JPWO2018116345A1 - 高周波回路及び高周波電力増幅器 - Google Patents
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Abstract
Description
高周波電力増幅器は、一般的に、増幅素子であるトランジスタの前段に、高周波回路である入力整合回路が設けられている。
以下の特許文献1に開示されている高周波電力増幅器に設けられている入力整合回路は、主線路に対して抵抗がシャントに接続され、その抵抗にオープンスタブが接続されている。
このため、動作周波数の2分の1の周波数では、入力整合回路に含まれている抵抗は、他端が接地された抵抗と等価となる。したがって、高周波電力増幅器は、この抵抗が利得を抑圧するように機能するため、高周波電力増幅器の安定化を図ることができる。
このため、高周波電力増幅器の動作周波数では、入力整合回路に含まれている抵抗は、他端が開放された抵抗と等価となる。したがって、高周波電力増幅器は、入力整合回路に含まれている抵抗を無視できるため、利得のほとんどが損なわれない。
これにより、高周波電力増幅器は、動作周波数での利得の変化を抑えつつ、動作周波数の2分の1の周波数での不要発振を抑圧することができる。
図1はこの発明の実施の形態1による高周波回路を示す構成図である。
図1において、回路基板1は例えばアルミナ基板、高誘電率基板などの誘電体基板である。
高周波回路の主線路は、線路2と線路3が第1の抵抗4を介して接続されている直列線路20である。
線路3は例えばメタルパターンで回路基板1の表面に形成されている第2の線路である。また、線路3は一端が図示せぬ出力側の外部回路とワイヤ又は金リボンなどによって接続される。
第1の抵抗4は、抵抗6aとメタルパターン5と抵抗6bとが直列に接続されている回路である。
抵抗6aは線路2とメタルパターン5との間に接続されている抵抗部材であり、抵抗成分R1及び寄生容量C1を有している。
抵抗6bはメタルパターン5と線路3との間に接続されている抵抗部材であり、抵抗成分R2及び寄生容量C2を有している。
バイアホール8は一端がメタルパターン7と接続され、他端が回路基板1の裏面に形成されているグランドと接続されている。
抵抗9は一端がメタルパターン7と接続されている第2の抵抗であり、抵抗9の一端にはショート点が形成されている。即ち、抵抗9の一端は接地されている。
抵抗9は抵抗成分Ra及び寄生容量Caを有しており、抵抗9の寄生容量Caは抵抗6a,6bの寄生容量C1,C2よりも大きい。
ここでは、バイアホール8を用いて、抵抗9の一端にショート点を形成しているが、バイアホール8を用いずに、抵抗9の一端にショート点を形成するようにしてもよい。
バイアホール11は一端がメタルパターン10と接続され、他端が回路基板1の裏面に形成されているグランドと接続されている。
抵抗12は一端がメタルパターン10と接続されている第3の抵抗であり、抵抗12の一端にはショート点が形成されている。即ち、抵抗12の一端は接地されている。
抵抗12は抵抗成分Rb及び寄生容量Cbを有しており、抵抗12の寄生容量Cbは抵抗6a,6bの寄生容量C1,C2よりも大きい。
ここでは、バイアホール11を用いて、抵抗12の一端にショート点を形成しているが、バイアホール11を用いずに、抵抗12の一端にショート点を形成するようにしてもよい。
ワイヤ14は一端が線路2と接続され、他端がメタルパターン13の他端と接続されている第1のワイヤである。
ワイヤ14は抵抗9の寄生容量Caと共振するインダクタ成分Laを有している。
ワイヤ16は一端が線路3と接続され、他端がメタルパターン15の他端と接続されている第2のワイヤである。
ワイヤ16は抵抗12の寄生容量Cbと共振するインダクタ成分Lbを有している。
この実施の形態1では、第1のワイヤであるワイヤ14を用いて、抵抗9を線路2に対してシャントに接続し、第2のワイヤであるワイヤ16を用いて、抵抗12を線路3に対してシャントに接続している例を示している。しかし、これは一例に過ぎず、第1のワイヤであるワイヤ14を用いて、抵抗9を線路3に対してシャントに接続し、第2のワイヤであるワイヤ16を用いて、抵抗12を線路2に対してシャントに接続していてもよい。
