JP5020240B2 - スライドドア装置及びエレベータ - Google Patents

スライドドア装置及びエレベータ Download PDF

Info

Publication number
JP5020240B2
JP5020240B2 JP2008520504A JP2008520504A JP5020240B2 JP 5020240 B2 JP5020240 B2 JP 5020240B2 JP 2008520504 A JP2008520504 A JP 2008520504A JP 2008520504 A JP2008520504 A JP 2008520504A JP 5020240 B2 JP5020240 B2 JP 5020240B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
door
light emitting
emitting surface
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008520504A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2007142074A1 (ja
Inventor
正博 鹿井
晶英 白附
和夫 高嶋
裕之 河野
隆美 上田
壽雄 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from PCT/JP2006/310851 external-priority patent/WO2007138688A1/ja
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2008520504A priority Critical patent/JP5020240B2/ja
Publication of JPWO2007142074A1 publication Critical patent/JPWO2007142074A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5020240B2 publication Critical patent/JP5020240B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、ドアを自動で水平に移動させるスライドドア装置、及びそれを用いたエレベータに関するものである。
従来のスライドドア装置では、出入口の左右の縦枠のいずれか一方に、長尺かつ連続な発光面を有する発光器が設けられているとともに、発光器に対向する縦枠に発光面を撮像するカメラが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−338846号公報
上記のような従来のスライドドア装置では、発光器及びカメラが縦枠に設けられているため、乗客や荷物の一部がドアに近付くと、実際にドアに挟まれない位置であっても障害物として検出されることがある。このため、このスライドドア装置をエレベータに適用した場合、戸閉時に何度も反転戸開されることがあり、運転効率が低下する。また、乗場側からの障害物を検出するためには、各階の乗場毎に発光器とカメラとを設置する必要があり、コストが高くなる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、実際にドアに挟まれる障害物をより確実に検出することができるスライドドア装置、及びそれを用いたエレベータを得ることを目的とする。
この発明によるスライドドア装置は、水平に摺動されることにより第1の出入口を開閉する第1のドア、第1のドアとともに水平に摺動されることにより、第1の出入口に対向する第2の出入口を開閉する第2のドア、第1の出入口と第2の出入口との間の空間の側方に配置され、空間側を撮像する撮像手段、及び撮像手段からの画像データに基づいて、空間内の障害物の有無を判定する画像処理判定部を備えている。
また、この発明によるエレベータは、かご出入口を有し、昇降路内を昇降されるかご、かごに設けられ、水平に摺動されることによりかご出入口を開閉するかごドア、乗場に設けられ、かごドアとともに水平に摺動されることにより、乗場出入口を開閉する乗場ドア、かご出入口と乗場出入口との間の空間の側方でかごに設けられ、空間側を撮像する撮像手段、及び撮像手段からの画像データに基づいて、空間内の障害物の有無を判定する画像処理判定部を備えている。
この発明の実施の形態1によるエレベータを示す構成図である。 図1のスライドドア装置の水平断面図である。 図2のかごドア装置を乗場側から見た正面図である。 図2及び図3の発光器の断面図である。 図1のスライドドア装置の制御回路を示す概略のブロック図である。 監視領域内に障害物が存在しないときに図5の画像処理判定部で得られる差分画像を示す説明図である。 監視領域内に障害物が存在するときに図5の画像処理判定部で得られる差分画像の第1の例を示す説明図である。 監視領域内に障害物が存在するときに図5の画像処理判定部で得られる差分画像の第2の例を示す説明図である。 図5の主制御部の戸閉時の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2によるエレベータのスライドドア装置の水平断面図である。 図10のかごドア装置を乗場側から見た正面図である。 全戸開時に図10のスライドドア装置の画像処理判定部で得られる差分画像を示す説明図である。 戸閉動作中に図10のスライドドア装置の画像処理判定部で得られる差分画像を示す説明図である。 図10のスライドドア装置の制御回路を示す概略のブロック図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータのスライドドア装置の制御回路を示す概略のブロック図である。 この発明の実施の形態4によるエレベータのスライドドア装置の水平断面図である。 図16のかごドア装置を乗場側から見た正面図である。 この発明の実施の形態5によるエレベータのスライドドア装置の水平断面図である。 図18のかごドア装置を乗場側から見た正面図である。 この発明の実施の形態6によるスライドドア装置の発光器の断面図である。 この発明の実施の形態7によるスライドドア装置の発光器を示す正面図である。 この発明の実施の形態8によるエレベータのスライドドア装置の水平断面図である。 図22のかごドア装置を乗場側から見た正面図である。 この発明の実施の形態9によるエレベータのスライドドア装置の制御回路を示す概略のブロック図である。 図24の主制御部の戸閉時の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態11による主制御部の戸閉時の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態12によるスライドドア装置の発光器を示す正面図である。 この発明の実施の形態13によるカメラ撮像画像と輝度分布との関係を示す説明図である。 障害物が存在する場合の輝度分布の一例を示すグラフである。 この発明の実施の形態14によるスライドドア装置の発光器の断面図である。 この発明の実施の形態15によるエレベータのスライドドア装置の水平断面図である。 図31のかごドア装置を乗場側から見た正面図である。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータを示す構成図である。図において、昇降路1の上部には、巻取装置2が設置されている。巻取装置2は、ドラム3と、ドラム3を回転させる巻取モータ4とを有している。ドラム3には、懸架手段であるワイヤ5が巻き付けられている。
