JP7167994B2 - エレベーターの昇降路の内部を点検する機能を備えた点検装置および点検システム - Google Patents

エレベーターの昇降路の内部を点検する機能を備えた点検装置および点検システム Download PDF

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Description

この発明は、エレベーターの昇降路の内部を点検する機能を備えた点検装置および点検システムに関する。
特許文献1は、エレベーターの点検装置を開示する。当該点検装置によれば、カメラにより昇降路の点検画像を得ることができる。
日本特開昭63-123782号公報
しかしながら、特許文献1に記載の点検装置において、カメラの撮影方向は、昇降路の下または上となる。このため、カメラの1画素当たりの昇降路の壁面の面積が大きくなる。その結果、解像度の高い点検画像を得ることができない。
この発明は、上述の課題を解決するためになされた。この発明の目的は、解像度の高い点検画像を得ることができるエレベーターの点検装置を提供することである。
この発明に係るエレベーターの点検装置は、エレベーターのかごの上部または下部に設けられ、鉛直方向を軸として1回転する前後の撮影範囲が鉛直方向で重なるように、前記かごの昇降に応じて回転しながら、昇降路の壁面を撮影するカメラ、を備えた。
この発明に係るエレベーターの点検装置は、エレベーターのかごの上部または下部に設けられ、撮影方向を水平方向とし、鉛直方向を軸として1回転する前後の撮影範囲が鉛直方向で重なるように前記かごの昇降に応じて回転するカメラ、を備えた。
この発明に係るエレベーターの点検システムは、前記点検装置のカメラに撮影された画像から重なる範囲を判別して前記エレベーターの昇降路の壁面の点検画像を生成する画像生成装置、を備えた。
この発明によれば、カメラは、鉛直方向を軸として1回転する前後の撮影範囲が鉛直方向で重なるようにかごの昇降に応じて回転する。このため、解像度の高い点検画像を得ることができる。
実施の形態1におけるエレベーターの点検システムが適用されるエレベーターシステムの構成図である。 実施の形態1におけるエレベーターの点検システムのカメラの撮影範囲の概要を説明するための図である。 実施の形態1におけるエレベーターの点検システムの保守端末による点検画像の生成方法の第1例を説明するための図である。 実施の形態1におけるエレベーターの点検システムの保守端末による点検画像の生成方法の第2例を説明するための図である。 実施の形態1におけるエレベーターの点検システムの保守端末による点検画像の生成方法の第3例を説明するための図である。 実施の形態1におけるエレベーターの点検システムが適用されるエレベーターシステムの制御装置の動作の概要を説明するためのフローチャートである。 実施の形態1におけるエレベーターの点検システムの保守端末の動作の概要を説明するためのフローチャートである。 実施の形態1におけるエレベーターの点検システムの保守端末のハードウェア構成図である。 実施の形態2におけるエレベーターの点検システムが適用されるエレベーターシステムの要部の平面図である。 実施の形態3におけるエレベーターの点検システムが適用されるエレベーターシステムの要部の側面図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1は実施の形態1におけるエレベーターの点検システムが適用されるエレベーターシステムの構成図である。
図1のエレベーターシステムにおいて、昇降路1は、図示されない建築物の各階を貫く。機械室2は、昇降路1の直上に設けられる。複数の乗場3の各々は、建築物の各階に設けられる。複数の乗場3の各々は、昇降路1に対向する。
巻上機4は、機械室2に設けられる。主ロープ5は、巻上機4に巻き掛けられる。
かご6は、昇降路1の内部に設けられる。かご6は、主ロープ5の一側に吊るされる。釣合おもり7は、昇降路1の内部に設けられる。釣合おもり7は、主ロープ5の他側に吊るされる。
複数の乗場ドア8の各々は、複数の乗場3の各々の出入口に設けられる。かごドア9は、かご6の出入口に設けられる。
例えば、点検装置は、カメラ10と回転制御装置11とを備える。カメラ10は、かご6の上部に着脱自在に設けられる。カメラ10は、撮影方向を水平方向として回転自在に配置される。例えば、回転制御装置11は、かご6の上部に着脱自在に設けられる。
制御装置12は、機械室2に設けられる。制御装置12は、巻上機4とかご6の機器とに電気的に接続される。制御装置12は、エレベーターを全体的に制御し得るように設けられる。