この実施の形態1の高周波回路は、線路2又は線路3と接続される増幅器の動作周波数帯域内で均一な減衰量を持ち、かつ、動作周波数帯域以外の所望周波数において急峻な減衰量を持つアッテネータ機能を有する原理について説明する。
図2はシャント抵抗が線路2,3に直結されている高周波回路を示す構成図である。図2において、図1と同一符号は同一または相当部分を示している。
図3はシャント抵抗である抵抗9,12が理想抵抗である場合の図2の高周波回路の等価回路を示す回路図である。
図2の高周波回路が理想的なπ型アッテネータである場合、周波数によらずに減衰量が一定になる。
図4は抵抗9,12が理想抵抗である場合の図2の高周波回路における減衰量の周波数特性の一例を示す説明図である。
図4において、横軸は周波数(GHz)、縦軸は減衰量であるS21(dB)を示している。FL〜FHは動作周波数帯域であり、FLは動作周波数帯域の低域、FHは動作周波数帯域の高域である。
図4の例では、減衰量であるS21(dB)が、周波数によらず、5.5dBで一定になっている。
しかし、実際には、抵抗9は、寄生成分として、僅かな寄生容量Caと寄生インダクタを有し、抵抗12は、寄生成分として、僅かな寄生容量Cbと寄生インダクタを有している。
抵抗9,12が有する寄生成分の影響は、周波数が高くなるほど大きくなり、抵抗9,12は、純粋な抵抗と見なすことができなくなる。
図5は抵抗9,12が寄生容量Ca,Cbを有する場合の図2の高周波回路の等価回路を示す回路図である。
図5において、C1は抵抗6aの寄生容量、C2は抵抗6bの寄生容量である。
抵抗6a,6bの寄生容量C1,C2は、動作周波数帯域の低域(FL)で減衰量が大きくなり、動作周波数帯域の高域(FH)で減衰量が小さくなるように作用する。
また、この高周波回路の減衰量は、主線路である線路2,3に対してシャントに接続されている抵抗9,12の寄生容量Ca,Cbの影響を受ける。
抵抗9,12の寄生容量Ca,Cbは、動作周波数帯域の低域(FL)で減衰量が小さくなり、動作周波数帯域の高域(FH)で減衰量が大きくなるように作用する。
したがって、抵抗9,12の寄生容量Ca,Cbが、抵抗6a,6bの寄生容量C1,C2よりも大きくなるように、抵抗6a,6b,9,12が設計された場合、高周波回路の減衰量が、動作周波数帯域の低域(FL)で小さくなって、動作周波数帯域の高域(FH)で大きくなる。
図6において、横軸は周波数(GHz)、縦軸は減衰量であるS21(dB)を示している。
図6の例では、動作周波数帯域の低域(FL)である27GHzにおいて、減衰量であるS21(dB)が11.7dB、動作周波数帯域の高域(FH)である33GHzにおいて、減衰量であるS21(dB)が12.7dBになっており、動作周波数帯域の低域(FL)よりも高域(FH)の方が、減衰量が1dBだけ大きくなっている。
また、この実施の形態1の高周波回路は、図1に示すように、ワイヤ16によって、線路3とメタルパターン15が接続することで、抵抗12を主線路である線路3に対してシャントに接続している。
図7はこの発明の実施の形態1による高周波回路の等価回路を示す回路図である。図7において、図1と同一符号は同一または相当部分を示している。
図1では、ワイヤ14,16の本数が2本ずつである例を示しているので、図7でも、ワイヤ14,16の本数が2本ずつである例を示している。
また、ワイヤ16が、線路3とメタルパターン15を接続することで、ワイヤ16のインダクタ成分Lbが抵抗12の寄生容量Cbと共振する。
このため、ワイヤ14,16のインダクタ成分La,Lbと、抵抗9,12の寄生容量Ca,Cbとの共振周波数では、動作周波数帯域の減衰量と比べて、減衰量が急峻に大きくなる。また、共振周波数の近傍の周波数でも、減衰量が動作周波数帯域の減衰量よりも大きくなる。
図8では、ワイヤ14のインダクタ成分Laと抵抗9の寄生容量Caとが7GHzで共振し、ワイヤ16のインダクタ成分Lbと抵抗12の寄生容量Cbとが7GHzで共振している例を示している。
その結果、高周波回路の減衰量が、共振周波数である7GHzで急峻に大きくなっている。また、共振周波数の近傍の周波数である0〜14GHzでも、約14GHz以上の減衰量と比べて大きくなっている。
