JP2012126558A - エレベータ乗りかごの制御装置 - Google Patents

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潤 鳥谷部
Masaya Furuhashi
昌也 古橋
Hironori Fukada
裕紀 深田
Akira Iwamoto
晃 岩本
Naoki Takayama
直樹 高山
Koichi Yamashita
幸一 山下
Kimito Nakagawa
公人 中川
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Abstract

【課題】CUMPの実現が可能で、しかも高い精度で着床制御ができるエレベータ乗りかごの制御装置を提供する。
【解決手段】1枚の遮蔽部材11が、ドアゾーン検出領域部34、ドアゾーン上端−リレベリングゾーン下端検出領域部35、ドアゾーン下端−リレベリングゾーン上端検出領域部36を並設し、光電式位置検出器10は、ドアゾーン検出領域部34のドアゾーン下端とドアゾーン上端を検出する第1検出部101A、ドアゾーン上端−リレベリングゾーン下端検出領域部35のリレベリングゾーン下端とドアゾーン上端を検出する第2検出部102A、ドアゾーン下端−リレベリングゾーン上端検出領域部36のドアゾーン下端とリレベリングゾーン上端を検出する第3検出部103Aを有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、各階の昇降口付近に設けた遮蔽部材と、その遮蔽部材を検出することでエレベータ乗りかごの位置を検出する光電式位置検出器を用いた、エレベータ乗りかごの制御装置に関するものである。
リレベリング制御の有無により、各階の昇降口毎に設ける遮蔽部材は、ドアゾーンを検出するためにドアゾーン寸法に切り出したドアゾーン部と、上下片側をエレベータ乗りかごとホール側との段差を解消するリレベリング制御するための寸法に切り欠き、もう片側をドアゾーン寸法としたリレベリング部からなる、一枚の切り欠き有りの遮蔽部材、またはドアゾーン部のみを有する遮蔽部材を使用していた。
このため、エレベータ乗りかごの着床制御は、切り欠いた遮蔽部材とドアゾーン部のみの切り欠き無し遮蔽部材の両方使用時にも対応できるように、エレベータ乗りかごの上昇時または下降時に遮蔽部材のドアゾーン部の端部を光電式位置検出器で検出することにより着床制御を行っていた。
特開2004−67252号公報
しかし、前述した従来技術において、エレベータ乗りかごの上昇時または下降時に、切り欠き有りの遮蔽部材および切り欠き無しの遮蔽部材のドアゾーン部端部を光電式位置検出器が検出することにより行う着床制御は、ドアゾーン端部を検出してから実際に停止処理を行うまでに距離があるため、着床制御の精度にバラつきがあり、高精度の着床制御ができない。
また、CUMP(ドア開走行制止装置)が法律により義務付けられたため、エレベータの駆動装置等に故障が生じ、エレベータ乗りかご側ドアおよび乗り場側ドアすべての入り口のドアが閉じる前にエレベータ乗りかごが昇降したとき、自動的にエレベータ乗りかごの走行を制止する装置をハード構成により実現する必要がある。
本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解消し、CUMP(ドア開走行制止装置)の実現が可能で、しかも高い精度で着床制御ができるエレベータ乗りかごの制御装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、エレベータ乗りかごと、前記エレベータ乗りかごを昇降する電動機と、前記エレベータ乗りかごの昇降路内で各着床階の昇降口毎に設けた遮蔽部材と、前記エレベータ乗りかごに取り付けられて前記遮蔽部材を光学的に検出することで前記エレベータ乗りかごの位置を検出する光電式位置検出器を備えたエレベータ乗りかごの制御装置を対象とするものである。
