JPWO2018070006A1 - エレベータ制御回路 - Google Patents

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Abstract

故障モードが少なく、かごドアおよび乗場ドアの少なくとも一方が開いた状態でかごが走行したことを確実に検出することができるエレベータ制御回路を得る。ドアゾーンチェック回路の第1ドアゾーンリレーおよび第2ドアゾーンリレーの少なくとも一方が非励磁であるか、または第3ドアゾーンリレーが励磁されており、かつ戸閉チェック回路のかごドアリレーおよび乗場ドアリレーの少なくとも一方が非励磁であるか、またはドアチェックリレーが励磁されている場合に非励磁となる戸開走行検出リレーを有し、戸開走行検出リレーが非励磁になった場合に、かごドアおよび乗場ドアの少なくとも一方が開いた状態でかごが走行したことを検出する戸開走行検出回路を備える。

Description

この発明は、かごドアおよび乗場ドアの少なくとも一方が開いた状態でかごが走行したことを検出するエレベータ制御回路に関する。
従来から、かごドアおよび乗場ドアが開放状態であり、かごがドアゾーンから離れた場合に、戸開走行異常と判定してかごを停止させる戸開走行保護装置を設けたエレベータシステムであって、かごドアの開放状態を検出するかごドアスイッチおよび乗場ドアの開放状態を検出する乗場ドアスイッチと、かごの速度および移動量を検出するエンコーダと、各階の階床基準位置を検出するかご位置センサと、エンコーダおよびかご位置センサの検出結果に基づき、かご位置に対して設定されたかごの速度の異常判定しきい値により、戸開走行異常を判定する安全コントローラと、を備えたエレベータシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開5516729号公報
しかしながら、特許文献1に記載のエレベータシステムでは、複数のセンサやスイッチの情報を組み合わせて、ソフトウェアによる高度な処理を行う安全コントローラを使用しているので、機器の故障モードが複雑になるという問題がある。
また、特許文献1に記載のエレベータシステムでは、巻上機の綱車に対してロープが滑った場合に、かごの速度を検出することができないので、戸開走行異常を判定することができなくなるという問題もある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、故障モードが少なく、かごドアおよび乗場ドアの少なくとも一方が開いた状態でかごが走行したことを確実に検出することができるエレベータ制御回路を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータ制御回路は、かごドアおよび乗場ドアの少なくとも一方が開いた状態でかごが走行したことを検出するエレベータ制御回路であって、かごが、かごの着床位置を含む上部ドアゾーン内にいる場合に励磁される第1ドアゾーンリレーと、かごが、かごの着床位置を含む下部ドアゾーン内にいる場合に励磁される第2ドアゾーンリレーと、第1ドアゾーンリレーおよび第2ドアゾーンリレーが非励磁の場合に励磁される第3ドアゾーンリレーと、を有するドアゾーンチェック回路と、かごドアが閉じている場合に励磁されるかごドアリレーと、乗場ドアがすべて閉じている場合に励磁される乗場ドアリレーと、かごドアリレーおよび乗場ドアリレーが非励磁の場合に励磁されるドアチェックリレーと、を有する戸閉チェック回路と、第1ドアゾーンリレーおよび第2ドアゾーンリレーの少なくとも一方が非励磁であるか、または第3ドアゾーンリレーが励磁されており、かつかごドアリレーおよび乗場ドアリレーの少なくとも一方が非励磁であるか、またはドアチェックリレーが励磁されている場合に非励磁となる戸開走行検出リレーを有し、戸開走行検出リレーが非励磁になった場合に、かごドアおよび乗場ドアの少なくとも一方が開いた状態でかごが走行したことを検出する戸開走行検出回路と、を備えたものである。
この発明に係るエレベータ制御回路によれば、戸開走行検出回路は、ドアゾーンチェック回路の第1ドアゾーンリレーおよび第2ドアゾーンリレーの少なくとも一方が非励磁であるか、または第3ドアゾーンリレーが励磁されており、かつ戸閉チェック回路のかごドアリレーおよび乗場ドアリレーの少なくとも一方が非励磁であるか、またはドアチェックリレーが励磁されている場合に非励磁となる戸開走行検出リレーを有し、戸開走行検出リレーが非励磁になった場合に、かごドアおよび乗場ドアの少なくとも一方が開いた状態でかごが走行したことを検出する。
そのため、故障モードが少なく、かごドアおよび乗場ドアの少なくとも一方が開いた状態でかごが走行したことを確実に検出することができる。
この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路を模式的に示す機能ブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のドアゾーンチェック回路を示すリレー回路図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のドアゾーンを示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路の戸閉チェック回路を示すリレー回路図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路の戸開走行検出回路を示すリレー回路図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路の戸開走行検出リレーON故障チェック回路を示すリレー回路図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のエレベータ駆動回路を示すリレー回路図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のロープブレーキ作動回路を示すリレー回路図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のドアゾーンチェック回路の通常時の動作を示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路の戸閉チェック回路の通常時の動作を示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のドアゾーンチェック回路において、ドアゾーンセンサDZUにON故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のドアゾーンチェック回路において、ドアゾーンセンサDZDにON故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のドアゾーンチェック回路において、ドアゾーン検出リレーDZAにON故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のドアゾーンチェック回路において、ドアゾーン検出リレーDZBにON故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のドアゾーンチェック回路において、ドアゾーン検出リレーDZCにON故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のドアゾーンチェック回路において、ドアゾーンセンサDZUにOFF故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のドアゾーンチェック回路において、ドアゾーンセンサDZDにOFF故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のドアゾーンチェック回路において、ドアゾーン検出リレーDZAにOFF故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のドアゾーンチェック回路において、ドアゾーン検出リレーDZBにOFF故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のドアゾーンチェック回路において、ドアゾーン検出リレーDZCにOFF故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路の戸閉チェック回路において、かごドアスイッチGSにOFF故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路の戸閉チェック回路において、乗場ドアスイッチDSにOFF故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路の戸閉チェック回路において、戸開閉検出リレー41GにON故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路の戸閉チェック回路において、戸開閉検出リレー41DにON故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路の戸閉チェック回路において、戸開閉検出リレーDCKにON故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路の戸閉チェック回路において、戸開閉検出リレー41GにOFF故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路の戸閉チェック回路において、戸開閉検出リレー41DにOFF故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路の戸閉チェック回路において、戸開閉検出リレーDCKにOFF故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路の戸閉チェック回路において、かごドアが開き、その後閉じた場合の動作を示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路の戸閉チェック回路において、乗場ドアが開き、その後閉じた場合の動作を示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路の戸閉チェック回路を示す別のリレー回路図である。
以下、この発明に係るエレベータ制御回路の好適な実施の形態につき図面を用いて説明するが、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。
なお、この発明に係るエレベータ制御回路において、かごドアおよび乗場ドアの少なくとも一方が開いた状態でかごが走行したこととは、かごドアおよび乗場ドアの少なくとも一方が開いた状態で、何らかの異常によりかごが着床位置から離れたこと、またはかごの走行中に、何らかの異常によりかごドアおよび乗場ドアの少なくとも一方が開いたことを指すものとする。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路を模式的に示す機能ブロック図である。図1において、エレベータ制御回路100は、ドアゾーンチェック回路10、戸閉チェック回路20、戸開走行検出回路30、戸開走行検出リレーON故障チェック回路40、エレベータ駆動回路50およびロープブレーキ作動回路60を備えている。
ドアゾーンチェック回路10は、かごが、かごの着床位置を含み、かごドアおよび乗場ドアを開くことができるドアゾーン内にいるか、またはかごがドアゾーン外にいるか、もしくは構成機器が故障したかを検出する。
戸閉チェック回路20は、かごドアおよび乗場ドアが閉じているか、またはかごドアおよび乗場ドアの少なくとも一方が開いているか、もしくは構成機器が故障したかを検出する。