ワイヤ5の端部には、昇降体であるかご6が接続されている。かご6は、ワイヤ5により昇降路1内に吊り下げられており、巻取装置2により昇降路1内を昇降される。昇降路1内には、かご5の昇降を案内する複数のかごガイドレール7が設置されている。
かご6は、ワイヤ5が接続されたかご枠8と、かご枠8に支持されたかご室9とを有している。かご室9の前面には、第1の出入口であるかご出入口10が設けられている。乗場11には、第2の出入口である乗場出入口12が設けられている。かご出入口10及び乗場出入口12は、スライドドア装置13により開閉される。
スライドドア装置13は、かご出入口10を開閉するかごドア装置14と、かごドア装置14を駆動するドア駆動装置15と、全ての乗場11に設けられ、乗場出入口12を開閉する複数の乗場ドア装置16とを有している。ドア駆動装置15は、かご6の上部に搭載されている。乗場ドア装置16は、かご6が乗場11に着床した際にかごドア装置14と係合することにより、かごドア装置14とともに開閉動作される。
図2は図1のスライドドア装置13の水平断面図、図3は図2のかごドア装置14を乗場側から見た正面図であり、それぞれ全戸開状態を示している。かご出入口10の両側には、一対の縦枠17,18が設けられている。縦枠17,18の下端は、下部水平枠19により互いに連結されている。縦枠17,18の上端は、上部水平枠20により互いに連結されている。かご出入口10は、これらの枠17〜20の内側に形成されている。
かごドア装置14は、かご出入口10を開閉する第1のドアとしてのかごドア21,22を有している。かごドア21,22は、開閉動作時には互いに逆方向へ動作する。また、かごドア21,22は、全戸開時にかごドア収納部(戸袋部)23,24に収納される。
乗場出入口12の両側には、一対の縦枠25,26が設けられている。縦枠25,26の下端は、下部水平枠27により互いに連結されている。縦枠25,26の上端は、上部水平枠(図示せず)により互いに連結されている。乗場出入口12は、これらの枠25〜27の内側に形成されている。
乗場ドア装置16は、乗場出入口12を開閉する第2のドアとしての乗場ドア28,29を有している。乗場ドア28,29は、開閉動作時には互いに逆方向へ動作する。また、乗場ドア28,29は、全戸開時に乗場ドア収納部(戸袋部)30,31に収納される。
かご6のかごドア収納部24の近傍(かごドア22よりも乗場側)には、発光器32が設けられている。発光器32は、かごドア21,22と乗場ドア28,29との間の空間にかごドア21,22の開閉方向と平行に検出光33を照射する。また、発光器32は、上下方向に長尺かつ連続な発光面32aを有している。
かご出入口10と乗場出入口12との間の空間の側方には、発光面32aを撮像する撮像手段が配置されている。具体的には、撮像手段は、発光器32に対向するようにかご6のかごドア収納部23の近傍(かごドア21よりも乗場側)に設けられた第1〜第3のカメラ34〜36を有している。第1のカメラ34は、かご出入口10の上端部とほぼ同じ高さに配置されている。第2のカメラ35は、かご出入口10の上下方向の中間部とほぼ同じ高さに配置されている。第3のカメラ36は、かご出入口10の下端部とほぼ同じ高さに配置されている。カメラ34〜36は、それぞれ発光面32aの全体を撮像するように設置されている。
図4は図2及び図3の発光器32の断面図である。発光器32は、基板37と、上下方向に互いに間隔をおいて基板37上に設けられた複数の光源38と、光源38に対向するように基板37の前方に配置された透明拡散板39とを有している。光源38としては、例えば発光ダイオード、又は半導体レーザが用いられる。また、光源38は、透明拡散板39の全域に光を照射するように配置されている。透明拡散板39は、光源38からの光を拡散して出射する。発光面32aは、透明拡散板39により形成されている。
図5は図1のスライドドア装置13の制御回路を示す概略のブロック図である。図において、ドア駆動装置15は、開閉制御部41により制御される。即ち、かごドア21,22及び乗場ドア28,29の開閉動作は、開閉制御部41により制御される。開閉制御部41は、かご6上に搭載されている。
第1〜第3のカメラ34〜36からの信号は、画像処理判定部42に送られる。画像処理判定部42は、カメラ34〜36からの信号に基づいて、戸閉時に発光器32からの検出光33が障害物により遮断されるかどうかを判定する。
発光器32、開閉制御部41及び画像処理判定部42は、主制御部43により制御される。主制御部43は、少なくとも戸閉動作時に発光器32から検出光33を照射させる。また、主制御部43は、戸閉動作時に画像処理判定部42により障害物が検出されると、かごドア21,22及び乗場ドア28,29を反転戸開させる。
開閉制御部41、画像処理判定部42及び主制御部43は、それぞれマイクロコンピュータにより構成されている。また、開閉制御部41、画像処理判定部42及び主制御部43のうちの少なくとも2つを、共通のコンピュータにより構成することも可能である。制御装置は、開閉制御部41、画像処理判定部42及び主制御部43を有している。
次に、画像処理判定部42による障害物の検出方法について説明する。まず、発光器32が点灯していないときのカメラ34〜36からの画像データαと、発光器32が点灯しており、かつ障害物が無いときの画像データβとを画像処理判定部42に取り込む。そして、画像データβから画像データαを引いた差分画像γを演算する。障害物の監視を実行する際には、このような動作を繰り返す。
このような差分処理を行うと、差分画像γには発光面32aの像のみが残る。従って、カメラ34〜36を頂点として発光面32aを底辺とする3つの三角形の監視領域内に障害物が存在しない場合、差分画像γには、図6に示すような連続した1本の直線状の発光面像が残る。