これにより、図8の例では、共振に伴う減衰量が、寄生容量Ca,Cbに起因する減衰量と相殺されて、動作周波数帯域であるFL〜FHの周波数範囲では、減衰量が概ね一定になっている。
即ち、動作周波数帯域の低域(FL)である27GHzの減衰量と、動作周波数帯域の高域(FH)である33GHzの減衰量とが共に約5.6dBとなっており、動作周波数帯域内での減衰量が概ね一定になっている。
図9はワイヤ14によって抵抗9が線路2と接続されている高周波回路を示す構成図であり、図10はワイヤ16によって抵抗12が線路3と接続されている高周波回路を示す構成図である。
図1の高周波回路では、抵抗12が第3の抵抗、ワイヤ16が第2のワイヤであるとして説明しているが、図10の高周波回路では、抵抗12が第2の抵抗、ワイヤ16が第1のワイヤとなる。
また、ワイヤ14によって抵抗9だけが線路2と接続されている場合、あるいは、ワイヤ16によって抵抗12だけが線路3と接続されている場合、抵抗9及び抵抗12の双方が線路2,3と接続されている場合よりも、回路面積を縮小することができる。
即ち、この実施の形態1によれば、高周波回路と接続される増幅器の動作周波数帯域内で均一な減衰量を持ち、かつ、動作周波数帯域以外の所望周波数において急峻な減衰量を持つアッテネータ機能を実現することができる。
上記実施の形態1では、メタルパターン5と線路3が抵抗6bを介して接続されている高周波回路を示している。
この実施の形態2では、メタルパターン5と線路3が抵抗6bを介して接続され、かつ、メタルパターン5と線路3がワイヤ21を介して接続されている高周波回路を説明する。
ワイヤ21は一端がメタルパターン5と接続され、他端が線路3と接続される第3のワイヤである。
ワイヤ21はインダクタ成分Lcを有している。
図11では、ワイヤ21の本数が1本である例を示しているが、ワイヤ21の本数が2本以上であってもよい。
図13はワイヤ21が装荷されている高周波回路における減衰量の周波数特性の一例を示す説明図である。
図11の高周波回路では、メタルパターン5と線路3がワイヤ21を介して接続されており、ワイヤ21によって抵抗6bがショートカットされているので、高周波回路全体の減衰量が小さくなる。
また、高周波回路の減衰量は、ワイヤ21がインダクタ成分Lcを有しているため、周波数特性を持ち、動作周波数帯域の低域(FL)で減衰量が小さく、動作周波数帯域の高域(FH)で減衰量が大きくなる。
図13の例では、動作周波数帯域の低域(FL)である27GHzの減衰量が3.1dB、動作周波数帯域の高域(FH)である33GHzの減衰量が3.5dBである。
図13の例では、高周波回路全体の減衰量が上記実施の形態1よりも小さくなっているが、動作周波数帯域の低域(FL)である27GHzの減衰量と、動作周波数帯域の高域(FH)である33GHzの減衰量との間に0.4dBの偏差が生じている。
図14はこの発明の実施の形態2による高周波回路を示す構成図であり、図15はこの発明の実施の形態2による高周波回路の等価回路を示す回路図である。図14及び図15では、ワイヤ14,16の本数が1本である例を示している。
図16はこの発明の実施の形態2による高周波回路における減衰量の周波数特性の一例を示す説明図である。
このように、動作周波数帯域の低域(FL)での減衰量の増加が、動作周波数帯域の高域(FH)での減衰量の増加よりも大きくなることにより、ワイヤ21を装荷したことに伴う減衰量の偏差が解消され、動作周波数帯域での利得の平坦性が高められる。
図16の例では、動作周波数帯域の低域(FL)である27GHzの減衰量が4.1dB、動作周波数帯域の高域(FH)である33GHzの減衰量が4.2dBであり、動作周波数帯域内での減衰量が概ね一定になっている。
ワイヤ14,16の本数は、回路基板である高周波回路を製造する前に限らず、高周波回路を製造した後でも変更することができる。
また、ここでは、ワイヤ14,16の本数を変更する例を示しているが、ワイヤ14,16の長さを変更することで、動作周波数帯域内での減衰量が概ね一定になるようにしてもよい。
また、ワイヤ14,16の本数又は長さを変更することで、回路基板である高周波回路を製造した後でも、減衰量の偏差を調整して、動作周波数帯域内での利得平坦性を高めることができる。