戸開走行検出回路30は、ドアゾーンチェック回路10および戸閉チェック回路20における検出結果に基づいて、かごドアおよび乗場ドアの少なくとも一方が開いた状態でかごが走行したか否かを検出する。また、戸開走行検出回路30は、かごドアおよび乗場ドアの少なくとも一方が開いた状態でかごが走行したことが検出された場合に、エレベータのロープブレーキを作動させて、かごを停止させる。
具体的には、戸開走行検出回路30は、ドアゾーンチェック回路10で、かごがドアゾーン外にいるか、または構成機器が故障したと検出され、かつ戸閉チェック回路20で、かごドアおよび乗場ドアの少なくとも一方が開いているか、または構成機器が故障したと検出された場合に、かごドアおよび乗場ドアの少なくとも一方が開いた状態でかごが走行したことを検出する。
なお、ロープブレーキは、非常時に主ロープを保持してかごの動きを抑制するものであり、かごがドアゾーンに停止している際に、かごドアおよび乗場ドアが開いた状態で、何らかの異常によりかごがドアゾーンから離れた場合に、ロープブレーキを作動させることにより、乗客が挟まれるのを防止することを目的とする。
戸開走行検出リレーON故障チェック回路40は、戸開走行検出回路30に設けられて、かごドアおよび乗場ドアの少なくとも一方が開いた状態でかごが走行した場合に非励磁となる戸開走行検出リレーが、ON故障したか否かを検出する。
エレベータ駆動回路50は、かごを昇降させる場合に、巻上機モータにモータ駆動用の電力を供給するともに、巻上機ブレーキにブレーキ開放用の電力を供給する。また、エレベータ駆動回路50は、かごを停止させる場合に、巻上機モータおよび巻上機ブレーキに対する電力の供給を遮断する。
例えば、エレベータ駆動回路50は、後述するロープブレーキ始動リレーがON故障したか否かを検出し、ON故障を検出した場合には、巻上機モータおよび巻上機ブレーキに対する電力を供給しない。
ロープブレーキ作動回路60は、戸開走行検出リレーが励磁されている場合に、ロープブレーキにブレーキ開放用の電力を供給する。また、ロープブレーキ作動回路60は、戸開走行検出リレーが非励磁となった場合に、ロープブレーキに対する電力の供給を遮断する。
ここで、エレベータ制御回路100は、リレーおよび接点を主体とするハードウェア回路で構成されている。以下、エレベータ制御回路100の各回路の詳細な構成について説明する。
図2は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のドアゾーンチェック回路を示すリレー回路図である。図2において、ドアゾーンチェック回路10は、ドアゾーンセンサDZU、DZD、ドアゾーン検出リレーDZA、DZB、DZC、ドアゾーン検出リレーのa接点DZAa、DZBa、DZCa、およびドアゾーン検出リレーのb接点DZAb、DZBbを有している。
ドアゾーンセンサDZUは、かごが、かごの着床位置を含む上部ドアゾーン内にいる場合にON状態になり、上部ドアゾーン外にいる場合にOFF状態になる。また、ドアゾーンセンサDZDは、かごが、かごの着床位置を含む下部ドアゾーン内にいる場合にON状態になり、下部ドアゾーン外にいる場合にOFF状態になる。
図3は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のドアゾーンを示す説明図である。図3において、図示しない昇降路には、上部ドアゾーンに対応するプレートと下部ドアゾーンに対応するプレートとが上下にずらして設置されている。また、上部ドアゾーンと下部ドアゾーンとの重なり部分が、かごドアおよび乗場ドアを開くことができるドアゾーンとなっている。
図4は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路の戸閉チェック回路を示すリレー回路図である。図4において、戸閉チェック回路20は、かごドアスイッチGS、乗場ドアスイッチDS−T、DS−N、DS−B、戸開閉検出リレー41G、41D、DCK、戸開閉検出リレーのa接点41Ga、41Da、DCKa、および戸開閉検出リレーのb接点41Gb、41Dbを有している。
かごドアスイッチGSは、かごドアが閉じている場合にON状態になり、開いている場合にOFF状態になる。また、乗場ドアスイッチDS−T、DS−N、DS−Bは、乗場ドアが閉じている場合にON状態になり、開いている場合にOFF状態になる。
なお、図4では、3個の乗場ドアスイッチを示しているが、これは模式的に示したものであり、乗場ドアスイッチは、各階床に設置されている。また、かごドアスイッチGSおよび乗場ドアスイッチDS−T、DS−N、DS−Bは、それぞれ強制開離機構付スイッチであり、ON故障が発生することは、想定しなくてもよい。
図5は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路の戸開走行検出回路を示すリレー回路図である。図5において、戸開走行検出回路30は、戸開走行検出リレーGTS、GTSX、戸開走行検出リレーのa接点GTSa、GTSXa、ロープブレーキ始動リレーPFのa接点PFa、ドアゾーン検出リレーのa接点DZAa、DZBa、ドアゾーン検出リレーのb接点DZCb、戸開閉検出リレーのa接点41Ga、41Da、および戸開閉検出リレーのb接点DCKbを有している。
図6は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路の戸開走行検出リレーON故障チェック回路を示すリレー回路図である。図6において、戸開走行検出リレーON故障チェック回路40は、ロープブレーキ始動リレーPF、ロープブレーキ始動リレーPFのa接点PFa、戸開走行検出リレーのb接点GTSb、GTSXb、およびトランジスタDPFを有している。
図7は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のエレベータ駆動回路を示すリレー回路図である。図7において、エレベータ駆動回路50は、巻上機モータ駆動コンタクタ5、巻上機ブレーキ開放コンタクタLB、巻上機モータ駆動コンタクタ5のa接点5a、ロープブレーキ始動リレーPFのb接点PFb、トランジスタD5およびトランジスタDLBを有している。