これに対して、監視領域内に障害物が存在する場合、検出光33の一部が遮断されるため、差分画像γには、図7又は図8に示すような発光面像が残る。即ち、図7の差分画像γでは、発光面像が複数に分断され、不連続になっている。また、図8の差分画像γでは、発光面像の長さが通常時よりも短くなっている。画像処理判定部42は、発光面像が不連続になったこと、短くなったこと、又は発光面像が消失したことを検出すると、障害物が存在すると判定し、その旨の信号を主制御部43に送る。
図9は図5の主制御部43の戸閉時の動作を示すフローチャートである。主制御部43は、戸開から所定の時間が経過すると、監視領域内に障害物が存在するかどうかを確認する(ステップS1)。障害物が存在しなければ、戸閉動作を開始する(ステップS2)。障害物が存在する場合、障害物が無くなるまで待機し、障害物が無くなってから戸閉動作を開始する。
戸閉動作の開始後は、監視領域内に障害物が存在するかどうかを確認し(ステップS3)、障害物が存在しなければ戸閉動作を継続し(ステップS4)、かごドア21,22及び乗場ドア28,29が全戸閉位置に達したかどうかを確認する(ステップS5)。即ち、戸閉動作中は、全戸閉状態になるまで障害物の有無を繰り返し確認する。
戸閉動作中に障害物が検出されると、かごドア21,22及び乗場ドア28,29を反転戸開させ(ステップS6)、最初の動作に戻る。障害物が検出されないまま、全戸閉状態になると、図9の動作は終了する。
このようなスライドドア装置13では、第1〜第3のカメラ34〜36がかご出入口10と乗場出入口12との間の空間の側方に配置されているので、実際にドア21,22,28,29に挟まれる障害物をより確実に検出することができる。
また、誤検出による反転動作の頻発を防止できるので、エレベータに適用する場合に、運転効率を向上させることができる。
さらに、エレベータに適用する場合、カメラ34〜36をかご6にのみ搭載すればよいので、全ての乗場に設ける場合に比べてコストを低減できる。
さらにまた、かご出入口10と乗場出入口12との間の空間を挟んでカメラ34〜36に対向する位置に発光器32を配置し、カメラ34〜36により発光面32aを撮像するようにしたので、障害物をより確実に検出することができる。
また、画像処理判定部42は、発光器32が消灯しているときの画像データと発光器32が点灯しているときの画像データとの差分画像に基づいて障害物の有無を判定するので、障害物をより確実に検出することができる。
さらに、画像処理判定部42は、発光面32aの像が不連続である場合、発光面32aの像の長さが短くなった場合、及び発光面32aの像が消失した場合に、障害物が存在すると判定するので、障害物をより確実に検出することができる。
さらにまた、撮像手段は、異なる高さに配置された3つのカメラ34〜36を含むので、障害物をより確実に検出することができる。
実施の形態2.
次に、図10はこの発明の実施の形態2によるエレベータのスライドドア装置の水平断面図、図11は図10のかごドア装置を乗場側から見た正面図である。図において、発光器32は、かごドア22の前面(乗場ドア29に対向する面)の戸閉側端部に搭載されている。即ち、発光器32は、かごドア22とともに移動する。
また、第1のカメラ34は、発光面32aの上端部と異なる高さに配置されている。ここでは、発光面32aの上端部よりも低い位置に第1のカメラ34が配置されている。さらに、第1のカメラ34は、発光面32aの上端部と第1のカメラ34とを結ぶ直線Bと、第1のカメラ34のレンズ系の光軸Aとが常に平行とならないように配置されている。
実施の形態2では、かごドア22の移動に伴い発光器32とカメラ34〜36との間の距離が変化し、カメラ34〜36から見た発光面32aの見込み角φa,φb,φcも変化する。このため、カメラ34〜36で撮像される発光面32aの長さも、かごドア22の移動に伴って変化する。即ち、全戸開時には例えば図12に示すような差分画像γが得られるのに対して、戸閉動作が進むと、発光面32aがカメラ34〜36に近付くため、例えば図13に示すような差分画像γが得られる。
このように、発光器32をかごドア22に搭載した場合、かごドア22の戸閉動作によって、障害物が存在しなくても発光面像の長さが変化するので、かごドア22の位置に応じて比較基準となる発光面像の長さを求める必要がある。
図14は図10のスライドドア装置の制御回路を示す概略のブロック図である。ドア位置及び像長さ判定部44は、画像処理判定部42から得た差分画像γのデータに基づいてかごドア22の位置を判定するとともに、かごドア22の位置に応じた発光面像の基準長さを求める。制御装置は、開閉制御部41、画像処理判定部42、主制御部43及びドア位置及び像長さ判定部44を有している。
ここで、図11において、光軸Aに対して直線Bのなす角度θは、かごドア22の移動に伴って変化する。このため、カメラ34によって撮像される発光面32aの上端部の位置は、かごドア22の移動に伴って変化する。従って、カメラ34からの画像データから得た差分画像γの発光面像の上端部の位置は、かごドア22の位置に対して一意的に決まる。
ドア位置及び像長さ判定部44は、この原理を利用してかごドア22の位置を判定し、かごドア22の位置に応じた発光面像の基準長さの情報を画像処理判定部42に送る。画像処理判定部42は、発光面像の基準長さに基づいて、実施の形態1と同様に障害物の有無を判定する。ドア位置及び像長さ判定部44は、画像処理判定部42と共通又は独立したマイクロコンピュータにより構成することができる。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このようなスライドドア装置13によれば、発光器32をかごドア22に搭載したので、発光器32の設置スペースを小さくすることができる。
また、発光器32とカメラ34〜36との間の距離を短くすることができるので、検出精度を向上させることができる。
さらに、かごドア22の移動に伴ってカメラ34によって撮像される発光面32aの上端部の位置が変化するように発光器32及びカメラ34を配置し、カメラ34から得られる発光面32aの画像データに基づいてかごドア22の位置及びその位置に対応する発光面像の基準長さを求めるので、ドア位置測定装置を追加することなく、かごドア22の移動による発光器32とカメラ34〜36との間の距離の変化を補償することができる。
なお、発光器32から出射される検出光33を可視光としてもよい。この場合、乗客が発光面32aを視覚的に認識することができ、発光のタイミングをドア21,22,28,29の動作と連動させることで、ドア21,22,28,29の動作を乗客に視覚的に示すことができる。例えば、戸開中や戸開待機中は発光せず、戸閉開始時や戸閉動作中に発光させれば、乗客に戸閉動作をより分かり易く知らせることができる。
実施の形態3.