そして本発明の第1の手段は、
前記遮蔽部材が1枚の部材からなり、
前記エレベータ乗りかごの昇降方向に延びて、ドアゾーン下端とドアゾーン上端を有し、エレベータのドアゾーンを検出するためのドアゾーン寸法に設定されたドアゾーン検出領域部と、
前記エレベータ乗りかごの昇降方向に沿って、エレベータ乗りかごと前記着床階の段差を解消するために設定されたリレベリングゾーンの下端から前記ドアゾーン検出領域部のドアゾーン上端と同じ位置まで延びたドアゾーン上端−リレベリングゾーン下端検出領域部と、
前記エレベータ乗りかごの昇降方向に沿って、前記ドアゾーン検出領域部のドアゾーン下端と同じ位置から前記リレベリングゾーンの上端まで延びたドアゾーン下端−リレベリングゾーン上端検出領域部を、前記エレベータ乗りかごの昇降方向と直交する方向に並べて設け、
前記光電式位置検出器は、
前記ドアゾーン検出領域部のドアゾーン下端ならびにドアゾーン上端を検出する第1検出部と、
前記ドアゾーン上端−リレベリングゾーン下端検出領域部のリレベリングゾーン下端ならびにドアゾーン上端を検出する第2検出部と、
前記ドアゾーン下端−リレベリングゾーン上端検出領域部のドアゾーン下端ならびにリレベリングゾーン上端を検出する第3検出部を有し、
前記ドアゾーンの下端を前記第1検出部ならびに第3検出部で検出し、
前記ドアゾーンの上端を前記第1検出部ならびに第2検出部で検出し、
前記リレベリングゾーンの下端を前記第2検出部で検出し、
前記リレベリングゾーンの上端を前記第3検出部で検出する構成になっていることを特徴とするものである。
本発明の第2の手段は前記第1の手段において、
前記エレベータ乗りかごに設置されている乗りかご側ドアの開閉を検出する乗りかご側ドアスイッチと、
前記各着床階に設置されている乗り場側ドアの開閉を検出する乗り場側ドアスイッチを有し、
前記光電式位置検出器の第1ないし第3検出部からの検出信号と、前記乗りかご側ドアスイッチからの開閉信号と、前記乗り場側ドアスイッチからの開閉信号に基づいて、前記乗りかご側ドアおよび乗り場側ドアが閉じる前にエレベータ乗りかごが昇降したときにエレベータ乗りかごを制止するドア開走行制止用制御部を設けたことを特徴とするものである。
前記第1の手段は前述のような構成になっており、1枚の遮蔽部材の中にドアゾーン部と、そのドアゾーン部の中間部にリレベリングゾーン部が設けられており、前記リレベリングゾーン部の端部を光電式位置検出器にて検出することにより、その端部を検出してからエレベータ乗りかごに対して停止処理指令を出力するまでの距離がより短くなくため、精度の高い着床制御およびリレベリング制御を行うことができる。
また、前記第2の手段は前述のような構成になっており、光電式位置検出器の第1ないし第3検出部からの検出信号と、乗りかご側ドアスイッチの開閉信号と、乗り場側ドアスイッチの開閉信号に基づいて、乗りかご側ドアおよび乗り場側ドアが閉じる前にエレベータ乗りかごが昇降したときにエレベータ乗りかごを制止することができる。
本発明の実施形態に係るエレベータの全体の概略構成図である。 本発明の実施形態で用いられる光電式位置検出器の拡大平面図である。 本発明の実施形態で用いられる遮蔽部材の拡大正面図である。 本発明の実施形態において、エレベータ乗りかごが着床レベル上で停止している状態での光電式位置検出器と遮蔽部材の対応関係を示している図である。 本発明の実施形態に係るCUMP(ドア開走行制止装置)の回路図である。
次に本発明の実施形態を図面と共に説明する。図1は本発明の実施形態に係るエレベータの全体の概略構成図、図2はその実施形態で用いられる光電式位置検出器の拡大平面図、図3は本実施形態で用いられる遮蔽部材の拡大正面図、図4はエレベータ乗りかごが着床レベル上で停止している状態での光電式位置検出器と遮蔽部材の対応関係を示している図、図5はCUMP(ドア開走行制止装置)の回路図である。