図8は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のロープブレーキ作動回路を示すリレー回路図である。図8において、ロープブレーキ作動回路60は、ロープブレーキ開放リレーS、および戸開走行検出リレーのa接点GTSa、GTSXaを有している。
以下、上記構成のエレベータ制御回路100の各リレー回路の動作について説明する。まず、図2とともに、図9のシーケンス図を参照しながら、かごが上昇している場合のドアゾーンチェック回路10の通常時の動作について説明する。なお、以下の各シーケンス図において、斜線部分はON状態、斜線以外の部分はOFF状態を示している。
図2、9において、エレベータの電源が投入されると、ドアゾーンセンサDZU、DZDはON状態であるものの、a接点DZAa、DZBaが開いているので、図中3段目のドアゾーン検出リレーDZC(第3ドアゾーンリレー)が励磁され、a接点DZCaが閉じる。a接点DZCaが閉じると、図中1段目のドアゾーン検出リレーDZA(第1ドアゾーンリレー)が励磁され、a接点DZAaが閉じる。
a接点DZAaが閉じると、図中2段目のドアゾーン検出リレーDZB(第2ドアゾーンリレー)が励磁され、a接点DZBaが閉じる。a接点DZAa、DZBaが閉じると、b接点DZAb、DZBbが開くので、ドアゾーン検出リレーDZCが非励磁となって、a接点DZCaが開く。
その後、かごが上昇して、ドアゾーンセンサDZDがOFF状態になると、ドアゾーン検出リレーDZBが非励磁となって、a接点DZBaが開く。また、さらにかごが上昇して、ドアゾーンセンサDZUがOFF状態になると、ドアゾーン検出リレーDZAが非励磁となって、a接点DZAaが開く。
このとき、b接点DZAb、DZBbが閉じているので、ドアゾーン検出リレーDZCが励磁され、a接点DZCaが閉じる。その後、かごが上昇して、再度ドアゾーンセンサDZU、DZDがON状態になると、上述したように、ドアゾーン検出リレーDZA、DZBが励磁され、a接点DZAa、DZBaが閉じる。なお、かごが下降する場合も、ドアゾーンチェック回路10は、同様に動作する。
すなわち、図2、9より、かごが、かごドアおよび乗場ドアを開くことができるドアゾーン内にいる場合には、ドアゾーン検出リレーのa接点DZAa、DZBa、およびドアゾーン検出リレーのb接点DZCbがすべて閉じた状態になっている。また、エレベータの電源投入時には、通常、かごはドアゾーン内にいる。
続いて、図4とともに、図10のシーケンス図を参照しながら、戸閉チェック回路20の通常時の動作について説明する。図4、10において、エレベータの電源が投入されると、かごドアスイッチGS、乗場ドアスイッチDS−T、DS−N、DS−BはON状態であるものの、a接点41Ga、41Daが開いている。
そのため、図中3段目の戸開閉検出リレーDCK(ドアチェックリレー)が励磁され、a接点DCKaが閉じる。a接点DCKaが閉じると、図中1段目の戸開閉検出リレー41G(かごドアリレー)が励磁され、a接点41Gaが閉じる。
a接点41Gaが閉じると、図中2段目の戸開閉検出リレー41D(乗場ドアリレー)が励磁され、a接点41Daが閉じる。a接点41Ga、41Daが閉じると、b接点41Gb、41Dbが開くので、戸開閉検出リレーDCKが非励磁となって、a接点DCKaが開く。
その後、乗場ドアが開いて、乗場ドアスイッチDS−T、DS−N、DS−BがOFF状態になると、戸開閉検出リレー41Dが非励磁となって、a接点41Daが開く。また、かごドアが開いて、かごドアスイッチGSがOFF状態になると、戸開閉検出リレー41Gが非励磁となって、a接点41Gaが開く。
このとき、b接点41Gb、41Dbが閉じているので、戸開閉検出リレーDCKが励磁され、a接点DCKaが閉じる。その後、乗場ドアおよびかごドアが閉じて、かごドアスイッチGS、乗場ドアスイッチDS−T、DS−N、DS−BがON状態になると、上述したように、戸開閉検出リレー41G、41Dが励磁され、a接点41Ga、41Daが閉じる。
すなわち、図4、10より、かごドアおよび乗場ドアがすべて閉じている場合には、戸開閉検出リレーのa接点41Ga、41Da、および戸開閉検出リレーのb接点DCKbがすべて閉じた状態になっている。また、エレベータの電源投入時には、通常、かごドアおよび乗場ドアはすべて閉じている。
次に、図6を参照しながら、戸開走行検出リレーON故障チェック回路40の動作について説明する。図6において、エレベータの電源が投入されると、トランジスタDPFに対して、図示しないエレベータ制御盤からロープブレーキの始動指令が出力される。
このとき、b接点GTSb、GTSXbが閉じているので、ロープブレーキ始動リレーPFが励磁され、a接点PFaが閉じる。なお、図5に示した戸開走行検出リレーGTS、GTSXのいずれかがON故障している場合には、b接点GTSb、GTSXbのいずれかが開くので、ロープブレーキ始動リレーPFは励磁されず、後述するように、ロープブレーキは始動されない。
ここで、ロープブレーキの始動指令は、エレベータの電源投入時に、あらかじめ任意に設定される時間、一度だけトランジスタDPFをONする指令である。そのため、一度ロープブレーキ始動リレーPFが励磁された後、トランジスタDPFがOFFすることにより、ロープブレーキ始動リレーPFは非励磁となって、a接点PFaが開く。
続いて、図7を参照しながら、エレベータ駆動回路50の動作について説明する。図7において、エレベータの電源が投入され、図6に示したロープブレーキ始動リレーPFが一度励磁された後、ロープブレーキ始動リレーPFが非励磁となった以降は、b接点PFbが閉じた状態を継続している。
このとき、トランジスタD5に対して、エレベータ制御盤から巻上機モータの駆動指令が出力されると、b接点PFbが閉じているので、巻上機モータ駆動コンタクタ5が励磁され、巻上機モータが駆動されるとともに、a接点5aが閉じる。