次に、図15はこの発明の実施の形態3によるエレベータのスライドドア装置の制御回路を示す概略のブロック図である。図において、ドア位置測定装置45は、かごドア21,22の駆動部分に設けられ、かごドア21,22の位置に応じた信号を出力する。例えば、ドア位置測定装置45としては、ドア駆動装置15のモータに取り付けられたエンコーダを用いることができる。像長さ判定部40は、ドア位置測定装置45からの情報に基づいて、かごドア21,22の位置に応じた発光面像の基準長さの情報を画像処理判定部42に送る。制御装置は、開閉制御部41、画像処理判定部42、主制御部43及び像長さ判定部40を有している。他の構成は、実施の形態2と同様である。
このように、ドア位置測定装置45を用いることにより、制御回路を簡素化することができるとともに、カメラ34〜36及び発光器32の取付位置の調整を容易にすることができる。
実施の形態4.
次に、図16はこの発明の実施の形態4によるエレベータのスライドドア装置の水平断面図、図17は図16のかごドア装置を乗場側から見た正面図である。この例では、発光器32の代わりにカメラ34〜36がかごドア21に搭載されている。
このように、カメラ34〜36をかごドア21に搭載した場合にも、実施の形態3と同様の効果を得ることができる。
実施の形態5.
次に、図18はこの発明の実施の形態5によるエレベータのスライドドア装置の水平断面図、図19は図18のかごドア装置を乗場側から見た正面図である。この例では、発光器32がかごドア22に搭載され、カメラ34〜36がかごドア21に搭載されている。
このように、発光器32及びカメラ34〜36をかごドア21,22に搭載することも可能であり、このような構成によっても、実際にドア21,22,28,29に挟まれる障害物をより確実に検出することができる。
実施の形態6.
次に、図20はこの発明の実施の形態6によるスライドドア装置の発光器32の断面図である。発光器32の上端部には、下方へ向けて光を照射する上部光源46aが固定されている。また、発光器32の下端部には、上方へ向けて光を照射する下部光源46bが固定されている。上部光源46aと下部光源46bとの間には、長手方向(上下方向)に光を伝導させる透明導光体47が設けられている。発光面32aは、透明導光体47の前面に形成されている。透明導光体47の発光面32aに対向する面(背面)には、光を拡散させる拡散面48が接合されている。
光源46a,46bから透明導光体47に入射された光は、拡散面48により拡散されながら透明導光体47内を伝搬されて行く。そして、拡散面48で拡散された光が検出光33として発光面32aから出射される。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような発光器32を用いることにより、光源46a,46bの個数を削減して省電力化及び低コスト化を図ることができる。
なお、拡散面48は、透明導光体47の発光面32aに対向する面を加工することにより透明導光体47に一体に形成してもよい。
実施の形態7.
次に、図21はこの発明の実施の形態7によるスライドドア装置の発光器32を示す正面図(カメラ34〜36側から見た図)である。第1〜第4の透明導光体49〜52は、発光器32の上部から順に並べて配置されている。これにより、発光面32aは複数(4つ)の発光面49a,50a,51a,52aに分割されている。また、第1〜第4の透明導光体49〜52は、発光器32の幅方向に交互にずらして配置されている。さらに、上下に隣り合う透明導光体49〜52は、上下方向について部分的に重なるように配置されている。
第1の透明導光体49の上端部には、第1の上部光源53が設けられている。第1の透明導光体49の下端部には、第1の下部光源54が設けられている。第2の透明導光体50の上端部には、第2の上部光源55が設けられている。第2の透明導光体50の下端部には、第2の下部光源56が設けられている。第3の透明導光体51の上端部には、第3の上部光源57が設けられている。第3の透明導光体51の下端部には、第3の下部光源58が設けられている。第4の透明導光体52の上端部には、第4の上部光源59が設けられている。第4の透明導光体52の下端部には、第4の下部光源60が設けられている。各透明導光体49〜52の前面(発光面49a,50a,51a,52a)に対向する面には、拡散面48(図20参照)が接合されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このように、複数の透明導光体49〜52を用い、それぞれの透明導光体49〜52の両端部に光源53〜60を配置することにより、各透明導光体49〜52から出射される検出光33の強度を十分に維持することができる。また、透明導光体49〜52の上下方向の重なり量を変更するだけで、異なる長さの発光器32を容易に作製することができる。
なお、発光器32は、上記の例に限定されるものではなく、例えば蛍光灯やエレクトロルミネッセンス光源を用いた線光源であってもよい。
実施の形態8.
次に、図22はこの発明の実施の形態8によるエレベータのスライドドア装置の水平断面図、図23は図22のかごドア装置を乗場側から見た正面図である。実施の形態8は、実施の形態1の発光器32が省略された例である。カメラ34〜36は、かご出入口10と乗場出入口12との間の空間を通して、その空間の延長上に存在する構造物を撮像する。撮像される構造物としては、昇降路壁や昇降機器等が挙げられる。このような構造物は、昇降路1内の照明装置や昇降路1外からの光によって照らされることにより、カメラ34〜36によって撮像可能となっている。
このように、発光器32を省略しても、第1〜第3のカメラ34〜36がかご出入口10と乗場出入口12との間の空間の側方に配置されているので、実際にドア21,22,28,29に挟まれる障害物をより確実に検出することができる。
実施の形態9.