図1に示すように、商用電源1より3相交流電源を供給し、コンバータ2で3相交流から直流電源に変換して、S(電磁接触器)の接点7Aを介してインバータ3でスイッチングを行うことで、電圧および周波数を制御して電動機4を回転駆動する。この電動機4の回転により、ロープで繋がっているエレベータ乗りかご15とつり合いおもり5が上昇あるいは下降する。
前記電動機4のブレーキ6は、前記商用電源1より単相交流電源をAVR9へ入力してブレーキ電源を出力して、BD(電磁接触器)の接点8AおよびS(電磁接触器)の接点7Aを介してコイルの吸引・励磁を制御している。
エレベータ乗りかご15の上部には、光電式位置検出器10が設置されている。図2は本実施形態で用いられる光電式位置検出器10の拡大平面図である。同図に示すように光電式位置検出器10の平面形状はコの字形をしており、発光部22と受光部23が所定の隙間をおいて対向するように配置されている。
前記発光部22には、エレベータ乗りかご15の昇降方向X(図1,3参照)と直交する方向に沿って第1発光素子24,第2発光素子25,第3発光素子26が所定の間隔をおいて列設されている。また、受光部23には、前記第1発光素子24,第2発光素子25,第3発光素子26と対向して第1受光素子27,第2受光素子28,第3受光素子29が列設されている。
各第1発光素子24,第2発光素子25,第3発光素子26から照射された検出光30は第1受光素子27,第2受光素子28,第3受光素子29によって各々受光されるようになっている。従ってこの光電式位置検出器10は、3光軸の光電式位置検出器となっている。
図3の下側部分に示すように、前記第1発光素子24と第1受光素子27によって第1DZ1検出部101Aが、前記第2発光素子25と第2受光素子28によって第2DZ2A検出部102Aが、前記第3発光子26と第3受光素子29によって第3DZ2B検出部103Aが、それぞれ構成されている。
図2に示すように、発光部22と受光部23の間にエレベータ乗りかご15の昇降方向Xに貫通した中空部31が形成されており、その中空部31の中を板状の遮蔽部材11が挿通するようになっている。
この遮蔽部材11は図1に示すように、エレベータ乗りかご15が上昇または下降する昇降路32の内側に突出するように、かつ、各着床階毎、すなわち各階の昇降口毎に設置されている。
図3は本実施形態で用いられる遮蔽部材11の拡大正面図で、前記各検出部101A〜103Aとの位置関係も併記している。
遮蔽部材11は例えば金属などの光遮断性の1枚の板状部材で構成され、エレベータ乗りかご15の昇降方向Xと直交する方向に沿って、図面の左側から順に、ドアゾーン検出領域部34、ドアゾーン上端−リレベリングゾーン下端検出領域部35、ドアゾーン下端−リレベリングゾーン上端検出領域部36に分けられている。
なお図3では、各検出領域部34、35,36の範囲を明確に表すため異なる斜線が施されているが、実際は連続した1枚の板状部材である。
これら各検出領域部34〜36は、エレベータ乗りかご15の昇降方向Xに延びている。そして前記ドアゾーン検出領域部34の下端34aから上端34bまでの長さ(幅)は、予め設定されているドアゾーン112の長さ(幅)に相当している。
前記ドアゾーン上端−リレベリングゾーン下端検出部領域部35の下端35aは予め設定されているリレベリングゾーン111の下端に相当し、上端35bは前記ドアゾーン112の上端34bと同じ位置になっている。
前記ドアゾーン下端−リレベリングゾーン上端検出領域部36の下端36aは前記ドアゾーン112の下端34aと同じ位置になっており、上端36bは前記リレベリングゾーン111の上端に相当している。