また、この状態で、トランジスタDLBに対して、エレベータ制御盤から巻上機ブレーキの開放指令が出力されると、a接点5aが閉じているので、巻上機ブレーキ開放コンタクタLBが励磁され、巻上機ブレーキが開放される。
なお、図6に示したロープブレーキ始動リレーPFがON故障している場合には、b接点PFbが開くので、巻上機モータ駆動コンタクタ5は励磁されず、巻上機モータは駆動されない。また、巻上機モータ駆動コンタクタ5が励磁されない場合には、a接点5aが閉じないので、巻上機ブレーキ開放コンタクタLBも励磁されず、巻上機ブレーキは開放されない。
次に、図5を参照しながら、戸開走行検出回路30の動作について説明する。図5において、エレベータの電源が投入され、図6に示したロープブレーキ始動リレーPFが励磁されると、a接点PFaが閉じる。
ここで、上述したように、エレベータの電源投入時には、通常、かごはドアゾーン内にいて、かごドアおよび乗場ドアはすべて閉じていることから、a接点DZAa、DZBa、およびb接点DZCbがすべて閉じており、a接点41Ga、41Da、およびb接点DCKbがすべて閉じている。
そのため、戸開走行検出リレーGTS、GTSXが励磁され、a接点GTSa、GTSXaが閉じる。なお、ロープブレーキ始動リレーPFが非励磁となった後であっても、a接点GTSa、GTSXaが閉じているので、戸開走行検出回路30は保持される。
また、図5において、a接点DZAa、DZBa、およびb接点DZCbの少なくとも1つ開き、かつa接点41Ga、41Da、およびb接点DCKbの少なくとも1つが開いた場合に、戸開走行検出リレーGTS、GTSXが非励磁となって、a接点GTSa、GTSXaが開く。
具体的には、かごがドアゾーン外にいるか、またはドアゾーンチェック回路10の構成機器が故障したことにより、a接点DZAa、DZBa、およびb接点DZCbの少なくとも1つが開く。また、かごドアおよび乗場ドアの少なくとも一方が開いているか、または戸閉チェック回路20構成機器が故障したことにより、a接点41Ga、41Da、およびb接点DCKbの少なくとも1つが開く。
すなわち、例えばかごドアおよび乗場ドアの少なくとも一方が開いた状態でかごが走行し、ドアゾーンを外れた場合には、a接点DZAa、DZBa、およびb接点DZCbの少なくとも1つが開き、a接点41Ga、41Da、およびb接点DCKbの少なくとも1つが開くことから、戸開走行検出リレーGTS、GTSXが非励磁となる。
また、ドアゾーンチェック回路10の構成機器が故障した状態で、かごドアおよび乗場ドアの少なくとも一方が開いた場合にも、a接点DZAa、DZBa、およびb接点DZCbの少なくとも1つが開き、a接点41Ga、41Da、およびb接点DCKbの少なくとも1つが開くことから、戸開走行検出リレーGTS、GTSXが非励磁となる。なお、ドアゾーンチェック回路10の構成機器の故障状態については、後述する。
また、戸閉チェック回路20の構成機器が故障した状態でかごが走行し、ドアゾーンを外れた場合にも、a接点DZAa、DZBa、およびb接点DZCbの少なくとも1つが開き、a接点41Ga、41Da、およびb接点DCKbの少なくとも1つが開くことから、戸開走行検出リレーGTS、GTSXが非励磁となる。なお、戸閉チェック回路20の構成機器の故障状態については、後述する。
なお、上述したように、ロープブレーキの始動指令は、一度だけトランジスタDPFをONする指令であることから、エレベータの電源が継続している限り、図6に示したロープブレーキ始動リレーPFが再度励磁されることはない。そのため、a接点PFaが再度閉じることもなく、a接点GTSa、GTSXaが開いた状態が維持される。
続いて、図8を参照しながら、ロープブレーキ作動回路60の動作について説明する。図8において、エレベータの電源が投入され、図6に示したロープブレーキ始動リレーPFが励磁されて、図5に示した戸開走行検出リレーGTS、GTSXが励磁されると、a接点GTSa、GTSXaが閉じる。これにより、ロープブレーキ開放リレーSが励磁され、ロープブレーキが開放される。
なお、図5に示したa接点DZAa、DZBa、およびb接点DZCbの少なくとも1つが開き、かつa接点41Ga、41Da、およびb接点DCKbの少なくとも1つが開いたことにより、a接点GTSa、GTSXaが開いた場合には、ロープブレーキ開放リレーSが非励磁となり、ロープブレーキが作動して、かごが停止される。
また、図5に示した戸開走行検出リレーGTS、GTSXのいずれかがON故障している場合には、図6に示したb接点GTSb、GTSXbのいずれかが開くので、ロープブレーキ始動リレーPFは励磁されない。そのため、図5に示したa接点GTSa、GTSXaがともに閉じることはなく、ロープブレーキ開放リレーSが非励磁のままで、ロープブレーキは始動しない。
以下、図2とともに、図11〜20のシーケンス図を参照しながら、かごが上昇している場合において、ドアゾーンチェック回路10の構成機器に故障が発生した場合の動作について説明する。
図11は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のドアゾーンチェック回路において、ドアゾーンセンサDZUにON故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。図2、11において、ドアゾーンセンサDZUにON故障が発生すると、a接点DZAaが閉じたままで、a接点DZBaが閉じなくなる。すなわち、図5に示したa接点DZBaが開いた状態になる。
図12は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のドアゾーンチェック回路において、ドアゾーンセンサDZDにON故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。図2、12において、ドアゾーンセンサDZDにON故障が発生すると、a接点DZBaが閉じたままで、a接点DZAaが閉じなくなる。すなわち、図5に示したa接点DZAaが開いた状態になる。