次に、図24はこの発明の実施の形態9によるエレベータのスライドドア装置の制御回路を示す概略のブロック図である。図において、主制御部43には、かご出入口10及び乗場出入口12の付近に警告音を発生する警告音発生部61が接続されている。警告音は、ブザーやチャイム等の音であっても、アナウンス等の音声であってもよい。主制御部43は、戸閉時に画像処理判定部42により障害物が検出されると、警告音発生部61により警告音を発生させる。他の構成は、実施の形態1と同様である。
図25は図24の主制御部43の戸閉時の動作を示すフローチャートである。主制御部43は、戸開から所定の時間が経過すると、監視領域内に障害物が存在するかどうかを確認する(ステップS1)。障害物が存在しなければ、戸閉動作を開始する(ステップS2)。障害物が存在する場合、警告音発生部61により警告音を発生させ(ステップS7)、障害物が無くなるまで待機し、障害物が無くなってから戸閉動作を開始する。
戸閉動作の開始後は、監視領域内に障害物が存在するかどうかを確認し(ステップS3)、障害物が存在しなければ戸閉動作を継続し(ステップS4)、かごドア21,22及び乗場ドア28,29が全戸閉位置に達したかどうかを確認する(ステップS5)。即ち、戸閉動作中は、全戸閉状態になるまで障害物の有無を繰り返し確認する。
戸閉動作中に障害物が検出されると、かごドア21,22及び乗場ドア28,29を反転戸開させるとともに、警告音発生部61により警告音を発生させ(ステップS8)、最初の動作に戻る。障害物が検出されないまま、全戸閉状態になると、図24の動作は終了する。
このようなスライドドア装置13では、障害物が検出されたときに警告音を発生させるので、戸閉動作の支障となる障害物が検出されていることを乗客に聴覚的に知らせることができる。
実施の形態10.
次に、この発明の実施の形態10について説明する。この実施の形態10のスライドドア装置13の構成は、実施の形態1と同様である。実施の形態10では、主制御部43が、全戸閉状態のときに発光器32及びカメラ34〜36の動作チェック(故障検出)を行う。
具体的には、主制御部43は、全戸閉状態のときに、戸閉時の障害物検出動作と同様の動作を行う。このとき、発光器32及びカメラ34〜36が正常であれば、図6に示したような連続した発光面像が得られる。これに対して、例えば図7又は図8に示したような発光面像が得られた場合、発光器32の一部が故障して発光できなくなっているか、カメラ34〜36の故障により発光面像の一部が撮像できなくなっていると考えられる。また、発光面像の全体が消失している場合にも、発光器32又はカメラ34〜36が故障していると考えられる。
このため、主制御部43は、発光器32及びカメラ34〜36の動作チェックにおいて、発光面像に所定の長さ以上の暗部が存在する場合、及び発光面像の全体が消失している場合、発光器32及びカメラ34〜36の少なくともいずれかに故障が発生したと判定する。
上記のような故障が検出された場合、開閉制御部41は、通常よりも低速で戸閉動作を行う低エネルギー運転に移行する。これにより、故障による障害物の検出漏れが発生しても、ドア21,22,28,29と障害物との衝突の衝撃を小さくすることができる。
実施の形態11.
次に、この発明の実施の形態11について説明する。この実施の形態11のスライドドア装置13の構成は、実施の形態1と同様である。実施の形態11では、発光器32から出射される検出光33として、可視光が用いられる。また、主制御部43は、戸閉時に画像処理判定部42により障害物が検出されると、発光器32による発光パターンを変化させる。
例えば、障害物が検出されていないときには、発光器32は、所定の周期T(例えば0.1sec)で検出光33を点滅させる。これに対して、障害物が検出されると、発光器32は、周期Tよりも長い周期(例えば3T又は4T)で検出光33を点滅させる。他の構成は、実施の形態1と同様である。
図26はこの発明の実施の形態11による主制御部43の戸閉時の動作を示すフローチャートである。主制御部43は、戸開から所定の時間が経過すると、監視領域内に障害物が存在するかどうかを確認する(ステップS1)。障害物が存在しなければ、戸閉動作を開始する(ステップS2)。障害物が存在する場合、所定時間が経過するまで、発光器32による発光パターンを変化させ(ステップS9)、再度障害物の検出動作を行う。
戸閉動作の開始後は、監視領域内に障害物が存在するかどうかを確認し(ステップS3)、障害物が存在しなければ戸閉動作を継続し(ステップS4)、かごドア21,22及び乗場ドア28,29が全戸閉位置に達したかどうかを確認する(ステップS5)。即ち、戸閉動作中は、全戸閉状態になるまで障害物の有無を繰り返し確認する。
戸閉動作中に障害物が検出されると、かごドア21,22及び乗場ドア28,29を反転戸開させるとともに、発光器32による発光パターンを変化させ(ステップS10)、最初の動作に戻る。変化後の発光パターンは、全戸開状態になるまで継続する。障害物が検出されないまま、全戸閉状態になると、図26の動作は終了する。
このようなスライドドア装置13では、障害物が検出されたときに発光器32による発光パターンを変化させるので、戸閉動作の支障となる障害物が検出されていることを乗客に視覚的に知らせることができる。
なお、上記の例では、障害物の検出時に検出光33の点滅周期を長くしたが、逆に点滅周期を短くしてもよい。但し、障害物の非検出時の点滅周期が比較的短い場合には、点滅周期をさらに短くしても乗客に認識され難いので、点滅周期を長くする方が好適である。
また、上記の例では、発光パターンの変化として点滅周期の変化を示したが、例えば障害物の非検出時には発光面32aの全体を発光させ、障害物の検出時には発光面32aの一部を発光させるようにしてもよい。
さらに、障害物の非検出時と検出時とで検出光33の発光強度を変化させてもよい。例えば、障害物が検出されると、検出光33の発光強度を高くしてもよい。
さらにまた、障害物の非検出時と検出時とで検出光33の色を変化させてもよい。
実施の形態12.