上記実施の形態1では、第1の抵抗4が、抵抗6aとメタルパターン5と抵抗6bとが直列に接続されている回路である例を示しているが、第1の抵抗4の回路構成は、これに限るものではない。
この実施の形態3では、第1の抵抗4の他の回路構成を例示する。
図17の例では、第1の抵抗4が抵抗6aのみを含んでおり、線路2と線路3が抵抗6aを介して接続されている。
図18はこの発明の実施の形態3による他の高周波回路を示す構成図である。図18において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
図18の例では、第1の抵抗4が含んでいる抵抗の数は、抵抗6a,6b,6cの3つであり、第1の抵抗4は、抵抗6aとメタルパターン5aと抵抗6bとメタルパターン5bと抵抗6cとが直列に接続されている回路である。
図18では、第1の抵抗4が含んでいる抵抗の数が3つである例を示しているが、第1の抵抗4が含んでいる抵抗の数が4つ以上であってもよい。
第1の抵抗4が含んでいる1つ以上の抵抗の中で、図11及び図14に示すようなワイヤ21によってショートカットする抵抗の組み合わせを適宜変えることで、減衰量を細かく設定することができる。
この実施の形態4では、上記実施の形態1〜3における高周波回路のいずれかを高周波電力増幅器に含まれている整合回路に適用する例を説明する。
図19において、入力端子31は外部から高周波信号を入力する端子である。
入力整合回路32は入力端子31に接続される図示せぬ外部回路と、トランジスタ33との間のインピーダンス整合を図る回路である。
トランジスタ33は入力端子31から入力された高周波信号の電力を増幅する増幅素子である。
出力整合回路34はトランジスタ33と、出力端子35に接続される図示せぬ外部回路との間のインピーダンス整合を図る回路である。
出力端子35はトランジスタ33により電力が増幅された高周波信号を外部に出力する端子である。
高周波電力増幅器は、入力整合回路32が設けられていることで、トランジスタ33の入力側のインピーダンスが整合され、出力整合回路34が設けられていることで、トランジスタ33の出力側のインピーダンスが整合される。
高周波電力増幅器は、少なくとも1つの整合回路が上記実施の形態1〜3における高周波回路を含んでいることで、トランジスタ33の動作周波数帯域内で均一な減衰量を持ち、かつ、動作周波数以外の所望周波数において急峻な減衰量を持つアッテネータ機能を実現することができる。
これにより、不要発振を抑圧した上で、動作周波数帯域での利得平坦性が高い高周波電力増幅器が得られる。
上記実施の形態4では、1つのトランジスタ33を実装している高周波電力増幅器を示したが、この実施の形態5では、複数のトランジスタ33を実装している高周波電力増幅器について説明する。
入力整合回路32aは入力端子31aに接続される図示せぬ外部回路と、トランジスタ33aとの間のインピーダンス整合を図る回路である。
トランジスタ33aは入力端子31aから入力された高周波信号の電力を増幅する増幅素子である。
出力整合回路34aはトランジスタ33aの出力側のインピーダンス整合を図る回路である。
トランジスタ33bは入力整合回路32bを通過してきた高周波信号の電力を増幅する増幅素子である。
出力整合回路34bはトランジスタ33bと、出力端子35に接続される図示せぬ外部回路との間のインピーダンス整合を図る回路である。
段間回路36は出力整合回路34aと入力整合回路32bとを結合する回路である。
図20では、高周波電力増幅器が2つのトランジスタ33a,33bを実装している例を示しているが、3つ以上のトランジスタを実装しているものであってもよい。
高周波電力増幅器は、入力整合回路32a,32bが設けられていることで、トランジスタ33a,33bの入力側のインピーダンスが整合され、出力整合回路34a,34bが設けられていることで、トランジスタ33a,33bの出力側のインピーダンスが整合される。
高周波電力増幅器は、入力整合回路32a,32b、出力整合回路34a,34b及び段間回路36のうち、少なくとも1つの回路が上記実施の形態1〜3における高周波回路を含んでいることで、トランジスタ33a,33bの動作周波数帯域内で均一な減衰量を持ち、かつ、動作周波数以外の所望周波数において急峻な減衰量を持つアッテネータ機能を実現することができる。