図13は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のドアゾーンチェック回路において、ドアゾーン検出リレーDZAにON故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。図2、13において、ドアゾーン検出リレーDZAにON故障が発生すると、a接点DZAaが閉じたままで、a接点DZBaが閉じなくなる。すなわち、図5に示したa接点DZBaが開いた状態になる。
図14は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のドアゾーンチェック回路において、ドアゾーン検出リレーDZBにON故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。図2、14において、ドアゾーン検出リレーDZBにON故障が発生すると、a接点DZBaが閉じたままで、a接点DZAaが閉じなくなる。すなわち、図5に示したa接点DZAaが開いた状態になる。
図15は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のドアゾーンチェック回路において、ドアゾーン検出リレーDZCにON故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。図2、15において、ドアゾーン検出リレーDZCにON故障が発生すると、a接点DZCaが開かなくなる。すなわち、図5に示したb接点DZCbが開いた状態になる。
図16は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のドアゾーンチェック回路において、ドアゾーンセンサDZUにOFF故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。図2、16において、ドアゾーンセンサDZUにOFF故障が発生すると、a接点DZAa、DZBaが閉じなくなる。すなわち、図5に示したa接点DZAa、DZBaが開いた状態になる。
図17は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のドアゾーンチェック回路において、ドアゾーンセンサDZDにOFF故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。図2、17において、ドアゾーンセンサDZDにOFF故障が発生すると、a接点DZBaが閉じなくなる。すなわち、図5に示したa接点DZBaが開いた状態になる。
図18は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のドアゾーンチェック回路において、ドアゾーン検出リレーDZAにOFF故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。図2、18において、ドアゾーン検出リレーDZAにOFF故障が発生すると、a接点DZAa、DZBaが閉じなくなる。すなわち、図5に示したa接点DZAa、DZBaが開いた状態になる。
図19は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のドアゾーンチェック回路において、ドアゾーン検出リレーDZBにOFF故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。図2、19において、ドアゾーン検出リレーDZBにOFF故障が発生すると、a接点DZBaが閉じなくなる。すなわち、図5に示したa接点DZBaが開いた状態になる。
図20は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路のドアゾーンチェック回路において、ドアゾーン検出リレーDZCにOFF故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。図2、20において、ドアゾーン検出リレーDZCにOFF故障が発生すると、a接点DZAa、DZBaが閉じなくなる。すなわち、図5に示したa接点DZAa、DZBaが開いた状態になる。
以下、図4とともに、図21〜28のシーケンス図を参照しながら、戸閉チェック回路20の構成機器に故障が発生した場合の動作について説明する。なお、上述したように、かごドアスイッチGSおよび乗場ドアスイッチDSは、それぞれ強制開離機構付スイッチであり、ON故障が発生することは、想定しなくてもよい。
図21は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路の戸閉チェック回路において、かごドアスイッチGSにOFF故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。図4、21において、かごドアスイッチGSにOFF故障が発生すると、a接点41Ga、41Daが閉じなくなる。すなわち、図5に示したa接点41Ga、41Daが開いた状態になる。
図22は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路の戸閉チェック回路において、乗場ドアスイッチDSにOFF故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。図4、22において、乗場ドアスイッチDSにOFF故障が発生すると、a接点41Daが閉じなくなる。すなわち、図5に示したa接点41Daが開いた状態になる。
図23は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路の戸閉チェック回路において、戸開閉検出リレー41GにON故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。図4、23において、戸開閉検出リレー41GにON故障が発生すると、a接点41Gaが閉じたままで、a接点41Daが閉じなくなる。すなわち、図5に示したa接点41Daが開いた状態になる。