従って、前記ドアゾーン上端−リレベリングゾーン下端検出領域部35の下端35aからドアゾーン下端−リレベリングゾーン上端検出領域部36の上端36bまでの長さ(幅)は、リレベリングゾーン111の長さ(幅)に相当している。このリレベリングゾーン111は図3に示すように、ドアゾーン112の中間位置に設置されている。
そして前記光電式位置検出器10の第1DZ1検出部101Aはドアゾーン検出領域部34を、第2DZ2A検出部102Aはドアゾーン上端−リレベリングゾーン下端検出領域部35を、第3DZ2B検出部103Aはドアゾーン下端−リレベリングゾーン上端検出領域部36を検出するような対応関係になっている。
図1に示すように、エレベータ乗りかご15が上昇または下降する際、エレベータ乗りかご15上に設置されている光電式位置検出器10が、各着床階16に設置されている遮蔽部材11を光学的に検出することで、エレベータ乗りかご15の着床制御とリレベリング制御を行う。
また、エレベータ乗りかご側のCD(かご側ドア)14、および各着床階16毎に設置されているHD(乗り場側ドア)13を検出することで、CUMP(ドア開走行制止装置)の制御を行う。
エレベータ乗りかご15が上昇走行中、次の階床へ停止する場合、光電式位置検出器10が停止階へ設置されている遮蔽部材11を光学的に検出する。
光電式位置検出器10は、エレベータ乗りかご15の昇降動作に伴って、前記遮蔽部材11が光電式位置検出器10の内側中空部31に相対的に挿入されることにより、光電式位置検出器10が遮蔽部材11を検出する仕組みになっている。
図1に示すように、光電式位置検出器10と遮蔽部材11で特定距離感知装置12が構成されている。
次に、光電式位置検出器10による遮蔽部材11の検出動作について具体的に説明する。
エレベータ乗りかご15が上昇途中で、例えば図1や図3に示すように光電式位置検出器10がまだ遮蔽部材11に到達していない状態のときは、第1発光素子24、第2発光素子25ならびに第3発光素子26から照射された検出光30は遮蔽されないから、各受光素子27〜29(第1DZ1検出部101A、第2DZ2A検出部102A、第3DZ2B検出部103A)はON、ON、ONの状態になっている。
エレベータ乗りかご15がさらに上昇して、光電式位置検出器10が遮蔽部材11の前記下端34aならびに下端36aを通過すると、第1発光素子24ならびに第3発光素子26から照射された検出光30は遮蔽部材11で遮蔽され、第2発光素子25から照射された検出光30は遮蔽されない。
従って、各受光素子27〜29(第1DZ1検出部101A、第2DZ2A検出部102A、第3DZ2B検出部103A)はOFF、ON、OFFの状態に変化し、2つの第1受光素子27と第3受光素子29(第1DZ1検出部101Aと第3DZ2B検出部103A)にり、エレベータ乗りかご15がドアゾーン112に入ったことを検知することができる。
このようにエレベータ乗りかご15がドアゾーン112に入ったことを2つの第1DZ1検出部101Aと第3DZ2B検出部103Aで2重に検知することにより、例えば一方の検出部が故障していても他方の検出部で検知することができる。
さらにエレベータ乗りかご15が上昇して、光電式位置検出器10が遮蔽部材11の前記下端35aを通過すると、第1発光素子24、第2発光素子25ならびに第3発光素子26から照射された検出光30は全て遮蔽され、各受光素子27〜29(第1DZ1検出部101A、第2DZ2A検出部102A、第3DZ2B検出部103A)はOFF、OFF、OFFの状態になる。このように第2受光素子28(第2DZ2A検出部102A)がONからOFFに変化することにより、エレベータ乗りかご15がリレベリングゾーン111に入ったことを検知する。
前述の遮蔽部材11の下端35a(リレベリング下端部)より一定距離進んだ後に、エレベータ停止処理を開始して、目標である着床レベル17にエレベータ乗りかご15が停止する着床制御を行う。