これにより、不要発振を抑圧した上で、動作周波数帯域での利得平坦性が高い高周波電力増幅器が得られる。
Claims (11)
- 第1の線路と第2の線路が第1の抵抗を介して接続されている直列線路と、
一端が接地されている第2の抵抗と、
一端が前記第1の線路又は前記第2の線路と接続され、他端が前記第2の抵抗の他端と接続されており、前記第2の抵抗の寄生容量と共振するインダクタ成分を有する第1のワイヤと
を備えた高周波回路。 - 前記第2の抵抗の寄生容量が前記第1の抵抗の寄生容量よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の高周波回路。
- 一端が接地されている第3の抵抗と、
前記第1のワイヤの一端が前記第1の線路と接続されていれば、一端が前記第2の線路と接続されて、他端が前記第3の抵抗の他端と接続され、前記第1のワイヤの一端が前記第2の線路と接続されていれば、一端が前記第1の線路と接続されて、他端が前記第3の抵抗の他端と接続され、前記第3の抵抗の寄生容量と共振するインダクタ成分を有する第2のワイヤと
を備えたことを特徴とする請求項1記載の高周波回路。 - 前記第2及び第3の抵抗の寄生容量が前記第1の抵抗が有する寄生容量よりも大きいことを特徴とする請求項3記載の高周波回路。
- 前記第1の抵抗は、複数の抵抗部材がメタルパターンを介して直列に接続されている回路であることを特徴とする請求項1記載の高周波回路。
- 一端が前記第1の抵抗に含まれているメタルパターンと接続され、他端が前記第2の線路と接続されている第3のワイヤを備えたことを特徴とする請求項5記載の高周波回路。
- 一端が前記第1の線路と接続され、他端が前記第1の抵抗に含まれているメタルパターンと接続されている第3のワイヤを備えたことを特徴とする請求項5記載の高周波回路。
- 入力整合回路とトランジスタと出力整合回路とが直列に接続されており、
前記入力整合回路及び前記出力整合回路のうち、少なくとも1つの整合回路は、
第1の線路と第2の線路が第1の抵抗を介して接続されている直列線路と、
一端が接地されている第2の抵抗と、
一端が前記第1の線路又は前記第2の線路と接続され、他端が前記第2の抵抗の他端と接続されており、前記第2の抵抗の寄生容量と共振するインダクタ成分を有する第1のワイヤとを備えた高周波回路を含んでいることを特徴とする高周波電力増幅器。 - 前記高周波回路は、
一端が接地されている第3の抵抗と、
前記第1のワイヤの一端が前記第1の線路と接続されていれば、一端が前記第2の線路と接続されて、他端が前記第3の抵抗の他端と接続され、前記第1のワイヤの一端が前記第2の線路と接続されていれば、一端が前記第1の線路と接続されて、他端が前記第3の抵抗の他端と接続され、前記第3の抵抗の寄生容量と共振するインダクタ成分を有する第2のワイヤと
を備えたことを特徴とする請求項8記載の高周波電力増幅器。 - 入力整合回路とトランジスタと出力整合回路とが直列に接続されている回路が、段間回路を介して直列に複数接続されており、
前記入力整合回路、前記出力整合回路及び前記段間回路のうち、少なくとも1つの回路は、
第1の線路と第2の線路が第1の抵抗を介して接続されている直列線路と、
一端が接地されている第2の抵抗と、
一端が前記第1の線路又は前記第2の線路と接続され、他端が前記第2の抵抗の他端と接続されており、前記第2の抵抗の寄生容量と共振するインダクタ成分を有する第1のワイヤとを備えた高周波回路を含んでいることを特徴とする高周波電力増幅器。 - 前記高周波回路は、
一端が接地されている第3の抵抗と、
前記第1のワイヤの一端が前記第1の線路と接続されていれば、一端が前記第2の線路と接続されて、他端が前記第3の抵抗の他端と接続され、前記第1のワイヤの一端が前記第2の線路と接続されていれば、一端が前記第1の線路と接続されて、他端が前記第3の抵抗の他端と接続され、前記第3の抵抗の寄生容量と共振するインダクタ成分を有する第2のワイヤと
を備えたことを特徴とする請求項10記載の高周波電力増幅器。
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