監視装置13は、機械室2に設けられる。監視装置13は、制御装置12に電気的に接続される。監視装置13は、制御装置12からの情報に基づいてエレベーターの状態を監視し得るように設けられる。
情報センター装置14は、エレベーターが設けられた建築物から離れた場所に設けられる。例えば、情報センター装置14は、エレベーターの保守会社に設けられる。情報センター装置14は、監視装置13からの情報に基づいてエレベーターの状態を把握し得るように設けられる。
保守端末15は、エレベーターの保守員に携帯される。
エレベーターの保守点検時において、保守員は、カメラ10と回転制御装置11とをかご6の上部に取り付ける。保守員は、例えば、保守端末15を操作しエレベーターの運転モードを昇降路撮影モードに設定する。
制御装置12は、保守端末15からの指令に基づいてエレベーターの運転モードを昇降路撮影モードに切り替え、かご6の昇降に応じてカメラ10を回転させる。具体的には、制御装置12は、かご6の昇降に応じて回転制御装置11に回転指令を出力する。回転制御装置11は、当該回転指令に基づいて鉛直方向を軸としてカメラ10を回転させる。この際、カメラ10は、1回転する前後の撮影範囲が鉛直方向で重なるように回転する。
カメラ10での撮影後、保守員は、カメラ10に撮影された画像から生成された昇降路1の壁面の点検画像に基づいて点検対象機器である主ロープ5、釣合おもり7、図示されないガイドレール、制御ケーブル、乗場ドア等の昇降路1内のエレベーター機器を点検する。
次に、図2を用いて、カメラ10の撮影範囲の概要を説明する。
図2は実施の形態1におけるエレベーターの点検システムのカメラの撮影範囲の概要を説明するための図である。
図2の破線は、かご6の昇降に応じてカメラ10が回転した際のカメラ10の撮影範囲の中心点を模式的に示した線である。
カメラ10が1回転する間に、かご6がカメラ10の鉛直方向の撮影範囲よりも短い距離だけ移動する設定であれば、カメラ10は、昇降路1の壁面の全域を撮影する。
例えば、図2においては図示されない制御装置12は、図示されないエンコーダにより検出されたかご6の速度に基づいて昇降路1の壁面の全域が撮影されるようにカメラ10の回転速度の値を算出する。制御装置12は、当該回転速度の値に対応した回転指令を回転制御装置11に出力する。
次に、図3を用いて、点検画像の生成方法の第1例として、例えば、点検対象機器が主ロープ5である場合を説明する。
図3は実施の形態1におけるエレベーターの点検システムの保守端末による点検画像の生成方法の第1例を説明するための図である。
図3に示されるように、保守端末15は、カメラ10が鉛直方向を軸として1回転する前後の撮影範囲が鉛直方向で重なるようにかご6の昇降に応じて回転した際の画像から重なる範囲を判別して昇降路1の壁面の点検画像を生成する。ここで、保守員は点検対象機器として主ロープ5を選択する。点検対象機器の選択方法としては、保守端末15の表示画面をタッチパネルとすれば、生成された昇降路1の壁面の点検画像から主ロープ5の画像部分をタッチすることで選択することができる。また予め、エレベーターの各機器の画像的な特徴をエレベーターの各機器の名称と対応付けて点検対象機器候補リストとして保守端末15に記憶しておけば、保守員が保守端末15の表示画面の点検対象機器候補リストから選択することができる。また、昇降路の予め設定された位置を起点としカメラ10の撮影角度を撮影画像とともに記憶しておけば、保守員が所望する点検対象機器が存在する撮影角度を範囲指定することで点検対象機器を選択することができる。
2:1ローピングの場合、主ロープ5は、かご6の2倍の速度で移動する。このため、点検対象機器として主ロープ5が選択されると、保守端末15は、カメラ10が鉛直方向を軸として2回転する前後の撮影範囲が鉛直方向で重なるようにかご6の昇降に応じて回転した際の画像から主ロープ5の重なる範囲を判別して主ロープ5の点検画像を生成する。
この際、保守端末15は、画像生成装置として、昇降路1の壁面の点検画像と主ロープ5の点検画像とを分離して表示装置としての表示画面に表示させる。
次に、図4を用いて、点検画像の生成方法の第2例として、例えば、点検対象機器が主ロープ5である場合を説明する。
図4は実施の形態1におけるエレベーターの点検システムの保守端末による点検画像の生成方法の第2例を説明するための図である。
図4に示されるように、保守端末15は、画像生成装置として、昇降路1の壁面の点検画像に対して鉛直方向に隙間を空けた点検画像と主ロープ5の点検画像とを隣接させて表示装置としての表示画面に表示させる。この際、昇降路1の壁面の点検画像に対して鉛直方向に隙間を空けた点検画像と主ロープ5の点検画像とは、鉛直方向の位置を合わせて表示される。