次に、図27はこの発明の実施の形態12によるスライドドア装置の発光器を示す正面図である。この例では、発光器32の発光面が、第1の光源駆動部62により駆動点灯される複数の第1の発光面50a,52aと、第2の光源駆動部63により駆動点灯される複数の第2の発光面49a,51aとに分割されている。
具体的には、第1の発光面50a,52aは、第2及び第4の透明導光体50,52に形成されている。第2の発光面49a,51aは、第1及び第3の透明導光体49,51に形成されている。即ち、第1及び第2の発光面50a,52a,49a,51aは、発光器32の上下方向に交互に配置されている。
このような第1の発光面49a,50a及び第2の発光面51a,52aの配置構成とするため、第2の上部光源55、第2の下部光源56、第4の上部光源59及び第4の下部光源60は、第1の光源駆動部62に接続されている。また、第1の上部光源53、第1の下部光源54、第3の上部光源57及び第3の下部光源58は、第2の光源駆動部63に接続されている。
即ち、下から奇数番目の透明導光体50,52に対応する光源55,56,59,60と、下から偶数番目の透明導光体49,51に対応する光源53,54,57,58とは、互いに独立して配線され、第1及び第2の光源駆動部62,63により互いに独立して駆動点灯される。他の構成は、実施の形態7と同様である。
上記のようなスライドドア装置13では、光源53〜60、電力供給ケーブル及び電力供給回路の一部に故障が発生した場合でも、発光器全体が発光しなくなることはないので、障害物の検出動作を継続して実施することができる。
なお、上記の例では、第1の発光面50a,52aと第2の発光面49a,51aとを発光器32の上下方向に交互に配置したが、これに限定されるものではなく、例えば上部と下部とに分割して配置してもよい。
また、上記の例では、発光面49a,50a,51a,52aを2つに分割したが、3つ以上に分割し、それぞれ独立した光源駆動部により駆動点灯させるようにしてもよい。
実施の形態13.
次に、図28はこの発明の実施の形態13によるカメラ撮像画像と輝度分布との関係を示す説明図である。この例では、実施の形態7、12で示したような発光器32が用いられる。また、カメラ34〜36により得られる2次元画像データのサイズは、Gx×Gyである。なお、発光器32の長手方向(上下方向)をx方向、x方向に直交する方向をy方向とする。
画像処理判定部42では、発光面像を含む一部の領域の画像データ(Wx×Wy:Wx<Gx、Wy<Gy)についての差分画像を求める。そして、Wx×Wyの差分画像から、所定の演算によって、輝度値b(x)のx軸方向分布を求める。例えば、各位置xについてy軸方向に並んだ全ての画素の輝度の和を求める。また、各位置xについてy軸方向に並んだ全ての画素の輝度の平均を求めてもよい。さらに、各位置xについてy軸方向に並んだ全ての画素の輝度の最大値を求めてもよい。さらにまた、各位置xについてy軸方向にN画素(N<Wy)の移動平均値(連続するN画素の平均値)を求め、それら移動平均値の最大値を求めてもよい。
このように求めた輝度値b(x)の分布は、障害物が無ければ図28に示したようにx軸方向に連続なものとなる。これに対して、障害物が存在する場合の輝度値b(x)の分布は、例えば図29に示すように、不連続なものとなる。従って、画像処理判定部42は、輝度値b(x)の分布の少なくとも一部が所定の値以下となった場合に、障害物が存在すると判定する。
また、所定の時間間隔で得られる2つの画像データについて輝度値b(x)の分布を求め、2つの輝度値b(x)の分布間で差分をとって輝度差分分布を求めてもよい。動く物体がない場合には、輝度値b(x)の分布は変化しないので、輝度差分分布の絶対値は全体に小さい値となる。これに対して、動く物体がある場合には、輝度値b(x)の分布が変化するため、輝度差分分布の絶対値は少なくとも一部で大きな値となる。
従って、この場合の画像処理判定部42は、所定の時間間隔で得られる2つの画像データから求められる輝度差分分布の絶対値が少なくとも一部において所定値以上である場合に、障害物が存在すると判定する。
このように、撮像手段として2次元画像データを取得するカメラ34〜36を用いることにより、発光器32に対するカメラ34〜36の位置合わせの精度を低くすることができ、据付の手間を軽減することができる。また、市販の撮像装置を利用してコストを低減することができる。
また、カメラ34〜36が取得する2次元の画像データから発光面像を含む一部の領域の画像データを切り出して処理するので、処理するデータサイズを小さくして、処理速度を速くすることができる。
さらに、2次元の画像データから、所定の演算により、上下方向の輝度分布を求め、輝度分布に基づいて障害物の有無を判定するので、2次元の画像データが1次元の輝度データに変換されることにより、処理速度をさらに速くすることができる。また、1次元の輝度分布に変換することで、発光面が複数に分割されていても、そのまま障害物の有無を判定できる。
さらにまた、所定の時間間隔で得られる2つの画像データから求められる輝度差分分布の絶対値から障害物の有無を判定することにより、発光器32やカメラ34〜36に付着したゴミを障害物と誤判定するのを防止することができ、検出精度を向上させることができる。
実施の形態14.
次に、図30はこの発明の実施の形態14によるスライドドア装置の発光器32の断面図である。実施の形態14の発光器32では、実施の形態6における透明導光体47の前方に、光を拡散して透過する拡散板64が設けられている。即ち、拡散板64は、透明導光体47の前面に対向するように配置されている。透明導光体47の前面から出射され光は、拡散板64で散乱され、拡散板64の前面、即ち発光面32aから発光器32外へ出射される。他の構成は、実施の形態6と同様である。
このように、透明導光体47の前方に拡散板64を配置することにより、透明導光体47から出射された光が上下方向に均等に拡散されるため、カメラ34〜36の高さによらず、撮像される発光面像が十分な明るさとなり、検出精度を向上させることができる。
実施の形態15.