図4は、エレベータ乗りかご15が着床レベル17上で停止している状態での光電式位置検出器10と遮蔽部材11の関係を示している。同図に示しているように各第1DZ1検出部101A、第2DZ2A検出部102Aならびに第3DZ2B検出部103Aが、リレベリングゾーン111内に入っている。
このようにしてエレベータ乗りかご15を着床レベル17上で停止した後、人がさらに乗ってエレベータ乗りかご15が下がり、エレベータ乗りかご15とホール側の着床レベル17に段差が生じること、すなわちエレベータ乗りかご15がリレベリングゾーン111より下がることがある。この場合、エレベータ乗りかご15の降下を第2受光素子28(第2DZ2A検出部102A)で検出して、着床レベル17に再度、床合わせするリレベリング制御を行う。
また反対に、エレベータ乗りかご15の停止後に、降りる人が多くてエレベータ乗りかご15が上がり、エレベータ乗りかご15とホール側の着床レベル17に段差が生じること、すなわちエレベータ乗りかご15がリレベリングゾーン111より上がることがある。この場合、エレベータ乗りかご15の上昇を第3受光素子29(第3DZ2A検出部103A)で検出して、着床レベル17に再度、床合わせするリレベリング制御を行う。
エレベータ乗りかご15が当該階に着床しないで上昇する場合、光電式位置検出器10は遮蔽部材11のリレベリングゾーン111を通過することにより、第3受光素子29(第3DZ2A検出部103A)がOFFからONに変わり、さらにエレベータ乗りかご15が上昇して、光電式位置検出器10が遮蔽部材11の上端34bならびに上端35bを通過することにより、受光素子27と受光素子29(第1DZ1検出部101Aと第3DZ2B検出部103A)もOFFからONに変わり、光電式位置検出器10が遮蔽部材11を通過したことが確認される。
図5は、本実施形態に係るCUMP(ドア開走行制止装置)の回路図である。
同図に示すように、各停止階床の乗り場にはドアの開閉を検出するHD(乗り場側ドア)スイッチ13Aが設置されており、このHD(乗り場側ドア)スイッチ13Aが押されることにより、HD(乗り場側ドア)信号入力13Bとして後述のUCMP制御部21に取り込まれる。
また、エレベータ乗りかご15の内側にはドアの開閉を検出するCD(かご側ドア)スイッチ14Aが設置されており、このCD(かご側ドア)スイッチ14Aが押されることにより、CD(かご側ドア)信号14BとしてUCMP制御部21に取り込まれる。
一方、光電式位置検出器10において、第1DZ1検出部101Aからの検出信号をDZ1信号101Bとして、UCMP信号入力部20を介してUCMP制御部21に取り込まれる。
また、光電式位置検出器10において、第2DZ2A検出部102Aからの検出信号をDZ2A信号102Bとして、さらに第3DZ2B検出部103Aからの検出信号をDZ2B信号103Bとして、UCMP信号入力部20を介してUCMP制御部21に取り込まれる。
さらに、光電式位置検出器10において、第2DZ2A検出部102Aからの検出信号をDZ1A信号104Bとして、また第3DZ2B検出部103Aからの検出信号をDZ1B信号105Bとして取り込まれる。
前記HD(乗り場側ドア)信号入力13B、CD(かご側ドア)信号14B、DZ2A信号102BならびにDZ2B信号103Bは、マイコン内論理回路で構成されているCUMP(ドア開走行制止装置)制御部21の論理回路信号に用いられる。一方、前記DZ1A信号104BとDZ1B信号105Bはリレベリング制御に用いられる。
前記光電式位置検出器10の第1DZ1検出部101Aにより、着床制御部18が構成されている。また、前記光電式位置検出器10の第2DZ2A検出部102Aならびに第3DZ2B検出部103Aにより、リレベリング制御部19が構成されている。