次に、図5を用いて、点検画像の生成方法の第3例として、例えば、点検対象機器が主ロープ5である場合を説明する。
図5は実施の形態1におけるエレベーターの点検システムの保守端末による点検画像の生成方法の第3例を説明するための図である。
図5に示されるように、保守端末15は、画像生成装置として、昇降路1の壁面の点検画像と主ロープ5の点検画像を鉛直方向に圧縮した点検画像とを隣接させて表示装置に表示させる。この際、昇降路1の壁面の点検画像と主ロープ5の点検画像を鉛直方向に圧縮した点検画像とは、鉛直方向の位置を合わせて表示される。
次に、図6を用いて、昇降路1の壁面の撮影時における制御装置12の動作の概要を説明する。
図6は実施の形態1におけるエレベーターの点検システムが適用されるエレベーターシステムの制御装置の動作の概要を説明するためのフローチャートである。
ステップS1では、制御装置12は、エレベーターの運転モードが昇降路撮影モードであるか否かを判定する。ステップS1でエレベーターの運転モードが昇降路撮影モードでない場合、制御装置12は、ステップS1の動作を継続する。ステップS1でエレベーターの運転モードが昇降路撮影モードである場合、制御装置12は、ステップS2の動作を行う。
ステップS2では、制御装置12は、最下階からかご6を上昇させる。その後、制御装置12は、ステップS3の動作を行う。ステップS3では、制御装置12は、カメラ10での撮影を開始させる。その後、制御装置12は、ステップS4の動作を行う。
ステップS4では、制御装置12は、エンコーダにより検出されたかご6の速度に基づいてカメラ10の回転速度の値を算出する。その後、制御装置12は、ステップS5の動作を行う。ステップS5では、制御装置12は、カメラ10回転速度の値に対応した回転指令を回転制御装置11に出力する。その後、制御装置12は、ステップS6の動作を行う。
ステップS6では、制御装置12は、かご6が最上階に到達したか否かを判定する。ステップS6でかご6が最上階に到達していない場合、制御装置12は、ステップS4の動作を行う。ステップS6でかご6が最上階に到達した場合、制御装置12は、ステップS7の動作を行う。
ステップS7では、制御装置12は、かご6の走行を停止させる。その後、制御装置12は、ステップS8の動作を行う。ステップS8では、制御装置12は、カメラ10での撮影を終了させる。その後、制御装置12は、動作を終了する。
次に、図7を用いて、昇降路1の壁面の点検画像の生成時における保守端末15の動作の概要を説明する。
図7は実施の形態1におけるエレベーターの点検システムの保守端末の動作の概要を説明するためのフローチャートである。
ステップS11では、保守端末15は、外部からの操作により画像の生成の要求がなされたか否かを判定する。ステップS11で画像の生成の要求がなされていない場合、保守端末15は、ステップS11の動作を継続する。ステップS11で画像の生成の要求がなされた場合、保守端末15は、ステップS12の動作を行う。
ステップS12では、保守端末15は、カメラ10に撮影された画像から重なる範囲を判別する。その後、保守端末15は、ステップS13の動作を行う。ステップS13では、保守端末15は、重なる範囲を基準として昇降路1の壁面の点検画像と点検対象機器の点検画像とを生成する。その後、保守端末15は、動作を終了する。
以上で説明した実施の形態1によれば、カメラ10は、鉛直方向を軸として1回転する前後の撮影範囲が鉛直方向で重なるようにかご6の昇降に応じて回転する。このため、1台のカメラ10で解像度の高い点検画像を得ることができる。
また、カメラ10は、エンコーダの検出結果に基づいて回転する。このため、カメラ10をより適切な速度で回転させることができる。例えば、かご6の最高速度に合わせてカメラ10を回転させれば、解像度の高い点検画像を短時間で得ることができる。
なお、かご6の位置と速度と加速度とのうちの少なくとも1つを検出するセンサの検出結果に基づいてカメラ10を回転させてもよい。この場合も、カメラ10をより適切な速度で回転させることができる。
また、保守端末15は、カメラ10に撮影された画像から重なる範囲を判別して昇降路1の壁面の点検画像を生成する。このため、正確な点検画像を得ることができる。この際、画像の特徴量を基準にして同一個所を検索すれば、正確な点検画像を得ることができる。
また、保守端末15は、昇降路1の壁面の点検画像と点検対象機器の点検画像とを分離して表示装置としての表示画面に表示させる。このため、昇降路1の壁面の点検画像と点検対象機器の点検画像とを適切な解像度で同時に点検することができる。