次に、図31はこの発明の実施の形態15によるエレベータのスライドドア装置の水平断面図、図32は図31のかごドア装置を乗場側から見た正面図である。図において、かご6のかごドア収納部23,24の近傍(かごドア22よりも乗場側)には、第1及び第2の発光器71,72がそれぞれ設けられている。即ち、第1及び第2の発光器71,72は、かご出入口10と乗場出入口12との間の空間を挟んで互いに対向するように配置されている。
また、発光器71,72は、かごドア21,22と乗場ドア28,29との間の空間にかごドア21,22の開閉方向と平行に検出光33を照射する。さらに、発光器71,72は、上下方向に長尺かつ連続な発光面71a,72aを有している。
撮像手段は、第1の発光器71の上部に設けられ、第2の発光器72の発光面72aを撮像する第1のカメラ73と、第2の発光器72の下部に設けられ、第1の発光器71の発光面71aを撮像する第2のカメラ74とを含んでいる。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このようなスライドドア装置13では、発光器71,72とカメラ73,74とで形成される検出範囲が発光器71,72間の全面となる。従って、かごドア21,22及び乗場ドア28,29が全開の状態でも検出できない領域がなく、信頼性を向上させることができる。
なお、上記の例では、両開き式のスライドドア装置について説明したが、片開き式であってもこの発明は適用でき、かごドア及び乗場ドアの枚数も特に限定されない。
また、上記の例では、巻胴式のエレベータ装置について示したが、釣合おもりを用いるトラクション式のエレベータ装置にもこの発明が適用できることは勿論である。
さらに、上記の例では、この発明をエレベータに適用したが、例えば建物に設けられた二重扉式のドア装置や、列車のドアとプラットホームのドアとを含むドア装置など、エレベータ以外のスライドドア装置にもこの発明は適用できる。

Claims (16)

  1. 水平に摺動されることにより第1の出入口を開閉する第1のドア、
    上記第1のドアとともに水平に摺動されることにより、上記第1の出入口に対向する第2の出入口を開閉する第2のドア、
    上記第1の出入口と上記第2の出入口との間の空間の側方に配置され、上記空間側を撮像する撮像手段
    上記撮像手段からの画像データに基づいて上記空間内の障害物の有無を判定する画像処理判定部を有し、障害物の有無に応じて上記第1及び第2のドアの開閉を制御する制御装置、及び
    上記空間を挟んで上記撮像手段に対向するように配置され、上下方向に長尺な発光面を有する発光器
    を備え
    上記撮像手段は上記発光面を撮像し、
    上記撮像手段及び上記発光器の少なくともいずれか一方は、上記第1のドアに搭載されており、
    上記画像処理判定部は、上記第1のドアの位置に対応する上記発光面の像の基準長さを用いて、上記発光面の像が不連続である場合、上記発光面の像の長さが短くなった場合、及び上記発光面の像が消失した場合に、障害物が存在すると判定するスライドドア装置。
  2. 上記撮像手段は、異なる高さに配置された複数のカメラを含む請求項1記載のスライドドア装置。
  3. 上記画像処理判定部は、上記発光器が消灯しているときの画像データと上記発光器が点灯しているときの画像データとの差分画像に基づいて障害物の有無を判定する請求項記載のスライドドア装置。
  4. 上記第1のドアの移動に伴って上記撮像手段によって撮像される上記発光面の端部の位置が変化するように上記発光器及び上記撮像手段が配置されており、
    上記制御装置は、上記発光面の像の端部の位置に基づいて上記第1のドアの位置を求める請求項記載のスライドドア装置。
  5. 上記発光器は、可視光を発光する請求項記載のスライドドア装置。
  6. 上記発光器は、上記発光面を形成するとともに上記発光面に対向する面が光を拡散する拡散面である透明導光体と、上記透明導光体に光を入射する光源とを有している請求項記載のスライドドア装置。
  7. 上記発光面は複数に分割されており、
    上下に隣接する上記発光面は、上記発光器の幅方向にずらされ、かつ上下方向に部分的に重なるように配置されている請求項記載のスライドドア装置。
  8. 上記制御装置は、全戸閉状態のときに上記発光器を発光させ、上記発光面の像に所定の長さ以上の暗部が存在する場合、及び上記発光面の像の全体が消失している場合に、故障が発生したと判定する請求項記載のスライドドア装置。
  9. 上記制御装置は、故障が検出されると、通常よりも低速で上記第1及び第2のドアの戸閉動作を行う請求項記載のスライドドア装置。
  10. 上記制御装置は、戸閉時に障害物が検出されると、上記発光器による発光パターンを変化させる請求項記載のスライドドア装置。
  11. 上記発光器は、それぞれ独立した光源駆動部により駆動点灯される複数の発光面を有している請求項記載のスライドドア装置。
  12. 上記画像処理判定部は、上記撮像手段により取得した2次元の画像データから、所定の演算により、上下方向の輝度分布を求め、輝度分布に基づいて障害物の有無を判定する請求項1記載のスライドドア装置。
  13. 上記画像処理判定部は、上記撮像手段により取得した2次元の画像データから、所定の演算により、上下方向の輝度分布を求めるとともに、所定の時間間隔で得られる2つの輝度分布の差分をとって輝度差分分布を求め、輝度差分分布に基づいて障害物の有無を判定する請求項1記載のスライドドア装置。
  14. 上記発光器は、背面が光を拡散する拡散面である透明導光体と、上記透明導光体に光を入射する光源と、上記透明導光体の前面に対向するように配置され、光を拡散する拡散板とを有している請求項記載のスライドドア装置。
  15. 上記発光器は、上記空間を挟んで互いに対向するように配置され、上下方向に長尺な発光面をそれぞれ有する第1及び第2の発光器を含み
    上記撮像手段は、上記第1の発光器の上部に設けられ、上記第2の発光器の上記発光面を撮像する第1のカメラと、上記第2の発光器の下部に設けられ、上記第1の発光器の上記発光面を撮像する第2のカメラとを含む請求項1記載のスライドドア装置。
  16. かご出入口を有し、昇降路内を昇降されるかご、
    上記かごに設けられ、水平に摺動されることにより上記かご出入口を開閉するかごドア、
    乗場に設けられ、上記かごドアとともに水平に摺動されることにより、乗場出入口を開閉する乗場ドア、
    上記かご出入口と上記乗場出入口との間の空間の側方で上記かごに設けられ、上記空間側を撮像する撮像手段
    上記撮像手段からの画像データに基づいて上記空間内の障害物の有無を判定する画像処理判定部を有し、障害物の有無に応じて上記かごドア及び上記乗場ドアの開閉を制御する制御装置、及び
    上記空間を挟んで上記撮像手段に対向するように配置され、上下方向に長尺な発光面を有する発光器
    を備え
    上記撮像手段は上記発光面を撮像し、
    上記撮像手段及び上記発光器の少なくともいずれか一方は、上記かごドアに搭載されており、
    上記画像処理判定部は、上記かごドアの位置に対応する上記発光面の像の基準長さを用いて、上記発光面の像が不連続である場合、上記発光面の像の長さが短くなった場合、及び上記発光面の像が消失した場合に、障害物が存在すると判定するエレベータ。