図24は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路の戸閉チェック回路において、戸開閉検出リレー41DにON故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。図4、24において、戸開閉検出リレー41DにON故障が発生すると、a接点41Daが閉じたままで、a接点41Gaが閉じなくなる。すなわち、図5に示したa接点41Gaが開いた状態になる。
図25は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路の戸閉チェック回路において、戸開閉検出リレーDCKにON故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。図4、25において、戸開閉検出リレーDCKにON故障が発生すると、a接点DCKaが開かなくなる。すなわち、図5に示したb接点DZKbが開いた状態になる。
図26は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路の戸閉チェック回路において、戸開閉検出リレー41GにOFF故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。図4、26において、戸開閉検出リレー41GにOFF故障が発生すると、a接点41Ga、41Daが閉じなくなる。すなわち、図5に示したa接点41Ga、41Daが開いた状態になる。
図27は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路の戸閉チェック回路において、戸開閉検出リレー41DにOFF故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。図4、27において、戸開閉検出リレー41DにOFF故障が発生すると、a接点41Daが閉じなくなる。すなわち、図5に示したa接点41Daが開いた状態になる。
図28は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御回路の戸閉チェック回路において、戸開閉検出リレーDCKにOFF故障が発生した場合の動作を示すシーケンス図である。図4、28において、戸開閉検出リレーDCKにOFF故障が発生すると、a接点41Ga、41Daが閉じなくなる。すなわち、図5に示したa接点41Ga、41Daが開いた状態になる。
以上のように、実施の形態1によれば、戸開走行検出回路は、ドアゾーンチェック回路の第1ドアゾーンリレーおよび第2ドアゾーンリレーの少なくとも一方が非励磁であるか、または第3ドアゾーンリレーが励磁されており、かつ戸閉チェック回路のかごドアリレーおよび乗場ドアリレーの少なくとも一方が非励磁であるか、またはドアチェックリレーが励磁されている場合に非励磁となる戸開走行検出リレーを有し、戸開走行検出リレーが非励磁になった場合に、かごドアおよび乗場ドアの少なくとも一方が開いた状態でかごが走行したことを検出する。
ここで、ドアゾーンチェック回路、戸閉チェック回路および戸開走行検出回路をそれぞれリレー回路で構成することにより、ソフトウェアによる処理を行うコントローラ等と比較して、故障モードを少なくすることができる。
そのため、故障モードが少なく、かごドアおよび乗場ドアの少なくとも一方が開いた状態でかごが走行したことを確実に検出することができる。
なお、上記実施の形態1で示した戸閉チェック回路20において、かごの走行中に、何らかの異常によりかごドアが開き、戸開走行が検出されてロープブレーキが作動した場合であっても、その後かごドアを閉じ、安全確認をして、ロープブレーキ始動リレーPFを励磁することにより、通常時の動作に復帰させることができる。
以下、図4とともに、図29のシーケンス図を参照しながら、戸閉チェック回路20において、かごドアが開き、その後閉じた場合の動作について説明する。図4、29において、a接点41Gaが閉じた後、かごドアが開いて、かごドアスイッチGSがOFF状態になると、戸開閉検出リレー41Gが非励磁となって、a接点41Gaが開く。
これにより、乗場ドアが閉じている場合であっても、戸開閉検出リレー41Dが非励磁となって、a接点41Daが開く。このとき、b接点41Gb、41Dbが閉じているので、戸開閉検出リレーDCKが励磁され、a接点DCKaが閉じる。
その後、かごドアが閉じて、かごドアスイッチGS、乗場ドアスイッチDS−T、DS−N、DS−BがON状態になると、上述したように、戸開閉検出リレー41G、41Dが励磁され、a接点41Ga、41Daが閉じる。
すなわち、図4、29より、かごの走行中に、何らかの異常によりかごドアが開き、戸開走行が検出されてロープブレーキが作動した場合であっても、その後かごドアを閉じることにより、図5に示した戸開閉検出リレーのa接点41Ga、41Da、および戸開閉検出リレーのb接点DCKbがすべて閉じた状態に戻るので、安全確認をして、ロープブレーキ始動リレーPFを励磁することにより、通常時の動作に復帰させることができる。
一方、上記実施の形態1で示した戸閉チェック回路20において、かごの走行中に、何らかの異常により乗場ドアが開き、戸開走行が検出されてロープブレーキが作動した場合には、その後乗場ドアを閉じ、安全確認をして、ロープブレーキ始動リレーPFを励磁しても、通常時の動作に復帰させることはできない。
以下、図4とともに、図30のシーケンス図を参照しながら、戸閉チェック回路20において、乗場ドアが開き、その後閉じた場合の動作について説明する。図4、30において、a接点41Ga、41Daが閉じた後、乗場ドアが開いて、乗場ドアスイッチDS−T、DS−N、DS−BのいずれかがOFF状態になると、戸開閉検出リレー41Dが非励磁となって、a接点41Daが開く。