また、保守端末15は、昇降路1の壁面の点検画像に対して鉛直方向に隙間を空けた点検画像と点検対象機器の点検画像とを隣接させて表示装置としての表示画面に表示させる。このため、昇降路1の壁面と点検対象機器とを鉛直方向の位置を合わせて同時に点検することができる。
また、保守端末15は、昇降路1の壁面の点検画像と点検対象機器の点検画像を鉛直方向に圧縮した点検画像とを隣接させて表示装置に表示させる。このため、昇降路1の壁面と点検対象機器とを鉛直方向の位置を合わせて同時に点検することができる。
次に、図8を用いて、保守端末15の例を説明する。
図8は実施の形態1におけるエレベーターの点検システムの保守端末のハードウェア構成図である。
保守端末15の各機能は、処理回路により実現し得る。例えば、処理回路は、少なくとも1つのプロセッサ16aと少なくとも1つのメモリ16bとを備える。例えば、処理回路は、少なくとも1つの専用のハードウェア17を備える。
処理回路が少なくとも1つのプロセッサ16aと少なくとも1つのメモリ16bとを備える場合、保守端末15の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせで実現される。ソフトウェアおよびファームウェアの少なくとも一方は、プログラムとして記述される。ソフトウェアおよびファームウェアの少なくとも一方は、少なくとも1つのメモリ16bに格納される。少なくとも1つのプロセッサ16aは、少なくとも1つのメモリ16bに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、保守端末15の各機能を実現する。少なくとも1つのプロセッサ16aは、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSPともいう。例えば、少なくとも1つのメモリ16bは、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等である。
処理回路が少なくとも1つの専用のハードウェア17を備える場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組み合わせで実現される。例えば、保守端末15の各機能は、それぞれ処理回路で実現される。例えば、保守端末15の各機能は、まとめて処理回路で実現される。
保守端末15の各機能について、一部を専用のハードウェア17で実現し、他部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。例えば、点検画像を生成する機能については専用のハードウェア17としての処理回路で実現し、点検画像を生成する機能以外の機能については少なくとも1つのプロセッサ16aが少なくとも1つのメモリ16bに格納されたプログラムを読み出して実行することにより実現してもよい。
このように、処理回路は、ハードウェア17、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせで保守端末15の各機能を実現する。
図示されないが、制御装置12の各機能も、保守端末15の各機能を実現する処理回路と同等の処理回路で実現される。監視装置13の各機能も、保守端末15の各機能を実現する処理回路と同等の処理回路で実現される。情報センター装置14の各機能も、保守端末15の各機能を実現する処理回路と同等の処理回路で実現される。
実施の形態2.
図9は実施の形態2におけるエレベーターの点検システムが適用されるエレベーターシステムの要部の平面図である。なお、実施の形態1の部分と同一又は相当部分には同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
図9において、ガイドレール18は、昇降路1の内部に設けられる。複数のローラガイド19は、図9においては図示されないかご6に設けられる。
回転機構20は、かご6に設けられる。回転機構20は、カメラ10を支持する。回転機構20は、複数のローラガイド19のうちの1つに接触する。
実施の形態2において、かご6が昇降すると、複数のローラガイド19は、ガイドレール18に沿って回転しながら移動する。この際、回転機構20は、複数のローラガイド19のうちの1つの回転に応じて回転する。カメラ10は、回転機構20の回転に応じて回転する。
以上で説明した実施の形態2によれば、カメラ10は、回転機構20の回転に応じて回転する。回転制御装置11を要することなく、機械的にカメラ10を回転させることができる。
実施の形態3.