前記CUMP(ドア開走行制止装置)制御部21の出力指令により、電動機4の回路電源に接続するS(電磁接触器)接点7A(図1参照)のコイル7B、およびブレーキ6の回路電源に接続するBD(電磁接触器)接点8A(図1参照)のコイル8BをON /OFF制御することで、CUMP(ドア開走行制止装置)を実現している。
次にCUMP(ドア開走行制止装置)の具体的な動作を説明する。
まず、前記DZ2A信号102BあるいはDZ2B信号103Bの取り込みがあったかどうかをOR回路40で検知する。
ここで前記DZ2A信号102Bの取り込みがあったということは、図3に示す光電式位置検出器10の第2DZ2A検出部102Aが、遮蔽部材11のドアゾーン上端−リレベリングゾーン下端検出領域部35に入ったことを指している。また、前記DZ2B信号103Bの取り込みがあったということは、光電式位置検出器10の第3DZ2B検出部103Aが、遮蔽部材11のドアゾーン下端−リレベリングゾーン上端検出領域部36に入ったことを指している。
次にこのOR回路40の出力信号があり、かつ、前記DZ1信号101Bの取り込みがあったかどうかをAND回路41で検知する。前記DZ1信号101Bの取り込みがあったということは、光電式位置検出器10の第1DZ1検出部101Aが、遮蔽部材11のドアゾーン検出領域部34に入っていることを指している。
従って、前記DZ2A信号102BあるいはDZ2B信号103Bの取り込みがあり、かつ、前記DZ1信号101Bの取り込みがあったということは、光電式位置検出器10が遮蔽部材11のドアゾーン検出領域部34内に確実に入ったことを意味しており、前記AND回路41から出力があるとドアゾーン内にあると判定し、AND回路41からの出力がない場合にはドアゾーン外であると判定する。
次に、乗り場側ドア13の開閉を検出するスイッチ13AのHD(乗り場側ドア)信号13Bと、エレベータ乗りかご側ドア14の開閉を検出するスイッチ14AのCD(かご側ドア)信号14Bの両方の取り込みがあったことをAND回路42で検知する。さらに、このAND回路42の出力信号と、S(電磁接触器)コイル7Bの出力指令信号7Cの両方の信号が取り込まれているかどうかをAND回路43で検知する。
一方、前記AND回路41の出力信号と、S(電磁接触器)コイル7Bの出力指令信号7Cの両方の信号が取り込まれていることをAND回路44で検知する。
そして、ドアゾーン内外判定出力信号とHD(乗り場側ドア)13およびCD(かご側ドア)14の開閉判定出力信号をOR回路45とし、そのOR回路45からの出力値に基づいて、電動機4の電源用コイル7Bおよびブレーキ6の電源用コイル8Bへの電源供給、遮断を行うことでCUMP(ドア開走行制止装置)の動作を実現している。
つまり、CUMP(ドア開走行制止装置)制御部21において、ドアゾーン外、つまり遮蔽部材11のドアゾーン112の外に光電式位置検出器10があり、なおかつ、HD(乗り場側ドア)13およびCD(かご側ドア)14が開状態である場合には、電動機4の電源用コイル7Bおよびブレーキ6の電源用コイル8Bに電源が供給されない。そのため、各接点7A、8Aは開かず、ブレーキ6は開放されず、電動機4も駆動しないシステムになっている。
1:商用電源、2:コンバータ、3:インバータ、4:電動機、5:つり合いおもり、6:ブレーキ、7A:S (電磁接触器)接点、7B:S (電磁接触器)コイル、7C:S(電磁接触器)出力指令、8A:BD(電磁接触器)接点、8B:BD (電磁接触器)コイル、9: AVR、10:光電式位置検出器、101A:DZ1検出部、101BDZ1信号、102A:DZ2A検出部、102BDZ2A信号、103A:DZ2B検出部、103BDZ2B信号、11:遮蔽部材、111:リレベリングゾーン、112:ドアゾーン、12:特定距離感知装置、13:HD(乗り場側ドア)、13A:HD(乗り場側ドア)スイッチ、13B:HD(乗り場側ドア)信号、14:CD(かご側ドア)、14A:CD(かご側ドア)スイッチ、14B:CD(かご側ドア)信号、15:エレベータ乗りかご、16:着床階、17:着床レベル、18:着床制御部、19:リレベリング制御部、20:CUMP制御信号入力部、21:CUMP(ドア開走行制止装置)制御部、22:発光部、23:受光部、24:第1発光素子、25:第2発光素子、26:第3発光素子、27:第1受光素子、28:第2受光素子、29:第3受光素子、30:検出光、31:中空部、32:昇降路、34:ドアゾーン検出領域部、35:ドアゾーン上端-リレべリングゾーン下端検出領域部、36:ドアゾーン下端-リレべリングゾーン上端検出領域部、40:OR回路、41:AND回路、42:AND回路、43:AND回路、44:AND回路、45:OR回路、X:エレベータ乗りかごの昇降方向。

Claims (2)

  1. エレベータ乗りかごと、前記エレベータ乗りかごを昇降する電動機と、前記エレベータ乗りかごの昇降路内で各着床階の昇降口毎に設けた遮蔽部材と、前記エレベータ乗りかごに取り付けられて前記遮蔽部材を光学的に検出することで前記エレベータ乗りかごの位置を検出する光電式位置検出器を備えたエレベータ乗りかごの制御装置において、
    前記遮蔽部材が1枚の部材からなり、
    前記エレベータ乗りかごの昇降方向に延びて、ドアゾーン下端とドアゾーン上端を有し、エレベータのドアゾーンを検出するためのドアゾーン寸法に設定されたドアゾーン検出領域部と、
    前記エレベータ乗りかごの昇降方向に沿って、エレベータ乗りかごと前記着床階の段差を解消するために設定されたリレベリングゾーンの下端から前記ドアゾーン検出領域部のドアゾーン上端と同じ位置まで延びたドアゾーン上端−リレベリングゾーン下端検出領域部と、
    前記エレベータ乗りかごの昇降方向に沿って、前記ドアゾーン検出領域部のドアゾーン下端と同じ位置から前記リレベリングゾーンの上端まで延びたドアゾーン下端−リレベリングゾーン上端検出領域部を、前記エレベータ乗りかごの昇降方向と直交する方向に並べて設け、
    前記光電式位置検出器は、
    前記ドアゾーン検出領域部のドアゾーン下端ならびにドアゾーン上端を検出する第1検出部と、
    前記ドアゾーン上端−リレベリングゾーン下端検出領域部のリレベリングゾーン下端ならびにドアゾーン上端を検出する第2検出部と、
    前記ドアゾーン下端−リレベリングゾーン上端検出領域部のドアゾーン下端ならびにリレベリングゾーン上端を検出する第3検出部を有し、
    前記ドアゾーンの下端を前記第1検出部ならびに第3検出部で検出し、
    前記ドアゾーンの上端を前記第1検出部ならびに第2検出部で検出し、
    前記リレベリングゾーンの下端を前記第2検出部で検出し、
    前記リレベリングゾーンの上端を前記第3検出部で検出する構成になっていることを特徴とするエレベータ乗りかごの制御装置。
  2. 請求項1に記載のエレベータ乗りかごの制御装置において、
    前記エレベータ乗りかごに設置されている乗りかご側ドアの開閉を検出する乗りかご側ドアスイッチと、
    前記各着床階に設置されている乗り場側ドアの開閉を検出する乗り場側ドアスイッチを有し、
    前記光電式位置検出器の第1ないし第3検出部からの検出信号と、前記乗りかご側ドアスイッチからの開閉信号と、前記乗り場側ドアスイッチからの開閉信号に基づいて、前記乗りかご側ドアおよび乗り場側ドアが閉じる前にエレベータ乗りかごが昇降したときにエレベータ乗りかごを制止するドア開走行制止用制御部を設けたことを特徴とするエレベータ乗りかごの制御装置。
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