JP2008520504A 2006-05-31 2007-05-29 スライドドア装置及びエレベータ Active JP5020240B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008520504A JP5020240B2 (ja) 2006-05-31 2007-05-29 スライドドア装置及びエレベータ

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JPPCT/JP2006/310851 2006-05-31
PCT/JP2006/310851 WO2007138688A1 (ja) 2006-05-31 2006-05-31 スライドドア装置及びエレベータ
PCT/JP2007/060881 WO2007142074A1 (ja) 2006-05-31 2007-05-29 スライドドア装置及びエレベータ
JP2008520504A JP5020240B2 (ja) 2006-05-31 2007-05-29 スライドドア装置及びエレベータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2007142074A1 JPWO2007142074A1 (ja) 2009-10-22
JP5020240B2 true JP5020240B2 (ja) 2012-09-05

Family

ID=46980594

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008520504A Active JP5020240B2 (ja) 2006-05-31 2007-05-29 スライドドア装置及びエレベータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5020240B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101838847B1 (ko) * 2017-05-01 2018-03-14 윤일식 카메라를 이용한 엘리베이터의 손끼임 방지용 안전장치

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5348365U (ja) * 1976-09-28 1978-04-24
JPH04358685A (ja) * 1991-06-05 1992-12-11 Mitsubishi Electric Corp エレベータ扉の安全装置
JPH06179589A (ja) * 1992-12-04 1994-06-28 Otis Elevator Co エレベーターのドア安全装置
JPH0769571A (ja) * 1993-07-14 1995-03-14 Otis Elevator Co 光学的障害物検出方法及びその装置
JPH09315740A (ja) * 1996-05-29 1997-12-09 Otis Elevator Co エレベーターのドア安全装置
JP2004338846A (ja) * 2003-05-14 2004-12-02 Mitsubishi Electric Corp スライドドア装置およびエレベータ装置
JP2005119761A (ja) * 2003-10-14 2005-05-12 Mitsubishi Electric Corp エレベータのドア安全装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5348365U (ja) * 1976-09-28 1978-04-24
JPH04358685A (ja) * 1991-06-05 1992-12-11 Mitsubishi Electric Corp エレベータ扉の安全装置
JPH06179589A (ja) * 1992-12-04 1994-06-28 Otis Elevator Co エレベーターのドア安全装置
JPH0769571A (ja) * 1993-07-14 1995-03-14 Otis Elevator Co 光学的障害物検出方法及びその装置
JPH09315740A (ja) * 1996-05-29 1997-12-09 Otis Elevator Co エレベーターのドア安全装置
JP2004338846A (ja) * 2003-05-14 2004-12-02 Mitsubishi Electric Corp スライドドア装置およびエレベータ装置
JP2005119761A (ja) * 2003-10-14 2005-05-12 Mitsubishi Electric Corp エレベータのドア安全装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2007142074A1 (ja) 2009-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101051828B1 (ko) 슬라이드 도어 장치 및 엘리베이터
JP3958940B2 (ja) 扉装置及びエレベータ装置
JP4885975B2 (ja) エレベータ装置
JP5542661B2 (ja) スライドドア装置及びエレベータ
JPWO2006073015A1 (ja) エレベータ装置及び移動体の位置・速度検出装置
JP4204896B2 (ja) スライドドア装置およびエレベータ装置
JP2008100782A (ja) エレベータおよびその安全装置
JP5554236B2 (ja) スライドドア装置及びエレベータ
EP3511278A1 (en) Elevator system and method of positioning an elevator car with high accuracy
JP5289463B2 (ja) スライドドア装置及びエレベータ
JP5474067B2 (ja) スライドドア装置及びエレベータ
JP5020240B2 (ja) スライドドア装置及びエレベータ
JP4964300B2 (ja) スライドドア装置及びエレベータ
JP6123890B2 (ja) エレベータードアの制御装置
JP2013193861A (ja) エレベータのドア安全装置
JP2011011896A (ja) 出入口装置及びエレベータ装置
JP5211935B2 (ja) スライドドア装置
JP2011098787A (ja) エレベータシステム
JP6362963B2 (ja) エレベーター装置
JPWO2006018920A1 (ja) エレベータの出入口装置
JP2006089260A (ja) エレベータ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120612

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5020240

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150622

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250