図10は実施の形態3におけるエレベーターの点検システムが適用されるエレベーターシステムの要部の側面図である。なお、実施の形態1の部分と同一又は相当部分には同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
図10において、一対の吊り車21は、かご6の下部に設けられる。一対の吊り車21は、主ロープ5に支持される。
回転機構20は、かご6に設けられる。回転機構20は、カメラ10を支持する。回転機構20は、一対の吊り車21の一方に接触する。
実施の形態3において、かご6が昇降すると、一対の吊り車21は、主ロープ5の移動に応じて回転する。この際、回転機構20は、一対の吊り車21の一方の回転に応じて回転する。カメラ10は、回転機構20の回転に応じて回転する。
以上で説明した実施の形態3によれば、カメラ10は、回転機構20の回転に応じて回転する。回転制御装置11を要することなく、機械的にカメラ10を回転させることができる。
なお、実施の形態1から実施の形態3の点検システムを機械室2のないエレベーターに適用してもよい。この場合も、1台のカメラ10で解像度の高い点検画像を得ることができる。
また、実施の形態1から実施の形態3のカメラ10を常にかご6に設けていてもよい。この場合、エレベーターの通常運転時において、1台のカメラ10で解像度の高い点検画像を得ることができる。
以上のように、この発明に係るエレベーターの点検装置は、エレベーターシステムに利用できる。
1 昇降路、 2 機械室、 3 乗場、 4 巻上機、 5 主ロープ、 6 かご、 7 釣合おもり、 8 乗場ドア、 9 かごドア、 10 カメラ、 11 回転制御装置、 12 制御装置、 13 監視装置、 14 情報センター装置、 15 保守端末、 16a プロセッサ、 16b メモリ、 17 ハードウェア、 18 ガイドレール、 19 ローラガイド、 20 回転機構、 21 吊り車

Claims (11)

  1. エレベーターのかごの上部または下部に設けられ、鉛直方向を軸として1回転する前後の撮影範囲が鉛直方向で重なるように、前記かごの昇降時に、回転しながら昇降路の壁面を撮影するカメラ、
    を備えたエレベーターの点検装置。
  2. エレベーターのかごの上部または下部に設けられ、撮影方向を水平方向とし、鉛直方向を軸として1回転する前後の撮影範囲が鉛直方向で重なるように前記かごの昇降に応じて回転するカメラ、
    を備えたエレベーターの点検装置。
  3. 前記エレベーターのエンコーダの検出結果に基づいて前記カメラを回転させる回転制御装置、
    を備えた請求項1または請求項2に記載のエレベーターの点検装置。
  4. 前記かごの位置と速度と加速度とのうちの少なくとも1つを検出するセンサの検出結果に基づいて前記カメラを回転させる回転制御装置と、
    を備えた請求項1または請求項2に記載のエレベーターの点検装置。
  5. 前記かごのローラガイドの回転に応じて前記カメラを回転させる回転機構、
    を備えた請求項1または請求項2に記載のエレベーターの点検装置。
  6. 前記かごの吊り車の回転に応じて前記カメラを回転させる回転機構、
    を備えた請求項1または請求項2に記載のエレベーターの点検装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の点検装置のカメラに撮影された画像から重なる範囲を判別して前記エレベーターの昇降路の壁面の点検画像を生成する画像生成装置、
    を備えたエレベーターの点検システム。
  8. 前記画像生成装置は、前記カメラが鉛直方向を軸として2回転する前後の撮影範囲が鉛直方向で重なるように前記かごの昇降に応じて回転した際の画像から前記エレベーターの点検対象機器の重なる範囲を判別して前記点検対象機器の点検画像を生成する請求項7に記載のエレベーターの点検システム。
  9. 前記画像生成装置は、前記昇降路の壁面の点検画像と前記点検対象機器の点検画像とを分離して表示装置に表示させる請求項8に記載のエレベーターの点検システム。
  10. 前記画像生成装置は、前記昇降路の壁面の点検画像に対して鉛直方向に隙間を空けた点検画像と前記点検対象機器の点検画像とを隣接させて表示装置に表示させる請求項8に記載のエレベーターの点検システム。
  11. 前記画像生成装置は、前記昇降路の壁面の点検画像と前記点検対象機器の点検画像を鉛直方向に圧縮した点検画像とを隣接させて表示装置に表示させる請求項8に記載のエレベーターの点検システム。
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