い分解能で前記第2の発光手段から発射された光を受光する請求項1に記載のエレベータードアの制御装置。
  4. 前記第2の発光手段は、前記出入口の上下方向における中間部及び下端部の少なくとも一方に相当する高さに設けられた請求項1乃至3のいずれか1項に記載のエレベータードアの制御装置。
  5. 前記第1の発光手段は、前記出入口の上下方向における中間部と下端部との間に相当する高さ及び前記出入口の上下方向における中間部よりも上側に相当する高さに設けられた請求項4に記載のエレベータードアの制御装置。
  6. 前記第2の受光手段は、前記出入口の上下方向における中間部及び下端部の少なくとも一方に相当する高さに設けられた請求項1乃至5のいずれか1項に記載のエレベータードアの制御装置。
  7. 前記第1の受光手段は、前記出入口の上下方向における中間部と下端部との間に相当する高さ及び前記出入口の上下方向における中間部よりも上側に相当する高さに設けられた請求項6に記載のエレベータードアの制御装置。
  8. 前記検出手段は、前記第1の受光手段からの出力及び前記第2の受光手段からの出力の少なくとも一方が前記出入口における物体の存在を示すものである場合に、前記出入口において物体が検出されたと判定する請求項1乃至7のいずれか1項に記載のエレベータードアの制御装置。
  9. 前記検出手段は、前記ドアが完全に開いた状態から閉まる方向に予め設定された距離移動するまでは前記第2の受光手段からの出力に基づいて前記出入口における物体の有無を検出せず、前記ドアが閉まっている状態では前記第1の受光手段からの出力に基づいて前記出入口における物体の有無を検出しない請求項1乃至8のいずれか1項に記載のエレベータードアの制御装置。
  10. 前記検出手段は、前記ドアが完全に開いた状態から閉まる方向に予め設定された距離移動するまでは前記第1の受光手段からの出力に基づいて前記出入口における物体の有無を検出する請求項1乃至9のいずれか1項に記載のエレベータードアの制御装置。
  11. 前記検出手段は、前記ドアが完全に開いた状態から閉まる方向に予め設定された距離移動した後に前記第2の受光手段からの出力に基づいて前記出入口における物体の有無を検出する請求項1乃至10のいずれか1項に記載のエレベータードアの制御装置。
  12. 前記検出手段は、前記ドアが閉まっている状態で前記第2の受光手段からの出力に基づいて前記出入口における物体の有無を検出する請求項1乃至11のいずれか1項に記載のエレベータードアの制御装置。
  13. 前記検出手段は、前記ドアの上下方向における中間部が乗場の床付近に下降した後及び前記ドアの下端部が前記出入口の上端付近に上昇した後に前記第2の受光手段からの出力に基づいて前記出入口における物体の有無を検出しない請求項1乃至12のいずれか1項に記載のエレベータードアの制御装置。
  14. 前記第1の発光手段及び前記第2の発光手段は、前記ドアに設けられた請求項1乃至13のいずれか1項に記載のエレベータードアの制御装置。
  15. 前記第1の受光手段及び前記第2の受光手段は、前記ドアに設けられた請求項1乃至13のいずれか1項に記載のエレベータードアの制御装置。
  16. 前記検出手段は、前記ドアの移動により前記第2の発光手段と前記第2の受光手段とが予め設定された距離以上接近した後に前記第1の受光手段からの出力及び前記第2の受光手段からの出力に基づいて前記出入口における物体の有無を検出する請求項14又は15に記載のエレベータードアの制御装置。
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