このとき、a接点41Gaは閉じたままなので、b接点41Gb、41Dbが閉じることはなく、戸開閉検出リレーDCKが励磁されることもない。そのため、その後、乗場ドアを閉じたとしても、戸開閉検出リレー41Dが励磁されることはなく、a接点41Daが閉じることもない。
すなわち、図4、30より、かごの走行中に、何らかの異常により乗場ドアが開き、戸開走行が検出されてロープブレーキが作動した場合には、その後乗場ドアを閉じたとしても、図5に示した戸開閉検出リレーのa接点41Ga、41Da、および戸開閉検出リレーのb接点DCKbがすべて閉じた状態に戻ることはなく、安全確認をして、ロープブレーキ始動リレーPFを励磁しても、通常時の動作に復帰させることはできない。
なお、上記実施の形態1で示した戸閉チェック回路20では、上述したように、かごの走行中に、かごドアが開き、戸開走行が検出されてロープブレーキが作動した場合であっても、その後かごドアを閉じ、安全確認をして、ロープブレーキ始動リレーPFを励磁することにより、通常時の動作に復帰させることができ、乗場ドアが開き、戸開走行が検出されてロープブレーキが作動した場合には、その後乗場ドアを閉じ、安全確認をして、ロープブレーキ始動リレーPFを励磁しても、通常時の動作に復帰させることはできない。
しかしながら、図31に示した戸閉チェック回路20Aのように、かごドアスイッチGS、乗場ドアスイッチDS−T、DS−N、DS−B、戸開閉検出リレー41G、41D、戸開閉検出リレーのa接点41Ga、41Da、および戸開閉検出リレーのb接点41Gb、41Dbを、戸閉チェック回路20に対して入れ替えることを考える。
この場合には、戸閉チェック回路20とは逆に、かごの走行中に、乗場ドアが開き、戸開走行が検出されてロープブレーキが作動した場合であっても、その後乗場ドアを閉じ、安全確認をして、ロープブレーキ始動リレーPFを励磁することにより、通常時の動作に復帰させることができ、かごドアが開き、戸開走行が検出されてロープブレーキが作動した場合には、その後かごドアを閉じ、安全確認をして、ロープブレーキ始動リレーPFを励磁しても、通常時の動作に復帰させることはできない構成とすることができる。

Claims (8)

  1. かごドアおよび乗場ドアの少なくとも一方が開いた状態でかごが走行したことを検出するエレベータ制御回路であって、
    前記かごが、前記かごの着床位置を含む上部ドアゾーン内にいる場合に励磁される第1ドアゾーンリレーと、
    前記かごが、前記かごの着床位置を含む下部ドアゾーン内にいる場合に励磁される第2ドアゾーンリレーと、
    前記第1ドアゾーンリレーおよび前記第2ドアゾーンリレーが非励磁の場合に励磁される第3ドアゾーンリレーと、
    を有するドアゾーンチェック回路と、
    前記かごドアが閉じている場合に励磁されるかごドアリレーと、
    前記乗場ドアがすべて閉じている場合に励磁される乗場ドアリレーと、
    前記かごドアリレーおよび前記乗場ドアリレーが非励磁の場合に励磁されるドアチェックリレーと、
    を有する戸閉チェック回路と、
    前記第1ドアゾーンリレーおよび前記第2ドアゾーンリレーの少なくとも一方が非励磁であるか、または前記第3ドアゾーンリレーが励磁されており、かつ前記かごドアリレーおよび前記乗場ドアリレーの少なくとも一方が非励磁であるか、または前記ドアチェックリレーが励磁されている場合に非励磁となる戸開走行検出リレー
    を有し、前記戸開走行検出リレーが非励磁になった場合に、前記かごドアおよび前記乗場ドアの少なくとも一方が開いた状態で前記かごが走行したことを検出する戸開走行検出回路と、
    を備えたエレベータ制御回路。
  2. 前記戸開走行検出リレーが非励磁になった場合に非励磁となって、エレベータのロープブレーキを作動させるロープブレーキ開放リレーを有するロープブレーキ作動回路
    をさらに備えた請求項1に記載のエレベータ制御回路。
  3. 前記戸開走行検出リレーがON故障している場合に非励磁となって、エレベータのロープブレーキを始動させないロープブレーキ始動リレーを有する戸開走行検出リレーON故障チェック回路
    をさらに備えた請求項1または請求項2に記載のエレベータ制御回路。
  4. 前記戸閉チェック回路は、前記かごドアリレーのみが非励磁となり、前記ロープブレーキが作動した場合であっても、その後前記かごドアリレーが励磁され、前記ロープブレーキ始動リレーが励磁されれば、前記戸開走行検出リレーが励磁され、前記ロープブレーキが作動解除した状態になる
    請求項3に記載のエレベータ制御回路。
  5. 前記戸閉チェック回路は、前記乗場ドアリレーのみが非励磁となり、前記ロープブレーキが作動した場合であっても、その後前記乗場ドアリレーが励磁され、前記ロープブレーキ始動リレーが励磁されれば、前記戸開走行検出リレーが励磁され、前記ロープブレーキが作動解除した状態になる
    請求項3に記載のエレベータ制御回路。
  6. 前記戸開走行検出回路は、前記第1ドアゾーンリレー、前記第2ドアゾーンリレーおよび前記第3ドアゾーンリレーの接点の開閉状態に基づいて、前記ドアゾーンチェック回路の構成機器の故障状態を検出する
    請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のエレベータ制御回路。
  7. 前記戸開走行検出回路は、前記かごドアリレー、前記乗場ドアリレーおよび前記ドアチェックリレーの接点の開閉状態に基づいて、前記戸閉チェック回路の構成機器の故障状態を検出する
    請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のエレベータ制御回路。
  8. 前記戸開走行検出回路は、前記戸開走行検出リレーが非励磁になった場合に、前記戸開走行検出リレーが非励磁になった状態を保持する
    請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のエレベータ制御回路。
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